JPH10501163A - 脳のバイオポテンシャル分析システム及び方法 - Google Patents

脳のバイオポテンシャル分析システム及び方法

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JPH10501163A JP8501313A JP50131396A JPH10501163A JP H10501163 A JPH10501163 A JP H10501163A JP 8501313 A JP8501313 A JP 8501313A JP 50131396 A JP50131396 A JP 50131396A JP H10501163 A JPH10501163 A JP H10501163A
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ナシブ ジー. シャモン
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Abstract

(57)【要約】 マイクロプロセッサー(18)、ユーザー入力装置(24)、グラフィック表示器(20)、及びハードコピー出力装置(22)を含み、取得操作によって単極EEG信号を取得する(19)、対象者(15)の左右脳両方の対象領域からの選択された脳の現象を示す診断用インデックスを得る方法、及び分析システム(12)を含んだシステムが開示されている。このシステムは、信号の低エネルギー波成分に対するダイナミック範囲を最大とすべく高ゲインで低ノイズであるアンプリファイヤを使用する。バンドパスフィルター処理が実行され、ノイズを減少させてアリアス現象を回避する。このシステムは、信号をデジタル化し、低パスフィルター処理(100Hz)し、デシメート処理するため、通常に使用されるデジタル信号処理(DSP)技術を適用する。パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル処理がその後に施される。

Description

【発明の詳細な説明】 脳のバイオポテンシャル分析システム及び方法 関連出願 本発明は1991年10月25日出願のアメリカ合衆国特許願第782,63 6号の一部継続出願である。 発明の背景 本発明はリアルタイムの高解析脳バイオポテンシャル分析システムと、その分 析方法とに関し、さらに特定すれば、脳の電気的活動特性(properties of cere bral electrical activity)を分析することで確認できる脳の現象(cerebral p henomena)を、非観血的(noninvasive manner)かつ定量的(quantitatively) に決定するためのコンピュータを利用したバイオポテンシャル診断システム(bi opotential diagnostic system)及びその診断方法に関するものである。 相当な時間と労力を費やしたにも拘らず、脳波記録装置(EEG:electroenc ephalograph)で表示することによって脳の電気的活動を定量的且つ非観血的に 評価しようとする現行の取り組みは必ずしも成功しておらず、このような複雑な 脳波に存在する全ての情報を引き出してはいない。正確、高感度で、信頼性が高 く、しかも実用的な神経学的診断技術(neurological prifiling technology) に対する必要性は、極めて高い。特に、現行の術中(intraoperative)EEGモ ニター技術は、それ特有な先天的限定があるため、広く一般に採用されるには至 っていない。集中治療ユニットにおいて、集中治療士(intensivist)にとって 極めて利用価値の高い、脳状態の評価法を利用する単純且つ簡便な方法にも、同 様な限定 が介在する。 従来技術として公知である多数の装置で、脳の活動を定性的に分析することが できる。しかし、慣用型のアナログ式EEGを使用する従来の技術は、単位時間 領域(time domain)内に分析することには限界があり、また、適格な解釈をす るためには相当なる訓練を要した。さらに、標準型のEEGのトレース速度にお ける人の目の解析度には限界があるため、EEGの微細な構造の多くは、人の目 で解析できなかった。したがって、EEGの視覚的評価は、科学というよりも技 能として性格つけされる。 1960年代のEEG周波数(パワースペクトル(power spectrum))分析の活 用は、視覚的検査に先立ち、信号を基礎的に処理する概念を紹介するものであり 、多様な脳モニターの問題に対するEEGの周波数分析の適用へと導いた。過去 25年間の医学文献には、様々な術中条件下における麻酔深度、及び脳のイスケ ミア(虚血)の評価を目的としてパワースペクトル分析の活用することを記載し た論文が、100以上掲載されている。ジョンに付与されたアメリカ合衆国特許 第4,557,270号もまた、開胸手術中での脳の血流(cerebral perfusion )を評価すべくパワースペクトル分析法を使用することを、開示している。しか し、最近のいくつかの研究は、脳の血流をモニターするため、及び術後の神経学 的結果(outcome)を決定するために、パワースペクトル分析を活用するには、 多くの欠陥があることを、示している。加えて、パワースペクトル分析も、いか なる他のモニター技術も信頼性に欠けることが示された。このことは、恐らくは 生のEEGデータを解析する複雑さと、パワースペクトルあるいは単位時間領域 での分析技術を使用する現行自動システムは、信頼性に劣るため、ハーバード大 学医学部麻酔モニター基準には、いかなるタイプの術中神経学的モニターも含ま れていないという事実から、証明される。 脳内の生物電気的に活発な何千もの細胞は、層として有機化され中枢として作 用するものであり、これら細胞の活動電位(discharge)は、ハーモニック性(h armonics)と、非常に複雑なダイナミックス性(dynamics)を有する幅広い周波 数スペクトルをもつ電気信号を形成することに対して寄与している。この信号に は、複雑なニューロン発射様式によりもたらされる周波数内容、非直線性(nonl inearities)、及び位相関係(phase relationships)に関する情報が含まれて いる。この発射様式は常に変化しており、EEG信号が極めて不安定であるとい う統計特性を創り出している。EEG信号が複雑であるため、通常の分析時間及 び周波数モードでは、この挙動を余すところなく記録することはできなかった。 このことが、叙上の取り組みが、限られた成功しか提供できなかった理由の1つ であろう。 セカンドオーダーオートコリレーション関数(second order autocorrelation function:パワースペクトル)のフーリエ変換において、処理は統計的に非相 関的正弦波成分(statistically-uncorrelated sine-shaped wave components) の一次総和(linear summation)として表される。パワースペクトル手段を利用 したEEGのモニターに関する現行の取り組みは、非直線部と周波数間の位相関 係に関する情報を抑圧しており、EEGの動的構造(dynamic structure)の表 示は限られた利用しかなされていない。 EEGは非常にダイナミックであり且つ非直線的であるため、EEG内の位相 関係は、脳機能に関する診断情報を有する最も可能性の高い要素である。サード オーダーオートコリレーション関数(third order autocorrelation function) のフーリエ変換、若しくは、オートバイスペクトル(autobispectrum)は、正常 状態からの分散を定量化する、すなわち、1信号内での2次的非直線性(quadra tic nonlinearlities)と周波数間の位相関係とを分析する過程である。サード オーダークロスコリレーション関数(cross-correlation function)のフーリエ 変 換、若しくはクロスバイスペクトル(cross bispectrum)は、2つの信号に対す る同様な情報を分析する過程である。n次オーダー(nth-order)の相関関数の フーリエ変換、若しくは(n−1)次オーダーのオート/クロススペクトルを、 1信号内の正常状態からの分散、並びに(n−1)番オーダー非直線性、及び周 波数間の位相関係に関する情報を含む分析的過程として定義することで、これら の技術の一般化は可能である。バイスペクトルを越えるオート/クロススペクト ルは高オーダー(higher-order)スペクトルと定義する。 オートバイスペクトル分析技術は、通常のEEGの基礎的なバイスペクトル特 性を証明するため、EEG信号に適用された。このような研究は、目覚めている 状態と眠っている状態との相違を検索するためにも実施されてきた。オートバイ スペクトル分析とパワースペクトル分析は、一卵性双生児のEEGが構造的に互 いに類似していることを示すためにも利用されている。シャモウンに付与された アメリカ合衆国特許第4,907,597号と第5,010,891号は、麻酔 深度と適正度、外科的手術に伴う痛覚度、脳の虚血、意識、中毒の程度、進行す る認識のプロセス、及び左右半脳間での動相関係(dynamic phese relation)の 定量のごとき脳現象を評価すべく、EEGのオート/クロスバイスペクトルの分 析の使用を、開示した。 今日まで、叙上の神経学的な診断又は脳現象のモニターに対して、オート高オ ーダースペクトルあるいはクロス高オーダースペクトル分析を活用した者は、誰 もいない。 上述した如何なるスペクトル技術により得られるデータ解析に対して共通の課 題は、EEGの周波数分布が、比較的に安定した生理学的条件下でも大きく変化 する可能性があるという事実である。このような変化は、それぞれ対応する周波 数において、パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルの 変化を導くものである。例えば低濃度から中間濃度の催眠型麻酔剤が投与された 時には、12Hzから18Hzの周波数帯のEEG活性がかなり増加する。同麻 酔剤の多量投与によって、12Hzから18Hz周波数帯の急激な活性低下と、 0.5Hzから3.5Hz周波数帯の活性増加とが惹起され、極めて高濃度では 、劇的な抑制が起きるであろう。催眠剤の投与中に患者の麻酔深度をモニターで きる12〜18Hzの周波数帯を活用した、周波数依存分析は、高周波数から低 周波数に向けた活性の変化が起きた時、患者の麻酔深度の評価誤認を招く懸念が あるであろう。このような遷移は、麻酔剤の混合物を使用した場合には、さらに 複雑化する。 従って、本発明の主要な目的は、脳の電気的な活動特性に反映される物理的現 象を認知し、モニターできる、非観血的で高い解析度をもつ脳波計(脳電気信号 計:electroencephalograph)システム、及びその方法を提供することである。 本発明の他の目的は、麻酔の深度と適正度、脳の虚血、脳の低酸素、意識の程 度、中毒の程度、誘起ポテンシャル反応の変化(altered evoked potential res ponses)、及び、アルツハイマー病若しくはHIV関連痴呆症の患者の特定を含 む正常(ノーマル)あるいは異常(アブノーマル)な認識プロセスを検査し、モ ニターすることができる、非観血的脳波計システム及び方法を提供することであ るが、これらに限定はされない。 発明の概要 したがって、本発明のシステム及び方法は、適当な電極システムとアンプシス テムとを使用し、対象者の左脳及び右脳の両方の対象領域から19の単極EEG 信号を得るためのものである。本システムは高ゲインの低ノイズアンプを使用し 、信号の低エネルギー波成分のダイナミックレンジ(dynamic range)を最大化 する ものである。バンドパス(band-pass)フィルター手段は、ノイズを減じてアリ アシング(aliasing)を回避するために使用される。本システムは信号をデジタ ル化し、低パスフィルター(100Hz)し、デシメート処理(decimate)する ために、通常に使用されるデジタル信号処理(DSP)技術を適用する。その後 にパワースペクトル、バイスペクトル及び高オーダースペクトル処理が行われる 。1好適実施例においては、本システムは各リード(lead)からの最新の63秒 のデジタル化されたEEGデータを60の4秒間隔に分割する。その各々は先行 する間隔と3秒間オーバーラップする。選択されたセットのリードに対して、本 システムはオートパワースペクトル、オートバイスペクトル、及びオート高オー ダースペクトル変数を、ファースト(fast)フーリエ変換(FFT)に基づく手 法か、あるいはパラメータを利用した手法を利用することで創出する。クロスパ ワースペクトル、クロスバイスペクトル及びクロス高オーダースペクトル変数を 計算するには、いかなるペアのリードでも組み合せが可能である。 オートパワースペクトル処理により、1本のリードからのEEG波形内での各 周波数におけるパワーを表す1次元アレイ(one-dimensional array)が得られ る。同様に、クロスパワースペクトル処理では、2波形での各々の周波数におけ るエネルギーのプロダクト(product)を表す1次元アレイが得られる。オート バイスペクトルとオート高オーダースペクトル処理では、1波形内で可能な全て の組み合せの周波数相互間でのダイナミックパワーとフェーズカップリングを表 す1セトのアレイが得られる。クロスバイスペクトルとクロス高オーダースペク トル処理では、2波形から可能な全ての組み合せの周波数相互間でのダイナミッ クパワーとフェーズカップリングを表す1セットのアレイが得られる。オート/ クロスバイスペクトル分析においては、4種のアレイを得ることができる。即ち 、オート/クロスバイコヒーレンス(bicoherence)、オート/クロスバイスペ クトル密度(density)、オート/クロスリアルトリプルプロダクト(real trip le product)及びオート/クロスバイフェーズ(biphase)である。同一タイプ のアレイを オート/クロス高オーダースペクトル処理において発生させることは可能である 。 オート/クロスパワースペクトル、オート/クロスバイスペクトル、及びオー ト/クロス高オーダースペクトルアレイの値は、異なる介在要素(intervention s)あるいは病状で変化する。よって、これらの値は診断基準の創出に使用され る。パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイは臨 床的に有用なシングル値診断インデックス(single-valued diagnostic index) の創出に使用される。このインデックスは問題となっている特定の診断を正確に 下すものと期待されている。本システムは、麻酔の深さと適正度、手術中の痛み に対する反応、脳の虚血、脳の低酸素状態、意識の程度、中毒の程度、誘起ポテ ンシャル反応の変化、及びアルツハイマー病とHIV関連痴呆症とを含むノーマ ルあるいはアブノーマル認識プロセスを評価するための有効な診断基準(diagno stic figure of merit)として、これらのインデックスを利用することができる が、これらに限定されない。 この方法にしたがえば、いかなるオペレーターでも本診断装置の結果を充分に 解析することができる。本実施例においては、麻酔の深さ及び適正さの評価/測 定は、無痛覚状態(痛みを伴う術中刺激に対する反応)、及び眠っている状態/ 目覚めている状態の評価/測定を含むが、これらには限定されない。 連続的にモニターが必要な状況の場合は、ビデオ画面にインデックスを連続的 に表示可能であり、よって、オペレーターは対象領域を、インターアクティブ( interactively)に評価することができる。記録保存の目的では、インデックス 値及び他の関係変数は、ハードコピー出力装置に送られるか、若しくは保存装置 にて保存される。 本発明のこれら及び他の特徴は、以下に続く詳細な説明と添付図面とによって さらに詳細に解説されている。 図面の簡単な説明 図1は本発明のシステムの略図であり、非観血的な手段によって脳の現象を検 出する方法が示されている。 図2は、図1のシステムで利用された19チャンネルEEGのデータの入手及 び分析システムの概略図である。 図3は、図1のシステムのEEGパワースペクトルと、バイスペクトル高オー ダースペクトルの表示に使用されるマイクロコンピュータとの概略図である。 図4は、図1のシステムによって行われる処理操作の概略図である。 図5は、図4のモニターモジュール操作の概略を説明する為のフローチャート である。 図6(a)から図6(c)は、図1のシステムによって発生される診断用イン デックスのサンプル表示である。 図7は、図4のシステムのデーター入手操作と、EEG未処理データの管理モ ジュール操作の概略を説明する為のフローチャートである。 図8は、図1のシステムで使用されるオートバイスペクトル、クロスバイスペ クトル、オートパワースペクトル、あるいはクロスパワースペクトルを創出する ための周波数領域を利用した(frequency-domain-based)方法の概略を説明する 為のフローチャートである。 図9は、図1のシステムのオートバイスペクトル、クロスバイスペクトル、オ ートパワースペクトルあるいはクロスパワースペクトルを創出するためのパラメ ータを利用した方法の概略を説明する為のフローチャートである。 図10(a)は、図1のシステムにより発生されるバイスペクトル密度アレイ を示すグラフである。 図10(b)は、図1のシステムにより発生されるバイフェーズアレイを示す グラフである。 図10(c)は、図1のシステムにより発生されるバイコヒーレンスアレイを 示すグラフである。 図10(d)は、図1のシステムにより発生されるリアルトリプルプロダクト の平方根アレイを示すグラフである。 図11は、図4の診断用インデックス取得モジュール(derivation module) の操作の概略を説明する為のフローチャートである。 好適実施例の詳細な説明 図1において、本発明の装置は、マイクロコンピュータ18に接続された19 チャンネルEEGデータの取得及び分析システム12を含んでいる。 EEGリードは、1セットの表面電極13によって患者の頭部14に接続され ている。国際仕様の10/20電極システムが好適である。EEG信号はこれら 電極によって検出され、患者ケーブル16を介してEEGデータの取得及び分析 システム12へと伝送される。 前記データの取得及び分析システム12は、EEG波形をフィルター処理して 増幅する。通常に使用されるデジタル信号処理(DSP)技術が、信号をデジタ ル化し、ローパスフィルター(100Hz)処理し、デシメート処理するために 適用される。その後、パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペ クトル処理が実行可能となる。 システム12は、パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペク トルアレイを全て発生させる。その後、これらのアレイは診断用インデックスを 創出するために、臨床的に先行決定された係数アレイ(coefficient arrays)と 共に使用される。これらのインデックスはホストコンピュータ18に送付され、 グラフィック表示器20に表示される。診断用インデックスのプリントアウトさ れたデータは、マイクロコンピュータ18に接続されたハードコピー出力装置2 2でも入手が可能である。オペレターは、グラフィック表示器20のフィードバ ックを備えたユーザー入力装置24の手段にて、本システムの取得及び分析コン ポーネントを利用する。 19チャンネルデータ取得及び分析システム12は、図2においてさらに詳細 に示されている。患者の頭部14に取り付けられた表面電極13によって検出さ れたEEG表面ポテンシャルは、電気外科的(electrosurgery)保護回路30、 細動除去(defibrillator)保護回路32、及びアンプ/フィルター回路36を 介して、マルチチャンネルアナログ・デジタルコンバータ38(multi-channel analog to digital converter)へと送られる。 電気外科的保護回路30は、ラジオ周波数(radio frequency:rf)フィル ターを含んでおり、患者リード16を通過するrf電流を100マイクロアンペ ア以下に制限し、患者15をrfバーン(burn)から保護し、製造元が指定する 絶対最大入力電圧を越えると発生するダメージからアンプ36を保護する。この 回路は、一般的なキャパシタと直列接続されている一般的なインダクターで成る LC回路でもよい。このキャパシタはアースされる。 細動除去器保護回路32は、細動除去器が患者15に適用されて放電されたと きにアンプ36への電圧を安全レベルに制限するものである。この回路は、信号 パス(signal path)と直列状態で、ネオンライトバルブ(neon light bulb)あ るいは他のサージ電圧抑制装置(surge supression device)に接続された一般 的な抵抗器で構成させることも可能である。この抑制装置はアースされる。 アンプ/フィルター回路36は、オペレターによって調整可能としてもよいゲ イン(gain)及びフィルターレベルを得るため、マイクロコンピュータ18によ って制御されている。好適なゲイン及びフィルターセッティングは、以下に解説 されている。この回路セクションは3段階で構成されている。第1段階はプレア ンプステージ(pre-amplifier stage)であり、カルフォルニア州サニーベール のナショナルセミコンダクター社によって販売されているもののごとき多様な高 インピーダンスプレアンプを使用して準備できる。第2段階はプログラム可能な フィルターでなるステージであり、調整可能なバンドパスカットオフ(band pas s cutoff)を0.1Hzから4KHzの範囲から選択させるものである。このフ ィルターはマサチューセッツ州ヘーバーヒルのフリケンシーデバイシズ社のコン ポーネントを使用して設計が可能である。第3段階はプログラム可能なアンプで なり、マルチ式デジタル・アナログ(D/A)コンバータとともに使用される操 作式アンプで準備できる。両コンポーネントはナショナルセミコンダクター社か ら入手可能である。このマルチ式D/Aはマイクロコンピュータ18によって要 求される適正なレベルにゲインをセットするのに使用される。 各チャンネルの高インピーダンスプレアンプは、プレアンプの入力が終了され なければ、正あるいは負の供給電圧のいずれかに飽和されるであろう。これによ ってアンプ/フィルターセクション36の出力部にて大きな正の値あるいは大き な負の値となるであろう。このような値はリードの故障を特定するのに使用され るであろう。 アンプ/フィルター36の全19のチャンネルの出力はマルチチャンネルA/ Dコンバータ38に入力される。このコンバータはサンプルレートのセッティン グのために入力プロセッサー44によって制御されている。アナログ信号は入力 プロセッサー44への入力に適正なデジタルデータフォーマットに変換される。 マサチュセッツ州ノーウッドのアナログデバイシズ社によって販売されているA /Dコンバータが本目的で使用可能である。 マルチチャンネルA/Dコンバータ38は、オプチカルアイソレータ(optica l isolator)40によって入力プロセッサー44と光学的にカップリングされて いる。A/Dコンバータ38への全制御ラインもまたオプチカルアイソレータ4 2によって光学的に絶縁されている。いかなるオプチカルアイソレータでもこの 目的に使用が可能である。 アンプ36とA/Dコンバータ38に接続されている全DCパワーラインもま た、患者を接地状態から完全に絶縁するためにDC/DCコンバータ43でAC パワーラインから絶縁されている。バーブラウン社のDC/DCコンバータが本 目的に使用可能である。 入力プロセッサー44の制御操作のための基本的な指示はリードオンリーメモ リ(ROM)46に保存されている。ランダムアクセスメモリ(RAM)48は データ用のバッファーメモリとして使用され、RAM48の一部も、制御プログ ラムがマイクロコンピュータ18からダウンロードされているときにプログラム メモリとして使用が可能である。入力プロセッサー44は、RAM48とROM 46とコミュニケートするためのバス(bus)50と、マイクロコンピュータ1 8とコミュニケートするための別のバス55とを有している。 計算プロセッサーのメモリ構造は、入力プロセッサーのものと類似している。 計算プロセッサー52の制御操作用の基本的指示は、リードオンリーメモリ(R OM)54に保存されている。ランダムアクセスメモリ(RAM)56はデータ 用のバッファーメモリとして使用され、RAM56の一部も制御プログラムがマ イクロコンピュータ18からダウンロードされているときにプログラムメモリと して使用可能である。計算プロセッサー52は、RAM56とROM54とコミ ュニケートするバス58を有しており、マイクロクロコンピュータ18とコミュ ニケートするバス55を使用する。 A/Dコンバータ38は高速でデータを入手し、フィルター処理は入力プロセ ッサー44によって実施され、対象領域外の周波数が排除される。同時に、入力 プロセッサーは、入力データのサンプルレートを低サンプルレートにデシメート 処理する。入力プロセッサー44は、そのフィルター処理されてデシメート処理 されたデータストリームをマイクロコンピュータ18に伝送し、マイクロコンピ ュータデタバス40へのデータバス55とバッファー60を介して未処理の入力 信号を表示する。入力プロセッサー44はまた、そのデータを計算プロセッサー 52に伝送し、シリーズコミュニケーションインターフェース(serial communi cation interface)51を介してパワースペクトルと入力信号の高オーダースペ クトル特性を計算する。計算プロセッサー52は、入力データのパワースペクト ルと高オーダースペクトル特性を計算し、計算されたパワースペクトルと高オー ダースペクトルデータから診断用インデックスを創出する。この入力プロセッサ ーは、マサチューセッツ州ノーウッドのアナログデバイシズ社によって販売され ているADSP−2101のようないかなる一般用のDSPプロセッサーであっ てもよい。この計算プロセッサーは、この好適実施例においてはテキサス州ダラ スのテキサスインスツルメンツ社によって販売されているTMS320C30の ごときフローティングポイント(floating-point)DSPプロセッサーである。 図1のホストコンピュータ即ちマイクロコンピュータ18は、図3においてさ らに詳細に図示されている。全マイクロコンピュータシステムはマイクロプロセ ッサー62の制御のもと、ROM64にて保存されているプログラムメモリにて 使用される。RAM66は中間データの保存用として使用される。保存装置84 はウインチェスターディスクあるいは大ブロックのRAM、あるいは他のいかな る保存媒体であっても構わない。これは臨床情報の保存に使用され、患者データ の記録保管に使用が可能である。 1好適実施例において、マイクロコンピュータ18はマスコプロセッサー(ma th coprocessor)70を含んでおり、これはマイクロプロセッサー62に直接的 に接続されている。マスコプロセッサー70は計数(scalar)計算及びグラフィ ック計算に使用される。マイクロプロセッサー62のプログラム制御下で作動し ているグラフィックコントローラ72は、グラフィック表示器20を駆動する。 インターフェースポート74はマイクロコンピュータバス40からユーザインタ ーフェース装置24への接続を提供する。ユーザーインターフェース装置24は キーボードでも、ポインティング装置でも、あるいはキーパッドでも、あるいは これらのいかなる組み合せでも、または、これらに類似した装置のいかなる組み 合せであっても構わない。インターフェースポート74はまた、マイクロコンピ ュータと外部的誘起ポテンシャル刺激装置(external evoked potential stimil ating device)との接続をも提供することが可能である。この接続によって、マ イクロコンピュータに刺激を誘発させることも、独立して誘発された刺激の開始 (onset)を容易に特定することもできるであろう。 取得、分析及び表示処理の全ての操作貞による制御は、グラフィック表示器2 0のフィードバックを備えたユーザーインターフェース装置24によって制御さ れる。データバス40は、制御データを19チャンネルデータ取得システム12 (例:フィルター処理、ゲイン、サンプルレート、スタート/ストップ取得、自 己診断の実施)に送り、このシステムからEEGデータを受領するのに使用が可 能であり、さらに、このシステムにプログラムデータをダウンロードするのにも 使用が可能である。直列あるいは並列ポート78は、望む診断用インデックスを プリントするためにハードコピー出力装置22の駆動に提供される。 図4において、本発明のシステム操作及び方法のブロック図が示されている。 前述のように、本発明のシステムと方法は、先行して選択された数のリードから のEEG信号のダイナミックフェーズと密度関係とを計算する。シングル値診断 用インデックスは、その後、臨床的に先行決定されている係数アレイを使用して データアレイから発生される。その結果、例えば、麻酔の深度と適正度、術中の 痛みに対する反応、脳の虚血、脳の低酸素、意識の程度、脳の中毒症状、誘起ポ テンシャル反応の変化、並びにアルツハイマー症及びHIV関連痴呆症を含むノ ーマルあるいはアブノーマル認識プロセスの評価に関連する、脳の電気的活性の 分析に有用な定量的インデックスが得られるが、これらに限定されない。この実 施例においては、麻酔の深さと適正度の評価/測定は、無痛覚状態(痛みを伴う 術中刺激に対する反応)、及び眠っている状態/目覚めている状態の評価/測定 を含むが、これらには限定されない。 モニターモジュール402は、本システムの全体的な操作を、ユーザーのイン ターフェースモジュール404、入手及び未処理EEGデータの管理モジュール 406、パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル処理モ ジュール408、並びに診断用インデックス入手モジュール410からのデータ 及び処理情報の集積を介して取り扱う。 モジュール402の詳細な解説図は図5である。 オペレーターは、ユーザーインターフェースと表示管理モジュール404を通 じての処理中に、本システムを制御して相互作用させる。この相互作用は、患者 に関する情報と、実施されている診断処理の情報の入力と、リード及び取得セッ ティングと、取得状況、リードインテグリティ、及び各電極によって精査されて いる領域に対応する診断用インデックスの連続的表示と、に関する情報の利用を 含むものであるが、これらに限定はされず、保存装置に対してデータのプリント アウトと保存とをリクエストするものである。モジュール404はモニターモジ ュール402と直接的に相互作用する。モジュール404によって取扱う操作は 、マイクロソフト社のウインドウズのような商業的に入手可能な環境下にて達成 が 可能である。 取得及び未処理EEGデータの管理モジュール406は、パワースペクトル、 バイスペクトル、及び高オーダースペクトル分析に先行して全未処理EEGデー タのチェックと処理とを取り扱う。これにはEEGデータの連続的入手と、その インテグリティの確認と、オート/クロスパワースペクトル、バイスペクトル、 及び高オーダースペクトル処理のための全単極EEGデータの作成が含まれるが 、これらに限定されない。モジュール406はモニターモジュール402と直接 的に相互作用する。モジュール406のさらに詳細な説明は、図7を使用した以 下の解説にて行う。 パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル処理モジュー ル408は、パワー供与、ダイナミックフェーズ関係、及びEEG内のパワーカ ップリングのための全データアレイの発生を制御する。この情報はFFT利用手 法あるいはパラメータ利用手法のいずれかを用いてオート/クロスパワースペク トル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルを計算することで入手が可能 である。このモジュールにて達成される仕事は、フーリエ変換及びパワースペク トルの発生、オート/クロスバイスペクトル密度と高オーダー密度の発生、オー ト/クロスバイコヒーレンスと高オーダーコヒーレンスの発生、オート/クロス バイスペクトルリアルプロダクト(real product)と高オーダーリアルプロダク トの発生、及びオート/クロスバイフェーズと高オーダーフェーズの発生を含む が、これらに限定されない。モジュール408はモニターモジュール402と直 接的に相互作用する。モジュール408のさらに詳細な説明は図8と図9を利用 した以下の解説にて提供されている。 診断用インデックスの入手モジュール410は診断処理において使用されるデ ータ値を発生する。この仕事は、必要とされる各パワースペクトル、バイスペク トル、あるいは高オーダースペクトルアレイのための対象周波数帯での値を選別 (sort)し、選別された各アレイを選別されたデータ(即ち、上位の0−5%、 上位の5−10%及び下位の5%等)の分布ヒストグラムの部分を表すビン(bi n)(1または複数の値を含む)に分割し、各ビン内の値を合計してシングル数 変数(single number variable)を創出し、オート/クロスパワースペクトル、 バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイからの選別された値に臨床的 に先行して決定された係数を掛けることで診断用インデックスを創出し、係数が 掛けられた全変数を総計して、最終的な診断用インデックスを創出することを含 むが、これらに限定されない。対象の周波数帯の値も、平均及び標準偏差、ある いは最大値または最少値のごとき他の所定のシングル値を計算する等の一般的な 記述的統計法(descriptive statistics methods)を使用して、または、ビン内 の値からのシングル値を組み合わせるか発生させるどのような他の処理を使用し てもシングル数に減少が可能である。各ビンに対する1または複数のそのような 値は、臨床的に決定されている係数が掛けられ、係数が掛けられている他の変数 を加えて最終的な診断用インデックスを創出することが可能である。モジュール 410はモニターモジュール402と直接的に相互作用する。モジュール410 のさらに詳細な解説は図11に関する以下の記述にて提供されている。 モニターモジュール402の操作の略図は図5において提供されている。初期 設定ステップ502において、データアレイは最新の63秒の未処理デジタルE EG信号で満たされており、各リードのパワースペクトル、バイスペクトル、及 び高オーダースペクトルデータはゼロに初期設定される。保存用に必要なデータ ファイルと、診断用インデックスの計算に必要なデータベースを含んだファイル も初期設定ステップ502で開かれる。 ステップ504において、本システムはユーザーインターフェースモジュール 404を介してユーザーに取得及び診断処理をスタートさせるのに必要な情報を リクエストする。このリクエストされた情報は、患者の記述的統計データ(性、 年齢、病状、等)、実施されるべき診断処理のタイプ、オートパワースペクトル 、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル分析のために使用されるリード、 クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル分析に使 用されるリードを含むものである。 操作のデフォルトモード(default mode)においては、本システムは麻酔の深 さと適正度、及び手術中の痛みに対する反応をデフォルトオートバイスペクトル データベースを使用して連続的にモニターする。デフォルトバンドパスフィルタ ー処理は0.5Hzから100Hzの範囲を通過して実施され、デフォルトサン プルレートは秒速256サンプルにセットされ、デフォルトゲインは各リードに 対して5000にセットされる。本好適実施例の以下の説明は、麻酔情報の深さ を最良に提供する特定電極サイトからのEEGに対して実施されるオートバイス ペクトル処理を重点的に解説するものとなろう。操作の他のモードは一般的に解 説されるであろう。 国際基準の10/20電極システムに従い、本システムを使用して取得される 19のEEG信号は、Fp1、Fp2、F7、F3、Fz、F4、F8、T3、 C3、Cz、C4、T4、T5、P3、Pz、P4、T6、01、及び02(参 考としてA1あるいはA2)である。 オートパワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル分析を 実施するために1信号が必要である。この信号は前記のいかなる電極からも直接 的に測定が可能である。又は、2本あるいはそれ以上のEEGリードからの信号 を1次結合して合成が可能である。例えば、2つのアナログ信号は第3の信号を 提供するためにディファレンシャルアンプ(differential apmlifier)を使用し て相互から差し引くことが可能である。同一の操作は数値引算(numerical subt raction)を使用して2つのデジタル化された信号に対して実施が可能である。 オートパワースペクトルデータは信号内のパワー分布に関する情報を提供し、オ ートバイスペクトルデータは信号内の正常値からの偏差、2次的非直線性(quad ratic nonlinearlities)及びインター周波数フェーズ関係(inter-frequency p hase relationships)に関する情報を提供し、オート高オーダースペクトルデー タは信号内の正常値からの偏差、高オーダー非直線性、及びインター周波数フェ ーズ関係に関する情報を提供する。このような処理は、信号が独立波成分で構成 されているか、あるいは一定の周波数が非直線的に相互作用するファンダメンタ ル(fundamentals)の単純なハーモニクス(harmonics)であるかどうかを決定 するであろう。電極にてプローブ(probe)された位置での信号の非直線性周波 数構造を変更する脳現象は、オートバイスペクトル及び高オーダースペクトルタ イプのアプローチによって最良に定量化される。 クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトル分析を 実施するためには2つの信号が必要である。これら2つの信号は前記のいかなる 2つの電極からも直接的に計測が可能である。あるいは2つの信号のどちらでも 2つあるいはそれ以上のEEGリードを前述のごとくに一次結合して合成が可能 である。クロスパワースペクトルデータはこれら2つの信号間のパワーコリレー ションに関する情報を提供するであろう。クロスバイスペクトルデータは正常値 からの偏差、2次的非直線性、及び2つの信号間のインター周波数フェーズ関係 に関する情報を提供するであろう。クロス高オーダースペクトルデータは正常値 からの偏差、高オーダー非直線性、及び2つの信号間のインター周波数フェーズ 関係に関する情報を提供するであろう。このような処理は、信号”X”の周波数 が独立的であるかどうか、あるいはそれらが信号”Y”にて存在するファンダメ ンタルのハーモニクスであるかどうかを決定するであろう。これによって、コル テックス(cortex)の別々の領域から発生する2つの信号間の関係のより良い特 徴付けが提供される。コルテックスの種々な領域間の非直線的周波数関係を変更 する脳現象は、クロスバイスペクトルとクロス高オーダースペクトル手法によっ て最良に定量化される。 麻酔の効果はEEGのさらに全体的な変化に反映されるものであり、よって、 本好適実施例は麻酔の深さのモニターのためにオートバイスペクトル分析を使用 したシステムの操作を説明するのに6つの信号を使用する。この6つの信号は以 下の電極配置から得られる。左右の頭部前方(FL/FR)信号はそれぞれ(F p1−Cz)と(Fp2−Cz)から得られ、左右の頭骨頭頂部(PL/PR) 信号はそれぞれ(P3−Cz)と(P4−Cz)から得られ、左右の前方頭骨頭 頂部(FPL/FPR)信号はそれぞれ(Fp1−P3)と(Fp2−P4)か ら得られる。 ステップ506において、未処理EEGデータの新しい1秒バッファーが取得 される。本システムはこの新1秒バッファーで人工物(artifact)検出を行い、 全データアレイを適正に更新する。オペレーターがその問題を矯正できるように 人工物データ(artifactual data)のいかなる伝達もオペレーターに対して表示 される。 ステップ508において、本システムは信号FL、FR、PL、PR、FPL 、FPRのオートパワースペクトル及びオートバイスペクトルアレイを計算する 。もちろん他の信号はオート/クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及び 高オーダースペクトル処理のために使用が可能であろう。パワースペクトル、バ イスペクトル、及び高オーダースペクトル計算の2つの異なるアプローチを図8 と図9を利用して以下において説明する。 ステップ510において、発生される全てのオート/クロスパワースペクトル 、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイからのシングル値診断用イ ン デックスが計算される。オート/クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及 び高オーダースペクトルアレイ用の臨床的に先行決定された係数アレイは診断用 インデックス計算に使用される。係数アレイの発生に関しては後述する。本シス テムはステップ512において分析されている全信号に対して全ての計算診断用 インデックスを瞬時に表示する。ステップ514において、本システムはエクシ ットリクエスト(exit request)を点検し、そのようなリクエストがなければ、 本システムはステップ508からステップ514までを繰り返す。ステップ51 6において、リクエストされたプリントアウトが提供され、その結果は記録保存 用として保存装置に保存され、全ファイルは閉じられる。ステップ518におい てこの処理は終了する。 本システムによって発生されたサンプルコンデンス表示は図6(a)から図6 (c)において示されている。患者の頭部の表示は図6(a)と図6(b)のグ ラフィック表示で示されている。最初の表示である図6(a)は19のセクショ ンに分割されており、各セクションは1電極にプローブされた領域を表している 。第2の表示である図6(b)は3つの水平セクションに分割されており、その 領域で電極群によってプローブされた、組み合わせの左右脳半球の活動を表して いる。スクリーンに表示された頭部の略図は必要に応じて特定の診断用あるいは モニター用に区分けすることも可能である。例えば、もし麻酔の深さのような全 体的な影響を探る場合には、そのトレンドに沿って単一化されたインデックスが 全表示面を占めるかも知れない。 頭部を表す図6(a)において、各セクションはその領域の電極から得られる EEGデータを使用したインデックス602の瞬間値を含む。頭部を表す図6( b)において、各セクションはその領域の複数の電極から得られたEEGデータ を使用して計算されたインデックス604の瞬時値を含む。各インデックス値に 隣接して、カラーコードされた矢印がインデックスの方向の瞬時の変化を示す のに使用される。この矢印はオペレーターによって予めセットされた制限内にイ ンデックスが存在すれば緑色であろう。矢印はインデックスが危険領域に入れば 黄色くなるであろう。もし、インデックスが患者に対して容認できる制限範囲を 外れれば赤線が矢印に代わって点滅する。 オペレーターのリクエストにより、どのセクションに対してもインデックスの 瞬時値とトレンドが図6(c)において図示されるよう、精査用の拡大図606 としての表示が可能である。これにより離れた場所での患者の状態の検査が可能 となる。その領域の診断用インデックスを発生させるのに必要なデータに関わる どのリードに対しても、リードに問題が発生したり、人工物(artifact)が検出 されたときに各セクションには大きな”X”が表示される。 図7を使用して取得及び未処理EEGデータ管理モジュール406を詳細に解 説する。ステップ702において、本システムは新データが初めて取得されてい るかどうかをチェックする。もし取得されているならば、ステップ704の取得 システム12にはリクエストされたフィルター処理、ゲイン、サンプルレート、 及びリードセレクションに関する情報が供給される。そのデフォルトセッティン グはフィルター処理に対してはバンドパス0.5−100Hz、ゲインに対して は5000、サンプルレートに対しては256サンプル/秒であり、リードの組 み合せFL、FR、PL、PR、FPL、及びFPRからの信号が取得される。 上記のセッティングは本システムが連続的EEG信号ではなくて発生するEEG 反応を分析しているときには大きく異なるものとなる。多様なEEG誘起ポテン シャル用の信号を取得するための共通のゲインとフィルターセッティングとを以 下で解説する。 EEG誘起ポテンシャルとは、脳と中枢神経系統の知覚部位が、知覚刺激に対 するEEG内の反応を検出することで評価されることを可能とする手段である。 これには3種の通常手段が存在する。パターンシフト視覚誘起ポテンシャル(P SVEP:pattern-shift visual evoked potentials)は患者に対して示され、 変化する視覚パターンに関与する。例えば、ストロボライトを点滅させたり、あ るいは白黒チェッカーボードを反転(白に対して黒、又はその逆)することも可 能である。脳幹聴覚誘起ポテンシャル(BAEP:brainstem auditorye voked potentials)は、信号発生器によって創出されるクリック音のごとき制御された 聴覚刺激を使用する。最後に、体性感覚誘起ポテンシャル(SEP:somatosens ory evoked potentials)は、生理学的(接触、あるいは筋肉伸張)、あるいは 電気的刺激のどちらかを使用する。全ての誘起ポテンシャル手法において、電極 は脳の適正箇所近辺に配置され(即ち、視覚誘起ポテンシャルの場合には、視覚 コルテックスの上)、EEGは刺激開始から所定の時間だけ記録される。刺激は 何度も繰り返され、得られた記録は平均化され(伝統的には時間領域)、刺激に よるもの以外のEEG信号の全部分を排除する。本発明においては、誘起された 反応に対するEEGから創出された一連のパワースペクトル、バイスペクトル、 あるいは高オーダースペクトルアレイが平均化される。 各誘起ポテンシャル手法には異なるフィルターとゲインセッティングが使用さ れる。例えば、パターンシフト視覚誘起ポテンシャルの普通のゲインセッティン グの範囲は20,000から100,000である。PSVEPの普通のフィル ターセッティングの範囲はバンドパスの低端部に対しては1Hzから3Hzであ り、高端部に対しては100Hzから300Hzである。誘起ポテンシャルの手 法及び使用は、1983年のチアッパによる「臨床医学の誘起ポテンシャル」に おいてさらに詳しく記載されており、本明細書にその内容を援用する。 ステップ706において、本取得システム12はリクエストされた全リードか ら1秒間の新データを取得する。あるいは、本システムが誘起ポテンシャルを分 析しているならば、その信号は1の完全誘起ポテンシャル反応から取得される。 本システムはステップ708にて非常に大きな正値あるいは負値をチェックする ことで取得サイクル中のリード機能不順を検出する。また、ステップ708にお いて、一般に利用可能なアルゴリズムが各リードの機能不順を検出するのに利用 される。ステップ710において、機能不順に陥ったリードや人工的データを創 出しているリードはモニターモジュール402にてマークが付される。 ステップ712において、各信号に対する最新の4秒間の記録はXi(t)に振 り分けられる。Xi(t)はオートパワースペクトル、オートバイスペクトル、及 びオート高オーダースペクトル処理用に提供される個々の時間シリーズ記録であ る(time series records)(時間シリーズXi(t)(全t及び1特定iに対して )は記録と呼称する)。クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及び高オー ダースペクトル処理が必要な場合は、第2信号からの最新の4秒間記録がYi(t )に提供される。本好適実施例においては、Yi(t)は全ての場合にXi(t)に等 しくセットされる。なぜなら、オートパワースペクトル、オートバイスペクトル 、及びオート高オーダースペクトル計算のみが実施されるからである。インデッ クス(i)は1から60までの記録数を表す。もし誘起ポテンシャルが分析され ているなら、各信号からの最新の完全誘起ポテンシャル反応は前記のごとくに適 当なXi(t)とYi(t)とに振り分けられる。誘起ポテンシャル反応を個々の記録 として使用すると、パワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペク トル領域での多数を平均化することが可能となる。 ステップ714において、円形バッファー機構(circular buffer mechanism) が各リードに対する未処理EEGの保存に使用され、さらに、各リードに対する 60の最新4秒間Xi(t)とYi(t)記録用のオート/クロスパワースペクトル、 バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイを保存するために使用される 。このバッファーは最も古いデータの位置に最新に取得されて処理されたデータ を保存することで更新される。本システムの操作はステップ716のモニターモ ジ ュール402に戻る。 図8を利用して、オートパワースペクトル、オートバイスペクトル、クロスパ ワースペクトルあるいはクロスバイスペクトルを創出する周波数領域利用処理を 説明する。ステップ802において、本システムは実行される計算が1つの信号 か、あるいは2つの信号を必要とするかをチェックする。典型的には1つの時間 シリーズはオートスペクトル分析に必要であり、2つの時間シリーズはクロスス ペクトル分析を実行するのに必要である。 ステップ804において、本システムは単極リードのオートパワースペクトル あるいはオートバイスペクトル計算を実行するのに以下の方法にて時間記録をセ ットする。これらの計算には1つの信号のみが必要であり、第2セットの記録( Yi(t))は第1セットの記録(Xi(t))と等しくセットされる。その結果、X i(t)とYi(t)の対応するフーリエ変換、即ちそれぞれXi(f)とYi(f)も等し くなる。 Xi(t)=Yi(t) −−−> Xi(f)=Yi(f) ここで、iは記録数であり、本実施例では1から60の範囲である。 ステップ806において、時間記録は、2つの別々の時間シリーズ信号を使用 してクロスパワースペクトルとクロスバイスペクトル分析のためにセットされる 。その結果、対応するフーリエ変換は等しくはならない。 Xi(t)≠Yi(t) −−−> Xi(f)≠Yi(f) ここで、Xi(t)とYi(t)は2以上の電極によってプローブされた2つの別々 の領域からの別々に誘起された時間シリーズ記録を表す。 その信号の各60秒間の記録のファーストフーリエ変換(FFT)Xi(f)と Yi(f)は、ステップ808で標準IEEEライブラリルーティーン(library r outine)(あるいはいかなる他の一般的なルーティーン)を使用して計算される 。もし、リクエストされたなら、変換記録Xi(f)とYi(f)のシリーズは、それ ぞれ定数CxiとCyiによって各周波数での値を割ることで各々に正常化を施すこ とが可能である。これらの定数は各記録と各シリーズ(XあるいはY)に対して 別々に得られる。この定数は全パワーか、対象スペクトルの最大値か、あるいは Xi(f)、Xi(t)、Yi(f)、及びYi(t)の他のデリバティブ(derivative)で ある。 ステップ810において、本システムは実行される計算がパワースペクトルか 、あるいはバイスペクトル計算かをチェックする。 本システムはステップ812において以下の式を利用してオート/クロスパワ ースペクトル密度値(PD(f))を計算する。式中、PC(f)は1信号あるいは 信号ペアの平均コンプレックスプロダクト(complex product)である。 mplex conjugate)であり、Mは記録数である(本好適実施例では60)。本シ ステムはその後にリクエストされたオート/クロスパワースペクトル密度アレイ をモニターモジュール402にリターンする。 本システムがステップ814においてバイスペクトル計算を実行しているなら 、本システムは実行される計算がオートバイスペクトルかクロスバイスペクトル 計算かをチェックする。 オートバイスペクトル分析はクロスバイスペクトル分析の特別な場合であって 、シンメトリ(symmetry)の異なる法則が適用される。ステップ816において 、本システムはオートバイスペクトル計算中にどの範囲のf1とf2を使用するの かを決定するために以下の等式を使用する。 式中、fsはサンプルレート(すなわち秒あたりのサンプル数)と等しい。( 1好適実施例では256サンプル/秒) 0 ≦ f2 ≦ f1 式中、f1とf2(F1及びF2、すなわち周波数1及び周波数2とも呼称)は、 バイスペクトル計算が実行されるであろう周波数ペアを表す。 ステップ818において、クロスバイスペクトル分析のためのf1とf2の範囲 を決定するのに以下の式が利用される。 式中、クロスバイスペクトル分析Xi(f)とYi(f)が、2つの別々の領域から の個々に得られた時間シリーズ記録のフーリエ変換を表す以外は、全変数はオー トスペクトル分析の場合と同一値を表す。 ステップ820において、その信号の60の選択された記録の各々のパワース ペクトルPxi(f)とPyi(f)は、フーリエ変換Xi(f)とYi(f)の各要素(elem ent)の値をそれぞれ平方することで計算される。 本システムはステップ822において、以下の式を使用して平均コンプレック ストリプルプロダクトを計算する。式中、bci(f1,f2)は1つの4秒間の記録 からの個々のコンプレックストリプルプロダクトであり、BC(f1,f2)は全6 0の記録に対する平均コンプレックストリプルプロダクトである。 式中、Mは記録数(本好適実施例では60)である。 平均リアルトリプルプロダクトはステップ824にて以下の等式を利用して計 算される。式中、bri(f1,f2)は1つの4秒間記録からの個々のリアルトリプ ルプロダクトであり、BR(f1,f2)は全60の記録に対する平均リアルトリプ ルプロダクトである。 bri(f1,f2)=Pxi(f1) ・ Pxi(f2) ・ Pyi(f1+f2) 式中、Mは記録数(本好適実施例では60)である。 ステップ826にて、オート/クロスバイスペクトル密度値(BD(f1,f2)) のアレイは以下の等式を利用して計算される。 BD(f1,f2)= |BC(f1,f2)| ステップ828において、平均リアルトリプルプロダクト(SBR(f1,f2)) の平方根アレイは以下の等式を利用して計算される。 SBR(f1,f2)= [BR(f1,f2)]1/2 ステップ830において、本システムは以下の等式を用いてオート/クロスバ イフェーズ値(ψ(f1,f2))のアレイを計算する。 ψ(f1,f2)=tan-1 [Im(BC(f1,f2))/Re(BC(f1,f2))] 0 < ψ < 2π (ラジアン) ステップ832において、本システムは以下の等式を用いてオート/クロスバ イコヒーレンス値(R(f1,f2))のアレイを計算する。 R(f1,f2)=BD(f1,f2)/SBR(f1,f2) 0 < R < 1 ステップ834において、本システムはリクエストされたオート/クロスパワ ースペクトル密度アレイあるいはオート/クロスバイスペクトル密度、平方根さ れた平均リアルトリプルプロダクト、バイコヒーレンス、バイフェーズアレイを モニターモジュール402にリターンする。 オート/クロスバイスペクトルアレイを計算するのに使用される前記の周波数 領域利用(frequency-domain-based)の等式は、オート/クロス高オーダースペ クトルアレイを計算するために一般化することが可能である。これによって、ト リスペクトル(trispectrum)、クアドスペクトル(quadspectrum)等の計算が 可能になる。K番オーダー(Kth-order)スペクトルに対するアレイを計算する とすれば、以下の等式が使用可能である。 平均コンプレックスK番オーダープロダクト: 式中、Mは記録数(本実施例では60)である。 平均リアルK番オーダープロダクト: ・Pxi(fk-1)・Pyi(f1+f2+...+fk-1) オート/クロスK番オーダースペクトル密度: KD(f1,f2,...,fk-1)= |KC(f1,f2,...,fk-1)| オート/クロスK番オーダーコヒーレンス: R(f1,f2,...,fk-1) =KD(f1,f2,...,fk-1)/[KR(f1,f2,...,fk-1)]1/2 0 < R < 1 オート/クロスK番オーダーフェーズ: ψ(f1,f2,...,fk-1)=tan-1[Im(KC(f1,f2,...,fk-1)) /Re(KC(f1,f2,...,fk-1))] 0 < ψ < 2π (ラジアン) 図9はオートパワースペクトル、オートバイスペクトル、クロスパワースペク トル、あるいはクロスバイスペクトルのパラメータ利用手法を説明している。ス テップ902、904及び906において、本システムはステップ802、80 4及び806でそれぞれ説明したものと同一の手法にて時間シリーズ記録をセッ トする。Xi(t)とYi(t)であるオート/クロスパワースペクトルはステップ9 08、910及び912にて予想される。この予想法は2つのステージであるオ ートレグレッシブ(AR:autoregressive)モデルオーダーセレクションと、X i(t)とYi(t)に対するオート/クロスパワースペクトル計算を含むものである 。ステップ908において、本システムは以下の等式を用いてオートコリレーシ ョンの2つのセクエンス(sequences){R2X(m)}と{R2Y(m)}を計算する 。 Z=XあるいはY、及び m=0,1,...,L 式中、Mは各信号の記録数(本実施例では60)であり、Nは記録あたりのサ ンプル数(本実施例では1024)であり、Lは最大可能なARフィルターオー ダー(本実施例では50)よりも大きな値である。 最終予想誤差(Final Prediction Errors)FPEX(m)とFPEY(m)は、AR フィルターのオーダーを発見するためにステップ910にて各オートコリレーシ ョンセクエンスにレビンソン帰納関数(Levinson recursion function)を適用 することで計算される。ARフィルターのオーダーは最終予想誤差FPEX(m)と FPEY(m)それぞれの最小値の位置を発見することで決定が可能である。即ち、 FPEX(QX)=min{FPEX(m)} と FPEY(QY)=min{FPEY(m)} ここで、QXとQYはFPEX(m)とFPEY(m)(それぞれ)の最小値の位置で あり、従って、パワースペクトルXi(t)とYi(t)(それぞれ)のARフィルタ ーのオーダーである。 オートパワースペクトル用のARフィルターのオーダーが知られたら、オート コリレーションセクエンス{R2X(m)}と{R2Y(m)}は、Lの代用としてそれ ぞれオーダーQXとQYでレビンソン帰納が施される。このレビンソン帰納によっ て得られた係数{ciX,i=0,1,...,QX}と{ciY,i=0,1,.. .,QY}はそれぞれXi(t)とYi(t)のオートパワースペクトルに対するAR フィルターの係数である。従って、ステップ912において、Xi(t)とYi(t) のオートパワースペクトルに対するARフィルターの変換関数(transfer funct ion)は、その係数のフーリエ変換値で割られた予想誤差(σz)の平方根として 計算される。即ち、 オート/クロスパワースペクトル密度値(PD(f))は、HPX(f)のコンプレ ックスプロダクトとHPY(f)の共役コンプレックスの値である。即ち、 PD(f)= |PC(f)| もしリクエストされれば、ステップ808で使用されたものと同一の正常化が (Hpz(f)に対して)可能である。 ステップ914において、本システムは実行される計算がバイスペクトル計算 かどうかをチェックし、もしそうでなければ、本システムはリクエストされたオ ート/クロスパワースペクトル密度アレイをモニターモジュール402にリター ンする。 ステップ916、918及び920において、本システムはそのシンメロリを ステップ814、816及び818にて前述したもののと同一手法にてセットす る。 本システムはステップ922、924及び926においてオート/クロスバイ スペクトルを予想する。この予想処理は2つの主要なステージであるオーダーセ レクションとバイスペクトル計算を含むものである。ステップ922において、 サードオーダーモーメント(third-order moments)の2つのセクエンス{R3X( τ)}と{R3Y(τ)}は以下の等式を用いて計算される。 Z=X,Y τ=−L,...,L 式中、S1=max(1,1−τ)、 S2=min(N,N−τ)、 Lは最大可能 ARフィルターオーダー(例えば50)より大である。 ステップ924において、2つのマトリックスTXとTYは以下のように準備さ れる。 バイスペクトルのARフィルターに関して行った予想から、Xi(t)とYi(t) のバイスペクトルのARフィルターのオーダーOXとOYはスーパーマトリックス (super matrices)TXとTYの横列となる。よって、OXとOYはシングル値デコ ンポジション(decomposition)を使用して選択される。オーダーを見つけたら 、以下の等式の一次系(linear system)を解くことでバイスペクトルのARフ ィルターの係数が得られる。 z=XあるいはY 式中、スキューネス(skewness)(βz)と係数(b1z,・・・,b0zZ)、Z= XあるいはYは、等式の一次系を解くことで得られる。 Xi(t)とYi(t)のオート/クロスバイスペクトルはステップ926にて、A Rフィルター係数(Hz(f))のフーリエ変換値のトリプルプロダクトによって 割られたスキューネス(βXβYβY)1/3のトリプルプロダクトの3乗根として計 算される。即ち、 BR(f1,f2)は同一信号用のリアルトリプルプロダクトである: BR(f1,f2)=Px(f1)・PX(f2)・PY(f1+f2) 式中、Xi(t)とYi(t)のオートスペクトルPX(f)とPY(f)はXi(t)とYi (t)のそれぞれのオートパワースペクトルのARフィルターの変換関数の値(H PX(f)と(HPY(f))の平方によって計算される。もしリクエストされたら、ス テップ808に使用されたものと同一の正常化が可能である。同様に、(βZ)1 /3 /HZ(f)は、所定の周波数帯に対する値、その最大値あるいは同様に得られ た正常化定数の平方の合計の平方根によって割られる。 パワースペクトルとオート/クロスバイスペクトルを得た後に、本システムは ステップ928にて、ステップ826、828、830及び832と同様にバイ スペクトル密度アレイ、バイフェーズ、バイコヒーレンス、及び平方根処理され た平均リアルトリプルプロダクト(RTP)アレイを計算する。ステップ930 において、本システムはリクエストされたオート/クロスパワースペクトル密度 アレイ、バイスペクトル密度、平方根処理されたリアルトリプルプロダクト、バ イフェーズ、及びバイコヒーレンスアレイをモニターモジュール402にリター ンする。 オート/クロスバイスペクトルアレイの計算に使用される前記のパラメータ等 式は、オート/クロス高オーダースペクトルアレイの計算のために一般化が可能 である。これによってトリスペクトル、クワドスペクトル等の計算が可能になる 。K番オーダースペクトルのアレイを計算するとすれば、以下の等式が利用可能 である。 オート/クロスK番オーダースペクトル: KC(f1,f2,...,fk-1) = リアルK番オーダープロダクト: KR(f1,f2,...,fk-1)=PX(f1)・PX(f2)・ ...・PX(fk-1)・ PY(f1+f2+...+fk-1) オート/クロスK番オーダースペクトルを得た後、本システムは周波数領域利 用法と同一の手法にてオート/クロスK番オーダースペクトル密度アレイ、オー ト/クロスK番オーダーフェーズ、及びオート/クロスK番オーダーコヒーレン スを計算する。 説明を目的とした図10(a)から図10(c)はサンプルのオートバイスペ クトルアレイのグラフであり、周波数ペアの0<f1<30Hzと0<f2<15 Hzを表している。バイスペクトル密度アレイは図10(a)にて示されており 、Z軸は全部の適当な周波数ペアf1とf2との間にカップリングされた相互作用 のデシベル(db)での値を表す。ここで、周波数ペア(f1,f2)は以下の等 式に従わなければならない。 式中、この場合Fs=60Hzである。バイコヒーレンスアレイは図10(c) に示されており、Z軸は全部の適当な周波数ペアf1とf2との間にカップリング された相互作用の百分率(%)での正常化された値を表す。バイフェーズアレイ は図10(b)に示されており、Z軸は全部の適当な周波数ペアf1とf2との間 にカップリングされた相互作用のラジアンでのフェーズを表している。リアルト リプルプロダクトの平方根アレイは図10(d)に示されており、Z軸は全部の 周波数ペアf1とf2との間にカップリングされた相互作用のデシベル(db)で の値を表す。 図11を使用して、診断用インデックス発生モジュール410のさらに詳細な 説明をする。ステップ1102において、本システムは進行中の診断的評価のタ イプを特定する。1好適実施例においては、5つの可能なオプションは以下の通 りである。 1.麻酔の深度、覚醒/睡眠、痛みに対する反応、及び手術ストレス。 2.脳の虚血及び低酸素状態。 3.脳の中毒症(アルコール、麻薬)。 4.誘起ポテンシャルの評価。 5.認識プロセスの評価。 ステップ1104において、本システムは以下に解説する選別手法を用いてリ クエストされた診断用インデックスの計算に必要なオート/クロスパワースペク トル、バイスペクトル、及び/又は高オーダースペクトルアレイを得る。診断用 インデックスの発生において使用可能な種々なアレイとは、オート/クロスパワ ースペクトル、オート/クロスバイスペクトル密度、オート/クロスバイコヒー レンス、オート/クロスバイスペクトルリアルプロダクト、オート/クロスバイ フェーズ、オート/クロスK番オーダースペクトル密度、オート/クロスK番オ ーダーコヒーレンス、オート/クロスK番オーダースペクトルリアルプロダクト 、及びオート/クロスK番オーダーフェーズである。 オート/クロスパワースペクトル、バイスペクトル及び高オーダースペクトル アレイの選別は本発明の重要な特徴であり、これらの(及び他のいかなる)スペ クトルにおけるエネルギー分布の変化にも対応するメカニズムを提供するもので ある。以下はこの特徴がどのように1好適実施例において適用されるかを一般的 に解説するものである。 好適実施例にて解説したように4秒間の記録から得られたFFTに基づき、周 波数帯0Hz−30Hz(4秒間記録と毎秒256サンプルのサンプルレートで 、FFTの解析度は0.25Hzであり、使用範囲は30Hz幅であり、よって 120=30Hz/0.25Hzのデータポイントが存在)をカバーするパワー スペクトルアレイのための120データポイントが計算可能である。120デー タポイントが逆(decending)オーダーで選別されているとき、選別されたアレ イの最初の要素(element)は最大パワースペクトル値に対応し、最後の要素は 最少パワースペクトル値に対応する。よって、パワーの分布ヒストグラムは選別 されたアレイを使用して発生が可能である。このヒストグラムのX軸はdBでの パワーを表し、Y軸は特定のX軸パワー値に対応する選別されたアレイのポイン ト数を表すであろう。選別されたアレイの全ポイントが加算されたら、合計は0 Hz−30Hzスペクトルの全パワーを表すであろう。もし、選別されたアレイ の隣接ポイントの数が加算されたら、全パワーの百分率を表すヒストグラムの1 部分が得られる。例えば、ある特定のEEG信号において、選別されたアレイの 最上の2ポイントはパワー分布ヒストグラムの全パワーの最上10%を表す。同 様に、選別されたアレイの最下の70ポイントの加算(同一信号に対して)は、 ヒストグラムの全パワーの最下10%を与えるであろう。アレイでポイントを合 計する代わりに、アレイのポイントの平均または標準偏差のごとき統計値、ある いは、アレイのポイントのメジアン、最少、または最大のごときシングル値が計 算され、診断用インデックスの創出に使用が可能である。また、選別されたアレ イの最上 ポイントはピークあるいは最大パワーの計算と同じになり、中央の要素はメジア ンパワーと同じになり、最後の要素は最少パワーとなるであろう。1実施例にお いては、このピーク値が使用される。別実施例においては、最少値が使用される 。さらに別な実施例においては、ピーク値と最少値が両方とも使用可能である。 この手法に従えば、パワー分布ヒストグラムのいかなる部分でも、選別されたア レイの1あるいは複数の隣接要素を加算することで得られるであろう(全パワー の最上25%、全パワーの中央50%、等)(特定ポイントから全パワーの百分 率までの変換関数を経験的に決定したものとする)。選別によって、特定の狭い 周波数帯を分析することなく、0Hz−30Hzのパワースペクトルでの高活性 と低活性(山と谷)の領域を求めることができる。これはパワースペクトルをそ のパワー配分ファンクション(function)にマッピングし、その配分ファンクシ ョン内の固定帯(fixed bands)に対して操作を行うことと同等である。この変 換は、催眠系麻酔剤が投与されたときに観測されるEEGパワーの振舞における いくらかの矛盾にアドレス(address)する。さらに一般的には、前述の選別法 は、いかなるディメンションといかなる周波数帯のいかなるオート/クロスパワ ースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイをも、それが 含む値の1次元配分ファンクション(one-dimensional distribution function )に変換するであろう。この1次元的配分は、組み合わされて診断用インデック スを創出することが可能な固定帯に分割される。固定帯あるいはビンのセクエン スは1または複数のポイントで構成が可能であり、分析されているデータの特定 のピーク、谷、及び他の特性の変動の評価を可能にする。ここで使用する「選別 」とは、いかなるディメンション及び周波数帯のいかなるオート/クロスパワー スペクトル、バイスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイのいかなるラン クのオーダーと、ランクオーダー情報の使用をも網羅するものであり、この実施 例に従った手法にて脳現象の評価のための1または複数の診断用インデックスを 発生させるために使用される1または複数のポイントを引き出す。 ステップ1106において、基準オート/クロスパワースペクトル、バイスペ クトル、及び高オーダースペクトルアレイが選別される。対応する依存(depend ent)アレイは基準(reference)アレイの選別されたセクエンスに従って再オー ダーされる。基準アレイとは、その値が同数の変数を有し、基準アレイと同一サ イズである1群の対応するアレイのための主要選別キー(primary sort key)と して使用されるアレイのことである。例えば、もしこの基準アレイが4つの要素 を有し、選別処理以前にインデックス1、2、3、4が与えられ、先別処理後の インデックスの新オーダーは2、1、4、3であるとすると、同一サイズのいか なる他のアレイをも再オーダーするために同一の再アレンジを使用することが可 能である(この場合には、第2要素を最初に置き、最初の要素を2番目に置く、 等)。このように、依存アレイを再アレンジするには基準アレイの選別処理が使 用可能である。本好適実施例においては、この基準アレイはオートバイスペクト ル密度であり、依存アレイはオートバイコヒーレンスと平方根処理された平均リ アルトリプルプロダクトである。オートバイスペクトル密度は基準アレイとして 選択された。なぜなら、それはランダムフェーズキャンセル処理後の各周波数ペ アでの残余パワー(residual power)に関する情報を提供するからである。この ように、オートバイスペクトル密度アレイの選別処理は、それらのアレイ自体の 選別処理の場合より、オートバイスペクトルとリアルトリプルプロダクト値を選 択するさらに安定的な手段を提供する。他の要求を満たすためには異なるアレイ の選択が可能である。 実施例によっては、対象であるオート/クロスパワースペクトル、バイスペク トル、及び高オーダースペクトルアレイの合計、平均、及び標準偏差が計算され る(これらの記述的統計はランクオーダーに独立(independent)であるあるた め、前後の選別は同じ結果を提供するであろう)。これらの変数は診断用インデ ックスの発生においても使用が可能である。追加的変数は、いかなる2の選別ま たは記述的変数の単純な比またはプロダクトをとることで、選別または非選別の アレ イから直接的に得ることができる。例えば、平均に対する標準偏差の比は、変数 の係数を提供するであろう。この目的は、選別または非選別のアレイを可能な限 り多くの記述体(descriptors)に分割することである。 ステップ1108において、選別されたオート/クロスパワースペクトル、バ イスペクトル、及び高オーダースペクトルアレイは前述したように各々がビンに 分割される。各アレイの各ビンのポイントの合計が計算され、一時的変数(temp orary variables)内に保存される。ステップ1108において発生される記述 的統計変数も、一時的位置に保存可能である。ステップ1110において、望む 診断用インデックスの臨床的に予め決定された係数アレイは残余メモリ(あるい は保存装置)から回収される。予め決定された係数アレイの各係数はステップ1 108で発生される一時的変数の1つに対応する。ステップ1112において、 診断用インデックスは予め決定された係数アレイ内の対応する係数が掛けられた 全変数の合計から創出される。前述のように、診断用インデックスの創出に使用 される変数は各ビンのポイントの合計でも構わず、各ビンのポイント値から発生 されるいかなる記述的統計値(平均、メジアン、標準偏差、最大値、最小値、等 )または、選別あるいは非選別アレイから、あるいは選別または非選別アレイの ビンからのいかなる所定値であってもよい。ステップ1114において、本プロ グラムはモニターモジュール402に戻る。 前記の予め決定された臨床係数アレイは、臨床的に実用的な診断効果を達成す るための装置の能力に不可欠なものである。これらの臨床基準アレイを発生させ るのに採用される処理プロセスを解説する。本システムの全診断形態を提供する ために、多数の利用可能な基準アレイを発生させなければならず、ここでは1つ に絞って詳細に説明する。他の全基準アレイは同様に発生されるものである。説 明の目的で、得られる信号FLとFR(本好適実施例)を使用した麻酔の深さの ストレスを伴う刺激コンポーネントに対する反応の計測に必要な係数を発生させ る手法を以下において解説する。 どの変数を診断用インデックスに採用すべきか決定するため、並びに、それら 変数の各々と関連する臨床的係数値を決定するため、未処理データ及び臨床診断 が要求される。以下に記述する特定の場合には、麻酔の深さを示すインデックス を得るには、EEG信号(末処理データ)と、臨床刺激に対する患者の反応の評 価(臨床診断)が収集された。以下の1例では、この評価は患者の動脈血圧の変 化に基づいている。他方の場合には、この評価は患者がモータ対応反応(motor- reflective response)を有しているかどうかの外科医の判断である。データが 取得されれば、多様なスペクトルは計算され、これらのスペクトルから変数は計 算されるであろう。統計的レグレッションモデル(regression model)において これらの変数のいかなる特定のサブセットでも組み合わせることで、特定の診断 用インデックスが決定可能である。実際の臨床的診断を予想するようにこの特定 の診断を最良化する臨床的係数は、このレグレッション処理から計算される。こ れら変数をマルチサブセットの変数に組み合せ、これらサブセットの各々に対し て統計的レグレッションを実施することで、一連の可能な診断用インデックスが 創出され、各インデックスの予想能力が決定されるであろう。これら診断用イン デックスの各々の予想診断を実際の臨床的診断と比較することで、最も正確に実 際の結果を予想する診断用インデックスを導く変数のサブセットが測定されるで あろう。 2つの別々の研究において、EEGポテンシャルは任意的な手術を施されてい る患者のグループから連続的に記録された。記録期間は投与開始約5分前に開始 され、手術の終了まで継続した。得られた信号FL、FR、PL、PR、FPL 、及びFPRは前述の手法にて取得された。 最初の研究の目的は、オートバイスペクトル変数が切開時の麻酔の深さに関す る情報を提供するかどうかを測定するためのものであった。40名の成人の患者 が対象となった。チオペンタール(5.0mg/kg以下)で麻酔し、サクシニ ルコリンを投与した後、挿管治療(intubation)が施された。ランダムに指定し た患者に対して、100%の酸素中にイソフルラン0.75MAC(Mean Alveo lar Concentration)、1.00MAC、あるいは1.25MACを投与した。 エンドタイダル濃度(end-tidal agent concentration)がモニターされ、安定 状態期間に達した後、皮膚切開に反応する意識的な動作が評価された。各患者は 、切開に対する患者の反応に基づいて、「動作者」あるいは「非動作者」として 分類された。 第2の研究の目的は、オートバイスペクトル変数が、サフェンタニールあるい はアルフェンタニールの投与中に喉頭検査(laryngoscopy)に対する血液力学的 反応(hemodynamic res@ponses)の予想に関する情報を提供するかどうかを測定 することであった。40名の患者が研究対象となった。患者は前もって経口ジア ゼパム(0.05−0.15mg/kg)が投与され、酸素中にてチオペンター ル(4.0−6.0mg/kg)と60%の亜酸化窒素が投与され、その後、ベ クロニウム(vecuronium)(0.1mg/kg)が投与された。各患者はランダ ムに選択されて、以下の5種の養生(regimens)のうちの1種を受けた。それら は、生理食塩水、アルフェンタニール15mcg/kg若しくは30mcg/k g、サフェンタニール0.5mcg/kg若しくは1.5mcg/kgであった 。喉頭検査が、薬剤投与後の3分間に実施された。上腕血圧がカフ装置を使用し て1分毎に測定された。挿管治療に対して20%以上の平均動脈圧の変化を示し た患者は「反応者」と分類され、挿管治療でそのような変化を示さなかった患者 は「非反応者」と分類された。 各患者に対して、刺激に先立つ2分間を利用して、得られた信号FLとFRの ためにオートバイスペクトル密度、オートバイコヒーレンス、及びオート平方根 処理された平均リアルトリプルプロダクトアレイが発生された。バイスペクトル アレイが計算された周波数帯は0.25Hzから30Hzであった。各バイスペ クトルアレイは3600データポイントを含んでいた。 得られたオートバイスペクトル密度、バイコヒーレンス、及びオート平方根処 理平均リアルトリプルプロダクトアレイは選別基準アレイとしてオートバイスペ クトル密度アレイを使用して選別された。この選別処理は前述のアルゴリズムを 使用して行われた。 11の変数が以下のように選別されたアレイの各々から創出された。 変数 1=選別されたアレイの最大15ポイントの合計 変数 2=選別されたアレイの16から30番目にランクされたポイントの合 計 変数 3=選別されたアレイの31から50番目にランクされたポイントの合 計 変数 4=選別されたアレイの51から100番目にランクされたポイントの 合計 変数 5=選別されたアレイの101から150番目にランクされたポイント の合計 変数 6=選別されたアレイの151から300番目にランクされたポイント の合計 変数 7=選別されたアレイの301から500番目にランクされたポイント の合計 変数 8=選別されたアレイの501から900番目にランクされたポイント の合計 変数 9=選別されたアレイの901から1500番目にランクされたポイン トの合計 変数10=選別されたアレイの1501から2400番目にランクされたポイ ントの合計 変数11=選別されたアレイの2401から3600番目にランクされたポイ ントの合計 各アレイの11の変数の値が計算された。その結果、信号あたり各患者に対し て33の一時的変数が存在した。 その後に80名の患者は2群に分類された。最初のグループには切開で動作し た最初の研究からの全患者と、挿管治療で20%以上の血圧変化を示した第2の 研究の全患者が含まれた。第2のグループには切開で動作がなかった最初の研究 からの全患者と、挿管治療で20%以下の血圧変化を示した第2の研究の全患者 が含まれた。 最も効果的な診断用インデックスを提供する係数のセットを創出するために、 判別的分析(discriminant analysis)が行われた。係数のセット(C0,C1,..., C33)に対する診断用インデックス(I(C0,C1,...,C33))は以下のように求めら れる。 I(C0,C1,...,C33)=C0+(BISA C1+...+BISK C11) +(BICA C12+...+BICK C22)+(PSA C23+...+PSK C33) 式中、BISAからBISKはバイスペクトルアレイからの11の選別された一 時的変数であり、BICAからBICKはバイコヒーレンスアレイからの変数であ り、PSAからPSKは選別された平方根処理平均リアルトリプルプロダクトアレ イからの変数である。前記の一時的変数の値の場合、各患者の反応者/非反応者 分類後、この判別的分析は、関数Iによって最良の反応者と非反応者の分類を提 供する係数のセットを創出する。判別的分析アルゴリズムは一般的に入手可能で あり、この場合、使用されるものはIMSL(テキサス州ヒューストン)から入 手できる統計ライブラリからのものである。以下に170名の患者のデータベー スを使用して発生された係数のサンプルリストを掲載する。 得られた信号FL、FR用 C0 −4.28 C1 −0.65 C2 +0.57 C3 +1.21 C4 −1.23 C5 +2.63 C6 −3.34 C7 +2.11 C8 +2.74 C9 −3.08 C10 0.0 C11 −0.66 C12 +0.04 C13 −1.86 C14 +0.50 C15 +0.14 C16 −0.30 C17 +0.15 C18 −0.08 C19 −0.11 C20 +0.05 C21 +0.05 C22 −0.02 C23 +0.67 C24 −1.02 C25 0.0 C26 −0.19 C27 −1.27 C28 +1.20 C29 +1.25 C30 −2.15 C31 −2.43 C32 +3.16 C33 +0.64 前述の2つの研究に対して、診断用インデックスが各患者の刺激に対する反応 予想に使用された。以下は達成された結果の要約である。 感度;切開時の動作予想 =96% 特異性;切開時の非動作予想 =63% 全体的精度;切開時の動作/非動作予想 =83% 感度;挿管治療時の>20%BP変化予想 =100% 特異性;挿管治療時の<20%BP変化予想 =50% 全体的精度;挿管時のBP変化予想 =85% 前記の例は回顧的(retrospective)手法にての診断的適用のための係数セッ ト取得の1手法を示す。診断用インデックスを使用して、研究対象の臨床患者の 分類に他にもいくつかの手法が使用可能である。いくらかの手法は直線的レグレ ッション(linear regression)、段階直線的レグレッション(stepwise linear regression)、論理的レグレッション(logistic regression)、及び段階論理 的レグレッションを含むものである。もちろん、係数を回顧的に計算するのにど の手法を使用しようとも、最終的なインデックスの実効性は患者に適用する以前 に予想試験において確認されなければならない。 前述の分析的手法は、脳の虚血、脳の低酸素状態、覚醒/睡眠、中毒の程度、 誘起ポテンシャル反応の変化、及びノーマルあるいはアブノーマルな認識プロセ ス用の基準データベースを発生させるのに使用され、アルツハイマー病とHIV 関連痴呆症の患者の特定をも含んでいるが、これらに限定されない。 麻酔の深度や適正度の定量化に加え、本発明のシステムと方法は、バイスペク トル及び高オーダースペクトル手法によって定量化されたEEGの非直線的周波 数構造を変更する無数の脳現象の評価にも使用が可能である。このような脳現象 は、脳の虚血、脳の低酸素状態、覚醒/睡眠の程度、脳の中毒程度、誘起ポテン シャル反応の変化、及びアルツハイマー病あるいはHIV関連痴呆症のような神 経症によって引き起こされるノーマルあるいはアブノーマルな認識プロセスが含 まれるが、これらに限定されない。 前述のように、診断目的でEEG信号にパワースペクトルとバイスペクトル分 析技術が適用されてきたが、高オーダースペクトル手法は未活用であった。さら に、パワースペクトル、バイスペクトル、高オーダースペクトル技術は前述の選 別手法に関して使用されたことが皆無であった。特に、本発明のシステム及び方 法は、多様なオート/クロスパワースペクトル、バイスペクトル、及び高オーダ ースペクトルアレイを選別し、選別されたアレイをビンに分割し、各ビンの変数 を合計し、変数を計算し、または、選別、非選別アレイから、あるいは選別、非 選別アレイ内のビンから得られた統計値として変数を計算し、あるいは、変数を 計算するために、選別、非選別アレイから、または選別、非選別アレイ内のビン から所定の値を選択する。計算された変数は臨床的に得られた係数を掛けられ、 合計されて診断用インデックスが発生される。使用可能な異なるアレイとは、オ ート/クロスパワースペクトル、オート/クロスバイスペクトル密度、オート/ クロスバイコヒーレンス、オート/クロスバイフェーズ、オート/クロス平均リ アルトリプルプロダクト、オート/クロスK番オーダースペクトル密度、オート /クロスK番オーダーコヒーレンス、オート/クロスフェーズ、及びオート/ク ロスリアルプロダクトである。 前述の発明はいくつかの好適実施例を基にして解説されているが、当業者には それらの多様な変更及び改良は可能であろう。しかしながら、そのような変更及 び改良は全て本請求の範囲に属するものでる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シーグル ジェフリー シー. アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01721 アシュランド トレイルサイド ウエー 316番地 (72)発明者 スミス チャールズ ピー. アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01701 フラミンガム セカンド ストリ ート 96B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バイオポテンシャル現象の存在/不存在を定量化するための診断用インデ ックスを発生させる方法であって、 生体から、バイオポテンシャル現象を表す電気信号を取得するステップと 、 該取得された電気信号からスペクトル値を発生させるステップと、 該スペクトル値を、少なくとも1の所定のビンの範囲のスペクトル値に選 別するステップと、 該少なくとも1のビンの各々に存在するスペクトル値を表す少なくとも1 の変数を選択するステップと、 該選択された少なくとも1の変数に所定の係数を掛けてビンプロダクトを 取得するステップと、 該ビンプロダクトを合計し、前記現象の存在/不存在の程度を表す診断用 インデックスを取得するステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。 2.前記スペクトル値はパワースペクトル値であることを特徴とする請求項1 記載の診断用インデックス発生方法。 3.前記スペクトル値はバイペクトル値であることを特徴とする請求項1記載 の診断用インデックス発生方法。 4.前記スペクトル値はk番オーダーペクトル値(kは2より大)であること を特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 5.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の平均値であることを 特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 6.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値のメジアン値であるこ とを特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 7.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の標準偏差値であるこ とを特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 8.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の最大値であることを 特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 9.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の最小値であることを 特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 10.前記少なくとも1の変数は前記ビンから予め選択されたポジション値であ ることを特徴とする請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 11.前記少なくとも1の変数は特定ランクオーダー変数であることを特徴とす る請求項1記載の診断用インデックス発生方法。 12.バイオポテンシャル現象の存在/不存在を定量化するための診断用インデ ックスを発生させるシステムであって、 生体から、バイオポテンシャル現象を表す電気信号を取得する手段と、 該取得された電気信号からスペクトル値を発生させる手段と、 該スペクトル値を、少なくとも1の所定のビンの範囲のスペクトル値に選 別する手段と、 該少なくとも1のビンの各々に存在するスペクトル値を表す少なくとも1 の変数を選択する手段と、 該選択された少なくとも1の変数に所定の係数を掛けてビンプロダクトを 取得する手段と、 該ビンプロダクトを合計し、前記現象の存在/不存在の程度を表す診断用 インデックスを取得する手段と、 を含んでいることを特徴とするシステム。 13.前記スペクトル値はパワースペクトル値であることを特徴とする請求項1 2記載の診断用インデックス発生システム。 14.前記スペクトル値はバイペクトル値であることを特徴とする請求項12記 載の診断用インデックス発生システム。 15.前記スペクトル値はk番オーダーペクトル値(kは2より大)であること を特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 16.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の平均値であることを 特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 17.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値のメジアン値であるこ とを特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 18.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の標準偏差値であるこ とを特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 19.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の最大値であることを 特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 20.前記少なくとも1の変数は前記ビンのスペクトル値の最小値であることを 特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 21.前記少なくとも1の変数は前記ビンから予め選択されたポジション値であ ることを特徴とする請求項12記載の診断用インデックス発生システム。 22.前記少なくとも1の変数は特定ランクオーダー変数であることを特徴とす る請求項12記載の診断用インデックス発生システム。
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