JPH1049928A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

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JPH1049928A
JPH1049928A JP8202587A JP20258796A JPH1049928A JP H1049928 A JPH1049928 A JP H1049928A JP 8202587 A JP8202587 A JP 8202587A JP 20258796 A JP20258796 A JP 20258796A JP H1049928 A JPH1049928 A JP H1049928A
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JP8202587A
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Shinji Aoki
信二 青木
Kumiko Suzuki
久美子 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープを巻頭まで巻き戻すことなく途中で排出
しても、その後記録動作や再生動作を続行でき、簡単に
効率よく故障回復処理を行う。 【解決手段】記録あるいは再生動作中に異常を生じた時
には、ST11で記録再生装置に関するデータをメモリ
手段に待避させてからST12でテープを排出する。S
T13で故障回復を行いST14でテープを装着する。
ST15でデータを復帰させてST16〜17でテープ
を再生する。テープを再生して得たテープ識別番号と、
テープ排出前のテープ識別番号とをST22で比較して
一致したときには、記録あるいは再生動作を続行させ
る。テープを巻頭まで巻き戻す必要がなく故障回復処理
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ記録再生
装置に関する。詳しくは、記録動作あるいは再生動作の
終了前に磁気テープをデータ記録再生装置から排出する
ときに、テープ識別情報や動作を行うために必要とされ
るテープ管理情報をメモリ手段に待避するものとし、再
び磁気テープが装着されたときには、装着された磁気テ
ープのテープ識別情報とメモリ手段のテープ識別情報を
比較する。ここで、テープ識別情報が一致したときに
は、待避されたテープ管理情報を用いることにより、磁
気テープをテープ管理情報が記録された巻頭まで巻き戻
すことなく、記録動作あるいは再生動作を続行できるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープを用いてディジタルデ
ータの記録や再生を行うことができるデータ記録再生装
置が知られており、このデータ記録再生装置は、例えば
SCSI(Small Computer Interface System)インター
フェースでホストコンピュータと接続されている。
【0003】このデータ記録再生装置には、ホストコン
ピュータとのデータの転送を容易にするため、所定のフ
ォーマットを磁気テープ上に作成してデータの記録再生
を行うフォーマッターの機能を有するインターフェース
部が設けられている。さらに、このインタフェース部に
は、ホストコンピュータとデータ記録再生装置間で転送
されるデータを一時的に保持するバッファメモリが設け
られている。
【0004】ここで、データ記録再生装置のインタフェ
ース部では、データの記録を終了するときにデータの終
了を示す書き込み作業終了情報(End Of Data、以下
「EOD」という)が生成されて、データに続きEOD
が磁気テープに記録される。このため、EODを検出す
ることで磁気テープに記録されているデータの終了位置
を検出することができ、既に記録されているデータに続
けて新たなデータを記録することが可能とされる。
【0005】このデータ記録再生装置では、磁気テープ
を途中で取り出す場合、バッファメモリに一時保持され
ているデータが磁気テープ上に書き込まれて、さらにデ
ータが記録された直後の位置にEODが書き込まれる。
また、磁気テープの巻頭には、記録されたデータを管理
するための情報等を有するテープの管理情報が記録され
ているので、磁気テープが巻頭まで戻されてテープの管
理情報が更新された後、テープの取り出しが実行され
る。この場合、テープを再度装着してデータを記録する
場合には、テープの巻頭に記録されているテープの管理
情報とデータの直後に記録されたEODに基づいて、磁
気テープがデータの記録終了位置まで走行される。
【0006】また、磁気テープの巻頭に戻ることなくテ
ープ取り出しを行うことも提案されている。この場合に
は、バッファメモリに一時保持されているデータをテー
プ上に書き込み、その後EODを直後の位置に書き込
み、更にEODの直後の位置に、テープの管理情報を含
むアンロード情報を書き込むものとしてテープ取り出し
を行い、磁気テープを再度装着してデータを記録する場
合には、EODおよびEODの直後に記録されているア
ンロード情報を用いることで、テープの巻頭に記録され
ているテープの管理情報を読み出すことなくデータを続
けて記録することが可能とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ記録
再生装置の磁気ヘッドに磁性粉等の異物が付着した場
合、いわゆるヘッドクロッグを生じた場合には、データ
記録再生装置から磁気テープを取り出して磁気ヘッドの
回復処理が必要とされる。例えば手作業あるいはクリー
ニングテープを用いたヘッドクリーニングによって付着
した異物を取り除く必要が生ずる。また磁気ヘッドを回
復できない場合には磁気ヘッドの交換等も必要とされ
る。
【0008】このように、ヘッドクロッグ等を生じてデ
ータの記録が完了せずEODの記録等ができない状態で
終了した磁気テープは、異常発生箇所の後に続けてデー
タを書き込むことが許されていない。なぜなら、インジ
ェクトし直したテープが、元のテープと一致しているか
否かの判定が出来ない。またEODの記録等が行われて
いないため、データを続けて記録する位置が判別できな
い等の理由からである。
【0009】従って、磁気テープに記録されたデータが
ホストコンピュータや他のデータ記録再生装置などに存
在する場合には、磁気テープの巻頭から再度、全データ
を新たに書き込み直す作業が必要とされる。また、記録
されたデータが、この磁気テープ上にしか存在しない場
合には、EODやテープの管理情報を磁気テープ上に再
構築してデータの書き込み作業を続行することが提案さ
れている。
【0010】さらに、異常終了した時には、磁気テープ
に記録されていないバッファメモリのデータをホストコ
ンピュータ側に転送する作業も必要とされる。
【0011】このように、異常終了したときには、時間
をかけて故障回復作業を行わなければならず作業が煩雑
である。またテープの記憶容量の増加(数GBから数十
GB)に伴い、故障の回復時間や作業量が増大してしま
う。
【0012】そこで、この発明ではテープを巻頭まで巻
き戻すことなく途中で排出しても、その後記録動作や再
生動作を続行でき、簡単に効率よく故障の回復処理を行
うことができるデータ記録再生装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ記
録再生装置は、記録動作あるいは再生動作の終了前に磁
気テープをデータ記録再生装置から排出する時には、テ
ープ識別情報や記録動作あるいは再生動作を行うために
必要とされるテープ管理情報をメモリ手段に待避させる
ものである。
【0014】また、磁気テープ排出後に、再び磁気テー
プが装着されたときには、装着された磁気テープに記録
されているテープ識別情報とメモリ手段に待避されたテ
ープ識別情報を比較するものとし、テープ識別情報が一
致したときにはメモリ手段に待避されているテープ識別
情報を用いて記録動作あるいは再生動作を続行するもの
である。
【0015】この発明においては、例えば磁気テープが
カートリッジに収納されているカートリッジテープを用
いて信号の記録あるいは再生を行う場合、記録動作中あ
るいは再生動作中に動作不良が発生したときには、テー
プ識別情報や動作を行うために必要とされるテープ管理
情報がデータ記録再生装置内に設けられたメモリ手段に
待避されると共に、カートリッジテープがテープ管理情
報の記録された巻頭まで巻き戻されることなくデータ記
録再生装置から排出される。その後、故障回復処理が行
われて再びカートリッジテープが装着されたときには、
装着されたカートリッジテープのテープ識別情報とメモ
リ手段のテープ識別情報が比較される。ここで、テープ
識別情報が一致したときには、待避されたテープ管理情
報を用いて記録動作あるいは再生動作を続行することが
可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係るデータ記録
再生装置の実施の一形態について図を使用して説明す
る。
【0017】図1は、データ記録再生装置の構成を示し
ている。図1において、データ記録再生装置のインタフ
ェース部10は、図示しないホストコンピュータと記録
再生部30を、例えばSCSIインタフェース等で接続
するものである。ここで、インタフェース部10の構成
を図2に示す。
【0018】図2において、ホストコンピュータはSC
SIインタフェース11に接続されており、SCSIイ
ンタフェース11はバスBAを介してメインCPU12
に接続される。バスBAには、ROM13、RAM1
4、操作部15、表示部16、2ポートRAM17、お
よびバッファメモリ18が接続される。さらに、2ポー
トRAM17にはバスBBを介してサブCPU22が接
続されると共に、バスBBにはROM23、RAM2
4、シリアルインタフェース25およびプロセッサイン
タフェース26が接続される。
【0019】メインCPU12では、ROM13のプロ
グラムやRAM14に記憶されたテープの管理情報等に
基づいてホストコンピュータとのデータの転送やデータ
記録再生装置全体の制御が行われる。なお、テープの管
理情報については後述する。
【0020】このメインCPU12では、2ポートRA
M17を介してサブCPU22との情報の通信も行われ
る。
【0021】また、操作部15の操作あるいはホストコ
ンピュータによってデータ記録再生装置の動作の切り換
えが行われると共に、表示部16にはデータ記録再生装
置の動作状態が表示される。
【0022】サブCPU22では、メインCPU12と
の情報の通信と共に、ROM23プログラムやRAM2
4の情報に基づき、シリアルインタフェース25を介し
て記録再生部30の動作の制御が行われる。
【0023】2ポートRAM17には、メインCPU1
2とサブCPU22との情報の通信のために用いられる
パケット化されたコマンドデータが記憶される。このパ
ケット化されたコマンドデータは、例えばメインCPU
12からサブCPU22対して動作を実行するためのコ
マンド、動作の実行状態を示すコマンド、メインCPU
12が要求したコマンドに対してサブCPU22が動作
を実行して動作が完了したことを示すコマンド等で構成
される。
【0024】バッファメモリ18には、テープ記録時に
ホストコンピュータからのデータがSCSIインタフェ
ース11を介して供給されて一時保持される。またテー
プ再生時には、記録再生部30で磁気テープから読み出
されたデータがプロセッサインタフェース28を介して
供給されて一時保持される。このため、例えばホストコ
ンピュータでは、バッファメモリ18に対してデータの
転送が完了すると、データ記録再生装置の記録動作に関
わりなく他の処理を行うことができる。またテープ再生
時にもバッファメモリ18に読み出したデータを保持さ
せて、この保持されたデータをまとめてホストコンピュ
ータに転送することにより、ホストコンピュータではデ
ータ記録再生装置の再生動作中に他の処理を行うことが
でき、ホストコンピュータでの処理を効率良く行うこと
ができる。
【0025】図1に示す記録再生部30の信号処理回路
31には、インタフェース部10のバッファメモリ18
に保持されているホストコンピュータからのデータが、
プロセッサインタフェース28を介して供給される。信
号処理回路31では、このデータに対して誤り訂正符号
が付加される。また磁気ヘッド34によって磁気テープ
43に形成されるヘリカルトラックの4本のトラックが
1つのセットとされて、このトラックセット毎にIDが
生成される。このトラックセット毎のIDと共に、誤り
訂正符号が付加されたデータが変調されて記録信号が生
成される。記録信号は、RF回路32でイコライジング
された後、回転ドラム33に配設された記録再生用の磁
気ヘッド34に供給されて、リール41,42に巻回さ
れた磁気テープ43に記録される。なお、磁気テープ4
3はリール41,42に巻回された状態でカートリッジ
40に収納されている。
【0026】また、磁気テープ43を再生して磁気ヘッ
ド34から得られる再生信号は、RF回路32でイコラ
イジングされて信号処理回路31に供給される。信号処
理回路31では再生信号の復調が行われると共に、この
復調された信号に対して誤り訂正処理が行われる。信号
処理回路31で得られたデータは、インタフェース部1
0のプロセッサインタフェース28を介してバッファメ
モリ18に供給される。さらに、バッファメモリ18に
保持されたデータは、ホストコンピュータからの要求に
応じてSCSIインタフェース11を介して転送され
る。
【0027】信号処理回路31の動作はシステムコント
ロール回路35から供給された制御信号CSに基づいて
制御される。また、システムコントロール回路35には
サーボ回路36が接続されており、サーボ回路36で
は、システムコントロール回路35から供給されたサー
ボ制御信号SVに基づいて磁気ヘッド34の回転速度や
リール41,42に巻回された磁気テープ43のテープ
走行速度および磁気テープ43のテープテンションが制
御される。さらに、システムコントロール回路35は、
インタフェース部10のシリアルインタフェース25に
接続されて、サブCPU22との通信によりシステムコ
ントロール回路35の動作が制御される。
【0028】このように構成されたインタフェース部1
0および記録再生部30によって、磁気テープ43は図
3に示すようにフォーマットされると共に、磁気ヘッド
34によってトラックパターンが形成される。磁気テー
プ43のフォーマットを示す図3Aにおいて、磁気テー
プ43の記録エリアの先頭には、VSIT(Volume Set
Information Table)が記録される。このVSITはテー
プに記録された論理ボリュームの個数や論理ボリューム
の位置等の情報から構成される。なお、後述するDIT
とデータやEOD等で1つの論理ボリュームが構成され
る。
【0029】VSITに続いてDIT(Directory Infor
mation Table)が記録される。このDITは、論理ボリ
ューム中のファイルを管理するための情報、例えばボリ
ュームラベルや最初のデータブロックの開始物理IDと
最後の物理ID、ファイルのデリミタコードであるテー
プマークの物理IDや絶対ブロック番号、論理ボリュー
ムの更新情報等で構成される。
【0030】DITに続いてホストコンピュータから供
給されたデータが記録され、このデータの記録の終了時
には、データの終了を示すEODの記録とDITの更新
が行われる。
【0031】磁気テープ43には、図3Bに示すように
磁気ヘッド34によってヘリカルトラックが形成され
る。このヘリカルトラックは4本のトラックが1つのセ
ットとされて、このトラックセット毎にトラックセット
IDが設定される。このようにトラックセットIDが設
定されるので、インタフェース部10で1トラックセッ
ト毎にデータがまとめられて信号処理回路31に供給さ
れると共に、信号処理回路31では、この1トラックセ
ット毎のデータに対して誤り訂正符号が付加される。ま
た、磁気テープ43は1トラックセット単位で再生が行
われて信号処理回路31で誤り訂正処理が行われる。
【0032】また、インタフェース部10では、ホスト
コンピュータからの指示に基づきデータがファイルとし
てまとめられる。さらに、インタフェース部10では、
再生時に再生位置の検出用に用いられるサブコードデー
タが生成される。このサブコードデータは、例えばヘリ
カルトラックに記録される。
【0033】なお、図示しない固定ヘッドによって、磁
気テープ43の長手トラックには、トラックセットID
等が記録される。
【0034】次に、データ記録再生装置の動作を説明す
る前にプリロール点について図4を使用して説明する。
図4に示すように磁気テープ43の領域432に信号を
記録している場合、記録開始点P3に対して信号が既に
記録されている領域431にプリロール点P1が設定さ
れる。このプリロール点P1の位置は、例えば磁気ヘッ
ド34の回転速度や磁気テープ43のテープ走行速度が
所定の速度とされてサーボロック状態となるまでに必要
とされるテープ長よりも、記録開始点P3とプリロール
点P1との距離が長くなるように設定される。
【0035】位置P8で記録不良が発生したときには、
位置P8から記録信号を続けて記録できるように、プリ
ロール点P5が設定される。このプリロール点P5もプ
リロール点P1と同様に、磁気ヘッド34の回転や磁気
テープ43のテープ走行の速度がサーボロック状態とな
るまでのテープ長よりも位置P8とプリロール点P5と
の距離が長くなるように設定される。
【0036】また、確実に信号が記録されている位置P
6に対するプリロール点は、信号が既に記録されている
領域431の位置P2、あるいは信号が新たに記録され
た領域432の位置P4とされる。なお、信号の記録さ
れていない領域433には、サーチ点P9が設定され
る。このサーチ点P9については後述する。
【0037】次に、データ記録再生装置の動作を図5の
フローチャートを使用して説明する。図5において、ス
テップST1では修正できないような不良が発生したか
否かが判別される。ここで、修正できないような不良が
発生していない場合には、正しく信号の記録が行われて
記録動作が終了される。修正できないような不良が発生
した場合には、ステップST2に進む。
【0038】ステップST2では、ホストコンピュータ
とのデータの転送を中止し、ホストコンピュータの切り
離しが行われてステップST3に進む。
【0039】ステップST3では、信号の記録が完了で
きるように信号の記録が所定回数QA(例えば10回)
よりも多く繰り返されたか否かが判別される。ここで信
号の記録が所定回数QAを越えて繰り返されている場合
にはステップST4に進み、繰り返されていない場合に
は、ステップST5に進む。
【0040】ステップST4では、異常対策処理が行わ
れてステップST5に進む。ここで、異常対策処理につ
いて図6のフローチャートを使用して説明する。
【0041】図6において、ステップST11では、デ
ータ記録再生装置に関連するデータの待避が行われる。
例えば、不良発生点の位置や装着されている磁気テープ
の識別番号あるいはプリロールに必要なテープ長さ等の
テープ管理情報が、図2に示すRAM14の所定の領域
に記録されてステップST12に進む。なおRAM14
には、VSITやDITもテープ管理情報として記録さ
れている。
【0042】ステップST12では、記録途中のカート
リッジテープがデータ記録再生装置から排出されてステ
ップST13に進む。
【0043】ステップST13では、テープドライブ装
置の故障回復作業が行われる。この故障回復作業では、
例えば磁気ヘッド34でヘッドクロッグを生じたと考え
られる時に、クリーニングテープを用いたり、あるいは
手作業によって磁気ヘッド34がクリーニングされて故
障の回復が行われる。また、データ記録再生装置の部品
の交換やデータ記録装置自体の交換も必要に応じて行わ
れる。なお、故障回復作業は上述の方法に限られるもの
ではなく、上述の方法を組み合わせたり他の方法を用い
るものとしても良いことは勿論である。この故障回復作
業の終了後は、ステップST14に進む。
【0044】ステップST14では、記録不良が生じた
ことにより記録途中で排出されたカートリッジテープ
が、再びデータ記録再生装置に装着されてステップST
15に進む。
【0045】ステップST15では、RAM14の所定
の領域に待避されていたデータ記録再生装置に関連する
データが、待避前の位置に復帰されてステップST16
に進み、ステップST12で排出されたカートリッジテ
ープとステップST14で装着されたカートリッジテー
プが一致しているか否かの検証が開始される。
【0046】まずステップST16では、確実に信号が
記録されている位置P6に対するプリロール点P2ある
いはP4にプリロールされてステップST17に進む。
【0047】次にステップST17では、位置P6から
1トラックセット分だけ信号の再生が行われてステップ
ST18に進む。
【0048】ステップST18では、再生中に修正でき
ない再生不良が発生したか否かが判別される。ここで再
生不良が発生した時にはステップST19に進み、発生
しないときにはステップST22に進む。
【0049】ステップST19では、再生動作が所定回
数QBよりも多く繰り返されたか否か判別される。ここ
で、所定回数QBよりも多く繰り返されていない場合に
はステップST17に戻り再生動作が繰り返される。ま
た、所定回数QBよりも多く繰り返された場合にはステ
ップST20に進む。
【0050】ステップST20では、故障回復作業が所
定回数QC行われたか否かが判別される。ここで、故障
回復作業が所定回数QC行われていない場合にはステッ
プST11に戻り故障回復作業が行われる。また所定回
数QC行われている場合には、回復できない故障が発生
したものとされて動作が終了される。
【0051】ステップST21では、ステップST17
で得られたデータがバッファメモリ18の通常使用しな
い領域、あるいはデータが固定しており復元可能なデー
タ(例えば、EOD)が記憶された領域に記憶されてス
テップST22に進む。
【0052】ステップST22では、バッファメモリ1
8に記憶されているデータ中のテープ識別番号とステッ
プST15で復帰されたデータ記録再生装置に関連する
データ中のテープ識別番号が等しいか否か判別される。
ここで、磁気テープの識別番号が等しくない場合には、
記録不良が発生したカートリッジテープとは異なるカー
トリッジテープであると判別されてステップST23に
進みカートリッジテープがデータ記録再生装置から排出
されてステップST14に戻る。またテープ識別番号が
等しい場合には、異常対策処理が終了されて図5のステ
ップST5に進む。
【0053】なお、ステップST4の異常対策処理は手
作業に限られるものではなく、ロボット等を用いて自動
化とすることもできる。
【0054】ステップST5では、記録処理が再び繰り
返されてステップST6に進む。例えば、図4に示すよ
うに記録不良が発生した位置P8に対するプリロール点
P5までプリロールさせて位置P8から信号の記録が再
度行われる。あるいは、領域431までプリロールさせ
て位置P8から信号の記録が再度行われる。
【0055】また、図1に示すサーボ回路35で例えば
リール41やリール42の回転角とリール41,42に
巻回された磁気テープ43の外径とからテープ長さをト
ラックセット単位としてIDカウンタでカウントするこ
とにより磁気テープ43の信号が記録されていない領域
433でも位置の検出が可能となるので、信号の記録さ
れていない領域433のサーチ点P9までIDカウンタ
を利用してサーチ動作を行い、その後、プリロール点P
5までプリロールさせて位置P8から信号の記録が再度
行われる。さらに、これらの信号の記録処理を組み合わ
せ行うものとしてもよい。
【0056】なお、データ記録再生装置の故障の回復処
理動作中には、ホストコンピュータからデータの供給が
行われないように、記録処理が続行中であることを知ら
せなければならない。このため、例えばSCSIインタ
フェース11だけでなく、シリアルインタフェースも接
続するものとして、シリアルインターフェースで情報の
通信を行うことにより、故障の回復処理動作中にはホス
トコンピュータからのデータ転送を停止するものとし、
回復処理動作が終了したときにデータ転送を再開する。
あるいは、ホストコンピュータにヘッドクリーニング要
求エラーを返すことにより、記録不良が生じたことをホ
ストコンピュータで検出させてデータの転送を停止させ
るものとしてもよい。この場合、ホストコンピュータで
はデータ記録再生装置から故障の回復処理が終了したこ
とを示す信号が供給されたか否かを判別して、この信号
が供給されたときにデータの転送が再開される。
【0057】ステップST6では、ステップST1と同
様に修正できないような不良が発生したか否かが判別さ
れる。ここで、修正できないような不良が発生していな
い場合には、ステップST7で切り離されていたホスト
コンピュータが接続されて引き続き信号の記録が行われ
て記録動作が完了される。修正できないような不良が発
生した場合には、ステップST3に戻る。
【0058】また、再生動作中に不良が発生した場合に
も記録動作中に不良が発生した場合と同様に処理するこ
とで、磁気テープを巻頭まで巻き戻すことなく故障の回
復処理を行うことができる。この場合の不良が発生した
位置は、記録不良が発生した位置P8に対して位置P7
とされる。
【0059】このように上述の実施の形態では、不良が
発生した場合、データ記録再生装置に関連するデータの
待避が行われてからカートリッジテープが排出されて、
故障の回復処理が行われる。その後故障の回復処理が完
了してカートリッジテープが装着されると、待避された
データ記録再生装置に関連するデータが元の位置に戻さ
れて、排出されたカートリッジテープと装着されたカー
トリッジテープが一致しているか否かが判別されて、一
致していることが判別されたときに、データの記録ある
いは再生動作が継続される。
【0060】このため、磁気テープ43を巻頭まで巻き
戻す必要がなく、簡単に効率よく故障の回復処理を行う
ことができる。
【0061】なお、上述の実施の形態では、データを磁
気テープ43上のヘリカルトラックに記録するものとし
たが、QIC(Quarter-Inch Cartridge)等のようにデー
タを長手トラックに記録する場合でも容易に適用するこ
とができる。
【0062】また、データ記録再生装置の記録再生部3
0の動作をシステムコントロール回路35で制御するも
のとしたが、インタフェースを介してホストコンピュー
タや他の装置、例えば、専用の実験データ収集装置から
制御するようにしても良い。
【0063】さらに、磁気テープを途中でデータ記録再
生装置から取り外すことができるものであれば、2リー
ルタイプのカートリッジテープに限られるものでもな
い。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、磁気テープが記録動
作や再生動作の終了前にデータ記録再生装置から排出さ
れるときには、テープ識別情報や動作を行うために必要
とされるテープ管理情報がデータ記録再生装置内に設け
られたメモリ手段に待避されると共に、磁気テープがテ
ープ管理情報の記録された巻頭まで巻き戻されることな
く排出される。その後、再び磁気テープが装着されたと
きには、装着された磁気テープのテープ識別情報とメモ
リ手段のテープ識別情報が比較されて、テープ識別情報
が一致したときには、待避されたテープ管理情報を用い
て記録動作あるいは再生動作が続行される。
【0065】このため、例えば記録動作中あるいは再生
動作中に不良が生じても、故障回復処理後に記録動作あ
るいは再生動作が続行されて、記録動作や再生動作を最
初からやり直す必要がなく簡単に効率よく回復処理を行
うことができる。
【0066】また、故障が発生して磁気テープを排出す
る際に、テープを巻頭まで巻き戻すという作業を必要と
しない為、例えばヘッドクロッグが発生している状態で
テープを走行させることにより、テープ自体に傷をつけ
るような危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ記録再生装置の構成を示
す図である。
【図2】この発明に係るデータ記録再生装置のインター
フェース部の構成を示す図である。
【図3】テープフォーマットとトラックを示す図であ
る。
【図4】データ記録再生装置の動作を説明するための図
である。
【図5】データ記録再生装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】異常対策処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・インタフェース部、11・・・SCSIイン
タフェース、12・・・メインCPU、13,23・・
・ROM、14,24・・・RAM、15・・・操作
部、16・・・表示部、17・・・2ポートRAM、1
8・・・バッファメモリ、22・・・サブCPU、25
・・・シリアルインタフェース、28・・・プロセッサ
インタフェース、30・・・記録再生部、31・・・信
号処理回路、32・・・RF回路、33・・・回転ドラ
ム、34・・・磁気ヘッド、35・・・システムコント
ロール回路、36・・・サーボ回路、40・・・カート
リッジテープ、41,42・・・リール、43・・・磁
気テープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを用いたデータ記録再生装置
    において、 記録動作あるいは再生動作の終了前に上記磁気テープを
    上記データ記録再生装置から排出する時には、記録動作
    あるいは再生動作を行うために必要とされるテープ管理
    情報をメモリ手段に待避させることを特徴とするデータ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリ手段を上記データ記録再生装
    置内に設けたことを特徴とする請求項1記載のデータ記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 記録動作あるいは再生動作中に動作不良
    が発生したときに上記磁気テープを上記データ記録再生
    装置から排出することを特徴とする請求項1記載のデー
    タ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記磁気テープはカートリッジに収納さ
    れたカートリッジテープであることを特徴とする請求項
    1記載のデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 磁気テープを用いたデータ記録再生装置
    において、 記録動作あるいは再生動作の終了前に上記磁気テープを
    上記データ記録再生装置から排出する時には、排出され
    る磁気テープに記録されているテープ識別情報をメモリ
    手段に待避させるものとし、 再び磁気テープが装着されたときには、装着された磁気
    テープに記録されているテープ識別情報と上記メモリ手
    段に待避されたテープ識別情報を比較するものとし、 テープ識別情報が一致したときには、上記メモリ手段に
    待避されているテープ識別情報を用いて記録動作あるい
    は再生動作を続行することを特徴とするデータ記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 上記メモリ手段を上記データ記録再生装
    置内に設けたことを特徴とする請求項5記載のデータ記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】 記録動作あるいは再生動作中に動作不良
    が発生したときに上記磁気テープを上記データ記録再生
    装置から排出することを特徴とする請求項5記載のデー
    タ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記磁気テープはカートリッジに収納さ
    れたカートリッジテープであることを特徴とする請求項
    5記載のデータ記録再生装置。
JP8202587A 1996-07-31 1996-07-31 データ記録再生装置 Pending JPH1049928A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007091411A1 (ja) * 2006-02-10 2007-08-16 Pioneer Corporation データ修復システム、データ記録装置、制御装置、プログラム

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