JPH08207942A - 練和注出装置 - Google Patents

練和注出装置

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Publication number
JPH08207942A
JPH08207942A JP3601795A JP3601795A JPH08207942A JP H08207942 A JPH08207942 A JP H08207942A JP 3601795 A JP3601795 A JP 3601795A JP 3601795 A JP3601795 A JP 3601795A JP H08207942 A JPH08207942 A JP H08207942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
base
container
mixing
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3601795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuusuke Katsuumi
雄介 勝海
Hiromi Kawachi
紘美 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Nippon Dental Co Ltd
Original Assignee
Bayer Nippon Dental Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Bayer Nippon Dental Co Ltd filed Critical Bayer Nippon Dental Co Ltd
Priority to JP3601795A priority Critical patent/JPH08207942A/ja
Publication of JPH08207942A publication Critical patent/JPH08207942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科診療において歯の咬合状態などの型を採
取したり、マウスピースを製作する場合などに使用する
練和注出装置に関するものである。 【構成】 柔軟性容器1の内部に隔壁2を設けて各室に
ベース3とキャタリスト4を収納可能とし、該容器1の
先端には隔壁2に連設する仕切板5で同面積に区画され
た押出し口6を設け、その周縁の口金部9に係止爪7を
介してミキシングチップ8を装着したものである。 【効果】 特殊形状のカートリッジや二連の射出銃を使
用することなく、既存のミキシングチップをベースとキ
ャタリストを収納した柔軟性容器に直接装着するだけで
それらを等量に混合して注出できる。単に容器の後端部
を適宜な方法で押圧するだけでベースとキャタリストを
注出でき、極めて簡便且つ安価に歯の咬合状態などの型
を採取したり、マウスピースを製作することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歯科診療において歯
の咬合状態などの型を採取したり、スポーツ界でマウス
ピース等を製作する場合などに使用する練和注出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科診療などにおいて、歯の咬合状態な
どの型を採取するため、近年ではシリコン等のレジンが
使用されている。この場合、レジンをすばやく硬化させ
るため、型を採取する直前にベースとなるレジン主材と
キャタリストと呼ばれる硬化剤を等分に混合する必要が
ある。
【0003】このため近年では、例えば、剛性の筒状容
器にそれぞれベースとキャタリストを個別に収納したも
のを平行して一体に連結して二連のシリンダー容器と
し、各容器の押出し口はそれぞれ同面積の半円形とする
と共にそれを合せて円形状の押出し口として収納したベ
ースとキャタリストが近接して排出されるようにし、各
シリンダー容器の後端内部にはピストン部材を設けてベ
ースとキャタリストをそれぞれ押し出すようにしたカー
トリッジを使用し、このカートリッジの後端に別途、二
連のピストン棒を平行して同時に動かすようにした専用
の射出銃を装着して各レジンを均等に押し出すように
し、容器先端の押出し口にはミキシングチップと呼ばれ
る混合器を回転装着して各レジンを等量に混合練和して
注出できるようにしたものがある(米国特許48260
53号等参照)。
【0004】なお、このミキシングチップは、筒体の中
にそれぞれ逆方向に回転する螺旋状の混合用部材を交互
に連続して挿入したもので、一端から2種類のレジンを
注入した場合、螺旋状の混合用部材を通過するたびに相
互に混ぜ合わされ、先端の注出口近傍では完全に均等に
各レジンが混合練和されるようにしたものである(米国
特許4767026号等参照)。
【0005】しかしながら従来のかかる構成では、ベー
ス及びキャタリストを収納するカートリッジ自体の構造
が複雑となり製造コストがかかるものとなっている。ま
た、使用に際しても、専用の射出銃にカートリッジをセ
ットする必要があるうえ、射出銃の各ピストンがカート
リッジ内の各レジンを等量に押し出すように調整する必
要があるなど、その使用までに多大な手間を要してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような実情に鑑
み、本発明においては、従来高価だったこの種のカート
リッジ容器を低廉な容器とすると共に、該容器の先端に
公知のミキシングチップを装着し、専用の射出銃等を使
用することなく、簡単な作業を行うだけで的確にベース
とキャタリストを混合しつつ注出できるようにして、各
種の型の採取や製作の手間を軽減することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、柔軟
性容器1の内部に隔壁2を設けて各室にベース3とキャ
タリスト4をそれぞれ収納可能とし、該容器1先端には
隔壁2と連設した仕切板5でそれぞれ同面積に区画した
押出し口6を設け、その周縁には係止爪7によりミキシ
ングチップ8を装着可能とした口金部9を設けることに
より、上記課題を解決するものである。なお、容器に収
納するベースとキャタリストはそれらを練和混合するこ
とにより経時的に硬化するものであればよく、シリコン
材やゴム質弾性材などその種類は問わないものである。
【0008】
【作用】上記構成にかかる本発明は、柔軟性容器1の内
部に隔壁2を設け、各室に個別にベース3とキャタリス
ト4を収納しているため、使用直前までは混ぜ合わされ
て硬化することなく保管できる。又、ベースとキャタリ
ストは押出し口6から等量づつ押し出され、先端にミキ
シングチップ8を装着して容器1の後端部を単に手で押
圧するなど任意の適宜な方法でベースとキャタリストを
押し出すだけでそれらがミキシングチップ8内で均等に
混合練和されて注出されるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる練和注出装置の実施例
を図面について説明すると、図において1は例えば側面
楔型としたチューブ状の柔軟性容器であるが、その内部
の中央に柔軟性を有する隔壁2を設けて各室にベース3
とキャタリスト4をそれぞれ完全に分離して収納してい
る。容器先端には上記隔壁2に連設する仕切板5でそれ
ぞれ同面積の半円状に区画した円形の押出し口6を有
し、容器内のベース3とキャタリスト4が等量づつ近接
して排出されるようにしている。押出し口6の周縁には
係止爪7により公知のミキシングチップ8を装着可能と
した形状の口金部9を備えている。なお、このミキシン
グチップ8は筒体の内部にそれぞれ逆方向に回転する螺
旋状の混合用部材10を交互に連続して挿入し、先端に
は注出口11を備えた既存のものを使用している。
【0010】この装置を使用する場合は、まず、ミキシ
ングチップ8を係止爪7等を利用してチューブ状容器1
の先端口金部9に装着し、次に容器1の後端部を順次巻
き上げることで各室に収納したベース3とキャタリスト
4をそれぞれ均等に押出し口6から押し出す。押し出さ
れた各レジンはそのまま上記ミキシングチップ8内に注
入されるが、不連続な螺旋状の混合用部材10内で順次
混合されつつミキシングチップ8内を進行し、注出口1
1からは完全に混合されたものが注出される。従って、
これを使用して歯の咬合状態などの型を採取したり、マ
ウスピースを製作したりすることが出来る。
【0011】この場合、チューブ容器後端の押圧による
内部のレジンの押し出しは、上述のように手作業により
後端部を順次巻き上げて押し出す方法の他、例えば、チ
ューブ容器の後端部にねじ巻様の簡易な巻き取り器12
を装着して後端部を巻き取りつつレジンを押し出すよう
にしたり(図3参照)、一対のローラーで挟持して端部
から押圧する方法など任意の方法を選択できるものであ
る。
【0012】尚、本発明における柔軟性容器1は、上記
実施例のように側面楔型に限定されるものではなく、内
部に隔壁2を有し、押圧時にベースとキャタリストが等
量づつ押し出されるような柔軟性のものであればその形
状、材質は問わない。また、柔軟性容器の押出し口6
は、ベースとキャタリストがそれぞれ等量に押出される
ように同面積に区画されていればよく、その形状は上記
実施例に限定されるものではない。
【0013】更に、本発明は既存のミキシングチップ8
を利用するものであるが、これを装着する口金部9は従
来の剛性のレジンのカートリッジに設けられたジョイン
ト構造に限定するものでなく、柔軟性容器の押出し口6
とミキシングチップ8が水蜜にかつ容易に離脱しないよ
うに結合できるような構造であればよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる練和
注出装置は、特殊形状のカートリッジや二連の射出銃を
使用することなく、既存のミキシングチップを各室にベ
ースとキャタリストを収納した柔軟性容器に直接装着す
るだけでベースとキャタリストを混合して注出できるよ
うにしたものであるから、単に容器の後端部を適宜な方
法で押圧するだけでベースとキャタリストを等量に混合
して注出でき、極めて簡便且つ安価に歯の咬合状態など
の型を採取することが可能となるものである。
【0015】また、従来その製作工程が複雑で個人では
簡単に製作できず、製作コストも高価であったスポーツ
時に使用するマウスピース等の製作に際しても、必要な
レジンを簡単に注出できるため、簡便且つ安価にマウス
ピースを製作することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる練和注出装置の実施の一例を示
す平面図である。
【図2】ミキシングチップの装着状態の一例を一部切欠
して示す部分拡大図である。
【図3】容器からの押し出しの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 柔軟性容器 2 隔壁 3 ベース 4 キャタリスト 5 仕切板 6 押出し口 7 係止爪 8 ミキシングチップ 9 口金部 10 混合用部材 11 注出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟性容器1の内部に隔壁2を設けて各室
    にベース3とキャタリスト4を収納可能とし、該容器1
    の先端には隔壁2に連設する仕切板5で同面積に区画さ
    れた押出し口6を設け、その周縁の口金部9に係止爪7
    を介してミキシングチップ8を装着したことを特徴とす
    る練和注出装置。
JP3601795A 1995-01-31 1995-01-31 練和注出装置 Pending JPH08207942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3601795A JPH08207942A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 練和注出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3601795A JPH08207942A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 練和注出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08207942A true JPH08207942A (ja) 1996-08-13

Family

ID=12457982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3601795A Pending JPH08207942A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 練和注出装置

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JP (1) JPH08207942A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056472A1 (fr) * 2000-02-03 2001-08-09 Hamamatsu Photonics K.K. Instrument non vulnerant de mesure optique et biologique, dispositif de retenue d'une portion mesuree, et procede de fabrication associe
US6687521B2 (en) 2000-02-03 2004-02-03 Hamamatsu Photonics K.K. Noninvasion biological optical measuring instrument, measured portion holding device, and method for manufacturing the same
JP4600892B1 (ja) * 2009-12-18 2010-12-22 株式会社セイルグローバル 印象材カートリッジのミキシングチップ連結構造
EP2835109A1 (en) 2013-08-09 2015-02-11 GC Corporation Nozzle tip

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