JPH1046776A - 手摺り - Google Patents

手摺り

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JPH1046776A
JPH1046776A JP20495896A JP20495896A JPH1046776A JP H1046776 A JPH1046776 A JP H1046776A JP 20495896 A JP20495896 A JP 20495896A JP 20495896 A JP20495896 A JP 20495896A JP H1046776 A JPH1046776 A JP H1046776A
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JP
Japan
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handrail
wall
bracket
slidable
distance
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JP20495896A
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English (en)
Inventor
Masae Maruyama
正栄 丸山
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HOOMETSUKUSU KK
Original Assignee
HOOMETSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手摺りの高さ及び壁からの手摺りの距離を調節
可能にする。 【解決手段】壁(11)の凹部(12)に嵌め込まれた第一部材
(10)の内部には第二部材(14)が摺動自在に嵌合してい
る。第二部材(14)の先端には鉛直方向に延びる第三部材
(16)が取り付けられており、第三部材(16)の内部には第
四部材(17)が摺動自在に嵌合している。第四部材(17)の
上端には手摺り受け(18)を介して手摺り用バー(19)が取
り付けられている。第二部材(14)を第一部材(10)に対し
て水平方向に摺動させた後、ボルト(15)を締め付けるこ
とにより、手摺り用バー(19)の壁(11)からの距離を自在
に調節できる。また、第四部材(17)を第三部材(16)に対
して鉛直方向に摺動させた後、ボルト(20)を締め付ける
ことにより、手摺り用バー(19)の高さを自在に調節する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段や廊下の壁に取
り付けられている手摺りの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1及び図2に従来の手摺りの構造の一
例を示す。この手摺り構造は、壁1にボルト2で固定さ
れたプレート3と、プレート3に一端を固定され、プレ
ート3から上方に延びるL字形ブラケット4と、L字形
ブラケット4の他端に取り付けられた半円形の手摺り受
け5と、手摺り受け5の上に固定されている手摺り用バ
ー6とからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的には、廊下や階
段に取り付けられる手摺りは人間の平均身長に合わせて
取り付けられている。しかしながら、一般住宅などにお
いて、その住宅の住人が変わり、従って、住人の身長が
変わったような場合にも、手摺りの高さが変わらないま
まであると、手摺りの高さが高すぎたり、あるいは、低
すぎたりすることがあり、極めて利便性に欠けることが
ある。
【0004】また、手摺りの壁からの距離も、その住宅
の住人の好みによっては、壁に近すぎたり、あるいは、
壁から離れすぎたりしていることがある。特に、廊下を
広く使用したいような場合には、手摺りと壁との間の距
離が大きすぎると、手摺りが廊下の幅を短くすることに
なるので、利便性に欠ける。
【0005】図1及び図2に示した従来の手摺り構造に
おいては、手摺り用バーを一旦取り付けると、手摺り用
バーの位置は固定される。このため、手摺り用バーの高
さや壁からの距離を変えるためには、L字形ブラケット
4を適当なものに交換することが必要であった。
【0006】しかしながら、L字形ブラケット4そのも
のを交換するためには、ボルト2を外し、プレート3を
取り外すこと、すなわち、手摺り全体を取り外すことが
必要であり、極めて煩雑な作業を行わなければならなか
った。
【0007】本発明はこのような従来の手摺り構造の有
する問題点に鑑みてなされたものであり、壁に一旦取り
付けた手摺りを取り外し、さらに、部品の交換を伴うこ
となく、手摺りの高さあるいは手摺りの壁からの距離を
自在に調節することができる手摺り構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る手摺り構造は、壁に固定された第一部
材と、前記第一部材に対して水平方向に摺動可能な第二
部材と、前記第二部材の先端に取り付けられた第三部材
と、前記第三部材に対して鉛直方向に摺動可能な第四部
材と、前記第四部材の上端に取り付けられた手摺り用バ
ーと、前記第二部材を前記第一部材に対して固定する第
一固定手段と、前記第四部材を前記第三部材に対して固
定する第二固定手段とを有する。
【0009】上述の手摺り構造において、例えば、第一
部材は水平方向に延びる開口部を有しており、第二部材
は第一部材の開口部の内部を摺動可能であるように構成
することができ、さらに、第三部材は鉛直方向に延びる
開口部を有し、第四部材は第三部材の開口部の内部を摺
動可能であるように構成することができる。
【0010】第一部材は壁に固定されており、第二部材
はその第一部材に対して水平方向に摺動可能である。従
って、第三及び第四部材を介して第二部材に取り付けら
れている手摺り用バーの壁からの距離を自在に変更する
ことができる。手摺り用バーの所望の位置を決定した
後、第一固定手段により、第二部材を第一部材に対して
固定すれば、手摺り用バーの壁からの距離を所望の距離
に固定させることができる。
【0011】ここで、第一固定手段としては、例えば、
ボルトその他のネジ類を用いることができる。あるい
は、第一部材及び第二部材の外周に所定の間隔で孔を設
けておき、ピンを双方の部材の孔に通すことにより、第
二部材を第一部材に対して固定することもできる。
【0012】第一乃至第四部材の形状は、第二部材が第
一部材に対して摺動可能であり、かつ、第四部材が第三
部材に対して摺動可能である限り、どのような形状であ
ってもよい。例えば、第二及び第四部材は、プレート形
状、四角柱や三角柱などの多角形断面を有する柱形状、
円筒形状など任意の形状をとり得る。このような形状を
有する第二及び第四部材に対応して第一及び第三部材が
第二及び第四部材を摺動可能に支持するものであればよ
い。ただし、製造コスト及び組立効率の観点からは、第
二及び第四部材が円筒状部材(中実又は中空の何れでも
よい)、第一及び第三部材が中空の円筒状部材であるこ
とが好ましい。
【0013】前述の第一部材を壁を起点として壁から外
側に向かって突出するように形成した場合、第二部材は
当然に壁を起点として壁から外側に向かってのみ摺動可
能である。一方、壁に凹部又は孔を設け、第二部材がこ
の凹部又は孔の内部にまで進入可能であるように、第一
部材を形成することも可能である。このような凹部又は
孔を設けることにより、凹部又は孔を設けない場合に比
べて、手摺り用バーの壁からの距離を大きくすることな
く、第二部材の摺動のストロークを長くすることが可能
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図3及び図4に本発明に係る手摺
り構造の一実施形態を示す。本実施形態に係る手摺り構
造における第一部材としての第一ブラケット10は中空
の円筒部材10aと、円筒部材10aのほぼ中央のの位
置に形成されたほぼ楕円形のフランジ部材10bとから
なっている。
【0015】壁11には、第一ブラケット10の円筒部
材10aが嵌合し得る円形断面を有し、かつ、水平方向
に延びる凹部12が形成されており、フランジ部材10
bが壁11に接するようにして円筒部材10aのほぼ半
分が凹部12の中に嵌め込まれている。
【0016】フランジ部材10bには上下に2個の貫通
孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔を介して
ボルト13を壁11にねじ込むことにより、第一ブラケ
ット10は壁11に固定されている。
【0017】第二部材としての水平パイプ部材14は第
一ブラケット10の円筒部材10aに嵌合し得る外径を
有する円筒形の中空部材であり、円筒部材10aの内部
において水平方向に摺動自在に嵌め込まれている。
【0018】第一ブラケット10の円筒部材10aの外
周には、鉛直線上に2個のネジ孔(符号なし)が設けら
れており、これら2個のネジ孔にはそれぞれボルト15
が組み入れられている。水平パイプ部材14を所望の位
置まで摺動させた後、これら2個のボルト15を締め付
けることにより、第二部材としての水平パイプ部材14
を第一部材としての第一ブラケット10に対して所望の
位置に固定することができる。
【0019】水平パイプ部材14の先端には第三部材と
しての第二ブラケット16が鉛直方向に取り付けられて
いる。第二ブラケット16は中空の円筒状部材からなっ
ている。
【0020】第四部材としての鉛直パイプ部材17は第
二ブラケット16に嵌合し得る外径を有する円筒形の中
空部材であり、第二ブラケット16の内部に摺動自在に
嵌め込まれている。
【0021】鉛直パイプ部材17の上端には、半円形の
手摺り受け部材18が取り付けられてりお、手摺り受け
部材18上には円形断面の手摺り用バー19がネジその
他の固定手段により手摺り受け部材18に固定されてい
る。
【0022】第二ブラケット16の外壁には、水平パイ
プ部材14を挟んで上下に1個ずつのネジ孔(符号な
し)が設けられており、これら2個のネジ孔にはそれぞ
れボルト20が組み入れられている。鉛直パイプ部材1
7を第二ブラケット16の内部で上又は下方向に所望の
位置まで摺動させた後、これら2個のボルト20を締め
付けることにより、第四部材としての鉛直パイプ部材1
7を第三部材としての第二ブラケット16に対して所望
の位置に固定することができる。
【0023】以上のような構造を有する本実施形態に係
る手摺り構造は次のような機能を奏する。手摺り用バー
19の壁11からの距離を調節する場合には、2個のボ
ルト15をゆるめ、水平パイプ部材14を第一ブラケッ
ト10に対して水平方向に摺動させる。水平パイプ部材
14が所望の位置に達したときにボルト15を締め付
け、水平パイプ部材14をその位置に固定する。
【0024】また、手摺り用バー19の高さを調整する
場合には、2個のボルト20をゆるめ、鉛直パイプ部材
17を第二ブラケット16に対して上下方向に摺動させ
る。鉛直パイプ部材17が所望の位置に達したときに、
ボルト20を締め付けることにより、鉛直パイプ部材1
7をその位置に固定する。
【0025】このように、本実施形態に係る手摺り構造
によれば、従来の手摺り構造のようにL字形ブラケット
を交換するような作業を伴うことなく、手摺り用バー1
9の壁11からの距離及び手摺り用バー19の高さを自
在に調節することが可能である。
【0026】上述の実施形態に係る手摺り構造は以上の
ような構成に限定されるものではなく、種々の変更が可
能である。例えば、本実施形態においては、第一乃至第
四部材としての第一ブラケット10、水平パイプ部材1
4、第二ブラケット16及び鉛直パイプ部材17は何れ
も中空の円筒部材からなるものとしているが、第一乃至
第四部材を円筒部材以外の形状を有する部材から構成す
ることも可能である。例えば、第二部材としての水平パ
イプ部材14及び第四部材としての鉛直パイプ部材17
をプレート形状又は四角柱、三角柱などの多角形断面を
有する柱形状とすることも可能である。その場合には、
第一部材又は第三部材が、そのような形状の第二部材又
は第四部材を内部に嵌合し得るような開口部を有するよ
うに構成すればよい。
【0027】また、第二部材(水平パイプ部材14)を
第一部材(第一ブラケット10)に固定する第一固定手
段及び第四(鉛直パイプ部材17)部材を第三部材(第
二ブラケット16)に固定する第二固定手段は上述の実
施形態においては何れもボルト15,20として形成さ
れているが、他の形態をとることも可能である。例え
ば、第一部材及び第二部材の双方の外壁に所定間隔で孔
を設け、双方の部材の孔を合わせた状態でそれらの孔に
ピンを挿入することにより、第二部材を第一部材に固定
することも可能である。
【0028】上述の実施形態においては、壁11に凹部
12が形成され、第二部材(水平パイプ部材14)は凹
部12の中に進入可能であるように構成されているが、
凹部12を設けることは必ずしも必要ではない。凹部1
2を設けずに、第二部材(水平パイプ部材14)が壁1
1を起点として壁11から外側に向かって第一部材(第
一ブラケット10)の内部を摺動可能であるようにして
もよい。ただし、凹部12を設けることにより、凹部1
2を設けない場合と比較して、手摺り用バー19を壁1
1からより遠くに離すことなく、第二部材のより長いス
トロークを確保することが可能になる。
【0029】図3に示すように、本実施形態において
は、第一乃至第四部材並びに第一及び第二固定手段から
なる手摺り構造が手摺り用バー19の両端に一組ずつ設
けられているが、手摺り構造の数は任意に設定すること
ができる。
【0030】また、図3に示すような両端に手摺り構造
が設けられているような手摺り用バー19を連続して配
置することにより、各手摺り用バー19ごとに高さある
いは壁11からの距離が異なるようにすることが可能で
あり、壁11に凹凸がある場合や廊下の幅が変化するよ
うな場合などに対応して自在に手摺り用バーを配置する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に係る発明によ
り、手摺りを壁から取り外し、さらに、部品を交換する
ことなく、手摺りの高さ及び壁からの手摺りの距離を自
在に調節することができる。
【0032】請求項3に係る発明により、手摺り用バー
の壁からの距離を大きくすることなく、第二部材のスト
ロークをより長くすることができる。中空の円筒状部材
は容易に入手できる汎用品であるので、請求項4に係る
発明により、本手摺り構造の製造コスト上昇を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の手摺り構造の斜視図である。
【図2】図1に示した従来の手摺り構造のA−A線にお
ける断面図である。
【図3】本発明に係る手摺り構造の一実施形態の斜視図
である。
【図4】図3に示した手摺り構造のA−A線における断
面図である。
【符号の説明】
1 壁 2 ボルト 3 プレート 4 L字形ブラケット 5 手摺り受け 6 手摺り用バー 10 第一ブラケット10 10a 円筒部材10 10b フランジ部材 11 壁 12 凹部 13 ボルト 14 水平パイプ部材 15 ボルト 16 第二ブラケット 17 鉛直パイプ部材 18 手摺り受け部材 19 手摺り用バー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に固定された第一部材と、 前記第一部材に対して水平方向に摺動可能な第二部材
    と、 前記第二部材の先端に取り付けられた第三部材と、 前記第三部材に対して鉛直方向に摺動可能な第四部材
    と、 前記第四部材の上端に取り付けられた手摺り用バーと、 前記第二部材を前記第一部材に対して固定する第一固定
    手段と、 前記第四部材を前記第三部材に対して固定する第二固定
    手段とを有する手摺り構造。
  2. 【請求項2】 前記第一部材は水平方向に延びる開口部
    を有し、前記第二部材は前記第一部材の開口部の内部を
    摺動可能であり、 前記第三部材は鉛直方向に延びる開口部を有し、前記第
    四部材は前記第三部材の開口部の内部を摺動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の手摺り構造。
  3. 【請求項3】 前記壁には凹部が設けられており、前記
    第二部材は前記凹部の中にまで進入可能であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の手摺り構造。
  4. 【請求項4】 前記第一部材及び前記第三部材は中空の
    円筒状部材であることを特徴とする請求項2又は3に記
    載の手摺り構造。
JP20495896A 1996-08-02 1996-08-02 手摺り Pending JPH1046776A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022671A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかご室手摺装置
AT10701U3 (de) * 2009-04-16 2010-05-15 Metallbau Gmbh Befestigungssystem für handlauf
JP2013185348A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Panasonic Corp 手摺ブラケット
CN104533102A (zh) * 2014-12-03 2015-04-22 中建八局第一建设有限公司 一种楼梯临时防护栏杆
JP2021088852A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 積水化学工業株式会社 壁用取付金具及び建材取付構造

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