JPH1045928A - 透明導電フィルム - Google Patents

透明導電フィルム

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Publication number
JPH1045928A
JPH1045928A JP21787496A JP21787496A JPH1045928A JP H1045928 A JPH1045928 A JP H1045928A JP 21787496 A JP21787496 A JP 21787496A JP 21787496 A JP21787496 A JP 21787496A JP H1045928 A JPH1045928 A JP H1045928A
Authority
JP
Japan
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film
transparent conductive
conductive film
adhesive
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP21787496A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Matsuzaki
壮一 松崎
Minoru Osada
実 長田
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi AIC Inc filed Critical Hitachi AIC Inc
Priority to JP21787496A priority Critical patent/JPH1045928A/ja
Publication of JPH1045928A publication Critical patent/JPH1045928A/ja
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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まぶしさを低下でき、表示を見易い透明導電
フィルムを提供すること。 【解決手段】 高分子フィルム1の一方の面に透明導電
膜2を設けた透明導電フィルム5において、高分子フィ
ルム1の他方の面にノルボルネン樹脂の層4を設けるこ
とを特徴とする透明導電フィルム5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタッチパネル等に用
いる透明導電フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネルは、液晶やプラズマ、エレ
クトロルミネセンス等のディスプレイ等の表示体の表面
に載せて情報を入力したり、あるいは図面等の上に載せ
て座標を指示するために用いている。この従来のタッチ
パネルは、高分子フィルム等の片面に透明導電膜からな
る電極を設けた透明導電フィルムと、ガラス板等の片面
に透明導電膜からなる電極を設けた絶縁基板とを重ね合
せ、周辺部で接着した構造になっている。そして透明導
電フィルムに用いる高分子フィルムは、通常、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステルフィルムやポリカ
ーボネートフィルム等を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のポリエ
ステルフィルムやポリカーボネートフィルム等を用いた
透明導電フィルムは、屈折率が比較的大きく、このため
光を反射してまぶしく、表示が見難い欠点がある。
【0004】本発明は、以上の欠点を改良し、まぶしさ
を低下でき、表示を見易くできる透明導電フィルムを提
供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、高分子フィルムの一方の面に透明導電
膜を設けた透明導電フィルムにおいて、高分子フィルム
の他方の面にノルボルネン樹脂の層を設けることを特徴
とする透明導電フィルムを提供するものである。
【0006】ノルボルネン樹脂は屈折率が1.51であ
る。従って、ポリエチレンテレフタレート及びポリカー
ボネートの各屈折率が各々1.66及び1.59である
のと比較して、ノルボルネン樹脂の方が小さくなってい
る。それ故、高分子フィルムに例えばポリエチレンテレ
フタレートやポリカーボネート等のフィルムを用いて
も、ノルボルネン樹脂の層で光の反射をより抑えること
ができる。その結果、透明導電フィルムのまぶしさを低
下して、素子を見易くできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステルや、ポリカーボネー
ト等からなる高分子フィルムである。この高分子フィル
ム1の一方の面に、酸化インジウム−酸化スズ(以下I
TOと略す)や酸化亜鉛等からなる透明導電膜2を設け
る。この透明導電膜2は膜厚が50オングストローム以
上がよく、50オングストロームより薄くなると抵抗が
高くなり、好ましくない。また、透明導電膜2の抵抗は
2000Ω/□程度以下が実用上、好ましい。そして高
分子フィルム1の他方の面に、粘着剤や接着剤、ホット
メルト接着剤等からなる接着層3を介して、ノルボルネ
ン樹脂フィルムを張付けて、ノルボルネン樹脂の層4を
設ける。粘着剤は、透明で、アクリル系やシリコーン
系、ゴム系のものを用いる。接着剤は、透明で、ビニル
系やアクリル系、ポリアミド系、エポキシ系、ゴム系、
ウレタン系のものを用いる。ホットメルト接着剤は、透
明で、エチレン−酢酸ビニル樹脂、エチレン−エチルア
クリレートコーポリマー、ポリエチレン、ブチルラバー
等を用いる。なお、この高分子フィルム1に透明導電膜
2、接着層3及びノルボルネン樹脂の層4を設けた透明
導電フィルム5は、全体の厚さが100〜300μmの
範囲が好ましい。すなわち、全体の厚さが100μm以
下の場合には、透明導電フィルム5の張りが弱くなる。
このため、この透明導電フィルム5をタッチパネルに用
いた場合、透明導電膜2が他方の電極と接触し易くな
り、誤動作を生じる恐れがある。また、全体の厚さが3
00μm以上の場合には、透明導電フィルム5の張りが
強くなりすぎる。従って、タッチパネルに組み込んだ透
明導電フィルム5を押しても、透明導電膜2を他方の電
極に接触し難くなる。
【0008】次に、上記の実施の形態の製造方法につい
て説明する。先ず、ポリエステルフィルム等の高分子フ
ィルム1の一方の面にスパッタリング法やイオンプレー
ティング法、真空蒸着法等により、ITO等を付着して
透明導電膜2を形成する。透明導電膜2を形成後、高分
子フィルム1の他方の面に粘着剤や接着剤等を塗布して
接着層3を形成する。接着層3を形成後、この接着層3
の表面にノルボルネン樹脂フィルムをラミネートして張
付け、透明導電フィルム5を形成する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1:高分子フィルムは厚さ25μmのポリエステ
ルフィルムを用いる。透明導電膜はスパッタリング法に
より形成した、膜厚300オングストローム、抵抗30
0Ω/□のITO膜とする。接着層はアクリル酸2−エ
チルヘキシルとアクリル酸の共重合体を主成分とする接
着剤を厚さ30μmに塗布して形成したものとする。さ
らに、ノルボルネン樹脂の層は厚さ125μmのART
ON(日本合成ゴム株式会社商品名)フィルムを接着層
に張付けて形成する。なお、このARTONフィルム
は、比重1.08、屈折率1.51、ガラス転移温度1
71℃、鉛筆硬度(JISK5401)2Hのノルボル
ネン系の熱可塑性の樹脂フィルムである。
【0010】実施例2:実施例1において、接着層にエ
チレン−酢酸ビニル樹脂からなるホットメルト接着剤を
用いる以外は同一の条件とする。
【0011】次に、本発明の実施例につき、従来例及び
比較例とともに、タッチパネルを構成し、まぶしさと打
鍵寿命を測定した。
【0012】なお、従来例及び比較例は、次の通りの構
成とする。 従来例:厚さ188μmのポリエステルフィルムからな
る高分子フィルムに、膜厚300オングストローム、抵
抗300Ω/□のITO膜からなる透明導電膜を設けて
透明導電膜フィルムとする。 比較例1:実施例1において、ノルボルネン樹脂の層の
代りに厚さ125μmのポリエステルフィルムを張付け
る以外は同一の条件である。 比較例2:従来例において、ポリエステルフィルムの代
りに厚さ188μmのARTONフィルムを用いる以外
は、同一の条件とする。
【0013】また、タッチパネルは、5cm×5cm角に成
形した各透明導電フィルムを、5cm×5cm角に成形し、
膜厚300オングストロームのITOからなる透明導電
膜を設けた厚さ1.1mmのガラス板に、周辺に配置した
高さ100μmのスペーサを介し、透明導電膜どうしを
向い合せて張付け、各透明導電膜から引き出し電極を引
き出した構造とする。そして打鍵寿命を測定するには、
先端が半径20mmのシリコンゴム製で、荷重が500g
の打撃部材により、透明導電フィルムを打鍵する。打鍵
後、打鍵部分の透明導電膜どうしを接触し、タッチパネ
ルの引き出し電極間の抵抗値が初期値の2倍以上となる
回数を測定する。測定結果は表1に示した。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかな通り、実施例1及び実施
例2によれば、打鍵寿命を損うことなく、まぶしさを低
下できる。これに対して、従来例は打鍵寿命は実施例1
及び実施例2と同じ20万回を維持できるが、まぶしさ
を低下できない。また、ARTONフィルムの代りにポ
リエステルフィルムを用いた比較例1も従来例と同様の
測定結果となっている。さらに、比較例2は、高分子フ
ィルムにARTONフィルムを用いたものであるが、ま
ぶしさを低下できるが、打鍵寿命が10万回になり、実
施例1及び実施例2に比較して1/2に減少する。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、高分子フ
ィルムの透明導電膜を設けた面と反対面にノルボルネン
樹脂の層を設けているために、打鍵寿命を損なうことな
く、まぶしさを低下できる透明導電フィルムが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側面図を示す。
【符号の説明】
1…高分子フィルム、 2…透明導電膜、 4…ノルボ
ルネン樹脂の層、5…透明導電フィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子フィルムの一方の面に透明導電膜
    を設けた透明導電フィルムにおいて、高分子フィルムの
    他方の面にノルボルネン樹脂の層を設けることを特徴と
    する透明導電フィルム。
JP21787496A 1996-07-31 1996-07-31 透明導電フィルム Pending JPH1045928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21787496A JPH1045928A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 透明導電フィルム

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JP21787496A JPH1045928A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 透明導電フィルム

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Publication Number Publication Date
JPH1045928A true JPH1045928A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16711132

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JP21787496A Pending JPH1045928A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 透明導電フィルム

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JP (1) JPH1045928A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101018595B1 (ko) * 2002-08-09 2011-03-03 닛토덴코 가부시키가이샤 투명 전도성 기판용 표면 보호막, 및 이를 포함하는 투명전도성 기판

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101018595B1 (ko) * 2002-08-09 2011-03-03 닛토덴코 가부시키가이샤 투명 전도성 기판용 표면 보호막, 및 이를 포함하는 투명전도성 기판

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