JPH10502085A - Iopを制御するための医薬を含有する眼内潅注溶液 - Google Patents

Iopを制御するための医薬を含有する眼内潅注溶液

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JPH10502085A
JPH10502085A JP8503261A JP50326195A JPH10502085A JP H10502085 A JPH10502085 A JP H10502085A JP 8503261 A JP8503261 A JP 8503261A JP 50326195 A JP50326195 A JP 50326195A JP H10502085 A JPH10502085 A JP H10502085A
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オーウェン ガン、
ラジニ ジャニ、
オーレ・ジェイ ローレンゼッティー、
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アルコン・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 改善された眼用潅注溶液が開示される。該溶液には、眼内圧をコントロールする一以上の医薬、抗酸化剤/遊離基捕捉剤、電解質、細胞エネルギー源、及びバッファーが含まれる。眼の外科手術処置に関連してこの溶液を使用する方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 IOPを制御するための医薬を含有する眼内潅注溶液発明の背景 1.発明の分野 本発明は眼科学の分野に関する。特に、本発明は、眼組織の完全性、安定性、 及び機能を維持しながら眼内手術過程で眼内圧(IOP)を制御するための改善 された眼内潅注溶液に関する。 2.関連技術の説明 過去10年間で、新たな外科技術及び関連製品の発展には非常にめざましいも のがある。例えば、人の目の天然の水晶体を人工レンズに置き換えることを含む 非常にデリケートな手術である白内障の外科手術は、以前には、患者の入院と十 分な回復期間を必要とする主要な外科処置であると考えられていたが、今日では 、この処置は外来を基本として日常的に行われ、視力を直ちに回復することがで きる。同様な進歩が他の目の外科手術でも達成されている。これらのめざましい 発展は、外科手術を行うための改善された装置、革新的な外科医によって開発さ れた改善された外科手術、及び手術中における鋭敏で置き換えの利かない眼組織 のダメージのリスクを最小限にすることによって容易に外科手術を成功させるう る改善された薬学製品を含めた種々のファクターに因っている。本発明は、この ような薬学製品の一つ、即ち眼内手術で眼組織を潅注するための溶液を更に改善 するために向けられる。このような溶液は、米国特許4,550,022で議論 されている。この特許の全内容は参照文献として本出願の一部をなす。眼用医薬 としてのこのような溶液の重要性は、前記’022特許に説明されている。この 説明の関連部分を以下に示す。 人体の切開は何れも人体に有害であり、恒常的に細胞の損失を引き起こす。特 に、細胞の損失を最小に維持する必要性が、目、神経等の組織のようなデリケー トで置き換えのできない組織で行われる何れの外科処置でも重要である。 目の角膜は、上皮、ボーマン膜、ストローマ、デスメー膜、及び内皮の五層よ りなる。内皮細胞は、あるとすれば希に成人期に正常な過程として置き換えられ るが、内皮層は外傷に特に弱い。内皮は特に、ストローマ層の適当な水和状態を 維持する責を担っている。ストローマ層は、液体を吸収する傾向があり、この傾 向は、内皮から輸送された外液によって釣り合いが保たれている。適当な液体の バランスがストローマ層で維持されなくなると、角膜が厚くなり、角膜の特徴的 な透明性が失われる。従って、内皮層での細胞の損失又はダメージは、視力の減 少を招くであろう。内皮の液体輸送を行う機能の短期間の機能不全により、角膜 が厚くなり、視力が低下する。内皮層は重要であり、傷つきやすいので、白内障 及び網膜の外科手術又は眼移植のような目の外科手術の間には、内皮細胞の保護 のための準備をすることが必要である。 組織の切開の間の細胞の損失を起こす重要な因子は、内細胞が受ける環境の外 傷性の変化である。大気にさらされることは、これらが浸されている自然の液体 でもたらされる細胞の環境とは著しく異なる。自然の細胞環境を擬装し、これに よって細胞のダメージを防ぐためには、外科手術の間にさらされる組織を、ほぼ 自然の体液と仮定できる溶液でしばしば潅注する。内皮のような眼内組織に対し て、水性の体液は天然の浸漬液体であり、従って、内皮を保護するための眼用潅 注溶液は水性体液に可能な限り密接に近似すべきである。 組織潅注溶液の第一の関心事は、溶液のオスモル濃度が一般に細胞液と等張で あり、これにより細胞膜内と細胞膜外の浸透圧が等しく維持されることである。 このため、初期の眼用潅注溶液は等張(0.9%)生理食塩水であった。しかし 、長い間認識されていたように、等張生理食塩水は、眼用潅注溶液として非常に 不適切であり、内皮細胞が膨潤し、細胞がダメージを受け、この結果として角膜 の曇りが生じることが知られている。 等張生理食塩水が不適切であるために、種々の他の電解質溶液が眼用潅注溶液 として提案され、水性体液と非常によく似た溶液を提供し、細胞のダメージと角 膜の曇りを防止することが試みられてきた。リンガー溶液及び乳酸加リンガー溶 液のような主に注射溶液に向けれられた標準的な電解質溶液が、無菌溶液として 広く利用可能であるために、眼用潅注溶液として使用されている。 「平衡塩溶液」として知られる眼用潅注のための溶液も開発されている。平衡 塩溶液は、必須のイオン、即ちカルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ ム及び塩素を眼組織に対して一般的に最適な濃度で含有し、二価のカルシウム及 びマグネシウムイオンに適した酢酸塩−クエン酸塩バッファー系である。 眼内潅注に使用される種々の電解質溶液は、等張生理食塩水に含まれるような Na+及びCl-に加えて必要なイオンを含ませることによって正規の生理食塩水 を越えるように改善されている。Mg++は、眼中で体液の輸送ポンプを媒介する 重要な役割を担った酵素であるアデノシントリホスファターゼに対する重要な共 同因子である。Ca++は、内皮接合を維持するのに必要である。K+は、多くの 生化学的プロセスで重要な因子であり、内皮の体液輸送ポンプは適したNa+/ K+比を必要とする。 目の手術の間、特に長期間を要する手術の間に、適切な電解質のバランスのみ では正常な角膜の厚さを維持するには不十分である。適正な角膜の厚さを維持し 、細胞のダメージを防止するためには、電解質を平衡に保つものに加え、潅注溶 液に代謝の補助剤を加えねばならず、特にストローマから過剰の液体を除去する 酵素で媒介されたNa+/K+ポンプシステムに必要な因子を加えなければならな い。 内皮細胞での代謝に必要な要素を取り込むために、グルタチオン−重炭酸塩− リンガー溶液(GBR)が開発された。これは、NaHCO3、グルタチオン、 デキストロース及びアデノシン(任意成分)をリンガー溶液に添加したものであ る。重炭酸塩、デキストロース及びグルタチオンは、内皮細胞の構造の完全性を 維持する重要な因子であることがわかっている。重炭酸塩は、水性体液が重炭酸 塩系であるために含まれており、デキストロース(d−グルコース)は種々の代 謝経路の基質となり、グルタチオンは固有のNa+/K+アデノシン−トリホスフ ァターゼを維持することによって代謝ポンプ機構を補助することが知られている 。GBRは角膜の厚さ及び内皮細胞の完全性を3時間まで維持するのに効果的で あることが知られている。 GBR眼潅注溶液の有効性は多年にわたって知られているが、1980年代初 期以前には、これを手術に使用することは、安定性及び無菌性の問題によって非 常に制限されていた。眼用潅注溶液が無菌であることが絶対不可欠であることが 認識される。無菌であることを保証するためには、品質及び無菌性を厳重に監視 し、病院内の薬局で調製された即時混合溶液と対比して試験できるように、潅注 溶液をあらかじめパッケージングすることが望ましい。この溶液は、本質的には 密閉した系(この系では pseudomonas aeruginosa のようなほんの少量の微生物 が不可抗力による眼内炎をもたらしうる。)で眼に注がれる。 GBRは長期間の非適合性及び/又はその種々の成分(moiety)の不安定性に よりあらかじめパッケージングすることができない。GBRを処方するためにリ ンガー溶液に添加される成分のうち、重炭酸塩がおそらく重要である。重炭酸塩 −ホスフェートバッファー系の重炭酸塩並びにホスフェートは、Mg++及びCa++ と不溶性の沈殿物を形成する。眼用の潅注に使用しうるイオン濃度で、沈殿は 新たに調製された溶液では問題にならないが、長期間保存することは禁止される 。眼に導入される不溶性結晶は視力を低下させるであろうから、組織潅注溶液に 不溶性の沈殿が含まれないように維持することが重要であると容易に認識できる であろう。 GBRの安定性の維持が面倒であるのは、重炭酸塩−ホスフェートバッファー が不十分であることによりGBRのpHが徐々に増加するという事実である。適 切なpH、即ち約7.4をもたらすためには、病院の薬局で調製された最初のG BR溶液のpHをモニターしなければならず、使用の直前及び使用中においても CO2で調節しなければならない。pH調整中に不純物が含まれる可能性が大き い。 GBRの長期間の保存を阻むその他の因子は、全成分が安定である特定のpH を利用することができないことである。約8以下のpHでは、一般に重炭酸塩は CO2に分解し、重炭酸塩の濃度の低下及びpHの上昇を起こす。一方、グルコ ースの安定性にはより低いpHが必要である。グルタチオン(これは、還元型又 は酸化型の何れかで生物学的に効果がある。)は、還元型が水溶液で容易に酸化 され、潅注溶液の特定の標識化を妨げるので酸化型であることが好ましい。酸化 されたグルタチオン(グルタチオンジスルフィド)は約5以上のpHで長期間経 過すると不安定である。他の全ての成分との混合物として長期間保存する場合に 、グルタチオンの濃度も不適切な濃度まで減少しうる。眼用潅注溶液としてG BRが効果的であることは示されているので、GBRに見出される本質的な因子 を含み、眼手術で使用するための無菌状態で保存しうる製剤を提供することが切 に望まれている。米国特許第4,550,022に開示された発明はこのような 550,022に開示された2つの部分よりなる潅注溶液の態様は、アルコンラ ボラトリーズ社(Alcon Laboratories,Inc.)、フォートワース、テキサス、に より1980年代初期に導入された。 性及び機能を維持するために供される。このような化学組成は、眼(即ち「水性 体液」)内に天然に存在するものによく似ている。このような溶液は、眼内手術 過程に関連した眼内圧の急な上昇のような異常を処置又は防止するのには直接に は有効でない。眼手術中の眼内圧の上昇が重要な問題となる可能性があるので、 眼内組織の物理的な完全性及び機能を維持し、かつ患者の眼内圧をコントロール する改善された眼用潅注溶液の必要性がある。本発明はこのニーズを満たすこと に向けられる。 米国特許第5,212,196(House 等)には、外科処置、特にレーザーの 使用を含めた処置に関連してIOPをコントロールするためのクロニジン誘導体 の局所的使用が開示されている。この特許に開示された発明に基づく製品は、I サージカル社(Alcon Surgical,Inc.)、フォートワース、テキサス、で販売さ れている。’196特許は、IOPをコントロールする目的でクロニジン誘導体 を眼内に使用することは開示されておらず、このような化合物の眼内投与のため のビヒクルとして本出願で開示されるタイプの潅注溶液の使用も開示されていな い。本発明の概要 本発明は、眼手術に関連した眼内圧の上昇をコントロールするのに有効な改善 された潅注溶液を提供することに向けられる。特に本発明は、眼内圧をコントロ ールするための1以上の医薬、角膜内皮細胞を保護するための遊離基捕捉剤、 眼組織の安定性を維持するための電解質、外科処置中に角膜内皮細胞及び他の眼 組織の代謝要求を満たすエネルギー源、角膜内皮細胞及び他の眼組織の液体ポン プシステムを維持するための重炭酸塩、並びにバッファーを含有する潅注溶液に 向けられる。 眼内圧の上昇は、視神経頭部にダメージを与え、これによって正常な視覚機能 を害する。このようなダメージは、長期間に渡る眼内圧のわずかな上昇、又は外 科的外傷に関連した相対的に大きな増加で起こりうる。本発明は主に、後者のタ イプの眼内圧の上昇のコントロールに向けられる。 本発明は、眼の外科処置に関連した以前の方法及び眼内圧の上昇を制御するた めの組成物に比べ多くの利点を有する。第一の利点は、本発明の潅注溶液が複数 の機能を有することである。この溶液は細胞死を防止し、上記の眼の手術中の正 常な細胞機能を維持し、眼内圧もコントロールする。手術の時に眼用潅注溶液に 非経口IOP製剤を即座に添加することは、使用されるIOP医薬が不適当な濃 度になるというリスクのような幾つかの重大なリスクをもたらす。本発明は、眼 内潅注剤として使用するのに適した眼用の薬学的組成物を提供することによって これらのリスクを取り除いた。更に、本発明は、IOP制御剤が従来の治療方法 に従って眼の盲嚢に局所的に適用される場合に要求される投与量に比べ使用され る該制御剤の投与量が非常に少量ですむ。このような小投与量で使用することは 、眼内組織にIOP制御剤を直接に適用し、これによって該制御剤が外皮、内皮 及びストローマ細胞層に浸透する必要性を除去することによって可能となる。本 発明の他の利点には、(1)特定の制御された投与量の特定のIOP制御剤が患 者に投与されること、(2)本組成物が使用の時に無菌であることが保証される こと、(3)眼内組織にダメージを与える可能性のある化学防腐剤及び非経口製 剤の他の成分が取り除けること、(4)組成物のpH、オスモル濃度及び容量を 眼内での使用に理想的に適合させるように緩衝剤で処理することが含まれる。好ましい態様の説明 眼内圧をコントロールするために本発明の潅注溶液に使用される医薬は、少な くとも部分的に水に可溶でなければならない。好ましい種類の医薬には、ベータ ブロッカー、アルファアドレナリン作動薬、ムスカリン作動薬、炭酸脱水素酵素 阻害薬、アンギオスタティックステロイド(angiostatic steroids)及びプロス タグランジンが含まれる。ベータブロッカー及びアルファアドレナリン作動薬が 特に好ましい。 本発明に使用しうるベータブロッカーは、眼に局所的に投与された場合に水性 体液の産生を減少することができる薬学的に許容しうる全ての化合物が含まれる 。本明細書で使用される「ベータブロッカー」の語は、ベータ−1及び/又はベ ータ−2受容体を、これらの受容体と結合することにより刺激からブロックする ために働き、眼内圧をコントロールすることができる化合物を意味する。ベータ ブロッカーは一般に以下の構造によって特定される。 R1−O−CH2−CH(OH)−CH2−NR23 (I) 但し、R1は置換若しくは無置換の環状若しくは脂肪族部分であり、環状部 分にはC、N、及びOから選択される1以上のヘテロ原子を含有しうる単環及び 多環構造が含まれる。R2及びR3は独立に、水素、及び置換アルキル及び無置換 アルキルから選択される。 上記構造(I)のベータブロッカーに関しては、以下の参照文献が参照文献とし て本出願に含まれる。 Annual Reports in Medical Chemistry,vol.14,81-87頁(1979) J .Med.Chem.,vol.26,1570-1576頁(1983) 同書、vol.27,503-509頁(1984) 同書、vol.26,7-11頁(1983) 同書、vol.26,1561-1569頁(1983) 同書、vol.26,1109-1112頁(1983) 同書、vol.26,950-957頁(1983) 同書、vol.26,649-657頁(1983)及び 同書、vol.26,352-357頁(1983) 本発明に使用することができるベータブロッカーの特別な例には、アセブトロ ール、アジモロール、アルプレノール、アテヌロール、アボチノロール、ベタキ ソロール、ベフノロール、ベバントロール、ビソプロロール、ボピンドロール、 ブコモロール、ブプラノロール、ブチドリン、ビニトロール、ブノロール、ブト クロロール、ブトアミン、カラゾロール、カルテオロール、セリプロロール、セ タモロール、シクロプロロール(cicloprolol)、ジアセトロール、ドラキノロ ール、エパノロール、エスモロール、エキサプロロール、ヘプノロール、イデノ ロール、イプロクロロール、イソキサプロロール、ラベトロール、レボブノロー ル、メピンドロール、メチプラノロール、メトプロロール、モプロロール、ナド ロール、ニフェナロール、オキシプレノロール、パマトロール、ペンブトロール 、ピンドロール、パラクトロール、プロシノロール、プロネタロール、プロパラ ノール、SKF95018、サタロール、タゾロール、チエノキソロール、チモ ロール、チプレノロール、トラモロール、トリプロロール、及びキサモテロール が含まれる。最も好ましいベータブロッカーはベタキソロールである。他の好ま しいベータブロッカーには、チモロール、レボブノロール、カルテオロール、メ チプラノロール、及びピンドロールが含まれる。上記の化合物は全て公知である 。 本発明の組成物は、典型的には1以上の上記ベータブロッカーを、組成物の全 重量を基準にして約0.001から0.1重量パーセント(wt.%)の量で含有する 。 本発明で使用しうるアルファアドレナリン作動薬は、アルファアドレナリン作 動性受容体、特にアルファ−2受容体と結合することによって眼内圧をコントロ ールすることができる薬学的に許容しうる全ての化合物が含まれる。このような 化合物は、「アルファ−2作動薬」と特に称されうる。 本発明の組成物に使用しうるアルファ−2作動薬には、アルファ−2作動薬活 性を有し、眼内圧をコントロールするのに効果的である薬学的に許容しうる全て の化合物が含まれる。好ましいアルファ−2作動薬には、米国特許第4,461 ,904、4,515,800及び4,517,199に開示された化合物を含 めた、クロニジン、置換された2−(アリールイミノ)イミダゾリジン、及びこ れらの誘導体が含まれる。これら3つの特許に含まれる内容は、参照文献として 本出願の一部をなす。好ましいグループ又は種類のクロニジン誘導体は、下式の 三置換2−(フェニルイミノ)イミダゾールである。 R’はH及びC1−C4アルキルから選択されるが、R1及びR2の1つは水素 であるという条件があり、X及びYはBr、Cl、CH3及びCH2CH3から選 択される。 このグループの化合物の特別な例を以下の表1に示した。 特に好ましい式 II のクロニジン誘導体のグループは、R1及びR2がH及びN H2から選択され(但し、R1及びR2の1つはHである。)、X及びYはCl、 CH3及びCH2CH3から選択されるものである。このグループの化合物の特別 な例を以下の表2に示した。 これらの特別な例のうち、p−アミノクロニジン(即ち化合物13)が本発明の 使用に特に適していることが見出された。 クロニジン誘導体の他の好ましいグループは、R1及びR2が両方ともHであり 、X及びYがBr、Cl、CH3及びCH2CH3から選択されるものである。ク ロニジン(X及びY=Cl)はこのグループに含まれる。このグループのうち、 X及びYの少なくとも1つがアルキルである化合物が特に好ましい。このタイプ の化合物は、例えば米国特許第3,468,887及びJ .Med.Chem.,vol.19 ,1049-54 頁(1976)に開示されており、クロニジン誘導体、特に置換された2− (アリールイミノ)イミダゾリジンの構造、調製及び物理的性質に関するこれら の刊行物の内容は参照文献として本明細書の一部をなす。このグループの化合物 の特別な例を以下の表3に示した。 先に定義した2−(アリールイミノ)イミダゾリジンに加え、本発明で使用し うるアルファ−2作用薬の他のグループ又は種類には、2−(アリールイミノ) オキサゾリジン;2−(アリールメチレン)イミダゾリジン;2−(アリールア ミノ)ピロリジン;アリール−イミダゾキナゾリン及びフェニルアセチルグアニ ジンのようなアリールアルキルアミノグアニジン;及び2−(フェニルイミノ) ジアゾシクロペンテンが含まれる。これらのグループの全ての医薬は、クロニジ ン誘導体又は「クロニジン様」医薬と称されうる。クロニジン及びクロニジン様 化合物の特性の包括的な議論は、Timmermans 等の「クロニジン様イミダゾリジ ン及び関連化合物の構造活性相関(Structure-Activity Relationships in Clor idinine-Like Imidazolidines and Related Compounds)」(1〜97頁、シュ トゥットガルト及びニューヨークのグスタフ・フィッシャー出版社により198 0年に刊行されたもの。)と題された刊行物でなされている。この刊行物の全内 容は、参照文献として本出願の一部をなす。Timmermans 等によって示されてい るように、クロニジンの分子構造は、芳香族(即ちアリール)部分、架橋部分、 及びイミダゾール部分の三つのパートからなる。Timmermans 等は、これらの三 つのパートの1又は2を修飾することによって製造される多くの化合物を開示し ているが、三つの部分の1つが手をつけずに残されている。本明細書の目的とし て、このような化合物の全てをクロニジン誘導体と定義する。本発明の組成物は 典型的には、1以上の上記アルファ−2作用薬を約0.001から0.1 wt%の 量で含有しうる。 本発明の潅注溶液はまた、角膜内皮細胞を保護し、これらの細胞の正常な機能 を維持するのに効果的な、所定量の抗酸化剤又は遊離基捕捉剤を含有する。活性 水素の光化学的生成は公知の化学的現象である。角膜、水性体液、レンズ及び網 膜が透明であることは、酸素ラジカルを絶え間なく光化学的に生成させるための 独特な状況である。この現象は一般に、白内障の手術又は他の眼内手術過程で起 こりうるような、長時間の光への暴露に関連する。潅注溶液に抗酸化剤/遊離基 捕捉剤を含ませることにより、他の方法で酸素遊離基で引き起こされうるダメー ジに対して目が保護される。好ましい抗酸化剤及び遊離基捕捉剤には、ベータカ ロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、グルタチオン及びシステイン並びにエス テルが含まれ、更にこれらの化合物の類似体及び他の等価体が含まれる。最も好 ましい抗酸化剤/遊離基捕捉剤はグルタチオンである。本発明の溶液は、1以上 の抗酸化剤/遊離基捕捉剤を約0.001から約0.1wt%の濃度で含有しうる 。 本発明の溶液は、組織の安定性を維持するのに効果的な量の電解質、手術過程 での角膜内皮細胞及び他の眼組織の代謝要求を満たすのに効果的な量のデキスト ロースのようなエネルギー源、角膜内皮細胞及び他の眼組織の液体ポンプシステ ムを維持するのに効果的な所定量の重炭酸塩、及び6.8から8.0の範囲に組 成物のpHを維持するのに十分な量のバッファーを更に含有する。本発明は、種 々のタイプの眼用潅流製剤の形態をとりうるが、一般には水溶液の形態をとりう る。当業者によって認識されるように、該製剤の幾つかの成分は、「本発明の背 景」の見出しのところで先に議論した各成分の化学的安定性、各成分間の有害な 化学的相互作用、及び各成分に適した無菌方法を含めた観点から、使用するまで は分離しておくことが必要である。 部分よりなる製品である。2つの部分よりなる組成物は、各々が個々に安定であ り、長期間別々に保存可能なようなものである。この2つの部分をお互いに混合 すると、これらは、このときから24時間手術に使用しうる組織潅注溶液を形成 する。この混合溶液は、眼の手術中に内皮細胞の完全性及び角膜の厚さを維持す るのに必要な要素を含有しているので眼の手術に使用しうる。混合された潅注溶 液は、重炭酸塩−ホスフェートバッファー中に組織の安定性に必要なイオン、C a++、Mg++、Na+、K+及びCl-、並びに還元グルタチオン及びデキストロ ースを含有する。電解質は、角膜内皮細胞及び他の眼組織の物理的完全性及び代 謝を維持する助けとなる割合で導入される。この目的では、潅流溶液は典型的に は、1リットルあたり約50から約500ミリモル(mM/l)のNa+、約1から 約10 mM/l のK+、約0.1から約5 mM/l のCa++、約0.1から約10mM/ l のMg++、及び約50から約500 mM/l のCl-を含有する。細胞の浸透圧 の安定性を維持するためには、オスモル濃度は約260から約330 mOsm、好 ましくは約290〜310 mOsmである。生理学的なpH、7.4に特にマッチ ングさせるために、最終の潅注溶液のpHは約6.8から約8.0、好ましく は7.2〜7.8である。液体ポンプシステムを維持するためには、混合潅注溶 液の重炭酸塩濃度は約10から約50 mM/l である。pHを安定化するには、追 加の緩衝剤を加える。好ましくは、緩衝剤はホスフェートであり、潅注溶液の最 終ホスフェート濃度が約0.1から約5mM/lとなるような十分な量を添加する。 最終潅注溶液は、約1から約25 mM/l のデキストロースと0.01から約3mM /lのグルタチオンを含有する。 塩基性溶液は、ホスフェート及び重炭酸塩のバッファー部分を、好ましくはリ ン酸ナトリウム及び重炭酸ナトリウムの2つの塩基の形態で提供する。塩基性溶 液のpHは、生理学的pHである約7.4、好ましくは約7.2から約7.8に 調整される。上述のように、重炭酸塩を含有する溶液のpHは、重炭酸塩の分解 を防止するために約8.0以上であることが好ましい。しかし、重炭酸塩が、約 8以上のpHの溶液に加えられ、この後7から8のpHに調整された場合に重炭 酸塩が安定化されうることが見い出されている。従って、塩基性溶液を調製する 場合、NaHCO3が約8から9のpHを有する溶液中に溶解されるようにNa HCO3を添加する前にNa2HPO4を添加する。この後、該溶液を、H2SO4 、H3PO4又はHClのような希酸で塩基性溶液の所望の最終pHに調節する。 この他の方法として、二酸化炭素がpHを調製するために添加されうる。 カリウム及び追加のナトリウムを、ナトリウム若しくはカリウムの塩化物、硫 酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、及びグルコン酸塩のようなナトリウム塩及 びカリウム塩の形態で塩基性溶液に加える。ナトリウム及びカリウムは、完成し た組織潅注溶液に存在する全ての成分と適合し得、塩化ナトリウム及び塩化カリ ウムは両溶液に加えられるか、又は溶液間に分割されうる。しかし、塩基性溶液 がバッファー系となる事実から、最終潅注溶液のpHを加算してpHを調節する 。 酸性溶液は、塩化カルシウムの形態でCa++、塩化マグネシウムの形態でMg++ 、グルタチオン、及びデキストロースを提供する。pHは約5以下に調整され 、デキストロース及びグルタチオンを長期間安定にさせる。酸性溶液は、低pH を有する必要があるため、塩基性溶液の容量を酸性溶液の容量より大過剰にする こと、及び酸性溶液には緩衝剤を全く含まないことが好ましい。酸性溶液は、相 対的に少量のHClで約5以下のpHに調整されうる。酸性溶液は緩衝されな いので、そのpHは酸濃度を反映し、酸が少ない場合には小容量でpHを調整し なければならない。大量の緩衝された塩基溶液は、潅注溶液の最終pHに非常に 近接して調整され、少量の酸性溶液の添加によってはあまり影響を受けないであ ろう。好ましくは、酸性溶液に対する塩基性溶液の容量の比は、約10:1から 約40:1である。 塩基性溶液及び酸性溶液は無菌にされ、別々に容器に詰められるか、又はオー トクレーブで処理するような、又は無菌化フィルターを使用するような標準の方 法、好ましくは熱無菌化によって無菌条件下で包装される。典型的には、好まし くは無機成分のみを含有する塩基性溶液がオートクレーブで処理され、一方、好 ましくは有機成分を含有する酸性溶液がミクロフィルターで濾過される。誤り及 び/又は不純物の混入の可能性がある病院内での容積の測定の必要性を回避する ために、特定の容積の塩基性及び酸性溶液を容器に詰め、これにより酸性溶液の 容器の全内容物を塩基性溶液の容器の全内容物に添加して、正確に処方された組 織潅注溶液を得ることが特に好ましい。この溶液は、有為なpHの変化を起こす ことなく、検出しうる沈殿を生成することなく、更に分解することなく手術前2 4時間までに混合されうる。 溶液の無菌性を維持するため、並びに酸性溶液と塩基性溶液の正確な混合を保 証するための予防処置は、過度に行うことができない。製造者は品質管理を維持 するための当然の予防処置を全て取りうるが、技術者の不注意でこのような予防 処置が無駄になりうる。如何に注意深く行ったとしても、容器のいかなる操作も 内容物に不純物が混入する可能性を増加させる。不適切な混合の可能性を実質的 に除去し、不純物の混入の可能性を減少する1つの方法として、塩基性溶液のた めの第一のチャンバー、酸性溶液のための別の第二のチャンバー及び容器を操作 することなくチャンバーを連通する手段を有する容器に溶液を送る。このような 容器の使用は、複数のパートよりなる医薬溶液の輸送に対して公知である。一例 として、容器は、酸性溶液の所定計量容積を含有する上部チャンバーから膜によ って分離された塩基性溶液の所定測定容積を含有する底部チャンバーを有しうる 。コンテナキャップは、減圧にされた場合に、ここからぶらさがった先の尖った ブレードで膜を破るプランジャー手段を含みうる。この後、容器を、例えば振 蘯することによって激しく動かし、適切な容積の酸性溶液及び塩基性溶液の無菌 混合を完了する。 酸性及び塩基性溶液の適切な混合は、無菌のシリンジ及び針を用いて酸性溶液 のパッケージから酸性溶液を無菌状態で除去し、ゴム製のストッパーを通して塩 基性溶液のパッケージの内容物に酸性溶液を無菌状態で添加することによっても 行いうる。この他の方法として、両端が針になったものを使用し、一方の針を酸 性溶液を含有するバイアルに無菌状態で挿入し、次いで塩基性溶液のパッケージ に他方の針を無菌状態で挿入し、これによりパッケージ内に維持された減圧で酸 性溶液が塩基性溶液に移り、混合されることによって酸性溶液を塩基性溶液に移 しうる。本発明の2つの部分よりなる溶液は、技術者が2つの溶液を適切に混合 するのに失敗した場合でも安全であるという利点も有する。大容量の塩基性溶液 は、該塩基性溶液がこれと混合される酸性溶液と使用される場合に、毒性の危険 性を少なくするために生理学的である。 本発明は、種々のタイプの製剤を包含しうる。代表的な製剤を以下の例で説明 する。 例1 以下の2つの部分よりなる製剤は、アルコンラボラトリー社、フォートワース 、 は、米国特許第4,550,022(Garabedian 等)に開示されており、それ ぞれ「パートI」及び「パート II」と称される2つの溶液よりなる。以下の説 明では、この製品又は同様の製品がどのように修飾され、本発明に含まれるかを 示す。 パートI(塩基性溶液)は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、及び無水二塩基 性リン酸ナトリウムを注射用の水に20℃で溶解することによって作成される。 次いで重炭酸ナトリウムを加え、溶解する。注射用の水を更に加え、所望の容積 にし、1NHClを加え、約7.4のpHに調整する。次に、この溶液を0.4 5ミクロンのミリポアフィルターに通し、容器内に置く。次に充填された容器に 栓をし、減圧にし、密封する。密封した容器を121℃で約23分オートクレー ブ処理し、無菌にする。 パート II(酸性溶液)は塩化カルシウム二水和物、塩化マグネシウム六水和 物、デキストロース、及びグルタチオンを注射用の水に溶解することによって作 成される。次に、この溶液を0.22ミクロンの膜フィルターを通して無菌濾過 し、あらかじめ無菌にされた容器に無菌状態で詰め、あらかじめ無菌にされたゴ ム栓で密封する。 眼内圧をコントロールするための1以上の医薬(IOPドラッグ)を、選択さ れた医薬のPKAに依存して塩基性溶液又は酸性溶液の何れかに添加する。 パートI及びIIを混合したとき、得られる製剤の組成は以下の通りである。 成 分 濃 度(mM/l) 酸化されたグルタチオン 0.01〜3.0 パラ−アミノクロニジン 10〜100 重炭酸塩 1〜50 カルシウム 0.1〜5 マグネシウム 0.1〜10 カリウム 1〜10 ナトリウム 50〜500 リン酸塩 0.1〜5 グルコース 1〜25 クロライド 50〜500 水酸化ナトリウム pH調節 及び/又は 塩酸 pH調節 注射用水 q.s. 例2 以下の製剤は、上記例1で説明したパートIのより特別な例である。 本発明は、上記の2つの部分よりなる製品とは異なって処方又は形成された製 品も包含しうる。例えば、グルタチオンを含有する酸性溶液は、調製に続いて凍 結乾燥(即ちフリーズドライ)され、次いで使用の前に溶液として再構成される 。このタイプの製剤は、米国特許第4,975,419に開示されている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月25日 【補正内容】 BRが効果的であることは示されているので、GBRに見出される本質的な因子 を含み、眼手術で使用するための無菌状態で保存しうる製剤を提供することが切 に望まれている。米国特許第4,550,022に開示された発明はこのような 550,022に開示された2つの部分よりなる潅注溶液の態様は、アルコンラ ボラトリーズ社(Alcon Laboratories,Inc.)、フォートワース、テキサス、に より1980年代初期に導入された。 性及び機能を維持するために供される。このような化学組成は、眼(即ち「水性 体液」)内に天然に存在するものによく似ている。このような溶液は、眼内手術 過程に関連した眼内圧の急な上昇のような異常を処置又は防止するのには直接に は有効でない。眼手術中の眼内圧の上昇が重要な問題となる可能性があるので、 眼内組織の物理的な完全性及び機能を維持し、かつ患者の眼内圧をコントロール する改善された眼用潅注溶液の必要性がある。本発明はこのニーズを満たすこと に向けられる。 米国特許第5,212,196(House 等)には、外科処置、特にレーザーの 使用を含めた処置に関連してIOPをコントロールするためのクロニジン誘導体 の局所的使用が開示されている。この特許に開示された発明に基づく製品は、I サージカル社(Alcon Surgical,Inc.)、フォートワース、テキサス、で販売さ れている。’196特許は、IOPをコントロールする目的でクロニジン誘導体 を眼内に使用することは開示されておらず、このような化合物の眼内投与のため のビヒクルとして本出願で開示されるタイプの潅注溶液の使用も開示されていな い。 EP−A0358369には、カルシウムイオン及びマグネシウムイオンを含 有する酸性溶液を含む第一のパート、及び重炭酸ナトリウム及びグルタチオンを 含有する凍結乾燥された粉末を含む第二のパー卜を具備した組織潅注溶液が開示 されている。ナトリウムイオン、カリウムイオン及びデキストロースは、各々、 第一及び第二のパートの1つに含まれる。この2つの部分は、手術中にお互いに 混合され、組織を潅注するための溶液を形成する。 米国特許第4587257には、前部の眼出血をコントロールする方法が開示 されている。この方法は、止血性誘導体として種々のクロニジン誘導体を使用す る。本発明の概要 本発明は、眼手術に関連した眼内圧の上昇をコントロールするのに有効な改善 された潅注溶液を提供することに向けられる。特に本発明は、眼内圧をコントロ ールするための1以上の医薬、角膜内皮細胞を保護するための遊離基捕捉剤、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャニ、 ラジニ アメリカ合衆国、テキサス州 76109、フ ォート・ウォース、ブライアーヘイブン・ ロード 4621 (72)発明者 ローレンゼッティー、 オーレ・ジェイ アメリカ合衆国、テキサス州 76110、フ ォート・ウォース、バークレイ・プレイス 1945

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 眼内外科処置中に眼組織を潅注するため、及び眼内圧をコントロールす るための薬学的組成物であって、 眼内圧をコントロールするための効果的な量の医薬; 角膜内皮細胞の正常な機能を維持するために効果的な所定量の抗酸化剤/ 遊離基捕捉剤; 組織の安定性を維持するのに効果的な量の電解質; 外科処置中に角膜内皮細胞及び他の眼組織の代謝要求を満たすのに効果的 な量のエネルギー源; 角膜内皮細胞及び他の眼組織の液体ポンプシステムを維持するのに効果的 な所定量の重炭酸塩;及び 6.8から8.0の範囲に組成物のpHを維持するのに十分な量のバッフ ァー を含有する薬学的組成物。 2. 請求の範囲第1項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロールする ための医薬がベーターブロッカー及びアルファアドレナリン作動薬よりなる群か ら選択される組成物。 3. 請求の範囲第2項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロールする ための医薬がベーターブロッカーである組成物。 4. 請求の範囲第3項に記載の組成物であって、ベーターブロッカーがベタ キソロール、チモロール及びレボブノロールから選択される組成物。 5. 請求の範囲第2項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロールする 医薬がアルファアドレナリン作動薬である組成物。 6. 請求の範囲第5項に記載の組成物であって、アルファアドレナリン作動 薬がクロニジン誘導体を包含する組成物。 7. 請求の範囲第6項に記載の方法であって、クロニジン誘導体が、2−( アリールイミノ)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)オキサゾリジン、2 −(アリールメチレン)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)ピロリジン、 アリールアルキルアミノグアニジン、及び2−(フェニルイミノ)ジアゾシクロ ペンテンよりなる群から選択される組成物。 8. 請求の範囲第7項に記載の組成物であって、クロニジン誘導体が2−( アリールイミノ)イミダゾリジンを包含する組成物。 9. 請求の範囲第8項に記載の組成物であって、2−(アリールアミノ)イ ミダゾリジンがパラ−アミノクロニジンを包含する組成物。 10. 請求の範囲第1項に記載の組成物であって、該組成物が第一のパート と第二のパートを含有し、前記第一のパートが重炭酸塩及びバッファーを含有す る塩基性溶液を含有し、前記第二のパートが抗酸化剤/遊離基捕捉剤、エネルギ ー源及び二価の電解質を含有する酸性溶液を含有し、かつ眼内圧をコントロール するための医薬及び一価の電解質が前記第一のパート又は前記第二のパートの何 れかに含有される組成物。 11. 請求の範囲第10項に記載の組成物であって、抗酸化剤/遊離基捕捉 剤がベータカロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、グルタチオン及びシステイ ンよりなる群から選択される組成物。 12. 請求の範囲第11項に記載の組成物であって、抗酸化剤/遊離基捕捉 剤がグルタチオンである組成物。 13. 請求の範囲第10項に記載の組成物であって、該組成物が、 約0.001から約0.1wt%の抗酸化剤/遊離基捕捉剤; 約1から約25mM/lのデキストロース; 約0.001から約4wt%の眼内圧をコントロールするための医薬; 約50から約500mM/lのNa+; 約1から約10mM/lのK+; 約0.1から約5mM/lのCa++; 約0.1から約10mM/lのMg++; 約50から約500mM/lのCl-; 約10から約50mM/lの重炭酸塩;及び 約0.1から約5mM/lのリン酸塩 を含有する組成物。 14. 請求の範囲第13項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロール するための医薬がベーターブロッカー及びアルファアドレナリン作動薬よりなる 群から選択される組成物。 15. 請求の範囲第14項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロール する医薬がベーターブロッカーを包含する組成物。 16. 請求の範囲第15項に記載の組成物であって、ベーターブロッカーが ベタキソロール、チモロール及びレボブノロールよりなる群から選択される組成 物。 17. 請求の範囲第14項に記載の組成物であって、眼内圧をコントロール する医薬がアドレナリン作動薬を包含する組成物。 18. 請求の範囲第17項に記載の組成物であって、アルファアドレナリン 作動薬がクロニジン誘導体を包含する組成物。 19. 請求の範囲第18項に記載の方法であって、クロニジン誘導体が、2 −(アリールイミノ)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)オキサゾリジン 、2−(アリールメチレン)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)ピロリジ ン、アリールアルキルアミノグアニジン、及び2−(フェニルイミノ)ジアゾシ クロペンテンよりなる群から選択される組成物。 20. 請求の範囲第19項に記載の組成物であって、クロニジン誘導体が2 −(アリールイミノ)イミダゾリジンを包含する組成物。 21. 請求の範囲第20項に記載の組成物であって、2−(アリールイミノ )イミダゾリジンがパラアミノクロニジンを包含する組成物。 22. 請求の範囲第13項に記載の組成物であって、抗酸化剤/遊離基捕捉 剤がベータカロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、グルタチオン及びシステイ ンよりなる群から選択される組成物。 23. 眼内外科処置中に眼組織を潅注すること、及び眼内圧をコントロール する改善された方法であって、冒された眼組織に、 眼内圧をコントロールするための効果的な量の医薬; 角膜内皮細胞の正常な機能を維持するために効果的な所定量の抗酸化剤/ 遊離基捕捉剤; 組織の安定性を維持するのに効果的な量の電解質; 外科処置中に角膜内皮細胞及び他の眼組織の代謝要求を満たすのに効果的 な量のエネルギー源; 角膜内皮細胞及び他の眼組織の液体ポンプシステムを維持するのに効果的 な所定量の重炭酸塩;及び 6.8から8.0の範囲に組成物のpHを維持するのに十分な量のバッフ ァー を含有する組成物を適用することを具備した方法。 24. 請求の範囲第23項に記載の方法であって、眼内圧をコントロールす る医薬がベーターブロッカー及びアルファアドレナリン作動薬よりなる群から選 択される方法。 25. 請求の範囲第24項に記載の方法であって、眼内圧をコントロールす る医薬がベーターブロッカーを包含する方法。 26. 請求の範囲第25項に記載の方法であって、ベーターブロッカーがベ タキソロール、チモロール及びレボブノロールよりなる群から選択される方法。 27. 請求の範囲第24項に記載の方法であって、眼内圧をコントロールす る医薬がアルファアドレナリン作動薬を包含する方法。 28. 請求の範囲第27項に記載の方法であって、アルファアドレナリン作 動薬がクロニジン誘導体を含有する方法。 29. 請求の範囲第28項に記載の方法であって、クロニジン誘導体が、2 −(アリールイミノ)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)オキサゾリジン 、2−(アリールメチレン)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)ピロリジ ン、アリールアルキルアミノグアニジン、及び2−(フェニルイミノ)ジアゾシ クロペンテンよりなる群から選択される方法。 30. 請求の範囲第29項に記載の方法であって、クロニジン誘導体が2− (アリールイミノ)イミダゾリジンである方法。 31. 請求の範囲第30項に記載の方法であって、2−(アリールイミノ) イミダゾリジンがパラ−アミノクロニジンを包含する方法。 32. 請求の範囲第23項に記載の方法であって、該組成物が、第一のパー ト及び第二のパートを包含し、前記第一のパートが重炭酸塩及びバッファーを含 有する塩基性溶液を包含し、前記第二のパートが抗酸化剤/遊離基捕捉剤、エネ ルギー源及び二価の電解質を含有する酸性溶液を含有し、かつ眼内圧をコントロ ールする医薬及び一価の電解質が前記第一のパート又は前記第二のパートの何れ かに含有される方法。 33. 請求の範囲第32項に記載の方法であって、抗酸化剤/遊離基捕捉剤 がベータカロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、グルタチオン及びシステイン より選択される方法。 34. 請求の範囲第32項に記載の方法であって、抗酸化剤/遊離基捕捉剤 がグルタチオンを包含する方法。 35. 請求の範囲第32項に記載の方法であって、該組成物が 約0.001から約0.1wt%の抗酸化剤/遊離基捕捉剤; 約1から約25mM/lのデキストロース; 約0.001から約4wt%の眼内圧をコントロールするための医薬; 約50から約500mM/lのNa+; 約1から約10mM/lのK+; 約0.1から約5mM/lのCa++; 約50から約500mM/lのCl-; 約10から約50mM/lの重炭酸塩;及び 約0.1から約5mM/lのリン酸塩 を含有する方法。 36. 請求の範囲第35項に記載の方法であって、眼内圧をコントロールす る医薬がベーターブロッカー及びアルファアドレナリン作動薬よりなる群から選 択される方法。 37.請求の範囲第36項に記載の方法であって眼内圧をコントロールする医 薬がベーターブロッカーを包含する方法。 38. 請求の範囲第37項に記載の方法であって、ベーターブロッカーがベ タキソロール、チモロール及びレボブノロールよりなる群から選択される方法。 39. 請求の範囲第36項に記載の方法であって、眼内圧をコントロールす るための医薬がアルファアドレナリン作動薬である方法。 40. 請求の範囲第39項に記載の方法であって、アルファアドレナリン作 動薬がクロニジン誘導体を包含する方法。 41. 請求の範囲第40項に記載の方法であって、該クロニジン誘導体が、 2−(アリールイミノ)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)オキサゾリジ ン、2−(アリールメチレン)イミダゾリジン、2−(アリールイミノ)ピロリ ジン、アリールアルキルアミノグアニジン、及び2−(フェニルイミノ)ジアゾ シクロペンテンよりなる群から選択される方法。 42. 請求の範囲第41項に記載の方法であって。クロニジン誘導体が2− (アリールイミノ)イミダゾリジンを包含する方法。 43. 請求の範囲第42項に記載の方法であって、2−(アリールイミノ) イミダゾリジンがパラ−アミノクロニジンを包含する方法。 44. 請求の範囲第35項に記載の方法であって、抗酸化剤/遊離基捕捉剤 がベータカロチン、アスコルビン酸、ビタミンE、グルタチオン及びシステイン から選択される方法。
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