JPH10502866A - 動力コーキングガン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コードレスの電動コーキングガン（１０）は、螺旋みぞ部（３２）とキー溝（３４）を有したボール駆動ロッド（３０）を備えている。電気モータ（３８）と歯車減速機（４２）が、ボール駆動ロッド（３０）にキー止めされた平歯車（４４）に連結されている。柱体状のボールリテイナー（５４）は、螺旋みぞ部（３２）に列合わせされた螺旋状軌跡に位置した複数のポケット（６６）を有する。ボール駆動ナット（８２）は入れ子式で、ボールリテイナー（５４）に対する第１位置と第２位置の間で選択的に可動である。引き金（２６）はバネ（１３０）を介してボール駆動ナット（８２）に連結し、引き金（２６）が作動する際にナット（８２）を第１位置から第２位置へ推す。ボール駆動ナット（８２）が第２位置にある場合に当該ナット（８２）はロッド（３０）と係合するボール（８０）を保持し、ナット（８２）が第１位置にある場合にロッド（３０）と係合するボール（８０）を僅かに保持する。

Description

【発明の詳細な説明】 動力コーキングガン 発明の背景 本発明は、コーキングガンの分野に関し、特にコードレスの動力コーキングガ ンに関するものである。 図面の簡単な説明 図１は本発明のコーキングガンの部分的に断面状になった側面図である。 図２は図１のコーキングガンの平面図である。 図３は図１の拡大した断片断面図である。 図４はガンをオフにした状態に対応する、第１位置において示された部品を備 える本発明のコーキングガンの操作機構の部分の更に拡大した部分断面図である 。 図５は図４に類似するが、粘性物質の管に施与されるべき圧力を要求するオン 位置へ動いたコーキングガンの引き金を備え、ボールとカラー組立品を有した干 渉位置でのボール駆動ロッドを備えた図である。 図６は図３に類似するが、部分的に押し下げられた引き金とボール駆動ロッド に係合したボールと羽毛のように動く状態のガンを備えた図である。 図７は図４と５に類似し、駆動ロッドと係合するボールとオン状態のガンとを 備えた図である。 図８は本発明の実施において有効な引き金の側面図である。 図９は図８の引き金の端面図である。 図１０は図９の１０−１０線に沿った断面図である。 図１１は図８の引き金の平面図である。 図１２は本発明の実施において有効な頸部（カラー）組立品のためのスリーブ の部分断面図である。 図１３は図１２のスリーブの端面図である。 図１４は図１３において示されたような領域１４の断片詳細図である。 図１５は本発明の実施において有効なスリーブの或る局面を示す図１３の１５ −１５線に沿った断片図である。 図１６は本発明の実施において有効なボールリテイナー組立品の側面図である 。 図１７は図１６のボールリテイナーの端面図である。 図１８は図１７の１８−１８線に沿った断面図である。 図１９は図１７で示されたのと反対側からのボールリテイナーの端面図である 。 図２０は図１６の２０−２０線に沿った断片図である。 図２１は図１６の２１−２１線に沿った断面図である。 図２２は本発明の実施において有効な溝付きクリップの端面図である。 図２３は図２２の２３−２３線に沿った断面図である。 図２４は本発明の実施において有効なボールリテイナーの代替 の実施態様の側面図である。 図２５は図２４のボールリテイナーの端面図である。 図２６は図２５の２６−２６線に沿ったボールリテイナーの断面図である。 図２７は本発明の実施において有効な平歯車の端面図である。 図２８は図２の２８−２８線に沿ったボール駆動ロッドの断面図である。 図２９は図２６の領域２９の断片詳細図である。 発明の詳細な説明 図面、特に図１において、本発明の実施において有効なコーキンガングガン１ ０が示される。当該ガン１０は、コーキンやシーラント或いは接着剤のような粘 性物質のチューブ乃至カートリッジ１６を保持するための銃身１４及びハウジン グ１２を有する。チューブ１６は好ましくは銃身１４から突き出たチップ部乃至 吐出口１８を有する。図１に示された実施の形態において、銃身１４は、雌ねじ 部材２０によってハウジング１２に取り付けられている。これとは代替的な実施 の形態（図示せず）においては、銃身１４はハウジング１２又は部材２０に不変 的に取り付けられてもよく、銃身１４内のチューブの取り替えに供するようにキ ャップ又は他の取り外し可能な仕切り部が銃身１４の遠位末端側２２に位置して してもよい。ノブ３６がロッド３０の端部に備えられ、ロッド３０を把持しマニ ュアル操作で動かすための便利で都合の よい手段を許容するようになっていてもよい。 ガン１０は更にハンドル部２４と当該ガン１０を３つの操作状態：即ち、オン 、オフ乃至フェザーリングの一つにするためにハンドル部２４に対して可動な引 き金２６とを有する。ガン１０はまた、ガンのオン状態でボール駆動ロッド３０ によって選択的に駆動され、フェザーリング状態乃至モードでポジションを維持 する圧プレート２８を有する。上記ロッド３０は螺旋ねじ部３２を有し、また図 ２８に最もはっきりと示されるようにキー溝３４を有する。 ガン１０はまた好ましくは、マブチモータ社製のモデルＲＳ−５４０ＲＨ−４ ０７０であるような電気モータ３８を有する。当該モータ３８は好ましくは複数 のバッテリー（それ自体図示されないがハウジング４０内に位置している）によ って動力供給される。オン状態でエネルギー供給される場合、モータ３８はギヤ 列４２を駆動し、その出力は平歯車４４で有効で（図２７も参照）、ロッド３０ のキー溝３４に入るキー４６を介してロッド３０を駆動する。図１に最もはっき りと示されるように、歯車４４はキー４６を担持する延長ハブ４８を有する。螺 旋部３２の歯冠５０が当該ハブ４８の孔部５２内にかかり、これによって案内さ れ、ハブ４８はロッド３０のための第１支承表面を有する。ロッド３０用第２支 承部は、図２４〜２６に最もはっきりと示されるボールリテイナー５４によって 備えられる。当該ボールリテイナー５４の一端は、図１及び図２４〜２６に示さ れた実施形態において銃 身１４を保持するための部材２０として供されるように内側にねじ入れられると 理解されるべきである。代替的なボールリテイナーの実施形態５６が図１６〜２ １に示される。当該ボールリテイナー５６が使用される場合、１対のビス（図示 せず）がねじ付き挿入物５８内に収容され、リテイナー５６と（ボールリテイナ ー５６の柱体状突出部をこえて嵌まり込むように収容された）銃身１４用代替実 施態様とをハウジング１２に保持する。銃身１４用代替実施態様が使用される場 合、銃身１４の遠位末端側乃至吐出端部２２での設備が使い古されたチューブ乃 至カートリッジ１６の取り替えのために備えられると理解されるべきである。 引き金２６はハウジング１２に対するピボット回転運動のために軸頭６２（図 １参照）に取り付けられ、下記されるようにガン１０の操作メカニズムの機械的 及び電気的作動作用の両方を備える。戻リバネ６４は、取扱者の指の圧力が引き 金２６から除かれた場合に、図１に示されたオフ状態に引き金２６（及びガン１ ０）を戻す。 図２４〜２９において、コーキングガン１０の柱体状ボールリテイナー５４は 、ロッド３０の螺旋ねじ部３２と位置調整された螺旋状軌跡乃至道筋６８上に位 置した複数のポケット６６を有する。特に図２６及び２９において、ボールリテ イナー５４は、好ましくはナイロン、例えばデュポンジテルスト(Dupont Zytels t)８０１のようなプラスチックでなる部材２０に成形された好ましくは３０４ス テンレススチールでなる金属製柱体部材７０を有す る。当該部材７０は既述されたロッド３０用第２乃至補助ブシュ乃至支持ぶとし て供されるようにポケット６６を取り囲む段部乃至山部７２を有する。柱体部材 ７０は山部７２の遠位末端で解放され、製造公差から生じるボールポケット６６ の位置調整の不良を見込むためにロッド３０を「浮かせて」おく。 特に図２９において、ボールポケット６６のそれぞれは、末端が錐体形状をし た縮小径の部分７４になる平行サイドを有する孔として形成される。図示の実施 形態において、錐体の角度７６は好ましくは３０度である。 図示された実施形態において、柱体部材７０の直径壁厚は、山部７２の遠位末 端の柱体部材７０の壁厚に較べて、山部７２において好ましくは０．００５イン チ厚い。図２５で認識されるように、六角形状のボス７８が好ましくは柱体部材 ７０の端部に形成され、ガン１０の操作中に生じるようにトルクがボールリテイ ナー５４のプラスチック部材２０とスチール柱体部材７０の間に働く際に、プラ スチック部分２０と金属部分７０の間での分離に抗する。図示の実施形態におい てボールリテイナー５４に８個のポケット６６を有しているのが好ましい。ボー ル８０は好ましくはＣ５８−６５のロックウェル硬度を備えたＡＳＴＭ７５６に よるＡＩＳＩタイプ４４０−Ｃのステンレススチールで形成される。 また図１２〜１５において、ボール駆動ナット８２が嵌まり込み、ボールリテ イナー５４に対する第１位置と第２位置の間で選択的に軸線方向で移動可能であ る。ナット又はスリーブ８２の第 １位置が図３に示され、これはオフ状態に対応する。スリーブ８２の第２位置は 図７に示され、これはガン１０のオン状態及びフェザーリング状態の両方に対応 する。 ナット８２は柱体状部分８４とこれに連結され一体的に形成されたフランジ８ ５を有する。柱体状部分８４は末端がラジアル肩部８８になる内側ステップ８６ を有する。ナット８２はまた螺旋状軌跡乃至道筋６８に沿って位置した傾斜路状 の内部表面９０を有する。（特に図１４及び１５に関して）表面９０は開始位置 ９２で始まり、ナット８２の範囲内で一回転乃至周辺を取り巻いて延在し、終端 位置９４で終わると理解されなければならない。開始及び終端位置９２，９４は 、（ロッド３０の螺旋ねじ部３２のピッチに等しい）螺旋状軌跡６８のピッチに よって決定された間隔９６だけ軸線方向にオフセットしている。表面９０は比較 的急勾配のスロープ１０２を有した第１傾斜路部分９８と比較的浅いスロープ１ ０４を有した第２傾斜路部分１００とを有する。特に図１５に関して、第１傾斜 路部分９８のスロープ１０２は好ましくは４０°で、第２傾斜路部分１００のス ロープ１０４は好ましくは７°３０’である。ボール駆動ナット乃至スリーブ８ ２はまた、ラジアルフランジ８５と一体的に形成された１対の耳部１０６，１０ ８を有する。フランジ８５はまた、図３に最もはっきりと示されるように、ボー ルリテイナー５４の柱体部材７０と突出部１１２の間の入れ子（ネスト，nest） に位置しサイズ的にあった平坦部分１１０を有する。ナット８２上の平坦部分１ １０の部 材２０の突出部１１２との入れ子構成の関係(nesting relationshiP)はリテイナ ー５４に対するナット８２の回転を防ぎ、下記する目的のためにそれらの間の移 動の軸線方向での自由を可能にする。 図８〜１１に関して、引き金２６は、１対のボス１１８，１２０と１対の耳部 １２２，１２４を担持するヨーク部分１１６に連結したその一端でリング１１４ を有する。ヨーク部分１１６は更に、コーキングガン１０の取扱者の指によって 手動で押し下げられるに適した凹状の、一般的に矩形の把持部分１２８と一体的 に形成され、これを担持する延長部１２６に連結する。 再び図３に戻って、引っ張リバネ１３０がナット８２の耳部１０６と引き金２ ６の耳部１２４の間に取り付けられる。当該バネ１３０は、引き金２６のヨーク １６上でボス１１８，１２０に向かって動くように、ナット乃至頸部８２のフラ ンジ８５を推す。バネ１３０に等しい第２バネ（図示せず）は耳部１１８と１２ ２の間で連結していると理解されるべきである。図３に最もはっきりと示される ように、頸部組立品１３２は、ボールリテイナー５４、複数のボール８０、ボー ル駆動ナット８２、及びデルリン(Delriln)１００として から入手可能な のような好ましくはプラスチックでなるクリップ１３４から構成される。クリ ップ１３４は好ましくは環状リング１３８によって担持され半径方向内側に向い た複数の歯部１３６を有する。リング１３８は、クリップ１３４がスナップリン グ溝１４０に受け止められた歯部１３ ６を備えて柱体部材７０に取り付けられる場合、軸線方向の摺動動作のために内 側段部８６を支持するためにサイズ的にあった外径を有する。クリップ１３４の 軸線方向面１４２はまた、ナット８２が軸線方向にボールリテイナー５４を越え てオン及びフェザーリング状態に対応する図７に示された第２位置へ動く際、ラ ジアル肩部８８との隣接のための止め表面を備える。 図４〜７、特に図４に関して、コーキングガン１０の操作は次のようになる。 図４はオフ状態のガンを示す。この状態において、引き金２６はバネ６４によっ て示された位置へ推され（図１及び３参照）、バネ１３０は第１傾斜路部分９８ を引き起こすボス１２０にフランジ８５を推し、ボール８０を図４における実線 で示された位置へ動かす。ここではボール８０が山部７２の半径方向内側に僅か に突出し、ロッド３０の螺旋ねじ部３２の歯冠５０を僅かに噛み合わせる。図４ に示されるように、山部７２は螺旋ねじ部３２の歯冠５０を支持する。ボール８ ０がこの位置にある場合、（ガン１０が軽く傾けられる際に）ロッド３０が自己 の重みで摺動することを防止し、同時にロッド３０の手動による動き（例えばノ ブ３６によって手動で推される場合）は可能とし、ロッドの手動調整、例えばガ ン１０でのコーキングカートリッジ１６でのピストン乃至後方表面１５２に押圧 プレート２８を動かすこと（図１参照）を可能とする。ロッド３０がこのように 手動で動かされる場合、ボール８０は少しの間、半径方向外側へ向かって図４で の鎖線で示された位置へ動き、第１傾斜路９８に対する ボール８０の作用によって少しの間、駆動ナット８２は鎖線で示された位置へ動 く。バネ１３０は「与えられ」又は伸び、これが起こるとボス１２０から離れる ようにフランジ８５が動きうる。いったん歯冠５０がボール８０を通過すると、 ボール８０とナット８２は図４での実線で示された位置へ戻る。 図５に戻って、ガン１０が先ずオフ状態からオン状態へ作動すると、ロッド３ ０の歯冠５０は（図５に示されるように）ボール８０と干渉することが可能であ り、引き金が中間のフェザーリング状態又はオン状態に押し下げられると、部品 は始めに図５に示された関係となる。いったん引き金２６がスイッチ１４４を閉 じるために十分遙かに動かされる（図３及び６参照）と、モータ３８が作動し、 ロッド又は親ネジ３０が回転し、螺旋ねじ部３２の歯冠５０をボール８０との干 渉から離脱するように動かす。いったんねじ部３２の歯冠５０が干渉を離れて動 くと、ボール８０は、スリーブ８２が（図３及び４の）第１位置から図７に示さ れるような第２位置へ動くように当該スリーブの軸線方向の動きによって駆動さ れて半径方向内側に向かって動く。ポケット６６の範囲内のボール８０の間隔の 詰まった公差のために、当該ボールはポケット６６内に静止するようになる。ポ ケット６６の円錐形状に減少した径部分７４は、ガンがオン状態にある場合、図 ６及び７に示された位置において各ボール８０を保持する。同時にナット乃至ス リーブ８２は、ボール８０とロッド３０の間での係合関係を表す第２位置にある 。この状態において、ボール８０は図７に 示されるように、ナット８２の第２傾斜路部分１００に係止する。思い起こされ るように、部分１００は比較的浅いスロープ、好ましくは７度３０分の傾斜を有 する。この浅いスロープの傾斜路部分は２つの機能を備える。第一に、引き金２ ６が解放され、図４に示されたオフ状態に移ると、ボール８０と接触する浅いス ロープ１００は、図３及び４に示された第１乃至オフ位置へのナット８２の動き を助ける。第二に、傾斜路部分１００の浅いスロープは、ボール８０と表面１０ ０の間の力の軸方向成分がバネ１３０からのバネ張力の軸方向成分に勝つに十分 である場合に、過負荷解放を備える。同時にボール８０がバネ１３０の作用に抗 してスリーブ８２を駆動し、ボール８０が半径方向外側へ向かって動くことを可 能とし、螺旋ねじ部３２の傾斜した後側１４６によってその方向に駆動される。 それ故に側１４６からの力の軸方向成分は半径方向へボール８０を介して表面１ ００での軸方向分離力に伝わり、ナット８２の軸線方向の動きを引き起こし、半 径方向外側へ向かうボール８０の動きを最終的に可能とし、螺旋ねじ部３２との 係合を解放すると理解されるべきである。 第２の過負荷解放は部材２０の半径方向に延在するフランジ部分１４８によっ て備えられる。比較的硬いけれども弾性のある材料からなる部材２０は、過負荷 状態の場合にボール８０の半径方向での解放を可能にする方向でボールリテイナ ー５４の柱体部分７０の軸方向移動を許容する「油差し」ふうに弾力的に変形可 能であると理解されるべきである。 特に図６に関して、フェザーリング操作が望まれる場合、引き金２６が図６に おける（オン状態に対応する）鎖線によって示された位置から実線で示された位 置に動かされ、スイッチ１４４とモータ３８を切り、ロッド３０の回転を停止す る一方、ロッド３０とのボール８０の係合はなお維持する。このフェザーリング の状態において、ガン１０は機械的に動力源と連結しているが、電気的には電源 と断たれており、カートリッジ１６内の粘性物質は、ガン１０が電気的及び機械 的の両方でエネルギーを与えられる場合よりも一層徐々にチップ部乃至吐出口１ ８から出る。ガン１０のフェザーリング状態は、取扱者がガンによって適用され るコーキン又は他の粘性物質を次第に減らす又は「フェザーリングする」ことを 許容する。 図面から認められるように、いったん引き金２６が十分に解放されると、ボー ル８０はロッド３０との係合から離れるように動き得、粘性物質の圧力を解放し 、それ故にガンがオフ状態にある場合に材料の望ましくない吐出乃至「たれ」を 回避する。 本発明は、その精神と範囲から逸脱することなく変更と変形がなされるもので あり、その詳細の全てにわたり上記のものに限定されるべきものではない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．コーキンのような高粘性物質のチューブを選択的に加圧するための装置にし て、 ａ．螺旋ねじ部とキー溝を有したボール駆動ロッドによって選択的に駆動される 圧力プレートと； ｂ．上記ボール駆動ロッドにキー固定された平歯車に連結した歯車減速機と電気 モータと； ｃ．上記螺旋ねじ部に合わせされた螺旋状軌跡に位置した複数のポケットを有す る柱体状ボールリテイナーと； ｄ．当該リテイナーの各ポケットにそれぞれ１つある複数のボールと； ｅ．ボールリテイナーに対して第１位置と第２位置の間で選択的に軸方向に移動 可能で入れ子式のボール駆動ナットと； ｆ．当該ボール駆動ナットと、ｉ作動位置に動くことで当該ボール駆動ナットを 第１位置から第２位置に向かって推すバネ及びii非作動位置に動くことでボール 駆動ナットを第１位置へ強いるための、ボール駆動ナットと軸方向接触する支承 表面とを介して連結された引き金と を備えてなり、ボール駆動ナットは当該ナットが第２位置にある場合にロッドと の係合にあるボールを保持し、当該ボール駆動ナットは当該ボール駆動ナットが 第１位置にある場合にロッドとの 係合からボールを解放し、そして更に ｉモータが入れられボールがロッドと係合する場合にロッドが軸方向に進み、 iiボールがロッドとの係合から解放される場合にロッドは自由に後退するように なっている装置。 ２．引き金が作動位置から作動位置と非作動位置の中間にある保持位置に動く場 合に、モータが切られ、ロッドがボールとの積極的な係合に保持され、粘性物質 の動きによって解放されるまで圧力プレートによって粘性物質のチューブに圧力 が残るように、引き金の作動位置の間の操作によって達成された非作動位置に圧 力プレートを積極的にとどめるようになった請求項１の装置。 ３．ボール駆動ロッド上の螺旋ねじ部が、第１径を有した付け根と、第１径より 大きな第２径を有した歯冠とを有した請求項１の装置。 ４．引き金が作動位置に移動する場合にボール駆動ナットが第１位置に残り、ボ ール駆動ロッドの螺旋ねじ部の付け根がボールに半径方向で隣接する位置にボー ル駆動ロッドが回転するまで螺旋ねじ部の歯冠と接触することによってボールが ボール駆動ロッドと係合することを阻止される請求項３の装置。 ５．半径方向内側に向かって動き、螺旋ねじ部の付け根と接触することでボール がボール駆動ロッドと係合し、ボール駆動ナットが軸方向に第２位置へ動き、ボ ールをボール駆動ロッドとの係合状態に保ち、引き金は作動位置と保持位置のい ずれかにある請求項４の装置。 ６．ボール駆動ナットが、ボールリテイナーでのポケットの螺旋状軌跡に対応す る螺旋山部を有する軸方向の貫通孔を有する請求項１の装置。 ７．コーキンのような高粘性物質のチューブを選択的に加圧するための装置にし て、 ａ．軸方向に可動な圧力プレートと螺旋状のねじ部を有したボール駆動ロッド組 立品と； ｂ．上記ボール駆動ロッド組立品を選択的に回転するための駆動手段と； ｃ．上記ボール駆動ロッド組立品を取り巻き、第１位置と第２位置との間で選択 的に半径方向に可動な複数の要素を有した頸部組立品と を備えてなり、上記第１位置では頸部組立品がロッド組立品との係合から解かれ 、ロッド組立品を頸部組立品に対して軸方向に移動自由とし、上記第２位置では 組部組立品の半径方向に可能な要素がロッド組立品と係合して、ロッド組立品の ロッドが頸部組立 品に対して回転する際にロッド組立品は頸部組立品に対して軸方向に可動である 装置。 ８．駆動手段が電気モータを備えてなる請求項７の装置。 ９．駆動手段が更に上記モータに選択的に連結したバッテリーを備えてなる請求 項８の装置。 １０．駆動装置が更にモータ用の可変速制御器を備えてなる請求項８の装置。 １１．可動要素が複数のボールを備えてなる請求項７の装置。 １２．頸部組立品が更に、軸方向に可動な傾斜路状内表面を有するスリーブを備 えてなり、ボールを半径方向に変位して当該スリーブとロッドの間で係合させ、 また係合を解くようになった請求項１１の装置。 １３．装置が傾けられ、重力でロッドを引っ張る際に、ロッドの重量で頸部組立 品に対してロッド自身動くことのないようように頸部組立品が第１位置にある場 合に、頸部組立品の可動要素がロッドとの十分な係合にとどまっている請求項７ の装置。 １４．ロッドが頸部組立品に対して手動で動かされるように、頸部組立品の可動 要素が第１位置において十分軽々と片寄らされる請求項１３の装置。 １５．コーキンのような高粘性物質のチューブ内でピストンに抗して駆動ロッド を推すための電気モータを有するタイプの動力コーキングガンにして、 ａ．軸方向に可動な圧力プレートと螺旋状のねじ部を有したボール駆動ロッド組 立品と； ｂ．上記ボール駆動ロッド組立品を選択的に回転するための駆動手段と； ｃ．上記ボール駆動ロッド組立品を取り巻き、当該ボール駆動ロッドと選択的に 係合可能な少なくとも１つの要素を有する頸部組立品と を備えてなる組み合わせの改良物であって、頸部組立品はハウジングに固定され た半径方向に延在するフランジに取り付けられ、当該フランジは所定の最大圧よ り下で比較的剛性を残し、当該所定の最大圧を越える場合に軸線方向に弾性的に 変形して、所定最大圧を越える際に要素がボール駆動ロッドとの係合から外れる ように動く改良コーキングガン。 １６．頸部組立品の半径方向に延在するフランジが更に、当該半径方向に延在す るフランジと一体的に形成された外側柱体状部分 を備えてなり、当該フランジは柱体状部分への連結によってハウジングに固定さ れる請求項１５の動力コーキングガン。 １７．コーキンのような高粘性物質のチューブ内でピストンに抗して駆動ロッド を推すための電気モータを有するタイプの動力コーキングガンにして、 ａ．軸方向に可動な圧力プレートと螺旋状のねじ部を有したボール駆動ロッド組 立品と； ｂ．上記ボール駆動ロッド組立品を選択的に回転するための駆動手段と； ｃ．上記ボール駆動ロッド組立品を取り巻き、複数のボールを有した頸部組立品 と を備えてなる組み合わせの改良物であって、上記複数のボールはボール駆動ロッ ドに頸部組立品を選択的に係合するためのものであって、頸部組立品は ｉボールを取り巻き、第１傾斜路部分と第２傾斜路部分を有したスリーブを含み 、当該スリーブがボールに対して軸線方向において第１方向へ動く際にボールを ロッドと係合するように推すための比較的急勾配のスロープを第１傾斜路部分が 有し、当該第１傾斜路部分に隣接する第２傾斜路部分は、ロッド上の軸線方向の 力の所定レベルより下でボールをロッドと係合するのに十分であって、且つロッ ド上の軸線方向の力の所定レベルを越える場合にはロッドとの係合からボールを 解放して上記第１方向と逆の第２方 向において軸線方向にスリーブを動かす比較的浅いスロープを有する改良コーキ ングガン。 １８．第１傾斜路部分のスロープがロッドの軸線から約４０度である請求項１７ の動力コーキングガン。 １９．第２傾斜路部分のスロープが約７．５度である請求項１７の動力コーキン グガン。 ２０．更に手動で操作可能な引き金と、当該引き金を押し下げる際にスリーブを 第１方向に推すために引き金とスリーブの間に連結されたスプリングを備えてな る請求項１７の動力コーキングガン。 ２１．引き金が解放される場合、ボールが第１傾斜路部分によって僅かに半径方 向内側へ向かってロッドの方へ推され、ガンが傾けられる場合にロッドが自身の 重量で軸線方向へ動くことを回避され、一方で同時にロッドが手動により軸線方 向へ推される場合にロッドの移動が許容される請求項２０の動力コーキングガン 。 ２２．ロッドが螺旋状ねじ部を有し、ボールが頸部組立品によってこれに一致し た螺旋状道筋上に位置し、スリーブの第１傾斜路部分と第２傾斜路部分とが各々 同じ螺旋状道筋に列合わせされて いる請求項１７の動力コーキングガン。 ２３．駆動手段がロッドと同心の平歯車を備え、ロッドが軸線方向に延在したキ ー溝を内包し、駆動手段が入れられた場合にロッドの回転のために上記歯車が当 該キー溝と交合して収めるキーを有する請求項１７の動力コーキングガン。