JPH10503998A - 短いフラップを備えた箱を部分粘着テープにより封止する方法及び該方法により形成したパッケージ - Google Patents

短いフラップを備えた箱を部分粘着テープにより封止する方法及び該方法により形成したパッケージ

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JPH10503998A
JPH10503998A JP8507309A JP50730996A JPH10503998A JP H10503998 A JPH10503998 A JP H10503998A JP 8507309 A JP8507309 A JP 8507309A JP 50730996 A JP50730996 A JP 50730996A JP H10503998 A JPH10503998 A JP H10503998A
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トレント,ロバート・ジェイ
ファウスト,マイケル・シー
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー
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    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B51/00Devices for, or methods of, sealing or securing package folds or closures; Devices for gathering or twisting wrappers, or necks of bags
    • B65B51/04Applying separate sealing or securing members, e.g. clips
    • B65B51/06Applying adhesive tape
    • B65B51/067Applying adhesive tape to the closure flaps of boxes

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Package Closures (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 短い外フラップを有し、フラップ縁部の間に隙間が形成されるタイプの箱を、粘着テープにより封止する方法で形成した、パッケージ構造について記載している。フラップの間に形成された隙間を覆うのに充分な幅を有したテープが、本発明の方法及びパッケージ構造に使用されている。テープは、複数の接着ストリップと、中間の縦長非接着部とを備えているのが好ましい。本発明に係る方法及びパッケージ構造においては、多種多様なテープ構造を使用することが可能である。パッケージ構造の1例によると、箱封止方法は、複数の接着ストリップと中間の非接着部とを備えた粘着テープを使用するステップと、接着ストリップを各フラップに接着するとともに、非接着部がフラップ縁部の間の隙間の少なくとも一部を覆うようにした状態で、箱のフラップが形成する箱表面の少なくとも一部にテープを貼付するステップとを備えている。本発明の他のパッケージ構造によると、箱表面に貼付するテープは、テープの長手方向にタブを備えているが、このタブは、テープの非接着部に間隔をおいて設けたスリットによって形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 短いフラップを備えた箱を部分粘着テープにより封止する方法 及び該方法により形成したパッケージ技術分野 本発明は、一般に、短いフラップを備えた箱を、粘着テープを使用して封止す る方法と、この方法によって形成したパッケージ構造とに関している。より詳し くは、本発明は、両側の接着領域とそれらの間の非接着領域とを有する接着テー プを使用し、これを箱側面の複数のフラップに貼付することによって、箱を封止 する方法に関している。発明の背景 製品の製造業者および納入業者は、自分たちの製品を顧客に送る前にこれらの 製品を輸送コンテナに梱包することが多々ある。各輸送コンテナは、用途に応じ て1つの製品または複数個の製品を収容するようになっている。さらに、コンテ ナによって、製品を取り扱ったり、荷積みしたり保管したりといったことがしや すくなる他、破損や盗難、汚れなどから製品を保護できる。 様々な種類の輸送コンテナやコンテナ材料を市場で簡単に調達することができ るが、最も一般的な輸送コンテナの1つに段ボールのコンテナや箱がある。箱は 一般に経済的である上に殆どの輸送用に十分な強度を有し、様々な形や大きさの ものがある。しかしながら、本発明が適用される周知の型の箱として挙げられる のは、短いフラップを有した普通の有溝型カートンである。 普通の有溝型カートンは通常は矩形で、垂直方向の連続した側面が4面と、箱 の天および底の両方に設けられて一般に一対の外フラップと一対の内フラップと して知られる二対のフラップとからなる。一対の外フラップおよび一対の内フラ ップを互いに中心に向けてたたんだ時に、少なくとも外フラップの端部が箱の天 または底の中央近くで接触して箱の天底の水平面を効率よく作るとともに箱を閉 じることができるように、各フラップは垂直方向の側面のいずれかと接続してい る。 普通の有溝型カートンのフラップは、通常は決まった場所で糊または感圧粘着 テープによって封止される。このテープは「Cクリップ」または「Lクリップ」 形態で貼り付けられることが多く、いずれも当該技術分野においては一般に知ら れており、本願明細書では後述する。 Cクリップは、テープの断面の形が「C」という文字のようであるためにこの ように呼ばれている。具体的には、テープのCクリップは、箱の垂直方向の一側 面の一部に貼り付けられ、箱の水平方向の面のうちの一方の中央を横切って当接 している外フラップを封止し、最後に箱の反対側の垂直方向の側面の一部に達す る連続した粘着テープである。さらに、Cクリップ用のテープは一般に、箱の天 と底の最も外側すなわち一対の外フラップを両方とも1枚のテープで封止できる よう当接しているフラップに沿って貼り付けるのに十分な幅がある。普通の有溝 型カートンを閉じて粘着テープのCクリップで封止してしまうと、箱の中に封入 された1つまたは複数の製品を汚してしまうような物質が箱の中まで達すること ができるような隙間は実質的になくなる。 Lクリップは、テープの断面の形が大文字の「L」のようであるためにこのよ うに呼ばれている。具体的には、粘着テープのLクリップは、箱の垂直方向の一 側面の一部と、これに隣接した箱の水平方向の一面の一部に貼り付けられ、水平 方向の面の当接しているフラップの一方または両方を箱の垂直方向の側面に効果 的に固定する粘着テープからなる。1つの箱に貼り付けられるLクリップの数に ついては、製造業者や納入業者側で箱をどの程度しっかりと密封状態にするかと いう必要性に応じて変えることができる。 CクリップまたはLクリップによって封止された普通の有溝型カートンに関す る問題の1つに、箱を開ける人が一般にテープに突き刺して箱の中身にアクセス するための鋭利な器具を必要とするということがある。また、普通の有溝型カー トンは、製造業者や納入業者が必要とする以上に、製品を保護する場合が多い。 さらに、箱の価格は箱を製造するのに使用されている原料(例えば段ボール紙) の量に直接関係するため、普通の有溝型カートンを使用するコストはこれらの箱 の利用者のうち箱の中の製品を完全に保護する必要はない者にとっては必要以上 に高い。 これらの問題に対処するために、コンテナ製造業者は本発明に適していると思 われる第2の型の箱すなわち箱を閉じた状態にしても互いに接触しない短いすな わち「シ−ド(shied)」対の内外のフラップを有する普通の有溝型カートンを 製造している。箱を閉じると、内外それぞれ一対のフラップの間に隙間ができる 。このような型の箱に使われる原料は実質的に少なくてすみ、したがって箱の製 造コストは少なくなり、最終的には箱を廃棄する際に発生する廃棄物の量も少な くなる。箱の製造コストが削減されると、その分は箱を購入する製造業者や納入 業者に還元され、このコスト削減分は最終的には箱に詰められて輸送される製品 の消費者に還元される。 シ−ドフラップを有する箱は一般に、箱を閉じる時に内外のフラップが重なる 部分に、加熱した糊(hot glue)を塗布して封止される。加熱した糊は箱を封止す るには適しているが、加熱した糊を注出する装置を使用する際にはより注意を払 う必要がある上、糊のノズルに高い保守費用がかかってしまうことも多い。その 上、この方法で箱を封止すると、内外フラップの間に開いた隙間を通して、箱の 中身が汚れてしまうことがある。 シ−ドフラップを有する箱を封止する他の方法として、箱封止用テープ2本を Cクリップ状にしてフラップ1枚につき1つのCクリップで一対の外フラップに 貼り付けるものがある。例えば、箱封止装置に備えられた別々のテーピングヘッ ドにそれぞれ取り付けられた別々の2つのテープソース(すなわちロール)から 、外フラップ間の隙間の対向面に、2つのテープのCクリップを貼り付けること が知られている。この場合もまた、2つのテープのCクリップは、シードフラッ プ間の隙間を覆うように貼付するのではないため、箱の中の製品は、汚れから保 護されていない。 折り畳んだフラップの間の隙間を覆って箱を封止する粘着テープの一使用例が 、米国特許第5,039,005号明細書に記載されている。この隙間は、箱の 内側を覗くための窓を形成するために設けていて、窓を覆っても箱の中身を見る ことができるように、透明の粘着テープを使用している。 手動装置や自動および半自動の箱封止装置などの様々な装置によって、箱封止 用テープをCクリップ、Lクリップまたはその他の形態で、シードフラップを備 えた/備えていない箱に普通に貼り付けることについては周知である。しかしな がら、パッケージ業界では箱を封止するよりよい方法に対する需要は依然として 残っている。発明の開示 本発明は、一般に、短い外フラップを有し、これにより、フラップ縁部の間に 隙間を形成するタイプの箱を、箱の中身を効果的に封止することができる粘着テ ープによって封止する方法に関している。また、本発明は、上記封止方法によっ て形成したパッケージ構造に関している。この方法及びパッケージ構造は、箱を 封止して中身を保護する一方で、箱材料を削減することによって、コストの低減 を実現できるという点で都合がよい。 本発明の方法及びパッケージ構造において、フラップの間に形成される隙間を カバーするのに充分な幅を有したテープを使用している。テープは、好ましくは 、中央に縦長の非接着部を有した複数の接着ストリップを備えている。より好ま しくは、非接着部の幅は、隙間の幅と等しいかあるいはそれより大きく、その結 果、接着材料が、箱の中の製品に接触しないようにしている。本発明の方法及び パッケージ構造によると、多種多様なテープ構造を使用することが可能である。 例えば、非接着部を設けるようにコーティング加工したテープや、接着材料を保 護し、非接着部を設けるようにした手段を備えたテープや、複数部材から構成し たテープが含まれる。 本発明の1実施形態によれば、箱封止方法は、複数の接着ストリップと中間の 非接着部とを有する粘着テープを使用するステップと、接着ストリップが各フラ ップに接着するようにするとともに、非接着部がフラップ縁部の間に形成された 隙間の少なくとも一部を覆うようにした状態で、箱のフラップが形成した箱表面 の少なくとも一部に粘着テープを貼付するステップとを含んでいる。好ましくは 、フラップ面に隣接する箱の垂直面の一方の一部にも、テープを貼付するのがよ い。 本発明の他の実施形態によれば、パッケージ構造には、複数の接着ストリップ と中間の非接着部とを有したテープが、フラップに接着して隙間を覆うようにし た1対の短いフラップを有するタイプの箱が含まれている。 本発明のさらに他の実施形態によれば、箱表面に貼付するテープは、テープの 非接着部に、間隔をおいて設けたスリットによって長手方向に形成したタブを備 えている。この方法は、テープに切り込みを設けることによって、タブを形成す るステップを含んでいる。好ましくは、スリットを形成するステップは、テープ をテープソースから巻き出すステップと、テープを箱表面に貼付するステップと の間に行われる。この方法により形成したパッケージ構造は、テープ構造の非接 着部に間隔をおいて設けたスリットの間に形成するようなタブを示している。ま た、複数のタブを設けることも可能である。さらに、このようなタブを、箱に貼 付したテープの前縁部と後縁部との両方に設けるのが好ましい。図面の簡単な説明 図1は、シードフラップを備えた従来の普通の有溝型カートンの斜視図であり 、フラップが閉じた状態を示している。 図2は、本発明に係る箱封止装置の1実施形態の部分斜視図であり、さらに、 本発明に係るテープを、シードフラップを備えた箱に貼付する方法を示している 。 図3は、接着領域と接着領域間の非接着領域とを有するとともに、テープロー ル形態で示した、本発明に係るテープの斜視図である。 図4は、2つの接着ストリップと中間の非接着領域とを有しているテープ構造 の断面図である。 図5は、テープの外縁の2つの接着領域と、接着防止層により非接着性が備わ った中間領域とを有している他のテープ構造の断面図である。 図6は、中央の非接着部と、その両側に積層した2つの接着テープストリップ とを有している他のテープ構造の断面図である。 図7は、非接着ウェブ材料を接着テープに積層して、非接着領域を設けた後に 、テープ材料を箱に貼付する方法の1実施形態を示している。 図8は、本発明に係るシードフラップを備えた箱に貼付している箱封止用テー プの斜視図である。 図9は、テープにタブを設けた後に、テープを箱に貼付する方法の1実施形態 を示している。好ましい実施形態の詳細な説明 以下、構成部材には複数の図を通して同様の参照符号が付されている図面を参 照する。まず、図2を参照すると、箱にテープを貼り付けるための箱封止装置1 0が示されている。この装置の基本構成部材は、巻き出されるテープを供給する ためのテープソース12と、箱にテープを貼り付けるためのテーピングヘッド1 4とからなり、また、装置10は、土台16に対して支持されている。図示のよ うに、テーピングヘッド14はテープソース12を支持する。テーピングヘッド 14は、好ましくはアメリカ合衆国ミネソタ州セント・ポールのミネソタ・マイ ニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーから「アクグライド( Accuglide)」という製品名で入手できるようなタイプのものである。 具体的な例は、本発明と同一の譲受人によって所有されている、発明の名称が「 低衝撃テープ供給装置(Low Impact Tape Applying Device)」である米国特許第5,228,943号に記載されている。そ の内容全体についてはここでは参考として取り入れておく。本願明細書全体を通 して使用されるテープという用語は、好ましくはミネソタ・マイニング・アンド ・マニュファクチュアリング・カンパニーから入手できる製品名「スコッチ(S cotch)」製品番号372および373番の箱封止用テープなどの感圧粘着 性箱封止用テープや、箱を封止する用途で用いられる他の同様の粘着テープを含 むものとする。しかしながら、箱封止装置10のようにして貼り付けられるその 他のウェブ材料も考慮されている。 箱封止装置10は、土台16と、ストラット機構18によって土台16に対し て位置決めされた上側支持部17とを備える。上側支持部17は、従来は垂直方 向に調節可能(図示せず)で高さの異なる箱を収容していたストラット機構18 によって垂直方向に調節可能なように土台16に接続されていると好ましい。上 側支持部17は、テーピングヘッド14を支持し、このテーピングヘッドにテー プ支持部材20が接続されていると好ましい。テープ支持部材20はさらに、ハ ブ22によって従来知られているように回転可能に取り付けられたテープソース 12を支持している。 図示の実施形態によれば、ボックスガイドパスは、ベッド30を備えるローラ 28の上で物体を移動させ、テーピングヘッド14を通過するようにし、さらに 具体的にはテーピングヘッド14の貼り付けローラ31およびバフローラ32と 接触するようにした、コンベヤ24および26によって土台16に沿って規定さ れている。このような搬送機構の動作は、当該技術分野においてよく理解されて おり、他の搬送手段は、自動式であろうと手動式であろうと、現在知られている ようにして利用あるいは開発できるものと考えられる。 テープパスを規定するための手段も備わっている。これにはテープヘッド14 内に取り付けられてテープソース12からテーピングヘッド14を介して貼り付 けローラ31までテープを案内するガイドロール33が含まれる。貼り付けロー ラ31およびバフローラ32の接続方法および操作方法については周知であり、 先に述べた米国特許第5,228,943号に十分に記載されている。テーピン グヘッド14は、貼り付けローラ31と一緒にテープパスを規定し、テープの引 っ張り具合を調節する助けとなるガイドローラ33を含むと好ましい。図示の実 施形態において、テーピングヘッド14は箱の天を封止するためにボックスガイ ドパスの真上に位置している。しかしながら、他のテーピングヘッド14は、従 来備えられているようにベッド30に一般に設けられ、テープを箱の底にも供給 している。さらに、本発明ではボックスガイドパスの上、ボックスガイドパスの 下、あるいはボックスガイドパスの上下両方、のいずれかに位置している複数の テーピングヘッドなどのテーピングヘッドおよびローラの他の様々な構成および 位置も考慮されている。 箱封止装置10は、一般に垂直方向の前面、垂直方向の後面、2枚の垂直方向 の側面および箱の天底に設けられた二対の対向するフラップを備える矩形の箱や カートンに使用される。例えば箱の天を閉じるために、以下「一対の内フラップ 」と呼ぶ一対の第1のフラップを一般に互いに向き合う方向にたたむ。次に、以 下「一対の外フラップ」と呼ぶ一対の第2のフラップを互いに向き合う方向にた たむ。好ましい実施形態において、一対の外フラップは箱の天底の水平面を効率 よく構成する。以上一般的な箱について説明したが、本発明に関連して5つ以上 ま たは4つ未満の側面を有する箱や箱の天底にフラップが一対ずつしかない箱など の他の構成の箱を使用することも考慮されている。 本発明は、特に、意図的に短くした「シード」フラップを備えた箱を封止する 方法に関している。この種の箱は、対のフラップを互いに向き合う方向にたたむ と、対向する内外の各対のフラップの最も近接する縁同士の間に実質的な隙間を 意図的に作り出すことができるように、設計および製造されている。また、対の フラップは箱を閉じた状態にした時に互いに接触するのを「いやがって」いると も言えるであろう。従って、これらのフラップは普通の有溝型カートンのフラッ プと比べて「短くなっている」すなわち「シード」と考えられる。本発明は、短 いフラップを有する普通の有溝型カートンに加えて、短くした対のフラップと短 くしていない対のフラップとの組み合わせを有する箱に使用するのに特に適して いる。 図3〜図6は、テープソース12の好ましい実施形態を示している。本発明の 1実施形態によると、テープソース12は、円筒形コア40の外側面に円周方向 に巻き付けたテープ34からなる。さらに、テープ34は、横方向に間隔をおい て設けた接着ストリップ35a,35bを備えている。このとき、各接着ストリ ップ35a,35bは、好ましくは、テープ34の両縁部に設け、また、接着ス トリップ35a,35bの間の隣接する領域は、非接着領域36である。接着ス トリップ35aの幅と、接着ストリップ35bの幅とが異なっていてもよいが、 各接着ストリップ35a,35bの幅は、同一であるのが好ましい。さらに、テ ープ34をシードフラップで閉じた箱に貼付する場合には、非接着領域36は、 箱の中の製品が接着材料に接触することのないように、すなわち、テープに接着 できなくなるように、一対の外フラップの間の隙間と少なくとも同程度の幅を有 しているのが好ましい。 さらに、テープ34は、3つ以上の接着ストリップ、及び/又は、テープ34 の幅に横方向に間隔をおいて設けた2つ以上の非接着領域を備えていてもよい。 例えば、テープ34は、テープの中央領域の非接着部と、非接着部の両側にそれ ぞれ設けた1つの長手方向の接着ストリップと、長手方向の接着ストリップの一 方に隣接してテープの一縁部にそれぞれ設けた、さらに2つの長手方向の非接着 ストリップとを備えていてもよい。本発明によれば、交互に隣接する接着ストリ ップと非接着ストリップとの他の組み合わせもまた可能である。 本発明の箱封止用テープは、好ましくは、接着剤の層を支持層の一方の側に塗 布した支持体層フィルムを有するタイプのものである。従来のポリマー性支持体 層フィルムの非排他的なリストから、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス テル(ポリエチレンテレフタレート(PET)など)、二軸延伸ポリプロピレン (BOPP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、プロピレンとエチレンのコポリマー 、炭素数4以上のオレフィンとエチレンのコポリマーなど、どのようなものでも テープの支持体層として使用するのに適し得るということが分かる。 さらに、本発明の箱封止用テープに使用するのに適した接着剤は概して、ポリ アクリレート;ポリビニルエーテル;天然ゴムやポリイソプレン、ポリブタジエ ンなどのジエン含有ゴム;スチレン−ブタジエンゴム;ポリクロロプレン;ブチ ルゴム;ブタジエン−アクリロニトリルポリマー;スチレン−イソプレン(SI )およびスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロックコポリマー、スチ レン−ブタジエン(SB)およびスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ポ リマー、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン(SEPS)およびスチレ ン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)などのエチレン/プロピレンお よびエチレン−ブチレン−ジエンポリマーなどの熱可塑性エラストマーブロック コポリマー;α−ポリオレフィン;非晶質ポリオレフィン;シリコーン;エチレ ンビニルアセテート、エチル酢酸エチルおよびエチルメタクリレートなどのエチ レン含有コポリマー;ポリウレタン;ポリアミド;エポキシ;ポリビニルピロリ ドンおよびビニルピロリドンコポリマー;ポリエステル;およびこれらの混合物 、の一般組成を主成分とするものである。これらの組成物の多くを使用して接着 剤に特定の特徴を持たせるには、当該技術分野において周知の方法による架橋ま たは硬化が必要な場合もある。さらに、接着剤は粘着付与剤や可塑剤、酸化防止 剤、安定化剤、硬化剤および溶媒などの添加剤を含有していてもよい。 また、テープロールから引き出す時にテープがより一層簡単に離れるように支 持体層の他方の側には低粘着バックサイズが施されていると好ましい。このよう なコーティングおよび/または加工については周知であり、所望のテープ構成に 使用するのに適しているのであれば、本発明に基づいて他のどのようなものを使 用してもよい。 図4は、図3の4−4線断面図であり、本発明のテープの1構成を示している 。図4のテープは、好ましくは、非接着支持体層44を備えていて、この非接着 支持体層44の両側部に沿って、2つの接着ストリップ45をコーティングして いる。非接着支持体層44は、紙、フィルム又は、支持体層として使用するのに 適した他の公知のウェブ材料であってよい。さらに、接着ストリップ45は、等 しい幅を有しているのが好ましく、接着剤転写テープ(adhesive transfer tape) 、ホットメルト接着剤等の形態であってもよい。ストリップコーティング技術は よく知られており、本構造を形成するのに適している。この技術を利用して形成 したテープ構造において、中間の非接着領域は、単に、テープの該当領域に接着 材料をコーティングしないことによって形成している。また、接着ストリップ4 5を、非接着支持体層44の縁部から内側へと取り付けることが可能であり、及 び/又は、接着ストリップ45は、異なる幅を有していてもよい。 図5は、図3の実施形態に類似している本発明のテープの他の実施形態を示し ている。この実施形態において、テープは、好ましくは、接着剤層45を有する 幅全体にわたってコーティングした非接着支持体層44を備えている。テープの 中央領域は、さらに、接着防止層45によってコーティングしている。接着防止 層(deadening layer)45は、テープの中央領域の接着力を実質的に減少させ てすなわち「弱めて(deaden)」いる。この接着防止層に適した材料には、フィ ルム、紙、ホイル等のウェブすなわちシート材料、及び/又は、接着材料に加え て非接着特性を与える処理剤、が含まれている。 図6は、図3の実施形態に類似している本発明のテープのさらに他の実施形態 を示している。この実施形態において、テープは、好ましくは、非接着ウェブ材 料47と、非接着ウェブ材料47の両縁部に積層した、2つの接着テープストリ ップ48とを備えている。接着テープストリップ48自体は、従来型の支持体層 と、 この支持体層にコーティングした接着剤層とを有している。 また、図3〜6に示すような本発明のテープは、透明のテープ材料からなり、 そのため、箱の中の製品を見ることができる。しかし、箱の中に光が入ったり、 箱の中の製品を見ることができたりすることが望ましくない場合もある。その場 合には、半透明のテープ材料を使用することが考えられる。透明のテープ材料を 透明にするためには、支持体層と、支持体層のコーティングとの両方が、透明で なければならない。しかし、半透明のテープ材料を半透明にするには、支持体層 か支持テープを覆うコーティングのいずれか一方のみが、半透明であればよい。 さらに、図3〜6に示したテープの実施形態は、箱封止装置とは別々に製造し 、加工ロールとして箱封止装置に備えることが可能である。しかし、他の手順の 概略を示した図7において、図5のテープ構造は、テープを箱に貼付する直前に 、箱封止装置自体とともに形成している。より詳細には、上記した適切な接着防 止材料のような非接着ウェブ材料のロール212と、上記した従来の箱封止用テ ープ等の少なくとも1つの粘着テープのロール214は、好ましくは、箱封止装 置のフレーム(図示せず)から回転可能に支持され、かつ、従来型の案内手段に よって、一対のラミネートローラ216の方向へ案内される。このラミネートロ ーラ216において、粘着テープと非接着ウェブ材料とを互いに貼り合わせ、そ の結果、1つの合成テープ材料218を形成する。1つの合成テープ材料218 は、ラミネート加工の後に、テーピングヘッド222のガイドローラ220を通 って、貼り付けローラ224の方へ向けられる。この貼り付けローラ224は、 従来の方法で、上記1つの合成テープ材料218を箱に貼付する。 図4のテープ構造もまた、非接着支持体層44と、転写テープの形態で供給す るような複数の接着ストリップ45とを組み合わせることによって、箱へ貼付す る直前に、箱封止装置において形成することが可能である。同様に、図6の構造 も、2つの粘着テープストリップ48と非接着ウェブ材料とを組み合わせる必要 がある。 以下、本発明に係る箱封止装置10によって箱にテープを貼付する方法につい て図2を参照して説明する。最初に、図2に示しているように、テープ34を備 えたテープソース12を、テープ支持部材20のハブに回転可能に取り付ける。 テープ34は、テープを箱に貼り付けることができるように、テープパスに沿っ てテーピングヘッド14を通って貼り付けローラ31にかけられる。好ましくは 、貼り付けローラアセンブリ31は、テープ34と少なくとも同程度の幅を有す る1つの貼り付けローラ31を備えている。テープパスは、テープ34の幅全体 が、1つの貼り付けローラと接触するように構成している。貼り付けローラアセ ンブリ31が、横並びに配置された2つのローラからなる場合、各貼り付けロー ラは、接着ストリップ35a,35bの位置に対応するように、相互に軸方向に 間隔をおいて配置する。 図2に示した実施形態において、普通の有溝型カートンである箱50は、箱封 止装置10に閉じた状態で矢印Aの方向に供給される。テーピングヘッド14は 、テープ34をテープソース12から貼り付けローラ31に案内し、テープ34 の粘着面を箱50の垂直方向前面に向ける。コンベヤ24,26が、ボックスガ イドパスに沿ってベッド30上で箱50を移動させると、箱50の垂直方向の前 面は、テープ34に接触する。次に、貼り付けローラ31は、テープ34の両接 着ストリップ35a,35bを箱50に貼り付けるのに必要な圧力で、箱50に 対してテープ34の前縁部を押しつける。箱50がボックスガイドパスに沿って 移動し続けている間、テープはテーピングヘッド14によってテープソース12 から引き出され続け、貼り付けローラ31は、箱50によって、テーピングヘッ ド14内の支持ガイドパスに沿って上方に駆動されるとともに、箱の水平方向の 天面に向かって、箱50の垂直方向前面に沿って垂直方向に駆動される。さらに 、貼り付けローラ31によってテープ34を貼り付けた後、テーピングヘッド1 4に回動可能に接続されるとともに、リンク機構(図示せず)によって従来知ら れているように貼り付けローラ支持部と連接されていると好ましいバフローラ3 2が、貼り付けられたばかりのテープ34の上を回転し、箱50の表面上で接着 ストリップ35a,35bをならす。テープ34は一般に箱50の垂直方向の前 面の一部にしか貼り付けされない。 テープ34を箱50の垂直方向の前面の一部に貼り付け、貼り付けローラ31 が箱50の垂直方向の前面と水平方向の天面との間の角まで移動すると、テープ 34は貼り付けローラ31によって箱50の水平方向の天面に貼り付けられる。 テープ34を箱50の水平方向の天面の少なくとも一部に貼り付けた後、従来の 切断手段(図示せず)によってテープを切断する。テープ34を箱50の水平方 向の天面の端から端まで貼り付ける前にこれらのテープを切断するのであれば、 テープ部分の断面形状が大文字の「L」に似ているため、これは一般にはテープ の「Lクリップ」を箱に貼り付けたと言われる。 他の実施形態においては、テープ34を、箱50の水平方向の天面へ貼付して いる間に切断しなくてもよい。その代わりに、貼り付けローラ31によって、垂 直方向の前面の一部から、水平方向の天面全体を横切り、さらに箱50の垂直方 向の後面の一部に達するまで、連続したテープ34を貼付した後に、切断手段で テープを切断してもよい。このようにしてテープを貼り付ける場合、テープ部分 の断面形状が「C」という文字に似ているため、これは一般に、テープの「Cク リップ」を箱に貼り付けたと言われる。 上記の説明において、特にテープを箱50の垂直方向の前面と水平方向の天面 および垂直方向の後面に順次貼り付けることについて述べたが、この説明はテー プを箱50の他の垂直方向の面や箱50の水平方向の底面に貼り付けるおよび/ または上述したものとは別の順序でテープを貼り付ける作業にも有効であること は理解されたい。さらに、箱封止装置10によって、テープのLクリップ、Cク リップ、LクリップとCクリップとを組み合わせたもの、又は直線部分、のいず れかを、単一の部分あるいは折り畳んだフラップによって形成した箱50の一面 のみに貼り付けることも可能である。さらに、同一の箱50に対して複数のテー ピング作業を同時に行うことについても考慮されている。 図8には、本発明の方法に係るテープのCクリップによって封止した箱50の 1実施形態の斜視図を示している。閉じた箱50は、1対の短くした外フラップ 52,54と、1対の外フラップ52,54の最も近接し合う縁部の間に形成さ れた隙間と、テープ34とを備えている。この実施形態中、閉じた箱50に貼付 したテープ34は、非接着領域36を備えている。非接着領域36は、好ましく は、1対の外フラップ52,54間の隙間の幅と実質的に等しい幅を有している 。言い換えると、テープ34の接着ストリップ35a,35bの最も近接し合う 縁部の間の間隔は、1対の外フラップ52,54の最も近接する縁部の間の間隔 と実質的に等しい。また、テープ34を箱50に貼付したときに、テープ34の 長手方向の中心線が、1対の外フラップ52,54間の隙間の中心線に一致する のが好ましい。したがって、テープ34を箱50に貼付すると、接着ストリップ 35a,35bの最も近接し合う縁部が、1対の外フラップ52,54の最も近 接し合う縁部に一致あるいはほぼ一致するような位置で、接着ストリップ35a ,35bは、1対の外フラップ52,54に接着する。しかし、また、1対の外 フラップ52,54間の隙間の中心線が、テープ34の長手方向の中心線に一致 しないように、テープ34を所定の角度をなして配置することも可能である。 他の実施形態において、接着ストリップ35a,35bの間の間隔が、1対の 外フラップ52,54の最も近接し合う縁部間の隙間より、大きいか小さいかの いずれかであるテープ34を、短いフラップを備えた箱50に貼付してもよい。 接着ストリップ35a,35bの最も近接し合う縁部間の隙間が、1対の外フラ ップ52,54の最も近接し合う縁部間の隙間より小さい場合、接着ストリップ 35a,35bの一部が、1対の外フラップ52,54と、箱50の1対の内フ ラップ(図示せず)の露出部との両方に、接着することがある。しかし、接着ス トリップ35a,35b間の最も近接し合う縁部間の隙間が、1対の外フラップ 52,54の最も近接し合う縁部間の隙間より大きい場合、各フラップの最も近 接し合う縁部と、各フラップに接着する接着ストリップ35a,35bの最も近 接し合う縁部との間に空間が形成されることになる。このようなテープ34の配 置に関する変形例も、また、テープ34の中心線が、1対の外フラップ52,5 4の最も近接し合う縁部間の隙間の中心線に一致していることを前提としている 。しかし、接着ストリップ35aと隙間の中心線との距離が、接着ストリップ3 5bと隙間の中心線との距離と異なるように、箱50に貼付したテープ34を、 所定の角度をなして配置することもまた可能である。 本発明のパッケージ構造のその他の特徴は、箱に貼付したテープ34に、1つ 以上のタブ330を備え、箱を容易に開くことができるようにした点である。こ の特徴は、図9の概略図から分かるように、切断手段を使用することによって設 けることが可能である。すなわち、テープ供給装置とテーピングヘッドとの間で 、機能的に設けられる。具体的には、上記したように、2つの接着ストリップと 、その間の非接着領域とを備えたテープであるテープロール312は、好ましく は、箱封止装置のフレーム(図示せず)から回転可能に支持されるとともに、従 来型の案内手段によって、テーピングヘッド316のガイドローラ314から貼 り付けローラ318の方向へ案内される。さらに、往復運動可能に取り付けたス リット装置320を、テープパス沿いのテープロール312より後かつテーピン グヘッド316より前に備える。 1実施形態において、間隔をおいて設けた1対のブレード321を、スリット 装置320上に支持するとともに、各ブレードがテープ材料をテープの長手方向 に短く切断することができるように、配置する。スリットは、比較的短いのが好 ましいが、少なくとも、テープを貼付しようとしている外フラップで構成する箱 表面の長さより短くなければならない。さらに、2つのブレード321は、互い に横方向に間隔をおいて配置する一方、テープ材料の非接着領域内でテープを切 断するように位置決めしている。また、アンビル322を備えることによって、 このアンビルの上で、テープを切断するようにしてもよい。公知の他の切断装置 を使用することも可能である。 図8にも示しているように、スリットは非接着領域内に設け、テープの端部に スリットを配置して箱に貼付するようにするのが好ましい。より具体的には、図 8は、タブ332を形成する2つのスリット330を有したテープのCクリップ によって閉じた箱を示している。図示するように、スリット330を非接着領域 36に設けているが、これは、箱50に接着しないので容易に把持することが可 能なテープ領域を構成している。容易に開くことができるというタブ332の特 徴を利用するためには、タブ332を把持し、テープを裂くようにテープの長手 方向にテープを引き始める。操作者は、箱の所望の長さ分だけタブ332を引き 続けることによって、テープを所望の長さに裂くことができる。 また、スリットは、テープの端部以外の位置に配置することも可能である。例 えば、テープを箱に貼付したときに、スリットが箱の角に備わるようにし、その 結果、タブの開始点をテープの端部ではなく箱の角に設けるように、スリットを テープ上に位置決めしてもよい。さらに、タブをテープの一端部に備えてもよい し、又はテープの両端部に備えてもよい。また、タブを有するテープを、箱の天 面、底面、又はその両面、のいずれに備えることも可能である。 上記のようにタブを箱に位置決めするためには、切断操作をテープの貼付ステ ップと共に調整することが重要である。すなわち、テープを箱に貼付する際に、 タブが箱の所望の位置に配置されるように、スリット装置320によってテープ を切断するべきである。例えば、タブをテープの端部に設けたい場合、所望のテ ープを箱に貼付するときに、テープをスリット位置で横方向に切断することによ ってタブを設けることができるように、テープにスリットを切り込む。テープの 横方向の切断は、長手方向のスリットをほぼ二分し、その結果、1つのテープの 後縁部と、その次のテープの前縁部との両方にタブが備わることになる。特定の テープを貼付するためには、箱に貼付しようとしているテープと等しい間隔をお いて設けた複数の切断位置で、テープを断続的に切断するように、テープの貼付 とスリット装置とを調整する必要がある。 さらに、タブを有するテープを使用して、短いフラップを有していない普通の 有溝型カートンを容易に開くようにすることも可能である。その場合、テープは 上記の方法で貼付し、また、開き方も上記した方法と同一である。いずれの場合 も、タブを有するテープは、折り畳んだフラップが構成する箱表面等の箱の1表 面のみに貼付してもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファウスト,マイケル・シー アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427(番地の表示なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 箱封止装置(10)によって、短いフラップを備えた箱(50)を封止す る方法にして、 箱封止装置(10)は、ボックスガイドパスと、ボックスガイドパス沿いに配 置し、箱(50)に箱封止用テープを貼付するようにしたテーピングヘッド(1 4)と、貼り付けローラ(31)とを有し、 箱(50)は、第1面と、第1面から間隔をおいて設けた第2面と、1対の相 対向するフラップ(52、54)とを備え、1対のフラップ(52,54)を互 いに折り畳んで閉じた状態にすると、最も近接する縁部の間に隙間が形成される タイプの箱であり、 (a) 相対向するフラップ(52,54)を閉じた状態にした箱(50)を 、ボックスガイドパスに設けた箱封止装置(10)のテーピングヘッド(14) に供給するステップと、 (b) テープの一方の主要面に、複数の接着ストリップ(35a,35b) と中間の非接着部(36)とを有する粘着テープを、テープソース(12)から テーピングヘッド(14)へ設けるステップと、 (c) ボックスガイドパスに沿って、箱(50)とテーピングヘッド(14 )との間の相対運動を開始するステップと、 (d) 相対運動中に、接着ストリップ(35a,35b)が各フラップ(5 2,54)に接着するとともに非接着部(36)が上記隙間の少なくとも一部を 覆うようにした状態で、粘着テープを、テープソース(12)から1対の相対向 するフラップ(52,54)の少なくとも一部に貼付するステップと、を備えた 方法。 2. 粘着テープを設ける上記ステップは、さらに、粘着テープの中間の非接着 部(36)が、1対の相対向する上記フラップ(52,54)の最も近接する縁 部間に形成された隙間と、少なくとも同一の幅を有した粘着テープを設けるステ ップからなる請求項1記載の方法。 3. 粘着テープの上記貼付ステップは、上記箱(50)の第1面及び第2面の 一部と、その間に延在する上記フラップとに、上記粘着テープを貼付するステッ プからなる請求項1記載の方法。 4. 粘着テープの上記貼付ステップは、上記箱(50)の第1面及び第2面の いずれか一方の一部と、その間に延在する上記フラップの一部のみとに、上記粘 着テープを貼付するステップからなる請求項1記載の方法。 5. 粘着テープの上記貼付ステップは、接着材料(35a,35b)の縦長ス トリップを上記隙間の各側部に設けるとともに非接着部(36)が上記隙間を覆 って延在するように、上記粘着テープを位置決めするステップからなる請求項1 記載の方法。 6. 粘着テープを設ける上記ステップは、さらに、2つの縦長の接着材料スト リップ(35a,35b)と、中間の非接着部(36)とを有し、かつ、2つの 縦長の接着ストリップ(35a,35b)を、それぞれ、上記粘着テープの一縁 部に配置した、粘着テープを設けるステップからなる請求項1記載の方法。 7. 粘着テープを設ける上記ステップは、さらに、接着剤層(45)を有する 支持体層(44)を備え、接着剤層(45)を接着防止層(46)によって部分 的に覆うことによって、上記非接着部(36)を設けるようにしたステップから なる請求項6記載の方法。 8. 上記接着防止層(46)をウェブ材料として設けるステップと、上記支持 体層(44)の接着剤層(45)に、接着防止層(46)を積層するステップと をさらに含んでいる請求項7記載の方法。 9. 粘着テープを設ける上記ステップは、さらに、上記接着ストリップ(45 )の中間に非接着領域を有する支持体層(44)を設けるステップからなる請求 項6記載の方法。 10. 少なくとも上記粘着テープの中間の上記非接着部(36)が透明である 請求項1記載の方法。 11. (a) 第1面と、第1面から間隔をおいて設けた第2面と、1対の相 対向するフラップ(52、54)とを備え、1対のフラップ(52,54)を互 いに折り畳むと、最も近接する縁部の間に隙間が形成されるタイプの箱(50) と、 (b) 複数の接着ストリップ(35a,35b)と中間の非接着部(36) とを有したテープと、を備え、 接着ストリップ(35a,35b)が各フラップに接着するとともに非接着部 (36)が上記隙間の少なくとも一部を覆うようにした状態で、上記テープを1 対の相対向するフラップ(52,54)に貼付した、製品を収容するための封止 パッケージ。 12. 上記非接着部(36)は、1対の相対向する上記フラップ(52,54 )の最も近接する縁部間の隙間と、少なくとも同一の幅を有している請求項11 記載の封止パッケージ。 13. 上記非接着部(36)は、1対の相対向するフラップ(52,54)の 最も近接する縁部の間の隙間と実質的に等しい請求項11記載の封止パッケージ 。 14. 上記粘着テープは、上記箱(50)の第1面及び第2面の一部と、その 間に延在する上記フラップの一部のみとに接着している請求項11記載の封止パ ッケージ。 15. 上記粘着テープは、上記箱(50)の第1面及び第2面のいずれか一方 の一部と、その間に延在する上記フラップの一部のみとに接着している請求項1 1記載の封止パッケージ。 16. 上記粘着テープは、接着材料(35a,35b)の縦長ストリップを上 記隙間の各側部に設けるとともに、非接着部(36)が上記隙間を覆って延在す るような状態で、上記粘着テープを箱(50)に接着した請求項11記載の封止 パッケージ。 17. 上記粘着テープは、2つの縦長の接着材料ストリップ(35a,35b )と、中間の非接着部(36)とを備え、かつ、2つの縦長の接着ストリップ( 35a,35b)は、それぞれ、上記粘着テープの一縁部に配置している請求項 11記載の封止パッケージ。 18. 上記粘着テープは、さらに、接着剤層(45)と、該接着剤層(45) の一部を覆うことによって上記中間の非接着部(36)を設けるようにした接着 防止層(46)と、を有する支持体層(44)を備えた請求項17記載の封止パ ッケージ。 19. 上記粘着テープは、さらに、接着剤を有していない中間非接着部(36 )を有する支持体層(44)を備えている請求項17記載の封止パッケージ。 20. 上記粘着テープの少なくとも中間の上記非接着部(36)は透明である 請求項11記載の封止パッケージ。 21. 箱封止装置(10)によって箱(50)を封止する方法にして、 箱封止装置(10)は、ボックスガイドパスと、ボックスガイドパス沿いに配 置し、箱(50)に箱封止用テープを貼付するようにしたテーピングヘッド(1 4)と、貼り付けローラ(31)とを有し、 箱(50)は、第1面と、第1面から間隔をおいて設けた第2面と、1対の相 対向するフラップ(52、54)とを備え、1対のフラップ(52,54)を互 いに折り畳んで閉じた状態にすると、第1面と第2面との間に箱表面が形成され るタイプの箱であり、 (a) 相対向するフラップ(52,54)を閉じた状態にした箱(50)を 、ボックスガイドパスに設けた箱封止装置(10)のテーピングヘッド(14) に供給するステップと、 (b) テープの一方の主要面に、複数の接着ストリップ(35a,35b) と中間の非接着部(36)とを有する粘着テープを、テープソース(12)から テーピングヘッド(14)へ設けるステップと、 (c) 粘着テープの非接着部(36)に、横方向に間隔をおいて設けた位置 にテープの長手方向へ、フラップが形成する箱表面の長さより短い長さのスリッ トを設けるステップと、 (d) ボックスガイドパスに沿って、箱(50)とテーピングヘッド(14 )との間の相対運動を開始するステップと、 (e) 相対運動中に、ステップ(c)によって設けたスリット(330)を 有する粘着テープを、テープソース(12)からフラップが形成する箱表面の少 なくとも一部に貼付するステップと、を備えた方法。 22. (a) 第1面と、第1面から間隔をおいて設けた第2面と、1対の相 対向するフラップ(52、54)とを備え、1対のフラップ(52,54)を互 いに折り畳むと、上記第1面と第2面との間に箱表面が形成されるタイプの箱( 50)と、 (b) 複数の接着ストリップ(35a,35b)と中間の非接着部(36) とを有したテープと、を備え、 該非接着部(36)は、さらに、テープの横方向に互いに間隔をおいて設けた 位置に、フラップが形成する箱表面の長さより短い長さで、テープの長手方向へ 延在する複数のスリット(330)を有し、 接着ストリップ(35a,35b)が各フラップ(52,54)に接着するよ うにするとともに、上記スリット(330)がタブ(332)を形成し、パッケ ージを容易に開くことができるようにした状態で、上記テープを1対の相対向す るフラップ(52,54)に貼付している製品を収容するための封止パッケージ 。
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