JPH104751A - コンバインの操作装置 - Google Patents

コンバインの操作装置

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JPH104751A
JPH104751A JP18546096A JP18546096A JPH104751A JP H104751 A JPH104751 A JP H104751A JP 18546096 A JP18546096 A JP 18546096A JP 18546096 A JP18546096 A JP 18546096A JP H104751 A JPH104751 A JP H104751A
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shaft
hydraulic
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Shigemi Hidaka
高 茂 實 日
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体の走行変速と旋回作業での操作性
を向上させる。 【解決手段】 変速レバー(68)でもって油圧変速
機構(25)を、また操向ハンドル(19)でもって油
圧操向機構(28)を操作して走行の変速及び機体の旋
回を行うようにしたコンバインの操作装置において、変
速レバー(28)でもって操作される変速操作部材(8
0)と、操向ハンドル(19)でもって操作される操向
操作部材(81)とを設け、前記変速操作部材(80)
を第1枢軸(77)に揺動自在に、また操向操作部材
(81)を変速操作部材(80)の第2枢軸(79)に
それぞれ揺動自在に支持させて、変速操作部材(80)
と操向操作部材(81)の揺動方向を直交させるように
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインにおいて
走行速度を変速する主変速レバーなど備えた操作装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、変速レバーでも
って油圧走行機構を、また操向ハンドルでもって油圧操
向機構をそれぞれ別個に操作して機体の走行の変速や、
機体の旋回が行われている。しかし乍らこのような従来
手段の場合常に2つの操作を必要にして作業が煩わしい
ばかりでなく、調整作業においてもそれぞれに必要とし
て精度の確保も極めて困難なものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、変速レ
バーでもって油圧変速機構を、また操向ハンドルでもっ
て油圧操向機構を操作して走行の変速及び機体の旋回を
行うようにしたコンバインの操作装置において、変速レ
バーでもって操作される変速操作部材と、操向ハンドル
でもって操作される操向操作部材とを設け、前記変速操
作部材を第1枢軸に揺動自在に、また操向操作部材を変
速操作部材の第2枢軸にそれぞれ揺動自在に支持させ
て、変速操作部材と操向操作部材の揺動方向を直交させ
るように設けて、例えば運転操作部近傍の1箇所位置に
一体的に設ける各操作部材からそれぞれ必要とする変速
及び旋回操作力を正確に出力させて、走行変速や旋回作
業における操作性と作業能率の向上を図るもので、また
調整作業や点検作業などにおいても1箇所位置で容易に
可能とさせて精度の安定保持を図ることができる。
【0004】また、操向ハンドルと操向操作部材間を操
向操作リンク機構で連動連結させて、操向ハンドルによ
る操向操作力を離れた位置の操向操作部材に確実に伝達
して正確な操向作業を可能とさせるものである。
【0005】さらに、油圧変速機構の変速操作アームと
変速操作部材間を変速リンク機構で、油圧操向機構の操
向操作アームと操向操作部材間を操向リンク機構でそれ
ぞれ連動連結させて、1箇所位置に一体的に設ける操作
部材と各油圧変速機構間が例え遠く離れていても確実に
これらの変速操作や操向操作を可能とさせて、作業性を
向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は走行変速及び操向操作部の説明
図、図2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図で
あり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラ
ックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に
架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に
張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀
機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構
(10)などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム
(12)を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリン
ダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁
処理部、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒
(16)を介して搬入する穀物タンク、(17)は前記
タンク(15)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、
(18)は丸形操向ハンドル(19)及び運転席(2
0)などを備える運転キャビン、(21)は運転キャビ
ン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈
を刈取って脱穀するように構成している。
【0007】図4に示す如く、前記走行クローラ(2)
を駆動するミッションケース(22)は、1対の第1油
圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(24)からなる
主変速機構である走行用の油圧式無段変速機構(25)
と、1対の第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ
(27)からなる操向機構である旋回用の油圧式無段変
速機構(28)とを備え、前記エンジン(21)の出力
軸(21a)に第1油圧ポンプ(23)の入力軸(23
a)を伝達ベルト(29)を介し連動連結させると共
に、第2油圧ポンプ(26)の入力軸(26a)を伝達
ベルト(30)を介し前記第1油圧ポンプ(23)の入
力軸(23a)に連動連結させている。
【0008】そして前記第1油圧モータ(24)の出力
軸(31)に、副変速機構(32)及び差動機構(3
3)を介し走行クローラ(2)の駆動輪(34)を連動
連結させるもので、前記差動機構(33)は左右対称の
1対の遊星ギヤ機構(35)(35)を有し、各遊星ギ
ヤ機構(35)は1つのサンギヤ(36)と、該サンギ
ヤ(36)の外周で噛合う3つのプラネタリギヤ(3
7)と、これらプラネタリギヤ(37)に噛合うリング
ギヤ(38)などで形成している。
【0009】前記プラネタリギヤ(37)はサンギヤ軸
(39)と同軸線上とのキャリヤ軸(40)のキャリヤ
(41)にそれぞれ回転自在に軸支させ、左右のサンギ
ヤ(36)(36)を挾んで左右のキャリヤ(41)を
対向配置させると共に、前記リングギヤ(38)は各プ
ラネタリギヤ(37)に噛み合う内歯を有してサンギヤ
軸(39)とは同一軸芯状に配置させ、キャリヤ軸(4
0)に回転自在に軸支させている。
【0010】また、走行用の油圧式無段変速機構(2
5)は第1油圧ポンプ(23)の回転斜板の角度変更調
節により第1油圧モータ(24)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第1油圧モータ(24)の回転出力
を出力軸(31)の伝達ギヤ(42)より各ギヤ(4
3)(44)(45)及び副変速機構(32)を介し
て、サンギヤ軸(39)に固定したセンタギヤ(46)
に伝達してサンギヤ(36)を回転するように構成して
いる。前記副変速機構(32)は、前記ギヤ(45)を
有する副変速軸(47)と、前記センタギヤ(46)に
噛合うギヤ(48)を有する車速センサ軸(49)とを
備え、副変速軸(47)とセンサ軸(49)間に各1対
の低速用ギヤ(50)(48)・中速用ギヤ(51)
(52)・高速用ギヤ(53)(54)を設けて、中央
位置のギヤ(51)のスライド操作によってこれら低速
・中速・高速の切換えを可能とさせるように構成してい
る。また前記センサ軸(49)には車速検出ギヤ(5
5)を設けると共に、該ギヤ(55)の回転数より車速
を検出する車速センサ(56)を設けている。なお、作
業機などに回転力を伝達するPTO軸(57)のPTO
入力ギヤ(58)に、PTO伝達ギヤ機構(59)を介
し前記出力軸(31)を連動連結させている。
【0011】そして、前記センタギヤ(46)を介しサ
ンギヤ軸(39)に伝達された第1油圧モータ(24)
からの駆動力を、左右の遊星ギヤ機構(35)を介しキ
ャリヤ軸(40)に伝達させると共に、該キャリヤ軸
(40)に伝達された回転を左右各一対の減速ギヤ(6
0)(61)を介し左右の駆動輪(34)の左右輪軸
(34a)にそれぞれ伝えるように構成している。
【0012】さらに、旋回用の油圧式無段変速機構(2
8)は第2油圧ポンプ(26)の回転斜板の角度変更調
節により第2油圧モータ(27)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第2油圧モータ(27)の出力軸
(62)の出力ギヤからギヤ伝達機構(63)を介し旋
回入力軸(64)の入力ギヤ(65a)(65b)に回
転出力を伝達し、左側のリングギヤ(38)の外歯を対
しては直接的に、また右側のリングギヤ(38)の外歯
に対しては逆転軸(66)の逆転ギヤ(67)を介し伝
えて、第2油圧モータ(27)の正転時に左右のリング
ギヤ(38)を左右同一回転数で左ギヤ(38)を逆
転、右ギヤ(38)を正転とさせるように構成してい
る。
【0013】而して旋回用の第2油圧ポンプ(26)の
駆動を停止させ左右リングギヤ(38)を静止固定させ
た状態で、走行用の第1油圧ポンプ(23)の駆動を行
うと、第1油圧モータ(24)からの回転出力はセンタ
ギヤ(46)から左右のサンギヤ(36)に同一回転数
で伝達され、左右遊星ギヤ機構(35)のプラネタリギ
ヤ(37)・キャリヤ(41)及び減速ギヤ(60)
(61)を介し左右の輪軸(34a)に左右同回転方向
の同一回転数で伝達されて、機体の前後直進走行が行わ
れる。一方、走行用の第1油圧ポンプ(23)の駆動を
停止させ左右のサンギヤ(36)を静止固定させた状態
で、旋回用の第2油圧ポンプ(26)を正逆回転駆動す
ると、左側の遊星ギヤ機構(35)が逆或いは正回転、
また右側の遊星ギヤ機構(35)が正或いは逆回転し
て、左右走行クローラ(2)の駆動方向を前後逆方向と
させて機体を左或いは右にその場でスピンターンさせる
ものである。
【0014】また走行用の第1油圧ポンプ(23)を駆
動させながら、旋回用の第2油圧ポンプ(26)を駆動
して機体を左右に旋回させる場合には旋回半径の大きい
旋回を可能にできるもので、その旋回半径は左右走行ク
ローラ(2)の速度に応じ決定される。
【0015】図1、図5乃至図12に示す如く、前記走
行用の油圧式無段変速機構(25)に連結する主変速レ
バー(68)と、旋回用の油圧式無段変速機構(28)
に連結する操向ハンドル(19)とを、連動手段である
変速及び旋回連動機構(69)に連動連結させると共
に、該連動機構(69)を走行変速及び操向リンク機構
(70)(71)介し走行及び操向用の無段変速機構
(25)(28)のコントロールレバー(72)(7
3)に連動連結させている。
【0016】前記連動機構(69)は、主変速レバー
(68)の基端折曲部(68a)を筒軸(74)に左右
揺動自在に支持する回動板(75)と、機体側の本機フ
レーム(76)に固設して前記回動板(75)を左右方
向の第1枢軸(77)を介し前後回動自在に支持する固
定取付板(78)と、前記枢軸(77)とは直交する前
後方向の第2枢軸(79)を介して回動板(75)に連
結させて該軸(79)回りに回動自在に設ける変速操作
部材(80)と、前記第2枢軸(79)の軸回りに回動
自在に連結させる操向操作部材(81)とを備え、変速
及び操向操作部材(80)(81)の第2枢軸(79)
とは偏心位置の各操作出力部(80a)(81a)を変
速及び操向リンク機構(70)(71)に連動連結させ
ている。
【0017】前記変速及び操向リンク機構(70)(7
1)は、連動機構(69)後方位置で本機フレーム(7
6)側に揺動軸(82)外側の揺動筒軸(83)を介し
支持する変速アーム(84)と、前記揺動軸(82)に
基端を固設する操向アーム(85)と、前記出力部(8
0a)(81a)の各操作出力軸(86)(87)と各
アーム(84)(85)間を連結する自在継手軸(8
8)(89)と、前記筒軸(83)及び揺動軸(82)
の右端に固設する変速及び操向出力アーム(90)(9
1)と、前記運転キャビン(18)の回動支点軸(9
2)の支点軸受(93)に取付ける中間軸(94)に回
転自在に設ける変速及び操向用第1揺動アーム(95)
(96)と、前記出力アーム(90)(91)と第1揺
動アーム(95)(96)の各先端間をそれぞれ連結す
る変速及び操向用自在継手形第1ロッド(97)(9
8)と、前記中間軸(94)に設けて第1揺動アーム
(95)(96)に一体連結する変速及び操向用第2揺
動アーム(99)(100)と、前記ミッションケース
(22)上部の軸受板(101)に取付ける支軸(10
2)に回動自在に支持させる変速及び操向用筒軸(10
3)(104)と、該筒軸(103)(104)に基端
を固設する第1揺動アーム(105)(106)と前記
第2揺動アーム(99)(100)の各先端間を連結す
る変速及び操向用自在継手形第2ロッド(107)(1
08)と、前記筒軸(103)(104)に基端を固設
する第2揺動アーム(109)(110)と前記コント
ロールレバー(72)(73)の各先端間を連結させる
変速及び操向用自在継手形第3ロッド(111)(11
2)とを備え、前記第1枢軸(77)を中心とした走行
操作部材(80)の回動によって走行用のコントロール
レバー(72)を、また走行中の第2枢軸(79)を中
心とした操向操作部材(81)の回動によって操向用の
コントロールレバー(73)を操作して変速及び操向制
御を行うように構成している。
【0018】一方前記操向ハンドル(19)下端のハン
ドル操作軸(113)にギヤ(114)を設けて、この
後方の回転軸(115)に取付けるセクタギヤ(11
6)に前記ギヤ(114)を噛合せると共に、前記主変
速レバー(68)位置下方に配設する操向軸(117)
の第1揺動アーム(118)と、前記回転軸(115)
に基端を固設する出力アーム(119)との各先端間を
操向リンク機構である自在継手形操向第1ロッド(12
0)を介して連結させ、操向軸(117)の第1揺動ア
ーム(118)と一体の第2揺動アーム(121)を、
前記自在継手軸(89)の前端に自在継手形操向第2ロ
ッド(122)を介して連結させ、前記ハンドル(1
9)の回動操作によって前記第2枢軸(79)を中心と
して操向操作部材(81)を回動するように構成してい
る。
【0019】また、前記ハンドル操作軸(113)のギ
ヤ(114)下方に中立位置決め板(123)を設けて
いて、該位置決め板(123)下面の突出軸(124)
に操向検出リンク(125)の一端を連結させ、前記回
転軸(115)の右側に配設する減速アーム軸(12
6)の第1揺動アーム(127)と前記検出リンク(1
25)の他端長孔(125a)とを軸(128)を介し
連結させると共に、前記操向軸(117)の減速アーム
(129)と減速アーム軸(126)の第2揺動アーム
(130)との各先端間を減速リンク機構である自在継
手形第1減速ロッド(131)で連結させ、前記変速操
作部材(80)の最右端の減速伝達軸(132)と第2
揺動アーム(130)の他端間を自在継手形第2減速ロ
ッド(133)で連結させて、走行状態で前記ハンドル
(19)の操向量を大とする程第2減速ロッド(13
3)を下方に引張って走行速度を減速させるように構成
している。
【0020】ところで前記変速及び操向操作部材(8
0)(81)を軸回りに回動可能とさせる第2枢軸(7
9)と、操向アーム(85)と継手軸(89)との自在
継手部(89a)とを前後方向の水平ライン(L1)上
に位置させ、また前記操作出力軸(86)(87)と自
在継手軸(88)(89)との自在継手部(88b)
(89b)と、第1枢軸(77)とを前記ライン(L
1)に直交させる左右水平ライン(L2)上に位置さ
せ、さらに前記変速アーム(84)と継手軸(88)と
の自在継手部(88a)と前記継手部(89a)とを前
記ライン(L2)と平行な左右水平ライン(L3)上に
位置させて、主変速レバー(68)及び操向ハンドル
(19)の中立保持時に、これら何れか一方が操作され
ても、各操作部材(80)(81)を第1及び第2枢軸
(77)(79)の軸回りに回動させるのみとさせて、
継手軸(88)(89)には操作力を作用させないもの
である。
【0021】そして図8にも示す如く、主変速レバー
(68)の前後進操作で、第1枢軸(77)を中心とし
て操作部材(80)を前後に角度(α1)(α2)傾け
るとき前記継手軸(88)を引張って或いは押して変速
アーム(84)を動作させて走行速度の前後進の切換え
を行うと共に、図9に示す如くこの状態中(主変速レバ
ー(68)が中立以外のとき)に操向ハンドル(19)
の回動操作で第2枢軸(79)を中心として操作部材
(81)を上下に角度(β1)(β2)傾けるとき継手
軸(89)を引張って或いは押して操向アーム(85)
を動作させて機体の左及び右旋回を行うものである。
(主変速の中立時に旋回操作を行っても継手軸(89)
はライン(L1)を中心とした円錐面上にも移動する状
態となって継手部(89a)(89b)間の距離は変化
しない。)
【0022】また図11にも示す如く、前記操向ハンド
ル(19)に設ける検出リンク(125)は中立位置よ
り右或いは左旋回操作の何れにおいても第1揺動アーム
(127)を同一方向に角度(θ)の範囲で回動させて
第2減速ロッド(133)を常に引張る状態とさせて、
前進操作時の操作部材(80)が角度(α1)側に傾い
てるときには、継手部(88a)(88b)間の距離を
縮め、また後進操作時の操作部材(80)が角度(α
2)側に傾いているときには、継手部(88a)(88
b)間の距離を大きくして、変速アーム(84)をそれ
ぞれ中立方向の低速側に変位させて、その旋回量に応じ
た減速を行うものである。
【0023】さらに、変速及び操向の操作力を伝達する
前記第1ロッド(97)(98)と揺動アーム(95)
(96)の自在継手部(97a)(98a)の中心を、
運転キャビン(18)の回動支点軸(92)位置に一致
させて、変速及び操向の中立保持においてはこれらの操
作系を取外すことなく運転キャビン(18)の前方向へ
の回動を可能とさせるように構成している。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、変速レバー(68)でもって油圧変速機構(25)
を、また操向ハンドル(19)でもって油圧操向機構
(28)を操作して走行の変速及び機体の旋回を行うよ
うにしたコンバインの操作装置において、変速レバー
(28)でもって操作される変速操作部材(80)と、
操向ハンドル(19)でもって操作される操向操作部材
(81)とを設け、前記変速操作部材(80)を第1枢
軸(77)に揺動自在に、また操向操作部材(81)を
変速操作部材(80)の第2枢軸(79)にそれぞれ揺
動自在に支持させて、変速操作部材(80)と操向操作
部材(81)の揺動方向を直交させるように設けたもの
であるから、例えば運転操作部近傍の1箇所位置に一体
的に設ける各操作部材(80)(81)から必要とする
変速及び旋回操作力を正確に出力させて、走行速度の変
速や旋回作業における操作性と作業能率の向上を図るこ
とができるもので、また調整作業や点検作業などにおい
ても容易に可能とさせることができて精度の安定保持を
図ることができるものである。
【0025】また、操向ハンドル(19)と操向操作部
材(81)間を操向操作リンク機構(120)で連動連
結させて、操向ハンドル(19)による操向操作力を離
れた位置の操向操作部材(81)に確実に伝達して正確
な操向作業を可能とさせることができるものである。
【0026】さらに、油圧変速機構(25)の変速操作
アーム(72)と変速操作部材(80)間を変速リンク
機構(70)で、油圧操向機構(28)の操向操作アー
ム(73)と操向操作部材(81)間を操向リンク機構
(71)でそれぞれ連動連結させたものであるから、1
箇所位置に一体的に設ける操作部材(80)(81)と
各油圧変速機構(25)(28)間が例え遠く離れてい
ても確実にこれらの変速操作や操向操作を可能とさせる
ことができて、作業性を向上させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行変速及び操向操作部の説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】ミッション駆動系の説明図である。
【図5】操作部の正面説明図である。
【図6】操作部の平面説明図である。
【図7】操作部の側面説明図である。
【図8】操作部材の側面説明図である。
【図9】操作部材の正面説明図である。
【図10】操作部材の平面説明図である。
【図11】操向ハンドル部の平面説明図である。
【図12】リンク機構部の平面説明図である。
【符号の説明】
(19) 操向ハンドル (25) 油圧変速機構 (28) 油圧操向機構 (68) 変速レバー (70)(71) リンク機構 (77)(79) 枢軸 (80)(81) 操作部材 (120) ロッド(リンク機構)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ところで前記変速及び操向操作部材(8
0)(81)を軸回りに回動可能とさせる第2枢軸(7
9)と、操向アーム(85)と継手軸(89)との自在
継手部(89a)とを前後方向の水平ライン(L1)上
に位置させ、また前記操作出力軸(86)(87)と自
在継手軸(88)(89)との自在継手部(88b)
(89b)と、第1枢軸(77)とを前記ライン(L
1)に直交させる左右水平ライン(L2)上に位置さ
せ、さらに前記変速アーム(84)と継手軸(88)と
の自在継手部(88a)と前記継手部(89a)とを前
記ライン(L2)と平行な左右水平ライン(L3)上に
位置させ、且つ継手部(89a)に継手部(88a)を
可及的に接近(最大限近い位置)させて、主変速レバー
(68)及び操向ハンドル(19)の中立保持時に、こ
れら何れか一方が操作されても、各操作部材(80)
(81)を第1及び第2枢軸(77)(79)の軸回り
に回動させるのみとさせて、継手軸(88)(89)に
は操作力を作用させないものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速レバーでもって油圧変速機構を、ま
    た操向ハンドルでもって油圧操向機構を操作して走行の
    変速及び機体の旋回を行うようにしたコンバインの操作
    装置において、変速レバーでもって操作される変速操作
    部材と、操向ハンドルでもって操作される操向操作部材
    とを設け、前記変速操作部材を第1枢軸に揺動自在に、
    また操向操作部材を変速操作部材の第2枢軸にそれぞれ
    揺動自在に支持させて、変速操作部材と操向操作部材の
    揺動方向を直交させるように設けたことを特徴とするコ
    ンバインの操作装置。
  2. 【請求項2】 操向ハンドルと操向操作部材間を操向操
    作リンク機構で連動連結させたことを特徴とする請求項
    1記載のコンバインの操作装置。
  3. 【請求項3】 油圧変速機構の変速操作アームと変速操
    作部材間を変速リンク機構で、油圧操向機構の操向操作
    アームと操向操作部材間を操向リンク機構でそれぞれ連
    動連結させたことを特徴とする請求項1記載のコンバイ
    ンの操作装置。
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