JPH1043296A - 薬液注入器具 - Google Patents

薬液注入器具

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Publication number
JPH1043296A
JPH1043296A JP8220809A JP22080996A JPH1043296A JP H1043296 A JPH1043296 A JP H1043296A JP 8220809 A JP8220809 A JP 8220809A JP 22080996 A JP22080996 A JP 22080996A JP H1043296 A JPH1043296 A JP H1043296A
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JP
Japan
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tube
needle
container
needle tube
liquid
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Application number
JP8220809A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakao
浩治 中尾
Kiyohiko Futami
精彦 二見
Hiroshi Mochizuki
寛 望月
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】針管の穿刺に起因する恐怖感が軽減されるとと
もに、簡単な操作で一定量の薬液を注入することができ
る薬液注入器具を提供すること。 【解決手段】薬液注入器具1は、上ケース21と下ケー
ス22とからなるケーシング2を有し、上ケース21に
は、生体接触面211および開口212が形成されてい
る。ケーシング2内には、薬液を貯留する容器3と、容
器3に接続されているチューブ4、蛇腹管5およびコネ
クタ6と、コネクタ6に対し着脱自在な複数の針管を備
える針管交換ユニット7と、チューブ4をローラ93と
底板91とにより圧閉するチューブ圧閉手段9とが収納
されている。所定の筒体72内に収納されている針管に
コネクタ6を接続し、針先を開口212より突出させた
状態で、チューブ圧閉手段9によりチューブ4を長手方
向に沿って圧閉すると、チューブ4内の薬液が蛇腹管
5、コネクタ6および針管を介して排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインシュリ
ン製剤のような薬液を投与するための薬液注入器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、糖尿病患者がインシュリン製剤
を自己注射する場合、アンプル等からシリンジにインシ
ュリン製剤を吸引した後、シリンジに装着されている針
管の針先を自己の皮下に刺通し、シリンジのプランジャ
ーを押圧操作してインシュリン製剤を注入する操作を行
っていた。
【0003】また、予め所定量のインシュリン製剤が収
納されたプレフィールド式のカートリッジをペン型のホ
ルダー内に装填し、ホルダーの先端から突出する針管の
針先を自己の皮下に刺通し、カートリッジ内のインシュ
リン製剤を注入するペン型の携帯用薬液注入器具も開発
されている。
【0004】しかしながら、このような従来の薬液注入
器具では、棒状で先端部が尖った形状をなしているた
め、患者自身が自己注射する際に、恐怖感があり、精神
的な苦痛をも伴うという欠点がある。
【0005】また、これらの薬液注入器具では、1回の
注入(投与)毎に使い捨てるか、あるいは、多くても2
〜3回に分けて注入することができる程度であり、イン
シュリン製剤の投与を1日に3〜4回程度必要とする糖
尿病患者にとっては、薬液注入器具そのものや、装填す
るカートリッジを頻繁に交換しなければならなず、その
作業が煩わしいという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、針管
の穿刺に起因する恐怖感が軽減されるとともに、簡単な
操作で一定量の薬液を注入することができる薬液注入器
具を提供することにある。
【0007】
【発明を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(13)の発明により達成される。
【0008】(1) 少なくとも生体接触部が平坦な形
状をなすケーシングと、薬液を貯留する容器と、前記容
器にその一端側が接続された可撓性を有するチューブ
と、前記チューブの他端側に着脱自在に接続され、針先
が前記生体接触部より突出可能な少なくとも1つの針管
と、前記チューブをその長手方向に沿って圧閉し、前記
チューブ内の薬液を前記針管を介して排出するチューブ
圧閉手段とを有することを特徴とする薬液注入器具。
【0009】(2) 少なくとも生体接触部が平坦な形
状をなすケーシングと、薬液を貯留する容器と、前記容
器にその一端側が接続された可撓性を有するチューブ
と、前記チューブの他端側に着脱自在に接続され、針先
が前記生体接触部より突出可能な複数の針管を備え、前
記各針管を交換して使用する針管交換ユニットと、前記
チューブをその長手方向に沿って圧閉し、前記チューブ
内の薬液を前記針管を介して排出するチューブ圧閉手段
とを有することを特徴とする薬液注入器具。
【0010】(3) 前記針管の前記ケーシングに対す
る位置を定める位置決め手段を有する上記(2)に記載
の薬液注入器具。
【0011】(4) 前記チューブ圧閉手段は、前記チ
ューブを圧閉するローラと、前記ローラを前記チューブ
の長手方向に移動するローラ移動手段と、前記ローラの
移動経路を規定するガイド手段とを備える上記(1)な
いし(3)のいずれかに記載の薬液注入器具。
【0012】(5) 前記チューブ圧閉手段は、前記チ
ューブを圧閉する距離を調節することにより、薬液の排
出量を複数に設定可能としたものである上記(1)ない
し(4)のいずれかに記載の薬液注入器具。
【0013】(6) 前記ケーシングの前記生体接触部
に開口が形成され、前記針管の針先が前記開口より出没
するよう構成されている上記(1)ないし(5)のいず
れかに記載の薬液注入器具。
【0014】(7) 前記開口の周囲に、凸状のリブが
形成されている上記(6)に記載の薬液注入器具。
【0015】(8) 前記容器は、その少なくとも一部
が可撓性を有する材料で構成されている上記(1)ない
し(7)のいずれかに記載の薬液注入器具。
【0016】(9) 前記容器は、その内部が薬液で満
たされており、薬液量の増減に伴って変形するものであ
る上記(8)に記載の薬液注入器具。
【0017】(10) 前記チューブと前記針管とを液密
に接続する接続手段を有する上記(1)ないし(9)の
いずれかに記載の薬液注入器具。
【0018】(11) 前記接続手段は、伸縮自在な蛇腹
管を備えている上記(10)に記載の薬液注入器具。
【0019】(12) 前記接続手段は、前記針管を離脱
したとき、前記チューブの液密状態を保持する密閉手段
を備える上記(10)または(11)に記載の薬液注入器
具。
【0020】(13) 前記針管の針先の前記生体接触部
からの突出量を規制する突出量規制手段を有する上記
(1)ないし(12)のいずれかに記載の薬液注入器具。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の薬液注入器具を、
添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の薬液注入器具の実施例を
示す分解斜視図、図2は、図1に示す薬液注入器具にお
けるチューブ圧閉手段の構成を示す斜視図、図3〜図1
0は、それぞれ、図1に示す薬液注入器具の作用を示す
断面側面図である。
【0023】図1に示すように、本発明の薬液注入器具
1は、互いに接合される上ケース21と下ケース22と
で構成されるケーシング2を有している。ケーシング2
は、その全体形状が円盤状(扁平な円柱状)をなしてい
る。
【0024】上ケース21の上面は、生体に対し直接ま
たは被服等を介して間接的に接触させる生体接触面21
1を構成している。この生体接触面211は、ほぼ平坦
な形状をなしている。
【0025】また、上ケース21の生体接触面211に
は、後述する筒体72の先端が位置する円形の開口21
2が形成されている。一方、下ケース22は、容器3を
載置する載置台223を有している。
【0026】ケーシング2内には、薬液Qを貯留する軟
質の容器3と、針管交換ユニット7と、チューブ圧閉手
段9とが収納されている。
【0027】容器3は、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化
ビニルのような軟質樹脂よりなるシート材(膜)で構成
され、その大部分が可撓性を有している。
【0028】また、容器3の片側の中央部には、液排出
口31が形成され、該液排出口31には、後述するチュ
ーブ4の一端が液密に接続されている。なお、本実施例
では、液排出口31とチューブ4とは、例えば融着、接
着等により固着されているが、これらは、例えば図示し
ないコネクタ等を介して着脱自在に接続されていてもよ
い。
【0029】容器3内に貯留される薬液Qとしては、イ
ンシュリン製剤が挙げられるが、これに限定されるもの
ではなく、適宜必要なものを選択できる。
【0030】この容器3の内部は、薬液Qで満たされて
おり、容器3内には、実質的に空気が存在していない。
従って、容器3は、貯留されている薬液量の増減に伴っ
て変形する。薬液量が減少しても容器3の内部に空気が
流入しないため、容器3内の無菌性を保持することがで
きるとともに、空気との接触による薬液Qの変質、劣化
を防止することができる。
【0031】容器3の容量は、特に限定されないが、薬
液Qの1回の最大排出量(投与量)の10〜50倍程度
であるのが好ましく、20〜30倍程度であるのが好ま
しい。これにより、薬液Qが例えばインシュリン製剤で
ある場合、容器3の交換サイクルを1週間またはそれ以
上とすることができ、容器3の頻繁な交換による煩わし
さが解消される。
【0032】容器3の液排出口31に接続されたチュー
ブ4は、後述するローラ93により圧閉し得る程度の可
撓性を有している。そして、ローラ93による圧閉を解
除したときには、その内腔が再び連通する程度の弾性を
有しているのが好ましい。
【0033】このようなチューブ4の構成材料として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド、ポリエステルのような各種樹脂材料、天然ゴム、イ
ソプレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ア
クリルゴム、フッ素ゴム等の各種ゴム材料、ポリエステ
ルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性
エラストマー等が挙げられる。
【0034】また、チューブ4は、ローラ93の転動に
よるチューブ長手方向の圧閉により針管本体41から排
出される薬液Qの量が、薬液Qの1回の最大投与量にほ
ぼ等しくなるように、その内径と有効長さ(ローラ93
の移動範囲に相当する長さ)とが設定されている。
【0035】チューブ4の他端には、伸縮自在な蛇腹管
5の一端が液密に接続され、さらにこの蛇腹管5の他端
には、針管8のハブ82に接続可能なコネクタ6が液密
に装着されている。この蛇腹管5とコネクタ6とで、チ
ューブ4と針管8とを液密に接続する接続手段が構成さ
れる。
【0036】コネクタ6の先端は、封止部材61により
液密に封止されている。この封止部材61は、コネクタ
6を針管8から離脱させたときチューブ4の液密状態を
保持する密閉手段に相当するものである。
【0037】この封止部材61は、針管本体81の針先
81bにより刺通可能であり、かつ、刺通された針管本
体81を抜き取った際には、その刺通孔を自らの弾性に
より閉塞するようなもの(自己閉塞性を有するもの)で
あるのが好ましい。
【0038】このような封止部材61としては、例えば
天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブ
タジエンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリ
ルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等の各種ゴム材料、
ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等
の熱可塑性エラストマー等の各種弾性材料で構成された
ものが挙げられる。
【0039】また、コネクタ6には、操作部材65が連
結され、この操作部材65の操作により生体接触面21
1の法線方向(図3中の左右方向)に移動可能とされて
いる。また、操作部材65は、コイルバネ66により図
3中右方向へ付勢されている。
【0040】なお、コネクタ6と操作部材65とは、固
着または一体形成されていても、着脱自在に連結されて
いてもよいが、コネクタ6等の交換の容易性を考慮した
場合、後者の方が好ましい。
【0041】図2に示すように、チューブ圧閉手段9
は、チューブ4を載置する受板91と、受板91の両端
に互いに平行に立設された側板92、92と、チューブ
4を受板91との間で圧閉し得るローラ93と、ローラ
93を回転可能に支持する軸94を備えたローラ支持部
材95と、ローラ支持部材95を図2中の横方向および
上下方向に移動操作する操作部材96と、ローラ93を
受板91側(図2中下方)へ付勢するコイルバネ(付勢
手段)97と、ワッシャー98と、受板91を下ケース
22の底板221に対し所定距離離間した位置に保持す
るスペーサ99とで構成されている。このうち、ローラ
支持部材95と、操作部材96と、コイルバネ97と、
ワッシャー98とによりローラ移動手段が構成される。
【0042】側板92、92には、それぞれ、軸94の
両端部が挿通されるガイド溝921が形成されている。
このガイド溝921は、ローラ93の移動経路を規定す
るガイド手段として機能する。
【0043】両ガイド溝921は、受板91と平行に延
長されているが、その両端および途中の2カ所におい
て、図2中上方へ向けてほぼ直角に伸びている。この両
ガイド溝921の両端の屈曲部922、925および途
中の分岐部923、924の合計4カ所においては、ロ
ーラ93が図2中上方へ移動することができ、すなわ
ち、ローラ93によるチューブ4の圧閉を解除すること
ができる。
【0044】下ケース22の底板221には、ローラ支
持部材95の図2中鉛直部分が通過する長孔222が形
成されている。また、底板221の外面の長孔222の
周囲近傍には、ローラ93の移動量、すなわち、薬液Q
の排出量を示す目盛り(図示せず)が付されている。
【0045】操作部材96を手で操作して図2中の左側
の位置から右方向へ移動すると、軸94がガイド溝92
1に沿って移動し、ローラ93は、コイルバネ97によ
り付勢されて、チューブ4を圧閉しつつ転動する。
【0046】ガイド溝921と直行する屈曲部922、
925および分岐部923、924においては、操作部
材96をコイルバネ97の付勢力に抗して図2中上方へ
押し上げることにより、ローラ93によるチューブ4の
圧閉を解除(または緩和)することができる。
【0047】なお、図示の例では、屈曲部922、分岐
部923、分岐部924および屈曲部925は、ほぼ等
間隔で形成されているが、これらの配置は、任意に設定
することができる。
【0048】以上のような構成のチューブ圧閉手段9に
よれば、チューブ4を確実に圧閉し、目的量の薬液Qを
排出、投与することができ、その操作性にも優れてい
る。また、薬液Qの定量性にも優れ、特に投与量を他段
階に設定する場合における定量性にも優れている。
【0049】針管交換ユニット7は、リング状の回転基
板71と、回転基板71上に等間隔で立設された複数の
筒体72と、各筒体72の基端面を覆うように基板71
の図1中下面に貼着された膜73と、各筒体72の先端
開口を封止する膜74と、各筒体72内に収納された針
管8とで構成されている。
【0050】図3、図4等に示すように、針管8は、両
端にそれぞれ鋭利な針先(刃先)81a、81bを有す
る針管本体81と、針管本体81を固定的に支持する樹
脂製のハブ82とで構成されている。この針管8は、未
使用の状態では、筒体72の両端が膜73および74に
よりそれぞれ封止されていることにより、筒体72内に
おいて気密性、無菌性を維持しつつ保存される。
【0051】針管本体81の構成材料としては、例え
ば、ステンレス鋼が一般的に用いられる。
【0052】膜73は、コネクタ6の先端により容易に
破断することができ、一旦破断されて開口が形成される
と、その開口が再び封止されないようなものであるのが
好ましく、例えば、アルミ箔、ステンレス箔のような金
属箔で構成されている。
【0053】また、膜74は、針管本体81の針先によ
り刺通可能であり、かつ、刺通された針管本体81を抜
き取った際には、その刺通孔を自らの弾性により閉塞す
るようなもの(自己閉塞性を有するもの)であるのが好
ましい。このような膜74としては、前述したような各
種弾性材料で構成されたものが挙げられる。
【0054】針管8のハブ82の外周面には、その全周
に沿って溝83が形成され、一方、筒体72の内周面に
は、溝83に嵌合する突部721が形成されている。溝
83と突部721との嵌合により、筒体72に対する針
管8の長手方向の位置決めがなされる。
【0055】また、筒体72の突部721より先端側
(図3中左側)の内周面には、針管8が図3中左方向へ
移動したとき、ハブ82の肩部が係止する係止部722
が内側に向かって突出形成されている。この係止部72
2は、針管8の針先81aが生体接触面211の開口2
12からの突出した際の突出量を規制する突出量規制手
段を構成する。
【0056】このような針管交換ユニット7は、上ケー
ス21および下ケース22にそれぞれ形成された板状の
支持部23、24により、ケーシング2に対し回転可能
に支持されている。針管交換ユニット7の着脱、交換
は、上ケース21と下ケース22とを分離することによ
り行う。
【0057】針管交換ユニット7は、ケーシング10に
回転可能に支持された回転操作部材(ダイアル)77に
より回転操作される。すなわち、回転基板71の外周縁
には、ギア(またはローレット)75が形成され、この
ギア75は、回転操作部材77の外周に形成されたギア
(またはローレット)78と噛合している。回転操作部
材77の一部は、ケーシング10外に露出しており、こ
の部分を指で操作して回転操作部材77を所定方向に回
転すると、回転基板71がこれと逆方向に回転する。
【0058】回転基板71の外周部であって、各筒体7
2に対応する位置には、位置決め用の孔76が形成され
ている。一方、下ケース22の所定の支持部24には、
前記孔76に選択的に嵌合する突起25が形成されてい
る(図1参照)。
【0059】回転基板71を所定方向に回転し、突起2
5が孔76に嵌合したとき、その嵌合した孔76と径方
向反対側の筒体72が、コネクタ6および開口212と
同軸上に位置するように位置決めがなされる。このよう
な突起25と各孔76とで、針管8のケーシング2に対
する位置(特に開口212およびコネクタ6に対する位
置)を定める位置決め手段が構成される。このような位
置決め手段を有することにより、針管8の交換を容易か
つ正確な位置で行うことができる。
【0060】なお、一度使用した針管8の再使用を防止
するために、針管交換ユニット7または回転操作部材7
7は、一方向にのみ回転することができ、かつ、360
°を超えて回転することができないような構成とするこ
ともできる。
【0061】以上のような薬液注入器具1は、医師、看
護婦または患者自身が病院等の医療機関内で使用するこ
ともできるが、操作性、安全性に優れ、衛生的であり、
小型、軽量であるという点から、患者自身が携帯し、自
宅や職場等において使用するのに適している。
【0062】次に、薬液注入器具1の作用を、図3〜図
10に基づいて説明する。 [1] 図3に示すように、針管交換ユニット7は、所
定の未使用の針管8が収納された筒体72が、コネクタ
6および開口212と同軸上に位置するように位置決め
がなされた状態とされている。また、ローラ93は、ケ
ーシング10の中心側に位置し、コイルバネ97により
付勢されて、チューブ4を圧閉し、チューブ4の内腔を
液密に封止している。
【0063】[2] 図4に示すように、操作部材65
を手で操作して図中左方へ押圧移動し、コネクタ6の先
端で膜73を破り、さらにコネクタ6の先端部をハブ8
2に嵌合する。このとき、封止部材61は、針管本体8
1の針先81bにより刺通される。
【0064】コネクタ6をハブ82に嵌合させる際、ハ
ブ82は、コネクタ6により図中左方への力を受ける
が、溝83と突部721とが嵌合しているため、針管8
は、そのままの位置を保持する。
【0065】[3] 図5に示すように、生体Pの所定
箇所(例えば腹部)をケーシング2の生体接触面211
の開口212付近に接触させ、この状態で、操作部材6
5をコイルバネ66の付勢力に抗して図中左方へ押圧操
作する。これにより、溝83が突部721から離脱し
て、針管8が左方へ移動し、針管本体81の針先81a
が膜74を刺通し、さらに開口212を通過して、生体
Pに所定深さ穿刺される。
【0066】なお、針管8は、ハブ82が筒体72の内
面に突出する係止部722に係止し、それ以上左方へは
移動しないため、針管本体81の開口212からの突出
長さ、すなわち、針管本体81の生体Pへの穿刺深さ
は、常に一定(適正深さ)となり、安全である。
【0067】[4] 図6に示すように、操作部材96
を手で摘み、ケーシング10の外周方向(図6中上方)
へ移動操作する。これにより、ローラ93が受板91と
の間でチューブ4を圧閉しつつチューブ長手方向に転動
し、チューブ4をしごくので、チューブ4内の所定量の
薬液Qが蛇腹管5、コネクタ6および針管本体81内を
順次経て生体Pへ注入される。
【0068】[5] 図7に示すように、生体Pから針
管本体81の針先81aを抜き取り、次いで、操作部材
65を手で操作して図中右方へ引き、針管8を同方向へ
移動させる。針管8は、溝83と突部721とが嵌合す
るとその位置で停止し、この状態で、針管本体81は、
膜74から抜き取られ、針先81aは、筒体72の膜7
4より内側に格納される。
【0069】なお、膜74は、自己閉塞性を有するた
め、針管本体81の針先81aから残余した薬液が漏れ
たとしても、膜74により遮断され、開口212側へ漏
れ出すことはない。
【0070】[6] さらに操作部材65を図中右方へ
引くと、図8に示すように、ハブ82からコネクタ6が
抜ける。操作部材65から手を離すと、コイルバネ66
の付勢力により、コネクタ6は、回転基板71から所定
距離右方へ離間した位置で静止する。
【0071】ハブ82からコネクタ6が抜けると、針管
本体81の針先81bは、封止部材61から抜き取られ
るが、封止部材61は、自己閉塞性を有するため、コネ
クタ6の先端部から薬液Qが漏れ出すことおよびコネク
タ6内へゴミ、塵等が侵入することはない。
【0072】[7] また、前記[6]の操作と同時
に、操作部材96をコイルバネ97の付勢力に抗して図
8中左方へ押し、ローラ93によるチューブ4の圧閉を
解除する(ローラ93の位置を図8中の一点鎖線で示
す)。これにより、蛇腹管5の収縮に伴うコネクタ6お
よび蛇腹管5内の薬液Qの一部が、チューブ4内に戻
る。
【0073】操作部材96から手を離すと、コイルバネ
97の付勢力により、チューブ4は、ローラ93により
再び圧閉される(ローラ93の位置を図8中の実線で示
す)。
【0074】[8] 図9に示すように、操作部材96
を手で摘み、ケーシング10の中心方向(図9中下方)
へ移動操作する。ローラ93の軸94が分岐部924の
位置に来たら、操作部材96をコイルバネ97の付勢力
に抗して図8中左方へ押して、ローラ93によるチュー
ブ4の圧閉を解除し、チューブ4および蛇腹管5内の圧
力を均一にする。その後、操作部材96から手を離し、
ローラ93により再びチューブ4を圧閉する。
【0075】このような操作を、分岐部924の位置に
おいても同様に行い、さらに、図10に示すように、屈
曲部922の位置においても同様に行う。
【0076】屈曲部922の位置において、操作部材9
6から手を離すと、コイルバネ97の付勢力により、チ
ューブ4は、ローラ93により再び圧閉される。
【0077】[9] 回転操作部材77を指で回転操作
して、針管交換ユニット7を、次の孔76に突起25が
嵌合するまで所定方向に回転する。これにより、隣接す
る未使用の針管8が収納された筒体72が、コネクタ6
および開口212と同軸上に位置するように位置決めさ
れる。これにより、図3に示す状態に戻り、次回の薬液
投与の準備が完了する。
【0078】以後、一定時間が経過する毎に、前記
[1]〜[9]の工程を繰り返し実行する。
【0079】[10] 針管交換ユニット7の全ての針管
8が使用されたら、上ケース21と下ケース22とを分
離し、新たな未使用の針管交換ユニット7と交換する。
【0080】また、容器3内の薬液Qが空になったら、
上ケース21と下ケース22とを分離し、薬液Qを満た
した新たな容器3に交換する。このとき、チューブ4、
蛇腹管5およびコネクタ6も、容器3と同時に、新たな
ものに交換するのが好ましい。
【0081】以上では、薬液Qの1回の注入量を最大量
に設定した場合(ローラ93の移動距離を最大に設定し
た場合)について説明したが、薬液注入器具1では、ロ
ーラ93の移動距離をより小さい値に規定することによ
り、薬液Qの1回の注入量をより少ない値に設定するこ
ともできる。
【0082】例えば、ローラ93の移動範囲を、屈曲部
922と分岐部924との間、屈曲部922と分岐部9
23との間、分岐部923と屈曲部925との間、分岐
部923と分岐部924との間、分岐部924と屈曲部
925との間のいずれかに設定することにより、薬液Q
の1回の注入量を所定量に設定することができる。
【0083】図11は、本発明の薬液注入器具における
生体接触部の開口212付近の他の構成例を示す断面側
面図である。同図に示すように、上ケース21の開口2
12の周囲には、開口212のほぼ全周にわたって、凸
状のリブ213が形成されている。
【0084】このようなリブ213を形成した場合、生
体Pを接触させた際に、生体Pの表面がリブ213に圧
着され、生体Pの開口212に臨む部分がリブ213に
より引っ張られるので、針先81aを穿刺した際の苦痛
が軽減される。
【0085】なお、リブ213の高さは、1〜10mm程
度とするのが好ましく、2〜5mm程度とするのがより好
ましい。
【0086】また、リブ213の形状、配置等は、図示
のものに限定されないことは言うまでもない。
【0087】以上、本発明の薬液注入器具を図示の実施
例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定され
ず、薬液注入器具を構成する各部の構成は、同様の機能
を発揮し得る任意のものに置換することができる。
【0088】例えば、チューブ圧閉手段は、1対または
2対以上のローラによりチューブを挟持するようにして
圧閉するものでもよい。
【0089】また、図示の薬液注入器具1は、モータや
ソレノイドのような電気的に駆動する機構を備えておら
ず、そのため、構造が簡単で、故障も少なく、小型化、
軽量化、低コスト化に有利であるが、本発明では、これ
に限らず、例えば、チューブ圧閉手段、コネクタ6と針
管8とを接続する機構、針管8を生体接触部より突出さ
せる機構、針管8を交換する機構(針管交換ユニット7
の回転機構)等のうちの少なくとも1つを、モータやソ
レノイド等を用いて電気的に作動するような構成として
もよい。
【0090】その一例を挙げれば、チューブ圧閉手段
は、モータを駆動源とするローラポンプで構成されたも
のとすることができ、針管の生体接触部(開口212)
からの突出/没入は、ソレノイドの駆動により行われる
ような構成とすることができる。
【0091】
【発明の効果】以上のような薬液注入器具によれば、一
定量の薬液、すなわち患者にとって適正量の薬液を、簡
単な操作で、確実に投与することができる。また、薬液
の排出量は、予め定められたチューブの容積に対応して
いるため、薬液の定量性に優れている。
【0092】また、ケーシングの生体接触部が平坦な形
状をなしており、さらに、患者は、薬液投与に際し針管
を見ずに穿刺することができるので、針管の穿刺に伴う
恐怖心が軽減される。
【0093】また、本発明の薬液注入器具によれば、容
器の容量の設定により、多数回の薬液投与にも対応でき
るので、容器等の頻繁な交換による煩わしさが解消され
る。
【0094】そして、投与する薬液の無菌性を確保する
ことができ、薬液の液漏れ等を防止することもできる。
【0095】また、複数の針管を交換して使用する針管
交換ユニットを有する場合には、針管の着脱、交換を容
易かつ衛生的に行うことができる。
【0096】また、薬液の排出量を複数に設定可能とし
た場合には、患者の個人差や症例または症状の変化等に
応じて、幅広い対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬液注入器具の実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】図1に示す薬液注入器具におけるチューブ圧閉
手段の構成を示す斜視図である。
【図3】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図4】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図5】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図6】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図7】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図8】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図9】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側面
図である。
【図10】図1に示す薬液注入器具の作用を示す断面側
面図である。
【図11】本発明の薬液注入器具における生体接触部の
開口付近の他の構成を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 薬液注入器具 2 ケーシング 21 上ケース 211 生体接触面 212 開口 213 リブ 22 下ケース 221 底板 222 長孔 223 載置台 23、24 支持部 25 突起 3 容器 31 液排出口 4 チューブ 5 蛇腹管 6 コネクタ 61 封止部材 65 操作部材 66 コイルバネ 7 針管交換ユニット 71 回転基板 72 筒体 721 突部 722 係止部 73、74 膜 75 ギア 76 孔 77 回転操作部材 78 ギア 8 針管 81 針管本体 81a、81b 針先 82 ハブ 83 溝 9 チューブ圧閉手段 91 受板 92 側板 921 ガイド溝 922、925 屈曲部 923、924 分岐部 93 ローラ 94 軸 95 ローラ支持部材 96 操作部材 97 コイルバネ 98 ワッシャー 99 スペーサ Q 薬液

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも生体接触部が平坦な形状をな
    すケーシングと、 薬液を貯留する容器と、 前記容器にその一端側が接続された可撓性を有するチュ
    ーブと、 前記チューブの他端側に着脱自在に接続され、針先が前
    記生体接触部より突出可能な少なくとも1つの針管と、 前記チューブをその長手方向に沿って圧閉し、前記チュ
    ーブ内の薬液を前記針管を介して排出するチューブ圧閉
    手段とを有することを特徴とする薬液注入器具。
  2. 【請求項2】 少なくとも生体接触部が平坦な形状をな
    すケーシングと、 薬液を貯留する容器と、 前記容器にその一端側が接続された可撓性を有するチュ
    ーブと、 前記チューブの他端側に着脱自在に接続され、針先が前
    記生体接触部より突出可能な複数の針管を備え、前記各
    針管を交換して使用する針管交換ユニットと、 前記チューブをその長手方向に沿って圧閉し、前記チュ
    ーブ内の薬液を前記針管を介して排出するチューブ圧閉
    手段とを有することを特徴とする薬液注入器具。
  3. 【請求項3】 前記針管の前記ケーシングに対する位置
    を定める位置決め手段を有する請求項2に記載の薬液注
    入器具。
  4. 【請求項4】 前記チューブ圧閉手段は、前記チューブ
    を圧閉するローラと、前記ローラを前記チューブの長手
    方向に移動するローラ移動手段と、前記ローラの移動経
    路を規定するガイド手段とを備える請求項1ないし3の
    いずれかに記載の薬液注入器具。
  5. 【請求項5】 前記チューブ圧閉手段は、前記チューブ
    を圧閉する距離を調節することにより、薬液の排出量を
    複数に設定可能としたものである請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の薬液注入器具。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングの前記生体接触部に開口
    が形成され、前記針管の針先が前記開口より出没するよ
    う構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の
    薬液注入器具。
  7. 【請求項7】 前記開口の周囲に、凸状のリブが形成さ
    れている請求項6に記載の薬液注入器具。
  8. 【請求項8】 前記容器は、その少なくとも一部が可撓
    性を有する材料で構成されている請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の薬液注入器具。
  9. 【請求項9】 前記容器は、その内部が薬液で満たされ
    ており、薬液量の増減に伴って変形するものである請求
    項8に記載の薬液注入器具。
  10. 【請求項10】 前記チューブと前記針管とを液密に接
    続する接続手段を有する請求項1ないし9のいずれかに
    記載の薬液注入器具。
  11. 【請求項11】 前記接続手段は、伸縮自在な蛇腹管を
    備えている請求項10に記載の薬液注入器具。
  12. 【請求項12】 前記接続手段は、前記針管を離脱した
    とき、前記チューブの液密状態を保持する密閉手段を備
    える請求項10または11に記載の薬液注入器具。
  13. 【請求項13】 前記針管の針先の前記生体接触部から
    の突出量を規制する突出量規制手段を有する請求項1な
    いし12のいずれかに記載の薬液注入器具。
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