JPH10503019A - ホール効果素子の温度補償回路 - Google Patents

ホール効果素子の温度補償回路

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JPH10503019A
JPH10503019A JP8505220A JP50522096A JPH10503019A JP H10503019 A JPH10503019 A JP H10503019A JP 8505220 A JP8505220 A JP 8505220A JP 50522096 A JP50522096 A JP 50522096A JP H10503019 A JPH10503019 A JP H10503019A
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セカンド カークパトリック,リチャード・エイ・ザ
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Abstract

(57)【要約】 ホール効果素子と組合わせて使用するために、温度補償抵抗器(48,49)、すなわち、エピタキシャル抵抗器が増幅器のフィードバックループの一部として信号ループの中に配置されていない温度補償回路を設ける。従って、回路は、通常はエピタキシャル抵抗器に加わる電位の変化によって起こる問題を誘起することなく、より高度の直線性と温度補償を可能にする。回路の一実施形態は、装置の動作中に供給電圧が変化したとしても、回路の出力電圧を供給のあらかじめ選択されたパーセンテージにクランプする、すなわち、丸める手段をさらに提供する。回路は、素子ごとの個別の変動を補償すべく回路に対し最終調整を実行するために、いくつかの外部トリミング可能抵抗器(RN C1,RN C2)を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】 ホール効果素子の温度補償回路 発明の背景 発明の分野: 本発明は、一般に、ホール効果素子の温度補償回路に関し、特に、ホール素子 の出力が変化したときに温度補償抵抗器に加わる電位を変動させることを阻止す る温度補償回路に関する。従来の技術の説明: ホール効果素子は当業者には良く知られている。たとえば、ホール効果素子は 、検出ゾーンを通過する磁性材料の動きを感知する装置に長年使用されてきた。 自動車では、回転する物体の位置を監視するために、ギヤ歯センサやベーンセン サが使用されている。ギヤ歯センサは自動車のエンジンと関連してクランクシャ フト及びカムシャフトの回転を監視するために使用され、さらに、ある種のギヤ 歯センサは自動ブレーキシステムと関連して使用されている。 一定電圧によってバイアスされるホール効果素子を使用し、応用するときの問 題の1つは、温度に従ってホール出力電圧が主にホール素子を形成している材料 の温度抵抗係数(TCR)の関数として変動することである。たとえば、Nエピ タキシーで形成された典型的なホール効果素子に一定の磁界を印加する場合、素 子の出力は、摂氏150度で摂氏25度のときの約2倍になる。温度の変化が予 測される用途で使用するためには、このように温度により誘起されるホール出力 電圧の変化を補償するための何らかの手段を設けなければならない。周知の温度 補償回路は、通常、温度の関数としてのホール出力電圧の変化を補償するための 増幅回路の一部として温度感知抵抗器を使用する。周知のいくつかの温度補償回 路では、増幅器のフィードバック回路の一部としてエピタキシャル抵抗器を使用 する。エピタキシャル抵抗器は、摂氏150度で、摂氏25度のときの約2倍の 抵抗を示すので、エピタキシャル抵抗器における抵抗の変化と、同じエピタキシ ーで形成されるホール効果素子における電圧変化との逆の関係を相殺補償方法と して利用することができる。 1988年7月26日にNelsonへ発行された米国特許第4,760,2 85号は、温度に無関係の感度を与えるためのエピタキシャル層抵抗手段を伴う ホール効果装置を開示している。この線形ホール効果集積回路においては、ホー ル素子と同じエピタキシャル層の中に一部が形成されている抵抗器により確定さ れる利得を有する回路によって、ホール素子の出力信号を増幅する。第1の増幅 器段は電圧/電流変換器として構成され、電流ミラーを介して、電流/電圧変換 器として構成された第2の増幅器段に接続している。 1988年3月29日にNelsonへ発行された米国特許第4,734,5 94号は、温度従属感度を有するセンサの相殺補償方法を開示している。この特 許に記載されているホール効果装置は、ナル(すなわち、磁束密度がゼロ)オフ セット電圧補償を有する。エピタキシャル層に形成されたホール効果素子の出力 端子は、差電流源に接続している。電流源により発生される第1の電流と第2の 電流の和は、ホール効果素子が形成されているエピタキシャル層に形成された抵 抗器により確定される。これは、ホール効果素子を通過する電流を温度と電源の 双方の関数として追跡する電流を発生するように、ホール効果素子と同じ電源に よって給電される。抵抗器を通過する電流は1対のトリミング可能温度感知抵抗 器により分割され、ホール効果素子の出力端子に電流を供給する1対の交差結合 電流ミラーに供給される。 ホール効果素子の出力電圧の温度の関数としての変化を補償するために、エピ タキシャル抵抗器を信号経路で使用すると、ホール回路に別の問題が導入される 。エピタキシャル抵抗器はそれらに印加される電位の関数として抵抗の変化を示 すので、増幅器のフィードバック回路でそのような抵抗器を使用すると、その結 果、ホール回路の出力に誤差が生じる可能性がある。エピタキシャル抵抗器に加 わる電位の関数として抵抗器の抵抗に及ぶ影響は相対的に小さいが、この抵抗の 可変性は、きわめて高度の直線性が要求されるホール効果増幅回路に悪影響を及 ぼすおそれがある。 印加される電位の関数としてのエピタキシャル抵抗器の抵抗の変化によって起 こるこの問題を回避するためには、印加される電位が一定であるような構成にお いてエピタキシャル抵抗器を利用する温度補償・増幅回路を設けることができる と、著しく有益であろう。 発明の概要 本発明の好ましい一実施態様では、温度補償回路は、加えられる磁界を表わす 第1の出力信号を有するホール効果素子を具備する。さらに、回路は、入力端子 がホール効果素子からの第1の出力信号と信号通信状態で接続している増幅回路 を具備する。増幅回路は、磁界を表わす第2の出力を有する。加えて、本発明の 好ましい一実施態様は、少なくとも1つの温度感知抵抗器を有する温度補償回路 を具備し、温度感知抵抗器が、第1の出力信号の変化に対する温度感知抵抗器の 両端の電位の影響を阻止するために、温度補償回路の中に接続されている。 本発明の好ましい一実施態様における増幅回路は第1の増幅器と、第2の増幅 器とを具備する。第1の増幅器の出力端子と、反転入力端子との間に第1のトラ ンジスタが接続している。第2の増幅器の出力端子と、反転入力端子との間には 、第2のトランジスタが接続している。第1の増幅器の反転入力端子と、第2の 増幅器の反転入力端子との間には、抵抗器が接続している。増幅回路は、非反転 入力端子が第1の増幅器の出力端子に接続し且つ反転入力端子は第2の増幅器の 出力端子に接続している第3の増幅器を具備する。第3の増幅器は、差がホール 効果素子に印加される磁界を表わす第3の出力信号と、第4の出力信号を有する 。 本発明の好ましい一実施態様は、非反転入力端子が第3の出力信号に接続し且 つ反転入力端子は第4の出力信号に接続している第4の増幅器をさらに具備する 。第4の増幅器の出力端子と、反転入力端子との間には、温度感知フィードバッ クが接続している。第5の増幅器の非反転入力端子に温度感知信号が接続し、第 5の増幅器の出力端子は第4の増幅器の非反転入力端子に接続している。 本発明の特に好ましい実施態様は、第4の増幅器の出力を可変調整する手段と 、第5の増幅器の非反転入力端子に接続する信号を可変調整する手段と、反転入 力端子が第4の増幅器の出力端子に接続している第6の増幅器とをさらに具備す る。第6の増幅器の反転入力を可変調整する手段が設けられている。先に説明し た可変調整能力を得るためには様々な方法を利用できるが、本発明の好ましい一 実施態様は、本発明を取り入れたホール効果素子を製造する際の最終製造工程の 間に調整できるトリミング可能抵抗器を利用する。 図面の簡単な説明 本発明は、図面と関連させて好ましい実施形態を読むことによりさらに十分に 理解されるであろう。図面中: 図1は、ホール出力電圧と、ホール効果素子に印加される磁束密度との関係を 示す。 図2は、ホール素子の出力を補償する従来の技術による技法を示す。 図3は、ホール素子の温度補償を実行するために使用される別の従来の技法を 示す。 図4は、第1、第2及び第3の増幅器を伴うホール素子を示す。 図5は、本発明と関連して使用される第4及び第5の増幅器を示す。 図6は、ホール素子の出力を供給すると共に、素子の直線性を改善するための 最終トリム調整を可能にするために使用される第6の増幅器を示す。 図7は、出力電圧を供給電圧のあらかじめ選択されたパーセンテージにクラン プする手段を組込んだ本発明の一実施形態を示す。 図8は、図7に示す本発明の実施形態におけるホール出力電圧と、磁束密度と の関係を示す。 図9は、本発明の機能ブロック線図である。 図10は、本発明のカッドホール入力段である。 図11は、本発明の一次温度補償増幅器を示す。 図12は、本発明の電圧基準及び電流源を示す。 図13は、本発明の温度補償調整増幅器を示す。 図14は、本発明の出力増幅器及びクランピング段を示す。 好ましい実施形態の説明 好ましい実施形態の説明を通して、同じ素子は同じ図中符号によって表わされ る。好ましい実施形態の説明においては、素子は一般に添字付き図中符号と文字 により表わされる。しかし、図面では、同じ素子は同じように表わされるが、添 字は付されていない。同じ文字と数字は同様の素子を指示するために使用される が、素子は図面では添字なしの形、明細書の中では添字を付した形で示される。 これは、図面の中で添字を使用した場合には素子の識別に混乱を招きかねないほ ど多数の素子が図中に含まれている場合が多いので、図面を簡素化し且つ明瞭に するために行われたものである。さらに、図9〜図14に示す回路素子の多くを その他の図に個別に示す。これは、本発明の動作又は用途に直接には関係のない 図9〜図14のさらに複雑な回路の各素子を説明する必要なく、個々の部分回路 をさらに詳細に説明できるようにするためである。好ましい実施形態の説明を通 して、ホール効果素子を繰り返し引用する。しかしながら、本発明の多くの用途 においては、実際には4つの個別のホール素子を相互に接続したカッドホールデ バイスを使用することを理解すべきである。これらの目的のために4つのホール 素子を使用するこの技術は当業者には良く知られており、ここではその技術につ いてさらに詳細には説明しない。 図1は、本発明が指向する基本的な問題を示す。ホール電圧と、ホール素子に 印加される磁界との関係の1例を図1に線10により表わす。先に説明した通り 、温度の変化はホール電圧の大きさに影響を及ぼすおそれがある。この効果は少 なくとも2つの行程で起こりうる。第1に、磁界のあらゆる値に対するホール電 圧は矢印Aにより表わすように変化し、その結果、線12により表わす関係が得 られる。ホール電圧と磁界との関係は矢印Bにより表わされるようにも変化する ことがあり、その結果が線14により表わす関係である。矢印Bはホール素子の 感度、すなわち、利得の変化を示し、矢印Aは素子のオフセット値、すなわち、 ナル値の変化を示す。図中符号20は第1のナル電圧を表わし、図中符号22は 温度変化の結果として発生するナル電圧を表わす。線12及び14により表わさ れる関係は、温度変化を補償するための何らかの手段を設けなかった場合にはホ ール増幅回路からの誤った出力を発生させるであろう。 前述のように、ホール素子の温度補償回路においてエピタキシャル抵抗器を使 用することは良く知られている。図2は、既知の温度補償方法の簡略化した概略 図である。当業者に良く知られているように、ホール素子26は供給電圧Vsと 接地電位点との間に接続している。ホール素子がそれに対し垂直な磁界にさらさ れると、線路30と線路32との電圧差は磁界の強さを表わす。それらの電圧は 抵抗器RA及びRBを介して増幅器34の非反転入力端子と、反転入力端子とに供 給される。バイアス電圧はエピタキシャル抵抗器REPIを介して増幅器34の非 反転入力端子に供給され、別のエピタキシャル抵抗器REPIは増幅器34のフ ィードバックループで使用されている。前述のように、エピタキシャル抵抗器の 抵抗は温度の関数として、ホール素子26の出力電圧の変化とは逆に変化する。 このようにして、温度変化に対して図2に示す回路のバイアスと感度を補償でき る。図2は温度補償回路の簡略化した概略図であり、ホール効果素子を採用する 実際のセンサを構成するために必要な全ての素子を示しているわけではないこと を理解すべきである。 図3は、先に挙げた米国特許の中で説明されている種類の回路を簡略化して表 わした温度補償回路を示す。言うまでもなく、それらの信号の厳密な関係は磁界 の方向によって決まる。2つの増幅器40及び42は、図示するように、ホール 素子26の出力端子に接続している。抵抗器R1は増幅器の間に接続し、2つの 増幅器の出力端子は電流ミラー44に接続している。図示するように、温度感知 エピタキシャル抵抗器は電流ミラー44の出力端子両端に接続し、2つのトラン ジスタ50及び52は電流ミラー44のそれらの出力端子と、増幅器56の入力 端子との間に接続している。増幅器56は、エピタキシャル抵抗器により行われ る温度補償を伴って、ホール素子26に印加される磁界を表わす出力電圧を発生 する。図2及び図3に示す種類の回路は一般に当業者に知られている。 図4は、本発明の部分回路の簡略化した概略図を示す。第1の増幅器A1a及び 第2の増幅器A1bが用いられ、線路30及び32に供給される出力電圧に接続し ている。第1の増幅器には、トランジスタQ36を含むフィードバックループが設 けられている。第2の増幅器には、トランジスタQ37を含むフィードバックルー プが設けられている。第1の増幅器A1aの反転入力端子と、第2の増幅器A1bの 反転入力端子との間には、抵抗器R14が接続している。線路30の電圧が線路3 2の電圧とは異なる場合、電流IHが抵抗器R14を通って流れる。トランジスタ Q36及びQ37のベースは図示するようにバイアス電圧に接続している。トランジ スタQ36のエミッタを流れる電流はIA1+IHに等しく、トランジスタQ37のエ ミッタを流れる電流はIA1−IHに等しい。IHの極性は磁界の極性によって決ま る。 第1及び第2の増幅器の出力端子は図示するように第3の増幅器A2に接続し ている。第3の増幅器に電流IA2を供給する電流源が設けられている。第3の増 幅器A2は、抵抗器60及び62を介して接地電位点に接続する2つの電流I1及 びI2を供給する差電流出力端子を有する。これは、図示するように、V1及びV2 の電位を供給する。 図4の2つの信号V1及びV2は、図5に示すように、第4の増幅器70に入力 として供給される。第4の増幅器70には、抵抗器72に加えて2つの温度感知 抵抗器R59及びR58を含むフィードバックループが設けられている。それらの温 度感知抵抗器は、ホール素子26に影響を及ぼす温度変化の結果としての信号V1 及びV2の利得変化を補償するように増幅器70の出力を調整するために使用さ れる。各々のホール素子の特定の特性について出力Vcを調整できるようにする ために、外部チップにトリミング可能抵抗器RSC1及びRSC2が設けられ、図示す るように接続されている。抵抗器76及び78は図示する増幅器70の入力端子 と、図4に示す第3の増幅器の出力端子との間に接続している。抵抗器RSC1及 びRSC2は、ほぼゼロの熱抵抗率係数(TCR)を示す外部皮膜抵抗器である。 さらに図5を参照すると、第5の増幅器80には、R75を介して第4の増幅器 70の非反転入力端子に接続する出力端子VNBが設けられている。第5の増幅器 80の反転入力端子は、図示するような電圧フォロワ構成でその出力端子に直接 接続している。第5の増幅器80の非反転入力端子は、図示するように、2つの 温度感知抵抗器R48及びR49に接続している。トリミング可能抵抗器RNC1及び RNC2は、ほぼゼロの熱抵抗率係数(TCR)を示す外部皮膜抵抗器である。外 部トリミング可能抵抗器は、個々のホール素子をそれ独自の特定の特性に適合す るように調整可能とするために使用される。温度感知抵抗器R48及びR49は、ホ ール素子26及び第1−6増幅器のオフセット電圧に影響を及ぼす温度変化の結 果としての素子のオフセット変化を補償するように回路出力を調整するために使 用される。 図6は、本発明に従って構成された温度補償回路の最終段を示す。VCとして 表わされている図5の回路からの出力は、図6に示す第6の増幅器100に入力 として接続される。VC信号はRG2を介して第6の増幅器100の反転入力端子 に接続し、非反転入力端子は図5に示す第5の増幅器80の出力として表わされ ているVNB信号に接続している。特定のホール効果装置の理想の室温伝達関数か らのわずかな偏差を最小にするために、オフセット及び感度に関して室温伝達関 数を調整できるように、トリミング可能抵抗器RN1,RN2及びRG2が設けられて いる。図2〜図6に関連して説明した補償技術は温度の影響及び理想から外れた 素子特性に関して素子を補償するのに適しているが、個々のホール効果装置は特 定のどの特性又はパラメータに対しても中心平均値に関して何らかのわずかな偏 差を示す可能性があることを理解すべきである。トリミング可能抵抗器は、中心 平均値に関するそれらの変動を最小にするわずかな変更を実行することができる 。 図7は、いくつかの素子を追加した図6の例を示す。それらの追加素子とは増 幅器AMPC1と、その関連抵抗器R64〜R67である。図6と図7とを比較するこ とにより、増幅器AMPC1の出力端子は第6の増幅器100の非反転入力端子に 接続していることがわかる。図7で追加の増幅器を設けた理由については、図8 に関連して説明する。 図8には、ホール回路の出力電圧VOUTと、印加される磁束の密度との関係を 示す。一般に図1の線10に類似する線10は、先に説明したように変動につい て信号を補償したあとのホール回路の出力電圧と、磁界との関係を表わす。図8 は、図8にG1として表わされている所定の大きさを越える磁束密度に対しては 線120により表わされる一定の出力電圧を示す。 出力信号を所定の値でクランプできる、すなわち、丸めることは良く知られて いる。これを行う理由は数多くあり、周知の様々な技術によって実行が可能であ る。たとえば、変換器が監視パラメータに基づいて0ボルトから10ボルトまで の出力電圧を供給する場合、変換器の特定の用途に適合するように、変換器から の出力電圧を、たとえば、8.7ボルトに任意にクランプできる。本発明は、電 圧が所定の出力電圧を越えると思われるときにホール効果装置の出力信号をその 所定の値にクランプ、すなわち、丸めることができるようにするための手段をさ らに提供する。しかしながら、本発明においては、可変電圧のあるパーセンテー ジとして確定される値に出力電圧をクランプする。言いかえれば、本発明の好ま しい実施形態はホール効果素子からの出力電圧を供給電圧VSの93パーセント である大きさに制限する。従って、図8に線120により表わされているクラン プ電圧の大きさは、常に供給電圧VSの93パーセントの値に維持され、ホール 回路の出力はその値を越える電圧とはならない。そのため、ホール素子の出力は 、ホール素子からの出力電圧がおそらくは変動して行く供給電圧VSの関数であ る線120により表わされるクランピング電圧と等しくなるまで、ホール素子に 印加される磁束密度の関数として線10に従うであろう。 図7及び図8を参照すると、図7に示す増幅器AMPC1の反転入力端子に、抵 抗器R66及びR67により確定される電圧が供給される。図7を見ればわかるよう に、それら2つの抵抗器は、供給電圧VSに関連する分圧器を構成し、この分圧 器は、第6の増幅器100からの出力信号が所定のクランピング電圧の大きさを 越えようとしたときに増幅器AMPC1に第6の増幅器100の非反転入力端子に 信号を供給させる値の電圧を反転入力端子に発生させる。このように、第6の増 幅器100の出力V0UTを供給電圧VSの所定の割合に制限でき、供給電圧が変化 したとしても、この関係を動的に維持することができる。その結果、図7に示す 回路は出力電圧V0UTと、磁束密度との図8に示すような関係をもたらす。 図9は、本発明に従って構成した回路の機能ブロック線図である。図9に示す 図は、本発明の簡略化した概略図である。この図は、先に図4〜図8に関連して 説明した機能を実行するために使用される様々な部分回路を示す。たとえば、図 9は、トランジスタQ36及びQ37によりフィードバックを与えられる2つの増幅 器と関連するホール素子26を示す。加えて、電流源と、2つのフィードバック トランジスタのベースのバイアス電圧源とを伴う増幅器A2を示す。 図5と図9を比較すると、抵抗器R59及びR58と、トリミング可能RSC1及び RSC2とによって、出力端子V1及びV2に接続されることがわかる。図9は、抵 抗器R48及びR49と関連する第5の増幅器80をさらに示す。加えて、トリミン グ可能抵抗器RNC1及びRNC2も設けられている。様々な電圧を外部から操作可能 である回路中の点は、図9では四角形の中に入れて示されている。第6の増幅器 100は、そのフィードバックとして設けられる抵抗器RG1とトリミング可能抵 抗器RN1,RN2及びRG2と共に示されている。図9の右の部分に示されている第 6の増幅器100については、先に図6に関連してさらに詳細に説明した。図9 には、抵抗器R66及びR67によって確定される供給電圧VSの比率である反転入 力、並びに抵抗器R64及びR65によって確定される出力電圧V0UTの比率である 非反転入力と関連して、クランピング増幅器AMPC1も示されている。 AMPC1の出力は、非反転入力電圧が反転入力電圧以上に上昇し、その時点で 、Q150からのコレクタ電流が増幅器A4の反転ノードに流れ込み始めて、磁束密 度の増加によってRG2を介して反転ノードから流れ出す電流の流れを阻害するま で、トランジスタQ150を遮断するベースピンチ抵抗器R68を介してVSまでプル アップされる。従って、AMPC1の非反転電圧が反転電圧とほぼ等しくなったと きに、クランプ電圧の発生が起こる。 図10は、ホール入力段の詳細な図である。R4の底部の電圧はVBE(Q10)+VBE(Q12) に等しく、R5の底部の電圧はVBE(Q11)+VBE(Q13)に等しい。Q13は Q10と交差結合しているので、VBE(Q10)はVBE(Q13)と等しく、同様に、Q12は Q11と交差結合しているので、VBE(Q11)はVBE(Q12)と等しい。従って、R4及 びR5は互いに結合しているため、その底部における電圧は等しく、その上側に おける電圧も同様に等しい。そのため、R4及びR5は単に分流器として動作する 。R4をトリミングすると、Q16のコレクタ電流は減少し、一方、Q17のコレク タ電流は増加する。R5をトリミングすると、これとは逆のことが起こる。R4及 びR5により分割される電流はトランジスタQ1〜Q9と、抵抗器R1〜R3とによ り形成されるが、R3はエピタキシャル抵抗器である。この電流はVSに比例し、 エピタキシャルシート抵抗に反比例する。従って、この電流は温度変化に起因す るホール抵抗の変化を追跡し且つ相殺する。同様に、この電流は、供給電圧VS の変化に起因するホール素子のオフセット電圧の変化を追跡し且つ相殺する。 図11は、一次温度補償増幅器の詳細な図である。たとえば、図4に示したト ランジスタQ36及びQ37は、図11には、増幅器A1a,A1b,A2を構成する素 子、並びにトランジスタQ36及びQ37のベースに対しバイアス電圧を供給する素 子と共に示されている。 図12は、本発明の好ましい実施形態で使用される電圧基準及び電流源の詳細 図である。図13は、先に図5〜図7に関連して説明した温度補償調整増幅器の 詳細図である。図14は、本発明の出力増幅器及びクランプ回路の詳細図である 。たとえば、図14の左側の部分において、抵抗器R66及びR67は、クランピン グ 増幅器AMPC1を構成する個々の素子と関連して示されている。 以上の説明の中で、図2及び図3は温度補償回路における従来の技術の現時点 での状態を説明するために使用されていた。図4,図5,図6及び図7は、本発 明の機能全体を達成するために使用される部分回路の簡略化した概略図を示す。 図9は、それらの部分回路の相互接続を例示することを目的として本発明の機能 ブロック線図を示す。図10〜図14は、図5〜図7の部分回路で機能を実行す るために使用される特定の素子を示す詳細図である。 本発明の最も好ましい実施形態は、自動車の回転位置センサにおいて使用する ために特定して設計された線形ホールセンサである。本発明の回路は7つの主要 機能ブロック、すなわち、オフセットトリム回路を伴うカッドホール素子と、入 力及び出力オフセットトリム回路を伴う第1段差動温度補償増幅器と、臨界供給 独立基準電流を発生するためのバンドギャップ電圧基準と、温度に従った利得シ フトの外部抵抗器制御を伴う段間差動増幅器と、温度に従ったオフセット(ナル )シフトの外部抵抗器制御を伴うバッファ増幅器と、室温伝達関数調整能力のた めの出力段加算増幅器と、出力クランプ機能が望まれる用途でその機能を実行す るための電圧比較器とを具備する。本発明のカッドホール素子部分は、熱勾配及 び応力勾配によるオフセットシフトを極力小さくするために使用され、チップの ほぼ中心に配置されている。これは、比率感度を得るために、電源に直接に接続 している。供給電圧VS及びエピタキシャルシート抵抗熱抵抗係数(TCR)に 追随するホール出力に対する電流源負荷を制御するトリミング可能皮膜抵抗器を 設けることによって、ホール素子のオフセット電圧は最小限に抑えられる。初期 利得段は2つの差動−差動増幅器から構成されている。第1の増幅器は、約40 dBのループ利得を有する周波数補償電流フィードバック増幅器である。この増 幅器は、エピタキシャル熱抵抗係数に対するホール素子感度の従属性を補償する 。第2の増幅器は、ホール効果散乱係数の温度係数に対するホール素子感度の従 属性を補償するエミッタ結合差動増幅器である。第1の増幅器の入力オフセット 電圧は、入力トランジスタ対の電流源負荷を制御するトリミング可能皮膜抵抗器 により最小限に抑えられる。第2の増幅器の差出力電流は、熱抵抗係数がほぼゼ ロである1対の薄皮膜抵抗器R50及びR51にまたがる差電圧に変換される。オン チ ップ皮膜抵抗器R50及びR51と並列である熱抵抗係数がほぼゼロの外部皮膜抵抗 器RX1及びRX2をトリミングすると、ダイ実装工程を完了した後に室温で増幅器 の出力オフセット電圧を最小にできる。 バンドギャップ電圧基準は、温度安定性を有し且つ電源とは無関係であるバイ アス電圧を供給するために使用される。このバイアス電圧は、初期利得段で使用 されるIA1及びIA2に対して温度補償基準電流を発生するために使用される。そ の他の演算増幅器及び出力クランピング回路で使用されるPTAT(Proportion al To Absolute Temperature :絶対温度比例)基準電流も、バイアス電圧の関数 として発生される。段間回路はエミッタフォロワバッファと、110dBのルー プ利得を有する周波数補償差動−シングルエンド演算増幅器とから構成されてい る。この増幅器のフィードバック回路網は、サーミスタとして動作する1対の約 3000ppm/Cのインプラント抵抗器R58及びR59を含む。インプラント抵抗 器R58及びR59と並列の熱抵抗係数がほぼゼロである外部皮膜抵抗器RSC1及び RSC2をトリミングすると、温度に従った利得シフトの勾配をわずかに正又は負 に調整して、基本レベル素子について感度シフト補償を実行することができる。 オフセットバッファは、単位利得電圧フォロワ動作するように接続された、11 0dBのループ利得を有する周波数補償差動−シングルエンド演算増幅器である 。電源基準分圧器回路網は、サーミスタとして動作する1対の約3000ppm/ Cのインプラント抵抗器R48及びR49によって形成されている。インプラント抵 抗器R48及びR49と並列である熱抵抗係数がほぼゼロである外部皮膜抵抗器をト リミングすると、温度に従ったオフセット電圧(ナル)シフトの勾配をわずかに 正又は負に調整して、基本レベル素子に対してナルシフト補償を実行することが できる。 本発明の出力利得段は、110dBのループ利得を有する周波数補償差動−シ ングルエンド演算増幅器である。これは、出力電流源又は電流シンクの能力を備 えた加算増幅器として構成されており、エミッタ出力ドライバが共通であるため 、レール間動作(rall to rail operation)が可能である。大きな容量性負荷を 駆動しているとき、外部周波数補償を利用できる。増幅器のフィードバック回路 網の中の、熱抵抗係数がほぼゼロである外部皮膜抵抗器RG2,RN1及びRN2は、 動 作中、パッケージストレスがオフセット電圧に及ぼす影響を最小にし且つ感度設 定時のチップ及び磁気システムの変動を考慮に入れる室温伝達関数を設定するた めにトリミングされる。本発明の特に好ましい実施形態においては、出力の線形 範囲は電源電圧の約93パーセントに制限されるべきである。電圧比較器は出力 をクランプするために使用される。出力電圧は50パーセント分圧器により監視 される。電源に直接に接続する別の分圧器は、供給基準電圧の比率93パーセン トを設定する。分圧器のセンタタップは比較器の入力端子に接続している。比較 器の出力は、ホール信号によって加算ノードから取り込まれる電流の均衡を保つ 電流を出力増幅器の加算ノードに注入する電流源である。クランプ安定性は出力 段の周波数補償と緊密に関連している。 以下に示す式に関して説明すると、式17は本発明の伝達関数を表わす。電流 IA1はエピタキシャル熱抵抗係数に反比例し、従って、ホール効果素子に対して 一次温度補償を実行する。高レベル注入関数であるIA2及びKQBは、ホール散乱 係数の温度係数を補償する。RSC1とRSC2の比は基本レベル素子の感度シフト補 償を制御し、RNC1とRNC2の比はナルシフト補償を制御する。抵抗器RX1及びRX2 は、感度とオフセット電圧トリムとの相互作用を最小にするのを助けるための 両方向増幅器オフセット電圧バランス能力を与える。抵抗器RN1及びRN2は出力 オフセット電圧に対する両方向トリム能力を与える。抵抗器RG2は、出力感度に 対する一方向トリム能力を与える。式を簡素化するために、いくつかの用語を使 用する。たとえば、表現R50//RXは、抵抗器R50を抵抗器RXと並列に接続する ことにより得られる実行抵抗を意味する。 図4及び図9を参照し且つベース電流を無視すると、式1及び2に示す関係を 挙げることができる。 IC(Q36)+IB1/2+IB2/2=IH+1B3+IA1 (1) IC(Q37)+IB2/2+IB1/2=−IH+IB3+IA1 (2) 式2Aに示す電流アイデンティティを選択することにより、式3,3A及び3B に示す関係が得られる。 IB1=IB2=IB3 (2A) IC(Q36)=IA1+IH (3) IC(Q37)=IA1+IH (3A) VBE(Q18)=VBE(Q19) (3B) 先の式から、ボルツマンの定数にケルビン単位の温度を乗算したものを1電荷 で除算した熱電圧VTを定義する関係によって、式4,4A及び4Bを展開でき る。 VTP5−VTP6=VTn(IC(Q36)/IC(Q37)) (4) VTP5−VTP6=VTn((IA1+IH)/(IA1−IH)) (4A) VTP5−VTP6=VTn((1+IH/IA1)/(I−IH/IA1))(4B) 式4B,5,6及び6Aに示す関係を使用して、式7及び8の関係を展開できる 。 Tanh-1(X)=0.5Ln((1+X)/(1−X)) (5) VH=VTP1−VTP2 (6) IH=VH/R14 (6A) VTP5−VTP6=2(VTTanh-1(IH/IA1)) (7) VTP5−VTP6=2(VTTanh-1(VH/(R14A1))) (8) 図面を参照すると、電流IA1は、テストポイントTP8における電圧を式9に表 わすようなエピタキシャル抵抗器R44で除算した値に等しい。利得比率測定誤差 を最小にするためには、VTP8が供給電圧VSとは無関係であるように、バンドギ ャップ基準電圧VTP7から電流源IA1を発生する。さらに、VTP8はほぼゼロの温 度従属性を有するように設計されている。その結果、電流源IA1はエピタキシャ ル熱抵抗係数(TCR)に反比例するのみとなる。このため、温度に従ったホー ル素子感度の変動に対して主温度補償が行われる。 IA1=VTP8/R44 (9) エミッタ結合差動増幅器A2に関わる伝達関数を式10に示す。 I1−I2=−IA2Tanh((VTP5−VTP6)/2VT) (10) 式8と式10を組合わせると、式11が得られる。 I1−I2=(−VH/R14)(IA2/IA1) (11) 差電流I1−I2は、図4に示すような抵抗器60及び62により、差電圧V1− V2に変換される。図9を参照すると、抵抗器60は皮膜抵抗器R51と、外部皮 膜抵抗器RX2の並列の組合わせである。同様に、抵抗器62は皮膜抵抗器R50と 、 外部皮膜抵抗器RX1の並列の組合わせである。以下の説明の中では、一般表現RA //RBは並列に接続された抵抗器RAとRBの等価抵抗である。抵抗器60及び6 2に関する式12に示すような関係を使用して、V1−V2を表わす式を式12A に示す。 RF=(R50//RX1+R51//RX2)/2 (12) V1−V2=−VH(RF/R14)(IA2/IA1) (13) 利得比率測定誤差を最小限に抑えるために、バンドギャップ基準電圧VTP7から 電流源IA2も発生される。本発明の最も好ましい実施形態は、一般にバイポーラ ラテラルPNPトランジスタにおいて高レベル注入効果が顕著であるような大き さである。トランジスタQ36〜Q39を介するバイアス電流レベルIA1及びIA2を 必要とする。たとえば、Q36及びQ37のエミッタへの注入電流レベルIA1に関し ては、低レベル注入式4により予測されるであろう差電圧より大きな差電圧VTP 5 −VTP6が発生される。同様に、Q38及びQ39のエミッタへの注入電流レベルIA2 、並びに所定の入力差電圧VTP5−VTP6に関しては、低レベル注入式10によ り予測されるであろう差電流より小さな差電流I1−I2が発生される。設計上、 Q36〜Q39を介する室温でのバイアス電流レベルは等しく、従って、正味高レベ ル注入効果は、室温で式12Aが正確であるように互いに相殺し合う。ところが 、IA1は温度に従って相当に大きく変化するので、正味高レベル注入効果と関連 する、KOBとして表わされる温度係数は小さな値ではない。式12Aと共に高レ ベル注入効果KOBを含めると、式13が得られる。 V1−V2=−VH(RF/R14)(IA2/IA1)KQB (13) 電流IA2は、ホール散乱係数及び高レベル注入KOBのような二次温度効果を補償 するために使用される。IA2は、ホール回路感度の温度応答を磁気システムの温 度応答により良く整合するように調整するために使用されても良い。また、IA1 及びIA2は共に供給電圧VSとは無関係であるので、KQBは利得比率測定誤差を 最小にするのに有用であることも注目に値する。 このように、式13は、印加される磁束密度の変化を正確に反映し且つ通常は 温度に従ったホール効果変化を補償する差電圧V1−V2を表わしている。小さな 残留ナルシフト及び感度シフト変動に対して個々の素子を温度補償できるように するために、段間増幅器A3及びA5が設けられている。 段間増幅器の伝達関数を式14,15及び15Aに示す。 VNB=VS/(1+(R48//RNC1)/(R49//RNC2)) (14) VC=(V1−V2)(1+(R59//RSC1)/(R58//RSC2)) +VNB (15) VC=(V1−V2)(1+(R59//RSC1)/(R58//RSC2)) +VS/(1+(R48//RNC1)/(R49//RNC2)) (15A) 設計上、RSC1/RSC2のトリミング前比はR59/R58の比と同じである。これは 、温度に対して一定である増幅器利得を生じさせる。RSC1又はRSC2のいずれか をトリミングすると、R59/R58の比に関するRSC1/RSC2の比が変化し、その 結果、わずかに正又はわずかに負の温度係数を伴う増幅器利得が生じる。同様に 、RNC1/RNC2のトリミング前比はR48/R49の比と同じである。これは、温度 に対して一定であるオフセット電圧VNBを発生する。RNC1又はRNC2のいずれか をトリミングすると、R48/R49の比に関するRNC1/RNC2の比が変化し、その 結果、わずかに負又はわずかに正の温度係数を有するオフセット電圧VNBが発生 する。 出力増幅器段A4は、室温オフセット電圧及び感度を個々の素子ごとに調整で きる。出力増幅器の伝達関数を式16に示す。 VOUT=−VC(RG1/RG2)+VNBG1(1/RG1+1/RG2+1/RN1 +1/RN2)−VS(RG1/RN1) (16) 磁束密度に対する線形(非クランプ)応答を表わすホール回路の総伝達関数を式 13〜16を組合わせることにより式17に示す。 VOUT=VH(RF/R14)(IA2/IA1)KQB(1+(R59//RSC1)/ (R58//RSC2))(RG1/RG2)+(VS/(1+(R48//RNC1)/ (R49//RNC2)))RG1(1/RG1+1/RN1+1/RN2)− VS(RG1/RN1) (17) 従って、本発明は、増幅器の信号経路に電圧感知エピタキシャル抵抗器を配置す る必要をなくす。言いかえれば、エピタキシャル抵抗器の効果は感度について主 温度補償を実行するIA1を制御するが、エピタキシャル抵抗器それ自体は信号経 路による影響を受けない。素子ごとに残留ナルシフト及び感度シフトを補償する ための回路と関連して、本発明は非常に高度の直線性を維持すると共に、温度誘 起シフトを最小限に抑える能力を提供する。図9〜図14における抵抗及びキャ パシタンスを表1に示す。 本発明の好ましい一実施形態を示すために特別の特定性をもって本発明をかな り詳細に説明したが、それに代わる実施形態も本発明の範囲内にある。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年9月18日 【補正内容】 補正明細書 発明の概要 本発明は、印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と ;入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続し、前記磁界を表わす第 2の出力を有する増幅回路と;少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記第 2の出力信号を受信するように前記増幅回路に接続しており、前記温度感知抵抗 器は、前記第1の出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響 を阻止するように前記ホール効果素子回路の中に接続され、温度の変化に対して 前記第2の出力信号を補償する温度補償回路とを具備する温度補償回路を提供す る。 また、本発明は、印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果 素子と;入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続し、前記磁界を表 わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1の 増幅器の出力端子と反転入力端子との間に第1のトランジスタが接続され、前記 第2の増幅器の出力端子と反転入力端子との間には第2のトランジスタが接続さ れている増幅回路と;少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵 抗器が、前記第1の出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影 響を阻止するために内部に接続されている温度補償回路とを具備する温度補償回 路をさらに提供する。 さらに、本発明は、印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効 果素子と;入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続し、前記磁界を 表わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1 の増幅器の出力端子と反転入力端子との間に第1のトランジスタが接続され、前 記第2の増幅器の出力端子と反転入力端子との間には第2のトランジスタが接続 されており、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子に接続し且つ反転入 力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続する第3の増幅器を具備し、前記第 3の増幅器は、差が前記磁界を表わす第3の信号及び第4の信号を有する増幅回 路と;少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第 1の出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するた めに内部に接続されている温度補償回路と;前記第1の増幅器の反転入力端子と 前記第2の増幅器の反転入力端子との間に接続する抵抗器と;非反転入力端子が 前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記第4の出力信号に接続し、 出力端子と反転入力端子との間に温度感知フィードバックが接続されている第4 の増幅器と;非反転入力端子に温度感知信号が接続し、出力端子は前記第4の増 幅器の前記非反転入力端子に接続している第5の増幅器と;前記第4の増幅器の 出力する可変調整する手段とを具備する温度補償回路を提供する。 補正請求の範囲 1.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続し、前記磁界を表わす第 2の出力を有する増幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記第2の出力信号を受信するよう に前記増幅回路に接続しており、前記温度感知抵抗器は、前記第1の出力信号の 変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するように前記ホール 効果素子回路の中に接続され、温度の変化に対して前記第2の出力信号を補償す る温度補償回路と を具備する温度補償回路。 2.前記増幅回路は、出力端子と反転入力端子との間に第1のトランジスタが 接続している第1の増幅器と、出力端子と反転入力端子との間に第2のトランジ スタが接続している第2の増幅器とを具備することを特徴とする請求項1記載の 回路。 3.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 前記第1の出力信号と信号通信状態で接続する入力端子を有し、前記磁界を表 わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1の 増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第1のトランジスタを 有し、前記第2の増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第2 のトランジスタを有する増幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第1の 出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するように 内部に接続されている温度補償回路とを具備する温度補償回路。 4.前記第1の増幅器の反転入力端子と前記第2の増幅器の反転入力端子との 間に接続する抵抗器を具備することを特徴とする請求項2又は3記載の回路。 5.前記増幅回路は、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子に接続し 且つ反転入力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続し、差が前記磁界を表わ す第3及び第4の出力信号を有する第3の増幅器を具備することを特徴とする請 求項1から4のいずれか1項に記載の回路。 6.非反転入力端子が前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記第 4の出力信号に接続し、出力端子と反転入力端子との間に温度感知フィードバッ クが接続されている第4の増幅器を具備することを特徴とする請求項5記載の回 路。 7.非反転入力端子に温度感知信号が接続し、出力端子は前記第4の増幅器の 前記非反転入力端子に接続している第5の増幅器を具備することを特徴とする請 求項6記載の回路。 8.前記第4の増幅器の出力を可変調整する手段を具備することを特徴とする 請求項6又は7記載の増幅器。 9.前記第5の増幅器の前記非反転入力端子に接続する前記信号を可変調整す る手段を具備することを特徴とする請求項7又は8記載の増幅器。 10.反転入力端子が前記第4の増幅器の前記出力端子に接続している第6の 増幅器を具備することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項記載の増幅器 。 11.前記第6の増幅器の前記反転入力を可変調整する手段を具備することを 特徴とする請求項10記載の増幅器。 12.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続しており、前記磁界を表 わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1の 増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第1のトランジスタを 有し、前記第2の増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第2 のトランジスタを有し、さらに、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子 に接続し且つ反転入力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続する第3の増幅 器を具備し、差が前記磁界を表わす第3の出力信号と第4の出力信号を有する増 幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第1の 出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するように 内部に接続されている温度補償回路と; 前記第1の増幅器の反転入力端子と前記第2の増幅器の反転入力端子との間に 接続する抵抗器と; 非反転入力端子が前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記第4の 出力信号に接続し、出力端子と反転入力端子との間に接続する温度感知フィード バックを有する第4の増幅器と; 非反転入力端子に接続する温度感知信号を有し、出力信号が前記第4の増幅器 の前記非反転入力端子に接続している第5の増幅器と; 前記第4の増幅器の出力を可変調整する手段とを具備する温度補償回路。 13.前記第5の増幅器の前記非反転入力端子に接続する前記信号を可変調整 する手段と; 反転入力端子が前記第4の増幅器の前記出力端子に接続している第6の増幅器 と; 前記第6の増幅器の前記反転入力を可変調整する手段とを具備することを特徴 とする請求項12記載の回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 独占的所有権又は権利を請求する発明の実施形態を次の通り定義する: 1.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 前記第1の出力信号と信号通信状態で接続する入力端子を有し、前記磁界を表 わす第2の出力を有する増幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第1の 出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するために 回路内部に接続されているような温度補償回路とを具備する温度補償回路。 2.前記増幅回路は、出力端子と反転入力端子との間に第1のトランジスタが 接続している第1の増幅器と、出力端子と反転入力端子との間に第2のトランジ スタが接続している第2の増幅器と; 前記第1の増幅器の反転入力端子と前記第2の増幅器の反転入力端子との間に 接続する抵抗器とを具備する請求項1記載の回路。 3.前記増幅回路は、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子に接続し 且つ反転入力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続し、差が前記磁界を表わ す第3及び第4の出力信号を有する第3の増幅器を具備する請求項2記載の回路 。 4.非反転入力端子が前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記第 4の出力信号に接続し、出力端子と反転入力端子との間に温度感知フィードバッ クが接続されている第4の増幅器をさらに具備する請求項3記載の回路。 5.非反転入力端子に温度感知信号が接続し、出力端子は前記第4の増幅器の 前記非反転入力端子に接続している第5の増幅器をさらに具備する請求項4記載 の回路。 6.前記第4の増幅器の出力を可変調整する手段をさらに具備する請求項5記 載の増幅器。 7.前記第5の増幅器の前記非反転入力端子に接続する前記信号を可変調整す る手段をさらに具備する請求項6記載の増幅器。 8.反転入力端子が前記第4の増幅器の前記出力端子に接続している第6の増 幅器をさらに具備する請求項7記載の増幅器。 9.前記第6の増幅器の前記反転入力を可変調整する手段をさらに具備する請 求項8記載の増幅器。 10.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 前記第1の出力信号と信号通信状態で接続する入力端子を有し、前記磁界を表 わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1の 増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第1のトランジスタを 有し、前記第2の増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第2 のトランジスタを有する増幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第1の 出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するために 内部に接続されている温度補償回路とを具備する温度補償回路。 11.前記第1の増幅器の反転入力端子と、前記第2の増幅器の反転入力端子 との間に接続する抵抗器をさらに具備する請求項10記載の回路。 12.前記増幅回路は、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子に接続 し且つ反転入力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続する第3の増幅器を具 備し、前記第3の増幅器は、差が前記磁界を表わす第3の出力信号と第4の出力 信号を有する請求項11記載の回路。 13.非反転入力端子が前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記 第4の出力信号に接続する第4の増幅器をさらに具備し、前記第4の増幅器は、 その出力端子と反転入力端子との間に接続する温度感知フィードバックを有する 請求項12記載の回路。 14.非反転入力端子に温度感知信号が接続する第5の増幅器をさらに具備し 、前記第5の増幅器の出力端子は前記第4の増幅器の前記非反転入力端子に接続 している請求項13記載の回路。 15.前記第4の増幅器の出力を可変調整する手段をさらに具備する請求項1 4記載の増幅器。 16.前記第5の増幅器の前記非反転入力端子に接続する前記信号を可変調整 する手段をさらに具備する請求項15記載の増幅器。 17.反転入力端子が前記第4の増幅器の前記出力端子に接続している第6の 増幅器をさらに具備する請求項16記載の増幅器。 18.前記第6の増幅器の前記反転入力を可変調整する手段をさらに具備する 請求項17記載の増幅器。 19.印加される磁界を表わす第1の出力信号を有するホール効果素子と; 入力端子が前記第1の出力信号と信号通信状態で接続しており、前記磁界を表 わす第2の出力を有し、第1の増幅器と、第2の増幅器とを具備し、前記第1の 増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第1のトランジスタを 有し、前記第2の増幅器は、その出力端子と反転入力端子との間に接続する第2 のトランジスタを有し、さらに、非反転入力端子が前記第1の増幅器の出力端子 に接続し且つ反転入力端子は前記第2の増幅器の出力端子に接続する第3の増幅 器を具備し、差が前記磁界を表わす第3の出力信号と第4の出力信号を有する増 幅回路と; 少なくとも1つの温度感知抵抗器を有し、前記温度感知抵抗器が、前記第1の 出力信号の変化に対する前記温度感知抵抗器両端の電位の影響を阻止するために 内部に接続されている温度補償回路と; 前記第1の増幅器の反転入力端子と前記第2の増幅器の反転入力端子との間に 接続する抵抗器と; 非反転入力端子が前記第3の出力信号に接続し且つ反転入力端子は前記第4の 出力信号に接続し、出力端子と反転入力端子との間に接続する温度感知フィード バックを有する第4の増幅器と; 非反転入力端子に接続する温度感知信号を有し、出力信号が前記第4の増幅器 の前記非反転入力端子に接続している第5の増幅器と; 前記第4の増幅器の出力を可変調整する手段とを具備する温度補償回路。 20.前記第5の増幅器の前記非反転入力端子に接続する前記信号を可変調整 する手段と; 反転入力端子が前記第4の増幅器の前記出力端子に接続している第6の増幅器 と; 前記第6の増幅器の前記反転入力を可変調整する手段とをさらに具備する請求 項19記載の増幅器。
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