JPH104637A - 充放電制御回路と充電式電源装置 - Google Patents

充放電制御回路と充電式電源装置

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JPH104637A
JPH104637A JP8154578A JP15457896A JPH104637A JP H104637 A JPH104637 A JP H104637A JP 8154578 A JP8154578 A JP 8154578A JP 15457896 A JP15457896 A JP 15457896A JP H104637 A JPH104637 A JP H104637A
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    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • H02J7/007182Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電制御回路及びその回路を用いた充電式
電源装置の信頼性、安全性をたかめるとともに、性能の
向上を図る。 【解決手段】 充放電制御回路102において、二次電
池101が充電され、充電から保護された状態である時
に負荷109が接続された時には、充電から保護する状
態を解除してスイッチ回路103をONにし、放電が有
効におこなわれるような回路構成にするとともに、前記
状態からでも過大な電流が二次電池101から消費され
てスイッチ回路103に過大な電流が流れる状態にいた
ると二次電池101からの放電を抑制するように制御で
きる回路構成としてFETの破壊を避けられる様にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチ回路を
オン、オフさせることにより二次電池の充放電をコント
ロールすることができる充放電制御回路とその回路を利
用した充電式電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二次電池からなる充電式電源装置
としては、図2に回路ブロック図を示すような電源装置
が知られていた。例えば、特開平4−75430号「充
電式の電源装置」にこのような構造が開示されている。
即ち外部端子である−VO端子105又は+VO端子1
04にスイッチ回路103を介して二次電池101が接
続されている。さらに、二次電池101に並列に充放電
制御回路102が接続されている。この充放電制御回路
102は、二次電池101の電圧を検出する機能を備え
ている。二次電池101が過充電状態(電池が所定の電
圧値より高い状態。以降、この状態を過充電保護状態と
呼ぶ)、または過放電状態(電池が所定の電圧値より低
い状態。以降、この状態を過放電保護状態と呼ぶ)のい
ずれかの場合は、スイッチ回路103がOFFするよう
に充放電制御回路102から信号が出力される。+VO
端子104がある電圧に達した時に放電をSTOPする
ことで、スイッチ回路103に流れる電流を制限するこ
とが可能である。すなわち、過大な電流が流れた時に放
電を停止(過電流制御)することができる。以降、この
状態の事を過電流保護状態と呼ぶ。+VO端子104と
−VO端子105の間には二次電池101を充電する充
電器108または二次電池101のエネルギを使用する
負荷109が接続される。
【0003】従来の二次電池からなる充電式電源装置の
別の例としては、図3に回路ブロック図に示すような電
源装置も知られている。この回路は、図2に示されてい
たスイッチ回路103が二次電池の負極111と直列に
接続されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に構成された充放電制御回路では、過充電保護状態に負
荷を接続する時に、次のような欠点がある。一般的にス
イッチ回路103は、2個のFET(Field Ef
fect Transistor)が使用される。この
スイッチ回路を使用した、他の実施例として図4の回路
ブロック図に示されるような電源装置も知られている。
図4の実施例において、スイッチ回路103は2個のF
ET−A 112およびFET−B 113で構成されて
いる。
【0005】過放電状態ではFET−A 112をOF
Fするように働き、過充電状態ではFET−B 113
をOFFする様にはたらく。そのため、スイッチ回路制
御用の信号線は107Aと107Bの二つに分けられて
いる。また、過電流状態でもFET−A 112をOF
Fするように働く。
【0006】この様な回路で図5に示されたように電池
が過充電状態のときに負荷が接続されると、FET−B
113がOFFであるので放電電流はFET−Bの寄
生ダイオードを介して流れる。このために、負荷で消費
する電流が小さくても−VO端子105の電圧は、寄生
ダイオードの順方向電圧Vfだけ必ず上昇してしまう。
FET−Bに存在する寄生ダイオードVfの代表的な値
は約0.6Vであるため、−VO端子105の電圧は、
過電流検出電圧よりも大きくなる。過電流検出電圧がV
fよりも低い場合には、過充電状態で負荷を接続すると
過充電状態かつ過電流状態となってしまうために、FE
T−A 112とFET−B 113の両方がOFFして
しまい、充電は停止されるものの負荷への放電も中断さ
れてしまう。これは電池電圧が過充電状態であり、かな
り高い電圧を保持していながら、負荷が接続された直後
に放電が不可能になることを示す。充電した後には放電
が不可能であるために、二次電池の機能はまったくはた
せなくなってしまう。
【0007】過電流検出電圧を高く設定すると、FET
に流れる電流が高くなってしまい、過電流保護の機能を
はたせなくなる。そこで、本発明の充放電制御回路及び
充電式電源装置は、過充電保護状態で負荷が接続された
ときには、速やかに過充電保護状態を解除して速やかに
放電を開始することができ、スイッチ回路による損失を
少なくして放電を有効に行う事もでき、かつ、負荷が接
続されて負荷電流が異常なときには、放電を停止させる
様な信頼性が高く安全で、かつ高性能な充放電制御回路
を得ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、充放電制御回路およびそれを用いた充電
式電源装置において、二次電池が充電された過充電保護
状態である時に負荷が接続された時には、過充電状態を
解除してスイッチ回路をONにし、放電が有効におこな
われるような回路構成にすることで、その状態からでも
過大な電流が二次電池から消費されて、スイッチ回路に
過大な電流が流れる過電流状態にいたると二次電池から
負荷への放電が停止できる回路構成としてFETの破壊
を避けられる様にした。
【0009】上記のように構成された充放電制御回路お
よびそれを用いた充電式電源装置においては、過充電検
出後に負荷が接続された時にもスイッチ回路での損失が
ないため、二次電池の寿命を長くできるために高性能な
二次電池が得られるとともに、異常な電流が発生した時
には、放電をすみやかに停止することが出来るためスイ
ッチ回路、二次電池等の破壊を防ぐようように動作して
機器全体の信頼性を高め、安全性も向上することとな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図に基づいて説明する。図1は、本発明の充放電制御回
路の回路ブロック図を含む充電式電源装置の回路ブロッ
ク図である。−VO端子105にスイッチ回路103を
介して二次電池101が接続されている。スイッチ回路
103は2個のN−ch FETで構成されている。二
次電池101の電圧は充放電制御回路102により検出
されている。充放電制御回路102は、過充電検出コン
パレータ119、過放電検出コンパレータ118、過電
流検出コンパレータ117、基準電圧回路A 116、
基準電圧回路B 114、電圧分割回路A 120、電圧
分割回路B 121、出力制御ロジック回路124等で
構成されている。充放電制御回路102は信号線107
A、107Bでスイッチ回路103と接続されており、
前記スイッチ回路103のON/OFF信号が送出され
る。二次電池101へ充電を行うための充電器108や
二次電池で駆動出来る機器(二次電池から見て負荷)
は、+VO端子104と−VO端子105の間に接続さ
れる。図1では−VO端子105にFET−A 112
とFET−B 113が直列に接続されているが、+V
O端子104にFET−A 112とFET−B 113
を接続するようにしても良い。
【0011】過充電検出コンパレータ119、過放電検
出コンパレータ118は、二次電池101の電圧と基準
電圧A 116の電圧を比較する機能を備えている。そ
れぞれのコンパレータの出力に従い、出力制御ロジック
回路124が端子125A、125Bに信号を送出する
ので、それぞれの状態に従い各FETのゲート電圧が変
化して二次電池への充電および放電がオン、オフできる
様になる。例えば、過充電状態になると、過充電検出コ
ンパレータ119のプラス入力電端子電圧が基準電圧A
116よりも高くなり、前記コンパレータの出力がL
owからHighに反転する。この反転した出力信号が
出力制御ロジック回路124に入力されると、出力制御
ロジック回路124は信号線107BをHigtからL
owにするので、スイッチ回路103のFET−B 1
13のゲート電圧がHighからLowに変化し、FE
T−BはOFFとなる。これにより、充電電流は二次電
池101に流れなくなり、充電は停止される。
【0012】過電流検出コンパレータ117は、−VO
端子105と基準電圧B 114の電圧を比較してお
り、それぞれの状態に従った信号を出力して出力制御ロ
ジック回路124に入力されている。出力制御ロジック
回路124は過電流保護状態の時には、放電をストップ
させる様にFET−A 112に信号を送出する。
【0013】本実施の形態に示した構成例の有効性を説
明するために、まずはスイッチ回路にFETを使用した
ときの、各保護状態の動作について説明していく。図6
には、スイッチ回路にFETを使用したときの過充放電
保護状態を示す。過充電状態ではFET−A 112が
ON、FET−B 113がOFFとなる。この時充電
器108が接続されると、−VO端子105の電圧が二
次電池の負極端子111よりも低くなるので、二次電池
101に充電されないようになる。しかし、過充電時に
負荷が接続された時には、−VO端子105の電圧が二
次電池の負極111よりも高くなるので、FET−B
113の寄生ダイオードを介して、二次電池101から
負荷に電流が流れることになる。すなわち、過充電検出
後の過充電保護状態では充電を不可能にしながらも放電
は可能である。
【0014】過放電保護状態、過電流保護状態ではその
逆となる。これを図7に示した。FET−B 113が
ON、FET−A 112がOFFとなり、二次電池1
01から負荷109への放電は行われなくなる。しか
し、充電器108が接続された場合には、二次電池の負
極111よりも、−VO端子105の電圧が低くなるの
でFET−A 112の寄生ダイオードを介して充電電
流が二次電池101に流れることになる。すなわち、過
放電検出後は放電を不可能にしながらも充電は可能であ
る。
【0015】1個のFETでこれに変わるスイッチを実
現することも可能であるが、そのためにはFETのゲー
ト電位とともに基板電位も変える必要がある。そうしな
ければ、FETのソース電位がドレイン電位よりも高く
なる状況が出来るため、ここまで説明したような充放電
の制御は不可能である。現在では、2個のFETで制御
されるのが一般的である。
【0016】2個のFETでスイッチ回路103を構成
しても負荷に異常(外部端子のショートなど)が起こ
り、過剰な電流を消費してしまう様な過電流状態となっ
た時に、スイッチ回路に流れる電流の検出が可能であ
る。図8に示した様に、直列に接続されたFET−A
112とFET−B 113はFET抵抗を有するた
め、各FETに電流が流れた場合には、各FETの抵抗
値は小さいながらも有限であるために、この部分で電圧
降下がおきる。充放電制御回路102は図3よりも詳細
に記述されている。これは、本実施例を説明するために
従来例から考察した回路である。この制御回路を利用し
て二次電池101から負荷109に電流を供給した場合
には、二次電圧の負極電圧111よりも、−VO端子1
05の電圧が高くなる。この電圧降下をコンパレータ1
17がモニターしており、基準電圧B 114の電圧と
比較している。
【0017】逆に充電器108から二次電池101に電
流を供給した場合には、二次電圧の負極電圧111の電
圧よりも、−VO端子105の電圧が低くなる。仮に、
基準電圧回路B 114の電圧値をVref2[V]、F
ET−B 113のON抵抗をRfet[Ω]として、F
ET−AのON抵抗もFET−Bと同じであり、それら
のFETに流れる電流をI[A]とすれば、 I[A] >= (Vref2[V]/2/Rfet[Ω]) ・・・(1) が過電流検出の条件となる。この式が成り立つ時、コン
パレータ117の出力がLowからHighとなり、こ
の信号を受けた出力ロジック回路124はFET−A
112をOFFするように働く。
【0018】このように、2個のFETでスイッチ回路
103を構成した場合でも、過電流状態でスイッチ回路
103をOFFすることで+VO端子104、−VO端
子105に接続されている負荷へのエネルギー供給をス
トップすることができる。FETの絶対最大定格や抵抗
値を考慮すると、I=4A、Rfet=50mΩが代表
的な値である。これを(1)式に代入するとVref2
=0.4Vとなる。つまり、過電流検出端子106の電
圧が0.4V以上であれば過電流状態とみなされ、FE
T−A 112をOFFする。
【0019】しかしながら課題の項で述べた様に、この
過電流検出機能がある為に、過充電状態で負荷を接続す
ると過充電状態かつ過電流状態となってしまうために、
FET−A 112とFET−B 113の両方がOFF
してしまい、充電は停止されるものの負荷への放電も中
断されてしまう。
【0020】そこで、この状態を回避して放電を可能に
する方法として、図9のような回路が考えられる。図9
に示した様に過充電保護状態で、かつ負荷109が接続
された(即ち、過電流)でもFET−A 112をOF
Fしない様なロジック回路126が付加されている。こ
のロジック回路は過充電保護状態で、かつ過電流が検出
されたときには、過電流検出機能を停止する。過充電保
護状態で負荷が接続されて過電流検出端子115が電圧
Vf以上になってもFET−A 112をOFFしない
ので、FET−B 113の寄生ダイオードを介して放
電電流は流れ続けることになる。
【0021】しかし、図9の回路でもいぜん問題が残
る。ここでは、図10の電圧波形を用いて説明する。過
充電検出時にFET−B 113がOFFする電圧を過
充電検出電圧=Vcdet+とする。二次電池が充電さ
れているときには、電池電圧がこのVcdet+になる
とFET−B 113がOFFとなり充電が停止され二
次電池に供給される充電電流は停止する。二次電池は内
部にインピーダンスを持っているために充電電流が停止
されたことで電池電圧は下降する。このため、一つの過
充電検出電圧(Vcdet+)だけでFET−B 11
3のON/OFFを判定していると問題が発生する。F
ET−B 113をOFFにして充電を停止した時に二
次電池の電池電圧が下がりVcdet+以下となるた
め、FET−B 113は再度、ONしてしまう。この
後は、また充電が始まり二次電池101の電圧が上昇
し,同じ現象が繰り返されるので、過充電制御端子12
5−Bの電圧は発振してしまう。発振をおこすと、正常
な電圧での充電制御は行われなくなり、充放電制御回路
はその役目をはたさなくなる。
【0022】この発振を防止するために過充電検出電圧
には、ヒステリシスを持たせることが必要である。これ
を図11に示した。ヒステリシスとは、電圧が上昇して
検出電圧を越えた際には、検出電圧が下がるような特性
を示すものである。すなわち、電圧上昇時の検出電圧と
該検出電圧を越えた後に下降する時の検出電圧が異なる
回路となる。電圧が上昇する時の検出電圧と下降する時
の検出電圧差をヒステリシス電圧と呼ぶ。図11に示さ
れた様に、過充電検出電圧からヒステリシス電圧だけ下
がった電圧を過充電解除電圧(Vcdet−)とする。
最初の過充電検出後に検出電圧はVcdet−となるた
めに、電池電圧が下がってもFETは再度OFFとなら
ないので発振は起こらなくなる。すなわち、二次電池の
充放電制御回路においてヒステリシスは必須の機能であ
る。
【0023】以上説明した様に充放電制御回路にはヒス
テリシス機能があるため、過充電保護状態から負荷を接
続した時には、図9の実施例では問題がある。図12に
は図9の実施例における、端子125−Bの端子電圧波
形と端子115の電圧波形を示している。過充電検出後
に負荷が接続されたときには、FET−B 113の寄
生ダイオードを介して電流が流れるので、端子115の
電圧はVf電圧以上になる。この電圧が過電流検出電圧
(基準電圧B 114)以上であっても、過電流を停止
する回路構成としているので電池電圧が過充電解除電圧
(Vcdet−)に下がるまでにはどんなに負荷電流が
流れても放電は停止できない。特に二次電池の内部イン
ピーダンスが低くて、過充電解除電圧(Vcdet−)
が低い様な環境では必要以上の負荷電流が流れて(すな
わち、−VO端子105の電圧がかなり上昇して)も放
電は停止出来なくなってしまう。
【0024】以上説明した様に、この期間は過大な電流
が流れても放電が停止されないので、FETにも異常な
電流が流れ続けて熱破壊に至ってしまう。FETの様な
部品が熱破壊を起こすとこれを変更をしない限り、正常
な充放電制御はできない。そればかりでなく最悪の場合
には外部端子のショート等によりFET、二次電池、あ
るいは実装基板等が発火してしまう可能性もある。
【0025】また、FETが破壊しないとしても、二次
電池の電池電圧が過充電解除電圧(Vcdetc−)に
下がるまでにはFET−B 113の寄生ダイオードを
介して負荷電流が流れるために、この部分で損失が生じ
る。この損失により、二次電池の寿命は短くなる。さら
に、負荷に流れる電流が前記寄生ダイオードで制限され
るので、機器を過充電保護状態の二次電池に接続した時
には負荷電流が制限される。この様に負荷電流が制限さ
れた環境では、機器の起動に時間がかかったり、起動が
かからなかったりする問題も発生する。
【0026】今までの説明は、図3に対応する回路で説
明してきたが、図2の回路でもここまで説明した内容は
まったく同じである。すなわち、スイッチ回路103を
Pch−FETを2個で構成して、充放電制御回路を前
記Pch−FETのON/OFFが制御出来る回路に変
更すれば動作はまったく同じになる。
【0027】図1の回路では、この問題がすべて解決さ
れている。前述したように過充電検出コンパレータ11
9の出力がLowからHighに反転するときには、ヒ
ステリシス回路A 122が動作(トランジスタがO
N)する。本実施例では、電圧分割回路A 120にこ
の回路が接続されている。この回路について説明してい
く。この時、基準電圧A 116の電圧はVref1と
しており、電圧分割回路A 120は4本の抵抗が直列
に接続されているとする。抵抗はそれぞれ、図1に示さ
れた様にR1〜R4として、各々抵抗値はr1〜r4と
する。最初の状態では二次電池101の電圧が低く、過
充電検出コンパレータ119の出力がLowであり、ヒ
ステリシス回路A 122はOFF(トランジスタがO
FF)、ヒステリシス回路C 127はON(トランジ
スタがON)している。この状態から過充電が検出され
る電圧(Vcdet+)は以下の式であらわされる。
【0028】 (r1+r2+r3)/r1 × Vref1 ・・・・(2) 一度過充電検出コンパレータ119の出力がHighに
なると、ヒステリシス回路A 122がON(トランジ
スタがON)になるので抵抗R2は短絡された回路と等
価になる。この時ヒステリシス回路C 127はON
(トランジスタがON)とする。検出電圧(Vcdet
−)は次の式であらわされる。
【0029】 (r1+r3)/r1 × Vref1 ・・・(3) (2)、(3)式で表わされた様に、Vcdet+ >
Vcdet− であり、一度検出が起こると、再度過充
電検出コンパレータ119の出力電圧がHighになる
電圧は低く設定される。このために、過充電検出時に充
電電流が停止して、内部インピーダンスの影響で二次電
池の電圧が低下しても、発振現象は起こらない。ヒステ
リシス電圧を設定する回路は、本実施例だけではなく様
々な方法があるが、どれを用いても本発明と同様な充放
電制御回路が構成できる。
【0030】過充電状態になった場合、充放電制御回路
102はスイッチ回路103をOFFするように働く。
スイッチ回路103は、2個のFETで構成されてお
り、この図ではNch−FETが使用されている。過充
電検出時にはFET−B 113がOFFするため、充
電は禁止されるが、負荷が接続された時にはFET−B
113の寄生ダイオードを介して放電電流は流れること
になる。つまり、過充電保護状態で負荷を+VO端子1
04と−VO端子105の間に接続すると二次電池10
1から負荷へ電流が供給される。
【0031】次に過放電検出時の動作を説明する。基本
的には、過充電検出と同じである。二次電池101から
負荷109への放電が続き、二次電池101の電圧が過
放電検出電圧以下になると、過放電検出コンパレータ1
18のプラス入力端子電圧が基準電圧A 116よりも
低くなり、前記コンパレータ118の出力がHighか
らLowに反転する。前記コンパレータ118の出力信
号も出力制御ロジック回路124に入力されており、過
放電検出コンパレータ118の出力がLowに反転する
とスイッチ回路103を構成しているFET−A 11
2のゲート電圧もLowに反転する。これにより、FE
T−A 112はOFFとなるので、放電電流は二次電
池101から供給されなくなり、負荷への放電は停止さ
れる。過放電検出時にも電池の内部インピーダンスの影
響で電池電圧は変化する。過充電検出時とは逆に放電が
停止されると電池電圧は上昇する。このため、過放電検
出時の発振を防止するために、過放電が一度検出される
と解除される電圧はそれよりも高くなるように設定され
る。本実施例では、電圧分割回路B 121にヒステリ
シス回路B 123が接続されている。
【0032】図1に示された様に、−VO端子105は
充放電制御回路102と信号線106で接続されている
ので負荷で過剰な電流を消費してしまう様な過電流状態
となった時に、放電を停止することができる。図7を用
いて説明した様に、FET2個が直列に接続されたスイ
ッチ回路103は抵抗を有するため、ここに電流が流れ
た場合には、−VO端子105では電圧降下がおきる。
つまり二次電圧101の負極端子111の電圧よりも、
−VO端子105の電圧が高くなる。この端子電圧をコ
ンパレータ117は、基準電圧B 114と比較してい
る。この時の関係式は既に(1)式で示されている。
(1)式が成り立つ時、コンパレータ117の出力はL
owからHighとなり、出力ロジック制御回路124
に入力されて、FET−A 112をOFFする。これ
により負荷へのエネルギー供給をストップする。放電を
停止する時の電流値を変更するには、基準電圧B 11
4の電圧を変更すればよい。
【0033】ここで、電池が充電されて過充電検出され
た時の状態を説明していく。過充電状態であるので、過
充電検出コンパレータ119の出力はHighであり、
このときFET−B 113のゲート電圧がLowにな
るように出力ロジック回路124は信号を出力する。こ
の状態で二次電池への充電は停止される。ここで、充電
器108はその役目を終えて、−VO端子105、+V
O端子104から取り外される。
【0034】次に充電された二次電池は、当然ながら負
荷に接続されることになる。この時の本実施例における
電圧波形を図13に示す。負荷は−VO端子105、+
VO端子104に接続されることになるが、この時にF
ET−B 113はOFFしているために、寄生ダイオ
ードを介して電流が流れることになる。この瞬間、−V
O端子105の電圧は二次電池の負極111の電圧より
も必ず、寄生ダイオードの順方向電圧Vfだけ高くな
る。図1の回路において、この−VO端子105の電圧
は充放電制御回路102によりモニターされており、基
準電圧B 114の電圧がVfよりも小さければ過電流
検出コンパレータ117の出力は反転する。前記出力は
出力制御ロジック回路124とともに、ロジック回路1
26にも入力されている。前記ロジック回路126は、
過充電の検出電圧も制御しているものである。いま説明
している状態の様に、過電流が検出された時には、ヒス
テリシス回路C 127をONからOFFにする様に動
作する。この時、過充電検出電圧は次式の様にあらわさ
れて、これをVdetpとする。
【0035】 (r1+r3+r4)/r1 × Vref1 ・・・・(4) (4)式の電圧は、過充電検出電圧(Vcdet+)以
上になる様にr4を設定する。この時の電圧波形を図1
3に示す。こうすると、二次電池の電圧は必ずVcde
t+以下であるために、過充電検出コンパレータ119
の出力はHighからLowに変化する。前記コンパレ
ータの出力が変化することで、FET−B113はON
することになり、二次電池からの電流は寄生ダイオード
を介さずに、負荷へ供給されることになる。また、FE
T−B 113がONになる事で、ダイオードの順方向
電圧Vf分の電圧降下は起こらないので、−VO端子1
15の電圧も低くなり、過電流検出も同時に解除され
る。
【0036】このようにヒステリシス回路C 127が
働いた(トランジスタがONからOFFになる)状態に
おいても過電流が発生した場合には、スイッチ回路をオ
フして負荷への放電が停止される。ここまで説明した動
作により、FET−A 112、FET−B 113はO
Nしており、過充電検出コンパレータ119の出力がL
owなのでヒステリシス回路A 122はOFFしてい
る。過電流が発生した時には前述した様に、−VO端子
105の電圧はスイッチ回路103のON抵抗による電
圧降下により基準電圧B 114よりも高くなり、過電
流検出コンパレータ117の出力はLowからHigh
になる。この時、ヒステリシス回路C127がOFFと
なるがこれは問題とならない。ヒステリシス回路C12
7の動作により、過充電の検出電圧はVcdet+以上
となるが、二次電池の電圧は、放電中であるので必ずV
cdet+以下であり、検出電圧が高い方に変化しても
前記コンパレータの出力電圧はLowから変化しない。
負荷が接続されている時には充電が行われることはな
く、動作上はまったく問題とならない。
【0037】電池電圧が過充電解除電圧Vcdet−よ
り低下した時に、過電流が発生した時にもヒステリシス
回路は動作するが、この時も電池電圧は必ず過充電検出
電圧Vcdet+以下であるため、この場合も問題とな
らない。負荷109が切り離されて、充電器108が接
続された時には−VO端子105は二次電池の負極11
1の電圧以下になるので、過電流検出は動作せず、ヒス
テリシス回路C 127は常にOFFしているため、二
次電池の電池電圧に従い過充電検出が行われる。過充電
検出電圧はその状態に従い(1)、(2)式で表わされ
る。
【0038】本実施例の回路は、以上説明した様に二次
電池が使われるすべての環境に影響を与えることはな
く、従来回路の問題点を解決している。本発明の他の実
施の形態が図14に示されている。、過充電検出コンパ
レータ117、過放電検出コンパレータ118、過電流
検出コンパレータ119それぞれの出力が、遅延回路A
128、遅延回路B 129、遅延回路C 130に入
力されている。この構成により、各検出に遅延時間を持
たせることができることになる。その他の構成は図1に
示した構成と同じである。
【0039】接続された瞬間に高い電圧を印可するよう
な充電器が二次電池に接続されると、接続された瞬間に
二次電池の電圧が過充電検出電圧Vcdet+を越える
ことになる。この状態では、充放電制御回路102の過
充電検出が動作して、スイッチ回路103をOFFして
しまう。しかしながら、二次電池は充電器が接続される
前の状態からほとんど充電されていない。また、外部か
らのノイズにより、二次電池の電圧が上昇したり、+V
O端子104の電圧が上昇した時にも同じ現象が起き
る。そこでこの現象を避けるために、過充電検出コンパ
レータ119の出力に遅延回路A 128が接続されて
いる。ある時間にノイズが発生して遅延時間以内でノイ
ズが消失したときには、過充電検出コンパレータ119
の出力は反転するものの遅延回路A 128の出力は反
転しないので、この時には過充電検出は働かなくなり、
製品の信頼性が高まる。
【0040】過放電の検出時にも、全く同じような現象
がある。負荷が接続された瞬間に二次電池の電圧が過放
電検出電圧を下回ることがある。この状態では、充放電
制御回路102の過放電検出が動作して、スイッチ回路
103をOFFしてしまう。しかしながら、二次電池は
負荷が接続される前の状態からほとんど放電されていな
い。この現象も、過放電検出コンパレータ118の出力
に遅延回路B 129を接続することで解決できる。
【0041】また、負荷が大きな容量成分を持っている
時には、過電流検出に遅延を持たせることで信頼性を高
められる。完全に電荷が放電された大きな容量が二次電
池に接続された時には、かなり大きな電流が発生する。
容量値が大きければ二次電から大きな電流を継続して供
給する時間も長くなる。この時に過電流検出が働くと、
負荷への電流供給をストップしてしまうことになる。そ
こで、過電流検出にも過充電、過放電検出と同じ様に、
過電流検出コンパレータ117の出力にロジック回路1
26を介して遅延回路C 130を付けることが信頼性
を高める有効な手段である。
【0042】これらの遅延回路を備えた図14に示され
た充放電制御回路においても、前記説明と同じ様な効果
があり、本発明は有効である。この他の実施例としては
図15に示される回路もある。この回路は図14に示さ
れた回路から、ヒステリシス回路A 122を取り除い
た回路である。しかし、このヒステリシス回路A 12
2がない場合には、過充電検出時には発振現象がおこる
事を以前に説明している。図15の実施例の場合にも過
充電検出時に発振を起こす可能性があるが、過充電検出
コンパレータに遅延回路A 128が接続されているの
で、発振の周期はこの遅延回路A 128の遅延時間と
なる。この発振周期、すなわち遅延時間が充分長ければ
二次電池も充電に耐えることが可能であり、過充電検出
電圧も所定値で行われる。
【0043】この場合でもまた、本発明が有効である。
本実施の形態のスイッチ回路103をPch−FETで
構成した場合の回路を図16に示す。充放電制御回路1
02の内部ブロックは、これにあわせて図1の実施例か
ら変更されている。回路はここまで説明したものとまっ
たく同じ動作をすることは明白である。また、図14に
あるような遅延回路A 127、遅延回路B 128、遅
延回路C 129 をこの回路に追加することも本発明に
含まれることであり、図14の構成例のスイッチ回路1
03をPch−FETで構成する事も可能である。さら
に当然ながら、図15の実施例のスイッチ回路103を
Pch−FETで構成する事も可能となる。
【0044】ここまでの実施例は1本の二次電池の充放
電を制御することで説明してきたが、二次電池を直列に
複数本接続したときでも、各電池の電圧を充放電制御回
路102で検出できる様に変更すれば簡単に構成するこ
とができ、本発明はその時にも有効である。
【0045】さらに、本発明は過充電状態で負荷が接続
されたことを検出して、その時に過充電検出電圧を上昇
させるような回路構成であれば、その目的は達成できる
ものであり、この実施例とまったく同じ回路である必要
はない。本実施例では、C−MOS(Compleme
ntaly Metal Oxide Semicond
ucter)回路で充放電制御回路を構成したが、バイ
ポーラトランジスタで構成することも可能であり、実現
は容易である。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように簡単な回
路で、過充電状態において負荷が接続された時には、負
荷が接続された事を検出して、過充電状態を解除するの
でスイッチ回路の寄生ダイオードを介さずに負荷に放電
ができるようになり、二次電池から負荷へ有効な電流供
給ができるので製品の価格を上げることなく、二次電池
の寿命が伸びるようになる。また負荷に異常(例えばシ
ョート状態)が発生し過剰な電流が流れた時には、ただ
ちにスイッチ回路をOFFするように働くため、スイッ
チ回路が発熱で破壊に至る等の問題がなく製品の信頼
性、安全性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電式電源装置の回路ブロックを示し
た説明図である。
【図2】従来の充電式電源装置の回路ブロックを示した
説明図である。
【図3】従来の充電式電源装置の他の例を示す回路ブロ
ック図である。
【図4】従来の充電式電源装置の他の例を示す回路ブロ
ック図である。
【図5】従来の充電式電源装置が過充電状態のときに負
荷が接続された状態を示した図である。
【図6】充電式電源装置における過充電状態を示した図
である。
【図7】充電式電源装置における過放電状態を示した図
である。
【図8】充電式電源装置が過充電状態のときに負荷が接
続された状態を示した図である。
【図9】充電式電源装置の他の例を示す回路ブロック図
である。
【図10】充電式電源装置でヒステリシス回路がない時
に二次電池が充電される時の電圧波形を示した図であ
る。
【図11】充電式電源装置でヒステリシス回路がある時
に二次電池が充電される時の電圧波形を示した図であ
る。
【図12】充電式電源装置でヒステリシス回路がある時
に、二次電池が充電、放電する時の電圧波形である
【図13】本発明の充電式電源装置で、二次電池が充
電、放電する時の電圧波形である
【図14】本発明の充電式電源装置の他の例を示す回路
ブロック図である。
【図15】本発明の充電式電源装置の他の例を示す回路
ブロック図である。
【図16】本発明の充電式電源装置の他の例を示す回路
ブロック図である。
【符号の説明】
101 二次電池 102 充放電制御回路 103 スイッチ回路 104 +VO端子 105 −VO端子 106 −VO端子との接続線 107A 信号線A 107B 信号線B 108 充電器 109 負荷 110 二次電池の正極 111 二次電池の負極 112 FET−A 113 FET−B 114 基準電圧B 115 過電流検出端子 116 基準電圧A 117 過電流検出コンパレータ 118 過放電検出コンパレータ 119 過充電検出コンパレータ 120 電圧分割回路A 121 電圧分割回路B 122 ヒステリシス回路A 123 ヒステリシス回路B 124 出力ロジック制御回路 125−A FET−A制御信号出力端子 125−B FET−B制御信号出力端子 126 ロジック回路 127 ヒステリシス回路C 128 遅延回路A 129 遅延回路B 130 遅延回路C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源端子に直列接続されたスイッチ
    回路と二次電池と、該スイッチ回路を制御するために該
    二次電池に並列接続した充放電制御回路とを具備した充
    電式電源装置において、前記充放電制御回路は、前記二
    次電池の電圧が高くなった過充電時に外部負荷が接続さ
    れたことを検出したときに、過充電と判断する過充電検
    出電圧を上昇させることを特徴とする充電式電源装置。
  2. 【請求項2】 外部電源端子に直列接続されたスイッチ
    回路と二次電池と、該スイッチ回路を制御するために該
    二次電池に並列接続した充放電制御回路とを具備し、該
    充放電制御回路は前記二次電池の電圧が低くなった過放
    電時と前記スイッチ回路に過大な電流が流れた過電流時
    に前記スイッチ回路をオフにして前記二次電池から外部
    の負荷への放電を停止する機能、前記二次電池の電圧が
    高くなった過充電時にも前記スイッチ回路をオフにして
    外部の充電器から前記二次電池への充電を停止する機
    能、およびその過充電時の状態において外部の負荷が接
    続されたときには、前記スイッチ回路をオンにする事で
    該スイッチ回路による損失を少なくする機能とを有する
    ことを特徴とする充電式電源装置。
  3. 【請求項3】 充電式電源装置に使用される充放電制御
    回路であって、該充放電制御回路は、その外部に接続さ
    れた二次電池の電圧を所定の過充電検出電圧と比較して
    過充電状態であると判別する過充電検出部と、前記二次
    電池の電圧を所定の過放電電圧と比較して過放電状態で
    あると判別する過放電状態検出部と、前記二次電池から
    の放電電流を所定の過電流検出電流と比較して過電流状
    態であると判別する過電流検出部と、前記二次電池が過
    充電状態であると判別されているときに、前記過電流検
    出部により前記二次電池に負荷が接続されたことを検出
    し、該検出した信号に基づいて前記過充電検出電圧を上
    昇させる過充電検出電圧設定回路とからなることを特徴
    とする充放電制御回路。
  4. 【請求項4】 充電式電源装置に使用される充放電制御
    回路であって、該充放電制御回路は、その外部に接続さ
    れた二次電池の電圧を所定の過充電検出電圧と比較して
    過充電状態であると判別する過充電検出部と、前記二次
    電池の電圧を所定の過放電電圧と比較して過放電状態で
    あると判別する過放電状態検出部と、前記二次電池から
    の放電電流を所定の過電流検出電流と比較して過電流状
    態であると判別する過電流検出部と、前記過充電検出部
    の出力信号を遅延する第1の遅延回路と、前記過放電検
    出部の出力信号を遅延する第2の遅延回路と、前記過電
    流検出部の出力信号を遅延する第3の遅延回路と、前記
    第1の遅延回路の出力信号と過電流検出部の出力信号に
    基づく信号とによって決定される過充電電圧設定回路
    と、前記第2の遅延回路の出力信号によって決定される
    過放電電圧設定回路と、前記第1の遅延回路、前記第2
    の遅延回路および前記第3の遅延回路の出力信号に基づ
    いて外部のスイッチ回路に制御信号を出力する出力制御
    ロジック回路とからなることを特徴とする充放電制御回
    路。
  5. 【請求項5】 二次電池と、該二次電池のプラス部また
    はマイナス部と外部電源端子の間に接続されたスイッチ
    回路と、前記二次電池の電圧を検出し、外部の充電器か
    らの充電電流および外部に接続された負荷への放電電流
    を制御する制御信号を前記スイッチ回路に出力する請求
    項4記載の充放電制御回路とから構成される充電式電源
    装置。
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