JPH1048334A - 超音波検知器 - Google Patents

超音波検知器

Info

Publication number
JPH1048334A
JPH1048334A JP20251696A JP20251696A JPH1048334A JP H1048334 A JPH1048334 A JP H1048334A JP 20251696 A JP20251696 A JP 20251696A JP 20251696 A JP20251696 A JP 20251696A JP H1048334 A JPH1048334 A JP H1048334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
threshold value
detecting
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20251696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Sasaki
肇 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP20251696A priority Critical patent/JPH1048334A/ja
Publication of JPH1048334A publication Critical patent/JPH1048334A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体を正確に検知できるようにする。 【解決手段】 電源4 から印加されて駆動されることに
より所定のエリア内の物体の有無を検知して検知信号を
出力し得る超音波マイクロホンCCと、所定のエリア内を
検知した検知信号であるか否かを電源電圧Vinが分圧さ
れてなるしきい値に基づいて判別する判別回路BBと、を
備えた超音波センサにおいて、電源電圧Vinの変動を検
出し得る電源電圧検出手段EEが設けられた構成にしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のエリア内の
物体の有無を検知する超音波検知器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波検知器として、図
5及び図6に示すものがある。このものは、電源A から
印加されて駆動回路B を介して駆動されることにより所
定のエリア内の物体の有無を検知して検知信号を出力し
得る超音波マイクロホンC と、所定のエリア内を検知し
た検知信号であるか否かを電源電圧Vが分圧されてなる
しきい値に基づいて判別する判別回路D と、駆動回路B
及び判別回路D を制御するとともに判別回路D の判別結
果に基づいて演算処理する演算制御部E と、を備えてい
る。
【0003】詳しくは、駆動回路B は、トランジスタB1
を備えてなり、そのトランジスタB1がトランスF に接続
されている。このトランジスタB1は、そのベースが抵抗
B2を介して演算制御部E に接続され、コレクタがトラン
スF の一次側を介して電源Aに接続されている。トラン
スF は、その二次側が超音波マイクロホンC に接続され
ている。
【0004】判別回路D は、増幅回路D1、分圧用抵抗D2
及びコンパレータD3を備えている。この増幅回路D1は、
超音波マイクロホンA に接続されている。分圧用抵抗D2
は、電源B に接続された第1の抵抗D4及びその第1の抵
抗D4に接続された第2の抵抗D5からなる。コンパレータ
D3は、その反転入力端子が増幅回路D1に接続され、非反
転入力端子が分圧用抵抗D2を構成する第1及び第2の抵
抗D4,D5 の間に接続され、出力端子が演算制御部E に接
続されている。
【0005】次に、このものの動作を説明する。演算制
御部E が駆動回路B に送信信号を出力すると、この送信
信号によって駆動回路B のトランジスタB1が動作し、電
源Aから印加されるようになったトランスF が超音波マ
イクロホンC に送信信号を伝達して、この超音波マイク
ロホンC が送信信号を空気中に送信して放射する。ここ
で物体が存在すると、その物体に反射された送信信号が
超音波マイクロホンCに受信されて、物体が検知され
る。この超音波マイクロホンC は、受信した送信信号、
言い換えれば物体を検知したことを示す検知信号を増幅
回路D1へ出力して、その検知信号が増幅される。そし
て、この増幅された検知信号は、コンパレータD3によ
り、電源電圧Vが分圧用抵抗D2により分圧されてなるし
きい値と比較されることによって、所定のエリア内を検
知した検知信号であるか否かが判別され、その判別結果
がコンパレータD3から演算制御部E に入力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の超音波
検知器にあっては、図6に示すように、電源電圧VがΔ
Vだけ低下すると、超音波マイクロホンC からの検知信
号の出力レベルSPLがΔSPLだけ低下するととも
に、電源電圧Vが分圧されてなるしきい値も低下する。
このように、しきい値が低下するということは、検知信
号が増幅されることと同一であるから、その検知信号の
増幅分をΔVthとすると、ΔVth>ΔSPLとなって、
検知信号の出力レベルが低下するよりも大幅に増幅され
ることとなる。
【0007】このように、検知信号が増幅されることに
なると、このものは、図7に示すように、実線により示
した所定のエリアよりも広がっている、二点鎖線により
示したエリアを検知することとなり、物体が所定のエリ
ア内に無くとも広がったエリア内に有るときは、物体が
所定のエリア内に有るという誤動作を起こしてしまい、
物体を正確に検知できなくなる。
【0008】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、物体を正確に検知でき
る超音波検知器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、電源から印加されて駆
動されることにより所定のエリア内の物体の有無を検知
して検知信号を出力し得る超音波マイクロホンと、所定
のエリア内を検知した検知信号であるか否かを電源電圧
が分圧されてなるしきい値に基づいて判別する判別回路
と、を備えた超音波センサにおいて、前記電源電圧の変
動を検出し得る電源電圧検出手段が設けられた構成にし
ている。
【0010】また、請求項2記載のものは、電源から印
加されて駆動されることにより所定のエリア内の物体の
有無を検知して検知信号を出力し得る超音波マイクロホ
ンと、所定のエリア内を検知した検知信号であるか否か
を電源電圧が分圧されてなるしきい値に基づいて判別す
る判別回路と、を備えた超音波センサにおいて、前記し
きい値の変動を検出し得るしきい値検出手段が設けられ
た構成にしている。
【0011】また、請求項3記載のものは、請求項1又
は2のいずれかに記載のものにおいて、前記電源電圧検
出手段又は前記しきい値検出手段は、前記電源電圧又は
前記しきい値の変動をそれぞれ多段階に検出するよう成
した構成にしている。
【0012】また、請求項4記載のものは、請求項1乃
至3のいずれかに記載のものにおいて、前記検知信号は
その信号幅でもってノイズと識別されるものであって、
前記電源電圧又は前記しきい値の変動に連動して前記検
知信号とノイズとの識別基準を変えるよう成した構成に
している。
【0013】また、請求項5記載のものは、前記補正手
段は、請求項1乃至3のいずれかに記載のものにおい
て、前記しきい値を多段階に補正するよう成した構成に
している。
【0014】また、請求項6記載のものは、請求項5記
載のものにおいて、前記補正手段は、前記しきい値を多
段階に補正するよう成した構成にしている。
【0015】また、請求項7記載のものは、請求項1乃
至6のいずれかに記載のものにおいて、前記電源電圧検
出手段又は前記しきい値検出手段が電源電圧又はしきい
値の変動をそれぞれ検出したことを報知する報知手段が
設けられた構成にしている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。この超音波検知器は、駆動回路
AA、判別回路BB、超音波マイクロホンCC、演算制御部D
D、電源電圧検出手段EE、補正用回路FF、報知用回路GG
を備えて構成される。
【0017】駆動回路AAは、第1のトランジスタ1 を備
えてなり、その第1のトランジスタ1 がトランス2 に接
続されている。この第1のトランジスタ1 は、そのベー
スが抵抗3 を介して演算制御部DDに接続され、コレクタ
がトランス2 の一次側を介して電源4 に接続されてい
る。トランス2 は、その二次側が超音波マイクロホンCC
に接続されている。
【0018】判別回路BBは、増幅回路5 、第1の分圧用
抵抗6 及び第1のコンパレータ7 を備えている。この増
幅回路5 は、超音波マイクロホンCCに接続されている。
第1の分圧用抵抗6 は、後述する第2のトランジスタ16
を介して電源4 に接続された一方の抵抗6a及びその一方
の抵抗6aに接続された他方の抵抗6bからなる。第1のコ
ンパレータ7 は、その反転入力端子が増幅回路5 に接続
され、非反転入力端子が第1の分圧用抵抗6 を構成する
一方及び他方の抵抗6a,6b の間に接続され、出力端子が
演算制御部DDに接続されている。
【0019】超音波マイクロホンCCは、トランス2 を介
して印加された状態で、駆動回路AAを介して駆動される
ものである。なお、この超音波マイクロホンCCの動作に
ついては、詳しく後述する。
【0020】電源電圧検出手段EEは、第1及び第2の定
電圧出力部8,9 、第2及び第3の分圧用抵抗10,11 、第
2及び第3のコンパレータ12,13 からなる。第1及び第
2の定電圧出力部8,9 は、電源4 にそれぞれ接続されて
いる。第2及び第3の分圧用抵抗10,11 は、電源4 にそ
れぞれ接続された一方の抵抗10a,11a 及びその一方の抵
抗10a,11a にそれぞれ接続された他方の抵抗10b,11b か
らなる。第2及び第3のコンパレータ12,13 は、それら
の反転入力端子が第1及び第2の定電圧出力部8,9 にそ
れぞれ接続され、非反転入力端子が第2及び第3の分圧
用抵抗10,11 を構成する一方の抵抗10a,11a と他方の抵
抗10b,11b との間にそれぞれ接続され、出力端子が演算
制御部DDにそれぞれ接続されている。
【0021】補正用回路FFは、演算制御部DDと共に補正
手段HHを構成するものであって、第1、4及び第5の分
圧用抵抗6,14,15 、第2乃至第4のトランジスタ16,17,
18からなる。第4及び第5の分圧用抵抗14,15 は、第3
及び第4のトランジスタ16,17 を電源4 にそれぞれ接続
された一方の抵抗14a,15a 及びそれらの一方の抵抗14a,
15a にそれぞれ接続された第1の分圧用抵抗6 の他方の
抵抗6bからなる。第2乃至第4のトランジスタ16,17,18
は、それらのベースが演算制御部DDにそれぞれ接続さ
れ、エミッタが電源4 にそれぞれ接続され、コレクタが
第1、第4及び第5の分圧用抵抗6,14,15 の一方の抵抗
6a,14a,15aにそれぞれ接続されている。
【0022】報知用回路GGは、演算制御部DDと共に報知
手段JJを構成するものであって、演算制御部DDにそれぞ
れ接続された第1及び第2の発光ダイオード19,20 を備
えている。
【0023】次に、このものの動作を説明する。演算制
御部DDが駆動回路AAに送信信号を出力すると、この送信
信号によって駆動回路AAの第1のトランジスタ1 が動作
し、電源4 から印加されるようになったトランス2 が超
音波マイクロホンCCに送信信号を伝達して、この超音波
マイクロホンCCが送信信号を空気中に送信して放射す
る。ここで物体が存在すると、その物体に反射された送
信信号が超音波マイクロホンCCに受信されて、物体が検
知される。この超音波マイクロホンCCは、受信した送信
信号、言い換えれば物体を検知したことを示す検知信号
を増幅回路5 へ出力して、その検知信号が増幅される。
そして、この増幅された検知信号は、第1のコンパレー
タ7 により、電源電圧Vinが分圧用抵抗により分圧され
てなるしきい値と比較されることによって、所定のエリ
ア内を検知した検知信号であるか否かが判別され、その
判別結果が第1のコンパレータ7 から演算制御部DDに入
力される。
【0024】次に、このものが電源電圧Vinの変動を検
出する手順について説明する。第2の分圧用抵抗10を構
成する一方及び他方の抵抗10a,10b により電源電圧Vin
が分圧されてなる監視電圧Vth1 と第1の定電圧出力部
8 の出力した定電圧Vz1とを第2のコンパレータ12が比
較することによって、電源電圧Vinが変動したことが検
出される。
【0025】詳しくは、電源電圧Vinが正常なときは、
次式に示すように、電源電圧Vin>監視電圧Vth1 >定
電圧Vz1 であって、電源電圧Vinが低下して監視電圧
Vth1 も低下したときには、次式に示すように、電源電
圧in>定電圧Vz1>監視電圧Vth1 となるよう、第2の
分圧用抵抗10及び第1の定電圧出力部8 の出力する定電
圧Vz1の各値を設定することによって、電源電圧Vinの
変動が検出される。
【0026】また、上記した監視電圧Vth1 に基づいて
電源電圧Vinの変動を検出した手順と同様の手順によ
り、第3の分圧用抵抗11を構成する一方及び他方の抵抗
11a,11b により電源電圧Vinが分圧されてなる監視電圧
Vth2 と第2の定電圧出力部9の出力した定電圧Vz2
を第2のコンパレータ13が比較することによって、電源
電圧Vinが変動したことが検出される。従って、電源電
圧Vinの変動は、監視電圧Vth1 及び監視電圧Vth2
基づいて、2段階に検出されることとなる。
【0027】次に、このものが電源電圧Vinの変動に応
じて、しきい値を補正手段HHにより補正する手順につい
て説明する。電源電圧Vinが正常なときに、第1の分圧
用抵抗6 を構成する一方の抵抗6aと他方の抵抗6bと間の
電圧、つまりしきい値がVth 3 であって、このときに第
2のトランジスタ16が演算制御部DDに駆動されてオン状
態であるとともに、第3のトランジスタ17がオフ状態で
あるとする。また、第2のトランジスタ16がオン状態の
ときのコレクタとエミッタとの間の電圧をVCB 2 とし、
第1の分圧用抵抗6 を構成する一方の抵抗6a及び他方の
抵抗6bの抵抗値をr11,r12 とすると、Vth3 = (Vin
−VCB2 )×r12 /(r11 + r12 )となる。
【0028】そして、電源電圧VinがΔVだけ低下した
ときに、電源電圧検出手段EEの第2及び第3のコンパレ
ータ12,13 からの出力に基づいて、第3のトランジスタ
17も演算制御部DDに駆動されてオン状態になるとする。
また、このときの一方の抵抗6aと他方の抵抗6bと間の電
圧をVth4 とし、第4の分圧用抵抗14を構成する一方の
抵抗14a の抵抗値をr41 とすると、第1の分圧用抵抗6
における一方の抵抗6aと第4の分圧用抵抗14における一
方の抵抗14a とによる等価回路の抵抗値r1が、次式に示
すように、r1=r11 ×r41 /(r11 +r41 )であるか
ら、Vth4 = (Vin−VCB2 −ΔV )×r12 /(r1
+ r12 )となるので、Vth3 <Vth4 となるよう、第
4の分圧用抵抗14における一方の抵抗14a の抵抗値r41
を設定することにより、しきい値がVth3 からVth4
と大きくなるよう補正される。
【0029】また、上記した第2及び第3のトランジス
タ16,17 のオンオフ状態並びに抵抗値r41 に基づいてし
きい値を補正した手順と同様の手順により、第2及び第
4のトランジスタ16,18 のオンオフ状態並びに第1の分
圧用抵抗6 における一方の抵抗6aと第5の分圧用抵抗15
における一方の抵抗15a とによる等価回路の抵抗値に基
づいて、しきい値が補正される。従って、しきい値は、
2段階に補正されることとなる。
【0030】次に、このものが電源電圧Vinの変動を検
出したことを報知手段JJにより報知する手順について説
明する。第1及び第2の発光ダイオード19,20 は、電源
電圧検出手段EEの第2及び第3のコンパレータ12,13 か
らの出力に基づいてそれぞれ発光して、電源電圧Vinの
変動を検出したことを報知する。
【0031】かかる超音波検知器にあっては、電源電圧
検出手段EEが電源電圧Vinの変動を検出することによっ
て、電源電圧Vinが分圧されてなるしきい値の変動を検
出することができる。しかも、電源電圧Vinの変動に応
じて補正手段HHにより補正されたしきい値に基づいて、
所定のエリア内を検知した検知信号であるか否かが判別
されるから、操作者が検出結果を出力して判断を加える
ようなことをしなくても、物体を正確に検知することが
できる。
【0032】また、電源電圧検出手段EEが電源電圧Vin
の変動を2段階に検出することによって、電源電圧Vin
の変動を精度高く検出することができ、より正確に物体
を検知することができるものとなっている。
【0033】また、補正手段HHによりしきい値が2段階
に補正されることによって、より正確に物体を検知する
ことができるものとなっている。
【0034】また、操作者は、報知手段JJによって電源
電圧検出手段EEが電源電圧Vinの変動を検出したことが
報知されるから、故障等による電源電圧Vinの変動に対
処し易くなる。
【0035】次に、本発明の第2実施形態を図2に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と同一の機能
を有した部品には同一の符号を付し、第1実施形態と異
なるところのみ記す。第1実施形態では、電源電圧Vin
の変動を検出する電源電圧検出手段EEが設けられていた
が、本実施形態では、電源電圧Vinが分圧されてなるし
きい値の変動を検出するしきい値検出手段KKが設けられ
た構成としている。
【0036】判別回路BBは、増幅回路5 、第6及び第7
の分圧用抵抗21,22 並びに第4及び第5のコンパレータ
23,24 を備えている。第6及び第7の分圧用抵抗21,22
は、後述する第5及び第7のトランジスタ29,31 を介し
て電源4 に接続された一方の抵抗21a,22a 及びそれらの
一方の抵抗21a,22a にそれぞれ接続された他方の抵抗21
b,22b からなる。第4のコンパレータ23は、その反転入
力端子が増幅回路5 に接続され、非反転入力端子が第6
の分圧用抵抗21を構成する一方及び他方の抵抗21a,22a
の間に接続され、出力端子が演算制御部DDに接続されて
いる。第5のコンパレータ24は、その反転入力端子が増
幅回路5 に接続され、非反転入力端子が第7の分圧用抵
抗22を構成する一方及び他方の抵抗22a,22b の間に接続
され、出力端子が演算制御部DDに接続されている。
【0037】しきい値検出手段KKは、第1及び第2の定
電圧出力部8,9 、第6及び第7のコンパレータ25,26 か
らなる。第6及び第7のコンパレータ25,26 は、それら
の反転入力端子が第1及び第2の定電圧出力部8,9 にそ
れぞれ接続され、非反転入力端子が第6及び第7の分圧
用抵抗21,22 を構成する一方の抵抗21a,22a と他方の抵
抗21b,22b との間にそれぞれ接続され、出力端子が演算
制御部DDにそれぞれ接続されている。
【0038】補正用回路FFは、演算制御部DDと共に補正
手段HHを構成するものであって、第6乃至第9の分圧用
抵抗21,22,27,28 、第5乃至第8のトランジスタ29,30,
31,32 からなる。第8及び第9の分圧用抵抗27,28 は、
第6及び第8のトランジスタ30,32 を介して電源4 にそ
れぞれ接続された一方の抵抗27a,28a 及びそれらの一方
の抵抗27a,28a にそれぞれ接続された第6及び第7の分
圧用抵抗21,22 の他方の抵抗21b,22b からなる。第5乃
至第8のトランジスタ29,30,31,32 は、それらのベース
が演算制御部DDにそれぞれ接続され、エミッタが電源4
にそれぞれ接続され、コレクタが第6乃至第9の分圧用
抵抗21,22,27,38 の一方の抵抗21a,22a,27a,28a にそれ
ぞれ接続されている。
【0039】次に、このものが電源電圧Vinが第6及び
第7の分圧用抵抗21,22 により分圧されてなるしきい値
の変動を検出する手順について説明する。このものは、
第1実施形態における第2のコンパレータ12が、第2の
分圧用抵抗10により分圧されてなる監視電圧Vth1 と第
1の定電圧出力部8 の出力した定電圧Vz1とを比較する
ことによって、電源電圧Vinの変動を検出していたのと
同様に、第6のコンパレータ25が、第6の分圧用抵抗21
により分圧されてなるしきい値と第1の定電圧出力部8
の出力した定電圧とを比較することによって、しきい値
の変動を検出する。また、第7のコンパレータ26も、第
7の分圧用抵抗22により分圧されてなるしきい値と第2
の定電圧出力部9 の出力した定電圧とを比較することに
よってしきい値の変動を検出するから、しきい値を2段
階に検出することとなる。
【0040】次に、このものが電源電圧Vinの変動に応
じて、しきい値を補正手段HHにより補正する手順につい
て説明する。このものは、第1実施形態における第2及
び第3のトランジスタ16,17 がそれぞれオンオフするこ
とによってしきい値を補正したのと同様に、第5及び第
6のトランジスタ29,30 がオンオフすることによってし
きい値を補正する。また、第7及び第8のトランジスタ
31,32 がオンオフすることによってもしきい値を補正す
るから、しきい値を2段階に補正することとなる。
【0041】かかる超音波検知器にあっては、しきい値
検出手段KKによって、電源電圧Vinが分圧されてなるた
めに電源電圧Vinの変動と共に変動するしきい値の変動
を検出することができる。しかも、電源電圧Vinの変動
に応じて補正手段HHにより補正されたしきい値に基づい
て、所定のエリア内を検知した検知信号であるか否かが
判別されるから、操作者が検出結果を出力して判断を加
えるようなことをしなくても、物体を正確に検知するこ
とができる。
【0042】また、しきい値検出手段KKがしきい値の変
動を2段階に検出することによって、しきい値の変動を
精度高く検出することができ、より正確に物体を検知す
ることができるものとなっている。
【0043】また、第1実施形態と同様に、補正手段HH
によりしきい値が2段階に補正されることによって、よ
り正確に物体を検知することができるものとなってい
る。
【0044】また、第1実施形態と同様に、操作者は、
報知手段JJによって電源電圧検出手段EEが電源電圧Vin
の変動を検出したことが報知されるから、故障等による
電源電圧Vinの変動に対処し易くなる。
【0045】次に、本発明の第3実施形態を図3及び図
4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と同
一の機能を有した部品には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施例では、電源電
圧Vinの変動の検出に基づいてしきい値を補正する構成
になっているが、本実施形態では、電源電圧Vinの変動
に連動して検知信号とノイズとの識別基準を変えて、電
源電圧Vinが変動したために検知信号とされたものをノ
イズとして除外する構成にしてある。従って、本実施形
態では、補正用回路FFが設けられていない。
【0046】次に、このものが電源電圧Vinの変動に連
動して、つまり電源電圧検出手段EEの第2及び第3のコ
ンパレータ12,13 からの出力に基づいて、演算制御部DD
が検知信号とノイズとの識別基準を変える手順を、図4
(a) 乃至(c) に基づいて説明する。検知信号は、信号幅
を有しており、その信号幅が所定幅を有しないものにつ
いては、演算制御部DDによってノイズと識別して除外さ
れる。なお、この検知信号を増幅したものを、図3(a)
に示す。
【0047】第3のコンパレータは、電源電圧Vinが正
常でしきい値がVth5 であるときは、同図(b) に示す出
力信号を出力する。この出力信号の幅t0は、増幅された
検知信号において、しきい値がVth5 以上である部分の
信号幅に相当する。電源電圧Vinが変動してしきい値が
Vth6 に低下したときは、同図(c) に示す出力信号を出
力する。この出力信号の幅t1は、増幅された検知信号に
おいて、しきい値がVth6 以上である部分の信号幅に相
当する。
【0048】従って、電源電圧Vinが正常でしきい値が
Vth5 であるときの検知信号とノイズとの識別基準とな
る信号幅をt とし、電源電圧Vinが変動してしきい値が
Vth 6 に低下したときの識別基準となる信号幅をtxとす
ると、この信号幅txは、次式によって計算される。 tx
= t ×t1/t0 かかる超音波検知器にあっては、電源電圧検出手段EEが
電源電圧Vinの変動を検出することによって、電源電圧
Vinが分圧されてなるしきい値の変動を2段階に検出す
ることができる。しかも、検知信号とノイズとの識別基
準を電源電圧Vinの変動に連動して変えることによっ
て、識別基準に基づいてノイズとして除去されるはずで
あったのに電源電圧Vinが変動しために検知信号として
しまうというようなことがなくなり、物体を正確に検知
することができる。
【0049】また、上記した識別基準となる信号幅txを
多段階に設定することによって、電源電圧Vinが連続的
に変動したときでも、物体を正確に検知することができ
る。
【0050】また、第1実施形態と同様に、操作者は、
報知手段JJによってしきい値検出手段KKがしきい値の変
動を検出したことが報知されるから、しきい値の変動に
大きく関わる電源電圧Vinの変動が報知されるととな
り、故障等の電源電圧Vinの変動に対処し易くなる。
【0051】なお、本実施形態では、検知信号とノイズ
との識別基準は、電源電圧Vinの変動に連動して変える
ようにしているが、しきい値の変動に連動して変えるよ
うにしても、同様の効果を得ることができる。
【0052】また、第1乃至第3実施形態では、報知手
段JJは、第1及び第2の発光ダイオード19,20 を備えた
ものであるが、ブザー等を備えたものでもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、電源電圧検出手
段が電源電圧の変動を検出することによって、電源電圧
が分圧されてなるしきい値の変動を検出することができ
る。よって、例えば、このしきい値の変動の検出結果を
出力して、その検出結果に基づいて操作者が判断を加え
ることにより、物体を正確に検知することができる。
【0054】請求項2記載の発明は、しきい値検出手段
によって、電源電圧が分圧されてなるために電源電圧の
変動と共に変動するしきい値の変動を検出することがで
きる。よって、例えば、このしきい値の変動の検出結果
を出力して、その検出結果に基づいて操作者が判断を加
えることにより、物体を正確に検知することができる。
【0055】請求項3記載の発明は、電源電圧検出手段
又はしきい値検出手段が電源電圧又はしきい値の変動を
それぞれ多段階に検出することによって、電源電圧又は
しきい値の変動を精度高く検出することができ、請求項
1又は2のいずれかに記載の発明よりも、より正確に物
体を検知することができる。
【0056】請求項4記載の発明は、検知信号とノイズ
との識別基準が電源電圧又はしきい値の変動に連動して
変えることによって、識別基準に基づいてノイズとして
除去されるはずであったのに電源電圧又はしきい値が変
動しために検知信号としてしまうというようなことがな
くなり、物体を正確に検知することができる。
【0057】請求項5記載の発明は、電源電圧の変動に
応じて補正手段により補正されたしきい値に基づいて、
所定のエリア内を検知した検知信号であるか否かが判別
されるから、操作者が判断を加えるようなことをしなく
ても、物体を正確に検知することができる。
【0058】請求項6記載の発明は、補正手段によりし
きい値が多段階に補正されることによって、請求項5記
載の発明よりも、正確に物体を検知することができる。
【0059】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、操作者は、報知
手段によって電源電圧検出手段又はしきい値検出手段が
電源電圧又はしきい値の変動をそれぞれ検出したことが
報知されるから、電源電圧又はしきい値の変動に対処し
易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の回路図である。
【図3】同上のものの検知信号とノイズとの識別基準を
変える手順の説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態の回路図である。
【図5】従来例の回路図である。
【図6】電源電圧と超音波マイクロホンの出力レベルと
の関係の説明図である。
【図7】同上のものの物体を検知するエリアの説明図で
ある。
【符号の説明】
BB 判別回路 CC 超音波マイクロホン EE 電源電圧検出手段 HH 補正手段 JJ 報知手段 KK しきい値検出手段 4 電源 Vin 電源電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から印加されて駆動されることによ
    り所定のエリア内の物体の有無を検知して検知信号を出
    力し得る超音波マイクロホンと、所定のエリア内を検知
    した検知信号であるか否かを電源電圧が分圧されてなる
    しきい値に基づいて判別する判別回路と、を備えた超音
    波センサにおいて、 前記電源電圧の変動を検出し得る電源電圧検出手段が設
    けられたことを特徴とする超音波検知器。
  2. 【請求項2】 電源から印加されて駆動されることによ
    り所定のエリア内の物体の有無を検知して検知信号を出
    力し得る超音波マイクロホンと、所定のエリア内を検知
    した検知信号であるか否かを電源電圧が分圧されてなる
    しきい値に基づいて判別する判別回路と、を備えた超音
    波センサにおいて、 前記しきい値の変動を検出し得るしきい値検出手段が設
    けられたことを特徴とする超音波検知器。
  3. 【請求項3】 前記電源電圧検出手段又は前記しきい値
    検出手段は、前記電源電圧又は前記しきい値の変動をそ
    れぞれ多段階に検出するよう成したことを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の超音波検知器。
  4. 【請求項4】 前記検知信号はその信号幅でもってノイ
    ズと識別されるものであって、前記電源電圧又は前記し
    きい値の変動に連動して前記検知信号とノイズとの識別
    基準を変えるよう成したことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の超音波検知器。
  5. 【請求項5】 前記電源電圧の変動に応じてしきい値を
    補正する補正手段が設けられたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の超音波検知器。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記しきい値を多段階
    に補正するよう成したことを特徴とする請求項5記載の
    いずれかの超音波検知器。
  7. 【請求項7】 前記電源電圧検出手段又は前記しきい値
    検出手段が電源電圧又はしきい値の変動をそれぞれ検出
    したことを報知する報知手段が設けられたことを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波検知器。
JP20251696A 1996-07-31 1996-07-31 超音波検知器 Pending JPH1048334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20251696A JPH1048334A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超音波検知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20251696A JPH1048334A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超音波検知器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1048334A true JPH1048334A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16458793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20251696A Pending JPH1048334A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超音波検知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1048334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077268A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 パナソニック株式会社 車両用障害物検知装置
CN104428175A (zh) * 2012-07-04 2015-03-18 罗伯特·博世有限公司 在车辆中出现欠压时基于超声波的驾驶员辅助系统的可用性的提高

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077268A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 パナソニック株式会社 車両用障害物検知装置
JP2013108858A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Panasonic Corp 車両用障害物検知装置
CN103946720A (zh) * 2011-11-21 2014-07-23 松下电器产业株式会社 车用障碍物检测设备
EP2784539A4 (en) * 2011-11-21 2015-11-11 Panasonic Ip Man Co Ltd VEHICLE OBSTACLE DETECTION DEVICE
US9194951B2 (en) 2011-11-21 2015-11-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Vehicle obstacle detection device
CN104428175A (zh) * 2012-07-04 2015-03-18 罗伯特·博世有限公司 在车辆中出现欠压时基于超声波的驾驶员辅助系统的可用性的提高
US9994173B2 (en) 2012-07-04 2018-06-12 Robert Bosch Gmbh Increasing the availability of ultrasound-based driver assistance systems in the event of undervoltage in the vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU651773B1 (en) Smoke type fire detector
US4977375A (en) Fan operating status sensing circuit
JPS62215848A (ja) 感知装置
US6925264B2 (en) Optical transmitter and optical transmitting apparatus using the same
JP2001264454A (ja) 光電スイッチ
US5448224A (en) Heat detector including device for detecting abnormality of external temperature sensor
JPH06208693A (ja) 半導体センサ
CN115662048A (zh) 一种可调灵敏度的线型光束感烟火灾探测器及其调试方法
US5670948A (en) Fire detector
JPH1048334A (ja) 超音波検知器
JP4460516B2 (ja) 人体検知装置
JP6605450B2 (ja) 圧力検出装置の断線検知回路
JP4974560B2 (ja) 火災警報器
US6094143A (en) Light obstruction type smoke sensor
JPS62157997A (ja) 感知装置
JP3168148B2 (ja) 光電式煙感知器
EP1455446B1 (en) Sensor signal output circuit
US11616504B2 (en) OPAMP overload power limit circuit, system, and a method thereof
US11716079B2 (en) Instability management in a signal driver circuit
CN210335603U (zh) 一种宽砂光机
US20240078896A1 (en) Light emitter driver circuit for smoke detector
JP2003289172A (ja) 半導体レーザの光出力制御回路
JPH021661Y2 (ja)
JP2003196758A (ja) 火災感知器、及びこれを備えた火災報知システム
JP4198258B2 (ja) タイヤパンク検知装置