JPH1047948A - トナーボトルのトナー排出口径測定器及びこれを用いたトナーボトルのトナー排出口径検査方法 - Google Patents

トナーボトルのトナー排出口径測定器及びこれを用いたトナーボトルのトナー排出口径検査方法

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JPH1047948A
JPH1047948A JP8223169A JP22316996A JPH1047948A JP H1047948 A JPH1047948 A JP H1047948A JP 8223169 A JP8223169 A JP 8223169A JP 22316996 A JP22316996 A JP 22316996A JP H1047948 A JPH1047948 A JP H1047948A
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toner bottle
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bottle
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JP8223169A
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Yasushi Akiba
康 秋葉
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定時間の短縮を図ることができるトナーボ
トルのトナー排出口径測定器を提供する。 【解決手段】 トナーボトル20のトナー排出口20b
の径を正確に測定する測定器を、アタッチメント36と
ダイヤルゲージ等のインジケータ37で構成する。アタ
ッチメント36の中空のプラグボデイー36aをトナー
排出口20bに差し込むと、3個以上所定の間隔をおい
てアタッチメント36の径方向に沿って設けたコンタク
トポイント36cがトナー排出口20b内壁面で押さ
れ、スプリットプローブ36bの下端部を押して縮径さ
せる。これによってニードル36dが上方向に移動して
インジケータ37の押棒37aに突き当たり、ニードル
36dの変位量がインジケータ37に伝えられる。この
ときインジケータ37が示す値から、トナー排出口20
bの径が換算できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー容器である
トナーボトルの排出口径測定器及び容器リサイクルにお
いてこの測定器を用いるトナーボトルのトナー排出口径
検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、装置の小型化、トナー搬送性
の向上、トナー漏れ防止、他のカートリッジとの非互換
性等の理由から、トナーボトルの内周面に螺旋状の案内
溝を設け、かつ回転させることによりトナーをトナーホ
ッパー部に案内するタイプのトナーボトルがトナー容器
として広く採用されている(例えば特開昭59−188
678号公報、特開平2−266380号公報等)。
【0003】また、トナーボトルの開口部のトナー洩れ
を防止するため、開口部の栓が開いた状態での取り外し
が行えないように、取り外す姿勢の際に栓が開口部を閉
じ、セット時には開くようにした技術もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような
トナーボトルの開口部におけるトナー洩れ防止用の栓を
用いた技術は、作業者の汚れを確実に回避できるという
大きな利点を有するものの、栓の開閉はどうしても機械
的に行うため、トナー洩れが発生せずかつ機械的に取り
外しが容易でなければならず、トナーボトル開口部の寸
法公差が非常に厳しくなり、そのため検査工程を省くこ
とができない。
【0005】またトナーボトルの加工方法としては、主
にポリエチレン等の樹脂を予め作成された型を用いてブ
ロー成形にて行う方法が一般的に用いられている。しか
しながらブロー成形後の樹脂は各部分の熱収縮度合いの
差がどうしても生じるため、トナーボトルの開口部は真
円形とならず、歪みやすく、特に楕円形になりがちであ
る。そこで本発明は、トナーボトル開口部の寸法を全周
において正確にかつ敏速に測定可能なトナーボトルの排
出口径測定器を提供することを目的とする。
【0006】またトナーボトルは、これを装着する複写
機等の寿命に対し、かなり多くの本数を消費するもので
あり、トナーボトルの開口部の測定はかなり多数の本数
を瞬時に測定しなければならない。そこで本発明は、測
定時間の短縮を図ることができるトナーボトルのトナー
排出口径測定器を提供することを目的とする。
【0007】また地球環境保全志向の高まりにより、包
装材料(とりわけ樹脂材料)は極力節減すべきであり、
使用後も廃棄物ではなく貴重な地球資源として再使用す
るいわゆるリサイクルの認識が地球規模で浸透してきて
いる。このような環境下において、OA機器に搭載され
ているトナーボトル容器もリサイクルの対象として位置
づけられるようになってきている。しかしながら、トナ
ーボトルが様々な環境下に放置された後に回収されてく
るため、トナーボトルの回収作業の際に素材である樹脂
の熱変形のために開口部が様々に変形している。そのよ
うなトナーボトルを再使用するには、トナーボトルの開
口部における検査は抜き取り検査ではなく、回収したト
ナーボトルの全数に対して必要である。そこで本発明
は、再使用するトナーボトルにおける開口部の検査を容
易にすることが可能なトナーボトルのトナー排出口径検
査方法を提供することを目的とする。
【0008】さらにトナーボトルの再使用時における工
程としては、トナーボトルに取り付けられた部品のう
ち、消耗部品となる破棄部品(例えばトナーボトルの
栓)の分別、トナーボトルに取り付けられたラベル(取
り扱い説明の明記等の理由から取り付けられ、ロットナ
ンバー等が記載されている。)の剥離、トナーボトル内
の残留トナーの清掃(トナーボトル内に凝集トナーが残
留したままトナーの再充填を行うと、その凝集トナーが
現像器を伝わり感光体に付着し、画像の乱れが発生す
る。)、トナーボトル内部における清掃後の残留トナー
の検出を行う外観検査、トナーボトルのトナー排出用開
口部の寸法検査、等々の工程が発生する。これらの工程
において一番歩留まり低下(機能上再使用できない所)
となる所はトナーボトルの開口部の寸法検査である。そ
こで本発明は、再使用工程の減少化を図ることにより再
使用ボトルのコスト低減化を図り得るトナー排出口径検
査方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーボトルの
トナー排出口径測定器のうち請求項1に係るものは、少
なくともボディー部の先端部位をトナーボトルのトナー
排出口内へ挿入可能な中空のアタッチメントと、該アタ
ッチメント内に収納した移動子の移動量により上記トナ
ーボトルのトナー排出口径あるいは該口径に対応する値
を表示するインジケータとからなり、上記アタッチメン
ト内に、上記移動子と、該移動子の外周を少なくとも上
記ボディー部の先端部位近傍で覆うように位置する筒状
の伝導子と、上記アタッチメントのボディー部の先端部
位近傍で上記伝導子の外周面に接触するように上記アタ
ッチメントの径方向でそれぞれ異なる方向へ延びる少な
くとも3個の測定子とを設け、上記アタッチメントの先
端部をトナーボトルのトナー排出口内へ挿入した際に、
上記測定子がトナー排出口内壁面から受ける接触圧によ
り上記伝導子を変形させ、該変形により上記移動子を移
動させるようにしてなることを特徴とする。
【0010】同請求項2上記測定子がトナー排出口内壁
面から受ける接触圧を100gf以下としたことを特徴
とする。
【0011】同請求項3に係るものは、上記アタッチメ
ントの先端部の外周縁部にテーパを形成してなることを
特徴とする。
【0012】本発明のトナーボトルのトナー排出口径検
査方法のうち請求項4に係るものは、上記のいずれかの
トナーボトルのトナー排出口径測定器を用い、トナーボ
トルの再使用時にトナー排出口径を検査することを特徴
とする。
【0013】同請求項5に係るものは、上記再使用時の
検査を、再生工程の開始前に行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明に係るトナーボトル
のトナー排出口径測定器による検査対象となるトナーボ
トルを用いる複写機の概略構成を示す正面断面図
(A)、同平面図(B)であり、複写機本体の上部には
原稿載置用のコンタクトガラス1が設けられ、このコン
タクトガラス1の下方に原稿照射ランプ2a、反射ミラ
ー2b、レンズ等を備えた光学ユニットが設けられてい
る。光学ユニットの下方には、ドラム状の感光体3が回
転可能に設けられ、その周囲に帯電装置4、現像装置
5、転写装置(転写チャージャ)6、クリーニング装置
7、除電装置8などが配設されている。そして、感光体
3の図中左方には、転写装置6によりトナー像が転写さ
れた転写紙上にこのトナー像を定着するための定着装置
9が配設され、複写機本体の下部には転写紙をストック
すると共に感光体3に向けて送り出すための給紙部10
が設けられている。このような複写機全体の動作は周知
であるので、説明を省略する。
【0015】図2は図1の現像装置5の概略構成例を示
す正面断面図である。この現像装置5は二成分現像剤を
用いた一般的な乾式現像装置であり、内部に現像ローラ
11、撹拌用羽根12、混合ローラ13、セパレータ1
4、横撹拌スクリュー15等が設けられている。もちろ
ん、本発明において対象とするトナーボトルは一成分現
像器用のものであってもかまわない。現像装置5の上部
には、現像装置5内にトナーを補給するためのトナー導
入部としてのホッパー16が設けられている。このホッ
パー16においては、後述する現像剤補給装置としての
トナー補給ユニット17からのトナー搬入及び撹拌を行
うためにトナー搬送スクリュー18が設けられ、また現
像装置5内との連絡口には現像装置5内にトナーを補給
するために、図示せぬトナー濃度センサーの出力信号に
より回動するトナー補給ローラ19が設けられている。
【0016】トナー補給ユニット17は、図1(A)に
示すように、複写機本体の前面側上部に設けられ、現像
剤収納容器としてのトナーボトル20を保持するための
容器保持手段としてのボトルホルダー21を有してい
る。このボトルホルダー21は、図1(B)に示すよう
に、トナー補給ユニット17右端部の回転軸部22の回
転中心Zの周りで、ほぼ水平面内でほぼ90度の範囲で
回動自在に構成され、トナー補給ユニット17左端部側
が複写機の手前に引き出されたトナーボトル20を載置
するためのボトル載置用位置Aとなり、トナー補給ユニ
ット17全体が複写機前面に平行になったトナー補給用
位置Bとなっている。少なくともこのトナー補給用位置
Bでは、ボトルホルダー21下壁に形成されたトナー落
下用の開口が複写機手前まで延びるホッパー16のトナ
ー受け部16a上に位置するようになっている。なお、
このトナー補給ユニット17は複写機前面を覆う図示せ
ぬ前カバーよりも内側に設け、この前カバーを開いた状
態でトナー補給ユニット17をボトル載置位置Aに引き
出せるようにすることが望ましい。
【0017】図3、図4、図5は、図1(B)に示すよ
うなトナーボトル20の載置動作に従い、トナーボトル
20の栓20aを開閉させる図である。まず、トナーボ
トルユニット17を図3の一点鎖線で示した着脱位置に
回動させ、トナーボトル20のトナー排出口20bが形
成されている開口側をトナーボトルユニット17に挿入
することによりトナーボトル20をトナーボトルユニッ
ト17に保持させる。次にトナーボトルユニット17を
図3の実線で示したトナー補給位置に回動させると、こ
の回動操作に従ってコロ27がガイド部材34のガイド
カム部34aに沿って図4(A)に示した位置から図5
(A)に示した位置に移動し、同時にコレクトチャック
28が図4(A)に示した位置から図5(A)に示した
位置にスライドする。ここで、コレクトチャツク28の
一部であるシャフト30と掴み部35とが図4(B)に
示した位置から図5(B)に示した位置に向けてスライ
ドすることにより、中子25及び掴み部35に掴まれた
栓20aも一体的にスライドして円筒コイルバネ38を
圧縮し、やがて、図4(B)に示した位置から図5
(B)に示した位置に示した位置に栓20aが開栓位置
へ移動してトナー排出口20bが開栓され、トナーボト
ル20と現像装置5のトナーホッパ32a、18とが連
通されてトナーボトル20の取り付けが完了する。な
お、開閉ブラケット22、上部支持板22a、凸部22
b、下部支持板22c、開口22d、ボトル支持板2
3、トナーボトルストッパ24、ボス部24a、段部2
4b、ロック爪24c、トナー落下用開口24d、フラ
ンジ部25a、栓着脱手段26、ピン31、くびれ部3
1aはそれぞれトナーボトル20の栓20aを開閉し、
トナーを現像装置5へ移動させるための部品である。ま
たトナーボトル20の取り外し方は、以上の取り付け手
順の反対を行えばよい。以上の方法がトナーボトル20
の栓20aが開いた状態での取り外しが行われないよう
にするための、トナーボトル20の栓20aの自動開閉
構造、開閉方法である。
【0018】上述のような構成をしたトナーボトル20
の栓20aの自動開閉動作は、既に述べたように、作業
者の手を汚さない大きな利点を有するものの、機械的に
栓20aを取り外すため、例えばトナー排出口20bの
径が狙いの寸法よりも小さいと栓20aが掴み部35に
掴まれずにトナー排出口20bに残ってしまいがちであ
る。そうするとトナーボトル20からトナーが排出でき
ないため、トナーエンド誤動作検知となってしまう。ま
た例えば、トナー排出口20bの径が狙いの寸法よりも
大きいと栓20aとトナー排出口20bとの締まり力が
低下し、トナーボトル20を機械から取り外した後で栓
20aがトナーボトル20から外れ、トナー飛散が起き
使用者や周囲を汚してしまうという不具合が起きる。そ
のため、トナーボトル20におけるトナー排出口20b
の径は寸法がどうしても厳しいものとなる。
【0019】そこでトナーボトル20のトナー排出口2
0bの径を正確に測定する必要が発生するのであるが、
図6が本発明に係るトナー排出口20bの口径測定器の
一実施形態を示す部分断面図(A)と、これを用いたト
ナー排出口20bの径の測定方法を示す部分断面図
(B)である。
【0020】図6(A)に示すように、本実施形態の測
定器は、アタッチメント36とこれを取り付けるダイヤ
ルゲージ等のインジケータ37とからなる。アタッチメ
ント36は、中空のプラグボディー36a、これも中空
でスリットを有するスプリツトプローブ36b(伝導
子)、コンタクトポイント36c(測定子)、スプリツ
トプローブ36b内に配したニードル36d(移動子)
及びハンドル36e等からなる。スプリツトプローブ3
6bの内腔下端部はニードル36dの径より小径となる
ように形成してある。
【0021】図6(B)は、アタッチメント36を用い
てトナーボトル20のトナー排出口20bの口径の測定
を行っている状態を示す。トナー排出口20bにアタッ
チメント36のプラグボディー36aを差し込むと、コ
ンタクトポイント36cがトナー排出口20bにより押
され、コンタクトポイント36cがスプリットプローブ
36bを外側から押す。すると、スプリツトプローブ3
6bの下端部が押されて縮径状態となり、この縮径部分
の内壁面に押されることによりニードル36dが上方向
に移動する。そしてニードル36dの上端がインジケー
タ37の押棒37aに突き当たり、ニードル36dの変
位量がハンドル36eに支持されたインジケータ37に
伝えられる。そのときにインジケータ37が示す値か
ら、トナー排出口20bの径を換算する。なお、アタッ
チメント36のプラグボディー36aのコンタクトポイ
ント36c側の端部にはテーパ部が設けてあり、アタッ
チメント36とトナーボトル20のトナー排出口20b
との中心が多少ずれたままでもアタッチメント36をト
ナー排出口20bに導け、そのためトナー排出口20b
の口径測定を自動化することが可能となり、測定に要す
る時間の短縮化も図れる。
【0022】またトナーボトル20は主にポリエチレン
等の樹脂をブロー成形したものが一般的に用いられてい
るが、既述のようにブロー成形後にトナー排出口20b
の形状が真円にならずに楕円形になりがちであるので、
コンタクトポイント36cが2個ではアタッチメント3
6をトナー排出口20bの周方向で回転させるひつよう
がある。ところがコンタクトポイント36cが2個でこ
のような測定を行うと、測定値がばらつくため、測定値
の平均化を行うことになる。アタッチメント36をトナ
ー排出口20bの周方向で回転させるにはそのための手
段が必要で、装置の大型化、コストアップにつながって
しまう。そこで、コンタクトポイント36cは、図7
(A)、(B)に示すように、プラグボディー36aの
先端近傍に径方向にその軸線方向を沿わせ、所定の間隔
で3個または4個設ける。コンタクトポイント36cが
3個あると、トナー排出口20bの周面のうち3点の径
を測定するため、トナー排出口20bが楕円形でもアタ
ッチメント36を回転させずに正確に測定可能となる。
またコンタクトポイント36cを4個にすると、3個よ
りもさらに正確な測定を行える。
【0023】なおコンタクトポイント36cがトナー排
出口20bの内壁面にあまり大きな力で押し当てられる
と、トナー排出口20bの内壁面に変形が生じ、本当の
値よりも大きな測定値となってしまうため、図8に示し
たように、口径が規格通りで良とされる範囲が同じトナ
ーボトルではよいが、図8中にxで示した範囲では、本
当は良のトナーボトルを不良としてしまうことになる。
図8中にyで示した範囲は、本当は口径が規格よりも小
さく不良とすべき範囲であるが良と判断してしまい、栓
20aの引き抜き力が大きくなってしまうため、栓20
aの取り外し不良を起こしてしまう。これらの誤動作
は、本願発明者らの行った実験では、コンタクトポイン
ト36cの押し当て力を100gf以下になるように調
整することにより、トナーボトル20の材質が樹脂のよ
うに柔軟な材質でも100本中1本以下に抑えることが
可能であった。
【0024】また図9はトナーボトル20を市場(使用
者)から回収して、再使用するための回収拠点まで回収
する際の運搬工程図である。図9のように回収されるま
でにはトナーボトル20は様々な環境で保管されつつ回
収されてくるため、熱変形を起こし、トナー排出口20
bは各トナーボトル20ごとに様々に変形している。そ
のようなトナーボトル20を再使用するには、トナーボ
トル20のトナー排出口20bの検査は抜き取り検査で
はなく全数検査となるので、上述のアタッチメント36
を使用することにより、回収されたトナーボトル20の
全数のトナー排出口20bの口径検査が容易に行える。
【0025】また図10はトナーボトル20を再使用す
るための工程図である。市場から回収したトナーボトル
20の再使用工程としては、既述のように、トナーボト
ル20に取り付けられた部品のうちの消耗部品となる栓
20a等の破棄部品や材料として再利用可能な再利用部
品の分別(ステップ1)、トナーボトル20の洗浄及び
トナーボトル20に取り付けられたラベル等の剥離(ス
テップ3)、トナーボトル20内の残留トナーの清掃及
びトナーボトル20の内部清掃後の残留トナーの検出や
トナーボトルについた傷を判別し悪いものを分別する外
観検査(ステップ4)、ステップ4の検査を通過した良
品へのトナー充填(ステップ5)、ステップ4の検査で
不良となったものの破砕及びリペレット化(ステップ
6)、リペレット化した素材を用いた再生品の成形や新
品の成形(ステップ7)等がある。これら一連の工程に
おいて、一番歩留まり低下(機能上再使用できない所)
となる所はトナーボトル20のトナー排出口20bの寸
法検査であり、本実施形態では、このトナー排出口20
bの検査を再生工程の始めに行う(ステップ2)ことに
より、再使用工程の減少化と再生トナーボトルのコスト
低減化を図っている。
【0026】
【発明の効果】請求項1のトナーボトルのトナー排出口
径測定器は、以上説明してきたように、アタッチメント
の径方向でそれぞれ異なる方向へ延びる少なくとも3個
の測定子がそれぞれ接触点を持つようにしたので、トナ
ーボトルのトナー排出口の口径検査を確実にかつ敏速に
行え、常に安定してトナー洩れが発生せずかつ機械的に
取り外しが容易となるような寸法公差のトナー排出口を
有するトナーボトルを使用者に提供可能となるという効
果がある。
【0027】請求項2のトナーボトルのトナー排出口径
測定器は、測定子の接触点における接触圧が100gf
以下となるようにしたので、上記共通の効果に加え、変
形しやすい樹脂製のトナーボトルであっても正確にトナ
ー排出口の口径測定を行えるという効果がある。
【0028】請求項3のトナーボトルのトナー排出口径
測定器は、アタッチメントの先端部の外周縁部にテーパ
を形成したので、上記共通の効果に加え、アタッチメン
トをトナー排出口に装着しやすくなり、かなり多くの本
数のトナーボトルを短時間で測定でき、かなり多くの本
数のトナーボトルがあっても測定時間を非常に短縮させ
ることができ、自動化を図りやすくなるという効果があ
る。
【0029】請求項4のトナーボトルのトナー排出口径
検査方法は、上記のアタッチメントを用いた検査をボト
ルの再使用時のための検査に用いるため、様々の環境下
に放置されてから市場から回収されたために熱変形等の
ためにトナー排出口が様々に変形されているものの再使
用にあたり、検査を回収ボトル全数に渡り低コストにて
短時間かつ確実に行えるという効果がある。
【0030】請求項5のトナーボトルのトナー排出口径
検査方法は、回収したトナーボトルの再使用工程の始め
にトナーボトルのトナー排出口の口径寸法検査を行うた
め、工程の減少化が図れ、再使用ボトルのさらなるコス
ト低減化を行いつつ良品の再生ボトルを確実に提供でき
るようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナーボトルのトナー排出口径測
定器による検査対象となるトナーボトルを用いる複写機
の概略構成を示す正面断面図(A)、同平面図(B)で
ある。
【図2】図1の現像装置の概略構成例を示す正面断面図
である。
【図3】トナーボトルの載置動作に従い、トナーボトル
の栓を開閉させる状態の平面断面図である。
【図4】同栓が閉まっているときの要部を拡大した平面
図(A)とさらに拡大した平面断面図(B)である。
【図5】同栓が明いているときの要部を拡大した平面図
(A)とさらに拡大した平面断面図(B)である。
【図6】本発明に係るトナーボトルのトナー排出口の口
径測定器の一実施形態を示す部分断面図(A)と、これ
を用いたトナー排出口の径の測定方法を示す部分断面図
(B)である。
【図7】図6の実施形態のコンタクトポイントの数と配
置態様を示す断面図である。
【図8】トナー排出口径とアタッチメント測定値の関係
を示す図である。
【図9】トナーボトルを市場から回収して、再使用する
ための回収拠点まで回収する際の運搬工程図である。
【図10】トナーボトルを再使用するための工程図であ
る。
【符号の説明】
1 コンタクトガラス 3 感光体 5 現像装置 16 ホッパー 16a トナー受け部 17 トナー補給ユニット 18 トナーホッパ 20 トナーボトル 20a トナーボトルの栓 20b トナー排出口 21 ボトルホルダー 22 開閉ブラケット 23 ボトル支持板 24 トナーボトルストッパ 26 栓着脱手段 28 コレクトチャック 31 ピン 32a トナーホッパ 34 ガイド部材 35 掴み部 36 アタッチメント 36a プラグボディー 36b スプリツトプローブ 36c コンタクトポイント 36d ニードル 36e ハンドル 37 インジケータ 37a 押棒 A ボトル載置用位置 B トナー補給用位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともボディー部の先端部位をトナ
    ーボトルのトナー排出口内へ挿入可能な中空のアタッチ
    メントと、該アタッチメント内に収納した移動子の移動
    量により上記トナーボトルのトナー排出口径あるいは該
    口径に対応する値を表示するインジケータとからなり、
    上記アタッチメント内に、上記移動子と、該移動子の外
    周を少なくとも上記ボディー部の先端部位近傍で覆うよ
    うに位置する筒状の伝導子と、上記アタッチメントのボ
    ディー部の先端部位近傍で上記伝導子の外周面に接触す
    るように上記アタッチメントの径方向でそれぞれ異なる
    方向へ延びる少なくとも3個の測定子とを設け、上記ア
    タッチメントの先端部をトナーボトルのトナー排出口内
    へ挿入した際に、上記測定子がトナー排出口内壁面から
    受ける接触圧により上記伝導子を変形させ、該変形によ
    り上記移動子を移動させるようにしてなることを特徴と
    するトナーボトルのトナー排出口径測定器。
  2. 【請求項2】 上記測定子がトナー排出口内壁面から受
    ける接触圧を100gf以下としたことを特徴とする請
    求項1のトナーボトルのトナー排出口径測定器。
  3. 【請求項3】 上記アタッチメントの先端部の外周縁部
    にテーパを形成してなることを特徴とする請求項1また
    は2のトナーボトルのトナー排出口径測定器。
  4. 【請求項4】 上記請求項1ないし3のいずれかのトナ
    ーボトルのトナー排出口径測定器を用い、トナーボトル
    の再使用時にトナー排出口径を検査することを特徴とす
    るトナーボトルのトナー排出口径検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の再使用時の検査を、再生工程
    の開始前に行うことを特徴とするトナーボトルのトナー
    排出口径検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6408143B2 (en) * 2000-01-07 2002-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus
CN107131813A (zh) * 2017-05-17 2017-09-05 富通住电特种光缆(天津)有限公司 一种线缆外径检测装置及线缆外径检测方法

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