JPH10503768A - アゼチジン、ピロリジンおよびピペリジン誘導体 - Google Patents

アゼチジン、ピロリジンおよびピペリジン誘導体

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JPH10503768A
JPH10503768A JP8506320A JP50632095A JPH10503768A JP H10503768 A JPH10503768 A JP H10503768A JP 8506320 A JP8506320 A JP 8506320A JP 50632095 A JP50632095 A JP 50632095A JP H10503768 A JPH10503768 A JP H10503768A
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カストロ・ピネイロ,ホセ・ルイス
チヤンバーズ,マーク・スチユアート
ギブリン,アレクザンダー・リチヤード
ホツブズ,サラ・クリステイーン
ジエリー,リチヤード・アレクザンダー
マーデイン,アンドリユー
マタツサ,ビクトル・ジユリオ
リーブ,オーステイン・ジヨン
ラツセル,マイクル・ジヨフリー・ニール
シヨーウエル,グラハム・アンドリユー
スタンフエルド,フランシーヌ
ストリート,レスリー・ジヨージフ
フアン・ニール,モニク・ボーデル
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メルク シヤープ エンド ドーム リミテツド
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Abstract

(57)【要約】 ある種の置換アゼチジン、ピロリジンおよびピペリジン誘導体は5−HT1様レセプターの選択的作用薬であり、ヒト5−HT1D αレセプターサブタイプの有効な作用薬であって、5−HT1D βサブタイプの場合と比べて5−HT1D αレセプターサブタイプへの少なくとも10倍の選択的親和性を有しており、従って、5−HT1Dレセプターのサブタイプ選択的作用薬が必要とされる臨床症状、特に片頭痛および関連する疾患の治療および/予防に有用であり、非サブタイプ選択的5−HT1Dレセプター作用薬の場合よりも副作用、とりわけ心臓血管への悪影響が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】 アゼチジン、ピロリジンおよびピペリジン誘導体 本発明は、所謂「5−HT1様」レセプターの選択的作用薬である、5−ヒド ロキシトリプタミン(5−HT)レセプターに作用する置換アゼチジン、ピロリ ジンおよびピペリジン誘導体に関するものである。従って、これらの誘導体は、 これらのレセプターの選択的作用薬が必要とされる病床症状の治療に有用である 。 選択的血管収縮活性を示す5−HT1様レセプター作用薬が、片頭痛の治療に おいて有用であることがかつて知られていた(例えば、デニッケ(A.Doen icke)らのザ・ランセット(The Lancet),1988年,第1巻 ,1309〜11頁;およびフェヌーク(W.Feniuk)およびハンフリー (P.P.A.Humphrey)のドラッグ・デヴェラップメント・リサーチ (Drug Development Research),1992年,第2 6巻,235〜240頁を参照)。 最近、分子クローニング技術により、ヒト5−HT1様または5−HT1Dレセ プターが二つの異なるサブタイプとして存在 することが示された。これらのサブタイプは、5−HT1D α(または5−HT1D -1 )および5−HT1D β(または5−HT1D-2)と呼ばれ、それらのアミノ酸配 列がWO−A−91/17174に開示されクレームされている。 ヒトにおける5−HT1D αレセプターサブタイプは、硬膜の知覚末端に存在す ると考えられている。5−HT1D αサブタイプを刺激すると、片頭痛の頭の痛み にかかわると考えられる炎症性神経ペプチドの放出が抑制される。一方で、ヒト 5−HT1D βレセプターサブタイプは、主に血管上および脳内に存在し、従って 、大脳および冠状動脈の収縮およびCNS効果を媒介し得る。 基本型の5−HT1D作用薬スマトリプタン(GR43175)のヒトへの投与 で、治療投与量において、特定の不利な心筋効果を引き起こすことが知られてい る(例えば、ウィレット(F.Willett)らのBr.Med.J.,19 92年,第304巻,1415頁;オッターヴァンガー(J.P.Otterv anger)らのザ・ランセット(The Lancet),1993年,第3 41巻,861〜2頁;およびベイトマン(D.N.Bateman)のザ・ラ ンセット, 1993年,第341巻,221〜4頁を参照)。スマトリプタンは、ヒト5− HT1D αレセプターサブタイプと5−HT1D βレセプターサブタイプとを殆ど識 別せず(WO−A−91/17174,表1参照)、5−HT1D βサブタイプが 最も密接に関係するのは血管であるので、スマトリプタンを用いて観察される心 臓血管副作用は5−HT1D βレセプターサブタイプの刺激に起因し得ると考えら れている。従って、5−HT1D βサブタイプにおいて殆んど際立った作用を有さ ず5−HT1D αレセプターサブタイプと選択的に相互作用し得る化合物は、非サ ブタイプ選択的5−HT1Dレセプター作用薬に関する望ましくない心筋等の副作 用が無いまたはあっても少なく、同時に有益な水準の抗片頭痛活性を維持するも のと考えられる(レベック(G.W.Rebeck)らのProc.Natl. Acad.Sci.USA,1994年,第91巻,3666〜9頁参照)。 本発明の化合物は、選択的5−HT1様レセプター作用薬であり、従って、片 頭痛および関連する症状、例えば群発性頭痛、慢性発作性片頭痛、血管障害に係 わる頭痛、緊張性頭痛および小児片頭痛の治療において有用である。特に、本発 明の化合物 はヒト5−HT1D αレセプターサブタイプの有効な作用薬である。さらに、本発 明の化合物は、5−HT1D βサブタイプに対する場合に比べて少なくとも10倍 の選択的親和性を5−HT1D αレセプターサブタイプに対して有することが発見 され、従って、非サブタイプ選択的5−HT1Dレセプター作用薬によるものより 少ない副作用を示すことが期待できる。 幾つかの異なるクラスの置換5員ヘテロ芳香族化合物が、欧州特許出願公開0 438230、0494774および0497512、ならびに国際特許出願公 開93/18029、94/02477および94/03446に開示されてい る。ここに記載された化合物は、5−HT1様レセプターの作用薬であり、従っ て片頭痛および関連する症状の治療に特に有用であることが述べられている。し かしながら、これらの先行文献のいずれもが、本発明により提供される置換アゼ チジン、ピロリジンおよびピペリジン誘導体を開示または示唆さえしていない。 さらに、今までのところ入手できる先行技術のどこにも、50nMを下回る5 −HT1D αレセプター結合親和性(IC50)および5−HT1D βサブタイプに比 べて少なくとも10倍の5 −HT1D αレセプターサブタイプに対する選択的親和性を有するサブタイプ選択 的5−HT1Dレセプター作用薬についていかなる開示もない。 本発明の化合物は、50nMを下回る、代表的には10nMを下回る、好まし くは1nMを下回るヒト5−HT1D αレセプター結合親和性(IC50)および5 −HT1D βサブタイプに比べて少なくとも10倍、代表的には少なくとも50倍 、好ましくは少なくとも100倍のヒト5−HT1D αレセプターサブタイプに対 する選択的親和性を有するサブタイプ選択的5−HT1Dレセプター作用薬である 。 本発明は下記式(I)で示される化合物またはその塩もしくはそのプロドラッ グを提供する: (式中、 Zは、フラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チア ゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキ サジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールおよびテトラゾールから選択され る、場合により置換されている5員ヘテロ芳香族環; Eは、化学結合または1〜4の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキ レン鎖; Qは、1〜4個の炭素原子を有し、場合により任意の位置がヒドロキシ基によ り置換されている直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖; Tは、窒素またはCH; Uは、窒素またはC−R2; Vは、酸素、イオウまたはN−R3; R2およびR3は、独立して水素またはC1-6アルキル; Mは、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジン環の残基; Rは、式−W−R1で示される基; Wは、化学結合、または1〜4個の炭素原子を有し、場合により任意の位置が ヒドロキシ基により置換されている直鎖状もしは分岐状アルキレン鎖; R1は、−ORx、−SRx、−SORx、−SO2xま たは−NRxy; RxおよびRyは、独立して水素、炭化水素またはヘテロ環式基を表すか、ある いはRxおよびRyは、一緒になって、場合によりC1-6アルキル、アリールおよ びヒドロキシの1またはそれ以上により置換され又はフェニル環と融合してよい C2-6アルキレン基;および Raは、水素、ヒドロキシ、炭化水素またはヘテロ環式基を表す。)。 本発明は、前記式(I)(式中、Tは、CH;Wは、化学結合、または1〜4 個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖;R1は、−ORx、− SRxまたは−NRxy;RxおよびRyは、独立して水素、炭化水素またはヘテ ロ環式基を表すか、あるいはRxおよびRyは、一緒になってC2-6アルキレン基 ;およびZ,E,Q,U,V,MおよびRaは、前述のように定義される。)で 示される化合物も提供する。 本発明は、さらに、前記式(I)(式中、Qは、1〜4個の炭素原子を有する 直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖;Tは、CH;Wは、化学結合、または1〜 4個の炭素原子を有す る直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖;R1は、−ORx、−SRxまたは−NRx y;RxおよびRyは、独立して水素、炭化水素またはヘテロ環式基を表すか、 あるいはRxおよびRyは、一緒になって、C2-6アルキレン基;Raは、水素;お よびZ,E,U,VおよびMは、前述のように定義される。)で示される化合物 を提供する。 本発明は、さらに、前記式(I)(式中、Qは、1〜4個の炭素原子を有する 直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖;Tは、窒素;Uは、C−R2;Vは、N− R3;Wは、化学結合、または1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐 状アルキレン鎖;R1は、−ORX、−SRxまたは−NRxy;RxおよびRyは 、独立して水素、炭化水素またはヘテロ環式基を表すか、あるいはRxおよびRy は、一緒になって、C2-6アルキレン基;Raは、水素;およびZ,E,R2,R3 およびMは、前述のように定義される。)で示される化合物を提供する。 前記式(I)で示される化合物における5員ヘテロ芳香族環Zは、場合により 、1個または可能なら2個の置換基により置換されていてよい。自明であるよう に、Zがオキサジアゾール、 チアジアゾールまたはテトラゾールを表すとき、1個の置換基のみが可能であり 、他の場合、5員ヘテロ芳香族環Zに1個または2個の任意の置換基が存在し得 る。5員ヘテロ芳香族環Z上の適当な置換基の例は、C1-6アルキル、C2-6アル ケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリール(C1-6 )アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール( C1-6)アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、アミノ、C1-6アルキ ルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロ メチルを含む。 医薬として用いるためには、式(I)で示される化合物の塩は薬学的に許容で きる塩である。しかしながら、本発明の化合物またはそれらの薬学的に許容でき る塩の調製において他の塩が有用であり得る。本発明の化合物の適当な薬学的に 許容できる塩は、例えば本発明の化合物の溶液を塩酸、硫酸、フマル酸、マレイ ン酸、コハク酸、酢酸、安息香酸、蓚酸、クエン酸、酒石酸、カルボン酸または リン酸のような薬学的に許容できる酸の溶液と混合することにより形成すること のできる酸付加塩を含む。さらに、本発明の化合物が酸基を有する場合、その適 当 な薬学的に許容できる塩は、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウムまたはカリウ ム塩;アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩;および 適当な有機配位子とにより形成される塩、例えば四級アンモニウム塩を含み得る 。 ここで用いられる「炭化水素」という用語は、18個までの炭素原子、好適に は15個までの炭素原子、および都合良くは12個までの炭素原子を有する直鎖 状、分岐状および環式基を含む。適当な炭化水素は、C1-6アルキル、C2-6アル ケニル、C2-6アルキニル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキル(C1-6 )アルキル、インダニル、アリールおよびアリール(C1-6)アルキルを含む。 ここで用いられる「ヘテロ環式基」という表現は、18個までの炭素原子、お よび、好ましくは酸素、窒素およびイオウから選択される少なくとも一つのヘテ ロ原子を有する環式基を含む。ヘテロ環式基は、好適には15個までの炭素原子 、都合良くは12個までの炭素原子を含み、好ましくは炭素を介して結合される 。適当なヘテロ環式基の例は、C3-7ヘテロシクロアルキル、C3-7ヘテロシクロ アルキル(C1-6)アルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリール(C1-6)ア ルキル基を含 む。 適当なアルキル基は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状および分岐状アルキ ル基を含む。代表例は、メチルおよびエチル基、および直鎖状および分岐状のプ ロピル、ブチルおよびペンチル基を含む。代表的アルキル基は、メチル、エチル 、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、t−ブチルおよび2,2−ジメチ ルプロピルを含む。 適当なアルケニル基は、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状および分岐状アル ケニル基を含む。代表例は、ビニル、アリールおよびジメチルアリル基を含む。 適当なアルキニル基は、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状および分岐状アル キニル基を含む。代表例は、エチニルおよびプロパルギル基を含む。 適当なシクロアルキル基は、3〜7個の炭素原子を有する基を含む。代表的シ クロアルキル基は、シクロプロピルおよびシクロヘキシルである。 C3-7シクロアルキル(C1-6)アルキル基の代表例は、シクロプロピルメチル 、シクロヘキシルメチルおよびシクロヘキシルエチルを含む。 代表的インダニル基は、インダン−1−イルおよびインダン−2−イルを含む 。 代表的アリール基は、フェニルおよびナフチルを含む。 代表的アリール(C1-6)アルキル基は、ベンジル、フェニルエチル、フェニ ルプロピルおよびナフチルメチルを含む。 適当なヘテロシクロアルキル基は、アゼチジニル、ピロリジル、ピペリジル、 ピペラジニルおよびモルホリニル基を含む。 適当なヘテロアリール基は、ピリジル、キノリル、イソキノリル、ピリダジニ ル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、フリル、ベンゾフリル、ジベンゾフ リル、チエニル、ベンズチエニル、ピロリル、インドリル、ピラゾリル、インダ ゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダ ゾリル、ベンズイミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリ ルおよびテトラゾリル基を含む。 ここで用いられる「ヘテロアリール(C1-6)アルキル基」という表現は、フ リルメチル、フリルエチル、チエニルメチル、チエニルエチル、オキサゾリルメ チル、オキサゾリルエチル、チアゾリルメチル、チアゾリルエチル、イミダゾリ ルメチル、イミダゾリルエチル、オキサジアゾリルメチル、オキサジアゾ リルエチル、チアジアゾリルメチル、チアジアゾリルエチル、トリアゾリルメチ ル、トリアゾリルエチル、テトラゾリルメチル、テトラゾリルエチル、ピリジル メチル、ピリジルエチル、ピリミジニルメチル、ピラジニルメチル、キノリルメ チルおよびイソキノリルメチルを含む。 炭化水素およびヘテロ環式基は、場合によりそれぞれ、C1-6アルキル、アダ マンチル、フェニル、ハロゲン、C1-6ハロアルキル、C1-6アミノアルキル、ト リフルオロメチル、ヒロドキシ、C1-6アルコキシ、アリールオキシ、ケト、C1 -3 アルキレンジオキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C2-6アルコキシカルボ ニル、C2-6アルコキシカルボニルC1-6アルキル、C2-6アルキルカルボニルオ キシ、アリールカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C2-6アルキルカ ルボニル、アリールカルボニル、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルフィニ ル、C1-6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、−NRvw、−NRvCO Rw、−NRvCO2w、−NRvSO2w、−CH2NRvSO2w、−NHCO NRvw、−CONRvw、−SO2NRvwおよび−CH2SO2NRvw(こ こで RvおよびRwは、独立して水素、C1-6アルキル、アリールまたはアリールC1-6 アルキル、あるいはRvおよびRwは、一緒になってC2-6アルキレン基を表す。 )から選択される1個または2個の基により置換することができる。 RxおよびRy、またはRvおよびRwが、一緒になってC2-6アルキレン基を表 す場合、この基はエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンタメチレンまたはヘキ サメチレン基、好ましくはブチレンまたはペンタメチレン基であってよい。 RxおよびRyが、一緒になってC2-6アルキレン基を表す場合、この基は非置 換か、またはC1-6アルキル、アリールおよびヒドロキシから選択される1個ま たは2個の置換基により置換されてもよい。代表的置換基はメチル、フェニルお よびヒドロキシを含む。 さらに、RxおよびRyが、一緒になってC2-6アルキレン基を表す場合、この 基は、場合によりフェニル環と融合することができる。この場合、置換基R1に ついて定義される式−NRxyで示される代表的基は1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリニルである。 ここで用いられる「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、 臭素およびヨウ素、特にフッ素を含む。 本発明は、前記式(I)で示される化合物のプロドラッグを包含する。通常、 そのようなプロドラッグは、式(I)で示される所要の化合物に生体内で容易に 転化し得る化合物Iの官能誘導体である。適当なプロドラッグ誘導体を選択およ び調製するための従来の手順が、例えばデザイン・オブ・プロドラッグス(De sign of Prodrugs),ブンドガード(H.Bundgaard )編集,エルゼフィール(Elsevier),1985年に記載されている。 本発明の化合物が少なくとも一つの非対称中心を有する場合、それらはすなわ ちエナンチオマーとして存在する。本発明の化合物が2個またはそれ以上の非対 称中心を有する場合、それらはさらにジアステレオマーとして存在し得る。全て のそのような異性体および任意の割合のそれらの混合物が本発明の範囲に含まれ るものと解すべきである。 特に、Mがピロリジン環の残基を表し、置換基Rがその2−位に結合している 場合、基Rの結合の位置における炭素原子の絶対的立体化学構造は、好ましくは 以下の構造(IA)において示される: (式中、Z,E,Q,T,U,V,RおよびRaは、前述のように定義される。 )。 さらに、Mがピロリジン環の残基を表し、置換基Rがその3−位に結合してい る場合、基Rの結合の位置における炭素原子の絶対的立体化学構造は、好ましく は以下の構造(IB)において示される: (式中、Z,E,Q,T,U,V,RおよびRaは、前述のように定義される。 )。 式(I)における、場合により置換されている5員ヘテロ芳 香族環(heteroaromatic ring)Zは、好適には、1,3−オキサゾール、1,3 −チアゾール、イミダゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オ キサジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、 1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾールまたはテトラゾール環で ある。好ましくは、その環は1,3−オキサゾール、1,3−チアゾール、イミ ダゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾールまたは 1,2,4−トリアゾール環、特にイミダゾール−1−イル、1,2,4−トリ アゾール−1−イルまたは1,2,4−トリアゾール−4−イル基である。 好適には、5員ヘテロ芳香族環Zは非置換である。典型的には基Zに結合し得 る任意の置換基の例はメチル、エチル、ベンジルおよびアミノを含む。 同一または異なってよいE,QおよびWは直鎖状もしくは分岐状のアルキレン 鎖を表し、それらは、例えばメチレン、エチレン、1−メチルエチレン、プロピ レン、2−メチルプロピレンまたはブチレンである。さらに、QおよびWはその 任意の位置がヒドロキシ基により置換されていてよく、それにより、例 えばヒドロキシメチル−メチレン、2−ヒドロキシプロピレンまたは2−ヒドロ キシメチル−プロピレン結合が生じる。さらに、EおよびWは、それぞれ独立し て、化学結合を表し得る。Eが化学結合を表す場合、基Zは、T,UおよびVを 有する中心融合二環式ヘテロ芳香族環系に直接結合する。同様に、Wが化学結合 を表す場合、置換基R1は、Mが残基であるアゼチジン、ピロリジンまたはピペ リジン環に直接結合する。 好適には、Eは化学結合またはメチレン結合を表す。 好適には、Qはエチレンまたはプロピレン結合を表す。 本発明の式(I)で示される化合物は、好適には、式(IC)で示されるイン ドール、ベンゾフランまたはベンズチオフェン誘導体、式(ID)で示されるイ ンダゾール誘導体、または式(IE)で示されるピロロ[2,3−c]ピリジン 誘導体である: (式中、Z,E,Q,V,M,R,Ra,R2およびR3は前述のように定義され る。)。好ましくは、本発明の化合物は、インドール、または式(IF)で示さ れるピロロ[2,3−c]ピリジン誘導体である: (式中、Z,E,Q,T,M,R,Ra,R2およびR3は前述のように定義され 、特にR2およびR3はいずれも水素である。)。 好適には、Wは化学結合、メチレンまたはヒドロキシメチル−メチレン結合、 特に化学結合またはメチレン結合を表す。 好適には、RxおよびRyは、独立して水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル 、C3-7シクロアルキル(C1-6)アルキル、インダニル、アリール、アリール( C1-6)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表 し、それらの基のいずれも場合により、代表的にC1-6アルキル、ハロゲン、ヒ ドロキシ、C1-6アルコキシ、アミノカルボニルオキシ、アミノ、C2-6アルキル カルボニルアミノ、C1-6アルキルスルホニルアミノおよびC1-6アルキルアミノ スルホニルメチルから選択される1個またはそれ以上の置換基により置換されて いてよい。RxおよびRyは特に、水素、メチル、ヒドロキシエチル、イソブチル 、2,2−ジメチルプロピル、アリル、ジメチルアリル、1−シクロヘキシルエ チル、2−シクロヘキシルエチル、インダニル、ヒドロキシインダニル、フェニ ル、メチル−ベンジル、フルオロベンジル、メトキ シ−ベンジル、アセチルアミノ−ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニル エチル、2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル、2−メトキシ−1−フェニルエ チル、2−アミノカルボニルオキシ−1−フェニルエチル、1−(フルオロフェ ニル)エチル、1−(フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル、1−(フル オロフェニル)−2−メトキシエチル、1−(アセチルアミノ−フェニル)エチ ル、2−(アセチルアミノ−フェニル)エチル、2−ヒドロキシ−1−フェニル プロプ−1−イル、1−フェニルプロプ−2−イル、2−フェニルプロプ−2− イル、1−ヒドロキシ−1−フェニルプロプ−2−イル、1−ヒドロキシ−2− フェニルプロプ−2−イル、1−ヒドロキシ−3−フェニルプロプ−2−イル、 フリルメチル、チエニルメチルおよびピリジルメチルを含む。 さらに、RxおよびRyが一緒になって、場合により置換されているまたはフェ ニル環に融合しているC2-6アルキレン基を表す場合、R1について定義される置 換基−NRxyは、好適には、3,3−ジメチルピペリジニル、2−フェニルピ ペリジニル、3−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジニルまたは1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリン−2−イルを表し得る。 好適な置換基R1は、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、メトキシ−ベンジルオキ シ、ピリジルメトキシ、ベンジルチオ、フルオロベンジル−チオ、フェニルスル フィニル、ベンジルスルフィニル、フルオロベンジル−スルフィニル、フルオロ ベンジル−スルホニル、アミノ、メチルアミノ、インダニルアミノ、ヒドロキシ インダニル−アミノ、ベンジルアミノ、N−(メチルベンジル)−アミノ、N− (アセチルアミノ−ベンジル)−アミノ、N−(1−フェニルエチル)−アミノ 、N−(2−フェニルエチル)−アミノ、N−(2−ヒドロキシ−1−フェニル エチル)−アミノ、N−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−アミノ、N− (2−アミノカルボニルオキシ−1−フェニルエチル)−アミノ、N−[1−( フルオロフェニル)エチル]−アミノ、N−[1−(フルオロフェニル)−2− ヒドロキシエチル]−アミノ、N−[1−(フルオロフェニル)−2−メトキシ エチル]−アミノ、N−[1−(アセチルアミノ−フェニル)エチル]−アミノ 、N−[2−(アセチルアミノ−フェニル)エチル]−アミノ、N−(2−ヒド ロキシ−1−フェニルプロプ−1−イル)−アミノ、N−(1−フェニルプロプ −2−イル)−アミノ、N−(2−フェニルプロプ−2−イル) −アミノ、N−(1−ヒドロキシ−1−フェニルプロプ−2−イル)−アミノ、 N−(1−ヒドロキシ−2−フェニルプロプ−2−イル)−アミノ、N−(1− ヒドロキシ−3−フェニルプロプ−2−イル)−アミノ、N−(フリルメチル) −アミノ、N−(ピリジルメチル)−アミノ、ジメチルアミノ、N−イソブチル −N−メチルアミノ、N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチルアミノ、 N−アリル−N−メチルアミノ、N−(3,3−ジメチルプロプ−2−エン−1 −イル)−N−メチルアミノ、N−(1−シクロヘキシルエチル)−N−メチル アミノ、N−ベンジル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−(メチルベンジル )−アミノ、N−(フルオロベンジル)−N−メチルアミノ、N−(アセチルア ミノ−ベンジル)−N−メチルアミノ、N−メチル−N−(1−フェニルエチル )−アミノ、N−メチル−N−(2−フェニルエチル)−アミノ、N−(2−ヒ ドロキシ−1−フェニルエチル)−N−メチルアミノ、N−(2−メトキシ−1 −フェニルエチル)−N−メチルアミノ、N−[2−(アセチルアミノ−フェニ ル)エチル]−N−メチルアミノ、N−(フリルメチル)−N−メチルアミノ、 N−メチル−N−(チエニルメチル)−アミノ、N−ベンジル− N−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ、N,N−ビス(フリルメチル)−アミ ノ、3,3−ジメチルピペリジニル、2−フェニルピペリジニル、3−ヒドロキ シ−2−フェニルピペリジニルおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン−2−イルを含む。 代表的な基Rは、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、ベンジルオキシメチル、メト キシ−ベンジルオキシ、ピリジルメトキシ、ベンジルチオ−メチル、フルオロベ ンジルチオ−メチル、フェニルスルフィニルメチル、ベンジルスルフィニルメチ ル、フルオロベンジル−スルフィニル、フルオロベンジル−スルフィニルメチル 、フルオロベンジル−スルホニルメチル、インダニルアミノ、インダニルアミノ メチル、ヒドロキシインダニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジルアミノメチル 、1−(N−ベンジルアミノ)−2−ヒドロキシエチル、N−(メチルベンジル )−アミノメチル、N−(アセチルアミノベンジル)−アミノ、N−(アセチル アミノ−ベンジル)−アミノメチル、N−(1−フェニルエチル)−アミノ、N −(1−フェニルエチル)−アミノメチル、N−(2−フェニルエチル)−アミ ノメチル、N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−アミノ、N−(2− ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−アミノメチル、N (2−メトキシ−1−フェニルエチル)−アミノ、N−(2−アミノカルボニル オキシ−1−フェニルエチル)−アミノ、N−[1−(フルオロフェニル)エチ ル]−アミノ、N−[1−(フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−ア ミノ、N−[1−(フルオロフェニル)−2−メトキシエチル]−アミノ、N− [1−(アセチルアミノ−フェニル)エチル]−アミノ、N−[1−(アセチル アミノ−フェニル)エチル]−アミノメチル、N−[2−(アセチルアミノ−フ ェニル)エチル]−アミノ、N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルプロプ−1− イル)−アミノ、N−(1−フェニルプロプ−2−イル)−アミノ、N−(2− フェニルプロプ−2−イル)−アミノメチル、N−(1−ヒドロキシ−1−フェ ニルプロプ−2−イル)−アミノ、N−(1−ヒドロキシ−2−フェニルプロプ −2−イル)−アミノ、N−(1−ヒドロキシ−3−フェニルプロプ−2−イル )−アミノ、N−(フリルメチル)−アミノ、N−(フリルメチル)−アミノメ チル、N−(ピリジルメチル)−アミノメチル、N−イソブチル−N−メチル− アミノメチル、N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチル−アミノメチル 、N−アリル−N−メチルアミノ、N−(3,3−ジメチルプロプ−2−エン− 1−イル)−N−メチルアミノ、N−(1−シ クロヘキシルエチル)−N−メチル−アミノメチル、N−ベンジル−N−メチル アミノ、N−ベンジル−N−メチル−アミノメチル、N−メチル−N−(メチル ベンジル)−アミノメチル、N−(フルオロベンジル)−N−メチルアミノ、N −(アセチルアミノ−ベンジル)−N−メチル−アミノメチル、N−メチル−N −(1−フェニルエチル)−アミノメチル、N−メチル−N−(2−フェニルエ チル)−アミノメチル、N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−N−メ チルアミノ、N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−N−メチル−アミ ノメチル、N−(2−メトキシ−1−フェニルエチル)−N−メチルアミノ、N −[2−(アセチルアミノ−フェニル)エチル]−N−メチルアミノ、N−(フ リルメチル)−N−メチルアミノ、N−メチル−N−(チエニルメチル)−アミ ノ、N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル−アミノメチル、N,N−ビス (フリルメチル)−アミノ、3,3−ジメチルピペリジニルメチル、2−フェニ ルピペリジニル、2−フェニルピペリジニルメチル、3−ヒドロキシ−2−フェ ニルピペリジニルメチルおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2 −イルを含む。 好適なRaは、水素、ヒドロキシおよびベンジル、特に水素を含む。 好適には、R2およびR3は、独立して水素またはメチル、特に水素を表す。 本発明の化合物の特定のサブクラスは、下記式(IIA)で示される化合物な らびにその塩およびそのプロドラッグにより表される: (式中、 mは、0,1,2または3、好ましくは0または1; nは、2,3または4、好ましくは2または3; pは、0,1または2; Tは、窒素またはCH; Aは、窒素またはCH; Bは、窒素またはC−R5; R4およびR5は、独立して水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シ クロアルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、C3-7ヘテロシクロアル キル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、C1-6アルコキシ、 C1-6アルキルチオ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミ ノ、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチル;および R10は、−X−R11、または下記式(a)もしくは(b)で示される基: (ここで、 R6は、水素またはヒドロキシ; Xは、酸素、イオウ、−SO−、−SO2−またはN−R12;および R11およびR12は、独立して水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7 シクロアルキル(C1-6)アルキル、インダニル、アリール、アリール(C1-6) アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、そ れらの基のいずれもが場合により置換されていてよい。) を表す。)。 R11およびR12上における好適な任意の置換基の例は、C1-6アルキル、ハロ ゲン、シアノ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、アミノカ ルボニルオキシ、C2-6アルキルカルボニル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ (C1-6)アルキルアミノ、C2-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルキルス ルホニルアミノおよびC1-6アルキルアミノスルホニルメチルを含む。 代表的R4およびR5は、水素、メチル、エチル、ベンジルおよびアミノ、特に 水素を含む。 代表的R11およびR12は、水素、メチル、ヒドロキシエチル、イソブチル、2 ,2−ジメチルプロピル、アリル、ジメチルアリル、1−シクロヘキシルエチル 、2−シクロヘキシルエチル、インダニル、ヒドロキシ−インダニル、フェニル 、ベンジル、 メチル−ベンジル、フルオロベンジル、メトキシ−ベンジル、アセチルアミノ− ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、2−ヒドロキシ−1−フ ェニルエチル、2−メトキシ−1−フェニルエチル、2−アミノカルボニルオキ シ−1−フェニルエチル、1−(フルオロフェニル)エチル、1−(フルオロフ ェニル)−2−ヒドロキシエチル、1−(フルオロフェニル)−2−メトキシエ チル、1−(アセチルアミノ−フェニル)エチル、2−(アセチルアミノ−フェ ニル)エチル、2−ヒドロキシ−1−フェニルプロプ−1−イル、1−フェニル プロプ−2−イル、2−フェニルプロプ−2−イル、1−ヒドロキシ−1−フェ ニルプロプ−2−イル、1−ヒドロキシ−2−フェニルプロプ−2−イル、1− ヒドロキシ−3−フェニルプロプ−2−イル、フリルメチル、チエニルメチルお よびピリジルメチルを含む。 式(IIA)に関して、pは好ましくは1である。 本発明の化合物のもう一つのサブクラスは、下記式(IIB)で示される化合 物ならびにその塩およびそのプロドラッグにより表される: (式中、m,n,p,T,A,B,R4およびR10は前記式(IIA)について と同様に定義される。)。 式(IIB)に関して、pは好適には0または1である。 本発明の化合物のさらなるサブクラスは、下記式(IIC)で示される化合物 ならびにその塩およびそのプロドラッグにより表される: (式中、 Raaは、水素、ヒドロキシまたはアリールC1-6アルキル; および m,n,p,T,A,B,R4およびR10は前記式(IIAについてと同様に 定義される。)。 好適なRaaは、水素、ヒドロキシおよびベンジル、特に水素を含む。 式(IIC)に関して、pは好適には0または1である。 前記式(IIC)で示される化合物の一つのサブセットにおいて、Raaは水素 である。 本発明の化合物のなおさらなるサブクラスは、下記式(IID)で示される化 合物ならびにその塩およびそのプロドラッグにより表される: (式中、m,n,p,T,A,B,R4およびR10は前記式(IIA)について と同様に定義される。)。 式(IID)に関して、pは好適には0または1である。 本発明は、また、式(IIA),(IIB),(IIC)および(IID)( 式中、Tは、CH;R10は、−X−R11;Xは、酸素、イオウまたはN−R12; R11およびR12は、独立して水素、C1-6アルキル、アリール、アリール(C1-6 )アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、 それらの基のいずれもが場合により置換されていてよい;およびm,n,p,A ,BおよびR4は前述のように定義される。)で示される化合物も提供する。 本発明は、さらに、式(IIA),(IIB)および(IIC)(式中、Tは 、窒素;R10は、−X−R11;Xは、酸素、イオウまたはN−R12;R11および R12は、独立して水素、C1-6アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル 、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、それらの基 のいずれもが場合により置換されていてよい;Raaは、水素;およびm,n,p ,A,BおよびR4は前述のように定義される。)で示される化合物を提供する 。 本発明の範囲内の特定の化合物は、下記化合物、ならびにそ の塩およびそのプロドラッグを含む: (3R)−3−ベンジルオキシ−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−(4−メトキシフェニル)メトキシ−1−[2−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロ リジン; (3R)−3−(ピリジン−3−イル)メトキシ−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; (3R)−3−ベンジルオキシメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン; (2S)−2−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; 4−(4−アセチルアミノフェニル)メチルアミノ−1−[3(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペ リジン; 4−ベンジルアミノ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノ−1−[3−(5−(1,2,4−ト リアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン ; 4−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; (2S)−2−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)1−[2−(5−( 1,2,4−トリアゾール−1−イル)1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン− 3−イル)エチル]ピロリジン; 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペ リジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−(1−ヒドロキシメチル−2−フェニ ル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2S)−(2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1S,2R)−(2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2R)−(2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[2−(4−アセチルアミノフェニル)エチルア ミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]メチ ルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(メチル)ベン ジルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−1−(4−アセチルアミノフェニル) エチルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−1−(4−アセチルアミノフェニル) エチルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[N−(2−(4−アセチルア ミノフェニル)エチル)−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(4−アセチルアミノベンジル)−N−メ チルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(チエン−2−イル)メチル−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]メチルピペリジン; (3S)−3−(4−アセチルアミノベンジル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3R)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; (3S)−3−(ピリジン−4−イルメチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン; 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]アゼチジン; 4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]アゼチジン; 4−(N−ベンジル)アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペリジン; 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−[3− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )プロピル]ピペリジン; 3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]アゼチジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(メチル)ベンジル]アミノメチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−(メチル)ベンジル]アミノメチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(フラン−3−イルメチル)アミノ]メチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(フラン−2−イルメチル)アミノ]メチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシ)エチル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾ−ル−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(2−フェニルエチル)アミノ]メチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(2−フェニルエチル)−N−メチルアミノ]メチル−1 −[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−α−(ジメチルベンジル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピ ロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3 −イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H− インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル]ア ミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル) −1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(S)−α−メチルシクロヘキシルメチル] アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル )−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[3−(R)−ヒドロキシ−2−(R)−フェニルピペリジン− 1−イル]メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ チル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[3−(R)−ヒドロキシ−2−(R)−フェニルピペリジン− 1−イル]メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル) −1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; 4−ヒドロキシ−4−(フェニルスルフィニル)メチル−1−[3−(5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル ]ピペリジン; (3R)−3−[2−(R,S)−フェニルピペリジン−1−イル]メチル−1 −[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; 4−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)メチル−4−ヒドロキシ−1− [3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル )メチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(N−イソブチル−N−メチル)アミノメチル−1−[3 −(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル−4−ヒド ロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチルアミノ]メチル−4−ヒ ドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル−N−メチルアミノ]メチル −4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(2−ピリジルメチル)アミノメチル−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(2−メチルフェニルメチル)アミノメ チル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−[N−(2−メチルフェニルメチル)−N−メチルアミノ ]メチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピロ リジン; 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(カルバモイル−オキシメチル)ベ ンジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−1−フェニ ルプロピルアミノ]ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(1R,2R)−2−ヒドロキシ−1−フェニル プロピルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−1−ヒドロキシ−2−フェニルプ ロプ−2−イルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−2−ヒドロキシ−1−(4−フルオロ フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(1R,2R)−2−ヒドロキシインダン−1− イルアミノ)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−インダン−1−イルアミノ)ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−1−(4−フルオロフェニル)エ チルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−フェニルプロプ−2−イルアミノ]ピ ペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(チエン−3−イルメチル)−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(フラン−3−イルメチル)−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−(フラン−3−イルメチル)アミノピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N,N−ジ−(フラン−3−イルメチル)アミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[N−(3,3−ジメチルアリ ル)−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[N−アリル−N−メチルアミノ)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[インダン−1−イルアミノメチル)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジ ル−N−メチルアミノメチル]ピペリジン; (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (±)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−(1−ベンジルアミノ−2−ヒドロキシ エチル)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル) 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメ チル)ベンジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミノ]ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(R)−α−(メトキシメチル)ベンジル −N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インド ール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−1−(4−フルオロフェニル) −2−メトキシエチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]−4−[N−(4−フルオロベンジル)−N−メ チルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピペリジン ; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−((R)−1−(4−フルオロフェニル)−2−メ トキシエチルアミノ]ピペリジン; (3R)−3−(ベンジルスルフィニル)メチル−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルチオ)メチル−1−[2−(5−(1, 2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イ ル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルスルホニル)メチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル−1H−インドール−3−イル) エチル]ピロリジン; 4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−1−[3−(5−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジ ン。 本発明は、また、本発明の1またはそれ以上の化合物を薬学的に許容できるキ ャリヤーと組み合わせて含む医薬組成物も提供する。好ましくは、これらの化合 物は、経口、非経口、鼻腔内、舌下または直腸投与のための、または吸引もしく は通気による投与のための、錠剤、丸薬、粉末、顆粒、滅菌非経口溶液または懸 濁液、計量されたエアロゾルまたは液体スプレー、ドロップ、アンプル、自動イ ンジェクター装置または座剤のよ うな単位投薬形態である。錠剤のような固体組成物を調製のために、主活性成分 を薬剤キャリヤー、例えばコーンスターチ、ラクトース、スクロース、ソルビト ール、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム またはガムのような従来の錠剤化成分、および他の薬学的希釈剤、例えば水と混 合して、本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩の均質混合物を含む固 体製剤組成物を形成する。これらの製剤組成物が均質であるという場合、活性成 分が組成物中に均一に分散して、組成物を錠剤、丸薬およびカプセルのような均 等に有効な単位投薬形態に容易に分割できることが意味される。次に、この固体 製剤組成物を、本発明の活性成分を0.1〜約500mg含む前述のようなタイ プの単位投薬形態に分割する。典型的単位投薬形態は、1〜100mg、例えば 1,2,5,10,25,50または100mgの活性成分を含む。新規組成物 の錠剤または丸薬は、被覆または他の方法で加工して長時間作用の利点を有する 投与形態を提供することができる。例えば、錠剤または丸剤は内側投薬成分およ び外側投薬成分を含むことができ、後者は前者の包被材料である。二つの成分は 、胃における分解に抵抗し内側成分をそのまま十二指腸内に到達さ せるかまたは遅れて放出させるのに役立つ腸溶性層で分離することができる。そ のような腸溶性層または被覆のために、多くのポリマー酸およびポリマー酸とシ ェラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースのような材料との混合物を含 む種々の材料を用いることができる。 経口または注入による投与のために本発明の新規組成物を含み得る液状物は、 水溶液、適当に風味を付けたシロップ、水性または油性懸濁液、および綿実油、 ゴマ油、ヤシ油または落花生油のような食用油で風味を付けたエマルジョン、な らびにエリキシルおよび同様の薬剤ビヒクルを含む。水性懸濁液のための適当な 分散または懸濁剤は、トラガカント、アラビアゴム、アルギネート、デキストラ ン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピ ロリドンまたはゼラチンのような合成および天然ガムを含む。 片頭痛の治療において、適当な投与量は、一日当たり約0.01〜250mg /kg、好ましくは一日当たり約0.05〜100mg/kg、および特に一日 当たり約0.05〜5mg/kgである。化合物は、一日1〜4回の投薬計画で 投与することができる。 TがCH、UがC−R2およびVがN−R3を表す、先に定義された式(IC) で示されるインドール誘導体に対応する本発明の化合物は、下記式(III): (式中、ZおよびEは前述のように定義される) で示される化合物を下記式(IV): (式中、R2,Q,M,RおよびRaは前述のように定義される) で示される化合物またはそのカルボニル保護物と反応させ、場合により続いて標 準的方法によりN−アルキル化して基R3を導入することを含む方法により製造 することができる。 良く知られているフィッシャーインドール合成の一例である化合物(III) と(IV)との反応は、穏やかな酸性条件、例えば4%硫酸の条件で還流下に試 薬を一緒に加熱することにより好適に行われる。 式(IV)で示される化合物の適当なカルボニル保護物は、ジメチルアセター ルまたはケタール誘導体を含む。アルキレン鎖Qがヒドロキシ基で置換されてい る場合、この基は化合物(IV)中のカルボニル基と縮合することができ、それ によりカルボニル基が環状ヘミアセタールとして保護される。 化合物(III)と(IV)とのフィッシャー反応は、単一工程で行うか、ま たは低い温度で最初の非環化工程を経て進行し式(V): (式中、Z,E,Q,R2,MおよびRaは前述のように定義 される) で示される中間体を得、続いて適当な試薬、例えばポリリン酸エステルを用いて 環化することができる。 式(IV)で示される中間体またはそのカルボニル保護物は、下記式(VI) で示される化合物またはそのカルボニル保護物を下記式(VII)で示される化 合物と反応させることにより製造することができる: (式中、Q,R2,M,RおよびRaは前述のように定義され、L1は適当な離脱 基を表す。)。 離脱基L1は、好適にはハロゲン原子、例えば塩素または臭素である。 L1がハロゲン原子を表す場合、化合物(VI)と(VII)との反応は、適 当な溶媒中における塩基性条件下に、例えば1,2−ジメトキシエタンもしくは N,N−ジメチルホルムアミド 中における炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム、またはテトラヒドロフランも しくはアセトニトリル中におけるトリエチルアミンの存在下に、場合により触媒 ヨウ化ナトリウムの存在下に、反応体を攪拌することにより都合良く行われる。 別の手順において、本発明の化合物は、前記式(VII)で示される化合物を 下記式(VIII): (式中、Z,E,Q,T,UおよびVは前述のように定義され、L2は適当な離 脱基を表す。) で示される化合物と反応させることを含む方法により製造することができる。 離脱基L2は、好適には、アルキルスルホニルオキシまたはアリールスルホニ ルオキシ基、例えばメタンスルホニルオキシ(メシルオキシ)またはp−トルエ ンスルホニルオキシ(トシルオキシ)である。 L2がアルキルスルホニルオキシまたはアリールスルホニル オキシ基を表す場合、化合物(VII)と(VIII)との反応は、イソプロパ ノールまたは1,2−ジメトキシエタンのような適当な溶媒中、典型的には炭酸 ナトリウムまたは炭酸カリウムのような塩基の存在下に、場合によりヨウ化ナト リウムの存在下に、都合良く行われる。 一つの代表的方法において、TおよびUの両方がCH、VがNHおよびL2が メシルオキシまたはトシルオキシ基を表す式(VIII)で示される化合物は、 以下の反応図式に示される連続工程により製造することができる(ラロック(L arock)およびユン(Yum),ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル ・ソサエティー(J.Am.Chem.Soc.),1991年,第113巻, 6689頁参照): (式中、Z,EおよびQは前述のように定義され、L3はメシルオキシまたはト シルオキシ、およびTMSはトリメチルシリルの略語を表す。)。 反応図式の工程1において、アニリン誘導体IXは、アミン基に対してオルト の位置にヨウ素原子を導入するために、有利にはメタノール中、炭酸カルシウム のような塩基の存在下に一塩化ヨウ素で処理される。工程2は、典型的には塩化 リチウムおよび炭酸ナトリウムの存在下に酢酸パラジウムおよびトリフェニルホ スフィンを用い、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド中、高温で、保護アセ チレン誘導体TMS−C≡C−Q−OHを用いてパラジウム仲介カップリング反 応を行うことを含む。この後に、工程3において、理想的には還流下のメタノー ル性塩酸中においてTMS基を除去し、続いて、好適には塩化メシルまたは塩化 トシルをそれぞれピリジン中で用いることによりメシル化またはトシル化を行う 。 もう一つの代表的方法において、TおよびUの両方がCH、VがNH、Qがプ ロピレン鎖およびL2がメシルオキシまたはトシルオキシ基を表す式(VIII )で示される化合物は、化合物(III)と(IV)との反応のために前述した 種々のフ ィッシャー反応条件下に3,4−ジヒドロ−2H−ピランを先に定義した式(I II)で示される化合物またはその塩と反応させ、続いて、それにより得られた 3−ヒドロキシプロピル−インドール誘導体を、典型的には標準的条件下に塩化 メシルまたは塩化トシルで処理することによりメシル化またはトシル化すること により製造することができる。 3,4−ジヒドロ−2H−ピランとのフィッシャー反応は、ジオキサンのよう な不活性溶媒中、有利には塩酸のような鉱酸または塩化亜鉛のようなルイス酸の 存在下に、溶媒の還流温度で、ヒドラジン誘導体IIIまたはその酸付加塩を加 熱することにより好適に行われる。 好ましい手順において、TがCH、Uが窒素およびVがN−R3を表す、先に 定義された式(IB)で示されるインダゾール誘導体に対応する本発明の化合物 は、下記式(X): (式中、Z,E,Q,M,RおよびRaは前述のように定義され、D1は容易に置 換し得る基を表す。) で示される化合物を環化し、場合により続いて標準的方法によりN−アルキル化 して基R3を導入することを含む方法により製造することができる。 化合物Xの環化は、適当な溶媒中、高温で、例えばm−キシレンと2,6−ル チジンとの混合物中、140℃の温度で都合良く行われる。 式(X)で示される化合物における容易に置換し得る基D1は、好適にはC1-4 アルカノイルオキシ基、好ましくはアセトキシを表す。D1がアセトキシを表す 場合、式(X)で示される所望の化合物は、有利にはピリジン中、溶媒の還流温 度で、下記式(XI): (式中、Z,E,Q,M,RおよびRaは前述のように定義さ れる。) で示されるカルボニル化合物またはその保護誘導体、好ましくはN−ホルミル保 護誘導体を、ヒドロキシルアミン塩酸塩で処理し、続いて、有利には触媒量の4 −ジメチルアミノピリジンの存在下、ジクロロメタン中、室温で無水酢酸により アセチル化することにより都合良く製造することができる。 式(XI)で示される中間体のN−ホルミル保護誘導体は、下記式(XII) : (式中、Z,E,Q,M,RおよびRaは前述のように定義される。) で示される対応するインドール誘導体をオゾン分解し、続いて、有利にはジメチ ルスルフィドを用いて還元的処理を行うことにより都合良く製造することができ る。 式(XII)で示されるインドール誘導体は、添付の実施例 に記載の方法に類似の方法により、または当業界で良く知られている手順により 製造することができる。 別の手順において、Vが酸素またはイオウをそれぞれ表す式(IA)で示され るベンゾフランまたはベンズチオフェン誘導体に対応する、TがCH、UがC− R2およびVが酸素またはイオウを表す本発明の化合物は、下記式(XIII) : (式中、Z,E,Q,R2,M,RおよびRaは前述のように定義され、V1は酸 素またはイオウを表す。) で示される化合物を環化することを含む方法により製造することができる。 化合物(XIII)の環化は、有利には高い温度において、ポリリン酸または ポリリン酸エステルを用いて都合良く行われる。 式(XIII)で示される化合物は、下記式(XIV)で示 される化合物を下記式(XV)で示される化合物と反応させることにより製造す ることができる: (式中、Z,E,Q,R2,V1,M,RおよびRaは前述のように定義され、H alはハロゲン原子を表す。)。 反応は、水酸化ナトリウムのような塩基の存在下に都合良く行われる。 式(XIV)で示されるヒドロキシ誘導体およびメルカプト誘導体は、当業者 に自明の種々の方法を用いて製造することができる。一つのそのような方法がE P−A−0497512に記載されている。 別の手順において、本発明の化合物は、下記式(XVI): (式中、Z,E,T,U,V,M,RおよびRaは前述のように定義され、−Q1 −CH2−は先に定義した基Qに相当する。) で示される化合物を還元することを含む方法により製造することができる。 この反応は、式(XVI)で示される化合物を、適当な溶媒、例えばジエチル エーテル、テトラヒドロフランまたはそれらの混合物中で、水素化リチウムアル ミニウムのような還元剤で処理することにより好適に行われる。 前記式(XVI)で示される化合物は、前記式(VII)で示される化合物を 下記式(XVII): (式中、Z,E,T,U,VおよびQ1は前述のように定義され、Yは反応性カ ルボキシレート基を表す。) で示される化合物と反応させることにより好適に製造することができる。 好適な反応性カルボキシレート基Yは、エステル、例えばC1-4アルキルエス テル;酸無水物、例えばC1-4アルカン酸との混合無水物;酸ハロゲン化物、例 えば酸塩化物;およびアシルイミダゾールを含む。 例として、Yが酸塩化物を表す前記式(XVII)で示される中間体は、対応 するカルボン酸誘導体を、トルエン中において塩化チオニルで処理することによ り製造することができる。同様に、Yがアシルイミダゾールを表す式(XVII )で示される中間体は、対応するカルボン酸誘導体を1,1’−カルボニルジイ ミダゾールで処理することにより製造することができる。また、反応性カルボキ シレート基Yは、Yがカルボキシを表す対応する化合物を、場合によりトリエチ ルアミンの存在下に、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボ ジイミド塩酸塩および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物で処理すること により得ることができ、次に、得られる活性 化カルボキシレート中間体を、好適に、式(VII)で示される所望の化合物と その場で反応させることができる。 前記式(III)で示されるヒドラジン誘導体は、WO−A−94/0247 7、EP−A−0438230およびEP−A−0497512に記載の方法と 類似の方法により調製することができ、式(IX)で示されるアニリン誘導体も 同様に製造することができる。 式(VI),(VII),(XV)および(XVII)で示される出発材料は 、市販されていない場合、添付の実施例に記載の方法により、または当業者に明 らかな類似の手順により製造することができる。 任意の前記方法により最初に得られる式(I)で示される化合物を、適当な場 合、続いて、当業界で公知の技術により処理して更なる式(I)で示される化合 物にすることができる。例えば、最初に得られたRxがベンジルである式(I) で示される化合物は、典型的には、蟻酸アンモニウムのような水素ドナーの存在 下に木炭担持パラジウムのような水素化触媒を用いる従来の接触水素化または転 移水素化によりRxが水素である式(I)で示される化合物に転化することがで きる。さらに、最 初に得られたR1がヒドロキシである式(I)で示される化合物は、三酸化イオ ウ−ピリジン複合体のような従来の酸化剤により処理することにより対応するカ ルボニル化合物(アルデヒドまたはケトン)に転化することができ、得られるカ ルボニル化合物は、次に、好適には、適当な還元剤、代表的にはシアノホウ水素 化ナトリウムの存在下に式Ry−NH2で示される適当なアミンでカルボニル化合 物を処理することを含む標準的還元アミノ化手順により、R1が−NHRyを表す 式(I)で示される化合物に転化することができる。また、カルボニル化合物は 、カルボニル化合物をCH3−SORxのアニオンで処理することにより、Rが− CH2−SORxおよびRaがヒドロキシを表す式(I)で示される化合物に転化 することができる。さらに、最初に得られたR1が−NHRyである式(I)で示 される化合物は、好適には、R1が−NHRyを表す式(I)で示される化合物を シアノホウ水素化ナトリウムのような還元剤の存在下に式Rz−CHOで示され る適当なアルデヒドで処理することを含む還元的アミノ化手順によりR1が−N Rxy(ここでRxは基−CH2zに相当する)を表す式(I)で示される更な る化合物に転化することができる。さらに、最 初に得られたR3が水素を表す式(I)で示される化合物を、標準的アルキル化 技術により、例えば、典型的には塩基性条件下に、例えばジメチルホルムアミド 中の水素化ナトリウムまたはアセトニトリル中のトリエチルアミンの存在下に、 ヨウ化アルキル、例えばヨウ化メチルで処理することにより、R3がC1-6を表す 式(I)で示される化合物に転化することができる。 本発明の化合物の製造のための前記方法が立体異性体の混合物を生じさせる場 合、これらの異性体は、分取クロマトグラフィーのような従来の技術により分離 することができる。新規化合物をラセミ形態に製造する、または個々のエナンチ オマーをエナンチオ特異性合成もしくは分解により製造することができる。新規 化合物は、例えば、(−)−ジ−p−トルオイル−d−コハク酸および/または (+)−ジ−p−トルオイル−1−コハク酸のような光学的に活性な酸と塩形成 後、分別結晶および遊離塩基再生によるジアステレオマー対の形成または分取H PLCのような標準的技術により、成分エナンチオマーに分割することができる 。新規化合物は、ジアステレオマーエステルまたはアミドの形成後、クロマトグ ラフィーによる分解およ びキラル助剤の除去によっても分割することができる。 任意の前記合成手順中に、当該分子上の感受性または反応性基を保護すること が必要および/または望まれ得る。これは、プロテクティブ・グループス・イン ・オーガニック・ケミストリー(Protective Groups in Organic Chemistry),マクオミー(J.F.W.McOmi e)編集,プレナム・プレス(Plenum Press),1973年:およ びグリーネ(T.W.Greene)およびウツ(P.G.Wuts)のプロテ クティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protectiv e Groups in Organic Synthesis),ジョン・ワ イリー・アンド・サンズ(John Wiley&Sons),1991年に記 載されているような従来の保護基により達成することができる。保護基は、当業 界で公知の方法を用いてその後の都合の良い工程において除去することができる 。 以下の例は、本発明の化合物の製造を説明する。 本発明の化合物は、5−HT1D αレセプターサブタイプに効果的かつ選択的に 結合し、フォルスコリン(forskoli n)刺激アデニリルシクラーゼ活性を抑制し、ヒトクローン化レセプターを発現 するクローン細胞系からの膜への[35S]−GTPγSの結合を刺激する。5−HT1D α/5−HT1D β放射性配位子結合 ヒト5−HT1D αおよび5−HT1D βレセプターを発現するチャイニーズハム スター卵巣(CHO)クローン細胞系をPBS内に採取し、キネマチカポリトロ ン(Kinematica polytron)と共に氷冷トリス(Tris) −HCl(pH7.7,室温)50mM中で均質化し、48000gで4℃にお いて11分間遠心分離した。次に、ペレットを150mMトリス−HC中に再懸 濁させ、続いて37℃において10分間インキュベートした。最後に組織を、4 8000gで4℃において11分間遠心分離し、ペレットをアッセイ緩衝液(組 成mM:トリス−HCl50,パルギリン0.01,CaCl24,アスコルベ ート0.1%;pH7.7,室温)中に再懸濁させて使用直前の所望体積(タン パク0.2mg/ml)とした。インキュベーションは、飽和研究のために0. 02〜150nM[3H]−5−HTまたは置換研究のために2〜5nM[3H] −5−HTの存在下に、37℃で30分間行っ た。最終的アッセイ体積は1mlであった。非特異的結合を決めるために5−H T(10μMを用いた。反応は、膜の添加により開始し、ワットマン(What man)GF/Bフィルター(PEI0.3%/トリトン(Triton)X0 .5%に予備浸漬)を通して迅速に濾過し続いて50mMトリス−HClで洗浄 (2×4ml)することにより終了した。次に、LKBベータまたはワラック( Wallac)ベータプレートカウンター上で放射活性フィルターを計数した。 結合パラメーターは、各試験化合物についてのIC50(結合を50%抑制するの に必要な化合物のモル濃度)の値を導き出し得る反復曲線あてはめルーチン(i terative curve fitting routine)を用いる非 線型最小2乗回帰分析により決めた。添付の実施例の化合物について得られた5 −HT1D αレセプターサブタイプへの結合についてのIC50値は、各々の場合に おいて50nMより低かった。さらに、添付の実施例の化合物は、全て、5−H T1D αレセプターサブタイプへの選択的親和性が、5−HT1D βサブタイプへの 場合と比べて少なくとも10倍であることが分かった。5−HT1D α/5−HT1D βアデニリルシクラーゼアッセイ 研究は、実質的にJ.Pharmacol.Exp.Ther.,1986年 ,第238巻,248頁に記載されているように行った。ヒトクローン化5−H T1D αおよび5−HT1D βレセプターを発現するCHOクローン細胞系をPBS 内に採取し、氷冷トリスHCl−EGTA緩衝液(組成mM:トリスHCl 1 0,EGTA 1;pH8.0,室温)中、モーター駆動テフロン/ガラスホモ ジナイザーを用いて均質化し、氷上で30〜60分間インキュベートした。次に 、この組織を4℃の温度で20000gで20分間遠心分離し、上澄みを廃棄し 、ペレットを、アッセイ直前にトリスHCl−EDTA緩衝液(組成mM:トリ スHCl 50,EDTA 5;pH7.6,室温)中に再懸濁させた。α−[33 P]−ATPから[33P]−サイクリックAMPへの転化率を測定することに よりアデニリルシクラーゼ活性を決めた。試験化合物の存在または不存在下に、 フォルスコリン(10μM)を用いてまたは用いないで、膜懸濁液10μlを、 30℃で、最終体積が50μlとなるように10〜15分間インキュベートした 。インキュベーション緩衝液は、50mMトリスHCl(pH 7.6,室温)、100mM NaCl、30μM GTP、50μMサイクリ ックAMP、1mMジチオトレイトール、1mM ATP、5mM MgCl2 、1mM EGTA、1mM3−イソブチル−1−メチルキサンチン、3.5m Mリン酸クレアチニン、0.2mg/mlクレアチンホスホキナーゼ、0.5〜 1μCiα−[33P]−ATPおよび1nCi[3H]−サイクリックAMPか らなっていた。インキュベーションは、30℃における5分間の予備培養に続く 膜の添加により開始し、SDS(組成mM:ラウリル硫酸ナトリウム2%,AT P45,サイクリップAMP1.3;pH7.5,室温)100μlを添加する ことにより終了した。ATPとサイクリックAMPとをダブルカラムクロマトグ ラフィーシステム(Anal.Biochem.,1974年,第58巻,54 1頁)上で分離した。官能パラメーターは、各試験化合物についてのEmax(最 大効果)およびEC50(最大効果を50%抑制するのに必要な化合物のモル濃度 )の値がそこから得られる最小2乗曲線あてはめプログラムALLFIT(Am .J.Physiol.,1978年,第235巻,E97)を用いて決めた。 このアッセイで試験したこれら化合物のうち、添付 の実施例の化合物について得られた5−HT1D αレセプターについてのEC50値 は、各々の場合において500nMより低かった。さらに、試験した添付の実施 例の化合物は、全て、5−HT1D αレセプターサブタイプへの選択性が、5−H T1D βサブタイプへの場合と比べて少なくとも10倍であることが分かった。5−HT1D α/5−HT1D βGTPγ−S結合 研究は、実質的にBr.J.Pharmacol.,1993年,第109巻 ,1120頁に記載されているように行った。ヒトクローン化5−HT1D αおよ び5−HT1D βレセプターを発現するCHOクローン細胞系をPBS内に採取し 、10mM EDTAを含む氷冷20mM HEPES中のキネマチカポリトロ ンを室温(pH7.4)で用いて均質化した。次に、この膜を4℃の温度で40 000gで15分間遠心分離した。次に、ペレットを、0.1mM EDTAを 含む氷冷20mM HEPES(pH7.4,室温)中に再懸濁させ、4℃の温 度で40000gで15〜25分間遠心分離した。膜を、次に、アッセイ緩衝液 (組成mM:HEPES 20,NaCl 100,MgCl210,パルギリ ン0.01;ア スコルベート0.1%;pH7.4,室温)中に、5−HT1D αレセプター被ト ランスフェクション細胞についてはタンパク40μg/mlの濃度、および5− HT1D βレセプター被トランスフェクション細胞についてはタンパク40〜50 μg/mlの濃度で再懸濁させた。次に、膜懸濁液を、1mlの体積で、GDP (5−HT1D αレセプター被トランスフェクション細胞については100μM, 5−HT1D βレセプター被トランスフェクション細胞については30μM)およ び試験化合物と共に、30℃で20分間培養し、氷上に移しさらに15分間置い た。次に[35S]−GTPγSを最終濃度100pMとなるように添加し、サン プルを30℃で30分間インキュベートした。反応は、膜の添加により開始し、 ワットマンGF/Bフィルターを通して迅速に濾過し水5mlで洗浄することに より終了した。次に、LKBベータカウンター上で放射活性フィルターを計数し た。官能パラメーターは、各試験化合物についてのEmax(最大効果)およびE C50(最大効果を50%抑制するのに必要な化合物のモル濃度)の値が導き出さ れる反復曲線あてはめルーチンを用いる非線型最小2乗回帰分析により決めた。 このアッセイで試験したこれら化合物のうち、添付の 実施例の化合物について得られた5−HT1D αレセプターについてのEC50値は 、各々の場合において500nMより低かった。さらに、試験した添付の実施例 の化合物は、全て、5−HT1D αレセプターサブタイプへの選択性が、5−HT1D β サブタイプへの場合と比べて少なくとも10倍であることが分かった。 実施例1 (3R)−3−ベンジルオキシ−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 蓚酸水素塩 半水和物 1.中間体1:4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラ ジン a)4’−アミノアセトアニリド 4−ニトロアセトアニリド(5.0g,27.8mmol)のEtOH/Et OAc(160ml,1:1)、H2O(15ml)および5N HCl(5. 6ml,28.0mmol)中溶液を、50psiで10%Pd−C(0.50 g)を用いて0.25時間水素化した。触媒をセライトを通す濾過により除去し 、溶媒を減圧下に除去した。生成物をH2Oに溶解す ることにより遊離塩基を発生させ、2N NaOHで塩基性とし、EtOAc中 に抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4)し、蒸発させて表記アニリン( 3.75g,90%)を得た。δ(250MHz,CDCl3/d4−MeOH) 2.10(3H,s,Me),6.68(2H,d,J=8.8Hz,Ar−H ),7.27(2H,d,J=8.8Hz,Ar−H)。 b)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)アセトアニリド 前述のアニリン(3.52g,23.4mmol)、N,N−ジメチルホルム アミドアジン(3.33g,23.4mmol;J.Chem.Soc.(C) ,1967年,1664)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.223 g,1.17mmol)の無水トルエン(100ml)中混合物を、還流下に1 7時間加熱した。ベージュ色に着色された沈殿物を濾去し、トルエンおよびCH2 Cl2で洗い、減圧下に乾燥して所望のトリアゾール(4.29g,91%)を 得た。δ(250MHz,d4−MeOH/d6−DMSO)2.14(3H,s ,CH3),7.60(2H,d,J= 8.8Hz,Ar−H),7.78(2H,d,J=8.8Hz,Ar−H), 8.96(2H,s,Ar−H)。 c)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)アニリン 前記アセトアニリド(4.91g,24.3mmol)の5N HCl(10 0ml)中溶液を125℃で1.5時間加熱した。混合物を0℃に冷却し、濃N aOH水溶液で塩基性とし、CH2Cl2(×5)で抽出した。併せた抽出物を乾 燥(MgSO4)し、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付 しCH2Cl2/MeOH/NH3(80:8:1)で溶離して表記アニリン(2 .94g,76%)を得た。δ(250MHz,CDCl3)3.80(2H, s,NH2),6.71(2H,d,J=8.8Hz,Ar−H),7.08( 2H,d,J=8.8Hz,Ar−H),8.36(2H,s,Ar−H)。 d)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン 前記アニリン(1.60g,9.99mmol)の濃HCl/H2O(それぞ れ23mlおよび3ml)中溶液に、−21℃で、NaNO2(0.69g,9 .99mmol)のH2O (8ml)中溶液を、温度を−10℃より低く維持するような速度で添加した。 混合物を0.3時間攪拌し、次に減圧下に焼結物を通して素早く濾過した。濾液 を、SnCl2・2H2O(9.02g,40.0mmol)の濃HCl(17m l)中冷却(−20℃)溶液に添加した。混合物を−20℃で0.25時間攪拌 し、次に室温で1.25時間攪拌した。得られた固体を濾去し、Et2Oで洗い 、減圧下に乾燥した。粗生成物をH2Oに溶解し、濃NaOH水溶液で塩基性と し、EtOAc(×5)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4)し、蒸 発させて表記生成物(0.95g,54%)を得た。δ(250MHz,CDC l3/d4−MeOH)3.98(3H,br s,NHおよびNH2),6.9 7(2H,d,J=12.0Hz,Ar−H),7.25(2H,d,J=12 .0Hz,Ar−H),8.48(2H,s,Ar−H)。 2.中間体2:(3R)−4−(3−ベンジルオキシ)ピロリジン−1−イルブ タナールジメチルアセタール a)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニルピロリジン−3−オール (3R)−N−ベンジルピロリジン−3−オール(アルドリ ッヒ製:5.00g,28.2mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボネー ト(7.39g,33.8mmol)、パールマンズ(Pearlmans)触 媒(0.55g)、メタノー(200ml)およびH2O(20ml)の混合物 を、パール(Parr)装置により40psiで2時間水素化した。触媒をセラ イトを通す濾過により除去し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物を、シリカゲ ル上のクロマトグラフィーに付して酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で溶離して 表記ピロリジノール(4.55g,86%)を得た。δ(250MHz,CDC l3)1.46(9H,s,OC(Me)3),1.87〜2.03(2H,m, CH2),2.07(1H,s,OH),3.33〜3.50(4H,m,2の CH2),4.42〜4.48(1H,m,C−OH)。 b)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ベンジルオキシピ ロリジン (3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニルピロリジン−3−オール( 2.25g,12.0mmol)の無水THF(10ml)中溶液を、水素化ナ トリウム(油中60%分散物,0.63g,13.8mmol)のTHF(3m l)中ス ラリーに少しずつ添加し、混合物を0℃で0.3時間攪拌した。臭化ベンジル( 2.37g,13.8mmol)の乾燥THF(2ml)中溶液を添加し、混合 物を室温まで温め、18時間攪拌した。水(70ml)を添加し、混合物を酢酸 エチル(3×100ml)で抽出した。併せた抽出物をブラインで洗い、乾燥( MgSO4)し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーに 付しCH2Cl2/MeOH(100:0→97:3)で溶離することにより所望 の生成物(2.53g,76%)を得た。δ(250MHz,CDCl3)1. 46(9H,s,OC(Me)3),1.87〜2.11(2H,m,CH2), 3.42〜3.50(4H,m,2のCH2),4.10〜4.16(1H,m ,C−OBn),4.53(2H,s,OC 2Ar),7.26〜7.39 (5H,m,Ar)。 c)(3R)−N−(H)−3−ベンジルオキシピロリジン 前記N−Bocピロリジン(5.0g,18.0mmol)の90%蟻酸(1 50ml)中溶液を、0℃で0.3時間攪拌し、次に室温で2.5時間攪拌した 。溶媒を減圧下に除去し、得られた残渣を飽和K2CO3溶液の添加により中和し た。水 溶液をn−ブタノール(2×40ml)で抽出し、溶媒を減圧下に除去し、エタ ノール(×2)と共沸させた。生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付 しCH2Cl2/MeOH/NH3(80:8:1)で溶離して表記生成物(2. 62g,82%)を得た。δ(250MHz,CDCl3)1.85〜1.93 (2H,m,CH2),2.79〜2.89(2H,m,CH2),3.07〜3 .17(2H,m,CH2),4.08〜4.14(1H,m,C−OBn) ,4.53(2H,s,OCH 2Ar),7.24〜7.38(5H,m,Ar −H)。 d)(3R)−4−(3−ベンジルオキシ)ピロリジン−1−イルブタナールジ メチルアセタール 4−クロロブタナールジメチルアセタール(J.Chem.Soc.,Per kin Trans.1,1981年,251〜255;2.29g,15.0 mmol)、(3R)−N−(H)−3−ベンジルオキシピロリジン(2.60 g,15.0mmol)およびK2CO3(2.23g,16.0mmol)の乾 燥THF(40ml)中混合物を、48時間加熱還流した。混合物を室温に冷却 し、水(70ml)を添加し、 酢酸エチル(3×70ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4)し 、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しMeOH/CH2 Cl2(5:95)で溶離して表記ジメチルアセタール(1.9g,44%)を 得た。δ(250MHz,CDCl3)1.57〜1.67(4H,m,2のC H2),1.84〜1.96(1H,m,CH2のCH),2.03〜2.17( 1H,m,CH2のCH),2.46〜2.74(5H,m,2のCH2およびC H2のCH),2.89(1H,dd,J=10.3および6.1Hz,CH2の CH),3.31(6H,s,CH(OMe2),4.10〜4.18(1H ,m,COBn),4.38(1H,t,J=5.2Hz,C(OMe)2 ),4.48(2H,ABq,J=11.9Hz,C 2OAr),7.24〜 7.38(5H,m,Ar)。 3.(3R)−3−ベンジルオキシ)−1−[2−(5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 蓚酸 水素塩 半水和物 中間体1(1.25g,7.1mmol)および中間体2(1.90g,6. 48mmol)の4%H2SO4(25 ml)中溶液を、48時間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、K2CO3で塩 基性とした。生成物を酢酸エチル(×3)中に抽出し、併せた抽出物を乾燥(M gSO4)し、溶媒を減圧下に除去した。粗生成物をシリカゲル上のクロマトグ ラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/NH3(90:8:1)で溶離すること により精製して表記インドール(0.55g,22%)を得た。蓚酸水素塩半水 和物を製造した。(実測値:C,61.76,H,5.56,N,14.28; C23255O・C224・0.5H2Oの計算値:C,61.72,H,5. 80,N,14.39),m/e388(M+1+),δ(360MHz,D6− DMSO)1.96〜2.22(2H,m,CH2),3.02〜3.28(4 H,m,2のCH2),4.24〜4.28(1H,m,C−OBn),4. 50(2H,s,C 2Ar),7.29〜7.38(7H,m,Ar−H), 7.51(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.87(1H,d,J= 1.8Hz,Ar−H),9.02(2H,s,Ar−H),11.25(1H ,s,NH)。 実施例2 (3R)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン 1.2蓚酸塩 半水和物 1.中間体3:2−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル]エチルアルコール a)2−ヨード−4−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルアリニ 一塩化ヨウ素(22.3g,137mmol)のメタノール(300ml)中 溶液を、4−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルアリニン(20 .0g,125mmol)および炭酸カルシウム(25.0g,250mmol )のメタノール(800ml)中懸濁液に、窒素雰囲気下、−30℃で攪拌下に 0.75時間かかって添加した。混合物を室温に温まるまで放置し、16時間攪 拌してからセライトのパッドを通して濾過した。濾液を減圧下に蒸発させ、残渣 をEtOAcに溶解し、50%w/w重亜硫酸ナトリウム溶液で洗った。固体物 質を濾去し、有機層を乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸 発させ、固体物質と併せて表記生成物(23.9g,67%)を得た。δ(25 0MHz,d6−DMSO)5.54(2H,br s,NH2),6.84(1 H,d,J=8.7Hz,Ar−H),7.38(1H,dd,J=2.6およ び8.7Hz,Ar−H),7.87(1H,d,J=2.5Hz,Ar−H) ,8.92(2H,s,Ar−H)。 b)2−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−2−トリメチルシリ ル−1H−インドール−3−イル]エチルアルコール 前記ヨードアニリン(23.9g,83.6mmol),4−トリメチルシリ ル−3−ブチン−1−オール(3−ブチン−1−オールのシリル化により調製) (17.83g,125.3mmol)、塩化リチウム(3.54g,83.6 mmol)、炭酸ナトリウム(44.24g,417.8mmol)およびトリ フェニルホスフィン(1.10g,4.18mmol)のDMF(900ml) 中混合物を、室温で窒素により0.5時間脱気した。酢酸パラジウム(II)( 0.94g,4.18mmol)を一度に加え、混合物を窒素雰囲気下、100 ℃で6時間加熱した。酢酸パラジウム(II)の第2の 部分(5g,22.2mmol)を添加し、混合物を100℃で1時間加熱した 。溶媒を減圧下に蒸発させ、残渣を酢酸エチル(800ml)とH2O(100 0ml)とに分配し、セライトを通して濾過した。水層を分離し、酢酸エチル( 3×800ml)で再抽出した。併せた抽出物を乾燥し、蒸発させ、粗生成物を シリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/EtOH/NH3(80 :8:1)で溶離して表記生成物(8.5g,34%)を得た。δ(250MH z,d6−DMSO),0.38(9H,s,SiMe3),2.97(2H,t ,J=7.6Hz,CH2),3.58(2H,m,CH2),4.69(1H, t,J=5.3Hz,OH),7.30(1H,dd,J=2.1および8.6 Hz,Ar−H),7.48(1H,d,J=8.7Hz,Ar−H),7.7 8(1H,d,J=2.1Hz,Ar−H),9.03(2H,s,Ar−H) ,10.83(1H,br s,NH)。 c)2−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル]エチルアルコール 前記2−トリメチルシリル−インドール(8.5g, 28.3mmol)のメタノール(68ml)および5NHCl(57ml)中 溶液を、60℃で16時間加熱した。メタノールを減圧下に蒸発させ、残渣を濃 NH3溶液で中和した。沈殿物を濾去し、Et2O(2×100ml)で洗い、減 圧下に乾燥して表記アルコール(6.0g,92%)を得た。δ(250MHz ,d6−DMSO)2.88(2H,t,J=7.2Hz,CH2),3.68( 2H,m,CH2),4.66(1H,br s,OH),7.23〜7.32 (2H,m,Ar−H),7.48(1H,d,J=8.5Hz,Ar−H), 7.81(1H,d,J=2.1Hz,Ar−H),9.03(2H,s,Ar −H),11.15(1H,br s,NH)。 2.中間体4:(3R)−N−(H)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)ピ ロリジン a)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(4−メトキシベ ンジルオキシ)ピロリジン (3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニルピロリジン−3−オール( 2.00g,10.7mmol)の無水DMF(12ml)中溶液を、窒素雰囲 気下、−10℃で攪拌 下に、水素化ナトリウム(油中60%分散液,0.465g,11.6mmol )のDMF(25ml)中スラリーに滴下することにより加え、混合物をこの温 度で0.67時間攪拌した。塩化4−メトキシベンジル(1.52ml,11. 2mmol)を滴下することにより加え、混合物を1時間かかって0℃に温め、 次に室温で2時間攪拌した。水を添加し、混合物をエーテル中に注ぎ、水(×3 )で洗った。エーテル層を乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸発させ、粗生成物 をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し酢酸エチル/ヘキサン(30:70 )で溶離して表記ピロリジン(3.09g,94%)を得た。δ(250MHz ,CDCl3)1.46(9H,br s,OC(Me)3),1.73〜2.0 9(2H,m,CH2),3.40〜3.46(4H,m,2のCH2),3.8 1(3H,s,OMe),4.12(1H,m,COCH2Ar),4.45 (2H,s,OC 2Ar),6.85〜6.91(2H,m,Ar−H),7 .23〜7.27(2H,m,Ar−H)。 b)(3R)−N−(H)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)ピロリジン 実施例1の2cに記載のようにしてN−Bocピロリジンか ら調製した。δ(250MHz,CDCl3)1.85〜1.93(2H,m, CH2),2.81〜2.91(2H,m,CH2),3.06〜3.17(2H ,m,CH2),380(3H,s,OMe),4.10(1H,m,COC H2Ar),4.41(2H,s,OC 2Ar),6.85〜6.91(2H, m,Ar−H),7.23〜7.27(2H,m,Ar−H)。 3.(3R)−3−(4−メトキシベンジルオキシ)−1−[2−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピ ロリジン 1.2蓚酸塩 半水和物 塩化メタンスルホニル(0.20ml,2.62mmol)を、窒素雰囲気下 、−10℃で攪拌下に、中間体3(400mg,1.75mmol)のピリジン (10ml)中懸濁液に滴下することにより加えた。混合物を室温まで温め、室 温で一晩攪拌し、溶媒を高減圧下に蒸発させた。残渣を酢酸エチルと水とに分配 し、水層を酢酸エチル(×4)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4) し、減圧下に蒸発させた。残渣(335mg)を炭酸ナトリウム(161mg, 1.07mmol) およびヨウ化ナトリウム(114mg,1.08mmol)と共に1,2−ジメ トキシエタン(8ml)中に溶解し、中間体4(224mg,1.08mmol )の1,2−ジメトキシエタン(2ml)中溶液を添加した。混合物を暗闇で窒 素雰囲気下に21時間加熱還流した。水を添加し、混合物を酢酸エチル(3×1 00ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸発さ せ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/N H3(90:8:1)で溶離して表記インドール(87mg,12%)を得た。 1.2蓚酸塩半水和物(oxalate hemihydrate salt)を調製した。(実測値: C ,59.47,H,5.49,N,12.99;C242752・1.2(C2 24)・0.5H2Oの計算値: C,59.32,H,5.73,N,13 .10%),m/e(M+1+)418,δ(360MHz,d6−DMSO)2 .06(1H,m,CH2のCH),2.18(1H,m,CH2のCH),3. 07〜3.11(2H,m,CH2),3.20〜3.42(6H,m,3のC H2),3.74(3H,s,OMe),4.27(1H,m,COCH2Ar ),4.23(2H,s,CH OC 2Ar),6.89(2H,d,J=8.7Hz,2のAr−H),7. 25(2H,d,J=8.6Hz,2のAr−H),7.31(1H,dd,J =2.1および8.4Hz,Ar−H),7.35(1H,s,Ar−H),7 .51(1H,d,J=8.4Hz,Ar−H),7.81(1H,d,J=2 .0Hz,Ar−H),8.89(2H,s,Ar−H),11.08(1H, br s,NH)。 実施例3 (3R)−3−(ピリジン−3−イルメチルオキシ)−1−[2−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピ ロリジン ビス蓚酸塩 0.25水和物 a)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(ピリジン−3− イルメチルオキシ)ピロリジン 3−ピコリルクロリド塩酸塩(1.84g,11.2mmol)のDMF(5 0ml)中懸濁液を、窒素雰囲気下、0℃で攪拌下に、水素化ナトリウム(油中 60%分散液,0.45g,11.2mmol)のDMF中スラリーに添加した 。混合物を0℃で0.25時間攪拌し、次に、窒素雰囲気下、 0℃で、(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニルピロリジン−3−オ ール(2.0g,10.7mmol)および水素化ナトリウム(油中60%分散 液,0.45g,11.2mmol)のDMF中混合物に添加した(混合物を添 加前に0℃で0.2時間攪拌した。)。反応混合物を室温で2.5時間攪拌した 。水(200ml)を添加し、混合物を酢酸エチル(1×200ml)で抽出し 、乾燥(Na2SO4)し、減圧下に蒸発させた。粗生成物を、シリカゲル上のク ロマトグラフィーに付しEt2O/MeOH(95:5)で溶離して所望の生成 物(1.63g,55%)を得た。δ(250MHz,d4−MeOH)1.4 6(9H,s,OC(Me)3),1.95〜2.18(2H,m,CH2),3 .34〜3.51(4H,m,2のCH2),4.22(1H,m,COCH2 Ar),4.59(2H,s,OC 2Ar),7.43(1H,dd,J=4 .7および7.8Hz,Ar−H),7.48(1H,d,J=7.9Hz,A r−H),8.45〜8.51(2H,m,2のAr−H)。 b)(3R)−N−(H)−3−(ピリジン−3−イルメチルオキシ)ピロリジ 中間体2の2cに記載のようにして前記N−Bocピロリジ ンから調製した。δ(250MHz,CDCl3)1.86〜2.01(2H, m,CH2),2.81〜2.91(2H,m,CH2),3.07〜3.18( 2H,m,CH2),4.13(1H,m,COCH2Ar),4.50(2H ,s,OC 2Ar),7.28(1H,m,Ar−H),7.68(1H,m ,Ar−H),8.74〜8.98(2H,m,2のAr−H)。 c)(3R)−3−(ピリジン−3−イルメチルオキシ)−1−[2−(5−( 1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン ビス蓚酸塩 0.25水和物 実施例2に記載の手順を用いて中間体3および前記N(H)ピロリジンから調 製した。晶出され少量のエーテルを含む、ビス蓚酸塩0.25水和物塩を調製し た。融点87〜89℃。(実測値: C,54.53,H,5.08,N,14 .58;C22246O・2(C224)・0.25H2O・0.04(C410 O)の計算値: C,54.55,H,5.06,N,14.59%);m/e (M+1+),δ(360MHz,d6−DMSO)2.08〜2.30(2H, m,CH2),3.10〜3.15(2H,m,CH2),3.38〜3.50( 6H,m,CH2),4.37(1H,brs,CHOCH2Ar),4.57( 2H,s,OCH2Ar),7.34〜7.41(3H,m,3のAr−H), 7.53(1H,d,J=8.7Hz,Ar−H),7.78(1H,br d ,J=7.9Hz,Ar−H),7.88(1H,s,Ar−H),8.50( 1H,m,Ar−H),8.98(1H,s,Ar−H),9.02(2H,s ,Ar−H),11.30(1H,br s,NH)。 実施例4 (3R)−3−ベンジルオキシメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 蓚酸 水素塩 半水和物 a)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ヒロキシメチルピ ロリジン 実施例1の2aに記載のようにして(3R)−N−[(R)−1−フェニルエ チル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン(J.Med.Chem.,19 90年,第33(1)巻,71頁)から調製した。δ(250MHz,D6−D MSO) 1.39(9H,s,OC(Me)3),1.31〜1.64(2H,m,CH2 ),1.79〜1.88(1H,m,CH),2.19〜2.31(1H,m, CH2のCH),2.95(1H,dd,J=10.7および7.0Hz,CH2 のCH),3.11〜3.35(4H,m,2のCH2),4.67(1H,t ,J=5.3Hz,OH)。 b)(3R)−4−(3−ベンジルオキシメチル)ピロリジン−1−イルブタナ ールジメチルアセタール 実施例1の2b〜dに記載のようにして(3R)−N−tert−ブチルオキ シカルボニル−3−ヒドロキシメチルピロリジンから表記化合物を調製した。δ (250MHz,D6−DMSO)1.24〜1.56(6H,m,3のCH2 ),1.75〜1.89(1H,m,CH),2.21〜2.55(6H,m, 3のCH2),3.20(6H,s,CH(OMe2),3.30(2H,d, J=7.1Hz,CH 2OBn),4.34(1H,t,J=5.3Hz,CH (OMe)2),4.45(2H,s,OCH 2Ar),7.24〜7.39(5 H,m,Ar−H)。 c)(3R)−3−ベンジルオキシメチル−1−[2−(5−(1,2,4−ト リアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 蓚酸水素塩 半水和物 中間体1(2.17g,12.36mmol)および(3R)−4−(3−ベ ンジルオキシメチル)ピロリジン−1−イルブタナールジメチルアセタール(3 .80g,12.36mmol)の4%H2SO4(30ml)中溶液を60時間 加熱還流した。溶液を室温に冷却し、4N NaOH溶液を添加することにより 塩基性とし、n−ブタノール(1×75ml)で抽出した。溶媒を減圧下に除去 し、粗生成物を、シリカ上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/ NH3(80:8:1)で溶離して表記インドール(0.45g,10%)を得 た。蓚酸水素塩半水和物を調製した。融点145℃。(実測値: C,62.1 6,H,5.97,N,13.76。C24275O・C224・0.6H2O の計算値: C,62.16,H,6.06,N,13.94%),δ(360 MHz,D6−DMSO)1.64〜1.78(1H,m,CH2のCH),2. 04〜2.16(1H,m,CH2のCH),2.60〜2.72(1H,m, CH),3.04〜 3.50(10H,m,5のCH2),4.49(2H,s,OC 2Ar),7 .27〜7.40(7H,m,Ar−H),7.52(1H,d,J=8.6H z,Ar−H),7.90(1H,d,J=2.0Hz,Ar−H),9.04 (2H,s,Ar−H),11.30(1H,s,NH)。 実施例5 (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン セスキ蓚酸塩 0.3水和物 a)(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−メチルスルホニル オキシメチルピロリジン メタンスルホニルクロライド(3.37g,29.39mmol)のCH2C l2(30ml)中溶液を、−15℃で、(3R)−N−tert−ブチルオキ シカルボニル−3−ヒドロキシメチルピロリジン(5.4g,26.7mmol )および無水トリエチルアミン(2.97g,29.39mmol)のCH2C l2(100ml)中溶液に滴下することにより加えた。混合物を室温まで温め 、16時間攪拌してから、飽和 K2CO3溶液(50ml)を添加し、CH2Cl2(100ml)で希釈した。水 層を分離し、CH2Cl2(2×100ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥( Na2SO4)し、蒸発させて表記メシレート(7.5g,100%)を得た。δ (250MHz,CDCl3)1.46(9H,s,OC(Me)3),1.62 〜1.84(1H,m,CH2のCH),2.00〜2.14(1H,m,CH2 のCH),2.58〜2.72(1H,m,CH),3.04(3H,s,Me ),3.08〜3.62(4H,m,2のCH2),4.11〜4.33(2H ,m,C 2OMs)。 b)(3S)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(N−ベンジル− N−メチル)アミノメチルピロリジン 前記メシレート(7.46g,26.72mmol)のN−ベンジルメチルア ミン(22.7g,187.0mmol)中溶液を、100℃で4時間加熱した 。溶媒を減圧下に除去し、残渣に酢酸エチル(150ml)を添加し、溶液をH2 O(100ml)で洗った。有機層を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させ、粗生 成物を、シリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH(98 :2)で溶離して表記N− メチルベンジルアミン(6.9g,85%)を得た。δ(250MHz,CDC l3)1.46(9H,s,OC(Me)3),1.50〜1.72(2H,m, CH2),1.90〜2.02(1H,m,CH),2.21(3H,s,NM e),2.30〜2.50(2H,m,CH2),2.92〜3.05(1H, m,CH2のCH),3.18〜3.62(2H,m,2のCH2およびCH2の CH),7.20〜7.38(5H,m,Ar−H)。 c)(3S)−N(H)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチルピロ リジン 前記N−Bocピロリジン(6.9g,22.7mmol)のトリフルオロ酢 酸(30ml)およびCH2Cl2(100ml)中溶液を室温で16時間攪拌し た。溶媒を減圧下に除去し、得られた残渣を、シリカゲル上のクロマトグラフィ ーに付しCH2Cl2/MeOH/NH3(60:8:1)で溶離して表記生成物 (4.6g,99%)を得た。δ(250MHz,D6−DMSO)1.41〜 1.55(1H,m,CH2のCH),1.89〜2.02(1H,m,CH2の CH),2.11(3H,s,Me),2.31(2H,d,J= 7.5Hz,CH2NMe),2.38〜2.52(1H,m,CH),2.7 3(1H,dd,J=11.3および6.9Hz,CH2のCH),2.95〜 3.23(5H,m,2のCH2およびCH2のCH),3.46(2H,ABq ,J=13.4Hz,NCH 2Ar),7.19〜7.36(5H,m,Ar− H)。 d)(3S)−4−(3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル)ピロリ ジン−1−イルブタナールジメチルアセタール 前記N(H)ピロリジン(3.0g,14.68mmol)、4−クロロブタ ナールジメチルアセタール(2.24g,14.68mmol)、NaI(2. 42g,16.15mmol)およびNa2CO3(1.71g,16.15mm ol)のジメトキシエタン(50ml)中混合物を光の不存在下に16時間加熱 還流した。溶媒を減圧下に除去し、残渣に酢酸エチル(100ml)、水(70 ml)および飽和K2CO3溶液(10ml)を添加した。水層を分離し、さらに EtOAc(2×100ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥し、蒸発させ、 残渣を、シリカゲル上のクロマトグラフィー に付しCH2Cl2/iPA/NH3(80:8:1)で溶離して表記アセタール (2.06g,44%)を得た。δ(250MHz,D6−DMSO)1.23 〜1.55(5H,m,2のCH2およびCH),1.75〜1.89(1H, m,CH2のCH),2.09(3H,s,Me),2.14〜2.40(9H ,m,4のCH2およびCH),3.20(6H,s,(OMe)2),3.42 (2H,ABq,J=13.3Hz,NCH 2Ar),4.33(1H,t,J =5.4Hz,CH(OMe)2)7.19〜7.35(5H,m,Ar−H) 。 e)(3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル) エチル]ピロリジン セスキ蓚酸塩 0.3水和物 実施例1に記載の手順を用いて中間体1および前記アセタールから調製した。 セスキ蓚酸塩0.3水和物を調製した。融点116〜117℃。(実測値: C ,60.57,H,6.47,N,14.93;C25306・1.5(C22 4)・0.3H2Oの計算値: C,60.59,H, 6.10,N,15.14%),m/e415(M+1+),δ(250MHz ,遊離塩基上CDCl3)1.44〜1.60(1H,m,CH2のCH),1. 94〜2.12(1H,m,CH2のCH),2.20(3H,s,Me),2 .31〜3.01(11H,m,5のCH2およびCH),3.48(2H,A Bq,J=13.2Hz,NCH 2Ar),7.15(1H,dd,J=8.6 および2.1Hz,Ar−H),7.19(1H,d,J=2.3Hz,Ar− H),7.19〜7.26(5H,m,Ar−H),7.47(1H,d,J= 8.6Hz,Ar−H),7.57(1H,d,J=2.1Hz,Ar−H), 8.41(1H,br s,NH),8.47(2H,s,Ar−H)。 実施例6 (2S)−2−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン セスキコハク酸塩 セスキ水和物 実施例5の調製のために記載された手順を用いて、(2S)−N−tert− ブチルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメ チルピロリジン(アルドリッヒ製L−プロリノール(L−prolinol)) から表記化合物を調製した。セスキコハク酸塩セスキ水和物を調製した。融点7 0〜72℃。(実測値:C,61.45,H,6.65,N,13.95;C25 306・1.5(C464)・1.5H2Oの計算値: C,61.52,H ,6.75,N,13.89%);δ(360MHz,D2O)1.70〜1. 77(1H,m,CH2のCH),1.85〜1.93(1H,m,CH2のCH ),2.06〜2.18(1H,m,CH2のCH),2.22(3H,s,M e),2.22〜2.33(1H,m,CH2のCH),2.68〜2.79( 2H,m,CH2),3.12〜3.76(9H,m,4のCH2およびCH), 7.01〜7.03(2H,m,Ar−H),7.15〜7.21(3H,m, Ar−H),7.32(1H,dd,J=8.6および2.1Hz,Ar−H) ,7.47(1H,s,Ar−H),7.64(1H,d,J=2.1Hz,A r−H),7.67(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),8.70(2H ,s,Ar−H)。 実施例7 (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン 2.6蓚酸水素塩0.1水和物 a)(3S)−N(H)−3−(N−ベンジル)アミノメチルピロリジン 実施例5のbおよびcに記載されたように、(3R)−N−tert−ブチル オキシカルボニル−3−メチルスルホニルオキシメチルピロリジンおよびベンジ ルアミンから調製した。δ(250MHz,CDCl3),1.38(1H,m ,CH),1.90(1H,m,CH)2.24(1H,qu,J=7.4Hz ,CH),2.54〜2.62(3H,m,CH2およびCH2のCH),2.8 3〜2.99(2H,m,CH2),3.08(1H,dd,J=7.6および 11.0Hz,CH2のCH),3.80(2H,s,C 2Ar),7.21〜 7.36(5H,m,Ar−H)。 b)(3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロ リジン 2.6蓚酸水素塩 0.1水和物 実施例2に記載された手順を用いて、中間体3および前記N(H)ピロリジン から調製した。2.6蓚酸水素塩0.1水和物を調製した。融点228〜230 ℃。(実測値:C,55.16,H,5.30,N,13.00;C24286 ・2.6(C224)・0.1H2Oの計算値: C,55.20,H,5.2 9,N,13.21%),m/e401(M+1+),δ(360MHz,d6− DMSO)1.96(1H,m,CH2),2.10(1H,m,CH2).2. 76(1H,m,CH2のCH),3.00〜3.24(5H,m,CH2),3 .30〜3.60(5H,m,CH2),4.14(2H,s,C 2Ar),7 .35〜7.54(8H,m,Ar−H),7.91(1H,s,Ar−H), 9.04(2H,s,Ar−H),11.30(1H,br s,NH)。 実施例8 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[4−(アセチルアミノ)ベンジルアミノ]ピペ リジン 2.85蓚酸水素塩 1.5−ブロモペンタナールジメチルアセタール 5−ブロモバレリルクロライド(50g,0.251mol)の無水THF( 500ml)中溶液に、−78℃で、リチウムトリ−tert−ブトキシアルミ ノハイドライド(1.0Mテトラヒドロフラン中溶液,300ml;0.30m ol)を温度を70℃より低く維持しつつ添加した。溶液を−78℃で5時間攪 拌し、次に2M塩酸(350ml)を滴下して加えることによりクエンチした。 混合物を室温まで温め、16時間攪拌した。ジエチルエーテル(500ml)を 添加し、水相を分離し、さらにエーテル(×2)で抽出した。併せた抽出物を飽 和Na2CO3溶液(×1)、水(×1)およびブライン(×2)で洗い、乾燥( Na2SO4)し、蒸発させて5−ブロモバレルアルデヒド(37.5g,91% )を得た。5−ブロモバレルアルデヒド(37.5g,0.227mol)のメ タノール (250ml)および濃H2SO4(0.5ml)中溶液を室温で3時間攪拌した 。溶媒を減圧下に除去し、残渣に、K2CO3溶液(50ml)およびジエチルエ ーテル(500ml)を添加した。水層を分離し、エーテル(×2)で再抽出し た。併せた抽出物を水およびブラインで洗い、乾燥(Na2SO4)し、蒸発させ た。粗生成物を、シリカ上のクロマトグラフィーに付しジエチルエーテル/ヘキ サン(1:9)で溶離することにより表記アセタール(27.5g,57%)を 得た。δ(250MHz,CDCl3)1.43〜1.67(4H,m,2のC H2),1.83〜1.94(2H,m,CH2),3.38(6H,s,CH( OMe)2),3.42(2H,t,J=7Hz,CH2Br),4.37(1H ,t,J=7Hz,C(OMe)2)。 2.5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ペンタナールジメチルアセタ ール 5−ブロモペンタナールジメチルアセタール(3.34g,15.82mmo l)、無水炭酸カリウム(2.218g,15.82mmol)および4−ヒド ロキシピペリジン(2.0g,19.77mmol)の無水ジメチルホルムアミ ド(50ml)中混合物を窒素雰囲気下、80〜90℃で3時間攪拌した。冷却 後、混合液を水(150ml)で希釈し、飽和炭酸カリウム水溶液で塩基性とし 、生成物を酢酸エチル(3×250ml)で抽出した。併せた有機溶液を乾燥( Na2SO4)し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 、ジクロロメタン/メタノール・アンモニア=90:10:1)に付することに より表記化合物2.71g(74%)を無色油状物として得た。δ(250MH z,D6−DMSO)1.06〜1.56(8H,m),1.62〜1.75( 2H,m),1.86〜2.00(2H,m),3.20(6H,s),3.3 4〜3.47(1H,m),4.31(1H,t,J=5.7Hz),4.53 (1H,d,J=4.2Hz),m/e(ES)232(M+1+)。 3.1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−ヒドロキシピペリジン 1.35蓚酸水素塩 前記ジメチルアセタール(2.70g,11.67mmol)および4−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン(2.15g,12. 25mmol)の4%硫酸 (100ml)中溶液を9時間還流した。室温まで冷却後、反応混合物を飽和炭 酸カリウム水溶液で塩基性とし、生成物を、酢酸エチル(3×250ml)およ び酢酸エチルとn−ブタノールとの混合物(1:1,2×250ml)で抽出し た。併せた有機溶液をブライン(1×50ml)で洗い、乾燥(Na2SO4)し 、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタ ン/メタノール/アンモニア=85:15:1.5)に付して表記化合物の遊離 塩基1.96g(51.6%)を淡黄色泡状物として得た。蓚酸塩を調製し、エ タノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点102〜105℃。(実測値 : C,55.76,H,5.99,N,15.43;C18235O・1.3 5(C224)の計算値: C,55.63,H,5.80,N,15.67 %),δ(360MHz,D2O)7.31(1H,dd,J=8.6および2 .6Hz),7.36(1H,d,J=2.6Hz),7.61(1H,d,J =8.6Hz),7.75(1H,s),8.87(2H,s)(他のシグナル 中特に),m/e(ES)326(M+1+)。 4.1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジン 前記アルコール遊離塩基(105mg,0.322mmol)の、無水ジメチ ルスルホキシド(3ml)と無水トリエチルアミン(314μl,2.25mm ol)との混合物中溶液に、窒素雰囲気下、固体三酸化イオウピリジン複合体( 185ml,1.16mmol)を攪拌下に7分かかって少しずつ添加した。室 温で55分間攪拌した後、混合物を水(20ml)で希釈し、飽和炭酸カリウム 水溶液で塩基性とし、酢酸エチル(3×70ml)で抽出した。有機層を併せ、 ブライン(1×20ml)で洗い、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残渣をフ ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アン モニア=90:10:1)に付して表記化合物72mg(69%)をワックス状 固体として得た。δ(250MHz,CDCl3)1.96(2H,qn,J= 7.3Hz),2.42〜2.62(6H,m),2.72〜2.90(6H, m),7.13〜7.19(2H,m),7.50(1H,d,J=8.5Hz ),7.57(1H,d, J=2.0Hz),8.42(1H,br s),8.48(2H,s),m/ e(ES)324(M+1+)。 5.1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−[4−(アセチルアミノ)ベンジルアミノ] ピペリジン 2.85蓚酸水素塩 前記ケトン(100mg,0.309mmol)および4−(アセチルアミノ )ベンジルアミン塩酸塩(111.5mg,0.371mmol)のメタノール (7ml)中溶液に、攪拌下、無水トリエチルアミン(51.7μl,0.37 1mmol)および続いて氷酢酸(70.7μl,1.236mmol)を添加 した。15分後、シアノホウ水素化ナトリウム(25mg)を添加し、室温で3 .5時間攪拌を続けた。飽和炭酸カリウム水溶液(4ml)を添加し、メタノー ルを減圧下に除去した。水性残渣をブライン(25ml)で希釈し、生成物を酢 酸エチル(1×50ml)、クロロホルム(2×50ml)およびクロロホルム −n−ブタノール(1:2,1×150ml)で抽出した。併せた有機抽出物を 乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー (シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=85:15:1.5 )に付して表記化合物の遊離塩基95mg(65%)を得た。蓚酸塩を調製し、 エタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点205〜210℃。(実測 値: C,53.64,H,5.26,N,13.74;C27337O・2. 85(C224)の計算値: C,53.94,H,5.36,N,13.4 6%),δ(360MHz,D2O)1.86〜2.04(2H,m),2.1 0〜2.24(2H,m),2.17(3H,s),2.45(2H,br d ,J=13Hz),2.90(2H,t,J=7.0Hz),3.04(2H, t,J=12Hz),3.14〜3.24(2H,m),3.55(1H,br t),3.71(2H,br d,J=13Hz),4.27(2H,s), 7.32〜7.40(2H,m),7.46(2H,d,J=8.6Hz),7 .49(2H,d,J=8.6Hz),7.64(1H,d,J=8.7Hz) ,7.80(1H,s),9.02(2H,s),m/e(ES)472(M+ 1+)。 実施例9 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−(ベンジルアミノ)ピペリジン 二蓚酸水素塩 二水和物 実施例8(工程5)で記載したものと類似の手順を用いて、1−{3−[5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル}−4−ケトピペリジンおよびベンジルアミンから表記化合物を調製した。 融点233〜234℃。(実測値: C,55.49,H,5.69,N,13 .26;C25306・2(C224)・2H2Oの計算値: C,55.23 ,H,6.07,N,13.33%),δ(360MHz,d6−DMSO)1 .85〜2.00(2H,m),2.01〜2.11(2H,m),2.19〜 2.22(2H,m),2.73〜2.90(4H,m),2.91〜3.00 (2H,m),3.16〜3.25(1H,m),3.4〜3.5(2H,m) ,4.14(2H,s),7.30〜7.33(2H,m),7.40〜7.4 2(3H,m),7.48〜7.51(3H,m),7.80〜7.81(1H ,m),9.02(2H, s),11.20(1H,s),m/e(ES)415(M+1+)。 実施例10 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[N−ベンジル−N−メチルアミノ]ピペリジン 1.5蓚酸水素塩 前記アミン(実施例9)(164mg,0.396mmol)、ホルムアルデ ヒド(水中38重量%,32μl,0.436mmol)および氷酢酸(90m g,1.584mmol)のメタノール(10ml)中溶液に、シアノホウ水素 化ナトリウム(27mg,0.436mmol)を添加した。攪拌を3時間続け た。飽和炭酸カリウム水溶液(4ml)を添加し、メタノールを減圧下に除去し た。水性残渣を酢酸エチル(30ml)と水(20ml)とに分配した。有機層 を乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ ル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=90:10:1)により表記化 合物の遊離塩基128mg(76%)を得た。蓚酸塩を調製し、メタノール−ジ エチルエーテルから再結晶した。融点134〜136℃。(実測値:C, 59.39,H,6.08,N,14.10;C26326・1.5(C224 )・1.3H2Oの計算値: C,59.33,H,6.46,N,14.31 %),δ(360xMHz,d6−DMSO)1.74〜1.88(2H,m) ,1.90〜2.08(4H,m),2.16(3H,s),2.70〜2.8 4(5H,m),2.92〜3.02(2H,m),3.36〜3.46(2H ,m),3.65(2H,s),7.20〜7.36(7H,m),7.50( 1H,d,8.6Hz),7.80(1H,s),9.02(2H,s),11 .18(1H,s).m/e(ES)429(M+1+)。 実施例11 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(ベンジルアミノ)メチル]ピペリジン 2. 5蓚酸水素塩 1. 4−[(ベンジルアミノ)メチル]ピペリジン 4−(アミノエチル)ピペリジン(22.8g,200mmol)およびベン ズアルデヒド(21.2g,200mmol)のトルエン(200ml)中溶液 を、ディーン−シュターク(Dean−Stark)トラップを用いて窒素雰囲 気下に5 時間還流させた。冷却後、トルエンを減圧下に除去し、残留油を無水エタノール (400ml)中に溶解し、5℃に冷却した。前記溶液にホウ水素化ナトリウム (6g,158.7mmol)を窒素雰囲気下に40分かかって滴下することに より加え、混合物をさらに1時間15分攪拌してから、5N塩酸(150ml) を滴下して加えることにより(水素発生を注意されたい)過剰のホウ水素化物を 分解した。エタノールを減圧下に除去し、水性残渣を塩基性とし、酢酸エチル( 5×500ml)で抽出した。併せた有機溶液を乾燥(Na2SO4)し、濃縮し た。残渣をカラムクロマトグラフィー(アルミナ,活性II−III;ジクロロ メタン/メタノール/アンモニア=95:5:0.35)に付して表記化合物1 9.3g(47%)を淡黄色油状物として得た。δ(250MHz,d6−DM SO)1.13(2H,dq,J=12および4.0Hz),1.50〜1.7 0(1H,m),1.78(2H,br d,J=11Hz),2.47(2H ,d,J=6.6Hz),2.56(2H,dt,J=12および2.3Hz) ,3.05(2H,br d,J=12Hz),3.83(2H,s),7.3 0〜7.50(5H,m).m/e(ES)205(M+1+)。 2. 5−{4−[(ベンジルアミノ)メチル]ピペリジン−1−イル}ペンタ ナールジメチルアセタール 実施例8(工程2)で記載されたものと類似の方法を用いて、5−ブロモ−ペ ンタナールジメチルアセタールおよび4−[(ベンジルアミノ)メチル]ピペリ ジンから収率58%で表記化合物を調製した。δ(250MHz,d6−DMS O)1.26〜2.14(13H,m),2.49(2H,t,J=7.0Hz ),2.63(2H,d,J=6.6Hz),3.04〜3.14(2H,m) ,3.49(6H,s),3.95(2H,s),4.61(1H,t,J=5 .7Hz),7.44〜7.62(5H,m),m/e(ES)335(M+1+ )。 3. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−[(ベンジルアミノ)メチル]ピペリジン 2.5蓚酸水素塩 前記アセタール(2,79g,8.07mmol)および4’−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン(1.50g,8.5mmol )の4%H2SO4(100ml)中溶液を、20時間還流させた。冷却後、混合 物を4N 水酸化ナトリウムで塩基性とし、生成物を酢酸エチル(3×200ml)で抽出 した。併せた有機溶液をブライン(1×50ml)で洗い、乾燥(Na2SO4) し、濃縮した。残渣のフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメ タン/メタノール/アンモニア=90:10:0.9)により表記化合物の遊離 塩基1.63g(47%)を粘稠な淡黄色油状物として得た。蓚酸塩を調製し、 エタノール−メタノールから再結晶した。融点215〜220℃。(実測値: C,56.78,H,5.56,N,12.82;C26326・2.5(C224)の計算値: C,56.96,H,5.71,N,12.86%),δ( 360MHz,d6−DMSO)1.36〜1.56(2H,m),1.86〜 2.12(5H,m),2.70〜2.94(6H,m),2.98〜3.08 (2H,m),3.36〜3.50(2H,m),4.12(2H,s),7. 30〜7.54(8H,m),7.80(1H,s),9.02(2H,s), 11.95(1H,s),m/e(ES)429(M+1+)。 実施例12 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(N−ベンジル−N−メチルアミノ)メチル] ピペリジン 2.65蓚酸水素塩 実施例10で記載されたものと類似の方法を用いて、実施例11の生成物から 単離収率73%で表記化合物を調製した。蓚酸塩を調製し、エタノールから再結 晶した。融点131〜134℃。(実測値: C,56.96,H,5.84, N,12.21;C27346・2.56(C224)の計算値:C,56.9 5,H,5.82,N,12.34%),δ(360MHz,DMSO−d6) 2.29(3H,s),3.72(2H,s),7.40〜7.24(7H,m ),7.50(1H,d,J=8.6Hz),7.81(1H,d,J=1.9 Hz),9.02(2H,s),11.19(1H,s)(他のシグナル中特に ),m/e(ES)443(M++1)。 実施例13〜20のものは、実施例8(工程5)で記載したものに類似の方法 を用いて、1−{3−[5−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル}−4−ケ トピペリジンおよび対応する市販のアミンから調製した。 実施例13 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミン]ピペ リジン 2.7蓚酸水素塩 0.4水和物 蓚酸塩をエタノールから調製した。融点111〜115℃。(実測値: C, 55.62,H,5.82,N,12.04;C26326・2.7(C224 )・0.4H2Oの計算値: C,55.55,H,5.67,N,12.38 %),δ(360MHz,DMSO−d6)1.51(3H,d,J=6.5H z),1.74〜2.22(6H,m),2.64〜2.96(7H,m),3 .34〜3.48(2H,m),4.42(1H,br q,J=6.5Hz) ,7.28〜7.68(8H,m),7.78(1H,d,J=2.0Hz), 9.01(2H,s),11.17(1H,s),m/e(ES)429(M+ 1)+,[α]D+24(c 0.52,MeOH)。 実施例14 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(S)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペ リジン 2.7蓚酸水素塩 0.3水和物 蓚酸塩をエタノールから調製した。融点121〜125℃。(実測値: C, 56.51,H,5.86,N,12.57;C26326・2.5(C224 )・0.3H2Oの計算値: C,56.49,H,5.75,N,12.75 %),[α]D−23.9(c0.51,MeOH)。 実施例15 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン 2.6蓚酸水素塩 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点175〜180℃ 。(実測値: C,54.92,H,5.49,N,12.59;C2632N6 ・2.6(C22 4)の計算値: C,55.22,H,5.53,N,12.38%),δ( 360MHz,DMSO−d6)1.62〜1.84(2H,m),1.90〜 2.16(4H,m),2.60〜2.96(7H,m),3.28〜3.42 (2H,m),3.63(2H,br s),4.19(1H,m),7.36 〜7.54(8H,m),7.78(1H,d,J=2.0Hz),9.01( 2H,s),11.17(1H,s),m/e(ES)445(M++1)。 実施例16 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン 1.9蓚酸水素塩 1水和物 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点154〜157℃ 。(実測値: C,56.69,H,6.20,N,12.91;C26326 O・1.9(C224)・1.0H2O・0.15(C410O)の計算値: C,56.63,H,6.14,N,13.03%)。 実施例17 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{(S)−[1−ヒドロキシメチル−2−フェニ ル]エチルアミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1.4水和物 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点180〜185℃ 。(実測値: C,56.14,H,6.10,N,12.83;C27346 O・2.0(C224)・1.4H2Oの計算値: C,56.08,H,6. 19,N,12.66%),δ(360MHz,DMSO−d6)1.68〜1 .86(2H,m),1.94〜2.18(4H,m),2.54〜3.00( 8H,m),3.24〜3.40(5H,m),3.53(1H,d,J=9. 5Hz),7.20〜7.36(7H,m),7.49(1H,d,J=8.6 Hz),7.80(1H,d,J=2.0Hz),9.02(2H,s),11 .17(1H,s),m/e(ES)459(M++1)。 実施例18 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{(1R,2S)−[2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル]エチルアミノ}ピペリジン 2.3蓚酸水素塩 1水和物 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点148〜152℃ 。(実測値: C,55.48,H,6.16,N,12.23;C27346 O・2.3(C224)・1.0H2O・0.15(C410O)の計算値:C ,55.66,H,6.12,N,12.10%),δ(360MHz,DMS O−d6)0.92(3H,d,J=6.5Hz),1.70〜1.86(2H ,m),1.90〜2.04(2H,m),2.08〜2.30(2H,m), 2.52〜2.86(5H,m),3.23〜3.52(5H,m),5.07 (1H,s),7.22〜7.44(7H,m),7.50(1H,d,J=8 .6Hz),7.80(1H,d,J=2.0Hz),9.02(2H,s), 11.17(1H,s),m/e(ES)459(M++1)。 実施例19 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{(1S,2R)−[2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル]エチルアミノ}ピペリジン 2.1蓚酸水素塩 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点148〜151℃ 。(実測値: C,56.36,H,6.16,N,12.58;C27346 O・2.1(C224)・0.1(C410O)の計算値:C,56.39,H ,6.17,N,12.49%),m/e(ES)459(M++1)。 実施例20 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{(1R,2R)−[2−ヒドロキシ−1−メチ ル−2−フェニル]エチルアミノ}ピペリジン 2.4蓚酸水素塩 1.1水和 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点125〜128℃ 。(実測値: C,55.12,H,6.47,N,11.82;C27346 O・2.4(C2 24)・1.1H2O−0.2(C210O)の計算値:C,55.20,H, 6.11,N,11.85%),δ(360MHz,DMSO−d6)0.94 (3H,d,J=6.6Hz),1.76〜2.24(6H,m),2.70〜 2.84(4H,m),2.86〜2.98(2H,m),3.30〜3.47 (4H,m),4.51(1H,d,J=9.0Hz),7.28〜7.42( 7H,m),7.50(1H,d,J=8.6Hz),7.81(1H,d,J =2.0Hz),9.03(2H,s),11.19(1H,s),m/e(E S)459(M++1)。 実施例21 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[2−(4−アセチルアミノフェニル)エチル ]アミノ}ピペリジン2.4蓚酸水素塩 1水和物 a)4−(アセチルアミノ)フェネチルアミン シアン化4−アミノベンジル(2.38g,18.04mmol)の無水ジク ロロメタン(30ml)中冷却(0℃)溶液に、窒素雰囲気中攪拌下に、無水ト リエチルアミン(7.54 ml,54.12mmol)を添加し、続いて無水酢酸(2.56ml,27. 06mmol)を添加した。混合物を室温まで温まるまで放置し、18時間攪拌 してから、酢酸エチル(150ml)で希釈し、10%重炭酸ナトリウム水溶液 (100ml)、2M塩酸(50ml)およびブライン(50ml)で洗い、次 に乾燥(MgSO4)し、濃縮してシアン化4−(アセチルアミノ)ベンジルを オレンジ色固体として得た。粗ニトリル(2.8g)を無水エタノール(200 ml)およびクロロホルム(4ml)に溶解し、50psiで白金(IV)を用 いて16時間水素化した。触媒を濾去し、エタノールで洗い、濾液を減圧下に濃 縮した。残渣を2M水酸化ナトリウム(30ml)に溶解し、生成物をジクロロ メタン(4×150ml)で抽出し、次に乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残 渣のフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール /アンモニア=85:15:1.5)により表記化合物2.3g(80%)を黄 色固体として得た。δ(360MHz,CDCl3)2.16(3H,s),2 .71(2H,t,J=6.8Hz),2.94(2H,t,J=6.8Hz) ,7.14(2H,d,J=8.3Hz),7.26 (1H,br s),7.41(2H,d,J=8.3Hz)。 b)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−{[2−(4−アセチルアミノフェニル)エ チル]アミノ}ピペリジン 2.4蓚酸水素塩 1水和物 実施例8(工程5)で記載されたものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−ケトピペリジンおよび4−(アセチルアミノ)フェニルアミンか ら表記化合物を調製した。蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した 。融点195〜202℃。(実測値: C,54.87,H,5.68,N,1 3.83;C28357O・2.4(C224)・1.0H2Oの計算値: C ,54.74,H,5.85,N,13.62%),δ(360MHz,DMS O−d6)1.70〜1.86(2H,m),2.94〜2.22(5H,mお よびs),2.60〜2.94(8H,m),3.06〜3.28(3H,m) ,3.34〜3.44(1H,m),7.18(2H,d,J=8.4Hz), 7.28〜7.36(2H,m),7.46〜7.56(3H, m),7.80(1H,d,J=2.0Hz),9.02(2H,s),9.9 2(1H,s),11.17(1H,s);m/e(ES)486(M++1) 。 実施例22 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]メ チル}ピペリジン 蓚酸水素塩 2.6水和物 a)5−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]ペンタナールジメ チルアセタール イソニペコチン酸(25.83g,200mmol)の無水THF(100m l)中冷却(0℃)懸濁液に、窒素雰囲気中攪拌下に、水素化リチウムアルミニ ウム(THF中1M,200ml)を添加した。室温に達するまで反応させ、1 8時間攪拌し、次にさらに4時間還流させた。反応液を、水(7.5ml)、1 5%水酸化ナトリウム溶液(7.5ml)および水(15ml)を連続的に添加 することによりクエンチした。反応液を濾過して粒状沈殿物を除去し、濾液を減 圧下に濃縮して4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン11.24gを 無色油状物として得た。実施例8(工程2)で記載されたものと類似の方法を用 いて、5−クロロペンタナールジメチルアセタール(20.4g,122mmo l)および4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン(15.7g)から表記化合物 を調製した。δ(360MHz,DMSO−d6)1.10(2H,m),1. 28(2H,m),1.39(2H,m),1.48(2H,m),1.60( 2H,br d),1.77(2H,t),2.20(2H,t),2.80( 2H,br d),3.21(8H,m),4.31(1H,t),4.37( 1H,t)。 b)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン 実施例8(工程3)で記載されたものと類似の方法を用いて、前記ジメチルア セタール(18.64g,76mmol)および4’−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)フェニルヒドラジン(15.98g)から表記化合物を調製し た。δ(250MHz,DMSO−d6)1.11(2H,m),1.30(1 H,m),1.60(2H,d),1.80(4H, m),2.29(2H,t),2.70(2H,t),2.84(2H,d), 3.22(2H,t),4.40(1H,t),7.26〜7.31(2H,m ),7.46(1H,d),7.78(1H,d),9.02(2H,s),1 1.08(1H,s)。 c)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−{[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ ]メチル}ピペリジン 蓚酸水素塩 2.6水和物 前記アルコール(0.5g,1.48mmol)の、無水ジメチルスルホキシ ド(20ml)と無水トリエチルアミン(755μl,10.29mmol)と の混合物中溶液に、窒素雰囲気下、固体三酸化イオウピリジン複合体(844m g,5.3mmol)を滴下することにより加えた。2時間攪拌後、反応液を0 ℃に冷却し、飽和炭酸カリウム水溶液(5ml)を滴下して加えることによりク エンチし、水−ブタノール(30ml−70ml)に分配した。有機相を減圧下 に5mlに濃縮し、メタノール(10ml)で希釈した。酢酸(506μl)お よび(R)−α−メチルベンジルアミン(209μl, 1.62mmol)を添加し、続いて10分後に、シアノホウ水素化ナトリウム (102mg)を添加した。18時間攪拌後、反応液を飽和炭酸カリウム水溶液 でクエンチし、揮発分を減圧下に除去し、残渣を水−ブタノールに分配した。有 機相を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/ メタノール/アンモニア=92:8:1)により精製して表記化合物の遊離塩基 85mgを無色固体として得た。蓚酸塩を調製し、メタノール/ジエチルエーテ ルから再結晶した。融点140℃。(実測値: C,59.86,H,6.81 ,N,14.37;C27346・C224・2.6H2Oの計算値:C,59 .90,H,6.93,N,14.45%),δ(360MHz,DMSO−d6 )1.20(2H,m),1.39(3H,d),1.58(1H,m),1 .76(2H,brt),1.92(2H,m),2.27〜2.30(3H, m),2.69〜2.72(5H,m),3.12〜3.16(2H,m),3 .97(1H,d),7.29〜7.50(8H,m),7.78(1H,d) ,9.02(2H,s),11.16(1H,s);m/e(ES)443(M+ +1)。移動相としてヘキサン/エタノール/ジ エチルアミン(25:75:0.1)を用いてキラルパック(Chiralpa k)ADカラム上でHPLC分析することにより(290nmでUV検出,流量 1ml/分,40℃)、化合物が6.4分の保持時間を有することが示された。 実施例23 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(S)−α−(メチル)ベンジルアミノ]メ チル}ピペリジン 1.5蓚酸水素塩 1水和物 実施例22で記載されたものと類似の方法を用いて、表記化合物を調製した。 蓚酸塩を調製し、メタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点149〜 150℃。(実測値: C,60.11,H,6.92,N,14.51;C27 346・1.5(C224)・H2Oの計算値: C,60.49,H,6. 60,N,14.11%)。他の分光分析データは実施例22からの生成物と同 一であった。HPLC分析の保持時間は8.3分であった(条件については実施 例22を参照)。 実施例24 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(S)−1−(4−アセチルアミノフェニル )エチルアミノ]メチル}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 2.0水和物 a)N−tert−ブチルオキシカルボニル−(S)−1−(4−ニトロフェニ ル)エチルアミン (S)−1−(4−ニトロフェニル)エチルアミン塩酸塩(2.12g,10 .4mmol)の無水ジクロロメタン(50ml)中懸濁液に、トリエチルアミ ン(1.45ml)を添加した。ジ−tert−ブチルジカーボネート(2.2 8g)の無水ジクロロメタン(50ml)溶液を添加し、反応液を18時間放置 した。反応液を水で洗い、乾燥(MgSO4)し、濃縮し、シリカゲル上のクロ マトグラフィーに付し1:1酢酸エチル:石油エーテルを溶離液として用いるこ とにより精製した。表記化合物が黄色油状物として得られ、それはゆっくりと結 晶化した。 b)N−tert−ブチルオキシカルボニル−(S)−1−(4−アセトアミド フェニル)エチルアミン 前記生成物(2.96g)の酢酸エチル(100ml)中溶液を、無水酢酸( 0.97ml)の存在下、15psiでptO2(0.11g)を用いて50分 間水素化した。触媒を濾過により除去し、エタノールで洗った。濾液を濃縮して 表記化合物を得た。δ(250MHz,D6−DMSO)1.26(3H,d, J=10Hz),1.35(9H,s),2.02(3H,s),4.54(1 H,m),7.19(2H,d,J=12.9Hz),7.30(1H,d,J =11.6Hz),7.47(2H,d,J=12.2Hz)。 c)(S)−1−(4−アセトアミドフェニル)エチルアミン 前記生成物(1.89g,6.8mmol)を90%蟻酸(5ml)に溶解し 、全ての出発材料が反応するまで室温で攪拌した。反応液を濃縮し、飽和炭酸カ リウム溶液で塩基性とし、ブタノール中に抽出した。溶媒を除去して表記化合物 を褐色泡状物として得、それをメタノール−酢酸エチルから結晶化することがで きた。δ(360MHz,D6−DMSO)1.28(3H,d,J=6.6H z),2.02(3H,s), 4.03(1H,m),7.29(2H,d,J=8.6Hz),7.50(2 H,d,J=8.6Hz),8.46(2H,br s),10.02(1H, s). d)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−{[(S)−1−(4−アセチルアミノフェ ニル)エチルアミノ]メチル}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 2.0水和物 実施例22(工程4)で記載されたものと類似の方法を用いて、前記アミンか ら表記化合物を調製した。蓚酸塩を調製し、メタノール−ジエチルエーテルから 再結晶して吸湿性固体を得た。(実測値: C,55.41,H,6.12,N ,13.38;C29377O・2(C224)・2H2Oの計算値: C,5 5.37,H,6.33,N,13.69%),δ(360MHz,D6−DM SO)1.2〜1.4(2H,m),1.44(3H,d,J=6.7Hz), 1.8〜2.0(3H,m),1.8〜2.1(5H,m),2.37(2H, m),2.37〜2.6(2H,m),2.7〜2.9(4H,m),3.0〜 3.1(2H,m),3.3〜3.5(1H,m),4.0〜4.1(1H,b r s), 7.31〜7.36(4H,m),7.49〜7.51(1H,d,J=8.6 Hz),7.56〜7.59(2H,m),7.80(1H,s),9.07( 2H,s),10.01(1H,s),11.19(1H,s);m/e(ES+ )450(M+1)+実施例25 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−1−(4−アセチルアミノフェニル )エチル]アミノ}ピペリジン 3.0蓚酸水素塩 1.2水和物 実施例8(工程5)で記載されたものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−ケトピペリジンおよび(R)−1−(4−アセチルアミドフェニ ル)エチルアミンから表記化合物を調製した。蓚酸塩をメタノール−ジエチルエ ーテルから調製した。融点135〜140℃。(実測値: C,52.51,H ,5.79,N,12.59;C28357・3.0(C224)・1.2H2 O・0.2(C410O)の計算値: C,52.76,H,5.78,N, 12.38%),δ(360MHz,D6−DMSO)1.50(3H,d,J =6.5Hz),1.72〜1.90(2H,m),1.92〜2.20(7H ,mおよびs),2.62〜2.96(7H,m),3.32〜3.44(2H ,m),4.34〜4.42(1H,m),7.29(1H,s),7.31( 1H,d,J=8.6Hz),7.45(2H,d,J=8.6Hz),7.4 8(1H,d,J=8.6Hz),7.61(2H,d,J=8.6Hz),7 .78(1H,d,J=2.0Hz),9.01(2H,s),10.6(1H ,s),11.16(1H,s);m/e(ES)486(M+1)+。 実施例26〜28のものは、実施例10で記載したものと類似の方法を用いて 、実施例15、16および21の生成物から調製した。 実施例26 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1.4水和物 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点 105〜110℃。(実測値: C,56.13,H,6.24,N,12.3 4;C27346O・2.0(C224)・1.4H2O・0.1(C410O) の計算値: C,56.18,H,6.28,N,12.34%),δ(360 MHz,DMSO−d6)1.78〜2.08(6H,m),2.28(3H, s),2.70〜3.06(7H,m),3.38〜3.48(2H,m),3 .72(1H,dd,J=11.3および5.1Hz),3.85(1H,dd ,J=11.3および6.1Hz),4.01(1H,m),7.24〜7.4 2(7H,m),7.49(1H,d,J=8.5Hz),7.79(1H,d ,J=2.0Hz),9.01(2H,s),11.18(1H,s);m/e (ES+)459(M++1)。 実施例27 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ}ピペリジン 2.9蓚酸水素塩 1水和物 蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルから調製した。融点 95〜100℃。(実測値: C,53.37,H,5.78,N,11.49 ;C27346O・2.9(C224)・0.1(C410O)の計算値: C ,53.52,H,5.79,N,11.28%);m/e(ES)459(M+ +1)。 実施例28 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[2−(4−アセチルアミノフェニル)エ チル]−N−メチルアミノ}ピペリジン 3.0蓚酸水素塩 1.1水和物 蓚酸塩をメタノール−エーテルから調製した。融点128〜135℃。(実測 値: C,53.36,H,6.01,N,12.19;C28357O・3. 0(C224)・1.1H2O・0.2(C410O)の計算値: C,53. 45,H,5.91,N,12.19%),δ(360MHz,DMSO−d6 )1.80〜2.12(9H,m),2.62(3H,s),2.70〜2.9 0(6H,m),2.91〜3.01(2H,m),3.03〜3.12(2H ,m),3.18〜3.30(1H,m),3.39〜3.52(2H, m),7.16〜7.22(2H,m),7.29〜7.36(2H,m),7 .46〜7.54(3H,m),7.80(1H,d,J=2.0Hz),9. 02(2H,s),9.89(1H,s),11.18(1H,s);m/e( ES)500(M++1)。 実施例291−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[N−(4−アセチルアミノベンジル)−N− メチルアミノ]メチル}ピペリジン 3.7蓚酸水素塩 a)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−[(N−メルアミノ)メチル]ピペリジン 実施例12からの生成物(遊離塩基,730mg)の無水エタノール(60m l)中溶液を、45psiで20%パールマン(Pearlman’s)触媒( 500mg)を用いて24時間水素化した。触媒を濾去し、エタノール(3×3 0ml)で洗い、濾液を減圧下に濃縮して表記化合物573mg(99 %)を黄色泡状物として得た。m/e(ES)353(M++1) b)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−{[N−(4−アセチルアミノベンジル)− N−メチルアミノ]メチル}ピペリジン 3.7蓚酸水素塩 実施例10で記載されたものと類似の方法を用いて、前記工程の生成物および 4−アセトアミドベンズアルデヒドから表記化合物を調製した。蓚酸塩を調製し た。融点155〜165℃。(実測値: C,52.57,H,5.47,N, 11.78;C29377O・3.7(C224)の計算値:C,52.50, H,5.37,N,11.77%),δ(360MHz,DMSO−d6)1. 23〜1.42(2H,m),1.85〜2.10(8H,mおよびs),2. 39(3H,s),2.50〜2.62(2H,m),2.72〜2.96(4 H,m),3.00〜3.10(2H,m),3.36〜3.54(2H,m) ,3.82(2H,s),7.28〜7.36(4H,m),7.50(1H, d,J=8.6Hz),7.58(2H,d,J=8.4Hz),7.80 (1H,d,J=2.0Hz),9.02(2H,s),10.01(1H,s ),11.19(1H,s),;m/e(ES)500(M++1)。 実施例30 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(チオフェン−2−イル)メチル]−N −メチルアミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1水和物 a)1−ベンジル−4−(N−tert−ブチルオキシカルボニル−N−メチル アミノ)ピペリジン 1−ベンジル−4−アミノピペリジン(100g,0.53mol)の無水ジ クロロメタン(500ml)中冷却(0℃)溶液に、攪拌下、ジ−tert−ブ チルジカーボネート(126g)の無水ジクロロメタン(500ml)中溶液を 添加した。反応液を室温に達するまで放置し、一晩攪拌した。濃縮し、ジエチル エーテルを用いて研磨することにより1−ベンジル−4−(N−tert−ブチ ルオキシカルボニルアミノ)ピペリジンを得た。 水素化リチウムアルミニウム(THF中1M,258ml)の無水テトラヒド ロフラン(250ml)中冷却(−5℃)溶液に、窒素雰囲気中攪拌下、前記ア ミン(50g,172mmol)の無水テトラヒドロフラン(750ml)中溶 液を20分かかって添加した。次に、反応混合物を2.5時間還流し、室温まで 冷却し、水(10ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液(15ml)および水 (30ml)を添加することによりクエンチした。得られる混合物を濾過して粒 状沈殿物を除去し、濾液を0℃に冷却してから、ジ−tert−ブチルジカーボ ネート(41.3g)を添加した。室温で2時間後、溶媒を減圧下に除去し、残 渣を2N水酸化ナトリウム水溶液とジクロロメタンとに分配した。有機相をブラ インで洗い、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残渣のフラッシュクロマトグラ フィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=89:10: 1)により表記化合物を得た。δ(250MHz,DMSO−d6)1.38〜 1.49(12H,mおよびs),1.66(2H,m),1.94(2H,m ),2.65(3H,s),2.90(2H,br d),3.44(2H,s ),7.19〜7.35(5H,m)。 b)5−[4−(N−tert−ブチルオキシカルボニル−N−メチルアミノ) ピペリジン−1−イル]ペンタナールジメチルアセタール 前記ベンジリックアミン(5g,16.4mmol)のメタノール(100m l)中溶液を、50psiで10%水酸化パラジウム(1g)を用いて18時間 水添分解した。触媒を濾去し、濾液を濃縮して4−(N−tert−ブチルオキ シカルボニル−N−メチルアミノ)ピペリジンを無色油状物として得た。 実施例8(工程2)で記載されたものと類似の方法を用いて、前記アミンおよ び5−ブロモペンタナールジメチルアセタールから表記化合物を調製した。δ( 360MHz,CDCl3)1.34(1H,m),1.46〜1.73(19 H,mおよびs),1.98(2H,m),1.33(2H,m),2.73( 3H,s),2.99(2H,m),3.31(6H,s),4.36(1H, t)。 c)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−(N−メチルアミノ)ピペリジン 実施例11(工程3)で記載されたものと類似の方法を用い て、前記アセタールを反応させて表記化合物を褐色泡状物として得た。δ(36 0MHz,DMSO−d6)1.16〜1.24(3H,m),1.73〜1. 90(6H,m),2.25(6H,m),2.70(2H,t),2.78( 2H,m),7.28(2H,m),7.46(1H,d),7.77(1H, d),9.01(2H,s),11.08(1H,s)。 d)1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}−4−{N−[(チオフェン−2−イル)メチル] −N−メチルアミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1水和物 前記アミン(390mg,1.15mmol)、酢酸(0.2ml)およびチ オフェン−2−カルボキシアルデヒド(0.12ml)の無水エタノール(10 ml)中溶液に、シアノホウ水素化ナトリウム(80mg)を添加した。反応液 を窒素雰囲気下に18時間攪拌した。反応液を、飽和K2CO3水溶液の添加によ りクエンチし、濃縮してエタノールを除去し、ブタノールで抽出した。濃縮し、 残渣をシリカゲル上のクロマ トグラフィーで溶離液としてメタノール/ジクロロメタン/アンモニア(10: 90:1)を用いることにより精製して、表記化合物の遊離塩基(306mg) を得た。蓚酸塩を調製し、メタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点 132〜135℃。(実測値: C,53.31,H,5.64,N,12.5 9;C24306S・2(C224)・H2O・0.2(C410O)の計算値: C,53.42,H,5.91,N,12.98%),δ(360MHz,D2 O)2.00〜2.20(4H,m),2.18〜2.50(2H,m),2 .82(3H,s),2.84〜2.90(2H,m),3.0〜3.10(2 H,m),3.10〜3.20(2H,m),3.60〜3.80(3H,m) ,4.66(2H,s),7.16〜7.18(1H,m),7.30〜7.3 6(3H,m),7.61〜7.65(2H,m),7.75(1H,s),8 .88(2H,s),;m/e(ES+)435(M+1)+実施例31 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル アミノ]メチル}ピペリジン 1.5蓚酸水素塩 2水和物 実施例22(工程4)で記載したものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジンおよび(R)−2−フェニルグ リシノールから表記化合物を調製した。蓚酸塩を調製し、メタノール−ジエチル エーテルから再結晶した。融点143〜145℃。(実測値: C,56.83 ,H,6.92,N,13.49;C27346O・1.5(C224)・2. 0H2Oの計算値: C,57.22,H,6.56,N,13.35%),δ (360MHz,DMSO−d6)1.26(2H,m),1.61(1H,m ),1.73(1H,m),1.88(1H,m),1.97(2H,m),2 .37(1H,m),2.49(1H,m),2.60(2H,m),2.74 (2H,t),2.87(2H,m),3.25(2H,m), 3.41(1H,m),3.50(1H,m),3.75(1H,m),7.2 6〜7.36(7H,m),7.49(1H,d),7.79(1H,d),9 .01(2H,s),11.17(1H,s);m/e(ES)459(M++ 1)。 実施例32 (3S)−3−(4−(アセチルアミノ)ベンジルアミノ)メチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.6蓚酸水素塩 0.1水和物 a)(3S)−3−アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾー ル−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン(実施例7;0.277g,0.639mmol)、蟻酸アンモニウム(0 .218gm,3.46mmol)および10%Pd−C(0.28g)の無水 メタノール(20ml)中混合物を、62℃で0.75時間攪拌した。混合物を 25℃まで冷却し、セライトを通して 濾過することにより触媒を除去した。溶媒を減圧下に除去し、残渣をシリカゲル 上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/NH3(20:8:1) で溶離することにより表記化合物(0.145g,68%)を得た。δ(250 MHz,CDCl3)1.48〜1.59(1H,m,CH2のCH),2.03 〜2.14(1H,m,CH2のCH),2.29〜2.41(2H,m,2の CH2),2.63〜3.02(9H,m,4のCH2およびCH),7.14( 1H,dd,J=2.1および8.6Hz,Ar−H),7.21(1H,s, Ar−H),7.49(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.60(1 H,d,J=2.1Hz,Ar−H),8.54(2H,s,Ar−H)。 b)(3S)−3−(4−(アセチルアミノ)ベンジルアミノ)メチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン 2.6蓚酸水素塩 0.1水和物 前記アミノメチルピロリジン(0.14g,0.452mmol)のエタノー ル(10ml)中溶液に、p−アセトアミドベンズアルデヒド(0.074g, 0.452mmol)を添 加し、混合物を25℃で16時間攪拌した。ホウ水素化ナトリウム(17mg, 0.456mmol)を添加し、溶液を1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し 、残渣を水に排出し、2N HClで酸性化した。次に、混合物を飽和K2CO3 溶液で塩基性とし、酢酸エチル(×4)で抽出した。併せた有機抽出物をブライ ンで洗い、乾燥(Na2SO4)し、蒸発させた。残渣をシリカゲル上のクロメト グラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/NH3(70:8:1)で溶離するこ とにより表記化合物(73mg,35%)を得た。2.6蓚酸水素塩0.1水和 物を調製した。融点197〜199℃。(実測値: C,54.22,H,5. 50,N,14.12;C26317O・2.6(C224)・0.1H2Oの 計算値: C,54.04,H,5.29,N,14.14%):m/e458 (M+1)+;δ(250MHz,D6DMSO)1.66〜1.86(1H,m ,CH2のCH),2.05(3H,s,NHAc),2.12〜2.26(1 H,m,CH2のCH),2.62〜3.58(11H,m,5のCH2およびC H),4.06(2H,s,CH 2NH),7.34〜7.42(4H,m,A r−H),7.52(1H, d,J=8.6Hz,Ar−H),7.61(2H,d,J=8.4Hz,Ar −H),7.90(1H,d,J=2.0Hz,Ar−H),9.05(2H, s,Ar−H),10.08(1H,s,NH),11.30(1H,s,NH )。 実施例33 (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン 2.5蓚酸水素塩 0.5水和物 実施例2および7で記載された手順を用いて、(3S)−N−[(R)−1− フェネチル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン(J.Med.Chem. ,1990年,第33(1)巻,71頁)および中間体3から調製した。2.5 蓚酸水素塩0.5エーテル化物を調製した。融点230〜232℃。(実測値: C,55.88,H,6.02,N,12.94;C24286・2.5(C2 24)・0.5(Et2O)の計算値: C,56.18,H,5.78,N ,12.68%),m/e401(M+1)+;δ(360MHz,D6−DMS O)1.70〜1.84(1H,m,CH2のCH), 2.14〜2.26(1H,m,CH2のCH),2.68〜3.60(11H ,m,5のCH2およびCH),4.13(2H,s,CH 2Bn),7.35〜 7.54(8H,m,Ar−H),7.90(1H,s,Ar−H),9.04 (2H,s,Ar−H),11.30(1H,s,NH)。 実施例34 (3S)−3−(4−(ピリジル)メチル)アミノメチル−1−[2−(5−( 1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン 3.0蓚酸水素塩 0.7水和物 0.2エーテル化物 a)(3S)−N(H)−3−(4−(ピリジル)メチル)アミノメチルピロリ ジン 実施例5のbおよびcで記載された手順を用いて、(3R)−N−tert− ブチルオキシカルボニル−3−メチルスルホニルオキシメチルピロリジンおよび 4−アミノメチルピリジンから調製した。δ(250MHz,D4−MeOH) 1.33〜1.46(1H,m,CH2のCH),1.88〜2.04(1H, m,CH2のCH),2.21〜3.05(7H,m,3のCH2およびCH), 3.83(2H,s,CH 2− ピリジル),7.42〜7.45(2H,m,Ar−H),8.45〜8.48 (2H,m,Ar−H)。 b)(3S)−3−(4−(ピリジル)メチル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン 3.0蓚酸水素塩 0.7水和物 0.2エーテル化物 実施例2で記載した手順を用いて、中間体3および前記N(H)−ピロリジン から調製した。3.0蓚酸水素塩0.7水和物0.2エーテル化物を調製した。 融点213〜215℃。(実測値: C,51.00,H,5.15,N,13 .73;C23277・3.0(C224)・0.7H2O・0.2(Et2O) の計算値: C,51.20,H,5.25,N,14.03%),m/e40 2(M+1)+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.70〜1.84(1H ,m,CH2のCH),2.14〜2.26(1H,m,CH2のCH),2.6 6〜2.80(1H,m,CH2のCH),2.94〜3.62(10H,m, 4のCH2および2のCH),4.12(2H,s,CH 2−ピリジル),7.3 6(1H,dd,J=1.8および8.6Hz,Ar−H), 7.40(1H,s,Ar−H),7.49(2H,d,J=5.7Hz,Ar −H),7.53(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.90(1H, d,J=1.8Hz,Ar−H),8.61(2H,d,J=5.7Hz,Ar −H),9.04(2H,s,Ar−H),11.30(1H,s,NH)。 実施例35 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]アゼチジン 2.0 蓚酸水素塩 半水和物 a)N−tert−ブチルオキシカルボニルアゼチジン−3−オール アゼチジン−3−オール塩酸塩(J.Chem.Soc.,Chem.Com mun.,1968年,93;18.4g,168.1mmol)、(Boc)2 O(56g,256.6mmol)およびNEt3(52ml,373mmol )の無水THF(1000ml)中懸濁液を、室温で16時間攪拌した。溶媒を 減圧下に除去し、残渣をEtOAc(260ml)とH2O(200ml)と分 配した。水層を、さらにEtOAc(3×200ml)で抽出した。併せた抽出 物を乾燥 (Na2SO4)し、蒸発させ、粗生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーに 付しCH2Cl2/MeOH(95:5→90:10)で溶離することにより表記 生成物(16.9g,58%)を得た。δ(250MHz,CDCl3)1.4 3(9H,s,(Me)3),3.28(1H,br s,OH),3.77〜 3.83(2H,m,CH2),4.10〜4.17(2H,m,CH2),4. 50〜4.62(1H,m,CH)。 b)N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−シアノアゼチジン 塩化メタンスルホニル(4.7ml,60mmol)を、攪拌下に、前記アル コール(7.0g,40mmol)の乾燥ピリジン(40ml)中溶液に+20 ℃で添加した。混合物を4時間攪拌し、次に溶媒を減圧下に除去した。残渣をE tOAc/H2Oに分配し、水層をEtOAc(×2)で抽出した。併せた抽出 物を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて所望のメシレート(10.2g,100 %)を得た。メシレート(2.5g,10mmol)およびテトラ−n−ブチル アンモニウムシアニド(8.0g,30mmol)の無水トルエン(80ml) 中混合物を64時間加熱還流した。混合液を室温まで冷却し、 EtOAc/H2Oに分配した。水層をEtOAc(×2)で抽出し、併せた抽 出物を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフ ィーに付し40%EtOAc/石油エーテルで溶離することにより表記ニトリル (1.15g,80%)を得た。δ(250MHz,CDCl3)1.45(9 H,s,(Me)3),3.33〜3.46(1H,m,CH),4.11〜4 .25(4H,m,2のCH2)。 c)N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ホルミルアゼチジン 水素化ジオソブチルアルミニウム(トルエン中1.0M溶液の39.8ml, 39.8mmol)を、前記ニトリル(3.63g,19.9mmol)の無水 THF(100ml)中溶液に、0℃で攪拌下にゆっくりと添加した。混合液を 室温まで温まるまで放置し、2時間攪拌した。反応液を、EtOAc(40ml )およびNH4Cl水溶液(40ml)の添加によりクエンチし、EtOAc/ H2Oに分配した。水層を、さらにEtOAc(×3)で抽出し、併せた抽出物 を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させた。残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィ ーに付し65%EtOAc/石油エーテルで溶離すること により精製して所望のアルデヒド(1.35g,37%)を得た。δ(250M Hz,CDCl3)1.45(9H,s,(Me)3),3.30〜3.42(1 H,m,CH),4.05〜4.17(4H,m,2のCH2),9.85(1 H,d,J=2.1Hz,CHO)。 d)N−(1H)−3−(ベンジルアミノ)メチルアゼチジン シアノホウ水素化ナトリウム(1.15g,18.3mmol)を、室温で、 ベンジルアミン(1.04ml,9.5mmol)および氷酢酸(2.10ml ,36.7mmol)の乾燥メタノール(150ml)中溶液に添加した。溶液 を0℃まで冷却し、前記アルデヒド(1.35g,7.3mmol)のメタノー ル(50ml)中溶液を添加した。混合液を室温まで温め、20時間攪拌した。 揮発分を減圧下に除去し、残渣をEtOAc/K2CO3水溶液に分配した。水層 をEtOAc(×3)で抽出し、併せた抽出物を乾燥し、蒸発させた。粗生成物 を、シリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH(95:5 →92:8)で溶離することにより所望のN−ベンジルアミノアゼチジン(1. 5g,73%)を得た。蟻酸(99%,18ml)とH2O(2ml)との混合 物 を、0℃で、N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(ベンジルアミノ) メチルアゼチジン(1.5g,5.3mmol)に添加した。混合液を室温まで 温め、16時間攪拌し、溶媒を減圧下に除去した。残渣に飽和K2CO3水溶液( 25ml)を添加し、BuOH(5×25ml)で抽出した。併せた抽出物を蒸 発させ、残渣をCH2Cl2(50ml)で抽出し、濾過して無機分を除去した。 濾液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて表記化合物(0.512g,55%) を得た。δ(360MHz,CDCl3)2.85(2H,s,C 2Ph),3 .36〜3.39(1H,m,CH),3.57〜3.72(4H,m,2のC H2),3.79(2H,s,CH2),7.23〜7.34(5H,m,Ar− H)。 e)3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]アゼチジン 2 .0蓚酸水素塩 半水和物 塩化メタンスルホニルクロリド(360μl,4.65mmol)を、攪拌下 に、2−[5−((1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]エチルアルコール(中間体3;0.7g,3.07mmol)の乾 燥ピリジ ン(17ml)中溶液に−20℃で添加した。混合物をこの温度で0.25時間 攪拌し、次に室温まで温め、16時間攪拌した。反応混合物を、H2O(50m l)の添加によりクエンチし、次にEtOAc(50ml)およびCH2Cl2( 2×50ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて 残渣を、シリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH(9: 1)で溶離することにより所望のメシレート(0.59g,63%)を得た。メ シレート(0.39g,1.2ml)を、攪拌下に、N−(1H)−3−(ベン ジルアミノ)メチルアゼチジン(0.269g,1.53mmol)、K2CO3 (0.49g,3.55mmol)およびNaI(0.18g,1.20mmo l)のIPA(40ml)中懸濁液に添加した。混合液を18時間加熱還流し、 室温まで冷却し、溶媒を減圧下に除去した。残渣を、CH2Cl2/H2Oに分配 し、水層を、さらにCH2Cl2(×3)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(Na2 SO4)し、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2 Cl2/MeOH/NH3(50:8:1)で溶離することにより表記生成物(0 .135g,27%)を得た。2.0蓚酸水素塩 半水和物を調製した。融点156〜158℃。(実測値: C,55.98,H ,5.50,N,14.40;C23266・2(C224)・0.5H2Oの 計算値: C,56.34,H,5.43,N,14.60%);m/e387 (M+1)+;δ(360MHz,D6−DMSO)2.80〜3.22(5H, m,2のCH2およびCH),3.36〜3.44(2H,m,CH2),3.7 6〜3.86(2H,m,CH2),3.98〜4.08(4H,m,2のCH2 ),7.28〜7.48(7H,m,Ar−H),7.52(1H,d,J=8 .7Hz,Ar−H),7.89(1H,d,J=1.8Hz,Ar−H),9 .04(2H,s,Ar−H),11.31(1H,s,NH)。 実施例36 4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン 蓚酸水素 a)3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル]プロパン−1−オール 4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒ ドラジン(25g,143mmol)のジオキサン(250ml)中溶液を、ジ ヒドロピラン(24g,286mmol)および続いて1M塩酸(150ml) で処理し、18時間加熱還流した。反応混合物を蒸発させ、トルエンで処理し、 次に再蒸発させた。メタノールとアセトニトリルとの混合物で残渣を処理するこ とにより無機固体を除去した。母液を、シリカ上のカラムクロマトグラフィーに 付し溶離液としてジクロロメタン/メタノール(9:1→4:1)を用いること により精製した。化合物をアセトニトリルから再結晶することにより表記化合物 (10.24g,30%)を無色固体として得た。融点205〜207℃。(実 測値: C,64.37,H,5.76,N,22.83;C13144Oの計 算値: C,64.45,H,5.82,N,23.13%);δ(360MH z,d6−DMSO)1.81(2H,q,J=7Hz,CH2),2.75(2 H,t,J=8Hz,CH2),3.46(2H,dt,J1=6,J2=5Hz ,CH2),4.43(1H,t,J=5Hz,OH),7.26(1H,d, J=2Hz,Ar−H),7.29(1H,dd,J1=9,J2=2Hz,Ar −H),7.47(1H,d,J=9Hz,Ar−H), 7.77(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.01(2H,s,トリアゾ ール−H),11.05(1H,br s,インドール−NH);MS,CI+ ,m/z=243((M+H)+として)。 b)4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン 蓚酸 水素塩 窒素雰囲気下に攪拌された前記インドール(300mg,1.24mmol) の無水テトラヒドロフラン(30ml)中微細懸濁液を、トリエチルアミン(0 .35ml,2.48mmol)および続いて塩化メタンスルホニル(0.2m l,2.48mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1.5時間攪拌し 、濾過し、次に蒸発乾固した。残渣をジクロロメタン(40ml)と水(30m l)とに分配した。有機層を分離し、水(30ml)で洗い、次に乾燥(硫酸ナ トリウム)し、蒸発乾固してメシレートを暗黄色半固体として得た。メシレート をプロパン−2−オール(70ml)に溶解し、次に炭酸カリウム(514mg ,3.72mmol)および4−ベンジル−4−ヒドロキシピペリジン(712 mg,3.72mmol)で 処理し、攪拌下に24時間加熱還流した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣をジク ロロメタン(50ml)と水(30ml)とに分配した。有機層を分離し、水( 30ml)で洗い、乾燥(炭酸カリウム)し、次に蒸発させてオレンジ色のガム を得、それをシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付しジクロロメタン/メタ ノール/アンモニア(20:1:0.1〜8:1:0.1)を用いることにより 精製して表記生成物の遊離塩基を粘性無色ガム(302mg,59%)として得 た。蓚酸水素塩の融点は117〜119℃であった(プロパン−2−オール/エ タノール(2:1))。(実測値: C,62.05,H,6.22,N,12 .17;C25295O・1.3(C224)・0.4(CH32CHOHの計 算値: C,62.15,H,6.30,N,12.58%).δ(360MH z,d6−DMSO)1.55(2H,d,J=12Hz,CH2),1.74( 2H,dd,J1=J2=12Hz,CH2),1.98〜2.05(2H,m, CH2),2.72〜2.75(4H,m,CH 2−インドールおよびCH 2−フ ェニル),2.96〜3.10(4H,m,2×CH2),3.20〜3.32 (2H,m,CH2),7.20〜7.3 3(7H,m,Ar−H),7.49(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7 .79(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.01(2H,s,トリアゾー ル−H),11.19(1H,s,インドール−NH);MS,ES+,m/e =416(遊離塩基の(M+H)+)。 実施例37 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]アゼチジン 2. 0蓚酸水素塩 0.1エーテル化物 1水和物 実施例35に示したN−(1H)−3−(ベンジルアミノ)メチルアゼチジン および3−(5−[1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1H−インドール −3−イル)プロパン−1−オールから調製した。2.0蓚酸水素塩0.1エー テル化物1水和物を調製した。融点151〜154℃。(実測値: C,56. 61,H,6.06,N,13.57;C24286・2(C224)・0.1 (Et2O)・1.0H2Oの計算値: C,56.29,H,5.82,N,1 3.87%),m/e=401(M+1)+,δ(360MHz,d6− DMSO)1.74〜1.88(2H,m,CH2),2.75(2H,t,J =7.5Hz,CH2),2.98〜3.14(5H,m,CHおよび2のCH2 ),3.77(2H,t,J=7.5Hz,CH2),3.96〜4.06(4 H,m,2のCH2),7.31〜7.44(7H,m,Ar−H),7.50 (1H,d,J=8.5Hz,Ar−H),7.80(1H,d,J=1.6H z,Ar−H),9.02(2H,s,Ar−H),11.18(1H,s,N H)。 実施例38 4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−[3−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル]ピペ リジン a)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−(tert−ブチルオキシカルボニル アミノ)メチルピペリジン 4−アミノメチル−1−ベンジル−4−ヒドロキシピペリジン(Synth. Commun.,1994年,第24(10)巻,1483頁)(11g,50 mmol)のジクロロメタン(300ml)中溶液に、攪拌下、ジ−tert− ブチルジカーボネート(11g,50mmol)を添加した。溶液を周囲 温度で一晩攪拌し、次に10%炭酸カリウム水溶液(150ml)でクエンチし た。有機層を傾瀉し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、高減圧下に蒸発させた。残渣 を、シリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し溶離液としてジクロロメタン/ メタノールを用いることにより表記化合物(11.6g,70%)を得た。融点 109〜112℃。δ(250MHz,d6−DMSO)1.16〜1.47( 4H,m,2のCH2),1.27(9H,s,OC(Me)3),2.09〜2 .26(2H,m,CH2),2.29〜2.44(2H,m,CH2),2.8 0(2H,d,J=6Hz,CH2),3.25(2H,s,CH2),4.09 (1H,s,OH),6.49(1H,t,J=6Hz,NH),7.08〜7 .26(5H,m,Ar−H);MS,m/e=321((M+H)+)。 b)4−ヒドロキシ−4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル ピペリジン 前記アミン(12.5g,39mmol)のメタノール(300ml)中溶液 に、メタノール(20ml)中の炭素担持10%パラジウム(2.5g)、およ び蟻酸アンモニウム(7g,11mmol)を添加した。懸濁液を周囲温度で3 時間攪拌し、 次に触媒を濾去し、メタノールで洗った。溶媒を減圧下に蒸発させ、残渣をジク ロロメタンで研磨した。得られた固体を飽和炭酸カリウム水溶液に溶解し、ジク ロロメタン(×2)で抽出した。併せた有機分を乾燥(硫酸ナトリウム)し、蒸 発させて所望の生成物(7g,78%)を固体として得た。融点136〜138 ℃。δ(360MHz,d6−DMSO)1.22〜1.48(4H,m,2の CH2),1.38(9H,s,OC(Me)3),2.52〜2.62(2H, m,CH2),2.62〜2.76(2H,m,CH2),2.88(2H,d, J=6Hz,CH2),4.12(1H,s,OH),6.49(1H,t,J =6Hz,NH),MS,m/e=231((M+H)+)。 c)4−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ −1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピルピペリジン 実施例36で記載した工程aおよびbの化合物から表記化合物を得た(2.7 g,60%)。融点86℃(焼結)(実測値: C,60.43,H,7.79 ,N,16.95;C2434 63・H2O・0.4(CH3OH)の計算値: C,60.33,H,7.8 1,N,17.31%;δ(250MHz,d6−DMSO)1.26〜1.5 6(4H,m,2のCH2),1.37(9H,s,OC(Me)3),1.72 〜1.90(2H,m,CH2),2.14〜2.54(6H,m,3のCH2) ,2.70(2H,t,J=7Hz,CH2),2.89(2H,d,J=6H z,CH2),4.15(1H,s,OH),6.56(1H,br t,NH ),7.25〜7.32(2H,m,Ar−H),7.47(1H,d,J=8 Hz,Ar−H),7.77(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.02( 2H,s,Ar−H),11.08(1H,s,NH);MS,m/e=455 ((M+H)+)。 d)4−アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−[3−[5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル]ピペリジン 前記生成物(2.5g,5.5mmol)のジクロロメタン(50ml)中溶 液に、トリフルオロ酢酸(4.2ml,55mmol)を添加した。混合物を周 囲温度で一晩攪拌し、次に、さらにトリフルオロ酢酸(4.2ml,55mmo l)を添加 し、混合物を35℃で1.5時間攪拌した。溶媒および過剰の試薬を減圧下に蒸 発させ、残渣を最少量のメタノールに溶解し、ジエチルエーテル(2×10ml )で洗った。メタノールを減圧下に蒸発させ、残渣を10%炭酸カリウム水溶液 とn−ブタノールとに分配した。水層をn−ブタノール(×3)で再抽出した。 併せた有機分を蒸発乾固し、低融点固体を粗生成物のまま次の反応に用いた。M S,m/e=355((M+H)+);δ(250MHz,d6−DMSO)1. 32〜1.50(4H,m,2のCH2),1.72〜1.88(2H,m,C H2),2.17〜2.36(4H,m,2のCH2),2.36〜2.55(2 H,m,CH2),2.34(2H,s,CH2),2.70(2H,t,J=7 Hz,CH2),7.24〜7.32(2H,m,Ar−H),7.48(1H ,d,J=8Hz,Ar−H),7.78(1H,d,J=2Hz,Ar−H) ,9.02(2H,s,Ar−H),11.21(1H,s,NH)。 e)4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−[3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル] ピペリジン 前記アミン(400mg,1.1mmol)のメタノール (10ml)中溶液に、攪拌下、ベンズアルデヒド(100μl,1mmol) 、氷酢酸(100μl,1.7mmol)およびシアノホウ水素化ナトリウム( 69mg,1.1mmol)を添加した。黄色固体を室温で一晩攪拌し、次に1 0%炭酸カリウム水溶液(5ml)を添加した。混合物を減圧下に蒸発させ、残 渣を10%炭酸カリウム水溶液とn−ブタノールとに分配した。水層を、n−ブ タノールで一回、再抽出した。併せた有機分を蒸発乾固させて泡状物を得、それ をシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付し溶離液としてジクロロメタン/メ タノール/アンモニアを用いることにより表記化合物(200mg,41%)を 得た。融点>60℃(焼結)。(実測値: C,67.55,H,7.04,N ,17.75:C26376O・H2Oの計算値: C,67.51,H,7.4 1,N,18.17%;δ(360MHz,d6−DMSO)1.40〜1.5 8(4H,m,2のCH2),1.74〜1.86(2H,m,CH2),2.2 0〜2.55(6H,m,3のCH2),2.39(2H,s,CH2),2.7 0(2H,t,J=7Hz,CH2),3.71(2H,s,CH2),4.01 (1H,s,OH),7.17〜7.32(7H,m, Ar−H),7.46(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.76(1H, d,J=2Hz,Ar−H),9.00(2H,s,Ar−H),11.05( 1H,s,NH);MS,m/e=445((M+H)+)。 実施例39 4−[(N−ベンジル−N−メチル)アミノ]メチル−4−ヒドロキシ−1−[ 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル]プロピル]ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−[3−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル]ピ ペリジン(150mg,0.34mmol)のメタノール(8ml)中溶液に、 水中38%ホルムアルデヒド(27μl,0.37mmol)、氷酢酸(85μ l,1.48mmol)およびシアノホウ水素化ナトリウム(23mg,0.3 7mmol)を添加した。溶液を室温で一晩攪拌し、10%炭酸カリウム水溶液 (5ml)を添加した。混合物を蒸発乾固し、残渣を10%炭酸カリウム水溶液 とジクロロメタンとに分配した。水層を、ジクロロメタン (×3)で再抽出した。併せた有機分を乾燥(硫酸ナトリウム)し、蒸発させて 所望の生成物(130mg,83%)を得た。蓚酸塩の融点は132℃より高か った(焼結)。(実測値: C,57.17,H,6.17,N,12.59; C27346O・2(CO2H)2・0.75H2Oの計算値: C,57.09, H,6.10,N,12.89%);δ(360MHz,d6−DMSO)1. 64〜1.86(4H,m,2のCH2),1.98〜2.12(2H,m,C H2),2.31(3H,s,CH,),2.5(2H,s,CH2),2.76 (2H,br t,CH2),3.0〜3.17(4H,m,2のCH2),3. 23〜3.40(2H,m,CH2),3.68(2H,s,CH2),7.20 〜7.40(7H,m,Ar−H),7.50(1H,d,J=8Hz,Ar− H),7.80(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.02(2H,s,A r−H),11.19(1H,s,NH);MS,m/e=459((M+H)+ )。 実施例40 3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]アゼチ ジン 1.5蓚酸水素塩 1.5水和物 表記化合物を実施例35の化合物およびホルムアルデヒドから通常の還元アミ ノ化手順を用いて調製した。1.5蓚酸水素塩1.5水和物を調製した。融点1 25〜131℃。(実測値: C,56.78,H,6.15,N,14.13 ;C24286・1.5(C224)・1.5H2Oの計算値: C,56.4 8,H,5.94,N,14.36%;m/e=401(M+1)+;δ(36 0MHz,d6−DMSO)2.13(3H,s,Me),2.71(2H,d ,J=7.6Hz,C 2NMe),2.90〜3.08(3H,m,CHおよ びCH2),3.36〜3.46(2H,m,CH2),3.54(2H,s,C 2 Ph),3.77(2H,t,J=7.5Hz,CH2),4.09(2H, t,J=7.5Hz,CH2),7.22〜7.40(7H,m,Ar−H), 7.53(1H,d,J=8.7Hz,Ar−H),7.88(1H, s,Ar−H),9.03(2H,s,Ar−H),11.29(1H,s,N H)。 実施例41 (3S)−3−(N−[R]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[2− [5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.5水和物 0.2ジエチルエー テル化物 a)(3S)−N(H)−3−(N−[R]−α−メチルベンジル)アミノメチ ルピロリジン 実施例5のbおよびcに記載の手順を用いて、(3R)−N−tert−ブチ ルオキシカルボニル−3−(メチルスルホニルオキシメチル)ピロリジンおよび (R)−α−メチルベンジルアミンから調製した。 b)(3S)−3−(N−[R]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[ 2−(5−1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル)エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.5水和物 0.2ジエチルエ ーテル化物 メタンスルホニルクロリド(1.44g,12.6mmol) を、攪拌下に、中間体3(1.91g,8.4mmol)の無水ピリジン(60 ml)中懸濁液に−20℃で添加した。混合物を室温まで温め2時間攪拌した。 ピリジンを減圧下に除去し、水(100ml)を添加し、混合物をCH2Cl2( 3×75ml)で抽出した。併せた抽出物を乾燥(MgSO4)し、溶媒を減圧 下に除去し、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しMeOH/CH2 Cl2(9:1)で溶離することにより所望のメシレート(1.50g,60% )を得た。前記メシレート(0.308g,1.0mmol)、(3S)−N( H)−3−(N−[R]−α−メチルベンジル)アミノメチルピロリジン(0. 35g,1.71mmol)およびK2CO3(0.414g,3.0mmol) のIPA(25ml)中混合物を、4時間加熱還流した。溶媒を減圧下に除去し 、残渣をCH2Cl2中に排出し、H2O(×3)で洗った。有機層を乾燥(Mg SO4)し、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2C l2/MeOH/NH3(80:8:1)で溶離することにより表記生成物(0. 206g,50%)を得た。2.5蓚酸水素塩0.5水和物0.2ジエチルエー テル化物を調製した。融点192〜194℃。(実測値: C,55.61,H ,5.84,N,12.68; C25306・2.5(C224)・0.5H2O・0.2(Et2O)の計算値 : C,55.76,H,5.77,N,12.67%);m/e=415(M +1)+実施例42 (3S)−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.6水和物 0.1ジエチルエー テル化物 実施例41に記載のように中間体3から調製した。融点191〜193℃。( 実測値: C,55.31,H,5.69,N,12.54;C25306・2 .5(C224)・0.6H2O・0.1(Et2O)の計算値: C,55. 65,H,5.68,N,12.81%);m/e=415(M+1)+実施例43 (3S)−3−(N−フラン−3−イルメチル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.65ジエチルエーテル化物 a)(3S)−N(H)−3−(N−フラン−3−イルメチル)アミノメチルピ ロリジン 実施例5のbおよびcに記載の手順を用いて、(3R)−N−tert−ブト キシカルボニル−3−(メチルスルホニルオキシメチル)ピロリジンおよび3− フランメチルアミンから調製した。 b)(3S)−3−(N−フラン−3−イルメチル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.65ジエチルエーテル化物 実施例41で記載した前記ピロリジンおよび中間体3から調製した。(実測値 : C,53.81,H,5.97,N,12.69;C2226NO6・2.5 (C224)・0.65(Et2O)の計算値: C,53.56,H,5.6 9,N,12.66%);δ(360MHz,d6−DMSO)1.70〜1. 84(1H,m,CH2のCH),2.14〜2.26(1H,m,CH2のCH ),2.68〜2.80(1H,m,CH),2.94〜3.24(5H,m, 2のCH2およびCH2のCH),3.26〜3.58(5H,m,2の CH2),4.02(2H,s,CH2),6.65(1H,s,Ar−H),7 .37(1H,dd,J=2.1および8.7Hz,Ar−H),7.40(1 H,s,Ar−H),7.53(1H,d,J=8.7Hz,Ar=H),7. 72(1H,s,Ar−H),7.81(1H,s,Ar−H),7.91(1 H,d,J=2.1Hz,Ar−H),9.05(2H,s,Ar−H),11 .31(1H,s,NH)。 実施例44 (3S)−3−(N−フラン−3−イルメチル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.5水和物 実施例43に記載のように調製した。(実測値: C,51.92,H,5. 28,N,13.32;C22266O・2.5(C224)・0.5H2Oの 計算値: C,51.92,H,5.16,N,13.46%);δ(360M Hz,d6−DMSO)1.70〜1.84(1H,m,CH2のCH),2.1 2〜2.24(1H,m,CH2のCH),2.64〜2.78(1H,m,C H),2.98(2H,d,J =6.8Hz,CH2),3.04〜3.58(8H,m,4のCH2),4.1 6(2H,s,CH2),6.51(1H,dd,J=3.2および1.6Hz ,Ar−H),6.57(1H,d,J=3.2Hz,Ar−H),7.36( 1H,dd,J=2.1および8.7Hz,Ar−H),7.40(1H,s, Ar−H),7.52(1H,d,J=8.7Hz,Ar−H),7.74(1 H,d,J=1.6Hz,Ar−H),7.90(1H,s,Ar−H),9. 04(2H,s,Ar−H),11.31(1H,s,NH)。 実施例45 (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 0.1水和物 1. (3S)−N(H)−3−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル ]アミノメチルピロリジン a)(3S)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(R)−α(ヒド ロキシメチル)ベンジル]アミノメチルピロリジン (R)−(−)−フェニルグリシノール(2.20g,16.1mmol)お よび(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−メチルスルホニル オキシメチルピロリジン(1.0g,3.58mmol)のトルエン(20ml )中溶液を、密封圧力管(アルドリッヒ製)内において150℃で6時間加熱し た。次に溶媒を減圧下に除去し、残渣を酢酸エチル(200ml)中に排出し、 水(×4)で洗った。有機層を乾燥(MgSO4)し、蒸発させ、粗生成物をシ リカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH(97:3)で溶 離することにより表記−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミノメチルピロリ ジン(1.0g,87%)を得た。δ(360MHz,CDCl3)1.45( 9H,s,OC(Me)3),1.52〜2.60(5H,m,CH2およびCH ),2.90〜3.76(7H,m,3のCH2およびCH),7.25〜7. 39(5H,m,Ar−H)。 b)(3S)−N(H)−3−[(R)−α−ヒドロキシメチル)ベンジル]ア ミノメチルピロリジン 実施例5のcに記載の手順を用いて、前記N−Bocピロリジンから調製した 。δ(250MHz,CDCl3)1.25 〜1.45(1H,m,CH2のCH),1.83〜1.97(1H,m,CH2 のCH),2.14〜2.61(4H,m,2のCH2),2.80〜3.09 (3H,m,CH2およびCH),3.46〜3.76(3H,m,CH2および CH),7.25〜7.38(5H,m,Ar−H)。 2. (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミ ノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 0.1水和物 実施例41に記載の手順を用いて前記ピロリジンおよび中間体3から調製した 。融点158℃。(実測値: C,55.11,H,5.58,N,12.85 ;C25306O・2.4(C224)・0.1H2Oの計算値: C,55. 20,H,5.44,N,12.96%);m/e=431(M+1)+;δ( 360MHz,D6−DMSO)1.64〜1.76(1H,m,CH2のCH) ,2.12〜2.24(1H,m,CH2のCH),2.64〜2.76(2H ,m,CH2),2.88〜2.94(1H,m,CH),3.04〜3.14 (3H,m,CH2およびCH2のCH),3.3 0〜3.42(3H,m,CH2およびCH2のCH),3.46〜3.56(1 H,m,CH2のCH),3.73(2H,d,J=5.7Hz,CH2),4. 12〜4.16(2H,m,CH2),7.34〜7.54(8H,m,Ar− H),7.90(1H,s,Ar−H),9.04(2H,s,Ar−H),1 1.31(1H,s,NH)。 実施例46 (3S)−3−[N−(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 0.1水和物 a)(3S)−N(H)−3−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル] アミノメチルピロリジン 実施例45のIaに記載の手順を用いて(S)− (+)−フェニルグリシノ ールおよび(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−メチルスル ホニルオキシメチルピロリジンから調製した。 b)(3S)−3−[N−(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノ メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 0.1水和物 実施例41に記載の手順を用いて、中間体3および前記ピロリジンから調製し た。融点155℃。(実測値: C,55.35,H,5.71,N,12.8 2;C25306O・2.4(C224)・0.1H2Oの計算値: C,55 .20,H,5.44,N,12.96%);m/e=431(M+1)+実施例47 (3S)−3−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシ)エチル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 a)(3S)−N(H)−3−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシ)エチル ]アミノメチルピロリジン 実施例5のbおよびcに記載の手順を用いて、N−ベンジルエタノールアミン および(3R)−N−tert−ブチルオキ シカルボニル−3−メチルスルホニルオキシメチルピロリジンから調製した。δ (250MHz,CDCl3)1.24〜1.60(2H,m,CH2),1.8 2〜1.94(2H,m,CH2),2.26〜3.06(9H,m,4のCH2 およびCH),3.56〜3.60(2H,m,CH2),7.20〜7.36 (5H,m,Ar−H)。 b)(3S)−3−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシ)エチル]アミノメ チル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 実施例41に記載の手順を用いて、中間体3および前記ピロリジンから調製し た。融点117℃。(実測値: C,55.93,H,5.39,N,12.5 0;C26326O・2.4(C224)の計算値: C,55.99,H,5 .61,N,12.72%);m/e=445(M+1)+;δ(360MHz ,D6−DMSO)1.56〜1.70(1H,m,CH2のCH),2.04〜 2.16(1H,m,CH2のCH),2.52〜2.68(7H,m,3のC H2およびCH),3.04〜3.12(2H,m,CH2),3.28 〜3.52(6H,m,3のCH2),3.68(2H,ABq,J=14Hz ,CH2),7.20〜7.34(5H,m,Ar−H),7.38(1H,d d,J=8.6および1.5Hz,Ar−H),7.53(1H,d,J=8. 6Hz,Ar−H),7.89(1H,d,J=1.5Hz,Ar−H),9. 03(2H,s,Ar−H),11.31(1H,s,NH)。 実施例48 (3S)−3−(N−フェネチル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン 2.5蓚酸水素塩 半水和物 a)(3S)−N(H)−3−(N−フェネチル)アミノメチルピロリジン 実施例5のbおよびcに記載の手順を用いて、フェネチルアミンおよび(3R )−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−メチルスルホニルオキシメチ ルピロリジンから調製した。 b)(3S)−3−(N−フェネチル)アミノメチル−1− [2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル)エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 半水和物 実施例41に記載の手順を用いて、前記ピロリジンおよび中間体3から調製し た。融点189〜190℃。(実測値: C,55.59,H,5.55,N, 12.85;C25306・2.5(C224)・H2Oの計算値: C,55 .55,H,5.59,N,12.96%);m/e=415(M+1)+;δ (360MHz,D6−DMSO)1.74〜1.86(1H,m,CH2のCH ),2.14〜2.26(1H,m,CH2のCH),2.68〜3.60(1 5H,m,CHおよび7のCH2),7.22〜7.40(7H,m,Ar−H ),7.53(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.92(1H,d, J=1.5Hz,Ar−H),9.05(2H,s,Ar−H),11.30( 1H,s,NH)。 実施例49 (3S)−3−(N−フェネチル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.1ジエチルエーテル化物 a)(3S)−N(H)−3−(N−フェネチル−N−メチル)アミノメチルピ ロリジン 実施例5のbおよびcに記載の手順を用いて、N−フェネチル−N−メチルア ミンおよび(3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−メチルスル ホニルオキシメチルピロリジンから調製した。 b)(3S)−3−(N−フェネチル−N−メチル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.1ジエチルエーテル化物 実施例41に記載の手順を用いて、前記ピロリジンおよび中間体3から調製し た。融点168〜170℃。(実測値: C,57.02,H,5.71,N, 12.78;C26326・2.5(C224)・0.1(ジエチル エーテル )の計 算値: C,57.05,H,5.79,N,12.71%);m/e=429 (M+1)+実施例50 (3S)−3−(N−α−ジメチルベンジル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン 2.45蓚酸水素塩 0.1ジエチルエーテル化物 通常の手順を用いて、中間体3および(3R)−N−tert−ブチルオキシ カルボニル−3−メチルスルホニルオキシメチルピロリジンから調製した。融点 172〜174℃。(実測値:C,57.15,H,5.94,N,13.14 ;C26326・2.45(C224)・0.1(ジエチルエーテル)の計算値 : C,57.26,H,5.82,N,12.80%),m/e=429(M +1)+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.61(6H,s,2のCH2 ),1.61〜1.70(1H,m,CH2のCH),2.10〜2.21(1 H,m,CH2のCH),2.54〜2.62(3H,m,CH,およびCH) ,2.96〜3.48(8H,m,4のCH2),7.30〜7.57(8H, m,Ar−H), 7.84(1H,d,J=1.8Hz,Ar−H),8.92(2H,s,Ar −H),11.12(1H,s,NH)。 実施例51 (3S)−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.2水和物 a)2−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール− 3−イル]エチルアルコール 実施例3に記載のように4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリ ン(EP497512)から調製した。δ(250MHZ,D6−DMSO)2 .89(2H,t,J=7.2Hz,CH2),3.64〜3.74(2H,m ,CH2),4.67(1H,t,J=5.3Hz,OH),7.29(1H, d,J=2.3Hz,Ar−H),7.47(1H,dd,J=8.7および1 .5Hz,Ar−H),7.53(1H,dd,J=8.7および2.3Hz, Ar−H),7.95(1H,d,J=1.9Hz,Ar−H),8.19(1 H,s,Ar−H),9.19(1H,s,Ar−H), 11.10(1H,s,NH)。 b)(3S)−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 0.2水和物 実施例41に記載のように、2−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび(3S)−N(H )−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチルピロリジンから調製 した。融点203〜204℃。(実測値: C,55.95,H,5.51,N ,13.11;C25306・2.5(C224)・0.2H2Oの計算値: C,56.02,H,5.55,N,13.07%),m/e=415(M+1 )+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.54(3H,d,J=6.7Hz ,CH3),1.60〜1.74(1H,m,CH2のCH),2.11〜2.2 2(1H,m,CH2のCH),2.60〜3.56(10H,m,4のCH2お よび2のCH2のCH),4.24〜4.30(2H,m,CH2),7.34〜 7.56(8H,m,Ar−H),8.03(1H,s, Ar−H),8.19(1H,s,Ar−H),9.19(1H,s,Ar−H ),11.28(1H,s,NH)。 実施例52 (3S)−3−[N−[R]−α(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドー ル−3−イル)エチル]ピロリジン 2.0蓚酸水素塩 0.3水和物 実施例41に記載の手順を用いて、2−[5−(1,2,4−トリアゾール− 1−イル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび(3S)− N(H)−3−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチルピ ロリジンから調製した。融点173〜174℃。(実測値: C,56.57, H,5.77,N,13.57;C25306O・2.0(C224)・0.3 H2Oの計算値: C,56.54,H,5.66,N,13.64%),m/ e=431(M+1)+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.62〜1.7 6(1H,m,CH2のCH),2.10〜2.22(1H,m,CH2のCH) ,2.56〜2.72(2H,m,CHおよびCH2のCH),2.80〜2. 90(1H,m,CH2 のCH),3.02〜3.52(7H,m,3のCH2およびCH),3.64 〜3.70(2H,m,CH2),4.02〜4.06(2H,m,CH2),7 .32〜7.57(8H,m,Ar−H),8.03(1H,s,Ar−H), 8.20(1H,s,Ar−H),9.18(1H,s,Ar−H),11.2 8(1H,s,NH)。 実施例53 (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピ ロリジン 2.4蓚酸水素塩 a)2−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インド ール−3−イル]エチルアルコール 中間体3について記載したように、4−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ルメチル)アニリン(EP497512)から調製した。δ(250MHz,D4 −MeOH)2.96(2H,t,J=7.2Hz,CH2),3.80(2H ,t,J=7.2Hz,CH2),5.46(2H,s,CH2),7.08(1 H,dd,J=1.7および8.6Hz,Ar− H),7.11(1H,s,Ar−H),7.33(1H,d,J=8.6Hz ,Ar−H),7.58〜7.59(1H,d,J=1.7Hz,Ar−H), 7.97(1H,s,Ar−H),8.44(1H,s,Ar−H)。 b)(3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン 2.4蓚酸水素塩 実施例41について記載したように、2−[5−(1,2,4−トリアゾール −1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび( 3S)−N(H)−3−N−(ベンジル)アミノメチルピロリジンから調製した 。融点154〜156℃。(実測値: C,56.92,H,5.49,N,1 3.40;C25306・2.4(C224)の計算値: C,56.76,H ,5.56,N,13.33%),m/e415(M+1)+,δ(360MH z,D6−DMSO)1.72〜1.86(1H,m,CH2のCH),2.15 〜2.28(1H,m,CH2のCH),2.70〜2.84(1H,m,CH ),3.00〜3.62(10H,m,5 のCH2),4.16(2H,s,CH2),5.44(2H,s,CH2),7 .07(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.27(1H,s,Ar− H),7.35(1H,d,J=8.6Hz,Ar−H),7.40〜7.54 (5H,m,Ar−H),7.63(1H,s,Ar−H),7.95(1H, s,Ar−H),8.64(1H,s,Ar−H),11.07(1H,s,N H)。 実施例54および55のものは、2−[5−(1,2,4−トリアゾール−1 −イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび適当な ピロリジンから調製した。 実施例54 (3S)−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3 −イル)エチル]ピロリジン 2.35蓚酸水素塩 0.1ジエチルエーテル化 mp:195〜197°C,(実測値: C,56.99,H,5.65,N ,13.16;C26326・2.35(C224)・0.3(H2O)・O. 1(ジエチルエーテル)の計算値: C,57.21,H,5.91,N, 12.87%),m/e429(M+1)+実施例55 (3S)−3−(N−[R]−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H− インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.25蓚酸水素塩 mp:102〜105℃,(実測値: C,56.60,H,5.79,N, 13.02;C26326O・2.25(C224)の計算値: C,56.6 1,H,5.69,N,12.99%),m/e445(M+1)+実施例56 (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン 2.0蓚酸水素塩 半水和物 a)2−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]エ チルアルコール 中間体3について記載したように、4−(イミダゾール−1ーイル)アニリン (EP497512)から調製した。δ (360MHZ,D6−DMSO)2.87(2H,t,J=7.2Hz,CH2 ),3.64〜3.70(1H,m,C 2−OH),4.61(1H,t,J =5.3Hz,OH),7.08(1H,s,Ar−H),7.25〜7.27 (2H,m,Ar−H),7.44(1H,d,J=8.8Hz,Ar−H), 7.64(1H,d,J=2.5Hz,Ar−H),7.70(1H,d,J= 2.1Hz,Ar−H),8.11(1H,s,Ar−H),11.00(1H ,s,NH),m/e228(M+1)+。 b)(3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−( 5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロ リジン 2.0蓚酸水素塩 半水和物 (3S)−N(H)−3−(N−メチル−N−ベンジル)アミノメチルピロリ ジン(0.21g,1.02mmol)の無水DMF(3ml)中溶液に、K2 CO3(0.114g,0.83mmol)を添加し、前記アルコールのメシレ ート(0.168g,0.55mmol)のDMF(7ml)中溶液を滴下して 加えた。混合物を50℃で1時間加熱し、次に70℃で 2時間加熱した。冷却後、溶媒を減圧下に除去し、残渣をCH2Cl2(3×25 ml)と水(25ml)とに分配した。併せた有機分を乾燥(Na2SO4)し、 蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeO H/NH3(90:10:1)で溶離することにより所望の生成物(0.134 g,アルコールから59%)を得た。2.0蓚酸水素塩半水和物を調製した。融 点92℃(分解)。(実測値: C,59.53,H,6.12,N,11.8 3;C26315・2(C224)・0.5H2Oの計算値: C,59.79 ,H,6.02,N,11.62%),m/e414(M+1)+,δ(360 MHz,D6−DMSO)1.60〜1.74(1H,m,CH2のCH),2. 09〜2.20(1H,m,CH2のCH),2.24(3H,s,CH3),2 .54〜3.58(11H,m,5のCH2およびCH),3.66(2H,A Bq,J=13.3Hz,CH2),7.16(1H,s,Ar−H),7.2 6〜7.39(7H,m,Ar−H),7.51(1H,d,J=8.5Hz, Ar−H),7.73(1H,d,J=1.2Hz,Ar−H),7.85(1 H,d,J=2.0Hz, Ar−H),8.26(1H,s,Ar−H),11.24(1H,s,NH) 。 実施例57 (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン 2.5蓚酸水素塩 実施例41に記載の手順を用いて、2−[5−(1,2,4−トリアゾール− 1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび(3 S)−N(H)−3−(N一メチル−N−ベンジル)アミノメチルピロリジンか ら調製した。2.0蓚酸水素塩半水和物を調製した。融点154〜155℃。( 実測値: C,57.10,H,5.95,N,12.66;C26326・2 .5(C224)の計算値: C,56.96,H,5.70,N,12.8 5%),m/e429(M+1)+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.6 0〜1.72(1H,m,CH2のCH),2.08〜2.20(1H,m,C H2のCH),2.26(3H,s,CH3),2.52〜3.60(11H,m ,5のCH2お よびCH),3.69(2H,ABq,J=13.4Hz,CH2),5.42 (2H,s,CH2),7.05(1H,d,J=8.5Hz,Ar−H),7 .25〜7.35(7H,m,Ar−H),7.60(1H,s,Ar−H), 7.92(1H,s,Ar−H),8.58(1H,s,Ar−H),11.0 2(1H,s,NH)。 実施例58 (3R)−3−(N−メチル−N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメチル −1−[2−(5−(トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3 −イル)エチル]ピロリジン 2.0蓚酸水素塩 0.17ジエチルエーテル化 a)(3R)−N(H)−3−(N−メチル−N−[S]−α−メチルベンジル )アミノメチルピロリジン 氷酢酸(0.9ml,15.7mmol)およびシアノホウ水素化ナトリウム (0.495g,7.88mmol)を、攪拌下0℃で順次、(3S)−N−t ert−ブチルオキシカルボニル−3−(N−[S]−α−メチルベンジル)ア ミノメチルピロリジン(1.92g,6.31mmol)のメタノール(150 ml)中溶液に添加した。ホルムアルデヒド(38 %w/v溶液の0.623g,7.88mmol)のメタノール(50ml)中 溶液を、0.1時間かかって滴下することにより加えた。混合物を0℃で4.5 時間攪拌し、次に+25℃で1.25時間攪拌してから、飽和K2CO3溶液(2 5ml)を添加し、溶媒を減圧下に除去した。残渣に酢酸エチル(100ml) を添加し、水(×1)、飽和K2CO3溶液(×1)およびブライン(×1)で洗 い、乾燥(MgSO4)し、蒸発させた。残渣を、シリカゲル上のクロマトグラ フィーに付しCH2Cl2/MeOH(95:5)で溶離することにより(3R) −N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(N−[S]−α−メチルベン ジル−N−メチル)アミノメチルピロリジン(2.02g,100%)を得た。 前記カルバメート(2.01g,6.32mmol)の90%HCO2H(4 0ml)中溶液を0℃で2.75時間攪拌し、次に+25℃で16時間攪拌した 。反応液をメタノールの添加によりクエンチし、溶媒を減圧下に除去した。残渣 をエタノールと共沸し、次に少量の水に排出し、飽和K。CO3溶液で塩基性と した。水層をn−ブタノール(2×50ml)で抽出し、併せた抽出物を減圧下 に蒸発させ、無機分をCH2Cl3で研 磨し濾過することにより除去した。濾液を乾燥(MgSO4)し、蒸発させ、残 渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH/NH3( 15:8:1)で溶離することにより表記ピロリジン(1.25g,89%)を 得た。δ(250MHz,CDCl3)1.34(3H,d,J=6.8Hz, CH3),1.52〜1.67(1H,m,CH2のCH),1.96〜2.10 (1H,m,CH2のCH),2.17(3H,s,CH3),2.25〜2.5 2(3H,m,CH2のCH),2.72(1H,dd,J=11.3および7 .3Hz,CH2のCH),3.10(2H,dd,J=8.0および6.6H z,CH2のCH),3.25(1H,dd,J=11.3および7.3Hz, CH2のCH),3.57(1H,q,J=6.8Hz,CH),5.97(1 H,br s,NH),7.20〜7.34(5H,m,Ar−H)。 b)(3R)−3−(N−メチル−N−[S]−α−メチルベンジル)アミノメ チル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H −インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.0蓚酸水素塩 0.17ジ エチルエーテル化物 標準的カップリング手順を用いて、前記ピロリジンおよび2−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エチル アルコールのメシレートから表記化合物を調製した。2.0蓚酸水素塩0.17 ジエチルエーテル化物を調製した。融点148〜149℃。(実測値: C,5 9.82,H,6.58,N,13.32;C27346・2.0(C224) ・0.17(ジエチルエーテル)の計算値: C,59.90,H,6.30, N,13.23%);m/e=443(M+1)+,δ(360MHz,D6−D MSO)1.34(3H,d,J=6.9Hz,CH3),1.60〜1.71 (1H,m,CH2のCH),2.06〜2.16(1H,m,CH2のCH), 2.17(3H,s,CH3),2.40〜2.66(3H,m,CH2のCH) ,2.92〜3.09(3H,m,CH2およびCH2のCH),3.29〜3. 50(5H,m,2のCH2およびCH2のCH),3.73(1H,q,J=6 .9Hz,CH),5.45(2H,s,CH2),7.09(1H,d,J= 8.4Hz,Ar−H),7.22〜7.38(7H,m,Ar−H),7.5 9(1H,s,Ar−H),7.91(1H,s,Ar −H),8.51(1H,s,Ar−H),10.87(1H,s,NH)。 実施例59 (3R)−3−(N−メチル−N−[R]−α−ヒドロキシメチルベンジル)ア ミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル) −1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 1.9蓚酸水素塩 半水 和物 0.05ジエチルエーテル化物 通常の手順を用いて、(3R)−N(H)−3−(N−メチル−N−[R]− α−ヒドロキシメチルベンジル)アミノメチルピロリジンおよび2−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エ チルアルコールのメシレートおよびから表記化合物を調製した。1.9蓚酸水素 塩半水和物0.05ジエチルエーテル化物を調製した。融点154〜155℃。 (実測値: C,57.26,H,6.26,N,12.75;C27346O ・1.9(C224)・0.5H2O・0.05(ジエチルエーテル)の計算値 : C,57.25,H,6.09,N,12.92%);m/e459(M+ 1)+,δ(360MHz,D6−DMSO)1.63〜1.72(1H,m,C H2のCH),2.0 4〜2.14(1H,m,CH2のCH),2.19(3H,s,CH3),2. 51〜2.68(3H,m,CH2のCH),3.00〜3.10(3H,m, CH2のCHおよびCH2),3.30〜3.50(5H,2のCH2およびCH2 のCH),3.63〜3.89(3H,m,CHおよびCH2),5.43(2 H,s,CH2),7.07(1H,d,J=8.3Hz,Ar−H),7.2 4〜7.36(7H,m,Ar−H),7.58(1H,s,Ar−H),7. 89(1H,s,Ar−H),8.50(1H,s,Ar−H),10.86( 1H,s,NH)。 実施例60 (3R)−3−(N−メチル−N−[S]−α−メチルシクロヘキシルメチル) アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル )−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.25蓚酸水素塩 0.17ジエチルエーテル化物 前述の手順を用いて、2−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチ ル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールおよび(3R)−N(H )−3−(N−メチル−N −[S]−α−メチルシクロヘキシルメチル)アミノメチルピロリジンから調製 した。2.25蓚酸水素塩0.17ジエチルエーテル化物を調製した。融点19 1〜192℃。(実測値:C,58.13,H,7.40,N,12.80;C27406・2.25(C224)・0.17(ジエチルエーテル)の計算値: C,58.22,H,7.02,N,12.66%),m/e449(M+1 )+,δ(360MHz,D6−DMSO)0.82〜0.93(2H,m,CH2 ),0.91(3H,d,J=6.6Hz,CH3),1.09〜2.40(4 H,m,2のCH2),1.56〜1.74(5H,m,2のCH2およびCH2 のCH),1.88〜1.96(1H,m,CH),2.06〜2.16(1H ,m,CH2のCH),2.21(3H,s,CH,),2.36〜2.44( 1H,m,CH),2.48〜2.62(3H,m,CH2およびCH2のCH) ,3.00〜3.10(3H,m,CH2およびCH2のCH),3.28〜3. 48(5H,m,2のCH2およびCH),5.43(2H,s,CH2),7. 07(1H,dd,J=1.6および8.4Hz,Ar−H),7.24(1H ,d,J=1.6Hz,Ar−H),7.35 (1H,d,J=8.4Hz,Ar−H),7.58(1H,s,Ar−H), 7.89(1H,s,Ar−H),8.49(1H,s,Ar−H),10.8 5(1H,s,NH)。 実施例61 (3R)−3−(3−[R]−ヒドロキシ−2−[R]−フェニルピペリジン− 1−イル)メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ チル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.35蓚酸水素 a)(3R)−N(H)−3−(3−[R]−ヒドロキシ−2−[R]−フェニ ルピペリジン−1−イル)メチルピロリジン (3R)−N−tert−ブチルオキシカルボニル−3−(メチルスルホニル オキシメチル)ピロリジン(1.0g,3.58mmol)およびN(H)−3 −[R]−ヒドロキシ−2−[R]−フェニルピペリジン(3.17g,17. 92mmol)のトルエン(12ml)中混合物を、密封管中150℃で8時間 加熱した。溶媒を減圧下に除去し、残渣をCH2Cl2(2×150ml)と水( 30ml)とに分配した。抽出物を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させ、残渣をシ リカゲル上のクロマトグラフィーに付しCH2Cl2/MeOH(95: 5)で溶離することにより所望の3−(ピペリジニルメチル)ピロリジン(1. 09g,85%)を得た。この物質に蟻酸(20ml)を加え、溶液を+25℃ で16時間攪拌した。蟻酸を減圧下に除去し、残渣を飽和K2CO3溶液で塩基性 とした。水層をCH2Cl2(8×100ml)で抽出し、併せた抽出物を乾燥( Na2SO4)し、蒸発させた。粗生成物を、シリカゲル上のクロマトグラフィー に付しCH2Cl2/MeOH/NH3(30:8:1)で溶離することにより表 記ピロリジン(0.79g,100%)を得た。 b)(3R)−3−(3−[R]−ヒドロキシ−2−[R]−フェニルピペリジ ン−1−イル)メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ルメチル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン 2.35蓚酸 水素塩 標準的手順を用いて、前記ピロリジンおよび2−[5−(1,2,4−トリア ゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]エチルアルコールの メシレートから調製した。2.35蓚酸水素塩を調製した。融点118℃。(実 測値: C,58.24,H,6.22,N,11.82;C29366O・2 .35(C224)の計算値: C,58.14,H, 5.89,N,12.07%),m/e485(M+1)+,δ(360MHz ,D6−DMSO)1.52〜3.72(21H,m,3のCHおよび9のCH2 ),5.42(2H,s,CH2),7.06(1H,dd,J=1.5および 8.6Hz,Ar−H),7.21(1H,d,J=1.5Hz,Ar−H), 7.25〜7.43(6H,m,Ar−H),7.57(1H,s,Ar−H) ,7.93(1H,s,Ar−H),8.58(1H,s,Ar−H),11. 03(1H,s,NH)。 実施例62 (3R)−3−(3−[R]−ヒドロキシ−2−[R]−フェニルピペリジン− 1−イル)メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル) −1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン セスキ蓚酸塩 通常の手順を用いて、(3R)−N(H)−3−(3−[R]−ヒドロキシ− 2−[R]−フェニルピペリジン−1−イル)メチルピロリジンおよび2−[5 −(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]エ チルアルコールから調製した。セスキ蓚酸塩を調製した。融点192〜 193℃。(実測値: C,64.49,H,6.30,N,13.83;C28 346O・1.5(C224)の計算値: C,61.48,H,6.16, N,13.87%);m/e471(M+1)+;δ(250MHz,D6−DM SO)1.40〜3.60(21H,3のCHおよび9のCH2),7.16〜 7.60(8H,m,Ar−H),7.99(1H,s,Ar−H),8.20 (1H,s,Ar−H),9.17(1H,s,Ar−H),11.27(1H ,s,NH)。 実施例63 4−ヒドロキシ−4−(フェニルスルフィニル)メチル−1−{3−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル }ピペリジン 蓚酸水素塩 窒素雰囲気下に−78℃に冷却された、メチルフェニルスルホキシド(0.1 268g,0.904mmol)のTHF(2ml)中溶液に、攪拌下、リチウ ムビス(トリメチルシリル)アミドのTHF(0.90ml,0.900mmo l)中1.0M溶液を、温度を−77℃より低く維持しつつ、5分間かかって滴 下することにより加えた。混合物を−78℃で30 分間攪拌してから、窒素雰囲気下に−78℃に冷却された、4−ケト−1−{3 −[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル]プロピル}ピペリジン(0.1324g,0.409mmol)のTHF( 2ml)中混合物を、攪拌下にカニューレを介して10分間かかって添加した。 反応混合物を−70℃より低い温度で2.25時間攪拌し、次に10分かかって +10℃に温めてから、飽和NH4Cl溶液(1ml)でクエンチした。次に、 混合物を酢酸エチル(25ml)と飽和K2CO3溶液(20ml)とに分配した 。水層を更なる酢酸エチル(3×25ml)で再抽出し、併せた有機抽出物を乾 燥(Na2SO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィ ー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3=90:10:1、次にアルミ ナ,3〜5%MeOH/CH2Cl2、次にシリカゲル,CH2Cl2/MeOH/ NH3=92:8:0.8)で精製して表記化合物の遊離塩基30.9mg(1 6%)を無色油状物として得た。蓚酸塩をメタノール−ジエチルエーテルで調製 した。融点124℃(軟化)。(実測値: C,57.53,H,5.84,N ,11.92;C252952S・(C22 4)・0.18(C410O)・0.6H2Oの計算値: C,57.62,H ,5.93,N,12.12%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.7 4(1H,m),1.90〜2.08(5H,m),2.77(2H,m),2 .90〜3.18(8H,m),7.32〜7.35(2H,m),7.51( 1H,d,J=8.6Hz),7.55〜7.62(3H,m),7.66〜7 .68(2H,m),7.81(1H,s),9.03(2H,s),11.1 8(1H,s);m/e(ES)464(M++1)。 実施例64 (3R)−3−(2−[R,S]−フェニルピペリジン−1−イル)メチル−1 −[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン 1.8蓚酸水素塩 0.75水和物 実施例61で記載した手順を用いて表記化合物を調製した。1.8蓚酸水素塩 0.75水和物を調製した。融点184〜185℃。(実測値: C,60.7 8,H,6.67,N,12.77;C29366・1.8(C224)・0. 75H2Oの計算値: C,60.78,H,6.43,N, 13.05%);m/e469(M+1)+実施例65 4−([3,3−ジメチルピペリジン−1−イル]メチル)−4−ヒドロキシ− 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 a)6−アザ−6−ベンジル−1−オキサスピロ[2.5]オクタン ジメチルスルホキシド(50ml)を、窒素雰囲気中、攪拌下に、水素化ナト リウム(55%油分散液1.85g,0.0423mol)とヨウ化トリメチル スルホキソニウム(8.0g,0.0423mol)との冷却(10℃)混合物 に滴下することにより加えた。添加後、冷却浴を除去し、混合物を室温で30分 間攪拌し、次に7℃に冷却し、1−ベンジル−4−ピペリドン(8.0g,0. 0423mol)のジメチルスルホキシド(50ml)中溶液で処理した。添加 後、反応混合物を室温で15分間攪拌し、次に50℃で1時間攪拌した。次に混 合物を室温に冷却しつつ攪拌し、次に水(20ml)でクエンチした。さらに1 0分間攪拌後、混合物を水(250ml) 中に注ぎ、トルエン(3×100ml)で抽出した。併せた有機分を水(200 ml)で洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、次に蒸発させて表記化合物(7.4 g,86%)を淡黄色油状物として得た。MS,ES+,m/z=204((M +H)+);δ(360MHz,D6−DMSO)1.41〜1.48(2H,m )および1.63〜1.71(2H,m,ピペリジン3−CH2および5−CH2 ),2.43〜2.51(4H,m,ピペリジン,2−CH2および6−CH2) ,2.58(2H,s,CH2O),3.51(2H,s,CH2Ph),7.1 8〜7.38(5H,m,Ar−H)。 b)1−ベンジル−4−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)メチル−4 −ヒドロキシピペリジン 6−アザ−6−ベンジル−1−オキサスピロ[2.5]オクタン(2.0g, 9.84mmol)および3,3−ジメチルピペリジン(6.7ml,49.2 mmol)のエタノール(20ml)中溶液を3時間加熱還流した。反応混合物 を蒸発させ、残渣をジクロロメタン(20ml)と水(20ml)とに分配した 。有機層を分離し、水(20ml)で洗い、次に2M塩酸(2×20ml)で抽 出した。併せた水層をEt2O (20ml)で洗い、次に40%水酸化ナトリウム溶液でpH=12に塩基性と し、ジクロロメタン(4×20ml)で抽出した。併せた有機分を乾燥(炭酸カ リウム)し、次に蒸発させて表記化合物(2.16g,69%)を無色油状物と して得た。MS,ES+,m/z=317((M+H)+);δ(250MHz, D6−DMSO)0.90(6H,s,2×CH3),1.09〜1.14(2H ,m,CH2)1.34〜1.62(6H,3×CH2),2.13(4H,s, 2×CH2N),2.25〜2.45(6H,3×CH2N),3.43(2H, s,CH2Ph),3.80(1H,s,OH),7.19〜7.34(5H, m,Ar−H)。 c)4−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)メチル−4−ヒドロキシピ ペリジン 前記ベンジルピペリジン(2.03g,6.42mmol)のメタノール(6 0ml)中溶液を、蟻酸(90%,1ml)、蟻酸アンモニウム(1.21g, 19.3mmol)および次に10%炭素担持パラジウム(500mg)で処理 した。反応混合物を室温で18時間攪拌し、次に濾過し、蒸発させた。残渣を、 ジクロロメタン(80ml)、メタノール (10ml)および10%炭酸カリウム溶液(20ml)に分配した。有機層を 分離し、水層をジクロロメタン(2×50ml)で抽出した。併せた有機層を乾 燥(炭酸カリウム)し、次に蒸発させてガムを得、それを短いシリカカラムを用 いてジクロロメタン/メタノール/アンモニア(5:1:0.1)で溶離するこ とにより表記化合物(1.0g,69%)を無色油状物として得た。mp48〜 52℃;MS,ES+,m/z=227((M+H)+);δ(250MHz,D6 −DMSO)0.90(6H,s,2×CH3),1.10〜1.14(2H, m,CH2)1.24〜1.54(6H,m,3×CH2),2.11(2H,s ,CH2N),2.11〜2.13(2H,m,CH2N),2.34〜2.39 (2H,m,CH2N),2.52〜2.60(2H,m,CH2N),2.69 〜2.79(2H,m,CH2N),3.80(1H,br s,OH)。 d)4−([3,3−ジメチルピペリジン−1−イル]メチル)−4−ヒドロキ シ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロパン−1−オール(300mg,1.23mmol)を、前述のよ うにメシレートに変換した。このプロパン−2−オール(70ml)中メシレー ト(343mg)を、4−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)メチル− 4−ヒドロキシピペリジン(315mg,1.39mmol)および炭酸カリウ ム(192mg,1.39mmol)で処理し、次に攪拌下に20時間加熱還流 した。反応混合物を蒸発させ、次に残渣をジクロロメタン(40ml)と水(2 0ml)とに分配した。有機層を分離し、次に水層をジクロロメタン(40ml )で再抽出した。併せた有機層を乾燥(炭酸カリウム)し、次に蒸発させて黄色 ガム(512mg)を得、それをシリカ上のカラムクロマトグラフィーに付しジ クロロメタン/メタノール/アンモニア(9:1:0.1→5:1:0.1)を 用いることにより精製して表記化合物の遊離塩基(130mg,27%)を無色 ガムとして得た。蓚酸水素塩の融点は125〜132℃であった。δ(360M Hz,D6−DMSO)0.94(6H,s,2×CH3),1.19〜1.27 (4H,m,2×CH2),1.55〜1.59(2 H,m,CH2),1.64〜1.70(2H,m,CH2),1.80〜1.9 2(2H,m,CH2),2.04〜2.09(2H,m,CH2 CH 2CH2), 2.38〜2.62(6H,m,3×CH2N),2.78(2H,t,J=7 Hz,CH2−インドール),3.00〜3.18(4H,m,2×CH2N), 3.34〜3.40(2H,m,CH2N),7.32〜7.35(2H,m, Ar−H),7.51(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.82(1H, d,J=2Hz,Ar−H),9.03(2H,s,トリアゾール−H),11 .20(1H,s,インドール−NH).(実測値;C,54.43;H,6. 98;N,11.25.C26386O・2.8(C224)・0.5(C25 2O計算値C,54.55;H,6.62;N,11.36%);MS,ES+ ,m/z=451((M+H)+)。 実施例66 4−ヒドロキシ−4−([1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イ ル]メチル)−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 a)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン−2−イル)メチルピペリジン 6−アザ−6−ベンジル−1−オキサスピロ[2.5]オクタンおよび1,2 ,3,4−テトラヒドロイソキノリンから表記化合物(2.3g,82%)を得 た。融点57〜58℃。MS,ES+,m/z=337((M+H)+)。 b)4−ヒドロキシ−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2− イル)メチルピペリジン 前記メタノール中のベンジルピペリジン、蟻酸、蟻酸アンモニウム、および1 0%炭素担持パラジウムから表記化合物(1.01g,69%)を得た。融点9 2〜93℃。MS,ES+,m/z=247((M+H)+);δ(360MHz ,D6−DMSO)1.36〜1.52(4H,m,2×CH2),2.39(2 H,s,CH2N),2.55〜2.62(2H,m,CH2N),2.72〜2 .78(2H,m,CH2N),2.80(4H,s,CH2PhおよびCH2N ),3.69(2H,s,NCH2Ph),3.98(1H,s,OH),7. 00〜7.12(4H,m,Ar−H)。 c)4−ヒドロキシ−4−([1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2 −イル]メチル)−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロパン−1−オールから得られたメシレート、および4−ヒドロキシ −4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)メチルピペリ ジンから表記化合物の遊離塩基(191mg,38%)を得た。蓚酸水素塩の融 点は160〜165℃であった。δ(360MHz,D6−DMSO)1.66 〜1.94(4H,m,2×CH2),1.98〜2.10(2H,m,CH2 2 CH2),2.58(2H,br s,CH2N),2.77(2H,t,J =7Hz,CH2−インドール),2.83−2.87(2H,m),2.91 〜2.95(2H,m),3.00〜3.18(4H,m)および3.30〜3 .40(2H,m,4×CH2N,CH2−Ph),3.82(2H,s,N−C H2−Ph),7.00〜7.15(4H,m,Ar−H),7.30〜7.3 5(2H,m,Ar−H),7.51 (1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.80(1H,s,Ar−H),9. 02(2H,s,トリアゾール−H),11.19(1H,s,インドール−N H)。(実測値;C,57.82;H,5.81;N,11.96.C28346 O・2.35(C224)の計算値C,57.57;H,5.72;N,12 .31%);MS,ES+,m/z=471((M+H)+)。 実施例67 4−ヒドロキシ−4−([N−イソブチル−N−メチル]アミノメチル)−1− (3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロピル)ピペリジン a)6−アザ−6−t−ブチルオキシカルボニル−1−オキサスピロ[2.5] オクタン ジメチルスルホキシド(100ml)を、窒素雰囲気中攪拌下に、水素化ナト リウム(55%油分散液3.70g,0.0846mol)とヨウ化トリメチル スルホキソニウム(18.6g,0.0846mol)との冷却(10℃)混合 物に滴下することにより加えた。添加後、冷却浴を除去し、混合物を室 温で30分間攪拌し、次に5℃に冷却し、N−t−ブトキシカルボニル−4−ピ ペリドン(16.86g,0.0846mol)のジメチルスルホキシド(50 ml)中溶液で処理した。冷却浴を除去し、反応混合物を室温で15分間攪拌し 、次に50℃で1時間攪拌した。混合物を室温に冷却しつつ攪拌し、次に水(4 0ml)でクエンチし、さらに10分間攪拌した。反応混合物を水(600ml )に注ぎ、トルエン(4×300ml)で抽出した。併せた有機層を水(300 ml)で洗い、乾燥(硫酸ナトリウム)し、蒸発させて油状物を得、それを短い シリカカラムを通して酢酸エチル/n−ヘキサン(1:1)で溶離して無色固体 (10.0g,55%)を得た。融点49〜51℃。δ(360MHz,D6− DMSO)1.35〜1.40(2H,m,CH2),1.41(9H,s,C (CH33),1.60〜1.67(2H,m,CH2),2.65(2H,s ,CH2O),3.33〜3.41(2H,m,CH2),3.46〜3.54( 2H,m,CH2)。(実測値;C,61.88;H,9.05;N,6.42 。C1119NO3の計算値C,61.95;H,8.98;N,6.57%); MS,ES+,m/z=214((M+ H)+)。 b)1−t−ブチルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−4−([N−イソブチ ル−N−メチル]アミノメチル)ピペリジン 前記化合物(3g,0.014mol)とイソブチルアミン(7ml,0.0 704mol)との混合物をエタノール(30ml)中60℃で2時間加熱した 。反応混合物を蒸発乾燥させ、残渣を短いシリカカラムを通してジクロロメタン /メタノール/アンモニア(9:1:0.1)を用いて溶離することにより1− t−ブチルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−4−(N−イソブチルアミノメ チル)ピペリジン(3.4g,85%)を無色粘性ガムとして得た。MS,ES+ ,m/z=287((M+H)+)。このメタノール(30ml)中アミン(3 .3g,0.0115mol)を、ホルムアルデヒド(37%水溶液1.4ml ,0.0173mol)および酢酸(3.3ml,0.0575mol)で処理 した。5分後、溶液を、シアノホウ水素化ナトリウム(1.09g,0.017 3mol)で少しずつ処理し、混合物を室温で2時間攪拌し、次に飽和炭酸カリ ウム水溶液(50ml)でクエンチした。メタノールを蒸発させ、水層をジクロ ロメタン(4×50ml) で抽出した。併せた有機層を乾燥(炭酸カリウム)し、次に蒸発させて黄色ガム を得、それを短いシリカカラムを通してジクロロメタン/メタノール(10:1 )を用いて溶離することにより表記化合物(2.63g,76%)を無色ガムと して得た。δ(360MHz,D6−DMSO)0.83(6H,d,J=7H z,2×CH3),1.35〜1.48(4H,m,2×CH2)(1.38(9 H,s,C(CH33)と重複),1.61〜1.69(1H,m,CH),2 .11(2H,d,J=7Hz,C 2CH),2.22(3H,s,NCH3) ,2.23(2H,s,CH2N),3.02〜3.08(2H,m,CH2N) ,3.60(2H,d,J=13Hz,CH2N),4.09(1H,s,OH );MS,ES+,m/z=301((M+H)+)。 c)4−ヒドロキシ−4−([N−イソブチル−N−メチル]アミノメチル)ピ ペリジン 前記アミン(2.55g,8.49mmol)のジクロロメタン(33ml) 中溶液を、トリフルオロ酢酸(6.5ml,84.9mmol)で処理し、溶液 を18時間放置し、次に蒸発させ、飽和炭酸カリウム水溶液(15ml)とメタ ノール (2ml)を含むジクロロメタン(40ml)とに分配した。有機層を分離し、 水層をジクロロメタン(3×40ml)で再抽出した。併せた有機層を乾燥(炭 酸カリウム)し、次に蒸発させて淡黄色ガム(1.7g)を得、それを、短いシ リカカラムを通してジクロロメタン/メタノール/アンモニア(5:1:0.1 )を用いて溶離することにより表記化合物(1.44g,85%)を粘性無色ガ ムとして得た。δ(360MHz,D6−DMSO)0.84(6H,t,J= 7Hz,2×CH3),1.31〜1.47(1H,m,CH),2.11(2 H,d,J=7Hz,NC 2CH),2.21(2H,s,CH2N),2.2 3(3H,s,NCH3),2.57〜2.63(2H,m,CH2N),2.7 3〜2.80(2H,m,CH2N);MS,ES+;m/z=201((M+H )+として)。 d)4−ヒドロキシ−4−([N−イソブチル−N−メチル]アミノメチル)− 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)ピペリジン プロパン−2−オール中の3−[5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロパン−1−オールから 得られたメシレートおよび4−ヒドロキシ−4−([N−イソブチル−N−メチ ル]アミノメチル)ピペリジンから、塩基として炭酸カリウムを用いて、表記化 合物(230mg,65%)を得た。融点>60℃。δ(360MHz,D6− DMSO)0.84(6H,d,J=6.5Hz),2×CH3),1.37〜 1.49(2H,m,CH2),1.49〜1.60(2H,m,CH2),1. 60〜1.72(1H,m,CH),1.75〜1.86(2H,m,CH2 2 CH2),2.11(2H,d,J=7Hz,CH 2CH),2.21(2H ,s,CH2N),2.22(3H,s,NCH3),2.20〜2.35(4H ,m),および2.37〜2.52(2H,m,3×CH2N),2.71(2 H,t,J=7Hz,CH2−インドール),3.77(1H,s,OH),7 .26(1H,d,J=2Hz,Ar−H),7.28(1H,dd,J1=2 Hz,J2=8Hz,Ar−H),7.47(1H,d,J=8Hz,Ar−H ),7.77(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.00(2H,s,トリ アゾール−H),11.05(1H,s,インドール−NH); MS,ES+,m/z=425((M+H)+)。(実測値;C,66.38;H ,8.71;N,18.90.C24366O・0.65H2Oの計算値C,66 .07;H,8.62;N,19.26%)。 実施例68 4−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノメチル]−4−ヒド ロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル]プロピル)ピペリジン a)1−t−ブチルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−4−([2−ヒドロキ シエチル]アミノメチル)ピペリジン 6−アザ−6−tert−ブチルオキシカルボニル−1−オキサスピロ[2. 5]オクタンおよびエタノールアミンから表記化合物を調製した。MS,ES+ ,m/z=275((M+H)+)。 b)1−t−ブチルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−4−(N−ベンジル− N−[2−ヒドロキシエチル]アミノメチル)ピペリジン 前記メタノール中のピペリジン、ベンズアルデヒド、シアノ ホウ水素化ナトリウムおよび酢酸から表記化合物(0.59g,62%)を調製 した。MS,ES+,m/z=365((M+H)+);δ(360MHz,D6 −DMSO)1.30〜1.45(4H,m,2×CH2),1.39(9H, s,3×CH3),2.48(2H,s,CH2N),2.54(2H,t,J= 6Hz,CH2N),3.06(2H,br s,2×CH),3.44(2H ,q,J=6Hz,CH2O),3.57(2H,d,J=13Hz,2×CH ),3.71(2H,s,NC 2Ph),4.32(1H,s,OH),4. 47(1H,t,J=6Hz,OH),7.22〜7.36(5H,m,Ar− H)。 c)4−(N−ベンジル−N−[2−ヒドロキシエチル]アミノメチル]−4− ヒドロキシピペリジン ジクロロメタン中の前記ピペリジンおよびトリフルオロ酢酸から表記化合物( 0.44g,100%)を得た。MS,ES+,m/z=265((M+H)+) ;δ(360MHz,D6−DMSO)1.37〜1.42(4H,m,2×C H2),2.46(2H,s,CH2N),2.54〜2.62(2H,m,2× CH),2.53(2H,t,J= 6Hz,CH2N),2.73〜2.81(2H,m,2×CH),3.45( 2H,t,J=6Hz,CH2O),3.71(2H,s,NC 2Ph),4. 14(1H,br s,OH),4.50(1H,s,OH),7.20〜7. 38(5H,m,Ar−H)。 d)4−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノメチル]−4− ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H −インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン プロパン−2−オール中の3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−インドール−3−イル]プロパン−1−オールから得られたメシレー トおよび4−(4−[N/−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)]アミノ メチル)−4−ヒドロキシピペリジンから、塩基として炭酸カリウムを用いて、 表記化合物(155mg,30%)を得た。融点75〜78℃。δ(360MH z,D6−DMSO)1.41〜1.46(4H,m,2×CH2),1.76〜 1.80(2H,m,CH2 2CH2),2.20〜2.40(6H,m,3 ×CH2N),2.44(2H,s,CH2N),2.53 (2H,t,J=6Hz,CH2N),2.69(2H,t,J=7Hz,CH2 −インドール),3.43(2H,q,J=6Hz,CH2O),3.70(2 H,s,NCH2Ph),4.04(1H,s,OH),4.45(1H,t, J=6Hz,OH),7.19〜7.35(7H,m),7.46(1H,d, J=8Hz)および7.77(9H,d,J=2Hz,9×Ar−H),9.0 1(2H,s,トリアゾール−H),11.05(1H,s,インドール−NH );MS,ES+,m/z=489((M+H)+)。(実測値;C,68.41 ;H,7.21;N,16.29;C283662・0.2(C410O)の計 算値C,68.71:H,7.60;N,16.69%)。 実施例69 4−[N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチルアミノメチル]−4−ヒ ドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン a)4−[N−(2,2−ジメチルプロピル)アミノメチル]−4−ヒドロキシ −1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)ピペリジン メタノール中の4−アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル) ピペリジン、シアノホウ水素化ナトリウム、トリメチルアセトアルデヒドおよび 酢酸から表記化合物(240mg,75%)を得た。融点>55°C。MS,E S+,m/z=425((M+H)+);δ(360MHz,D6−DMSO)0 .85(9H,s,3×CH3),1.40〜1.52(4H,m,2×CH2) ,1.75〜1.86(2H,m,CH2 2CH2),2.27(2H,s, CH2N),2.20〜2.35(4H,m,2×CH2N),2.39〜2.5 0(2H,m,CH2N),2.42(2H,s,CH2N),2.71(2H, t,J=7Hz,CH2−インドール),4.00(1H,s,OH),7.2 6(1H,d,J=2Hz,Ar−H),7.29(1H,dd,J1=2Hz ,J2=8Hz,Ar−H),7.47(1H,d,J =8Hz,Ar−H),7.77(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.0 0(2H,s,トリアゾール−H),11.05(1H,s,インドール−NH )。b)4−[N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチルアミノメチル]−4 −ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 溶媒としてのメタノール中、酢酸およびシアノホウ水素化ナトリウムの存在下 に前記アミンおよびホルムアルデヒドから表記化合物(100mg,74%)を 調製した。融点>70°C。MS,ES+,m/z=439((M+H)+);δ (360MHz,D6−DMSO)0.86(9H,s,3×CH3),1.46 〜1.52(4H,m,2×CH2),1.76〜1.86(2H,m,CH2 2 CH2),2.18(2H,s,CH2N),2.20〜2.38(6H,m ,3×CH2N),2.37(3H,s,NCH3),2.42〜2.52(2H ,m,CH2N),2.72(2H,t,J=7Hz,インドール−CH2),3 .82(1H,s,OH),7.27(1H,d,J=2Hz,Ar−H),7 .30(1H,dd,J1= 2Hz,J2=8Hz,Ar−H),7.47(1H,d,J=8Hz,Ar− H),7.77(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.01(2H,s,ト リアゾール−H),11.06(1H,s,インドール−NH)。(実測値;C ,67.40;H,8.89;N,18.62.C25386O・0.5H2Oの 計算値C,67.08;H,8.78;N,18.77%)。実施例70 4−([N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル−N−メチル]アミノメチ ル)−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イ ル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン a)1−t−ブチルオキシカルボニル−4−ヒドロキシ−4−([N−(R)− α−ヒドロキシメチルベンジル]アミノメチル)ピペリジン 6−アザ−6−tert−ブチルオキシカルボニル−1−オキサスピロ[2. 5]オクタンおよび(R)−フェニルグリシノールから表記化合物(2g,78 %)を得た。 b)4−ヒドロキシ−4([N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル]アミ ノメチル)ピペリジン 前記保護ピペリジン(1.9g,5.4mmol)を、ジクロロメタン(10 ml)中トリフルオロ酢酸(5ml)と共に3時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、 残渣をトルエンと共沸させ、次に水とジクロロメタンとに分配し、飽和炭酸カリ ウム水溶液で塩基性とした。有機層を分離し、水層をジクロロメタン(×3)で 再抽出した。併せた有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、蒸発させて生成物(6 00mg,44%)をガムとして得た。δ(360MHz,D6−DMSO)1 .32〜1.52(4H,m,2×CH2),2.56(2H,s,CH2N), 2.47〜2.52(2H,m,CH2N),2.70〜2.76(2H,m, CH2N),3.28(1H,dd,J1=J2=9Hz,NCHPh),3.4 2〜3.47(1H,m)および3.59〜3.63(1H,m,CH2OH) ,4.12(1H,br s,OH),4.94(1H,br s,OH),7 .20〜7.35(5H,m,Ar−H)。 c)4−([N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル]アミノメチル)−4 −ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン プロパン−2−オール中の3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−インドール−3−イル]プロパン−1−オールから調製したメシレー トおよび前記ピペリジンから、塩基として炭酸カリウムを用いて、表記化合物( 290mg,68%)を調製した。mp>55°C。MS,ES+,m/z=4 75((M+H)+)。(実測値;C,66.73;H,7.30;N,16. 87.C273462・0.8H2Oの計算値C,66.32;H,7.34; N,17.19%)。 d)4−([N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル−N−メチル]アミノ メチル)−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 前記メタノール中のベンジルアミン、ホルムアルデヒド、シアノホウ水素化ナ トリウムおよび酢酸から表記化合物(140mg,90%)を得た。mp>75 °C。MS,ES+,m/ z=489((M+H)+);δ(360MHz,D6−DMSO)1.40〜1 .56(4H,m,2×CH2),1.72〜1.88(2H,m,CH2 2 CH2),2.23(3H,s,NCH3),2.18〜2.56(6H,m,3 ×CH2N),2.36(2H,s,CH2N),2.72(2H,t,J=7H z,インドール−CH2),3.58〜3.70(2H,m,CHOおよびCH −フェニル),3.80〜3.88(1H,m,CHO),4.07(1H,s ,OH),4.58(1H,t,J=6Hz,OH),7.20〜7.33(7 H,m,Ar−H),7.48(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.78 (1H,d,J=2Hz,Ar−H),9.02(2H,s,トリアゾール−H ),11.07(1H,s,インドール−NH)。(実測値;C,67.02; H,7.60;N,15.89。C283662・0.4H2O。0.6(C26 O)の計算値C,67.00;H,7.78;N,16.05%)。 実施例71 4−ヒドロキシ−4−([2−ピリジルメチル]アミノ)メチル−1−(3−[ 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル)ピペリジン 4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピ ペリジンと類似の手順を用いて、最終工程において2−ピリジンカルボキシアル デヒドを使用して表記化合物を得た。融点>55°C。δ(360MHz,D6 −DMSO)1.40〜1.53(4H,m,2×CH2),1.72〜1.8 7(2H,m,CH2 2CH2),2.20〜2.37(6H,m,3×CH2 N),2.44(2H,s,C 2NH),2.71(2H,t,J=7Hz, CH2−インドール),3.80(2H,s,NHC 2,ピリジル),4.08 (1H,br s,OH),7.20〜7.32(3H,m,Ar−H),7. 41(1H,d,J=7Hz,Ar−H),7.46(1H,d,J=8Hz, Ar−H),7.72(1H,dd,J1=2Hz,J2=8Hz,Ar−H), 7.77(1H,d,J=2Hz,Ar− H),8.46(1H,d,J=8Hz,Ar−H),9.01(2H,s,ト リアゾール−H),11.05(1H,s,インドール−NH);MS,ES+ ,m/z=446((M+H)+)。(実測値;C,62.07;H,7.19 ;N,19.57;C25317O・1.1H2O・0.3(CH2Cl2)の計算 値C,61.91;H,6.94;N,19.97%)。 実施例72 4−ヒドロキシ−4−([2−メチルフェニルメチル]アミノ)メチル−1−( 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピ ペリジンと類似の手順を用いて表記化合物を得た。蓚酸水素塩は138℃より高 い融点(分解)を有していた。δ(360MHz,D6−DMSO)1.70〜 1.90(4H,m,2×CH2),2.00〜2.10(2H,m,CH2 2 CH2),2.34(3H,s, CH2),2.70〜2.80(2H,m,CH2−インドール),2.89(2 H,s,C 2NH),3.00〜3.10(4H,m)および3.20〜3. 30(2H,m,3×CH2N),4.06(2H,s,NHC 2Ar),7. 16〜7.26(3H,m,Ar−H),7.30〜7.35(2H,m,Ar −H),7.43〜7.52(2H,m,Ar−H),7.80(1H,d,J =2Hz,Ar−H),9.01(2H,s,トリアゾール−H),11.19 (1H,s,インドール−NH);MS,ES+,m/z=459((M+H)+ )。(実測値;C,55.89;H,6.03;N,11.50。C27346 O・2.7(C224)の計算値C,55.46;H,5.66;N,11. 98%)。 実施例73 4−ヒドロキシ−4−([N−2−メチルフェニルメチル−N−メチル]アミノ )メチル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 蓚酸水素塩 4−([N−ベンジル−N−メチル]アミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1− (3−[5−(1,2,4−トリアゾール− 4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジンについて記載 した手順を用いて、前記アミンから表記化合物(45mg,64%)を調製した 。蓚酸水素塩は110℃より高い融点(分解)を有していた。δ(360MHz ,D6−DMSO)1.55〜1.70(4H,m,2×CH2),1.98〜2 .10(2H,m,CH2 2CH2),2.32(6H,s,2×CH3),2 .47(2H,s,CH2N),2.75(2H,t,J=7Hz,CH2−イン ドール),2.96〜3.10(4H,m)および3.20〜3.30(2H, m,3×CH2N),3.58(2H,s,NC 2Ar),7.05〜7.20 (3H,m,Ar−H),7.25〜7.40(3H,m,Ar−H),7.5 0(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.80(1H,d,J=2Hz,A r−H),9.01(2H,s,トリアゾール−H),11.19(1H,s, インドール−NH);MS,ES+,m/z=473((M+H)+)。(実測値 ;C,56.93;H,6.42;N,11.97.C28366O・2(C224)の計算値C,56.55;H,6.38;N,12.36%)。 実施例74 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピロ リジン a)1−ベンジル−3−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル−3−ヒ ドロキシピロリジン Synth.Commun.,1994,第24(10)巻,1483頁に記 載の手順を用いて、1−ベンジル−3−ピロリジノンから3−アミノメチル−1 −ベンジル−3−ヒドロキシピロリジンを調製した。この粗アミン(9.4g, 45mmol)のジクロロメタン(200ml)中溶液を、ジ−t−ブチルジカ ーボネート(10g,45mmol)で処理し、反応混合物を室温で48時間攪 拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカ上のカラムクロマトグラフィーでメ タノール/ジクロロメタン(1:20)を用いることにより精製した。表記化合 物(2.3g,17%)をガムとして得た。MS,ES+,m/z=307(( M+H)+);δ(250MHz,D6−DMSO)1.37(9H,s,3×C H2),1.52〜1.62(1H,m,CH),1.76〜1.87(1H, m, CH),2.27(1H,d,J=10Hz,CNH),2.42〜2.64 (3H,m,CNH,CH2N),3.00〜3.09(2H,m,CH2N) ,3.52(2H,s,C 2Ph),4.67(1H,s,OH),6.61 (1H,t,J=6Hz,NH),7.18〜7.33(5H,m,Ar−H) . b)3−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル−3−ヒドロキシピロリ ジン 前記ベンジルアミン(2.2g,7.2mmol)のメタノール(40ml) 中溶液を、蟻酸アンモニウム(1.1g)および10%炭素担持パラジウム(1 .1g)で処理した。反応混合物を室温で4時間攪拌し、濾過し、次に蒸発させ た。残渣を水に溶解し、炭酸カリウムで塩基性とし、次にジクロロメタン(×5 )で抽出した。併せた有機層を乾燥(硫酸ナトリウム)し、次に蒸発させて所望 の生成物(1.4g,91%)をガムとして得た。δ(250MHz,D6−D MSO)1.38(9H,s,3×CH3),1.48〜1.69(2H,m, CH2),2.52(1H,d,J=11Hz,CNH),2.62(1H, d,J=11Hz,CNH),2.65〜 2.94(2H,m,CH2N),3.06(2H,d,J=6Hz,CH2N) ,4.59(1H,br s,OH),6.66(1H,t,J=6Hz,NH CO). c)3−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1− (3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロピル)ピロリジン 塩基として炭酸カリウムを用いてプロパン−2−オール中の3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロパン− 1−オールから調製されたメシレートおよび前記アミンから表記化合物(300 mg,30%)を調製した。δ(250MHz,D6−DMSO)1.35(9 H,s,3×CH3),1.50〜1.60(1H,m,CH),1.70〜1 .84(3H,m,CHおよびCH2 2CH2),2.26(1H,d,J= 10Hz,CNH),2.38(2H,t,J=8Hz,CH2N),2.4 5〜2.50(2H,m,CH2N),2.58(1H,d,J=10Hz,C NH),2.73(2H,t,J=8Hz,CH2−インドール),2.98 〜3.04(2H,m, CH2N),4.64(1H,s,OH),6.60(1H,t,J=6Hz, NCO),7.26〜7.32(2H,m,Ar−H),7.46(1H,d ,J=8Hz,Ar−H),7.78(1H,d,J=2Hz,Ar−H),9 .02(2H,s,トリアゾール−H),11.07(1H,s,インドール− NH)。 d)3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル) ピロリジン 4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1−(3−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピ ペリジンについて記載したようにして、前記t−ブチルオキシカルボニル保護化 合物から表記化合物を調製した。融点>61°C。MS,ES+,m/z=43 1((M+H)+);δ(360MHz,D6−DMSO)1.57〜1.67( 1H,m,CH),1.72〜1.86(3H,m,CHおよびCH2 2CH2 ),2.31〜2.65(8H,m,4×CH2N),2.72(2H,t,J =7Hz,CH2−インドール),3.72(2H,s, NHC 2Ph),4.55(1H,s,OH),7.15〜7.32(7H, m,Ar−H),7.47(1H,d,J=8Hz,Ar−H),7.77(1 H,d,J=2Hz,Ar−H),9.00(2H,s,トリアゾール−H), 11.06(1H,s,インドール−NH)。(実測値;C,68.40;H, 6.53;N,18.73。C25306O・0.15(CH2Cl2)の計算値 C,68.14;H,6.89;N,18.96%)。 実施例75 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−(2−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピロ リジン 3−(t−ブチルオキシカルボニルアミノ)メチル−3−ヒドロキシピロリジ ンおよび1−クロロ−2−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]エタン(これは2−[5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]エタノールから調製)から表 記化合物を調製し、続いて4−(ベンジルアミノ)メチル−4−ヒドロキシ−1 −(3−[5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジンにつ いて記載したように脱保護および官能化した。融点>56°C。MS,ES+, m/z=417((M+H)+);δ(360MHz,D6−DMSO)1.60 〜1.68(1H,m,CH),1.80〜1.88(1H,m,CH),2. 40〜2.76(8H,m,4×CH2N),2.84(2H,t,J=7Hz ,CH2−インドール),3.72(2H,s,NHC 2Ar),4.56(1 H,s,OH),7.17〜7.36(7H,m,Ar−H),7.47(1H ,d,J=8Hz,Ar−H),7.78(1H,d,J=2Hz,Ar−H) ,9.01(2H,s,トリアゾール−H),11.07(1H,s,インドー ル−NH)。(実測値;C,67.40;H,6.68;N,19.54.C24 286O・0.5H2Oの計算値C,67.74;H,6.87;N,19.7 5%)。 実施例76 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{(R)−α−[(カルバモイル)オキシメチル ]ベンジルアミノ}ピペリジン 1.75蓚酸水素塩 1. (R)−α−[(カルバモイル)オキシメチル]ベンジルアミノ N−tert−ブチルオキシカルボニル−(R)−2−フェニルグリシノール (500mg,2.1mmol)の無水ジクロロメタン(10ml)中溶液に、 窒素雰囲気中攪拌下し、トリクロロアセチルイソシアネート(275μl,2. 31mmol)を2分間かかって滴下することにより加えた。得られた無色透明 溶液を室温で45分間攪拌してから、中性アルミナ(活性111,12g)を添 加し、さらに40分間攪拌を続けた。混合物を濾過し、アルミナをジクロロメタ ン(1×25ml)およびジクロロメタン−酢酸エチル(1:1,3×25ml )で洗った。濾液を減圧下に濃縮して白色固体を残し、それをジクロロメタン− トリフルオロ酢酸(3:1,40ml)に溶解し、溶液を室温で35分間放置し た。溶媒を減圧下に除 去し、残渣をメタノール(2×50ml)と共沸させた。残渣をフラッシュクロ マトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=90 :10:1)に付して表記化合物333mg(885)を白色固体として得た。 δH(360MHz,CDCl3)4.06(1H,dd,J=11.8Hz,お よび9.5Hz),4.21〜4.28(2H,m),4.68(2H,br s),7.24〜7.40(5H,m);m/e(ES)181(M++1)。 2. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−{(R)−α−[(カルバモイル)オキシ メチル]ベンジルアミノ}ピペリジン 1.75蓚酸水素塩 実施例8(工程5)で記載されたものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−ケトピペリジンおよび(R)−α−[(カルバモイル)オキシメ チル]ベンジルアミンから表記化合物を収率65%で調製した。融点135〜1 40°C(EtOH)。(実測値;C,56.56;H,5.89;N,15. 34.C273372・1.75 (C224)の計算値C,56.78;H,5.70;N,15.20%); δH(360MHz,DMSO−d6;353°K)1.44〜1.62(2H, m),1.74〜1.82(1H,m),1.88〜2.06(3H,m),2 .55〜2.68(1H,m),2.72〜2.90(4H,m),2.91〜 3.00(2H,m),3.18〜3.32(2H,m),3.92〜4.06 (3H,m),6.18(2H,s),7.20〜7.40(7H,m),7. 48(1H,d,J=8.6Hz),7.73(1H,d,J=2.0Hz), 8.87(2H,s),10.97(1H,s);m/e(ES)488(M+ +1)。 実施例77 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−1−メチ ル]プロピルアミノ}ピペリジン 2.45蓚酸水素塩 実施例8(工程5)で記載されたものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−ケトピペリジ ンおよび(1R,2S)−1−アミノ−1−フェニル−2−プロパノール(He lv.Chim.Acta,1983年,第66巻,2274頁)から表記化合 物を調製した。融点130〜135°C(EtOH−ジエチルエーテル)。(実 測値;C,56.47;H,5.82;N,12.37.C27346O・2. 45(C224)の計算値C,56.41;H,5.77;N,12.37% );δH(360MHz,DMSO−d6)1.85(3H,d,J=6.1Hz ),1.68〜1.84(2H,m),1.90〜2.16(4H,m),2. 60〜2.96(7H,m),3.28〜3.42(2H,m),4.10〜4 .22(2H,m),7.26〜7.42(5H,m),7.44〜7.54( 3H,m),7.78(1H,d,J=1.9Hz),9.01(2H,s), 11.17(1H,s);m/e(ES)459(M)++1)。 実施例78 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(1R,2R)−2−ヒドロキシ−1−フェ ニル]プロピルアミノ}ピペリジン 2.45蓚酸水素塩 実施例8(工程5)で記載されたものと類似の方法を用いて、1−{3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル}−4−ケトピペリジンおよび(1R,2R)−1−アミノ−1−フェニ ル−2−プロパノール(Helv.Chim.Acta,1983年,第66巻 ,2274頁)から表記化合物を調製した。融点124〜129°C(EtOH −ジエチルエーテル)。(実測値;C,56.40;H,5.60;N,12. 50.C27346O・2.45(C224)の計算値C,56.41;H,5 .77;N,12.37%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.64〜 2.12(6H,m),2.60〜2.78(5H,m),2.80〜2.92 (2H,m),3.24〜3.28(2H,m),3.87(2H,br s) ,7.26〜7.50(8H,m),7.77(1H,d,J=2.0Hz), 9.01(2H,s),11.16(1H,s);m/e(ES)459(M+ +1)。 実施例79 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R,S)−1−ヒドロキシ−2−フェニル プロパン−2−イル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジン(0.133g,0.41mm ol)および(R,S)−2−アミノ−2−フェニル−1−プロパノール(76 mg,0.50mmol)の無水メタノール(8ml)中溶液に、窒素雰囲気中 攪拌下に、氷酢酸(94μl,1.64mmol)を添加した。さらに30分後 、シアノホウ水素化ナトリウム(32mg,0.50mmol)を添加し、室温 で2日間攪拌を続けた。飽和炭酸カリウム水溶液を添加し、混合物を酢酸エチル (4×25ml)で抽出した。併せた有機抽出物を乾燥(Na2SO4)し、減圧 下に蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロ ロメタン/メタノール/アンモニア=92:8:0.8)により精製し、得られ たオキサゾリジンをエタノール(8ml)に溶解し、20〜 80℃に維持しつつ氷酢酸(0.33ml,5.76mmol)およびホウ水素 化ナトリウム(0.58g,15.2mmol)を4日間かかって少しずつ添加 した。次に反応混合物を水(75ml)と酢酸エチル(50ml)とに分配した 。水層をさらなる酢酸エチル(3×30ml)で抽出し、併せた有機抽出物を乾 燥(Na2SO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィ ー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=90:10:1〜 85:15:1.5)に付して表記化合物の遊離塩基12mg(7%)を得た。 メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点123〜126°C 。(実測値;C,56.47;H,6.14;N,12.53.C27346O ・2(C224)・1.2H2O・0.1(C410O)の計算値C,56.4 8;H,6.25;N,12.59%);δH(360MHz,DMSO−d6) 1.56(3H,s),1.62〜1.82(4H,m),1.95(2H,m ),2.59〜2.92(7H,m),3.25(2H,m),3.63(2H ,dd),7.30〜7.32(3H,m),7.38(2H,t,J=7.5 Hz),7.49(1H,d,J=8.6Hz), 7.55(2H,d,J=7.4Hz),7.77(1H,d),9.01(2 H,s),11.16(1H,s);m/e(ES)459(M++1)。 実施例80 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−2−ヒドロキシ−1−(4−フルオ ロフェニル)エチル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1. (R)−2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)エタノール 0℃に冷却された水素化リチウムアルミニウムのTHF(23.5ml,23 .5mmol)中1.0M溶液に、アルゴン雰囲気下、固体(−)−4−フルオ ロ−D−α−フェニルグリシン(1.98g,11.7mmol)を1時間45 分かかって少しずっ添加した。次に反応混合物を室温で一晩攪拌してから、水( 0.89ml)、次に4N NaOH溶液(0.89ml)およびその次に水( 2.68ml)を注意深く添加した。混合物を数分間攪拌し、次に濾過し、濾液 を減圧下に蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジ ク ロロメタン/メタノール/アンモニア=90:10:1)に付して表記化合物1 .499g(82%)を白色固体として得た。δH(250MHz,CDCl3) 3.52(1H,dd,J=10.7および8.2Hz),3.71(1H,d d,J=10.7および4.4Hz),4.06(1H,dd,J=8.1およ び4.4Hz),6.99〜7.08(2H,m),7.28〜7.34(2H ,m)。 2. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−{[(R)−2−ヒドロキシ−1−(4− フルオロフェニル)エチル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 これは、実施例8(工程5)について記載したものと類似の方法を用いて、1 −{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジンおよび(R)−2−アミノ−2−( 4−フルオロフェニル)エタノールから調製した。融点137°C(軟化)。( 実測値;C,54.92;H,5.49;N,12.51.C2631FN6O・ 2.0(C224)・0.7H2O・0.15(CH4O)・0.12(C410 O)の計 算値C,55.00;H,5.76;N,12.56%);δH(360MHz ,DMSO−d6)1.72(2H,m),1.90〜2.05(4H,m), 2.66〜2.86(5H,m),2.94(2H,m),3.37(2H,m ),3.61(2H,m),4.19(1H,m),7.23(2H,t,J= 8.8Hz),7.32〜7.34(2H,m),7.49〜7.55(3H, m),7.80(1H,d),9.02(2H,s),11.18(1H,s) ;m/e(ES)463(M++1)。 実施例81 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(1R,2R)−2−ヒドロキシインダン− 1−イル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1. (1R,2R)−1−アミノ−2−ヒドロキシインダン J.Med.Chem.,1992年,第35巻,1685頁に記載のものと 類似の方法を用いてラセミ体トランス−1−アミノ−2−ヒドロキシインダンを 個々のエナンチオマーに分割した。個々のエナンチオマーのキラル純度は、クラ ウンパッ ク(CrownPack)CR(+)カラム(過塩素酸水溶液中5%メタノール ,pH1.8;1ml/分;40℃;210nm);(1R,2R)−エナンチ オマーについての保持時間3.8分,エナンチオマー過剰率98.2%((1S ,2S)−エナンチオマーについての保持時間4.4分)を用いてHPLC分析 により調べた。 2. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−{[(1R,2R)−2−ヒドロキシイン ダン−1−イル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 実施例8(工程5)について記載したものと類似の方法を用いて、前述の工程 の生成物および1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジンから表記化合物を 調製した。融点156〜158℃(メタノール−ジエチルエーテル)。(実測値 ;C,58.17;H,5.69;N,13.19.C27326O・2.0( C224)の計算値C,58.48;H,5.70;N,13.20%);δH (360MHz,DMSO−d6)1.78〜2.00(2H,m), 2.00〜2.10(2H,m),2.10〜2.20(1H,m),2.20 〜2.40(1H,m),2.70〜2.90(5H,m),2.90〜3.0 0(2H,m),3.20〜3.35(1H,m),3.35〜3.50(3H ,m),4.35〜4.50(2H,m),7.20〜7.40(5H,m), 7.40〜7.55(2H,m),7.81(1H,s),9.03(2H,s ),11.19(1H,s);m/e(ES)457(M++1)。 実施例82〜84のものは、実施例8(工程5)について記載したものと類似 の方法を用いて、1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジンおよび市販のア ミンから調製した。 実施例82 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R,S)−インダン−1−イル]アミノ} ピペリジン 2.55蓚酸水素塩 エタノール−ジエチルエーテルから蓚酸塩を調製した。融点 122〜128°C。(実測値;C,57.47;H,5.55;N,12.4 0.C27326・2.55(C224)の計算値C,57.53;H,5.5 8;N,12.54%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.84〜2. 28(7H,m),2.38〜2.50(1H,m),2.72〜3.16(8 H,m),3.30〜3.52(3H,m),4.85(1H,br t),7 .24〜7.38(5H,m),7.50(1H,d,J=8.6Hz),7. 58(1H,d,J=7.5Hz),7.82(1H,s),9.03(2H, s),11.20(1H,s);m/e(ES)441(M++1)。 実施例83 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R,S)−1−(4−フルオロフェニル) エチル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点149℃(軟化) 。(実測値;C,57.44;H,5.89;N,13.33.C2631FN6 ・2(C224)・ 0.17(C410O)の計算値:C,57.65;H,5.79;N,13. 15%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.44(3H,d,J=6. 3Hz),1.72(2H,m),1.91〜2.13(4H,m),2.58 〜2.90(7H,m),3.30(2H,m),4.34(1H,m),7. 25(2H,t,J=8.8Hz),7.31〜7.33(2H,m),7.5 0(1H,d,J=8.6Hz),7.56(2H,m),7.79(1H,d ),9.02(2H,s),11.17(1H,s);m/e(ES)447( M++1)。 実施例84 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−1−フェニルプロパン−2−イル] アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点145℃(軟化) 。(実測値;C,59.42;H,6.69;N,13.11.C27346・ 2(C224)・0.3H2O・0.25(C410O)の計算値:C,59. 44; H,6.41;N,13.00%);δH(360MHz,DMSO−d6)1. 07(3H,d,J=6.6Hz),1.72(2H,m),1.94(2H, m),2.06(2H,m),2.42(1H,m),2.55〜2.77(6 H,m),3.15〜3.29(4H,m),3.44(1H,m),7.26 〜7.34(7H,m),7.50(1H,d,J=8.6Hz),7.80( 1H,d),9.03(2H,s),11.16(1H,s);m/e(ES) 443(M++1)。 実施例85 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(チオフェン−3−イル)メチル]−N −メチルアミノ}ピペリジン 2.5蓚酸水素塩 2水和物 実施例30(工程4)に記載のものと類似の方法を用いて表記化合物を調製し た。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点135 〜137°C。(実測値;C,50.57;H,5.43;N,12.77.C24306S・2.25(C224)・2H2Oの計算値:C, 50.85;H,5.76;N,12.48%);δH(360MHz,DMS O−d6)1.35〜1.50(2H,m),1.64〜1.72(2H,m) ,1.72〜1.84(4H,m),2.09(3H,s),2.22〜2.3 4(3H,m),2.68〜2.72(2H,m),2.86〜2.90(2H ,m),3.53(2H,s),6.99〜7.01(1H,m),7.24〜 7.30(3H,m),7.43〜7.47(2H,m),7.77〜7.78 (1H,m),9.01(2H,s),11.05(1H,s);m/e(ES )435(M++1)。 実施例86 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(フラン−3−イル)メチル]−N−メ チルアミノ}ピペリジン 1.5蓚酸水素塩 2.25水和物 実施例30(工程4)に記載のものと類似の方法において表記化合物を調製し た。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチルエーテルから結晶化した。融点128 〜130℃。(実測値;C,55.00;H,6.74;N,13.53.C24 306 O・1.5(C224)・2.5H2O・0.14(C410O)の計算値:C ,54.76;H,6.49;N,13.90%);δH(250MHz,DM SO−d6)1.70〜1.80(2H,m),1.80〜2.10(4H,m ),1.24(3H,s),2.60〜2.80(4H,m),2.85〜2. 90(2H,m),3.30〜3.40(3H,m),3.62(2H,s), 6.46(1H,s),7.29〜7.34(2H,m),7.48〜7.51 (1H,m),7.63(2H,s),7.80(1H,s),9.02(2H ,s),11.18(1H,s)。 実施例87 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(フラン−3−イル)メチルアミノ}ピペリジ ン 2.0蓚酸水素塩 1.5水和物 実施例9からの生成物(遊離塩基,765mg)、蟻酸アンモニウム(349 mg)および炭素担持パラジウム(10%w/w,300mg)の無水メタノー ル(10ml)中混合物を窒素雰囲気下に3時間還流した。冷却後、固体を濾去 し、濾液 を減圧下に濃縮した。残渣を水とn−ブタノールとに分配し、有機層を濃縮して 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−アミノピペリジン544mgを白色泡状物として 得た。δH(360MHz,DMSO−d6)1.20〜1.40(2H,m), 1.70〜2.04(6H,m),2.35〜2.41(2H,m),2.68 〜2.74(2H,m),2.89〜2.94(3H,m),7.27〜7.3 2(2H,m),7.47(1H,d),7.77(1H,d),9.02(2 H,s),11.12(1H,s)。 前記アミン(150mg,0.46mmol)、3−フルアルデヒド(47m g,0.49mmol)、酢酸(160μl,2.77mmol)およびシアノ ホウ水素化ナトリウム(30mg,0.49mmol)のメタノール(20ml )中溶液を、窒素雰囲気下、室温で18時間攪拌した。揮発分を減圧下に除去し 、残渣を飽和炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルとに分配した。水層を酢酸エチル で3回抽出し、併せた有機溶液を乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残渣のフラ ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモ ニア=95:5:0.5〜90:10:1)によりジアルキル化アミン(実施例 88参照)73mgおよび表記化合物の遊離塩基453mgを得、それから蓚酸 塩を調製した。融点150〜152℃(メタノール−ジエチルエーテル)。(実 測値;C,53.13;H,5.48;N,13.54.C23286O・2. 0(C224)・1.5H2Oの計算値:C,53.02;H,5.77;N, 13.74%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.60〜1.70(2 H,m),1.90〜2.00(2H,m),2.05〜2.10(2H,m) ,2.40〜2.50(5H,m),2.70〜2.80(4H,m),2.9 5〜3.05(1H,m),3.15〜3.20(2H,m),3.91(2H ,s),6.57(1H,s),7.26〜7.29(2H,m),7.47〜 7.49(1H,m),7.63(1H,s),7.70〜7.73(2H,m ),8.88(2H,s),10.95(1H,s);m/e(ES)405( M++1)。 実施例88 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N,N−[ジ−フラン−3−イル)メチル]ア ミノ}ピペリジン 2蓚酸水素塩 水和物 実施例87に記載の反応物から表記化合物の遊離塩基を単離した。蓚酸塩を調 製しメタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点119〜121℃。( 実測値;C,56.18;H,5.69;N,12.40.C283262・2 (C224)H2Oの計算値:C,56.30;H,5.61;N,12.31 %);δH(360MHz,DMSO−d6)1.70〜1.90(4H,m), 2.02〜2.10(2H,m),2.70〜2.90(5H,m),2.95 〜3.05(2H,m),3.35〜3.50(2H,m),3.49(4H, s),6.38(2H,s),7.27〜7.30(2H,m),7.47〜7 .53(5H,m),7.74〜7.75(1H,m),8.88(2H,s) ,11.00(1H,s);m/e(ES)485(M++1)。 実施例89 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[N−(3,3−ジメチルアリル)−N−メチル アミノ]ピペリジン 1.25蓚酸水素塩 1.5水和物 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル}−4−(N−メチルアミノ)ピペリジン(417mg ,1.23mmol)、臭化フェニル(149μl,1.29mmol)および 炭酸カリウム(170mg,1.29mmol)のジメチルホルムアミド(10 ml)中溶液を80℃で16時間加熱した。反応物を水と酢酸エチルとに分配し た。有機層を乾燥(Na2SO4)し、濃縮し、フラッシュクトマトグラフィーで 溶離液としてCH2Cl2/MeOH/NH4OH(90:10:1)を用いるこ とにより精製して表記化合物の遊離塩基を得た。蓚酸塩を調製しメタノール−ジ エチルエーテルから結晶化した。融点128〜130°C.(実測値;C,58 .64;H,7.44;N,14.99.C24346・1.25(C224) ・1.5H2Oの計算値:C,58.28;H,7.29;N, 15.39%);δH(360MHz,DMSO−d6;遊離塩基)1.30〜1 .50(2H,m),1.59(3H,s),1.60〜1.67(2H,m) ,1.68(3H,s),1.78〜1.84(4H,m),2.09(2H, s),2.24〜2.31(3H,m),2.69〜2.73(2H,m),2 .86〜2.89(2H,m),2.95〜2.97(2H,m),5.10〜 5.14(1H,m),7.23(1H,s),7.25〜7.28(1H,m ),7.45〜7.47(1H,m),7.75〜7.76(1H,m),8. 96(2H,s),11.02(1H,s);m/e(ES)407(M++1 )。 実施例90 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−(N−アリル−N−メチルアミノ)ピペリジン 2.25蓚酸水素塩 アルキル化剤として臭化アリルを用いて、実施例89に記載のものと類似の方 法において表記化合物を調製した。融点124〜126℃(メタノール−ジエチ ルエーテル)。(実測値;C,54.97;H,6.24;N,14.11.C2230 6・2.25(C224)の計算値:C,54.77;H,5.98;N,1 4.46%);δH(360MHz,DMSO−d6;遊離塩基)1.34〜1. 45(2H,m),1.62〜1.65(2H,m),1.77〜1.84(4 H,m),2.11(3H,s),2.27〜2.31(3H,m),2.69 〜2.73(2H,m),2.86〜2.89(2H,m),3.02〜3.0 3(2H,m),5.05〜5.08(1H,m),5.12〜5.17(1H ,m),5.72〜5.82(1H,m),7.26〜7.31(2H,m), 7.46〜7.48(1H,m),7.78〜7.79(1H,m),9.01 (2H,s),11.06(1H,s);m/e(ES)379(M++1)。 実施例91 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(インダン−1−イル)アミノ]メチル}) ピペリジン 2蓚酸水素塩 0.5水和物 (R)−α−メチルベンジルアミンの代わりに1−アミノインダンを用いる以 外は実施例22(工程c)に記載のものと類 似の方法において表記化合物を調製した。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチル エーテルから再結晶した。融点140〜142°C.(実測値;C,59.57 ;H,6.11;N,13.06.C28346・2(C224)・0.5H2 Oの計算値:C,59.71;H,6.11;N,13.06%);δH(36 0MHz,DMSO−d6;遊離塩基)1.26〜1.33(2H,m),1. 40〜1.55(1H,m),1.75〜1.79(4H,m),1.83〜1 .95(4H,m),2.35〜2.42(3H,m),2.58〜2.63( 2H,m),2.75〜2.84(3H,m),2.94〜3.02(3H,m ),4.20〜4.24(1H,m),7.12〜7.15(2H,m),7. 18〜7.22(3H,m),7.30〜7.35(1H,m),7.45〜7 .48(1H,m),7.56(1H,s),8.50(2H,s),8.60 (1H,s);m/e(ES)455(M++1)。 実施例92 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[N−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベ ンジル]−N−メチルアミノ]メチル}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 0.5 水和物 実施例10について記載したものと類似の方法を用いて実施例31のアミンか ら表記化合物の遊離塩基を調製した。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチルエー テルから再結晶した。融点115〜117°C。(実測値;C,57.96;H ,6.25;N,12.66.C28366O・2.0(C224)・0.5H2 Oの計算値:C,58.08;H,6.24;N,12.70%);δH(36 0MHz,CDCl3;遊離塩基)1.19〜1.28(2H,m),1.68 〜1.95(7H,m),2.08〜2.14(4H,m),2.23〜2.3 1(1H,m),2.38〜2.44(2H,m),2.74〜2.80(2H ,m),2.91〜2.95(2H,m),3.59〜3.65(1H,m), 3.71〜3.77(1H,m),3.92〜4.00(1H,m),7.12 〜7.17 (4H,m),7.30〜7.34(3H,m),7.45〜7.48(1H, m),7.56〜7.57(1H,m),8.32(1H,s),8.47(2 H,s);m/e(ES)473(M++1)。 実施例93 (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−{2−[5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]エチル}ピロリジン 蓚 酸水素塩 1. (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−(tert−ブトキシカル ボニル)ピロリジン (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(メタンスルホニ ルオキシ)メチル]ピロリジン(0.5071g,1.82mmol)および無 水炭酸カリウム(0.3764g,2.72mmol)のDMF(13ml)中 混合物に、アルゴン雰囲気中攪拌下に、ベンジルメルカプタン(0.428ml ,3.65mmol)を添加し、混合物を室温で一晩攪拌し、次に60℃で4時 間攪拌した。混合物を次に水(50ml)とジエチルエーテル(30ml)とに 分配した。水層を分離し、さらなるジエチルエーテル(2×30ml)で再抽 出した。併せた有機層を乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をフ ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,20%EtOAc/石油エーテル) により精製して表記化合物0.5186g(93%)を無色油状物として得た。 δH(360MHz,CDCl3)1.45(9H,s),1.56(1H,m) ,1.99(1H,m),2.32(1H,m),2.45(2H,t,J=6 .4Hz),2.97(1H,m),3.26(1H,m),3.61(2H, m),3.72(2H,s),7.22〜7.40(5H,m);m/e(ES +)330(M+Na)+,308(M+H)+,252(M−CMe3+2H)+ ,234,213,208(M−Boc+2H)+。 2. (3R)−3−[(ベンジルチオ)メチル]ピロリジン (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−(tert−ブトキシカルボニ ル)ピロリジン(0.2320g,0.755mmol)のジクロロメタン(3 ml)中溶液に、アルゴン雰囲気中攪拌下に、トリフルオロ酢酸(1ml)を添 加し、混合物を室温で65分間攪拌してから、無水メタノール(2ml)でクエ ンチし、減圧下に蒸発させた。残渣にさらなるメタノー ル(2ml)を添加し、減圧下に除去した。次に、残りの油状物をジクロロメタ ン(25ml)に溶解し、2N NaOH溶液(10ml)で洗った。水層をさ らなるジクロロメタン(15ml)で再抽出し、併せたジクロロメタン抽出物を 飽和NaCl溶液(10ml)で洗い、乾燥(Na2SO4)し、減圧下に蒸発さ せた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/Me OH/NH3=85:15:1.5)により精製して表記化合物0.1210g (77%)を無色油状物として得た。δH(250MHz,CDCl3)1.41 (1H,m),1.90〜2.00(1H,m),2.24(1H,m),2. 42〜2.50(2H,m),2.57(1H,dd,J=6.5および11. 0Hz),2.82〜2.99(2H,m),3.07(1H,dd,J=7. 3および11.0Hz),3.72(2H,s),7.20〜7.36(5H, m);m/e(ES)208(M++1)。 3. (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−{2−[5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]エチル}ピロリジ ン 蓚酸水素塩 3−[2−(メタンスルホニルオキシ)エチル]−5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール(0.1147g,0. 374mmol)および炭酸ナトリウム(59.6mg,0.562mmol) の2−プロパノール(8ml)中溶液に、アルゴン雰囲気中攪拌下に、(3R) −3[(ベンジルチオ)メチル]ピロリジン(0.1165g,0.562mm ol)の2−プロパノール(5ml)中溶液を添加し、混合物を2時間加熱還流 した。冷却後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下に蒸発させた。残渣をフラッ シュクロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3=92: 8:0.8)により精製して表記化合物の遊離塩基0.1017g(65%)を 無色油状物として得た。メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。 融点79〜91℃。(実測値;C,61.57;H,5.94;N,13.40 .C24275S・C224・0.25(C410O)の計算値:C,61.6 4;H,6.03;N,13.31%);δH(360MHz,DMSO−d6) 1.63(1H,m),2.10(1H,m),2.53(2H),2.92( 1H,m),3.05(2H,m),3.25(4H,m),3.38(1H, m),3.76(2H,s),7.25(1H, m),7.32〜7.33(5H,m),7.37(1H,dd,J=9.1お よび2.1Hz),7.52(1H,d,J=8.7Hz),7.88(1H, d,J=2.0Hz),9.03(2H,s),11.26(1H,s)(他の シグナル中特に);m/e(ES+)418(M+H)+実施例94 (±)−1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル]プロピル}−4−(1−ベンジルアミノ−2−ヒドロキシ エチル)ピペリジン2.0蓚酸水素塩 2.0水和物 1. (±)−2−[1−(tert−ブチルオキシカルボニル)ピペリジン− 4−イル]グリシンメチルエステル シュミット(U.Schmidt)らの(Synthesis,1992年, 487;Synthesis,1984年,53)に記載されたものと類似の手 順を用いて、1−(tert−ブチルオキシカルボニル)−4−ケトピペリジン および(±)−N−(ベンジルオキシカルボニル)−α−ホスホノグリシントリ メチルエステルから表記化合物を調製した。δH(250MHz,CDCl3)1 .19〜1.78(5H, m),1.45(9H,m),2.60〜2.74(2H,m),3.31(1 H,d,J=5.7Hz),3.73(3H,s),4.08〜4.18(2H ,m)。 2. (±)−2−[1−(tert−ブチルオキシカルボニル)ピペリジン− 4−イル]グリシノール 前述のエステル(1.7g,6.24mmol)の無水テトラヒドロフラン( 50ml)中冷却(−78℃)溶液に、水素化リチウムアルミニウム(THF中 1.0M,6.24mmol)を添加した。混合物を−78℃で3時間攪拌し、 室温で18時間攪拌してから、水を添加して粒状沈殿物を生成し、それを濾過に より除去した。濾液を濃縮してから、残っている残渣をフラッシュクロマトグラ フィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アンモニア=90:10: 1)に付して表記化合物を無色油状物として得た。m/e(ES)245(M+ +1)。 3. (±)−1−(tert−ブチルオキシカルボニル)−4−(1−ベンジ ルアミノ−2−ヒドロキシエチル)ピペリジン 前記グリシノール(730mg,2.99mmol)、ベン ズアルデヒド(317mg,2.99mmol)、酢酸(2ml)およびシアノ ホウ水素化ナトリウム(188mg,2.99mmol)のメタノール(20m l)中溶液を室温で18時間攪拌した。飽和炭酸カリウム溶液をpHが8より大 きくなるように添加し、メタノールを減圧下に除去した。残渣を水(20ml) で希釈し、生成物を酢酸エチル(50ml)で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、 濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン /メタノール/アンモニア=90:10:1)に付して表記化合物417mg( 42%)を黄色油状物として得た。δH(360MHz,DMSO−d6)1.0 0〜1.10(1H,m),1.38(9H,s),1.50〜1.64(2H ,m),1.64〜1.78(1H,m),2.50〜2.70(2H,m), 3.31〜3.34(1H,m),3.40〜3.50(1H,m),3.60 〜3.80(2H,m),3.90〜4.00(2H,m),4.40〜4.4 3(1H,m),7.20〜7.34(5H,m)。 4. (±)−4−(1−ベンジルアミノ−2−ヒドロキシエチル)ピペリジン 工程3からの生成物(417mg,1.25mmol)の、 トリフルオロ酢酸とジクロロメタンとの混合物(1:10,10ml)中溶液を 16時間攪拌した。反応液を、飽和炭酸カリウム水溶液の添加によりクエンチし 、ジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残渣 をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/ アンモニア=90:10:1)に付して表記化合物を無色固体として得た。δH (250MHz,DMSO−d6)1.20〜1.46(2H,m),1.56 〜1.76(2H,m),1.78〜1.90(1H,m),2.20〜2.3 0(1H,m),2.60〜2.76(2H,m),3.10〜3.60(4H ,m),3.65(1H,d,J=13.5Hz),3.79(1H,d,J= 13.5Hz),7.16〜7.38(5H,m)。 5. (±)−1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル}−4−(1−ベンジルアミノ−2−ヒド ロキシエチル)ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 2.0水和物 実施例98(工程3)に記載のものと類似の手順を用いて、3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル]プロパン−1−オールおよび(±)−4−(1−ベンジ ルアミノ−2−ヒドロキシエチル)ピペリジンから表記化合物を調製した。蓚酸 塩を調製しエタノール−ジエチルエーテルから再結晶した。融点125〜127 ℃。(実測値;C,55.23;H,6.37;N,11.66.C27346 O・2(C224)・2H2O・0.3(C410O)の計算値:C,55.4 9;H,6.51;N,12.06%);δH(360MHz,DMSO−d6) 1.50〜1.70(2H,m),1.80〜1.90(2H,m),1.90 〜2.10(3H,m),2.70〜2.95(5H,m),2.95〜3.1 0(2H,m),3.40〜3.50(2H,m),3.55〜3.70(1H ,m),3.70〜3.74(1H,m),4.04〜4.19(2H,m), 7.32〜7.40(6H,m),7.48〜7.52(3H,m),7.82 (1H,m),9.03(2H,s),11.22(1H,s);m/e(ES )460(M++1)。 実施例95 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン 1.9蓚酸水素塩 1. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−ヒドロキシピペリジン 実施例8(工程3)で記載したものと類似の方法を用いて、4−(1,2,4 −トリアゾール−1−イル)フェニルヒドラジン(EP497,512)および 5−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ペンタナ−ルジメチルアセタール から表記化合物を調製した。δH(250MHz,DMSO−d6)1.28〜1 .46(2H,m),1.64〜2.04(6H,m),2.30(2H,t, J=6.8Hz),2.72(4H,br t),3.35〜3.50(1H, m),4.53(1H,d,J=4.2Hz),7.25(1H,d,J=2. 2Hz),7.44〜7.54(2H,m),7.92(1H,d,J=1.7 Hz),8.18(1H,s),9.18(1 H,s),11.06(1H,s);m/e(ES)326(M++1)。 2. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジン 実施例8(工程4)で記載したものと類似の手順に従って、先の工程の生成物 から表記化合物(淡黄色固体)を調製した。融点158〜161℃(酢酸エチル )。δH(360MHz,CDCl3)1.96(2H,qn,J=7.3Hz) ,2.46(4H,t,J=6.1Hz),2.55(2H,t,J=7.2H z),2.75(4H,t,J=6.1Hz),2.86(2H,t,J=7. 5Hz),7.12(1H,d,J=2.2Hz),7.40〜7.48(2H ,m),7.88(1H,s),8.12(1H,s),8.20(1H,br s),8.53(1H,s);m/e(ES)324(M++1)。 3. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−[(R)−a−(ヒドロキシメチル)ベン ジルアミノ]ピペリジン 1.9蓚酸水素塩 実施例8(工程5)で記載したものと類似の方法を用いて、先の工程の生成物 および(R)−2−フェニルグリシノールから表記化合物を調製した。融点15 5〜160℃(エタノール)。(実測値;C,58.11;H,6.04:N, 13.44.C2632N6O・1.9(C224)の計算値:C,58.14; H,5.86;N,13.65%);δH(360MHz,DMSO−d6)1. 56〜1.76(2H,m),1.84〜2.12(4H,m),2.60〜2 .96(7H,m),3.24〜3.38(2H,m),3.50〜3.64( 2H,m),4.04〜4.16(1H,m),7.26〜7.56(8H,m ),7.92(1H,s),8.18(1H,s),9.16(1H,s),1 1.14(1H,s);m/e(ES)445(M++1)。 実施例96 1−{3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル}−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペリジン 2. 6蓚酸水素塩 1. 4−(イミダゾール−1−イル)ニトロベンゼン イミダゾール(34.1g,0.50mol)のDMF(300ml)中溶液 に、アルゴン雰囲気中攪拌下に、油中60%NaH(20.02g,0.50m ol)を23分かかって少しずつ添加した。次に混合物を室温で18分間攪拌し てから、1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(70.62g,0.50mol) のDMF(60ml)中溶液を40分かかって滴下することにより添加した。次 に混合物を室温で一晩攪拌した。水(600ml)を添加し、固体を濾去し、水 で洗い、次に沸騰酢酸エチル中で攪拌し、冷却および濾過し、固体をさらなる酢 酸エチル(50ml)で洗い、次に石油エーテル(250ml)で洗った。今度 はより多くの固体を含んでいる濾液を再濾過し、石油エーテルで洗った。併せた 固体を減圧下のデシケーター中で一晩乾燥して表記化合物90.14g(95% )を黄色固体として得た。δH(360MHz,DMSO−d6)9(1H, t,J=1.1Hz),7.97〜8.03(3H,m),8.38(2H,d ,J=9.2Hz),8.52(1H,t)。 2. 4−(イミダゾール−1−イル)アニリン 2塩酸塩 4−(イミダゾール−1−イル)ニトロベンゼン(89.60g,0.474 mol)および10%炭素担持パラジウム(4.50g)のエタノール(120 0ml)および5N HCl(189ml)中混合物を二つのバッチにおいて4 0psiで80分間水素化した。次に、水(450ml)を添加して生成物を溶 解し、触媒を濾過により除去し、水で洗い、併せた濾液を減圧下に除去し、最後 に凍結乾燥機を用いて表記化合物105.4g(96%)をクリーム状固体とし て得た。δH(250MHz,D2O)7.22(2H,d,J=8.8Hz), 7.35(1H,t,J=2.1Hz),7.44(2H,d,J=9.0Hz ),7.59(1H,t,J=1.8Hz),8.89(1H,t,J=1.5 Hz)。 3. 4−(イミダゾール−1−イル)フェニルヒドラジン 2塩酸塩 4−(イミダゾール−1−イル)二塩酸塩(20g,86.16mmol)の 濃塩酸(100ml)中冷却(−15℃)懸 濁液に、攪拌下、亜硝酸ナトリウム(6.25g,9.05mmol)の水(4 0ml)中溶液を1時間かかって滴下することにより添加した。さらに−12℃ で10分間攪拌後、混合物を素早く濾過して固体を除去し、濾液を、塩化錫(I I)二水和物(100g)の濃塩酸(50ml)中冷却(−20℃)溶液に、攪 拌下、内部温度を−10℃より低く維持するような速さで添加(15分間)した 。混合物が5℃に温まるまで30分間放置し、固体を収集し、ジエチルエーテル (4×100ml)で洗った。前記固体を水(200ml)中に懸濁させ、4N 水酸化ナトリウム溶液で塩基性とし、酢酸エチル(5×100ml)で抽出した 。併せた有機溶液を乾燥(Na2SO4)し、濾過した。濾液を、濃赤色混合物が 得られるまで塩化水素を溶液に吹き込みながら激しく攪拌した。攪拌をさらに2 0分間続けてクリーム状固体を得、それを濾過により収集し、高減圧下に五酸化 燐−水酸化カリウムで乾燥して表記化合物12.7g(60%)を残した。δH (360MHz,DMSO−d6)7.20(2H,d,J=9.0Hz),7 .73(2H,d,J=9.0Hz),7.91(1H,t,J=1.5Hz) ,8.23(1H,t,J=1.7Hz),9.71(1H,t, J=1.3Hz). 4. 1−{3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3− イル]プロピル}−4−ケトピペリジン 実施例8(工程3および4)で記載したものと類似の方法を用いて、4−(イ ミダゾール−1−イル)フェニルヒドラジン二塩酸塩および5−(4−ヒドロキ シピペリジン−1−イル)ペンタナールジメチルアセタールから表記化合物を調 製した。δH(250MHz,CDCl3)1.96(2H,qn,d=7.5H Z),2.46(4H,t,J=6.1Hz),2.56(2H,t,J=7. 4Hz),2.76(4H,t,J=6.1Hz),2.84(2H,t,J= 7.5Hz),7.13(1H,d,J=2.2Hz),7.18〜7.23( 2H,m),7.30(1H,t,J=1.2Hz),7.44(1H,d,J =8.5Hz),7.58(1H,d,J=2.1Hz),7.84(1H,t ,J=1.0Hz),8.41(1H,br s);m/e(ES)323(M+ +1). 5. 1−{3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3− イル]プロピル}−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペリジン 2.6蓚酸水素塩 これは、実施例8(工程5)に記載のものと類似の方法を用いて、1−{3− [5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル} −4−ケトピペリジン(0.201g,0.62mmol)および(R)−(+ )−α−メチルベンジルアミン(95.3μl,0.75mmol)から調製さ れ、表記化合物の遊離塩基0.237g(89%)が得られた。メタノールージ エチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点130℃(軟化)。(実測値;C, 58.63;H,5.98;N,10.33.C27335・2.6(C224 )・0.17(C410O)の計算値:C,58.67;H,5.96;N,1 0.39%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.50(3H,d,J= 6.6Hz),1.75〜1.82(2H,m),1.92〜2.06(3H, m),2.12〜2.16(1H,m),2.73(4H,m),2.90(3 H,m),3.38(2H,m),4.40(1H,q),7.13(1H,s ),7.27〜7.30(2H,m),7.37〜7.47(4H,m),7. 53(2H,d,J=7.0Hz),7.68(1H,s),7.70(1H, d),8.20(1H,s),11.09(1H, s);m/e(ES)428(M++1)。 実施例97 1−{3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル}−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミノ]ピペリ ジン 3.0蓚酸水素塩 表記化合物は、実施例8(工程5)に記載のものと類似の方法を用いて、1− {3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル}−4−ケトピペリジン(0.127g,0.40mmol)および(R) −2−フェニルグリシノール(65mg,0.48mmol)から調製され、表 記化合物の遊離塩基0.108g(62%)が得られた。メタノール−ジエチル エーテル中で蓚酸塩を調製した。融点99〜102℃(軟化)。(実測値;C, 53.21:H,5.45;N,9.28.C27335O・3(C224)・ 0.11(C410O)・1.8H2O計算値:C,53.25;H,5.84; N,9.29%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.80〜2.17( 6H,m),2.72〜2.96(7H,m),3.42(2H,m),3.7 1(2H,d,J=5.6Hz),4.32(1H,m), 7.19(1H,s),7.28〜7.31(2H,m),7.40〜7.48 (4H,m),7.52(2H,d,J=6.7Hz),7.72(2H,s) ,8.31(1H,s),11.11(1H,s);m/e(ES)444(M+ +1)。 実施例98 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジルアミノ]ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1.5水和物 1. 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H−イン ドール−3−イル]プロパン−1−オール 酢酸パラジウム(0.78g)、塩化リチウム(1.47g)、炭酸ナトリウ ム(18.49g)、トリフェニルホスフィン(1.8g)、5−トリエチルシ リル−4−ペンチン−1−オールトリエチルシリルエーテル(16.3g)およ び2−ヨード−4−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]アニリ ン(10.0g)の脱気無水ジメチルホルムアミド(400ml)中混合物を、 窒素雰囲気下に100℃で10時 間加熱した。冷却後、反応液を濾過し、濃縮し、残渣を水と酢酸エチルとに分配 した。有機相を乾燥(MgSO4)し、濃縮し、残渣を5N塩酸/メタノール( 1:3,400ml)により室温で3時間処理した。メタノールを減圧下に除去 し、水性残渣を炭酸ナトリウム溶液で塩基性とし、酢酸エチルで抽出する。併せ た有機抽出物を乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグ ラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=95:5)に付し、続い て石油エーテルで研磨して表記化合物(56%)をベージュ色固体として得た。 δH(360MHz,DMSO−d6)1.74〜1.82(2H,m),2.6 6〜2.70(2H,m),3.43〜3.49(2H,m),4.41〜4. 44(1H,m),5.42(2H,s),7.01〜7.04(1H,m), 7.11〜7.12(1H,m),7.28〜7.30(1H,m),7.51 (1H,s),7.93(1H,s),8.60(1H,s),10.79(1 H,s). 2. 4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノピペリジン N−tert−ブチルオキシカルボニル−4−ピペリジノン (2g,10mmol)、(R)−(−)−フェニルグリシノール(1.65g ,12mmol)および氷酢酸(2.29ml,40mmol)のメタノール( 200ml)中溶液に、攪拌下、シアノホウ水素化ナトリウム(754mg,1 2mmol)を添加した。窒素雰囲気下に室温で16時間攪拌後、混合物を4N 水酸化ナトリウムで塩基性とし、メタノールを減圧下に除去した。残渣を水(3 5ml)で希釈し、生成物をジエチルエーテル(2×200ml)で抽出し、ブ ライン(1×400ml)で洗い、乾燥(Na2SO4)し、濃縮した。残渣をフ ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール/アン モニア=95:5:0.5)に付して1−tert−ブチルオキシカルボニル− 4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノピペリジン2.91 g(90.0%)を得た。 前記BOC保護ピペリジン(2.9g)のトリフルオロ酢酸(40ml)およ びジクロロメタン(50ml)中溶液を室温で16時間放置した。溶媒を減圧下 に除去し、残渣をトルエン/エタノール(5:1,150ml)と共沸した。残 渣を4N水酸化ナトリウムに溶解し、ジクロロメタン(3×150ml) で抽出し、併せた有機溶液をブライン(1×50ml)で洗い、次に乾燥(Na2 SO4)し、濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン(1:10,200ml)から再 結晶して表記化合物(1.4g,70.4%)を白色結晶として得た。δH(3 60MHz,DMSO−d6)0.96〜1.12(2H,m),1.52(1 H,d,J=12.0Hz),1.78〜2.06(2H,br s および d,J=12.6Hz),2.17〜2.32(3H,m),2.76〜2.9 0(2H,m),3.26(1H,t,J=8.5Hz),3.40(1H,d d,J=10.5および4.5Hz),3.83(1H,dd,J=8.5およ び4.5Hz),4.82(1H,br s),7.27〜7.37(5H,m );m/z(ES)221(M++1)。 3. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H −インドール−3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル )ベンジルアミノ]ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 1.5水和物 工程1からの生成物(209mg,81mmol)のTHF(10ml)中溶 液を、窒素雰囲気下に−40℃に冷却した。 トリエチルアミン(146μl)を添加し、続いて塩化メタンスルホニル(75 μl)を添加し、反応液を室温に達するように放置した。反応液を濾過し、溶媒 を減圧下に除去した。残渣を水−ジクロロメタンに分配し、有機相を乾燥(Mg SO4)し、濃縮した。 THF(200ml)中のメシレートとジイソプロピルエチルアミン(310 μl)と工程2からのアミン(231mg)との溶液を40℃で4時間加熱し6 0℃で6時間加熱した。ヨウ化ナトリウム(150mg)を添加し、箔被覆反応 容器内で17時間加熱した。飽和塩化ナトリウムを添加し、溶媒を減圧下に除去 し、残渣をn−ブタノール中に抽出した。有機相を濃縮し、溶離剤としてメタノ ール/ジクロロメタン/アンモニア(15:84:1)を用いるクロマトグラフ ィーにより表記化合物の遊離塩基を得た。蓚酸塩を調製しエタノール−ジエチル エーテルから結晶化した。(実測値;C,58.97;H,6.24;N,13 .56.C263152・2(C224)・1.5H2Oの計算値:C,59. 21;H,6.11;N,13.54%);δH(360MHz,DMSO−d6 )1.60〜1.75(2H,m),1.85〜2.10(4H, m),2.60〜2.80(4H,m),2.80〜2.95(2H,m),3 .20〜3.30(2H,m),3.50〜3.60(2H,m),4.05〜 4.15(1H,m),5.42(2H,s),7.02〜7.05(1H,m ),7.16(1H,m),7.29〜7.39(4H,m),7.44〜7. 50(3H,m),7.93(1H,s),8.60(1H,s),10.90 (1H,s);m/e(ES)459(M++1)。 実施例99 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミ ノ]ピペリジン 2蓚酸水素塩 水和物 (R)−(−)−1−アミノ−1−フェニル−2−メトキシエタン(マイヤー (A.I.Meyers)らのJ.Org.Chem.,1978年,第43巻 ,892頁)を用いて、実施例8(工程5)に記載のものと類似の方法において 表記化合物を調製した。融点138〜140℃(メタノール−ジエルエーテル) 。(実測値;C,56.65;H,6.03;N, 12.86.C27346O・2(C224)・1.0H2O計算値:C,56 .70;H,6.14;N,12.80%);δH(360MHz,DMSO− d6)1.60〜1.80(2H,m),1.90〜2.20(4H,m),2 .65〜2.90(5H,m),2.90〜3.05(2H,m),3.27( 3H,m),3.27〜3.40(2H,m),3.50〜3.56(2H,m ),4.20〜4.30(1H,m),7.31〜7.33(5H,m),7. 46〜7.51(3H,m),7.79(1H,m),9.02(2H,s), 11.19(1H,s);m/e(ES)459(M++1)。 実施例100 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{N−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジ ル]−N−メチルアミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 0.6水和物 実施例10に記載のものと類似の方法に従って実施例99の生成物から表記化 合物を調製した。融点119〜121℃。(実測値;C,57.65;H,6. 33;N,13.02。C28366O・2.0(C224)・0.6H2Oの 計 算値:C,57.93;H,6.26;N,12.67%)。δH(360MH z,CDCl3;遊離塩基)1.60〜1.91(10H,m),2.25(3 H,s),2.33〜2.37(2H,m),2.45〜2.48(1H,m) ,2.72〜2.77(2H,m),2.90〜2.93(2H,m),3.2 9(3H,s),3.59〜3.63(2H,m),3.69〜3.73(2H ,m),3.84〜3.87(2H,m),7.11〜7.14(2H,m), 7.23〜7.31(6H,m),7.44〜7.47(1H,m),7.53 〜7.54(1H,m),8.40(1H,s),8.45(2H,s);m/ e(ES)473(M++1)。 実施例101 1−{3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル}−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミノ]ピペリジ ン 2.0蓚酸水素塩 1.5水和物 表記化合物は、実施例8(工程5)に記載のものと類似の方法を用いて、1− {3−[5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル}−4−ケトピペリジ ンおよび(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミンから調製した。融点1 28〜130℃。(実測値;C,57.72;H,6.19;N,10.35. C28355O・2.0(C224)・1.5H2Oの計算値:C,57.82 ;H,6.37;N,10.54%)。δH(250MHz,DMSO−d6)1 .55〜1.80(2H,m),1.80〜2.20(4H,m),2.60〜 2.85(6H,m),2.85〜3.00(2H,m),3.23(3H,s ),3.20〜3.40(2H,m),3.40〜3.60(2H,m),7. 10(1H,s),7.24〜7.46(8H,m),7.65〜7.68(2 H,m),8.18(1H,s),11.07(1H,s);m/e(ES)4 58(M++1)。 実施例102 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−{[(R)−1−(4−フルオロフェニル )−2−メトキシエチル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 水和物 1. (R)−2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−1−メトキシエタ ン 塩酸塩 (R)−2−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)エタノール(実施例80 ,工程1)(600mg,3.9mmol)の無水THF(5ml)中溶液を、 攪拌下、水素化ナトリウム(35重量%油中懸濁液0.46g,無水ペンタンで 洗浄)の無水THF(5ml)中懸濁液に滴下することにより加えた。反応液を 2時間攪拌し、ヨードメタン(237μl)で処理し、18時間放置した。反応 液をジエチルエーテルと飽和塩化ナトリウム水溶液とに分配した。有機相を乾燥 (MgSO4)し、濃縮し、ジエチルエーテルに再度溶解した。溶液を塩酸−ジ エチルエーテル(10ml)で処理し、濃縮して黄色固体を得た。酢酸エチルか らの再結晶により無色針状物(551mg)を得た。δH(250MHz,DM SO−d6)3.32(3H,s),3.57〜3.72(2H,m),4.4 8〜4.53(1H,m),7.24〜7.32(2H,m),7.56〜7. 61(2H,m),8.6(3H,br s). 2. 1−tert−ブチルオキシカルボニル−4−[(R)−1−(4−フル オロフェニル)−2−メトキシエチル]アミノピペリジン 前述の生成物(250mg)とN−tert−ブチルオキシ カルボニル−4−ケトピペリジンとを、実施例98(工程2)に記載のように反 応させた。粗生成物を以下(工程3)に記載のように反応させた。 3. 4−[(R)−1−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル]ア ミノピペリジン塩化水素 前記生成物(0.67g)のメタノール(5ml)中溶液に、1N塩酸−ジエ チルエーテル(5ml)を添加した。反応液を濃縮し、メタノール−酢酸エチル から再結晶して無色固体(367mg)を得た。δH(250MHz,d4−メ タノール)2.08〜2.44(4H,m),2.84〜3.08(2H,m) ,3.43(2H,br s),3.47(3H,s),3.76〜3.96( 2H,m),7.15〜7.22(2H,m),7.61〜7.66(2H,m )。 4. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H −インドール−3−イル]プロピル}−4−{[(R)−1−(4−フルオロフ ェニル)−2−メトキシエチル]アミノ}ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 水和 前記の生成物(367mg)を、実施例98に記載のように、実施例98(工 程3)に記載のメシレートと反応させて表記化 合物を得た。(実測値;C,55.68;H,6.12;N,11.92.C28 35FN6O・2(C224)・H2Oの計算値:C,55.81;H,6.0 0;N,12.20%)。δH(360MHz,DMSO−d6)1.52〜1. 70(2H,m),1.80〜1.90(1H,m),1.90〜2.12(3 H,m),2.56〜2.74(4H,m),2.74〜3.04(4H,m) ,3.24(3H,s),3.28〜3.54(3H,m),4.20(1H, br s),5.43(2H,s),7.04〜7.06(1H,m),7.1 7〜7.22(3H,m),7.30〜7.33(1H,m),7.47〜7. 51(3H,m),7.94(1H,s),8.60(1H,s),10.92 (1H,s);m/e(ES)491(M++1)。 実施例103 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−[N−(4−フルオロベンジル)−N−メ チルアミノ]ピペリジン 2蓚酸水素塩 水和物 1. 1−tert−ブチルオキシカルボニル−4−(4−フルオロベンジル) アミノピペリジン 実施例98(工程2)に記載のように4−フルオロベンジルアミン(2.5g )とN−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリドン(4g)とを反応させ て表記化合物を結晶化する黄色油状物として得た(6.2g)。δH(250M Hz,CDCl3)1.22〜1.37(2H,m),1.43(9H,s), 1.82〜1.94(2H,m),2.60〜2.72(1H,m),2.74 〜2.84(2H,m),3.80(2H,s),3.94〜4.10(2H, m),6.97(2H,m),7.26〜7.31(2H,m)。 2. 1−tert−ブチルオキシカルボニル−4−[N−(4−フルオロベン ジル)−N−メチルアミノ]ピペリジン 実施例10に記載のものと類似の手順を用いて、前記の生成物(6.2g)を 反応させて表記生成物(5.66g)を無色油状物として得た。δH(250M Hz,CDCl3)1.46(9H,s),1.46〜1.57(2H,m), 1.71〜1.81(2H,m),2.17(3H,s),2.50〜2.74 (3H,m),3.53(3H,s),4.06〜 4.26(2H,m),6.95〜7.02(2H,m),7.24〜7.30 (2H,m). 3. 4−[N−(4−フルオロベンジル)−N−メチルアミノ]ピペリジン 実施例98に記載のものと類似の手順を用いて、前記の生成物(2.73g) を脱保護した。アミン(1.81g)を黄色油状物として得た。δH(360M Hz,CDCl3)1.48〜1.59(2H,m),1.81〜1.85(2 H,m),2.18(3H,s),2.30〜2.44(2H,br s),2 .48〜2.64(3H,m),3.16〜3.20(2H,m),3.53( 2H,s),6.96〜7.00(2H,m),7.24〜7.28(2H,m )。 4. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−1H −インドール−3−イル]プロピル}−4−[N−(4−フルオロベンジル)− N−メチルアミノ]ピペリジン 2.0蓚酸水素塩 水和物 前記の生成物(642mg)および実施例98(工程3)からのメシレートを 使用し、実施例98(工程3)に記載のものと類似の方法を用いることにより表 記化合物を調製した。蓚酸 塩を調製しメタノール−ジエチルエーテルから結晶化した。融点180〜181 ℃。(実測値;C,56.83;H,5.79;N,12.78.C27336 F・2(C224)・H2Oの計算値:C,56.53;H,5.97;N,1 2.76%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.80〜1.95(2H ,m),1.95〜2.08(4H,m),2.24(3H,s),2.68〜 2.78(2H,m),2.80〜2.98(3H,s),3.00〜3.10 (2H,m),3.40〜3.54(2H,m),3.77(2H,s),5. 44(2H,s),7.05〜7.07(1H,m),7.16〜7.21(3 H,m),7.32〜7.34(1H,m),7.40〜7.44(2H,m) ,7.54(1H,s),7.95(1H,s),8.6(1H,s),10. 93(1H,s);m/e(ES)461(M++1)。 実施例104 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピペリジ ン 2.5蓚酸水素塩 1.5水和物 1. 1−tert−ブチルオキシカルボニル−4−[2−フェニルピペリジン −1−イル]ピペリジン N−tert−ブチルオキシカルボニル−4−ピペリドン(5g)、2−フェ ニルピペリジン(4.03g)およびチタンイソプロポキシド(8.9ml)を 、窒素雰囲気下室温で3時間攪拌した。得られるオレンジ色溶液をメタノール( 40ml)で希釈し、シアノホウ水素化ナトリウム(1.6g)で処理し、20 時間攪拌した。水(50ml)を添加して粒状沈殿物を生じさせ、それをセライ トを通して濾過することにより除去した。濾液を水−酢酸エチルに分配し、有機 相を分離し、乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、飽 和クエン酸水溶液で洗った。水相を4N水酸化ナトリウムを用いてpH10に塩 基性とし、酢酸エチル中に抽出した。有機相を乾燥(MgSO4)し、濃縮した 。残渣をクロマトグラフ ィーに付し酢酸エチル−石油エーテル(20:80〜50:50)を用いること により部分的に精製された混合物を得、それを酢酸エチルに溶解した。有機相を 飽和クエン酸水溶液で洗った。水相を分離し、4N水酸化ナトリウムを用いてp H10に塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥(MgSO4)し、 濃縮して生成物を収率3%で得た。δH(250MHz,CDCl3)1.16〜 1.79(19H,m),2.21〜2.29(2H,m),2.41〜2.5 0(2H,m),2.90〜3.04(1H,m),3.36〜3.44(1H ,m),3.92〜4.10(2H,m),7.16〜7.40(5H,m)。 2. 4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピペリジン 前記の生成物(245mg)を実施例98(工程2)に記載のように脱保護し た。生成物(170mg)を黄色固体として得た。δH(360MHz,CDC l3)1.29〜1.83(10H,m),2.10〜2.18(1H,m), 2.25〜2.45(3H,m),2.97〜3.06(3H,m),3.39 〜3.42(1H,m),7.21〜7.30(5H,m)。 3. 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル}−4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピ ペリジン 2.5蓚酸水素塩 1.5水和物 実施例36(工程b)に記載のものと類似の方法を用いて、3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロパン− 1−オールおよび4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピペリジンから表 記化合物を調製した。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチルエーテルから結晶化 した。融点126〜128°C。(実測値;C,56.42;H,6.17;N ,11.56.C29366・2.5(C224)・1.5H2Oの計算値:C ,56.66;H,6.15;N,11.66%);δH(360MHz,DM SO−d6,353°K)1.30〜1.50(1H,m),1.52〜2.0 6(12H,m),2.30〜2.70(4H,m),2.71〜2.75(2 H,m),2.80〜2.88(2H,m),3.00〜3.14(1H,m) ,3.24〜3.40(2H,m),3.60〜3.70(1H,m),7.2 5〜7.38(7H,m),7.47〜7.50(1 H,m),7.71〜7.72(1H,m),8.86(2H,m),10.9 3(1H,m);m/e(ES)469(M++1)+実施例105 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−{[(R)−1−(4−フルオロフェニル)−2 −メトキシエチル]アミノ}ピペリジン 蓚酸水素塩 実施例8(工程5)に記載のように、(R)−2−アミノ−2−(4−フルオ ロフェニル)−1−メトキシエタン(実施例102,工程1)(310mg)と 1−{3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル}−4−ケトピペリジン(487mg)とを反応させて表 記化合物を得た。蓚酸塩を調製しメタノール−ジエチルエーテルから結晶化した 。(実測値;C,54.75;H,5.94:N,12.47.C2733FN6 ・2(C224)・1.2H2Oの計算値:C,54.89;H,5.86;N ,12.39%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.56〜1.70( 2H,m),1.82〜1.94(1H, s),1.94〜2.20(3H,m),2.54〜2.68(1H,m),1 .68〜1.90(4H,m),1.90〜3.06(2H,m),3.25( 3H,s),3.28〜3.42(2H,m),3.42〜3.56(2H,m ),4.20〜4.30(1H,m),7.17〜7.22(2H,m),7. 31〜7.34(2H,m),7.48〜7.51(3H,m),7.79〜7 .80(1H,m),9.01(2H,s),11.17(1H,s)。 実施例106 (3R)−3−(ベンジルスルフィニル)メチル−1−{2−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]エチル}ピロリ ジン 蓚酸水素塩 1. (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−(tert−ブトキシカル ボニル)ピロリジン (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−(tert−ブトキシカルボニ ル)ピロリジン(0.2553g,0.830mmol)の酢酸エチル(15m l)中溶液を、アルゴン雰囲気下に浴中で約−40℃に冷却しているところへ、 攪拌下、57〜86%の3−クロロペルオキシ安息香酸(0.2094 g)を滴下することにより加えた。次に、混合物を0℃まで温まるまで1.5時 間放置してから、5%NaHCO3溶液(15ml)中に注いだ。有機層を分離 し、さらなる5%NaHCO3溶液(15ml)で洗い、次に飽和NaCl溶液 (10ml)で洗い、乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をフラ ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,3%MeOH/CH2Cl2)で精製し て表記化合物0.2381g(89%)を無色油状物として得た。δH(250 MHz,CDCl3)1.44(9H,s),1.61(1H,m),2.15 (1H,m),2.52(1H,m),2.66(2H,m),3.00(1H ,m),3.29(1H,m),3.43(1H,m),3.63(1H,m) ,3.96(1H,d,J=12.9Hz),4.07(1H,d,J=12. 9Hz),7.28〜7.30(2H,m),7.35〜7.39(3H,m) ;m/e(ES+)324(M+H)+。 2. (3R)−[(ベンジルスルフィニル)メチル]ピロリジン 実施例93の工程2に記載のものと類似の方法を用いて、(3R)−3−(ベ ンジルスルフィニル)メチル−1− (tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン(0.2376g,0.735m mol)を、ジクロロメタン(3ml)中のトリフルオロ酢酸(1ml)と反応 させて、処理後に、表記化合物0.1543g(94%)を白色固体として得、 それをさらに精製することなく使用した。δH(250MHz,CDCl3)1. 47(1H,m),2.09(1H,m),2.52〜2.72(4H,m), 2.94(2H,m),3.19(1H,m),3.96(1H,d,J=12 .9Hz),4.06(1H,dd,J=12.9および3.6Hz),7.2 7〜7.43(5H,m)。 3. (3R)−3−(ベンジルスルフィニル)メチル−1−{2−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]エチル} ピロリジン 蓚酸水素塩 実施例93の工程3に記載のものと類似の方法を用いて、(3R)−3−[( ベンジルスルフィニル)メチル]ピロリジン(0.1500g,0.672mm ol)を、2−プロパノール(15ml)中の3−[2−(メタンスルホニルオ キシ)エチル]−5−(1.2.4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール(0.1375g,0.449mmol)およ び炭酸ナトリウム(71.3mg,0.673mmol)と反応させて、表記化 合物の遊離塩基93.8mg(48%)を無色固体として得た。メタノール−ジ エチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点100〜108°C。(実測値;C ,57.77;H,5.90;N,12.36.C24275SO・C224・ 0.18(C410O)・H2Oの計算値:C,57.83;H,5.96;N, 12.62%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.80(1H,m), 2.06(1H,m),2.79〜2.86(2H,m),2.94(1H,m ),3.09(3H,m),3.38(4H,m),3.62(1H,m),4 .01(1H,dd,J=3.4および12.7Hz),4.18(1H,dd ,J=6.1および12.8Hz),7.32〜7.40(7H,m),7.5 2(1H,d,J=8.6Hz),7.89(1H,s),9.03(2H,s ),11.29(1H,s);m/e(ES+)434(M+H)+実施例107 (3R)−3−[(4−フルオロベンジルチオ)メチル]−1−{2−(5−[ (1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−インドール−3−イ ル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 1. (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオ ロベンジルチオ)メチル]ピロリジン 実施例93の工程1に記載のものと類似の方法を用いて、(3R)−1−(t ert−ブトキシカルボニル)−3−[(メタンスルホニルオキシ)メチル]ピ ロリジン(1.5000g,5.37mmol)を、DMF(30ml)中の4 −フルオロベンジルメルカプタン(1.5511g,10.91mmol)およ び炭酸カリウム(1.1132g,8.05mmol)と室温で24時間反応さ せて表記化合物1.7507g(100%)を無色油状物として得た。δH(3 60MHz,CDCl3)1.45(9H,s),1.60(1H,m),2. 00(1H,m),2.44(2H,m),2.97(1H,m),3.28( 1H,m),3.46(2H,m),3.69(2H,s),7.00(2H, t,J=8.6 Hz),7.25〜7.29(2H,m);m/e(ES+)348(M+Na )+,326(M+H)+,270(M−CMe3+2H)+。 2. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルチオ)メチル]ピロリジン (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオロベ ンジルチオ)メチル]ピロリジン(0.5422g,1.67mmol)の90 %蟻酸(5ml)中溶液を、室温で23時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、 残渣をジクロロメタン(25ml)中に溶解し、2N NaOH溶液(10ml )で洗った。水層を、さらなるジクロロメタン(25ml)で再抽出し、併せた 有機抽出物を飽和NaCl溶液(10ml)で洗い、乾燥(Na2SO4)し、減 圧下に蒸発させて表記化合物0.3903gを油状物として残した。δH(36 0MHz,CDCl3)1.42(1H,m),1.94(1H,m),2.2 4(1H,m),2.45(2H,m),2.59(1H,m),2.92(2 H,m),3.08(1H,m),3.69(2H,s),7.00(2H,t ,J=8.6Hz),7.25〜7.29(2H,m)。 3. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルチオ)メチル]−1−{2−( 5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−インドール− 3−イル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 3−(2−ヒドロキシエチル)−5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)メチル]−1H−インドール(0.1425g,0.588mmol)およ びトリエチルアミン(0.107ml,0.768mmol)のTHF(10m l)中溶液で、アルゴン雰囲気下浴中で−40℃に冷却しているものに、攪拌下 に、塩化メタンスルホニル(56.0μl,0.709mmol)を滴下するこ とにより加えた。次に、混合物を室温で1.5時間攪拌してから、酢酸エチル( 40ml)で希釈し、ブライン(20ml)で洗った。有機層を乾燥(MgSO4 )し、減圧下に蒸発させた。残渣を直ちに無水2−プロパノール(10ml) に溶解し、そこに無水炭酸カリウム(0.1626g,1.176mmol)を 添加し、続いて(3R)−3−[(4−フルオロベンジルチオ)メチル]ピロリ ジン(0.1978g,0.878mmol)の無水2−プロパノール(8ml )中溶液を添加した。次に混合物を4時間加熱還流した。 冷却後、溶媒を減圧下に除去し、残渣をジクロロメタン(25ml)と水(15 ml)とに分配した。水層を分離し、さらなるジクロロメタン(2×25ml) で再抽出した。併せた有機層を飽和NaCl溶液(20ml)で洗い、乾燥(N a2SO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シ リカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3=94:6:0.6)により精製し、 次に分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3 =92:8:0.8)により精製して表記化合物の遊離塩基0.147g(56 %)を得た。メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点68〜 71°C。(実測値;C,61.02;H,5.65;N,13.70.C2528 FN5S・0.8(C224)の計算値:C,61.25;H,5.72;N ,13.43%);δH(360MHz,DMSO−d6)1.60(1H,m) ,2.07(1H,m),2.81(1H,m),2.96(2H,m),3. 13(4H,m),3.27(1H,m),3.76(2H,s),5.43( 2H,s),7.05(1H,d,J=9.7Hz),7.15(2H,t,J =8.9Hz),7.23(1H,s), 7.32〜7.39(3H,m),7.58(1H,s),7.94(1H,s ),8.81(1H,s),10.97(1H,s)(他のシグナル中特に); m/e(ES+)450(M+H)+実施例108 (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル]−1−{2− (5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−インドール −3−イル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 1. (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオ ロベンジルスルフィニル)メチル]ピロリジン 実施例107の工程1に記載のものと類似の方法を用いて、(3R)−1−( tert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオロベンジルチオ)メチル ]ピロリジン(0.5818g,1.79mmol)を、酢酸エチル(35ml )中の57〜58%3−クロロペルオキシ安息香酸(0.4477g)と反応さ せて表記化合物0.5233g(86%)を無色油状物として得た。δH(36 0MHz,CDCl3) 1.45(9H,s),1.66(1H,m),2.15(1H,m),2.5 4(1H,m),2.63〜2.71(2H,m),3.03(1H,m),3 .31(1H,m),3.44(1H,m),3.65(1H,m),3.96 (2H,s),7.08(2H,t,J=8.6Hz),7.25〜7.29( 2H,m);m/e(ES+)342(M+H)+。 2. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル]ピロリ ジン 実施例93の工程2に記載のものと類似の手順を用いて、(3R)−1−(t ert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオロベンジルスルフィニル) メチル}ピロリジン(0.5149g,1.5Immol)を、ジクロロメタン (6ml)中のトリフルオロ酢酸(2ml)と反応させ、処理後に、表記化合物 0.3447g(95%)を白色固体として得、それをさらに精製することなく 使用した。δH(360MHz,CDCl3)1.57(1H,m),2.13( 1H,m),2.54〜2.72(4H,m),3.05(2H,m),3.2 7(1H,m),3.96(2H,m),7.0 8(2H,t,J=8.6Hz),7.26〜7.30(2H,m)。 3. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル]−1− {2−(5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−イン ドール−3−イル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 実施例108の工程3に記載のものと類似の方法を用いて、3−(2−ヒドロ キシエチル)−5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H −インドール(0.1200g,0.495mmol)を、THF(3ml)中 の塩化メタンスルホニル(58.7μ1,0.743mmol)およびトリエチ ルアミン(0.138ml,0.990mmol)と反応させ、続いて2−プロ パノール(12ml)中の(3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルフィニ ル)メチル]ピロリジン(0.1793g,0.743mmol)および炭酸ナ トリウム(0.1048g,0.989mmol)と反応させ、フラッシュクロ マトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3=92:8:0. 8)、続いて分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH / NH3=90:10:1)による精製後に表記化合物の遊離塩基70.1mg( 30%)を得た。メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製した。融点7 2°C(軟化)。(実測値;C,57.68;H,5.85;N,11.82. C2528FN5OS−C224・0.23(C410O)・0.5H2Oの計算値 :C,57.65;H,5.77;N,12.04%);δH(360MHz, DMSO−d6)1.79(1H,m),2.25(1H,m),2.80(2 H,m),2.92(1H,m),3.04(3H,m),3.35(4H,m ),4.01(1H,dd,J=2.9および12.9Hz),4.21(1H ,dd,J=5.8および13.0Hz),5.44(2H,s),7.07( 1H,d,J=8.4Hz),7.23(1H,t,J=8.8Hz),7.2 6(1H,s),7.34〜7.41(3H,m),7.61(1H,s),7 .95(1H,s),8.81(1H,s),11.03(1H,s)(他のシ グナル中特に);m/e(ES+)466(M+H)+実施例109 (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルホニル)メチル]−1−{2−( 5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−インドール− 3−イル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 1. (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(フルオロベ ンジルスルホニル)メチル]ピロリジン (3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオロベ ンジルチオ)メチル]ピロリジン(0.5671g,1.74mmol)の酢酸 エチル(35ml)中溶液で、アルゴン雰囲気下浴中で−40℃に冷却されたも のに、攪拌下に、57〜86%3−クロロペルオキシ安息香酸(0.8780g )を少しずつ添加した。混合物を+8℃に温まるまで1.5時間放置し、次にこ の温度で1時間攪拌した。次に混合物を5%NaHCO3溶液(30ml)中に 注いだ。有機層を分離し、さらなる5%NaHCO3溶液(30ml)で洗い、 次にブライン(20ml)で洗い、乾燥(MgSO4)し、減圧下に蒸発させた 。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,1%MeOH/CH2C l2およびシリカゲル, Et2O)により精製して表記化合物0.612g(98%)を無色油状物とし て得た。δH(360MHz,CDCl3)1.45(9H,s),1.68(1 H,m),2.19(1H,m),2.73(1H,m),2.90(2H,m ),3.01(1H,dd,J=8.2および11.0Hz),3.29(1H ,m),3.45(1H,m),3.69(1H,dd,J=7.2および10 .9Hz),4.21(2H,s),7.11(2H,t,J=8.6Hz), 7.39(2H,m);m/e(ES+)358(M+H)+。 2. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルホニル)メチル]ピロリジ 実施例93の工程2に記載のものと類似の方法を用いて、(3R)−1−(t ert−ブトキシカルボニル)−3−[(4−フルオロベンジルスルホニル)メ チル]ピロリジン(0.6465g,1.81mmol)を、ジクロロメタン( 6ml)中のトリフルオロ酢酸(2ml)と反応させ、処理後に、表記化合物0 .4755gを白色固体として得、それをさらに精製することなく使用した。δH (360MHz,CDCl3)1.55(1H,m),2.15(1H,m), 2.60〜2.73(2H,m),2.90〜3.00(4H,m),3.30 (1H,m),4.21(2H,s),7.11(2H,t,J=8.6Hz) ,7.37〜7.41(2H,m)。 3. (3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルホニル)メチル]−1−{ 2−(5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H−インド ール−3−イル)エチル}ピロリジン 蓚酸水素塩 実施例108の工程3に記載のものと類似の方法を用いて、3−(2−ヒドロ キシエチル)−5−[(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]−1H −インドール(0.1480g,0.611mmol)を、THF(5ml)中 の塩化メタンスルホニル(72.4μl,0.916mmol)およびトリエチ ルアミン(0.170ml,1.22mmol)と反応させ、続いて2−プロパ ノール(14ml)中の(3R)−3−[(4−フルオロベンジルスルホニル) メチル]ピロリジン(0.2360g,0.917mmol)および炭酸ナトリ ウム(0.1295g,1.22mmol)と反応させ、フラッシュクロマトグ ラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/ MeOH/NH3=94:6:0.6)による精製後に表記化合物の遊離塩基4 8.7mg(17%)を得た。メタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製 した。融点79℃(軟化)。(実測値;C,53.86;H,5.49;N,1 0.64.C2528FN52S・1.5(C224)・0.2(C410O)・ 0.6H2Oの計算値:C,53.86;H,5.37;N,10.90%); δH(360MHz,DMSO−d6)1.81(1H,m),2.16(1H, m),2.87(1H,m),3.05(2H,m),3.30〜3.42(4 H,m),4.56(2H,s),5.44(2H,s),7.07(1H,d ,J=8.6Hz),7.25〜7.29(3H,m),7.35(1H,d, J=8.3Hz),7.45〜7.49(2H,m),7.62(1H,s), 7.95(1H,s),8.81(1H,s),11.04(1H,s)(他の シグナル中特に);m/e(ES+)482(M+H)+実施例110 4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−1−{3−(5−[(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル}ピペリ ジン 蓚酸水素塩 1. 1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロベンジルチ オ)ピペリジン 4−フルオロベンジルメルカプタン(23.34g,164mmol)のDM F(150ml)中溶液で、アルゴン雰囲気下浴中で−2℃に冷却したものに、 攪拌下に、60%油中NaH(6.57g,164mmol)を12分かかって 少しずっ添加した。次に混合物を室温で15分間攪拌してから、浴中で−2℃に 再冷却し、4−ブロモ−1(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン(10 .84g,41.0mmol)のDMF(50ml)中溶液をカニューレにより 13分かかって添加した。混合物を次に室温で24時間攪拌してから、水(50 0ml)とジエチルエーテル(500ml)とに分配した。水層をさらなるジエ チルエーテル(500ml)で再抽出し、併せた有機抽出分を乾燥(MgSO4 )し、減圧下に蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ ル,10〜 15%EtOAc/ヘキサン)により精製して表記化合物4.58g(34%) を無色油状物として得た。δH(360MHz,CDCl3)1.45(9H,s ),1.49(2H,m),1.86(2H,m),2.67(1H,m),2 .88(2H,m),3.73(2H,s),3.92(2H,m),6.99 (2H,t,J=8.6Hz),7.28(2H,m);m/e(ES+)32 6(M+H)+。 2. 1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロベンジルス ルフィニル)ピペリジン 実施例107の工程1に記載のものと類似の方法を用いて、1−(tert− ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロベンジルチオ)ピペリジン(1.5 065g,4.63mmol)を、ジクロロメタン(100ml)中の57〜8 6%3−クロロペルオキシ安息香酸(1.0190g)と反応させて表記化合物 1.5287g(97%)を白色固体として得た。δH(250MHz,CDC l3)1.46(9H,s),1.64〜1.82(3H,m),2.02(1 H,m),2.63(1H,m),2.81(2H,m),3.88(1H,d ,J=13.2Hz),3.98(1H,d,J=13.2 Hz),4.21(2H,m),7.08(2H,t,J=8.6Hz),7. 29(2H,m);m/e(ES+)683(2M+H)+,342(M+H)+ . 3. 4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)ピペリジン 実施例108の工程2に記載のものと類似の方法を用いて、1−(tert− ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)ピペリジン (1.524g,4.46mmol)を、90%蟻酸(15ml)と反応させて 表記化合物1.0276g(95%)を白色固体として得た。δH(250MH z,CDCl3)1.47(2H,m),1.82(2H,m),2.49(2 H,m),2.69(1H,tt,J=4.0および11.8Hz),3.03 (2H,m),3.88(1H,d,J=13.0Hz),4.11(1H,d ,J=13.0Hz),7.20(2H,t,J=8.9Hz),7.37(2 H,m);m/e(ES+)242(M+H)+。 4. 4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−1−{3−(5−[(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル} ピペリジン 蓚酸水素塩 実施例108の工程3に記載のものと類似の手順を用いて、 3−(3−ヒドロキシプロピル)−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル )−1H−インドール(0.1499g,0.619mmol)を、THF(2 0ml)中の塩化メタンスルホニル(0.103ml,1.30mmol)およ びトリエチルアミン(0.183ml,1.31mmol)と室温で反応させ、 続いて無水2−プロパノール(20ml)中の4−(4−フルオロベンジルスル フィニル)ピペリジン(0.2376g,0.985mmol)および無水炭酸 カリウム(0.1822g,1.32mmol)と還流下に一晩反応させ、フラ ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/MeOH/NH3=92 :8:0.8)および分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル,CH2Cl2/ MeOH/NH,=90:10:1)による精製後に表記化合物の遊離塩基0. 1159g(40%)を得た。エタノール−ジエチルエーテル中で蓚酸塩を調製 した。融点100℃(軟化)。(実測値;C,55.09;H,5.35;N, 11.30.C2528FN5OS・1.5(C224)・0.6H2Oの計算値 :C,55.00;H,5.31;N,11.45%);δH(360MHz, DMSO−d6)1.90(2H,m),2.00〜 2.16(4H,m),2.77(2H,t,J=7.2Hz),2.85(1 H,m),2.90〜3.06(4H,m),3.96(1H,d,J=13. 1Hz),4.17(1H,d,J=13.1Hz),7.21(2H,t,J =8.8Hz),7.31〜7.34(2H,m),7.39(2H,m),7 .50(1H,d,J=8.6Hz),7.81(1H,d,J=1.9Hz) ,9.01(2H,s),11.18(1H,s)(他のシグナル中特に);m /e(ES+)466(M+H)+実施例111 2S−2−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−1−[2−(5−[( 1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2.3−c]ピリジン −3−イル)エチル]ピロリジン 蓚酸塩 1. 中間体5:2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H− ピロロ[2.3−c]ピリジン−3−イル)アセトニトリル a)4−メチル−5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピ リジン 1,2,4−トリアゾール(4.0g,58mmol)の乾燥ジメチルホルム アミド(20ml)中溶液に、炭酸カリウム(12.0g,87mmol)およ び2−クロロ−4−メチル−5−ニトロピリジン(10g,58mmol)を添 加し、混合物を窒素雰囲気下に周囲温度で24時間攪拌した。酢酸エチル(50 0ml)および水(250ml)を混合物に添加し、得られた沈殿物を濾過によ り収集して表記化合物(5.08g,43%)を淡褐色固体として得た。濾液を 分離し、有機相を水(250ml)およびブライン(250ml)で洗い、乾燥 (MgSO4)し、蒸発させた。残渣を酢酸エチルで研磨し、沈殿物を濾過によ り収集して表記化合物(4.11g,35%,全収率78%)を褐色固体として 得た。融点198〜200℃。1H NMR(360MHz,CDCl3)δ2. 72(3H,s),7.86(1H,s),8.07(1H,s),9.03( 1H,s),9.15(1H,s)。 b)N,N−ジメチル−2−(5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール− 1−イル)ピリジン−4−イル)エテンアミン 4−メチル−5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール −1−イル)ピリジン(4.1g,20mmol)の乾燥ジメチルホルムアミド (30ml)中懸濁液に、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(5.9m l,44mmol)を添加し、混合物を90℃で20分間加熱した。トルエンを 共沸物質として用いて溶媒を減圧下に蒸発させ表記化合物(5.2g,100% )を暗赤色固体として得た。融点225〜228℃。1H NMR(360MH z,CDCl3)δ3.10(6H,s),6.13(1H,J=13.1Hz ),7.54(1H,J=13.1Hz),7.81(1H,s),8.04( 1H,s),8.92(1H,s),9.17(1H,s)。 c)5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2.3−c ]ピリジン N,N−ジメチル−2−(5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール−1 −イル)ピリジン−4−イル)エテンアミン(8g,31mmol)を、エタノ ール(150ml)中、30psi水素で、酸化白金(1.6g)を用いて1時 間水素化した。触媒を濾過により除去し、溶媒を減圧下に蒸発させた。残渣をシ リカ上のクロマトグラフィーに付し酢酸エチルで溶離することによりオレンジ/ 褐色固体を得た。これをエーテルと 研磨し沈殿物を濾過により収集して表記化合物(2.89g,51%)を桃色固 体として得た。融点203〜205℃。1H NMR(360MHz,d6−DM SO)δ6.67(1H,d,J=3.0Hz),7.76(1H,d,J=2 .9Hz),8.01(1H,s),8.23(1H,s),8.70(1H, s),9.25(1H,s),11.86(1H,br s)。 d)N,N−ジメチル−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H −ピロロ[2.3−c]ピリジン−3−イル]メチルアミン ジメチルアミン水溶液(40%,0.35ml,2.8mmol)に、0℃で 酢酸(1.46ml,26mmol)を添加した。ホルムアルデヒド水溶液(3 8%,0.21ml,2.8mmol)を添加し、混合物を0℃で5分間攪拌し た。5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2.3−c ]ピリジン(0.5g,2.7mmol)を一度に添加し、次に混合物を室温ま で温まるまで放置し、次に60℃で18時間加熱した。反応液を0℃に冷却し、 NaOH(4M,8ml)で処理して塩基性とした。水(20ml)を添加し、 続 いてジクロロメタン(50ml)を添加した。生成した固体を濾過により除去し 、濾液の二つの層を分離した。水相をジクロロメタン(5×50ml)で抽出し 、併せた有機分を乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧下に除去した。残渣をシリ カ上のクロマトグラフィーに付しDCM中10%MeOHで溶離し、続いてDC M/MeOH/NH3を(勾配90:10:1〜80:20:1)で溶離して表 記化合物(0.58g,87%)を無色固体として得た。融点172〜175℃ 。1H NMR(360MHz,d6−DMSO)δ2.16(6H,s),3. 59(2H,s),7.65(1H,s),8.04(1H,s),8.22( 1H,s),8.64(1H,s),9.25(1H,s),11.69(1H ,br s)。 e)N−([5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 .3−c]ピリジン−3−イル]メチル)−N,N,N−トリメチルアンモニウ ムメチルスルフェート ジメチルスルフェート(0.13ml,1.4mmol)と乾燥THF(5m l)との混合物を窒素雰囲気下に0℃に冷却し、N,N−ジメチル−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2.3−c]ピリジン− 3−イル] メチルアミン(0.15g,0.62mmol)を5分かかって少しずつ添加し た。混合物を0℃で90分間攪拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、T HFで洗って表記化合物(0.23g,100%)を無色固体として得た。18 2〜185°C。1H NMR(250MHz,d6−DMSO)δ3.06(9 H,s),3.38(3H,s),4.77(2H,s),8.08(1H,s ),8.30(1H,s),8.38(1H,s),8.78(1H,s),9 .31(1H,s),12.40(1H,br s)。 f)2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2. 3−c]ピリジン−3−イル)アセトニトリル N−([5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2. 3−c]ピリジン−3−イル]メチル)−N,N,N−トリメチルアンモニウム メチルスルフェート(0.56g,1.5mmol)の水(4ml)中溶液に、 シアン化カリウム(0.239g,3.7mmol)の水(2ml)中溶液を添 加した。この混合物を70℃で1時間加熱した。さらなるシアン化カリウム(8 0mg,1.2mmol)を添加し、 混合物を70℃でもう1時間加熱した。さらなるシアン化カリウム(80mg, 1.2mmol)を添加し、混合物を70℃で1時間加熱し、次に100℃で2 0分間加熱した。次に混合物を氷中で30分間冷却した。沈殿物を濾過により収 集し、水で洗った。固体をシリカ上のクロマトグラフィーに付しDCM中5%M eOHで溶離することにより表記化合物(0.215g,63%)を無色固体と して得た。融点218〜220℃。1H NMR(250MHz,d3−DMSO )δ4.19(2H,s),7.78(1H,s),8.12(1H,s),8 .26(1H,s),8.71(1H,s),9.29(1H,s),11.9 3(1H,br s)。 2. 中間体6:2S−2−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチルピロリ ジン a)2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピロ リジン L−プロリノール(15g,0.15mol)のDCM(250ml)中溶液 に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(36.5g,0.163mmol) を添加した。溶液を周囲温度で18時間攪拌した。溶媒を減圧下に蒸発させて表 記化合 物(30g,100%)を無色油状物として得た。δ(250MHz,CDCl3 )1.47(9H,s),1.57〜2.10(4H,m),3.26〜3. 52(2H,m),3.55〜3.78(3H,m),3.86〜4.00(1 H,m)。 b)2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−メチルスルホニルメチ ルピロリジン 塩化メタンスルホニル(6.3g,55mmol)のジクロロメタン(25m l)中溶液を、2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−ヒドロキシ メチルピロリジン(10g,50mmol)およびトリエチルアミン(5.53 g,55mmol)のジクロロメタン(160ml)中溶液に、−5℃で滴下す ることにより加えた。溶液を0℃で1時間攪拌し、次に周囲温度で17時間攪拌 した。混合物をジクロロメタン(100ml)で希釈し、水(100ml)およ びブライン(100ml)で洗った。有機層を乾燥(Na2SO4)し、減圧下に 蒸発させて表記化合物(13.43g,97%)を淡黄色ガムとして得た。δ( 250MHz,CDCl3)1.47(9H,s),1.71〜2.10(4H ,m),3.01(3H,s),3.28〜3.46(2H,m),3.90〜 4.36 (3H,m)。 c)2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−(N−ベンジル−N− メチル)アミノメチルピロリジン 2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−メチルスルホニルメチル ピロリジン(2g,7.2mmol)およびN−ベンジルメチルアミン(4.6 ml,36mmol)の乾燥DMF(5ml)中溶液を、周囲温度で2時間攪拌 し、次に100℃で8時間加熱した。反応混合物をエーテル(50ml)と水( 50ml)とに分配した。有機相をブライン(30ml)で洗い、乾燥(Na2 SO4)し、減圧下に蒸発させた。残渣をシリカ上のクロマトグラフィーに付し EtOAc:石油エーテル(60/80)(1:1)で溶離することにより表記 化合物(1,07g,49%)をオレンジ色油状物として得た。δ(250MH z,CDCl3)1.46(9H,s),1.55〜2.04(5H,m),2 .10〜2.60(4H,m),3.19〜3.42(3H,m),3.52〜 4.09(2H,m),7.18〜7.40(5H,m)。 d)2S−2−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチルピロリジン 2S−N−tert−ブチルオキシカルボニル−2−(N−ベンジル−N−メ チル)アミノメチルピロリジン(1.07g,3.5mmol)およびトリフル オロ酢酸(2ml)のジクロロメタン(20ml)中溶液を、室温で16時間攪 拌し、8時間加熱還流し、次に室温でさらに16時間攪拌した。溶媒を減圧下に 蒸発させ、残渣を酢酸エチル(50ml)とK2CO3(飽和,50ml)とに分 配した。水相を酢酸エチル(3×25ml)、ジクロロメタン(2×25ml) およびブタノール(2×25ml)で抽出した。EtOAc層およびDCM層を 乾燥(Na2SO4)し、ブタノール相と併せ、蒸発させた。残渣をシリカ上のク ロマトグラフィーに付しDCM/MeOH(98:2)で溶離し続いてDCM/ MeOH/NH3(90:10:1)で溶離することにより表記化合物(0.6 2g,86%)を淡黄色油状物として得た。δ(250MHz,CDCl3)1 .38〜1.50(1H,m),1.60〜2.08(3H,m),2.27( 3H,s),2.30〜2.50(2H,m),2.77〜2.87(1H,m ),2.95〜3.05(1H,m),3.36〜3.65(3H,m),4. 85(1H,br s),7.23〜7.36(5H,m)。 3. 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 .3−c]ピリジン−3−イル)酢酸(2S−2−(N−ベンジル−N−メチル アミノメチル)ピロリジニル)アミド 中間体5(0.89g,4.0mmol)のメタノール(10ml)中懸濁液 に、水酸化ナトリウム(2M,25ml)を添加した。混合物を80℃で16時 間加熱した。冷却後、混合物を中和(2M HCl)し、溶媒を蒸発させた。残 渣をシリカ上のクロマトグラフィーに付しDCM/MeOH/酢酸を勾配(90 :10:1〜80:20:2)で溶離し、続いてMeOHにより溶離することに より2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2. 3−c]ピリジン−3−イル)酢酸(3g)を淡黄色固体として得た。1H N MR(360MHz,d6−DMSO)δ3.53(2H,s),7.58(1 H,s),7.98(1H,s),8.20(1H,s),8.60(1H,s ),9.22(1H,s),11.68(1H,br s)。これをさらに精製 することなく次の工程に用いた。 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H −ピロロ[2.3−c]ピリジン−3−イル)酢酸(0.84g)の乾燥DMF (5ml)中懸濁液に、中間体6(0.262g,1.3mmol)、1−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(0.174g,1.3mmol)、1−エチル−3 −[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド塩酸塩(0.247g, 1.3mmol)およびトリエチルアミン(0.18ml,1.3mmol)を 添加し、この混合物を窒素雰囲気下に室温で64時間攪拌した。混合物を中和( 2M HCl)し、溶媒を減圧下に蒸発させた。残渣をDCMと研磨し、固形分 を化により除去した。濾液を減圧下に蒸発させ、残渣をシリカ上のクロマトグラ フィーに付しDCM中5%MeOHで溶離し、続いてDCM/MeOH/NH3 (勾配95:5:1〜90:10:1)で溶離することにより表記化合物(87 mg)を黄色ガムとして得た。1H NMR(360MHz,CDCl3)δ1. 54〜2.70(10H,m),3.28〜3.92(5H,m),4.09〜 4.16および4.34〜4.44(1H,2×m),7.16〜7.41(6 H,m),7.98および8.00(1H,2×s),8.07および8.09 (1H,2×s),8.42および8.45(1H,2× s),9.08および9.10(1H,2×s),9.12〜9.30(1H, m)。 4. 2S−2−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2.3−c]ピリ ジン−3−イル)エチル]ピロリジン酢酸エステル LiAlH4のエーテル(1.0M,0.6ml,0.6mmol)および乾 燥THF(2ml)中溶液に、2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イ ル)−1H−ピロロ[2.3−c]ピリジン−3−イル)酢酸(2S−2−(N −ベンジル−N−メチルアミノメチル)ピロリジニル)アミド(87mg,0. 2mmol)の乾燥THF(3ml)中溶液を、窒素雰囲気下に周囲温度で滴下 することにより加えた。混合物を50℃で1時間加熱した。冷却後、水(24μ l)を添加し、続いて水酸化ナトリウム(4M,24μl)を添加し、続いて水 (72μl)を添加した。固形分を濾過により除去し溶媒を減圧下に蒸発させた 。残渣をシリカ上のクロマトグラフィーに付しDCM中MeOH(勾配5〜10 %)で溶離し、続いてDCM/MeOH/NH3(90:10:1)で溶離する こと により黄色ガムを得た。これをシリカ上のクロマトグラフィーに付しDCM/M eOH/NH3(勾配98:2:1〜95:5:1)で溶離することにより遊離 塩基(53mg,63%)を黄色ガムとして得た。遊離塩基(40mg,0.1 mmol)をエーテル/MeOH(4:1,5ml)に溶解し、蓚酸(8.7m l,0.1mmol)のエーテル(1ml)中溶液を滴下することにより処理し た。形成された沈殿物を濾過により収集して表記化合物(30mg)をベージュ 色固体として得た。融点100℃(分解)。(実測値;C,56.90;H,6 .22;N,16.44.C24297・1.75(CO2H)2・0.6(H2O )の計算値:C,56.57;H,5.82;N,16.79%)。1H NM R(360MHz,d6−DMSO)δ1.60〜1.74(1H,m),1. 83〜2.23(6H,m),2.50〜2.60(1H,m),2.88〜2 .98(1H,m),3.12〜3.42(4H,m),3.48〜3.84( 5H,m),7.16〜7.38(5H,m),7.65(1H,d,J=2. 3Hz),8.08(1H,s),8.23(1H,s),8.68(1H,s ),9.25(1H,s),11.85(1H,br s)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 401/14 209 C07D 401/14 209 403/14 205 403/14 205 207 207 405/14 207 405/14 207 209 209 409/14 209 409/14 209 471/04 104 471/04 104Z (31)優先権主張番号 9426375.3 (32)優先日 1994年12月21日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ブラン,シルビー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 カストロ・ピネイロ,ホセ・ルイス イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 チヤンバーズ,マーク・スチユアート イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ギブリン,アレクザンダー・リチヤード イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ホツブズ,サラ・クリステイーン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ジエリー,リチヤード・アレクザンダー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 マーデイン,アンドリユー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 マタツサ,ビクトル・ジユリオ イタリー国、イ−00040・ポメツイア、ビ ア・ポンテイーナ・キロメトロ・30、 6000、イステイテユート・リチエルケ・デ イ・ビオロジア・モレコラーレ (72)発明者 リーブ,オーステイン・ジヨン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ラツセル,マイクル・ジヨフリー・ニール イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 シヨーウエル,グラハム・アンドリユー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 スタンフエルド,フランシーヌ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ストリート,レスリー・ジヨージフ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 フアン・ニール,モニク・ボーデル イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式(I)で示される化合物またはその塩もしくはそのプロドラッグ: (式中、 Zは、フラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イソオキ サゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、チ アジアゾール、トリアゾールおよびテトラゾールから選択される、場合により置 換されている5員ヘテロ芳香族環; Eは、化学結合または1〜4個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状アル キレン鎖; Qは、1〜4個の炭素原子を有し、場合により任意の位置がヒドロキシ基によ り置換されている直鎖状もしは分岐状アルキ レン鎖; Tは、窒素またはCH; Uは、窒素またはC−R2; Vは、酸素、イオウまたはN−R3; R2およびR3は、独立して水素またはC1-6アルキル; Mは、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジン環の残基; Rは、式−W−R1で示される基; Wは、化学結合、または1〜4個の炭素原子を有し、場合により任意の位置が ヒドロキシ基により置換されている直鎖状もしくは分岐状アルキレン鎖; R1は、−ORx、−SRx、−SORx、−SO2xまたは−NRxy; RxおよびRyは、独立して水素、炭化水素またはヘテロ環式基を表すか、ある いはRxおよびRyは、一緒になって、場合によりC1-6アルキル、アリールおよ びヒドロキシの1またはそれ以上により置換され又はフェニル環と融合してよい C2-6アルキレン基;および Raは、水素、ヒドロキシ、炭化水素またはヘテロ環式基を表す。)。 2. 下記式(IIA)で示される請求項1記載の化合物ならびにその塩および そのプロドラッグ: (式中、 mは、0,1,2または3; nは、2,3または4; pは、0,1または2; Tは、窒素またはCH; Aは、窒素またはCH; Bは、窒素またはC−R5; R4およびR5は、独立して水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シ クロアルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、C3-7ヘテロシクロアル キル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、C1-6アルコキ シ、C1-6アルキルチオ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキル アミノ、ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチル;および R10は、−X−R11、または下記式(a)もしくは(b)で示される基: (ここで、 R6は、水素またはヒドロキシ; Xは、酸素、イオウ、−SO−、−SO2−またはN−R12;および R11およびR12は、独立して水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7 シクロアルキル(C1-6)アルキル、インダニル、アリール、アリール(C1-6) アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、そ れらの基のいずれもが場合により置換されていて良い。) を表す。)。 3. 下記式(IIB)で示される請求項1記載の化合物ならびにその塩および そのプロドラッグ: (式中、m,n,p,T,A,B,R4およびR10は請求項2のように定義され る。)。 4. 下記式(IIC)で示される請求項1記載の化合物ならびにその塩および そのプロドラッグ: (式中、Raaは水素、ヒドロキシまたはアリール(C1-6)アルキル;および m,n,p,T,A,B,R4およびR10は請求項2のように定義される。)。 5. 下記式(IID)で示される請求項1記載の化合物ならびにその塩および そのプロドラッグ: (式中、m,n,p,T,A,B,R4およびR10は請求項2のように定義され る。)。 6. 下記化合物から選択される化合物ならびにその塩およびにそのプロドラッ グ: (3R)−3−ベンジルオキシ−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−(4−メトキシフェニル)メトキシ−1−[2−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロ リジン; (3R)−3−(ピリジン−3−イル)メトキシ−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; (3R)−3−ベンジルオキシメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン; (2S)−2−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; 4−(4−アセチルアミノフェニル)メチルアミノ−1−[3−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピ ペリジン; 4−ベンジルアミノ−1−[3−(5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノ−1−[3−(5−(1,2,4−ト リアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン ; 4−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; (2S)−2−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジ ン−3−イル)エチル]ピロリジン。 7. 下記化合物から選択される化合物ならびにその塩およびそのプロドラッグ : 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペ リジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α −(メチル)ベンジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(メチル)ベンジルアミノ]ピペ リジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−(1−ヒドロキシメチル−2−フェニ ル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(1R,2S)−(2−ヒドロキシ−1−メチル −2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[(1S,2R)−(2−ヒド ロキシ−1−メチル−2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(1R,2R)−(2−ヒドロキシ−1−メチル −2−フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[2−(4−アセチルアミノフェニル)エチルアミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ]メチ ルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(S)−α−(メチル)ベンジルアミノ]メチ ルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(S)−1−(4−アセチルアミノフェニル)エ チルアミノ]メチルピペ リジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−1−(4−アセチルアミノフェニル) エチルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−[(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジル]−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(2−(4−アセチルアミノフェニル)エ チル)−N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(4− アセチルアミノベンジル)−N−メチルアミノ]メチルピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(チエン−2−イル)メチル−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]メチルピペリジン; (3S)−3−(4−アセチルアミノベンジル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3R)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; (3S)−3−(ピリジン−4−イルメチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチ ル]ピロリジン; 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]アゼチジン; 4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール −4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]アゼチジン; 4−(N−ベンジル)アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペリジン; 4−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−4−ヒドロキシ−1−[3− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )プロピル]ピペリジン; 3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]アゼチ ジン; (3R)−3−[N−(R)−α−(メチル)ベンジル]アミノメチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−(メチル)ベンジル]アミノメチル−1−[ 2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(フラン−3−イルメチル)アミノ]メチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(フラン−2−イルメチル)アミノ]メチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン。 8. 下記化合物から選択される化合物ならびにその塩およびそのプロドラッグ : (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシ)メチル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(2−フェニルエチル)アミノ]メチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(2−フェニルエチル)−N−メチルアミノ]メチル−1 −[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−α−(ジメチルベンジル)アミノメチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エ チル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリア ゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル)アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; (3S)−3−[N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル−1−[2− (5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3 −イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル]アミノメチ ル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H− インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジ ン; (3S)−3−(N−ベンジル−N−メチル)アミノメチル−1−[2−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(S)−α−メチルベンジル]アミノメチル −1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル]ア ミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル) −1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[N−メチル−N−(S)−α−メチルシクロヘキシルメチル] アミノメチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル )−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[3−(R)−ヒドロキシ−2−(R)−フェニルピペリジン− 1−イル]メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ チル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (3R)−3−[3−(R)−ヒドロキシ−2−(R)−フェニルピペリジン− 1−イル]メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル) −1H−インドール−3− イル)エチル]ピロリジン; 4−ヒドロキシ−4−(フェニルスルフィニル)メチル−1−[3−(5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル ]ピペリジン; (3R)−3−[2−(R,S)−フェニルピペリジン−1−イル]メチル−1 −[2−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インド ール−3−イル)エチル]ピロリジン; 4−(3,3−ジメチルピペリジン−1−イル)メチル−4−ヒドロキシ−1− [3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル )メチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(N−イソブチル−N−メチル)アミノメチル−1−[3 −(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−ベンジル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]メチル−4−ヒド ロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−(2,2−ジメチルプロピル)−N−メチルアミノ]メチル−4−ヒ ドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−[N−(R)−α−ヒドロキシメチルベンジル−N−メチルアミノ]メチル −4−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(2−ピリジルメチル)アミノメチル−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−(2−メチルフェニルメチル)アミノメチル−1−[3− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )プロピル]ピペリジン; 4−ヒドロキシ−4−[N−(2−メチルフェニルメチル)− N−メチルアミノ]メチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジン; 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−[3−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピロ リジン; 3−(ベンジルアミノ)メチル−3−ヒドロキシ−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(カルバモイル−オキシメチル) ベンジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2S)−2−ヒドロキシ−1−フェニ ルプロピルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2 R)−2−ヒドロキシ−1−フェニルプロピルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−1−ヒドロキシ−2−フェニルプロ プ−2−イルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−2−ヒドロキシ−1−(4−フルオロ フェニル)エチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(1R,2R)−2−ヒドロキシインダン−1 −イルアミノ)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−インダン−1−イルアミノ)ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[(R,S)−1−(4−フルオロフェニル)エチ ルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−フェニルプロプ−2−イルアミノ]ピ ペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(チエン−3−イルメチル)−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(フラン−3−イルメチル)−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−(フラン−3−イルメチル)アミノピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N,N−ジ−(フラン−3−イルメチル)アミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(3,3−ジメチルアリル)−N−メチル アミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[N−アリル−N−メチルアミ ノ)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[インダン−1−イルアミノメチル)ピペリジン ; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール− 3−イル)プロピル]−4−[N−(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジル −N−メチルアミノメチル]ピペリジン; (3R)−3−(ベンジルチオ)メチル−1−[2−(5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリジン; (±)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−(1−ベンジルアミノ−2−ヒドロキシ エチル)ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルア ミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インド ール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メチル)ベンジルアミノ] ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベンジルアミノ]ピペリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(ヒドロキシメチル)ベン ジルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミ ノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[N−(R)−α−(メトキシメチル)ベンジル −N−メチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]−4−[(R)−α−(メトキシメチル)ベンジルアミノ]ピペリジ ン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチ ル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−[(R)−1−(4−フ ルオロフェニル)−2−メトキシエチルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル)プロピル]−4−[N−(4−フルオロベンジル)−N−メ チルアミノ]ピペリジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−(2−フェニルピペリジン−1−イル)ピペリジ ン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−[(R)−1−(4−フルオロフェニル)−2− メトキシエチルアミノ]ピペリジン; (3R)−3−(ベンジルスルフィニル)メチル−1−[2−(5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)エチル]ピロリ ジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルチオ)メチル−1−[2−(5−(1, 2,4−トリアゾール−1−イルメチル−1H−インドール−3−イル)エチル ]ピロリジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; (3R)−3−(4−フルオロベンジルスルフィニル)メチル−1−[2−(5 −(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル−1H−インドール−3−イル )エチル]ピロリジン; 4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−1−[3−(5−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリジ ン。 9. 前記請求項のいずれかに記載の化合物を薬学的に許容できるキャリヤーと 共に含んでなる医薬組成物。 10. 治療に用いる請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。 11. 5−HT1Dレセプターのサブタイプ選択的作用薬が必要とされる臨床症 状の治療および/または予防のための薬剤を製造するための請求項1〜8のいず れかに記載の化合物の使用。 12. 請求項1〜8のいずれかに記載の化合物の製造方法であって、 (A)下記式(III)で示される化合物 (式中、ZおよびEは請求項1のように定義される。) を下記式(IV)で示される化合物またはそのカルボニル保護物 (式中、R2、Q、M、RおよびRaは請求項1のように定義される。) と反応させ、必要な場合には続いて標準的方法によるN−アルキル化により基R3 を導入する、または (B)下記式(VII)で示される化合物 (式中、M、RおよびRaは請求項1のように定義される。) を下記式(VIII)で示される化合物 (式中、Z、E、Q、T、UおよびVは請求項1のように定義され、L2は適当 な離脱基を表す。) と反応させる、または (C)下記式(X)で示される化合物 (式中、Z、E、Q、M、RおよびRaは請求項1のように定義され、D1は容易 に置換し得る基を表す。) を環化させ、必要な場合には続いて標準的方法によるN−アルキル化により基R3 を導入する、または (D)下記式(XIII)で示される化合物 (式中、Z、E、Q、R2、M、RおよびRaは請求項1のように定義され、V1 は酸素またはイオウを表す。) を環化させる、または (E)下記式(XVI)で示される化合物 (式中、Z、E、T、U、V、M、RおよびRaは請求項1のように定義され、 −Q1−CH2−は請求項1に定義したQに相当する。) を還元させる、および (F)必要な場合には、続いて最初に得られた化合物(I)を慣用法により別の 化合物(I)に変換する ことを含んでなる製造方法。 13.5−HT1Dレセプターのサブタイプ選択的作用薬が必要とされる臨床症状 の治療および/または予防のための方法であって、請求項1〜8のいずれかに記 載の化合物の有効量をそのような治療の必要な患者に投与することを含んでなる 方法。
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