JPH1050010A - エアロックアクチュエータラッチアセンブリ、ディスクドライブを製造する方法およびハードディスクドライブ内の回転衝撃力に抵抗する方法 - Google Patents
エアロックアクチュエータラッチアセンブリ、ディスクドライブを製造する方法およびハードディスクドライブ内の回転衝撃力に抵抗する方法Info
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- JPH1050010A JPH1050010A JP9116822A JP11682297A JPH1050010A JP H1050010 A JPH1050010 A JP H1050010A JP 9116822 A JP9116822 A JP 9116822A JP 11682297 A JP11682297 A JP 11682297A JP H1050010 A JPH1050010 A JP H1050010A
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- actuator
- disk drive
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- inertia
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクがスピンしておらず、ディスクドラ
イブが回転衝撃力を受ける際に、ディスクドライブアク
チュエータを抑制するためのエアロックラッチアセンブ
リを提供する。 【解決手段】 ラッチアセンブリ20は各部材上に設け
られる歯車の歯によって反慣性部材28と噛み合うこと
が可能なように係合するラッチ部材21を含む。ラッチ
部材および反慣性部材は各々慣性のモーメントによって
特徴づけられ、その比はそれぞれの歯の歯数比により決
定される。ラッチアセンブリはさらに、ディスクドライ
ブが線形衝撃力を受けると、アクチュエータをその適当
な位置において抑制する。
イブが回転衝撃力を受ける際に、ディスクドライブアク
チュエータを抑制するためのエアロックラッチアセンブ
リを提供する。 【解決手段】 ラッチアセンブリ20は各部材上に設け
られる歯車の歯によって反慣性部材28と噛み合うこと
が可能なように係合するラッチ部材21を含む。ラッチ
部材および反慣性部材は各々慣性のモーメントによって
特徴づけられ、その比はそれぞれの歯の歯数比により決
定される。ラッチアセンブリはさらに、ディスクドライ
ブが線形衝撃力を受けると、アクチュエータをその適当
な位置において抑制する。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明はハードディスクドライブ内のア
クチュエータラッチに関する。本発明はより特定的に、
ディスクドライブが回転衝撃力を受けたとき、アクチュ
エータアセンブリをアクチュエータラッチによって制止
できるようにする反回転慣性部材を備える回転エアロッ
クアクチュエータラッチに関する。
クチュエータラッチに関する。本発明はより特定的に、
ディスクドライブが回転衝撃力を受けたとき、アクチュ
エータアセンブリをアクチュエータラッチによって制止
できるようにする反回転慣性部材を備える回転エアロッ
クアクチュエータラッチに関する。
【0002】
【発明の背景】従来のウィンチェスタ(Winchester)デ
ィスクドライブでは、読出/書込ヘッドまたはトランス
デューサアセンブリは、データ記憶ディスクの回転面に
非常に近接してエアベアリングまたはクッションの上を
「飛行する」。ディスク表面には、ヘッドにより記録お
よび読出が行なわれる複数の磁気記憶ドメインを有する
薄膜磁性材料が備わっている。トランスデューサアセン
ブリは、トランスデューサ、スライダ、およびロードビ
ームを従来のように組合せたものとすることが可能であ
り、アクチュエータを用いてデータ記憶ディスクの表面
近くに位置決めされかつ支持されている。トランスデュ
ーサアセンブリおよびアクチュエータの組合せは、トラ
ンスデューサアクチュエータまたはアクチュエータアセ
ンブリとして既知である。アクチュエータはロードビー
ムおよびスライダを支持し、トランスデューサを、ディ
スクからのデータの読出およびディスクへのデータの書
込が行なわれる「データ領域」内でディスクの表面上方
に正確に位置決めする。動作中でない場合、アクチュエ
ータアセンブリはディスクの内径に沿う「ランディング
ゾーン」内で静止しており、トランスデューサはディス
ク表面で静止している。アクチュエータラッチは、動作
中でない場合にアクチュエータアセンブリがデータ領域
に移動するのを防止する。ラッチは、ディスクの表面に
延在し回転軸の周りを旋回するエアベーン部分を含み得
る。回転しているディスクにより発生する気流が、たと
えば磁石からのバイアス力を超えると、ラッチが移動し
てアクチュエータアセンブリを解放する。こうしたアク
チュエータラッチは「エアロック」として既知である。
ィスクドライブでは、読出/書込ヘッドまたはトランス
デューサアセンブリは、データ記憶ディスクの回転面に
非常に近接してエアベアリングまたはクッションの上を
「飛行する」。ディスク表面には、ヘッドにより記録お
よび読出が行なわれる複数の磁気記憶ドメインを有する
薄膜磁性材料が備わっている。トランスデューサアセン
ブリは、トランスデューサ、スライダ、およびロードビ
ームを従来のように組合せたものとすることが可能であ
り、アクチュエータを用いてデータ記憶ディスクの表面
近くに位置決めされかつ支持されている。トランスデュ
ーサアセンブリおよびアクチュエータの組合せは、トラ
ンスデューサアクチュエータまたはアクチュエータアセ
ンブリとして既知である。アクチュエータはロードビー
ムおよびスライダを支持し、トランスデューサを、ディ
スクからのデータの読出およびディスクへのデータの書
込が行なわれる「データ領域」内でディスクの表面上方
に正確に位置決めする。動作中でない場合、アクチュエ
ータアセンブリはディスクの内径に沿う「ランディング
ゾーン」内で静止しており、トランスデューサはディス
ク表面で静止している。アクチュエータラッチは、動作
中でない場合にアクチュエータアセンブリがデータ領域
に移動するのを防止する。ラッチは、ディスクの表面に
延在し回転軸の周りを旋回するエアベーン部分を含み得
る。回転しているディスクにより発生する気流が、たと
えば磁石からのバイアス力を超えると、ラッチが移動し
てアクチュエータアセンブリを解放する。こうしたアク
チュエータラッチは「エアロック」として既知である。
【0003】ハードディスクドライブ(HDD)は一般
に、読出/書込ヘッドとディスクとの間の摩擦係数が
1.0未満という比較的小さいものである、特定のきめ
を持つ媒体を使用している。このようなHDDのアクチ
ュエータラッチが故障し、ヘッドが静止しているディス
クのデータ領域に接触することになれば、この比較的小
さな摩擦係数は、スピンドルモータが一般に始動できる
ようにするのに十分な大きさである。したがって、ラッ
チの故障が結果として媒体の損傷および何らかのデータ
損失を招く可能性はあるが、回転できないというような
致命的なドライブの故障にはならないであろう。
に、読出/書込ヘッドとディスクとの間の摩擦係数が
1.0未満という比較的小さいものである、特定のきめ
を持つ媒体を使用している。このようなHDDのアクチ
ュエータラッチが故障し、ヘッドが静止しているディス
クのデータ領域に接触することになれば、この比較的小
さな摩擦係数は、スピンドルモータが一般に始動できる
ようにするのに十分な大きさである。したがって、ラッ
チの故障が結果として媒体の損傷および何らかのデータ
損失を招く可能性はあるが、回転できないというような
致命的なドライブの故障にはならないであろう。
【0004】当該業界では、より高い面積密度を求め
て、「ゾーンが特定のきめを持つ」媒体を採用すること
が多くなっている。この媒体では、ランディングゾーン
のみが特定のきめを有し、一般的には1.0未満の摩擦
係数を有する。データ領域は滑らかに研磨され、その摩
擦係数はランディングゾーンのものよりも10倍以上高
い。このような媒体を採用しているドライブにおけるア
クチュエータラッチの故障は、致命的なドライブの故障
につながることが多い。このように、ゾーンが特定のき
めを持つ媒体が出現したことにより、アクチュエータラ
ッチの信頼性は以前よりも増して重要になっている。
て、「ゾーンが特定のきめを持つ」媒体を採用すること
が多くなっている。この媒体では、ランディングゾーン
のみが特定のきめを有し、一般的には1.0未満の摩擦
係数を有する。データ領域は滑らかに研磨され、その摩
擦係数はランディングゾーンのものよりも10倍以上高
い。このような媒体を採用しているドライブにおけるア
クチュエータラッチの故障は、致命的なドライブの故障
につながることが多い。このように、ゾーンが特定のき
めを持つ媒体が出現したことにより、アクチュエータラ
ッチの信頼性は以前よりも増して重要になっている。
【0005】図1は、エアロックアクチュエータラッチ
11を取り入れるディスクドライブ10を簡潔に示した
平面図である。エアロックアクチュエータラッチ11は
ラッチされた位置にあるものとして示されたエアベーン
部分12を含み、トランスデューサ4がランディングゾ
ーン2でディスクの上で静止している。図1に示すよう
に、トランスデューサ4がディスク13のデータ領域3
に入るためには、エアロックアクチュエータラッチ11
が右回りに回転してアクチュエータアセンブリ17との
係合から外れ、その後アクチュエータアセンブリ17が
右回りに回転するようにしなければならない。
11を取り入れるディスクドライブ10を簡潔に示した
平面図である。エアロックアクチュエータラッチ11は
ラッチされた位置にあるものとして示されたエアベーン
部分12を含み、トランスデューサ4がランディングゾ
ーン2でディスクの上で静止している。図1に示すよう
に、トランスデューサ4がディスク13のデータ領域3
に入るためには、エアロックアクチュエータラッチ11
が右回りに回転してアクチュエータアセンブリ17との
係合から外れ、その後アクチュエータアセンブリ17が
右回りに回転するようにしなければならない。
【0006】ラッチ11は、線形的な衝撃により回転さ
せられ、アクチュエータアセンブリ17がラッチされた
位置から逃げることが生じないように、ラッチの回転軸
に関して質量の平衡がとられるように具体的に設計され
ている。実際には、従来の回転エアロックアクチュエー
タラッチは、受ける衝撃が本質的に線形的であると仮定
すれば、アクチュエータアセンブリ17をラッチされた
状態に保つ上でかなり信頼性が高いことが証明されてい
る。
せられ、アクチュエータアセンブリ17がラッチされた
位置から逃げることが生じないように、ラッチの回転軸
に関して質量の平衡がとられるように具体的に設計され
ている。実際には、従来の回転エアロックアクチュエー
タラッチは、受ける衝撃が本質的に線形的であると仮定
すれば、アクチュエータアセンブリ17をラッチされた
状態に保つ上でかなり信頼性が高いことが証明されてい
る。
【0007】しかしながら、図1のような従来のエアベ
ーンアクチュエータラッチメカニズムは、回転衝撃力か
ら守ることはあまりできない。ディスクドライブ10の
突然でかつ急速な回転の運動として説明できる回転衝撃
力にさらされると、エアベーンラッチ11およびアクチ
ュエータアセンブリ17はそれぞれの慣性により、ディ
スクドライブベース18とともに回転するというよりも
むしろ、自身の相対的な角度的方向を維持することにな
る。したがって、ベース18が突然左回りに回転した場
合、エアベーンラッチ11およびアクチュエータ17
は、ベース18とともには回転しないであろう。実際、
ラッチ11およびアクチュエータ17はベース18に関
し右回りに回転し、図2に示されるような方向になり、
不本意にもアクチュエータアセンブリ17が解放されて
しまう。ディスク13が回転していないときは、アクチ
ュエータ17が解放されることにより、スライダとデー
タ記憶領域3とが不本意にも接触してしまう。(図2が
この問題を示している。)実際、先行技術によるエアベ
ーンラッチは何らかの回転衝撃力に反応して簡単に故障
してしまうものであり、これは特にポータブルおよびラ
ップトップコンピュータにおいて頻繁に生じている。
ーンアクチュエータラッチメカニズムは、回転衝撃力か
ら守ることはあまりできない。ディスクドライブ10の
突然でかつ急速な回転の運動として説明できる回転衝撃
力にさらされると、エアベーンラッチ11およびアクチ
ュエータアセンブリ17はそれぞれの慣性により、ディ
スクドライブベース18とともに回転するというよりも
むしろ、自身の相対的な角度的方向を維持することにな
る。したがって、ベース18が突然左回りに回転した場
合、エアベーンラッチ11およびアクチュエータ17
は、ベース18とともには回転しないであろう。実際、
ラッチ11およびアクチュエータ17はベース18に関
し右回りに回転し、図2に示されるような方向になり、
不本意にもアクチュエータアセンブリ17が解放されて
しまう。ディスク13が回転していないときは、アクチ
ュエータ17が解放されることにより、スライダとデー
タ記憶領域3とが不本意にも接触してしまう。(図2が
この問題を示している。)実際、先行技術によるエアベ
ーンラッチは何らかの回転衝撃力に反応して簡単に故障
してしまうものであり、これは特にポータブルおよびラ
ップトップコンピュータにおいて頻繁に生じている。
【0008】したがって、回転および線形的な衝撃力か
ら効果的に守ることができる、改良され、簡潔で費用効
率の高いラッチ装置が求められている。
ら効果的に守ることができる、改良され、簡潔で費用効
率の高いラッチ装置が求められている。
【0009】
【発明の概要】本発明の包括的な目的は、回転衝撃力お
よび線形的な衝撃力に抵抗することにより、先行技術の
制限および欠点を克服する、向上したディスクドライブ
エアロックアクチュエータラッチアセンブリを提供する
ことである。
よび線形的な衝撃力に抵抗することにより、先行技術の
制限および欠点を克服する、向上したディスクドライブ
エアロックアクチュエータラッチアセンブリを提供する
ことである。
【0010】具体的には、本発明の目的は、ラッチされ
た位置で、ディスクドライブが突然の回転にさらされた
とき回転に抵抗する平衡エアロックアクチュエータラッ
チアセンブリを提供することである。
た位置で、ディスクドライブが突然の回転にさらされた
とき回転に抵抗する平衡エアロックアクチュエータラッ
チアセンブリを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、ディスクドライブが
突然の線形的な加速を受けたとき回転に抵抗する平衡エ
アロックアクチュエータラッチアセンブリを提供するこ
とである。
突然の線形的な加速を受けたとき回転に抵抗する平衡エ
アロックアクチュエータラッチアセンブリを提供するこ
とである。
【0012】本発明の原理に従えば、エアロックアクチ
ュエータラッチアセンブリは、ラッチ部材と反慣性部材
とを含む。ラッチ部材は、従来のエアロックアクチュエ
ータラッチに非常に似た働きをし、回転しているディス
クにより生じエアベーンに当たる気流の力がラッチ部材
をラッチされない位置に回転させ、アクチュエータアセ
ンブリがデータゾーンに移動できるようにするものであ
る。ラッチ部材および反慣性部材はディスクドライブベ
ースに回転可能に取付けられ、一方の部材がある方向に
回転しようとしたときに他方の部材が反対方向に回転す
るように結合されている。好ましい実施例では、平歯車
部材がこれらの部材を交差結合するのに用いられる。2
つの部材は各々、反慣性部材とラッチ部材との慣性の比
率が、間の歯により定められる歯数比の逆数となるよう
に、それぞれの回転軸についての慣性のモーメントによ
り特徴付けられている。さらに、ラッチ部材および反慣
性部材各々は、ディスクドライブが線形的な衝撃力を受
けたときラッチアセンブリがアクチュエータアセンブリ
に対してラッチされているように、それぞれの回転軸に
関し質量の平衡がとられている。
ュエータラッチアセンブリは、ラッチ部材と反慣性部材
とを含む。ラッチ部材は、従来のエアロックアクチュエ
ータラッチに非常に似た働きをし、回転しているディス
クにより生じエアベーンに当たる気流の力がラッチ部材
をラッチされない位置に回転させ、アクチュエータアセ
ンブリがデータゾーンに移動できるようにするものであ
る。ラッチ部材および反慣性部材はディスクドライブベ
ースに回転可能に取付けられ、一方の部材がある方向に
回転しようとしたときに他方の部材が反対方向に回転す
るように結合されている。好ましい実施例では、平歯車
部材がこれらの部材を交差結合するのに用いられる。2
つの部材は各々、反慣性部材とラッチ部材との慣性の比
率が、間の歯により定められる歯数比の逆数となるよう
に、それぞれの回転軸についての慣性のモーメントによ
り特徴付けられている。さらに、ラッチ部材および反慣
性部材各々は、ディスクドライブが線形的な衝撃力を受
けたときラッチアセンブリがアクチュエータアセンブリ
に対してラッチされているように、それぞれの回転軸に
関し質量の平衡がとられている。
【0013】
【好ましい実施例の詳細な説明】図3は、本発明の原理
に従うディスクドライブ100を簡潔にして示した平面
図である。ディスクドライブ100は、ベース44と、
回転軸を有するスピンドルまたはハブ46と、スピンド
ル46に回転可能に取付けられたデータ記憶ディスク4
5と、回転トランスデューサアクチュエータアセンブリ
27と、エアロックアクチュエータラッチアセンブリ2
0とを含む。簡潔にするために、以下の説明では1つの
データ記憶ディスク45を有するディスクドライブ10
0の動作についての説明が行なわれる。しかしながら、
当業者には理解されるように、本発明を、共通のスピン
ドルに積載される複数のデータ記憶ディスクを用いるデ
ィスクドライブにおいて使用することができる。一般的
には、ブラシなしスピンドルモータ(図示せず)が、予
め定められた角速度でデータ記憶ディスク45を回転さ
せるためにスピンドル46に結合されるかまたはスピン
ドルに含まれる。好ましくはスピンドルモータは、スピ
ンドルモータがデータ記憶ディスク45を支持しかつ直
接回転させるように、データ記憶ディスク45を支持す
るハブ46と一体的に形成されている。データ記憶ディ
スク45はその回転軸の周りを、矢印Bで示されるよう
に左回り方向に回転する。
に従うディスクドライブ100を簡潔にして示した平面
図である。ディスクドライブ100は、ベース44と、
回転軸を有するスピンドルまたはハブ46と、スピンド
ル46に回転可能に取付けられたデータ記憶ディスク4
5と、回転トランスデューサアクチュエータアセンブリ
27と、エアロックアクチュエータラッチアセンブリ2
0とを含む。簡潔にするために、以下の説明では1つの
データ記憶ディスク45を有するディスクドライブ10
0の動作についての説明が行なわれる。しかしながら、
当業者には理解されるように、本発明を、共通のスピン
ドルに積載される複数のデータ記憶ディスクを用いるデ
ィスクドライブにおいて使用することができる。一般的
には、ブラシなしスピンドルモータ(図示せず)が、予
め定められた角速度でデータ記憶ディスク45を回転さ
せるためにスピンドル46に結合されるかまたはスピン
ドルに含まれる。好ましくはスピンドルモータは、スピ
ンドルモータがデータ記憶ディスク45を支持しかつ直
接回転させるように、データ記憶ディスク45を支持す
るハブ46と一体的に形成されている。データ記憶ディ
スク45はその回転軸の周りを、矢印Bで示されるよう
に左回り方向に回転する。
【0014】データ記憶ディスク45は、データがスト
アされる面を1つ、または上面および下面両方を有する
ことが可能である。一般的には、ディスク45の表面は
非常に滑らかに形成され、コバルト合金などの適切な磁
性材料による被覆、めっきまたは堆積が行なわれる。し
かしながら記憶ディスクは光学的なもの、磁気光学的な
ものなどとすることが可能である。
アされる面を1つ、または上面および下面両方を有する
ことが可能である。一般的には、ディスク45の表面は
非常に滑らかに形成され、コバルト合金などの適切な磁
性材料による被覆、めっきまたは堆積が行なわれる。し
かしながら記憶ディスクは光学的なもの、磁気光学的な
ものなどとすることが可能である。
【0015】トランスデューサアクチュエータアセンブ
リ27は、回転軸48の回りで両方向に回転できるよう
にべース44にジャーナルで取付けられている。トラン
スデューサアクチュエータアセンブリ27は、図4の矢
印Rで示されているように、たとえばおよそ30度の経
路に沿い両方向に回転できる。トランスデューサアクチ
ュエータアセンブリ27は、スライダ−トランスデュー
サ31a、ロードビーム31b、およびスウェージプレ
ート31cを含むトランスデューサアセンブリ31を有
する。一般的にトランスデューサアセンブリ31は、一
般にはCブロックまたはEブロックとして既知である構
造部材32にスウェージ加工で取付けられる。アクチュ
エータ音声コイルモータ49が部材32に取付けられ
る。トランスデューサアクチュエータアセンブリは回転
または線形型アセンブリいずれでもよいが、回転アセン
ブリが現在は好ましい。
リ27は、回転軸48の回りで両方向に回転できるよう
にべース44にジャーナルで取付けられている。トラン
スデューサアクチュエータアセンブリ27は、図4の矢
印Rで示されているように、たとえばおよそ30度の経
路に沿い両方向に回転できる。トランスデューサアクチ
ュエータアセンブリ27は、スライダ−トランスデュー
サ31a、ロードビーム31b、およびスウェージプレ
ート31cを含むトランスデューサアセンブリ31を有
する。一般的にトランスデューサアセンブリ31は、一
般にはCブロックまたはEブロックとして既知である構
造部材32にスウェージ加工で取付けられる。アクチュ
エータ音声コイルモータ49が部材32に取付けられ
る。トランスデューサアクチュエータアセンブリは回転
または線形型アセンブリいずれでもよいが、回転アセン
ブリが現在は好ましい。
【0016】アクチュエータ音声コイルモータ49は、
ゲージの小さな絶縁銅線からなる平らな台形のコイル4
9aを含む。コイル49aの側部の脚49bは、強度の
高い磁界内に位置決めされている。磁界は、たとえば低
炭素鋼などの透磁率の高い下側の磁束リターンプレート
56、ならびに2つの同様の永久磁石および上側の磁束
リターンプレートを有する上側の磁性プレートアセンブ
リ(図示せず)に取付けられる、磁束強度の高い複数の
永久磁石26aおよび26b(図4でより明確に示され
ている)によって発生する。
ゲージの小さな絶縁銅線からなる平らな台形のコイル4
9aを含む。コイル49aの側部の脚49bは、強度の
高い磁界内に位置決めされている。磁界は、たとえば低
炭素鋼などの透磁率の高い下側の磁束リターンプレート
56、ならびに2つの同様の永久磁石および上側の磁束
リターンプレートを有する上側の磁性プレートアセンブ
リ(図示せず)に取付けられる、磁束強度の高い複数の
永久磁石26aおよび26b(図4でより明確に示され
ている)によって発生する。
【0017】クラッシュストップ51は、図4に示すよ
うに、外側の制限ストップ50aおよび内側の制限スト
ップ50bに接触することによりアクチュエータアセン
ブリ27の回転による移動を制限し、アクチュエータア
センブリ27がディスク45の外側の周辺部分を越えて
移動することおよびスピンドル46に「クラッシュ(衝
突)する」ことを防止し、音声コイルモータ49と一体
成形されている。
うに、外側の制限ストップ50aおよび内側の制限スト
ップ50bに接触することによりアクチュエータアセン
ブリ27の回転による移動を制限し、アクチュエータア
センブリ27がディスク45の外側の周辺部分を越えて
移動することおよびスピンドル46に「クラッシュ(衝
突)する」ことを防止し、音声コイルモータ49と一体
成形されている。
【0018】2つの磁石26aおよび26bは、コイル
49aの対向する脚に直接面する極性が反対の極面を有
する。結果として生じる磁界によって、コイル49aを
ある方向に流れている電流により、アクチュエータアセ
ンブリ27が、放射状に外向きの「ラッチされていな
い」方向などのディスクに関するある放射方向に回転
し、一方逆の電流により放射状に内向きの「ラッチされ
た」方向などの逆方向の移動が生じる。
49aの対向する脚に直接面する極性が反対の極面を有
する。結果として生じる磁界によって、コイル49aを
ある方向に流れている電流により、アクチュエータアセ
ンブリ27が、放射状に外向きの「ラッチされていな
い」方向などのディスクに関するある放射方向に回転
し、一方逆の電流により放射状に内向きの「ラッチされ
た」方向などの逆方向の移動が生じる。
【0019】トランスデューサアセンブリ31は従来の
態様でCブロック32の一方の端部に取付けられ、音声
コイルモータ49は接着によりまたは一体的に成形する
ことにより、Cブロック32の他方の端部に取付けられ
る。トランスデューサアクチュエータアセンブリ27
は、トランスデューサアクチュエータアセンブリ27が
回転する中心となるジャーナル60によりベース44に
装着される。ジャーナル60は、Cブロック32および
トランスデューサアセンブリがディスク45の表面に延
在するように、データ記憶ディスク45の周辺の端部に
近接して配置される。アクチュエータ音声コイルモータ
49を活性化させることにより、トランスデューサアク
チュエータアセンブリはジャーナル60のまわりで回転
し、トランスデューサアセンブリ31はデータ記憶ディ
スク45の表面の同心データトラックの上で正確に位置
決めされ、読出/書込トランスデューサがストアされた
データにアクセスできる。
態様でCブロック32の一方の端部に取付けられ、音声
コイルモータ49は接着によりまたは一体的に成形する
ことにより、Cブロック32の他方の端部に取付けられ
る。トランスデューサアクチュエータアセンブリ27
は、トランスデューサアクチュエータアセンブリ27が
回転する中心となるジャーナル60によりベース44に
装着される。ジャーナル60は、Cブロック32および
トランスデューサアセンブリがディスク45の表面に延
在するように、データ記憶ディスク45の周辺の端部に
近接して配置される。アクチュエータ音声コイルモータ
49を活性化させることにより、トランスデューサアク
チュエータアセンブリはジャーナル60のまわりで回転
し、トランスデューサアセンブリ31はデータ記憶ディ
スク45の表面の同心データトラックの上で正確に位置
決めされ、読出/書込トランスデューサがストアされた
データにアクセスできる。
【0020】ディスクドライブの動作中、トランスデュ
ーサアクチュエータアセンブリ27は、矢印Rによって
示されるようにディスク45の表面に関して回転し、ト
ランスデューサを所望のデータトラックの上方で位置決
めする。アクチュエータ音声コイルモータ49が非活性
化されると、トランスデューサアセンブリ31は、トラ
ンスデューサアセンブリ31がディスク45の表面に損
傷を与えないディスク45の上の停止またはランディン
グゾーン62に位置決めされねばならない。一般的に
は、ランディングゾーン62はスピンドル46に近接す
るディスク45の内側の環状領域にあり、ディスクドラ
イブの接触の開始/停止の動作が容易になるようにきめ
が整えられている。本発明のエアロックアクチュエータ
ラッチアセンブリ20は、トランスデューサアセンブリ
がランディングゾーン62に戻って静止しているときに
トランスデューサアクチュエータアセンブリ27を固定
する。
ーサアクチュエータアセンブリ27は、矢印Rによって
示されるようにディスク45の表面に関して回転し、ト
ランスデューサを所望のデータトラックの上方で位置決
めする。アクチュエータ音声コイルモータ49が非活性
化されると、トランスデューサアセンブリ31は、トラ
ンスデューサアセンブリ31がディスク45の表面に損
傷を与えないディスク45の上の停止またはランディン
グゾーン62に位置決めされねばならない。一般的に
は、ランディングゾーン62はスピンドル46に近接す
るディスク45の内側の環状領域にあり、ディスクドラ
イブの接触の開始/停止の動作が容易になるようにきめ
が整えられている。本発明のエアロックアクチュエータ
ラッチアセンブリ20は、トランスデューサアセンブリ
がランディングゾーン62に戻って静止しているときに
トランスデューサアクチュエータアセンブリ27を固定
する。
【0021】ある好ましい実施例では、エアロックアク
チュエータラッチアセンブリ20はディスク45の下に
配置され、ラッチ部材21と反慣性部材28とを含む。
図6(A)および図6(B)で示されるように、ラッチ
部材21はさらに、一体エアベーン部分21aおよび一
体ラッチ部分21bとを含み、ベース44に固定される
シャフト22に装着される。ラッチ部材21は、上側の
磁性プレート(図示せず)の突き出した部分により、ま
たは保持ウォッシャなどの他の適切な手段によりシャフ
ト22で保持される。
チュエータラッチアセンブリ20はディスク45の下に
配置され、ラッチ部材21と反慣性部材28とを含む。
図6(A)および図6(B)で示されるように、ラッチ
部材21はさらに、一体エアベーン部分21aおよび一
体ラッチ部分21bとを含み、ベース44に固定される
シャフト22に装着される。ラッチ部材21は、上側の
磁性プレート(図示せず)の突き出した部分により、ま
たは保持ウォッシャなどの他の適切な手段によりシャフ
ト22で保持される。
【0022】ラッチ部材21は、エアフィルタ(図示せ
ず)が中に取付けられ得るキャビティ35を伴って有利
に構成されてもよい。このエアフィルタはディスクドラ
イブアセンブリの中に存在するまたは生ずるかもしれな
い粒子があればそれを捕らえるように働いて、それによ
り、粒子がディスク表面を汚染するのを防ぐ。
ず)が中に取付けられ得るキャビティ35を伴って有利
に構成されてもよい。このエアフィルタはディスクドラ
イブアセンブリの中に存在するまたは生ずるかもしれな
い粒子があればそれを捕らえるように働いて、それによ
り、粒子がディスク表面を汚染するのを防ぐ。
【0023】ラッチ部材21の反時計回り方向への移動
は、ストップピン23がベース44の一部と好ましくは
上側磁気プレート(図示せず)上で接触することによっ
て制限される。ラッチ部材21の時計回りの移動は、ラ
ッチする部分21bの側部から延びるクラッシュストッ
プ47がベース44の側壁と接触することによって制限
される。ラッチ部材21は、その開示がここに引用によ
り援用される、共通の譲受人に譲渡された米国特許第
5,319,511号に記載されるタイプの磁気リター
ンスプリングをさらに含む。ディスク45がスピンして
いないとき、この磁気リターンスプリングは、ラッチす
る部分21bを、アクチュエータアセンブリ27に対
し、ラッチされる位置において片寄せる。このスプリン
グはラッチする部分21bから離れるように延びる突出
するアーム25上に取付けられる小さい鋼ピンまたはボ
ール部材24を含み、その鋼ボール部材24を磁石26
aにより生ずる磁場にさらす。このリターンスプリング
は、スピンするディスクにより生じエアベーン部21a
に衝突する空気の流れの力が、ラッチされる位置方向に
ラッチ部材21を片寄せる磁場を克服するのに十分であ
るように設計される。同じ機能上の結果を達成するため
に、たとえば物理的に螺旋状のねじりばね等の他のタイ
プのリターンスプリングを用いてもよいことが当業者に
より理解される。
は、ストップピン23がベース44の一部と好ましくは
上側磁気プレート(図示せず)上で接触することによっ
て制限される。ラッチ部材21の時計回りの移動は、ラ
ッチする部分21bの側部から延びるクラッシュストッ
プ47がベース44の側壁と接触することによって制限
される。ラッチ部材21は、その開示がここに引用によ
り援用される、共通の譲受人に譲渡された米国特許第
5,319,511号に記載されるタイプの磁気リター
ンスプリングをさらに含む。ディスク45がスピンして
いないとき、この磁気リターンスプリングは、ラッチす
る部分21bを、アクチュエータアセンブリ27に対
し、ラッチされる位置において片寄せる。このスプリン
グはラッチする部分21bから離れるように延びる突出
するアーム25上に取付けられる小さい鋼ピンまたはボ
ール部材24を含み、その鋼ボール部材24を磁石26
aにより生ずる磁場にさらす。このリターンスプリング
は、スピンするディスクにより生じエアベーン部21a
に衝突する空気の流れの力が、ラッチされる位置方向に
ラッチ部材21を片寄せる磁場を克服するのに十分であ
るように設計される。同じ機能上の結果を達成するため
に、たとえば物理的に螺旋状のねじりばね等の他のタイ
プのリターンスプリングを用いてもよいことが当業者に
より理解される。
【0024】反慣性部材28は、ベース44に取付けら
れるシャフト29の周囲を回転可能なように配される。
反慣性部材28は保持用座金(図示せず)によってシャ
フト29上に保持される。手動または自動化されるアセ
ンブリに都合の良いように、反慣性部材28は、ベース
44から延びるダイキャストピン等と接触することによ
って反慣性部材28の回転移動を制限するリミットスト
ップ42を含む。図7(A)および(B)に表わされる
実施例において、反慣性部材28は円盤のようなディス
ク形状をしており、ディスク45の底面下に配置され
る。ラッチ部材21と同様に、反慣性部材28はその回
転軸の周囲においてマスバランスがとられるように構成
される。ラッチ部材21および反慣性部材28の両方
は、射出成形されるプラスチック部品として便宜上作ら
れ得る。
れるシャフト29の周囲を回転可能なように配される。
反慣性部材28は保持用座金(図示せず)によってシャ
フト29上に保持される。手動または自動化されるアセ
ンブリに都合の良いように、反慣性部材28は、ベース
44から延びるダイキャストピン等と接触することによ
って反慣性部材28の回転移動を制限するリミットスト
ップ42を含む。図7(A)および(B)に表わされる
実施例において、反慣性部材28は円盤のようなディス
ク形状をしており、ディスク45の底面下に配置され
る。ラッチ部材21と同様に、反慣性部材28はその回
転軸の周囲においてマスバランスがとられるように構成
される。ラッチ部材21および反慣性部材28の両方
は、射出成形されるプラスチック部品として便宜上作ら
れ得る。
【0025】反慣性部材28はその周囲に配されるいく
つかの歯車の歯40を含む平歯車部を含み、それはラッ
チ部材21と一体的に形成される対応する歯41の平歯
車部と噛み合う。図6に表わされるように、ラッチ部材
21の歯車の歯41は、反慣性部材28の歯車の歯40
と平面的に整列する状態で定義される。したがって、歯
車の歯40と41とは噛み合うことが可能なように係合
されて、ラッチ部材21および反慣性部材28が反対方
向における他方の回転に応答して1方向に各々回転する
ことを可能にする。ラッチ部材21が完全に開いて(ラ
ッチ解除されて)から完全に閉じる(ラッチされる)ま
でその全移動範囲にわたって回転する際に反慣性部材2
8とラッチ部材21とが噛み合わされた係合状態に保た
れるよう、これら2つの部材上に十分な数の歯を有する
ことが好ましい。
つかの歯車の歯40を含む平歯車部を含み、それはラッ
チ部材21と一体的に形成される対応する歯41の平歯
車部と噛み合う。図6に表わされるように、ラッチ部材
21の歯車の歯41は、反慣性部材28の歯車の歯40
と平面的に整列する状態で定義される。したがって、歯
車の歯40と41とは噛み合うことが可能なように係合
されて、ラッチ部材21および反慣性部材28が反対方
向における他方の回転に応答して1方向に各々回転する
ことを可能にする。ラッチ部材21が完全に開いて(ラ
ッチ解除されて)から完全に閉じる(ラッチされる)ま
でその全移動範囲にわたって回転する際に反慣性部材2
8とラッチ部材21とが噛み合わされた係合状態に保た
れるよう、これら2つの部材上に十分な数の歯を有する
ことが好ましい。
【0026】2つの歯車間の歯数比は、駆動する歯車の
角運動に対する、駆動される歯車の角運動の間の比とし
て定義されることが、歯車設計の原理から理解される。
さらに、歯数比は、駆動される歯車のピッチ直径に対す
る、駆動する歯車のピッチ直径の比に比例する。整合性
のため、先の議論は、ラッチ部材を駆動する要素と考
え、反慣性部材を駆動される要素と考える。したがっ
て、2つの部材21と28との間の歯数比は、ラッチ部
材21上の歯車部のピッチ直径および反慣性部材28上
の歯車部のピッチ直径の比によって定義される。1つの
好ましい実施例において、ラッチ部材21の歯車部は1
5.0mmのピッチ直径を有し、反慣性部材28の歯車
部は27.5mmのピッチ直径を有する。ゆえに、上に
定義されるように、部材間の歯数比は15.0/27.
5または1.000:1.833であり、換言すれば、
ラッチ部材21が角βにわたって回転する場合、反慣性
部材28は角(1/1.833)* βにわたって反対方
向に回転する。
角運動に対する、駆動される歯車の角運動の間の比とし
て定義されることが、歯車設計の原理から理解される。
さらに、歯数比は、駆動される歯車のピッチ直径に対す
る、駆動する歯車のピッチ直径の比に比例する。整合性
のため、先の議論は、ラッチ部材を駆動する要素と考
え、反慣性部材を駆動される要素と考える。したがっ
て、2つの部材21と28との間の歯数比は、ラッチ部
材21上の歯車部のピッチ直径および反慣性部材28上
の歯車部のピッチ直径の比によって定義される。1つの
好ましい実施例において、ラッチ部材21の歯車部は1
5.0mmのピッチ直径を有し、反慣性部材28の歯車
部は27.5mmのピッチ直径を有する。ゆえに、上に
定義されるように、部材間の歯数比は15.0/27.
5または1.000:1.833であり、換言すれば、
ラッチ部材21が角βにわたって回転する場合、反慣性
部材28は角(1/1.833)* βにわたって反対方
向に回転する。
【0027】この発明がどのようにして回転する衝撃力
に抗するかを理解するために、図5(A)〜(C)を参
照してアクチュエータラッチアセンブリの力学について
論ずる。図5(A)に示されるように、図3のベース4
4、ラッチ部材21および反慣性部材28は、抽象的な
態様で、ベース90、ボディ91およびボディ92にそ
れぞれ概念化されてもよい。図5(A)にモデル化され
るように、各ボディ91および92はボディ90に対し
て自由に回転するが、両方は逆回転しなければならない
ように共に「噛み合わされ」る。ボディ91および92
はさらに均衡をとられ、それぞれの回転軸の周囲で慣性
のモーメントJ1およびJ2を示す。R1およびR2は
それぞれの回転の中心から噛み合い点Aまでの距離を表
わす。ベース90が軸Oの周囲で角加速度AAを受ける
と、等しい大きさの角加速度がボディ91および92の
各々に伝えられて、それらボディがベース90に関して
確実に回転に抗するようにしなければならない。
に抗するかを理解するために、図5(A)〜(C)を参
照してアクチュエータラッチアセンブリの力学について
論ずる。図5(A)に示されるように、図3のベース4
4、ラッチ部材21および反慣性部材28は、抽象的な
態様で、ベース90、ボディ91およびボディ92にそ
れぞれ概念化されてもよい。図5(A)にモデル化され
るように、各ボディ91および92はボディ90に対し
て自由に回転するが、両方は逆回転しなければならない
ように共に「噛み合わされ」る。ボディ91および92
はさらに均衡をとられ、それぞれの回転軸の周囲で慣性
のモーメントJ1およびJ2を示す。R1およびR2は
それぞれの回転の中心から噛み合い点Aまでの距離を表
わす。ベース90が軸Oの周囲で角加速度AAを受ける
と、等しい大きさの角加速度がボディ91および92の
各々に伝えられて、それらボディがベース90に関して
確実に回転に抗するようにしなければならない。
【0028】図5(A)を調べると、ボディ91および
92に角加速度を発生させるのに十分なトルクを与え得
る2つの源があってもよいことが理解されるはずであ
る。第1に、各ボディ91および92ならびにベース9
0の間の回転する接続は、発生されるいかなるトルクも
したがって無視できるほどのものであると仮定されるよ
うに、非常に小さい摩擦であり、非常に小さい半径で生
ずるものと仮定されてもよい。ゆえに、十分なトルクを
生じさせるための唯一の源は歯車噛み合い点Aであろ
う。図5(B)に示されるように、F1はこの点で作用
する力を表わす。歯車設計の原理により、F1は半径R
1の歯車の基礎円への接線である。R1のモーメントア
ームで作用する力F1はトルクT1をボディ91に伝え
る。トルクT1は、ボディ91をベース90に対して回
転することを防ぐために、角加速度AAをボディ91に
伝えるのにまさに十分でなければならない。ゆえに、ト
ルクT1は数学的には数式(1)または数式(2)で表
わされる。
92に角加速度を発生させるのに十分なトルクを与え得
る2つの源があってもよいことが理解されるはずであ
る。第1に、各ボディ91および92ならびにベース9
0の間の回転する接続は、発生されるいかなるトルクも
したがって無視できるほどのものであると仮定されるよ
うに、非常に小さい摩擦であり、非常に小さい半径で生
ずるものと仮定されてもよい。ゆえに、十分なトルクを
生じさせるための唯一の源は歯車噛み合い点Aであろ
う。図5(B)に示されるように、F1はこの点で作用
する力を表わす。歯車設計の原理により、F1は半径R
1の歯車の基礎円への接線である。R1のモーメントア
ームで作用する力F1はトルクT1をボディ91に伝え
る。トルクT1は、ボディ91をベース90に対して回
転することを防ぐために、角加速度AAをボディ91に
伝えるのにまさに十分でなければならない。ゆえに、ト
ルクT1は数学的には数式(1)または数式(2)で表
わされる。
【0029】図5(C)を調べると、歯車噛み合い点A
Aで作用する力F2は同様に数式(3)または数式
(4)で表現され得る。
Aで作用する力F2は同様に数式(3)または数式
(4)で表現され得る。
【0030】F1とF2とは等しくかつ反対の反応力で
あるため、それらの大きさを等式(5)のように等式化
し得、等式(6)のようになる。
あるため、それらの大きさを等式(5)のように等式化
し得、等式(6)のようになる。
【0031】ゆえに、2つのボディ91および92のそ
れぞれの慣性の比はこれら2つのボディのそれぞれの半
径の比と等価である。歯車設計の原理に基づいて、2つ
の歯車の半径の比、たとえばR2/R1は、これら2つ
の歯車の歯数比に反比例する。したがって、これらの原
理をこの発明に適用して、ラッチ部材21および反慣性
部材28の慣性の比は、JC を反慣性部材28の慣性と
し、JL をラッチ部材21の慣性とし、NC /NL をラ
ッチ部材21と反慣性部材28との間の歯数比の逆数と
して、等式(7)によって表わされてもよい。
れぞれの慣性の比はこれら2つのボディのそれぞれの半
径の比と等価である。歯車設計の原理に基づいて、2つ
の歯車の半径の比、たとえばR2/R1は、これら2つ
の歯車の歯数比に反比例する。したがって、これらの原
理をこの発明に適用して、ラッチ部材21および反慣性
部材28の慣性の比は、JC を反慣性部材28の慣性と
し、JL をラッチ部材21の慣性とし、NC /NL をラ
ッチ部材21と反慣性部材28との間の歯数比の逆数と
して、等式(7)によって表わされてもよい。
【0032】
【数1】
【0033】実施において、エアロックアクチュエータ
ラッチアセンブリ20の実際の構成の仕方は相互作用プ
ロセスである。第1に、ラッチ部材21が設計される。
最適な設計が一旦決定されると、その慣性JL が次いで
計算される。ラッチ部材と反慣性部材との間の数値上の
歯数比が次いで仮に選択され、これは、ここにおいて上
に記載したように、反慣性部材が有さなければならない
必要な慣性のモーメントを規定する。利用可能な空間内
に適合する反慣性部材の暫定的な設計が次いで生じ、そ
の慣性のモーメントが次いで検算される。その慣性のモ
ーメントが所望される値よりも有意に大きい場合には、
最初に選択した歯数比は低すぎたかまたはその逆であ
る。いずれの場合においても、新しい、より近似の正確
な歯数比およびしたがって慣性比が選択され、そのプロ
セスが繰返される。最終的に、反慣性部材の慣性のモー
メントは所望される値に非常に近づき、次いで質量の僅
かな加算または減算によって調整され得る。1つの好ま
しい実施例では、ラッチ部材は46.2g−mm2 の慣
性を有し、ラッチ部材21と反慣性部材28との間の歯
数比は1.000:1.833である。したがって、反
慣性部材は1.833 * 46.2または84.7g−m
m2 の慣性を有するよう設計される。
ラッチアセンブリ20の実際の構成の仕方は相互作用プ
ロセスである。第1に、ラッチ部材21が設計される。
最適な設計が一旦決定されると、その慣性JL が次いで
計算される。ラッチ部材と反慣性部材との間の数値上の
歯数比が次いで仮に選択され、これは、ここにおいて上
に記載したように、反慣性部材が有さなければならない
必要な慣性のモーメントを規定する。利用可能な空間内
に適合する反慣性部材の暫定的な設計が次いで生じ、そ
の慣性のモーメントが次いで検算される。その慣性のモ
ーメントが所望される値よりも有意に大きい場合には、
最初に選択した歯数比は低すぎたかまたはその逆であ
る。いずれの場合においても、新しい、より近似の正確
な歯数比およびしたがって慣性比が選択され、そのプロ
セスが繰返される。最終的に、反慣性部材の慣性のモー
メントは所望される値に非常に近づき、次いで質量の僅
かな加算または減算によって調整され得る。1つの好ま
しい実施例では、ラッチ部材は46.2g−mm2 の慣
性を有し、ラッチ部材21と反慣性部材28との間の歯
数比は1.000:1.833である。したがって、反
慣性部材は1.833 * 46.2または84.7g−m
m2 の慣性を有するよう設計される。
【0034】通常動作中、この発明は従来のエアロック
ラッチ機構と非常に同様に機能する。図4は、ディスク
が回転する際にラッチ部材21がラッチ解除される位置
にある状態での図3のディスクドライブ100を表わ
す。この位置では、スピンするディスクにより生ずる空
気の流れはエアベーン部21aに衝突する。風損トルク
はリターンスプリングトルクを最終的には克服し、機械
的停止部47がベース44の側壁に接するまでラッチ部
材21を時計回り方向に回転させる。一方、噛み合う歯
車40および41の作用下で、反慣性部材28は相補的
な反時計回り回転を経験する。このラッチ解除される位
置において、トランスデューサアクチュエータアセンブ
リ27は自由に回転して、図4に示されるように、トラ
ンスデューサアセンブリ31がランディングゾーン62
から離れてディスク45のデータゾーン3に移動するの
を可能にする。スピンドルモータ46がオフに切換えら
れると、モータ46の逆EMF(逆起電力)がアクチュ
エータ音声コイルモータ49に供給されて、トランスデ
ューサアクチュエータアセンブリ27を、内側ストップ
50に達するまで反時計回りに回転させる。一方、ディ
スク45が減速するにつれ、エアベーン部21aの上の
空気動力は徐々に減少する。ある点で、リターンスプリ
ングトルクは風損トルクよりも大きくなって、図3に示
されるように、ラッチ部材21を反時計回り方向におい
てラッチされる位置に回転させる。
ラッチ機構と非常に同様に機能する。図4は、ディスク
が回転する際にラッチ部材21がラッチ解除される位置
にある状態での図3のディスクドライブ100を表わ
す。この位置では、スピンするディスクにより生ずる空
気の流れはエアベーン部21aに衝突する。風損トルク
はリターンスプリングトルクを最終的には克服し、機械
的停止部47がベース44の側壁に接するまでラッチ部
材21を時計回り方向に回転させる。一方、噛み合う歯
車40および41の作用下で、反慣性部材28は相補的
な反時計回り回転を経験する。このラッチ解除される位
置において、トランスデューサアクチュエータアセンブ
リ27は自由に回転して、図4に示されるように、トラ
ンスデューサアセンブリ31がランディングゾーン62
から離れてディスク45のデータゾーン3に移動するの
を可能にする。スピンドルモータ46がオフに切換えら
れると、モータ46の逆EMF(逆起電力)がアクチュ
エータ音声コイルモータ49に供給されて、トランスデ
ューサアクチュエータアセンブリ27を、内側ストップ
50に達するまで反時計回りに回転させる。一方、ディ
スク45が減速するにつれ、エアベーン部21aの上の
空気動力は徐々に減少する。ある点で、リターンスプリ
ングトルクは風損トルクよりも大きくなって、図3に示
されるように、ラッチ部材21を反時計回り方向におい
てラッチされる位置に回転させる。
【0035】噛み合わされる歯車部は好ましくは反慣性
部材28とラッチ部材21とを結合させるために用いら
れる一方で、たとえば4棒連結、交差ベルトドライブ構
造など、他の反回転結合構造を有益に利用してもよい。
部材28とラッチ部材21とを結合させるために用いら
れる一方で、たとえば4棒連結、交差ベルトドライブ構
造など、他の反回転結合構造を有益に利用してもよい。
【0036】ディスクドライブに与えられる線形加速は
均衡をとられるボディにおいて回転運動を引き起こすこ
とはできないことも理解されるべきである。ラッチ部材
および反慣性部材の両方は、上で論じたように、それら
のそれぞれの回転軸の周囲において均衡をとられている
ため、それら部材は純粋に線形である衝撃に対し高い抵
抗性を有する。したがって、回転衝撃力のいかなる線形
成分も無視され得る。
均衡をとられるボディにおいて回転運動を引き起こすこ
とはできないことも理解されるべきである。ラッチ部材
および反慣性部材の両方は、上で論じたように、それら
のそれぞれの回転軸の周囲において均衡をとられている
ため、それら部材は純粋に線形である衝撃に対し高い抵
抗性を有する。したがって、回転衝撃力のいかなる線形
成分も無視され得る。
【0037】エアロックアクチュエータラッチアセンブ
リ20は先行技術のアクチュエータラッチ機構に対しい
くつかの利点を有する。第1に、ラッチアセンブリ20
はディスクドライブに与えられる回転衝撃力および線形
衝撃力に対し慣性抵抗を与えて、ディスクが回転してい
ないときにトランスデューサアクチュエータアセンブリ
がラッチされたままにあることを可能にする。第2に、
ラッチアセンブリはディスクドライブアセンブリ内に本
質的に存在する力学の原理に基づいているため、外部の
電子制御を要求しない。したがって、この発明は単純か
つ費用の面で効率的なディスクドライブアセンブリを提
供することができる。
リ20は先行技術のアクチュエータラッチ機構に対しい
くつかの利点を有する。第1に、ラッチアセンブリ20
はディスクドライブに与えられる回転衝撃力および線形
衝撃力に対し慣性抵抗を与えて、ディスクが回転してい
ないときにトランスデューサアクチュエータアセンブリ
がラッチされたままにあることを可能にする。第2に、
ラッチアセンブリはディスクドライブアセンブリ内に本
質的に存在する力学の原理に基づいているため、外部の
電子制御を要求しない。したがって、この発明は単純か
つ費用の面で効率的なディスクドライブアセンブリを提
供することができる。
【0038】当業者には、好ましい実施例の上述の説明
を考慮することから、その範囲が前掲の特許請求の範囲
によりより特定的に記載されるこの発明の精神から逸脱
することなく、数多くの変更および修正が容易に明らか
となるであろう。ここにおける記載およびその開示は例
示的なものにすぎず、前掲の特許請求の範囲によりより
特定的に記載されるこの発明の範囲を制限するものとし
て解釈されるべきではない。
を考慮することから、その範囲が前掲の特許請求の範囲
によりより特定的に記載されるこの発明の精神から逸脱
することなく、数多くの変更および修正が容易に明らか
となるであろう。ここにおける記載およびその開示は例
示的なものにすぎず、前掲の特許請求の範囲によりより
特定的に記載されるこの発明の範囲を制限するものとし
て解釈されるべきではない。
【図1】ラッチされる位置で示される、先行技術のエア
ロックアクチュエータラッチ機構を含む、ハードドライ
ブのためのヘッドおよびディスクアセンブリの平面上面
概略図である。
ロックアクチュエータラッチ機構を含む、ハードドライ
ブのためのヘッドおよびディスクアセンブリの平面上面
概略図である。
【図2】ディスクドライブが回転衝撃力を受けた後の、
先行技術のエアロックアクチュエータラッチ機構のアク
チュエータリリース方向を示す、図1のディスクドライ
ブの平面上面概略図である。
先行技術のエアロックアクチュエータラッチ機構のアク
チュエータリリース方向を示す、図1のディスクドライ
ブの平面上面概略図である。
【図3】ラッチされる位置において示される、エアロッ
クアクチュエータラッチアセンブリを含む、この発明の
原理に従う、ハードディスクドライブのヘッドおよびデ
ィスクアセンブリの平面上面概略図である。
クアクチュエータラッチアセンブリを含む、この発明の
原理に従う、ハードディスクドライブのヘッドおよびデ
ィスクアセンブリの平面上面概略図である。
【図4】ラッチ解除された位置で示される、図3のエア
ロックアクチュエータラッチアセンブリの平面上面概略
図である。
ロックアクチュエータラッチアセンブリの平面上面概略
図である。
【図5】(A)−(C)は、この発明の反慣性アクチュ
エータラッチの数学的モデルであり、ディスクドライブ
が突発的な回転を受けたときに反慣性アクチュエータラ
ッチが回転にどのように抗するかを説明する図である。
エータラッチの数学的モデルであり、ディスクドライブ
が突発的な回転を受けたときに反慣性アクチュエータラ
ッチが回転にどのように抗するかを説明する図である。
【図6】図3に示されるラッチ部材の図であり、(A)
はその上面斜視平面図であり、(B)はその底面斜視平
面図である。
はその上面斜視平面図であり、(B)はその底面斜視平
面図である。
【図7】図3に示される反慣性部材の図であり、(A)
はその上面斜視図であり、(B)はその底面斜視図であ
る。
はその上面斜視図であり、(B)はその底面斜視図であ
る。
20 エアロックアクチュエータラッチアセンブリ 21 ラッチ部材 28 反慣性部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 エアロックアクチュエータラッチアセ
ンブリ、ディスクドライブを製造する方法およびハード
ディスクドライブ内の回転衝撃力に抵抗する方法
ンブリ、ディスクドライブを製造する方法およびハード
ディスクドライブ内の回転衝撃力に抵抗する方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1つの回転可能なディスクを
有するディスクドライブにおけるトランスデューサアク
チュエータアセンブリを制止するためのエアロックアク
チュエータラッチアセンブリであって、 第1の慣性を有し、ディスクドライブにおけるベースに
関して旋回可能に取付けられるラッチ部材を含み、ラッ
チ部材はディスクが回転していないときにトランスデュ
ーサアクチュエータアセンブリと係合するためのもので
あり、ラッチ部材はディスクドライブに回転衝撃力が加
えられたときアクチュエータアセンブリとの係合を解除
する傾向があるものであり、エアロックアクチュエータ
ラッチアセンブリはさらに、 ベースに関して旋回可能に取付けられ、ラッチ部材に結
合される反慣性部材を含み、反慣性部材は回転衝撃力が
ディスクドライブに加えられたときラッチ部材の第1の
慣性に慣性的に対抗しそれによりラッチ部材がアクチュ
エータアセンブリとの係合を解除する傾向を打消す第2
の慣性を有する、エアロックアクチュエータラッチアセ
ンブリ。
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---|---|---|---|
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|
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AU (1) | AU2005397A (ja) |
CA (1) | CA2204567A1 (ja) |
DE (1) | DE69700446T2 (ja) |
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-
1997
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- 1997-05-06 DE DE69700446T patent/DE69700446T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-05-06 EP EP97303072A patent/EP0806764B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-05-06 AU AU20053/97A patent/AU2005397A/en not_active Abandoned
- 1997-05-06 CA CA002204567A patent/CA2204567A1/en not_active Abandoned
- 1997-05-06 SG SG1997001391A patent/SG50826A1/en unknown
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- 1997-05-07 JP JP9116822A patent/JPH1050010A/ja not_active Withdrawn
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