JPH1044117A - 押出成形板の製造方法及びそれに用いる装置 - Google Patents

押出成形板の製造方法及びそれに用いる装置

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JPH1044117A
JPH1044117A JP20333696A JP20333696A JPH1044117A JP H1044117 A JPH1044117 A JP H1044117A JP 20333696 A JP20333696 A JP 20333696A JP 20333696 A JP20333696 A JP 20333696A JP H1044117 A JPH1044117 A JP H1044117A
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JP
Japan
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raw material
auger
extrusion opening
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extruded plate
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JP20333696A
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Inventor
Makio Kida
牧男 喜田
Moriyuki Kaneko
守行 金子
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Nozawa Corp
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Nozawa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーガスクリュー径を大きくすることなく、
幅の広い押出成形板を成形することのできる押出成形板
の製造方法及びそれに用いる装置を得る。 【解決手段】 装置本体11に内蔵したオーガスクリュ
ーを回転させることで、原材料を押出開口形状で成形す
る押出成形板の製造方法において、押出開口形状の長手
方向に並設した複数のオーガスクリュー13、13によ
って、原材料を口金27に圧送する。また、押出成形板
製造装置10は、オーガスクリュー13、13を内蔵し
た本体11と、本体11の先端に連結した口金27とを
有し、オーガスクリュー13、13を回転させることで
原材料を押出開口形状に成形して押出す押出成形板製造
装置10において、口金27の押出開口29の長手方向
に複数のオーガスクリュー13、13を並設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント等の水硬
性材料をオーガスクリューによって口金から押出し成形
する押出成形板の製造方法及びそれに用いる装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の外壁材には、セメント等の水硬
性材料を押出し成形した押出成形板が多用される。この
押出成形板の製造方法としては、成形板の断面形状と同
一形状の押出開口を有した口金に、水硬性材料(原材
料)をオーガスクリューによって圧送して押し出す方法
が知られている。オーガスクリューは、回転自在なシャ
フトの外周に螺旋状に羽根を設けたもので、シャフトを
回転することにより、回転軸方向に原材料の移送を可能
とする。
【0003】図5は従来の押出成形板製造装置を口金側
から見た正面図である。オーガスクリューを用いた押出
成形板製造装置1は、筒状の本体3の内部にオーガスク
リュー(図示せず)を内蔵し、本体3の先端に絞り管5
を介して口金7を設け、オーガスクリューの回転により
原材料を口金7の押出し開口9から押出し、押出し開口
9の形状と同一断面形状の成形板を得る。外壁材として
用いられる押出成形板は、通常、幅600mm×厚さ6
0mm×長さ5000mm程度のものが一般的である。
従来の押出成形板製造装置1は、成形板の最大幅に合わ
せてオーガスクリュー径を決めていた。従って、600
mm幅の成形板を成形する場合には、外径が略600m
m程度のオーガスクリューを用いて、装置を構成してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の押出成
形板製造装置1では、押出成形板の幅は、オーガスクリ
ュー径の3倍の幅まで押出成形が可能と言われている。
しかしながら、現実的に外径600mm程度のオーガス
クリューの場合、成形幅が1200mmを越えると、オ
ーガスクリュー径と成形幅との差が大きくなり、成形幅
方向への原材料の流れが均等とならず、押出成形が困難
となった。一方、成形幅に合わせてオーガスクリュー径
を大きくした場合では、成形厚(一般的に60mm)は
変わらないため、厚さ方向の圧縮率が増大し、駆動負荷
が増大するとともに、本体の強度アップも必要となり、
運転コスト、装置コストが共に増大して不経済なものと
なった。このような理由から、現状ではオーガスクリュ
ー径600mmの押出成形板製造装置1で厚さ60mm
の押出成形板を成形するには、オーガスクリュー径の2
倍である1200mm程度の幅のものが限界であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、オーガスク
リュー径を大きくすることなく、幅の広い押出成形板を
成形することのできる押出成形板の製造方法及びそれに
用いる装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る押出成形板の製造方法は、装置本体に内
蔵したオーガスクリューを回転させることで、該本体内
の原材料を該本体に連結した口金の押出開口から押出
し、前記原材料を該押出開口形状で成形する押出成形板
の製造方法において、前記押出開口形状の長手方向に並
設した複数のオーガスクリューによって、前記原材料を
前記口金に圧送することを特徴とするものである。ま
た、本発明に係る押出成形板製造装置の構成は、オーガ
スクリューを内蔵した本体と、該本体の先端に連結した
口金とを有し、前記オーガスクリューを回転させること
で前記本体内の原材料を前記口金の押出開口形状に成形
して押出す押出成形板製造装置において、前記口金の押
出開口の長手方向に複数の前記オーガスクリューを並設
したことを特徴とするものである。
【0006】押出成形板の製造方法では、口金の押出開
口の長手方向に並設された複数のオーガスクリューで原
材料が押出され、オーガスクリュー幅と成形幅との差が
小さくなり、小さなオーガスクリュー径で幅広の押出成
形板の成形が可能となる。押出成形板製造装置では、オ
ーガスクリューが押出開口の長手方向に並設されること
で、細長矩形状の押出開口に対する成形厚方向の原材料
の圧縮率が小さくなり、且つ押出開口長手方向の任意な
位置での原材料供給量が均等となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る押出成形板の
製造方法及びそれに用いる装置の好適な実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による押出
成形板製造装置の要部を断面にした平面図、図2は口金
側より見た押出成形板製造装置の要部正面図、図3は装
置本体の形状例を示す正面図、図4はオーガスクリュー
の配置例を示す平面図である。押出成形板製造装置10
は、筒状の本体11の内部空間に複数本(本例では2
本)のオーガスクリュー13、13を平行に並設してあ
る。
【0008】本体11は、図2に示すように、平行な二
つの円筒体11a、11aを側部同士で連結して形成し
てある。本体11は、図3(A)に示すように、円筒体
11a、11aを直接連結した連結配置型、又は図3
(B)に示すように、円筒体11a、11aを連結部1
2で連結した単独配置型のいずれであってもよい。図3
(A)に示す連結配置型の装置10では、本体11の内
部で両オーガスクリュー13、13の原材料が合流して
移送される。また、図3(B)に示す単独配置型の装置
10では、両オーガスクリュー13、13によって移送
された原材料が後述の口金内で合流して押し出されるこ
ととなる。
【0009】また、従来技術でも述べたように、成形板
の幅は、オーガスクリュー径の2倍までは成形可能であ
るため、図3(A)に示す連結配置型の装置10では、
オーガスクリュー径Lの3倍(L/2+L+L+L/2
=3L)までの成形幅が可能となり、図3(B)に示す
単独配置型の装置10では、オーガスクリュー径Lの4
倍(L/2+L+L+L+L/2=4L)までの成形幅
が可能となる。
【0010】オーガスクリュー13、13は、本体11
内でシャフト部13aを回転自在に固定してある。シャ
フト部13aは、本体11の外部に設けた駆動部15に
よってそれぞれ独立して回転可能となっている。シャフ
ト部13aの外周には螺旋状の羽根部13bを設けてあ
り、羽根部13bはシャフト部13aを回転させるこに
より、本体11内の原材料(セメント等の水硬性材料)
を本体11の先端方向(図1の下方向)に圧送する。
【0011】オーガスクリュー13、13は、図4
(A)に示すように、同一方向で平行に配設する他、図
4(B)に示すように、同一方向で口金に向かって互い
が徐々に離反するようにして配設するものであってもよ
い。複数本設けたオーガスクリュー13、13は、それ
ぞれを単独で回転制御し、また、このようにシャフト部
13aの方向を適宜に設定して構成することで、オーガ
スクリュー13、13の並設方向の原材料移送量のバラ
ツキを均一に調整できる。なお、図3(B)に示した連
結部12を有する単独配置型の装置10では、押出開口
29の幅が広くなるので、原材料を幅広に供給できる図
4(B)に示したオーガスクリュー13、13の配設方
式を採用することが好ましい。
【0012】本体11の後端部上面には原材料供給部1
7を設けてあり、原材料供給部17にはパッグミル19
を連結してある。パッグミル19内にはパッグスクリュ
ー21を複数本(本例では、オーガスクリュー13と対
応する2本)内蔵してあり、パッグスクリュー21はパ
ッグ駆動部23によって回転される。パッグミル19
は、投入された原材料をパッグスクリュー21の回転に
よって原材料供給部17へ移送し、本体11内へ供給す
る。
【0013】本体11の先端には絞り管25を連結して
あり、絞り管25の先端には口金27を設けてある。口
金27には、矩形状の押出開口29(図2参照)を形成
してある。従って、押出開口29は、長手方向が成形板
の幅方向となる。そして、口金27は、押出開口29の
長手方向がオーガスクリュー13、13の並設方向と一
致するように配設してある。
【0014】このように構成された押出成形板製造装置
10を用いての成形板を製造するには、先ず、パッグス
クリュー21の回転するパッグミル19に原材料を投入
し、原材料供給部17を介して本体11内に原材料を供
給する。本体11内に供給された原材料は、オーガスク
リュー13、13の回転により、絞り管25方向へ圧送
される。絞り管25へと圧送された原材料は、口金27
の押出開口29から押し出され、押出開口29の形状と
同一断面形状の押出成形板31に成形される。
【0015】この際、オーガスクリュー13、13は、
押出開口29の長手方向に並設してあるため、押出開口
29の長手方向の寸法と同一径のオーガスクリューを用
いた場合に比べ、原材料を押出開口29から押し出す際
の圧縮率が小さいものとなる。即ち、例えば図3(B)
に示した本体11を有する装置10の場合、仮に一つの
オーガスクリューで原材料を供給した場合、押出開口2
9の長手方向の長さは4Lであることから、少なくとも
2Lの径を有する大型単体のオーガスクリューが必要と
なり、圧送断面積が略2πL2 となるのに対し、複数の
オーガスクリュー13、13を用いた構造では、圧送断
面積が略4π(L/2)2 となり、圧送断面積が大型単
体のオーガスクリューを用いた場合の半分となる。この
結果、同一成形厚の押出成形板を成形した場合におい
て、圧縮率が小さいものとなる。
【0016】また、上述した例による大型単体のオーガ
スクリューを用いた場合では、オーガスクリューから外
れる片側の押出開口の寸法がLとなるのに対し、図3
(B)に示したオーガスクリュー13、13を用いた構
造では、オーガスクリューから外れる片側の押出開口の
寸法がL/2となるため、押出開口29の長手方向の原
材料供給量のバラツキも小さなものとなる。
【0017】このように、上述した押出成形板の製造方
法によれば、口金27の押出開口29の長手方向に並設
したオーガスクリュー13、13で原材料の押出しを行
うので、オーガスクリュー13、13を大径にせずに、
幅の広い押出成形板を成形することができる。
【0018】また、オーガスクリュー13、13を単独
で駆動するので、原材料を押出開口29の長手方向に均
等に供給することができるようになる。
【0019】上述した押出成形板製造装置10によれ
ば、オーガスクリュー13、13を押出開口29の長手
方向に並設したので、原材料を小さな圧縮率で矩形状の
押出開口29に均等に供給することができる。
【0020】なお、上述した二つのオーガスクリュー1
3、13を備えた押出成形板製造装置10において、成
形幅の大きい製品が必要ないときは、通常の幅の製品を
2列で押出せば、設備を有効利用でき、生産性も向上さ
せることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る押出成形板の製造方法によれば、口金の押出開口の長
手方向に並設した複数のオーガスクリューで原材料を押
出すので、オーガスクリュー幅と成形幅との差が小さく
なり、オーガスクリューを大径にせずに、幅の広い押出
成形板を成形することができる。そして、オーガスクリ
ューを大径にせずに装置を構成できるので、厚さ方向の
圧縮率、駆動負荷が小さくなり、また、本体強度のアッ
プも不要となり、運転コスト、装置コストを低く抑える
ことができる。本発明に係る押出成形板製造装置によれ
ば、オーガスクリューを押出開口の長手方向に並設した
ので、細長矩形状の押出開口に小さな圧縮率で平均的に
原材料を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による押出成形板製造装置の要部を断面
にした平面図である。
【図2】口金側より見た押出成形板製造装置の要部正面
図である。
【図3】装置本体の形状例を示す正面図である。
【図4】オーガスクリューの配置例を示す平面図であ
る。
【図5】従来の押出成形板製造装置を口金側から見た正
面図である。
【符号の説明】
10 押出成形板製造装置 11 本体 13 オーガスクリュー 27 口金 29 押出開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に内蔵したオーガスクリューを
    回転させることで、該本体内の原材料を該本体に連結し
    た口金の押出開口から押出し、前記原材料を該押出開口
    形状で成形する押出成形板の製造方法において、 前記押出開口形状の長手方向に並設した複数のオーガス
    クリューによって、前記原材料を前記口金に圧送するこ
    とを特徴とする押出成形板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のオーガスクリューをそれぞれ
    単独で駆動制御することで押出開口長手方向の任意の位
    置における原材料供給量を均等に調整することを特徴と
    する請求項1記載の押出成形板の製造方法。
  3. 【請求項3】 オーガスクリューを内蔵した本体と、該
    本体の先端に連結した口金とを有し、前記オーガスクリ
    ューを回転させることで前記本体内の原材料を前記口金
    の押出開口形状に成形して押出す押出成形板製造装置に
    おいて、 前記口金の押出開口の長手方向に複数の前記オーガスク
    リューを並設したことを特徴とする押出成形板製造装
    置。
JP20333696A 1996-08-01 1996-08-01 押出成形板の製造方法及びそれに用いる装置 Pending JPH1044117A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082203A (ja) * 2011-09-28 2013-05-09 Ngk Insulators Ltd 押出成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082203A (ja) * 2011-09-28 2013-05-09 Ngk Insulators Ltd 押出成形装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210