JPH1049146A - 鍵駆動装置 - Google Patents

鍵駆動装置

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Publication number
JPH1049146A
JPH1049146A JP8223265A JP22326596A JPH1049146A JP H1049146 A JPH1049146 A JP H1049146A JP 8223265 A JP8223265 A JP 8223265A JP 22326596 A JP22326596 A JP 22326596A JP H1049146 A JPH1049146 A JP H1049146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
electromagnetic solenoid
plunger
rear end
push
Prior art date
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Pending
Application number
JP8223265A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Sakai
輝美男 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8223265A priority Critical patent/JPH1049146A/ja
Publication of JPH1049146A publication Critical patent/JPH1049146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を小型化することができ、消費電力を少
なくすることができるようにする。 【解決手段】 電磁ソレノイド23のプランジャ25が
引き込まれたとき、突き上げ部材29によって対応する
鍵4の鍵後端部材21が突き上げられ、これによって対
応する鍵4が押鍵される。したがって、引き込み式の電
磁ソレノイド23を用いることができ、従来の突き上げ
式の電磁ソレノイドを用いた場合と比較すると、大きな
力を得ることができ、装置を小型化することができ、消
費電力を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鍵盤楽器を自動演
奏するための鍵駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ピアノやアコースティックピアノな
どの鍵盤楽器には、自動演奏するための鍵駆動装置を備
えたものがある。このような鍵駆動装置には、鍵盤シャ
ーシ上に回動可能に設けられた複数の鍵を各鍵毎に電磁
ソレノイドを用いて押鍵するものがある。このような鍵
駆動装置では、鍵の回動支点よりも後方に電磁ソレノイ
ドを配置し、電磁ソレノイドのプランジャを突き上げる
ことにより、回動支点よりも後方の鍵の後端部を突き上
げて押鍵するようになっている(例えば特公平3−55
834号公報、実公平3−10550号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁ソレノ
イドには、通電するとプランジャが電磁石内から押し出
される突き上げ式と、通電するとプランジャが電磁石内
に引き込まれる引き込み式とがある。このうち、突き上
げ式の電磁ソレノイドは、同じ電磁石を用いた場合や同
じ供給電力の場合、引き込み式の電磁ソレノイドと比較
して力が弱いという性質をもっている。このため、従来
のように突き上げ式の電磁ソレノイドを用いた鍵駆動装
置では、引き込み式の電磁ソレノイドを用いたものと同
等の力を得るためには、電磁石を大きくするか、供給電
力を多くする必要があり、装置が大型化し、消費電力が
多くなるという問題があった。この発明の課題は、装置
を小型化することができ、消費電力を少なくすることが
できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤シャー
シ上に回動可能に設けられ、かつ回動支点の後方に後端
部を有する複数の鍵と、これら鍵の回動支点の後方に前
記各鍵毎に設けられた電磁ソレノイドと、前記鍵の回動
支点の後方に前記各鍵毎に設けられ、前記電磁ソレノイ
ドのプランジャが引き込まれたとき、対応する前記鍵の
後端部を突き上げる突き上げ手段とを具備するものであ
る。
【0005】この発明によれば、電磁ソレノイドのプラ
ンジャが引き込まれたとき、突き上げ手段によって対応
する鍵の後端部が突き上げられ、これによって対応する
鍵が押鍵されるので、引き込み式の電磁ソレノイドを用
いることができ、従来の突き上げ式の電磁ソレノイドを
用いた場合と比較すると、大きな力を得ることができ、
装置を小型化することができ、消費電力を少なくするこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態を適
用した鍵盤楽器の要部を示す断面図であり、図2はその
平面図であり、図3は同鍵盤楽器の押鍵された状態を示
す断面図である。この鍵盤楽器では、合成樹脂製または
金属製の楽器本体ケース1上に支持部材2を介して板金
製の鍵盤シャーシ3が取り付けられている。鍵盤シャー
シ3の上面側には合成樹脂製の複数の鍵(白鍵と黒鍵、
ただし、白鍵のみについて説明する。)4が並列されて
いる。鍵4の上板5の後端部にはほぼU字状の係止部
(回動支点)6が設けられ、上板5の後端部下面の所定
の箇所にはばね押圧突起7が設けられている。そして、
鍵4は、係止部6が鍵盤シャーシ3の後端部の垂直部分
に形成された係止孔8に挿入され、ばね押圧突起7がそ
の下方の鍵盤シャーシ3上に配置された復帰ばね9に当
接することで、復帰ばね9の弾性変形により係止部6を
中心にして上下方向に回動可能となっている。
【0007】鍵4の下面中央部には、横断面十字状の第
1および第2のスイッチ押圧突起10、11が一体的に
設けられている。第1および第2のスイッチ押圧突起1
0、11の各下方には押釦式の第1および第2のゴムス
イッチ12、13が配置されている。これらゴムスイッ
チ12、13は、鍵盤シャーシ1の下面に取り付けられ
た回路基板14上に設けられ、鍵盤シャーシ3に形成さ
れた図示しないバカ孔内に配置されている。
【0008】鍵4は、復帰ばね9のばね力およびゴムス
イッチ12、13の弾性力により上方に付勢されている
が、通常は鍵4の両側板15の前部下端に垂設されたほ
ぼL字状のストッパ片16が鍵盤シャーシ3に形成され
たバカ孔17を通って鍵盤シャーシ3の下面に設けられ
たフェルトなどからなる帯状の上限ストッパ18に当接
することにより、所定の初期位置(上限位置)に位置決
めされている。鍵盤シャーシ3の前端部の所定の箇所に
は、鍵4の左右の横振れを阻止するとともに鍵4の上下
動をガイドするためのほぼL字状の鍵ガイド19が設け
られている。鍵盤シャーシ3の前端部の他の所定の箇所
には、ストッパ片16の下端が当接することにより、鍵
の下限位置を規制するためのフェルトなどからなる帯状
の下限ストッパ20が設けられている。
【0009】各鍵4の後端部上面には横断面コ字状の鍵
後端部材21が開放端面を上向きにしてねじ止めされて
いる。各鍵後端部材21の後端部下面には下端部が半球
状に形成された突出部22が突設されている。各鍵4の
回動支点の後方であって各突出部22の前側または後側
には電磁ソレノイド23が配置されている。この場合、
電磁ソレノイド23は突出部22の前側または後側に交
互に配置され、全体としては平面千鳥状に配置されてい
る(図2参照)。電磁ソレノイド23は、電磁石24と
この電磁石24の中心部に移動可能に収容されたプラン
ジャ25とからなり、通常は図示しない復帰ばねによっ
てプランジャ25が押し出された状態となっている。ま
た、各電磁ソレノイド23は、プランジャ25の軸心が
ほぼ垂直となるように、楽器本体ケース1上に取り付け
られたソレノイド取付部材26に取り付けられている。
各プランジャ25の上端部は切欠されて板状に形成され
ており、この板状部27の両側にピン28が突設されて
いる。各突出部22と各突出部22に対応する電磁ソレ
ノイド23のプランジャ25との間には突き上げ部材2
9が設けられている。突き上げ部材29は、ソレノイド
取付部材26の上面にねじ止めされた軸受30の上端部
に横断面コ字状の回動レバー31が開放端面を上向きに
して支点ピン32を介して左右がほぼ対称となるように
回動可能に取り付けられた構造となっている。回動レバ
ー31のプランジャ側の底板33にはプランジャ25の
板状部27が貫通する切欠部34が形成され、プランジ
ャ側の側板35にはプランジャ25のピン28が当接す
る凹部36が形成されている。回動レバー31の突出部
側はプランジャ側よりも重くなっており、通常の状態で
は回動レバー31のプランジャ側が凹部36の部分でプ
ランジャ25のピン28と当接され、突出部側の底板3
3が突出部22の下方に突出部22と離間されて位置し
ている。
【0010】次に、このように構成された鍵盤楽器の動
作について説明する。まず、電磁ソレノイド23に電流
が供給されると、図3に示すように、電流の供給された
電磁ソレノイド23の電磁石24がプランジャ25を吸
引して矢印方向に引き込み、プランジャ25の上端部に
設けられたピン28が回動レバー31のプランジャ側を
押し下げることにより、回動レバー31が支点ピン32
を中心に時計方向に回動され、回動レバー31の突出部
側の底板33が鍵後端部材21の突出部22を突き上げ
る。これによって、鍵後端部材21が取り付けられた鍵
4が復帰ばね9のばね力およびゴムスイッチ12、13
の弾性力に抗して押鍵される。すると、第1および第2
のスイッチ押圧突起10、11が第1および第2のゴム
スイッチ12、13をそれぞれ押圧し、これにより第1
および第2のゴムスイッチ12、13が時間差をもって
順次スイッチオンとなる。そして、第2のゴムスイッチ
13のスイッチオンにより図示しない音源手段に対して
楽音の発音開始を指示するキーオンデータが得られ、時
間差により押鍵速度に関するデータ、すなわち楽音の音
量や音色などの楽音特性をイニシャル制御するためのイ
ニシャルタッチデータが得られる。
【0011】次に、電磁ソレノイド23への電流の供給
を停止すると、復帰ばねによりプランジャ25が電磁石
24内から押し出され、回動レバー31が支点ピン32
を中心に反時計方向に回動されて図1に示す元の初期位
置に戻され、これにより、鍵4が復帰ばね9のばね力お
よびゴムスイッチ12、13の弾性力によって図1に示
す元の初期位置に戻される。なお、初期位置において突
出部22と回動レバー31の突出部側の底板33との間
が離間されているので、手動で押鍵した場合、突出部2
2が回動レバー31の底板33と衝突することがなく、
衝突による異常音が発生することがない。
【0012】このように、電磁ソレノイド23のプラン
ジャ25が引き込まれたとき、突き上げ部材29によっ
て対応する鍵4の鍵後端部材21が突き上げられ、これ
によって対応する鍵4が押鍵されるので、引き込み式の
電磁ソレノイド23を用いることができ、従来の突き上
げ式の電磁ソレノイドを用いた場合と比較すると、大き
な力を得ることができ、装置を小型化することができ、
消費電力を少なくすることができる。また、電磁ソレノ
イド23を平面千鳥状に配置したので、電磁ソレノイド
23の収納スペースを少なくすることができ、装置を小
型化することができる。また、鍵後端部材21の突出部
22と電磁ソレノイド23との間に突き上げ部材29を
設けたので、電磁ソレノイド23を平面千鳥状に配置し
ても鍵後端部材21の長さを同じにすることができる。
【0013】なお、上記実施形態では、鍵4と鍵後端部
材21とを別体に形成したが、これに限らず、鍵4と鍵
後端部材21とを一体に形成してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電磁ソレノイドのプランジャが引き込まれたとき、
突き上げ手段によって対応する鍵の後端部が突き上げら
れ、これによって対応する鍵が押鍵されるので、引き込
み式の電磁ソレノイドを用いることができ、従来の突き
上げ式の電磁ソレノイドを用いた場合と比較すると、大
きな力を得ることができ、装置を小型化することがで
き、消費電力を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を適用した鍵盤楽器の断
面図。
【図2】同鍵盤楽器の平面図。
【図3】同鍵盤楽器において、押鍵された状態を示す断
面図。
【符号の説明】
3 鍵盤シャーシ 4 鍵 6 係止部 21 鍵後端部材 23 電磁ソレノイド 29 突き上げ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤シャーシ上に回動可能に設けられ、
    かつ回動支点の後方に後端部を有する複数の鍵と、 これら鍵の回動支点の後方に前記各鍵毎に設けられた電
    磁ソレノイドと、 前記鍵の回動支点の後方に前記各鍵毎に設けられ、前記
    電磁ソレノイドのプランジャが引き込まれたとき、対応
    する前記鍵の後端部を突き上げる突き上げ手段と、 を具備することを特徴とする鍵駆動装置。
JP8223265A 1996-08-07 1996-08-07 鍵駆動装置 Pending JPH1049146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8223265A JPH1049146A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 鍵駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8223265A JPH1049146A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 鍵駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1049146A true JPH1049146A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16795410

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8223265A Pending JPH1049146A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 鍵駆動装置

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JP (1) JPH1049146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233214A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Yamaha Corp 自動演奏用鍵盤装置

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233214A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Yamaha Corp 自動演奏用鍵盤装置

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