JPH104928A - 練製品製造における原料濾過用フィルタ - Google Patents
練製品製造における原料濾過用フィルタInfo
- Publication number
- JPH104928A JPH104928A JP8156812A JP15681296A JPH104928A JP H104928 A JPH104928 A JP H104928A JP 8156812 A JP8156812 A JP 8156812A JP 15681296 A JP15681296 A JP 15681296A JP H104928 A JPH104928 A JP H104928A
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- Japan
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- filter
- fish
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 練製品への異物の混入を阻止でき、かつ、保
守が容易なフィルタを提供する。 【解決手段】 筒体１１の先端に開口部１２を、後端に
端壁１３を形成し、端壁１３の外面を後方へ半球状に突
出させると共に、端壁１３に複数のスロット１４を平行
に形成する。先端を下流側に、後端を上流側に向けて原
料の供給路中に挿着すると、可塑性の原料は変形しつつ
スロット１４を通過して筒体１１に進入し、開口部１２
から送り出されるが、スロット１４を通過できない異物
の筒体１１への進入は阻止されるので、このような異物
が練製品に混入することはない。また、目詰まりが起こ
りにくい。
守が容易なフィルタを提供する。 【解決手段】 筒体１１の先端に開口部１２を、後端に
端壁１３を形成し、端壁１３の外面を後方へ半球状に突
出させると共に、端壁１３に複数のスロット１４を平行
に形成する。先端を下流側に、後端を上流側に向けて原
料の供給路中に挿着すると、可塑性の原料は変形しつつ
スロット１４を通過して筒体１１に進入し、開口部１２
から送り出されるが、スロット１４を通過できない異物
の筒体１１への進入は阻止されるので、このような異物
が練製品に混入することはない。また、目詰まりが起こ
りにくい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソーセージ、か
まぼこ等の練製品の製造に際し、原料を濾過するフィル
タに関するものである。
まぼこ等の練製品の製造に際し、原料を濾過するフィル
タに関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び問題点】一般に、練製品であるソーセ
ージを製造するには、図４に示すような充填機を使用す
る。この充填機は、先端に原料吐出口１を、後端に原料
吸入口２を有するパイプ状のノズル３と、原料吸入口２
に原料としての肉を略一定量ずつ間欠的に供給する原料
供給装置４と、ノズル３の外周に被着された羊腸等のケ
ーシング５のノズル３からの離脱を制動する制動部材６
とを備えており、ノズル３に回転を与えつつ、原料供給
装置４からノズル３に送り込まれた肉を原料吐出口１か
ら送り出すと共に、ノズル３の先端からケーシング５を
引き出し、制動部材６でケーシング５のノズル３からの
離脱を間欠的に制動することにより、連鎖状のソーセー
ジを形成するものである。
ージを製造するには、図４に示すような充填機を使用す
る。この充填機は、先端に原料吐出口１を、後端に原料
吸入口２を有するパイプ状のノズル３と、原料吸入口２
に原料としての肉を略一定量ずつ間欠的に供給する原料
供給装置４と、ノズル３の外周に被着された羊腸等のケ
ーシング５のノズル３からの離脱を制動する制動部材６
とを備えており、ノズル３に回転を与えつつ、原料供給
装置４からノズル３に送り込まれた肉を原料吐出口１か
ら送り出すと共に、ノズル３の先端からケーシング５を
引き出し、制動部材６でケーシング５のノズル３からの
離脱を間欠的に制動することにより、連鎖状のソーセー
ジを形成するものである。
【０００３】しかしながら、特に、荒挽きソーセージの
製造時には、原料の肉に骨や筋等の異物が含まれている
ことがあり、上記ノズルによると、異物がノズル内を通
過してソーセージに混入する恐れがある。
製造時には、原料の肉に骨や筋等の異物が含まれている
ことがあり、上記ノズルによると、異物がノズル内を通
過してソーセージに混入する恐れがある。
【０００４】これを防止するため、ノズルの原料吸入口
に編目状のフィルタを設けることが考えられるが、この
ようなフィルタでは目詰まりが起こりやすく、清掃に多
大な手間を要する。
に編目状のフィルタを設けることが考えられるが、この
ようなフィルタでは目詰まりが起こりやすく、清掃に多
大な手間を要する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
練製品への異物の混入を阻止でき、かつ、保守が容易な
フィルタを提供することを課題とする。
練製品への異物の混入を阻止でき、かつ、保守が容易な
フィルタを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明に係るフィルタは、筒体の先端に開口部
を、後端に端壁を形成し、この端壁の外面を後方へ半球
状に突出させると共に、端壁に複数のスロットを平行に
形成した構成を採用したのである。
め、この発明に係るフィルタは、筒体の先端に開口部
を、後端に端壁を形成し、この端壁の外面を後方へ半球
状に突出させると共に、端壁に複数のスロットを平行に
形成した構成を採用したのである。
【０００７】このフィルタを、先端を下流側に、後端を
上流側に向けて原料の供給路中に挿着すると、可塑性の
原料は変形しつつスロットを通過して筒体に進入し、開
口部から送り出されるが、スロットを通過できない異物
の筒体への進入は阻止されるので、このような異物が練
製品に混入することはない。
上流側に向けて原料の供給路中に挿着すると、可塑性の
原料は変形しつつスロットを通過して筒体に進入し、開
口部から送り出されるが、スロットを通過できない異物
の筒体への進入は阻止されるので、このような異物が練
製品に混入することはない。
【０００８】また、原料がスロットから筒体へ進入する
際、半球状の端壁外面に沿って外周側へ逃げるように変
形するので、目詰まりが起こりにくい。
際、半球状の端壁外面に沿って外周側へ逃げるように変
形するので、目詰まりが起こりにくい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
付図面に基づいて説明する。
【００１０】図１及び図２に示すように、この発明に係
るフィルタ１０は、筒体１１の先端に開口部１２を、後
端に端壁１３を形成し、この端壁１３の外面を後方へ半
球状に突出させると共に、端壁１３に複数のスロット１
４を平行に形成した構成とされている。
るフィルタ１０は、筒体１１の先端に開口部１２を、後
端に端壁１３を形成し、この端壁１３の外面を後方へ半
球状に突出させると共に、端壁１３に複数のスロット１
４を平行に形成した構成とされている。
【００１１】上記のようなフィルタ１０をノズル３の原
料吸入口２に抜き差し可能に挿入し、ノズル３を図３に
示すソーセージの充填機に装着すると、原料供給装置４
から供給された肉は端壁１３の外面に当接し、変形しつ
つスロット１４を通過して筒体１１内に進入する。そし
て、開口部１２を介してノズル３に送り込まれ、原料吐
出口１から排出されて、ケーシング５に充填される。
料吸入口２に抜き差し可能に挿入し、ノズル３を図３に
示すソーセージの充填機に装着すると、原料供給装置４
から供給された肉は端壁１３の外面に当接し、変形しつ
つスロット１４を通過して筒体１１内に進入する。そし
て、開口部１２を介してノズル３に送り込まれ、原料吐
出口１から排出されて、ケーシング５に充填される。
【００１２】一方、骨や筋等、スロット１４を通過でき
ない異物は、筒体１１への進入が阻止されるので、これ
らの異物が原料吐出口１から排出されることはなく、ケ
ーシング５に充填された肉に混入することがない。
ない異物は、筒体１１への進入が阻止されるので、これ
らの異物が原料吐出口１から排出されることはなく、ケ
ーシング５に充填された肉に混入することがない。
【００１３】また、このフィルタ１０では、端壁１３の
外面が半球状であるため、肉がスロット１４から筒体１
１へ進入する際、端壁１３の外面に沿って外周側へ逃げ
るように変形する。そのため、スロット１４に異物が挟
まったまま滞留することがなく、目詰まりが起こりにく
い。
外面が半球状であるため、肉がスロット１４から筒体１
１へ進入する際、端壁１３の外面に沿って外周側へ逃げ
るように変形する。そのため、スロット１４に異物が挟
まったまま滞留することがなく、目詰まりが起こりにく
い。
【００１４】なお、このフィルタ１０は、原料が送られ
る管路の途中に設けてもよい。
る管路の途中に設けてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るフ
ィルタを、先端を下流側に、後端を上流側に向けて原料
の供給路中に挿着すると、可塑性の原料は変形しつつス
ロットを通過して筒体に進入し、開口部から送り出され
るが、スロットを通過できない異物の筒体への進入は阻
止されるので、このような異物が練製品に混入すること
はない。
ィルタを、先端を下流側に、後端を上流側に向けて原料
の供給路中に挿着すると、可塑性の原料は変形しつつス
ロットを通過して筒体に進入し、開口部から送り出され
るが、スロットを通過できない異物の筒体への進入は阻
止されるので、このような異物が練製品に混入すること
はない。
【００１６】また、原料がスロットから筒体へ進入する
際、半球状の端壁外面に沿って外周側へ逃げるように変
形するので、目詰まりが起こりにくく、スロットの清掃
を頻繁に行う必要がない。
際、半球状の端壁外面に沿って外周側へ逃げるように変
形するので、目詰まりが起こりにくく、スロットの清掃
を頻繁に行う必要がない。
【図１】この発明に係るフィルタの断面図
【図２】同上のフィルタとノズルとの関係を示す分解斜
視図
視図
【図３】同上のフィルタを装着したソーセージ充填機の
概略図
概略図
【図４】従来のソーセージ充填機の概略図
１０ フィルタ １１ 筒体 １２ 開口部 １３ 端壁 １４ スロット
Claims (1)
- 【請求項１】 筒体の先端に開口部を、後端に端壁を形
成し、この端壁の外面を後方へ半球状に突出させると共
に、端壁に複数のスロットを平行に形成した練製品製造
における原料濾過用フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156812A JP2809611B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 練製品製造における原料濾過用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156812A JP2809611B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 練製品製造における原料濾過用フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104928A true JPH104928A (ja) | 1998-01-13 |
| JP2809611B2 JP2809611B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15635874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8156812A Expired - Fee Related JP2809611B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 練製品製造における原料濾過用フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2809611B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006520196A (ja) * | 2003-02-10 | 2006-09-07 | ワッツ，エドワード，ディー． | 液体注入装置 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP8156812A patent/JP2809611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006520196A (ja) * | 2003-02-10 | 2006-09-07 | ワッツ，エドワード，ディー． | 液体注入装置 |
| JP2010115207A (ja) * | 2003-02-10 | 2010-05-27 | Edward D Watts | 液体注入装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2809611B2 (ja) | 1998-10-15 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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