JPH1047688A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH1047688A
JPH1047688A JP8200530A JP20053096A JPH1047688A JP H1047688 A JPH1047688 A JP H1047688A JP 8200530 A JP8200530 A JP 8200530A JP 20053096 A JP20053096 A JP 20053096A JP H1047688 A JPH1047688 A JP H1047688A
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JP
Japan
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switch
exterior
power supply
frequency heating
main body
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Pending
Application number
JP8200530A
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English (en)
Inventor
Taiki Hayashi
泰希 林
Hideki Yamauchi
秀樹 山内
Junji Murata
潤二 村田
Kazuhiko Kawamura
一彦 川村
Keiji Harada
圭二 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/901,307 priority patent/US5986247A/en
Priority to CN97115491A priority patent/CN1175183A/zh
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits
    • H05B6/666Safety circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/20Interlocking, locking, or latching mechanisms
    • H01H9/22Interlocking, locking, or latching mechanisms for interlocking between casing, cover, or protective shutter and mechanism for operating contacts
    • H01H9/226Interlocking, locking, or latching mechanisms for interlocking between casing, cover, or protective shutter and mechanism for operating contacts the casing containing electrical equipment other than and operated by the switch

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装部を取外したとき、より確実に外装スイ
ッチが電源回路を回路し続ける高周波加熱装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明に従う高周波加熱装置に備えられ
るスイッチ入力部材7は、フランジ41に形成されたネ
ジ穴63にねじ込まれて外装部に固定され、また、外装
部が本体に固定されると、本体に固定されるが、本体の
後面板5b上のスイッチ入力部材7が通過する部分に
は、スイッチ入力部材7にとっては大きすぎる通し穴6
6が形成されているため、スイッチ入力部材7は、外装
部には固定可能であるが、外装部が装着されていない本
体には固定されることができないようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等の高
周波加熱装置に関し、特に、装置の外郭を覆う着脱可能
な外装部の脱時に装置の電源回路を開路する外装スイッ
チを含む高周波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用される高周波加熱装置には、
機械室内に3〜4kV程度の高電圧が存在するため、サ
ービスマン等が装置のメンテナンスを行なう際に感電し
ないように、装置の外郭を覆う外装部が取外された場合
に電源回路を開路する外装スイッチが備えられている。
たとえば、特公昭58−28888号公報には、外装ス
イッチが、外装部によって操作される外装スイッチを有
する高周波加熱装置が開示されている。
【0003】図15は、特公昭58−28888号公報
に開示される高周波加熱装置を示す部分破断斜視図であ
る。図15を参照して、高周波加熱装置の一例である電
子レンジ900において、外装部903は、装置の前面
に設けられたドア902を含む本体の外郭を覆い、ビス
904によって本体に固定されている。
【0004】また、905は装置の電源回路を開閉する
外装スイッチであり、外装部903の一壁面によってア
クチュエータ906を押さえられることにより、接点を
閉じる。つまり、外装スイッチ905は、外装部903
が取付けられているときは電源回路を閉路し、外装部9
03が取外された場合には電源回路を開路するよう構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外装部903
が取外されている場合、アクチュエータ906は、サー
ビスマン等の不注意な動作によって、誤って押されてし
まうことがあり得る。つまり、外装スイッチ905は、
平坦な外装部903のみで操作されるように構成されて
いることから、外装部903が取外された状態であって
も、誤ってアクチュエータ906が押されてしまうこと
により、外装スイッチの接点を閉じてしまうことがあ
る。つまり、電子レンジ900においては、外装部90
3が取外された状態であっても、電源回路を閉路してし
まう場合があり、サービスマン等による装置のメンテナ
ンスには、かなりの危険が伴うことになる。
【0006】また、外装部を本体に固定しているビス
は、市販のドライバにより外すことができるため、専門
的な知識の持たない人でも、容易に外装部を取外すこと
が可能となる。
【0007】したがって、このような加熱装置におい
て、外装部を取外したときに、より確実に外装スイッチ
が電源回路を開路し続けることが望まれる。
【0008】本発明は、かかる実情を鑑み考え出された
ものであり、その目的は、外装部を取外したときに、よ
り確実に外装スイッチが電源回路を開路し続ける高周波
加熱装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、高周波加熱装置において、高周波加熱手段と、前記
高周波加熱手段に電圧を供給する電源回路と、前記高周
波加熱手段によって加熱される食品を収容する加熱室
と、前記加熱室を囲みかつ前記高周波加熱手段と前記電
源回路とが固定される本体と、前記本体の外郭を覆う着
脱可能な外装部と、該外装部と前記加熱室との間に配置
され前記電源回路を開閉する外装スイッチと、前記外装
部を本体に取付けたときに前記電源回路を閉路し、また
前記外装部を本体から取外したときに前記電源回路を開
路するように前記外装スイッチを操作する前記外装部に
設けられたスイッチ入力部材とを含むことを特徴とす
る。
【0010】請求項1に記載の本発明によると、外装ス
イッチは外装部に設けられたスイッチ入力部材によって
電源回路を開閉させるため、外装部を取外した場合に、
外装スイッチが誤って電源回路を閉路することを防止で
き、より確実に外装スイッチが電源回路を開路し続ける
ことがことができる。
【0011】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記スイッチ入力部材は、前
記外装部にのみ固定可能であり、かつ、前記外装部が前
記本体に装着されたときに前記外装部に固定されること
により前記外装スイッチに前記電源回路を閉路させるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の本発明によると、外装部
を取外した場合に、スイッチ入力部材は装置に固定され
ることがないため、外装スイッチが誤って電源回路を閉
路することを防止でき、さらに確実に外装スイッチが電
源回路を開路し続けることがことができる。
【0013】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記スイッチ入力部材が前記
外装部に一体に設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の本発明によると、高周波
加熱装置を製造する際の部品数が減るため、より簡便に
請求項1に記載の装置を製造することができ、また、実
質的には、外装部自体により外装スイッチを動作させる
ことになるため、請求項1に記載の発明による効果をよ
り確実に得ることができる。
【0015】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記本体
に固定される箱形部材と、前記外装スイッチを前記電源
回路に接続させる接続端子とをさらに含み、前記箱形部
材が、前記外装スイッチと前記接続端子とを収納するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の本発明によると、装置内
部がより整理され、かつ、外装部が取外された場合、一
目見ただけでは外装スイッチを外装スイッチであると認
識することが困難であるため、万が一専門的な知識を持
たない人が外装部を取外してしまっても、誤って外装ス
イッチを触ってしまうということが起こりにくくなる。
【0017】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、前記高周波加熱手段を冷却す
る冷却手段と、前記冷却手段の上部に設けられ前記本体
を複数の空間に仕切る仕切り部材とをさらに含み、前記
箱形部材は、前記仕切り部材上に配置されていることを
特徴とする。
【0018】請求項5に記載の本発明によると、スイッ
チケースを、冷却ファンからの風を遮ってしまうことな
く配置することができる。
【0019】請求項6に記載の本発明は、請求項4また
は5に記載の発明の構成に加えて、前記本体は、前記箱
形部材が取付けられる側面を有し、前記側面は、上端に
第1のフランジが形成され、前記箱形部材は、前記外装
スイッチと前記接続端子を収納する収納部と、前記収納
部を覆いかつ一端が前記収納部に折曲げ自在に固定され
る蓋部とを含み、かつ、前記箱形部材は、前記蓋部の前
記収納部に折曲げ自在に固定されている一端と向い合う
端部が前記第1のフランジに覆われるように固定される
ことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の本発明によると、スイッ
チケースが固定されている場合には、スイッチケースの
蓋部が、装置本体の後面側の内壁上端のフランジに引っ
かかるために勝手に、開いてしまうということがなくな
る。
【0021】請求項7に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明の構成に加えて、前記電源回路と外部の電源と
を接続するための給電線をさらに含み、前記外装スイッ
チは、前記給電線に接続され、前記給電線の一部は前記
本体に固定され、かつ、前記箱形部材は、前記給電線の
一部が前記本体に固定されることによって前記本体に固
定されることを特徴とする。
【0022】請求項7に記載の本発明によると、固定さ
れている箱形部材を取外そうとするときには、必ず給電
線の存在に気づくため、箱形部材を取外す人が給電線と
交流電源との接続を断つことに気づきやすくなる。
【0023】請求項8に記載の本発明は、請求項4〜7
のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記外装
スイッチと前記電源回路とを接続する配線をさらに含
み、前記箱形部材には、前記配線を一箇所から排出させ
るための穴が形成されていることを特徴とする。
【0024】請求項8に記載の本発明によれば、装置内
部がより整理され、かつ、専門知識を持たない人が固定
されている箱形部材を見た場合に、その複数箇所から配
線が排出されている場合と比較して、その中に何かある
という期待を抱いて誤って触ってしまうということが少
なくなる。
【0025】請求項9に記載の本発明は、請求項4〜8
のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記箱形
部材は、前記外装スイッチを複数個内包し、前記スイッ
チ入力部材に押さえられることによって内包する前記複
数の外装スイッチ前記電源回路を閉路させる作動片を有
することを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の本発明によると、複数の
外装スイッチが同じ箱形部材に内包される場合、一つの
作動片によって内包される複数の外装スイッチを作動さ
せることができ、装置の構造よりシンプルにすることが
できる。
【0027】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の発明の構成に加えて、前記スイッチ入力部材は、
前記外装部の着時に前記作動片の中央部を押すように前
記外装部に固定されることを特徴とする。
【0028】請求項10に記載の本発明によると、作動
片がより安定な状態で、外装スイッチを作動させること
ができる。
【0029】請求項11に記載の本発明は、請求項9ま
たは10に記載の発明の構成に加えて、前記外装スイッ
チは、押さえられることにより前記電源回路を閉路する
作動用凸部を有し、前記給電線は、電流が流れ込んでく
る第1の線と、接地される第2の線とを含み、前記箱形
部材は、前記第1の線に接続される第1の外装スイッチ
と、前記第2の線に接続される第2の外装スイッチとを
内包し、かつ、前記第1の外装スイッチと第2の外装ス
イッチとは、前記作動片が前記スイッチ入力部材に押さ
えられたときに、前記作動片が前記第2の外装スイッチ
の作動用凸部の後に前記第1の外装スイッチの作動用凸
部をを押さえるように、前記箱形部材内に配置されてい
ることを特徴とする。
【0030】請求項11に記載の本発明によると、作動
片によって第1および第2の2つの外装スイッチが作動
される際に、給電線の接地側に接続された第2の外装ス
イッチの方が第1の外装スイッチよりも早く作動するた
め、よりスイッチさ同時の装置の安全性が確保できる。
【0031】請求項12に記載の本発明は、請求項9〜
11のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記
作動片は先端に羽根部を有し、前記スイッチ入力部材
は、前記外装部の着時に前記羽根部を押すよう配置さ
れ、かつ、前記羽根部は、前記作動片が形成される面よ
り前記箱形部材の内部に形成されていることを特徴とす
る。
【0032】請求項12に記載の本発明によれば、作動
片の先端の羽根部を誤って押してしまうことが起こりに
くくなり、外装スイッチの誤作動をより少なくできる。
【0033】請求項13に記載の本発明は、請求項12
に記載の本発明に加えて、前記羽根部は、前記スイッチ
入力部材に押された場合に、前記スイッチ入力部材に対
して垂直方向に変位することを特徴とする。
【0034】請求項13に記載の本発明によれば、外装
部が本体に装着され、スイッチ入力部材によって羽根部
が押されている間、羽根部がスイッチ入力部材に対して
垂直に位置することから、スイッチ入力部材が羽根部を
押している状態がより安定となり、かつ、羽根部にかか
る力がより全体に分担され、羽根部の耐久性を向上させ
ることができる。
【0035】請求項14に記載の本発明は、請求項4〜
13のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記
本体には前記箱形部材を固定させるための嵌込穴が形成
され、前記外装部には、着時に前記嵌込穴を覆う第2の
フランジが形成されていることを特徴とする。
【0036】請求項14に記載の発明によると、本発明
の高周波加熱装置における本体および外装部は、本発明
の箱形部材を用いないような高周波加熱装置にも用いる
ことができるため、装置の多品種少量生産をより低コス
トで行なうことができる。
【0037】請求項15に記載の本発明は、請求項4〜
14のいずれか1項に記載の発明の構成に加えて、前記
箱形部材は、前記電源回路用の部品を収納する部材をさ
らに備えていることを特徴とする。
【0038】請求項15に記載の本発明によると、装置
の製造における組立工程が削減されるため、装置の生産
性を向上させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる高周波加熱
手段の一例である、電子レンジの構成を部分的に示す回
路図であり、電子レンジの電源回路を示している。
【0040】図1を参照して、10は高周波発振器の一
例であるマグネトロンであり、11は高圧トランス、1
2は高圧ダイオード、13は高圧コンデンサである。こ
こで、高圧トランス11と、高圧コンデンサ13と、高
圧ダイオード12により、半波倍電圧回路を構成し、前
記マグネトロン10に高電圧(3〜4kV)を供給して
いる。
【0041】また、14は高周波加熱装置への給電停止
後に高圧コンデンサ13に溜まった電気を放電する放電
抵抗である。なお、図1に示すような、高圧コンデンサ
13に並列に接続される放電抵抗14としては、電源が
切られた後、約1分程度で高圧コンデンサ13の放電が
完了するような抵抗が用いられる。
【0042】本発明の高周波加熱装置において給電停止
後に放電を行なうような構成としているのは、サービス
マン等が装置のメンテナンスを行なう場合、たとえば給
電線を抜くなどして装置への給電を停止しても、機械室
内に3〜4kV程度の高電圧が存在するため、接触した
場合にはその人が感電死することも十分考えられるた
め、危険だからである。
【0043】また、15はドアスイッチであり、17は
ドアスイッチ15が正常に作動しない場合に回路への給
電を阻止するモニタースイッチである。なお、ドアスイ
ッチとは、使用者が、装置前面のドア(図15参照)を
開けた場合に、マグネトロンによる高周波の発振を強制
的に阻止するために一般の電子レンジに備えられたスイ
ッチであり、ドアの開閉に連動して作動する。
【0044】また、3は高周波加熱装置へ電圧を供給す
るために装置と外部の電源とを接続する給電線であり、
1は装置の外装部(後述)が取外された場合に外部電源
からの給電を阻止するための外装スイッチである。な
お、給電線3は、電流の流れ込んでくる第1の線と接地
される第2の線を含んでいる。また、外装スイッチ1
は、前述の第1の線に接続される電流流入側スイッチ1
aと前述の第2の線に接続される接地側スイッチ1bの
2つのスイッチからなる。また、2はヒューズである。
【0045】また、18は加熱調理のためにマグネトロ
ン10への通電を規制する動作スイッチであり、19は
この電子レンジ全体の動作を制御する制御回路であり、
20は制御回路19に低電圧を提供する定電圧回路であ
る。なお、この電子レンジには、使用者が所望の調理メ
ニューなどを入力する外部入力キーや、発振によって温
度が上昇したマグネトロンを冷却するための冷却ファン
を運転させるためのモータ、調理時間等を計時するタイ
マ等の図示しないものに接続されている。たとえば、制
御回路19に上述の外部入力キーによって調理開始の情
報が入力されると、制御回路19は動作スイッチ18が
回路を閉路するよう制御し、マグネトロン10に通電さ
れ加熱調理が開始されるのである。
【0046】次に本発明の高周波加熱装置の一例である
電子レンジの全体的な構造を説明する。図2は、本発明
の高周波加熱装置の一例である電子レンジの分解斜視図
である。なお、図2では、装置の骨格部分のみを示して
おり、前面側に設けられているドアおよび内部の回路等
の部品は省略している。
【0047】図2を参照して、4は外装部であり、5は
加熱室5dを含む本体であり、21は下板である。
【0048】外装部4は、1枚の水平方向に広がる平面
4aと平面4aに対して垂直方向に広がる2枚の平面4
a,4cとを有しており、各平面は端部46,47,4
8に、各平面に垂直な図示せぬフランジを有している。
そして、外装部4は、平面4a〜cの有するフランジに
ビス6a,6b等の複数のビスをねじ込まれることによ
って本体5に取付けられる。なお、ビス7は、スイッチ
入力部材の一例であり、外装部の取付けに用いられるの
ではなく、後述の外装スイッチ入力に用いられるもので
ある。また、下板21は、ビス24,25等の複数のビ
スによって本体5に取付けられる。
【0049】本体5は、前面板5aと後面板5bとを備
えており、前面板5aおよび後面板5bの上端には、そ
れぞれ内側に折れ込むフランジ5eおよび5fが形成さ
れている。なお、本体5は、加熱する食品等を収容する
加熱室5dを囲んでおり、加熱室5dの前面側には開口
5cがある。この開口5cは開閉自在のドア(図示せ
ず)に覆われている。加熱室5dの右側には、前面板5
aと後面板5bとで挟まれた空間が存在するが、ここに
は、図1に示す回路等の部品が配置されるのであるが、
図示を省略している。なお、この部品の配置について、
以下に説明する。
【0050】図3は、図2の加熱部5dの右側の前面板
5aと後面板5bとで挟まれた空間における部品の配置
を説明するための、本体5の部分的な分解斜視図であ
る。また、図4は、前述の空間に部品が配置された様子
を示すものであり、(a)は本体5の平面図であり、
(b)は本体5の右側面図である。
【0051】図3および図4を参照して、マグネトロン
10および高圧トランス11は、ビス39およびビス4
0によって本体5に取付けられる。
【0052】また、31は前述のマグネトロン10を冷
却するための冷却手段の一例である冷却ファンであり、
32は冷却ファン31を運転させるためのファンモータ
である。なお、ファンモータ32は、ビス33によって
後面板5bに取付けられ、冷却ファン31は、その裏面
側にあるネジ部(図示せず)をねじ込むことによりファ
ンモータ32に取付けられる。
【0053】また、35はファンガイドであり、垂直方
向に下方に伸びる部分(図示せず)をビス37によって
固定され、垂直方向に上方に伸びる部分35aを図示せ
ぬビスによって固定されることにより、冷却ファン31
の上方に取付けられる。なお、ファンガイド35は、加
熱室5dの右側の、前面板5aと後面板5bとに挟まれ
た本体5内の空間を複数の空間に仕切る仕切り部材の一
例であり、冷却ファン31により生じる風をより効率よ
くマグネトロン10に送るために備えられる。
【0054】また、8は、図1に示す電流流入側スイッ
チ1a、接地側スイッチ1bおよびこれらのスイッチの
接続端子(後述)を一括して収納する箱形部材の一例で
あるスイッチケースである。スイッチケース8は、側面
にある凸部(図示せず)を後面板5bの上端付近の嵌込
穴(図示せず)に嵌込むことにより、後面部5bの上端
付近の、ファンガイド35上に取付けられる。なお、9
4は、スイッチケース8に折曲げ自在に備えられた上蓋
の折曲げ部であるが、スイッチケース8の構造の詳細に
ついては後述する。
【0055】また、36は、ヒューズ2を収納するヒュ
ーズケースであり、ビス38によりファンガイド35に
固定される。
【0056】また、給電線3は、端部付近にある給電線
の一部分のブッシュ9を、後面板5bの上端付近にある
穴に嵌込むことによって、固定される。なお、給電線3
のからは、3a〜cの3つの端子が出ているが、3aは
給電線3の商用交流電流が流れ込んでくる側の線に接続
されており、3bおよび3cは、接地側に接続されてい
る。そして、端子3aおよび3bは、スイッチケース8
内の電流流入側スイッチ1aおよび接地側スイッチ1b
にそれぞれ接続され、端子3cは、ビス41によって、
本体5に接続され、最終的にはマグネトロン10および
周辺部品の接地部分(図1参照)に接続される。なお、
図4においては、各部品間を電気的に接続する配線は省
略されている。
【0057】次に、スイッチケース8の構造について説
明する。図5は、蓋を開けた状態にある空のスイッチケ
ース8の斜視図である。
【0058】図5を参照して、スイッチケース8は、胴
部81と、上蓋82と、下蓋83と、胴部81を上下に
ほぼ2分する中板84とを備えている。胴部81は断面
が四角の柱体であるが、そのなかの一面の一部に、ばね
状の作動片80が形成されている。作動片80は一端を
胴部81に支持され、他端は胴部81と接点を持たない
構造を有しており、その幅は胴部の他の部分よりも狭く
なっている。また、作動片80の他端には、羽根部85
形成されている。
【0059】上蓋82および下蓋83は、それぞれ折曲
げ部94および95で、胴部81と折曲げ自在に接続さ
れている。また、図5では、上蓋82および下蓋83は
開状態であるが、両者を閉状態にするには、折曲げ部9
4および95のそれぞれ向い側にある蓋先端部88およ
び89をそれぞれ胴部81の端部90および91に接触
させる。なお、蓋先端部88および89ならびに端部9
0および91には、上述の接触の際に嵌込む突起部なら
びにその突起部が嵌込まれる穴が適宜設けられている
が、図5では図示を省略している。
【0060】ここで、スイッチケース8は、図4に示す
ように本体5に取付けられる際には、上蓋82の折曲げ
部94が後面板5bに正対する位置になるように取付け
られているため、蓋先端部88が後面板5bに接触す
る。したがって、上蓋82が閉状態にあるスイッチケー
ス8が本体5に取付けられていれば、蓋先端部88がフ
ランジ5fによって押さえられるために、上蓋82は勝
手に開状態になることがないのである。つまり、フラン
ジ5fによって、第1のフランジが構成されている。
【0061】また、このスイッチケース8には、前述の
ように、電流流入側スイッチ1aおよび接地側スイッチ
1b(図1参照)を収納することができるが、ここで
は、これらの2つのスイッチが、中板84を挟んで上下
に1個ずつ配置されるようになっている。
【0062】また、中板84および下蓋83には、その
隅に切込み87および86が形成されている。中板84
上の切込み87は、下蓋83が閉状態にされた場合に下
蓋83上の切込み86に対応するような位置に形成され
ており、たとえば、上蓋82と下蓋83を開いて上から
覗いた場合に、切込み87を通して下が見えるようにな
っている。切込み87および86がこのような位置関係
で形成されていることにより、スイッチケース8内の上
側に収納されたスイッチの接続端子から延びる配線を、
切込み87を通らせて下側に伸ばすことができるため、
上蓋82および下蓋83の閉時に、下側に収納されたス
イッチの接続端子から延びる配線とともに、切込み86
の1箇所から外部へと伸ばすことができる。
【0063】また、胴部81の右上端部および左上端部
には、スイッチケース8が後面板5bに取付けられる際
に後面板5bの上端部に形成された嵌込穴に嵌込まれる
凸部92,93が形成されている。
【0064】次に、スイッチケース8に電流流入側スイ
ッチ1aおよび接地側スイッチ1bが収納される態様に
ついて図6および図7を参照して説明する。
【0065】図6は、上蓋82および下蓋83が開状態
にあり、電流流入側スイッチ1aおよび接地側スイッチ
1bを収納し、上蓋82および下蓋83が開状態にある
場合のスイッチケース8を示す図であり、(a)は上面
図であり、(b)は底面図である。また、図7は、図6
の中板84、作動片80、電流流入側スイッチ1aおよ
び接地側スイッチ1bの位置関係を説明する説明図であ
る。
【0066】図6(a)を参照して、スイッチケース8
内の中板84の上には、電流流入側スイッチ1aが配置
されている。この電流流入側スイッチ1aは、スイッチ
ケース8内に備えられた固定部材96aによって固定さ
れている。この電流流入側スイッチ1aは、押されるこ
とにより電流流入側スイッチ1a図1の電源回路を閉路
する入力ボタン29aを備えており、入力ボタン29a
は、作動片80に相対するように配置されている。そし
て、この入力ボタン29aは、羽根部85が後述のスイ
ッチ入力部材(ビス7)によって押さえられることによ
り、作動片80に押され、電流流入側スイッチ1aに図
1の電源回路を閉路させるのである。なお、作動片80
の羽根部85は、破線で示した、作動片80が形成され
る面よりも内部に形成されている。また、スイッチ入力
部材7は、本体5内に挿入されることにより、羽根部8
5を押さえるのである。
【0067】配線97a,98aは、電流流入側スイッ
チ1aが、給電線3とヒューズ2に接続される(図1参
照)際に用いられるものであり、絶縁材料で覆われてい
る。なお、99aは、電流流入側スイッチ1aと配線9
8aとの間に挿入されている接続端子である。また、配
線97a,98aは、中板84に形成された切込み87
から、中板84の下側へと導かれている。
【0068】図6(b)を参照して、スイッチケース8
内の中板84の下には、接地側スイッチ1bが配置され
ている。なお、接地側スイッチ1bは、固定部材96b
によって固定されている。
【0069】接地側スイッチ1bには、絶縁材料で覆わ
れた配線97b,98bが接続されており、99bは、
接地側スイッチ1bと配線98bとの間に挿入されてい
る接続端子である。なお、電流流入側スイッチ1aに接
続し、配線97b,98bは、裏面から切込み87を通
って導かれてきた配線97a,98aとともに、下蓋8
3に形成される切込み86を通って、スイッチケース8
の外に導かれる。
【0070】また、接地側スイッチ1bと電流流入側ス
イッチ1aとは、互いに同形であり、中板84に対して
対称な構造を有しており、かつ、両者は中板84に対し
て対称の位置に配置されている。
【0071】図7(a)は、図6(a)のA−A線に沿
う部分的な矢視断面図である。なお、図7(a)におい
て、配線97aは省略されている。電流流入側スイッチ
1aと接地側スイッチ1bとは、前述のように中板84
を挟んで対称に配置されているため、図7(a)におい
て、接続端子99aと接続端子99bとが中板84を挟
んで対称に位置しているのである。
【0072】接地側スイッチ1bは、電流流入側スイッ
チ1aの入力ボタン29aと同様に、押されることによ
り接地側スイッチ1bが図1の電源回路を閉路する入力
ボタン29bを備えており、入力ボタン29bも、作動
片80に相対するように配置されている。
【0073】以上のように、入力ボタン29a,29b
によって、作動用凸部が構成されている。次に、作動片
80と入力ボタン29a,29bとの位置関係について
説明する。
【0074】図7(b)は、図6(a)のB−B線に沿
う部分的な矢視断面図である。図7(b)を参照して、
電流流入側スイッチ1aと接地側スイッチ1bとは、中
板84を挟んで上下に存在している。そして、入力ボタ
ン29aと入力ボタン29bは、前述のように電流流入
側スイッチ1aと接地側スイッチ1bのそれぞれ先端か
ら作動片80に向かって突き出ている。したがって、作
動片80は、入力ボタン29a,29bを同時に押さえ
られるようになっている。
【0075】次に、スイッチ入力部材7に押さえられる
ことによる、羽根部85の変位について、詳細に説明す
る。
【0076】図8は、羽根部85がスイッチ入力部材7
に押さえられる際の羽根部85の変位の様子を示す説明
図であり、(a)は、羽根部85が押さえられる前の状
態を、(b)は、羽根部85が押されている状態を、そ
れぞれ示している。
【0077】図8(a)に示すように、羽根部85は、
押さえられる前は、作動部80の先端から右斜め上方に
向かって伸びている。そして、図8(b)に示すよう
に、羽根部85は、スイッチ入力部材7によって押さえ
られると、スイッチ入力部材7に対して垂直に変位す
る。
【0078】次に、接地側スイッチ1bと電流流入側ス
イッチ1aとを内包したスイッチケース8が本体5に固
定される際の本体5の構造の詳細について説明する。
【0079】図9(a)は、本体5の部分的な平面図で
あり、図4(a)の平面図の中のスイッチケース8およ
びブッシュ9を含んだ部分の拡大図である。なお、図9
(a)では、スイッチケース8の上蓋82と本体5のフ
ランジ5fが省略されており、また、41は、本体5に
外装部4が装着された場合(図2参照)に本体5の後面
上端に位置する外装フランジであり、43は、外装部4
の平面43である。また、図9(b)は、図9(a)に
おけるスイッチ入力部材7、穴63および通し穴66の
位置関係を説明するための説明図である。また、図10
は、本体5および外装部4の後面側の構造を説明する図
であり、(a)は、外装部4を装着した本体5の背面図
であり、(b)は、外装部4の背面図であり、(c)
は、外装部4を装着していない本体5の背面図である。
【0080】図9および図10を参照して、スイッチケ
ース8に内包される電流流入側スイッチ1aは、配線9
7a,98aによって、ヒューズ2の一端と給電線3と
に接続されている。また、中板84の裏側にある接地側
スイッチ1bは、配線98bによって、給電線3と接続
されている。ここで、ヒュ−ズ2の他端から伸びる配線
および配線97bは省略している。
【0081】図10(b)を参照して、外装部4の後方
の端部46,48には、平面4a,4c(図2参照)に
垂直に外装フランジ41,43が形成されている。ま
た、スイッチケース8は、凸部92,93(図5参照)
を、本体5の背面に形成された嵌込穴67,68(図1
0(c)参照)に嵌込むことによって、本体5に固定さ
れる。なお、この嵌込穴67,68は、図10(a)に
示すように、本体5に外装部4が装着されると、外装部
4のフランジ41によって覆われるような位置に形成さ
れている。つまり、外装フランジ41によって、第2の
フランジが構成されている。
【0082】また、給電線3のブッシュ9は、本体5の
後面側に形成されたブッシュ穴60(図10(c)参
照)に差し込まれることによって、固定される。前述の
ように、スイッチケース8内の接地側スイッチ1bと電
流流入側スイッチ1aとは、給電線3に接続されている
が、この接続を行なう配線98a,98bの長さにはあ
まり余裕がないように構成されている。したがって、給
電線3のブッシュ9が本体5に固定されることによって
も、スイッチケース8は本体5に固定されることにな
る。
【0083】図9において、電流流入側スイッチ1aの
入力ボタン29aは、ビス(スイッチ入力部材)7によ
って羽根部85が押さえられることによって、作動片8
0に押さえられている。なお、破線示した180および
185は、それぞれ、羽根部85が押さえられる前の作
動片および羽根部を示している。このビス7は、外装部
4のフランジ41に形成されたネジ穴63にねじ込まれ
ることにより、外装部4に固定され、さらに、外装部4
が本体5に固定されることにより、本体5に固定され
る。しかし、本体5の後面板5b上のビス7が通過する
部分には、ビス7にとっては大きすぎる通し穴66が形
成されている。したがって、ビス7は、外装部4には固
定可能であるが、外装部4が装着されていない本体5に
は固定されることができないようになっている。
【0084】次に、スイッチ入力部材の一例であるビス
7が羽根部85を押さえる際の、ビス7と羽根部85の
位置関係について説明する。図11は、ビス7が羽根部
85を押さえる状態を説明する説明図であり、羽根部8
5と羽根部85を押さえているビス7を横から見た図で
ある。図11を参照して、ビス7は、羽根部85を押さ
えた場合に、その先端が羽根部85の中央に位置するよ
うに、配置されているのである。
【0085】以上説明した実施の形態においては、胴部
81と下蓋83によって、または胴部81と中板84に
よって、外装スイッチ1(電流流入側スイッチ1aおよ
び/または接地側スイッチ1b)と接続端子(接続端子
99aおよび/または接続端子99b)を収納する収納
部が構成されている。
【0086】また、以上説明した実施の形態において
は、ビス7によって、外装部4が本体5に取付けられた
ときに外装スイッチの一例である電流流入側スイッチ1
aおよび接地側スイッチ1bが図1に示す電源回路を閉
路し、外装部4が本体5から取外されたときに電流流入
側スイッチ1aおよび接地側スイッチ1bが図1に示す
電源回路を開路するように操作するスイッチ入力部材が
構成されている。なお、ビス7より構成されるスイッチ
入力部材は、外装部4を装着していない本体5には固定
できず外装部4にのみ固定可能であるように構成されて
いるが、外装部4に一体に設けられるよう構成されてい
てもよい。
【0087】また、以上説明した実施の形態において、
スイッチケース8に内包されている電流流入側スイッチ
1aと接地側スイッチ1bとは、中板84に対して対称
に、作動片80がスイッチ入力部材7に押さえられたと
きに、入力ボタン29aと入力ボタン29bとを同時に
押さえるように配置されていたが、電流流入側スイッチ
1aと接地側スイッチ1bの配置方法は、これに限定さ
れない。たとえば、作動片80がスイッチ入力部材7に
押さえられたときに、作動片80が入力ボタン29bの
後に入力ボタン29aを押さえるように、電流流入側ス
イッチ1aと接地側スイッチ1bとを配置することがで
きる。
【0088】また、以上説明した実施の形態において、
電流流入側スイッチ1a、接地側スイッチ1b、配線9
7a,97b,98aおよび98bの一部ならびに接続
端子99a,99bを内包するスイッチケース8によっ
て、本発明における箱形部材が構成されているが、本発
明の箱形部材は電源回路用の部品を収納する部材をさら
に備えることができる。
【0089】図12は、スイッチ入力部材が外装部4に
一体に設けられている、本発明の他の実施の形態を示す
図であり、(a)は、外装部4を装着した本体5の部分
的な背面図であり、(b)は、(a)のC−C線に沿う
外装部4の断面図である。
【0090】図12(a)および(b)を参照して、こ
の実施の形態においては、外装フランジ41の一部の、
本体5に形成された通し穴66に対応する部分に、外装
フランジ41に対して垂直に切り起こされて形成された
切立部45が形成されている。この切立部45は、通し
穴66を突き抜け、スイッチケース8の羽根部85(図
9参照)を押さえるように構成されている。
【0091】図13は、電流流入側スイッチ1aと接地
側スイッチ1bとが、スイッチケース8内に、入力ボタ
ン29aから作動片80の距離が入力ボタン29bから
作動片80の距離よりも長く、作動片80がスイッチ入
力部材7に押さえられたときに、作動片80が入力ボタ
ン29bの後に入力ボタン29aを押さえるように、配
置されている、さらに他の実施の形態を示す図であり、
(a)は、スイッチケース8の上面図であり、(b)
は、(a)のD−D線に沿う部分的な矢視断面図であ
る。図13を参照して、接地側スイッチ1bは、中板8
4に対して電流流入側スイッチ1aと対称にある位置か
ら、電流流入側スイッチ1aの長手方向に沿って移動さ
せられた位置に固定されている。このことから、接続端
子99bは、中板84に対して接続端子99aと対称に
ある位置から電流流入側スイッチ1aの長手方向に沿っ
て移動させられた位置に存在し、かつ、接地側スイッチ
ケース8を上から見た場合に、中板84の切れ目から入
力ボタン29bが見えるようになっている。
【0092】また、図13を参照して、入力ボタン29
aから作動片80の距離が入力ボタン29bから作動片
80の距離よりも長く、作動片80がスイッチ入力部材
7に押さえられたときに、作動片80が入力ボタン29
aより早く入力ボタン29bを押さえるように、電流流
入側スイッチ1aと接地側スイッチ1bとが配置されて
いる。このため、作動片80がスイッチ入力部材7に押
さえられたときに、電流流入側スイッチ1aよりも接地
側スイッチ1bの方が、早く回路を閉路する状態になる
ことができる。
【0093】図14は、本発明に従うスイッチケース8
の左側面図であり、(a)は、本発明の実施の形態にお
けるスイッチケース8の左側面図であり、(b)は、本
発明の箱形部材の一例であるスイッチケース8が電源回
路用の部品の一例であるヒューズを収納する部材をさら
に備える、本発明の別の実施の形態におけるスイッチケ
ース8の左側面図である。
【0094】図14を参照して、図14(a)のスイッ
チケース8と比較して、図14(b)のスイッチケース
8は、凸部93および作動片80を有する前面部と向い
合う後面側の外側に固定されたケース台72およびケー
ス台72上に固定されたヒューズケース部71を備えて
いる。そして、ヒューズケース部71によって、電源回
路用の部品を収納する部材が構成されている。
【0095】今回開示された実施の形態は、全ての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明は、上記した説明でなく、前掲の特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内のすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる高周波加熱装置の一例である、
電子レンジの構成を部分的に示す回路図である。
【図2】本発明の高周波加熱装置の一例である電子レン
ジの分解斜視図である。
【図3】本体の部分的な分解斜視図である。
【図4】(a)は本体の平面図であり、(b)は本体の
右側面図である。
【図5】スイッチケースの斜視図である。
【図6】(a)はスイッチケースの上面図であり、
(b)はスイッチケースの底面図である。
【図7】(a)は、図6(a)のA−A線に沿う部分的
な矢視断面図であり、(b)は、図6(a)のB−B線
に沿う部分的な矢視断面図である。
【図8】羽根部がスイッチ入力部材に押さえられる際の
羽根部の変位の様子を示す説明図である。
【図9】(a)は、本体の部分的な平面図であり、
(b)は、(a)におけるスイッチ入力部材、穴および
通し穴の位置関係を説明するための説明図である。
【図10】(a)は、外装部を装着した本体の背面図で
あり、(b)は、外装部の背面図であり、(c)は、外
装部を装着していない本体の背面図である。
【図11】スイッチ入力部材が羽根部を押さえる状態を
説明する説明図である。
【図12】(a)は、本発明の他の実施の形態におけ
る、外装部を装着した本体の部分的な背面図であり、
(b)は、(a)のC−C線に沿う外装部の断面図であ
る。
【図13】(a)は、スイッチケースの平面図であり、
(b)は、(a)のD−D線に沿う部分的な矢視断面図
である。
【図14】(a)は、本発明の実施の形態におけるスイ
ッチケースの左側面図であり、(b)は、本発明の別の
実施の形態におけるスイッチケースの左側面図である。
【図15】従来の電子レンジの一例を示す部分破断斜視
図である。
【符号の説明】
1 外装スイッチ 1a 電流流入側スイッチ 1b 接地側スイッチ 3 給電線 4 外装部 5 本体 5a 前面板 5b 後面板 5d 加熱室 5e,5f フランジ 6a,6b,7,23,24,25,33,37,3
8,39,40,41ビス 29a,29b 入力ボタン 41,43 外装フランジ 61〜65 穴 66 通し穴 80 作動片 85,85a,85b 羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 一彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 原田 圭二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波加熱手段と、前記高周波加熱手段
    に電圧を供給する電源回路と、前記高周波加熱手段によ
    って加熱される食品を収容する加熱室と、前記加熱室を
    囲みかつ前記高周波加熱手段と前記電源回路とが固定さ
    れる本体と、前記本体の外郭を覆う着脱可能な外装部
    と、該外装部と前記加熱室との間に配置され前記電源回
    路を開閉する外装スイッチと、前記外装部を本体に取付
    けたときに前記電源回路を閉路し、また前記外装部を本
    体から取外したときに前記電源回路を開路するように前
    記外装スイッチを操作する前記外装部に設けられたスイ
    ッチ入力部材とを含む高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ入力部材は、前記外装部に
    のみ固定可能であり、かつ、前記外装部が前記本体に装
    着されたときに前記外装部に固定されることにより前記
    外装スイッチに前記電源回路を閉路させる、請求項1に
    記載の高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ入力部材は、前記外装部に
    一体に設けられている、請求項1に記載の高周波加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 前記本体に固定される箱形部材と、前記
    外装スイッチを前記電源回路に接続させる接続端子とを
    さらに含み、 前記箱形部材が、前記外装スイッチと前記接続端子とを
    収納する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波
    加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記高周波加熱手段を冷却する冷却手段
    と、前記冷却手段の上部に設けられ前記本体を複数の空
    間に仕切る仕切り部材とをさらに含み、 前記箱形部材は、前記仕切り部材上に配置されている、
    請求項4に記載の高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記本体は、前記箱形部材が取付けられ
    る側面を有し、 前記側面は、上端に第1のフランジが形成され、 前記箱形部材は、前記外装スイッチと前記接続端子を収
    納する収納部と、前記収納部を覆いかつ一端が前記収納
    部に折曲げ自在に固定される蓋部とを含み、かつ、 前記箱形部材は、前記蓋部の前記収納部に折曲げ自在に
    固定されている一端と向い合う端部が前記第1のフラン
    ジに覆われるように固定される、請求項4または5に記
    載の高周波加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記電源回路と外部の電源とを接続する
    ための給電線をさらに含み、 前記外装スイッチは、前記給電線に接続され、 前記給電線の一部は前記本体に固定され、かつ、 前記箱形部材は、前記給電線の一部が前記本体に固定さ
    れることによって前記本体に固定される、請求項6に記
    載の高周波加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記外装スイッチと前記電源回路とを接
    続する配線をさらに含み、 前記箱形部材には、前記配線を一箇所から排出させるた
    めの穴が形成されている、請求項4〜7のいずれか1項
    に記載の高周波加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記箱形部材は、前記外装スイッチを複
    数個内包し、前記スイッチ入力部材に押さえられること
    によって内包する前記複数の外装スイッチ前記電源回路
    を閉路させる作動片を有する、請求項4〜8のいずれか
    1項に記載の高周波加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチ入力部材は、前記外装部
    の着時に前記作動片の中央部を押すように前記外装部に
    固定される、請求項9に記載の高周波加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記外装スイッチは、押さえられるこ
    とにより前記電源回路を閉路する作動用凸部を有し、 前記給電線は、電流が流れ込んでくる第1の線と、接地
    される第2の線とを含み、 前記箱形部材は、前記第1の線に接続される第1の外装
    スイッチと、前記第2の線に接続される第2の外装スイ
    ッチとを内包し、かつ、 前記第1の外装スイッチと第2の外装スイッチとは、前
    記作動片が前記スイッチ入力部材に押さえられたとき
    に、前記作動片が前記第2の外装スイッチの作動用凸部
    の後に前記第1の外装スイッチの作動用凸部をを押さえ
    るように、前記箱形部材内に配置されている、請求項9
    または10に記載の高周波加熱装置。
  12. 【請求項12】 前記作動片は先端に羽根部を有し、 前記スイッチ入力部材は、前記外装部の着時に前記羽根
    部を押すよう配置され、かつ、 前記羽根部は、前記作動片が形成される面より前記箱形
    部材の内部に形成されている、請求項9〜11のいずれ
    か1項に記載の高周波加熱装置。
  13. 【請求項13】 前記羽根部は、前記スイッチ入力部材
    に押された場合に、前記スイッチ入力部材に対して垂直
    方向に変位する、請求項12に記載の高周波加熱装置。
  14. 【請求項14】 前記本体には前記箱形部材を固定させ
    るための嵌込穴が形成され、 前記外装部には、着時に前記嵌込穴を覆う第2のフラン
    ジが形成されている、請求項4〜13のいずれか1項に
    記載の高周波加熱装置。
  15. 【請求項15】 前記箱形部材は、前記電源回路用の部
    品を収納する部材をさらに備えている、請求項4〜14
    のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
JP8200530A 1996-07-30 1996-07-30 高周波加熱装置 Pending JPH1047688A (ja)

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