JPH1047668A - 石油燃焼機 - Google Patents

石油燃焼機

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JPH1047668A
JPH1047668A JP20011896A JP20011896A JPH1047668A JP H1047668 A JPH1047668 A JP H1047668A JP 20011896 A JP20011896 A JP 20011896A JP 20011896 A JP20011896 A JP 20011896A JP H1047668 A JPH1047668 A JP H1047668A
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JP
Japan
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vaporizer
combustion
ignition
fan
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP20011896A
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English (en)
Inventor
Takashi Araki
隆 荒木
Takeshi Osawa
岳史 大澤
Tadashi Yamaguchi
正 山口
Yasuhiro Kobori
康博 小堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の石油燃焼機では、特に低温環境下での
使用のように着火時にバーナの温度が極端に冷えている
場合には、混合ガスの空燃比のバランスが崩れて着火不
良が発生したり、燃焼が不安定となるといった問題が発
生するので、これを解消する。 【解決手段】 気化器1と、気化器1を予熱する予熱ヒ
ータ2と、気化器1の温度を検出する温度検出素子10
と、気化器1に液体燃料を供給する燃料ポンプ9と、気
化器1に空気を供給する燃焼ファン6と、燃焼ファン6
の回転数検出装置11と、機器の燃焼運転を制御するマ
イクロコンピュータ16とを備えた構成とする。そし
て、前記マイクロコンピュータ16は、前記燃焼ファン
6が着火回転数に到達すると前記燃料ポンプ9を予め設
定された一定の運転周波数で所定時間駆動し、その後、
前記燃焼ファン6の回転数に応じた運転周波数で駆動す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料を気化し
て燃焼させる石油ファンヒータ、温風暖房機、石油ボイ
ラー等に代表される石油燃焼機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の石油燃焼機は、気化
器と、気化器を予熱する予熱ヒータと、気化器の温度を
検出する温度検出素子と、気化器に液体燃料を供給する
燃料ポンプと、気化器に空気を供給する燃焼ファンと、
燃焼ファンの回転数検出装置と、前記燃料ポンプや前記
燃焼ファンの運転を制御して機器の燃焼量を制御するマ
イクロコンピュータとを備え、燃焼運転の際に好適な空
燃比が得られるように、前記燃焼ファンの回転数に応じ
て前記燃料ポンプの運転周波数が算出される比例制御運
転が行われている(図5のタイミングチャート参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、燃料ポンプの運転周波数が常に着火時より燃
焼ファンの回転数に同期して決められてしまうと、低温
環境下での使用のように、着火時にバーナの温度が極端
に冷えている場合には、混合ガスの空燃比のバランスが
崩れて着火不良が発生したり、燃焼が不安定となるとい
った問題が発生した。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解消し、従来
方式では補正しきれない空燃比のずれを補正可能とし、
上述のような厳しい環境下でも安定に燃焼運転を行える
信頼性の高い石油燃焼機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、気化
器と、気化器を予熱する予熱ヒータと、気化器の温度を
検出する温度検出素子と、気化器に液体燃料を供給する
燃料ポンプと、気化器に空気を供給する燃焼ファンと、
燃焼ファンの回転数検出装置と、機器の燃焼運転を制御
するマイクロコンピュータとを備え、前記マイクロコン
ピュータは、前記燃焼ファンが着火回転数に到達する
と、前記燃料ポンプを予め設定された一定の運転周波数
で所定時間駆動し、その後、前記燃焼ファンの回転数に
応じた運転周波数で駆動することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用された石油燃
焼機のブロック図である。
【0007】図中、1は気化器であって、周囲に予熱ヒ
ータ2が取り付けられている。この気化器1の上部にバ
ーナヘッド3が載置されており、このバーナヘッド3の
上方に点火装置4および炎電流検出素子5(フレームロ
ッド)が配置されている。又、前記気化器1には、燃焼
用の空気を供給する燃焼ファン6が付設されると共に、
燃料ポンプ9(電磁ポンプを使用)が配設された給油管
7を介して燃料タンク8が接続されている。10は気化
器1の温度を検知するための温度検出素子(サーミスタ
素子を使用)、14は室温検知用の室温センサ(サーミ
スタ素子を使用)である。又、操作パネルには運転スイ
ッチ12や温度設定スイッチ13等が設けられている。
【0008】ところで、係る石油燃焼機には制御基板1
5が組み込まれており、この制御基板15に搭載された
マイクロコンピュータ16(以下マイコン16と呼ぶ)
によって機器の燃焼運転が一括制御されるように構成さ
れている。
【0009】前記マイコン16の各入力ポートには、上
述した温度検出素子10、室温センサ14、フレームロ
ッド5、燃焼ファン6に取り付けられた回転数検出装置
11(例えばロータリーエンコーダ)、運転スイッチ1
2、温度設定スイッチ13等が接続されており、各出力
ポートには上述した予熱ヒータ2、燃料ポンプ9、点火
装置4、燃焼ファン6等の駆動系が接続されている。
【0010】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て石油燃焼機の動作を説明する。
【0011】本フローチャートは、機器の燃焼処理を実
行するメインルーチンである。
【0012】運転スイッチ12が操作されると、マイコ
ン16は予熱ヒータ2の通電をオンして気化器1の予熱
を開始する。気化器1に取り付けた温度検出素子10の
出力がマイコン16に入力され、マイコン16は、これ
を基に予熱によるの気化器1の温度上昇を監視する。気
化器1の温度が液体燃料(石油燃料)の気化に適した温
度(点火温度)に到達すると、マイコン16は燃焼ファ
ン6を起動して点火時処理を実行し、燃料ポンプ9およ
び点火装置4を作動させて機器の燃焼を開始する。即
ち、燃料ポンプ9が作動すると燃料タンク8の石油燃料
は給油管7を通して気化器1内へ噴出し、気化器1の予
熱により気化される。そして、この気化ガスは燃焼ファ
ン6から供給される燃焼用の空気と混合させられて混合
ガスとなり、バーナヘッド3から噴出する。この噴出し
た混合ガスが点火装置4の放電火花によって着火し、燃
焼運転が開始される。
【0013】ところで、前記燃料ポンプ9は、上述のよ
うに電磁ポンプが使用されており、これが所定の運転周
期でパルス駆動される構造である。従って、運転周波数
が高くなれば、給油周期が速くなって液体燃料の供給量
が増加し、反対に電磁ポンプの運転周波数が低くなれ
ば、給油量が減少する。
【0014】燃焼運転が開始されると、マイコン16は
室温センサ14の検出温度と温度設定スイッチ13の設
定温度とを比較しながら、その温度差に応じて燃焼ファ
ン6の回転数(燃焼用空気の送風量)と燃料ポンプ9の
運転周波数(液体燃料の供給量)とを調整し、好適な空
燃比を確保しつつ安定した燃焼運転を継続する(図4の
区間T2 )。本フローチャートでは、このような制御処
理を燃焼運転処理とした。
【0015】ところで、本発明の特徴は着火開始時の燃
焼ファン6および燃料ポンプ9の運転制御であって、そ
の動作を図3に示すフローチャートと図4に示すタイミ
ングチャートに基づいて説明する。尚、このフローチャ
ートは、既述した点火時処理サブルーチンである。
【0016】前記図2に示した燃焼処理ルーチンにおい
て、燃焼ファン6のオンが実行されると、マイコン16
は本点火時処理ルーチンにおいて、回転数検出装置11
からのモータ回転信号を入力しつつ、燃焼ファン6の回
転立上がりを監視する。
【0017】燃焼ファン6が着火に必要な燃焼空気を供
給可能な所定の回転数(着火回転数rs)に到達する
と、マイコン16は予め設定された運転周波数fs(例
えば、この周波数fsの値が固定データとしてマイコン
16内のROMに格納されている)のパルス信号を出力
して燃料ポンプ9を動作させると共に、その動作時間を
規定するための運転タイマー値をセットし、同時に点火
装置4を起動させる。この時の運転周波数fsは従来の
場合(図5に示す運転周波数f0 )よりも高い周波数に
設定されており、前記運転タイマーが終了するまでの期
間(図4の区間T1 )、燃料ポンプ9による給油量が増
加させられて、混合ガスの空燃比が調整される。
【0018】運転タイマー終了後(図4の区間T2 )
は、燃料ポンプ9に従来通り、燃焼ファン6の回転数に
応じた運転周波数のパルス信号が出力される比例制御運
転が実行される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
着火開始時の一定時間だけ燃焼ファンの回転数に無関係
な運転周波数でポンプを運転することで、着火動作開始
初期時に生じやすい着火不良を回避しつつ、着火試験で
得られた最適な着火特性を実行できる。特に、低温環境
下での使用のように、着火時にバーナの温度が極端に冷
えている場合であっても、着火開始時に一定時間、燃料
ポンプの運転周波数を高くして気化器内へ噴出される液
体燃料の量を増やすことによって好適な空燃比が確保で
き、着火不良等の無い安定した燃焼が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された石油燃焼機のブロック図で
ある。
【図2】同、石油燃焼機の動作フローチャートである。
【図3】同、石油燃焼機の図2とは別の動作フローチャ
ートである。
【図4】同、石油燃焼機のタイミングチャートである。
【図5】従来の石油燃焼機のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 気化器 2 予熱ヒータ 3 バーナヘッド 6 燃焼ファン 9 燃料ポンプ 10 温度検出素子 11 回転数検出装置 16 マイクロコンピュータ rs 燃焼ファンの着火回転数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小堀 康博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器と、気化器を予熱する予熱ヒー
    タと、気化器の温度を検出する温度検出素子と、気化器
    に液体燃料を供給する燃料ポンプと、気化器に空気を供
    給する燃焼ファンと、燃焼ファンの回転数検出装置と、
    機器の燃焼運転を制御するマイクロコンピュータとを備
    え、 前記マイクロコンピュータは、前記燃焼ファンが着火回
    転数に到達すると、前記燃料ポンプを予め設定された一
    定の運転周波数で所定時間駆動し、その後、前記燃焼フ
    ァンの回転数に応じた運転周波数で駆動することを特徴
    とする石油燃焼機。
JP20011896A 1996-07-30 1996-07-30 石油燃焼機 Pending JPH1047668A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20011896A JPH1047668A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 石油燃焼機

Applications Claiming Priority (1)

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JP20011896A JPH1047668A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 石油燃焼機

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JPH1047668A true JPH1047668A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16419132

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JP20011896A Pending JPH1047668A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 石油燃焼機

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JP (1) JPH1047668A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045714A1 (ja) 2012-09-19 2014-03-27 日本電気株式会社 冷却装置、それに使用される受熱部、沸騰部、その製造方法
JP2014081095A (ja) * 2012-10-13 2014-05-08 Corona Corp 燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045714A1 (ja) 2012-09-19 2014-03-27 日本電気株式会社 冷却装置、それに使用される受熱部、沸騰部、その製造方法
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