JPH1047442A - シャックル - Google Patents

シャックル

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JPH1047442A
JPH1047442A JP20351796A JP20351796A JPH1047442A JP H1047442 A JPH1047442 A JP H1047442A JP 20351796 A JP20351796 A JP 20351796A JP 20351796 A JP20351796 A JP 20351796A JP H1047442 A JPH1047442 A JP H1047442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shackle
hole
pin
bolt
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP20351796A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Shindo
彰久 進藤
Sachikuni Matsuda
祐邦 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Front Eng Kk
Original Assignee
Front Eng Kk
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Publication date
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Publication of JPH1047442A publication Critical patent/JPH1047442A/ja
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャックルによる結合作業が迅速かつ簡単に行
えるとともに、ボルト等がワイヤとともに共回りしても
抜け落ちしないシャックルとする。 【解決手段】シャックルボルト3は、軸先端にネジ部3
cが形成されるとともに、このネジ部3c形成部位より
頭部側隣接位置にネジ部3c外径より小径の係合細径部
3bを有し、前記シャックルボルト3の取付け状態にお
いて、シャックルボルト3の前記ネジ部3cはシャック
ル本体の雌ネジ孔4bを貫通し、前記係合細径部3bが
前記雌ネジ孔4b部に支承されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば台付ワイ
ヤなどに端部に取付けられ、吊荷の吊ピースや他のワイ
ヤと連結するのに用いられるシャックルに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、クレーンなどの揚重装置によって
荷揚げ作業や荷物の移動を行うに当たっては、ワイヤと
吊荷との連結を図るためにシャックルが用いられてい
る。たとえば、図15に示されるように、吊荷50の上
面に対して吊ピース51、51…を予め固定しておき、
この吊ピース51に対してシャックル52を結合すると
ともに、このシャックル52に対してワイヤ端末のへび
ぐち(ワイヤ端部に輪を形成するようにした結索加工
部)を通して両者を結合し、吊荷50を持ち上げるよう
にしている。
【0003】前記シャックル52としては、JISB2
801に各種のシャックルが規定されている。たとえば
図8に示されるように、略U字形状のシャックル本体5
5と、シャックル本体55の端部同士を連結するアイボ
ルト56とからなるもの(ネジ込み方式)や、図9に示
されるように、略U字形状のシャックル本体57と、シ
ャックル本体57の端部同士を連結するボルト58、ナ
ット59とからなるもの(ボルトナット方式)や、さら
に図10に示されるように、略U字形状のシャックル本
体60と、シャックル本体60の端部同士を連結するシ
ャックルピン61と、このシャックルピン61の先端孔
に挿通される丸せん62とからなるもの(ピン方式)
等、種々の構造のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ネ
ジ込み方式の場合には、アイボルト56の螺合作業が非
常に面倒であるとともに、使用中にワイヤがボルト周面
を滑ったときにアイボルト56が共回りを起こしシャッ
クル本体55から抜け落ちる危険があるため、個々に針
金等で縛って回り止めをする必要があるなどの問題があ
った。
【0005】また、ボルトナット方式の場合には、小さ
なナット59をボルト58に対して螺合させなければな
らず、この作業が非常に煩雑であるとともに、ナット取
付時に誤ってナット59を落下させることがあり、特に
高所での荷吊り作業に際しては厳重な安全管理が要求さ
れるなどの問題がある。
【0006】さらに、丸せん62を用いたピン方式の場
合には、丸せん62やこの丸せん62に設ける割りピン
(図示しない)など小部品の取扱いとなる。通常、これ
らの荷吊作業を行う作業員は厚手の手袋をして作業を行
っているため、これら小部品の取扱い性に欠けるととも
に、前述した落下の問題がある。
【0007】そこで、本発明の主たる課題は、前述した
問題点に鑑み、シャックルによる結合作業が迅速かつ簡
単に行えるとともに、ボルト等がワイヤとともに共回り
しても抜け落ちしないシャックルを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本第1発明は、略U字状形状のシャックル本体と、こ
のシャックル本体の端部同士を連結するシャックルボル
トとからなるシャックルであって、前記シャックルボル
トは、軸先端にネジ部が形成されるとともに、このネジ
部形成部位より頭部側隣接位置にネジ部外径より小径の
係合細径部を有し、前記シャックルボルトの取付け状態
において、シャックルボルトの前記ネジ部はシャックル
本体の雌ネジ孔を貫通し、前記係合細径部が前記雌ネジ
孔部に支承されるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】したがって、本第1発明においては、吊荷
をクレーン等で吊上げ、ワイヤに負荷が掛かると、前記
係合細径部は前記雌ネジ孔壁に接触して軸受され、かつ
先端ネジ部と係合細径部とによって形成された段差部が
きっちりと雌ネジ孔の肩に掛かるため、ワイヤの滑りに
よってシャックルボルトが回転したとしても、シャック
ルボルトは単に空転するのみで、シャックルボルトの先
端ネジ部とシャックル本体の雌ネジ孔とは噛み合うこと
がないため、使用中にシャックルボルトが抜け落ちるよ
うなことが無くなる。また、前記先端ネジ部は結合用と
して機能していないためネジ部形成範囲は短くて十分で
あり、数回の回転で貫通できるようにしておけば、シャ
ックルボルトの取り付けも迅速に行うことができる。
【0010】また、本第2発明は、略U字状形状のシャ
ックル本体と、このシャックル本体の端部同士を連結す
るシャックルピンとからなるシャックルであって、前記
シャックルピンは、軸先端に通抜部が形成されるととも
に、この通抜部形成部位より頭部側隣接位置に通抜部外
径より小径の係合細径部を有し、前記シャックルピンの
取付け状態において、シャックルピンの前記通抜部はシ
ャックル本体に形成された略同形状のピン孔を貫通し、
前記係合細径部が前記ピン孔部に支承されるようにした
ことを特徴とするものである。
【0011】前記第1発明はネジ込み方式の場合である
が、本第2発明はピン方式としたものである。先端ネジ
部に代えて通抜部を形成することでも、同様の原理によ
り使用時にピン抜けのないシャックルとすることができ
る。このピン方式の場合には、従来の丸せんや割りピン
を使用する必要がなく、単に差し込むだけでよいため作
業も非常に迅速に行うことができる。
【0012】なお、本第2発明において、前記「通抜
部」の断面形状は任意であるが、無負荷時におけるピン
抜けを防止するため、好ましくは真円以外の断面形状が
好適に採用される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1は第1発明例に係るシャック
ルの正面図であり、図2は図1のII部拡大断面図であ
る。同図に示されるシャックル1は、従来のネジ込み方
式のシャックルに加工を施して本発明に係るシャックル
とした例である。以下、詳述すると、シャックル1は、
略U字状形状のシャックル本体2と、このシャックル本
体2の端部同士を連結するシャックルボルト3とから構
成される。前記シャックル本体2は、底側のR加工部2
Aと対面する端部片2B、2Bとからなり、この端部片
2B、2B同士を連結してU字状部を閉鎖するのに前記
シャックルボルト3が用いられる。なお、本例ではシャ
ックル本体2としてR加工部がやや膨出した形状のバウ
シャックルを図示しているが、きっちりとU字状に加工
されたストレートシャックルであってもよい。
【0014】前記シャックルボルト3は、通孔3aが形
成されたボルト頭部3Aと先端にネジ部が形成された軸
部3Bとからなるアイボルトに対して、詳細には図2に
示されるように、ネジ形成部3cにおけるボルト頭部側
半分を切削加工してネジ部3cの外径より小径とし、本
発明における係合細径部3bとしてある。
【0015】一方、シャックル本体2においては、雌ネ
ジ孔部4に対して、この雌ネジ孔部4の外側半分を切削
加工して拡径凹部4aとしている。この場合、本発明に
おける「雌ネジ孔部」として機能しているのは、未加工
のまま残した内側半分の雌ネジ孔部4bである。
【0016】使用に当たっては、吊ピース5とワイヤ6
とを結合するために、これらをシャックル本体2のU字
状部に通した後、前記シャックルボルト3をシャックル
本体2の片側から挿通し、先端ネジ部3cがシャックル
本体2の雌ネジ孔部4bに当接したならば、シャックル
ボルト3を螺合方向に回転させる。所定回数回転し続け
ると、前記先端ネジ部3cが雌ネジ部4bを貫通して反
対側に通り抜け、シャックルボルト3の前記係合細径部
3bが前記雌ネジ孔部4bに支承されるようになる。
【0017】その後、吊荷をクレーン等で吊上げ、ワイ
ヤ6に張力が導入されると、図2に示されるように、シ
ャックルボルト3の前記係合細径部3bが前記雌ネジ部
4bに嵌まり込むため、その後ワイヤ6の滑りによって
シャックルボルト3が回転したとしても、空転するのみ
で先端ネジ部3cと雌ネジ部4bとが噛み合うことはな
いため、以後はシャックルボルト3が抜け落ちるような
ことが無くなる。
【0018】前記第1例は、シャックル本体2およびシ
ャックルボルト3の両者に加工を施した例であるが、た
とえば図3に示されるように、シャックル本体2の雌ネ
ジ部4は未加工としたまま、シャックルボルトとしてや
や足の長いボルト7を使用し、先端ネジ部7aの頭部側
隣接位置にネジ部外径より小径の係合細径部7bを形成
し、図示のように、シャックルボルト7を取り付けた状
態では前記先端ネジ部7aが反対側に突き抜け、前記係
合細径部7bが雌ネジ部4に支承されるようにすること
もできる。
【0019】また、前記係合細径部3b、7bは、ボル
ト長手軸方向に雌ネジ部4b、4の長さ相当範囲に亘っ
て凹段状に形成した例であるが、たとえば図4に示され
るように、シャックルボルト8の軸部8cと係合細径部
8bとを全く同径とし、先端に拡径の先端ネジ部8aを
形成したシャックルボルト8であってもよい。要は、先
端ネジ部3c、7a、8aと係合細径部3b、7b、8
bとの関係において、前記係合細径部3b、7b、8b
が前記先端ネジ部3c、7a、8aより小径とされ、荷
重負荷時に前記係合細径部3b、7b、8bが前記雌ネ
ジ孔4b、4の孔壁に接触して軸受され、先端ネジ部3
c、7a、8aと係合細径部3b、7b、8bとの境界
段差部Aがきっちりと雌ネジ孔4b、4の肩に掛かるよ
うになっておればよい。
【0020】なお、前記先端ネジ部3c、7a、8aお
よび雌ネジ孔4b、4のネジ形成態様としては、一般的
なネジ形状の他、図5に示されるように、取り付ける際
のボルト回転量を少なくするために、特に設計された大
ピッチのネジ形状9cとすることでもよい。
【0021】次に、本第2発明に係るシャックルを図6
および図7に示す。本第2発明例の場合には、略U字状
形状のシャックル本体2と、このシャックル本体2の端
部2B同士を連結するシャックルピン10とから構成さ
れるピン方式のシャックル例である。
【0022】同図に示されるシャックルピン10は、軸
10Aの先端部に抜けづらくするためにやや変則的断面
形状とした通抜部10aが形成されているとともに、こ
の通抜部10aの頭部側隣接位置にこの通抜部10aよ
り小径の係合細径部10cが形成されている。同図の通
抜部10aの断面形状は円形断面の側部に夫々突起10
b、10bを形成したものであるが、通抜部10aの断
面形状は任意である。
【0023】一方、シャックル本体2のピン孔11は、
前記通抜部10aが貫通できるように、通抜部10aと
同形状(厳密には通過できるように僅かに大きい)の通
孔形状とされている。
【0024】前記シャックルピン10をシャックル本体
2のピン孔11に差し込むと、前記通抜部10aはピン
孔11を貫通し、係合細径部10cがピン孔11に位置
し、支承されるようになっている。
【0025】したがって、吊荷をクレーン等で吊上げ、
ワイヤに張力が導入されると、図7に示されるように、
前記係合細径部10cは前記ピン孔11の孔壁に接触し
て軸受され、かつ通抜部10aと係合細径部10cとに
よって形成された境界段差部Aがきっちりとピン孔11
の肩に掛かるため、ワイヤの滑りによってシャックルピ
ン10が回転したとしても、シャックルピン10は単に
空転するのみで、使用中にシャックルピン10が抜け落
ちることが無い。
【0026】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、シ
ャックルによる結合作業が迅速かつ容易に行えるととも
に、ボルト等がワイヤとともに共回りしても一切抜け落
ちがないなどの利点を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明に係るシャックルの正面図である。
【図2】図1のII部拡大断面図である。
【図3】ボルト係合部の他例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図4】ボルト係合部の他例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】先端ネジ部のネジ形成例を示すシャックルボル
ト側面図である。
【図6】本第2発明に係るシャックルの要部斜視図であ
る。
【図7】シャックルピン係合部の要部拡大断面図であ
る。
【図8】従来のネジ込み方式によるシャックルの正面図
である。
【図9】従来のボルトナット方式によるシャックルの正
面図である。
【図10】従来のピン方式によるシャックルの正面図で
ある。
【図11】シャックルを用いた荷吊り状態図である。
【符号の説明】
1…シャックル、2…シャックル本体、3・7・8…シ
ャックルボルト、3b・7b・8b…係合細径部、3c
・7a・8a…先端ネジ部、4・4b…雌ネジ部、10
…シャックルピン、10a・11・12・13・14…
通抜部、10c…係合細径部、11…ピン孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略U字状形状のシャックル本体と、このシ
    ャックル本体の端部同士を連結するシャックルボルトと
    からなるシャックルであって、 前記シャックルボルトは、軸先端にネジ部が形成される
    とともに、このネジ部形成部位より頭部側隣接位置にネ
    ジ部外径より小径の係合細径部を有し、 前記シャックルボルトの取付け状態において、シャック
    ルボルトの前記ネジ部はシャックル本体の雌ネジ孔を貫
    通し、前記係合細径部が前記雌ネジ孔部に支承されるよ
    うにしたことを特徴とするシャックル。
  2. 【請求項2】略U字状形状のシャックル本体と、このシ
    ャックル本体の端部同士を連結するシャックルピンとか
    らなるシャックルであって、 前記シャックルピンは、軸先端に通抜部が形成されると
    ともに、この通抜部形成部位より頭部側隣接位置に通抜
    部外径より小径の係合細径部を有し、 前記シャックルピンの取付け状態において、シャックル
    ピンの前記通抜部はシャックル本体に形成された略同形
    状のピン孔を貫通し、前記係合細径部が前記ピン孔部に
    支承されるようにしたことを特徴とするシャックル。
JP20351796A 1996-08-01 1996-08-01 シャックル Pending JPH1047442A (ja)

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JP20351796A JPH1047442A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 シャックル

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JP20351796A JPH1047442A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 シャックル

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JP20351796A Pending JPH1047442A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 シャックル

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JP (1) JPH1047442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104136803A (zh) * 2011-12-12 2014-11-05 Ihc诺瑞克斯私人有限公司 钩环组件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104136803A (zh) * 2011-12-12 2014-11-05 Ihc诺瑞克斯私人有限公司 钩环组件

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