JPH10504288A - オメプラゾールのマグネシウム塩を含有する新規な経口医薬処方物 - Google Patents

オメプラゾールのマグネシウム塩を含有する新規な経口医薬処方物

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JPH10504288A
JPH10504288A JP8504257A JP50425796A JPH10504288A JP H10504288 A JPH10504288 A JP H10504288A JP 8504257 A JP8504257 A JP 8504257A JP 50425796 A JP50425796 A JP 50425796A JP H10504288 A JPH10504288 A JP H10504288A
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ベングトソン,シーヴ・インガ
リヨーヴグレン,クルト・イングマル
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アストラ・アクチエボラーグ
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Abstract

(57)【要約】 エンテリック被覆層の1層または2層以上で被覆された、新規な物理的形態のオメプラゾールのマグネシウム塩を含有する新規な経口用の医薬処方物、このような処方物を製造する方法、医療におけるこのような処方物の使用および新しい処方物を含むPTP包装品。

Description

【発明の詳細な説明】 オメプラゾールのマグネシウム塩 を含有する新規な経口医薬処方物 発明の分野 本発明は、新規な物理学的形態のオメプラゾール(omeprazole)のマグネシウム 塩を含有する新規な処方物、このような医薬処方物を製造する方法および医薬に おけるこのような処方物の使用に関するものである。 発明の背景 一般名オメプラゾールとして知られている化合物、5−メトキシ−2(((4 −メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジニル)メチル)スルフィニル)−1H −ベンズイミダゾールは、例えば、EP-A0 005 129に記載されている。 オメプラゾールは、動物およびヒトでの胃酸分泌を阻害するのに有用である。 より一般的な意味では、オメプラゾールは、例えば胃食道逆流疾患、胃炎、胃潰 瘍および十二指腸潰瘍を含む哺乳動物およびヒトにおける胃酸関連疾患の予防お よび治療に使用することができる。更に、オメプラゾールは、胃酸抑制効果が必 要とされるその他の胃腸疾患の治療、例えばNSAID療法の患者、ノン・アルサー ・ディスペプシア(Non Ulcer Dyspepsia) に罹っている患者、症候性胃食道逆流 疾患に罹っている患者、およびガストリノーマに罹っている患者の治療に使用す ることができる。オメプラゾールは集中治療状態の患者、急性上部胃腸出血を伴 う患者にも使用することができ、胃酸の酸吸引の予防およびストレス潰瘍形式の 予防、治療に術前、術後に使用することができる。更に、オメプラゾールは乾癬 の 治療に、またヘリコバクター(Helicobacter)感染症および関連疾患の治療に有用 である。オメプラゾールは酸反応および中性の媒質中において分解/変化を受け 易い。pH値が3より低い水溶液中におけるオメプラゾールの分解の半減期は、10 分足らずである。オメプラゾールはアルカリ性化合物との混合物で安定化される 。オメプラゾールの安定性は、また、湿気、熱、有機溶剤によって影響され、ま た光によっても若干影響をうける。 オメプラゾールの安定性について言われていることから明らかであるように、 経口投与形態のオメプラゾールは、酸性の胃液との接触から保護されなければな らず、また活性物質は、pHが中性付近であり、かつオメプラゾールの急速な吸収 が起り得る胃腸管の部分に完全な形態で移動されなければならない。 医薬としての経口用の投与形態のオメプラゾールは、エンテリックコーティン グによって酸性の胃液との接触から保護しなければならない。US-A 4,786,505に は芯物質とエンテリックコーティングとの間に分離用の下がけを含有するエンテ リック被覆オメプラゾール製剤が記載されている。該製剤は、オメプラゾール、 下がけおよびエンテリックコーティングからなるアルカリ性芯を含有している。 本願出願人が現在上市しているオメプラゾールのエンテリック被覆したペレッ ト処方物を含有する硬ゼラチンカプセルはプレスースルーブリスター包装に適し ている。それで、作用が良好で、かつ患者になじみやすい包装とするような化学 的安定性ならびに改善された機械的安定性を有する新しいオメプラゾールのエン テリック被覆製剤の開発が要望されている。 オメプラゾールのアルカリ性反応塩を包含するオメプラゾールの ある種の塩がEP-A 0 124 495に記載されている。該EP特許明細書においては、医 薬製剤に混合するオメプラゾールの貯蔵安定性に関する必要性および重要性が強 調されている。 しかしながら、強化された安定性を有するオメプラゾールの新規なエンテリッ ク製剤の開発が要求されておりそして環境的見地から医薬製品の製造における水 をベースにした方法の使用も強く望まれている。 EP-A 0 124 495に記載されているオメプラゾールマグネシウム塩の十分な製造 規模における単離および精製では、オメプラゾールマグネシウム塩粒子が非常に 壊れやすく、十分な規模の製造においてこの生成物を利用する医薬製造方法を魅 力のないものにするという点で、一つの大きな問題を与える。別個の結晶化工程 を伴わないオメプラゾールマグネシウム製造方法では、医薬物質として適当でな い生成物ができる。 十分な製造規模において例えば錠剤のような経口投与用の医薬処方物の製造に 、本明細書においてオメプラゾールマグネシウムと表示しているオメプラゾール のマグネシウム塩を使用するためには、該オメプラゾールマグネシウムがこのよ うな十分な規模の製造を可能にする性質の組み合わせを有することが必要である 。 結晶化度、粒径、密度、吸湿度、低水分含量および他の溶剤の低含量に関して 、WO 95/01977に記載した新規なオメプラゾールマグネシウム生成物の物理的性 質の組み合わせが好ましく、新規な医薬処方物の製造に有用な形態でのオメプラ ゾールマグネシウムの製造を可能にする。 新規な形態のオメプラゾールマグネシウムは、経口および直腸投 与のための種々な投与形態に製剤化することができる。このような処方物の例は 、錠剤、顆粒、ペレット、カプセル、坐剤および懸濁液である。 発明の説明 本発明の一つの目的は、オメプラゾールマグネシウムの医薬処方物を提供せん とするものである。 本発明の他の目的は、酸媒質中における溶解に抵抗性であり、そして中性〜ア ルカリ性媒質中において急速に溶解し、そして変色に対しても良好な安定性を有 するオメプラゾールの医薬処方物、特にオメプラゾールのエンテリック被覆した 投与形態を十分な規模で製造する方法を提供せんとするものである。 さらに、本発明の他の目的は、環境的に優しく完全に水をベースにしたオメプ ラゾールの医薬処方物の製造方法を提供せんとするものである。 本発明の更に他の目的は、プレス−スルーブリスター包装に適していて、また 患者受容性も改善されているオメプラゾール含有投与形態を提供せんとするもの である。 新規な投与形態は次のような点を特徴とする。新規な形態のオメプラゾールの マグネシウム塩を含む、ペレット、顆粒、ビーズまたは錠剤の形態の芯物質およ び該芯物質上の1または2以上の被覆層。 エンテリック被覆投与形態を形成する方法は、好ましくは水をベースにしたも のである。また、普通有機溶剤を使用して実施されるエンテリックコーティング 工程は、製薬プラント内の作業環境にとってもまた全体的環境上の理由からも望 ましい水をベースにした方 法を使用して実施することができる。 70%より高い結晶化度を有するオメプラゾールマグネシウムが本発明によるオ メプラゾールの医薬処方物の製造に有用であるということが見出された。 発明の詳細な説明 新規な医薬処方物は、請求項1〜9において定義され、本発明による医薬処方 物の製法は、請求項10〜11において定義されそして医療における処方物の使用は 、請求項12〜18において定義され、そしてPTP包装は請求項19に記載されている 。 請求の範囲に記載の処方物の製造に使用できるオメプラゾールマグネシウムは WO 95/01977に記載され、この国際出願の全体を参考として本文に挿入する。上 記オメプラゾールマグネシウムは、X線粉末回折による測定で70%以上、好まし くは75%より高い結晶化度を有している。 オメプラゾールマグネシウムを含有する医薬処方物は、以下に記載するように して製造される。 芯物質 本文でオメプラゾールマグネシウムと称される新規なオメプラゾールのマグネ シウム塩を医薬構成成分と混合して最終混合物において、好ましい取扱特性およ び加工特性ならびに活性物質の好ましい濃度を得る。医薬構成成分例えば賦形剤 、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、界面活性剤およびその他の医薬的に許容し得る添加 剤を使用することができる。芯はまたアルカリ性の医薬的に許容し得る物質を1 種または2種以上含有していてもよい。任意に添加されるアルカリ性物質は本発 明では必須のものではない。しかし、このものは処方物 の化学的安定性を更に改善することができる。 このような物質は限定するものではないが、リン酸、炭酸、クエン酸または他 の適当な弱無機または有機酸のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ ムおよびアルミニウム塩;水酸化アルミニウム/重炭酸ナトリウム共沈殿物;通 常制酸製剤に使用される物質、例えばアルミニウム、カルシウムおよびマグネシ ウムの水酸化物:酸化マグネシウムまたは混合物質、例えばAl2O3・6MgO・CO2・ 12H2O、(Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O)、MgO・Al2O3・2SiO2・nH2Oまたは同様な化合 物;有機pH−緩衝物質、例えばトリヒドロキシメチルアミノメタン、塩基性アミ ノ酸およびこれらの塩または他の同様な医薬的に許容し得るpH−緩衝物質のよう な物質から選択することができる。 次に、粉末混合物を、慣用の製薬操作によって、ペレット、顆粒、ビーズまた は錠剤に処方する。これらのペレット、顆粒、ビーズまたは錠剤を、さらに加工 するための芯物質として使用する。 エンテリックコーティング層 エンテリックコーティング層は、水中の重合体の溶液を使用することによりま たは該重合体のラテックス懸濁液を使用することによりまたは場合によっては適 当な有機溶剤中の重合体溶液を使用して、適当な装置、例えばパンコーティング 、被覆造粒機または流動床装置によって、処方された芯物質上に1または2以上 の層として施される。エンテリックコーティング用重合体としては、例えばアク リレート(メタクリル酸/メタクリル酸メチルエステル共重合体)セルロースア セテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロ キシプロピルメチルセルロースアセテートサ クシネート、ポリビニルアセテートフタレート、セルロースアセテートトリメリ テート、カルボキシメチルエチルセルロース、シエラックまたは他の適当なエン テリックコーティング重合体の溶液または分散液の1種または2種以上を使用す ることができる。好まし して知られている化合物または同様な化合物のような水をベースにした重合体分 散液を使用してエンテリックコーティングを得る。エンテリックコーティング層 は、場合によっては、医薬的に許容し得る可塑剤、例えばセタノール、トリアセ チン、クエン酸エステル、 フタール酸エステル、コハク酸ジブチル、ポリエチレングリコール(PEG)または 同様な可塑剤を含有することができる。可塑剤の量は、普通それぞれのエンテリ ックコーティング重合体について最適化されそして普通エンテリックコーティン グ重合体の1〜50%の範囲にある。添加剤、例えば、タルク、着色剤および顔料 もまたエンテリックコーティング層に含有させるか、または上がけとしてエンテ リック被覆物質上にスプレーすることができる。 エンテリックコーティングの厚さは、オメプラゾールの放出に影響を与えるこ となしに広く変化することができる。酸感受性オメプラゾール化合物を保護する ためにそして好ましい酸抵抗性を得るために、エンテリックコーティングは、芯 重量の少なくとも1.0重量%、好ましくは少なくとも3.0%そして更に好ましくは 8.0%以上の量を構成する。施されるエンテリックコーティングの上限の量は、 普通処理条件によって制限されるにすぎない。オメプラゾールの放 出速度に有害な影響を与えることなしにエンテリックコーティングの厚さを増大 させることができることは、特に規模の大きい方法において望ましい。エンテリ ックコーティング層は、施されるコーティング層の厚さを正確に調節することな しに、前処理した処方物に施されることができる。 すなわち、本発明による処方物は、オメプラゾールマグネシウムを含有する芯 物質からなる。芯物質をエンテリックコーティングで被覆して、酸性媒質中では 不溶性であるが、中性〜アルカリ性媒質、例えば溶解が望まれる部位である小腸 の近位部分に存在する液体中では崩壊/溶解する投与形態とする。 最終投与形態 最終投与形態は、エンテリック被覆した錠剤またはカプセルであるか、または エンテリック被覆したペレット、ビーズまたは顆粒の場合においては、これらの ペレット、ビーズまたは顆粒を、硬ゼラチンカプセルまたはサシェ(sachet)に分 配する。最終投与形態は、顔料および(または)着色剤を含有する追加の層でさ らに被覆することができる。貯蔵中の長期安定性にとって、オメプラゾールマグ ネシウムを含有する最終投与形態(エンテリック被覆された錠剤、カプセル、顆 粒、ビーズまたはペレット)の水分含量が低く維持されるということが必須であ る。 方法 本発明による投与形態の製法は、本発明の他の特徴を示す。芯物質が形成され た後に、該芯物質をエンテリックコーティング層で被覆する。被覆は上述した通 り実施する。医薬製剤の製法が完全に水をベースにしたものであるということは 、本発明のさらに別の特徴 である。 本発明による製剤は、特に胃酸分泌を減少するのに有利である。それは一日に 1回から数回投与される。活性物質の典型的な一日当たりの投与量は、種々なフ ァクター、例えば患者の個々の必要条件、投与方式および疾患によって変わる。 一般に一日当たりの投与量はオメプラゾール1〜400mgの範囲にある。 本発明を以下の実施例によって詳細に説明する。実施例1〜2は、オメプラゾ ールマグネシウムを含有する種々なエンテリック被覆した錠剤の組成を開示する 。 これらの実施例は、イン・ビトロでの胃酸抵抗性試験の結果をも開示している 。実施例3はエンテリック被覆処方物を開示する。この実施例は、イン・ビトロ での胃酸抵抗性試験の結果をも開示している。 実施例 実施例 1 オメプラゾールマグネシウムを含有する錠剤処方物はWO95/01977に記載の如く して製造した。 オメプラゾール成分の量 10(mg /錠) 錠剤芯 オメプラゾールマグネシウム 11.2 マンニール 68.7 微小結晶性セルロース 25.0 殿粉グリコール酸ナトリウム 6.0 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 6.0 タルク 5.0 10(mg /錠) ステアリルフマール酸ナトリウム 2.5 精製水 50.0エンテリックコーティング層 メタクリル酸共重合体 9.1 ポリエチレングリコール 1.0 二酸化チタン 0.82 着色剤酸化鉄(赤色−褐色) 0.04 着色剤酸化鉄(黄色) 0.02 精製水 45.0つや出し パラフィン粉末 0.05 上述した組成を有する錠剤を約20,000錠の実験室規模で製造した。 製造の説明 オメプラゾールマグネシウム、マンニール、ヒドロキシプロピルメチルセルロ ース、微小結晶性セルロースおよび殿粉グリコール酸ナトリウムを乾燥混合し、 水で湿潤させ、湿式混合する。湿潤塊を乾燥し、ミル処理し、最後に抗粘着剤お よび滑沢物質と混合する。 ミル処理した顆粒を圧縮して7mmの直径を有する錠剤を得る。これらの錠剤をヒ ドロキシプロピルメチルセルロースをベースにした重合体フィルムで下がけし、 メタクリル酸共重合体フィルムでエンテリック被覆する。錠剤の製造に使用した 水を、次の処理中に除去する。 酸−抵抗性の検査 6個の個々の錠剤を、酵素なしにpH 1.2の人工胃液にさらす。6時間後に錠剤 を取り出し、洗浄し、HPLCを使用してオメプラゾール含有量について分析した。 オメプラゾールの量を酸抵抗性とした。 錠剤強度(mg) 酸抵抗性(%) 10 101(98-103) 実施例 2 オメプラゾールマグネシウムを含有する錠剤処方物はWO95/01977に記載の如く して製造した。 オメプラゾール成分の量 40(mg /錠) 錠剤芯 オメプラゾールマグネシウム 45.0 マンニール 34.9 微小結晶性セルロース 25.0 殿粉グリコール酸ナトリウム 6.0 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 6.0 タルク 5.0 ステアリルフマール酸ナトリウム 2.5 精製水 50.0エンテリックコーティング層 メタクリル酸共重合体 9.1 ポリエチレングリコール 1.0 二酸化チタン 0.51 着色剤酸化鉄(赤色−褐色) 0.43 着色剤酸化鉄(黄色) − 精製水 45.0 40(mg /錠) つや出し パラフィン粉末 0.05 製造の説明 オメプラゾールマグネシウム、マンニール、ヒドロキシプロピルメチルセルロ ース、微小結晶性セルロースおよび殿粉グリコール酸ナトリウムを乾燥混合し、 水で湿潤させ、湿式混合する。湿潤塊を乾燥し、ミル処理し、最後に抗粘着剤お よび滑沢物質と混合する。ミル処理した顆粒を圧縮して7mmの直径を有する錠剤 を得る。これらの錠剤をヒドロキシプロピルメチルセルロースをベースにした重 合体フィルムで下がけし、メタクリル酸共重合体フィルムでエンテリック被覆す る。錠剤の製造に使用した水を、次の処理中に除去する。 酸−抵抗性の検査 6個の個々の錠剤を、酵素なしにpH 1.2の人工胃液にさらす。6時間後に錠剤 を取り出し、洗浄し、HPLCを使用してオメプラゾール含有量について分析した。 オメプラゾールの量を酸抵抗性とした。 錠剤強度(mg) 酸抵抗性(%) 40 95(92-101) 実施例 3 オメプラゾールマグネシウムを含有するエンテリック被覆したペレット処方物 はWO 95/01977に記載の如くして製造した。ペレット芯 オメプラゾールマグネシウム 1.5kg ノンパレイユペレット 1.5kg ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.23kg 精製水 4.0kgエンテリックコーティング層 未被覆ペレット 500g メタクリル酸共重合体 300g クエン酸トリエチル 90g モノ−およびジグリセリド(NF) 15g ポリソルベート80 1.5g 精製水 1290g 製造の説明 懸濁液の積層は流動床装置で実施した。オメプラゾールマグネシウムは、溶解 した結合剤を含有する水性懸濁液から、不活性ノンパレイユ芯にスプレーした。 調製したペレットを流動床装置でエンテリック被覆した。 酸−抵抗性の検査 ペレットを37℃、(パドル)100回転/分で人工胃液(米国薬局方)(酵素なしに )に加えた。2時間後、処方物中にそのままに残っているオメプラゾールの実際 の量を測定した。 ペレットオメプラゾール 酸抵抗性(n=6)(%) 20mg 94(93-95)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.活性物質としての芯物質が、X−線粉末回折により測定して70%より高い結 晶化度を有するオメプラゾールのマグネシウム塩を含有し、また芯物質上にエン テリックコーティング層が施され、それによりエンテリックコーティングの厚さ が主として小腸中に存在するpH値の水溶液へのオメプラゾールの放出に本質的に 影響を与えないことを特徴とする、1または2以上のエンテリックコーティング 層で被覆された活性物質の芯物質を含有する経口用のエンテリック被覆した処方 物。 2.処方物が錠剤処方物である請求項1記載の処方物。 3.処方物がペレット処方物である請求項1記載の処方物。 4.エンテリックコーティングが、場合によっては1種または2種以上の医薬的 に許容し得る可塑剤、分散剤、着色剤および顔料を含有するエンテリックコーテ ィング物質からなる請求項1記載の処方物。 5.エンテリックコーティングが、アクリレート、ヒドロキシプロピルメチルセ ルロースアセテートサクシネート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ ート、ポリビニルアセテートフタレート、セルロースアセテートトリメリテート および(または)セルロースアセテートフタレートの水をベースにした重合体溶 液または分散液からなる請求項4記載の処方物。 6.エンテリックコーティングが、芯物質の重量の少なくとも1.0重量%を構成 する請求項1記載の処方物。 7.エンテリックコーティングが芯物質の重量を少なくとも3.0重量%を構成す る請求項6記載の処方物。 8.エンテリックコーティングが、芯物質の重量の少なくとも8.0重量%を構成 する請求項6記載の処方物。 9.コーティング層の1つがエンテリック被覆した処方物に適用された上がけで あり、この上がけが場合によっては1種または2種以上の医薬的に許容し得る可 塑剤、分散剤、着色剤および顔料からなる請求項1記載の処方物。 10.オメプラゾールマグネシウム含有芯物質がエンテリック被覆層の1層または 2層以上で被覆され、エンテリックコーティングが主として小腸中に存在するpH 値の水溶液へのオメプラゾールの放出に本質的に影響を与えない厚さを有する請 求項1記載の処方物の製法。 11.エンテリック被覆された処方物が更に上がけで被覆されている請求項10記載 の方法。 12.治療に使用するための請求項1〜9の何れかの項記載の経口用のエンテリッ ク被覆した処方物。 13.哺乳動物およびヒトにおける胃酸分泌の阻害に使用するための請求項1〜9 の何れかの項記載の経口用エンテリック被覆した処方物。 14.哺乳動物およびヒトにおける胃酸関連疾患の治療に使用するための請求項1 〜9の何れかの項記載の経口用のエンテリック被覆した処方物。 15.哺乳動物およびヒトにおける胃酸分泌を阻害するための医薬の製造における 請求項1〜9の何れかの項記載の経口用のエンテリック被覆した処方物。 16.哺乳動物およびヒトにおける胃酸関連疾患を治療するための医 薬の製造における請求項1〜9の何れかの項記載の経口用のエンテリック被覆し た処方物。 17.請求項1〜9の何れかの項記載のエンテリック被覆した処方物の治療的に有 効な投与量を治療を必要とする宿主に投与することによって哺乳動物およびヒト における胃酸分泌を阻害する方法。 18.請求項1〜9の何れかの項記載のエンテリック被覆した処方物の治療的に有 効な投与量を治療を必要とする宿主に投与することによって哺乳動物およびヒト における胃酸関連疾患を治療する方法。 19.請求項1〜9の何れかの項記載のエンテリック被覆した処方物からなるPTP 包装品。
JP8504257A 1994-07-08 1995-07-05 オメプラゾールのマグネシウム塩を含有する新規な経口医薬処方物 Ceased JPH10504288A (ja)

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