JPH10501212A - 5−ht▲下1d▼−アルファ作働薬としてのインドール−3−イルアルキルのピペラジン、ピペリジンおよびテトラヒドロピリジン誘導体 - Google Patents

5−ht▲下1d▼−アルファ作働薬としてのインドール−3−イルアルキルのピペラジン、ピペリジンおよびテトラヒドロピリジン誘導体

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JPH10501212A JP7530123A JP53012395A JPH10501212A JP H10501212 A JPH10501212 A JP H10501212A JP 7530123 A JP7530123 A JP 7530123A JP 53012395 A JP53012395 A JP 53012395A JP H10501212 A JPH10501212 A JP H10501212A
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チヤンバーズ,マーク・スチユアート
ホツブズ,サラ・クリステイーン
マタツサ,ビクトル・ジユリオ
リーブ,オーステイン・ジヨン
シヨーウエル,グラハム・アンドリユー
ストリート,レスリー・ジヨージフ
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Abstract

(57)【要約】 下記式(I) (式中、Zはフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールおよびテトラゾールから選択される置換されていても良い5員環ヘテロ芳香環を表し;Eは化学結合あるいは炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し;Qはいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し;Tは窒素またはCHを表し;Uは窒素またはC−R2を表し;Vは酸素、硫黄またはN−R3を表し;−F−Gは−CH2−N−、−CH2−CH−または−CH=C−を表し;R1はC3-6アルケニル、C3-6アルキニル、アリール(C1-6)アルキルまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く;R2およびR3は独立に、水素またはC1-6アルキルを表す)の化合物またはその化合物の塩もしくはプロドラッグは、5−HT1様受容体の選択的作働薬であり、ヒト5−HT1D α受容体サブタイプの強力な作働薬でありながら、5−HT1D αサブタイプの場合と比較して5−HT1D α受容体サブタイプに対して少なくとも10倍の選択的親和性を有する。従って本発明の化合物は、5−HT1D受容体のサブタイプ選択的作動薬を要する臨床状態、特に片頭痛および関連する疾患の治療および/または予防において有用であって、しかも非サブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬に関連するものと比較して、発現する副作用、特に有害な心血管系副作用が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】 5−HT1D−アルファ作働薬としてのインドール −3−イルアルキルのピペラジン、ピペリジン およびテトラヒドロピリジン誘導体 本発明は、5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)受容体に作用し、いわゆ る「5−HT1様」受容体の選択的作働薬である置換ピペラジン、ピペリジンお よびテトラヒドロピリジン誘導体類に関するものである。従ってそれらの化合物 は、その受容体の選択的作働薬を要する臨床状態の治療において有用である。 選択的血管収縮薬活性を示す5−HT1様受容体作働薬が片頭痛の治療に有用 であることが最近明らかになった(例:A.Doenicke et al.,The Lancet,1988 ,Vol.1,1309-11)。 ヒト5−HT1様受容体すなわち5−HT1D受容体については最近、分子クロ ーニング法によって、2つの異なるサブタイプの形で存在することが明らかにな っている。それらのサブタイプは、5−HT1D α(または5−HT1D-1)および 5−HT1D β(または5−HT1D-2)と称され、そのアミノ酸配列がWO−A− 91/17174号に開示され、特許請求されて いる。 ヒトにおける5−HT1D α受容体サブタイプは、硬膜の感覚末端に存在すると 考えられている。5−HT1D αサブタイプを刺激することにより、炎症神経ペプ チドの放出が阻害され、そのために片頭痛が生ずるものと考えられる。一方、5 −HT1D α受容体サブタイプは主として血管上および脳内に存在し、従って大脳 動脈および冠動脈の収縮ならびにCNS効果への介在に重要な役割を果たす。 基本形の5−HT1D作働薬であるスマトリプタン(GR43175)のヒトへ の投与は、治療用量で、有害な心臓血管障害を起こすことが知られている(例え ばF.Willett et al.,Br.Med.J.,1992,304,1415;J.P.Ottervanger et al. ,The Lancet,1993,341,861-2;およびD.N.Bateman,The Lancet,1993,341 ,221-4 参照)。スマトリプタンはヒトの5−HT1D α受容体サブタイプと5− HT1D β受容体サブタイプとをほとんど識別せず(WO−A−91/17174 号の表1参照)、5−HT1D β受容体サブタイプが最も関連の深いのは血管であ ることから、スマトリプタンで認められる心臓血管系の副作用は、5−HT1D β 受容体サブタイプの刺激が原因ではな いかと考えられる。従って、5−HT1D βサブタイプではあまり顕著な作用は行 わずに、5−HT1D α受容体サブタイプと選択的に相互作用し得る化合物は、非 サブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬に関連する望ましくない心臓血管その 他の副作用を起こさないかあるいはいずれにしてもその発現率が低く、同時に有 益なレベルの抗片頭痛活性を維持するものであると考えられる。 従って、選択的5−HT1様受容体作働薬である本発明の化合物は、片頭痛お よびそれに関連する状態、例えば群発頭痛、慢性発作性片頭痛、血管性疾患に関 連する頭痛、緊張性頭痛および小児性片頭痛などの治療に有効である。特に、本 発明による化合物は、ヒト5−HT1D α受容体サブタイプの強力な作働薬である 。さらに、本発明による化合物は、5−HT1D βサブタイプと比較して、5−H T1D α受容体サブタイプに対して10倍以上の選択的親和性を有することが認め られており、従って、非サブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬に関連するも のより副作用の発現が少ないことが期待できる。 置換5員環ヘテロ芳香族化合物のいくつかの異なる種類のものが、公開された 欧州特許出願0438230号、04975 12号および0494774号、ならびに公開された国際特許出願93/180 29号、94/02477号および94/03446号に記載されている。それ らの明細書に記載された化合物は、5−HT1様受容体の作働薬であり、従って 片頭痛およびそれに関連する状態の治療において特に有用であると述べられてい る。しかしながら、それらの刊行物で、本発明によって提供されるピペラジン、 ピペリジンおよびテトラヒドロピリジン誘導体を開示しているものはなく、示唆 すらされていない。 EP−A−0548813号には、インドール−3−イルアルキルピペラジン の一連のアルコキシピリジン−4−イル誘導体およびアルコキシピリミジン−4 −イル誘導体が記載されており、それらによって片頭痛を含めた血管性または血 管関連の頭痛が治療されることが謳われている。しかしながら、EP−A−05 48813号には、アルコキシピリジンまたはアルコキシピリミジン置換基を、 置換されていても良いアルケニル、アルキニル、アリールアルキルまたはヘテロ アリールアルキル置換基に代えることは開示も示唆もされていない。さらに、そ の明細書には、インドール部分の5位について特定の置換基を、 置換されていても良い5員環ヘテロ芳香環に置き換えて良好な結果を得ることが できることについての示唆はない。 さらに、今日までに知られている先行技術で、5−HT1D α受容体結合親和力 (IC50)が50nM以下であって、5−HT1D βサブタイプの場合と比較して 5−HT1D α受容体サブタイプに対して少なくとも10倍の選択的親和性を有す るサブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬は全く開示されていない。 従って、1側面において本発明は、5−HT1D α受容体結合親和力(IC50) が50nM以下であって、5−HT1D βサブタイプの場合と比較して5−HT1D α 受容体サブタイプに対して少なくとも10倍の選択的親和性を有するサブタイ プ選択的5−HT1D受容体作働薬を提供するものである。その側面の好ましい実 施態様において、本発明は、5−HT1D α受容体結合親和性(IC50)が10n M以下であって、5−HT1D βサブタイプの場合と比較して5−HT1D α受容体 サブタイプに対して少なくとも50倍の選択的親和性を有するサブタイプ選択的 5−HT1D受容体作働薬を提供するものである。 さらに別の側面において本発明は、下記式Iの化合物またはその化合物の塩も しくはプロドラッグを提供するものである。 式中、 Zはフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イソオキサ ゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、チア ジアゾール、トリアゾールおよびテトラゾールから選択される置換されていても 良い5員環ヘテロ芳香環を表し; Eは化学結合あるいは炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Qはいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素数1〜6の直 鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Tは窒素またはCHを表し; Uは窒素またはC−R2を表し; Vは酸素、硫黄またはN−R3を表し; −F−Gは−CH2−N−、−CH2−CH−または−CH =C−を表し; R1はC3-6アルケニル、C3-6アルキニル、アリール(C1-6)アルキルまたは ヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されてい ても良く; R2およびR3は独立に、水素またはC1-6アルキルを表す。 本発明はさらに、TがCHを表し;R1がアリール(C1-6)アルキルまたはヘ テロアリール(C1-6)アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていて も良く;Z、E、Q、U、V、FおよびGは上記で定義した通りである上記式I の化合物をも提供するものである。 本発明はさらに、Qが炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; TがCHを表し;R1がアリール(C1-6)アルキルまたはヘテロアリール(C1- 6 )アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く;Z、E、U 、V、FおよびGは上記で定義した通りである上記式Iの化合物をも提供するも のである。 本発明はさらに、Qが炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; TがCHを表し;−F−G−が−CH2−N−を表し;R1がアリール(C1-6) アルキルまたはヘテロア リール(C1-6)アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く ;Z、E、UおよびVは上記で定義した通りである上記式Iの化合物をも提供す るものである。 本発明はさらに、Qが炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Tが窒素を表し;UがC=R2を表し;VがN−R3を表し;−F−G−が−CH2 −N−を表し;R1がアリール(C1-6)アルキルまたはヘテロアリール(C1-6 )アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されていても良く;Z、E、R2 およびR3は上記で定義した通りである上記式Iの化合物をも提供するものであ る。 上記式Iの化合物における5員ヘテロ芳香環Zは、1個または可能であれば2 個の置換基によって置換されていても良い。明らかなように、Zがオキサジアゾ ール、チアジアゾールまたはテトラゾール環を表す場合、置換基1個のみが可能 である。それ以外の場合、5員ヘテロ芳香環Zには1または2個の置換基があっ ても良い。5員ヘテロ芳香環Zでの好適な置換基の例としては、C1-6アルキル 、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6シクロアルキル、アリール、アリ ール(C1-6)アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、ヘ テロアリール(C1-6)アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルチオ、アミ ノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、ハロゲン、シアノおよ びトリフルオロメチルなどがある。 R1基は1個以上の置換基によって置換されていても良い。R1がアリール(C1-6 )アルキルまたはヘテロアリール(C1-6)アルキルを表す場合、置換がある 場合は、そのアリールまたはヘテロアリール部分であることが好適である。ただ し、そのアルキル部分での置換が選択肢として可能である。R1基上で可能な置 換基の例としては、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリアゾリル、テ トラゾリル、C1-6アルキルテトラゾリル、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ、C1- 6 アルキルチオ、C2-6アルコキシカルボニル、C2-6アルキルカルボニル、C1-6 アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ (C1-6)アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノメチル、C2-6アルキル カルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、C2-6アルコキシカルボニルア ミノ、N−(C1-6)アルキル−N−(C2-6)アルコキシカルボニルアミノ、C1-6 アルキルスルホニルアミノ、 アリールスルホニルアミノ、C1-6アルキルスルホニルアミノメチル、アミノカ ルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニルアミノ、ジ(C1-6)アルキル アミノカルボニルアミノ、モノもしくはジアリールアミノカルボニルアミノ、ピ ロリジニルカルボニルアミノ、ピペリジニルカルボニルアミノ、アミノカルボニ ル、C1-6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-6)アルキルアミノカルボニル、 アミノスルホニル、C1-6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1-6)アルキルアミ ノスルホニル、アミノスルホニルメチル、C1-6アルキルアミノスルホニルメチ ルおよびジ(C1-6)アルキルアミノスルホニルメチルなどがある。 本明細書で使用する場合、「C1-6アルキル」という表現は、メチル基および エチル基、ならびに直鎖もしくは分岐のプロピル基、ブチル基、ペンチル基およ びヘキシル基を含むものである。特定のアルキル基としては、メチル、エチル、 n−プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルである。「C1-6アルコキシ」、 「C1-6アルキルチオ」および「C1-6アルキルアミノ」などの派生的表現は、そ れに準じて解釈すべきである。 本明細書において使用される「C2-6アルケニル」という表 現は、炭素数2〜6の直鎖および分岐アルケニル基を指す。代表的な例としては 、ビニル、アリル、ジメチルアリルおよびブテニル基がある。 本明細書において使用される「C2-6アルキニル」という表現は、炭素数2〜 6の直鎖および分岐アルキニル基を指す。代表的な例としては、エチニルおよび プロパルギル基がある。 代表的なC3-7シクロアルキル基には、シクロプロピル、シクロブチル、シク ロペンチルおよびシクロヘキシルなどがある。 代表的なアリール基には、フェニルおよびナフチルがある。 本明細書で使用される「アリール(C1-6)アルキル」という表現は、ベンジ ル、フェニルエチル、フェニルプロピルおよびナフチルメチルを含むものである 。 好適なヘテロシクロアルキル基には、アゼチジニル、ピロリジル、ピペリジル 、ピペラジニルおよびモルホリニル基がある。 好適なヘテロアリール基には、ピリジル、キノリル、イソキノリル、ピリダジ ニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、フリル、ベンゾフリル、ジベンゾ フリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インドリル、ピラゾリル、イン ダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリ ル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、 トリアゾリルおよびテトラゾリル基などがある。 本明細書で使用される「ヘテロアリール(C1-6)アルキル」という表現は、 フリルメチル、フリルエチル、チエニルメチル、チエニルエチル、オキサゾリル メチル、オキサゾリルエチル、チアゾリルメチル、チアゾリルエチル、イミダゾ リルメチル、イミダゾリルエチル、オキサジアゾリルメチル、オキサジアゾリル エチル、チアジアゾリルメチル、チアジアゾリルエチル、トリアゾリルメチル、 トリアゾリルエチル、テトラゾリルメチル、テトラゾリルエチル、ピリジルメチ ル、ピリジルエチル、ピリミジニルメチル、ピラジニルメチル、キノリルメチル およびイソキノリルメチルを含むものである。 本明細書で使用される「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素および ヨウ素を含むものであり、特にはフッ素である。 医薬に使用する場合、式Iの化合物の塩は、医薬的に許容される塩である。し かしながら、他の塩は、本発明による化合物またはその医薬的に許容される塩の 製造に有用な場合がある。 本発明の化合物の医薬的に許容される塩で好適なものには、例えば本発明による 化合物の溶液と塩酸、硫酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酢酸、安息香酸 、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、炭酸またはリン酸などの医薬的に許容される酸 の溶液とを混合することによって生成することができる酸付加塩などがある。さ らに、本発明の化合物が酸性部分を有する場合、その医薬的に許容される塩の好 適なものには、ナトリウム塩もしくはカリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシ ウム塩もしくはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびに4級アンモ ニウム塩などの好適な有機配位子で形成される塩などがあり得る。 本発明はその範囲内に、上記式Iの化合物のプロドラッグを含むものである。 一般に、そのようなプロドラッグは、式Iの化合物の官能性誘導体であって、in vivo で必要とされる式Iの化合物に容易に変換し得るものである。好適なプロ ドラッグ誘導体の選択および製造についての従来法は、例えばバンガーの編著( Design of Prodrugs,ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985)に記載されている。 本発明による化合物が1個以上の不斉中心を有する場合、そ れによってエナンチオマー混合物として存在し得る。本発明による化合物が2個 以上の不斉中心を有する場合、それはさらに、ジアステレオマー混合物として存 在し得る。そのような異性体およびそれらの混合物はいずれも、いかなる割合の ものも、本発明の範囲に含まれることは理解しておくべき点である。 式Iにおける置換されていても良い5員環のヘテロ芳香環Zは好適には、1, 3−オキサゾール、1,3−チアゾール、イミダゾール、1,2,4−オキサジ アゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1, 3,4−チアジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾー ルまたはテトラゾール環である。好ましくはその環は、1,3−オキサゾール、 1,3−チアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾ ールまたは1,2,4−トリアゾール環であり、特には1,2,4−トリアゾー ル−1−イルまたは1,2,4−トリアゾール−4−イルである。 好適には、5員ヘテロ芳香環Zは未置換である。Zの部分に結合できる置換基 で代表的なものの例としては、メチル、エチル、ベンジルおよびアミノがある。 同一でも異なっていても良いがEおよびQが直鎖または分岐 のアルキレン鎖を表す場合、それらは例えば、メチレン、エチレン、1−メチル エチレン、プロピレン、2−メチルプロピレンまたはブチレンであることができ る。さらに、アルキレン鎖Qは、いずれかの位置で水酸基によって置換されて、 例えば2−ヒドロキシプロピレンまたは2−ヒドロキシメチルプロピレン鎖のQ を与えることもできる。さらにEが化学結合を表すことで、Zの部分がT、Uお よびVの部分を有する中央の融合した二環式ヘテロ芳香環系に直接結合すること もできる。 好適には、Eは化学結合またはメチレン架橋を表す。 Qについての代表的アルキレン鎖には、プロピレン、ブチレン、2−ヒドロキ シプロピレンおよび2−ヒドロキシメチルプロピレンなどがある。 本発明による式Iの化合物は、好適には下記式IAのインドール、ベンゾフラ ンもしくはベンゾチオフェン誘導体;下記式IBのインダゾール誘導体;または 下記式ICのピロロ[2,3−c]−ピリジン誘導体である。 上記式中、Z、E、Q、V、F、G、R1、R2およびR3は上記で定義した通 りである。好ましくは、本発明による化合物は、下記式IDのインドールまたは ピロロ[2,3−c]−ピリジン誘導体である。 式中、Z、E、Q、T、F、G、R1、R2およびR3は上記で定義した通りで あり、特にはR2およびR3がいずれも水素である。 置換基R1の好適なものとしては、アリル、ジメチルアリル、ブテニル、プロ パルギル、ベンジル、フェニルエチル、フリルメチル、チエニルメチル、イミダ ゾリルメチルおよびピリジルメチルなどがあり、これらの基はいずれも、代表的 にはハロゲン、シアノ、トリアゾリル、テトラゾリル、C1-6アルキルテトラゾ リル、C1-6アルコキシ、アミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、ジ(C1-6)ア ルキルアミノメチル、C2-6アルキルカルボニルアミノ、C2-6アルコキシカルボ ニルアミノ、N−(C1-6)アルキル−N−(C2-6)アルコキシカルボニルアミ ノ、C1-6アルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボ ニル、C1-6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1-6)アルキルアミノカルボニル 、アミノスルホニルおよびC1-6アルキルアミノスルホニルメチルから選択され る1個以上の置換基によって置換されていても良い。 R1の特定のものとしては、アリル、ジメチルアリル、ブテニル、プロパルギ ル、ベンジル、フルオロベンジル、シアノベ ンジル、テトラゾリルベンジル、メチルテトラゾリルベンジル、メトキシベンジ ル、アミノベンジル、ジメチルアミノメチルベンジル、アセチルアミノベンジル 、アミノカルボニルベンジル、メチルアミノカルボニルベンジル、ジメチルアミ ノカルボニルベンジル、アミノスルホニルベンジル、フェニルエチル、シアノフ ェニルエチル、トリアゾリルフェニルエチル、アミノフェニルエチル、ジメチル アミノフェニルエチル、アセチルアミノフェニルエチル、メトキシカルボニルア ミノフェニルエチル、(N−メチル−N−メトキシカルボニル)アミノフェニル エチル、アミノカルボニルアミノフェニルエチル、フリルメチル、チエニルメチ ル、イミダゾリルメチル、ピリジルメチルおよびアミノピリジルメチルなどがあ る。 好適には、R2およびR3は独立に水素またはメチル、特に水素を表す。 本発明による化合物の特定のサブクラスは、下記式IIAの化合物、ならびにそ の化合物の塩およびプロドラッグである。 式中、 mはゼロ、1、2または3であり; pは1、2または3であり; Q1はいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素数2〜5の 直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Tは窒素またはCHを表し; Aは窒素またはCHを表し; Bは窒素またはC−R5を表し; R4およびR5は独立に水素、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-7シクロ アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル 、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、C1-6アルコキシ、C1- 6 アルキルチオ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、 ハロゲン、シアノおよびトリフルオロメチル を表し; Wは下記式(a)、(b)または(c)の基を表し; 式中、 XはCHまたは窒素を表し; Yは酸素、硫黄またはNHを表し; R6は水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリアゾリル、テトラ ゾリル、C1-6アルキルテトラゾリル、C1-6アルコキシ、C2-6アルキルカルボ ニル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、ジ(C1-6 )アルキルアミノメチル、C2-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルキルスル ホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニル、ア ミノスルホニルまたはC1-6アルキルアミノスルホニルメチルを表す。 好適には、Q1はいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素 数3または4の直鎖または分岐のアルキレン 鎖を表す。Q1の特定のアルキレン鎖としては、プロピレン、ブチレン、2−ヒ ドロキシプロピレンおよび2−(ヒドロキシメチル)−プロピレンなどがある。 R4およびR5の特定のものとしては、水素、メチル、エチル、ベンジルおよび アミノなどがあり、特に水素である。 R6の特定のものとしては、水素、フッ素、シアノ、トリアゾリル、テトラゾ リル、メチルテトラゾリル、メトキシ、アミノ、ジメチルアミノメチル、アセチ ルアミノ、アミノカルボニルアミノ、メチルアミノカルボニルおよびアミノスル ホニルなどがある。 本発明による化合物の別のサブクラスは、下記式IIBの化合物ならびにその化 合物の塩およびプロドラッグである。 式中、破線は化学結合が存在しても良いことを表し; m、p、Q1、T、A、B、R4およびWは、上記の式IIA に関して定義したものと同様である。 上記で定義された式IIAおよびIIBの化合物において、Q1は式−(CH2n −の基(nは2、3、4または5、好ましくは3または4である)を表すことが できる。 本発明はさらに、上記で定義された式IIAおよびIIBの化合物で、TがCHを 表し;R6がC1-6アルキルテトラゾリル、ジ(C1-6)アルキルアミノメチルお よびC1-6アルキルアミノカルボニル以外であるものをも提供する。 本発明はさらに、上記で定義された式IIAおよびIIBの化合物で、Q1が−( CH2n−を表し;TがCHを表し;R6がテトラゾリル、C1-6アルキルテトラ ゾリル、ジ(C1-6)アルキルアミノメチル、C1-6アルキルアミノカルボニルお よびアミノスルホニル以外であるものをも提供する。 本発明はさらに、上記で定義された式IIAの化合物で、Q1が−(CH2n− を表し;TがCHを表し;R6がトリアゾリル、テトラゾリル、C1-6アルキルテ トラゾリル、ジ(C1-6)アルキルアミノメチル、アミノカルボニルアミノ、C1 -6 アルキルアミノカルボニルおよびアミノスルホニル以外であるものをも提供す る。 本発明はさらに、上記で定義された式IIAの化合物で、Q1が−(CH2n− を表し;Tが窒素を表し;R6がトリアゾリル、テトラゾリル、C1-6アルキルテ トラゾリル、ジ(C1-6)アルキルアミノメチル、アミノカルボニルアミノ、C1 -6 アルキルアミノカルボニルおよびアミノスルホニル以外であるものをも提供す る。 本発明による化合物のさらに別のサブクラスは、下記式IICの化合物ならびに その化合物の塩およびプロドラッグである。 式中、T、FおよびGは、上記式Iについて定義した通りであり; m、Q1、R4、A、BおよびWは、上記の式IIAに関して定義したものと同様 であり; R7は水素、アミノメチル、C1-6アルキルアミノメチル、ジ(C1-6)アルキ ルアミノメチル、C2-6アルコキシカルボ ニルアミノメチル、[N−(C1-6)アルキル−N−(C2-6)アルコキシカルボ ニル]アミノメチル、アミノカルボニル、C1-6アルキルアミノカルボニルまた はジ(C1-6)アルキルアミノカルボニルを表す。 R7の特定のものとしては、水素、ジメチルアミノメチル、メトキシカルボニ ルアミノメチル、(N−メチル−N−メトキシカルボニル)アミノメチル、アミ ノカルボニル、メチルアミノカルボニルおよびジメチルアミノカルボニルなどが あり、特に水素である。 本発明の範囲内の具体的な化合物には、 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[4−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピ ペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−[4−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピペ ラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−メトキシフェニル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−3−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−2−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−4−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(4−アミノフェニル)メチルピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)ブチル]−4−(ピリジン−2−イル)メチル ピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−(ピリジン−3−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−(4−アミノフェニル)エチル]ピペラ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(イミダゾール−2−イル)メチルピペラジン ; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[3−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピ ペラジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3− イル)プロピル]ピペラジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(4−アセチルアミノフェニル)メチル−1−[3−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリ ジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロピリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−アミノピリジン−5−イル)メチルピペ ラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アミノカルボニルアミノ)フェ ニル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(4−シアノフェニル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−シアノフェニル)エチル]ピペラ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)フェニル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニ ル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(3−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[4−(アミノスルホニル)フェニル]メチル ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(フラン−3−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(フラン−2−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(チエン−2−イル)メチルピペラジン; 1−ベンジル−4−[(R,S)−2−ヒドロキシ−3−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラ ジン; 1−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]− 4−[(R,S)−2−ヒドロキシ−3−(5−(1,2,4−トリアゾール− 4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 1−ベンジル−4−[(R,S)−2−ヒドロキシメチル−3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェ ニル]メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−フェニルエチル)ピペラジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(2−メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]メチル−1−[ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(1−メチルテトラゾール−5−イル)フェニル] メチル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]ピペラジン 4−[2−(N−メチルカルボキサミド)フェニル]メチル−1−[3−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プ ロピル]ピペラジン; 4−[2−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェニル]メチル−1−[3− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )プロピル]ピペラジン; 4−(3−ブテニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4− イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(3−メチルブテン−2−イル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−プロペニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−プロピニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル)プ ロピル]ピペラジン; 4−[(R,S)−1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]ピペラジン; (+)−4−[1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペラジン; (−)−4−[1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペラジン; 4−[1−(フェニル)−N−メチルカルボキサミドメチル]−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]ピペラジン; 4−[1−(フェニル)−N,N−ジメチルカルボキサミドメチル]−1−[ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−メトキシカルボニルアミノ−1−フェニルエチル)−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−ジメチルアミノ−1−フェニルエチル)−1−[3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペラジン; 4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジ ン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジ ン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン; 4−[2−(N−メチル−N−メトキシカルボニル)アミノ−1−フェニルエ チル]−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; ならびにこれら化合物の塩およびプロドラッグなどがある。 本発明はさらに、医薬的に許容される担体とともに、本発明の化合物を1種以 上含有する医薬組成物をも提供するものである。好ましくはその組成物は、錠剤 、丸薬、カプセル、粉剤、粒剤、無菌非経口用溶液もしくは懸濁液、計量式エア ロゾルもしくは噴霧液、滴剤、アンプル、自動注射装置もしくは坐剤などの単位 製剤で、経口、非経口、経鼻、舌下もしくは直腸投与用、あるいは吸入もしくは 通気による投与用のものである。錠剤などの固体組成物を調製するには、主要有 効成分を、医薬用担体、例えばコーンスターチ、乳糖、ショ糖、ソルビトール、 タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウムもしく はガムなどと、水などの他の医薬用希釈剤とを混合して、本発明の化合物または その化合物の医薬的に許容される塩の均一混合物を含有する(製剤化前の(pref ormulation)固体組成物を形成する。その組成物が均一であると言う場合、それ は、有効成分が組成物全体に均一に分散していることであり、組成物を容易に錠 剤、丸薬およびカプセルなどの効果の等しい単位剤形に小分けできるということ を意味している。次に、その製剤化前の固体組成物を、本発明の有効成分を 0.1〜約500mg含有する上記の種類の単位製剤に小分けする。代表的な単 位製剤は有効成分を1〜100mg含有するものであり、例えば1、2、5、1 0、25、50または100mg含有する。その新規組成物の錠剤または丸薬に は、コーティングその他の処理を行うことによって、持続作用などの利点を与え る製剤を得ることができる。例えば、錠剤または丸薬を内側製剤成分と外側製剤 成分を有する構造とし、外側成分が内側成分を包み込む形態とすることができる 。それら2成分を腸溶層によって隔てることによって、胃での分解に対して抵抗 性を持たせ、内側成分が分解されずに通過して十二指腸内に入るようにするかあ るいは徐放性とすることができる。そのような腸溶層またはコーティングには各 種材料を使用することができ、そのような材料には、多くのポリマー酸ならびに ポリマー酸とセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースなどの材料との 混合物などがある。 経口投与用または注射用に本発明の新規組成物を含有することができる液剤に は、水溶液、好適な芳香を施したシロップ、水性または油性懸濁液および綿実油 ,ゴマ油,カカオ油またはピーナツ油などの食用油との芳香を施した乳剤、なら びにエリ キシル剤および同様の医薬用ベヒクルなどがある。水系懸濁液用の好適な分散剤 または懸濁剤には、トラガカント、アカシア、アルギン酸化合物、デキストラン 、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニルピロ リドンまたはゼラチンなどの合成および天然のガムなどがある。 片頭痛の治療において、好適な用量レベルは、1日当たり約0.01〜250 mg/kg、好ましくは1日当たり約0.05〜100mg/kg、特には1日 当たり約0.05〜5mg/kgである。その化合物は、1日に1〜4回の投与 法で投与することができる。 −F−G−が−CH2−N−を表す本発明による化合物は、N−アルキル化を 含む従来の方法によって、下記式IIIの化合物へのR1部分の付加を行う工程によ って製造することができる。 式中、Z、E、Q、T、UおよびVは上記で定義した通りである。 式IIIの化合物へのR1部分の付加は、標準的アルキル化法によって容易に実施 することができる。その1例においては、代表的には例えばN,N−ジメチルホ ルムアミド中の水素化ナトリウムもしくは炭酸カリウムまたはアセトニトリル中 のトリエチルアミンなどの塩基性条件下に、4−ブロモ−1−ブテン、4−ブロ モ−2−メチル−2−ブテンもしくはアリルブロマイドなどのアルケニルハライ ド、プロパルギルブロマイドなどのアルキニルハライド、またはヨウ化ベンジル などのアリール(C1-6)アルキルもしくはヘテロアリール(C1-6)アルキルハ ライドで処理する。別の例では、式IIIの化合物を、1,2−ジメトキシエタン などの好適な溶媒中で、代表的には炭酸ナトリウムおよびヨウ化ナトリウムの存 在下に、2−(4−シアノフェニル)エチルメタンスルホネート化合物などのア リール(C1-6)アルキルもしくはヘテロアリール(C1-6)アルキルメシレート で処理する。 別法として、還元的アルキル化によってR1部分を容易に付加させることがで き、その方法は、1段階あるいは2段階法として行うことができる。1段階法は 好適には、上記で定義の式IIIの所要化合物を、シアノホウ水素化ナトリウムな どの還元剤 の存在下に、ベンズアルデヒド、フルフラルアルデヒドまたはチオフェンカルボ キサルデヒドなどの適切なアルデヒドで処理する工程を有するものである。R1 が式−CH211の基に相当する式Iの化合物の製造のための代表的な2段階法 においては、好適には1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボ ジイミド塩酸塩および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物の存在下に、式 R11−CO2Hのカルボン酸誘導体を式IIIの所要化合物と縮合させることで、R1 が式−COR11を表す式Iに相当する化合物を得て、次にその化合物のカルボ ニル基を、例えば水素化ジイソブチルアルミニウムで処理することによって還元 し、そうして式Iの所望の化合物を得ることができる。 TがCHを表し、UがC−R2を表し、VがN−R3を表す上記の式IIIの化合 物で、TがCHを表し、−F−G−が−CH2−N−を表し、R1が水素である上 記で定義の式IDのインドール誘導体に相当するものは、下記式IVの化合物 (式中、ZおよびEは上記で定義した通りである)と下記式Vの化合物または それのカルボニル保護体 (式中、R2およびQは上記で定義した通りであり、Rpはアミノ保護基を表す )とを反応させ、次に必要に応じて、標準法によってN−アルキル化を行ってR3 部分を導入し、次にアミノ保護基Rpを外すという工程を有する方法によって製 造することができる。 化合物IVと化合物Vの間の反応は公知のフィッシャーのインドール合成の例 であり、例えば4%硫酸での還流などの温和な酸性条件下に、それらの試薬を一 緒に加熱することによって好適に行われる。 式Vの化合物の好適なカルボニル保護体には、ジメチルアセタールまたはケタ ール誘導体などがある。 式Vの化合物における保護基Rpは好適には、t−ブトキシカルボニル(BO C)などのカルバモイル部分であり、それは 必要に応じて温和な酸性条件下で処理することによって容易に外すことができる 。実際、フィッシャーのインドール合成反応の酸性条件はBOC基を外すのに十 分であるのが一般的である。 化合物IVとVとの間のフィッシャー反応は、1段階で行うことができるか、あ るいは最初に比較的低温で非環化段階を行って下記式VIの中間体を得て (式中、Z、E、Q、R2およびRpは上記で定義した通りである)、次にポリ リン酸エステルなどの好適な試薬を用いて環化を行って進行させることもできる 。 式Vの中間体またはそのカルボニル保護体は、下記式VIIの化合物またはその カルボニル保護体と、下記式VIIIの化合物とを反応させて製造することができる 。 式中、Q、R2およびRpは上記で定義した通りであり、L1は好適な脱離基を表 す。 脱離基L1は好適には、塩素または臭素などのハロゲン原子である。 L1がハロゲン原子を表す場合、化合物VIIとVIIIとの間の反応は、それら反応 物を好適な溶媒中で塩基性条件下に(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド中 炭酸カリウムあるいはテトラヒドロフランまたはアセトニトリル中トリエチルア ミン)、攪拌することで容易に行われる。 TがCHを表し、UがC−R2を表し、VがN−R3を表す本発明による化合物 、すなわち上記で定義した式IDのインドール誘導体は別法にて、化合物IVと化 合物Vとの反応について上述したものと類似の条件下に、上記で定義の式IVの化 合物を下記式IXの化合物 (式中、Q、F、G、R1およびR2は上記で定義した通りである)またはそのカ ルボニル保護誘導体と反応させ、次に必要に応じて標準的な方法によるN−アル キル化を行ってR3部分を導入する工程を有する方法によって製造することがで きる。 式Vの化合物に関して、式IXの化合物の好適なカルボニル保護体には、ジメチ ルアセタールまたはケタール誘導体などがある。アルキレン鎖Qが水酸基によっ て置換されている場合、その基は化合物VおよびIXのカルボニル部分と縮合して 、そのカルボニル部分を環状ヘミアセタールの形で保護することができる。 式IVとVの化合物の間の場合と同様、化合物IVとIXの間のフィッシャー反応は 、1段階で行うことができるか、あるいは最初に比較的低温で非環化段階を行っ て下記式Xの中間体を得て (式中、Z、E、Q、F、G、R1およびR2は上記で定義した通りである)、次 にポリリン酸エステルなどの好適な試薬を用いて環化を行って進行させることも できる。 式IXの中間体またはそのカルボニル保護体は、上記で定義の式VIIの化合物ま たはそのカルボニル保護体と、下記式XIの化合物とを、化合物VIIとVIIIとの反 応について前述したものと類似の条件下に反応させて製造することができる。 式中、F、GおよびR1は上記で定義した通りである。 別法においては、上記で定義した式VIIIの化合物と下記式VIIの化合物とを反 応させ (式中、Z、E、Q、T、UおよびVは上記で定義した通りであり、L2は好 適な脱離基を表す)、次にアミノ保護基Rpを外す工程を有する方法によって、 上記式IIIの化合物を製造することができる。 同様に、上記で定義の式Iの化合物は、上記で定義の式XIの化合物と上記で定 義の式VIIの化合物とを反応させる工程を有する方法によって製造することがで きる。 脱離基L2は好適には、アルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニ ルオキシ基、例えばメタンスルホニルオキシ(メシロキシ)またはp−トルエン スルホニルオキシ(トシルオキシ)である。 L2がアルキルスルホニルオキシ基またはアリールスルホニルオキシ基を表す 場合、化合物VIIと化合物VIIIまたはXIとの間の反応は、代表的には炭酸ナトリ ウムもしくは炭酸カリウムなどの塩基の存在下に、適宜に触媒量のヨウ化ナトリ ウムを加えて、 1,2−ジメトキシエタンまたはイソプロピルアルコールなどの好適な溶媒中で 容易に行われる。 代表的な実施態様において、TおよびUがいずれもCHを表し、VがNHを表 し、Qがプロピレン鎖を表し、L2がメシルオキシもしくはトシルオキシ基を表 す式VIIの化合物は、化合物IVとVとの反応について上述した各種フィッシャー 反応条件下に、3,4−ジヒドロ−2H−ピランを上記で定義の式IVの化合物も しくはそれの塩と反応させ、次に、そうして得られた3−ヒドロキシプロピルイ ンドール誘導体を、標準的条件下に代表的にはメシルクロライドまたはトシルク ロライドで処理することでメシル化またはトシル化することで製造することがで きる。3,4−ジヒドロ−2H−ピランとのフィッシャー反応は好適には、ジオ キサンなどの不活性溶媒中、好ましくは塩酸または塩化亜鉛などのルイス酸のよ うな無機酸の存在下に、溶媒の還流温度で、ヒドラジン誘導体IVまたはその酸付 加塩(代表的には塩酸塩)を加熱することで行われる。 さらに別の方法では、TがCHを表し、Uが窒素を表し、VがN−R3を表す 上記の式IIIの化合物で、−F−G−が−CH2−N−を表し、R1が水素である 上記で定義の式IBの インダゾール誘導体に相当するものは、下記式VIIの化合物 (式中、Z、E、QおよびRpは上記で定義した通りであり、D1は容易に交換で きる基である)を環化させ、次に必要に応じて標準的方法によるN−アルキル化 でR3部分を導入し、次にアミノ保護基Rpを外す工程を有する方法によって製造 することができる。 同様に、TがCHを表し、Uが窒素を表し、VがN−R3を表す上記の式Iの 化合物、すなわち上記で定義の式IBのインダゾール誘導体は、下記式XIVの化 合物 (式中、Z、E、Q、F、G、R1およびD1は上記で定義した通りである)の環 化を含む方法によって製造することができる。 化合物XIIIおよびXIVの環化は、好適な有機溶媒中高温で、例えばほぼ140 ℃の温度でm−キシレンおよび2,6−ルチジンの混合溶媒中で容易に行われる 。 式XIIIおよびXIVの化合物における容易に交換できる基D1は、好適にはC1-4 アルカノイルオキシ基、好ましくはアセトキシ基を表す。D1がアセトキシ基を 表す場合、式XIIIまたはXIVの所望の化合物は、下記式XVのカルボニル化合物 (式中、Z、E、Q、FおよびGは上記で定義した通りであり、Rxは上記で定 義のR1基に相当するか、あるいはRxは−F−G−が−CH2−N−を表す場合 にRpについて定義されたアミノ保護基を表す)またはそれの保護誘導体(好ま しくはN −ホルミル保護誘導体)を、好ましくはピリジン中、溶媒の還流温度で、ヒドロ キシルアミン塩酸塩で処理し、次に好ましくは触媒量の4−ジメチルアミノピリ ジンの存在下に、室温で塩化メチレン中にて、無水酢酸でアセチル化することで 容易に製造することができる。 式XVの中間体のN−ホルミル保護誘導体は、下記式XVI (式中、Z、E、Q、F、GおよびRxは上記で定義した通りである)の相当す るインドール誘導体をオゾン処理し、次に好ましくはジメチルスルフィドを用い て還元的処理を行うことで容易に製造することができる。 式XVIのインドール誘導体は、後述の実施例に記載のものと類似の方法または 当業界で公知の手順によって製造することができる。 さらに別の方法においては、TがCHを表し、UがC−R2 を表し、Vが酸素または硫黄を表す上記の式IIIの化合物で、Vがそれぞれ酸素 または硫黄であり、−F−G−が−CH2−N−を表し、R1が水素である式IA のベンゾフランまたはベンゾチオフェン誘導体に相当するものは、下記式XVII の化合物 (式中、Z、E、Q、R2およびRpは上記で定義した通りであり、V1は酸素ま たは硫黄を表す)を環化し、次にアミノ保護基Rpを外すことによって製造する ことができる。 同様に、TがCHを表し、UがC−R2を表し、Vが酸素または硫黄を表す式 Iの化合物、すなわち上記式IAのベンゾフランまたはベンゾチオフェン誘導体 は、下記式XVIIIの化合物 (式中、Z、E、Q、F、G、R1、R2およびV1は上記で定義した通りである )を環化する工程を有する方法によって製造することができる。 化合物XVIIおよびXVIIIの環化は、好ましくは高温で、ポリリン酸またはポ リリン酸エステルを用いることで容易に行われる。 式XVIIおよびXVIIIの化合物は、下記式XIXの化合物を下記式XXの化合物 と反応させることで製造することができる。 式中、Z、E、Q、F、G、R2、V1およびRxは上記で定義した通りであり、 Halはハロゲン原子を表す。 その反応は、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下に容易に行われる。 式XIXの化合物のヒドロキシ誘導体およびメルカプト誘導体は、当業者には容 易に理解できる各種方法によって製造することができる。そのような方法の1例 が、EP−A−0497512号に記載されている。 さらに別の方法においては、上記の式IIIの化合物は、下記式XXIの化合物 (式中、Z、E、T、U、VおよびRpは上記で定義した通りであり、−Q2−C H2−は上記で定義の部分Qに相当する)を還元し、次にアミノ保護基Rpを外す 工程を有する方法によって製造することができる。 その反応は好適には、ジエチルエーテルもしくはテトラヒドロフランまたはそ れらの混合物などの適切な溶媒中、水素化リチウムアルミニウムなどの還元剤で 、式XXIの化合物を処理することで行われる。 同様に、下記式XXIIの化合物 (式中、Z、E、T、U、V、F、G、R1およびQ2は上記で定義した通りであ る)を還元する工程を有する方法によって、本発明による化合物を製造すること ができる。 化合物XXIの場合同様、その還元は、ジエチルエーテルもしくはテトラヒドロ フランまたはそれらの混合物などの適切な溶媒中、水素化リチウムアルミニウム などの還元剤で、式XXIIの化合物を処理することで容易に行われる。 上記の式XXIおよびXXIIの化合物は好適には、下記式XXIIIの化合物と下記 式XXIVの適切な化合物 (式中、Z、E、T、U、V、F、G、RxおよびQ2は上記で定義した通りであ り、Jは反応性カルボキシレート部分を表す)とを反応させることで製造するこ とができる。 反応性カルボキシレート部分Jの好適なものとしては、例えば、C1-4アルキ ルエステルなどのエステル;C1-4アルカン酸との混合酸無水物などの酸無水物 ;酸塩化物などの酸ハロゲ ン化物;ならびにアシルイミダゾールなどがある。 例を挙げると、Jが酸塩化物部分である上記式XXIIIの中間体は、相当するカ ルボン酸誘導体をトルエン中で、塩化チオニルで処理することで製造することが できる。同様に、Jがアシルイミダゾール部分である式XXIIIの中間体は、相当 するカルボン酸誘導体を1,1’−カルボニルジイミダゾールで処理することで 製造することができる。別法として、反応性カルボキシレート部分Jは、Jがカ ルボキシである相当する化合物を、適宜にトリエチルアミンの存在下に、1−( 3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩および1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール水和物で処理することで得ることができる。得られ る活性化カルボキシレート中間体は次に、好ましくはin situ で式XXIVの所要 化合物と反応させることができる。 上記式IVのヒドラジン誘導体は、EP−A−0438230号およびEP−A −0497512号に記載の方法に類似の方法によって製造することができる。 市販されていない場合、式VII、VIII、XI、XX、XXIIIおよびXXIVの原料 は、後述の実施例に記載のものと類似の方法ある いは当業界では公知の標準的方法によって製造することができる。 上記の方法のいずれかで最初に得られる式Iの化合物を、次に適宜に、当業界 で公知の方法によって、別の式Iの化合物に変換することができることは明らか である。例えば、最初に得られる−F−G−が−CH=C−を表す式Iの化合物 は、従来の接触水素化法によって、−F−G−が−CH2−CH−を表す相当す る化合物に容易に変換することができる。さらに、最初に得られるR1がベンジ ルである式Iの化合物は、接触水素化によって相当する式IIIの化合物に変換し 、それを次に、上記のような標準的N−アルキル化法を行って別の式Iの化合物 に変換することができる。さらに、最初に得られるR1部分がニトロまたはシア ノによって置換された式Iの化合物は、接触水素化によって、それぞれ相当する アミノ置換またはアミノメチル置換化合物に変換することができる。さらに、前 駆体であるアルコキシカルボニル誘導体の水素化リチウムアルミニウム還元によ って得ることができるR1部分が水酸基によって置換された式Iの化合物を、標 準的条件下でメシル化し、次にそのメシル基を、封入管中、高温下に所望のアミ ンと処理することで、 アミノ部分に変えることができる。次に、それらの方法のいずれかで得られたア ミン誘導体を、例えば、塩化アセチルなどの適切なアシルハライドを用いてN− アシル化するか;あるいはカリウムイソシアネートを用いてアミノカルボニル化 して相当する尿素誘導体とするか;あるいはN,N−ジメチルホルムアミドアジ ンを用いて1,2,4−トリアゾール−4−イル誘導体に変換するか;あるいは シアノホウ水素化ナトリウムの存在下に適切なアルデヒドまたはケトンと処理す ることで還元的にアルキル化することができる。所望に応じて、そのアミン誘導 体を、必要なクロルギ酸アルキルで処理することでカルバモイル化することもで きる。最初に得られるR1部分がシアノによって置換された式Iの化合物は、ア ジ化ナトリウムで処理することで、相当するテトラゾール誘導体に変換し、それ を次に、標準的条件下にアルキルハライドで処理することでそのテトラゾール環 に対してアルキル化を行うことができる。さらに別の例を挙げると、最初に得ら れるR1部分がアルコキシカルボニル部分によって置換された式Iの化合物は、 アルカリ金属水酸化物で処理することでケン化して、相当するカルボキシ置換化 合物とし、それを次に、好ましくは1−(3−ジメチルアミノ プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩および1−ヒドロキシベンゾトリ アゾールの存在下に、適切なアミンで処理することでアミド誘導体に変換するこ とができる。さらに、最初に得られるR3が水素である式Iの化合物を、例えば 、代表的には塩基性条件下(例えば、ジメチルホルムアミド中水素化ナトリウム またはアセトニトリル中トリエチルアミン)に、ヨウ化メチルなどのヨウ化アル キルで処理する等の、標準的アルキル化法によって、R3がC1-6アルキルを表す 式Iの化合物に変換することができる。 本発明による化合物の上記の製造方法によって立体異性体の混合物が得られる 場合、それらの異性体は、分取クロマトグラフィーなどの従来の方法によって分 離することができる。その新規化合物はラセミ体で得ることができるか、あるい はエナンチオ特異的合成もしくは分割によって個々のエナンチオマーを得ること ができる。例えば、その新規化合物は、分取HPLCなどの標準的方法によって 、あるいは(−)−ジ−p−トルオイル−d−酒石酸および/または(+)−ジ −p−トルオイル−1−酒石酸などの光学活性の酸との塩形成によってジアステ レオマー対を形成し、次に分別結晶および遊離塩基の再生を行 うことによって、その成分であるエナンチオマーに分割することができる。その 新規化合物は、ジアステレオマーのエステルもしくはアミドを生成し、次にクロ マトグラフィー分離を行って、キラルな補助部分を外すことで分割することがで きる。 上記の合成手順のいずれかの時点で、対象とするいずれかの分子が持つ感受性 基または反応性基を保護することが必要および/または望ましい場合がある。そ のような保護は、マコーミーの編著(Protective Groups in Organic Chemistry ,ed.J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973)およびグリーンらの著作(T.W.Gre ene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & S ons,1991)に記載のもののような従来の保護基によって行うことができる。そ の保護基は、当業界では公知の方法を用いて簡単な後段階で外すことができる。 後述の実施例は、本発明による化合物の製造を示すものである。 本発明による化合物は、5−HT1D α受容体サブタイプに強力かつ選択的に結 合し、フォルスコリン(forskolin)刺激性アデニリルサイクラーゼ活性を阻害し 、ヒトクローン化受容体を発現するクローナル細胞系からの膜への[35S]−G TPγS の結合を刺激する。5−HT1D α/5−HT1D β放射性リガンド結合 ヒト5−HT1D αおよび5−HT1D β受容体を発現するチャイニーズハムスタ ー卵巣(CHO)クローナル細胞系をPBS中に回収し、キネマチカ・ポリトロ ン(Kinematica polytron)を含む氷冷50mMトリス−HCl(室温でpH7. 7)中で均質化し、4℃で11分間48000gで遠心した。得られたペレット を50mMトリス−HClに再度懸濁させ、37℃で10分間インキュベーショ ンした。最後に、その組織を4℃で11分間48000gで再度遠心し、得られ たペレットを使用直前にアッセイ緩衝液(mM単位での組成:トリス−HCl5 0、パルジリン 0.01、CaCl24;アスコルビン酸塩0.1%;室温で pH7.7)に再懸濁させて、必要な容量とした(蛋白0.2mg/mL)。飽 和試験用には0.02〜150nMの[3H]−5−HTまたは置換試験用には 2〜5nMの[3H]−5−HTの存在下に37℃で30分間のインキュベーシ ョンを行った。最終アッセイ容量は1mLであった。5−HT(10μM)を用 いて、非特異的結合を求めた。その反応は膜を加えることで開始し、ワットマン (Whatman)GF /Bフィルター(0.3%PEI/0.5%トリトンX中に予め浸漬したもの) による急速濾過とそれに続く50mMトリス−HClによる洗浄(4mLで2回 )によって終了させた。次に、放射能を持つフィルターについて、LKBベータ またはウォラック(Wallac)ベータプレートカウンターでカウントした。反復曲 線適合化ルーチンを用いる非線型最小自乗回帰分析によって結合パラメータを求 め、それから、各被験化合物についてIC50値(結合を50%だけ阻害するのに 必要な化合物のモル濃度)を計算することができた。後述の実施例の化合物につ いて得られた、5−HT1D α受容体サブタイプへの結合についてのIC50値はい ずれにおいても50nM以下であった。さらに、後述の実施例の化合物はいずれ も、5−HT1D βサブタイプの場合と比較して、5−HT1D α受容体サブタイプ に対して10倍以上の選択的親和性を有することが認められた。5−HT1D α/5−HT1D βアデニリルサイクラーゼアッセイ ほぼJ.Pharmacol.Exp.Ther.,1986,238,248 に記載の方法に従って試験 を行った。ヒトクローン化5−HT1D αおよび5−HT1D β受容体を発現するC HOクローナル細胞系をPBS中に回収し、電動のテフロン/ガラスホモジナイ ザーを用 いて、氷冷トリスHCl−EGTA緩衝液(mM単位での組成:トリスHCl 10、EGTA 1、室温でpH8.0)中で均質化し、氷浴で30〜60分間 インキュベーションした。次に、その組織を4℃で20分間20000gで遠心 し、上清を捨て、得られたペレットをアッセイ直前にトリスHCl−EDTA緩 衝液(mM単位での組成:トリス−HCl 50、EDTA 5、室温でpH7 .6)に再懸濁させた。α−[33P]−ATPから[33P]−サイクリックAM Pへの変換を測定することによって、アデニリルサイクラーゼ活性を求めた。膜 懸濁液のうちの10μLアリコートを、被験化合物の存在下または非存在下で、 フォルスキンを加えた場合または加えない場合とで、最終容量50μLとして3 0℃で10〜15分間インキュベーションした。インキュベーション緩衝液は、 50mMトリスHCl(室温でpH7.6)、100mM NaCl、30μM GTP、50μMサイクリックAMP、1mMジチオトレイトール、1mM ATP、5mM MgCl2、1mM EGTA、1mM 3−イソブチル−1 −メチルキサンチン、3.5mMクレアチニンリン酸塩、0.2mg/mLクレ アチンホスホキナーゼ、0.5〜1μCiα−[33P]−AT Pおよび1nCi[3H]−サイクリックAMPから成るものであった。インキ ュベーションは、膜を加えて開始し、30℃で5分間インキュベーションを続け 、SDS 100μL(mM単位での組成:ラウリル硫酸ナトリウム2%、AT P 45、サイクリックAMP 1.3、室温でpH7.5)を加えることで終 了させた。2重カラムクロマトグラフィーシステム(Anal.Biochem.,1974,58 ,541)でATPおよびサイクリックAMPを分離した。最小自乗曲線適合化プ ログラムALLFIT(Am.J.Physiol,,1978,235,E97)を用いて機能パラ メータを求め、それからEmax(最大効果)およびEC50(最大効果を50%だ け阻害するのに必要な化合物のモル濃度)を各被験化合物について得た。このア ッセイで調べた化合物中、後述の実施例の化合物について得られた5−HT1D α 受容体についてのEC50値はいずれにおいても500nM以下であった。さらに 、調べた後述の実施例の化合物はいずれも、5−HT1D βサブタイプの場合と比 較して、5−HT1D α受容体サブタイプに対して10倍以上の選択性を有するこ とが認められた。5−HT1D α/5−HT1D βGTPγS結合 ほぼBr.J.Pharmacol.,1993,109,1120に記載の方法に従 って試験を行った。ヒトクローン化5−HT1D αおよび5−HT1D β容体を発現 するCHOクローナル細胞系をPBS中に回収し、キネマチカ・ポリトロンを用 いて、10mMでEDTAを含む氷冷20mM HEPES(室温でpH7.4 )中で均質化した。その膜を4℃で15分間40000gで遠心した。次にペレ ットを、0.1mMでEDTAを含む氷冷20mM HEPES(室温でpH7 .4)中に再懸濁し、4℃で15〜25分間40000gで再度遠心した。5− HT1D α受容体トランスフェクション細胞の場合には蛋白40μg/mL、5− HT1D β受容体トランスフェクション細胞の場合には蛋白40〜50μg/mL の濃度で、膜をアッセイ緩衝液(mM単位での組成:HEPES 20、NaC l 100、MgCl2 10、パルジリン 0.01;アスコルビン酸塩0.1 %;室温でpH7.4)に再懸濁させた。次に膜懸濁液を、容量1mLでGDP (5−HT1D α受容体トランスフェクション細胞の場合には100μM、5−H T1D β受容体トランスフェクション細胞の場合には30μM)および被験化合物 と30℃で20分間インキュベーションし、次に氷浴に移してさらに15分間イ ンキュベーションした。次に、[35S]−GT PγSを加えて最終濃度100pMとし、そのサンプルを30℃で30分間イン キュベーションした。膜を加えて反応を開始し、ワットマンGF/Bフィルター による急速濾過によって反応終了させ、水5mLで洗浄した。次に、放射能を持 つフィルターについて、LKBベータカウンターでカウントした。反復曲線適合 化ルーチンを用いる非線型最小自乗回帰分析によって機能パラメータを求め、そ れからEmax(最大効果)およびEC50(最大効果を50%だけ阻害するのに必 要な化合物のモル濃度)を各被験化合物について得た。このアッセイで調べた化 合物中、後述の実施例の化合物について得られた5−HT1D α容体についてのE C50値はいずれにおいても500nM以下であった。さらに、調べた後述の実施 例の化合物はいずれも、5−HT1D βサブタイプの場合と比較して、5−HT1D α 受容体サブタイプに対して10倍以上の選択性を有することが認められた。実施例1 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−(アセトアミド)ベンジル)ピペラジン・ コハク酸水素塩・1水和物 1.中間体1:4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒド ラジン a)4’−アミノアセトアニリド 4−ニトロアセトアニリド(5.0g、27.8mmol)のEtOH/Et OAc(160mL、1:1)、H2O(15mL)および5N HCl(5. 6mL、28.0mmol)溶液を、10%Pd−C(0.50g)で、圧力5 0psiにて0.25時間水素化した。セライト濾過によって触媒を除去し、溶 媒を減圧下に除去した。生成物をH2Oに溶かし、2N NaOHで塩基性とし 、EtOAcで抽出して、遊離塩基を得た。合わせた抽出液を脱水し(MgSO4 )、溶媒留去して、標題のアニリンを得た(3.75g、90%)。δ(25 0MHz、CDCl3/d4−MeOH)2.10(3H、s、Me);6.68 (2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);7.27(2H、d、J=8.8H z、Ar−H)。 b)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)アセトアニリド 上記のアニリン(3.52g、23.4mmol)、N,N−ジメチルホルム アミドアジン(3.33g、23.4mmo l;J.Chem.Soc.(C),1967,1664)およびp−トルエンスルホン酸・1水和物 (0.223g、1.17mmol)を脱水トルエン(100mL)に加えた混 合物を17時間加熱還流した。ベージュ色の沈殿物を濾過し、トルエンおよびC H2Cl2で洗浄し、減圧乾燥して、所望のトリアゾールを得た(4.29g、9 1%)。δ(250MHz、d4−MeOH/d6−DMSO)2.14(3H、 s、CH3);7.60(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);7.78( 2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);8.96(2H、s、Ar−H)。 c)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルアニリン 上記アセトアニリド(4.91g、24.3mmol)の5N HCl(10 0mL)溶液を125℃で1.5時間加熱した。その混合物を0℃まで冷却し、 濃NaOH水溶液によって塩基性とし、CH2Cl2によって抽出した(5回)。 合わせた抽出液を脱水し(MgSO4)、溶媒留去し、残留物について溶離液を CH2Cl2/MeOH/NH3(80:8:1)とするシリカゲルでのクロマト グラフィーを行って、標題のア ニリンを得た(2.94g、76%)。δ(250MHz、CDCl3)3.8 0(2H、s、NH2);6.71(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H); 7.08(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);8.36(2H、s、Ar −H)。 d)4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン 上記アニリン(1.60g、9.99mmol)の濃HCl/H2O(それぞ れ23mLおよび3mL)溶液に、−21℃で、温度を−10℃に維持するよう な速度でNaNO2(0.69g、9.99mmol)のH2O(8mL)溶液を 加えた。その混合物を0.3時間攪拌してから、減圧下にグラスフィルターで急 速に濾過した。その濾液を、SnCl2・2H2O(9.02g、40.0mmo l)の濃HCl(17mL)溶液を冷却したもの(−20℃)に加えた。その混 合物を−20℃で0.25時間、次に室温で1.25時間攪拌した。得られた固 体を濾過し、Et2Oで洗浄し、減圧下に乾燥した。その粗生成物をH2Oに溶か し、濃NaOH水で塩基性とし、EtOAcで抽出した(5回)。合わせた抽出 液を脱水し(MgSO4)、溶媒留去して、標題生成物を得た(0.95g、5 4 %)。δ(250MHz;CDCl3/d4−MeOH)3.98(3H、brs 、NHおよびNH2);6.97(2H、d、J=12.0Hz、Ar−H); 7.25(2H、d、J=12.0Hz、Ar−H);8.48(2H、s、A r−H)。 2.中間体2:1=(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル]プロピル)−4−(H)−ピペラジン・3.5シ ュウ酸水素塩 1.5−(4−tert−ブチルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イルペ ンタナールジメチルアセタール a)5−ブロモペンタナールジメチルアセタール −78℃の5−ブロモバレリルクロライド(50g、0.251mol)の脱 水THF(500mL)溶液に、温度を−70℃以下に維持しながら、水素化リ チウムトリtert−ブトキシアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液 、300mL;0.30mol)を加えた。その溶液を−78℃で5時間攪拌し てから、2M塩酸(350mL)を滴下することによって反応停止した。その混 合物を昇温させて室温とし、16時間攪拌した。ジエチルエーテル(500mL )を加え、水相を 分離し、さらにエーテルで抽出した(2回)。合わせた抽出液を飽和Na2CO3 溶液(1回)、水(1回)、ブライン(2回)で洗浄し、脱水し(Na2SO4) 、溶媒留去して、5−ブロモバレルアルデヒド(37.5g、91%)を得た。 5−ブロモバレルアルデヒド(37.5g、0.227mol)のメタノール( 250mL)および濃硫酸(0.5mL)溶液を室温で3時間攪拌した。溶媒を 減圧下に除去し、その残留物にK2CO3溶液(50mL)およびジエチルエーテ ル(500mL)を加えた。水層を分離し、エーテルで再度抽出した(2回)。 合わせた抽出液を水およびブラインで洗浄し、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去 した。粗生成物について溶離液をジエチルエーテル/ヘキサン(1:9)とする シルカゲルでのクロマトグラフィーを行うことによって、標題のアセタールを得 た(27.5g、57%)。δ(250MHz、CDCl3)1.43〜1.6 7(4H、m、2個のCH2);1.83〜1.94(2H、m、CH2);3. 38(6H、s、CH(OMe)2);3.42(2H、t、J=7Hz、CH2 Br);4.37(1H、t、J=7Hz、C(OMe)2)。 b)5−(4−tert−ブチルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イルペ ンタナールジメチルアセタール 5−ブロモバレルアルデヒドジメチルアセタール(27.5g、0.13mo l)、Na2CO3(20.7g、0.195mol)、ヨウ化ナトリウム(19 .5g、0.13mol)およびtert−ブチル−1−ピペラジンカルボキシ レート(25.5g、0.137mol)をジメトキシエタン(250mL)に 入れた混合物を、100℃で3時間加熱した。その容器周囲をアルミホイルで覆 って遮光した。その混合物を室温まで冷却し、濾過した。濾液を減圧下に溶媒留 去し、次にEtOAc(50mL)を加え、その混合物を再度濾過して、無機塩 を除去した。溶媒を減圧下に除去し、残留物について溶離液をEtOAcとする シルカゲルでのクロマトグラフィーを行うことによって、標題生成物を得た(2 5.7g、63%)。δ(250MHz、CDCl3)1.29〜1.71(6 H、m、3個のCH2);1.46(9H、s、OC(OMe)3);2.31〜 2.39(6H、m、3個のCH2);3.32(6H、s、CH(OMe2) ;3.41〜3.45(4H、m、2個のCH2);4.36(1H、t、J= 6Hz、C (OMe)2)。 2.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(H)−ピペラジン・3.5シュウ酸水素 中間体1(5.0g、28.6mmol)および5−(4−tert−ブチル オキシカルボニル)ピペラジン−1−イルペンタナールジメチルアセタール(9 .03g、28.6mmol)を4%硫酸(150mL)と混合したものを48 時間加熱還流した。その溶液を氷浴で冷却し、固体K2CO3で塩基性とし、ブタ ン−1−オールで抽出した(3回)。溶媒を減圧下に除去し、ヘキサンによる共 沸を行った(2回)。粗生成物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3 (30:8:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題の インドールを得た(3.9g、44%)。遊離塩基200mgを用いて、3.5 酸性シュウ酸塩(hydrogen oxalate salt)を得た。融点90〜92℃。 元素分析:C17226・3.5(C224) 実測値:C45.97%;H4.76%;N13.77% 理論値:C46.08%;H4.76%;N13.43% δ(360MHz、D2O)2.12〜2.24(2H、m、CH2);2.9 3(2H、t、J=7Hz、CH2);3.46〜3.76(8H、m、4個の CH2);7.37(1H、dd、J=1.9Hzおよび8.7Hz、Ar−H );7.39(1H、s、Ar−H);7.66(1H、d、J=8.7Hz、 Ar−H);7.82(1H、d、J=1.9Hz、Ar−H);9.13(2 H、s、トリアゾール−H)。 3.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(4−アセトアミド)ベンジル)ピペラジ ン・コハク酸水素塩・1水和物 中間体2(0.25g、0.81mmol)、氷酢酸(0.12g、2.0m mol)およびシアノホウ水素化ナトリウム(0.097g、1.6mmol) の脱水メタノール(20mL)溶液に、0℃で4−アセトアミドベンズアルデヒド (0.16g、0.98mmol)のメタノール(5mL)溶液を加えた。その 混合物を昇温させて室温とし、16時間攪拌した。飽和K2CO3溶液(3mL) を加え、減圧下に溶媒を除去した。残留物にEtOAc(50mL)および水( 10mL)を加え、水層を分離し、さらにEtOAcで抽出した(2回)。合わ せ た抽出液をブラインで洗浄し(2回)、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去した。 粗生成物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(70:8:1)と するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題生成物を得た(0.18 g、50%)。コハク酸水素塩・1水和物を製造した。融点92〜94℃。 元素分析:C26317O・(C464)・H2O 実測値:C60.77%;H6.65%;N16.30% 理論値:C60.69%;H6.62%;N16.51% δ(250MHz、D2O)2.10〜2.26(2H、m、CH2);2.2 8(3H、s、NHCOMe);2.60(4H、s、コハク酸塩);2.82 〜3.32(12H、m、6個のCH2);3.86(2H、s、C2 Ar); 7.35(1H、dd、J=2.1Hzおよび8.8Hz、Ar−H);7.4 4(1H、s、Ar−H);7.46(2H、d、J=8.6Hz、Ar−H) ;7.54(2H、d)J=8.6Hz、Ar−H);7.69(1H、d、J =8.8Hz、Ar−H);7.78(1H、d、J=2.1Hz、Ar−H) ;8.89(2H、s、トリアゾール−H)。実施例2 1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]ブチル)−4−(4−(アセトアミド)ベンジル)ピペラジン・2 .1シュウ酸水素塩・1.5水和物 1.中間体3:1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル]ブチル)−4−(H)−ピペラジン a)6−(4−tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イルヘキサ ナールジメチルアセタール 中間体2の段階1に記載の手順を行って、6−ブロモヘキサノイルクロライド から標題化合物を製造した。δ(360MHz、CDCl3)1.30〜1.6 3(8H、m、4個のCH2);1.46(9H、s、OC(OMe)3);2. 31〜2.40(6H、m、3個のCH2);3.31(6H、s、CH(OM e)2);3.40〜3.46(4H、m、2個のCH2);4.35(1H、t 、J=5.7Hz、CH(OMe)2)。 b)1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]ブチル)−4−(H)−ピペラジン 中間体1(1.0g、5.71mmol)および中間体3(1.9g、5.7 6mmol)の4%H2SO4(100mL)溶液を20時間加熱還流した。その 混合物を室温まで冷却し、K2CO3で塩基性とし、n−ブタノールで抽出した( 4回)。減圧下に溶媒を除去し、ヘキサンで共沸を行った(2回)後に残った粗 生成物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(30:8:1)とす るシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題生成物を得た(0.7g、 38%)。 δ(360MHz、d6−DMSO)1.44〜1.52(2H、m、CH2) ;1.62〜1.70(2H、m、CH2);2.23〜2.27(6H、m、 3個のCH2);2.62〜2.65(4H、m、2個のCH2);2.71(2 H、t、J=7.4Hz、CH2);7.26(1H、s、Ar−H);7.2 9(1H、dd、J=2.1Hzおよび8.5Hz、Ar−H);7.47(1 H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.77(1H、d、J=2.1Hz、 Ar−H); 9.01(2H、s、トリアゾール−H);11.05(1H、s、NH)。 2.1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]ブチル)−4−(4−(アセトアミド)ベンジル)ピペラジ ン・2.1シュウ酸水素塩・1.5水和物 実施例1に記載の一般的な還元的アミノ化法を行って、1−(4−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]ブチル) −4−(H)−ピペラジンから製造した。生成物は収率59%で得られ、2.1 シュウ酸水素塩・1.5水和物を製造した。融点202〜204℃。 元素分析:C27337O・2.1(C224)・1.5H2O 実測値:C54.70%;H5.83%;N14.08% 理論値:C54.49%;H5.89%;N14.26% δ(360MHz、ND2O)1.77(4H、brs、2個のCH2);2. 17(3H、s、Me);2.83(2H、brs、CH2);3.24(2H 、brs、CH2);3.51(8H、brs、4個のCH2);4.35(2H 、 s、C2 Ar);7.30(1H、dd、J=2.0および8.6Hz、Ar −H);7.33(1H、s、Ar−H);7.46(2H、J=8.5Hz、 Ar−H);7.52(2H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.61(1 H、d、J=8.8Hz、Ar−H);7.74(1H、d、J=2.0Hz、 Ar−H);8.89(2H、s、トリアゾール−H)。実施例3 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(2−(メトキシ)ベンジル)ピペラジン・3シ ュウ酸水素塩 実施例1に記載の一般的手順を行って、中間体2と2−メトキシベンズアルデ ヒドから標題の化合物を製造した。3シュウ酸水素塩を製造した。融点206〜 208℃。 元素分析:C25306O・3(C224) 実測値:C53.20%;H5.57%;N11.88% 理論値:C53.14%;H5.18%;N11.99% m/e431(M+1)+; δ(360MHz、D2O)2.10〜2.22(2H、m、 CH2);2.91(2H、t、J=6.、9Hz、CH2);3.27〜3.3 1(2H、m、CH2);3.63(8H、brs、4個のCH2);3.88( 3H、s、OMe);4.47(2H、s、C2 Ar);7.05〜7.09 (1H、m、Ar−H);7.14(1H、dd)J=1.8および8.6Hz 、Ar−H);7.34〜7.41(3H、m、Ar−H);7.52〜7.5 7(1H、m、Ar−H);7.64(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H) ;7.80(1H、d、J=1.8Hz、Ar−H);9.17(2H、s、ト リアゾール−H)。実施例4 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(ベンジル)ピペラジン・2.25マレイン酸水 素塩 一般的手順を行って、中間体2とベンズアルデヒドから製造した。2.25マ レイン酸水素塩を製造した。融点167〜169℃。 元素分析:C24286・2.25(C444) 実測値:C58.36%;H5.55%;N12.53% 理論値:C58.31%;H5.78%;N12.36% m/e401(M+1)+; δ(360MHz、d6−DMSO)1.93〜2.06(2H、m、CH2) ;2.76(2H、t、J=7.3Hz、CH2);2.78〜3.60(10 H、m、5個のCH2);3.65(2H、brs、C2 Ph);6.14(5 H、s、マレイン酸のH);7.26〜7.38(7H、m、Ar−H);7. 50(1H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.79(1H、d、J=2. 0Hz、Ar−H);9.01(2H、s、トリアゾール−H);11.16( 1H、s、NH)。 一般的な還元的アミノ化法を行って、中間体2と適切なピリジンカルボキサル デヒドから下記の実施例5、6および7の化合物を得た。実施例5 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(ピリジン−3−イルメチル)ピペラジン・6. 25シュウ酸水素塩・0.8水和物 融点:182〜184℃ 元素分析:C23277・6.25(CHO4)・0.8H2O 実測値:C43.69%;H4.29%;N9.86% 理論値:C43.57%;H4.23%;N10.02% δ(250MHz、CDCl3;遊離塩基)1.87〜1.99(2H、m、 CH2);2.44〜2.66(10H、m、5個のCH2);2.79(2H、 t、J=7.4Hz、CH2);3.52(2H、s、C2 Ar);7.14( 1H、dd、J=2.1および8.6Hz、Ar−H);7.17(1H、d、 J=2.2Hz、Ar−H);7.23〜7.28(1H、m、ピリジル−H) ;7.48(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.57(1H、d、J =2.1Hz、Ar−H);7.66(1H、d、J=1.8および7.8Hz 、ピリジル−H);8.46(2H、s、トリアゾール−H);8.48〜8. 54(2H、m、ピリジル−H);8.85(1H、s、NH)。実施例6 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン・5. 0シュウ酸水素塩・1水和物 融点:124〜127℃ 元素分析:C23277・5.0(C224)・1.0H2O 実測値:C45.41%;H4.29%;N11.33% 理論値:C45.57%;H4.52%;N11.27% δ(360MHz、D2O)2.10〜2.24(2H、m、CH2);2.6 6〜3.64(12H、m、6個のCH2);4.12(2H、s、C2 Ar) ;7.39(1H、d、J=8.7Hz、Ar−H);7.40(1H、s、A r−H);7.68(1H、d、J=8.7Hz、Ar−H);7.87(1H 、s、Ar−H);7.94〜8.00(2H、m、ピリジル−H);8.51 〜8.54(1H、m、ピリジル−H);8.70(1H,J=6.7Hz、ピ リジル−H);9.48(2H、s、トリアゾール−H)。実施例7 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(ピリジン−4−イルメチル)ピペラジン・3. 2シュウ酸水素塩・0.5水和物 融点:88〜90℃ 元素分析:C23277・3.2(C224)・0.5H2O 実測値:C50.54%;H4.86%;N14.33% 理論値:C50.70%;H4.98%;N14.13% m/e402(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.96〜2.10(2H、m、CH2) ;2.44〜3.44(12H、m、6個のCH2);3.61(2H、s、C2 Ar);7.30〜7.36(4H、m、Ar−H);7.50(1H、d 、J=8.6Hz、Ar−H);7.80(1H、s、Ar−H);8.50〜 8.54(2H、m、Ar−H);9.02(2H、s、トリアゾール−H); 11.19(1H、s、NH)。実施例8 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−(アミノ)ベンジル)ピペラジン・4.1 シュウ酸水素塩 標準的な還元的アミノ化条件下に中間体2と4−ニトロベンズアルデヒドとの 反応によって、1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル)−4−(4−(ニトロ)ベンジル)ピペ ラジンを収率46%で得た。PtO2(60mg)をエタノール(40mL)中 に懸濁させ、水素雰囲気下に0.75時間攪拌した。前記のニトロベンジルピペ ラジン(0.33g、0.74mmol)を加え、その混合物を2時間攪拌した 。触媒をセライト濾過で除去し、溶媒を減圧下に除去し、残留物について、溶離 液をCH2Cl2/MeOH/NH3(70:8:1)とするシリカゲルでのクロ マトグラフィーを行って、標題のアミノベンジルピペラジンを得た(0.26g 、85%)。4.1シュウ酸水素塩を製造した。 融点:150〜153℃ 元素分析:C24297・4.1(C224) 実測値:C49.04%;H4.80%;N12.76% 理論値:C49.28%;H4.77%;N12.49% m/e416(M+1)+ δ(250MHz、d6−DMSO;遊離塩基)1.72〜1.86(2H、 m、CH2);2.16〜2.44(10H、m、5個のCH2);2.70(2 H、t、J=7.4Hz、CH2);3.23(2H、s、CH2);4.93( 2H、s、NH2);6.48(2H、d、J=8.4Hz、Ar−H);6. 89(2H、d、J=8.4Hz、Ar−H);7.27(1H、s、Ar−H );7.29(1H、dd、J=2.1および8.6Hz、Ar−H);7.4 7(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.78(1H、d、J=2.1 Hz、Ar−H);9.02(2H、s、トリアゾール−H);11.07(1 H、s、NH)。 一般的な還元的アミノ化条件を用いて、1−(4−[5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]ブチル)−4−(H)− ピペラジンと適切な芳香族アルデヒドから実施例9、10および11の化合物を 製造した。 実施例91−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]ブチル)−4−(ベンジル)ピペラジン・2.5シュウ酸水素塩 融点:216〜217℃ 元素分析:C25306・2.5(C224) 実測値:C56.54%;H5.61%;N13.23% 理論値:C56.33%;H5.52%;N13.15% m/e415(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.67(4H、brs、2個のCH2) ;2.46〜3.26(12H、m、6個のCH2);3.61(2H、s、C2 Ar);7.26〜7.38(7H、m、Ar−H);7.48(1H、d 、J=8.6Hz、Ar−H);7.78(1H、d、J=2.0Hz、Ar− H);9.01(2H、s、トリアゾール−H);11.13(1H、s、NH )。実施例10 1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]ブチル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)ピペラジン・1.5 シュウ酸塩・1水和物 融点:115〜118℃ 元素分析:C24297・1.5(C224)・H2O 実測値:C56.94%;H6.13%;N17.50% 理論値:C57.03%;H6.03%;N17.24% m/e416(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.67(4H、brs、2個のCH2) ;2.46〜3.26(12H、m、6個のCH2);3.71(2H、s、C2 Ar);7.28〜7.32(3H、m、Ar−H);7.43(1H、d 、J=7.8Hz、ピリジル−H);7.49(1H、d、J=8.6Hz、A r−H);7.77〜7.82(2H、m、Ar−H);8.49(1H、d、 J=4.0Hz、ピリジル−H);9.01(2H、s、トリアゾール−H); 11.14(1H、s、NH)。実施例11 1−(4−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]ブチル)−4−(ピリジン−3−イルメチル)ピペラジン・1.5 シュウ酸塩 融点:110〜112℃ 元素分析:C24297・1.5(C224) 実測値:C58.80%;H6.17%;N18.09% 理論値:C58.90%;H5.86%;N17.81% m/e416(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.67(4H、brs、2個のCH2) ;2.44〜3.20(12H、m、6個のCH2);3.59(2H、s、C2 Ar);7.29(1H、s,Ar−H);7.30(1H、dd、J=2 .1および8.6Hz、Ar−H);7.38(1H、dd、J=5.0および 8.1Hz、ピリジル−H);7.48(1H、d、J=8.7Hz、Ar−H );7.71(1H、d、J=8.1Hz、ピリジル−H);7.78(1H、 d、J=2.1Hz、Ar−H);8.46〜8.52(2H、m、ピリジル− H);9.01(2H、s、トリアゾール−H);11. 12(1H、s、NH)。実施例12 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−(アミノ)フェネチル)ピペラジン・3シ ュウ酸水素塩・1.2水和物 1.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(4−(ニトロ)フェネチル)ピペラジン 中間体2(0.30g、0.97mmol)、K2CO3(0.27g、1.9 4mmol)およびp−ニトロフェネチルブロマイド(0.223g、0.97 mmol)を脱水DMF(50mL)に入れた混合物を室温で18時間攪拌した 。その混合物を水(100mL)に投入し、EtOAcで抽出した(3回)。合 わせた抽出液をH2O(2回)およびブライン(2回)で洗浄し、脱水し(Na2 SO4)、溶媒留去した。粗生成物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/ NH3(90:8:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標 題のピペラジンを得た(0.23g、52%)。δ (250MHz、CDCl3)1.90〜2.08(2H、m、CH2);2.4 0〜2.72(12H、m、6個のCH2);2.81(2H、t、J=7.4 Hz、CH2);2.91(2H、t、J=7.4Hz、CH2);7.16(1 H、dd、J=2.1および8.6Hz、Ar−H);7.19(1H、s、A r−H);7.36(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);7.48(1H 、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.57(1H、d、J=2.1Hz、A r−H);8.15(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);8.36(1H 、brs、NH);8.48(2H、s、トリアゾール−H)。 2.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(4−(アミノ)フェネチル)ピペラジン ・3シュウ酸水素塩・1.2水和物 実施例8についての記載の方法によって、上記の4−(ニトロ)フェネチルピ ペラジンから製造した。3シュウ酸水素塩・1.2水和物を製造した。 融点122〜125℃ 元素分析:C25317・3.0(C224)・1.2H2O 実測値:C51.82%;H5.11%;N13.22% 理論値:C51.62%;H5.51%;N13.59% δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.02(2H、m、CH2) ;2.62〜3.06(16H、m、8個のCH2);6.52(2H、d、J =8.3Hz、Ar−H);6.89(2H、d、J=8.3Hz、Ar−H) ;7.30〜7.33(2H、m、Ar−H);7.49(1H、d、J=8. 7Hz、Ar−H);7.79(1H、d、J=2.0Hz、Ar−H);9. 02(2H、s、トリアゾール−H);11.15(1H、s、NH)。実施例13 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−(アセトアミド)フェネチル)ピペラジン ・2.75シュウ酸水素塩・0.5水和物 実施例12の生成物(0.10g、0.23mmol)およびNEt3(0. 026g、0.26mmol)の脱水塩化メ チレン(5mL)溶液に塩化アセチル(0.020g、0.26mmol)を0 ℃で滴下した。その溶液を昇温させて室温とし、18時間攪拌した。塩化メチレ ン(100mL)を加え、その溶液を水(2回)およびブライン(1回)で洗浄 した。塩化メチレン層を脱水し(Na2SO4)、溶媒留去し、残留物にっいて、 溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:8:1)とするシリカゲルでの クロマトグラフィーを行って、標題のアセトアミドを得た(0.078g、71 %)。2.75シュウ酸水素塩・0.5水和物を製造した。 融点217〜219℃。 元素分析:C27337O・2.75(C224)・0.5H2O 実測値:C53.74%;H5.57%;N13.37% 理論値:C53.60%;H5.47%;N13.46% m/e472(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.08(2H、m、CH2) ;2.02(3H、s、NHCOMe);2.66〜3.16(16H、m、8 個のCH2);7.14〜7.16(2H、d、J=8.4Hz、Ar−H); 7.33(2H、brs、Ar−H);7.47〜7.51(3H、m、Ar− H);7.79(1H、s、Ar−H);9.02(2H、s、トリアゾール− H);9.87(1H、s、NCOMe);11.16(1H、s、NH)。実施例14 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(イミダゾール−2−イルメチル)ピペラジン・ 3シュウ酸水素塩・0.5水和物 一般的な還元的アミノ化法を行って、中間体2とイミダゾール−2−カルボキ サルデヒドから標題化合物を製造した。3シュウ酸水素塩・0.5水和物を製造 した。 融点133〜135℃。 元素分析:C21268・3.0(C224)・0.5H2O 実測値:C48.25%;H4.93%;N16.90% 理論値:C48.43%;H4.97%;N16.73% m/e391(M+1)+ δ(360MHz、D2O)2.04〜2.20(2H、m、 CH2);2.50〜2.70(2H、brm、CH2);2.87(2H、t、 J=7.0Hz、CH2);2.94〜3.24(6H、m、3個のCH2);3 .42〜3.60(2H、m、CH2);3.98(2H、s、CH2);7.3 2(1H、d、J=8.7Hz、Ar−H);7.34(1H、s、Ar−H) ;7.38(2H、s、イミダゾール−H);7.61(1H、d、J=8.7 Hz、Ar−H);7.77(1H、s、Ar−H);9.12(2H、s、ト リアゾール−H)。実施例15 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(3−(アセトアミド)ベンジル)ピペラジン・ 3シュウ酸水素塩・1水和物 1.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(3−(アミノ)ベンジル)ピペラジン 実施例8に記載の方法により、中間体2と3−ニトロベンズアルデヒドから標 題化合物を製造した。 2.1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−(3−(アセトアミド)ベンジル)ピペラ ジン・3シュウ酸水素塩・1水和物 実施例13に記載の手順を行って、上記化合物から製造した。3シュウ酸水素 塩・1水和物を製造した。 融点208〜210℃。 元素分析:C26317O・3.0(C224)・H2O 実測値:C51.36%;H5.23%;N13.15% 理論値:C51.54%;H5.27%;N13.15% δ(360MHz、d6−DMSO)1.96〜2.06(2H、m、CH2) ;2.03(3H、s、NHCOMe);2.50〜3.30(12H、m、6 個のCH2);3.57(2H、s、C2 Ar);6.98(1H、d、J=7 .6Hz、Ar−H);7.25(1H、dd、J=7.6および8.5Hz、 Ar−H);7.32(1H、dd、J=1.9および8.6Hz、Ar−H) ;7.33(1H、s、Ar−H);7.43(1H、d、J=8.6Hz、A r−H); 7.50(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.61(1H、s、Ar −H);7.79 (1H、d、J=1.9Hz、Ar−H);9.01(2H 、s、トリアゾール−H);9.94(1H、s、NCOMe);11.17 (1H、s、NH)。実施例16 4−(4−アセトアミド)ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン・1. 5シュウ酸水素塩 1.3−(5−[1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1H−インドール −3−イル)プロパン−1−オール 4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン(25g 、143mmol)のジオキサン(250mL)溶液を、ジヒドロピラン(24 g、286mmol)と次に1M塩酸(150mL)で処理し、18時間加熱還 流した。その反応混合物を溶媒留去し、次にトルエンとともに再度溶媒留去した 。得られた残留物をメタノールとアセトニトリルの混合物で処理することで無機 固体を除去した。母液について、溶離液として塩化メチレン:メタノール(9: 1から4:1への 勾配)を用いるシリカでのカラムクロマトグラフィーによって精製した。その化 合物をアセトニトリルから再結晶して、標題化合物を白色固体として得た(10 .24g、30%)。 融点205〜207℃。 δ(360MHz、d6−DMSO)1.81(2H、5重線、J=7Hz、 CH2);2.75(2H、t、J=8Hz、CH2);3.46(2H、dt、 J1=6Hz、J2=5Hz、CH2);4.43(1H、t、J=5Hz、OH );7.26(1H、d、J=2Hz、Ar−H);7.29(1H、dd、J1 =9Hz、J2=2Hz、Ar−H);7.47(1H、d、J=9Hz、Ar −H);7.77(1H、d、J=2Hz、Ar−H);9.01(2H、s、 トリアゾール−H);11.05(1H、brs、インドールNH)。 MS、CI+、(M+H)+についてのm/z=243。 2.4−(4−ニトロ)ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン塩 酸塩 a)1−ベンジル−4−(4−ニトロ)ベンジルピリジニウムブロマイド 4−(4−ニトロ)ベンジルピリジン(10.4g、48m mol)およびベンジルブロマイド(5.8mL、48mmol)の脱水アセト ン(50mL)溶液を室温で18時間攪拌した。沈殿物を濾去し、ジエチルエー テルで洗浄し、減圧下に乾燥して、所望の4級塩を得た(16.5g、90%) 。 δ(250MHz、d6−DMSO)4.47(2H、s、CH2);5.82 (2H、s、CH2);7.38〜7.60(5H、m、Ar−H);7.66 (2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);8.09(2H、d、J=6.7H z、ピリジン−H);8.23(2H、d、J=8.8Hz、Ar−H);9. 15(2H、d、J=6.7Hz、ピリジン−H)。 b)1−ベンジル−4−(4−ニトロ)ベンジル−1,2,5,6−テトラヒ ドロピリジン 前記4級塩(16.5g、43mmol)のエタノール(100mL)/水( 9mL)懸濁液を冷却したもの(0℃)に、ホウ水素化ナトリウム(1.6g、 43mmol)を滴下した。その反応混合物を室温で18時間攪拌した。溶媒を 減圧下に除去し、残留物を水と酢酸エチルの間で分配した。有機層をデカントし 、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去して、得られた粗生成物を、CH2Cl2/M eOH(98/2)を溶離 液とするシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物 を得た(12g、91%)。 δ(250MHz、d6−DMSO)1.93(2H、brs、NCH2);2 .45(2H、dd、J1−J2=6Hz、CH2);2.87(2H、brs、 CH2);3.41(2H、s、CH2);3.49(2H、s、CH2);5. 44(1H、brs、CH);7.20〜7.35(5H、m、Ar−H);7 .46(2H、d、J=8.6Hz、Ar−H);8.17(2H、J=8.6 Hz、Ar−H)。 c)4−(4−ニトロ)ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン塩 酸塩 前記ベンジルアミン(4.5g、4.6mmol)の無水塩化メチレン溶液を 冷却したものに(−5℃)、クロルギ酸α−クロロエチル(5mL、43mmo l)を滴下した。溶液を室温まで昇温させながら攪拌し、次に終夜攪拌した。そ の混合物を溶媒留去して乾燥させ、残留物をメタノール(100mL)に溶かし 、2時間加熱還流した。溶媒を留去し、固体をMeOH/CH2Cl2から再結晶 して、所望のアミンを得た(2.3g、63%)。 δ(250MHz、d6−DMSO)2.14(2H、brs、CH2);3. 10(2H、brd、J=5.4Hz、CH2);3.51(4H、brs、2 個のCH2);5.55(1H、brs、CH);7.52(2H、d、J=8 .6Hz、Ar−H);8.19(2H、J=8.6Hz、Ar−H)。 3.4−(4−ニトロ)ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル−1,2,5,6− テトラヒドロピリジン 3−(5−[1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1H−インドール−3 −イル)プロパン−1−オール(1g、4.14mmol)の脱水テトラヒドロ フラン(100mL)懸濁液に、メタンスルホニルクロライド(0.2mL、1 0mmol)およびトリエチルアミン(1.3mL、10mmol)を加えた。 その混合物を室温で1時間攪拌し、溶媒を減圧下に留去し、残留物を10%炭酸 カリウム水と塩化メチレンの間で分配した。水層を塩化メチレンで抽出し(3回 )、合わせた有機層を水で洗浄し、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去した。残留 物をイソプロピルアルコール(100mL)に取り、炭酸カ リウム(1.9g、13.7mmol)、ヨウ化ナトリウム(620mg、4. 14mmol)および4−(4−ニトロ)ベンジル−1,2,5,6−テトラヒ ドロピリジン(3g、13.7mmol)で処理した。その混合物を暗所にて1 8時間還流攪拌し、溶媒を除去し、残留物を水と塩化メチレンで分配した。有機 層をデカントし、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去した。得られた粗生成物につ いてMeOH/CH2Cl2(5/95)を溶離液とするシリカゲルでのフラッシ ュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を得た(580mg、30%)。 δ(250MHz、d6−DMSO)1.75〜2.02(4H、m、2個の CH2);2.35〜2.57(4H、m、2個のCH2);2.7(2H、dd 、J1=J2=7.2Hz、CH2);2.89(2H、brs、CH2);3.4 0(2H、s、CH2);5.43(1H、brs、CH);7.23〜7.3 2(2H、m、Ar−H);7.38〜7.50(4H、m、Ar−H);7. 77(1H、d、J=2Hz、Ar−H);8.17(2H、d、J=8.6H z、Ar−H);9.02(2H、s、トリアゾール−H); 11.07(1H、brs、N−H)。 4.4−(4−アミノ)ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン 酸化白金(400mg)をエタノール(50mL)に懸濁させた液を水素雰囲 気下に30分間水素化した。前記インドール(550mg、1.24mmol) のエタノール(50mL)溶液を加え、その混合物をさらに4時間水素化した。 触媒を濾去し、溶媒を減圧下に留去した。残留物について溶離液をNH3/Me OH/CH2Cl2(1:10:89)とするシリカでのフラッシュクロマトグラ フィーによる精製を行って、標題生成物を得た(270mg、52%)。 δ(250MHz、d6−DMSO)1.01〜1.20(2H、m、CH2) ;1.21〜1.41(1H、m、CH);1.42〜1.56(2H、m、C H2);1.66〜1.86(4H、m、2個のCH2);2.20〜2.38( 4H、m、2個のCH2);2.64〜2.75(2H、m、CH2);2.75 〜2.89(2H、m、CH2);4.80(2H、brs、NH2);6.46 (2H、d、J =8.3Hz、Ar−H);6.77(2H、d、J=8.3Hz、Ar−H) ;7.24〜7.31(2H、m、Ar−H);7.46(1H、d、J=8. 6Hz、Ar−H);7.78(1H、d、J=2Hz、Ar−H);9.01 (2H、s、トリアゾール−H);11.11(1H、brs、NH)。 5.4−(4−アセトアミド)ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−ト リアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペリジン ・1.5シュウ酸水素塩 前記アニリン(100mg、0.24mmol)およびトリエチルアミン(0 .038mL、0.26mmol)の脱水塩化メチレン(10mL)溶液を冷却 したもの(0℃)に、塩化アセチル(0.019mL、0.26mmol)の脱 水塩化メチレン(2mL)溶液を滴下した。その溶液を室温まで昇温させて5時 間攪拌し、水で反応停止した。有機層をデカントし、水で十分に洗浄し、脱水後 (Na2SO4)、溶媒留去した。残留物について溶離液をNH3/MeOH/C H2Cl2(1:10:89)とするシリカでのフラッシュクロマトグラフィーに よる精製を行って、標題生成物を得た(70mg、64%)。シュウ酸塩を製造 した。融点166℃(焼結)。 元素分析:C27326O・1.5(C224)・0.25H2O 実測値:C60.52%;H6.39%;N14.13% 理論値:C60.44%;H6.00%;N14.10% δ(360MHz、d6−DMSO)1.30〜1.47(2H、m、CH2) ;1.62〜1.76(3H、m、CH2+CH);1.96〜2.10(2H 、m、CH2);2.01(3H、s、CH3);2.43〜2.54(2H、m 、CH2);2.75(4H、dd、J1=J2=7.3Hz、2個のCH2);2 .96〜3.10(2H、m、CH2);3.32〜3.48(2H、m、CH2 );7.07(2H、d、J=8.4Hz、Ar−H);7.29〜7.36( 2H、m、Ar−H);7.45〜7.51(3H、m、Ar−H);7.79 (1H、d、J<2Hz、Ar−H);9.01(2H、s、リアゾール−H) ;9.86(1H、s、N−H);11.18(1H、s、N−H)。 MS,CI+(M+H)+についてのm/e=457実施例17 4−ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル)−1,2,5,6−テトラヒドロピリジ ン・1.85シュウ酸水素塩 1.4−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン a)1,4−ビスベンジルピリジニウムブロマイド 4−ベンジルピリジン(5.0g、29.5mmol)の無水アセトン(25 mL)溶液を、ベンジルブロマイド(3.6mL、30mmol)で処理し、室 温で18時間撹拌した。沈澱物を回収し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して 、標題の4級塩を無色固体として得た(9.52g、95%)。 融点214〜216℃。 δ(360MHz、D2O)4.29(2H、s、CH2);5.74(2H、 s、CH2);7.30〜7.52(10H、m、Ar−H);7.84(2H 、d、J=7Hz、Py−H);8.68(2H、d、Py−H)。 b)1,4−ビスベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン 上記4級塩(6.0g、17.6mmol)のエタノール (30mL)および水(3mL)溶液を0℃(氷/塩浴)まで冷却し、次にホウ 水素化ナトリウム(0.67g、17.6mmol)を4回に分けて15分間か けて加えた。その反応混合物を0℃で2時間、次に室温で4時間撹拌した。その 混合物を減圧下に溶媒留去し、残留物を酢酸エチル(40mL)と水(40mL )の間で分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(40mL)で再度抽出 した。合わせた有機層を脱水し(硫酸ナトリウム)、減圧下に溶媒留去して、所 望のテトラヒドロピリジンを橙赤色ガム状物として得た(3.96g、85%) 。 シリカゲルプレートでの酢酸エチルによる展開Rf値=0.65 δ(360 MHz、CDCl3)2.04(2H、brs、CH2);2.52(2H、dd 、J1=J2=5Hz、CH2);2.97(2H、brs、CH2);3.28( 2H、s、CH2);3.56(2H、s、CH2);5.36(1H、dd、J1 =J2=1.5Hz、CH2);7.15〜7.34(10H、m、Ar−H) 。 c)4−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン 前記アミン(3.9g、14.8mmol)の無水塩化メチ レン(50mL)溶液を攪拌・冷却(0℃、氷/塩浴)しながら、それにクロル ギ酸α−クロロエチル(1.9mL、17.8mmol)を加え、室温まで昇温 させながら4時間攪拌した。その反応混合物を減圧下に溶媒留去して乾燥させ、 次に残留物をメタノール(50mL)で処理し、1時間加熱還流した。その反応 混合物を溶媒留去して乾燥させ、次に残留物を塩化メチレン(50mL)と飽和 炭酸カリウム溶液(50mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を再度 塩化メチレン(50mL)で抽出し、合わせた有機層を脱水し(硫酸ナトリウム )、減圧下に溶媒留去して、赤色ガム状物を得た(2.9g)。粗生成物につい て、塩化メチレン/メタノール/アンモニア(20:1:0.1)を用いるシリ カでのカラムクロマトグラフィーによる精製を行って、標題化合物をガム状物と して得た(1.0g、39%)。 δ(360MHz、CDCl3)1.98(2H、brs、CH2);2.95 (2H、dd、J1=J2=6Hz、CH2);3.28(2H、s、CH2);3 .32〜3.37(3H、m、CH2およびNH);5.45(1H、dd、J1 =J2=1Hz、CH);7.15〜7.30(5 H、m、Ar−H)。 2.4−ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−インドール−3−イル]プロピル)−1,2,5,6−テトラヒドロ ピリジン・1.85シュウ酸水素塩 実施例16に説明した手順を行って、3−(5−[1,2,4−トリアゾール −4−イル]−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オールと4−ベン ジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジンから標題化合物を合成した。融点 101℃。 元素分析:C25275・1.85(C224) 実測値:C61.51%;H5.87%;N12.05% 理論値:C61.11%;H5.49%;N12.42% δ(360MHz、d6−DMSO)2.02〜2.1(2H、m、1個のC H2);2.16〜2.24(2H、m、1個のCH2);2.42〜2.5(2 H、m、1個のCH2);2.55〜2.62(2H、m、1個のCH2);2. 77(2H、t、J=8Hz、1個のCH2);3.05〜3.15(2H、m 、1個のCH2);3.35(2H、s、1個のCH2);5.42〜5.46( 1H、m、CH); 7.16〜7.35(7H、m、Ar−H);7.50(1H、d、J=9Hz 、Ar−H);7.8(1H、d、J=2Hz、Ar−H)、;9.01(2H 、s、トリアゾール−H);11.18(1H、s、インドールNH)。 MS,ES+(M+H)+についてのm/e=398実施例18 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(アミノカルボニルアミノ)フェニ ル)エチル]ピペラジン・0.5水和物 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(アミノフェニル)エチル]ピペ ラジン(0.25g、0.58mmol)のH2O(2mL)および氷酢酸(1 0mL)溶液に、KCNO(0.096g、1.17mmol)のH2O(0. 5mL)溶液を加え、その混合物を25℃で22時間攪拌した。その溶液を飽和 K2CO3溶液で塩基性とし、n−ブタノールで抽出した(50mLで3回)。溶 媒を減圧下に除去し、粗生成物について、CH2Cl2/MeOH/ NH3(70:8:1)を溶離液とするシリカゲルでのクロマトグラフィー精製 を行って、標題化合物(0.214g、78%)を得た。 融点214〜216℃ 元素分析:C26328・0.5H2O 実測値:C64.97%;H6.70%;N22.90% 理論値:C64.85%;H6.91%;N23.27% m/e473(M+1)+ δ(250MHz、d6−DMSO)1.72〜1.90(2H、m、CH2) ;2.28〜2.74(16H、m、8個のCH2);5.77(2H、s、N H2);7.05(2H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.25〜7.3 2(4H、m、Ar−H);7.47(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H) ;7.79(1H、d、J=2.1Hz、Ar−H);8.40(1H、s、N CONH2);9.03(2H、s、Ar−H);11.08(1H、s、N H)。実施例19 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(シアノフェニル)エチル]ピペラ ジン・2.5シュウ酸水素塩 a)1−(2−(4−シアノフェニル)エチルメタンスルホネート 2−(4−シアノフェニル)エタノール(1.0g、6.80mmol)およ びトリエチルアミン(1.03g、10.18mmol)のCH2Cl2(30m L)溶液に、+5℃でメタンスルホニルクロライド(0.856g、7.47m mol)を加えた。その混合物を昇温させて室温とし、2時間攪拌後、H2O( 15mL)を加え、固体K2CO3で塩基性とし、CH2Cl2で抽出した(3回) 。合わせた抽出液を脱水し(Na2SO4)、溶媒留去して、標題のメシレートを 得た(1.52g、100%)。 δ(360MHz、d6−DMSO)3.10(2H、t、J=6.5Hz、 C2 −OMs);3.12(3H、s、OMs);4.46(2H、t、J= 6.5Hz、CH2); 7.52(2H、d、J=8.2Hz、Ar−H);7.80(2H、d、J= 8.2Hz、Ar−H)。 b)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(シアノフェニル)エチル] ピペラジン・2.5シュウ酸水素塩 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラジン(中間体2;0.5g、1. 61mmol)、炭酸ナトリウム(0.26g、2.45mmol)、前記メシ レート(0.363g、1.61mmol)およびNaI(0.242g、1. 62mmol)をDME(30mL)に入れた混合物を85℃で16時間加熱し た。残った固体分を濾過によって除去し、CH2Cl2で洗浄した。溶媒を減圧下 に除去し、残留物について、CH2Cl2/MeOH/NH3(70:8:1)を 溶離液とするシリカゲルでのクロマトグラフィー精製を行って、標題生成物(0 .20g、28%)を得た。2.5シュウ酸水素塩を製造した。 融点212〜215℃ 元素分析:C26297・2.5(C224) 実測値:C55.97%;H5.31%;N14.42% 理論値:C56.02%;H5.16%;N14.75% m/e440(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.95〜2.08(2H、m、CH2) ;2.64〜3.20(16H、m、8個のCH2);7.31〜7.34(2 H、m、Ar−H);7.47(2H、d、J=8.3Hz、Ar−H);7. 50(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.76(2H、d、J=8. 3Hz、Ar−H);7.80(1H、d、J=2.0Hz、Ar−H);9. 02(2H、s、Ar−H);11.16(1H、s、NH)。実施例20 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(1,2,4−トリアゾール−4− イル)フェニル)エチル]ピペラジン・4.0シュウ酸水素塩 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4−[2−(4 −アミノフェニル)エチル]ピペラジン(実施例12;0.25g、0.583 mmol)、N,N−ジメチルホルムアミドアジン(84mg、0.583mm ol)およびp−トルエンスルホン酸・1水和物(0.222g、1.17mm ol)をDMF(1.0mL)に入れた混合物を60℃で20時間攪拌した。そ の混合物を冷却して室温とし、飽和K2CO3溶液で塩基性とし、n−ブタノール で抽出した(30mLで2回)。溶媒除去後に残った残留物について、CH2C l2/MeOH/NH3(90:8:1)を溶離液とするシリカゲルでのクロマト グラフィーを行って、得られた生成物について、ジエチルエーテル/MeOH/ NH3(40:8:1)を溶離液とするシリカゲルでの再クロマトグラフィーを 行って、標題化合物を得た(84mg、24%)。4.0シュウ酸水素塩を製造 した。 融点200〜202℃ 元素分析:C27319・4.0(C224) 実測値:C49.94%;H4.67%;N14.98% 理論値:C50.09%;H4.88%;N15.30% m/e482(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.06 (2H、m、CH2);2.68〜3.18(16H、m、8個のCH2);7. 31〜7.33(2H、m、Ar−H);7.44(2H、d、J=8.4Hz 、Ar−H);7.50(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.62( 2H、d、J=8.4Hz、Ar−H);7.80(1H、d、J=1.8Hz 、Ar−H);9.02(2H、s、Ar−H);9.09(2H、s、Ar− H);11.17(1H、s、NH)。実施例21 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−シアノフェニル)メチルピペラジン・1. 35シュウ酸水素塩・0.25水和物 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラジン(0.155g、0.5mm ol)およびK2CO3(0.138g、1.0mmol)を無水DMF(5mL )に入れた混合物に、4−シアノベンジルブロマイド(0.098g、0.5m mol)を加え、その混合物を50℃で0.75 時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル(25mL)とH2O(20 mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(20 mLで2回)。合わせた有機層を脱水し(Na2SO4)、溶媒留去し、残留物に ついて、CH2Cl2/MeOH(95:5から90:10への勾配)を溶離液と するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題の4−(シアノ)フェニ ルメチルピペラジンを得た(0.19g、89%)。その化合物について、1. 35シュウ酸水素塩・0.25水和物として特性決定を行った。 融点144℃(分解) 元素分析:C25277・1.35(C224)・0.25H2O 実測値:C60.45%;H5.89%;N17.54% 理論値:C60.32%;H5.52%;N17.78% m/e426(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.94〜2.06(2H、m、CH2) ;2.42〜3.20(12H、m、6個のCH2);3.64(2H、s、C2 Ar);7.30 〜7.33(2H、m、Ar−H);7.49(1H、d、J=8.8Hz、A r−H);7.52(2H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.79(1H 、d、J=2.1Hz、Ar−H);7.81(2H、d、J=8.5Hz、A r−H);9.01(2H、s、Ar−H);11.16(1H、s、NH)。実施例22 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(2−アミノピリジン−5−イル)メチルピペラ ジン・2.3シュウ酸水素塩・2.0水和物 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラジン(0.308g、0.99m mol)、6−アミノニコチン酸(0.142g、1.03mmol)、1−ヒ ドロキシベンゾトリアゾール(0.17g、1.26mmol)および1−エチ ル−3−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.25 g、1.30mmol)を無水DM F(2.5mL)に入れた懸濁液に、室温でトリエチルアミン(175μL、1 .26mmol)を加えた。その混合物を24時間攪拌し、次に水で希釈し、n −BuOHで抽出した(3回)。合わせた抽出液を溶媒留去し、残留物について 、CH212/MeOH/NH3(90:10:1)を溶離液とするシリカゲルで のクロマトグラフィーを行って、所望のニコチンアミドを得た(0.25g、5 9%)。そのアミド(0.141g、0.33mmol)を無水CH2Cl2(1 0mL)に入れた懸濁液を攪拌しながら、室温で水素化ジイソブチルアルミニウ ム(1.0MのCH2Cl2溶液1.64mL、1.64mmol)を加えた。1 .5時間後、その反応液を冷却して0℃とし、2N HCl(3mL)で反応停 止した。その混合物を水で希釈し、CH2Cl2層を分離し、水層を4N NaO HでpH8に調節した。水層をn−BuOHで抽出し(3回)、合わせた有機層 を溶媒留去した。残留物をMeOHに取り、シリカゲルを加えて溶媒留去し、C H2Cl2/MeOH/NH3(80:20:1)を溶離液とするシリカゲルでの クロマトグラフィーを行った。得られた 生成物について、Et2O/EtOH/H2O/NH3(60:20:8:1)を 溶離液とするシリカゲルでの再クロマトグラフィーを行い、標題生成物を得た( 44mg、32%)。2.3シュウ酸水素塩・2.0水和物を製造した。 融点189〜192℃ 元素分析:C23288・2.3(C224)・2.0H2O 実測値:C50.61%;H5.41%;N16.73% 理論値:C50.26%;H5.59%;N16.99% m/e417(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.04(2H、m、CH2) ;2.54〜3.18(12H、m、6個のCH2);3.52(2H、s、C H2);6.58(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.30〜7.3 3(2H、m、Ar−H);7.46〜7.51(2H、m、Ar−H);7. 79(1H、s、Ar−H);7.83(1H、s、Ar−H);9.04(2 H、s、Ar−H);11.60(1H、s、NH)。実施例23 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−ベンジルピペラジン・2.3シュウ酸水素塩 a)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラジン 中間体2について記載した方法に従って、5−(4−tert−ブチルオキシ カルボニル)ピペラジン−1−イルペンタナールジメチルアセタールおよび4− (1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニルヒドラジン塩酸塩(WO94 /02477)から製造した。 δ(250MHz、d6−DMSO)1.74〜1.86(2H、m、CH2) ;2.16〜2.36(6H、m、3個のCH2);2.58〜2.78(6H 、m、3個のCH2);4.38(1H、brs、NH);7.25(1H、d 、J=2.0Hz、Ar−H);7.45〜7.54(2H、m、Ar−H); 7.93(1H、d、J=1.6Hz、Ar−H);8.18(1H、s、Ar −H);9.18(1H、s、 Ar−H);11.06(1H、s、NH)。 b)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−ベンジルピペラジン・2.3シュウ酸水素 実施例4について記載した方法に従って、1−(3−[5−(1,2,4−ト リアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H) −ピペラジンおよびベンズアルデヒドから製造した。2.3シュウ酸水素塩を製 造した。 融点210〜212℃ 元素分析:C24286・2.3(C224) 実測値:C56.49%;H5.40%;N13.76% 理論値:C56.54%;H5.41%;N13.83% m/e401(M+1)+ δ1.92〜2.06(2H、m、CH2);2.50〜3.06(12H、 m、6個のCH2);3.63(2H、m、C2 Ar);7.24〜7.36( 6H、m、Ar−H);7.48〜7.54(2H、m、Ar−H);7.94 (1H、s、Ar−H);8.18(1H、s、Ar−H);9.16(1H、 s、Ar−H);11.16(1H、s、NH)。実施例24 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチ ル]ピペラジン・2.5シュウ酸水素塩・0.3水和物 実施例12および13における手順を用いて、1−(3−[5−(1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4( H)−ピペラジンおよびp−ニトロフェネチルブロマイドから製造した。生成物 は、2.5シュウ酸水素塩・0.3水和物として特性決定した。 融点223〜225℃ 元素分析:C27337O・2.5(C224)・0.3H2O 実測値:C54.63%;H5.61%;N14.15% 理論値:C54.74%;H5.54%;N13.97% m/e472(M+1)+ δ(250MHz、d6−DMSO)1.92〜2.02(2H、m、CH2) ;2.02(3H、s、Me);2.68〜3.14(16H、m、8個のCH2 );7.15 (2H、d、J=8.4Hz、Ar−H);7.31(1H、s、Ar−H); 7.47〜7.55(4H、m、Ar−H);7.95(1H、s、Ar−H) ;8.19(1H、s、Ar−H);9.17(1H、s、Ar−H);9.8 7(1H、s、NH);11.14(1H、s、NH)。実施例25 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−ベンジルピペラジン・2.4シュウ酸水素 塩・0.1ジエチルエーテラート a)3−(5−[1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル]−1H−イン ドール−3−イル)プロパン−1−オール 4−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)フェニルヒドラジン(E P497512号;4.0g、21.1mmol)のジオキサン/水/5N H Cl(38mL/14mL/4.7mL)溶液を撹拌しながら、室温で3,4− ジヒドロ−2H−ピラン(3.9mL、42.7mmol)を加え、室温で1. 75時間撹拌した。その溶液を次に1.5時間還流し、減圧下に溶媒を除去した 。残留物をCH2Cl2と飽和K2C O3水溶液に取った。水層を分離し、さらにCH2Cl2で抽出した(4回)。合 わせた有機抽出液を脱水し(MgSO4)、溶媒留去し、残留物について、CH2 Cl2/MeOH/NH3(80:8:1)を溶離液とするシリカゲルでのクロマ トグラフィーを行って、標題のインドールを得た(0.919g、17%)。 δ(250MHz、CDCl3)1.91〜2.03(2H、m、CH);2 .84(2H、t、J=7.9Hz、CH2);3.73(2H、t、J=7. 9Hz、CH2);5.43(2H、s、CH2);7.04(1H、d、J=2 .3Hz、Ar−H);7.11(1H、dd、J=2.3および8.3Hz、 Ar−H);7.35(1H、d、J=8.3Hz、Ar−H);7.58(1 H、s、Ar−H);7.97(1H、s、Ar−H);8.02(1H、s、 Ar−H);8.18(1H、s、NH)。 b)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H −インドール−3−イル]プロピル)−4−ベンジルピペラジン・2.4シュウ 酸水素塩・0.1ジエチルエーテラート トリエチルアミン(0.682mL、4.89mmol)および前記のプロピ ルアルコール(0.965g、3.77mmol)の無水THF(15mL)溶 液を撹拌しながら、それに−35℃でメタンスルホニルクロライド(0.35m L、4.52mmol)を滴下した。その混合物を昇温して室温とし、16時間 攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をCH2Cl2(50mL)に取り、H2 Oで抽出した(2回)。CH2Cl2層を脱水し(MgSO4)、溶媒留去し、残 留物について、CH2Cl2/MeOH(94/6)を溶離液とするシリカゲルで の急速なフラッシュクロマトグラフィーを行って、所望のメシレートを得た(0 .775g、62%)。そのメシレート(0.727g、2.17mmol)の IPA(100mL)溶液を攪拌し、それにK2CO3(0.901g、6.5m mol)およびN−ベンジルピペラジン(0.94mL、5.4mmol)をそ の順で加えた。その混合物を4時間還流し、冷却して室温とし、溶媒を減圧下に 除去した。残留物を、CH2Cl2/H2Oに取り、水層を分離し、さらにCH2C l2で抽出した(2回)。合わせた抽出液を脱水し(MgSO4)、溶媒留去し、 得られた残留物についてCH2 Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)を溶離液とするシリカゲルでのクロ マトグラフィーを行って、標題のベンジルピペラジンを得た(616mg、68 %)。2.4シュウ酸水素塩・0.1ジエチルエーテラートを製造した。 融点204〜206℃ 元素分析:C25306・2.4(C224)・0.1(Et2O) 実測値:C56.83%;H5.81%;N13.14% 理論値:C56.85%;H5.66%;N13.17% m/e415(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.04(2H、m、CH2) ;2.50〜3.30(12H、m、6個のCH2);3.64(2H、s、C H2);5.43(2H、s、CH2);7.05(1H、d、J=8.4Hz、 Ar−H);7.19(1H、s、Ar−H);7.26〜7.36(6H、m 、Ar−H);7.51(1H、s、Ar−H);7.93(1H、s、Ar− H);8.60(1H、s、Ar−H);10.91(1H、s、NH)。実施例26 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イン ドール−3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル )エチル]ピペラジン・2.5シュウ酸水素塩・0.2ジエチルエーテラート a)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H −インドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラジン 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル]プロピル)−4−ベンジルピペラジン(0.53g、1. 28mmol)、ギ酸アンモニウム(0.403g、6.39mmol)、10 %Pd−C(0.53g)およびMeOH(35mL)の混合物を66℃で0. 75時間加熱した。反応混合物をセライト濾過し、EtOHで洗浄することによ って触媒を除去した。濾液と洗浄液を合わせたものを溶媒留去し、残留物につい て、CH2Cl2/MeOH/NH3(40:8:1)を溶離液とするシリカゲル でのクロマトグラフィーを行って、標題のN(H)ピペラジンを得た(0.34 4g、83%)。 δ(250MHz、CDCl3)1.84〜1.96(2H、m、CH2);2 .38〜2.46(6H、m、3個のCH2);2.76(2H、t、J=7. 5Hz、CH2);2.90〜2.94(4H、m、2個のCH2);5.43( 2H、s、CH2);7.03(1H、s、Ar−H);7.11(1H、dd 、J=1.7および8.2Hz、Ar−H);7.35(1H、d、J=8.2 Hz、Ar−H);7.57(1H、s、Ar−H);7.96(1H、s、A r−H);7.99(1H、s、Ar−H);8.22(1H、brs、NH) 。 b)1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H −インドール−3−イル]プロピル)−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フ ェニル)エチル]ピペラジン・2.5シュウ酸水素塩・0.2ジエチルエーテラ ート 実施例12および13について記載の手順を用いて、1−(3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル)−4(H)−ピペラジンおよびp−ニトロフェネチルブロマイドから製造 した。その生成物を、2.5シュウ酸水素塩・0.2ジエチルエーテ ラートとして特性決定した。 融点208〜210℃ 元素分析:C28357O・2.5(C224)・0.2(Et2O) 実測値:C56.08%;H6.08%;N13.23% 理論値:C55.95%;H5.84%;N13.51% m/e486(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.88〜2.00(2H、m、CH2) ;2.02(3H、s、Me);2.66〜3.12(16H、m、8個のCH2 );5.44(2H、s、CH2);7.05(1H、d、J=8.3Hz、A r−H);7.15(2H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.18(1H 、s、Ar−H);7.32(1H、d、J=8.3Hz、Ar−H);7.4 9(2H、d、J=8.5Hz、Ar−H);7.52(1H、s、Ar−H) ;7.95(1H、s、Ar−H);8.60(1H、s、Ar−H);9.8 7(1H、s、NH);10.90(1H、s、NH)。実施例27 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[2−(3−(アセチルアミノ)フェニル)エチ ル]ピペラジン・6.0シュウ酸水素塩・1.5水和物 実施例19について記載の手順を用いて、1−(2−(3−(アセチルアミノ )フェニル)エチル)メタンスルホネートと1−(3−[5−(1,2,4−ト リアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H) −ピペラジンから製造した。その化合物を、6.0シュウ酸水素塩・1.5水和 物(吸湿性)として特性決定した。 元素分析:C27337O・6.0(C224)・1.5H2O 実測値:C45.08%;H4.91%;N9.64% 理論値:C45.09%;H4.65%;N9.43% m/e472(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.08(2H、m、CH2) ;2.02(3H、s、Me);2.72〜3.16(16H、m、8個のCH2 );6.91(1H、 d、J=7.4Hz、Ar−H);7.18〜7.23(1H、m、Ar−H) ;7.31〜7.36(3H、m、Ar−H);7.50(1H、d、J=8. 7Hz、Ar−H);7.51(1H、s、Ar−H);7.80(1H、d、 J=1.9Hz、Ar−H);9.02(2H、s、Ar−H);9.89(1 H、s、NH);11.16(1H、s、NH)。実施例28 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−[4−(アミノスルホニルフェニル)メチル]ピ ペラジン・1.5水和物・0.2メタノール 実施例19について記載の手順を用いて、1−(4−(アミノスルホニル)フ ェニル)メチル)メタンスルホネートと1−(3−[5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピ ペラジンから標題化合物を製造した。その化合物を1.5水和物とし、0.2メ タノールで結晶化させたものについて特性決定した。 融点166℃ 元素分析:C242972S・1.5H2O・0.2 (MeOH) 実測値:C56.85%;H6.10%;N18.71% 実論値:C56.66%;H6.44%;N19.11% m/e480(M+1)+ 実施例29 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(フラン−3−イルメチル)ピペラジン・2.2 5シュウ酸水素塩・1.6ジエチルエーテラート 一般的な還元的アミノ化法を用いて、1−(3−[5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピ ペラジンと3−フルフラルアルデヒドから製造した。2.25シュウ酸水素塩を 得て、それをジエチルエーテルで結晶化させて特性決定した。 融点208〜210℃ 元素分析:C22266O・2.25(C224)・1.6Et2O 実測値:C55.85%;H6.16%;N11.46% 理論値:C55.53%;H6.48%;N11.80% m/e391(M+1)+ δ(250MHz、d6、−DMSO)1.92〜2.08(2H、m、CH2 );2.58〜3.24(12H、m、6個のCH2);3.54(2H、s、 CH2);6.46(1H、s、Ar−H);7.30〜7.34(2H、m、 Ar−H);7.50(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7.64〜7 .68(2H、m、Ar−H);7.80(1H、d、J=2.0Hz、Ar− H);9.03(2H、s、Ar−H);11.20(1H、s、NH)。実施例30 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(フラン−2−イルメチル)ピペラジン・1.3 5シュウ酸水素塩 実施例1に記載の方法に従って、1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾー ル−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピペラ ジンと2−フルフラルアルデヒドから製造した。 融点197〜200℃ 元素分析:C22266O・1.35(C224) 実測値:C57.85%;H5.81%;N16.51% 理論値:C57.93%;H5.64%;N16.41% m/e391(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.06(2H、m、CH2) ;2.52〜3.20(12H、m、6個のCH2);3.60(2H、s、C H2);6.33(1H、d、J=3.0Hz、Ar−H);6.41〜6.4 2(1H、m、Ar−H);7.30〜7.33(2H、m、Ar−H);7. 49(1H、d、J=8.9Hz、Ar−H);7.61(1H、s、Ar−H );7.79(1H、d、J=2.0Hz、Ar−H);9.01(2H、s、 Ar−H);11.16(1H、s、NH)。実施例31 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(チオフェン−2−イルメチル)ピペラジン・3 .25シュウ酸水素塩 一般的な還元的アミノ化法を用いて、1−(3−[5−(1,2,4−トリア ゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)−4(H)−ピ ペラジンとチオフェン−2− カルボキサルデヒドから製造した。 融点213〜215℃ 元素分析:C22266S・3.25(C224) 実測値:C48.90%;H4.80%;N12.01% 理論値:C48.96%;H4.69%;N12.02% m/e407(M +1)+ 実施例32 1−ベンジル−4−{(R,S)−2−ヒドロキシ−3−[5−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル}ピペラジ ン・2.4シュウ酸水素塩 a)(R,S)−4,5−エポキシペンタン酸エチル 4−ペンテン酸エチル(10g、78mmol)の塩化メチレン(200mL )溶液を冷却(−5℃)・攪拌しながら、それにm−クロロ過安息香酸(50〜 55%;29.5g)の塩化メチレン(250mL)溶液を30分間かけて滴下 した。その混合物を昇温させて室温とし終夜放置してから、ジエチルエーテル( 700mL)で希釈し、2N水酸化ナトリウム水(150mL)、10%チオ硫 酸ナトリウム−10%ヨウ化ナトリウム−2N水酸化ナトリウムの混合液(1: 1:1、80 mLで2回)およびブライン(100mLで2回)で洗浄し、脱水し(MgSO4 )、濃縮した。残留物についてフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、 塩化メチレンから塩化メチレン:ジエチルエーテル=1:1への勾配溶離)によ って、標題化合物を無色液体として10g得た(89%)。 δ(360MHz、CDCl3)1.27(3H、t、J=7.1Hz);1 .79(1H、q、J=7.0Hz);1.97(1H、m);2.46(2H 、t、J=7.2Hz);2.51(1H、m);2.77(1H、m);2. 99(1H、m);4.15(2H、q、J=7.1Hz)。 b)(R,S)−5−[(4−ベンジルピペラジン−1−イル)メチル]ブチ ロラクトン 上記エポキシド(3.0g、20.8mmol)と4−ベンジルピペラジン( 7.3g、40.6mmol)の無水エタノール(40mL)溶液を、窒素雰囲 気下に5時間還流した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をフラッシュクロマトグ ラフィー(シリカゲル、塩化メチレン:メタノール=95:5;シリカゲル、ジ エチルエーテル:エタノール=90:10からジエチルエーテル:メタノール= 90:10への勾配)によって精製 して、暗い淡黄色油状物として、標題化合物2.74gを得た。 δ(360MHz、CDCl3)1.80〜1.94(1H、m);2.16 〜2.28(1H、m);2.34〜2.60(12H、m);3.40〜3. 44(2H、m);4.52〜4.62(1H、m);7.14〜7.28(5 H、m)。 m/e(ES)275(M+1)+ c)1−ベンジル−4−{(R,S)−2−ヒドロキシ−3−[5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル}ピ ペラジン・2.4シュウ酸塩 上記ラクトン(2.7g、9.7mmol)の無水トルエン(100mL)溶 液を冷却(−81℃)・攪拌したものに、窒素雰囲気下に水素化ジイソブチルア ルミニウム(1Mトルエン溶液;15.5mL)を35分間かけて滴下した。− 80℃で2時間15分攪拌した後、メタノール(7.8mL)を滴下し、次に酒 石酸カリウム・ナトリウム水溶液(20%、100mL)を滴下することによっ て反応停止を行った。生成物をジエチルエーテルで抽出し(200mLで2回) 、ブラインで洗浄し(50mLで1回)、脱水し(MgSO4)、濃縮した。フ ラ ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン:メタノール=90:1 0から85:15への勾配溶離)によって、中間体のラクトール2.04g(7 5.5%)を無色油状物として得た。 上記ラクトール(1.84g、6.8mmol)および4’−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジン(1.33g、7.5mmol) の4%硫酸(80mL)溶液を室温で20分間攪拌し、次に30時間還流した。 冷却後、その混合物を30%水酸化ナトリウム水で塩基性とし、酢酸エチル(1 50mL)で希釈し、得られた2相混合物を2時間激しく攪拌した。有機相をデ カントし、水層を酢酸エチルで抽出した(200mLで2回)。合わせた有機溶 液をブラインで洗浄し(50mLで1回)、脱水し(MgSO4)、濃縮した。 その混合物のフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン:メタ ノール:アンモニア=92:8:0.8)によって、標題化合物の遊離塩基1. 94g(61.5%)を得た。シュウ酸塩を製造し、エタノール−水から再結晶 した。 融点193〜196℃ 元素分析:C24286O・2.4C224 実測値:C54.70%;H5.29%;N13.40% 理論値:C54.68%;H5.23%;N13.29% δ(360MHz、DMSO−d6)2.54〜2.76(4H、m);2. 82〜3.24(8H、m);3.62(2H、s);4.14〜4.24(1 H、m);7.25〜7.38(7H、m);7.50(1H、d、J=8.5 Hz);7.81(1H、d、J=2.0Hz);8.99(2H、s);11 .23(1H、s)。 m/e(ES)417(M+H)+ 実施例33 1−[4−(アセチルアミノ)フェネチル]−4−{(R,S)−2−ヒドロキ シ−3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール− 3−イル]プロピル}ピペラジン・2.25シュウ酸水素塩 a)(4−(アセチルアミノ)フェネチルブロマイド 4−ニトロフェネチルブロマイド(23.8g、103.6mmol)および 無水酢酸(9.8mL、103.6mmol)の無水エタノール(400mL) 溶液を酸化白金(IV)(2.38g)で10psiにて水素化した。濾過によ って触 媒を除去し、溶媒を減圧下に留去した。得られた残留物をフラッシュクロマトグ ラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)で精製して、標題化合物12.34gを 白色固体として得た。 δ(250MHz、CDCl3)2.16(3H、s);3.12(2H、t 、J=7.5Hz);3.53(2H、t、J=7.5Hz);7.15(2H 、d、J=8.4Hz);7.45(2H、d、J=8.4Hz)。 b)1−[4−(アセチルアミノ)フェネチル]−4−{(R,S)−2−ヒ ドロキシ−3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インド ール−3−イル]プロピル}ピペラジン・2.25シュウ酸水素塩 実施例22からの生成物(遊離塩基;1.25g)の無水エタノール(60m L)溶液を、パールマン(Pearlman's)触媒(1g)で48psiにて18時間 水素化した。触媒を濾去し、無水エタノール(35mLで3回)およびエタノー ルーアンモニア(30:1;35mLで2回)洗浄し、濾液を減圧下に濃縮した 。残留物についてフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン: メタノール:アンモニア=70:30:2)による精製を行って、4−{(R, S)−2−ヒドロキシ −3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロピル}ピペラジンを白色泡状物として得た(788mg、80%) 。 上記ピペラジン(270mg、0.83mmol)、4−(アセチルアミノ) フェネチルブロマイド(198mg、0.87mmol)および無水炭酸カリウ ム(114mg、0.83mmol)を無水ジメチルホルムアミドに入れた混合 物を窒素雰囲気下に80℃で22時間加熱した。冷却後、水(30mL)および 飽和炭酸カリウム水(2mL)を加え、生成物を酢酸エチル(75mLで3回) および酢酸エチル−ブタノール(1:1、125mLで1回)で抽出した。合わ せた有機溶液を減圧下に濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリ カゲル、塩化メチレン:メタノール:アンモニア=92:8:08)で精製して 、標題化合物の遊離塩基221mgを無色ガラス状物として得た(55%)。エ タノールからシュウ酸塩を製造した。 融点210〜212℃ 元素分析:C273372・2.25C224 実測値:C54.55%;H5.53%;N14.34% 理論値:C54.82%;H5.48%;N14.21% δ(360MHz、DMSO−d6)2.01(3H、s);2.68〜3. 16(16H、m);4.08〜4.18(1H、m);7.14(2H、d、 J=8.5Hz);7.28〜7.36(2H、m);7.44〜7.54(3 H、m);7.81(1H、d、J=2.0Hz);9.00(2H、s);9 .86(1H、s);11.20(1H、s)。 m/e(ES)488(M+1)+ 実施例34 1−ベンジル−4−{(R,S)−2−(ヒドロキシメチル)−3−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル }ピペラジン・2.25シュウ酸水素塩 a)4−ベンジル−1−[(エトキシカルボニル)アセチル]ピペラジン N−ベンジルピペラジン(10g、56.7mmol)およびトリエチルアミ ン(8.7mL、62.4mmol)の塩化メチレン(200mL)溶液を冷却 (−20℃)・攪拌し、それに窒素雰囲気下でエチルマロニルクロライド(8. 5mL、 66.4mmol)を10分間かけて加えた。その混合物を昇温させて室温とし 、1時間攪拌してから、水(100mL)およびジエチルエーテル(500mL )を加えた。有機相をデカントし、水(70mLで1回)、10%重炭酸ナトリ ウム水(75mLで1回)およびブライン(75mLで1回)で洗浄し、脱水し (MgSO4)、濃縮した。残留物のフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ ル、酢酸エチル:エタノール=95:5)によって、標題化合物9.53gを無 色油状物として得た(58%)。 δ(360MHz、CDCl3)1.28(3H、t、J=7.2Hz);2 .48(4H、brs);3.45(2H、s);3.47(2H、brs); 3.56(2H、brs);3.68(2H、brs);4.19(2H、q、 J=7.2Hz);7.24〜7.36(5H、m); m/e(ES)291(M+1)+ b)4−ベンジル−1−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−( エトキシカルボニル)−ブチリル]ピペラジン 水素化ナトリウム(60%オイル分散物、1.4g)を無水 ジメチルホルムアミド(50mL)に入れた懸濁液を攪拌しながら、それに窒素 雰囲気下に、4−ベンジル−1−[(エトキシカルボニル)アセチル]ピペラジ ン(8.5g、29.3mmol)の無水ジメチルホルムアミド(50mL)溶 液を室温で25分間かけて滴下した。さらに室温で30分後、2−(2−ブロモ エチル)−1,3−ジオキソラン(3.6mL、30.7mmol)を3分間か けて滴下し、得られた黄色溶液を24時間攪拌した。水(400mL)を加え、 生成物をジエチルエーテルで抽出した(300mLで3回)。合わせたエーテル 相をブラインで洗浄し(150mLで1回)、脱水し(MgSO4)、濃縮した 。残留物のフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジエチルエーテル:エ タノール=95:5)によって、標題化合物8gを無色油状物として得た(70 %)。δ(360MHz、CDCl3)1.25(3H、t、J=7.1Hz) ;1.56〜1.78(2H、m);2.06(2H、q、J=7.4Hz); 2.44(4H、brs);3.46〜3.96(11H、m);4.16(2 H、q、J=7.1Hz);4.86(1H、t、J=4.6Hz);7.24 〜7.36(5H、m)。 m/e(ES)391(M+1)+ c)4−ベンジル−1−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2−( ヒドロキシメチル)−ブチル]ピペラジン 水素化リチウムアルミニウム(1MのTHF溶液;16.4mL)の脱水テト ラヒドロフラン(30mL)溶液を冷却(−30℃)・攪拌し、それにカニュー レを用いて、前段階の生成物(3.2g、8.19mmol)の脱水テトラヒド ロフラン(30mL)溶液を窒素雰囲気下に14分間かけて滴下した。得られた 透明無色溶液を昇温させて室温とし、それを4時間攪拌してから、テトラヒドロ フラン−水(80:20、25mL)を注意深く加えることによって(注意!水 素発生)、過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解した。沈殿したアルミニウ ム塩を濾過し、テトラヒドロフラン−水(80:20)で洗浄し(70mLで2 回)、濾液を減圧下に濃縮した。残留物についてのフラッシュクロマトグラフィ ー(シリカゲル、ジエチルエーテル:メタノール=92:8;およびシリカゲル 、塩化メチレン:メタノール=93:7)によって、標題化合物1.96g(7 1.5%)を無色油状物として得た。 δ(360MHz、CDCl3)1.14〜1.24(2H、 m);1.62〜1.72(2H、m);1.92〜2.06(1H、m);2 .20〜2.90(10H、m);3.42〜3.56(3H、m);3.72 〜4.00(5H、m);4.81(1H、t、J=4.6Hz);7.20〜 7.36(5H、m)。 m/e(ES)335(M+1)+ d)1−ベンジル−4−{(R,S)−2−(ヒドロキシメチル)−(3−[ 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル}ピペラジン・2.25シュウ酸水素塩 実施例32(段階3)についての記載のものに類似の方法を行って、前段階の 生成物と4’−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)フェニルヒドラジンか ら、標題化合物を製造した。そのシュウ酸塩を無水エタノールから製造した。 融点188〜191℃ 元素分析:C25306O・2.25C224 実測値:C55.94%;H5.69%;N13.28% 理論値:C55.96%;H5.49%;N13.27% δ(360MHz、DMSO−d6)2.14〜2.24 (1H、m);2.64〜3.10(12H、m);3.39(1H、dd、J =10.6および6.0Hz);3.45(1H、dd、J=10.6および4 .3Hz);3.77(2H、m);7.26〜7.42(7H、m);7.4 9(1H、d、J=8.6Hz);7.78(1H、d)J=1.9Hz);8 .99(2H、s);11.17(1H、s)。 m/e(ES)431(M+1)+ 実施例35 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル]−4−(2−(1−(H)−テトラゾール−5−イル) フェニル)メチルピペラジン・2.5シュウ酸水素塩 中間体2(0.155g、0.5mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(0.138g、1.0mmol)およびα−ブロモ−o−トルニトリ ル(98mg、0.5mmol)を加え、その混合物を50℃で1時間加熱した 。溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル(25mL)と水(25mL)との間で分 配した。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(20mLで2回)。合 わせた有機相を脱水し(Na2S O4)、溶媒留去し、残留物についてCH2Cl2/MeOH(95:5から90 :10への勾配)を溶離液とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、 所望のo−シアノベンジルピペラジン(0.159g、75%)を得た。そのニ トリル(0.156g、0.36mmol)のN−メチル−2−ピロリジノン( 5mL)溶液に、トリエチルアミン塩酸塩(75mg、0.55mmol)およ びアジ化ナトリウム(71mg、1.1mmol)を加え、その混合物を160 ℃で6時間攪拌した。その後、さらにNaN3(36mg、0.55mmol) およびトリエチルアミン塩酸塩(38mg、0.28mmol)を加え、その混 合物を160℃で10時間加熱した。溶媒を留去し、残留物について溶離液をE t2O/EtOH/H2O(20:20:5)とするシリカゲルでのクロマトグラ フィーを行って、標題のテトラゾールを得た(56mg、14%)。2.5シュ ウ酸水素塩を製造した。 融点150℃(分解) 元素分析:C252810・2.5(C224) 実測値:C51.64%;H4.99%;N19.85% 理論値:C51.95%;H4.80%;N20.19% m/e469(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.85〜2.00(2H、m、CH2) ;2.66〜2.96(12H、m、6個のCH2);4.09(2H、s、C H2);7.26〜7.34(2H、m、Ar−H);7.46〜7.58(4 H、m、Ar−H);7.78(1H、s、Ar−H);7.93(1H、d、 J=7.05Hz、Ar−H);9.01(2H、s、Ar−H);11.12 (1H、s、NH)。実施例36 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル]−4−(フェネチル)ピペラジン・2.4シュウ酸水素 塩・0.4ジエチルエーテラート 一般的な還元的アミノ化法を行って、中間体2とフェニルアセトアルデヒドか ら製造した。 融点193〜195℃ 元素分析:C25306・2.4(C224)・0.4(Et2O) 実測値:C57.46%;H6.14%;N12.97% 理論値:C57.12%;H5.92%;N12.73% m/e415(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.04(2H、m、CH2) ;2.68〜3.10(16H、m、8個のCH2);7.19〜7.34(7 H、m、Ar−H);7.50(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7. 80(1H、d、J=1.9Hz、Ar−H);9.02(2H、s、Ar−H );11.17(1H、s、NH)。実施例37 4−ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−インドール−3−イル]プロピル]ピペリジン・シュウ酸水素塩 3−(5−[1,2,4−トリアゾール−4−イル]−1H−インドール−3 −イル)−プロパン−1−オール(300mg、1.24mmol)を無水テト ラヒドロフラン(30mL)に懸濁させた懸濁液を攪拌しながら、メタンスルホ ニルクロライド(192μL、2.48mmol)およびトリエチルアミン(3 46μL、2.48mmol)で処理した。その反応混合物を室温で1.5時間 攪拌し、濾過し、溶媒留去した。残留物を水(50mL)と塩化メチレン(50 mL)との間で分配 した。水層を塩化メチレン(50mL)で抽出し、次に合わせた有機層を水(5 0mL)で洗浄し、脱水し(硫酸ナトリウム)、溶媒留去して、粗メシレートを 得た。そのメシレートをプロパン−2−オール(70mL)に溶解し、炭酸カリ ウム(515mg、3.72mmol)および4−ベンジルピペリジン(654 μL、3.72mmol)で処理し、次に攪拌しながら18時間加熱還流した。 その反応混合物を溶媒留去し、残留物を水(30mL)と塩化メチレン(50m L)との間で分配した。有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した(50 mLで2回)。合わせた有機層を脱水し(硫酸ナトリウム)、溶媒留去によって 乾燥させた。その粗生成物について、塩化メチレン/メタノール/アンモニア( 95:5:0.5)を用いるシリカでのカラムクロマトグラフィーによる精製を 行って、所望の生成物の遊離塩基をガム状物として得た(130mg、26%) 。シュウ酸水素塩は、融点115〜117℃であった。 元素分析:C25295・1.85C224 実測値:C60.76%;H6.15%;N12.77% 理論値:C60.89%;H5.82%;N12.37% δ(360MHz、d6−DMSO)1.30〜1.50(2H、m);1. 65〜1.80(3H、m);1.98〜2.10(2H、m);2.48〜2 .52(2H、m);2.75〜2.90(4H、m);3.00〜3.10( 2H、m);3.35〜3.50(2H、m);7.16〜7.22(3H、m 、Ar−H);7.27〜7.33(4H、m、Ar−H);7.50(1H、 d、J=8Hz、Ar−H);7.80(1H、s、Ar−H);9.01(2 H、s、トリアゾール−H);11.19(1H、s、インドール−H)。 MS、ES+、(M+H)+についてのm/z=400実施例38および39 4−([2−(1−メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]メチル)−1− (3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロピル)ピペラジン・シュウ酸水素塩および4−([2−(2−メチ ルテトラゾール−5−イル)フェニル]メチル)−1−(3−[5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペ ラジン・1.45シュウ酸水素塩 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル]プロピル)−4−(2−(1 −(H)−テトラゾール−5−イル)フェニル)メチル)ピペラジン[実施例3 5](238mg、0.51mmol)の無水DMF(10mL)溶液に、トリ エチルアミン(0.21mL、1.53mmol)およびヨウ化メチル(95μ L、1.53mmol)を加えた。その混合物を室温で20時間攪拌してから、 追加のトリエチルアミン(71μL、0.51mmol)およびヨウ化メチル( 32μL、0.57mmol)を加えた。その混合物をさらに6時間攪拌し、次 に溶媒を留去した。残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH(90:1 0から80:20への勾配)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って 、少量の不純物を含むメチル化テトラゾールの混合物を得た。その混合物につい て、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカゲ ルでの再クロマトグラフィーを行って、2−メチル:1−メチルテトラゾールの 2:1混合物を褐色泡状物として得た(76mg、31%)。 その混合物を20%CH3CNを含む0.1%TFA水溶液に溶かした(5m g/mL)。1回当たり溶液1mLをKR100C18カラム(250×内径2 0mm、5μM)に注入 し、移動層としては20%CH3CNを含む0.1%TFA水溶液を用いた。流 速20mL/minとし、波長230nmでのUV検出を行うことによって、そ の2つの異性体を効率良く分離した。各個別の異性体を含有する分画を合わせ、 減圧下に溶媒留去した。 異性体A(74mg):保持時間6.6分 異性体B(40mg):保持時間7.9分 その各異性体のTFA塩をCH2Cl2(25mL)とNa2CO3溶液(10% 、15mL)との間で分配した。有機相を分離し、脱水し(Na2SO4)、溶媒 留去した。残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:1 0:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、2−メチル異性体 (異性体A)(44mg)を淡黄色泡状物として、1−メチル異性体(異性体B )(22mg)を淡黄色泡状物として得た。 2−メチルテトラゾールの1.45シュウ酸水素塩を、99.7%を超える純 度で製造した。 融点105℃(分解) 元素分析:C263010・1.45(C224) 実測値:C56.63%;H5.74%;N22.91% 理論値:C56.61%;H5.41%;N22.84% m/e483(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.03(2H、m);2. 42〜3.07(12H、m);3.93(2H、s);4.44(3H、s) ;7.31〜7.33(2H、m);7.43〜7.55(3H、m);7.6 1(1H、d、J=7.4Hz);7.83(1H、s);7.87(1H、d 、J=7.5Hz);9.01(2H、s);11.16(1H、brs)。 1−メチルテトラゾールのシュウ酸水素塩を、純度96%で製造した。 融点128℃(分解) 元素分析:C263010・C224・0.2(Et2O) 実測値:C59.89%;H6.09%;N23.53% 理論値:C58.88%;H5.83%;N23.84% m/e483(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.03(2H、m);2. 24〜2.40(4H、m);2.68〜 2.82(4H、m);2.86〜3.02(4H、m);3.49(2H、s );3.91(3H、s);7.31〜7.33(2H、m);7.48〜7. 62(5H、m);7.79(1H、d、J=1.9Hz);9.01(2H、 s);11.16(1H、brs)。実施例40 4−([2−N−メチルカルボキサミドフェニル]メチル)−1−(3−[5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 a)4−([2−カルボメトキシフェニル]メチル)−1−(3−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル )ピペラジン 中間体2(100mg、0.32mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(49mg、0.35mmol)および2−(ブロモメチル)安息香酸 メチル(81mg、0.35mmol)を加え、その混合物を70℃で2時間加 熱した。溶媒を留去し、残留物についてトルエンによる共沸を行った(10mL で2回)。残留物について溶離液をCH2Cl2/ MeOH(90:10)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、所 望のエステルを淡黄色泡状物として得た(106mg、72%)。 δ(250MHz、CDCl3)1.84〜1.96(2H、m、CH2);2 .39〜2.45(10H、m、5個のCH2);2.78(2H、t、J=7 .5Hz、CH2);3.74(2H、s、C2 Ar);3.87(3H、s、 OMe);7.11〜7.15(2H、m、Ar−H);7.25〜7.41( 3H、m、Ar−H);7.46(1H、d、J=8.6Hz、Ar−H);7 .55(1H、d、J=2Hz、Ar−H);7.67(1H、d、J=7.4 Hz、Ar−H);8.46(2H、s、Ar−H);8.68(1H、brs 、NH)。 b)4−([2−N−メチルカルボキサミドフェニル]メチル)−1−(3− [5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル ]プロピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 上記エステル(106mg、0.23mmol)のメタノール/水(10:1 、7mL)溶液に、KOH(39mg、 0.69mmol)を加え、その混合物を60℃で18時間加熱した。その後、 溶媒を減圧下に除去し、残留物を水(10mL)に溶かした。その溶液を1M HClを用いてpH7に調節し、溶媒を留去した。残留物をトルエンで共沸させ て(10mLで2回)、得られた粗酸をそれ以上精製せずに以後の反応に使用し た。 得られた酸の無水DMF(5mL)溶液に、トリエチルアミン(51μL、0 .37mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(37mg、0.28m mol)、メチルアミン(8.0MのTHF溶液191μL、1.5mmol) および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩 (71mg、0.37mmol)を加えた。その混合物を室温で3日間攪拌した 後、溶媒を留去した。残留物についてトルエンで共沸を行い(10mLで2回) 、塩化メチレン(20mL)と水(20mL)との間で分配を行った。有機層を 分離し、脱水し(NaSO4)、溶媒留去した。残留物について、溶離液をCH2 Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカゲルでのクロマトグラ フィーを行って、標題のアミドを無色油状物として得た(40mg、38%)。 1.5シュウ酸水素塩を製造した。 融点150℃ 元素分析:C26317O・1.5(C224) 実測値:C58.48%;H6.00%;N16.77% 理論値:C58.77%;H5.78%;N16.54% m/e458(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.98〜2.06(2H、m);2. 48〜3.20(15H、m);3.68(2H、s);7.30〜7.51( 7H、m);7.80(1H、d、J=1.9Hz);8.58(1H、brs );9.01(2H、s);11.17(1H、brs)。実施例41 4−([2−N,N−ジメチルアミノメチルフェニル]メチル)−1−(3−[ 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル)ピペラジン・1.5シュウ酸塩 実施例35で得られたニトリル(75mg、0.18mmol)のエタノール 溶液を、酸化白金(IV)(100mg)および1M HCl(0.35mL) の存在下に、40psiで 3時間水素化した。その後、触媒を濾去し、濾液を溶媒留去した。残留物を、塩 化メチレン(20mLで2回)および1M NaOH(20mL)との間で分配 した。合わせた有機層を脱水し(NaSO4)、減圧下に溶媒留去した。残留物 について溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(40:8:1)とするシリカ ゲルでのクロマトグラフィーを行って、ベンジルアミンを無色泡状物として得た (38mg、51%)。 そのベンジルアミン(38mg、0.09mmol)のメタノール(10mL )溶液を0℃で攪拌しながら、それにシアノホウ水素化ナトリウム(17mg、 0.27mmol)、酢酸(25μL、0.44mmol)およびホルムアルデ ヒド(38%(重量/容量)水溶液17μL)を加えた。冷却浴を外し、その混 合物を室温で3時間攪拌した。その後、飽和K2CO3溶液(5mL)を加え、そ の混合物を15分間攪拌した。次に溶媒を留去し、残留物を塩化メチレン(20 mL)と水(20mL)との間で分配した。有機層を分離し、脱水し(NaSO4 )、溶媒留去した。残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3( 40:8:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題のアミ ンを無色 泡状物として得た(28mg、69%)。1.5シュウ酸水素塩を製造した。 融点161℃ 元素分析:C27357・1.5(C224)・0.5(H2O) 実測値:C59.80%;H6.82%;N16.18% 理論値:C59.89%;H6.53%;N16.30% m/e458(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.82〜1.93(2H、m);2. 50〜2.80(18H、m);3.86(2H、s);4.24(2H、s) ;7.28〜7.33(2H、m);7.46〜7.50(5H、m);7.7 8(1H、s);9.02(2H、s);11.13(1H、brs)。実施例42 4−(ブテン−3−イル)−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペラジン・シュウ酸水素 中間体2(100mg、0.32mmol)の無水DMF (5mL)溶液に、K2CO3(53mg、0.39mmol)および4−ブロモ −1−ブテン(33μL、0.32mmol)を加えた。その混合物を50℃で 45分間、次に70℃で2.5時間加熱した。臭化物(16μL、0.16mm ol)を追加し、その混合物を70℃でさらに1時間加熱した。溶媒を留去し、 残留物についてCH2Cl2(20mLで3回)と水(20mL)との間で分配を 行った。合わせた有機層を脱水し(NaSO4)、溶媒留去した。残留物につい て、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(93:7:1)とするシリカゲル でのクロマトグラフィーを行って、標題のピペラジンを淡黄色泡状物として得た (63mg、54%)。シュウ酸水素塩を製造した。 融点126℃(分解) 元素分析:C21286・1.0(C224)・1.3(H2O) 実測値:C57.75%;H6.85%;N17.59% 理論値:C57.80%;H6.88%;N17.58% m/e365(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.01 (2H、m);2.23〜2.30(2H、m);2.57〜3.10(14H 、m);5.02(1H、d、J=10.3Hz);5.09(1H、dd、J =17および2Hz);5.74〜5.82(1H、m);7.29〜7.33 (2H、m);7.49(1H、d、J=8.5Hz);7.79(1H、d、 J=2.0Hz);9.02(2H、s);11.16(1H、brs)。実施例43 4−(3−メチル−ブテン−2−イル)−1−(3−[5−(1,2,4−トリ アゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペラジン・ 1.3シュウ酸水素塩 中間体2(200mg、0.65mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(107mg、0.78mmol)および4−ブロモ−2−メチル−2 −ブテン(82μL、0.78mmol)を加えた。その混合物を50℃で45 分間加熱し、次に溶媒を留去し、残留物についてCH2Cl2(25mL)と水( 25mL)との間で分配を行った。有機層を分離し、水層をさらにCH2Cl2/ MeOH/NH3(90:10:1)で洗浄して、標題化合物を淡黄色ガム状物 として得た(75mg、30%)。1.3シュウ酸水素塩を製造した。 融点137℃(分解) 元素分析:C22306・1.3(C224) 実測値:C59.62%;H6.86%;N17.18% 理論値:C59.62%;H6.63%;N16.96% m/e379(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.65(3H、s);1.73(3H 、s);1.82〜1.96(2H、m);2.51〜2.90(12H、m) ;3.18(2H、d、J=6.8Hz);5.17〜5.24(1H、brt 、J=6.8Hz);7.30〜7.33(2H、m);7.49(1H、d、 J=8.6Hz);7.79(1H、s);9.03(2H、s);11.13 (1H、brs)。実施例44 4−(プロペン−2−イル)−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール− 4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペラジン・1.3シュ ウ酸水素塩 中間体2(200mg、0.65mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(78mg、1.29mmol) およびアリルブロマイド(61μL、0.71mmol)を加えた。その混合物 を40℃で1.3時間加熱し、次に臭化物を追加し(11μL、0.13mmo l)を加え、加熱をさらに45分間続けた。その後、その混合物についてCH2 Cl2(40mL)と水(30mL)との間で分配を行った。有機層を分離し、 水層をさらにCH2Cl2(30mL)で抽出した。合わせた有機層を脱水し(N aSO4)、溶媒留去して、残留物について溶離液をCH2Cl2/MeOH/N H3(90:10:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標 題化合物を淡黄色泡状物として単離した(46mg、20%)。1.5シュウ酸 水素塩を製造した。 融点98℃(分解) 元素分析:C20266・1.5(C224) 実測値:C56.94%;H6.07%;N17.49% 理論値:C56.90%;H6.02%;N17.31% m/e351(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.91〜2.06(2H、m);2. 56〜3.20(14H、m);5.23〜5.30(2H、m);5.73〜 5.90(1H、m); 7.31〜7.35(2H、m);7.50(1H、d、J=8.7Hz);7 .80(1H、s);9.03(2H、s);11.18(1H、brs)。実施例45 4−プロパルギル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル]プロピル)ピペラジン・1.4シュウ酸水素塩 中間体2(100mg、0.32mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(53mg、0.39mmol)およびプロパルギルブロマイド(39 μL、0.35mmol)を加えた。その混合物を50℃で1時間加熱し、次に 溶媒を留去し、残留物について溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(93: 7:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を淡黄 色泡状物として得た(61mg、54%)。1.4シュウ酸水素塩を製造した。 融点110℃ 元素分析:C20246・1.4(C224) 実測値:C57.63%;H6.03%;N17.51% 理論値:C57.71%;H5.69%;N17.71% m/e349(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.94〜2.06(2H、m);2. 74〜2.80(6H、m);2.86〜3.27(7H、m);3.32〜3 .43(2H、m);7.30〜7.36(2H、m);7.49(1H、d、 J=8.5Hz);7.80(1H、s);9.02(2H、s);11.18 (1H、brs)。実施例46 4((R,S)−1−(フェニル)カルボキサミドメチル)−1−(3−[5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 a)4((R,S)−1−(フェニル)カルボメトキシメチル)−1−(3− [5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル ]プロピル)ピペラジン 中間体2(200mg、0.64mmol)の無水DMF(5mL)溶液に、 K2CO3(98mg、0.71mmol)およびα−ブロモフェニル酢酸メチル (112μL、0.71mmol)を加え、その混合物を60℃で90分間加熱 した。 次に溶媒を留去し、残留物について溶離液をCH2Cl2/MeOH(93:7) とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、α−メチルエステルをクリ ーム色泡状物として得た(205mg、70%)。 δ1.92〜2.02(2H、m);2.42〜2.70(10H、m);2 .78(2H、t、J=7.4Hz);3.67(3H、s);4.00(1H 、s);7.10〜7.18(2H、m);7.27〜7.41(5H、m); 7.48(1H、d、J=8.5Hz);7.54(1H、d、J=2Hz); 8.47(2H、s);9.05(1H、brs)。 b)4−((R,S)−1−(フェニル)カルボキサミドメチル)−1−(3 −[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル]プロピル)ピペラジン 上記エステル(205mg、0.45mmol)のメタノール/水(7mL( 6:1))溶液を、水酸化ナトリウム(36mg、0.89mmol)の存在下 に60℃で10時間加熱した。溶媒を留去し、残留物を水に溶かした。1M H Clを加えてpHを7に調節してから、水を減圧下に除去した。残留物について トルエンで共沸を行い(7mLで2回)、得られた粗 酸をそれ以上精製せずに以降の反応に使用した。 上記粗酸の無水DMF(7mL)溶液に、トリエチルアミン(77μL、0. 55mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(72mg、0.54mm ol)、アンモニア(2MのMeOH溶液573μL、1.1mmol)および 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(10 6mg、0.55mmol)を加えた。その混合物を室温で24時間攪拌してか ら、溶媒を減圧下に除去した。残留物についてトルエンで共沸を行い(10mL で2回)、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシ リカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題アミドを無色泡状物として得た (158mg、80%)。1.5シュウ酸水素塩を製造した。 融点153℃ 元素分析:C25297O・1.5(C224) 実測値:C58.18%;H5.69%;N17.31% 理論値:C58.12%;H5.57%;N16.95% m/e444(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.06 (2H、m);2.48〜3.26(12H、m);3.87(1H、s);7 .18(1H、brs);7.29〜7.38(7H、m);7.49(1H、 d、J=8.6Hz);7.62(1H、brs);7.79(1H、d、J= 2Hz);9.02(2H、s);11.18(1H、brs)。実施例47および48 (+)−および(−)−4(1−(フェニル)カルボキサミドメチル)−1−( 3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル]プロピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 実施例46のラセミ体のアミド(121mg、0.27mmol)をエタノー ルに溶かした(50mg/mL)。1回当たり溶液50μLを、キラルセル(Ch iralcel)OD−Hカラム(250×内径4.6mm、5μM)に注入し、移動 相は50%エタノール/ヘキサンとした。流速1mL/minとし、波長285 nmでのUV検出を行うことによって、その2つのエナンチオマーを効率良く分 離した。各個別のエナンチオマーを含有する分画を合わせ、減圧下に溶媒留去し た。 異性体A(40mg):保持時間6.5分 純度A:B=>99.5:0.5 異性体B(41mg):保持時間10.7分 純度B:A=>99.5:0.5 各エナンチオマーの1.5シュウ酸水素塩を製造した。エナンチオマーA : 融点148〜150℃ 元素分析:C25297O・1.5(C224) 実測値:C58.11%;H5.91%;N17.04% 理論値:C58.12%;H5.57%;N16.95% m/e444(M+1)+ 1H−NMRは実施例46と同様。エナンチオマーB : 融点150〜153℃ 元素分析:C25297O・1.5(C224) 実測値:C58.21%;H5.89%;N17.01% 理論値:C58.12%;H5.57%;N16.95% m/e444(M+1)+ 1H−NMRは実施例46と同様。実施例49 4−(1−(フェニル)−N−メチルカルボキサミドメチル)−1−(3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル)ピペラジン・1.2シュウ酸水素塩 実施例46の段階a)に記述の方法で製造されたエステル(55mg、0.1 2mmol)のメタノール/水(5mL(4:1))溶液を、水酸化カリウム( 15mg、0.27mmol)の存在下に70℃で5時間加熱した。溶媒を留去 し、残留物を水に溶かした。1M HClを加えてpHを7に調節してから、水 を減圧下に除去した。残留物についてトルエンで共沸を行い(7mLで2回)、 得られた粗酸をそれ以上精製せずに以降の反応に使用した。 上記粗酸の無水DMF(5mL)溶液に、トリエチルアミン(18μL、0. 13mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(19mg、0.14mm ol)、メチルアミン(2.0MのTHF溶液66μL、0.13mmol)お よび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩( 25mg、0.13mmol)を加えた。その混 合物を室温で20時間攪拌してから、溶媒を減圧下に除去した。残留物について 、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカゲル でのクロマトグラフィーを行って、標題アミドを透明油状物として得た(50m g、91%)。1.2シュウ酸水素塩を製造した。 融点152℃ 元素分析:C26317O・1.2(C224) 実測値:C58.55%;H6.21%;N16.67% 理論値:C58.45%;H6.11%;N16.80% m/e458(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.92〜2.04(2H、m);2. 54〜3.22(15H、m);3.91(1H、s);7.30〜7.42( 7H、m);7.49(1H、d、J=8.7Hz);7.92(1H、d、J =2Hz);8.14(1H、brq、J=4.6Hz);9.01(2H、s );11.17(1H、brs)。実施例50 4−(1−(フェニル)−N,N−ジメチルカルボキサミドメチル)−1−(3 −[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イ ル]プロピル)ピペラジン・1.4シュウ酸水素塩 実施例46の段階a)に記述の方法で製造されたエステル(83mg、0.1 8mmol)のメタノール/水(6mL(5:1))溶液を、70℃で20時間 加熱した。溶媒を留去し、残留物を水に溶かした。1M HClを加えてpHを 7に調節してから、水を減圧下に除去した。残留物についてトルエンで共沸を行 い(10mLで2回)、得られた粗酸をそれ以上精製せずに以降の反応に使用し た。 上記粗酸の無水DMF(5mL)溶液に、トリエチルアミン(27μL、0. 2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(29mg、0.22mmo l)、ジメチルアミン(5.6Mのエタノール溶液40μL、0.22mmol )および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸 塩(38mg、0.2mmol)を加えた。その混合物を室温で20時間攪拌し てから、溶媒を除去した。残留 物について、CH2Cl2(20mL)と水(20mL)との間で分配を行った。 有機層を分離し、脱水し(Na2SO4)、溶媒留去した。残留物について、溶離 液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカゲルでのク ロマトグラフィーを行って、標題アミドを無色油状物として得た(67mg、7 9%)。1.4シュウ酸水素塩を製造した。 融点152℃ 元素分析:C27337O・1.4(C224) 実測値:C60.01%;H6.40%;N16.31% 理論値:C59.89%;H6.04%;N16.41% m/e472(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.88〜2.02(2H、m);2. 46〜3.10(18H、m);4.67(1H、s);7.26〜7.42( 7H、m);7.49(1H、d、J=8.6Hz);7.78(1H、s); 9.00(2H、s);11.16(1H、brs)。実施例51 4−([2−メチルカルバモイル−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロ ピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 a)4−([2−アミノ−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル) ピペラジン 4−([2−ヒドロキシ−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル) ピペラジン[実施例52、段階a)](0.33g、0.77mmol)の無水 THF(15mL)溶液に、−10℃で、トリエチルアミン(214μL、1. 53mmol)と次にメタンスルホニルクロライド(118μL、1.53mm ol)を加えた。その混合物を15分間攪拌してから、沈殿物を濾過によって除 去した。濾液を溶媒留去し、残留物をTHF(10mL)を用いて封管中に移し た。アンモニア(2.0Mのメタノール溶液7.7mL、15.3mmol)を 加え、その混合物を65℃で30分間加 熱した。冷却後、溶媒を留去し、残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeO H/NH3(90:10:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行っ て、標題アミンを淡黄色泡状物として得た(185mg、56%)。 m/e430(M+1)+ δ1.88〜2.00(2H、m);2.38〜2.76(12H、m);2 .79(2H、t、J=7.5Hz);4.11(1H、dd、J=10.4お よび3.6Hz);7.13〜7.18(2H、m);7.22〜7.39(5 H、m);7.47(1H、d、J=8.6Hz);7.59(1H、s);8 .34(1H、brs);8.46(2H、s)。 b)4−([2−メチルカルバモイル−1−フェニル)エチル]−1−(3− [5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル ]プロピル)ピペラジン・1.5シュウ酸水素塩 上記アミン(60mg、0.14mmol)の無水CH2Cl2(5mL)溶液 に0℃で、トリエチルアミン(20μL、0.14mmol)と次にクロルギ酸 メチル(11μL、0.14mmol)を加えた。冷却浴を外し、その混合物を 室 温で30分間攪拌した。その混合物をCH2Cl2(15mL)で希釈し、水(2 0mL)で洗浄した。有機相を分離し、水層をCH2Cl2で抽出した(20mL で2回)。合わせた有機層を脱水し(Na2SO4)、溶媒留去した。残留物につ いて、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカ ゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題カーバメートを無色泡状物として得 た(54mg、79%)。1.5シュウ酸水素塩を製造した。 融点130℃(分解) 元素分析:C273372・1.5(C224) 実測値:C56.92%;H6.16%;N15.48% 理論値:C57.04%;H5.90%;N15.52% m/e488(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.94〜2.10(2H、m);2. 42〜3.20(14H、m);3.51(3H、s);4.67〜4.79( 1H、m);7.20〜7.36(7H、m);7.50(1H、d、J=8. 6Hz);7.78〜7.86(1H、m);7.80(1H、d、J=1.9 Hz);9.03(2H、s);11.19 (1H、brs)。実施例52 4−[(2−ジメチルアミノ−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピル )ピペラジン・1.45シュウ酸水素塩 a)4−[(2−ヒドロキシ−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5−( 1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プロピ ル)ピペラジン 実施例46段階a)のエステル(620mg、1.35mmol)の無水TH F(20mL)溶液に、−10℃でLiAlH4(1.0Mエーテル溶液1.6 2mL、1.62mmol)を滴下した。−10℃で2時間攪拌を続け、次に飽 和Na2SO4(5mL)を加え、冷却浴を外した。その混合物を室温で15分間 攪拌してから、不溶固体を濾去した。濾液を減圧下に溶媒除去し、残留物につい て、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1)とするシリカゲ ルでのクロマトグラフィーを行って、標題アルコールを無色泡状物として得た( 485mg、84%)。 m/e431(M+1)+ δ(360MHz、CDCl3)1.81〜1.90(2H、m);2.32 〜2.70(10H、m);2.74(2H、t、J=7.6Hz);3.64 〜3.70(2H、m);3.96(1H、t、J=11Hz);7.11〜7 .19(4H、m);7.28〜7.3 (3H、m);7.45(1H、d、 J=8.6Hz);7.52(1H、d、J=2.0Hz);8.35(1H、 brs);8.44(2H、s)。 b)4−[(2−ジメチルアミノ−1−フェニル)エチル]−1−(3−[5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル]プ ロピル)ピペラジン・1.45シュウ酸水素塩 上記アルコール(100mg、0.23mmol)の無水THF(5mL)溶 液に0℃で、トリエチルアミン(65μL、0.46mmol)と次にメタンス ルホニルクロライド(36μL、0.46mmol)を加えた。その混合物を4 5分間攪拌してから、不溶固体を濾過で除去した。濾液を溶媒留去し、残留物を THFとともに(5mL)封管中に移した。ジメチル アミン(5.6Mエタノール溶液0.83mL、4.6mmol)を加え、その 混合物を65℃で30分間加熱した。冷却後、沈殿物を濾過によって除去し、溶 媒を留去した。残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(75 :10:1)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題ピペラジ ンを無色泡状物として得た(39mg、37%)。1.45シュウ酸水素塩を製 造した。 融点150℃(分解) 元素分析:C27357・1.45(C224) 実測値:C60.94%;H6.87%;N16.60% 理論値:C61.06%;H6.50%;N16.67% m/e458(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.00(2H、m);2. 36(6H、s);2.60〜2.86(13H、m);3.20〜3.30( 1H、m);4.12〜4.26(1H、m);7.30〜7.33(2H、m );7.38〜7.46(5H、m);7.49(1H、d、J=8.6Hz) ;7.87(1H、s);9.02(2H、s);11.15(1H、brs) 。実施例53 4−ベンジル−1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1 H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン・シュウ 酸塩 1.中間体4:5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ [2,3−c]ピリジン a)4−メチル−5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル) ピリジン 1,2,4−トリアゾール(4.0g、58mmol)の無水DMF(20m L)溶液に、炭酸カリウム(12.0g、87mmol)および2−クロロ−4 −メチル−5−ニトロピリジン(10g、58mmol)を加え、その混合物を 窒素雰囲気下に室温で24時間攪拌した。酢酸エチル(500mL)および水( 250mL)をその混合物に加え、得られた沈殿物を濾過によって回収して、標 題化合物を淡褐色固体として得た(5.08g、43%)。濾液を分離し、有機 相を水(250mL)およびブライン(250mL)で洗浄し、脱水し(MgS O4)、溶媒留去した。残留物を酢酸エチルで磨砕し、沈殿物を濾過によって回 収して、標題化合物を褐色固体として得た (4.11g、35%;全体収率78%)。 融点198〜200℃。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ2.72(3H、s);7.86 (1H、s);8.07(1H、s);9.03(1H、s)および9.15( 1H、s)。 b)N,N−ジメチル−2−(5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール −1−イル)−ピリジン−4−イル)エテンアミン 4−メチル−5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ピリ ジン(4.1g、20mmol)の無水THF(30mL)懸濁液に、ジメチル ホルムアミドジメチルアセタール(5.9mL、44mmol)を加え、その混 合物を90℃で20分間加熱した。共沸剤としてトルエンを用いて溶媒を減圧下 に留去して、標題化合物を暗赤色固体として得た(5.2g、100%)。 融点225〜228℃。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ3.10(6H、s);6.13 (1H、d、J=13.1Hz);7.54(1H、d、J=13.1Hz); 7.81(1H、s); 8.04(1H、s);8.92(1H、s)および9.17(1H、s)。 c)5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3− c]ピリジン N,N−ジメチル−2−(5−ニトロ−2−(1,2,4−トリアゾール−1 −イル)−ピリジン−4−イル)エテンアミン(8g、31mmol)について 、エタノール(150mL)、酸化白金(1.6g)にて、水素圧30psiで 1時間の水素化を行った。触媒を濾過によって除去し、溶媒を減圧下に留去した 。残留物について酢酸エチルを溶離液とするクロマトグラフィーを行って、橙赤 色/褐色の固体を得た。それをエーテルで磨砕し、沈殿物を濾過によって回収し て、標題化合物をピンク固体として得た(2.89g、51%)。 融点203〜205℃。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ6.67(1H、d、J=3 .0Hz);7.76(1H、d、J=2.9Hz);8.01(1H、s); 8.23(1H、s);8.70(1H、s);9.25(1H、s)および1 1.86(1H、brs)。 2.3−ホルミル−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピ ロロ[2,3−c]ピリジン 中間体4(3.86g、20.9mmol)およびヘキサメチレンテトラミン (4.39g、3.31mmol)の混合物を、33%酢酸水溶液(35mL) 中で90分間還流させた。水(40mL)を加え、その混合物を氷で90分間冷 却した。沈殿物を濾過によって回収して、標題化合物をベージュ色固体として得 た(3.31g、74%)。 融点220℃(分解)。 1H NMR(250MHz、d6−DMSO)δ8.29(1H、s);8. 46(1H、s);8.65(1H、s);8.81(1H、s);9.33( 1H、s);10.04(1H、s)および12.78(1H、brs)。 3.1−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ホルミル−5−(1,2, 4−トリアゾール−1−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン 3−ホルミル−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ [2,3−c]ピリジン(3.4g、16mmol)のアセトニトリル(75m L)溶液に、ジ−tert− ブチルジカーボネート(4.18g、19mmol)およびジメチルアミノピリ ジン(98mg、0.8mmol)を加え、その混合物を窒素雰囲気下に室温で 16時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、残留物をエーテルで磨砕した。沈殿 物を濾過によって回収し、溶離液を20%EtOAc/DCMとするシリカでの クロマトグラフィーを行って、標題化合物を無色固体として得た(3.98g、 70%)。 融点190℃(分解)。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ1.70(9H、s);8. 33(1H、s);8.51(1H、s);9.00(1H、s);9.20( 1H、s);9.41(1H、s)および10.15(1H、s)。 4.3−[1−tert−ブチルオキシカルボニル−5−(1,2,4−トリ アゾール−1−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル]−2−プロペ ン酸エチル 1−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ホルミル−5−(1,2,4− トリアゾール−1−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン(1.5g、4.8m mol)および(カルボエトキシメチレン)トリフェニルホスホラン(2.0g 、5.8 mmol)のトルエン(30mL)溶液を窒素雰囲気下に80℃で90分間加熱 した。その混合物を冷却し、溶媒を減圧下に留去した。残留物について、溶離液 を20%EtOAc/DCMとするシリカでのクロマトグラフィーを行って、無 色固体を得た。それをエーテルで磨砕し、得られた固体について再び、溶離液を 20%EtOAc/DCMとするシリカでのクロマトグラフィーを行って、標題 化合物を無色固体として得た(1.77g、96%)。 融点178〜181℃。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ1.37(3H、t、J=7.1 Hz);1.73(9H、s);4.31(2H、q、J=7.1Hz);6. 59(1H、d、J=16.2Hz);7.81(1H、d、J=16.2Hz );8.03(1H、s);8.14(1H、s);8.30(1H、s);9 .21(1H、s)および9.26(1H、s)。 5.3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)−2−プロペン酸エチル 3−[1−tert−ブチルオキシカルボニル−5−(1, 2,4−トリアゾール−1−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル] −2−プロペン酸エチル(1.73g、4.5mmol)およびトリフルオロ酢 酸(5mL)の無水DCM(20mL)溶液を、窒素雰囲気下に室温で5時間攪 拌した。溶媒を減圧下に留去し、残留物についてトルエンで共沸を行った。残留 物について、溶離液を20%EtOAc/DCMから、次にMeOH/DCM( MeOHを5%から10%とする勾配溶離)とするシリカでのクロマトグラフィ ーを行って、無色固体を得た。それをエーテルで磨砕し、標題化合物を無色固体 として得た(1.05g、82%)。 融点235〜238℃。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ1.29(3H、t、J=7 .1Hz);4.20(2H、q、J=7.1Hz);6.44(1H、d、J =16.0Hz);7.92(1H、d、J=16.1Hz);8.22(1H 、s);8.27(1H、s);8.33(1H、d、J=2.7Hz);8. 76(1H、s);9.31(1H、s)および12.46(1H、brs)。 6.3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸エチル 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)−2−プロペン酸エチル(0.5g、1.8mmo l)を、メタノール(75mL)中、パラジウム/炭素(10%、0.2g)に て、水素圧45psiで90分間水素化した。触媒を濾過によって除去し、溶媒 を減圧下に除去して、標題化合物を無色固体として得た(0.455g、90% )。 融点129〜131℃。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ1.24(3H、t、J=7.1 Hz);2.72(2H、t、J=7.4Hz);3.13(2H、t、J=7 .4Hz);4.14(2H、q、J=7.1Hz);7.31(1H、d、J =2.3Hz);8.08(1H、s);8.11(1H、s);8.54〜8 .60(2H、m)および9.15(1H、s)。 7.3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)プロパン酸(4−ベンジルピペラジニル)アミ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸エチル(0.43g、1.5mmol )のメタノール(20mL)溶液に、NaOH(4M、1mL)を加え、その混 合物を50℃で5時間加熱した。冷却後、溶液を中和し(5MのHCl)、溶媒 を減圧下に留去して、3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1 H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(0.65g)を 無色固体として得た。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ2.60(2H、t、J=7 .5Hz);2.98(2H、t、J=7.4Hz);7.55(1H、s); 7.98(1H、s);8.23(1H、s);8.62(1H、s);9.2 4(1H、s)および11.74(1H、brs)。これを精製せずに次の段階 に使用した。 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸 (0.65g)の脱水DMF(5mL)懸濁液に、1−ベンジルピペラジン(0 .36mL、2.3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.25 5g、1.9mmol)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル ]カルボジイミド塩酸塩(0.362g、1.9mmol)およびトリエチルア ミン(0.26mL、1.9mmol)を加え、その混合物を窒素雰囲気下に室 温で16時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残留物を酢酸エチル(25mL)と 水(25mL)・Na2CO3(飽和、1mL)との間で分配した。2相を分液し 、水相を酢酸エチルで抽出した(25mLで3回)。合わせた有機相を脱水し( Na2SO4)、減圧下に溶媒留去した。残留物について、溶離液をMeOH/D CM(MeOH濃度を5%から10%とする勾配溶離)とするシリカでのクロマ トグラフィーを行って、標題化合物を淡黄色泡状物として得た(0.625g、 100%)。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ2.28〜2.46(4H、m) ;2.70(2H、t、J=7.1Hz);3.15(2H、t、J=7.2H z);3.37〜3.43(2H、m);3.50(2H、s);3.60〜3 .68 (2H、m);7.23〜7.34(6H、m);8.05(1H、s);8. 10(1H、s);8.58(1H、s);8.69(1H、brs)および9 .14(1H、s)。 8.4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル )−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン・ シュウ酸塩 LiAlH4のエーテル溶液(1.0M、2.2mL、2.2mmol)およ び脱水THF(5mL)の溶液に、3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1 −イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(4 −ベンジルピペラジニル)アミド(0.3g、0.72mmol)の脱水THF (5mL)溶液を室温で滴下した。その混合物を50℃で30分間加熱した。冷 却後、水(87μL)、水酸化ナトリウム(4M、87μL)および水(260 μL)をその順序で加えた。固体を濾過によって除去し、溶媒を減圧留去した。 残留物について、溶離液をMeOH/DCM(MeOH濃度を5%から10%と する勾配溶離)と次にDCM:MeOH:NH3=90:10:1とするシリカ でのクロマトグラフィーを行って、遊離塩基を淡黄色泡状物として得た(0.1 88g、 65%)。その遊離塩基をEt2O:MeOH(10:1、5mL)に溶かし、 シュウ酸(42mg、0.47mmol)のエーテル(1mL)溶液を滴下した 。生成した沈殿物を濾過によって回収して、標題化合物をクリーム色固体として 得た(170mg)。 融点180℃(分解) 元素分析:C23277・1.5(CO2H)2 実測値:C58.01%;H5.79%;N18.20% 理論値:C58.20%;H5.64%;N18.27% 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ1.92(2H、m);2. 53〜3.24(12H、m);3.64(2H、d);7.27〜7.40( 5H、m);7.60(1H、s);7.99(1H、s);8.23(1H、 s);8.65(1H、s);9.25(1H、s)および11.70(1H、 brs)。実施例54 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1 H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン・シュウ 酸塩 1.中間体5:5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ [2,3−c]ピリジン a)2−アセチルアミノ−4−メチル−5−ニトロピリジン 2−アミノ−4−メチル−5−ニトロピリジン(28.4g、0.185mm ol)を無水酢酸(100mL)中、90℃で3時間加熱した。冷却後、溶媒を 減圧下に留去し、残留物についてトルエンで共沸を行って、黄色固体を得た。そ れをエーテルで磨砕し、固体を濾過によって回収して、標題化合物を淡黄色固体 として得た(33.8g、93%)。 融点153〜154℃ 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ2.27(3H、s);2.70 (3H、s);8.17(1H、brs);8.24(1H、s)および8.9 6(1H、s)。 b)N,N−ジメチル−2−(2−アセチルアミノ−5−ニトロピリジン−4 −イル)エテンアミン 2−アセチルアミノ−4−メチル−5−ニトロピリジン(33.8g、0.1 73mol)の脱水DMF(300mL)溶液に、ジメチルホルムアミドジメチ ルアセタール(50.7mL、0.381mol)を加え、その混合物を90℃ で90 分間加熱した。共沸剤としてトルエンを用いて溶媒を減圧留去した。残留物をエ ーテルで磨砕し、固体を濾過によって回収して、標題化合物を橙赤色固体として 得た(33g、76%)。 融点193〜196℃。 1H NMR(250MHz、CDCl3)δ2.23(3H、s);3.04 (6H、s);6.12(1H、d、J=13.1Hz);7.43(1H、d 、J=13.1Hz);8.17(1H、brs);8.27(1H、s)およ び8.83(1H、s)。 c)5−アセチルアミノ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン N,N−ジメチル−2−(2−アセチルアミノ−5−ニトロピリジン−4−イ ル)エテンアミン(6g、24mmol)を、エタノール(120mL)中、酸 化白金(0.5g)にて、水素圧35psiで15分間水素化した。触媒を濾過 によって除去し、溶媒を減圧下に留去した。残留物について、溶離液をMeOH /DCM(MeOH濃度を5%から10%とする勾配溶離)とするシリカでのク ロマトグラフィーを行って、紫色固体を得た。それをエーテルで磨砕し、沈殿物 を濾過によって回 収して、標題化合物をベージュ色固体として得た(1.4g、33%)。 融点220℃(分解) 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ2.07(3H、s);6. 45(1H、s);7.55〜7.57(1H、m);8.21(1H、s); 8.46(1H、s)、10.16(1H、brs)および11.42(1H、 brs)。 d)5−アミノ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン 5−アセチルアミノ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン(0.61g、3 .5mmol)を、窒素雰囲気下に、メタノール性KOH(2M、15mL)中 、8時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残留物を塩化メチレン(100mL )と水(100mL)との間で分配した。2つの層を分液し、水層をn−ブタノ ールで抽出した(100mLで3回)。合わせた有機層を減圧下に溶媒留去し、 残留物について、溶離液をMeOH/DCM(MeOH濃度を5%から10%と する勾配溶離)と次にDCM/MeOH/NH3(DCM:MeOH:NH3=9 0:10:1から80:20:1とする勾配溶離)とする シリカでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を赤色固体として得た(0 .384g、83%)。 融点183〜186℃ 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ4.95(2H、brs); 6.13〜6.15(1H、m);6.52(1H、s);7.34〜7.37 (1H、m);8.17(1H、s)および10.90(1H、brs)。 e)5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3− c]ピリジン 5−アミノ−1H−ピロロ[2,3-c]ピリジン(2g、15mmol)、 ジホルミルヒドラジン(1.32g、15mmol)および脱水DMF(1.5 mL)を窒素雰囲気下に170℃で4時間加熱した。冷却後、酢酸エチル(10 mL)および水(10mL)を加えた。その混合物を15分間激しく攪拌した。 得られた沈殿物を濾過によって回収し、溶離液をMeOH/DCM(MeOH濃 度を5%から7%そして10%とする勾配溶離)とするシリカでのクロマトグラ フィーを行って、黄色固体を得た。その固体をエーテルで磨砕して、標題化合物 を黄色/緑色結晶固体として得た(1.65g、59%)。 融点254〜257℃ 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ6.63(1H、d、J=3 .1Hz);7.79(1H、d、J=3.0Hz);7.99(1H、s); 8.71(1H、s);9.21(2H、s)および11.89(1H、brs )。 2.3−ホルミル−5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピ ロロ[2,3−c]ピリジン 中間体5(1.62g、8.7mmol)およびヘキサメチレンテトラミン( 1.47g、10.5mmol)の混合物を、33%酢酸水溶液(10mL)中 で75分間還流させた。その混合物を氷で2時間冷却し、沈殿物を濾過によって 回収して、標題化合物をベージュ色固体として得た(0.71g、38%)。濾 液を溶媒留去し、残留物について10%MeOH/DCMを溶離液とするシリカ でのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を黄色固体として得た(0.39 g、21%)(総収率59%)。 融点155℃(分解)。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ8.35(1H、s);8. 68(1H、s);8.83(1H、s); 9.30(2H、s);10.05(1H、s)および12.74(1H、br s)。 3.1−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ホルミル−5−(1,2, 4−トリアゾール−4−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン 3−ホルミル−5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ [2,3−c]ピリジン(1.1g、5.2mmol)のアセトニトリル(30 mL)溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.69g、7.8mm ol)およびジメチルアミノピリジン(63mg、0.52mmol)を加え、 その混合物を窒素雰囲気下に室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、 残留物について溶離液をMeOH/DCM(MeOHを2%から5%とする勾配 溶離)とするシリカでのクロマトグラフィーを行って、黄色固体を得た。その固 体をエーテルで磨砕した。沈殿物を濾過によって回収して、標題化合物をクリー ム色固体として得た(0.71g、49%)。 融点170℃(分解)。 1H NMR(360MHz、d4−MeOH)δ1.76(9H、s);8. 49(1H、s);8.80(1H、s); 9.29(2H、s);9.34(1H、s)および10.12(1H、s)。 4.3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル]−2−プロペン酸エチル 1−tert−ブチルオキシカルボニル−3−ホルミル−5−(1,2,4− トリアゾール−4−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン(0.71g、2.3 mmol)および(カルボエトキシメチレン)トリフェニルホスホラン(0.9 5g、2.7mmol)のトルエン(25mL)溶液を窒素雰囲気下に80℃で 2時間加熱した。その混合物を冷却し、溶媒を減圧下に留去した。残留物につい て、溶離液を20%EtOAc/DCMと次にMeOH/DCM(MeOHを2 %から5%とする勾配溶離)とするシリカでのクロマトグラフィーを行って、ク リーム色固体として、3−[1−tert−ブチルオキシカルボニル−5−(1 ,2,4−トリアゾール−4−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル ]−2−プロペン酸エチル(0.93g)を得た。これは少量の不純物を含んで いた。 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ1.38(3 H、t、J=7.1Hz);1.73(9H、s);4.32(2H、q、J= 7.1Hz);6.51(1H、d、J=16.2Hz);7.76(1H、s );7.80(1H、d、J=15.7Hz);8.09(1H、s);8.9 5(2H、s)および9.33(1H、s)。これをそれ以上精製せずに使用し た。 3−[1−tert−ブチルオキシカルボニル−5−(1,2,4−トリアゾ ール−4−イル)ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル]−2−プロペン酸 エチル(0.92g)およびトリフルオロ酢酸(5mL)の脱水DCM(20m L)溶液を、窒素雰囲気下に室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、 残留物についてトルエンで共沸を行った。残留物について、溶離液をMeOH/ DCM(MeOHを5%から20%とする勾配溶離)とするシリカでのクロマト グラフィーを行って、クリーム色固体を得た。それをMeOHで磨砕し、固体を 濾過によって回収して、標題化合物をクリーム色固体として得た(0.4g、6 2%)。 融点235℃(分解)。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ1.29 (3H、t、J=7.1Hz);4.21(2H、q、J=7.1Hz);6. 68(1H、d、J=16.2Hz);7.91(1H、d、J=16.1Hz );8.33(1H、s);8.36(1H、s);8.74(1H、s);9 .35(2H、s)および12.44(1H、brs)。 5.3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸エチル 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)−2−プロペン酸エチル(0.4g、1.4mmo l)を、エタノール(50mL)中、パラジウム/炭素(10%、0.25g) にて、水素圧45psiで6時間水素化した。触媒を濾過によって除去し、溶媒 を減圧下に除去して、標題化合物を無色固体として得た(0.32g、80%) 。 融点215〜218℃。 1H NMR(360MHz、CDCl3:d4−MeOH=9:1)δ1.2 3(3H、t、J=7.1Hz);2.72(2H、t、J=7.4Hz);3 .12(2H、t、J= 7.4Hz);4.13(2H、q、J=7.1Hz);7.36(1H、s) ;7.61(1H、s);8.60(1H、s)および8.89(2H、s)。 6.3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(4−ベンジルピペラジニル)ア ミド 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸エチル(0.115g、0.4mmo l)のメタノール(5mL)溶液に、NaOH(4M、0.5mL、2mmol )を加え、その混合物を40℃で16時間加熱した。冷却後、溶液を中和し(5 MのHCl)、溶媒を留去して、3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4− イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(0. 23g)を無色固体として得た。 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ2.48〜2.55(2H、 m);2.96(2H、t、J=7.1Hz);7.54(1H、s);8.0 3(1H、s);8.62(1H、s);9.24(2H、s)および11.8 1(1 H、brs)。これをそれ以上精製せずに次の段階に使用した。 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(0.23g)の脱水DMF(3mL )懸濁液に、1−ベンジルピペラジン(0.1mL、0.58mmol)、1− ヒドロキシベンゾトリアゾール(66mg、0.49mmol)、1−エチル− 3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド塩酸塩(93mg、0 .49mmol)およびトリエチルアミン(68μL、0.4mmol)を加え 、その混合物を窒素雰囲気下に室温で24時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残 留物を酢酸エチル(25mL)と水(20mL)との間で分配した。2相を分液 し、水相を酢酸エチルで抽出した(25mLで3回)。合わせた有機相を脱水し (Na2SO4)、減圧下に溶媒留去した。残留物について、溶離液をDCM:M eOH:NH3=90:10:1とするシリカでのクロマトグラフィーを行って 、標題化合物を無色固体として得た(30g、19%)。 融点185℃(分解) 1H NMR(360MHz、CDCl3:d4−MeOH =9:1)δ2.29〜2.34(2H、m);2.35〜2.42(2H、m );2.70(2H、t、J=7.4Hz);3.12(2H、t、J=7.4 Hz);3.36〜3.43(2H、m);3.48(2H、s);3.58〜 3.64(2H、m);7.24〜7.35(5H、m);7.37(1H、s );7.67(1H、s);8.60(1H、s)および8.93(2H、s) 。 7.4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル )−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン・ シュウ酸塩 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(4−ベンジルピペラジニル)アミド (30mg、0.073mmol)の脱水THF(3mL)懸濁液に、LiAl H4のエーテル溶液(1.0M、144μL、0.144mmol)を滴下した 。その混合物を窒素雰囲気下に室温で5分間攪拌し、次に50℃でさらに10分 間加熱した。LiAlH4エーテル溶液(1M、73μL、0.073mmol )を追加し、その混合物を50℃でさらに10分間加熱した。冷却後、水(9μ L)、水酸化ナトリウム水(4M、9μL)および水(27μL)をその順序で 加えた。固体を濾過によって除去し、溶媒を減圧留去した。残留物について、溶 離液をDCM:MeOH:NH3=90:10:1とするシリカでのクロマトグ ラフィーを行って、遊離塩基を無色固体として得た(20mg、69%、。その 遊離塩基(15mg、0.037mmol)をエーテル:MeOH(2:3、5 mL)に溶かし、シュウ酸(3.4mg、0.037mmol)のエーテル(1 mL)溶液を滴下した。生成した沈殿物を濾過によって回収して、標題化合物を クリーム色固体として得た(12mg)。 融点148℃(分解) 元素分析:C23277・2.05(CO2H)2・0.1(Et2O) 実測値:C56.00%;H5.76%;N16.20% 理論値:C55.65%;H5.45%;N16.52% 1H NMR(360MHz、d6−DMSO)δ1.94〜2.06(2H、 m);2.46〜3.16(12H、m);3.62(2H、s);7.23〜 7.38(5H、m);7.59(1H、s);7.99(1H、s);8.6 4(1 H、s);9.21(2H、s)および11.67(1H、brs)。実施例55 4−[2−(4−アセトアミドフェニル)エチル]−1−[3−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3− イル)プロピル]ピペラジン・1.65シュウ酸水素塩 a)3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2 ,3−c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(4−tert−ブチルオキシカ ルボニルピペラジニル)アミド 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3 −c]ピリジン−3−イル)プロピオン酸(製造例53段階7に記載の方法に従 って製造したもの、0.34g、1.3mmol)の無水DMF(5mL)溶液 に、1−tert−ブチルオキシカルボニルピペラジン(0.5g、2.7mm ol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(225mg、1.7mmol)、 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0. 45g、 2.3mmol)およびトリエチルアミン(0.23mL、1.7mmol)を 加えた。その混合物を室温で2日間撹拌した。溶媒を留去し、残留物を酢酸エチ ル(25mL)と水(20mL)との間で分配した。有機層を分液し、水層を酢 酸エチルで抽出した(20mLで3回)。合わせた有機層を脱水し(Na2SO4 )、溶媒留去した。残留物について、溶離液をCH2Cl2/MeOH(90:1 0)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を淡黄色固 体として得た。これはわずかに不純物を含んでいた。 上記の酸(78mg、0.3mmol)、1−(tert−ブチルオキシカル ボニル)ピペラジン(113mg、0.61mmol)、1−ヒドロキシベンゾ トリアゾール(51mg、0.38mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロ ピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(101mg、0.53mmol)お よびトリエチルアミン(74μL、0.53mmol)を用いて、上記の方法を 繰り返した。残留物を1回目で得られた淡黄色泡状物と合わせ、溶離液をCH2 Cl2/MeOH(90:10)とするシリカゲルでのクロマトグラフィーを行 った。所望のアミドを無色泡状物として単離した(478mg、 70%)。 m/e426(M+1)+ 1H NMR(360MHz、CDCl3)δ1.46(9H、s);2.72 (2H、t、J=7.2Hz);3.17(2H、t、J=7.2Hz);3. 30〜3.42(6H、m);3.60〜3.64(2H、m);7.35(1 H、s);8.06(1H、s);8.10(1H、s);8.56(1H、s );8.66(1H、brs);9.15(1H、s)。 b)4−(tert−ブチルオキシカルボニル)−1−[3−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3− イル)プロピル]ピペラジン 上記アミド(0.21g、0.49mmol)の無水THF(10mL)溶液 に、LiAlH4(1.0Mのエーテル溶液1.48mL、1.48mmol) を滴下した。その混合物を室温で10分間攪拌した後、順次水(59μL)、水 酸化ナトリウム(4M、59μL)および水(175μL)を加えた。得られた 固体を濾過によって除去し、濾液を溶媒留去した。残 留物について、溶離液をCH2Cl2:MeOH:NH3=90:10:1とする シリカでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を淡黄色ガム状物として得 た(125mg、62%)。 m/e412(M+1)+ 1H NMR(250MHz、d4−MeOH)δ1.45(9H、s);1. 88〜2.00(2H、m);2.39〜2.47(6H、m);2.85(2 H、t、J=7.4Hz);3.41〜3.45(4H、m);7.46(1H 、s);8.07(1H、s);8.16(1H、s);8.60(1H、s) ;9.21(1H、s)。 c)4(H)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン 上記カーバメート(128mg、0.31mmol)の無水塩化メチレン(2 0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を加えた。その混合物を室温で3 時間攪拌してから、溶媒を留去し、残留物をトルエンで共沸させた(20mLで 2回)。残留物について、n−BuOH(25mLで4回)とNaOH (1M、25mL)との間で分配を行った。合わせた有機層を溶媒留去し、残留 物について、溶離液をCH2Cl2:MeOH:NH3=40:10:1とするシ リカでのクロマトグラフィーを行って、脱保護したアミンを淡黄色ガム状物とし て得た(80mg、83%)。 m/e312(M+1)+ 1H NMR(250MHz、d4−MeOH)δ1.80〜1.91(2H、 m);2.32〜2.46(6H、m);2.75(2H、t、J=7.3Hz );2.82〜2.86(4H、m);7.37(1H、s);7.97(1H 、s);8.07(1H、s);8.49(1H、s);9.12(1H、s) 。 d)4−[2−(4−アセトアミドフェニル)エチル]−1−[3−(5−( 1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン −3−イル)プロピル]ピペラジン・1.65シュウ酸水素塩 上記アミン(86mg、0.26mmol)の無水DMF(3mL)溶液に、 K2CO3(71mg、0.51mmol)および2−(4−アセトアミドフェニ ル)エチルブロマイド (75mg、0.31mmol)を加えた。その混合物を塩化メチレン(20m L)と水(20mL)との間で分配した。水相を塩化メチレンで抽出し(20m L)、次にブタノール(20mL)で抽出した。合わせた有機層を溶媒留去し、 残留物について、溶離液をCH2Cl2:MeOH:NH3=40:10:1とす るシリカでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を無色固体として得た( 75mg、62%)。1.65シュウ酸水素塩を製造した。 融点190℃(分解) 元素分析:C26328O・1.65(C224)・H2O 実測値:C55.08%;H5.93%;N17.58% 理論値:C55.06%;H5.88%;N17.53% m/e473(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.88〜2.02(5H、m);2. 66〜3.14(16H、m);7.15(2H、d、J=8.4Hz);7. 48(2H、d、J=8.4Hz);7.59(1H、s);7.99(1H、 s);8.23(1H、s);8.64(1H、s);9.25(1H、 s);9.87(1H、s);11.68(1H、brs)。実施例56 4−[2−(4−アセトアミドフェニル)エチル]−1−[3−(5−(1,2 ,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3− イル)プロピル]ピペラジン・2シュウ酸水素塩 a)4(H)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン(実施 例54)(59mg、0.15mmol)のエタノール(25mL)溶液を水酸 化パラジウム/炭素(パールマン触媒)(175mg)の存在下に、45psi で4時間水素化した。濾過によって触媒を除去し、溶媒を留去した。残留物につ いて、溶離液をCH2Cl2:MeOH:NH3=40:10:1とするシリカで のクロマトグラフィーを行って、標題のピペラジンを淡黄色ガム状物として得た (38mg、79%)。 m/e312(M+1)+ δ(250MHz、CDCl3+d4−MeOH)1.91〜1.98(2H、 m);2.56(2H、t、J=5.3Hz);2.70〜2.78(4H、m );2.83(2H、t、J=5.3Hz);3.14〜3.24(4H、m) ;7.39(1H、s);7.67(1H、s);8.62(1H、s);8. 97(2H、s)。 b)4−[2−(4−アセトアミドフェニル)エチル]−1−[3−(5−( 1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン −3−イル)プロピル]ピペラジン・2シュウ酸水素塩 段階a)で得られたピペラジン(52mg、0.17mmol)の無水DMF (2mL)溶液に、K2CO3(46mg、0.33mmol)および2−(4− アセトアミドフェニル)エチルブロマイド(49mg、0.2mmol)を加え た。その混合物を50℃で5時間加熱してから、溶媒を留去した。残留物につい て、溶離液をCH2Cl2/MeOH/NH3(90:10:1から40:10: 1への勾配溶離)とするシリカでのクロマトグラフィーを行って、標題化合物を 無色固体 として得た(37mg、46%)。2.0シュウ酸水素塩を製造した。 融点138℃(分解) 元素分析:C26328O・2(C224)・2H2O 実測値:C52.31%;H6.06%;N16.63% 理論値:C52.32%;H5.85%;N16.27% m/e473(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.90〜2.01(5H、m);2. 66〜3.10(16H、m);7.14(2H、d、J=8.4Hz);7. 48(2H、d、J=8.4Hz);7.60(1H、s);8.00(1H、 s);8.64(1H、s);9.22(2H、s);9.87(1H、s); 11.68(1H、brs)。実施例57 1−(3−[5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール −3−イル]プロピル)−4−(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン・2 .5シュウ酸水素塩 一般的な還元的アミノ化法を行って、中間体2と4−フルオロベンズアルデヒ ドから製造した。 融点213〜215℃ 元素分析:C24276F・2.5(C224) 実測値:C53.91%;H5.22%;N12.73% 理論値:C54.12%;H5.01%;N13.05% δ(250MHz、d6−DMSO)1.92〜2.08(2H、m、CH2) ;2.52〜3.22(14H、m、7個のCH2);3.59(2H、s、C H2);7.10〜7.40(6H、m、Ar−H);7.49(1H、d、J =8.6Hz、Ar−H);7.80(1H、d、J=1.9Hz、Ar−H) ;9.03(2H、s、Ar−H);11.21(1H、s、NH)。実施例58 4−([N−メチル−2−メチルカルバモイル−1−フェニル]エチル)−1− [3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3 −イル]プロピル)ピペラジン・1.3シュウ酸水素塩 a)4−([2−N−メチルアミノ−1−フェニル]エチル)−1−(3−[ 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル] プロピル)ピペラジン アンモニアに代えてメチルアミンを用い、実施例51段階a)に記載の方法と 同じ方法で、標題化合物を製造した。 δ(250MHz、CDCl3)1.86〜1.98(2H、m);2.89 (3H、s);2.33〜2.82(14H、m);3.60(1H、dd、J =10.9および3.4Hz);7.12〜7.16(2H、m);7.24〜 7.34(5H、m);7.48(1H、d、J=8.5Hz);7.56(1 H、d、J=2.0Hz);8.47(2H、s);8.70(1H、brs) 。 b)4−([N−メチル−2−メチルカルバモイル−1−フェニル]エチル) −1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]ピペラジン・1.3シュウ酸水素塩 上記で製造したピペラジンを用いて、実施例51の段階bに記載の方法と同じ 方法で、標題化合物を製造した。 融点160℃ 元素分析:C283572・1.3(C224)・H2O 実測値:C57.82%;H6.38%;N15.34% 理論値:C57.73%;H6.27%;N15.40% m/e502(M+1)+ δ(360MHz、d6−DMSO)1.99〜2.10(2H、m);2. 61(3H、s);2.72〜3.10(14H、m);3.63(3H、s) ;5.37〜5.50(1H、m);7.26〜7.42(7H、m);7.5 1(1H、d、J=8.6Hz);7.81(1H、s);9.02(2H、s );11.18(1H、brs)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 403/14 209 9159−4C C07D 403/14 209 405/14 209 9053−4C 405/14 209 409/14 209 9053−4C 409/14 209 471/04 104 9053−4C 471/04 104Z (31)優先権主張番号 9415805.2 (32)優先日 1994年8月4日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9425448.9 (32)優先日 1994年12月16日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,US,UZ,VN (72)発明者 チヤンバーズ,マーク・スチユアート イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ホツブズ,サラ・クリステイーン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 マタツサ,ビクトル・ジユリオ イタリー国、ローマ、00040・ポメツイア、 ビア・ポンテイーナ・キロメトロ・30, 600 イステイテユート・リチエルケ・デ イ・ビオロジア・モレコラーレ (72)発明者 リーブ,オーステイン・ジヨン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 シヨーウエル,グラハム・アンドリユー イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし) (72)発明者 ストリート,レスリー・ジヨージフ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 20・2・キユー・アール、ハーロウ、イー ストウイツク・ロード、ターリングス・パ ーク(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ヒト5−HT1D α受容体結合親和力(IC50)が50nM以下であって、 5−HT1D βサブタイプと比較して5−HT1D α受容体サブタイプに対して少な くとも10倍の選択的親和性を有するサブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬 。 2. ヒト5−HT1D α受容体結合親和力(IC50)が10nM以下であって、 5−HT1D βサブタイプと比較して5−HT1D α受容体サブタイプに対して少な くとも50倍の選択的親和性を有するサブタイプ選択的5−HT1D受容体作働薬 。 3. 下記式Iの化合物または該化合物の塩もしくはプロドラッグ。 [式中、 Zはフラン、チオフェン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イソオキサ ゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピ ラゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールおよびテトラゾー ルから選択される置換されていても良い5員環ヘテロ芳香環を表し; Eは化学結合あるいは炭素数1〜4の直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Qはいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素数1〜6の直 鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Tは窒素またはCHを表し; Uは窒素またはC−R2を表し; Vは酸素、硫黄またはN−R3を表し; −F−Gは−CH2−N−、−CH2−CH−または−CH=C−を表し; R1はC3-6アルケニル、C3-6アルキニル、アリール(C1-6)アルキルまたは ヘテロアリール(C1-6)アルキルを表し、これらの基はいずれも置換されてい ても良く; R2およびR3は独立に、水素またはC1-6アルキルを表す。] 4. 下記式IIAによって表される請求項3に記載の化合物ならびに該化合物 の塩およびプロドラッグ。 [式中、 mはゼロ、1、2または3であり; pは1、2または3であり; Q1はいずれかの位置が水酸基によって置換されていても良い炭素数2〜5の 直鎖または分岐のアルキレン鎖を表し; Tは窒素またはCHを表し; Aは窒素またはCHを表し; Bは窒素またはC−R5を表し; R4およびR5は独立に水素、C1-6アルキル、C1-6アルケニル、C3-7シクロ アルキル、アリール、アリール(C1-6)アルキル、C3-7ヘテロシクロアルキル 、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1-6)アルキル、C1-6アルコキシ、C1- 6 アルキルチオ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、 ハロゲン、シアノまたはトリフルオロメチル を表し; Wは下記式(a)、(b)または(c)の基を表し; ここで、 XはCHまたは窒素を表し; Yは酸素、硫黄またはNHを表し; R6は水素、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリアゾリル、テトラ ゾリル、C1-6アルキルテトラゾリル、C1-6アルコキシ、C2-6アルキルカルボ ニル、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6)アルキルアミノ、ジ(C1-6 )アルキルアミノメチル、C2-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルキルスル ホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1-6アルキルアミノカルボニル、ア ミノスルホニルまたはC1-6アルキルアミノスルホニルメチルを表す。] 5. 下記式IIBによって表される請求項3に記載の化合物ならびに該化合物の 塩およびプロドラッグ。 [式中、破線は化学結合が存在しても良いことを表し; m、p、Q1、T、A、B、R4およびWは、請求項4で定義した通りである。 ] 6. 下記式IICで表される請求項3に記載の化合物ならびに該化合物の塩お よびプロドラッグ。 [式中、T、FおよびGは、請求項1で定義した通りであり; m、Q1、R4、A、BおよびWは、請求項4で定義した通りであり; R7は水素、アミノメチル、C1-6アルキルアミノメチル、 ジ(C1-6)アルキルアミノメチル、C2-6アルコキシカルボニルアミノメチル、 [N−(C1-6)アルキル−N−(C2-6)アルコキシカルボニル]アミノメチル 、アミノカルボニル、C1-6アルキルアミノカルボニルまたはジ(C1-6)アルキ ルアミノカルボニルを表す。] 7. 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[4−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピ ペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−[4−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピペ ラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−メトキシフェニル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−3−イル)メチ ルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−2−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(ピリジン−4−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(4−アミノフェニル)メチルピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−(ピリジン−2−イル)メチルピペラジン; 1−[4−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)ブチル]−4−(ピリジン− 3−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−(4−アミノフェニル)エチル]ピペラ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(イミダゾール−2−イル)メチルピペラジン ; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[3−(アセチルアミノ)フェニル]メチルピ ペラジン から選択される化合物ならびに該化合物の塩およびプロドラッグ。 8. 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−イル)プロピル]ピペラジン; から選択される化合物ならびに該化合物の塩およびプロドラッグ。 9. 4−(4−アセチルアミノフェニル)メチル−1−[3−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペリ ジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロピリ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(2−アミノピリジン−5−イル)メチルピペ ラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アミノカルボニルアミノ)フェ ニル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−(4−シアノフェニル)メチ ルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−シアノフェニル)エチル]ピペラ ジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)フェニル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−ベンジルピペラジン から選択される化合物ならびに該化合物の塩およびプロドラッ グ。 10. 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]−4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニ ル)エチル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(3−(アセチルアミノ)フェニル)エ チル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[4−(アミノスルホニル)フェニル]メチル ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(フラン−3−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(フラン−2−イル)メチルピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−(チエン− 2−イル)メチルピペラジン; 1−ベンジル−4−[(R,S)−2−ヒドロキシ−3−(5−(1,2,4 −トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラ ジン; 1−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]−4−[(R,S) −2−ヒドロキシ−3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H −インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 1−ベンジル−4−[(R,S)−2−ヒドロキシメチル−3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドー ル−3−イル)プロピル]−4−[2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェ ニル]メチルピペラジン から選択される化合物ならびに該化合物の塩およびプロドラッグ。 11. 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H− インドール−3−イル)プロピル]−4−(2−フェニルエチル)ピペラジン; 4−ベンジル−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)− 1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(2−メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]メチル−1−[ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(1−メチルテトラゾール−5−イル)フェニル]メチル−1−[ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)プロピル]ピペラジン 4−[2−(N−メチルカルボキサミド)フェニル]メチル−1−[3−(5 −(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プ ロピル]ピペラジン; 4−[2−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェニル]メチル−1−[3− (5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル )プロピル]ピペラジン; 4−(3−ブテニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4− イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(3−メチル−2−ブテニル)−1−[3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペラジン; 4−(2−プロペニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−プロピニル)−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4 −イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[(R,S)−1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]ピペラジン; (+)−4−[1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペラジン; (−)−4−[1−(フェニル)カルボキサミドメチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロ ピル]ピペラジン; 4−[1−(フェニル)−N−メチルカルボキサミドメチル]−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル) −1H−インドール−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[1−(フェニル)−N,N−ジメチルカルボキサミドメチル]−1−[ 3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3− イル)プロピル]ピペラジン; 4−(2−メトキシカルボニルアミノ−1−フェニルエチル)−1−[3−( 5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル) プロピル]ピペラジン; 4−(2−ジメチルアミノ−1−フェニルエチル)−1−[3−(5−(1, 2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−インドール−3−イル)プロピル] ピペラジン; 4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジ ン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 4−[2−(4−(アセチルアミノ)フェニル)エチル]−1−[3−(5− (1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジ ン−3−イル)プロピル]ピペラジン; 1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)1H−インドール −3−イル)プロピル]−4−(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン; 4−[2−(N−メチル−N−メトキシカルボニル)アミノ−1−フェニルエ チル]−1−[3−(5−(1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−イ ンドール−3−イル)プロピル]ピペラジン から選択される化合物ならびに該化合物の塩およびプロドラッグ。 12. 医薬的に許容される担体とともに請求項1ないし11のいずれか1項に 記載の化合物を含有する医薬組成物。 13. 治療に使用される請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。 14. 5−HT1D受容体のサブタイプ選択的作働薬を要する臨床状態の治療お よび/または予防のための医薬品製造への請求項1ないし11のいずれか1項に 記載の化合物の使用。 15. 請求項3ないし11のいずれか1項に記載の化合物の製造方法であって 、 (A)下記式IIIの化合物 (式中、Z、E、Q、T、UおよびVは請求項3で定義した通りである)への R1部分の付加;または、 (B)下記式IVの化合物 (式中、ZおよびEは請求項3で定義した通りである)と下記式IXの化合物 (式中、Q、F、G、R1およびR1は請求項3で定義した通りである)もしく は該化合物のカルボニル保護体との反応と、必要な場合にそれに続く標準的方法 によるN−アルキル化によ る部分R3の導入;あるいは (C)下記式XIの化合物 (式中、F、GおよびR1は請求項3で定義した通りである)と下記式XIIの化 合物 (式中、Z、E、Q、T、UおよびVは請求項3で定義した通りであり、L2 は好適な脱離基を表す)との反応;あるいは (D)下記式XIVの化合物 (式中、Z、E、Q、F、GおよびR1は請求項3で定義した通りであり、D1 は容易に交換可能な基を表す)の環化;あるいは (E)下記式XVIIIの化合物 (式中、Z、E、Q、F、G、R1およびR2は請求項3で定義した通りであり 、V1は酸素または硫黄を表す。)の環化;あるいは (F)下記式XXIIの化合物 (式中、Z、E、T、U、V、F、GおよびR1は請求項3で定義した通りで あり、−Q2−CH2−が請求項3で定義されたQ部分に相当する。)の還元、な らびに (G)上記工程に続いて、必要に応じて、最初に得られる式Iの化合物を従来 法によってさらに別の式Iの化合物へと変換する工程 を含む方法。 16. 5−HT1D受容体のサブタイプ選択的作働薬を要する臨床状態の治療お よび/または予防方法であって、該治療を必要とする患者に対して、有効量の請 求項1ないし11のいずれか1項に記載の化合物を投与する段階を有してなる方 法。
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