JPH10504445A - 虫類打ちたたき収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 取っ手部分（16）を持つフレーム（15）を備え、フレーム（15）から延びる虫類収集装置（10）は、粘着性物質を配置した取りはずしできるネット（44）を備え、このネット（44）にはさらに殺虫剤を配置してもよい。ネット（44）は、フレーム（15）の半円形部分（18）に取付けた取付部材（20）によりフレーム（15）に支えてある。取付部材（20）は、フレーム（15）から取りはずし可能であり、タブ及び保持ペグにより所定箇所に保持されている。虫類収集装置（10）はさらに、このネットが、このネットを位置させる表面に接触することがないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 虫類打ちたたき収集装置 技術分野 本発明は、一般に虫類抑止装置、ことに収集装置で打ちたたいた虫類に接触し 粘着するように設計した使い棄て収集部材を持つ、手づかみの打ちたたき収集装 置に関する。 背景技術 はいまわったり飛びまわったりする虫類は多くの人に有害なものと考えられて いる。これ等の望ましくない生物の１種類でも家庭内又はその他の場所に居るこ とが知られると、この虫を殺すのに虫に殺虫剤を吹付け又ははえたたき等を使う ことが従来から必要であった。殺虫剤吹付けでは室内に煙霧がたちこめ、又はえ たたきの使用では虫を殺した表面やはえたたき自体に残された虫の死骸の不快不 衛生な状態が生ずると共にこの虫を廃棄する必要がある。多くの場合にはえたた きを使用しても虫が死ななくて虫を反復してたたき又は実際に虫を拾い上げて殺 す必要がある。多くの人はこのようにして虫を扱うのに多大の嫌悪感を持つ。さ らにはえたたきは反復して使われるのでこれ等は汚れ最終的に洗い流し又は放棄 しなければならない。 発明の開示 本発明の主な目的は、飛びまわる又はいまわる虫を抑止する有効な手段を提供 することにある。 さらに本発明の目的は、衛生的に虫類をたたき、収集し、処分する装置を提供 することにある。 これ等の又その他の目的を達成するのに本発明の目的によれば、本発明は、取 っ手部分とこの取っ手部分から延びる収集部材を取付ける取付手段とを持つフレ ームを備える。収集部材は、虫類に接触しこれ等を捕捉し、フレームに取りはず しできるように構成した外側支持体を備えている。収集部材は、虫類に接触し、 これ等を保持する粘着性物質（ａｄｈｅｓｉｖｅ）を持つ少なくとも１つのたわ み性表面を備えている。 本発明のこれ等の又その他の目的及び利点を添付図面について以下に詳細に説 明する。 図面の簡単な説明 第１図は本発明装置の好適な実施例の正面図である。 第２図は第１図に示した実施例用のフレームの正面図である。 第３図は第２図に示したフレームの拡大断面図である。 第４図は第２図の側面図である。 第５図は第２図に示したフレームの保持手段を拡大して示す部分横断面図であ る。 第６図は本発明の取りはずしできる収集手段の平面図である。 第７図はフレームに対する収集手段の組合せを展開して示す平面図である。 第８図は本発明装置を格納した場合の平面図である。 第９図は複数の収集部材の格納の場合の平面図である。 第１０図は第９図に示したような場合の端面図である。 実施例 添付図面に例示した本発明の好適な実施例について詳細に説明する。図面全体 にわたり同様な部品に同様な参照数字を使ってある。 本発明による装置１０は第１図に示すように、手づかみ式で軽量であり、飛び まわり又ははいまわる虫類を簡便に収集し処分するために、これ等の虫をたたく のに使うことができる。装置１０は一般に、取って部分１６と、収集部材（ｃｏ ｌｌｅｃｔｉｏｎ ｍｅｍｂｅｒ）２０を取付ける取付手段１８とを持つフレー ム１５を備えている。収集部材２０は、ラケット形アセンブリを形成するように フレーム１５に協働して取りはずしできるように取付ける構成にしてある。収集 部材２０は、卵形又は円形の形状に形成するのが好適で後述のようにフレーム １５の上方に延び虫類に接触し、これ等を保持するように大きい表面を形成する 。収集部材２０と協働して虫類に接触しこれ等を保持するように粘着性物質を付 けたたわみ性表面として少なくとも１つの表面を形成する。フレーム１５と協働 する取付手段１８は、収集部材２０が、装置１０を使い虫をたたくときに実質的 な力を及ぼすことができるように剛性を持つのがよい。収集部材２０がフレーム １５から取りはずしできるから、虫類を収集し保持するように本装置を若干回使 用した後、収集部材２０を処分し引続いて使用のために装置１０に交換品を挿入 する。装置１０は、虫類を容易かつ有効に捕捉し保持しこれ等の虫類を簡単に処 分できる簡単に使える虫たたき装置を提供する。 第２図ないし第５図には、フレーム１５が一層詳細に示され、当業界にはよく 知られているようにプラスチック又はその他任意適当な材料で作るのを好適とす る実質的な剛性体として形成してある。フレーム１５の下部領域は、使用者が手 でつかむ取っ手部分１６を形成する。取っ手部分１６は、使用者が手でつかむこ とができるように任意の十分な長さを持ち、又手による摩擦を高めつかみやすく するように帯状材料等のような手段２２を設けてもよい。この取っ手部分は大体 において長方形の横断面形状を持つように示してあるが、本発明では任意所望の 形状にしてもよい。 好適な実施例ではフレーム１５の上部領域は半円形の形状に形成する。当業者 には明らかなようにフレーム１５の上部領域の形状は半円形でなくてもよい。フ レーム１５の上部領域と取っ手部分１６とは半円の半円周のほぼ中間点でのど領 域２４において互いに接合する。フレーム１５の上部領域は、収集部材２０を取 付ける手段を形成する。好適な実施例では取付手段１８は、フレーム１５ののど 領域２４から上方に延びる第１及び第２の側部部材２６、２８を備えている。各 側部部材２６、２８は、収集部材２０を固定して支える収集部材用側部指示体を 形成する。 第３図に示すように第１及び第２の側部部材２６、２８を備えた支持手段すな わち取付手段１８は、第１図に示すように収集部材２０を受入れて支えるように してある。好適な実施例では各側部部材２６，２８はＵ字形の形状を持ち、各側 部部材２６，２８により形成した全半周のまわりに延びる内向きのみぞを形成す るようにしてある。各側壁３２，３４はその中に収集部材２０を挿入したときに 収集部材２０用の剛性の支持体を形成する。第４図に示すようにフレーム１５は 又、第１及び第２の側部部材２６，２８のうちの少なくとも一方の側部部材に形 成するのを好適とするタブ（ｔａｂ）を備える。このタブによりフレーム１５と フレーム１５内の収集部材２０とを、装置１０を非使用時に位置させる扁平な表 面に対して傾斜した位置に支えられるように保持する。タブは、収集部材２０を 表面から離して保持しこの表面に粘着しないようにし又収集部材２０に捕捉され た虫類を前記表面から離れた状態に保持する。 フレーム１５は又、フレーム１５ののど領域２４に形成した第５図になお詳し く示す保持手段３８を備える。フレーム１５の第１及び第２の側部部材２６，２ ８に形成したみぞ３０は、のど領域２４を貫いて側部部材２６，２８の間に延び 、保持手段３８に連通する。好適な実施例では保持手段３８は、収集部材２０の 一部分がみぞ３０から延びるみぞ領域４０を備えている。みぞ穴領域４０内には ペグ（ｐｅｇ）４２を設け、なお詳しく後述するように収集部材２０に係合し、 収集部材２０をフレーム１５と協働して保持するようにしてある。 第６図には収集部材２０の好適な構造を一層詳細に示してある。好適な実施例 では収集部材２０は、図示のように格子状配置の細い材料の繊維４６から成る網 目を持つネット４４を備えている。繊維４６は、布又は重合体材料のような任意 適当な材料で作る。ネット４４は空気を流通させるように織り合わせるのがよい が、織り合わせた繊維４６間の目穴は本発明装置でたたいた虫類が通り抜けられ ないように寸法を小さくしてある。ネット４４は、外側リム４８内に支えられ任 意適当な手段によりリム４８に固着してある。ネット４４により形成した収集面 は又後述のようにこの面に虫類を保持するために柔軟性を持つ。リム４８の下方 部分に、穴５２を形成した外方に延びるタブ５０を設けてある。タブ５０は第５ 図で述べたように保持手段３８と協働して収集部材２０を装置１０のフレーム１ ５と協働する状態に保持するようにしてある。 好適な実施例ではネット４４には粘着性物質を施してある。この粘着性物質は 、装置１０で受けた虫類に接触し、粘着し又これ等の虫類を保持する強さを持つ 。装置１０は家庭用であるから、粘着性物質は毒性がなく恒久的でないものがよ い。 粘着性物質は、別の表面に接触する場合に粘着性物質かすを残してはならない。 装置１０は又大気に露出するから、粘着性物質は長期間にわたり硬化したりその 粘着性を失ったりしないで、装置１０をその有用性を失わないで長期間にわたり 貯蔵できるようにしなければならない。本発明の別の実施例では粘着性物質は又 、収集部材２０及びそのネット４４に接触し保持される虫類を殺す作用をする少 量の適当な殺虫剤と混合する。又殺虫剤の使用は装置１０の所期の家庭内の使用 に支障のないものでなければならない。 好適な実施例では収集部材２０の少なくとも一方の表面は柔軟性を持つ。好適 な実施例ではリム４８により支えたネット４４は、柔軟性を持つ２つの露出面を 形成する。ネット４４はリム４８内にいくぶんゆるく保持して、虫がこのネット に付着したときに収集部材２０の表面から逃げようとしてもこれに対応してこの 表面が動き、一度捕捉されると虫がこの表面からはい出せないようにする。収集 部材２０は、同様に機能する少なくとも一方の柔軟性表面を持つ異なる構成にし てもよいのは明らかである。たとえば好適な実施例に示すようにネット４４では なくて、粘着性物質を配置した柔軟性の外側部材又は層に対する基体として作用 する剛性部材を設けてもよい。 第７図にはフレーム１５を持つ収集部材２０のアセンブリを示してある。前記 したようにフレーム１５の側部部材２６，２８に形成したみぞ３０により収集部 材２０のリム４８を滑動できるように受け入れる。収集部材２０をフレーム１５ に挿入すると、外方に延びるタブ５０が保持手段３８に挿入される。タブ５０は 保持手段３８内に滑動し、ペグ４２がタブ５０に形成した穴５２に係合する。こ のようにして収集部材２０をフレーム１５にはまり合う関係に鎖錠し、装置１０ 用の丈夫な剛性の構造を形成する。収集部材２０のフレーム１５へのはめ込みは 簡単かつ有効に行われ、又その取りはずしもタブ５０を上方に動かし収集部材２ ０をフレーム１５から滑らせてはずすことにより容易にできる。好適な実施例で は収集部材２０は、これをフレーム１５からはずすことにより容易に処分し代り の収集部材２０をフレーム１５内に挿入すればよい。装置１０を使い捕捉した虫 類が装置１０の１回又は複数回の使用後にこのようにして容易に処分できるのは 明らかである。当業者には明らかなように、リム４８をフレーム１５内に保持 するのに互いに異なる種々の機構を使うことができる。図示の構造は例示しただ けであり限定するものではない。 前記したようにフレーム１５は、なるべくはフレーム１５の少なくとも一方の 側の上部領域に位置させた少なくとも１つの突出部分３６（第４図に示してある ）を持つ。突出部分３６により、ネット４４と繊維４６に付着させた粘着性物質 とが装置１０を非使用時に乗せる表面に接触しないようになる。 第８図には装置１０の貯蔵の場合に使用してないときに本装置の簡単な貯蔵が 容易にできることを示してある。前記したように装置１０の好適な実施例は、虫 類をこれ等に接触して捕捉するように粘着性物質を施したネット４８を持つ収集 部材２０を備えている。装置１０を使用してないときはネット４４の表面への粘 着を防ぐことが望ましいから、次の使用のためにケース６０により装置１０の貯 蔵が簡単になる。ケース６０は、１例としてクラムシェル形ケースではヒンジ６ ２により相互に枢動するように取付けた上半部分及び下半部分を備えるだけであ る。ケース６０は、適当なプラスチック又はその他の材料から構成され、収集部 材２０を備えた装置１０の頭部部分を受入れるように寸法を定めてある。前記し たように収集部材２０に設けたネット又はその他の表面には、虫類に接触してこ れ等を捕捉するように粘着物質を備えている。ケース６０内の貯蔵により引続く 使用のために貯蔵する間に他の表面への粘着を防ぐ。ケース６０は、使用を容易 にするために壁又はその他の適当な場所にケース６０を掛ける手段を備え、又取 っ手部分１６が通過できる開いたみぞ穴を領域６４に設けてある。装置１０を一 時的に貯蔵する他の適当なケースも考えられるのは明らかである。 第９図及び第１０図には、装置１０に使った収集部材２０の使用及び処分の後 に補充品として使おうとする複数の収集部材２０の貯蔵用のケース７０を示して ある。ケース７０は、それぞれ単一の収集部材２０を納める複数の区画７２を備 えている。ケース７０は、その下端部７４が開き前記したようにフレーム１５、 とくに側部部材２６，２８を区画７２内に滑動させ収集部材２０に係合させる。 使用に先だつてケース７０内に設けた各収集部材２０は、引続く使用のために保 護され前記したようにフレーム１５との組み合わせを容易にする。又複数の収集 部材２０を納める種々の別の構造を使われ本発明で考えられる。 本発明ではその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行うことができるのは明 らかである。以上述べた所は単に例示しただけで限定するものではない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエイド，テルマ、エル アメリカ合衆国ワシンタン州99128、ファ ーミンタン、フィフス・アンド・ワシンタ ン・ルーツ（番地なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．取っ手部分と、この取っ手部分から延び、収集手段を取付ける取付手段とを 持つフレームを備え、前記収集手段に、虫類を捕捉する少なくとも１つのたわみ 性表面を設け、前記フレームに取りはずしできるように取付ける構成にした外側 支持手段を設け、前記少なくとも１つのたわみ性表面に、虫類に粘着する手段を 設けて成る虫類収集装置。 ２．前記収集手段に、支持リム内に形成され、粘着性物質を配置したネットを設 けた請求の範囲第１項記載の虫類収集装置。 ３．前記ネットにさらに殺虫剤を配置した請求の範囲第２項記載の虫類収集装置 。 ４．前記取付手段が半円周を持つ半円の形状を持ち、前記フレームの下部領域を 、前記半円周のほぼ中間点において前記フレームの上部領域に接合した請求の範 囲第１項記載の虫類収集装置。 ５．前記取付手段に前記外側支持手段を滑動できるように受入れるみぞを形成し た請求の範囲第４項記載の虫類収集装置。 ６．前記フレームに協働し、前記収集手段を前記フレームに協働する状態に保持 する保持手段をさらに備えた請求の範囲第１項記載の虫類収集装置。 ７．前記保持手段に、前記フレームから延び、前記収集手段に係合する少なくと も１つのペグを設けた請求の範囲第６項記載の虫類収集装置。 ８．前記収集手段に、前記保持手段に係合する外向きに延びるタブを持つリムを 設けた請求の範囲第７項記載の虫類収集装置。 ９．前記少なくとも１つのペグを持つ前記保持手段に穴を形成した少なくとも１ つのタブを設け、前記少なくとも１つのペグが前記少なくとも１つのタブに形成 した前記穴に係合するように、前記少なくとも１つのタブを、前記少なくとも１ つのペグ上に延びるように設計した請求の範囲第８項記載の虫類収集装置。 １０．前記フレームの少なくとも第１の側に配置され、使用してない間に前記虫 類収集装置を表面に乗せたときに、この表面に前記ネットが接触しないようにす る手段をさらに備えた請求の範囲第２項記載の虫類収集装置。 １１．前記ネットが表面に接触しないようにする前記手段を、前記フレームの少 なくとも前記第１の側の前記上部領域から外方に延びる少なくとも１つのタブに より構成した請求の範囲第１０項記載の虫類収集装置。