JPH10505569A - エレベータかごの取付け、バランス装置及びそれらの方法 - Google Patents

エレベータかごの取付け、バランス装置及びそれらの方法

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JPH10505569A
JPH10505569A JP8508767A JP50876796A JPH10505569A JP H10505569 A JPH10505569 A JP H10505569A JP 8508767 A JP8508767 A JP 8508767A JP 50876796 A JP50876796 A JP 50876796A JP H10505569 A JPH10505569 A JP H10505569A
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elevator car
car
adjustable
balancing
connector
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JP8508767A
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ジェイ. エリクソン,リチャード
スショドルスキー,ティー.トーマス
キウ,ミングラン
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • B66B11/0226Constructional features, e.g. walls assembly, decorative panels, comfort equipment, thermal or sound insulation

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 エレベータかごを取付け、バランスさせるための方法及び装置が開示されている。昇降路内に設置され、複数のケーブルが取付けられているエレベータかごを取付け、バランスさせるための方法は、次のステップ、すなわち、2つの調節モードの自由度を有する上記エレベータかごに取り付けられる調節自在コネクタを与えるステップと、上記かごの下側の所望する位置に上記コネクタを位置決めするステップと、上記複数のケーブルを上記調節自在コネクタに連結するステップと、上記エレベータかごの下側に取り付けられた調節自在ウエイトにより上記エレベータかごをバランスさせるステップと、を有している。下部に複数のケーブルが取り付けられているエレベータかごを取付け、かつバランスさせるための装置は、(1)上記かごに取り付けられた2つの調節モードの自由度を有する調節自在コネクタと、(2)上記エレベータかごの下部に取り付けられ、かつ、上記かごをバランスさせるために使用される調節自在ウエイトを有している。

Description

【発明の詳細な説明】 エレベータかごの取付け、バランス装置及びそれらの方法 発明の背景 1. 技術分野 本発明は、概ねエレベータの設置に関するものであり、より詳細には、特にエ レベータかごをバランスさせる装置及びその方法に関する。 2. 背景技術 典型的なエレベータシステムは、駆動綱車によって昇降路内を駆動されるエレ ベータかごと、カウンタウエイトと、を有している。複数の昇降用ロープは、上 記かごと、上記カウンタウエイトと、を連結しており、これらのロープは、上記 かごから上記昇降路の頂上にある上記綱車へと延び、かつ、上記カウンタウエイ トへと下がって行くようになっている。上記かご及び上記カウンタウエイトが、 上記昇降路の対向する端部にあり、かつ、上記昇降用ロープが、このためにほと んど一方の側にある場合には、上記昇降用ロープは、上記駆動綱車に加えられる 重量のかなりの部分を占めることになる。上記昇降用ロープの重量を打ち消すた めに、上記かごから上記昇降路の下側へと下がって行き、その後上記カウンタウ エイトまで上に延びた複数の補償用ロープを使用することが知られている。上記 補償用“ロープ”は、用途に応じ、実際にはケーブル又はチェインと されている。チェインは、走行距離が短いエレベータに使用されている。 トラベリングケーブルは、また、上記かごに取り付けられている。トラベリン グケーブルは、複数の電源ラインと、連絡用ラインと、を一つの束として束ねた ものを含んでおり、この束は、上記昇降路の固定された位置と上記かごの間に延 びている。上記補償用ロープ及びラベリングケーブルは、取付け後、上記かごの 固定された位置に取り付けられる。 上記エレベータの取付中には、上記エレベータかごは、確実に上記エレベータ を適切に運動させ、かつ、上記エレベータの乗り心地を最適化させるように、バ ランスを取る必要がある。上記かごに正確に位置決めして上記補償用ロープ及び 上記トラベリングケーブルを取り付けることは、上記バランスかプロセスにおけ る重要な部分となっている。上記エレベータかごをバランスさせるための方法の 一つとして、複数の従来の締付け具により、かごと分離したかご枠にウエイトア ッセンブリを取付ける方法を挙げることができる。それぞれのウエイトは、かご と分離した上記かご枠部材に沿って配設され、かつ、プレートと、複数のボルト 及びスプリングワッシャを用いて固定されている。設置者は、彼らが必要と考え る位置に上記ウエイトを位置決めし、バランスさせるため、上記かご枠部材へと 上記プレート及びワッシャを用いて締付けし、続いてバランスのチェックを行う 。 このバランスシステムの欠点は、上記ウエイトを、上記かごの下にある上記か ご枠部材に取り付けるのが煩雑であることにある。特 に、上記設置者は、それぞれのウエイト及び上記プレートを同時に保持又は支持 している必要があり、さらにはそれぞれのウエイトのための上記締付け具をネジ 止めする必要があるためである。上記システムの別の欠点は、上記すべてのウエ イトが、上記かごにバランスチェックを受けるまでには固定されていなければな らない点にある。上記バランスが最初に正確でない場合には、上記複数のウエイ トは、ボルトを取り外して(又は上記ボルトは、少なくとも緩めなければならな い)、再度位置決めする必要がある。実際のところ、上記ウエイトのボルト止め 、ボルト取り外し、移動及び再度のボルト止めは、上記プロセスの間に何度も行 われる。当業者によれば、これらのことは時間を浪費し、しばしば不正確となる こともあることが理解されよう。 発明の開示 従って本発明は、現場において、上記かごと、上記カウンタウエイトとを、バ ランスさせるのを容易にするエレベータかごバランス技術に関する。 また、本発明の別の目的は、上記補償用ロープ及びトラベリングケーブルを、 現場で上記かごに取付を容易にするためのエレベータかご取付技術を提供するこ とに関する。 さらに本発明は、上記補償用ロープ又はチェイン及びトラベリングケーブルの 寿命を最大化させることを目的とする。 また、さらに本発明は、エレベータかごの下側に補償用チェイン又はロープ及 びトラベリングケーブルを調節自在に取り付けるため の方法を提供することを目的とする。 本発明によれば、エレベータかごを取付け、また、バランスさせるための方法 及び装置の双方が開示される。かごにケーブルが取り付けられているエレベータ かごを、昇降路内に取付けかつ、バランスさせる方法は、次のステップ、すなわ ち、上記エレベータかごに2つの調節モードの自由度を有する調節自在のコネク タを取り付けるステップと、上記かごの所望する下側位置に上記コネクタを位置 決めするステップと、上記調節自在コネクタに上記ケーブルを取付けるステップ と、上記エレベータかごの下側に取り付けられている調節自在なウエイトで上記 エレベータかごをバランスさせるステップと、を有していることを特徴とする。 また、下部に複数のケーブルが取り付けられるエレベータかごを取付け、かつ バランスさせるための装置は、(1)上記かごに取り付けられた2つの調節モー ドの自由度を有する調節自在コネクタと、(2)上記エレベータかごの下部に取 り付けられ、かつ、上記かごをバランスさせるために使用される調節自在ウエイ トを有している。 さらに本発明によれば、上記調節自在ウエイトは、別の支持体が無くとも上記 かごの下側からつり下げ自在な形状とされている。 本発明を用いることによって、いくつかの効果が発揮される。例えば、本発明 は、上記補償用ロープ及びトラベリングケーブルを取り付ける際に、取付具のい くつかのオプションを与えることができることにある。特に、所定の状況では、 上記かごの上記プラットホーム支持かご枠の異なった位置に取り付けられている 調節自在の複数のコネクタを使用して、バランスさせることが効果を有すること もある。本発明は、上記取付具を位置決めし、また、手作業に最も適するように 上記補償用ロープ及び上記トラベリングケーブルを取り付けることを可能とする ものである。例えば、油圧エレベータにおける機械室の位置は、その作業に応じ 異なる。調節自在なコネクタによれば、上記機械室位置に拘わらずに油圧式エレ ベータのトラベリングケーブルの取付を容易にすることができる。 当業者によれば、また、これら補償用ロープ及びトラベリングケーブルは、自 然曲がり半径を有していることが理解されよう。ここで、上記自然曲がり半径と は、上記ロープ両端が上に持ち上げられ、上記ロープ又はケーブル本体が、自由 につり下げられ、かつ、180°で折り返される場合に、上記ロープ又は上記ケ ーブルが、自然になす半径をいう。すなわち、上記ロープ又はケーブルの長さが 十分の場合に、上記ロープの両端が持ち上げられると、上記ロープ又はケーブル は、その自然曲がり半径よりも自然には小さな曲線とはならないものである。上 記ロープやケーブルをそれらの自然な曲線で懸垂させることの効果としては、上 記ロープ又はケーブルにおける応力及び歪みを最小化させ、従って、上記ロープ 又はケーブルの寿命を延長させることができるという効果を有する。上記ロープ 又は上記ケーブルをそれらの自然曲線となるように懸垂させることの別の効果は 、上記ロープ又はケーブルを互いに上記昇降路内に取り付ける際に、絡まり合わ ないようにする効果を有する。 調節自在のウエイトを使用することは、上記かごをバランスさせるための、簡 単で、また、かつ、廉価な方法を提供することができることになる。上記バラン スウエイトは、上記かごの下側に自由な 状態でつり下げられているので、現場作業者は、上記ウエイトをその場所に締付 けするに先立ち、それぞれの調節自在ウエイトの効果を適正化させることができ る。加えて、上記作業者等は、必要に応じてそれぞれのウエイトを容易にスライ ドさせることができ、また、それらを一つの締付け具で固定することができる。 従って、補償用ロープ又はトラベリングケーブルの位置を変化させる必要があれ ば、上記かごは、容易に再度バランスさせることが可能となる。加えて、本発明 の上記調節自在ウエイトは、エレベータかごの上記下側に着脱させる際に、多数 の部品の取り外しを必要としない。実際、上記プロセスは、一方の手を使用する のみで行うことができ、上記バランス作業をより容易とし、その利便性を高める ことができる。 本発明の上記特徴及び効果については、後述する本発明の最良の実施態様につ いての詳細な説明及び添付の図面によってより詳細に説明する。 図面の簡単な説明 図1は、昇降路内のエレベータの斜視図である。 図2は、本発明の実施例におけるプラットホーム支持かご枠の斜視図である。 図3は、図2の部分断面図である。 図4は、図3の部分断面図である。 図5は、図2の部分断面図である。 図6は、図5の部分断面図である。 発明の最良の実施形態 図1を参照すると、エレベータは、建物の昇降路内で所定の複数の限界点の間 を移動するエレベータかご10と、カウンタウエイト12と、を有している。上 記かご10は、かご枠14と、上記かご枠14に取り付けられたかご室16と、 を有している。上記エレベータかご10及び上記カウンタウエイト12は、複数 の昇降用ロープ18によって連結されている。上記昇降用ロープ18は、上記か ご10から上方向に延びて駆動綱車(図示せず)を回り、上記カウンタウエイト 12まで下げられている。一本以上の上記補償用ロープ20は、上記かご10か ら上記昇降路内において下げられており、また、上記昇降路を上記カウンタウエ イトに向かって上に戻って行くようになっている。トラベリングケーブル24の 一端は、また、上記かご10の下側に取り付けられている。上記トラベリングケ ーブル24の他端は、上記昇降路内の固定位置27に取り付けられている。 図1に示されている上記昇降用ロープ18と、上記補償用ロープ20と、上記 トラベリングケーブル24はすべて、上記かご10の上記かご枠14に取り付け られているプラットフォーム支持かご枠28に取り付けられている。上記かご枠 14は、上わく34によって頂部が連結され、また、セーフティプランク36に よって底部が連結された対となった垂直なわく32を有している。上記プラット ホーム支持かご枠28は、図2に示されているが、このかご枠は、前部部材38 と、対となった中間部材40と、後部部材42と、対となった側部部材44と、 を有している。本発明をより良く説明す るために、図2には、プラットホーム支持かご枠28自体を、上記プラットホー ム支持かご枠28を下から見た斜視図として示している。上記前部部材38と、 上記後部部材42と、複数の中間部材40は、“C”形状の断面を有している。 複数の小さな開口46(図5参照)が、上記“C”形状断面に切り込まれており 、調節自在なウエイト48の追加及び取り外しが、後述するようにして行われる ようになっている。上記前部部材38と、上記後部部材40と、上記側部44部 材は、互いに定法により取り付けられている。 調節自在コネクタ 上記プラットホーム支持かご枠28は、さらに、調節自在コネクタ50を有し ていて、上記補償用ロープ20及び上記トラベリングケーブル24(図1)を、 上記プラットホーム支持かご枠28へと連結させている。それぞれの調節自在コ ネクタ50は、図2〜図4に示されているように、“C”形状のビーム52と、 プレート54と、から構成されている。上記複数のビーム52は、中間部材40 と上記フロント部材38又は上記後部部材42のいずれかの間に延びている。強 化用フランジ56(図3)は、“C”形状の上記ビーム52のそれぞれの端部に 取り付けられている。複数の上記強化用フランジ56は、上記“C”形状ビーム 52の上記開口を覆うように適合されており、上記ビーム52の下側部分の回り において屈曲して、補助的な支持体となっている。図2には、3つの調節自在コ ネクタ50が、上記プラットホーム支持かご枠28に取り付けられていることが 示されている。図3及び図4に示されている市販のレ ールクリップ58は、用途に応じ、それぞれのビーム52を上記中間部材40の うちの一つ及び上記前部部材38又は上記後部部材42の一つへと取り付けるた めに用いられている。特に、レールクリップ58は、従来の締付け具60を用い て上記ビーム52のそれぞれの端部下側に固定されている。 それぞれのビーム52に連結されているプレート54は、上記ビーム52に沿 って位置を可変とできるようになっている。それぞれのプレート54(図3参照 )の開口62は、締付け具(図示せず)を収容して、上記補償用ロープ20(図 1)又は上記トラベリングケーブル24を、上記プレート54へと固定させるた めのものである。上記プレート54は、フック付きフランジ64を有しており、 このフランジ64は、上記ビーム52の頂部に係合されている。クランプアッセ ンブリ66は、上記プレート54をビーム52に取り付けている。上記クランピ ングアッセンブリ66(図4参照)は、“L”形状のブラケット68と、ボルト 70と、戻り止め六角ナット72と、から構成されている。上記“L”形状のブ ラケット68は、上記ビーム52の上記“C”形状の断面内側に位置決めされて いるとともに、上記プレート54に上記ボルト70と、ナット72によって固定 されている。上記プレート54は、上記ビーム52の長さにわたってスライド自 在にされていて、正確な位置を出せるようにされている。上記ビーム52の上部 リップと、下部リップとは、上記“L”形状ブラケット68が、上記“C”形状 ビーム52の外側にスライドして出てしまわないようにしている。 調節自在ウエイト 図5及び図6を参照すると、調節自在ウエイト48は、上記プラットホーム支 持かご枠28に取り付けられていて、上記かご10の重心をシフトさせており、 上記レール76(図1)に対して上記エレベータかご10の重量をバランスさせ ている。上記ウエイト48の数と、寸法とは、それぞれのかご10の重量特性に 依存する。エレベータかご10を適切にバランスさせるのには、全部でおよそ2 00〜400ポンドを要する。 ぞれぞれの調節自在ウエイト48は、まず、上記小さな開口46から上記前部 部材38と、上記後部部材42又は上記中間部材40の上記“C”形状へとスラ イドでき、続いて横方向にスライドするような、上記“C”形状部材38,40 ,42の上記フランジ部を収容するようになったスロット77を有している。言 い換えれば、上記“C”形状部材38,40,42の構造及びスロットが形成さ れたウエイト48により、上記ウエイト48が、上記部材38,40,42によ って支持され、かつ、横方向へと自在に移動して上記バランスプロセスを容易に するようになっている。それぞれの調節自在ウエイト48は、ロッキングボルト 78を収容するためのタップされた開口を有している。締付けされた際には、上 記ロッキングボルト78は、特定の位置に調節自在なウエイト48を固定してい る。 操作 図1を参照すると、上記エレベータかご10を最初に取り付け及 びバランスさせる際には、上記補償用ロープ20及びトラベリングケーブル24 の長さは、上記ロープ20又はケーブル24が、上記昇降路内のいかなるかご/ カウンタウエイト位置においても、いかなる曲げ又は応力を受けないような充分 な長さとされている。この目的は、それぞれのロープ20又はケーブル24が、 上記かご/カウンタウエイトの移動の複数の限界位置において、それらの自然な 曲線を描くようにすることにある。一度適切なそれぞれの長さが確立されると、 それぞれの調節自在コネクタ50は、上記ロープ20又はケーブル24が、取り 付け前の上記補償用ロープ20及びトラベリングケーブル24の自然な曲線を維 持するような位置に位置決めされる。 図3及び図4を参照すると、それぞれの調節自在コネクタ50の位置は、上記 ビーム52を上記中間部材40及び上記前部部材38又は上記後部部材42のう ちの一つに連結している上記レールクリップ58を、まず、緩めることで調節さ れる。上記ビーム52が適切に位置決めされると、上記レールクリップ58が締 付けされ、上記ビーム52をその位置に固定する。次いで、上記プレート54は 、上記ビーム52に対して上記クランピングアッセンブリ66(図4参照)を緩 めることで位置決めされることになるが、このクランプアッセンブリ66は、上 記プレート54を上記ビーム52に取り付けているとともに、適切な位置にまで 上記ビーム52に沿って上記プレート54をスライドさせるようになっているも のである。上記クランピングアッセンブリ66が再び締付けられると、上記プレ ート54は、その位置に固定される。上述した調節自在コネクタ50 の全位置決めプロセスは、所定の実施例において用いられている各コネクタ50 について繰り返し行われる。すべての調節自在コネクタ50が、それらの位置に 固定されると、上記補償用ロープ20及びトラベリングケーブル24は、それぞ れのプレート54に連結される。 上記補償用ロープ20と上記トラベリングケーブル24の上記エレベータかご 10への連結に際して、上記かご10の重心は、中間からずれがちとなる。従っ て、調節自在ウエイト48が、図5及び図6に示されているように、上記かご1 0のバランスさせるために使用される。上記調節自在ウエイト48は、上述した ような方法で上記小さな開口46を介して上記プラットホーム支持かご枠28に 、付け加えられ、取り外しされ、また、位置決めされる。所定の実施例において 必要とされる上記ウエイト48の数は、バランスさせるべき荷重に依存している 。また、上記補償用ロープ20又はトラベリングケーブル24の位置決めがかわ る場合でも、容易に調節することができる。 当業者によれば、上記補償用ロープ20とトラベリングケーブル24とを、上 記プラットホーム支持かご枠28上の固定されたヒッチ位置に固定することは最 も難しいことであることが理解されよう。上記補償用ロープ20と上記トラベリ ングケーブル24と、を調節自在に位置決めする理由のうちの一つは、上記補償 用ロープ20及びトラベリングケーブル24が、自然な半径において、又はでき る限りそれに近づけてつり下げるようにすることができる効果を挙げることがで きる。上記補償用ロープ20及びトラベリングケーブル 24とを、調節自在に位置決めする別の理由は、上記ロープ20及びケーブル2 4が互いに絡まる可能性を最低にする位置につり下げることができるようになる ことを挙げることができる。 本発明の別の効果は、上記エレベータかご10をバランスさせるのに使用して いる上記調節自在ウエイト48を配列させるには、上記一つのロッキングボルト 78(図5及び図6)が必要なことから生じる。上記調節自在ウエイト48は、 他の支持体無く自由につり下げられており、その位置に固定するには一つのボル トのみを必要とするので作業者は、上記ウエイトを片手で位置調節することがで きる。これによって、上記作業者は、上記ウエイト48を装着及び調節する双方 、及び上記エレベータかご10のバランスを図ることがより容易となる。 上記調節自在ウエイト48のさらなる効果は、その設計の簡単さにより生じる 。上記調節自在ウエイト48は、他の支持体無く上記プラットホーム支持かご枠 部材38,40,42につり下げることができるような形状とされている。この ことによって、さらに別の部品が必要とされないので、上記調節自在ウエイト4 8の取付のコスト及び複雑さが低減される。また、このことにより、現場作業者 が、上記ウエイトをその場所に固定させるようにボルト止めする前に、上記かご に支持される全ウエイトを用いて上記かご10のバランスを試験する機会を得る ことができる。 本発明は、その最良の実施例をもって説明を加えてきたが、当業者によれば、 形態及び細部にわたった種々の除外、変更、付加が、本発明の範囲及び趣旨内で 行うことが可能である。例えば、上記プ ラットホーム支持かご枠20の上記前部部材38と、上記後部部材42と、上記 中間部材40とは、“C”形状断面とされ、上記調節自在ウエイトと上記調節自 在ビーム52の上記強化用フランジ56を収容するようにされている。このかわ りに、これらとは別の形状のオス形状及びメス形状を使用することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キウ,ミングラン アメリカ合衆国,インディアナ 47401, ブルーミントン,エリストン ドライブ 1504

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. エレベータかごにケーブルをつり下げて取り付ける方法であって、 該方法は、 エレベータかごに取り付けられ、2つの調節モードの自由度を有する調節自在 のコネクタを用いるステップと、 所望する位置に前記調節自在コネクタを位置決めするステップと 前記調節自在コネクタに前記ケーブルをつり下げて取り付けるステップと、を 有することを特徴とする方法。 2. 前記エレベータかごにケーブルをつり下げるための方法であって、前記調 節自在コネクタは、前記かごのプラットホーム支持かご枠に取り付けられている ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 前記エレベータかごにケーブルをつり下げるための方法であって、前記プ ラットホーム支持かご枠は、 “C”形状の断面形状を有する前部部材と、 “C”形状の断面形状を有する後部部材と、 それぞれが“C”形状断面を有する複数の中間部材と、を有していて、 前記調節自在コネクタは、前記前部部材又は前記後部部材のうちの一つと前記 中間部材の一つとの間に配設可能であり、かつ、それらの間を横方向に移動自在 とされていることを特徴とする請求項2 に記載の方法。 4. 前記エレベータかごにケーブルをつり下げて取付るための方法であって、 前記調節自在コネクタは、 取付時に前記前部部材又は前記後部部材のうちの一つと前記中間部材の一つと の間に延び、かつ、横方向に移動自在のビームと、 前記ケーブルをつり下げて取付けるための手段を有するプレートと、を有し、 前記プレートは、前記ビームに沿って、取付時に前記前部部材又は前記後部部 材のうちの一つと前記中間部材の一つとの間において移動自在とされていること を特徴とする請求項3に記載の方法。 5. ケーブルがつり下げられたエレベータかごをバランスさせるための方法は 、 前記エレベータかごに取り付けられ、かつ、2つの調節モードの自由度を有す る調節自在コネクタを与えるステップと、 前記調節自在コネクタを所望の位置に位置決めするステップと、 前記調節自在コネクタに前記ケーブルをつり下げて取り付けるステップと、を 有することを特徴とする方法。 6. 前記エレベータかごをバランスさせる方法は、さらに、 調節自在ウエイトを与えるステップと、 前記かごの重心を調節するための前記ウエイトを位置決めするステップと、を 有することを特徴とする請求項5に記載の方法。 7. 前記エレベータかごをバランスさせる方法であって、前記調節自在コネク タ及び前記調節自在ウエイトは、前記プラットホーム支持かご枠に取り付けられ ていることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8. 前記エレベータかごをバランスさせるための方法であって、前記プラット ホーム支持かご枠は、 “C”形状の断面形状を有する前部部材と、 “C”形状の断面形状を有する後部部材と、 それぞれが“C”形状断面形状の複数の中間部材と、を有しており、 前記調節自在コネクタは、前記前部部材又は前記後部部材と前記中間部材の間 又は対となった前記中間部材の間に位置決めされ、それらの間を横方向に移動自 在とされていることを特徴とする請求項7に記載の方法。 9. 前記エレベータかごをバランスさせるための方法であって、前記調節自在 コネクタは、 取付時に前記前部部材又は前記後部部材のうちの一つと前記中間部材の一つと の間に延び、かつ、横方向に移動自在のビームと、 前記ケーブルをつり下げて取付けるための手段を有するプレートと、を有し、 前記プレートは、前記ビームに沿って、取付時に前記前部部材又 は前記後部部材のうちの一つと前記中間部材の一つの間において移動自在とされ ていることを特徴とする請求項8に記載の方法。 10. 前記エレベータかごをバランスさせるための方法であって、 前記調節自在ウエイトは、 “C”形状チャネルのフランジ部を収容し、前記かごに前記ウエイトを保持す るように配置させるような形状づけられたスロットを有することを特徴とする請 求項9に記載の方法。 11. 前記エレベータかごをバランスさせるための方法であって、前記調節自 在ウエイトはさらに、前記スロット内にまで延び、かつ、ネジ形成部材を収容す るようになったネジの設けられた開口を有していて、前記ネジ形成部材は、前記 スロット内にまでネジ止めでき、前記“C”形状チャネルの前記フランジ部に対 して前記ウエイトを、前記チャネルに関して固定するようになっていることを特 徴とする請求項10に記載の方法。 12. エレベータかごにケーブルをつり下げて取り付けるための装置であって 、該装置は、 前記エレベータかごにかご室を取り付けるための支持プラットホームと、 前記エレベータかごに、前記支持プラットホームを取付け、かつ、2つの調節 モードの自由度を有する調節自在コネクタと、を有することを特徴とする装置。 13. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記プラッ トホーム支持かご枠は、 “C”形状の断面形状を有する前部部材と、 “C”形状の断面形状を有する後部部材と、 それぞれが“C”形状断面形状の複数の中間部材と、を有しており、 前記調節自在コネクタは、前記前部部材又は前記後部部材と前記中間部材との 間又は対となった前記中間部材との間に位置決めされ、それらの間を横方向に運 動自在とされていることを特徴とする請求項12に記載の装置。 14. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記調節自 在コネクタは、 取付時に前記前部部材又は前記後部部材のうちの一つと前記中間部材の一つと の間に延び、かつ、横方向に移動自在のビームと、 前記ケーブルをつり下げて取付けるための手段を有するプレートと、を有し、 前記プレートは、前記ビームに沿って、取付時に前記前部部材又は前記後部部 材のうちの一つと前記中間部材の一つとの間において移動自在とされていること を特徴とする請求項13に記載の装置。 15. つり下げられたケーブルを有するエレベータかごをバランスさせるため の装置であって、該装置は、 前記エレベータかごに取付けられ、かつ、2つの調節モードの自由度を有する 調節自在コネクタを有することを特徴とする装置。 16. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、該装置はさ らに、 前記かごの重心を調節するように位置決めされる調節自在ウエイトを有するこ とを特徴とする請求項15に記載の装置。 17. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、該装置はさ らに、 前記エレベータかごのかご室を保持させるためのプラットホーム支持かご枠を 有しており、 前記調節自在コネクタ及び前記調節自在ウエイトは、前記プラットホーム支持 かご枠に取付けられていることを特徴とする請求項16に記載の装置。 18. エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記プラットホ ーム支持かご枠は、 “C”形状の断面形状を有する前部部材と、 “C”形状の断面形状を有する後部部材と、 それぞれが“C”形状の断面形状の複数の中間部材と、を有しており、 前記調節自在コネクタは、前記前部部材又は前記後部部材と前記中間部材との 間又は対となった前記中間部材との間に位置決めされ、 それらの間を横方向に移動自在とされていることを特徴とする請求項17に記載 の装置。 19. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記調節自 在コネクタは、 取付時に前記前部部材又は前記後部部材のうちの一つと前記中間部材の一つと の間に延び、かつ、横方向に移動自在のビームと、 前記ケーブルをつり下げて取付けるための手段を有するプレートと、を有し、 前記プレートは、前記ビームに沿って、取付時に前記前部部材又は前記後部部 材のうちの一つと前記中間部材の一つとの間において移動自在とされていること を特徴とする請求項18に記載の装置。 20. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記調節自 在ウエイトは、 “C”形状チャネルのフランジ部を収容し、前記かごに前記ウエイトを保持す るように配置させるような形状づけられたスロットを有することを特徴とする請 求項19に記載の装置。 21. 前記エレベータかごをバランスさせるための装置であって、前記調節自 在ウエイトはさらに、前記スロット内にまで延び、かつ、ネジ形成部材を収容す るようになったネジの設けられた開口を有していて、前記ネジ形成部材は、前記 スロット内にまでネジ止めでき、前記“C”形状チャネルの前記フランジ部に対 して前記ウエイトを、 前記チャネルに関して固定するようになっていることを特徴とする請求項20に 記載の装置。
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