JPH10504730A - コラーゲン処置装置 - Google Patents
コラーゲン処置装置Info
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Abstract
(57)【要約】
レーザによって発生させられた波長帯域が1.80から2.55ミクロンのコヒーレントエネルギーで照射されることによるコラーゲンの組織の制御された熱収縮のための装置と方法。眼科的な角質の再成形に対する特有の応用が記述されている。コヒーレントな赤外線エネルギーの適用によるコラーゲンの組織の収縮方法において、収縮の温度のしきい値は、加熱の前に組織に対してリゾチームのような試薬を適用することにより実質的に減少させられる。前記方法は眼科学において、特に角膜の形状の変形に役立っており、角膜のコラーゲンのシールドを媒体および試薬および混合された麻酔薬の伝達材として用いることにより促進される。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称: コラーゲン処置装置
発明の背景
コラーゲン結合組織は人体の至る所に存在し、他の組織には見られないいくつ
かの独特な特徴を示す。それは、外皮の伸縮性と同様に、筋骨格系の結合性や粘
着性、内蔵の構造的完全性を供給する。
ほとんどの人体の内皮線状構造は特別な機能目的のコラーゲンコアを持つ。コ
ラーゲンコアは眼の水性濾過系の小柱網および心弁と同種の構造に存在する。太
い血管の壁は靭帯骨付着および長骨への腫質筋付着をもつコラーゲンの完全性を
共有する。眼の角膜は、(角膜の全厚みの約90%を占める)角膜支質を含むコ
ラーゲン結合組織の特有な例であり、前記角膜支質は、高水分(約70%)とた
んぱく質およびムコ多糖の低量(約8%)で交差方向性をもつ個々のシートもし
くはコラーゲン層の高い透過性を特徴とする。
分子間架橋結合により、コラーゲン結合組織は高引張力および実質的な弾性力
の物理的特性を有する。この組織の細胞外基質は、複合高分子、厳重な酵素によ
るコントロールの下で存在するいくつかの特別な反応を含む生合成から構成され
ている。例えば、架橋結
合は、銅依存酵素リシルオキシダーゼによって促され、熱および光子の輻射のよ
うなエネルギーの様々な種類と同様にβ−アミノプロピオニトリルのような化学
薬品によって抑制される。このように、コラーゲン結合組織の量は結合組織要素
の合成および分解との間の正確な均衡に依存している。
温度が60℃から70℃(通常の体温よりも約30℃の増加)に上昇する時、
既知のコラーゲン繊維の水−熱収縮の特性は、他の人体組織には見られない独特
な特徴のうちの一つである。温度上昇はコラーゲン超微構造の安定架橋結合を破
壊し、結合組織の構造的完全性を変化することなく、個々の繊維の径を増加する
時、もとの直線寸法の約3分の1の繊維で即座の収縮を引き起こす。
本発明は、人体内での多数の非破壊で有益な構造変化および治療を供給する為
に、コラーゲン繊維の制御された線縮小、もしくは収縮をもたらす方法および装
置に関する。本発明は人体でのコラーゲン組織の変更に応用でき、眼の角膜の屈
折障害の治療に関して記述している。
これらの応用は既存の文献でいくつか取り上げられてきたが、既知の技術は、
安全で予知可能な治療方法として、コラーゲンの特質を効果的に使用するための
適切な基準を供給していない。
角膜は、眼の水晶体から網膜の光高感度レセプタに送られる入光線に、多数の
眼の屈折もしくは収束力を供給する層構造である。外側表面から内側表面への角
膜層は、外皮,ボーマン膜,交差方向性をもつコラーゲンリボンもしくはシート
の比較的厚い中心支質,デスメ膜,そして内皮を含む。未だかつて行われていな
い試みは、制御され予測可能なコラーゲン収縮および結果として角膜の形状の変
更および屈折効果の調整を、隣接する層に損傷を与えずに達成することである。
視覚欠陥の矯正のために、角膜を再形成するという初期のアプローチは、熱を
支質コラーゲン繊維に送るために、加熱されたプローブを角膜外皮にあてること
を含んでいた。この熱角膜形成、もしくはTKPとよばれる技術は、温度が、コ
ラーゲン加熱の有益な効果が望まれる支質内よりも外角膜層で最も高くなってし
まうという欠点があり、実質的に成功しなかった。最も深刻で支障をきたす問題
は、熱分解とこの膜中の残存する結果をもち、角膜外皮およびその基底膜の回復
不可能な損傷にあった。このことは欠陥的な外皮付着および再発する角膜外皮浸
食を引き起こす。
先の研究での角膜支質問題に対して、ここで開示している望ましい方法は、中
支質で最高収縮温度を、角膜の内表面上のデセメ膜および内皮の単一層で最低収
縮温度を得ることである。熱プロファイルは、望まし
い収縮を得るための3重螺旋コラーゲン領域の共有結合を不安定にする(もしく
は分子間水素結合を分裂させる)ために、そして角膜実質細胞に外傷を起こさず
、もしくはコラーゲン原繊維の特質を失わないように、5℃から7℃内の狭い頂
点温度内で制御されなければならない。この分野でこれまで試みてきた熱外傷は
、急性炎症反応を引き起こし、変性されたコラーゲンを取り除いたり、また酵素
リシルオキシダーゼに促された所で新しく作られた、コラーゲンの沈着および続
いて起こる架橋結合により特徴づけられる。
外傷後の新成熟コラーゲンによる収縮されたコラーゲン繊維をすばやく取り替
えることは、望ましい角膜再構造を逆転させるという好ましくない状態になる。
外傷がない場合に、タイプIコラーゲンの半減期は実験動物の生存と一致するこ
とが明らかになっている。
しかしながら、先行の研究は、外傷に係わるコラーゲン原繊維の取り替えおよ
び結果として起こる炎症反応がない場合に、角膜の反曲を長引かせ持続させるた
めの適度な熱プロファイルを非外傷性にする重要性を考慮していなかった。
内皮単一層への損傷は、最高温度が角膜内でかなり後部にある場合が、最も深
刻な問題である。この最も重要な角膜層の性質に影響をもたらす要因は、生存内
皮細胞の絶対数およびこれらの細胞の形態を含む。
外皮細胞とは異なり、内皮細胞は外傷が起きた場合、取り替えができない。細胞
成形(ポリメガシズムとプレオモフイズム(polymegathism and pleomorphism)
が内皮細胞密度よりもこの層の機能的保存により緊密に関連するが、どちらの場
合にせよ、持続性水腫,水疱性角膜症および角膜の透過性損失が生じ、結果的に
複雑になる、と提言する研究がいくつかある。
内側および外側の隣接する角膜層での許容範囲内で低い温度を維持している間
、支質に対する最高温度を制限することは、先行技術で認識されている。
例えば、米国特許第 4,326,529号および第 4,381,007号は、冷却食塩水で外側角
膜表面を刺激する間、無線周波数加熱を使用することを明らかにしている。
しかしながら、その技術に関して刊行された報告は、手術後2カ月までの毛様体
痙攣および変動角膜力(局所ヒステリシス)に関して記述している。すべての患
者は支質に処置後の傷跡が残り、誘起された平坦部も長く続かなかった。
眼科医用の実用ツールとしてレーザを使用するようになったことで、視覚欠陥
を治療するための角膜形成変化の手段としてコヒーレントエネルギーを使用する
研究が始まった。本発明に直接関連はないが、そのような応用が米国特許第 4,4
61,294号で明示されており、その中では、放射状角膜切開術と呼ばれる技術にお
い
て、レーザを輻射状の角膜損傷を残す組織破壊(奪格光分解)ツールと提言して
いる。
角膜コラーゲン収縮ツールとしてレーザを使用することは、文献にも明示され
てきたが、透過性を失わずに予想可能な組織の再構造を供給する間、角膜外皮に
組織壊死をもたらさない実質的な装置に関しては文脈に明示していない。このよ
うに、既知の技術は、組織壊死を起こさず、相対的なエネルギー配分と同様な照
射方法およびエネルギー水準を繰り返す(動物研究により示されているように)
、長期の永久的角膜反曲をもたらす処置に関して明示していない。
文献によると、吸収係数を的確に選択し、角膜表面で熱除去をすることで、適
切な温度プロファイルが角膜内で得られる(支質内で高温で外皮および内皮で低
温)、と提言している。これらの研究の結論は、吸収係数が処置を施すのに19
0cm-1範囲内でなくてはならず、さらにこれによって、波長範囲は2.6もし
くは3.9ミクロンに制限され、そのような波長を持つレーザの商業的入手は不
可能である。この適切な熱プロファイルが波長に唯一依存しているという結論は
、不完全なものであり、他の波長領域における研究に歯止めをかけるものである
。さらに、初期の研究では、角膜支質の吸収係数が水の吸収係数にかなり近似し
ていると不正確に仮定され、そう信じられている。
本発明により、吸収係数および前面熱除去に加え、エネルギーの形状に時間を
かけることは、角膜における熱プロファイルに重要な影響をもたらすことが認識
されている。特に、パルスもしくはバースト方式エネルギーを使用して、適切な
温度プロファイルがかなり低い吸収係数(15−120cm-1)で得られ、今日
の技術で入手可能な1.80−2.55ミクロンの範囲内で作動するレーザを使
用することが可能となった。この方法は、不適切な熱プロファイルによる外傷を
引き起こさず、照射パターンおよびエネルギー密度に関連する屈折力で、少なく
とも2から13ジオプトリに対応変化することが得られる。この方法は、角膜彎
曲での同様な変化が、同様なパターンおよび照射レベルで観察されたという点で
繰返し可能な方法であることが分かっている。重要な誘発された結果は、角膜コ
ラーゲンの半減期が乱されないという証拠を加えて、追跡研究で続けられてきて
いる。
私の米国特許第 5,137,530号および米国特許第 4,976,709号の全開示は文献に
よりここに引用され、コラーゲン組織の制御収縮を達成するための方法および装
置に関して記述している。これらの先行の発明は、人体の多くの部分でのコラー
ゲン収縮の応用であり、特に、屈折誤差の治療のために眼の角膜の形を制御し変
化をもたらす眼科処置に有用である。
(上記の)文献に引用されている出願および特許に詳細に記述されているよう
に、現在の望ましいコラーゲン収縮技術では、約1.80から約2.55ミクロ
ンの波長範囲でレーザコヒーレントエネルギーを使用するか、約15から120
cm-1の範囲でコラーゲン吸収係数に対応する波長のコヒーレント赤外線エネル
ギーを使用する。そのようなエネルギーでのコラーゲン照射は、コラーゲンを収
縮させるために、通常の体温よりも上の少なくとも23℃までコラーゲン温度を
上昇させるように制御される。
私の文献の先行開示で説明されているように、眼の角膜コラーゲンを収縮させ
る際の重要な要因は、角膜支質への、特に、角膜の外皮および内皮への過度の組
織破壊を引き起こす温度上昇を避けることである。コラーゲン収縮が起こるしき
い値温度の低下は、組織破壊温度の上昇を防ぐ安全追加手段となり、それが本発
明の目的とするところである。
発明の要約
本発明は、約1.80から2.55ミクロンの赤外線波長範囲内で、特に望ま
しくは、2.0から2.2ミクロンの範囲内でのレーザコヒーレントエネルギー
を使用することでコラーゲン結合組織の収縮することに関し、前記波長は、ホル
ミウムを添加したイットリ
ウムリチウム弗化物(YLF)もしくはイットリウムアルミニウムガーネット(
YAG)結晶レーザのような個体装置によって発生される。この種のレーザは比
較的コンパクトで作動しやすく、隣接する組織に損傷を与えたり、破壊すること
なく、これらの波長のスペクトル吸収係数に基づいたコラーゲン組織内で、最適
に吸収されたエネルギーを発生することが可能である。
眼科学的観点からいうと、本発明は、視覚誤差もしくは欠陥の治療としてコラ
ーゲンを収縮させ角膜を再成形するために、前述した特徴を持つレーザを使用し
たレーザ角膜形成に関する。照射およびそれに伴う角膜支質の加熱前に、目標と
する角膜治療の再成形を得るために、治療する角膜の輪郭を精密に測定し、加熱
する角膜領域を特定し計算する。
角膜支質へのエネルギー照射のタイミングは、一般的に支質の中央および前部
分で温度が最大になる角膜内温度プロファイルを達成する重要な要因であり、そ
の間、支質の前側および後側の角膜組織層での温度の上昇は安全で外傷を及ぼさ
ない程度に抑えられる。前記エネルギーは支質内に正確に最高温度をあてるため
に、1秒以内、好ましくは約100ミリ秒(パルスもしくはバースト方式)で照
射されなければならない。これらの技術によって、15−120cm-1の通常の
範囲の比較的低吸収係数で、1.80−2.55ミク
ロン幅の照射波長を使用することが可能となった。
本発明は、収縮のしきい値温度を下けることで、コラーゲン組織へ試薬を適用
した後、コヒーレント赤外線エネルギーを適用することでコラーゲンを収縮する
過程に関する。現在の好適な試薬は、ヒアルウロニダーゼおよび(特に)リゾチ
ームである。それに続く約10℃から12℃のしきい値温度の低下により、より
低いエネルギーレベルが使用可能となる。赤外線エネルギーは、好ましくは約1
.8から約2.55ミクロンの範囲の波長で作動するレーザによって供給される
。
本発明は、角膜形状の変化が眼の屈折誤差治療に作用するという観点から、眼
への応用に特に関連して記述している。この応用において、試薬は麻酔薬と混合
され、その混合物はその後角膜に適用されるコンタクトレンズのような角膜コラ
ーゲンシールド内に浸み込ませる。前記混合物が角膜に吸収された後、レーザエ
ネルギーが、角膜支質に熱を与え、それにより望ましい収縮および形状の変化を
得るために、好ましくは繰り返し異なる角膜領域に適用される。
図面の簡単な説明
図1は、眼の正面断面図である。
図2は、角膜の略図的な断面図である。
図3は、本発明の装置のブロック図である。
図4は、入射光の波長の関数として蒸留水の吸収の係数を示した図である。
図5は、角膜内での温度の上昇を示す図である。
図6は、光学伝達システムのブロック図である。
図7a−図7cは目に試薬または薬品を適用する代表的な手段を示す略図であ
って、図7aは連続的灌注装置、図7bは周期的灌注装置、図7cはエアロゾル
装置を説明する図である。
図8a−図8dは試薬または薬品を眼に適用する手段を図示したものであり、
図8aは眼の角膜の上にソフトコンタクトレンズか角質のコラーゲンシールドが
配置される場合を示し、図8bは湿潤された外科用ガーゼが同様に眼の角膜の上
に配置される場合を二次元的に示し、図8cは湿潤されたスボンジ同様に眼の角
膜の上に配置される場合を二次元的に示し、そして図8dはまぶたか結膜嚢に配
置される膜または水溜装置を二次元的に示している。
図9は、試薬または薬を結膜嚢内に注射する状態を示す説明図である。
好適な実施形態の詳細な説明
本発明は、人間の角膜の形状の修正にレーザ角膜成形(以下LKP)システム
について述べるが、この発明思想は、人体の他の部分のコラーゲンの収縮に適応
することができる。このLKPの応用は、熱のフィールドを角質支質の目標の部
分に閉じ込め、近接する支質に過度に適用され敏感な組織での温度の上昇による
組織の損傷の可能性を避けるという意味において、この用途は発明のもっともや
り甲斐のある用途であると言える。
眼の解剖学上の構造を瞥見すると、図1は眼10の正面断面図を示し、眼は前
方の中心部に略球面形状であり、透明である角膜11を持っており、「眼球」の
残余の部分は白い、不透明な強膜12であり角膜に接続され結合されている。眼
の光に敏感な網膜13は強膜の内面の後面から前面にかけて延長し、脳に延長す
る視覚神経14に結合させられている。
角膜の後に小帯靭帯17に支えられた水晶体レンズ16があり、このレンズは
目を様々な距離にある対象に焦点合わせを可能にする形状の変化が可能である。
虹彩18は角膜とレンズの間に位置させられており、レンズの前側の空間を前眼
房20と後眼房21に分けており、それら透明で水状の液である房水により満た
されている。前記レンズの後の空間は房水と呼ばれる透明なゲルのような物体2
2により満たされている。
図2は、すでに簡単に論じられた角膜の様々な層を示すための角質の横断面の
拡大略図である。最外側の、または最前の層は上皮25(典型的には約50ミク
ロ
ンの厚さで全体の角質の厚さの約10%)およびその基本的基底膜である。次の
層はボーマンの膜26(人間の目での10−13ミクロンの厚さ)であって、こ
の膜は非再生的な膜である。角膜の主要部(全体の厚さの約90%)は支質27
でコラーゲン材料の透明なシートからなる。支質はデスメ膜28(厚さ約5−1
0ミクロン)に裏づけられており、そして最も奥の、または後の層は内皮29で
あり、約4−5ミクロンの厚さの平らにされた細胞であり非再生的な膜である。
角膜の幾何学的な形状は複雑であるが、それは近似的には同心的でかつ球面で
あり、典型的なものは、外側の面すなわち前側の面の約8mmの曲率半径を持っ
ている。この値は強膜の平均の曲率半径より小さく、強膜に関して角膜は膨らま
された外観を呈することになる。角質の直径(最大の弦)で約11mm角質の全
体の厚さは角膜の中心で約0.55mmである。
構造の観点から、角膜の特徴は、下記のような角膜の特質を具体化した解析モ
デルによって予測されるであろう:
a. 角膜は、薄く形成されたドーム形状の殻で周辺を強膜により支えられ、
そして内部には前眼房の中の均一に分布する眼房液の均一な液圧が分布している
。
b. 60℃以上に加熱された角膜の殻の領域また
は部分は当初の長さの約30%コラーゲン層の支質の収縮が予想される。
c. 角膜の殻はその液体の圧力を受ける後ろの面が、実質的にその当初の外
径を維持できる程度の十分な弾性を持っており、そして屈折率の調整に最大の効
果のある前面において収縮により誘発された外径の変化を起こさせることが理論
づけられている。この効果は、コラーゲンの支質の前の部分に対してのみに収縮
を生成する支質の温度上昇を閉じ込めることによってより高められる。
眼の屈折力の約3/4は角質の彎曲によって決定されるから、人間の眼の光学
システムのこの要素の形状の修正は屈折誤差の補正に強力な道具を供給すること
になる。角膜の曲率の半径を増大させることは、遠視(遠眼)を矯正し、このパ
ラメータの減少は近視(近眼)を矯正する。適切にパターン化された角質の収縮
エネルギーの適用は乱視の誤差の矯正に効果がある。
レーザ角膜成形術による視覚欠陥の矯正のためには、まず、現存する視野と角
膜の形状または等高線を、(図3に示す)眼の子午線に沿って輪郭の決定ができ
る市販の角膜マッピングシステム33を使用して測定する必要がある。この情報
は、角膜の屈折力の欠点を矯正するために角膜のどの部分に収縮をさせるべきか
の
命令を前記コンピュータ35(前述の角膜の殻の特性に基礎を置く)によって発
生させられる基礎となる。残る仕事はコントローラにおいて安全に望まれた温度
上昇を成しとげることである。
レーザは医学の分野で、局部的な組織の加熱のために制御され焦点合わせがさ
れた放射エネルギーを適用するために有効な手段であり、眼科学(例えば網膜の
修復),および他の特殊な分野、例えば、婦人科および耳鼻咽喉科で用いられて
いる。用途によるが、これらの装置は電磁波の可視光帯域または赤外線または紫
外線領域のコヒーレントエネルギーを発生する。しかしながら、これらの適用の
大部分は光凝固,切開,穿孔,その他の組織の破壊的処置に向けられる。
本発明における要望は、コラーゲン組織の選択された領域を収縮レベルまで加
熱するが、目的の部位および回りの組織を損傷または破壊しないことである。光
分配装置のレーザは、角膜マッピングまたは等高線計測システムと一体に設けら
れ、レーザ出力のコンピュータ制御を可能とするとともにリアルタイムまたは略
リアルタイムで角膜の再成形の進展をモニタできることが好ましい。
コヒーレント輻射エネルギーの対象の温度上昇への変換は、ほぼ対象組織の物
理的パラメータである光学吸収係数に依存し、それは波長によって変わる。近赤
外線における角膜組織の吸収係数はほぼ水と同じであることが既に提唱されてい
る(マインスター,マーチン エイ、「赤外線レーザの眼科学的応用−熱につい
ての考察」(ジャーナル オブ インベスティゲーション オブ サルモロジィ
1979年;18:414を参照)。この係数の波長の依存はすでに公表され
ており、図4は波長に対して吸収の係数(水)をプロットした教科書の図表であ
る。
発明者の研究は、コラーゲンの吸収係数はある部分において正確に水のそれと
は対応しないという知見に基づくものであり、波長が1.80から2.55ミク
ロンのレーザの使用においては、コラーゲンの吸収係数は15cm-1−120c
m-1であることを確認した。低い吸収係数に対応する波長の部分は、不十分な中
間支質の加熱に対応する。高い吸収係数に対応する波長は、温度プロファイルの
頂点を前方向に押し出し上皮の損害の危険性をもたらす恐れがある。
2.0から2.2ミクロンの波長でコヒーレント輻射が使われることが好まし
い。この波長領域のコヒーレント輻射は、前述したホルミウムのドープのYAG
かYLFの結晶の固体のレーザ36により発生させることができる。これらのレ
ーザは機械的にも光学的にも比較的簡単で容易に動作させることができる。
これらの固体レーザは、先に提案されているアルゴ
ン,クリプトン,HClおよび、2倍周されたCOレーザのような気体のレーザ
より優れている。アルゴンおよびクリプトンレーザは必要とされるレベルのパワ
ーを発生させることができない。HClの気体レーザは大きな実験室用の装置で
あって大量のガスの消費と真空下での大量の流れ率を創造し、揮発性のガス反応
生成物を化学的に削り落とす主要なサブシステムを必要とする。2倍周されたC
Oレーザは大嵩で、要求される出力レベルでの倍周用の非線形結晶が開発できる
か疑問がある。
本発明の基礎となる開発は、約0.5ジュールのエネルギーレベルで約2.1
ミクロンで作動するレーザによる0.10秒の持続時間のパルスで、人間の角膜
のコラーゲンの組織を照射する実験を含む。予想される角膜の支質の収縮は、角
膜の透明さの損失なしで、そして上皮,ボーマンの膜または角膜支質の下側の層
に対する損害なしで発生した。
支質より前の角膜の層の保護は、わずかに低い表面の温度と上皮の上の通常の
涙の層により行われる。この保護は発光の間に角膜の上に不活性気体か液体の流
れを形成することにより増大させられる。角質の表面から熱を伝導することのた
めの他の技術は高い熱の伝導性および熱容量を持っているサファイアのような材
料によるコンタクトレンズ「窓」を適用することであ
る。
図5は、2.1ミクロンの固体レーザを用い角膜の1.5mmの半径の部分を
0.1秒間,約0.5ジュールのエネルギーが角膜に入射するように照射し、そ
の間角膜の表面を流れ灌注を行った場合の角膜の厚さに沿って計算された温度プ
ロファイルである。注目すべき特徴は希望する頂点の温度が前側支質(支質の横
断面中央の線の直前)について閉じ込められていることであり、図5に示されて
いるように隣接する角膜の層は組織の損傷を受けるまで加熱されていないことで
ある。
鍵となる目的は、角膜の透明度を保ち、角膜上皮と内皮中に破壊的な温度の発
生を防止しながら、角膜中に収縮を発生させる23℃の温度上昇を達成すること
である。この目的は、推奨されたコヒーレントな波長(および関連する吸収係数
)を毎平方cmあたり100ジュール迄の適当なエネルギー密度を持つものを使
用し、比較的短い持続時間(バーストまたはパルスモードまたは連続波ゲート)
0.010から1.0秒、好ましくは約100ミリ秒の幅で用いることにより達
成される。好ましくは、高い出力で短い持続時間のパルス(低い出力で、長い露
出時間に変えて)が眼の中での熱損失を極小にして必要な温度上昇を得て、眼に
は全体として低いエネルギーを供給するために用いら
れる。
前述した熱除去機構(例えば冷却ガスの吹きつけ)が動作するために十分な時
間が得られないから、極めて短い高エネルギーの単パルスは、過度の上皮加熱を
招く。一方長い持続時間のパルスは目的の伸縮部位から過度の導伝熱発散を招く
。現在好ましい「露出時間」は、収縮パターンの各要素、あるいは点あたり10
0ミリ秒のエネルギー伝達時間とすることである。
現在まで行われた実験の試みは、直径が約0.25から2.0mmの小さい円
である一連の点での支質の領域で、一定の距離を保たせられ離されたものに温度
上昇用のエネルギーを適用することを含んでいる。これらの点のパターンは必要
とされる屈折の補正の種類に依存する。例えば、角膜の処置されない中央円の部
分から延長する点の半径方向のスポークは近視の矯正に効果がある。角質の中央
に置かれた点で打たれた円状のパターンは遠眼の矯正に使われる。子午線の上の
ひとつ以上の点の直線アレイは乱視の矯正のために使われる。これらのパターン
は目の視覚の中心軸に対する収縮のエネルギーの適用を避けている。
この処置方法は、環状の点の「縫われた」パターンでの熱収縮の適用に限定さ
れない。例えば、もしエネルギーが一連の時間の離れた点で適用されれば、個々
の点は環状である必要がなく、長方形の、または他の
点の形状が望まれる収縮効力を達成するために使われる。収縮エネルギーの適用
は、細い線または矩形もしくは他の形状を形成する線のパターンも光学的に可能
である。このように、例えば、熱エネルギーの適用は円形やドーナツ状にするこ
とがあり得る。
特定の処置のプログラムを計画する際に、収縮輻射のパターンを決定のために
エネルギー密度を考慮することは有益である。実験の結果は、エネルギー密度が
毎平方センチメートルにつき約100ジュールまでが、支質の中に希望する熱プ
ロファイルを形成し、支質に隣接する組織層に過度の加熱を行わないことを示し
ている。選ばれたエネルギーのパターンによるが「ショット」当たりのエネルギ
ーは典型的には約0.01から5.0ジュールの範囲である。
エネルギーを、収縮が求められる支質の領域の各々に温度上昇用のショットが
複数回適用されることも本発明の範囲に含まれる。これにより、いくつかのケー
スでは、支質内での温度上昇のプロファイルをより正確に制御できる。例えば、
2または3個のエネルギーパルス(それぞれの約5から10ミリ秒持続)は、約
50から200ミリ秒のパルス間隔をもって適用されるであろう。
本発明は、熱による外傷およびコラーゲンの凝縮および、その結果現れる好ま
しくない組織の炎症的応答
なしで制御された支質間の収縮を達成するものである。炎症応答(先行技術の研
究で問題になった特質)を避けることは、視力の欠陥の修正のための角膜の形状
変更を径年的に持続させるという重要な要素である。
全体のシステムは異なった形式をとることができるが、図6に示す一つの配置
は低出力の照準用のレーザ、眼の好ましくない動きの検出手段および種々の関連
する制御や表示をふくむ光伝達システムのブロック図である。処置の前、間、ま
たは後で角膜の屈折の特性の測定は角膜等高線測定装置により行われる。そのよ
うな装置は、ヒューストン,テキサスのアイシス(EyeSys)研究所から「角膜の
解析システム」として発売されている。
この形式の角膜測定システムは、典型的には、カラーテレビジョンCRTスク
リーンを輪郭データの表示のために利用することができ、かつ対応するデータを
プリントアウトして利用できるようになっている。これらのシステムは、乱視の
軸および好ましい角膜の子午線およびデジタルまたは疑似カラーで屈折率をジオ
プトリーでまたは曲率半径(代表的にはミリメートル)で特定できる。データ取
得用の光学系は、好ましくはレーザ伝達システムのスリットランプ台に角質の表
面からおよそ3インチの動作距離で位置させられている。
これらのシステムは調節可能な測定領域(例えば、
0.8mmから7mm,42.5ジオプトリー面)をもち、選ばれた前測定領域
でプラスマイナス1/4ジオプトリーの分解をもっている。データ処理の時間は
速く(プリントアウトかスクリーン表示の時間は測定から20秒の範囲)、略実
時間であり、像の減算演算のルーチンは処理前および後のデータを比較すること
により角膜治療のための屈折の変化を速く計算することができ、ディスプレイを
可能にする。この無接触測定システムは角膜の表面の品位に影響を与えることな
く、像の減算の技術および他のエネルギー適用後の測定のために必要とされる角
膜の凸レンズ鏡の質に影響を与えない。
前述したレーザ露出パラメータを用いる前述のレーザ熱角膜成形術は、角膜の
前側および中間の支質内に、コラーゲン筋源繊維攣縮のための理想的な熱プロフ
ァイルを提供するものである。このプロファイルは、通常の生理学の温度より2
5℃から30℃高いものと規定される一方、上皮および内皮では実質的に正常な
生理学の温度が維持されている。
コラーゲンはその安定状態では代謝的に安定であるとみなされており、本発明
による過程において熱的に誘発された収縮が起こるが温度上昇は外傷性炎症が起
きる臨界値以下である。外傷を発生させないので、コラーゲン再成形形状は長期
の安定性を示すと確信する。
一型のコラーゲン分子は300nmの3重螺旋が67nmの非螺旋結合により
接続されたものから成り立っている。個々の筋源繊維分子の制御された収縮は、
希望された大きさと弧の曲率の変形に対応するパターンの露出が必要である。
角膜の曲率半径の増大は眼のシステムの焦点距離の効果的な短縮となる一方、
半径の減少または角膜を急勾配にすることは焦点距離の増大となる。近視の矯正
は半径の増加により、遠視の矯正は角膜の曲率の半径を減少させることにより行
われる。角膜の乱視は近視の子午線を平にすることによって変更される一方、こ
の再彎曲に対する直角方向で反対の効果が得られる。
この熱による角膜成形術の過程は、それ故に、前後方向における最適熱プロフ
ァイルを要求するだけではなく、しかも屈折の誤差の修正に効果があり、角膜の
表面の平面の露出のパターンが望まれる大きさの弧の変化に適合することを要求
する。
実験動物の研究により近視,遠視,乱視誤差の曲率修正を行う幾つかの露出のパ
ターンについて確認された。
2〜3mmの中心のレーザのスポット露出は、エネルギーレベルおよび露出の
係属時間に依存して0.5から18ジオプトリーの曲面の角膜半径の最大の平坦
化に寄与している。過渡的な支質のくもりが発生するが、エネルギーの適用後、
48時間以内に減衰する。
視覚の軸での露出を避けるために、さらに二つの平坦化のためのパターンが確
認された。これらのパターンまたはアレイのそれぞれは3mmの眼の中央領域を
残している。
あるアレイは6から8本の対称的な放射パターンをもち、各々は点を0.5m
m間隔で設けてある。このパターンで10ジオプトリーの平坦化が得られている
。
さらに他の最も好ましいパターンは中心の3mmの領域を除いた0.5mmの
露出の円周状の分布である。全く霞が現れず、15ジオプトリーまでの近視の補
正は多数パルスのレーザ照射で得られる。屈折の補正は18カ月を越える観察期
間中続いていた。炎症組織の応答は起きなかったので、再形成の形状は延長され
た相当な期間おそらく永久に持続するようだ。
視覚の軸から5mm離れた角膜の周辺での円周または包囲パターンの広い範囲
での険しくする矯正がなされる。同様の長期の持続が得られる。
子午線の方向の修正は、中心の光学領域の上と下の子午線方向の3mm離れた
平行線により得られ、各線は5または6個の個々の0.5mmの点照射を含む。
制御され、そして予知することができるコラーゲン収縮による形状修正をコラ
ーゲン繊維に照射により行う、新規で効果的なシステムの説明をした。角膜の変
更形状の技術として説明したが、このシステムは他の
コラーゲンへの応用があり、美容外科から欠陥のある心臓弁の修正または筋骨格
系の損傷に至るまで利用できると確信する。
間隙コラーゲン(一型)は連続3重螺旋の分子で300nmの長さのものから
成り立っている。親の分子はプロコラーゲンである。3重の螺旋は3個のポリペ
プチドの連鎖によって作られる。それぞれの連鎖は左巻きのポリプロラインII螺
旋を形成しそれは他の螺旋と相互作用しあって右巻きの超螺旋を形成する。
哺乳類コラーゲンは塩のような交叉結合を作るための極の横の連鎖に位置した
電気原子価と接近したペプチドグループ(水素結合)の間の同格の電荷によって
安定化されると考えられている。コラーゲンの非安定化はコラーゲンの繊維を固
めるアモルファス物質(グリコサミノグリンまたはコンドロイシン硫酸またはC
SAを含むGAG)の除去により引き起こされる。非安定化はまた螺旋からコイ
ルへの移行の原因となる分子間水素結合を割ることにより引き起こされる。
任意の連鎖間結合の相互作用を干渉するものは、不可避的に熱変換温度に影響
を与える。収縮の温度は、分裂的な傾向が密着の力を越える特定の時点と定義さ
れ、この温度を熱の単位体で表現されたコラーゲンの構造の安定の現実の測定と
する。
標準的な安定化されたコラーゲンの繊維は58℃か
ら60℃まで安定していて、収縮はおよそ60℃から70℃の間の小さい温度範
囲内で生ずる。しかしながら、大部分の形態の変化は開く前に分子内で起こる。
プリデナチュレイショナル(Predenaturational)移行は、熱量測定の測定によ
って観察され、分子は溶解温度より下の温度でのミクロの展開状態を包含する。
経年的なコラーゲンの繊維の上限の熱の安定性(Ts)の増加は、コラーゲン
構造の進行的な交叉結合での水素結合の数の増加により解釈される。これは進行
的な硬化症に関係している。正常な鍵コラーゲンは、皮膚のコラーゲン対応する
しきい値より2℃から4℃低い収縮しきい値温度を持っている。
超構造的な変化は熱収縮の温度よりも遙に低い点で起きるが、コラーゲン繊維
は頂点の光学的汚れの発生と偏向光学的分析により示される収縮の発生を示すそ
れらの温度Tsよりもかなり低い温度より遙に下の温度で延長された期間を保持
する。これは、熱の収縮の最も早いステージの間に、コラーゲンのミセル性の組
織の緩やかな、連続的な変化をしていることを示している。
透過偏光顕微鏡の使用により、通常の光顕微鏡では観測できない形態状の変化
と特性の変化を高い解像で観察できる。組織の複屈折は極微の組織切断片を、暗
いフィールドを得るために切断片の上に位置させられ
ている光学検光器に対して90度偏光した光で照射することによって検出される
。
熱の変更によって引き起こされたコラーゲン複屈折での強度および色の変化の
緩やかな減少を評価するこれらの技術は、組織の損害マーカーを連続して、そし
てコラーゲン超構造変化、螺旋からコイルへの移行および変性の間の温度範囲を
提供する。複屈折の変化のための熱の損害係数の知識は、この方法でのコラーゲ
ンの収縮の応用に線量計測モデルの開発は不可欠のものであった。
一方、これらの方法は概してコラーゲンの収縮を評価するために公表されてい
るが、屈折の変更の目的で角質の支質に対する応用は特殊なものである。安全で
効果的なコラーゲンの収縮で、例えば、角膜の彎曲の屈折の変更により治療の利
益を得るためには、収縮は熱の損害のしきい値より下で行われなければならない
。損害のしきい値を越えると二次の順位の破壊が生ずる。
最初の順位の損傷はコラーゲン(蛋白質)変性させることで、それは炎症応答
の刺激を与えマルチ潜在力を有する角膜実質細胞による損害を与えられた組織の
排除を招く。引き続く原繊維発生は予め処理された大きさの新しいコラーゲン繊
維を発生させ、望ましくない、望ましい屈折効果の後退につながる。第2の順位
の損傷は、デセメ膜の摺曲および内皮の破壊による慢
性的な病理につながる。
本発明は、レーザ誘発コラーゲン熱収縮における熱収縮温度および熱損傷温度
の間の安全の余白を増大させることを目的とする付加的な過程を含む。
コラーゲン結合組織の前処理において、化学製品か試薬がCSAおよび/また
は筋源繊維の水素結合に作用して熱安定性(Ts)とコラーゲンの熱収縮温度を
減少させる。そのような薬品の例としては、ヒアルロニダーゼ,リゾチームと塩
のような交叉結合を除去することによってCSAを分解するベータナフタレン硫
酸がある。これは収縮の温度を10℃から12℃減少させる。
尿素,塩化カルシウムの溶液および過ヨウ素酸はすべて水素結合を破壊し、そ
して、集中する状態で40℃も過度にしきい値の温度を低下させる。これは、い
うまでもなく水素結合の構成が繊維の安定性の決定に極めて重要なことを意味す
る。試薬の溶液は収縮温度を10℃から15℃程度、より控えめに減少させるの
に有効であると信じられている。
角膜は薬物の浸透に対して物理的な防壁を提供する。薬は拡散により角膜に浸
透するようであり、拡散の度合いは薬の濃度に対応している。角質の上皮は最初
の防壁であり薬は速くこの層に入らなければ洗われてしまう。細胞膜の脂質は上
皮の5層の細胞膜内に存在し
て薬の浸透を妨げる。上皮はまた薬の浸透力を遅らせる親水性の成分を包含する
。
角質のコラーゲン熱収縮温度(Ts)を試薬か薬によって下降させることを臨
床的に意味あらしめるためには、その薬が角膜に「生物学的利用可能性」の状態
で存在することである。ある薬品の生物学的利用可能性は、吸収された試薬の百
分率で定義される。生物学的利用可能性に加えて、考えられる他の重要なパラメ
ーターは、薬の「薬物動力学」である。これは患者の自分自身の組織が治療の応
答に影響を与える方法を指す。多くの因子はそれぞれのパラメーターを変化させ
、考慮の試薬の投与手段か手段の選択に終る。
関連する因子のなかには、薬の中の賦形剤または不活性な化合物、例えば希釈
液,潤滑剤,結合剤等であり、それらは生物学的利用可能性の重要な決定要素で
ある。分解の速度の変動もまた重要である。薬の溶液のpHはそれがイオン化さ
れているか、イオン化されていないかを決定する。イオン化されていない形態が
、より脂質の可溶性をもち、角質の上皮により良く浸透することができる。粘性
は薬−角質接触に影響を与えるであろう、そしてそのゆえにその生物学的利用可
能性に影響を与える。界面活性剤か洗剤は親水性でない薬品の溶解度を増大させ
るために使われる。浸透圧が涙に対する眼薬の活力の調整に付加されるであろう
。
涙液の量は、薬の集中に影響を与えるが、反射的な涙は事前に局部麻酔をする
ことにより極小化され薬吸収は角質の上皮を変化させることによって増大させら
れることができる。目の雫サイズおよび/またはプンクタル(punctal)閉鎖は、
より高い試薬の濃度が利用可能である。
試薬または薬は角膜に3つのモードの内の一つにより投与される:
(1)溶液,懸濁外用薬,粉末,粒状体または同等物の周期的または連続的灌注
(図7aおよび図7b),エアゾールのスプレイ(図7c),イオン浸透法また
は同等の方法;
(2)薬品の貯蔵物からの投与、例えば、ガーゼ(通常,正方形状で、押された
木綿)かスポンジのような薬で浸したスボンジ(図8b,図8c),試薬を浸し
た柔らかいコンタクトレンズ(図8a),高分子薬供給システム、薬を浸したコ
ラーゲンのシールド(図8a),リポゾーム,柔軟なカプセルかウエハースまた
は他の膜または貯蔵方式(図8d);および
(3)皮下注射(図9)。
これらの種々の典型的な投与方法で、液体、懸濁外用薬が最も普通に用いられ
る。懸濁液は投与の前に粒子が懸濁液の中に分散するように十分に振らなければ
ならない。
粉および周期的な灌注の組み合わせ、例えば、図7bの眼点滴44または試薬
溜40と図7aの灌注チューブ42はTsを低下させるために用いられる。図7
bに示されているように、周期的な灌注は、眼10に試薬を供給するために、試
薬溜46と圧力弁48をもつ眼点滴44が用いられる。これとは別に、そのよう
な周期的な灌注は同様の手動または自動の周期的滴下システムを用いても実現で
きる。図7aに示されているように、連続的な灌注は、試薬を重力または制御さ
れて供給する試薬溜40から灌注用のチューブ42によって眼10に導く。
これとは別に、そのような連続的な灌注は同様な連続的試薬供給系統で自動的に
または手動で達成できる。
同様に、エアロゾルを用いることができ、図7cに示されているように試薬に
とどく管54を含む試薬溜50およびエアロゾルの装置52の使用によって達成
できる。周期的な、または連続的な灌注、エアロゾル霧吹は、それぞれ試薬を5
分または試薬が角膜に十分に浸透するように使用されるべきである。周期的灌注
システム,連続灌注システムまたはエアロゾルの装置が使われるとき、試薬はま
ばたきの反射の前に適用されるべきだ。これとは別にまばたきの反射を抑制する
ために、用いることができ、これらのシステムのいずれかにより試薬を伝達でき
る。
イオン浸透法は、脂質の限定された溶解度をもつイオン化可能な薬の浸透を助
けるために歴史的な意味を持っている。この技術は、通常は薬の溶液の存在下で
強膜のコンタクトレンズに埋め込まれている一方の電極を角膜の上に配置するこ
とにより使用できる。他の電極は人体のどこかに配置される。イオン浸透法にお
ける、ある上皮の損傷は、前記電極,電流,典型的な麻酔薬,過強壮性溶液,お
よび非生理的pHに援助された薬浸透力によって引き起こされる。もし上皮が破
られれば、電流は支質の安定状態を変え、その結果Ts、さらに他の可変要素が
結果を不安定にする。
結膜下注射による投与ではまぶたの内部の線上につながる、結膜下、眼の「粘
液の膜」に浸透させるために図9の注射器64が用いられ、強膜および角膜の前
方の部分の上に折り曲げられ結膜下の組織に試薬を伝達する。注射器64は、針
66、典型的にはゲージ針25,試薬溜68および図9のプランジャ70(部分
的に示されている)を含んでいる。使用にあたり針66は図9の点線で示されて
いるように結膜下に近接して配置され、結膜下組織に侵入するように結膜下に向
かって圧力をかけ、溜68の中の試薬が結膜下組織に入るようにプランジャ70
を押し下げる。注射は通常は結膜下の強膜部分に向けられる。試薬の結膜下注射
のある側面例えば、患者の懸念,後続する炎症応答,
痛み,不便さや支出はこの方法の良い面から評価されるべきであろう。
すべての薬の貯留システムと装置が、他のものよりは効果的にTsを降下させ
る過程で支質に十分な試薬を提供するために効果があると考えられる。通常、図
8aのコンタクトレンズ56よりは小さく、図8bのガーゼや図8cのスポンジ
60は、試薬で(滴下により示されるように)浸されて、図8aの角膜11に近
接してまぶたの一方または両方に配置される。ガーゼ58はコットンもしくはセ
ルロースのような繊維材でできており、図8bのガーゼ58の内部で曲げられ、
重ねられた線で図示されている。スポンジ60はセルロースのような既知のスポ
ンジ材でできており、そのスポンジのような特性は、図8cのスポンジ60内部
にある空間および非空間で図示されている。ガーゼ58はしばしば正方形コット
ンであるが、図8aのコンタクトレンズ56に関して下記と同様な方法で隣接す
る角膜11に置くとき、それは角膜11の形状と実質的に一致する。同じく、ス
ポンジ60は、同様の方法で隣接する角膜11に置かれる時、角膜11の形状に
実質的に一致する。簡略化するために、ガーゼ58およびスポンジ60は2次元
で図示されているが、実際は、図8aにあるコンタクトレンズ56のような3次
元構造を持っている。
上記に記述された照射装置は非常に効果的であるが、図8dの膜装置62内に
含まれ、結膜の袋状の部分に置かれた薬は、あらゆる局所装置よりも多くの薬を
投与する。膜装置62は約5分間か、薬もしくは試薬が十分に角膜11に浸透す
るまで、結膜の袋状の部分に置かれる。これらの膜装置62の形状は、半円形の
薄い柔軟性のあるカプセルで、他の形も考えられるが、片方かもしくは両方のま
ぶた(通常、下側のまぶた)におかれる。膜の親脂性もしくは親水性の特質、空
孔の大きさおよび膜の厚さが薬の投与率を下げるが、そのような膜装置は他の物
理療法よりも利点をもつ。例えば、賦形剤は回避でき、涙のpHは降下されなく
、そして涙の洗浄は問題ではない。
合成リン脂質の小胞であるリポゾームは、角膜外皮細胞膜に吸収され、薬を直
接伝達する。リポゾームは特許協力条約の下で公告された国際特許出願の、ジョ
ン エイチ.クロウおよびルイス エム.クロウによる国際公告第WO 86/
03938号(国際出願日1986年1月8日)の1〜2ページに一般的に記述
されている。これらの2ページの全開示を、本参考文献としてここで引用する。
リポゾームの主な制限は、外皮に対して制限された結合力とその費用である。
図8aの親水性のソフトコンタクトレンズ56は、薬溜として有用であるため
、これまで使用されてきた。
効果的であるが、重合体薬伝達装置は、一般的にソフトコンタクトレンズ56よ
りも堅い。特に好適なものは、図8aの56にも示されているように、架橋結合
されたコラーゲンシールドであり、コンタクトレンズ56のように形成され、角
膜外皮を回復させるように促し、薬を伝達するという2つの役割を果たす。それ
らは角膜11の形状と一致するので、多様な基礎的な曲線は必要とされない。そ
れらはまた、生物分解性があり、その結果、薬溜の消散後、レーザ照射後の回復
期間中角膜を保護し、そして除去の必要がない。
図8aに図示されているように(小滴として示されている)、前もって浸され
たコンタクトレンズ56もしくはコラーゲンシールド56は、角膜の形状と実質
的に一致するように形成されており、患者の眼10の角膜11に接触して(1組
の矢印の方向に平行に)置かれる。ここにおいてさらに説明すると、患者のまぶ
たは、約5分間か試薬が十分に角膜11に浸透するまで、シールド上に閉じる。
理想的な装置は、プロパラカインのような局所麻酔の投与と、コラーゲンシー
ルド手段を使っての試薬の効果的投与とのセットで得られる。局所麻酔は外皮の
障壁を破り、同時にレーザ照射に対して知覚を鈍麻させるために使用される。こ
の方法により局所麻酔を投与することは、次の段階のレーザ照射を和らげるため
の知覚鈍麻を長引かせ、コラーゲンシールド手段により、外皮表面を保護し、そ
の露出を防ぐ。さらに、コラーゲン基質の熱収縮温度を下げるために、分子間に
不安定さをもたらす。このように、コラーゲン収縮は、かなり低いコヒーレント
エネルギーで効果的であり、このような低温では、高温時に必要な表面外皮を保
護するための角膜ヒートシンクは必要なくなる。
これらおよび他の可能性のある眼科薬投与装置および方法(ムコ接着重合体,
微粒子,リポゾーム,イオン浸透療法,眼フィルム,眼付着および角膜コラーゲ
ンシールドを含む)は、エー.ケー.ミトラの「眼科薬伝達装置」,58種の薬
および製薬科学シリーズ(1993年2月)に記述されている。制御された薬照
射装置の基礎および応用は、ジェイ.アール.ロビンソンおよびヴィ.エイチ.
エル.リーの「制御された薬伝達」,29種の薬および製薬科学シリーズ(第2
版)でさらに記述されている。
レーザ熱による角膜形成中、熱収縮温度の低下を滴定する効果的な手段は、カ
イロン(Chiron)やボシュロムといった会社から入手可能な眼科製品である角膜コ
ラーゲンシールドを使用することである。テトラカインのような局所麻酔薬およ
び適度な濃度の望ましいTs減少試薬の混合物で、この種のシールドを洗浄する
ことは、いくつかの明確な利点を生む。麻酔薬混合物に
よって、化学製品への機械的障壁である角膜外皮を通して、しきい値減少試薬が
浸透しやすくなる。同時に、角膜はレーザ熱による角膜形成処置を施す前に、麻
酔をかけられる。
角膜コラーゲン支質の接着剤を減少するために、リゾチームを使用することは
、同様に反応する試薬に比べ、いくつかの明確な利点を持つ。リゾチームは、涙
分泌液中に自然に生じるタンパク質で、眼外皮表面によりかなり許容される。リ
ゾチームは比較的低分子(約5倍の重さのヒアルウロニダーゼに比べて、約14
000の分子量)であり、麻酔薬装置に外皮をより容易に浸透させる。より効き
目のある濃縮の均衡は、それによって角膜支質のCSA内で維持される。
コラーゲンシールドは半透明なコンタクトレンズに似ており、人間の眼のコラ
ーゲン分子に似ているが、架橋結合されていない点で異なり、牛もしくは豚のコ
ラーゲンから作られる。シールドは外皮の癒しを促し、コヒーレントエネルギー
照射後の角膜を保護する。それは、照射処置中、ヒートシンクを潤滑させ供給し
、約12時間以内に生物分解する。
Ts減少化学薬品(尿素かリゾチームなど)を続けて投与することは、安全性
を考慮した望ましい熱幅を供給し、他の方法では付随する障害の危険性がないコ
ラーゲン収縮および屈折修正を確実なものとしながら、
低下された熱収縮温度に支質コラーゲンを次第に敏感にする。
実際に使用する際、コラーゲンシールドは、浅薄なプラスチックカップ(シー
ルド製造者により供給される)に置かれ、テトラカインもしくはプロパラカイン
のような眼科用の局所麻酔薬、約5mmで灌注し浸す。望ましいしきい値温度減
少試薬(例えばリゾチーム)を約5滴投ずることにより、そのカップが麻酔薬賦
形剤で約10パーセントの濃度になる。シールドは、シールドによって完全に吸
収し終わる約5分間、麻酔薬および試薬の混合物中に浸し続ける。
液体を含んで滑らかなコラーゲンシールドは、その後、ソフトコンタクトレン
ズを装着する方法と同様に眼の表面に入れられる。患者のまぶたは、麻酔薬およ
び試薬の角膜吸収が可能となる約5分間、シールド上に閉じたままの状態にする
。患者には、麻酔薬が眼の涙層に投与されるので、透明さに支障をきたす可能性
があることを前もって伝えられる。角膜吸収の段階が終了した後、患者は顎およ
び額を通常の生物顕微鏡の静止位置に置き、収縮を引き起こすレーザ照射処置が
始まる。
コラーゲンのシールドは全体の処置のプログラムでの多数の長所を供給する。
それは、試薬を「徐々に放出する」媒体として機能し、涙の層内に適当な濃度を
維持する。同様な「徐々に放出する」作用は、レーザ露出のあとで患者を鎮静す
るために長時間の麻酔時間(従来の典型的な適用時間から数時間長い時間)を維
持する。
シールドは、長いレーザ露出期間(麻酔によってまばたきは抑制されている)
中、角膜を湿潤し、もし長期間の麻酔にさらされることによる細胞の損傷が発生
したとすると上皮の再生を促進する。重大なことには、シールドはさらにレーザ
の露出の間に上皮の表面の温度上昇を最小限度に止めるヒートシンクとして働き
、ここで参考として引用されている開示のなかで角膜中間支質の前方における好
ましいピーク−温度プロファイルを維持する。前記シールドは12時間後に生物
的分解をし、その間包帯レンズと同様な作用をする。レーザ露出パラメータ(エ
ネルギーレベルと持続時間)は、角質のシールドによるエネルギー吸収が調整さ
れるから、全体の効果は好ましい収縮が角膜支質によって発生するような低いエ
ネルギーレベルが提供されることになる。すでに述べた試薬を使用することによ
り、しきい値温度は体温よりも11℃だけ高く、コラーゲンの変性またはコラー
ゲン内皮の損傷が発生する可能性のある温度よりかなり低い48℃に減少させら
れる。
完全な評価は済んでいないが、レーザの露出パラメータ(2.08ミクロンの
THC:YAGのレーザを
使用)は、1〜3パルス毎秒、パルス幅1〜8ミリ秒、およびエネルギーレベル
は25ミリジュールである。
哺乳類コラーゲンの後処理として、レーザ露出の後で薬剤の使用は収縮効果と
屈折の変更の促進となる。ベータ−アミノプロピルニトリルはそのような薬剤の
一つであって、それは銅−従属の酵素リシルオキシダーゼにより仲介される交差
結合を2硫化物の発生を妨げることにより禁止する。
ここに開示されている方法および私の熱角膜成形術の参考文献の開示を賢明で
適切に利用することにより、予想でき、かつ効果的な屈折の変更が可能となり、
隣接する角膜組織には不本意な損傷、引き続く屈折の変更の退化および慢性的な
角膜の病理を発生させることはない。
本発明は主として、角膜の屈折変形を例にして説明したが、ここで開示された
処置は、目的とするコラーゲン繊維の特性の変更に適用可能であり体に存在する
コラーゲンの特性変更に有効である。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN
,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SK,UA,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. コラーゲン組織の収縮装置であって、 組織の収縮のしきい値の温度を減少させるために試薬を組織に適用する手段、 および 約1.80から約2.55ミクロンの範囲の波長をもつエネルギーで組織を照 射するための手段とを含むコラーゲン組織の収縮装置。 2. コラーゲン組織の収縮装置において、 前記組織に収縮のしきい値温度を減少させるために試薬を適用する手段と、お よび 角膜コラーゲン吸収の係数約15cm-1から約120cm-1に対応する波長の 赤外線エネルギーで前記組織を照射する手段を含むコラーゲン組織の収縮装置。 3. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記試薬はリゾチームを含むコラーゲン組織の収縮装置。 4. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記試薬は、ヒアルノニダーゼ,リゾチーム,およ びベーターナフタレン−硫酸の群から選ばれた化合物を含むコラーゲン組織の収 縮装置。 5. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記試薬は、尿素,塩化カルシウムおよび過ヨウ素酸の群の中から選ばれた化 合物を含むコラーゲン組織の収縮装置。 6. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記試薬は、少なくとも10℃で収縮が起きるようにしきい値を低下させる化 合物を含むコラーゲン組織の収縮装置。 7. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記コラーゲン組織は角膜コラーゲン組織であるコラーゲン組織の収縮装置。 8. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記照射手段はレーザであるコラーゲン組織の収縮装置。 9. 請求項1または請求項2記載のコラーゲン組織の収縮装置において、 前記照射手段は、コラーゲン組織を前記組織が収縮するのに十分な温度で実 質的な損傷を前記組織に与える温度までは高くない温度となるように温度を上げ る手段を含むコラーゲン組織の収縮装置。 10.角膜の形状を変更する装置において、 前記組織が収縮するしきい値温度を体温よりはかなり高いが、しかし60℃以 下の温度範囲になるように下げるために試薬をコラーゲン組織の支質に適用する 手段、および 約1.80ミクロンから2.55ミクロンの範囲内の波長を持っているエネルギ ーで組織を照射するための手段とを含む角膜の形状を変更する装置。 11.角膜の形状を変更する装置において、 角膜のコラーゲン組織の支質に、その収縮のしきい値を体温よりは十分に高い が、約60℃以下の温度範囲に下げるために、試薬を適用する手段、および 角膜コラーゲンの吸収係数である約15cm-1から約120cm-1に対応する 赤外線波長のエネルギーで前記組織を照射する手段を含む角膜の形状を変更する 装置。 12.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記試薬はリゾチームを含む角膜の形状を変更する装置。 13.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記試薬は、ヒアルノニダーゼ,リゾチーム,およびベータ−ナフタレン−硫 酸の群の中から選ばれた化合物を含む角膜の形状を変更する装置。 14.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記試薬は、尿素,塩化カルシウムおよび過ヨウ素酸の群の中から選ばれた化 合物を含む角膜の形状を変更する装置。 15.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記試薬は、少なくとも10℃で収縮が起きるようにしきい値を低下させる化 合物を含む角膜の形状を変更する装置。 16.請求項10または請求項11記載のコラーゲ ン組織の収縮装置において、 前記照射手段はレーザである角膜の形状を変更する装置。 17.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記照射手段は前記角膜コラーゲン組織の温度を前記角膜組織が角膜組織の収 縮をするまで上昇させるが、内部の内皮層には実質的な損傷を与えるまでの高さ までは上昇させない手段を含む角膜の形状を変更する装置。 18.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 試薬が含浸させられた角質コラーゲンシールドを含み、前記角質コラーゲンシ ールドは角膜に適用可能である角膜のコラーゲン組織に前記試薬を提供可能であ る前記適用手段を含む角膜の形状を変更する装置。 19.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記適用手段は、試薬と眼科的な麻酔薬の混合物で含浸された角質コラーゲン のシールドを含むコラーゲン組織の収縮装置。 20.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記適用手段はテトラケインおよびプロパラケインの群の中から選ばれた麻酔 薬が含浸させられた角質のコラーゲンのシールドを含むコラーゲン組織の収縮装 置。 21.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記照射手段は、エネルギーを反復的パルスの形式で角膜へ伝達する手段を含 むコラーゲン組織の収縮装置。 22.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記照射手段は、屈折誤差を矯正するために、全体の角膜形状に効果があるよ うに角膜の中で離れて存在する領域にエネルギーを伝達する手段を含むコラーゲ ン組織の収縮装置。 23.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記照射手段はコヒーレントな赤外線エネルギーを前記組織に伝達する手段を 含むコラーゲン組織の収縮 装置。 24.請求項10または請求項11記載のコラーゲン組織の収縮装置において 、 前記適用手段は、前記試薬が適用され照射が行われたあとでベータ−アミノプ ロピルニトリルを適用する手段を含むコラーゲン組織の収縮装置。
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