JPH1045526A - ホワイトニング化粧品組成物のための乳化系 - Google Patents

ホワイトニング化粧品組成物のための乳化系

Info

Publication number
JPH1045526A
JPH1045526A JP9129423A JP12942397A JPH1045526A JP H1045526 A JPH1045526 A JP H1045526A JP 9129423 A JP9129423 A JP 9129423A JP 12942397 A JP12942397 A JP 12942397A JP H1045526 A JPH1045526 A JP H1045526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
composition
cetearyl
iii
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9129423A
Other languages
English (en)
Inventor
Angel August Guerrero
アンヘル・アウグスト・ゲレーロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever NV
Original Assignee
Unilever NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/833,179 external-priority patent/US5807561A/en
Application filed by Unilever NV filed Critical Unilever NV
Publication of JPH1045526A publication Critical patent/JPH1045526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚へのホワイトニング効果を強化するため
に有用な化粧品組成物の提供。 【解決手段】 この組成物は、増粘ポリマー0.05〜
3重量%;式R(OCH2nOHを有するセテアリール
アルコールのポリエチレングリコールエーテル;5〜1
0のEOを有するC12〜C20−脂肪酸ポリエチレングリ
コールエステルからなる群から選択されるエトキシル化
されたアルコール;及びセテアリールアルコール及びセ
テアリールグリコシドの混合物からなる群から選択され
る乳化系1〜10重量%及び化粧品において認容性の担
体1〜99.9重量%を含有する。 【効果】 消費者に美的に満足でありかつマイルドであ
る、皮膚のホワイトニングに有用な組成物を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品組成物、特
に皮膚のホワイトニング効果を強化するための組成物の
ための乳化系に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚に現れるシミ、例えばソバカスを取
り除くための、及び皮膚全体へのホワイトニング効果を
示すための種々のホワイトニング化粧品が記載されてい
る。最近の処方物は、ホワイトニングを強化するための
活性成分としてプラセンタエキス成分を包含している
が、その際、このプラセンタエキス成分は、単独で、又
は他の薬剤、例えば極一部を挙げるにすぎないがイソフ
ラボングリコシド化合物(特開(JP)平7−1574
94号公報)を有するコウジ酸(米国特許(US)第4
696813号明細書、サンショウ・セイヤクkk)及
びアスコルビン酸(特開(JP)平4−41409号公
報)との組合せで使用される。
【0003】しかしながら、これらのホワイトニング剤
が、他の化粧品成分、例えば水溶性ビタミン及び濃縮し
た植物エキスと共に処方される場合、高水準の電解質が
組成物中に組み込まれる。乳化剤は、製品の安定化のた
めと、乳化された組成物を皮膚に適用する際に滑らか
な、美的に満足でありかつマイルドな触感の手ざわりを
提供するための皮膚軟化剤として働くために、処方物に
添加される。低いpH系における乳化剤は、界面膜に対
するイオンの損傷効果ゆえに生成物が水溶性相と水不溶
性相とに分離する傾向があるので、高電解質環境で、不
安定化に対して特に感受性である。
【0004】しかしながら、この技術において知られて
いる無数の乳化剤において、乳化系は、電解質の存在下
で及び低いpH系においてマイルドでかつ安定性である
化粧品処方物の発見を妨げ続けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の対象
は、化粧品組成物、特に、消費者に美的に満足でありか
つマイルドである、皮膚のホワイトニングに有用な組成
物のための乳化系を提供することである。
【0006】本発明のもう一つの対象は、かなりの電解
質性質を有する化粧品成分の存在下ですら貯蔵の間に安
定なままである化粧品組成物のための乳化系を提供する
ことである。
【0007】本発明のもう一つの対象は、低いpH値で
効果的である化粧品組成物のための乳化系を提供するこ
とである。
【0008】これらの他の対象は、詳細な説明中の記載
及び引き続く実施例において、より明らかになるであろ
う。
【0009】
【課題を解決するための手段】
a)スクレロチウム(sclerotium)ガム、キ
サンタンガム及びそれらの混合物からなる群から選択さ
れる増粘ポリマー0.05〜3重量%; b)i)式: R(OCH2nOH [式中、Rは、10〜20の鎖長を有する直鎖又は分枝
鎖状のアルキル基を表し、nは、20〜30である]を
有するセテアリール(cetearyl)アルコールの
ポリエチレングリコールエーテル、 ii)5〜10のEOを有するC12〜C20−脂肪酸ポリ
エチレングリコールエステルからなる群から選択される
エトキシル化されたアルコール及び iii)セテアリールアルコール及びセテアリールグリ
コシドの混合物からなる群から選択され、この際、
(i)対(ii)対(iii)の比が約2:6:5〜約
3:7:6である乳化系1〜約10重量%;及び c)化粧品において認容性の担体1〜99.9重量%を
包含する、皮膚に対するホワイトニング効果を強化する
ために有用である化粧品組成物が提供される。
【0010】乳化系の成分は、相互作用的に影響し合
い、安定なゲル網状構造と、高い含有量の電解質の存在
下で系を安定化させる立体的に保護された強い界面膜と
を形成する。
【0011】本発明による組成物の乳化系は、特に、約
8.00〜2.0のpH、さらに有利には5.5〜3.
5のpHで有効である。この組成物は、プラセンタエキ
スのようなホワイトニング剤、及び油溶性ビタミン及び
植物エキスも含有し得る。
【0012】本発明の化粧品組成物は、主に、皮膚のた
めの化粧品、例えばローション、クリーム、エマルショ
ン、パック等として適用できる。本発明の乳化系を製造
し、ホワイトニング剤と組み合わせ、この混合物を化粧
品のために通常使用される基剤へ組み込む。
【0013】
【発明の実施の形態】前記化粧品組成物のために有用な
高い効果的な乳化系は、3つの成分、すなわち、明記し
た脂肪アルコール及びアルキルグリコシドの混合物、エ
トキシル化された脂肪アルコール及びC12〜C20−脂肪
酸のエステルを含有すべきである。
【0014】第1の重大要素は、脂肪アルコール及びア
ルキルグリコシドの混合物である。脂肪アルコールは、
8〜24の範囲の鎖長、有利には(すなわち50%より
多くが)C16〜C18の鎖長を有する。有利には、脂肪ア
ルコールは、セチル及びステアリルアルコールである。
脂肪アルコールを、65〜90対35〜10の比でアル
キルグリコシドと混合する。有利には、グリコシドのア
ルキル基は、セテアリールアルコールでアルキル化され
ている。市販では、アルコール及びグルコシド混合物
は、セプピック(Seppic)社からモンタノブ(M
ontanov)68の商標名で入手できる。この物質
の量は、約0.15〜約4.5重量%、有利には約0.
35〜約3.5重量%、最適には約0.5〜約2.5重
量%の範囲である。
【0015】乳化系の第2の必須要素は、約10〜2
5、有利には18〜22のEOを有するエトキシル化さ
れたアルコールである。有利には、アルコールは、アル
コールのポリエチレングリコールエーテルを形成するた
めに変性されたセテアリールアルコールである。有利な
エトキシル化されたアルコールは、ヘンケル社(Hen
kel Corp.)からオイマルギン(Eumulg
in;商標登録)の商標名で入手できる。エトキシル化
されたアルコールは、約1.5〜約8重量%、有利には
2〜約5重量%、最適には約2〜約4重量%の範囲であ
る。
【0016】乳化系の第3の重大要素は、1〜20、有
利には1〜10のEOを有するC12〜C20−脂肪酸のポ
リエチレングリコールエステルである。このエステル
は、ラボラトリー・ベビー・スパ(Laborator
y Vevy Spa.)により供給されたキサリフィ
ン(Xalifin)15の商標名で市販で得られる。
この物質は、約0.10〜約5.0重量%、有利には約
0.50〜約3.00重量%、最適には約1〜約2重量
%の範囲で使用される。
【0017】乳化系の3つの重大要素の比は、約2:
6:5〜3:7:6、有利には1:2:1〜約1:2:
3、最適には1:1:1〜1:3:3である。
【0018】本発明で使用されるプラセンタエキスはホ
ワイトニング剤を有し、これはこの技術において通常使
用される任意の方法、例えば、米国特許第469681
3号明細書中に記載された方法によって得られる。プラ
センタエキスも、イケダ・コーポレーションによって供
給されたBIO−BPLの商標名で市販で入手できる。
プラセンタエキスは、約0.5〜約10重量%、有利に
は1〜約5重量%、最適には約2〜約5重量%の量で組
成物中に存在しているべきである。
【0019】本発明において種々の増粘剤も存在する。
有利には、キサンタンガム及び重合したグルコースであ
るスクレロチウムガム(CTFA名)が包含される。内
包性のβ−D−グルカンは、炭素源としてのグルコース
又はスクロース及び鉱油で補足した複合窒素源を含有す
る培地中で成長した種々の菌類から製造されうる。約1
00の推定重合度を有するグルカンがスクレロチウム・
グルシンキューム(Sclerotium Gluci
ncum)を用いて得られ、又は約800の重合度を有
するグルカンがスクレロチウム・ロルフシイ(Scle
rotiumRolfsii)の菌株から得られる。市
販では、スクレロチウム・ロルフシイから誘導されたス
クレロチウムガムがアルバン・ミュラー/トリK(Al
banMuller/Tri K;フランス国)社から
アミゲル(Amigel(登録商標))の商標名で得ら
れる。この物質の量は、約0.05〜約3重量%、有利
には約0.10〜約1.0重量%、最適には約0.20
〜約0.5重量%の範囲である。
【0020】本発明の組成物は、水相を包含するか又は
完全に水性であってよい。有利には、このような水性系
のpHは、約8.0〜2.0、有利には約7.0〜約
4.0、最適には約5.5〜3.5の範囲である。慣例
の緩衝剤、例えばクエン酸及びクエン酸三ナトリウムの
混合物を所望のpHに安定化するために添加してもよ
い。他の緩衝剤は、リン酸ナトリウム、リン酸二水素一
ナトリウム、リン酸一水素二ナトリウムを包含する。
【0021】電解質として機能する水溶性ビタミンも、
本発明中に包含されうる。水溶性なる用語は、水中で少
なくとも0.1重量%、有利には少なくとも1重量%、
最適には少なくとも5重量%の溶解度を有する物質を定
義する。実例としての水溶性ビタミンは、ナイアシン、
ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC及びビオチンで
ある。組成物中のビタミンの総量は、約0.001〜約
1重量%、有利には約0.01〜約0.6重量%、最適
には約0.1〜約0.5重量%の範囲である。
【0022】2種の角質溶解剤も、本発明の組成物にお
いて有効に使用されうる。第1の種類は、C7〜C30
β−ヒドロキシカルボン酸及びその塩に代表される。こ
の種類の実例は、サリチル酸並びにそのアルカリ金属塩
及びアンモニウム塩である。サリチル酸又はその塩の適
当な量は、約0.001〜約10重量%、有利には約
0.8〜約2.5重量%、最適には約1〜約1.5重量
%の範囲である。
【0023】角質溶解剤の第2の種類は、C2〜C25
α−ヒドロキシアルカン酸である。この群の物質の実例
は、グリコール酸、乳酸、α−ヒドロキシオクタン酸及
びそれらの塩である。その塩は、アルカリ金属、アンモ
ニウム及びC1〜C20−アルキル又はアルカノールアン
モニウム−対イオンから選択されうる。α−ヒドロキシ
アルカン酸の水準は、約0.001〜約10重量%、有
利には約0.2〜1重量%、最適には約0.4〜0.5
重量%の範囲である。
【0024】本発明の組成物は、水性又は無水であって
よい。有利には、組成物は水性であり、特にW/O型又
はO/W型の水及び油エマルションである。存在する場
合の水は、約5〜約90重量%、有利には約35〜約6
5重量%、最適には約40〜50重量%の範囲の量であ
る。
【0025】水の他に、比較的揮発性の溶剤も本発明の
組成物に包含されうる。最も有利なものは、一価C1
3−アルカノールである。これらは、エチルアルコー
ル、メチルアルコール及びイソプロピルアルコールを包
含する。一価アルカノールの量は、約5〜約50重量
%、有利には約15〜約40重量%、最適には約25〜
約35重量%の範囲である。
【0026】シリコーン油及び合成エステルの形の皮膚
軟化物質が本発明の組成物に包含されていてもよい。皮
膚軟化剤の量は、概して約0.1〜約30重量%、有利
には約1〜約20重量%の範囲である。
【0027】シリコーン油は、揮発性型及び非揮発性型
に分けられる。ここで使用した「揮発性」なる用語は、
室温で、可測蒸気圧を有する物質を示す。揮発性シリコ
ーン油は、有利には、約3〜約9個、有利には約4〜約
5個のシリコン原子を含有する環状又は線状のポリジメ
チルシロキサンから選択される。
【0028】線状揮発性シリコーン物質は、一般に、2
5℃で約5センチストークスより小さい粘度を有する一
方、環状物質は、典型的には、約10センチストークス
より小さい粘度を有する。
【0029】皮膚軟化物質として有用な非揮発性シリコ
ーン油は、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリ
ールシロキサン及びポリエーテルシロキサンコポリマー
を包含する。ここで有用な本質的に非揮発性のポリアル
キルシロキサンは、例えば、25℃で約5〜約1000
00センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロ
キサンを包含する。有利な非揮発性の皮膚軟化剤のう
ち、25℃で約10〜約400センチストークスの粘度
を有するポリジメチルシロキサンは、本発明の組成物に
おいて有用である。
【0030】エステル皮膚軟化剤のうちの一つとして次
のものが挙げられる; (1)炭素原子9〜22個を有する脂肪酸のアルケニル
又はアルキル分枝又は直鎖エステル。その例は、イソノ
ニルイソナノエート、オレイルミリステート、オレイル
ステアレート及びオレイルオレエートを包含する。
【0031】(2)エーテル−エステル、エトキシル化
された脂肪アルコールの脂肪酸エステル、例えば: (3)多価アルコールエステル。エチレングリコールモ
ノ−及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモ
ノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール
(200〜6000)モノ−及びジ−脂肪酸エステル、
プロピレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、
ポリプロピレングリコール2000モノオレエート、ポ
リプロピレングリコール2000モノステアレート、エ
トキシル化されたプロピレングリコールモノステアレー
ト、グリセリルモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリグ
リセリンポリ−脂肪酸エステル、エトキシル化されたグ
リセリルモノステアレート、1,3−ブチレングリコー
ルモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジス
テアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルは、満足な多価アルコール
エステルである。
【0032】(4)ろうエステル、例えば蜜ろう、鯨ろ
う、ミリスチルミリステート、ステアリルステアレー
ト、アラキニジルベヘネート、アラキジルエルサイト及
びアラキジルカンデリレート (5)コレステロール脂肪酸エステルがその例であるス
テロールエステル (6)分枝鎖又は直鎖状脂肪酸のエトキシル化されたエ
ステル、例えばC12〜C20−酸PEG−8エステル。
【0033】(7)直鎖又は分枝鎖状脂肪酸のグリコシ
ドエーテル、例えばセテアリールグリコシド、アラクク
チルグリコシド及びエルシルグリコシド。
【0034】最も有利なエステルは、オクチルドデシル
ネオペンタノエート(エレファック(Elefac)I
−205(登録商標)として入手できる)及びイソノニ
ルイソノナノエート(ソラコス(Solacos)99
(登録商標)及びデルモール(Dermol)99(登
録商標))である。
【0035】炭素原子10〜30個を有する脂肪酸も、
本発明の組成物中に包含されていてよい。この種類の実
例は、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキ
システアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール
酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸である。
【0036】多価アルコールタイプの保湿剤も本発明の
組成物中に包含されていてよい。保湿剤は、皮膚軟化剤
の効力の増大を助け、剥がれ落ちを軽減し、生じた鱗屑
の除去を刺激し、皮膚触感を改善する。典型的な多価ア
ルコールは、グリセリン、ポリアルキレングリコール及
びさらに有利にはアルキレンポリオール及びそれらの誘
導体を包含し、これは、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール及びそれらの誘導体、ソルビトール、
ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、エトキシル化されたグリセリン、プロポ
キシル化されたグリセリン及びそれらの混合物を包含す
る。最良の結果のための保湿剤は、有利にはプロピレン
グリコールである。保湿剤の量は、概して、組成物の
0.5〜30重量%、有利には1〜15重量%の範囲で
ある。
【0037】総括して、水、溶剤、シリコーン、エステ
ル、脂肪酸、保湿剤及び/又は増粘剤は、本発明の組成
物のための化粧品において認容性の担体として考えられ
る。担体の総量は、約1〜99.9重量%、有利には約
80〜99重量%の範囲である。
【0038】本発明の化粧品組成物は、任意の形で存在
していてよい。これらの形は、ローション、クリーム、
ロールオン処方物、ムース状物、エアゾルスプレー及び
パッド適用される処方物を包含しうる。
【0039】界面活性剤も、本発明の化粧品組成物中に
存在していてよい。界面活性剤の合計濃度は、全組成物
の約0.1〜約40重量%、有利には約1〜約20重量
%、最適には約1〜約5重量%の範囲である。界面活性
剤は、アニオン、非イオン、カチオン及び両性活性剤か
らなる群から選択されうる。特に有利な非イオン界面活
性剤は、疎水物1モル当たりエチレンオキシド又はプロ
ピレンオキシド約2〜約100モルと縮合させたC10
20−脂肪アルコール又は酸疎水物を有するもの;アル
キレンオキシド2〜20モルと縮合させたC2〜C10
アルキルフェノール;エチレングリコールのモノ−及び
ジ−脂肪酸エステル;脂肪酸モノグリセリド;ソルビタ
ンモノ−及びジ−C8〜C20−脂肪酸;及びポリオキシ
エチレンソルビタン、並びにそれらの組合せである。ア
ルキルポリグリコシド及びサッカリド脂肪酸アミド(例
えばメチルグルコンアミド)も適当な非イオン界面活性
剤である。
【0040】有利なアニオン界面活性剤は、石けん、ア
ルキルエーテルスルフェート及びスルホネート、アルキ
ルスルフェート及びスルホネート、アルキルベンゼンス
ルホネート、アルキル及びジアルキルスルホスクシネー
ト、C8〜C20−アシルイセチオネート、C8〜C20−ア
ルキルエーテルホスフェート及びそれらの組合せを包含
する。
【0041】日焼け止め剤も本発明の組成物中に包含さ
れていてよい。特に有利なものは、パルソール(Per
sol)MCXとして入手可能なエチルヘキシルp−メ
トキシシンナメート及びオキシベンゾン(Oxyben
zone)としても知られているベンゾフェノン−3の
ような物質である。極微細の二酸化チタン、ポリエチレ
ン及び種々の他のポリマーのような無機日焼け止め剤を
使用してもよい。日焼け止め剤の量は、一般に、約0.
1〜約30重量%、有利には約2〜約20重量%、最適
には約4〜約10重量%の範囲である。
【0042】防腐剤は、潜在的に有害な微生物の成長を
保護するために、所望により、本発明の化粧品組成物中
に包含されていてよい。本発明の組成物のために適当な
伝統的な防腐剤は、パラ−ヒドロキシ安息香酸のアルキ
ルエステルである。最近使用されるようになった他の防
腐剤は、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩及び種々
の第4級アンモニウム化合物を包含する。化粧品化学者
は、適当な防腐剤を熟知していて、防腐剤攻撃試験を満
足させかつ製品に安定性を提供するために、適当な防腐
剤をごく当たり前に選択する。特に有利な防腐剤は、フ
ェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベ
ン、イミダゾリジニル尿素、ナトリウムデヒドロアセテ
ート及びベンジルアルコールである。防腐剤は、組成物
の使用、及び防腐剤とエマルション中の他の成分との間
での起こりうる不適合を顧慮して選択すべきである。防
腐剤は、組成物の約0.01〜約2重量%の範囲の量で
有利に使用される。
【0043】少量の添加剤成分も、化粧品組成物中に存
在していてよい。それには、水不溶性ビタミン、例えば
ビタミンAパルミテート、ビタミンEアセテート及びD
L−パンテノールが含まれる。
【0044】他の添加剤成分は、酵素であってよい。特
に有利であるのは、ブルックス・カンパニー(Broo
ks Company;米国)からのバイオセル(Bi
ocell)SODとして市販で入手できるスーパーオ
キシドジスムターゼである。
【0045】再生可能資源からの天然植物材料は、化粧
品組成物においてしばしば望ましい。例えば、本発明の
化粧品組成物は、ネーチャーInc(Nurture
Inc;モンタナ州ミソウラ(Missoula))か
らミクロアート(Microat)SFの商標名で市販
で入手可能なオート麦から得られたβ−グルカンを包含
していてよい。
【0046】着色剤、香料、乳白剤及び表皮剥脱剤も本
発明の組成物中に包含されていてよい。これらの物質は
それぞれ約0.05〜約5重量%、有利には約0.1〜
約3重量%の範囲である。
【0047】次の実施例は、本発明の実施態様をさらに
詳しく説明するものである。実施例に示した及び請求の
範囲における全ての部、%及び比は、他に指示のない限
り重量によるものである。
【0048】
【実施例】
実施例1 本発明による典型的に処方されたホワイトニングクリー
ムゲルを次に記載する:
【0049】
【表1】
【0050】実施例2 本発明による典型的に処方された日焼け止めローション
を次に記載する:
【0051】
【表2】
【0052】実施例3 実施例1中に記載したようにして、モンタノブ68
1.5%か又はモンタノブ68 2.0%を有する組成
物の2つの試料を製造し、この試料を25℃、43℃、
50℃及び交互の温度(40℃〜43℃)で貯蔵した。
ブルックフィールド粘度、スピンドル#3(25℃での
rpm)を粘度測定のために使用した。
【0053】わずか一週間後に、50℃で、モンタノブ
68 1.5%を有する試料が分離することが観察され
た。モンタノブ68 20%を有する試料は、少なくと
も4週間安定なままであった。
【0054】実施例4 必要とされる比での乳化系の重大三成分を立証するため
に、次の試料を製造し、前記例3に記載したようにして
安定性に関して試験する。
【0055】
【表3】
【0056】試料1〜3は相分離する一方、本発明の範
囲内の試料4だけは安定なままであった。
【0057】前記の記載及び実施例は、本発明における
選択された実施態様を具体的に示すものである。従っ
て、種々の変更を当業者に連想させえ、その全てが本発
明の精神及び範囲内にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 A61K 7/00 N X

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)スクレロチウムガム、キサンタンガム
    及びそれらの混合物からなる群から選択される増粘ポリ
    マー0.05〜3重量%; b)i)式: R(OCH2nOH [式中、Rは、10〜20の鎖長を有する直鎖又は分枝
    鎖状のアルキル基を表し、nは、10〜30である]を
    有するセテアリールアルコールのポリエチレングリコー
    ルエーテル、 ii)5〜10のEOを有するC12〜C20−脂肪酸ポリ
    エチレングリコールエステルからなる群から選択される
    エトキシル化されたアルコール及び iii)セテアリールアルコール及びセテアリールグリ
    コシドの混合物からなる群から選択される乳化系1〜約
    10重量%;及び c)化粧品において認容性の担体1〜99.9重量%を
    含有することを特徴とする化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 (i)対(ii)対(iii)の比が約
    2:6:5〜約3:7:6であることを特徴とする、請
    求項1記載の化粧品組成物。
  3. 【請求項3】 最終組成物が約8より低いpH値を有す
    ることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 エトキシル化されたアルコールは、平均
    20モルのエチレンオキシドを有するセテアリールアル
    コールであることを特徴とする、請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 グリコシド組成物がセテアリールグリコ
    シド及びセテアリールアルコールであることを特徴とす
    る、請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 脂肪酸エステル配合物がC12〜C20−酸
    PEG−8エステルであることを特徴とする、請求項1
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 さらにプラセンタエキスを約2.0〜約
    5.0重量%の量で含有することを特徴とする、請求項
    1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 さらに水不溶性ビタミンを約0.001
    〜約1重量%含有することを特徴とする、請求項1記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】 ビタミンをビタミンEアセテート、ビタ
    ミンAパルミテート及びビタミンEリノレエートからな
    る群から選択することを特徴とする、請求項8記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 皮膚のホワイトニング効果を強化する
    ために、 a)スクレロチウムガム、キサンタンガム又はそれらの
    混合物0.05〜3重量%; b)i)式: R(OCH2nOH [式中、Rは、10〜20の鎖長を有する直鎖又は分枝
    鎖状のアルキル基を表し、nは、10〜30である]を
    有するセテアリールアルコールのポリエチレングリコー
    ルエーテル、 ii)5〜10のEOを有するC12〜C20−脂肪酸ポリ
    エチレングリコールエステルからなる群から選択される
    エトキシル化されたアルコール及び iii)セテアリールアルコール及びセテアリールグリ
    コシドの混合物からなる群から選択される乳化系1〜約
    10重量%;及び c)プラセンタエキス0.5〜約10重量%;及び d)化粧品において認容性の担体1〜99.9重量%を
    含有する化粧品組成物を皮膚に適用する工程を包含する
    ことを特徴とする、皮膚のホワイトニング効果を強化す
    る方法。
  11. 【請求項11】 (i)対(ii)対(iii)の比が
    約2:6:5〜約3:7:6であることを特徴とする、
    請求項10記載の方法。
JP9129423A 1996-05-23 1997-05-20 ホワイトニング化粧品組成物のための乳化系 Pending JPH1045526A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US65205896A 1996-05-23 1996-05-23
US08/833,179 US5807561A (en) 1996-05-23 1997-04-04 Emulsifying system for a whitening cosmetic composition
US833179 1997-04-04
US652058 1997-04-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045526A true JPH1045526A (ja) 1998-02-17

Family

ID=27096216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9129423A Pending JPH1045526A (ja) 1996-05-23 1997-05-20 ホワイトニング化粧品組成物のための乳化系

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1045526A (ja)
NZ (1) NZ314803A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2699848A1 (fr) * 1992-12-30 1994-07-01 Gaz De France Procédé de réparation d'une canalisation métallique par meulage.
JP2002541170A (ja) * 1999-04-10 2002-12-03 コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト ヒドロキシカルボン酸アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドエステルを含有するサンスクリーン製剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2699848A1 (fr) * 1992-12-30 1994-07-01 Gaz De France Procédé de réparation d'une canalisation métallique par meulage.
JP2002541170A (ja) * 1999-04-10 2002-12-03 コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト ヒドロキシカルボン酸アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドエステルを含有するサンスクリーン製剤

Also Published As

Publication number Publication date
NZ314803A (en) 1999-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5599528A (en) Preparation for epidermis
US5310556A (en) Cosmetic composition
AU717000B2 (en) Skin toning formulation
JP5093998B2 (ja) 色素沈着予防又は改善剤
KR100423458B1 (ko) 피부외용제
EP0095615A2 (en) Skin conditioning composition
EP0684039A1 (en) Thickened cosmetic compositions
US6565834B2 (en) Skin composition
MX2013009524A (es) Composicion acondicionadora de la piel, no solida, que se deja puesta, la cual tiene una fase continua y contiene acido 12-hidroxiestearico.
HU216434B (hu) Dihidroxi-aceton-alapú, mesterségesen barnító kozmetikai készítmény, ennek előállítása és alkalmazása
US5807561A (en) Emulsifying system for a whitening cosmetic composition
KR20050110024A (ko) 비단 같은 느낌의 화장용 에멀션 섀시
US7361363B2 (en) Silky feel cosmetic emulsion chassis based on glycerin and chemically modified starch
EP0886517B1 (en) Method for reducing skin oils and grease
AU722604B2 (en) Skin treatment with salicylic acid esters and retinoids
JPH1045526A (ja) ホワイトニング化粧品組成物のための乳化系
JP3556479B2 (ja) 皮膚プレトリートメント剤
EP1369106B1 (en) Emulsion composition
JPH1045530A (ja) 少量のエトキシル化乳化剤を含む乳化系
JPH11279023A (ja) 外用組成物
JP2000191499A (ja) 保湿用皮膚化粧料
JP3457825B2 (ja) 化粧料
KR20240044028A (ko) 불소화합물, 비이온성 계면활성제 및 양쪽성 계면활성제를 안정적으로 포함하는 수중유형 화장료 조성물
JPH1087475A (ja) 乳化組成物
JPH0995413A (ja) 皮膚外用剤