JPH104501A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH104501A
JPH104501A JP8154196A JP15419696A JPH104501A JP H104501 A JPH104501 A JP H104501A JP 8154196 A JP8154196 A JP 8154196A JP 15419696 A JP15419696 A JP 15419696A JP H104501 A JPH104501 A JP H104501A
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JP
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color
optical sensor
image
light
input device
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Application number
JP8154196A
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English (en)
Inventor
Atsushi Onose
敦士 小野瀬
Shinya Kobayashi
信也 小林
Kunio Sato
国雄 佐藤
Yoshinobu Fukano
善信 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない画像データ量で、高精細かつ高画質の複
写画像を、高速に得られる画像入力装置を提供する。 【解決手段】色を認識できる第1の光センサ7と、明度
の低い色、特に黒を認識するためのより画素の細かい第
二の光センサ17とを並置して、被測定画像からの入射
光量を入力する。第二の光センサ17からの画像データ
は黒判別手段18で無彩色の濃度が判別され、第1の光
センサ7からの画像データは色判別手段20で色が判別
され、比較演算手段21で両画像データが比較演算され
た後、画像出力装置に応じた解像度で出力し外部機器9
に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色複写装置に用
いられる多色読み込みのできるイメージスキャナやCC
Dカメラなどの画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像入力装置であるイメージスキャナ
は、一列に並んだライン状光センサを用いて被測定画像
の各ドットの濃度情報を検知している。カラーイメージ
スキャナのある方式においては光センサの各画素にカラ
ーフィルタを配して色分解を行い、規定の画素で構成さ
れるドットごとに色認識をしている。また、別の方式で
は異なる波長を発する光源を用いて色分解した光を検知
して色認識をしている。
【0003】この方式の構成において、今まで読み取り
色ごとの解像度は同一であった。また、デジタル複写機
においては入力における解像度と出力における解像度と
を同一としていた。これは同一の解像度を用いて同等の
画像データで複写するためであり、複写機においては適
当な方法であった。
【0004】しかし、高精細画像を得るために解像度を
高くしていくと画像データ量が大きくなってしまう。そ
のため、プリンタの印刷速度に対応した速度で画像デー
タを送出し終わることが難しくなる。そこで、解像力を
維持しつつ高画質の画像を得る方法として、特開平1-12
0966号公報記載のように、黒の解像力を維持しつつ画像
データ量を減らすため、黒の多値数を他色に比べて多く
して良好な画像を得る方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、読み取り解像度の増大と共に画像データ量
が大きくなり、画像入力装置の読み取り時間が遅くなっ
ていた。そのためレーザプリンタなどの印刷速度に間に
合わず、レーザプリンタの印写速度に同期した複写が難
しかった。
【0006】また、画像の読み取りと印刷を同期して行
えない場合、画像データを保存するメモリを持ち、それ
より印刷する方法があるが大きなメモリ容量が必要とな
り、高価格になってしまう難点があった。
【0007】また、上記特開平1-120966号公報記載のよ
うに、画像データ量を少なくして高速に印写する方法が
提案されているが、黒以外の色の多値数が少ないため、
微妙な色を再現することが難しく、色再現性が悪かっ
た。
【0008】本発明の目的は、少ない画像データ量で、
高精細かつ高画質の複写画像を、高速に得られる画像入
力装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被測定画像に光を当てる光源と、光学的
に特定波長において分光するカラーフィルタと、前記カ
ラーフィルタを通して前記被測定画像からの入射光量を
検知する光センサと、前記光センサからの出力信号を基
に前記被測定画像の色を判別算出し外部機器に伝達する
色制御手段とを有する画像入力装置において、前記光セ
ンサは、第一の光センサと、該第一の光センサとは異な
る解像度を有する第二の光センサとで構成され、かつ互
いに並置していることを特徴とする。
【0010】また、本発明の他の特徴は、光学的特定波
長の光を被測定画像に当てる光源と、前記被測定画像か
らの前記光学的特定波長の光の入射光量を検知する光セ
ンサと、前記光センサからの出力信号を基に前記被測定
画像の色を判別算出し外部機器に伝達する色制御手段と
を有する画像入力装置において、前記光センサは、第一
の光センサと、該第一の光センサとは異なる解像度を有
する第二の光センサとで構成され、かつ互いに並置して
いることにある。
【0011】また、本発明の他の特徴は、前記色制御手
段は、前記第一の光センサからの出力信号を基に色を判
別する色判別手段と、第二の光センサから出力信号を基
に無彩色の濃度を判別する黒判別手段と、前記第一の光
センサからの出力信号と第二の光センサから出力信号を
比較し、同一の解像度に変換後、前記第二の光センサの
出力信号を基に下色除去処理を行う比較演算手段とを有
することにある。
【0012】本発明によれば、画像入力装置のカラーフ
ィルタを通して被測定画像からの入射光量を検知する光
センサは、第一の光センサと、該第一の光センサとは異
なる解像度を有する第二の光センサとで構成され、かつ
互いに並置している。
【0013】また、光センサからの出力信号を基に被測
定画像の色を判別算出し外部機器に伝達する色制御手段
の色判別手段は、第一の光センサからの出力信号を基に
色を判別する。黒判別手段は、第二の光センサから出力
信号を基に無彩色の濃度を判別する。比較演算手段は、
第一の光センサからの出力信号と第二の光センサから出
力信号を比較し、同一の解像度に変換後、第二の光セン
サの出力信号を基に下色除去処理を行う。
【0014】このように、色を認識する第一の光センサ
と、第一の光センサより細かい画素を有する第二の光セ
ンサを設けることにより、画像端に敏感になり易い明度
の低い色、特に黒の画像を高精細に読み取ることができ
る。また、比較演算手段を設けることにより、より高速
に色変換ができ、色再現も向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る画
像入力装置を、図を用いて説明する。
【0016】まず、ここで、一般的なスキャナを説明す
る。画像入力装置であるイメージスキャナは、フラット
ベット型、原稿移動型、スキャナ移動型、ムービング型
と呼ばれる光センサ自身が走査していく方式があるが、
その中で最も一般的であるフラットベット型イメージス
キャナを基に説明する。
【0017】図12は、従来のフラットベット型イメー
ジスキャナの全体構成を示す。図12に示すように、フ
ラットベット型イメージスキャナは、大別するとベット
部とイメージセンサ部で構成されている。
【0018】ベット部は、筐体1と、透明板2と、イメ
ージセンサ部を移動させる駆動装置3と、その移動を円
滑なものにするガイド4から構成されている。
【0019】イメージセンサ部は、被測定画像16に光
を当てる光源5と、画像に反射させる光Aまたは画像に
反射してきた光Dを特定波長の光に分光するカラーフィ
ルタ6と、所望の分光成分を持つ光を受光する第1の光
センサ7と、該第1の光センサ7の出力信号を基に被測
定画像16の色を算出する演算手段8と、その結果を外
部の画像メモリなどの外部機器9に伝達する伝達手段1
0とから構成されている。
【0020】他の構成としては、カラーフィルタを別に
設けるのではなく、特定波長の光を発する光源を用いて
分光するものがあるが、まずカラーフィルタを用いた構
成について説明する。
【0021】カラーフィルタ6を配置する場所について
説明する。カラーフィルタ6の配置には二通りある、一
つは被測定画像16と光源との間の光Aを分光するよう
にカラーフィルタを配した場合であり、特定の波長の成
分しか持っていない光を被測定画像に当てることになる
ので前述の特定波長の光源を用いた場合と同様となるの
で後述する。
【0022】もう一つは被測定画像16と第1の光セン
サ7との間の光Dを分光するようにカラーフィルタ6を
配した場合であり、図12はこの例を示したものであ
る。
【0023】カラーフィルタを用いてRGBなどに色分
解するには、それぞれ異なるカラーフィルタを配した光
センサを並べて置く前述の方法の他に、特定の光センサ
に対して複数のカラーフィルタを駆動装置を用いて入れ
替える方法があるがこれについても後述する。
【0024】図5を用いて第1の光センサとカラーフィ
ルタの位置関係について、そして画素とドットについて
説明する。第1の光センサは上方に検知部を有してお
り、上方から下方へ入射してくる光を検知する。隣り合
う3つの第1の光センサ7r、7g、7b、の前段にそ
れぞれRGBのカラーフィルタ6r、6g、6bを覆い
被せ、3つの画素を形成している。各画素はカラーフィ
ルタによって分光された光について検知する。従って一
つのドット13(色を識別できる最小単位)は3画素で
構成されることになり、3つの分光特性から色を求めて
いる。また、各ドット13について同じ測定面の反射光
を得るため、ドット13毎に集光レンズ14を付加して
いる場合もある。
【0025】次に色の検知方法について説明する。カラ
ーイメージスキャナは、図2、図3、図4に示すような
各色のカラーフィルタを用いて分光しており、所望の光
の強度を検知している。この強度から演算手段8で演算
して、印字に適する色の合成配分を決定している。
【0026】図2はイエロー(以下、Yと略す)とシア
ン(以下、Cと略す)のカラーフィルタを用いてさらに
ホワイト(以下、Wと略す)の分光特性を得ることによ
って、マゼンタ(以下、Mと略す)の分光特性を推測し
ている。また、図3はYCとグリーン(以下、Gと略
す)のカラーフィルタを用いてMの分光特性を推測して
いる。このなかでも、図4のような減法混色を用いるこ
とができるレッド(以下、Rと略す)、グリーン(以
下、Gと略す)、ブルー(以下、Bと略す)に分光する
カラーフィルタを用いると、色再現範囲が広くて良い。
【0027】なお、Wの分光特性を得るときにはカラー
フィルタを用いない場合がある。以上のようにして3色
以上の色を検知することによって色を識別している。
【0028】次に、カラーイメージスキャナの通常動作
について図12を用いて説明する。コンピューターなど
の外部機器9からのリセット信号を基に一度イメージス
キャナをリセットした後、読み取り時の解像度や階調
数、明るさや大きさなどをイメージスキャナに対して設
定する。
【0029】その後、ベット部の透明板2の外側に置か
れた被測定画像16を、筐体1内部のイメージセンサ部
を移動しながら読み取る。例えば被測定画像16から所
定の距離を置いてイメージセンサ内の光源5から光Aを
当て、反射してきた光Dをカラーフィルタ6を通して第
1の光センサ7の各画素に入力している。この時、Rの
カラーフィルタ6rを通して入射される光はR成分が除
かれた光を検知している。
【0030】各画素はその光の強度を検知することによ
って、所望のドット13の色の分光特性を演算し、演算
手段8で標準的な画素データとして更にアナログ/デジ
タル変換して、コンピューターなどの外部機器9へ伝達
している。
【0031】通常各画素の画素データをすべてコンピュ
ータに伝達し、コンピュータで演算をして、色を推定、
合成している。また、この色をプリンタなどの出力機器
で出力するときは、コンピュータやプリンタコントロー
ラなどでY、M、C、K(ブラック)に演算によって色
分解し、個々の色で印字し重ね合わせている。
【0032】イメージスキャナは、被測定画像16の任
意の場所を読むためにライン状の第1の光センサ7を駆
動装置3とガイド4を用いて平行移動して面状に読み取
っている。
【0033】次に、本発明の実施例を順々に説明する。
本実施例の特徴は、第1の光センサのほかに第一の光セ
ンサと異なる解像度を有する第二の光センサを設けるこ
とにある。
【0034】図1は、本発明の一実施例に係わる画像入
力装置の全体構成を示す。第一の光センサと第二の光セ
ンサを並置した例である。図1に示すように、光源に白
色光源15を用い、透明板2を通して被測定画像16に
照射し、その反射光Dが透明板2そしてカラーフィルタ
6を通して第一の光センサ7に入射すると共に、第一の
光センサ7に並置された第二の光センサ17にも入射
し、第二の光センサ17は、明度の低い色、特にブラッ
ク(以下、Kと略す)について検知する。
【0035】この第二の光センサ17で検知された画素
データは、以下で説明する色判別手段20、黒判別手段
18、比較演算手段21、画像メモリ22で構成される
色制御手段24を通してコンピュータなどの外部機器9
に伝達される。
【0036】また、第二の光センサ17を設けることに
よって無彩色成分を独自に求めることができ、色変換処
理に用いられる下地処理に第二の光センサ17を用いる
ことができる。また、特に高解像度を求められるK成分
の画像を画素の小さい第二の光センサ17で独自に読み
込めるため、高精細なK画像を得ることができる。
【0037】第二の光センサ17によって検知される色
は、黒などの無彩色や明度の低い色、例えばCが最適で
ある。無彩色や明度の低い色は、その色と白い紙などと
のコントラストは大変大きくなり図や文字のエッジ部が
視認しやすくなるため、エッジ部を滑らかにする必要が
生じる。この対策として第二の光センサ17を用いるの
が良い。
【0038】第二の光センサ17から出力された画像デ
ータは、無彩色の濃度を判別する黒判別手段18を用い
て無彩色を判別する。無彩色は全波長において濃度が高
いと判断されるものであり、一般に白と黒の2値の情報
として扱いやすく、また薄い黒(グレー)はYMCの色
重ねによって作ることができるため、多値数を少なくし
ても余り目立たない。これを利用してKの多値数を低減
し画像データを低減して高速な色変換をすることができ
る。
【0039】多値数を少なくする方法には、各画素にお
いて検知された光の強度の信号をアナログ/デジタル変
換した後、その上位ビットを取得してその多値数を少な
くする方法がある。また、信号の強度を電圧または電流
で検知して所定の値を超えたとき黒と判断するなどの判
断回路を設けても良い。
【0040】その実施例として、第二の光センサ17の
回路をすべてアナログ回路とする方法がある。前述した
ように出力装置であるプリンタで用いられるYMCの色
情報は、より黒いドットを示す第二の光センサ17から
のKの情報を必要としている。
【0041】第二の光センサ17からのアナログ情報を
所定の電圧または電流によって2値化する判断回路を用
いると、各ドットについてRGBのアナログ色情報とK
の2値情報で比較演算して、適切なYMCの色情報をつ
くることができる。
【0042】それに対してKの色情報は、前述したよう
に、画像メモリにこの2値情報を保存する方法もある
が、K情報をアナログのまま出力装置側に送出する方法
がある。
【0043】この方法では、アナログ伝達手段を用い出
力手段に伝達することによって、出力手段でKの濃淡を
直接的に多値数の多い画像と同様に出力することができ
る。例えばレーザプリンタにアナログ出力した場合、そ
のアナログ値によって露光手段の露光強度を変化させた
り、PWMパルス幅変調回路を用いて露光時間を変化さ
せることによって、出力画像の濃淡を変化させることが
できる。
【0044】光源に白色光源15を用いると、第二の光
センサ17にはカラーフィルタを用いなくてもよい。無
彩色の黒などは可視光のほとんど全領域において吸収さ
れたときにその部分が黒と判断できるため、可視光のほ
とんどの波長領域にまたがる白色に見える光を光源から
発する必要がある。
【0045】この場合、前述の無彩色や明度の低い色を
第二の光センサ17で検知するため、光源に白色光かそ
れに近い特定の波長を発する光源、例えば白色蛍光灯や
白色電灯などを用いなければならない。この様な光源を
使うことにより、第二の光センサ17にはカラーフィル
タ6をする必要がなく、第二の光センサ17にかかる費
用を低減することができる。
【0046】しかしながら、白色光の分光特性が偏り、
黒を検知することが難しい場合がある。その場合、図7
に示すように、異なる波長の分光特性を有するカラーフ
ィルタを光源と第二の光センサ17との間の光路に複数
個並置することで複数の波長における光強度を検知する
ことができ、全波長について測定するよりも特性を抽出
してKを認識することができる。
【0047】例えば、第二の光センサ17の前段にRG
Bの高精細カラーフィルタ19r、19g、19bを用
いた場合、それぞれR、G、B成分を含まない光が透過
され、第二の光センサ17に入射するわけであるが、こ
れが光が微弱に検知、または無いと判断されたとき、元
の反射光はKに近いと判断される。
【0048】本実施例の画像入力装置の色判別手段20
は、従来のように画像データを標準的なRGB情報に変
換する演算手段8ではなく、YMCKの印写画像情報に
して外部機器9に伝達することによって、より特徴が発
揮される。それは、従来のようにRGBの画像情報の他
に、Kの画像情報を出力することによっても、コンピュ
ータなどの演算手段を用いて色再現を向上させることが
できる。
【0049】しかしながら、複写する目的で用いる本実
施例のような画像入力装置は、画像出力装置であるカラ
ープリンタで用いる、例えばYMCKのような色で画像
情報を伝達することで、被測定画像16に、より近い高
精細高画質の出力画像を得ることができる。そうすると
色変換の終わった画像データが出力されるので、ディス
プレイに表示するためには再びコンピューターで色変換
することになる。
【0050】第一の光センサ7からの画像データを色判
別手段20にて色変換した画像データと、読み取り解像
度の異なる第二の光センサ17からの画像データを黒判
別手段18にて抽出した無彩色画像データとを比較し演
算する比較演算手段21を設けることにより、画像出力
装置に対応した解像度に変換し、下色除去処理を含む効
率の良い色変換をすることができる。
【0051】従来の色変換においては、下地除去処理と
呼ばれるKが印字される場所をYMCの画像データを保
存するメモリから演算して求めて、それによって形成さ
れたKを印字していた。
【0052】本実施例では、第二の光センサ17が明度
の低い色、特に黒について読み込むため、一度の読み取
り動作中に第一の光センサ7のRGB色情報と第二の光
センサ17のK色情報を比較することにより、前述のK
を演算して求める動作が不要となり、効率の良い色変換
ができる。またYMCの印字のためにRGBの色情報を
得たとき一緒にK色情報を得ることができるので、各色
はKを印字するところに色情報を持たないようにするこ
とができる。
【0053】例えば、Yの印字を行おうとしていると
き、第一の光センサ7で検知してRGBの色情報を得た
とする。このときRGBの色情報からYの色成分を演算
にて求め、第二の光センサ17のK色情報からKを印字
するドットについてはYの色情報を出力しないようにす
る。
【0054】このようにすると、Kを印字するところに
はYMCなどの色を重ねて印字しないで済み、レーザプ
リンタではトナー、インクジェットプリンタなどではイ
ンクを無駄に消費しないで済む。
【0055】更に、第一の光センサ7のドットが第二の
光センサ17のドットの整数倍の大きさである場合、第
二の光センサ17の整数倍の個数のドットについて濃度
(出力値)を求めて演算し、そのドット集合体の位置に
Kを印字するにふさわしいときにそれに対応する第一の
光センサ7のドットにKを印字すべく、YMCの色情報
を出力しない方法を用いることがある。
【0056】図6は、第二の光センサの構成を示す。第
二の光センサ17は第一の光センサ7と同数の画素を有
する光センサ7kを用いている。この場合、第一の光セ
ンサ7と第二の光センサ17は同等のものを使うことが
でき、第一の光センサ7は図5に示すようにRGBのカ
ラーフィルタを載せた構成となる。第二の光センサ17
には集光レンズ14kを用いる場合もある。
【0057】このように、第二の光センサ17にはより
細かいセンサを使うことにより、より解像度の高い高精
細な画像を得ることができる。例えば第一の光センサが
400dpi(ドット/インチ)の解像度で読めるもの
であった場合、画素の数は1200画素/インチとな
る。第二の光センサ17が同数の画素で画像を検知した
場合、1200dpi相当の高解像度で読み込むことが
できることになる。これにより文字などのエッジ部分が
滑らかにすることができる。
【0058】以上は、画像メモリを用いずにKの色情報
をアナログのまま出力装置側に送出できる方法であっ
た。
【0059】しかし、一画面分の画像メモリを持つこと
によって色再現性を向上することができる。その実施例
を次に示す。
【0060】図10は、本発明の他の実施例で、図1の
画像入力装置に画像メモリを付加した全体構成を示す。
図10に示すように、Kの色情報を前もって一画面分の
画像メモリ22に蓄えておく方法である。これは、被測
定画像16の画像濃度を前もって測定するプリスキャン
動作の時に、第二の光センサ17を用い、黒を印字する
に適当と思われるドットを抽出しておき、前述のKの色
情報に利用する方法である。
【0061】画像メモリ22の情報をKの色情報として
扱う場合もあるが、この画像メモリ22の内容を比較演
算手段21で参照にして、色情報を増やし、より良い色
再現を行う方が更に良い。また、Kの色情報を第一の読
み取りの時に画像メモリ22に保管する方法でも良い。
この場合、プリスキャン動作をする必要がなく、もしプ
リスキャン動作を行ったときでも、最も適当な光量で被
測定画像16を読むことができるので色再現を良くする
ことができる。
【0062】以上のように、画像メモリ22を用いると
色再現を向上することができる。逆に画像メモリ22を
用いないと、画像データを画像メモリ22に保存する時
間が不要になり高速に色変換を行うことができる。
【0063】更に高速でかつ色変換が最適な方法として
Kメモリを小さくする方法がある。この方法は、第二の
光センサ17から画素データを入力した時点で第一の光
センサ7の解像度に相当するデータ量までデータを演算
によって減らし、減らしたデータ量だけ保存できるメモ
リを用意することによってメモリが小さくなり、メモリ
への入出力時間が短縮できる。
【0064】また、メモリへの記憶容量をさらに整数分
の1に設定し画像データを減ずることによって更に高速
な色変換ができる。図8のように第二の光センサ17か
らの画素データE、F、H、Iを演算によって平均値や
中央値の画像濃度を求め、その結果Kを印字するかどう
かの2値情報を、隣にある第一の光センサ7と同じ大き
さに相当する解像度で、該当するアドレスにあるメモリ
上の画素データJに書き込むようにする。
【0065】以上、本発明に係わる実施例を順次記述し
たが、以下のような構成のものについても適用すること
ができる。
【0066】図9は、各カラーフィルタを有する第一の
光センサ7の画素の間に第二の光センサ17の画素を配
置した例である。各カラーフィルタを配した画素の間に
第二の光センサ17を密着させて配置することによって
集積度を向上させることができる。
【0067】また、カラーフィルタを有する画素25
r、25g、25bとK読み取り用の画素25kを混在
させることによって複数のライン状センサを合わせる必
要がなくなる。しかしながら、この方法の場合、カラー
フィルタのある画素と、ない画素で別の結線をして前述
のKの特徴を出す必要がある。
【0068】第一の光センサ7と第二の光センサ17を
並置したラインセンサを複数を並置することによって、
一度に複数ラインの画像を入力することができる。ま
た、第二の光センサ17の画素データを用いて複数ライ
ンの画像を処理することにより、ディザ処理などの中間
調2値化処理に用いることができる。
【0069】次に、カラーフィルタが光源と原稿との間
にある場合や、図11に示すように複数の異なる特定波
長光源23r,23g,23bを用いる場合は、そのカ
ラーフィルタや光源を並置するなり、移動して交換する
なりする必要がある。カラーフィルタが原稿と光センサ
の間にあって移動するものを含めて、光の切り替えに時
間がかかるため、高速の読み取りがし難いものである
が、従来の第一の光センサ7に並置して高精細の第二の
光センサ17を設け、Kなどの無彩色を読み取るときに
は第二の光センサ17を用いることによって、同等の効
果を得ることができる。
【0070】以上フラットベット(原稿固定)型スキャ
ナについて説明したが、スキャナの他の構成についても
同様である。原稿移動型やスキャナ移動型、ムービング
型と呼ばれる光センサ自身が走査していく型についても
第二の光センサを設けることによって色再現を向上させ
ることができる。
【0071】同様に、光学系の見方からすれば、密着光
学系について説明したが、縮小光学系の場合についても
効果は同様である。ただ縮小光学系の場合、鏡やレンズ
を用いて原稿から光センサまでの距離が長くなるので、
光の拡散について注意しなければならない。例えば特定
方向から入射される光についてのみ検知するために、ハ
ニカム形状に似たスリットを設けると良い。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、色を認識するための第
一の光センサと、第一の光センサより細かい画素を有す
る第二の光センサとを設けることにより、少ない画像デ
ータ量で、明度の低い色、特に黒の画像を高精細に読み
取ることができる。また、比較演算手段を設けることに
より、高速に色変換ができ、色再現の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる画像入力装置の全体
構成図である。
【図2】YとCのカラーフィルタを用いた分光特性を示
す図である。
【図3】YCGのカラーフィルタを用いた分光特性を示
す図である。
【図4】RGBのカラーフィルタを用いた分光特性を示
す図である。
【図5】第一の光センサを側面から見たカラーフィルタ
と集光レンズとの位置関係を示す図である。
【図6】第二の光センサの構成を示す図である。
【図7】第二の光センサとカラーフィルタと集光レンズ
との位置関係を示し、無彩色をより正確に検知する構成
図である。
【図8】画像データの低減方法を説明する図である。
【図9】各カラーフィルタを有する第一の光センサの間
に第二の光センサを配置した図である。
【図10】本発明の他の実施例で、図1の画像入力装置
に画像メモリを付加した全体構成図である。
【図11】本発明の他の実施例で、複数の光源を用いた
全体構成図である。
【図12】従来の画像入力装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…透明板、3…駆動装置、4…ガイド、5
…光源、6,6r,6g,6b…カラーフィルタ、7,
7r,7g,7b…第一の光センサ、8…演算手段、9
…外部機器、10…伝達手段、13…ドット、14…集
光レンズ、14k…高精細集光レンズ(K)、15…白
色光源、16…被測定画像、17…第二の光センサ、1
8…黒判別手段、19r,19g,19b…高精細カラ
ーフィルタ(R、G、B)、20…色判別手段、21…
比較演算手段、22…画像メモリ、23r,23g,2
3b…特定波長光源、24…色制御手段、25r,25
g,25b,25k…画素
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 H04N 1/40 D (72)発明者 深野 善信 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定画像に光を当てる光源と、光学的特
    定波長に分光するカラーフィルタと、前記カラーフィル
    タを通して前記被測定画像からの入射光量を検知する光
    センサと、前記光センサからの出力信号を基に前記被測
    定画像の色を判別算出し外部機器に伝達する色制御手段
    とを有する画像入力装置において、 前記光センサは、第一の光センサと、該第一の光センサ
    とは異なる解像度を有する第二の光センサとで構成さ
    れ、かつ互いに並置していることを特徴とする画像入力
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記光源を白色光源と
    し、前記第二の光センサは、前記被測定画像からの前記
    白色光源の入射光量を前記カラーフィルタを通さず直接
    検知することを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】光学的特定波長の光を被測定画像に当てる
    光源と、前記被測定画像からの前記光学的特定波長の光
    の入射光量を検知する光センサと、前記光センサからの
    出力信号を基に前記被測定画像の色を判別算出し外部機
    器に伝達する色制御手段とを有する画像入力装置におい
    て、 前記光センサは、第一の光センサと、該第一の光センサ
    とは異なる解像度を有する第二の光センサとで構成さ
    れ、かつ互いに並置していることを特徴とする画像入力
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3において、前記色
    制御手段は、前記第一の光センサからの出力信号を基に
    色を判別する色判別手段と、第二の光センサから出力信
    号を基に無彩色の濃度を判別する黒判別手段と、前記第
    一の光センサからの出力信号と第二の光センサから出力
    信号を比較し、同一の解像度に変換後、前記第二の光セ
    ンサの出力信号を基に下色除去処理を行う比較演算手段
    とを有することを特徴とする画像入力装置。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項4において、前記色
    制御手段は、前記第二の光センサの出力信号を予め記憶
    する画像メモリを有することを特徴とする画像入力装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記画像メモリは、前
    記第二の光センサからの黒の色情報を記憶することを特
    徴とする画像入力装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、前記色判別手段は、画
    像出力装置が用いる色の画像情報を判別し出力すること
    を特徴とする画像入力装置。
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