JPH10502985A - 建造物の屋根 - Google Patents

建造物の屋根

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JPH10502985A
JPH10502985A JP9505447A JP50544797A JPH10502985A JP H10502985 A JPH10502985 A JP H10502985A JP 9505447 A JP9505447 A JP 9505447A JP 50544797 A JP50544797 A JP 50544797A JP H10502985 A JPH10502985 A JP H10502985A
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Abstract

(57)【要約】 中空体構造の形状に設計されている建造構造の屋根(17)が提案されている。可撓性があり少なくとも実質上、空気を通さない材料からなる相互接続された壁(18、19)が提案されている。これらの壁(18、19)により、連続して並んでいる、交互に真空チャンバ(24)及びゲージ圧チャンバ(23)が配列されている細長いチャンバ(22)が形成されている。このように強度を有し、自由なスパンを備える屋根(17)が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 建造物の屋根 本発明は建造構造及び特にホールもしくは倉庫、見本市の売場、側方が開いて いるシェルタ等のビル状構造の屋根に関する。 この種の周知の屋根は、トラス形の屋根構造、及びそれにより支えられ、通常 、板状要素からなる屋根シートを備える。 独国実用新案G9418076.8に記載されている建造構造の場合、上述し たような屋根は、個々に支柱に保持されているシート状の屋根要素から形成され ている。処理を容易にするために、屋根要素は、圧縮空気で膨張している気密の 中空体から形成されている。しかしながら多数の必要な支柱により、屋根が覆う 領域の有用性が減少する。 本発明の目的は冒頭に述べた型の屋根を提供する一方で、建造し易さによって 、広い領域に対して自由なスパンの屋根を提供することである。 この目的を達成するために、可撓性があり、少なくとも実質上、空気を通さな い材料の接続壁が提供される。壁は列方向に、連続して並んでいる細長いチャン バを画定し、このようなチャンバはゲージ圧を受けるゲージ圧チャンバと真空を 受ける真空チャンバとを交互に有する形態をとる。 このように建てられた屋根は大きな自由スパンの形状を実現する。従って中間 支持部材を設けることなく大きな領域を覆うことができる。可撓性のある材料を 使用することにより組立場までの輸送が容易になり、組立時、容易に取り扱うこ とができる。連続 して直接接続されているチャンバのゲージ圧及び真空(ゲージ圧及び真空という 用語は大気圧に対して用いる)を交互に受けるので、結果として非常に堅固で寸 法が安定した屋根が、比較的、低重量に設計される。この場合の支持はゲージ圧 を受ける要素によりほとんど行われ、必要な場合、生じた力は、端部に設けられ た支持部材または適する支持構造を介して地面に伝達することができる。真空チ ャンバにおいて、列方向に必要なスラスト強度を備え、真空チャンバを画定して いる壁が風になびくことを防ぐためには、約0.005バールの低い真空度で十 分である。このように大きなスパンに架橋できるだけでなく列方向の全長を長く することができる。さらに、確実に真空チャンバが単に自重により位置づけられ 、引き離されないようにするためにも低真空度で十分である。しかしながら必要 な場合は、ゲージ圧チャンバの間隔を維持するための手段としていくつかのゲー ジ圧チャンバの壁を定位置に固定するための支持部材または手段を追加して又は 代わりに設けることができる。 本発明による、さらなる好適な特徴は従属請求項に記載されている。 ゲージ圧チャンバの壁は好ましくは個々の要素が各々ゲージ圧チャンバを画定 しているホース状中空体の形状を有するように形成されている。このようなホー ス状中空体は比較的容易に製造することができる。これらの断面形状は機械的強 度の理由から好ましくは丸い形状であり、特に好ましくは円形状である。 二つの隣接しているホース状中空体の間に各真空チャンバを形 成するために、中間空間において、二つの等しく間隔をあけたダイアフラム要素 が好ましくは屋根方向を横切る方向に延びている。このようなダイアフラム要素 はホース状中空体の相対する壁部即ち壁部と該壁部の前の壁部とで各真空チャン バの壁を形成している。このようなダイアフラム要素はシート状要素として容易 に製造可能である。必要な場合はゲージ圧チャンバの壁に例えば接合または溶接 により恒久的に固定できる。しかしながら、必要に応じて異なる寸法及び形状を 備える屋根を製造できるように、全体的にモジュール構造に形成するために取り 外し可能なジョイントを設けることが好ましい。 ダイアフラム要素自身は真空チャンバを画定しているホース状中空体の一部分 である。 例えば列方向に線状に延びる形状または列方向に円弧状に湾曲する形状の屋根 を製造するために、ダイアフラム要素及び/又はホース状中空体の形状を設計す ることができる。このようにして例えば長方形又は丸い外郭を備える屋根、円形 の外郭を備え360度の角度に部分的に延びる屋根を製造することができる。さ らに、容易にヴォールト形状を作ることができる。特にチャンバが湾曲した、即 ち長手方向に沿って側方に外側へヴォールト形状を有するように形成することが できる。 所望の圧力状態を得るために、チャンバに所望の圧力を加えることができる、 またチャンバを気密に密閉することができる。しかしながら、より好適な設計と して、常に所望の圧力レベルに調整できるようにゲージ圧チャンバを常に少なく とも一つの圧力生 成手段に接続し、真空チャンバを少なくとも一つの真空生成手段に接続する。 好ましい構造として、ゲージ圧チャンバ及び真空チャンバは共に、特に一対で 、単一システムを形成するポンプ装置を中間に設けて接続される。ポンプ装置は 真空チャンバから空気を吸引すると同時に、接続しているゲージ圧チャンバに空 気を吹き込む。この場合、安定した空気の流れが得られる。空気は連続して外気 から真空チャンバに流れ真空チャンバに同じ状態で充填される一方で、過剰な空 気はゲージ圧チャンバから外気へ流出する。このことは、適する入口及び出口バ ルブによって圧力を必要に応じて調整することによって非常に容易に行われる。 さらに、安定した空気の流れにより、湿度が除去されチャンバ内の結露を防ぐと いう効果がある。 屋根は上述した独国実用新案G9418076.8に開示されている支持構造 と共に特に容易に使用可能である。設けられている支持部材に圧縮空気が充填さ れているので、支持構造及び屋根自身はある程度の弾性を有し、十分な機械適合 性を示す。 添付図面を参照して以下に本発明を詳述する。 図1は本発明の屋根を備えた建造構造としての倉庫状設備を図2の矢印Iの方 向にみる好適な形状を示す。 図2は図1のビル状構造を図1の矢印IIの方向にみる正面図である。 図3は図1のビル状構造の図1の線III−IIIに沿った断面を示す。 図4は図1のビル状構造を矢印IVの方向にみる側面図である。 図5は図1の屋根を線V−Vに沿って部分的に拡大して概略が示されている長 手方向の断面図である。 図6から8は本発明による建築可能な屋根形状の実施例をさらに示す。 図9及び10はホース状中空体の好都合な形状を図1の線V−Vの断面に相当 する断面で示す。 図1から図5は展示会場として設計されているビル状構造の建造構造を1とし て示す。 建造構造は、地面2に支えられ固定され、互いに平行な長手方向の二列5、5 ´に配列されている複数の支持部材4を有する支持構造3を備える。 支持部材4は原則的にいかなる型でもよいが、前記独国実用新案G94180 76.8に記載されているような圧縮空気が充填された中空体として設計されて いる支持部材が好ましい。本実施例において各支持部材4は、二本の片持梁7が 先端でフォーク状に延びている、地面から上に延びている支柱6を備える。支持 部材4は、平面図において仮想線12に示されているように、個々の支持部材4 の自由端に設けられている片持梁7の支持部分8を接続することにより、いかな る所定の長手方向の列5、5′においても、ジグザグ又は三角形状を形成するよ うに配置されている。従って、端部に設けられた二つの支持部分8とは別に、連 続して設けられている支持部材4の二部分8が支持領域13として互いに接続さ れる。 建造構造1は、長手軸14及び実質上、長方形の平面図に示されているように 、長手方向に延びている。四側面は壁15により閉じられ、側壁15′は支持部 材4の長手方向の二列5、5′において長手方向に延在することにより、建物の 内側空間16を画定している。 支持構造3は、片持梁7の支持部分8に支えられている屋根17を担持する。 屋根17にかかる負荷は従って、支持部材4に受けられた後、地面2に伝達され る。屋根17は建物の内側空間16及び支持構造3の両方を覆っている。 屋根17は中空体構造状に設計されているが、その設計は特に図5に詳細に示 されている。これは、可撓性のある、好ましくは空気を通さない材料からなる相 互接続された壁18、19を備え、各々、複数の細長いチャンバ22を形成する ように配置されている。チャンバ22は、その長手軸25が、前記長手軸14に 対して特に直角に横切るように設けられ、側面が互いに隣接するように連続して 設けられ、一列のチャンバ22を形成し、この列方向26は長手軸14と一致す る。 上述した壁18、19は直接、互いに接続されているので屋根17は一様に密 着されたシート構造を示す。側面の端部20で支持部材4に担持され、支持手段 をさらに必要とすることがない。なぜならば、建物の内側空間16即ち支持部材 4に画定されている領域内において以下に説明する機械的設計がなされているか らである。 従って、自由なスパンで自重を支える屋根であるかが問題であ る。 屋根17は、実質上、チャンバ22が部分的にゲージ圧チャンバ23として、 また、部分的に真空チャンバ24として設計され、これらのチャンバを列方向2 6に交互に設けられる程度の強度を有する。建造構造の各側部にゲージ圧チャン バ23に続いて真空チャンバ24が各々位置し、さらにゲージ圧チャンバ及び真 空チャンバ23、24が対になって規則的に設けられる。 壁18、19の材料として例えば、可撓性のある、充分な破裂強度を有するプ ラスチック材が使用される。例えばアラミド強化ナイロンのような繊維強化プラ スチック材を使用できるであろう。さらに好ましくは、少なくとも片側、好まし くは両側に機密被覆が設けられているプラスチック繊維材を使用してもよい。ま た、中間に空間が形成されるように、糸によって相互接続されている二枚のプラ スチック繊維壁、いわゆる双壁プラスチック繊維を使用することも可能であろう 。上述した材料によって、ゲージ圧及び真空の両方にさらされた状態で実質上、 確実に形成される中空体を製造することができる。さらに、可撓性を有している ので、圧力のない状態で容易に輸送及び取扱可能である。 本発明による実施例の場合、ゲージ圧チャンバはゲージ圧、即ち約0.5バー ルの大気圧を受けるように設定され、0.2と0.5バールとの間のゲージ圧の 範囲が適しているとみなされている。ゲージ圧チャンバ23の壁18は、ホース 状中空体27を形成するように、大きな曲げ剛性を備えた屋根梁として機能する ように張り出している。ホース状中空体27の二つの端部は各々、支持 部8または支持部分13に取り付けられ、好ましくは適した接合手段によって固 定されている。上述したようにジグザグに配列されているので、連続して設けら れているホース状中空体27は、端部が比較的外側と、比較的、内側で交互に支 持されるように設けられている。 真空チャンバ24は、わずかに大気圧より低いにすぎない真空の程度である。 本発明による実施例では約0.005バールである。真空チャンバ24の壁19 を堅固にし、たわませ、風及び天候の影響を受けることなく安定した形状にする に充分な真空状態である。わずかに真空状態であることにより各々に隣接してい るゲージ圧チャンバ23即ち各々に隣接しているホース状中空体27の壁18は 互いに間隔をあけて保持される。吸引効果は大きくないので、支持部材4に支え られている中空体27が自重により一緒に引っぱられることがない。 圧力状態の選択及び/又は壁18、19の材料の選択によりホース状中空体2 7が集まる傾向にある場合、このような傾向は、少なくとも二つのゲージ圧チャ ンバ23の壁18を例えば屋根17の支持構造3の支持部材4によって外側から 支えることにより容易に解消される。図1から5に示されている本発明による実 施例において少なくとも二つの外側端部に設けられているホース状中空体27は 、支持部材4に設けられている適した取付手段によって永久に固定される。しか しながら、全ての支持部材を所定の位置に固定することが好都合である。 図5に示されているようにホース状中空体27は、好ましくは 丸い、特に円の断面形状を有する。機械的強度のため好ましくは、ホース状中空 体27のホース断面は両側の自由端部分21で最小サイズであり、中心(長手方 向に考えた中心)に向かって外側へ張り出し、結果として図2及び3に示されて いるようにホース形状は中央部分が厚く、端部に向けて先細りとなる。 各々隣接しているホース状中空体27の間に設けられている真空チャンバ24 は原則として適した形状のホース状中空体により形成可能である。しかしながら 好ましくは図示されているように平らな形状を有する二つのダイアフラム要素2 8を備える。ダイアフラム要素は互いに間隔をあけて、列方向26及び屋根17 の長手軸25により画定されている平面32に設けられ、接続しているホース状 中空体27の壁18に固定されている端部31を両側に有する。ホース状中空体 27の端部21に接続されている端部33が好ましくは一体に互いに固定され、 二つのダイアフラム要素28は実質上、閉じた帯状体の上部及び下部の長手部分 によって形成される。端部33は好ましくは円形に面取りされ、図4に示されて いるように幅方向に凹面に形成可能である。 さらに真空チャンバ24の断面は端部側33に向けて小さくしてもよいが、本 実施例ではこのような特徴はない。 真空チャンバ23の真空状態を受けるのでダイアフラム要素28は図5に示さ れているように互いに向けて、内側にヴォールト形に湾曲した形状を有する。ダ イアフラム要素の列方向26の測定幅は真空状態を受けても互いに接触しないよ うに選択され、真空チャンバ24の内側に向けられた内側の負の付勢力を受け、 そ の結果、張り出した状態である。 好適な実施例において真空チャンバ23の壁18の互いに向き合う部分34に よって同時に、中間に設けられている真空チャンバ24の壁19の側面が形成さ れる。このことにより材料が実質上、削減可能である。 屋根に使用される状態において図4及び5に上下に示されている屋根の外側表 面30、30′は各々、波形の外郭を有する。空気作用により波状に段がついた シートでもよい。谷部は真空を受けるダイアフラム要素28により形成される一 方、丘部はゲージ圧を受ける中空体27の上下に設けられた壁部35により形成 される。 原則としてダイアフラム要素28及びホース状中空体27を例えば接合、溶接 または一体形成により互いに固定することが可能であろう。 本実施例による屋根17はモジュール形状を有する。個々の要素を互いに取り 外し可能に接続することによって所望の長さを有する全体の構造を形成すること が可能である。この目的で、ホース状中空体27及びダイアフラム要素28は互 いに分離した部分に設計され、接続手段36によって互いに取り外し可能に接続 されるが、この状態は概略のみ図示する。 実施例において接続手段36はダイアフラム要素28の長手方向の縁全体に沿 って延びている。本発明による実施例において接続手段はファスナーの形式であ り、半分がホース状中空体27に設けられ、他の半分は各ダイアフラム要素28 に設けられている。 また、接続手段36は例えばいわゆるバーファスナー接続手段、接着接続手段、 フック又はもどり止め接続手段でもよい。いずれの場合も力がかかって外れるこ とがないように設計されている。 個々の要素がモジュール設計なので特に異なる屋根の形状を作ることが容易で ある。図1から5の実施例は列方向26に直線状に延びているが、列方向に非直 線状に形成することも容易である。列方向26に対し少なくとも部分的に円弧形 状にすることも可能である。図6から8は列方向26に円弧状である変形例が示 されている。このように例えば円形の外郭を有する屋根(図6)または半円の外 郭の屋根(図7)に設計することが可能である。この場合、個々の中空チャンバ 22の長手軸25は中心37に対して実質上、放射状に延びる。 長手形状25を変化させることによって、さらに屋根17の平面32をヴォー ルト形に湾曲させることができる。図3に示されているように中空チャンバ22 の形状は、屋根17が少なくともその外側屋根表面30の幅部分が上向きにヴォ ールト形になるように選択できる。従って、長手軸25は端部分21、33から 各中空チャンバ22の長手方向の中央に向けて延びている。機械的特性が改良さ れることに加え、ダイアフラム要素28が内側にヴォールト形であることにより 溝状部分に雨水がたまるということが生じないという効果もある。雨水は外側面 から端部33へ落ちる。 単純な手段でホース状中空体27をやや外側にヴォールト形状にするためには 、内側屋根面30′に向いているホース状中空体 27の部分に、中空体の長手方向に延びる細片50を設けると好都合であり、こ のような細片は中空体27の他の壁部分の材料よりも低い強度を有する。このよ うな細片50は好ましくは途切れることなく各中空体27の全長に延びているが 、図3において鎖線で示されている。図9及び10は各々、ホース状中空体27 の一つの断面を示すが、細片50の二つの可能な実施例を示している。 図9に示されている本発明による実施例において細片50は中空体壁51の一 部分である。中空体壁51は周方向に接続されている二つの壁部分52、53か ら形成され、一壁部分53はテープ状の細片50により形成され、非弾性的また は、比較的、弾性的ではない。一方、他の壁部分52は、より高い延性を有する 材料からなる。この場合、細片50は実質上、中空体の壁51に設けられている 。 図10の場合、中空体壁51は周方向に途切れることなく、細片50は中空体 壁51の内側面の所望位置に固定されている。取り付けは好ましくは中空体壁5 1の空気不浸透性に影響を与えないように接合により行われる。また細片50は 図10に鎖線で示されているように、中空体壁51の外側面に設けることもでき る。また、中空体の内側面及び外側面に中空体の長さに沿ってテープ状に延びる ように細片51を固定することも可能であろう。 細片50は、中空体27の他の壁材と比較して、例えば図9の場合は壁部52 と比較して、図10の場合は中空体壁51と比較して、延性が小さく、延性係数 が各々、低く、又は完全に伸張不 可能であるという特徴がある。本実施例の場合、アラミド繊維材のような高延性 繊維材から形成し、他の壁材はポリエステル材でもよい。 中空体27が膨張する場合、即ちそのチャンバ22がゲージ圧を受ける場合、 中空体は細片50が設けられている部分よりも大きい弾性的な延性を有する部分 で大きく伸張する。従って結果として中空体27はわずかに長さ方向に沿ってヴ ォールト形に湾曲し、いわばバナナ状のヴォールト形状になる。 長手軸25に沿った拡張により円弧形状にすることができるので、複雑な屋根 形状、例えば図8に示されている貝の形状にすることも可能である。 ダイアフラム要素28の断面形状即ちパターン、及びこれに伴って長手方向の 縁31の形状が変形する場合、特に容易に列方向26が非直線状に形成可能であ る。このように図6及び7に示されている屋根の設計は、実質上、単にダイアフ ラム要素28が異なる断面パターンを有し、その外側端部33は比較的、広く、 屋根の中央37に設けられている両端面に向けて次第に細くなっている点で、図 1から5に示されている屋根の設計と異なる。 少なくとも一つの開口部38は、この開口部を介してガスがゲージ圧チャンバ 23に供給され、必要な場合、真空チャンバ24から排気可能であるように、各 チャンバ22に設けると好都合である。特に空気作用による配備の問題は、この 場合、空気は圧力媒体として使用されるが、原則として例えばヘリウムのような 好適なガスが使用可能である。 各開口部38は、密閉部材を設けることにより、圧力レベルが必要に応じて設 定された後、気密に閉じることができる。しかしながら特に、実際、漏れを防ぐ ことができない場合、真空状態を別の手段を使用することなく維持することはほ とんどできない。この理由で、全ての真空チャンバ24を例えばポンプのような 吸引装置42に接続することにより常に必要な程度の真空を維持すると好適であ る。この場合、各真空チャンバに吸引装置42を設けることができる。しかしな がらコスト面では個々のグループの真空チャンバまたは真空チャンバのすべてを 共通の吸引装置に接続するほうがよい。このことは圧力生成手段43に対するゲ ージ圧チャンバ23にも当てはまる。 常に接続されている吸引装置42及び圧力生成手段43に継続的に接続するこ とによって所望の圧力レベルの設定が可能であり、圧力レベルは調整システムを 使用して常にモニタ及び維持される。必要な場合は、このためにチャンバ22を 別のバルブに接続することにより調整作用の助けとなる。 必要なレベルの圧力を提供するための特に好適な設計が図5に示されている。 ここで真空チャンバ24は真空チャンバ23へのライン44及びポンプ45を経 てにゲージ圧に接続される。ポンプは例えば圧縮器または送風器に接続され、両 端部がライン44上に設けられ、このようなポンプは真空チャンバ24に対する 吸引装置42及びゲージ圧チャンバ23に対する圧力生成装置43として作用す る。従って空気は真空チャンバから引かれ、ゲージ圧チャンバに供給される。 この点において連続気流を生じさせる手段を設けることが好適である。本発明 による本実施例において、このような手段として特に、真空チャンバ24は開口 部38につながる入口バルブ46を介して外気と接続し、同様にゲージ圧チャン バ23は出口バルブ47を介して接続している。入口バルブ46は好適には調節 可能なチョーク要素を備えるチョークバルブ形式である。出口バルブ47は好ま しくは調節可能な閉止力を備える過剰圧力バルブである。バルブ46、47の設 定により例えば容積流量や、これに伴うチャンバ22における圧力を変化させる ことが可能である。 上述したように明かに、ダイアフラム要素28とホース状中空体27との間の 接続手段36を意図的に気密状態にする必要はない。上述したような空気循環ま たは空気流を確実にするためにはある程度の空気の透過性または接続手段36に おける漏れを許容することさえ可能である。場合によっては、入口バルブ46を 追加することで対処可能である。同じことがチャンバ22の壁18、19に使用 される材料がわずかに空気を通す場合に適用される。 上述した状態で流動接続44が真空チャンバ24とゲージ圧チャンバ23との 間に接続される形式を選択した場合、同時にいくつかの真空チャンバ24をポン プ45の入口に接続し、同時にいくつかのゲージ圧チャンバ23をポンプ45の 出口に接続することができる。この場合、高い容積流出率を可能にするラジアル 送風器をポンプ45として使用することが好都合である。 本発明による屋根は堅固で自重を支えるだけでなく、さらに天候による負荷に 抵抗することができ、損傷することなく負荷を地 面に伝えることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.建造構造の屋根及び特にホールもしくは倉庫、見本市の売場、側方が開い ているシェルタ等のビル状構造の屋根であって、可撓性があり、少なくとも実質 上、空気を通さない材料の接続壁(18、19)を備え、壁(18、19)は列 方向(26)に、連続して並んでいる細長いチャンバ(22)を画定し、このよ うなチャンバは交互にゲージ圧を受けるゲージ圧チャンバ(23)及び真空を受 ける真空チャンバ(24)である中空体構造を特徴とする屋根。 2.ゲージ圧チャンバ(23)の壁がホース状中空体(27)を形成し、ゲー ジ圧チャンバ(23)を画定することを特徴とする請求項1記載の屋根。 3.ホース状中空体(27)が丸い断面形状を有することを特徴とする請求項 2記載の屋根。 4.少なくとも外側屋根面(30)でホース状中空体(27)が長手方向に沿 って屋根の外側へ向けて外側にヴォールト形であり、ホース状中空体(27)の 対向している端部(21)でホース状断面は最小サイズを有し、長手方向中央へ 向けてより大きくなり、中央部分から二つの端部(21)に向けて次第に細くな る外側に膨らんだホースが形成されていることを特徴とする請求項2または3記 載の屋根。 5.内側屋根面(30′)に向いている部分において各ホース状中空体(27 )の壁は長手方向に延び残りの壁材よりも延性が小さい細片を有し、このような 細片はゲージ圧チャンバ(23) が圧力を受けた時に中空体(27)を外側へ膨らませることを特徴とする請求項 4記載の屋根。 6.列方向(26)に各々、隣接しているホース状中空体(27)の間にゲー ジ圧チャンバ(23)を形成するために、二つのダイアフラム要素(28)が間 隔をあけて好ましくはホース状中空体(27)の向きあう壁部(34)とともに 延び、接続している真空チャンバ(24)の壁(19)を形成することを特徴と する請求項2から5のいずれか一つに記載の屋根。 7.ダイアフラム要素(28)が、該当するホース状中空体(27)にファス ナー、接着接続手段、戻り止め接続手段、又はいわゆるバー接続手段のような接 続手段(36)により取り外し可能に固定されることを特徴とする請求項6記載 の屋根。 8.接続手段(36)は少なくとも部分的に空気を透過するようになされてい ることを特徴とする請求項7記載の屋根。 9.ゲージ圧チャンバ(23)を画定している壁(18)が外側に凸状に湾曲 し、真空チャンバ(24)を画定している壁(19)は内側に凸状に湾曲してい ることを特徴とする請求項1から8記載の屋根。 10.ゲージ圧チャンバ(23)が圧力生成手段(43)に接続されることによ り、ゲージ圧が確実に調整維持されることを特徴とする請求項1から9のいずれ か一つに記載の屋根。 11.真空チャンバ(24)が吸引手段(42)に接続されることにより、真空 が確実に調整維持されることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記 載の屋根。 12.ゲージ圧チャンバ(23)及び/又は真空チャンバ(24)は各々個々に 、またはグループで共に圧力生成手段(43)及び各々の吸引手段(42)に接 続されることを特徴とする請求項10または11記載の屋根。 13.少なくとも一つの真空チャンバ(24)及び少なくとも一つのゲージ圧チ ャンバ(23)が、中間に設けられているポンプ手段(45)または組み合わさ れた吸引及び圧力生成手段(42、43)により互いに接続され、該組合せ手段 は真空チャンバに対しては吸引手段として機能し、ゲージ圧チャンバに対しては 圧力生成手段として機能することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つ に記載の屋根。 14.真空チャンバ(24)は、特に流出断面が可変であり、好ましくはチョー クバルブである入口バルブ(46)を介して外気と接続されていることを特徴と する請求項10から13のいずれか一つに記載の屋根。 15.ゲージ圧チャンバ(23)は、特に調節可能なバルブとして設計されてい る出口バルブ(47)を介して外気と接続されていることを特徴とする請求項1 0から14のいずれか一つに記載の屋根。 16.チャンバ(22)は長手方向に屋根の外側面(30)の方へ外側にヴォー ルト形であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載の屋根。 17.ゲージ圧チャンバ(23)及び/又は真空チャンバ(24)の断面が閉じ られた端部(21,33)から中央の方へ大きくな ることを特徴とする請求項1から16のいずれか一つに記載の屋根。
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