JPH1047205A - 流路開閉弁 - Google Patents

流路開閉弁

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Publication number
JPH1047205A
JPH1047205A JP19914196A JP19914196A JPH1047205A JP H1047205 A JPH1047205 A JP H1047205A JP 19914196 A JP19914196 A JP 19914196A JP 19914196 A JP19914196 A JP 19914196A JP H1047205 A JPH1047205 A JP H1047205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
flow path
valve housing
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19914196A
Other languages
English (en)
Inventor
Genichi Murakami
元一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP19914196A priority Critical patent/JPH1047205A/ja
Publication of JPH1047205A publication Critical patent/JPH1047205A/ja
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路開閉弁の自閉を防止しストロークを縮小
し応答性を向上する。 【解決手段】 弁ハウジング1の主壁部11に弁体2の
第1部分の中間部まで延伸する溝13と第1部分7より
も下まで延伸する溝14を形成する。溝13に合うよう
に配設された入口通路から加圧流体を導入する。電磁コ
イル17に通電しない時は、加圧流体は弁体2の第1部
分7の上面7aと隔壁5の下面5bの間の流路Aを経由
して流れ、この流路Aの圧力と、弁体2のシール面9a
と弁ハウジング1の弁座12の間の流路Cの圧力がバラ
ンスし、弁体2は閉弁方向に引き込まれず自閉しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流路の連
通、遮断を制御する流路開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧された流体を流路開閉弁を介してリ
リーフし、加圧流体の圧力を調整するものとして例えば
内燃機関用の燃料噴射ポンプがある。特開平5−263
730号公報によれば、弁体を上流側に付勢して開弁す
るとともにコイルへの通電によって下流側に引き込み閉
弁させるようにして燃料のリリーフ量を制御する流路開
閉弁(電磁スピル弁)が開示されている。この種の流路
開閉弁においては、弁体を上流側へ付勢して閉弁させる
ものとは異なり、過大な付勢力を必要とせず、これに伴
い、大きな駆動力を必要としないという利点がある。
【0003】ところが、上記のような流路開閉弁におい
ては弁体のストロークは小さい方が応答性を良くするこ
とができるが、弁体と弁ハウジングの弁座部との間隙を
小さくすると、これに伴い、この間隙を通過する燃料の
流速が大きくなり、間隙部の圧力が低下し、弁体に弁体
を弁座側に引き込もうとする力が作用し、弁が勝手に閉
じてしまう弁の自閉という問題があり、上記間隙を充分
に小さくすることが出来ず、応答性を充分に改善するこ
とができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、弁の自閉を防いで、弁と弁座の間隙を充分に小さく
した応答性の良い流路開閉弁を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、流体の流路を開閉する流路開閉弁であって、上流側
に入口流路が形成され下流側に出口流路が形成された弁
ハウジングと、前記弁ハウジングに受容され移動可能に
支持された弁体と、前記弁体を上流側に付勢して、前記
弁体に略下流側に向いて形成されたシール面を対向して
前記弁ハウジングに形成された弁座から離間せしめてシ
ール部に第1の間隙を形成せしめる第1付勢手段と、前
記弁体を選択的に前記第1付勢手段の付勢力に抗して下
流側に付勢して弁体のシール面と弁ハウジングの弁座を
密着せしめて前記入口通路と出口通路との連通を遮断す
る第2付勢手段と、前記入口流路から導入された流体を
弁体の上流側の面と該面に対向する弁ハウジングの壁面
の間に導く流路ガイドを具備し、前記第2付勢手段の非
作用時に、前記入口流路から導入された流体は、前記弁
体の上流側の面と対向する弁ハウジングの壁面の間と、
前記弁体のシール面と前記弁ハウジングの弁座の間を通
ってから出口流路から排出せしめられる流路開閉弁が提
供される。
【0006】この様に構成された流路開閉弁では弁体の
シール面と弁ハウジングの弁座の間を流れる流体によっ
て、弁体を弁ハウジングの弁座に引き込む力が作用する
が、同時に、弁体の上流側と対向する弁ハウジングの壁
面の間を流れる流体によって弁体を上流側に、すなわち
弁体を弁ハウジングの弁座から離そうとする力が作用
し、この作用方向の相反する力の相殺によって、弁の自
閉が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施の形態を説明する。図1は燃料噴射ポンプ内部に用い
られた本発明による流路開閉弁の断面図であって、流路
が開かれている状態を示している。そして、流路開閉弁
はプランジャ(図示されない)により加圧された燃料の
リリーフ量を調整して、いわゆるコモンレール(共通供
給路、図示されない)に送出する燃料量の制御をおこな
う。図1において、1は弁ハウジングで弁体2を受容す
る弁室3を形成している。4は図示されないプランジャ
の作動により流体を加圧するポンプ室である。弁室3と
ポンプ室4とは隔壁5で隔てられ、隔壁4に形成された
入口流路6により連通されている。
【0008】弁体2は第1部分7、第2部分8、第3部
分9、および、第4部分10から成る。そして第1部分
7の上面7aは隔壁5の下面5bに平行に形成されてお
り、また第3部分9の表面は弁ハウジング1に形成され
た弁座12に密接可能なシール面9aが形成されてい
る。隔壁5と弁ハウジング1の弁座12の間には主壁部
11が、弁体2の第1部分7の外周が摺接できる様に形
成されている。主壁11には溝13と14が形成されて
いる。
【0009】この内、溝13は入口通路6に合う位置に
おいて、弁室の上端面から下流側に向かって延伸し、弁
体が図示されるように開弁位置にある時に、下端が弁体
2の第1部分7の側方部分に来るようにされている。一
方、溝14は入口通路6に合わない位置において、同様
に弁室の上端面から下流側に向かって延伸するが、弁体
が図示されるように開弁位置にある時に、下端は弁体2
の第1部分7を超え第2部分8の側方部分に来るように
されている。また、弁座12の下流に連続して、弁体2
の第4部分10と略平行な、円筒状の下部壁面15が形
成されていて弁体2の第4部分10との間に出口流路1
6を形成している。
【0010】また、弁体2の第4部分10は、その下流
側端部は壁面15に摺接するまで拡径され、弁ハウジン
グ1内に配設された第2付勢手段としての電磁コイル1
7の磁力を受けるアーマチャ18とされている。アーマ
チャ18と壁面15は液密的にシールされていて、出口
流路16に達した燃料が漏出しないようにされている。
また、アーマチャ18の下端面には第1付勢手段として
のスプリング19が配設されていて、弁体2を常時、図
中上方、すなわち開弁方向に付勢しており、図示しない
位置決め手段により弁体2の上昇位置が制限されるよう
になっている。そして、電磁コイルに通電された時に
は、電磁力により弁体2は、前記スプリング19の付勢
力に打ち勝って図中下方、すなわち閉弁方向に引き込ま
れ、弁体2の第3部分のシール面8aと弁ハウジング1
の弁座12が密接せしめられる。
【0011】図1は電磁コイルに通電されていない状態
で加圧された燃料が入口流路6から導入され燃料が流れ
ている定常状態を示している。本発明は、この図に示さ
れるように、この状態で弁体2の第1部分7の上面7a
と隔壁5の下面5bが当接せず両者の間に流路Aが形成
されることを特徴とする。そして、ポンプ室4の加圧さ
れた燃料は入口流路6を通って、溝13のボリュームを
満たした後、上記の弁体2の第1部分7の上面7aと隔
壁5の下面5bの間に形成される流路Aを通って、溝1
4に達し、溝14を抜けた後は、弁ハウジング1の主壁
11と弁体2の第2部分8の間に形成される流路Bを、
通り、次に弁ハウジング1の弁座12と弁体2の第3部
分9のシール面9aの間に形成される流路Cを通って、
弁ハウジング12の下部壁面15と弁体2の第4部分の
間に形成されている出口流路16に達する。出口流路1
6に達した燃料はさらに、弁ハウジング1内に形成され
た、排出路20を経由して図示されない燃料タンクへ戻
る。上記の流れは図中矢印にて示される。
【0012】上記の様に、流路Aが形成されるのは、燃
料が流路Cの部分を通る時の圧力降下により弁体2を下
方に押し下げる力が作用するが、この力が、弁体2の第
1部分7の上面7aを燃料が通る時の圧力降下によって
発生する弁体2を上方に押し上げる力により相殺される
ためである。そして、その結果、弁体2が勝手に流路C
を閉じる自閉現象の発生が防止される。したがって、一
旦、燃料が流れはじめれば、その後は、自己調整的にバ
ランスを保つことができるのでスプリング19の付勢力
は燃料が導入された初期状態において流路Cが確保でき
る程度の強さであればよい。流路Aが形成される分、弁
体2は、下方に下がっているので、流路を遮断するため
に弁体2を移動せしめる量も小さくなり、応答性がよ
い。
【0013】一方、ポンプ室4には、図示されないコモ
ンレール(共通供給路)に燃料を導く供給路21が連通
されているが、この供給路21は圧力制御弁22を介し
てコモンレールに連通されており、上記のように、燃料
が流路開閉弁を介して排出路20から排出される場合は
ポンプ室内の燃料の圧力が上昇せず圧力制御弁22の開
弁圧に打ち勝つことができないのでコモンレールに燃料
は送出されない。
【0014】一方、図2に示される様に、電磁コイルに
通電すると、前述の通り、電磁力の作用により、弁体2
は強制的に押し下げられ、弁ハウジング1の弁座12と
弁体2の第3部分9のシール面9aは密着して流路が遮
断され、拡大された流路A、溝14を通り、流路Bに達
した燃料はその先に進むことができず、排出路20に達
することができない。したがって、この状態で、ポンプ
室4内の燃料が加圧され、前記供給路21に配設された
圧力制御弁22の設定圧を上回ると燃料は供給路21を
通ってコモンレールに送出される。
【0015】図3は弁ハウジング1と弁体2と隔壁5と
を分解して示した図である。図3に良く示されているよ
うに、隔壁5に設けられた入口流路6は弁体2の第1部
材7の外周よりも半径方向外側にあるが、これは入口流
路6を第1部材7の外周よりも半径方向内側に配設した
場合、弁体2が加圧された燃料の動圧で下に押し下げら
れるのを防止するためである。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項によれば、弁の自閉作用
が防止され、ストロークの小さい応答性の良い流路開閉
弁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の開弁時の状態を示す断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態の閉弁時の状態を示す断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態を分解図で示したものであ
る。
【符号の説明】
1…弁ハウジング 2…弁体 3…弁室 4…ポンプ室 5…隔壁 6…入口流路 12…弁座 16…出口流路 17…電磁コイル 19…スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路を開閉する流路開閉弁であっ
    て、 上流側に入口流路が形成され下流側に出口流路が形成さ
    れた弁ハウジングと、 前記弁ハウジングに受容され移動可能に支持された弁体
    と、 前記弁体を上流側に付勢して、前記弁体に略下流側に向
    いて形成されたシール面を対向して前記弁ハウジングに
    形成された弁座から離間せしめてシール部に第1の間隙
    を形成せしめる第1付勢手段と、 前記弁体を選択的に前記第1付勢手段の付勢力に抗して
    下流側に付勢して弁体のシール面と弁ハウジングの弁座
    を密着せしめて前記入口通路と出口通路との連通を遮断
    する第2付勢手段と、 前記入口流路から導入された流体を弁体の上流側の面と
    該面に対向する弁ハウジングの壁面の間に導く流路ガイ
    ドを具備し、 前記第2付勢手段の非作用時に、前記入口流路から導入
    された流体は、前記弁体の上流側の面と対向する弁ハウ
    ジングの壁面の間と、前記弁体のシール面と前記弁ハウ
    ジングの弁座の間を通ってから出口流路から排出せしめ
    られることを特徴とする流路開閉弁。
JP19914196A 1996-07-29 1996-07-29 流路開閉弁 Pending JPH1047205A (ja)

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JP19914196A JPH1047205A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 流路開閉弁

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