JPH10504434A - Vlsiメモリ回路における改善 - Google Patents
Vlsiメモリ回路における改善Info
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Abstract
(57)【要約】
読出専用メモリにおける出力ドライバの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの各々の増加又は減少のレートは、ゲート制御信号によってCMOS出力増幅器を駆動することによって提供され、上記ゲート制御信号の増加又は減少のレートは、制御信号SLOWによって制御される。信号SLOWは、ROMの動作の速度に基づいて発生され、2値であって、1つの状態は動作の通常の速度を示し、第2の状態はROMの動作の低速を示す。信号SLOWがハイであるときは、相補型ゲート駆動信号がCMOS増幅器に印加されるときのレートが第1のレート又は通常のレートで発生される。しかしながら、信号SLOWがローであるときは、これらのゲート駆動信号の発生のレートはまた、対応してCMOS増幅器のスイッチング速度を減少させるように減少される。伝達プリチャージ信号VPCはまた、製造パラメータ、電圧変動、及び温度変動を示すプリチャージ電圧における変動が直接的にゲート駆動信号が発生されたときのレートに対して作用し、それ故、CMOS増幅器のスイッチング速度に対して作用するように、レート制御回路に印加される。
Description
【発明の詳細な説明】
VLSIメモリ回路における改善
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、非常に大きな大規模集積CMOSメモリ回路において用いられる回
路に対する改善に関する。
2.従来技術の説明
スイッチング雑音に対する改善された出力ドライバ
“高められたメモリアクセス速度と、増大されたメモリセル密度と、減少され
た寄生容量とを有するVLSIメモリ”と題され、当該米国出願の継続出願は係
属中であって参照してここに含まれる米国特許出願第5,241,497号(1
993年)において、出力ドライバが図14、図15、図29及び図31を参照
して説明されており、ここで、出力ドライバのスイッチング速度はRC遅延及び
ゲート遅延と比較されたバイアス回路を用いて制御されていた。上記制御の仮定
は、読出専用メモリ(ROM)の読出サイクルの遅延が実質的に変化すると仮定
されている。この変化は、製造における変数、温度変化、動作電圧の変化によっ
て生じる。上記ROMにおける出力ドライバは、スイッチング雑音が上記ROM
の最低速の読出サイクルに対して許容されるような速い速度で設計される。従っ
て、より高速の読出サイクルに対して、出力ドライバのスイッチング速度は、読
出サイクル速度よりも遅いので、スイッチング雑音が低減される。
ROMは最大のアクセス時間を実行できるように設計されている。高速読出サ
イクルを有するように設計された複数のROMの場合においては、出力ドライバ
のスイッチング速度は、全体の読出サイクルの遅延が最大のアクセス時間よりも
短い場合においては、ペナルティなしに遅延される。
しかしながら、必要とされることは、上述された利点を含み、CMOS設計に
おいて実現化することができる出力ドライバである。出力ドライバのスイッチン
グ速度はまた、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方に対して制御する必
要がある。上述されたNMOSのバージョンにおいては、出力ドライバのスイッ
チング速度は、ドライバの立ち下がりエッジに対してのみ制御されていた。また
、出力ドライバのスイッチング速度を制御するために、電圧プリチャージ信号を
使用することは有利となるであろう。通常及び低速のスイッチング速度の独立し
た制御は、所望されないであろう。電源雑音及び接地雑音の軽減は利点となるで
あろう。
出力バッファのスイッチング雑音の制御のためのバイアス発生器
上記で参照した係属中の出願であって米国特許出願5,241,497号とし
て発行された出願は、図25乃至図30を参照して、出力ドライバのスイッチン
グ速度を制御するためのバイアス制御信号を発生するために、RC遅延とゲート
遅延の両方を用いた回路の説明を含む。しかしながら、ここで記述された設計は
、NMOS設計のためのみに適用可能であり、比較的固定されたRC遅延時間を
有し、チップにおけるプロセス変化をいくらか受け、いくつかのシナリオにおい
て改善可能である回路速度性能を有する。
CMOS ROMのためのメモリコア供給電圧及びビットライン制御電圧
読出専用メモリ回路は、特に、メモリにおける複数のビットラインをプリチャ
ージするための回路中において、プリチャージ電圧を使用する。プリチャージさ
れた電圧VPCは電源回路によって読出専用メモリにおいて供給された低い供給
電圧である。例えば、上記係属中の出願であって、いま米国特許出願第5,24
1,497号として発行された出願においては、電圧VPCはNMOS回路によ
って発生され、高電源電圧VDDが高くなるにつれて若干変化する出力を有する
。当該回路は、負電圧の過渡現象がその出力において生じるときに回復時間を減
少させるために帰還増幅器を用いる。しかしながら、ROMのNMOS部分は必
ずしもアクセスされず、従って、電力降下モードを有する。電力降下モード中に
おいて、ROMは減少された電力のもとで、典型的には、最大のスタンバイ電力
レベルで動作する必要がある。
従って、必要とすることは、CMOS設計に適用できうる読出専用メモリにお
いて用いられるプリチャージ電圧VPCを発生するための回路であって、上記C
MOS設計は、スタンバイ動作中において電力を降下することができ、もしくは
、
最大のスタンバイ電源電流に対して指定されたより低いレベルに電力降下するこ
とができるが、スタンバイ動作中であっても保持される必要がある適当な動作電
源電圧を供給するための能力を犠牲にすることはできない。
改善されたNMOSの入力受信機回路
読出専用メモリにおいては、メモリは、アドレス入力によりアクセスされる。
読出専用メモリの内部からのスイッチング雑音は、入力受信機回路に対して帰還
することができ、TTL電圧の入力レベルの検出に影響を与える。この雑音は、
入力受信機のスイッチングレベルを変化させ、その結果、誤ったアドレス入力を
もたらす。このことは、例えば、雑音が誤ってアドレス遷移として検出され、新
しい読出サイクルが誤って開始されるときに、非常に低速で移動し雑音のある入
力の場合において生じる。
必要であることは、読出専用メモリからの帰還雑音から免疫がある読出専用メ
モリにおいて用いるための改善された入力受信機のための設計である。
ROM及びRAMデバイスのための出力ドライバ制御
読出専用メモリとランダムアクセスメモリは、典型的には、データが緩衝され
てバス上にオフチップで駆動されるときに用いる出力ドライバを有する。典型的
には、そのような出力ドライバはトライステートにされ、ハイの論理レベルと、
ローの論理レベルと、フローティング電圧又は開放電圧を有し、その結果、接続
されたバスラインはバス上の他のデバイスによって他の論理レベルでセットする
ことができる。しかしながら、出力ドライバのタイミングに依存して、緩衝の問
題は、出力ドライバ及びシステムのデータバスのコンテンション衝突においてシ
ステム雑音及び電力消失の結果として生じる。
必要であることは、システム雑音に対してより免疫があり、出力ドライバにお
けるより小さい電力消失に対して援助を与え、システムのデータバス上のコンテ
ンション衝突を回避することができる改善された出力ドライバの浮動的なタイミ
ング制御である。
読出サイクルの割込のための動的なROM設計
動的な回路と、ラッチと、クロック同期された論理ゲートと、アドレス遷移検
出回路とを含むメモリにおいて、新しい読出サイクルを確立するための試行にお
いて読出サイクルがメモリサイクルに対して割込を掛けるときに欠陥が生じ、こ
のときに、アドレスのスキューエラーが生じる。非常に簡単な従来技術のメモリ
において、アドレスのスキューエラーは非常にまれに生じる。しかしながら、多
数の動的な回路と、ラッチと、アドレス遷移回路と、クロックと、クロック同期
された論理ゲートを有するより従来技術的な設計においては、より大きなメモリ
を用いる場合において、重大な問題となるアドレススキューの確率は実質的に増
大する。
従って、必要とすることは、割り込まれたサイクルにおいてクロックのタイミ
ングを制御するための設計と、アドレスのスキューエラーを回避するために、こ
れらのクロックに適当に対応するためのメモリにおける回路のための設計である
。
ROMコードマスクプログラマブルCMOSラッチ
図23に図示されたNMOS ROMモードの制御回路は、本出願人の譲受人
によって考案された従来技術の回路であって、2個のROMのコアFETを用い
ることによって特徴付けられ、各FETは、参照番号546及び548によって
示されている。出力ノード544の論理レベルは、回路540内のFET546
又は548に対するしきい値電圧の挿入を制御することによって、ハイ又はロー
にプログラムされる。この制御は、VLSIメモリの製造における従来のエンコ
ードのステップ中において、ROMメモリにおける種々のタイプの回路動作モー
ドの中で変化させる容易な手段を提供する。
図23の回路はまた、コアFET546及び548間のソースからドレインへ
の電圧を制限する手段を提供する。このことは、FET550のカスケード接続
及びFET550のゲート上におけるロー電圧信号GVPCの使用により達成さ
れる。この手段によって、ノード552における電圧は3Vよりも低い。GVP
Cは、示された実施例においては、約3.5Vである内部電源電圧である。
必要とされることは、図23において図示されたそれの機能を置き換えるが、
CMOS処理のために適用することができる回路である。当該回路は、電源が印
加された後に、非常に小さい電力消失を有し、しきい値電圧における小さい差を
用いて適当な論理状態にラッチすることができる必要がある。ラッチが完了した
後に、ラッチにおけるデータは電力バスの遷移現象に対して免疫を有する必要が
ある。ラッチの出力は回路の論理レベルである必要があり、回路内の論理ゲート
に対して直接に接続可能である必要がある。
発明の簡単な概要
スイッチング雑音を制御するための改善された出力ドライバ
本発明は、対応する複数の出力ドライバによって駆動された複数の出力を有す
る最大のアクセス時間の限界値を有する回路における改善である。当該改善は、
出力ドライバにおけるものであって、相補型の1対のゲート入力信号NQIP及
びNQINに応答して出力信号を発生するCMOS出力回路を備える。第1の制
御回路は、制御信号SLOWに応答して、上記ゲート信号NQIP及びNQIN
が上記CMOS出力回路に印加されるときのレートを変化する。上記制御信号S
LOWは少なくとも2個の状態を有し、1つの状態は上記CMOS出力回路の第
1のスイッチング速度を決定するために用いられ、第2の状態は上記CMOS出
力回路の第2の実質的により低速の速度を決定するために用いられる。結果とし
て、上記出力ドライバのスイッチング速度がスイッチング雑音を減少させるよう
に制御される。
上記改善は、製造パラメータにおける変動、電源電圧の変動、及び温度の変動
に応答して上記CMOS出力回路のスイッチング速度を変化する第2の制御回路
をさらに備える。上記第2の制御回路は、1個の電圧プリチャージ信号VPCに
よって制御される。
上記CMOS出力回路によって発生された上記出力は、立ち上がりエッジと立
ち下がりエッジとを有し、上記第1の制御回路は、上記読出専用メモリにおける
上記電源の高圧側及び接地側の両方におけるスイッチング雑音が減少するように
、上記立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方のスイッチング速度を変化さ
せる。
上記第1の制御回路は複数のFETを備える。上記複数のFETのそれぞれは
デバイス幅を有する。上記立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの制御は、上記
複数のFETの上記幅を選択的に変化することによって独立に制御される。
上記スイッチング速度はあらかじめ決められた数のFETによって制御される
。あらかじめ決められた数のFETは上記第1の制御回路内に含まれるFETの
サブセットである。上記第1の制御回路の残りのFETは、上記出力の上記立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジのスイッチング速度に対して依存しない幅を有
する上記サブセット内に含まれない。
本発明はまた、最大のアクセス時間の限界値を有する回路をスイッチングする
方法における改善として特徴付けられる。上記方法は、上記回路の実際に決めら
れた応答に応答して、制御信号SLOWを発生するステップを含む。上記信号S
LOWは上記回路の応答が通常状態である時に第1の値を有し、上記信号SLO
Wは上記回路の応答が低速である時に第2の値を有する。ゲート駆動信号NQI
P,NQINは、上記制御信号SLOWの上記値に応答して発生される。上記ゲ
ート駆動信号NQIP,NQINの発生のレートは上記制御信号SLOWに従っ
て決められる。上記ゲート駆動信号NQIP及びNQINはCMOS出力回路の
ゲートに印加される。上記CMOS出力信号からの出力信号は、上記制御信号S
LOWの上記値に依存した上記信号の上記値に依存したレートで発生される。そ
の結果として、上記回路内のスイッチング雑音が減少される。
上記方法はさらに、製造パラメータと電圧変動と温度変動とを示す上記回路に
おける信号を提供するステップと、上記回路状態信号VPCに応答して上記ゲー
ト駆動信号NQIP,NQINの少なくとも1つの発生を変化するステップとを
さらに含む。
上記改善は、上記ゲート駆動信号を発生するために用いられたFETの内の選
択されたのFETの幅を選択的に変化することによって上記ゲート駆動信号NQ
IP及びNQINの発生のレートを変化するステップをさらに含む。上記複数の
FETのうちの選択されたFETは上記ゲート駆動信号NQIP及びNQINの
増加及び減少のレートを制御するために用いられる。
出力バッファのスイッチングデバイスの制御のためのバイアス発生器
本発明は、読出専用メモリ内のゲート遅延に比較してRC遅延の相対的な速度
を示す制御信号を発生するバイアス発生器である。上記バイアス発生器回路は、
RC遅延された信号を発生するRC遅延回路と、ゲート遅延制御信号を発生する
ゲート遅延回路と、上記RC遅延された制御信号と上記ゲート遅延された制御信
号とを比較して、上記制御信号SLOWを発生する比較器とを備える。その結果
として、上記読出専用メモリ内の回路は、上記読出専用メモリ内のRC遅延及び
ゲート遅延によって代表される上記読出専用メモリの特性を制御するに従って、
上記制御信号SLOWによって制御される。
上記バイアス発生器は、上記比較器回路が上記制御信号SLOWを発生すると
すぐに、上記制御信号SLOWを記憶するラッチをさらに備える。上記RC遅延
回路は、上記RC遅延回路を素早くプリチャージする回路を備える。
本発明はまた、読出専用メモリ回路におけるバイアス制御信号を発生する方法
における改善である。上記バイアス制御信号は上記読出専用メモリ回路がRC遅
延又はゲート遅延によって特徴付けられるか否かを示す。上記方法は、RC遅延
回路を素早くプリチャージするステップと、ゲート遅延回路を素早くリセットす
るステップと、上記読出専用メモリ回路において存在するRC遅延を示すRC遅
延制御信号を発生するステップと、上記読出専用メモリ回路において典型的に存
在するゲート遅延を示すゲート遅延制御信号を発生するステップと、上記ゲート
遅延回路とRC遅延回路とを比較してどの遅延回路が最初に発生したかを決定す
るステップと、上記読出専用メモリ回路がRC遅延又はゲート遅延によって特徴
付けられたか否かを示す制御信号SLOWを発生するステップとを含む。その結
果、読出専用メモリ内の回路は上記制御信号SLOWに結合され、上記読出専用
メモリ回路の動作の性質に従って動作するように適当に構成される。
上記改善はさらに、各メモリアドレスサイクルの少なくとも一部分において、
上記制御信号SLOWを記憶するステップをさらに含む。
上記ゲート遅延回路は結合されたゲートの直列回路で構成され、上記ゲート遅
延回路を素早くリセットするステップは、上記直列に接続されたゲートの複数の
サブシーケンスをリセットするステップを含む。上記サブシーケンスのそれぞれ
は、パラレルに同時にリセットされる。
上記RC遅延回路は容量性回路部分に接続された抵抗性回路部分を備える。上
記抵抗性回路部分は入力端子と出力端子を有し、上記RC遅延回路を素早くプリ
チャージするステップは、上記抵抗性回路部分の上記入力端子と出力端子に同時
にプリチャージ信号を印加するステップを含む。
上記比較するステップは、伝送窓を受信するラッチに対して発生するステップ
を含み、ここで、上記RC遅延制御信号は活性化され、上記ゲート遅延制御信号
は上記伝送窓又はその後の信号中において活性化されたか否かに従って上記ラッ
チをセットし又はリセットする。
CMOS ROMのためのメモリコア供給電圧及びビットライン制御電圧
本発明は、読出専用メモリにおいて用いるための内部供給電圧を発生する回路
であって、読出サイクルの後の上記ROMのメモリコアをプリチャージするため
の電圧プリチャージ信号VPCを発生し、上記ROM内の高い電源電圧VDDに
おける変化にかかわらす予め決められたレベルで近似的に上記電圧VPCを保持
するVPC回路を備える。電力降下回路は、上記VPC回路に接続され、上記V
PC回路内の電力消費を減少させる一方、上記予め決められたレベルで近似的に
上記VPC電源レベルを保持する。その結果、上記VPC電圧レベルは上記読出
専用メモリの電力降下中であっても信頼性のある供給電圧として利用できる。
上記回路は、上記VPC信号の電圧レベルを超える少なくとも1つのしきい値
電圧に対して、動作状態を変化するためのVPC電圧レベルを追跡する内部制御
電圧を発生するMLC回路をさらに備える。上記MLC回路は、上記VPC電圧
レベルを超える1つのNFETのしきい値電圧に近似的に等しい電圧レベルでM
LC信号を発生し、上記高電圧供給レベルVDDにおける変動を同時に追跡する
。
上記読出専用メモリはFETデバイスからなり、上記VPC回路は上記FET
の変化電圧としきい値電圧を追跡して上記読出専用メモリ内の上記FETのしき
い値電圧に従って上記VPC信号を発生する。
上記VPC回路は上記高電圧供給信号VDDにおける増加に応答して上記電圧
プリチャージ信号VPCを増大させる。上記VPC回路は、高い利得を有する定
電流源を備え、過渡的な負荷がそれに接続された時に、上記電圧プリチャージ信
号VPCの再確立が素早く達成される。
上記MLC回路は、電力降下モード中において上記MLC回路内の電力使用を
実質的に減少させるためのMLC電力降下回路をさらに備え、上記MLC信号を
、電力降下の前に同一の電圧レベルに近似的に保持する。
本発明はまた、読出専用メモリにおける電圧プリチャージ信号を発生する方法
であって、地電位を超える2つのNFETの近似的にしきい値電圧に等しい駆動
電圧信号VRNを供給するステップとを含む。上記VRN制御信号は、上記プリ
チャージ電圧信号VPCを発生する回路に入力され、これにより、上記電圧プリ
チャージ信号VPCは上記読出専用メモリ内の上記NFETしきい値電圧におけ
る変化を追跡する。
上記方法は、上記供給電圧VDDにおける変化を追跡する電流をノードに供給
するステップと、上記ノードから回路に上記電流を入力するステップとを含み、
これによって、VPCを発生し、上記ノードに供給される上記電流が増加しVD
Dを追跡するにつれてVPCが増大する。
上記方法は、VPCを発生する上記回路から上記ノードに負帰還を提供し、V
DDが増加するにつれてVPCにおける増加を制限するステップをさらに含む。
上記電圧プリチャージ信号VPCはソースフロアによって発生され、上記ソー
スフロアによって上記VPC信号を発生するステップは、過渡的な負荷が上記V
PC信号に結合されたときに、上記ソースフロアを用いた過渡的な場合の容量性
にかかわらず、上記ソースフロアに対する上記駆動信号が素早く復元されるよう
に、高い利得の定電流源を用いて上記ソースフロアを駆動するステップを含む。
上記方法は、電力降下状態中において、VPCを発生する上記回路内の電力消
費量を減少させるステップをさらに含み、上記電圧プリチャージ信号を所定の電
力降下レベルに同時に保持する。
上記方法は、上記VPC信号と、上記ROMにおける内部制御信号とに応答し
て、MLCを発生して、上記メモリコア内のビットラインにおける放電電流を追
跡するステップをさらに含む。
上記方法は、上記MLC信号を発生して上記電圧プリチャージ信号VPCを追
跡するステップをさらに含む。
上記方法は、上記MLC信号を発生する上記回路内の電力を減少させ、同時に
、上記MLC信号を所定の電力降下電圧レベルに保持するステップをさらに含む
。
改良されたNMOS入力受信回路
この発明は、入力バッファ回路の改良であり、TTL電圧レベルを検出するた
めのものである。この改良は、TTL電圧レベルを検出する第1のインバータと
、該第1のインバータの出力に結合され、入力を有する第2インバータとからな
る。該第2インバータは、TTL電圧検出に応答する出力信号のパワーおよび振
幅を増大させる。第2インバータの出力を第1インバータに連結するフィードバ
ックパスにより、第1インバータのヒステリシス切替特性を変化させる。第1,
第2インバータに回路が設けられ、第1インバータに結合した切替ノイズからフ
ィードバックループを切り離す。これにより、ノイズに対して強く、スピードを
落とすことなく、また、電力の消費の増大を招くことなく、TTL検出回路によ
りTTL電圧検出が達成される。
第1,第2インバータは、NMOSインバータであり、幅広で長いFETサイ
ズを有し、生産の変形例を最小に止どめるものである。
切替ノイズは、メモリ回路におけるアドレス切替により生じ、該TTL検出回
路は、リードオンリメモリの入力アドレスバッファである。
切替ノイズは、少なくとも1つの電界効果トランジスタを介して、入力バッフ
ァ回路に結合され、切替ノイズからフィードバックループを孤立させる回路は、
該1つの電界効果トランジスタをフィードバックパスから切り離す回路を有する
。
該フィードバックパスから該1つの電界効果トランジスタを切り離す回路は、
直列接続された第1,第2電界効果トランジスタからなる。第1電界効果トラン
ジスタには、第2インバータの第1ステージ出力に接続されたゲートがある。第
2電界効果トランジスタには、第2インバータの入力に接続されたゲートがある
。該切り離された1つの電界効果トランジスタは、直列接続された第1,第2電
界効果トランジスタの出力に接続されている。
この発明の特徴は、アドレス可能なメモリ回路において、アドレス入力バッフ
ァ回路は、アドレス入力バッファの入力がアドレス信号の1つに結合されている
。バッファ回路の出力は、メモリに接続されている。アドレス信号がローレベル
からハイレベルに変わったとき、該バッファ回路の入力の閾値電圧を設定する回
路
が設けられている。この閾値電圧は第1所定レベルに設定されている。出力にお
けるアドレス信号がハイレベルからローレベルに変わるとき、第2所定レベルの
第2閾値電圧を設定する別の回路が設けられている。第2閾値電圧は第1閾値電
圧より低いので、入力バッファ回路の入力におけるこれら閾値電圧は、ヒステリ
シスループにしたがった動作を行い、アドレス入力バッファはノイズを拾いにく
い構成となっている。第1,第2閾値電圧を設定する回路および入力からフィー
ドバック切替ノイズを実質的に分離する別の回路が設けられている。この切替ノ
イズは、リードオンリメモリ内において、アドレス検出が行われた際に発生する
。この結果、アドレス入力バッファにおいて、内部メモリノイズより強い構成と
なっている。
フィードバック切替ノイズを分離するステップは、全ての切替ノイズの源を、
分離された電界効果トランジスタに結合されるステップを含む。
ROMおよびRAM用の出力ドライバ制御
この発明は、アドレス転換検出回路を有するメモリのデータ出力に接続された
出力ドライバを制御する制御回路である。このメモリはシーケンシャルメモリサ
イクルにおいて、スタンバイおよびアクティブメモリモードにおいて動作するも
のであって、前回のメモリサイクルにおいて、メモリはスタンバイまたはアクテ
ィブモードのいずれで動作していたかを内部記憶する出力イネイブルラッチ回路
と、メモリ内において新たなリードサイクルが始まったかどうかを内部記憶する
データラッチ回路を有する。
データラッチ回路は、メモリ内においてアドレス検出が行われればリセットさ
れる。論理回路は、メモリリードサイクルを示すデータラッチ回路の出力と、前
回のメモリサイクルはスタンバイモードかアクティブモードかのいずれかを示す
出力イネイブルラッチ回路の出力を合成する。論理回路は、出力イネイブル信号
OEを出力し、この信号OEはメモリの出力ドライバに加えられ、出力ドライバ
のフロートを制御する。その結果、古いデータから新しいデータへのスムーズな
転換が得られ、スタンバイモードからアクティブモードへの転換の際におけるシ
ステムデータバスのコンテンションが除かれる。
データラッチ回路は、第1リードサイクルのデータアウトプットから第2リー
ドサイクルのデータアウトプットへのスムーズな転換を提供することができる回
路を有する。
出力イネイブルラッチ回路は、動作がスタンバイモードからアクティブメモリ
モードに変わった時に、古いデータの出力を阻止する回路を有し、パワーの消費
を低減すると共に、出力ドライバによるバスのコンテンションを低減する。
該メモリは内部センスアンプを有する一方、データラッチ回路は、メモリリー
ドサイクルにおいて出力ドライバに加えられる出力イネイブル信号を制御するこ
とにより出力ドライバをローとする回路を有し、メモリ内における内部センスア
ンプの動作にバスノイズの影響が及ばないようにしている。
出力イネイブル信号OEを制御する回路は、遅延したセンスラッチ信号SLC
Hを出力し、センスアンプをアンラッチすることにより生ずる過渡現象が、出力
ドライバがフロートされる前に出力ドライバへ伝搬されないようにする。
この発明はまた、アドレス転換検出回路を有するメモリの出力ドライバのフロ
ートを制御する方法についてであり、該方法はメモリ制御回路内に内部メモリを
備え、前回のメモリサイクルにおいてメモリの動作モードを保持するようにする
ステップを有する。ここで動作モードはスタンバイモードかアクティブモードの
いずれであってもよい。メモリのリードサイクルがいつ開始するか、また、いつ
アドレス転換検出回路がアドレス転換を検出するかを内部的に記録するものが設
けられている。メモリ回路の前の動作モードの記憶および現在のメモリリードサ
イクルの状態を論理的に組み合わせて、出力イネイブル信号を選択的に生成し、
メモリ回路の出力ドライバをフロートさせる。
出力イネイブル信号OEを選択的に生成する論理的に組み合わせるステップに
おいては、内部記憶の内容を組み合わせ、出力イネイブル信号OEを生成し、メ
モリ回路の動作モードがスタンバイモードからリードモードに変わった際にメモ
リ回路から古いデータが出力されるのを阻止し、電力消費を低減すると共に、バ
スのコンテンションを避ける。
論理的に組み合わせるステップは、内部的に記憶された内容を論理的に組み合
わせるステップからなり、第1リードサイクルのデータ出力から第2リードサイ
クルのデータ出力へのスムーズな転換を行う。
その方法は、更に、メモリ回路のリードサイクルの最中に出力ドライバをフロ
ートさせるために出力イネイブル信号が用いられた後に遅延したセンスラッチ制
御信号を生成するステップを有し、センスアンプのアンラッチにより発生される
過渡現象が出力ドライバに伝搬されるのを阻止するようにしている。
リードサイクル割込のためのダイナミックROMデザイン
この発明は、メモリのリードサイクルをクロックし、アドレスのスキューエラ
ーを防止する方法に関する。この方法は、入力アドレス変更を示す第1サンプル
アドレス制御信号SMPAを受けるステップを有する。サンプルアドレス信号S
MPAを受けてそれに応答して、一次クロック信号STARTが生成される。ク
ロック信号STARTは所定の保持時間を有する。該クロック信号STARTは
充分長い間アクティブ保たられているので、供給電圧、温度、生産過程における
変化を受けたメモリに対し十分なプリチャージ時間が与えられると共に、前回の
メモリサイクルにおいてはハイの状態で駆動されていても、メモリにおけるアド
レスワードラインに対し十分な放電時間を与え、メモリのプリチャージ位相が開
始できるようにしている。続いて第2サンプルアドレス信号SMPAを受信する
。メモリのプリチャージ位相は第2サンプルアドレス信号SMPAを受けたにも
拘わらず継続される。これは、サンプルアドレス信号SMPAを受けた後の所定
時間START信号ハイの状態に設定するからである。この結果、アドレスの
スキューエラーは回避される。
START信号を生成するステップは、更に、ラッチを設定するステップを有
する。ラッチの設定に応答して二次メモリクロック信号が生成される。トリガー
信号TRIGは、メモリ内のデータが読み出し可能な時に生成される。STAR
T信号は十分長い信号期間を有するので、第2サンプルアドレス信号SMPAが
、メモリにおけるデータが読み出し可能な状態にあることを示すTRIG信号の
生成期間において受信されたとしても、ラッチはしっかりとラッチされた状態に
維持される。
本発明にかかる方法は、更に、前回のリードサイクルからのメモリからのデー
タが出力信号の過渡期間に第2サンプルアドレス信号SMPAが受信されれば、
メモリからデータ出力信号をフロートするステップを含む。
該方法は、更に、STARTクロック信号の生成に応じて複数の2次メモリク
ロック信号を生成するステップを含む。該2次メモリクロック信号は、メモリ内
で用いられ、メモリ内でアドレスされた位置を読み出す準備をするために用いら
れる。
START信号を生成するステップにおいては、START信号はワンショッ
トマルチバイブレータにより生成されるステップを含む。START信号はメモ
リリードサイクルにおいて、早い時期にアドレス割込が発生した時に生成される
。START信号はワンショットマルチバイブレータにより再開され、メモリへ
の新たなアドレスの入力に関する時以外の2次クロック信号の切替を行うことな
く、新たなメモリリードサイクルを再開するために用いられる。
本発明は、更にリードサイクルを有するメモリにおいてクロックを生成する制
御回路の改良に関し、該改良は新たなリードサイクルの開始点においてハイにな
るSTARTクロック信号を生成するワンショットマルチバイブレータを有する
。PCOK回路はクロック信号PCOKを生成し、ワンショットマルチバイブレ
ータのSTART信号をローにリセットする。PCOK回路はSTARTクロッ
ク信号の所定の信号期間を決定する。この信号期間は十分な長さを持っているの
で、メモリのプリチャージ時間を十分にとることができると共に、メモリコアの
ワードラインのための放電時間も十分とることができ、メモリコアは前のメモリ
サイクルにおいて選択され、ハイで駆動されており、供給電圧、温度、生産過程
に変化を与えている。二次クロック回路はSTART信号に応じて複数の第2の
クロック信号を生成する。各第2のクロック信号はメモリのプリチャージ位相を
計時するために用いられる。
第2クロック回路は、第2クロック信号の1つを生成するためのラッチ回路を
有する。該ラッチ回路は、START信号によりセットされ、メモリ内のデータ
を出力する準備ができていることを示すメモリ制御信号TRIGによりリセット
される。START信号の信号期間は、次のサンプルアドレス信号を受けた時に
ラッチ回路をセットの状態に十分長い間保持することができるので、次のサンプ
ルアドレス信号を受けた時にラッチ回路をリセットするためのTRIG信号を同
時に受けたとしても、START信号は生成される。
ROMコード・マスク・プログラマブルCMOSラッチ
この発明は、また、メモリコアの電界効果トランジスタとインタフェスするた
めのCMOSラッチの改良に関する。該ラッチは、一対のPチャンネル電界効果
トランジスタ(PFET)を有し、各トランジスタには、ゲート、ソース、ドレ
インがある。一方のPFETのゲートは、他方のPFETのドレインに接続され
ている。一方のPFETのソースはラッチの出力で用いられる。PFETの対に
は、Nチャンネル電界効果トランジスタ(NFET)の対が直列接続されている
。NFETはソース、ゲートおよびドレインを有する。NFETのソースは対応
するPFETのドレインに接続され、NFETのゲートは互いに接続され、ラッ
チの出力を構成する。コアFETを構成する一対の電界効果トランジスタが設け
られ、コアFETはメモリにおいて用いられた電界効果トランジスタと実質的に
等しいものである。各コアFETには、ソース、ゲート、ドレインが設けられ、
コアFET内に設定された所定の閾値を有する。ラッチの入力は供給電圧に接続
され、ラッチに電力が供給されれば、高いゲインの出力がラッチの出力から得ら
れる。
好ましい実施の形態においては、コアFETのゲートはそれぞれラッチの入力
に接続され、ラッチにおいて再生性の正帰還が実現され、ラッチが完了した後、
ラッチにおける電力の発散が無視できる程度に低減され、その無視できる程度と
はソース−ドレイン漏れ電流であり、それは一方のNFETおよび一方のPFE
Tを介して流れる。
別の好ましい実施の形態においては、コアFETのゲートはNFETのドレイ
ンに接続され、それらは他方のコアFETに直列接続され、ラッチ内において正
の再生帰還が構成され、ラッチ行為が完了した後は、ラッチ内における電力の発
散が無視できる程度に低くでき、それは、注目のPFETとコアFETが遮断さ
れた時、一方のコアFET及び一方のPFETを介して流れるソース−ドレイン
漏れ電流だけに低減される。
入力は、メモリ内において、ロー電圧供給GVPCに接続され、サブ閾値電流
を低減し、供給電圧GVPCより約1閾値電圧低い電圧をNFETからコアFE
Tに加えることによりラッチにおいて電力の発散を低減させ、コアFETを介し
て流れるソース−ドレイン電圧を低減させる。
ラッチは更に一対のPFETのソースに直列に接続されたチップイネイブル切
替デバイスを有し、スタンバイモードにおいてPFETは電源から遮断され、電
力の消費が低減される。
本発明は、更に、メモリ回路において改良されたマスク・プログラマブル・ラ
ッチ動作を与える方法に関し、該方法はCMOSラッチに正の再生性帰還を与え
るステップと、メモリコアにおいて用いられたFETと実質的に同じコアFET
の一対のROMを与えるステップを有する。一対のROMコアFETは、選択可
能な閾値を持っている。ROMコアFETに与えられた条件にしたがい、CMO
Sラッチから所定の出力が生成され、メモリラッチはマスク・プログラマブル出
力を生成し、その出力は大きなゲインを有すると共に、パワーバスの過渡現象に
強く、低い電力消費を有するものである。
メモリ回路は更に電源を有すると共に、スタンバイモード動作期間において、
電源からラッチを遮断するステップを有し、消費電力を低減する。ラッチには低
電圧源に接続される入力があり、更にラッチに正電圧入力を設けることにより、
ラッチに流れるサブ閾値電流を低減することにより、ラッチにおける電力消費を
低くするステップを有する。
所定の出力を生成するステップは、更にラッチが完全にラッチ状態にあるとき
オフ状態にされるデバイスによりラッチ内において特定される生成された出力を
有することにより、ラッチ内における電力消費を低減するステップを有し、ラッ
チされた後においては、FETのソース−ドレインを流れるリーク電流内の電力
消費をないようにした。
本発明のおよびその好ましい実施の形態は、以下の図面により一層明確にされ
る。図面において同等な部分は同様な符号が用いられている。
図面の簡単な説明
切替ノイズを制御するための改良された出力ドライバ
図1は、本発明にかかる改良された出力ドライバの回路図。
図2は、図1の出力ドライバーの、信号SLOWがハイの状態にあるときのタ
イミング図。
図3は、図1の出力ドライバーの信号SLOWがローの状態にあるときのタイ
ミング図。
出力バッファ切り換えノイズの制御のためのバイアス生成器
図4は、本発明の改良されたバイアス生成回路の回路図。
図5は、図4の回路の動作であって、信号SLOWが遅いゲート遅延を示すハ
イの状態にあるときのタイミング図。
図6は、図4の回路の動作であって、信号SLOWが速いゲート遅延を示すロ
ーの状態にあるときのタイミング図。
CMOSROMのためのビットライン制御電圧及びメモリコア供給電圧
図7は、チャージ電圧VPCを生成する回路の回路図。
図8は、電力が遮断されスタンバイ状態にあるときに保持される内部制御信号
MLCを生成する回路の回路図。
改良されたNMOS入力受信回路
図9は、本発明にかかるNMOS入力受信器の回路図。
図10は、発明の改良の基となった従来例のNMOS入力の回路図。
図11は、X軸に図9の回路の入力電圧をとる一方、Y軸に第1インバータス
テージの出力をとり、回路のヒステリシス動作を示すグラフ。
ROM及びRAMのための出力ドライバ制御。
図12は、制御信号OECNTLを生成するイネイブル制御回路の回路図。
図13は、複数の出力ドライバ制御信号を生成する制御回路OECNTLを利
用する出力ドライバ制御回路の回路図。
図14は、図12、図13の回路に基づき、チップイネイブルCEリードサイ
クルの終わりにおいて、NCEをハイに変えられる際、及び図12で示したOE
CNTLがスタンバイモードにおいて強制的にローに保持されている時の一次及
び二次クロック信号のタイミング図。
図15は、メモリコアからのデータがラッチされて出力される準備ができてい
るとき、及びメモリTRIG回路によりTRIGパルスが生成されるときに、発
生される一次及び二次クロック信号のタイミング図。
リードサイクル割り込みのためのダイナミックROMデザイン
図16は、本発明にかかるクロック制御回路の回路図。
図17は、データ出力信号OUTと共に、3つの一次クロック及び6つの二次
クロックを含む割り込みなしのリードサイクルのタイミング図。
図18は、PCOKがローにあり、STARTがハイにあるときから少し遅れ
た時点において割り込みがなされるリードサイクルの動作を示すタイミング図。
図19は、PCOKクロックがハイになってから後において、割り込みが行わ
れるリードサイクルのタイミング図。
図20は、PCOがローに切り替わった後、割り込みが行われるメモリリード
サイクルのタイミング図。
図21は、TRIG制御信号がハイに変わった後に割り込みが行われるメモリ
ーリードサイクルのタイミング図。
図22は、データ出力信号OUTが切り替わった後にリードサイクルが割り込
まれた時の動作を示すタイミング図。
ROMコード・マスク・プログラマブル・CMOSラッチ
図23は、ROMコード・マスク・プログラマブル・NMOSラッチのNMO
Sバージョンの従来例の回路図。
図24は、図23におけるNMOSラッチに相当する部分を置き換えるROM
・コード・マスク・プログラマブル・CMOSラッチの回路図。
図25は、図24に示したCMOSラッチの変形例。
本発明及び種々の実施の形態は以下に詳細に説明する。
好ましい実施例の詳細な説明
スイッチングノイズを制御するための改良された出力ドライバ
リードオンリイメモリ回路の出力ドライバの立上りおよび立下りエッジの増大
又は減少レートは、CMOS出力アンプ(amplifier)を、コントロー
ル信号SLOWによって増大又は減少レートが制御されるゲートコントロール信
号で駆動することにより与えられる。信号SLOWは上記ROMの演算速度に基
づいて生成されるとともに、2値信号であり、第1の状態は通常の演算速度を表
わし、第2の状態はROMの低演算速度を表わす信号SLOWがハイのとき、相
補ゲートドライブ信号がCMOSアンプに印加されるレートは、第1の即ち通常
のレートで生成される。しかしながら、信号SLOWがローのとき、これらゲー
トドライブ信号の生成のレートはCMOSアンプのスイッチング速度に対応して
減少すべく減少される。
電圧プリチャージ信号VPCは、製造パラメータ、電圧変動および温度変動を
示すプリチャージ電圧の変動がゲートドライブ信号が生成されるレートおよび、
したがってCMOSアンプのスイッチング速度を直接にもたらすように、レート
制御回路にも印加される。
CMOSアンプの立上りおよび立下りの両方のエッジのスイッチングレートは
、対応するゲートドライブ信号を生成するのに使用されるFETトランジスタの
幅を独立に変化させることにより独立に制御される。
全体が参照番号10で示される本発明の出力ドライバは第1図に図式的に示さ
れている。出力ドライバ10は、ワイドPMOS電界効果トランジスタ(FET
)12およびワイドNMOS FET14からなり、それらのゲートはFET1
2および14を駆動するとともに本発明にしたがってそれらのスイッチング速度
を遅くするための回路に接続されている。FET12と14の出力16はチップ
外大容量コンデンサを駆動するのに使用される。一方、FET12と14を駆動
するのに使用される論理ゲートのための回路は、NANDゲート18、インバー
タ20、FET22〜30、38およびNANDゲート32からなる。FET1
2と14のスイッチング速度を遅くするのに使用される回路は、FET34〜3
6、
インバータ40およびFET12からなる。
出力ドライバ10のスイッチングは出力イネーブル信号OEによって制御され
る。出力イネーブルOEは出力ドライバ回路をイネーブル化する信号である。出
力イネーブルOEがハイならば、センスアンプからのデータはチップに転送され
るであろう。出力イネーブルOEがローならば、出力16はトライステート化(
tristated)される。OEがローならば、FET12の出力ゲートはハ
イになり、FET14の出力ゲートはローとなり、出力16はトライステート化
される。信号OEがハイならば、NANDゲート18と32に対する入力として
設けられたセンスアンプSLQI、NSLQIの出力は出力16に通ることが許
可される。信号SLQIとNSLQIはi番目のビットのためのセンスアンプ回
路の相補的な出力である。
信号SLOWはバイアスジェネレータの出力である。RC回路とゲート遅延回
路の遅延が比較され、その結果はラッチに格納される。SLOWはこの比較の結
果である。SLOWがローであれば、出力ドライバのスイッチング速度は減少さ
れる。SLOWがハイであれば、出力ドライバの遅延速度は不変に保持される。
出力ドライバ10は信号SLOWで制御される2つの動作モードを有しており
、インバータ40とFET34に対する入力として設けられている。信号SLO
Wがハイならば、出力ドライバ10は通常速度でスイッチングを行う。信号SL
OWがローならば、出力ドライバ10はより緩速でスイッチングする。
FET14の2つのスイッチング速度は、FET12のスイッチング速度と同
様独立に制御される。信号SLOWがハイならば、PFET42がオンするとと
もに、FET14のスイッチング速度は不変である。信号SLOWがローのとき
、FET42がオフされ、FET14のスイッチング速度はFET26と28に
よって制御される。FET26は回路内で単独のときの方がFET42と並列さ
れたときの方がより大きい抵抗を与えるので、FET14スイッチング速度は減
少される。
FET12のスイッチング速度は、FET24、34〜38によって制御され
る。信号SLOWがハイのとき、FET34はオンされ、FET34と36を通
る電流路が能動化される。信号SLOWがローのとき、FET34はオフされる
。そして、FET12のゲートはFET24と38を通して放電される。その結
果、FET12のスイッチング速度は減少される。
7個のFET24〜28、34〜38および42はFET12と14のスイッ
チング速度を制御する。これら7個のFETは通常および低速の両方のスイッチ
ングおよび出力の立上りおよび立下りエッジについて独立のスイッチング速度制
御を行う。
電圧プリチャージ信号VPCはFET36と38のゲートを制御するのに使用
される。VPCは製造パラメータ、電源電圧変動および温度変動に伴って変化す
る。VPCが変化するにしたがって、FET36と38の電導度も対応して変化
する。低速条件ではVPCは約2.3ボルトであり、高速条件では約1.8ボル
トである。VPC電圧が低下するにしたがってFET36と38の電導度は低下
する。これに対応して、FET12のスイッチング速度は低下する。スイッチン
グ速度におけるこの低下は、さらに出力ドライバのスイッチングノイズを減少す
る。FET36と38の電導度を制御するためにVPCを用いることによって出
力ドライバ10のスイッチング速度は、広範囲の作動条件にわたってより正確に
制御される。
回路の動作は、第2図と第3図のタイミングダイヤグラムに関連してよりよく
示されている。第2図は信号SLOWがライン44で示されるように始終ハイで
ある場合の出力ドライバ10のタイミングダイヤグラムである。出力イネーブル
OEがライン46で示されるようにエッジ48でハイになったときに、あるスイ
ッチング遅延の後、ライン52で示すように出力の立上りエッジ50をトリガす
る。一方、出力イネーブル信号OEの立下りエッジ54は、出力信号16の立下
りエッジ56をトリガして第2図に示すように、トライステートレベルとする。
第3図は、制御信号SLOWが当該時間中ローであるときの第1図の出力ドラ
イバの動作を示す。第3図のライン52の出力16の立上りエッジ50を対応す
る第2図のライン52の立上りエッジ50と比較すると、第3図のタイミングダ
イアグラムで示される場合には、立上り時間がよく遅くなっていることが示され
ている。同様に、出力の立下りエッジ56もより緩やかな立下りエッジとなって
いる。第2図と第3図のタイミングダイアグラムは、ライン58の信号SLQI
で示されるように、出力ビットがハイである状態を仮定している。しかしながら
、SLQIが論理的にローである場合には、第2図および第3図に示されたもの
とは逆の出力が対応する結果となる。第2図および第3図には図示されていない
が、スイッチング速度は上に述べたように、プリチャージ電圧VPCのレベルに
依存する。
出力ドライバ10のスイッチング速度の制御は7個のFET即ち24〜28、
34〜38および42の幅を変化することにより達成される。
上述した継続中の出願、現在米国特許第5,241,497号として発行され
た、における出力ドライバ10のNMOS版においては、スイッチング速度は制
御信号BIASによって制御される。BIASの値は通常のスイッチング速度モ
ードについて供給電圧VDDとして設定される。信号BIASは、約2.0ボル
トから供給電圧VDDまでスイッチング速度を低減するために切替えられる。先
に述べた出力ドライバでは、信号BIASは通常および低速スイッチング速度モ
ードの両方について同じ経路を有する。信号BIASがVPCのレベルにあると
きは、先の出力ドライバはより低速で切替えられるが、どの程度低速であるかは
、いかなる方法でも制御されることのないVPCの電圧によって決定される。こ
の意味で、先のNMOSデザインは、上に述べた改良とは異なり、通常および低
速スイッチング速度モードについてスイッチング速度の独立した制御は行えない
。
同じ7個のトランジスタは、これら7個のトランジスタの選択された幅によっ
て制御される立上りおよび立下りエッジの両方の速度を切替える。これらトラン
ジスタの幅は、ROMの最高アクセス時間要求に適合しつつ、供給電圧VDDお
よび接地電位VSSの両方に関しスイッチングノイズを最小化するよう、本発明
の精神にしたがって最適化される。
本願の改良においては、SLOWを生成するバイアスジェネレータと出力ドラ
イバ10は出力ドライブスイッチングノイズを低減するように設計されている。
改良されたCMOS設計は、SLOWが論理的にローであるときにVSSとVD
D両方のノイズを低減する。これとは対照的に先のNMOS設計は出力ドライバ
の立下りエッジを制御するのみであり、それゆえVSSに関するノイズを低減す
るだけである。VDDに関するノイズは先のNMOS設計では低減できなかった
。
上に述べたように、プリチャージ電圧VPCは、製造パラメータ、電圧変動お
よび温度変動に伴って変化する。上に述べたように、VPCと出力ドライバ10
は出力ドライバスイッチング速度を制御する。VPCは一般的には、より速いR
OMに対してより低い。より低いVPCは、これらより高速のROMに対して出
力ドライバのスイッチング速度を低下させるために用いられる。出力ドライバの
スイッチング速度の制御を支援するためにVPCを使用することにより、スイッ
チング速度はより広範囲の作動条件にわたってより正確に制御されることになる
。
通常および低速のスイッチングモードの両方についての遅延は独立に制御する
ことができるので、出力ドライバ10は、最高アクセス時間の要求が許容しうる
だけ多くスイッチング遅延を増大することを可能にし、それによってスイッチン
グノイズの低減の最適化を図ることができる。
出力バッファのスイッチングノイズの制御のためのバイアスジェネレータ
リードオンリィメモリの出力ドライバのスイッチング速度をバイアスするのに
使用されるバイアス制御信号SLOWを生成するための回路は、RC遅延回路、
ゲート遅延回路、比較器およびラッチの組合せにより与えられる。リードオンリ
ィメモリ内のアドレスサイクルの始まりを示すSTART信号は、RC遅延回路
およびゲート遅延回路夫々におけるゲートのプリチャージとリセットを開始する
。ゲート遅延回路を通過したSTART信号は、RC遅延回路にプリチャージさ
れた電荷の減衰と比較される。ゲート遅延信号がRC電荷減衰におけるトリガポ
イントの前か後かに依存して、ラッチは、制御信号SLOWを生成するためにセ
ットもしくはリセットされる。制御信号SLOWは、ゲート遅延がリードオンリ
ィメモリ内のRC減衰より速いことを示す第1論理状態或はゲート遅延がリード
オンリィメモリ内で典型的に生じるRC遅延より遅いことを示す相補的な第2の
論理状態にセットされる。
第4図は、先に述べた継続中の出願の第26図と第30図に図式的に示した回
路の機能を置換する、改良されたバイアスジェネレータを図示する。第4図に図
示された回路は、電圧、温度もしくは製造誤差等の変動が回路のパフォーマンス
、特に出力バッファスイッチング速度およびしたがってスイッチングによる出力
上のノイズ等に悪影響を与える場合に、これらの変動を補償するための手段を提
供するため、上記各種変動によって惹起される回路速度における相対差を検出す
べく企画されている。
第4図の回路の出力は、制御信号SLOWであり、その使用の意味は、第1〜
第3図に関連して上に述べている。バイアスジェネレータ回路の出力SLOWは
、RC回路66と、ラッチ86内に内蔵されたゲート遅延回路98における遅延
の比較結果である。SLOWは出力ドライバのスイッチング速度が低減されるべ
きときにはローである。出力ドライバのスイッチング速度を不変に保持すべきと
きには、SLOWはハイである。
回路の動作は、出力バッファが接続されたリードオンリィメモリの読取作動の
開始を示す、チップ上で生成される離散制御信号STARTによって開始される
。信号STARTは各読取サイクルの開始時に与えられる電圧パルスである。信
号STARTは第5図と第6図のタイミングダイアグラムに図示されたように、
各読取サイクルの開始時にハイとなり、
読取サイクルの中間でローとなる。信号STARTがローとなると、制御信号
はRCおよびゲート遅延回路を通過され、比較が行われる。
第4図のバイアスジェネレータ回路は、RC遅延回路66、ゲート遅延回路9
8およびラッチ86からなる。第5図および第6図のライン109で示される信
号STARTの立下りエッジ122で、RC回路66とゲート遅延回路98によ
る遅延が比較される。比較の結果はラッチ86の状態を決定する。ラッチ86の
出力SLOWは上述した如く、出力ドライバのスイッチング速度を選択的に低下
させるために出力ドライバとの関連において使用される。
STARTはROMの新規の読取サイクルの開始に際してハイとなる。STA
RTの立上りエッジ110はRC遅延回路66、とりわけレジスタ68およびゲ
ート遅延回路98、とりわけインバータ100と104をプリチャージする。イ
ンバータ64内の大容量PMOS FETと付加的なPMOS FET78は、
信号STARTがハイになったときにRC遅延回路66を急速にプリチャージす
る。インバータ65とNANDゲート102はゲート遅延回路98を急速にリセ
ットする。RC遅延回路66の出力は、製造変動効果を低減するとともに安定な
トリガ点を達成するため長チャネルで設計されたインバータ76によって増幅さ
れる。
ラッチ86はNORゲート60の出力によって能動化される。NORゲート6
0の出力は信号STARTがローになるとハイになり、RC遅延回路66の出力
がローとなり、かつインバータ76の出力がハイとなるまでハイに保持される。
START信号の立下りエッジ122はRC遅延回路66とゲート遅延回路98
との間のレース(race)を惹起する。インバータ94と92の出力はラッチ
86への入力である。ラッチ86の状態はNORゲート60の出力のノード80
上の立下りエッジ130によって決定される。ゲート遅延回路98がRC遅延回
路66より早ければインバータ94の出力はローとなり、インバータ92の出力
はノード80がハイからローとなるとハイとなる。インバータ92の出力はノー
ド80が立下りエッジ130でハイからローとなる前にはハイであるので、FE
T82と88を通して接地するために、FET82の出力において信号SLWの
経路が存在する。それゆえ、SLW又はラッチ86への上側入力はノード80の
立下りでSLWの接地状態をラッチする前に接地される。これにより、ラッチ8
6の出力はローとなる。
逆に、ゲート遅延回路98がRC遅延回路66より遅ければ、ノード80が立
下りエッジ130でハイからローになった時に、インバータ94の出力はハイに
なり、インバータ92の出力はローとなる。ノード80がエッジ130でハイか
らローになる前にインバータ92の出力がローであるので、ラッチ86の上側出
力FSTから接地に至る電導経路が存在する。かくして、FSTはノード80の
立下りエッジがFSTの接地状態をラッチする以前に接地される。ラッチ86の
下側出力はプルアップされ、信号SLOWはハイのまま保持される。
上記回路の作動をより詳細に考察する。STARTはNORゲート60への入
力として設けられ、信号NSTARTを生成するためにインバータ62によって
反転される。NSTARTは第2のインバータ64によって再度反転され、さら
に、一般的に参照番号66でしめされるRC回路に接続されている。RC回路6
6は直列の複数の集積回路レジスタ68と金属切除および解放選択手段74によ
って選択的にノード72に接続される、並列接続された複数の集積回路FETコ
ンデンサ70を含んでいる。
ノード72はインバータ62の出力によってゲートが制御されるプルアップP
FET78の出力に並列に接続されているインバータ76の入力に接続されてい
る。インバータ76の出力はNORゲート60の入力に信号STARTと一緒に
接続されている。NORゲート60の出力は制御ノード80である。NFET8
2と84のゲートはノード80に接続され、それらの出力は全体が参照番号86
で示されるCMOSラッチに接続されている。CMOSラッチ86の出力は信号
SLOWである。FET82と84の入力は選択的に夫々FET88と90を介
して接地される。FET88のゲートはノード93に接続される一方、FET9
0のゲートはインバータ94の出力に接続されている、一方、インバータ92の
出力はノード93に接続されるとともに、インバータ94の入力はインバータ9
2の入力とともにノード96に接続される。ノード96は全体を参照番号98で
示され、入力として信号NSTARTを有するゲート遅延回路の出力である。回
路98は複数の第1のインバータ100を有し、その出力はNSTARTととも
にNANDゲート102に接続される。NANDゲート102の出力は複数の第
2のインバータ104に接続され、その出力はノード96に接続されている。
第4図の演算回路は第5図と第6図のタイミングダイアグラムを参照すること
によってより良く理解される。第5図はゲート遅延が遅い場合における第4図の
回路の動作のタイミングダイアグラムである。例えば、ライン106中で、アド
レスは時刻108で新読取サイクルについて有効となる。この事象は、一方、従
来公知の論理回路(図示せず)を用いて信号STARTの立上りエッジ110を
トリガする。一方、信号STARTの立上りエッジ110は、インバータ62の
出力において相補信号NSTARTの立下りエッジ112を生成する。NSTA
RTの立下りエッジ112は第5図にライン72’で示すように、ノード72に
影響を与えるとともに、立上りエッジ114と116を夫々生成するため、第5
図にライン96’で示すようにノード96に影響を与える。したがって、ライン
72’はRC遅延を示す一方、ライン96’はゲート遅延の効果を示す。
第5図のライン96’で示すノード96上の立上りエッジ116はインバータ
92の出力であるライン92’で示す信号の立下りエッジ118を惹起する。1
回のゲート遅延の後、立上りエッジ120が第5図にライン94’で示すように
、インバータ94の出力において生成される。
ライン109で示すSTART信号の立下りエッジ122はライン111上の
NSTARTの1ゲート遅延後立上りエッジ124をトリガするとともに、RC
回路66のプリチャージ条件によって決定されるように、STARTがローとな
った後、第5図にライン80’で示すように、ノード80において信号の立上り
エッジ126をトリガーする。
この時点でNSTARTがハイであるので、FET78はオフされ、インバー
タ76への入力はノード72とともにフロート状態となる。インバータ64の出
力は現在ローであり、ノード72は、72’で示すRC遅延スロープ128で図
示するように金属選択手段74によって設定されるRC時定数にしたがってイン
バータ64への放電を開始する。このことは、インバータ76に対するトリガー
点に達すると、ライン80’で示すように、立下りエッジ130においてノード
80を立下げる。
ところで、回路98内で生ずるゲート遅延は、第5図の場合、チップが遅いゲ
ート伝播特性であることを想定しているため、回路98を介してNSTARTの
立上りエッジ124に伝播してライン96’上に示すようにノード98で立下り
132を生成する。1回のゲート遅延の後、立下りエッジ132はライン96’
と92’とで夫々示すように立上りエッジ134を生成する。しかしながら、ノ
ード80がエッジ126と130の間でハイである間、インバータ92の出力が
ローになると、SLOWが遅いゲート遅延のために以前にハイであったとの仮定
のもとに、138に図示される如く、ハイである信号SLOWを保持するラッチ
86の入力FSTにゼロが接続される。ノード80がローになった後、FET8
2と84の接続の遮断、ノード96上の信号の立下りエッジ132はラッチ86
に送信されず、信号SLOWをハイのままとする。
早いゲート遅延がある場合に及んで、対応する事象と要素が同様の参照番号で
示す第6図のタイミングダイアグラムは、ライン96’上より少ないゲート遅延
と、より早期の、即ちライン80’で示すノード80のエッジ126と130の
間の時間間隔内において生成される立下りエッジとを示している。この場合、N
START信号はノード80でのRC減衰が立下りエッジ130をトリガーする
時間に先立って、ゲート遅延回路98を介して伝播される。信号SLOWは、S
TARTの立下りエッジ122によって立上りエッジ140と一緒にオンされて
おり、第6図のライン138に図示されている立下りエッジ142に関してノー
ド92で先行する立上りエッジ134によってローに逆駆動される。立上りエッ
ジ134はラッチ86の入力に論理ゼロ信号を入力する際にFET88を駆動す
る。
CMOS ROMのためのメモリコア供給電圧とビットライン制御電圧
メモリプリチャージ電圧VPCは、測定値に応じて、トラックが高供給電圧V
DDにおいて変化し、この供給電圧は、プリチャージ電圧を下げる方向に作用す
る変動負荷に無関係にプリチャージ電圧を保持するとともに、プリチャージジェ
ネレータがパワーダウン条件の間実質的にオフされていることに拘らずプリチャ
ージ電圧を動作レベルに保持する。プリチャージ電圧VPCは、ROMコア内の
ビットラインに接続された小プルアップ電流FETを駆動するのに使用される内
部制御電圧MLCを生成する回路に対する制御入力信号として用いられる。内部
制御信号MLCは、メモリコア内のあるビットラインに放電電流をトラックし、
VPCをトラックし、さらにMLC電流がパワーダウン条件の間実質的にオフさ
れているときでも動作電圧レベルに保持されるように、生成される。
第7図のダイアグラムは電圧プリチャージ信号VPCを生成するための回路1
44を示している。VPCはソースフォロアFET146の出力であり、該FE
Tは、読込みサイクル後にメモリコアをプリチャージするのに必要な大電流を供
給するための極めて広いチャネルを有する。FET146のチャネル長は集積回
路内において熱電子の生成を減少させるために用いられる最小値よりも長い。V
PCの電圧レベルはノード148で生成される電圧VRNより僅かに高い約2.
3ボルトであり、VRNはROM内で使用されるNFET差動アンプ電流源のた
めの内部参照電圧である。電圧VRNはFET150と152を横切るドレイン
−ソース電圧低下によって決まる通り、NFETしきい値電圧の約2倍である。
FET150と152は、ドレイン−ソース電圧低下がしきい値電圧より僅かだ
け高くなるように、広いチャネル幅と低いドレイン電流を有する。この手段によ
って、VRNとVPC電圧レベルは、製造プロセスの変化、温度変動その他の変
動の結果としてNFETしきい値電圧に生ずる変化を追従する。
回路144は、ROM回路のための高供給電圧VDDが変化するのに伴ってV
PCが明らかに変動しないように設計されている。しかし、VDDの増加に伴っ
たVPCの僅かな増加は、ROM内において使用されるCMOSセンスアンプの
挙動を改善することができる。PFET154〜162はこの目的のために使用
される。読込みサイクルの間、チップイネーブル信号の反転論理信号NCEはロ
ーであり、この信号はノード164を供給電圧VDDに向けて駆動すべくNFE
T156をオンする。NCEは、ローであるとき、VDD動作のための回路を切
替える。NCEはハイであるとき、ROMの大部分が、パワーの低下状態となる
。
ノード166に接続されたFET158のゲート及びドレイン端子でもって、
FET156と158はノード166に電流を供給する。VDDが増大するにし
たがって、電流は増加する。電流はFET168〜172を介して流れ、これに
よってノード166と148の電圧(VRN)を増加する。ノード166への電
流量はFET160と162の手段によって調整されうる。第7図のダイアグラ
ムにおいて、FET160のソースとドレインは短絡されていることに注目され
たい。金属ショート174を切断することにより、ノード166への電流はFE
T160によって減少される。金属ショート176を製作することにより、電流
を増加させることができる。付加的な電流は、FET162を介してノード16
2に流れ、これによってノードの電圧を増大させる。
ノード166の電圧の何んらかの増大はノード178の電圧GVPCとVPC
における僅かな増大をもたらす。ノード166の電圧が増大すると、ノード18
0と182の電圧は、夫々FET184と186によって低下するように駆動さ
れる。このことは、一方、FET188と190に対する駆動電圧を夫々低下さ
せる。ノード178の電圧GVPCはその後立上る。しかしながら、FET18
6と192はノード178、GVPCからノード180と182への負帰還を与
え、GVPCの電圧レベルの変化が制限される。ノード178のGVPC電圧の
増大は、FET146によるVPCの増大をもたらす。
低供給電圧源VPCの負荷は、ダイナミックROMにとって本質的に変化しや
すい。負荷に対する突然の増大は、VPCを僅かに低下させ、一方、FET14
6のドレインされたゲート容量のために、GVPCにおける僅かな低下を惹起す
る。FET196,190,198及び188からなるインバータはGVPCを
比較的高速に先のレベルに戻す。GVPCにおける一時的な低下はFET192
と194に対する駆動電圧を低下させる。ノード180と182の電圧は、それ
ゆえ、FET188と190に対するより低い駆動電圧を与えるように低下され
る。FET188と190のドレイン電流の低下は、FET196と198がG
VPCをより高速に生のレベルに駆動することを可能にする。
一方、FET190と196、他方FET198と188からなるインバータ
について高ゲインと低電力損失を与えるため、参照電圧VRPがFET196と
198のゲートに接続される。VRPはROM全体に使用されるPFET電流源
に対する内部参照電圧である。それは、上述した信号VRNに対するCMOS相
補信号である。定電流源負荷として機能するFET196と198によって、高
いゲインが達成される。
内部制御電圧VRPはFET200〜204によって生成される。VRPのレ
ベルは高供給電圧VDDより低いPFETしきい値の2倍より僅かに高い。NF
ET204はPFET200と202を介して流れるきわめて少ないドレイン電
流を有する。この手段によって、PFET200と202を横切るソース−ドレ
イン電圧低下は、単一のPFETのしきい値電圧より僅かだけ大きい。
本発明のいま一つの特徴は、スタンバイ動作の間プリチャージ電圧VPCを保
持するため低電流回路に対する電力を維持しつつ、最大電流を引く回路をパワー
ダウンさせる能力である。第7図はNCEで制御されるFET156,206,
208を含む。NCEがスタンバイ動作のためハイに切替わると、FET156
〜162,206,208,194,184,198及び188はパワーダウン
される。しかしながら、FET154はノード166の電圧を維持するために、
極小の電流を供給するとともに、インバータ196,190はスタンバイ動作の
間VPCを維持するために信号GVPCを維持する。大チャネルFET210は
、VPCに現れる高速変化のノイズ電圧を極小化するためバイパスコンデンサと
して機能するように使用することができる。
ここに説明した第7図の電圧プリチャージ回路は、第8図に図式的に示した最
小洩れ電流発生回路212に向けられている。回路212は、VPCより大きい
NFETしきい値電圧より僅かに大きいレベルで制御信号MLCを生成する。N
FETのゲートに接続されると、MLCは負のノイズ電圧および接地への洩れ電
流を克服するためにビットラインについて制御された小プルアップ電流を与える
。以下に記述するように、MLC回路は、変動する動作条件のためにVPC電圧
レベルに追従する。MLCが接続されるプルアップFETによって供給される電
流は、(1)それがビットラインを放電するメモリコアからの電流のごく一部で
ある、及び(2)それが上記ごく一部をほぼ一定に維持するように動作プロセス
変化に伴って追従しなければならないといったように制御される。制御は選択さ
れたメモリコアFETが低いしきい値電圧でプログラムされている場合、ビット
ラインが適当に放電することを可能にするようになされる必要がある。メモリコ
アからの電流が動作およびプロセス変化に伴って相当に変化しうるので、制御が
必要とされる。
動作およびプロセス変化に伴った追従を達成するため、もしくはROMのメモ
リコアからの電流に伴って追従するため、3個の直列接続のFET212〜21
6は一方NFET218〜220とも直列に接続されており、ROMコア内に典
型的に生ずる電流経路をエミュレートする。FET212〜216のゲートは、
各々、高電圧源VDDに、ROMコア内のカップリングに対すると同様に接続さ
れている。これら直列された5個のFET212〜220を通す電流は、メモリ
コア電流に追従する。
PFET222と224は、FET218内を流れる電流がFET224で反
射されるとともにFET226と228を通して流れる電流ミラー回路を形成す
る。FET222の幅は、FET224で反射された電流がFET222を通し
て流れる電流の約10%となるように、FET224の電流の約10倍である。
PFET230は、FET224と並列に接続されており、同じチャネル寸法諸
元を有する。PFET224と230の両方によって反射された総電流は、した
がって、PFET222を通して流れる電流の約20%である。PFET232
〜236はPFET222とも並列に接続されており、したがって、FET21
8からFET226と228へ反射される電流量を減少させる。電流ミラー回路
に接続されたPFET232〜236,222,224および230でもって、
FET226と228を通して流れる反射電流は、FET218を通して流れる
電流の約13%である。
処理されたシリコンウエハについて、反射された電流の比を経験的に調整する
ために、PFET230〜240は、各々、ドレイン端子およびノード224も
しくはノード246と信号MLCに接続された金属切断/短絡オプションを備え
る。これは最適な電流比が経験的に設定することができる手段を与える。
回路212は、ノード246においてその入力ノード248においてVPCに
追従するように出力信号を生成する。FET228はVPCに接続されるソース
端子とMLCに接続されるゲートを有する。PFET224と230内の反射さ
れた電流はFET226と228を通して流れる。これはFET228のしきい
値電圧より僅かに大きいVPCより高い信号MLCを生成する。VPC電圧が低
下すると、FET226と228は当然にMLCを低下させる。VPCが増加す
ると、PFET224と230はMLCをより高くする。金属切断/短絡オプシ
ョン250は、FET252,254および226のためのこの回路レイアウト
を
も含む。FET252又は254に対応してソース−ドレイン短絡250を切断
又は開くことにより、MLC電圧は僅かに減少させることができる。
第7図の信号VPC,FET146のための出力ドライバは電流をソースする
ことができるがいかなる電流を低下させることができないNFETソースホロア
である。そこで、VPCはFET228からの電流を低下させることができない
。それゆえ、FET256は、NFET228の電流より大きい接地電流でVP
Cを負荷するために設けられている。これは、VPCから接地へのネット負荷電
流を与える。PFET258内の反射された電流はNFET260と256によ
り2回反射され2倍とされる。結果として、FET256を通る電流はメモリコ
ア電流にも追従する。
本発明のいま一つの特徴は、スタンバイ動作の間MLC電圧を保持しつつ回路
をパワーダウンする能力である。NCEは第8図のダイアグラムにおけるノード
262への入力であり、FET264と266を制御するために用いられる。F
ET264と266からなるインバータの出力は、ノード信号268CEDEL
である。NCEがスタンバイモードのためにハイに切替えられると、ノードCE
DELは、FET220をオフするFET226によってローに駆動される。F
ET218,212,214および216を通して流れる電流は、ここでFET
270によって制限される。FET270はそのゲートに接続される参照電圧V
RNを有し、かつ長くて狭いチャネルを有する。これらの理由により、FET2
70を通るドレイン電流はきわめて少ない。PFET258,224および23
0の電流はFET218を通して流れる電流より少ないので、MLC回路は、ス
タンバイモードにおいては、きわめて少量の供給電流を有する。しかしながら、
FET224と230は、スタンバイの間MLC電圧を保持するため少量の電流
を供給する。
発生されたMLC電圧はVPCを越えるNFETしきい値電圧より僅かに大き
い。VPCの平均電圧は、毎秒当りのメモリリードサイクル数における変化に起
因して変化する。このことは、その電圧レベルへの影響を有するVPC回路上の
平均負荷変動に結果する。MLCはこれらの変化を追従し、小さい制御されたプ
ルアップ素子に対するゲートドライブとして、ROM内の全体回路に渡ってそれ
が使用されうるよう、所望のしきい値量だけ僅かに大きく維持される。
改善されたNMOS入力レシーバ回路
全体が参照番号272で示される、NMOS入力レシーバが図示されている第
9図の図式ダイアグラムに話を転ずる。
レシーバ272は、例えば、アドレスビットAIを受信する入力274を有す
る。レシーバ272は、一方、出力に関連する4つの信号、即ちノード276の
出力信号Q、ノード278上の相補信号NQおよびノード280と282の内部
出力関連信号SとRを有する。以下に説明するように、SとQ,RとNQは大部
分等価である。
ハイのTTLレベルがノード274に入力されると、QはVCC−VTHとな
り、ここでVCCは供給電圧、VTHはNMOSしきい値である。ローのTTL
レベルが入力274において検出されると、Q出力276の電圧は接地電圧VS
Sになる。点線内の回路284は、同時継続中の出願で米国特許5,241,49
7号として発行されたものとの関係において記述した入力レシーバ内に用いられ
た回路の同じ部分と同一である。
本出願において開示される改善された入力レシーバは2つの主要な改善を有す
る。1つの改善点は、製造絡みの変動を最小化するため広く長いFETサイズの
採用である。
第2の改善は、入力レシーバスイッチングレベルを制御するための孤立フィー
ドバック信号Sの採用である。フィードバック信号Sは、ノード274の反転入
力AIによって2回生成される。このことがどのようにして達成されるかは、第
10図に示す如きROMノイズに的を絞った先のデザインを第9図に示すものと
比較することによってより容易に理解される。
いずれの場合においても、第1インバータ288はTTL電圧レベルを検出し
、第2インバータ281は出力信号の振幅と駆動を増大させる。第2インバータ
281の出力はノイズの第1インバータへのフィードバックを避けるため、第1
インバータ288にフィードバックされる。第10図に示されるとともに米国特
許
5,241,497号に記述された回路では、ノード280のSとノード282の
RとがFET287に接続される。このことは、トランジスタ287がノード2
80のSを通じての第1インバータ288へのフィードバックによってレベルの
切替えを行うことを可能にする。
アドレス検出を誤ってトリガーするノイズフィードバックの切替えは、第9図
の回路においては、ノード291と出力RをFET285と283のゲートに接
続することによって第2インバータ281からの出力を実際の分割することによ
り回避される。したがって、FET287を通したいかなるスイッチングノイズ
も、ノード280を通してのインバータ288のフィードバック経路から良好に
分離される。
第9図の入力レシーバの動作を考える。TTL低レベル電圧は0乃至0.8ボ
ルトの範囲である。一方、高レベル電圧はVCC〜約2.4ボルトの範囲である
。TTLローレベルがノード274で検出されると、出力276のQは接地レベ
ルとなる。TTLハイレベルが検出されると、出力QはVCC−VTHとなる。
ローレベル電圧検出では、ノード274におけるTTL入力はハイからローとな
る。ノード286は第1インバータ288のロー電圧は第11図の曲線302で
示すように、結果として、約0.2ボルトだけ立上げられる。
ノード274に対する入力は論理ハイレベルになったとき、ノード286はハ
イからローとなり、ノード280のSはローからハイとなる。ノード280は、
スイッチオンされ、第11図に曲線300で示すように、反転された288のス
イッチングレベルを約0.2ボルト低下させるFET290にフィードバックさ
れる。入力レシーバのスイッチングレベルの低下および増大は、入力レシーバ2
72のヒステリシスである。回路のヒステリシス挙動は、本来の目的であるノー
ド274のノイズ免疫性を改善する。
インバータ288のFETとFET290〜298は、入力レシーバのスイッ
チングレベルにおける製造並びに後に生ずる変動を最小化するため長くかつ広い
チャネル幅を持つように設計され、製造される。入力レシーバスイッチング電圧
は、全ての条件について0.8と2.4ボルトの間になければならない。スイッチ
ングレベル変動とヒステリシスは、この狭い電圧ウインドウ内に常に存在しなけ
ればならない。後の変動の製造が低減されるならば、ヒステリシス特性は向上さ
れる。向上されたヒステリシス特性はより良好なノイズ免疫性を与える。
ROMとRAM素子についての出力ドライバ制御
本発明の制御回路は、複数のクロック信号と論理ゲートと2つのラッチ回路を
採用する。クロック信号はメモリ設計に組込まれたアドレス遷移検出(ATD)
回路内において使用される。これらのATD回路およびクロック信号は、ATD
回路を採用したメモリのためのドライバ出力のフロート制御タイミングを改善す
るのに使用される。
ROMもしくはRAMがスタンバイから実際の動作モードに切替えられると、
メモリの出力ドライバは、OEPAD(入力パット上の出力イネーブル)として
表される入力制御信号が、メモリリードサイクルの最初の部分の間出力ドライバ
をフローティングさせなければ、旧いデータを出力することができる。旧いデー
タの出力は、システムノイズとパワー損失を増大させる。リードサイクルの始め
から新データが出力準備できるまで、ドライバの出力をフローティングさせるた
め、入力信号OEPADのタイミングを制御することは、多くの先行技術応用及
び回路設計における実際の代替物ではない。
ROM又はRAMのリードサイクルが完了し、第2のリードサイクルが開始さ
れると、出力ドライバは、第2メモリリードサイクルの最初の部分で第1サイク
ルデータを出力する。出力データが第1サイクルデータ出力から第2サイクルデ
ータ出力に円滑に移行しないならずシステムノイズとパワー損失は増大する。出
力ドライバを第1出力データリードサイクルから第2出力データリードサイクル
へと円滑に切替えることにより、システムノイズとパワー損失は減少される。旧
データから新データへの円滑な移行を与えるため、入力信号OEPADのタイミ
ングを制御することは、再び、多くの応用において実際的でない。本発明は内部
タイミングを与えることによって、この問題を解決している。
本発明の回路は、ROM又はRAMがスタンバイから実際の動作モードに切替
えられたときに、出力イネーブル信号OEを生成するために使用される出力ドラ
イバフロート制御のための設計を考慮することによってまず理解される。出力イ
ネーブルOEは、以下において詳細に記述される第13図の回路によって生成さ
れる内部信号である。OEがハイのとき、データ出力はイネーブルとなる。OE
がローであるとき、出力ドライバはディスエーブルかフロートとされる。
次に、本発明は、RAM又はROMリードサイクルがいま1つのリードサイク
ルに追随されると、出力イネーブル信号OEを生成するために用いられる回路に
向けられている。最初に、メモリスタンバイから実際のリードサイクルへの移行
を考える。ROM又はRAMは、チップイネーブル入力CEが内部信号をハイに
するために使用されるときに、スタンバイモードにある。CEとNCEは、従来
的にはメモリチップ内において生成されるか、メモリ回路に対し、従来のオフチ
ップ制御信号として与えられる。NCEはチップイネーブルCEの論理反転であ
る。NCEがローであるとき、回路は動作のためVDDに接続される。NCEが
ハイであるとき、メモリの大部分はパワーダウンされる。
図12において、NCEがNORゲート312の入力に付与される際ににハイ
である時、NORゲート312の出力ENABLEOEはローに強制されるだろ
う。NORゲート312の他方の入力は信号STARTである。STARTは、
新しい読取りサイクルの始めはローであり、新しいサイクルを開始するようにハ
イに切換わると共に、従来の手段によってメモリ回路内に発生される。STAR
Tは、新サイクル開始の条件又は状態にリセットする必要のあるメモリ内の全て
の回路に分配される。
ゲート312の出力がローである時、ENABLEOEが入力されるNAND
ゲート314と後続のインバータ316とによって、図12の回路の出力である
イネーブル制御OECNTLがローに強制される。OECNTLは、待機モード
中はローに留まる。チップイネーブル信号NCEがアクティブメモリサイクルを
開始するようにローに切換わる時、図13に記された論理回路によって発生され
る制御信号NRESTが次にハイに切換わり、ゲート318と312がイネーブ
ルOEをハイに設定する。イネーブルOEがハイである時、図12のノード32
0において付与される入力制御信号OEPADは、ゲート314と316とコン
プレックスゲート322の出力である論理信号OE12によって、出力信号OE
CNTLを制御できる。以下に、ゲート322に入力する回路を図24を参照し
てより詳細に説明する。
ゲート312への入力としてSTART信号を使用することは任意である。も
し信号STARTが使用されると、ENABLEOEは、NRESTがハイに切
換わる時にハイに設定されないが、信号STARTがローに切換わるまで遅延さ
れる。図13の略図において、ゲート324の高レベル入力におけるNCEの印
加は、出力が信号JDであるラッチをローにリセットし、ゲート326は、ラッ
チの相補出力NJDをハイに切換える。ゲート324と326は、メモリが待機
モードにある限りNJDをハイに保持するラッチを備える。このように、JDラ
ッチは、最後のメモリサイクルの状態のメモリである。
ゲート328は、入力として、NJDと図12の回路からのOECNTLを有
する。OECNTLは待機モード中はローに保持されるので、ゲート328とイ
ンバータ330は、待機モード中に出力ドライバをフローティングする出力イネ
ーブル信号OEをローに駆動する。
NCEをローに駆動するようにチップイネーブル入力が切換えられる時、信号
STARTはハイに切換わって読取りサイクルを開始する。図13のインバータ
322の出力はSTARTによってローに駆動される。ゲート324はJDをハ
イに設定し、ゲート324と334の出力は、ゲート326を介して、NJDを
ローにリセットする。NJDがローである限り、NJDはゲート328の出力を
ハイに強制し、次に、ゲート328の出力は、インバータ330を介して出力イ
ネーブル信号OEをローに駆動する。NJDがローである限り、出力イネーブル
0Eは、ローに保持されるので、出力制御信号OECNTLの変化に応答しない
。信号TRIGがハイに切換わる結果、ゲート334と326がNJDをハイに
設定するまで、NJDはローに留まる。NJDがハイになる時、OECNTLは
、次に、ゲート328と読取りサイクルの残りのためのインバータ330を介し
て、出力イネーブル信号OEの論理レベルを決定し得る。
TRIGは、コアからのデータがいつラッチングされるかを検出する、メモリ
内の従来の制御回路からの制御信号である。TRIG回路(不図示)は、図13
に入力として示されているTRIGと呼ばれる出力を有する。TRIGは、読取
りサイクルの始めはローであるが、ハイに切換わって、(1)データとセンス増
幅器をラッチングすると共に、(2)出力イネーブル信号によって出力ドライバ
がデータを出力することを可能にするように、図13の回路を使用可能にする。
TRIGは、読取りサイクルの終わりの近くでプリチャージクロックによって再
びローに切換えられる。
NRESTは、図13に示す回路によって発生される信号である。NREST
はインバータ336から出力され、インバータ336は、次に、インバータ33
8とNANDゲート340から引出されている。NANDゲート340への入力
は信号NJDとインバータ342の出力である。出力インバータ342は、図1
3で発生される制御信号である信号センスラッチSLCHである。SLCHは、
プリチャージとセンシングの間はローであるが、センス増幅器ノードSLQとN
SLQ上の電圧レベルによって決まるデータをラッチングするように、ハイに切
換えられる。SLCHは次のメモリサイクルの始めまでハイに留まる。インバー
タ342への入力はNORゲート344から引出されており、NORゲート34
4の入力は、TRIG、NCEとインバータ338の出力である低プリチャージ
制御信号SLPDである。
メモリがアクティブモードであって、アクティブ読取りサイクルに入っている
時のデータ制御推移をここで取上げる。チップイネーブルCEが内部NCE信号
をローに切換えるように使用されている時、ROM又はRAMはアクティブモー
ドである。再び図12において、NCEがローである時、ラッチ312、318
の出力ENABLEOEは、前の読取りの終わりにNRESTによってハイに設
定されているので、ハイに留まる。ENABLEOEがハイである時、ノード3
20における入力制御信号OEPADは、インバータ316からの出力OECN
TLを制御し得る。例えば、OEPADは、NANDゲート322の出力OE1
2をハイにさせる。次に、ゲート314と316は、第2読取りサイクルの始め
にOECNTLをハイに駆動する。
第2読取りサイクルの始めにおいて、図13のJDラッチ324、326のN
JD出力はハイである。それは、第1読取りサイクルの終わり近くにTRIGに
よってハイに切換えられた。NJDとOECNTLの両方がハイになって、図1
3の回路は、ゲート328と330を介して、出力イネーブルOEをハイに維持
する。第2読取りサイクルの始めに出力イネーブルOEをハイにして、メモリは
、まだ第1読取りサイクルからデータを出力する。STARTが第2読取りサイ
クルを開始するようにハイに切換わる時、それは、インバータ332、コンプレ
ックスゲート324、NANDゲート334とNANDゲート326の作用によ
って、JDラッチ324、326をハイに設定すると共に、NJDをローに設定
する。NJDがローに切換わる時、図13の回路は、NANDゲート328とイ
ンバータ330を介してOEをローに切換えることによって出力ドライバをフロ
ーティングすると共に、NANDゲート340、インバータ338、NORゲー
ト344とインバータ342の作用によってSLCHをローに切換えることを遅
延
させる。SLCHがローである時、それは、不図示の従来の手法でセンス増幅器
をアンラッチングする。出力イネーブルOEのタイミングとセンスラッチSLC
Hにより、センス増幅器をアンラッチングすることに起因するトランジェントが
、出力ドライバが使用禁止又はフローティングされる前に出力ドライバに伝搬し
ないことが確実となる。
要約すれば、NCEが2サイクル以上ローである時、読取りサイクル中の出力
イネーブルOEのタイミングはOEPADと図13の回路内のJDLATCHに
よって制御される。図12の回路中のイネーブルOEは、これらの読取りサイク
ルの間ハイに設定されたままであるので、出力イネーブルタイミングに影響しな
い。
出力ドライバ制御回路の回路構造を図12と図13の略図に関して上述したが
、待機から読取りサイクルへの推移とアクティブから読取りサイクルへの推移の
両方における出力ドライバフロート制御タイミングを考慮する。
最初に、待機から読取りサイクルへの出力イネーブルタイミングにおいて、読
取りサイクルの終わりに内部NCEをハイに切換えるようにチップイネーブルを
使用する時、図12に示したようなOECNTLは、ローに強制されると共に、
待機モードの間ローに留まる。特に、図14のタイミングチャートを参照された
い。線346上に示す信号NCEのローからハイへの推移は、線348上に示す
信号OECNTLがローに切換わることに帰着する。次に、線350上に示され
た出力イネーブル信号OEが、図13に関して説明した回路によってローに駆動
される。出力イネーブルOEは、待機中、出力ドライバをフローティングするよ
うにローに留まる。
クロック信号PCOKとOWDNの両方がハイに切換わった時、STARTは
ローでサイクルするだろう。プリチャージクロックOKのPCOKとオールドワ
ードラインディスチャージのOWDNは、メモリ回路に従来発生されるクロック
制御信号である。もしSTARTが新しい読取りサイクルの始めにハイであると
、それは、PCOKとOWDNの両方がハイに切換わるまでハイに留まる。PC
OKは、コアプリチャージの間ローであり、次に、コアプリチャージが完了した
時
にハイに切換わる。もしクロック信号OWDNがハイであると、PCOKのハイ
レベルはクロック信号PCOをゼロに切換える。もしPCOKがメモリサイクル
の開始時にハイであると、それは、サンプルアドレス信号SMPAがハイに切換
わる時に非常に迅速にゼロに切換わる。OWDNは、オールドワードラインディ
スチャージの間ローであり、次に、ハイに切換わる。もしPCOKがハイである
と、そのハイレベルがプリチャージクロックPCOWをゼロに切換える。もしO
WDNがメモリサイクルの開始時にハイであると、それは、アドレスサンプル回
路SMPAがハイに切換わる時にゼロに切換わる。次に、SMPAは、サンプル
アドレスを表すメモリ制御信号である。SMPAは、メモリサイクルの始めに、
どんなメモリ入力アドレス変化にも応じてハイに切換わる。SMPAはアドレス
入力をラッチングするのに十分な長さだけハイであり、次に、それはローに切換
えられる。SMPAは、又、メモリサイクルを開始するのに使用される。それは
、上記したように、PCOKとOWDNをゼロに切換えるのに使用される。
チップイネーブル入力が、図14の線346上のエッジ352で示すように内
部NCE信号が、読取りサイクルを開始するように、ローに切換わることに帰着
する時、サンプルアドレス信号SMPAのパルスが線354で示すように発生さ
れる。次に、SMPAパルスは、線356で示すように、START信号がハイ
に切換わることに帰着する。ハイであるSTART信号は、線358で示すよう
にNJDをローに切換えさせる。NJDがローである時、出力イネーブル信号O
Eは図13の回路においてローに保持され、又、出力ドライバは、図13のNA
NDゲート328への入力であるOECNTLの値から独立したフローティング
状態に留まる。
メモリコアからのデータが出力へのラッチングの作動可能である時、TRIG
パルスが、図14のタイミングチャートの線360で示すように、メモリTRI
G回路によって発生される。TRIGパルスは、NJDがハイに切換わることに
帰着し、次に、線350で示すように、出力イネーブル信号OEがハイに切換わ
る。出力イネーブルOEがハイに切換わる時、出力ドライバは使用可能となって
、新しいデータを出力する。図14のタイミングチャートは、フローティングか
ら
出力ドライブへの出力ドライバの滑らかな推移を図示している。これは、図14
のタイミングチャートにおいて、線362上のQIP、線364上のQIN及び
線366上のOUTのための線350上の出力イネーブルの波形によって示され
ている。QIPは出力ドライバの大型PEFTに印加される信号であり、又、Q
INは出力ドライバの大型NFETに印加される信号である。信号OUTは出力
ドライバからの出力データ信号である。QIPがハイでQINがローとなって、
出力ドライバ中のPFETとNFETの両方がオフにされと共に、図14ではた
またま高くフローティングしている出力OUTがフローティングする。
QIPは、PFETをオフに維持すると共にパワー散逸を最小化するように、
全サイクルに対してハイに留まることを注目されたい。出力イネーブルがエッジ
368でハイに切換わる時、QINは高論理値VDDに比較的遅く立上って、N
FETをオンにし、従って、これらの信号の各々に対する線364と366で示
すように、信号OUTを接地に比較的遅く駆動する。データ出力信号の比較的遅
い立下り時間は接地バスノイズを最小化する。
ここで、図15のタイミングチャートの読取りサイクルから読取りサイクルへ
の推移に示されるようなフロートタイミング制御の作用を考慮する。入力アドレ
スがメモリに変化する時、図15の線370に示すように、サンプルアドレス回
路がSMPAパルスを発生することに帰着する。SMPAパルスは、クロック信
号PCOKが線372で示すようにローになることに帰着する。ローであるPC
OKは、次に、START信号を線374で示すようにハイにさせる。STAR
Tがハイに切換わる時、NJDが線376で示すようにローになるように、図1
3の回路のJDラッチがハイに設定される。NJDがローに切換わる時、出力イ
ネーブルOEを線378で示すようにローに切換えることによって前のサイクル
からのデータを駆動していた出力ドライバを図13の回路がフローティングする
。前述したように、センスラッチが、次に、ゲート340、インバータ338、
ゲート344とインバータ342を介した遅延の後にローに切換えられる。セン
スラッチSLCHがローになる時、それはセンス増幅器をアンラッチングするだ
ろう。センスラッチSLCHの前の出力イネーブルの切換により、センス増幅器
を
アンラッチングすることに起因するトランジェントが、ドライバが使用禁止また
はフローティングされる前に出力ドライバに伝搬しないことが確実になる。第1
読取りサイクルから第2読取りサイクルへのデータ出力の滑らかな推移を提供す
るよう注意が必要である。
メモリコアからのデータがラッチング及び出力の作動可能である時、図15の
線380上の信号TRIGがメモリTRIG回路によって発生される。TRIG
パルスは、NJDをハイに切換えさせ、続いて、出力イネーブルが線378で示
すようにハイに切換わる。出力イネーブルがハイに切換わる時、夫々、線382
と384上のPFET及びNFETゲート信号で再び示されるように、且つ、線
386上の出力ドライバからのデータ出力信号において、出力ドライバが使用可
能となると共に、新しいデータが出力される。
読取りサイクル割込み用のダイナミックROM設計
現在市販されているメモリは、典型的に20乃至30個のクロック信号を使用
する。通常、クロック信号の内の4個は、アドレススキューエラーを解消するた
めに残りの2次クロックを出力するように他の論理ゲートを制御すると共にラッ
チングするキー又は1次クロックである。図示の実施形態において、4個の1次
クロックは、サンプルアドレスSMPA、プリチャージオーケークロック信号P
COK、オールドワードラインディスチャージOWDNとSTARTである。図
16の略図は、どのようにこれらの信号がSTARTと関連すると共にそれらが
、アドレススキューエラーを避けるためにどのように発生されるかを示す。
しかしながら、メモリ内のクロック信号の各々によって果たされる機能を最初
に考慮する。SMPAクロックは、メモリサイクルの始めにおいてどんなメモリ
入力アドレス又はチップイネーブルの変化にも応じてハイに切換わる。SMPA
は、アドレス入力をラッチングするのに十分な長さだけハイであり、次に、それ
はローに切換えられる。SMPAは、又、メモリ読取りサイクルを開始するのに
使用される。これは、SMPAインパルスがハイである時にPCOK及びOWD
Nクロック信号をゼロに駆動することによってなされる。
PCOKクロック信号は、メモリ内に含まれるPCOK回路から出力される。
PCOK回路は、例えば、ワンショット又はシングルショットマルチバイブレー
タとして実施される。SMPAパルスがハイに切換わる時、PCOKは非常に迅
速にローに駆動される。内部遅延回路が、PCOKが固定時間遅れの間ハイに切
換わることを防止する。ここで象徴的にTPCOKLとして指定される固定時間
遅れは、メモリコア用の適当なプリチャージ時間を付与するために、PCOKに
よって発生される。次に、PCOKは、コアプリチャージが適当である時にハイ
に切換わる。
固定時間遅れTPCOKLは、供給電圧の変化、温度又は製造法の変動と共に
大幅に変動する。これらの変化又は補償は、メモリコア用の適当なプリチャージ
時間を提供するのに必要である。もしPCOKがローで、第2のSMPAパルス
がTPCOKLよりも少ない時間発生すると、内部遅延回路はSMPAクロック
信号によって迅速にリセットされる。PCOKの高推移は、ここで、第2のSM
PAパルスの後の時間TPCOKLまで延長される。
要約すれば、PCOKクロック回路は、SMPAによって迅速にローにリセッ
トされる出力PCOKを有するワンショットマルチバイブレータである。最後の
SMPAパルスから時間TPCOKLの後、PCOKはハイに切換わる。
OWDNクロックは、図16に示すOWDN回路からの出力信号である。再び
、図示の実施形態において、OWDN回路は遅延ワンショットマルチバイブレー
タである。OWDNは、ハイに切換わるSMPAパルスによって非常に迅速にロ
ーに駆動される。内部遅延回路は、再び、OWDNが固定遅れ時間の間ハイに切
換わることを防止する。OWDNの遅れ時間は、TOWDNと定義されると共に
、前のメモリ読取りサイクル中に選択され且つハイに駆動されたメモリコア内の
ワードライン用の適当なディスチャージ時間を提供するために、OWDN回路に
よって決定される。新しく選択されたワードラインだけが、メモリコアを検出す
る時のエラーを生じること無くハイであり得る。OWDNは、次に、最後のSM
PAパルスの後測定した時間TOWDNLの後にハイに切換わる。再び、固定時
間遅れTOWDNLは、供給電圧の変化、温度及び製造法の変動と共に変動する
。典型的に、これらの変動と遅れ時間は、TPCOKLの変化が対応するパラメ
ータ
に対して発生するよりも少ない。
もしOWDNクロック信号がローで、更に、もし第2のSMPAパルスが時間
遅れTOWDNLよりも短い時間発生すると、内部遅延回路は迅速にリセットさ
れる。OWDNの高推移は、ここで、第2のSMPAパルスの後の時間TOWD
NLまで延長される。
要約すれば、OWDN回路は、SMPAによって迅速にローにリセットされる
出力OWDNを有するワンショットマルチバイブレータである。最後のSMPA
から時間TOWDNLの後、OWDNクロック信号はハイに設定される。
図16に概略示されたSTART回路を注目する。図16のSTART回路の
出力は、インバータ388から出力されるクロック制御信号NSTARTR、イ
ンバータ390から出力されるSTARTとインバータ392から出力されるN
STARTLである。インバータ388、392と390は、夫々、出力信号N
STARTR、NSTARTLとSTARTによって表される高ファンアウト出
力とキャパシタンスを駆動するのに使用する広いPFETとNFETを有する。
これらの出力の各々は、チップのレイアウトの異なる領域に経路指定される。S
TARTはチップの中央を制御し、NSTARTLは左側を制御し、又、NST
ARTRは右側を制御する。NSTARTLとNSTARTRは両方共、STA
RTの論理否定である。
クロック信号PCOKとOWDNはNANDゲート394への入力として付与
される。もしこれらの入力のどちらかがローであるならば、STARTは、ゲー
ト394とインバータ396、398、400と390の作用により、ハイに切
換えられるだろう。STARTがハイに切換わる時、START、NSTART
LとNSTARTRに接続された全ての回路は、リセットされて読取りサイクル
を開始する。STARTは、読取りサイクルのメモリコアプリチャージフェーズ
においてハイに切換わる。
PCOKとOWDNの両方がハイに切換わる時、STARTはローに駆動され
る。これは、メモリコア検出である読取りサイクルの第2フェーズを開始する。
STARTは、メモリ読取りサイクルの残りの間ローに留まる。
ここで、メモリ又は図示の実施形態において、読取りサイクル割込みを有する
読出し専用メモリの作用を考慮する。その作用を、以下に8個の部分に説明する
。第1の部分は、非割込み読取りサイクルにおける1次クロックといくつかの2
次クロックのタイミングである。残りの5個の部分は、割込みアドレス変化を有
するこれらのクロックのタイミングを示す。割込みのタイミングは漸進的に遅れ
て、そのシーケンスは図17乃至図22のタイミングチャートに示される。以下
に述べるタイミングチャートは、新しい読取りサイクルを新しい読取りサイクル
における回路故障無しに開始するように、ダイナミックROMのいくつかが1次
クロックにいかに応答するかを説明する。
最初に、非割込み読取りサイクルを考慮する。図17は、データ出力信号OU
Tと共に、3個の1次クロックと6個の2次クロックを示す。1次クロックSM
PAは線402上に表され、又、1次クロックであるSTARTとPCOKは線
404と線413上に表されている。2次クロック信号は、線406上に表され
たNJD、線408上に表された出力イネーブルOE、線410上に表されたセ
ンスラッチSLCH、線412上に表されたリセット信号NREST、線414
上に表されたプリチャージクロックPCOと線416上のトリガ信号TRIGで
ある。データ出力信号OUTは線418上に表されている。これらの信号の各々
とそれらの機能は上述した。
図17は、SMPAパルスがPCOKクロックを非常に迅速にローに駆動する
ことを表す。PCOKは、線413で表すように時間遅れTPCOKLの間ロー
に留まる。PCOKクロックは、図16の略図に示す手段によってゲート390
からのSTART信号の発生を制御する。手短に言えば、PCOKは、出力がN
ORゲート422の入力に接続されたANDゲート420への入力として付与さ
れる。NOR422は、次に、制御信号SMPAであるインバータ426に出力
が接続されたNANDゲート424に入力される。制御信号SMPAは、次に、
参照数字430で一般に示される遅延回路のインバータ428へ入力され、イン
バータ432における遅延回路の出力はクロック信号OWDNである。次に、O
WDNは、作用を上述したNANDゲート394にフィードバックされて、ST
ARTの発生に帰着する。
ローに切換わるSTARTは、プリチャージクロックPCOがローに切換わる
ことに帰着して、メモリコア検出を許容する。PCOは、次に、図17に不図示
の他の2次クロックを制御してコア検出を許容する。メモリコアからのデータが
出力のラッチングを作動可能である時、線416で示す制御信号TRIGはエッ
ジ434でハイに切換わり、又、OUTは図17の図解においてハイからローに
切換わる。
線404で示すようにSTARTがハイに切換わって読取りメモリサイクルの
始めに戻ると、図17は、1次クロックSTARTによって制御される2次クロ
ックの別のシーケンスを示す。2次クロックNJDはローに切換えられる。その
結果、OEとSLCHはローに切換わる一方、NRESTはハイに切換わる。2
次クロックNJD、OE、SLCHとNRESTは読取りメモリサイクルにおい
て後でローに切換わるSTARTによって影響されない。何故なら、NJDは図
13に示すJDラッチ回路からの出力であるからである。
前述したように、JDラッチ回路は図17で示すようにTRIGによってリセ
ットされ、NJDはハイに切換わる。次に、OEとSLCHはハイに切換わり、
NRESTはローに切換わる。読取りサイクルの終わりの時のクロックの論理レ
ベルは読取りサイクルの始めの時と全て同じであることに注目すべきである。
ここで、図18に示すようにPCOKがローでありSTARTがハイである時
に幾分後で割込みを受ける読取りサイクルの作用を考慮する。図17と同じ番号
の波形と比べて、図18で異なる波形を有する線のみの番号が付け変えられてい
る。図18は、PCOK又はOWDNがローであると共にSTARTがハイであ
る場合に割込みが生じる時にクロックがどのように応答するかを示す。図18の
線436は第1SMPAパルスと第2SMPAパルス440を示す。パルス44
0は遅延回路とPCOK回路をゼロにリセットする。これにより、線442で示
すように、PCOKの立上りエッジは時間TPCOKLだけ第2SMPAパルス
440を過ぎて延長されている。線406で表された2次クロックNJDは第2
SMPAパルス440によって決して影響されないことを注目すべきである。何
故なら、それは、第1STARTパルスによってハイに設定されたJDラッチ回
路の出力として付与されるからである。図18の線406を図17の線406と
比較されたい。
ここでメモリサイクルは再開始され、メモリ読取りの残りは、割込みの無い図
17のタイミングチャートに関して説明したものと全く同様である。本発明にお
いて注目すべき特徴は、SMPA回路とSTART回路の間に干渉するワンショ
ットPCOK回路(不図示)の使用である。PCOK回路は、メモリ内の殆どの
クロックに全く影響を与えずに読取りメモリサイクルのプリチャージフェーズを
継続することによってサイクルを再開始する簡単な手段を提供する。新しいアド
レス入力に関するクロックだけが影響される。
ここで、図19のタイミングチャートで示すようにPCOKクロックがハイに
なった直後の時間に割込みを受ける読取りサイクルを考慮する。線446で示す
SMPA信号は、第1SMPAパルス448と第2SMPAパルス450が、線
452で示すPCOKクロックがハイに切換わる直後に発生することを示す。第
2SMPAパルス450は、線452のエッジ454で示すように、PCOKク
ロックを迅速にローに駆動し、又、STARTは、線458のエッジ456で示
すようにPCOがローに切換わることを防止するために、所定時間内にハイに切
換わる。
線406で表されるNJDは第2SMPAパルス450によって再び影響され
なかったことを注目すべきである。何故なら、それは、第1STARTパルスに
よって設定されたJDラッチから出力されたからである。再び、読取りメモリサ
イクルの残りは、割込みの発生しなかった図17のタイミングにしめされたのと
全く同様であるから、変化の無い線の各々は同じ数字で参照されている。
ここで、PCOが図20に示すようにローに切換わる直後のより後で割込みを
受けるメモリ読取りサイクルを考慮する。線460で示されるSMPA制御信号
は、PCOが線466で示すようにローに切換わった後に第1SMPAパルス4
62と第2SMPAパルス464が現れることを示す。第2SMPAパルス46
4は、線470のエッジ468で示すように迅速にローに駆動すると共に、線4
72に示すようにSTARTをハイに駆動する。PCOは、エッジ474で表す
ようにローからハイに切換わる。再び、NJDは第2SMPAパルス464によ
って影響されなかったことに注目すべきである。何故なら、それは第1star
tパルスによって設定されるJDラッチの出力として付与されるからである。再
び、読取りサイクルの残りは、割込みの発生しなかった図17に示すタイミング
チャートと全く同様である。
ここで、TRIG制御信号が図21のタイミングチャートで表されるようにハ
イに切換わる直後のより後で割込みを受けるメモリ読取りサイクルを考慮する。
線482で示すTRIG制御信号がパルス484で示すようにアクティブである
時間中に現れる第2SMPAパルス480が、線476で示すように、第1SM
PAパルス478に続く。線486で示すPCOKは、エッジ488で示すよう
に、第2SMPAパルス480によって迅速にローに駆動される。線492で示
すようにエッジ490でPCOをローに駆動する線488のSTARTがローに
切換わる。更に、TRIGは、PCOがハイに切換わるのと大体同じ時にハイに
切換わるプリチャージクロックによってエッジ484においてローに切換えられ
る。
しかしながら、線494の場合、NJDは第2SMPAパルス480によって
影響されることに注目すべきことである。図21において、JDラッチは線48
2に示す第1TRIGパルスによってリセットされた。図示の実施形態において
、このリセットはNJDの線494上の狭い正パルス496に帰着する。TRI
GがSTARTスイッチ時間後の比較的短い時間ハイに留まり、又、TRIGが
同時にJDラッチをリセットしようとしていたとしても、STATは、図13の
JDラッチを設定して、NJDをローにする。
この種の割込みに対するアドレスキューエラーを避けるために、本発明は、確
実にJDラッチがSTARTによって設定されてTRIGによってリセットされ
ないように、2個の設計特徴を採用する。第1に、もし入力TRIGとSTAR
Tの両方が同時にハイであると、JDラッチが設定されるように設計されている
点である。第2に、STARTはTRIGがハイに保持されるよりも長い時間ハ
イに保持される点である。これは、STARTが後で線488上のエッジ498
でローに切換わる後にJDラッチが設定されたままであることを確実にする。S
TARTがハイである時間の長さは、ワンショットPCOKO又はOWDN回路
によって制御されて、線486上の時間間隔500で表すように、夫々、時間間
隔TPCOKL又はTOWDNLと定義される。これらの2個の手段によって、
本発明は、NJDが正常に新しいサイクルを開始するように迅速にローに切換え
られることを確実にする。
対応するパルスが他の2次クロックに現れる。例えば、スパイク502が線5
04に示すように出力イネーブルに現れ、SLCHが線508に示すようにパル
ス506で瞬間的にハイになり、又、NRESTは線512で示すように負のス
パイク510を有する。しかしながら、線488に示す立下りエッジ498と第
2STARTパルス514の後、読取りサイクルは、割込みが発生しなかった図
17に関して説明したのと全く同様に正常に続く。
ここで、読取りサイクルが後で丁度データ出力信号OUTが切換わる際に割込
みを受ける時何が起こるかを考慮する。図22は、線514上に第1SMPAパ
ルス516と後続の大分後のSMPAパルス518を示すタイミングチャートで
あり、SMPAパルス518は、線520で示すデータ出力信号がエッジ522
で図示するように丁度切換わる際に現れる。図22の線522で表すように、そ
の結果、出力ドライバがフローティングされると共に、新しい読取りサイクルが
開始される。線524上の2次クロックOEが新しいサイクルにおいてエッジ5
26でローに切換わる時、出力ドライバは非常に迅速にフローティングされる。
OEクロックのタイミングは図12及び図13に示す回路の説明に関連して説明
される。
要約すれば、改良されたメモリのクロックスキームが1次STARTクロック
を発生する。ハイである時のSTARTの比較的長いパルス時間はラッチを設定
するのに付与される。このパルス時間はPCOK又はOWDNワンショット回路
によって制御される。第2の特徴は、PCOK又はOWDNクロックがローであ
る一方、アドレス割込みが読取りサイクルの初期に発生する時、これらのワンシ
ョ
ット回路は、メモリ内の殆どの2次クロックに影響せずにサイクルのプリチャー
ジフェーズを継続するこどによって、サイクルを再開始する簡単な手段を提供す
ることである。新しいアドレス入力に関連するクロックだけが初期の割込みに影
響される。これは、より少ないパワー散逸とより低いバスノイズに帰着する。
ROMコードマスクプログラマブルCMOSラッチ
図24は、本発明により得られたCMOSラッチを表す略図である。ラッチは
PFET554と556及びNFET558と560から成る。ゲートFET5
58と560は供給電圧GVPCに接続されている。この手段によって、ノード
562と564はGVPCよりも1閾値電圧だけ低い約2.3ボルトに設定され
る。これは、FET558と560に並列に接続されたコアFET566と56
8が比較的低いソースードレン間破壊電圧を有するから必要である。コアFET
566と568はメモリコアに使用されるFETのコピーである。
コアFET566と568をプログラムする時、FETの一方が、それが、G
VPCを対応するコアFETに接続する時にオンにならないように、その閾値電
圧をGVPCを越える値に増加するようにインプラントされる。他方のコアFE
Tは、その閾値電圧がGVPCよりも低い値であるようにより少ないインプラン
トを備える。より低い閾値電圧を用いて、より少なくインプラントされたコアF
ETは、そのゲートに接続されたGVPCでオンになる。
図24に示すように対称ラッチを形成するために、PFET554と556が
、夫々、FET558と560に並列接続される。図25は、図25の実施形態
のラッチではコアFET566と568のゲートが、夫々、ノード564と56
2に交差接続されているのが図25と図24のラッチの間の唯一の相違点である
ラッチの別の又は好ましい実施形態を示す。
ここで、図24に示すCMOSラッチの作用を考慮する。コアFET566が
電圧レベルGVPCより低いインプラントされた閾値電圧を有し、且つ、コアF
ET568がGVPCよりも高いインプラントされた閾値電圧有すると仮定する
。パワーダウンモードにおいて、VDDとGVPCは0ボルトである。更に、ノ
ード570、572、562と564が、又、0ボルトであると仮定する。
チップがパワーアップされる時、VDDは遅く立上り、GVPCはVDDより
も遅く立上る。VDDが立上るにつれて、ノード570と572は等速度で立上
りを開始する。GVPCがコアFET566の閾値レベル電圧まで引上げられる
時、ノード562はFET566によって接地に向けて下方に駆動を開始するだ
ろう。コアFET568はGVPCよりも高いインプラントされた閾値電圧を有
するから、ノード564はまだフローティングしている。GVPCが立上りを続
けるにつれて、FET558は、オンになって、コアFET566を介してノー
ド570を接地に向けて駆動を開始する。VDDが更に立上るにつれて、ノード
570は接地に向けた駆動を続け、PFET556は、オンになってノード57
2をVDDに向けて駆動する。VDDに向けて立上るノード572は、次に、P
FET554をオフにする。PFET554がオフになると、ノード570はコ
アFET566を介して接地に向けてより容易に駆動される。ノード570と5
72のこの再生作用は、ラッチング機能に対する高ゲインを提供する確実なフィ
ードバックである。VDDがその指定電圧レベルまで立上る時までに、ラッチン
グは完了して、ノード570は確実に接地まで駆動され、又、ノード572はV
DDまで駆動される。
ラッチングが完了した後、CMOSラッチによってVCCから引出される唯一
の供給電流は、この例において仮定した条件に対して、PFET554とコアF
ET568のソースードレン間漏れ電流である。PFET554のゲートーソー
ス間電圧がゼロであることにより、PFET554内の電流が最小値又は少なく
とも無視し得る値に減少されるように、ノード572がPFET556によって
VDDに保持される。コアFET568のゲートーソース間電圧はGVPCであ
り、コアFET568のインプラントされた閾値電圧はGVPCの電圧よりも高
い。供給電圧GVPCをコアFET568のゲートに接続すると、コアFET5
68は、PFET554の漏れ電流よりも高くあり得る小さい準閾値ソースード
レン間漏れ電流を有する場合がある。このように、ラッチ回路から引出される供
給電流はコアFET568の準閾値ドレンーソース間電流に近似的に等しい。
ここで、図24に示すものに類似した図25に示す別のCMOSラッチの作用
を考慮する。図示の実施形態において、コアFET568が同様にGVPCより
も高いインプラントされた閾値電圧を有するように、図25の実施形態のコアF
ET566が、電圧GVPCよりも低い閾値電圧を有するように、それから再び
インプラントされる。再びパワーダウンモードで開始すると、VDDとGVPC
はゼロである。ノード570、572、562と564は、又、ゼロであると仮
定される。再び、VDDは遅く立上り、又、GVPCはそれより遅く立上る。
VDDが立上るにつれて、ノード570と572が等しく立上り始める。GV
PCがFET558と560の閾値電圧まで増加した時、ノード562と564
は次に等しく立上り始める。コアFET568がGVPCのレベルよりも高いイ
ンプラントされた閾値電圧を有するので、ノード564がフローティングする。
GVPCが立上り続けるにつれて、ノード564はコアFET566の閾値電圧
まで立上る。コアFETがオンになるにつれて、FET558を介して接地に向
けてノード570を駆動開始するノード562が接地に向けて駆動される。ノー
ド570が接地に向けて駆動されるように、VDDが更に立上るにつれて、FE
T556がオンにされてノード572をVDDに向けて駆動する。VDDに向け
て立上るノード572はFET554をオフにする。PFET554がオフにさ
れて、ノード570は、FET558と556を介して接地に向けてより容易に
駆動される。ノード570と572のこの再生は、高ゲインのラッチング機能を
提供する確実なフィードバックである。VDDが指定電圧レベルに立上る時まで
に、ラッチングが完了して、ノード570と562が接地に駆動され、ノード5
72がVDDに駆動され、又、ノード564は、約2.3ボルトであるGVPC
より低い閾値電圧にFET560と556によって駆動される。
ラッチングが完了した後、CMOSラッチによってVDDから引出される唯一
の供給電流は、図示の実施形態の仮定条件において、再びFET554とコアF
ET568のソースードレン間漏れ電流である。FET554のゲートーソース
間電圧がゼロであることにより、FET554の電流が最小値又は無視し得る値
に減少されるように、ノード572がFET556によってVDDに保持される
。ノード562がゼロであるから、コアFET568のゲートーソース間電圧も
又
ゼロである。従って、コアFET568の漏れ電流も無視し得る値に減少される
。図25のCMOSラッチによってVDDから引出される供給電流は、無視し得
ると共に、図24に示すラッチによるものよりも一般的に低いので、より好まし
い実施形態となる。
本発明の精神と範囲を逸脱すること無しに、多くの変更と修正が当業者によっ
てなされるだろう。従って、図示の実施形態は例示の目的のみに説明したもので
あると共に、それは本発明を以下の請求項によって定義されるように限定するも
のと解釈すべきでないことを理解すべきである。従って、以下の請求項は、文言
上述べた要素の組合せのみならず、実質的に同一な方法で実質的に同一の機能を
果たして実質的に同一の結果を得る全ての同等な要素を含むように読解されるべ
きである。このように、請求項は、上に特に図示し記載しているもの、概念的に
同等なもの及び本発明の本質的な思想を実質的に取入れているものも又含むもの
と理解されるべきである。
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フロントページの続き
(72)発明者 パジェット,クラレンス・ダブリュー
アメリカ合衆国92683カリフォルニア州
ウエストミンスター、ゴンザガ・プレイス
7651番
(72)発明者 ミニー,ジャック・エル
アメリカ合衆国92714カリフォルニア州
アービン、グレンハースト51番
(72)発明者 タナー,スコット・ビー
アメリカ合衆国92715カリフォルニア州
アービン、ラッセン13番
(72)発明者 小島 信一
兵庫県小野市天神町80−1384
(72)発明者 大石 基博
アメリカ合衆国92714カリフォルニア州
アービン、ブルージェイ51番
(72)発明者 福村 慶二
兵庫県川辺郡猪名川町若葉2−58−304
(72)発明者 中西 啓哲
兵庫県神戸市西区月が丘5−3−4
【要約の続き】
れる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.対応する複数の出力ドライバによって駆動された複数の出力を有する最大の アクセス時間の限界値を有する回路における改善であって、 相補型の1対のゲート入力信号NQIP及びNQINに応答して出力信号を発 生するCMOS出力手段と、 制御信号SLOWに応答して、上記ゲート信号NQIP及びNQINが上記C MOS出力手段に印加されるときのレートを変化する第1の制御手段とを備え、 上記制御信号SLOWは少なくとも2個の状態を有し、1つの状態は上記CMO S出力手段の第1のスイッチング速度を決定するために用いられ、第2の状態は 上記CMOS出力手段の第2の実質的により低速の速度を決定するために用いら れ、 これによって、上記出力ドライバのスイッチング速度がスイッチング雑音を減 少させるように制御される回路における改善。 2.製造パラメータにおける変動、電源電圧の変動、及び温度の変動に応答して 上記CMOS出力手段のスイッチング速度を変化する第2の制御手段をさらに備 えた請求項1記載の改善。 3.上記CMOS出力手段によって発生された上記出力は、立ち上がりエッジと 立ち下がりエッジとを有し、上記第1の制御手段は、上記回路における上記電源 の高圧側及び接地側の両方におけるスイッチング雑音が減少するように、上記立 ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方のスイッチング速度を変化する請求項 1記載の改善。 4.上記第1の制御手段は複数のFETを備え、上記複数のFETのそれぞれは デバイス幅を有し、上記立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの制御は、上記複 数のFETの上記幅を選択的に変化することによって独立に制御される請求項3 記載の改善。 5.上記第2の制御手段は、1個の電圧プリチャージ信号VPCによって制御さ れる請求項2記載の改善。 6.最大のアクセス時間の限界値を有する上記回路は読出専用メモリであり、上 記複数の出力は上記読出専用メモリからの複数のデータ出力である請求項1記載 の改善。 7.上記スイッチング速度はあらかじめ決められた数のFETによって制御され 、あらかじめ決められた数のFETは上記第1の制御手段内に含まれるFETの サブセットであり、上記第1の制御手段の残りのFETは、上記出力の上記立ち 上がりエッジと立ち下がりエッジのスイッチング速度に対して依存しない幅を有 する上記サブセット内に含まれない請求項4記載の改善。 8.最大のアクセス時間の限界値を有する回路をスイッチングする方法における 改善であって、 上記回路の実際に決められた応答に応答して、制御信号SLOWを発生するス テップを含み、上記信号SLOWは上記回路の応答が通常状態である時に第1の 値を有し、上記信号SLOWは上記回路の応答が低速である時に第2の値を有し 、 上記制御信号SLOWの上記値に応答して、ゲート駆動信号NQIP,NQI Nを発生するステップを含み、上記ゲート駆動信号NQIP,NQINの発生の レートは上記制御信号SLOWに従って決められ、 上記ゲート駆動信号NQIP及びNQINをCMOS出力回路のゲートに印加 するステップと、 上記制御信号SLOWの上記値に依存した上記信号の上記値に依存したレート で、上記CMOS出力信号からの出力信号を発生するステップとを含み、 これによって、上記回路内のスイッチング雑音が減少される方法における改善 。 9.製造パラメータと電圧変動と温度変動とを示す上記回路における信号を提供 するステップと、 上記回路状態信号VPCに応答して上記ゲート駆動信号NQIP,NQINの 少なくとも1つの発生を変化するステップとをさらに含む請求項8記載の方法。 10.上記ゲート駆動信号を発生するために用いられたFETの内の選択された のFETの幅を選択的に変化することによって上記ゲート駆動信号NQIP及び NQINの発生のレートを変化するステップをさらに含み、上記選択されたFE Tは上記ゲート駆動信号NQIP及びNQINの増加及び減少のレートを制御す るために用いられた請求項8記載の改善。 11.読出専用メモリ内のゲート遅延に比較してRC遅延の相対的な速度を示す 制御信号を発生するバイアス発生器回路であって、 RC遅延された信号を発生するRC遅延回路と、 ゲート遅延制御信号を発生するゲート遅延回路と、 上記RC遅延された制御信号と上記ゲート遅延された制御信号とを比較して、 上記制御信号SLOWを発生する比較器手段とを備え、 これによって、上記読出専用メモリ内の回路は、上記読出専用メモリ内のRC 遅延及びゲート遅延によって代表される上記読出専用メモリの特性を制御するに 従って、上記制御信号SLOWによって制御されたバイアス発生器回路。 12.上記比較器回路が上記制御信号SLOWを発生するとすぐに、上記制御信 号SLOWを記憶するラッチ手段をさらに備えた請求項11記載のバイアス発生 器回路。 13.上記RC遅延回路は、上記RC遅延回路を素早くプリチャージする手段を 備えた請求項11記載のバイアス発生器回路。 14.上記ゲート遅延回路は上記ゲート遅延回路内のゲートを素早くリセットす る手段を備えた請求項11に記載のバイアス発生器回路。 15.上記ゲート遅延回路は上記ゲート遅延回路内のゲートを素早くリセットす る手段を備えた請求項13に記載のバイアス発生器回路。 16.読出専用メモリ回路におけるバイアス制御信号を発生する方法における改 善であって、上記バイアス制御信号は上記読出専用メモリ回路がRC遅延又はゲ ート遅延によって特徴付けられるか否かを示し、 RC遅延回路を素早くプリチャージするステップと、 ゲート遅延回路を素早くリセットするステップと、 上記読出専用メモリ回路において存在するRC遅延を示すRC遅延制御信号を 発生するステップと、 上記読出専用メモリ回路において典型的に存在するゲート遅延を示すゲート遅 延制御信号を発生するステップと、 上記ゲート遅延回路とRC遅延回路とを比較してどの遅延回路が最初に発生し たかを決定するステップと、 上記読出専用メモリ回路がRC遅延又はゲート遅延によって特徴付けられたか 否かを示す制御信号SLOWを発生するステップとを含み、 これによって、読出専用メモリ内の回路は上記制御信号SLOWに結合され、 上記読出専用メモリ回路の動作の性質に従って動作するように適当に構成された 方法における改善。 17.各メモリアドレスサイクルの少なくとも一部分において、上記制御信号S LOWを記憶するステップをさらに含む請求項16記載の改善。 18.上記ゲート遅延回路は結合されたゲートの直列回路で構成され、上記ゲー ト遅延回路を素早くリセットするステップは、上記直列に接続されたゲートの複 数のサブシーケンスをリセットするステップを含み、上記サブシーケンスのそれ ぞれは、パラレルに同時にリセットされる請求項16記載の改善。 19.上記RC遅延回路は容量性回路部分に接続された抵抗性回路部分を備え、 上記抵抗性回路部分は入力端子と出力端子を有し、上記RC遅延回路を素早くプ リチャージするステップは、上記抵抗性回路部分の上記入力端子と出力端子に同 時にプリチャージ信号を印加するステップを含む請求項16記載の改善。 20.上記比較するステップは、伝送窓を受信するラッチに対して発生するステ ップを含み、 上記RC遅延制御信号は活性化され、上記ゲート遅延制御信号は上記伝送窓又 はその後の信号中において活性化されたか否かに従って上記ラッチをセットし又 はリセットする請求項16記載の方法。 21.読出専用メモリにおいて用いるための内部供給電圧を発生する回路であっ て、読出サイクルの後の上記ROMのメモリコアをプリチャージするための電圧 プリチャージ信号VPCを発生し、上記ROM内の高い電源電圧VDDにおける 変化にかかわらず予め決められたレベルで近似的に上記電圧VPCを保持するV PC手段と、 上記VPC手段に接続され、上記VPC手段内の電力消費を減少させる一方、 上記予め決められたレベルで近似的に上記VPC電源レベルを保持する電力降下 手段とを備え、 これによって、上記VPC電圧レベルは上記読出専用メモリの電力降下中であ っても信頼性のある供給電圧として利用できる回路。 22.上記VPC信号の電圧レベルを超える少なくとも1つのしきい値電圧に対 して、動作状態を変化するためのVPC電圧レベルを追跡する内部制御電圧を発 生するMLC手段をさらに備えた請求項21記載の回路。 23.上記読出専用メモリはFETデバイスからなり、上記VPC手段は上記F ETの変化電圧としきい値電圧を追跡して上記読出専用メモリ内の上記FETの しきい値電圧に従って上記VPC信号を発生する請求項21記載の回路。 24.上記VPC手段は上記高電圧供給信号VDDにおける増加に応答して上記 電圧プリチャージ信号VPCを増大させる請求項21記載の回路。 25.上記VPC手段は、高い利得を有する定電流源を備え、過渡的な負荷がそ れに接続された時に、上記電圧プリチャージ信号VPCの再確立が素早く達成さ れる請求項21記載の回路。 26.電力降下モード中において上記MLC手段内の電力使用を実質的に減少さ せるためのMLC電力降下手段をさらに備え、上記MLC信号を、電力降下の前 に同一の電圧レベルに近似的に保持する請求項22記載の回路。 27.上記MLC手段は上記VPC電圧レベルを超える1つのNFETのしきい 値電圧に近似的に等しい電圧レベルでMLC信号を発生し、上記高電圧供給レベ ルVDDにおける変動を同時に追跡する請求項22記載の回路。 28.読出専用メモリにおける電圧プリチャージ信号を発生する方法であって、 接地電位を超える2つのNFETの近似的なしきい値電圧に等しい駆動電圧信 号VRNを供給するステップと、 上記VRN制御信号を上記プリチャージ電圧信号VPCを発生する回路に入力 することによって、上記電圧プリチャージ信号VPCは上記読出専用メモリ内の 上記NFETしきい値電圧における変化を追跡するステップを含む方法。 29.上記供給電圧VDDにおける変化を追跡する電流をノードに供給するステ ッ プと、 上記ノードから回路に上記電流を入力することによって、VPCを発生し、上 記ノードに供給される上記電流が増加しVDDを追跡するにつれてVPCが増大 するステップとをさらに含む請求項28記載の方法。 30.VPCを発生する上記回路から上記ノードに負帰還を提供し、VDDが増 加するにつれてVPCにおける増加を制限するステップをさらに含む請求項29 記載の方法。 31.上記電圧プリチャージ信号VPCはソースフロアによって発生され、上記 ソースフロアによって上記VPC信号を発生するステップは、過渡的な負荷が上 記VPC信号に結合されたときに、上記ソースフロアを用いた過渡的な場合の容 量性にかかわらず、上記ソースフロアに対する上記駆動信号が素早く復元される ように、高い利得の定電流源を用いて上記ソースフロアを駆動するステップを含 む請求項28記載の方法。 32.電力降下状態中において、VPCを発生する上記回路内の電力消費量を減 少させるステップをさらに含み、上記電圧プリチャージ信号を所定の電力降下レ ベルに同時に保持する請求項28記載の方法。 33.上記VPC信号と、上記ROMにおける内部制御信号とに応答して、ML Cを発生して、上記メモリコア内のビットラインにおける放電電流を追跡するス テップをさらに含む請求項28記載の方法。 34.上記MLC信号を発生して上記電圧プリチャージ信号VPCを追跡するス テップをさらに含む請求項33記載の方法。 35.上記MLC信号を発生する上記回路内の電力を減少させ、同時に、上記M LC信号を所定の電力降下電圧レベルに保持するステップをさらに含む請求項3 4記載の方法。 36.入力バッファ回路の改良であり、TTL電圧レベルを検出するためのもの であって、この改良は次のものから成る: TTL電圧レベルを検出する第1のインバータと; 該第1のインバータの出力に結合され、入力を有する第2インバータで、TT L電圧検出に応答する出力信号のパワーおよび振幅を増大させるもの; 第2インバータの出力を第1インバータに連結し、第1インバータのヒステリ シス切替特性を変化させるフィードバックパス; 入力バッファ回路に結合した切替ノイズからフィードバックループを切り離す 手段; これにより、ノイズに対して強く、スピードを落とすことなく、また、電力の 消費の増大を招くことなく、TTL検出回路によりTTL電圧検出が達成される もの。 37.第1,第2インバータは、NMOSインバータであり、幅広で長いFET サイズを有し、生産の変形例を最小に止どめる、請求項36の改良。 38.切替ノイズは、メモリ回路におけるアドレス切替により生じ、該TTL検 出回路は、リードオンリメモリの入力アドレスバッファである請求項36の改良 。 39.切替ノイズは、少なくとも1つの電界効果トランジスタを介して、入力バ ッファ回路に結合され、切替ノイズからフィードバックループを孤立させる回路 は、該1つの電界効果トランジスタをフィードバックパスから切り離す回路を有 する請求項36の改良。 40.該フィードバックパスから該1つの電界効果トランジスタを切り離す回路 は、直列接続された第1,第2電界効果トランジスタからなり、第1電界効果ト ランジスタには、第2インバータの第1ステージ出力に接続されたゲートがある 一方、第2電界効果トランジスタには、第2インバータの入力に接続されたゲー トがあり、該切り離された1つの電界効果トランジスタは、直列接続された第1 ,第2電界効果トランジスタの出力に接続されている請求項39の改良。 41.アドレス可能なメモリ回路において、アドレス入力バッファ回路は、次の ものから成る: アドレス入力バッファの入力がアドレス信号の1つに結合される入力; メモリに接続されているバッファ回路の出力; アドレス信号がローレベルからハイレベルに変わったとき、該バッファ回路の 入力の閾値電圧であって第1所定レベルに設定する手段; 出力におけるアドレス信号がハイレベルからローレベルに変わるとき、第2所 定レベルの第2閾値電圧を設定する別の設定手段であって、第2閾値電圧は第1 閾値電圧より低く、入力バッファ回路の入力におけるこれら閾値電圧は、ヒステ リシスループにしたがった動作を行い、アドレス入力バッファはノイズを拾いに くい構成となっている別の設定手段; 第1,第2閾値電圧を設定する手段および入力からフィードバック切替ノイズ を実質的に分離する手段で、この切替ノイズは、リードオンリメモリ内において 、アドレス検出が行われた際に発生するようになっている手段; この結果、アドレス入力バッファにおいて、内部メモリノイズより強い構成と なっている。 42.第1及び第2インバータは、巾広でかつ長いFETを有するNMOSイン バータであり、生産変更を少なくした、請求項41の改良。 43.アドレス入力バッファを有するアドレス可能なメモリ回路の方法であって 、次のステップから成る: アドレス信号を該アドレス入力バッファ回路の入力と通信し; 該バッファ回路の出力を該メモリと通信し; 該アドレス信号がローレベルからハイレベルに変わるとき、該バッファ回路の 入力の閾値電圧であって、第1所定レベルを有する電圧を設定し; 該入力にあるアドレス信号がハイレベルからローレベルに変わるとき、第2所 定レベルの第2閾値電圧を設定し、ここで、第2閾値電圧を第1閾値電圧より低 くし、該入力バッファ回路の入力の閾値電圧がヒステリシスループに変化し、ア ドレス入力バッファがノイズに対して不感とし; 該入力及び第1、第2閾値電圧設定手段から、フィードバック切替ノイズであ って、アドレス過渡検出される際、リードオンリメモリ内に発生するノイズを遮 断し、 これにより、該アドレス入力バッファにおける内部メモリノイズを低減した。 44.フィードバック切替ノイズを分離するステップは、全ての切替ノイズの源 を、分離された電界効果トランジスタに結合されるステップを含む請求項43の 方法。 ROMおよびRAM用の出力ドライバ制御 45.アドレス転換検出回路を有するメモリのデータ出力に接続された出力ドラ イバを制御する制御回路であって、このメモリはシーケンシャルメモリサイクル において、スタンバイおよびアクティブメモリモードにおいて動作するものであ って、次のものから成る: 前回のメモリサイクルにおいて、メモリはスタンバイまたはアクティブモード のいずれで動作していたかを内部記憶する出力イネイブルラッチ回路; メモリ内において新たなリードサイクルが始まったかどうかを内部記憶し、メ モリ内においてアドレス検出が行われればリセットされるデータラッチ回路; メモリリードサイクルを示すデータラッチ回路の出力と、前回のメモリサイク ルはスタンバイモードかアクティブモードかのいずれかを示す出力イネイブルラ ッチ回路の出力を合成し、出力イネイブル信号OEを出力し、この信号OEはメ モリの出力ドライバに加えられ、出力ドライバのフロートを制御する論理回路; その結果、古いデータから新しいデータへのスムーズな転換が得られ、スタン バイモードからアクティブモードへの転換の際におけるシステムデータバスのコ ンテンションが除かれるもの。 46.データラッチ回路は、第1リードサイクルのデータアウトプットから第2 リードサイクルのデータアウトプットへのスムーズな転換を提供することができ る回路を有する請求項45の制御回路。 47.出力イネイブルラッチ回路は、動作がスタンバイモードからアクティブメ モリモードに変わった時に、古いデータの出力を阻止する回路を有し、パワーの 消費を低減すると共に、出力ドライバによるバスのコンテンションを低減する請 求項45の制御回路。 48.該メモリは内部センスアンプを有する一方、データラッチ回路は、メモリ リードサイクルにおいて出力ドライバに加えられる出力イネイブル信号を制御す ることにより出力ドライバをローとする回路を有し、メモリ内における内部セン スアンプの動作にバスノイズの影響が及ばないようにしている請求項45の制御 回路。 49.出力イネイブル信号OEを制御する回路は、遅延したセンスラッチ信号S LCHを出力し、センスアンプをアンラッチすることにより生ずる過渡現象が、 出力ドライバがフロートされる前に出力ドライバへ伝搬されないようにする請求 項48の制御回路。 50.アドレス転換検出回路を有するメモリの出力ドライバのフロートを制御す る方法であって、次のステップから成る: メモリ制御回路内に内部メモリを備え、前回のメモリサイクルにおいてメモリ のスタンバイモードかアクティブモードのいずれかの動作モードを保持し; メモリのリードサイクルがいつ開始するか、また、いつアドレス転換検出回路 がアドレス転換を検出するかを内部的に記録し; メモリ回路の前の動作モードの記憶および現在のメモリリードサイクルの状態 を論理的に組み合わせて、出力イネイブル信号を選択的に生成し、メモリ回路の 出力ドライバをフロートさせる方法。 51.出力イネイブル信号OEを選択的に生成する論理的に組み合わせるステッ プにおいては、内部記憶の内容を組み合わせ、出力イネイブル信号OEを生成し 、メモリ回路の動作モードがスタンバイモードからリードモードに変わった際に メモリ回路から古いデータが出力されるのを阻止し、電力消費を低減すると共に 、バスのコンテンションを避ける請求項50の方法。 52.論理的に組み合わせるステップは、内部的に記憶された内容を論理的に組 み合わせるステップからなり、第1リードサイクルのデータ出力から第2リード サイクルのデータ出力へのスムーズな転換を行う請求項50の方法。 53.該メモリ回路の動作の前のモードの記憶と、現在のメモリリードサイクル の状態を論理的に組み合わせ、出力イネーブル信号を選択的に出力し、該メモリ 回路の出力ドライバをフロートさせることにより、センスラッチ制御信号の出力 前、発生したパワーバスノイズが内部センスアンプの動作に影響を及ぼすのを阻 止するため、メモリ回路のリードサイクルの途中において、該出力ドライバをフ ロートさせる請求項50の方法。 54.該論理的に組み合わせるステップは、内部メモリの内容を論理的に組み合 わせ、第1リードサイクルデータ出力から第2リードサイクルデータ出力にスム ースに転換するステップを含む請求項51の方法。 55.該出力イネーブル信号を選択的に出力するための論理的に組み合わせるス テップにおいて、該出力イネーブル信号は、センスラッチ制御信号の出力前、発 生したパワーバスノイズが内部センスアンプの動作に影響を及ぼすのを阻止する ため、メモリ回路のリードサイクルの途中において、該出力ドライバをフロート させる請求項51の方法。 56.該出力イネーブル信号を選択的に出力するための論理的に組み合わせるス テップにおいて、該出力イネーブル信号は、センスラッチ制御信号の出力前、発 生したパワーバスノイズが内部センスアンプの動作に影響を及ぼすのを阻止する ため、メモリ回路のリードサイクルの途中において、該出力ドライバをフロート させる請求項52の方法。 57.該出力イネーブル信号を選択的に出力するための論理的に組み合わせるス テップにおいて、該出力イネーブル信号は、センスラッチ制御信号の出力前、発 生したパワーバスノイズが内部センスアンプの動作に影響を及ぼすのを阻止する ため、メモリ回路のリードサイクルの途中において、該出力ドライバをフロート させる請求項54の方法。 リードサイクル割込のためのダイナミックROMデザイン 58.メモリのリードサイクルをクロックし、アドレスのスキューエラーを防止 する方法であって、次のステップから成る: 入力アドレス変更を示す第1サンプルアドレス制御信号SMPAを受け; サンプルアドレス信号SMPAを受けてそれに応答して、一次クロック信号S TARTを生成し; クロック信号STARTを所定の時間保持する、該クロック信号STARTは 充分長い間アクティブ保たれ、供給電圧、温度、生産過程における変化を受けた メモリに対し十分なプリチャージ時間が与えられると共に、前回のメモリサイク ルにおいてはハイの状態で駆動されていても、メモリにおけるアドレスワードラ インに対し十分な放電時間を与え、メモリのプリチャージ位相が開始できるよう にし; 続いて第2サンプルアドレス信号SMPAを受信し; サンプルアドレス信号SMPAを受けた後の所定時間START信号ハイの状 態に設定され、メモリのプリチャージ位相は第2サンプルアドレス信号SMPA を受けたにも拘わらず継続され; この結果、アドレスのスキューエラーは回避される方法。 59.START信号を生成するステップは、更に、ラッチを設定するステップ を有し、ラッチの設定に応答して2次メモリクロック信号が生成され、トリガー 信号TRIGは、メモリ内のデータが読み出し可能な時に生成され、START 信号は十分長い信号期間を有するので、第2サンプルアドレス信号SMPAが、 メモリにおけるデータが読み出し可能な状態にあることを示すTRIG信号の生 成期間において受信されたとしても、ラッチはしっかりとラッチされた状態に維 持される請求項58の方法。 60.本発明にかかる方法は、更に、前回のリードサイクルからのメモリからの データが出力信号の過渡期間に第2サンプルアドレス信号SMPAが受信されれ ば、メモリからデータ出力信号をフロートするステップを含む請求項59の方法 。 61.該方法は、更に、STARTクロック信号の生成に応じて複数の2次メモ リクロック信号を生成するステップを含み、該2次メモリクロック信号は、メモ リ内で用いられ、メモリ内でアドレスされた位置を読み出す準備をするために用 いられる請求項58の方法。 62.START信号を生成するステップにおいては、START信号はワンシ ョットマルチバイブレータにより生成されるステップを含み、START信号は メモリリードサイクルにおいて、早い時期にアドレス割込が発生した時に生成さ れ、START信号はワンショットマルチバイブレータにより再開され、メモリ への新たなアドレスの入力に関する時以外の2次クロック信号の切替を行うこと なく、新たなメモリリードサイクルを再開するために用いられる請求項61の方 法。 63.リードサイクルを有するメモリにおいてクロックを生成する制御回路の改 良であって、次のものから成る: 新たなリードサイクルの開始点においてハイになるSTARTクロック信号を 生成するワンショットマルチバイブレータ; PCOK手段であって、クロック信号PCOKを生成し、ワンショットマルチ バイブレータのSTART信号をローにリセットし、PCOK手段はSTART クロック信号の所定の信号期間を決定し、この信号期間は十分な長さを持ってい るので、メモリのプリチャージ時間を十分にとることができると共に、メモリコ アのワードラインのための放電時間も十分とることができ、メモリコアは前のメ モリサイクルにおいて選択され、ハイで駆動されており、供給電圧、温度、生産 過程に変化を与えているPCOK手段; 2次クロック手段であって、START信号に応じて複数の第2のクロック信 号を生成し、各第2のクロック信号はメモリのプリチャージ位相を計時するため に用いられる改良。 64.第2クロック回路は、第2クロック信号の1つを生成するためのラッチ手 段を有し、該ラッチ手段は、START信号によりセットされ、メモリ内のデー タを出力する準備ができていることを示すメモリ制御信号TRIGによりリセッ トされ、START信号の信号期間は、次のサンプルアドレス信号を受けた時に ラッチ回路をセットの状態に十分長い間保持することができるので、次のサンプ ルアドレス信号を受けた時にラッチ回路をリセットするためのTRIG信号を同 時に受けたとしても、START信号は生成される請求項63の改良。 ROMコード・マスク・プログラマブルCMOSラッチ 65.メモリコアの電界効果トランジスタとインタフェスするためのCMOSラ ッチの改良であって、次のものから成る: 一対のPチャンネル電界効果トランジスタ(PFET)であって、各トランジ スタには、ゲート、ソース、ドレインがあり、一方のPFETのゲートは、他方 のPFETのドレインに接続され、一方のPFETのソースはラッチの出力で用 いられ、PFETの対には、Nチャンネル電界効果トランジスタ(NFET)の 対が直列接続されており、NFETはソース、ゲートおよびドレインを有し、N FETのソースは対応するPFETのドレインに接続され、NFETのゲートは 互いに接続され、ラッチの出力を構成する一対のPFET; コアFETを構成する一対の電界効果トランジスタであって、コアFETはメ モリにおいて用いられた電界効果トランジスタと実質的に等しいものであり、各 コアFETには、ソース、ゲート、ドレインが設けられ、コアFET内に設定さ れた所定の閾値を有し、ラッチの入力は供給電圧に接続され、ラッチに電力が供 給されれば、高いゲインの出力がラッチの出力から得られる。 66.コアFETのゲートはそれぞれラッチの入力に接続され、ラッチにおいて 再生性の正帰還が実現され、ラッチが完了した後、ラッチにおける電力の発散が 無視できる程度に低減され、その無視できる程度とはソース−ドレイン漏れ電流 であり、それは一方のNFETおよび一方のPFETを介して流れる請求項65 のCMOSラッチ。 67.コアFETのゲートはNFETのドレインに接続され、それらは他方のコ アFETに直列接続され、ラッチ内において正の再生帰還が構成され、ラッチ行 為が完了した後は、ラッチ内における電力の発散が無視できる程度に低くでき、 それは、注目のPFETとコアFETが遮断された時、一方のコアFET及び一 方のPFETを介して流れるソース−ドレイン漏れ電流だけに低減される請求項 65のラッチ。 68.該ラッチの入力は、低い電圧供給GVPCに接続され、コアFETを介し て流れるソース−ドレイン電圧を低減させる請求項65のラッチ。 69.ラッチは更に一対のPFETのソースに直列に接続されたチップイネイブ ル切替デバイスを有し、スタンバイモードにおいてPFETは電源から遮断され 、電力の消費が低減される請求項66のラッチ。 70.ラッチは更に一対のPFETのソースに直列に接続されたチップイネイブ ル切替デバイスを有し、スタンバイモードにおいてPFETは電源から遮断され 、電力の消費が低減される請求項65のラッチ。 71.メモリ回路において改良されたマスク・プログラマブル・ラッチ動作を与 える方法であって、次のステップから成る: CMOSラッチに正の再生性帰還を与え; メモリコアにおいて用いられたFETと実質的に同じコアFETの一対のRO Mを与え; 一対のROMコアFETは、選択可能な閾値を持ち; ROMコアFETに与えられた条件にしたがい、CMOSラッチから所定の出 力が生成され、メモリラッチはマスク・プログラマブル出力を生成し、その出力 は大きなゲインを有すると共に、パワーバスの過渡現象に強く、低い電力消費を 有する方法。 72.メモリ回路は更に電源を有すると共に、スタンバイモード動作期間におい て、電源からラッチを遮断するステップを有し、消費電力を低減する請求項71 の方法。 73.メモリ回路は更に電源を有すると共に、ラッチには電圧源に接続される入 力があり、ラッチに流れるサブ閾値電流を低減することにより、ラッチにおける 電力消費を低くするステップを有する請求項71の方法。 74.所定の出力を生成するステップは、更にラッチが完全にラッチ状態にある ときオフ状態にされるデバイスによりラッチ内において特定される生成された出 力を有することにより、ラッチ内における電力消費を低減するステップを有し、 ラッチされた後においては、FETのソース−ドレインを流れるリーク電流内の 電力消費をないようにした請求項71の方法。 本発明のおよびその好ましい実施の形態は、以下の図面により一層明確にされ る。図面において同等な部分は同様な符号が用いられている。
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