JPH1043151A - 真空クッションを有する電磁的身体用コイル - Google Patents

真空クッションを有する電磁的身体用コイル

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JPH1043151A
JPH1043151A JP9121132A JP12113297A JPH1043151A JP H1043151 A JPH1043151 A JP H1043151A JP 9121132 A JP9121132 A JP 9121132A JP 12113297 A JP12113297 A JP 12113297A JP H1043151 A JPH1043151 A JP H1043151A
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cushion
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plug
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レイコウスキ アーネ
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WL Gore and Associates GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気共鳴断層撮影の測定用の電磁的身体用コ
イルの導体が形状を維持するプラスチック体内に埋め込
まれるが、患者の測定すべき身体部分を快適に横たえ、
十分に長い時間動かさないでおくことができるようにす
る。 【解決手段】 電磁的身体用コイル11は3次元のコイ
ル形状を有し、少くとも2つの部分コイル25,27か
ら組立てられ、部分コイルは電気的差込み接続器29に
より互いに取外すことができるよう差込み接続可能にな
っており、第1の部分コイル25は患者横たわりの補助
用のクッション31の内部に、第2の部分コイル27は
外部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴断層撮影
測定用の電磁的身体用コイル(ボディーコイル)に関
し、真空枕状体(真空クッション)を有する電磁的身体
用コイルに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の身体用コイル
は、測定すべき身体の部分を収容する体積コイルとして
形成することができる。体積コイルは、例えば頭部コイ
ル、頸部コイル、腕部コイル、胴部コイルおよび脚部コ
イルであって、その中に測定すべき身体の部分が収容さ
れる。この種の身体用コイルは主として円筒形状を有す
ることが多い。
【0003】磁気共鳴断層撮影装置を用いて良好な調査
結果を得るためには、調査すべき身体の部分は測定プロ
セスの間身体用コイルに対して移動してはならない。こ
のことは極めて困難である。その理由は、磁気共鳴断層
撮影装置の全測定時間は、30分から45分の範囲にな
ることがあるからである。この長い時間の間測定すべき
身体の部分をぶれを生じないように保持して、それによ
り測定すべき身体の部分の良好な、従って診断可能な画
像を形成するようにしなければならない。
【0004】従来の身体用コイルにおいては、電気的な
コイル導体が形状を維持するプラスチック体内に埋め込
まれている。このプラスチック体は比較的硬く、かつそ
れぞれの患者の測定すべき身体の部分の形状に適合して
いない。それによりまず、測定すべき身体の部分を快適
に横たえることができず、さらに患者にとっては該当す
る身体の部分を十分に長い間動かさないでおくことが難
しくなる。本発明は、姿勢の快適さと静止的な位置ぎめ
を改良することを目標とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、生
きている人間の身体の部分に磁気共鳴断層撮影測定用の
電磁的身体用コイルを使用することができ、その身体の
コイルは三次元のコイル形状を有し、かつ少なくとも2
つの部分コイルから組み立てられ、その部分コイルを電
気的な差込み接続装置により互いに取り外し可能に差込
み接続することができ、その部分コイルのうち第1の部
分コイルは横たえ補助として用いられる枕状体(クッシ
ョン)の内部に、そして第2の部分コイルはその外部に
配置されており、そのクッションは測定すべき身体の部
分の形状に適合可能である。
【0006】本発明による身体用コイルは、測定すべき
身体の部分を挿入するために差込み接続装置を外すこと
によって開放され、身体の部分をクッション上に載置し
てクッションを身体の部分の形状に適合させた後に差込
み接続を再び形成することにより再度閉鎖される。身体
の部分はその形状に適合されたクッションによって正し
い形状で支持されるので、測定すべき身体の部分の長く
続く不動化も保証される。特に、クッションにある程度
可撓性の材料が充填されている場合には、測定すべき身
体の部分にとって大きな横たわり快適性が得られる。
【0007】クッションを真空クッションとして形成す
ることができ、かつ気密の外被を設けることができ、そ
の外被には弁が設けられており、その弁によって真空ク
ッションを膨らませあるいは排気することができ、外被
にその収容能力のほんの一部まで小さいばらの粒子が充
填されており、その粒子は外被が十分に膨らんだ場合に
は外被の内部で砂状に移動することができ、外被が十分
に排気された場合には外被によって収縮フォイル状に移
動しないように保持される。好ましくは弾性的に撓む材
料からなる粒子が使用される。この種の真空クッション
は特に軽くて、測定すべき身体の部分の形状に良好に適
合させることができる。身体の部分を排気されていない
状態にある真空クッション上に載置し、その状態におい
ては身体の部分は砂山へ沈むのと同様にばらばらの粒子
内へ部分的に沈み、その後真空クッションを身体の部分
が載置されている状態で、ばらの粒子が外被によって収
縮フォイル状に圧縮されて、その形状が保持されるま
で、排気すればよい。次の患者の測定前に、真空クッシ
ョンの排気に用いられる弁を開放して、それによって真
空クッションをこの次の患者の身体の部分に適合させる
ことができるようにするだけで済む。
【0008】横たわり補助として用いられるこの種の真
空クッションの詳細な説明は、後に公開されたヨーロッ
パ特許出願公開EP−A−0713691号に記載され
ている。第1の部分コイルを収容するために、真空クッ
ションには外被の気密性を損なわない部分コイル収容装
置が設けられている。その場合に外被に気密の通過案内
装置を設けて、それによって第1の部分コイルを外被に
挿通させることができる。
【0009】外被に少なくとも1つの通過案内管体を挿
通させることができ、その通過案内管体によって第1の
部分コイルの、外被の内部に配置されている部分が、外
被の気密性を損なわない方法で、外被に挿通されてい
る。あるいはまた、外被に、好ましくは外被の下側に、
織物ポケット状部を設けることができ、その織物ポケッ
ト状部が第1の部分コイルのクッションの内部に位置す
る部分を収容する。
【0010】外皮を、少なくとも1つの気体を透過する
分離用橋絡体(分離ウェブ)によって少なくとも2つの
互いに分離されたクッション室に分離することができ、
そのクッション室がそれぞれ小さい粒子の一部を収容す
る。それによって、真空クッションが排気されていない
場合に、ばらばらの粒子がすべて、あるいはほとんど、
真空クッションの一方側へ滑ることが防止される。
【0011】クッションの外側に、水密の水蒸気を透過
する機能層を設けることができ、その層は好ましくは微
細多孔性の延伸されたPTFE(ポリテトラフルオロエ
チレン)である。あるいは外被自体を気密並びに水密な
機能層から形成することができ、その機能層も同様に微
細多孔性の延伸された、あるいは延伸膨張されたPTF
Eであり、これはしばしばePTFEとして表わされる
ものとすることもできる。この種の材料を使用すること
によって、特に大きな横たわり快適性が得られる。とい
うのは汗の水分が逃がされ、水蒸気を透過しない材料上
に横たわった場合に生じるような、不快な湿り感が生じ
ることはない。
【0012】機能層に適した材料には、米国特許明細書
第3953566号、および第4187390号に記載
されているような、すでに挙げた微細多孔性の延伸され
たポリテトラフルオロエチレン(PTFE);米国特許
明細書第4194041号に記載されているような、親
水性の浸透剤および/または層が設けられている延伸さ
れたPTFE;呼吸可能なポリウレタン層;または米国
特許明細書第4725481号および第4493870
号に記載されているような、コポリエーテルエステルな
どのエラストマーとその積重体が含まれている。
【0013】身体用コイルを、形状を保持するプラスチ
ック体内に埋め込むことができ、そのプラスチック体は
部分コイルの数に相当する数の部分的プラスチック体か
ら組み立てられ、その場合に部分的プラスチック体の各
々にそれぞれ部分コイルの一方が、差込み接続装置に属
する差込み接続部材が部分的プラスチック体から突出す
るように、埋め込まれている。
【0014】しかし、身体用コイルをそれぞれ部分コイ
ル形状に予め成形された、付加的な形状を保持する手段
なしで自己支持する幾つかの電気的なケーブル小片によ
って形成することができ、そのケーブル小片は電気的な
接続部材によって身体用コイルとして組み立てられてい
る。その場合にケーブル小片にはそれぞれ多数の電気的
な導体が設けられている。この種の身体用コイルは極め
て安価に形成することができ、かつ特殊な形状または大
きさの身体用コイルを形成するために、射出型を形成す
るような、面倒な準備の手間を必要としない。
【0015】接続部材は、差込み接続部材として形成す
ることができる。各接続部材は接続部材のハウジングを
有することができ、その接続部材のハウジングは、少な
くとも2つのケーブル小片の絶縁を剥がされた導体端部
と接続されている電気的な接続素子を有し、かつ接続部
材のハウジングの内部空間内に電気的な結合回路網が配
置されており、その結合回路網によって接続部材の接続
素子が選択可能に予め定められた結合の形態で互いに接
続されている。このようにして異なる結合回路網を有す
る接続部材を使用することによって、その電磁的な特性
に関して種々の身体用コイルが組み立てられる。たとえ
ば低磁場測定装置も高磁場測定装置もある。異なる装置
および/または異なる測定のために、異なる磁場が使用
される。すなわち水平磁場コイルと垂直磁場コイルがあ
る。この種の異なる身体用コイルは、互いに種々の電気
的な接続で接続されているコイル導体を有する。そして
それを、適切な結合回路網を有する接続部材を使用する
ことによって実現することができる。
【0016】接続部材の少なくとも一部は差込み接続部
材であって、接続素子は差込み接続素子として形成する
ことができ、その差込み接続素子はケーブル小片のケー
ブル端部に設けられた相手側差込み接続素子と差込み接
続される。その場合に、組立て部品(キット)を用意す
ることができ、それぞれ必要な身体用コイルをこの種の
組立て部品(キット)から容易に組み立てることができ
る。部分的コイル体の差込み接続用の差込み接続装置
に、ケーブル小片を接続する差込み接続部材を設けるこ
とができる。
【0017】ケーブル小片は、曲げとそれに続く焼き戻
しによって所望の形状にすることのできる少なくとも1
つのプラスチック組成を有することができ、そのプラス
チック組成は記憶効果を有する材料から構成することが
できる。ケーブル小片は帯状ケーブル(リボンケーブ
ル)の小片として形成し、平坦な導体によって構成する
ことができる。
【0018】自己支持するケーブル小片と接続部材とか
ら組み立てられるこの種の身体用コイルの広範な説明
は、本出願と同時に提出された、標題「磁気共鳴断層撮
影測定用の電磁的身体用コイル」と特許代理人記号K4
3715/6をもつ特許出願に記載されている。
【0019】身体用コイルとクッションは、消毒可能、
好ましくは滅菌可能な材料から構成することができる。
その材料はポリオキシメチレン、ポリカーボネートおよ
び加圧加熱装置による加熱(オートクレーブ処理)が可
能なポリウレタンのグループから選択することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。図1は円筒状のボディーコイル11を概
略的に示すものであって、ボディーコイルは予め成形さ
れた多数の自己支持するケーブルの小片と、ケーブルの
小片を互いに電気的に接続させる多数の接続部材とから
構成されており、すでに挙げた、同時に提出した特許出
願(K43715/6)に詳細に記載されている。身体
用コイル11は、その軸方向の端部にそれぞれ円筒状の
ケーブル環体13と、その2つのケーブル環体(ケーブ
ルリング)を互いに接続する4つの線形のケーブルの小
片15とを有する。各ケーブル環体13は4つの部分円
筒形状のケーブル小片17から組み立てられている。
【0021】各線形のケーブルの小片15の各長手方向
端部は、T字状の接続部材19によって隣接する2つの
部分円筒状のケーブルの小片17の端部と接続されてい
る。接続部材19の少なくとも一部を差込み接続部材と
して、それぞれの接続部材19とそれに接続すべきケー
ブル小片端部との間に取り外し可能な差込み接続が生じ
るように、形成することができる。各接続部材19は電
気的な結合回路網21を有し、その結合回路網によって
関与しているケーブルの小片のケーブル導体23の間に
選択可能に予め定められた電気的な結合が形成される。
【0022】図1においては、2本の分離線T1とT2
が一点鎖線で示されている。それによって、この分離線
T1とT2に位置している接続部材19と、図1の下方
の4つの部分円筒状のケーブルの小片17のケーブル小
片端部との間に取り外し可能な電気的な差込み接続が存
在しており、特にケーブル小片と接続部材との間の残り
のすべての電気的接続も差込み接続として形成されてい
るか否かとは関係のないことが示唆されている。従って
分離線T1とT2に位置している差込み接続を外すこと
によって、身体用コイル11を図1の分離線T1とT2
の下方に位置する下方の、または第1の部分コイル25
と図1の分離線T1とT2の上方に位置する上方の、ま
たは第2の部分コイル27とに分割することができる。
【0023】しかしまた、特に接続部材19が差込み接
続部材として形成されていない場合に、2つのケーブル
環体13のそれぞれにおいて、部分円筒状のケーブル小
片を接続している接続部材19の両側に位置する、ある
いは共通の接続部材19によって互いに接続されていな
い、2つの部分円筒状のケーブル小片17を2つのケー
ブル小片部分に分割して、それらを分離差込み接続部材
29(図2)によって取り外し可能な方法で互いに接続
することも可能である。
【0024】図2は、接続部材19と分離差込み接続部
材29とを有する図1に示す種類の楕円形の身体用コイ
ルの横断面を概略的に示している。分離差込み接続部材
29によって、図2に示す身体用コイル11を第1の部
分コイル25と第2の部分コイル27とに分離すること
ができる。第1の部分コイル25は真空クッション31
内に配置されており、真空クッションはすでに説明した
ように(図示されていない)小さいばらの粒子が充填さ
れており、すでに説明した方法で測定すべき身体の部分
の形状に適合させることができる。真空クッション31
は気密の外被33を有し、その外皮が分離ウェブ35に
よって多数の室37に分割されている。それによって、
ばらばらの粒子が望ましくない方法ですべて真空クッシ
ョン31の一方側へ滑ってしまうのが防止される。
【0025】真空クッションは弁39(図6から8)を
有し、その弁によって真空クッション31を排気し、ま
たは膨らませることができる。各室37に専用の弁39
を設けることもでき、あるいは好ましい方法で、たとえ
ば穿孔部により分離ウェブ35を気体を通過させるよう
にし、唯一の弁39のみを設けることもできる。
【0026】図2に示す実施形態においては、真空クッ
ション31の下方に位置決め体41が設けられており、
その位置決め体の形状は図2に一部だけ図示されている
患者台43の表面輪郭に適合されており、かつ身体用コ
イル11と真空クッション31とからなる構成単位が患
者台43に関して定まった位置を維持するように配慮し
ている。図2に示す実施形態においては、外被31は2
つの分離差込み接続部材29並びに位置決めボディー4
1と気密に結合されている。
【0027】図3は、真空クッション31の外部に配置
された第2の部分コイル27を、少し分解して概略的に
示している。その場合に4つの円筒状のケーブル小片1
7の図3の下方の端部において示されている接続部材に
は、参照符号19と参照符号29が両方設けられてお
り、それによって、この接続部材が結合回路網21を有
する接続部材19および/または分離差込み接続部材2
9であり得ることが示唆されている。
【0028】図4は、4つの分離差込み接続部材29を
有する真空クッション31と、その上方に距離をおいて
真空クッション31の外部に配置されている第2の部分
コイル27を概略的に示している。第2の部分コイル2
7の円筒状のケーブル小片17の図4において下方の端
部は、真空クッション31に配置された分離差込み接続
部材29と、図示されていない方法で、差込み接続する
ことができる。
【0029】図5は図4と同様に図示するものであっ
て、その場合にさらに真空クッションの内部に配置され
た第1の部分コイル25が示唆されている。結合回路網
21を有する接続部材19は、図3から5には図示され
ていない。
【0030】図6は、真空クッション31からなる構成
単位を概略的に示している。真空クッション31の図6
において下側に織物ポケット状部45が固定されてお
り、その中に第1の部分コイル25が配置されている。
この実施形態においては、真空クッション31自体に第
1の部分コイル25を挿通させる気密の通過部を設ける
必要はない。織物ポケット状部45は真空クッション3
1と、たとえば接着によって固定的に結合され、または
例えば付着式の施錠装置により取り外し可能に結合され
ることができる。図6に示す実施形態においては、分離
差込み接続部材29は織物ポケット状部45の外部に配
置されている。
【0031】織物ポケット状部45を備えた真空クッシ
ョン31と第1の部分コイルとからなる構成単位が図7
と8にも、特に側面と上面で図示されている。たとえば
ケーブル環体13の、下方の部分コイル25に設けられ
ている2つの部分を、図8に示す真空クッション31の
両方の長手側に設けられたポケット状部領域によって収
容することができる。
【0032】身体用コイルが自己支持するケーブル小片
から構成されている実施形態は、先行するものであると
考えられている。しかし、本発明は従来の方法で形状を
保持するプラスチック体内に埋め込まれた身体用コイル
にも適している。その場合には、本来のコイルも形状を
保持するプラスチック体も2つのコイル部分に分割さ
れ、それらが電気的および機械的な作動を行う差込み接
続部材によって取り外し可能な方法で差込んで組み立て
られる。その場合には、第1の部分コイルが真空クッシ
ョン31の織物ポケット状部45内に収容される本発明
の実施形態が、特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】自由支持のケーブル小片と接続部材とから組み
立てられた円筒形状の身体用コイルを概略的に示す斜視
図である。
【図2】真空クッションの内部に位置する第1の部分コ
イルと真空クッションの外部に位置する第2の部分コイ
ルを有する、真空クッションと組み合わせられた、図1
に示す種類の身体用コイルを概略的に示す断面図であ
る。
【図3】第2の部分コイルを概略的に示す分解斜視図で
ある。
【図4】真空クッションと、その真空クッションの上方
に距離をおいて配置されている第2の部分コイルとを概
略的に示す斜視図である。
【図5】真空クッションをその内部に配置された第1の
部分コイル並びにその上に配置された第2の部分コイル
と共に示す概略的な斜視図である。
【図6】第1の部分コイルを収容する織物ポケット状部
を備えた真空クッションの側面図である。
【図7】図6と同様な側面図である。
【図8】図6と図7に示す種類の真空クッションの上面
図である。
【符号の説明】
11…身体用コイル 13…ケーブル環体 15…ケーブルの小片 17…ケーブルの小片 19…接続部材 21…結合回路網 23…ケーブル導体 25…第1の部分コイル 27…第2の部分コイル 29…接続部材 31…真空クッション 33…外被 35…分離用橋絡体 37…外被の室 39…弁 41…位置決め体 43…患者台 45…織物ポケット状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォルカー グローナウアー ドイツ連邦共和国,91781 バイセンブル ク,レーメルブルネンベク 38 (72)発明者 アーネ レイコウスキ ドイツ連邦共和国,91785 プラインフェ ルト,バトシュトラーセ 7シェー (72)発明者 カマル ビジ アメリカ合衆国,アリゾナ 85044,フェ ニックス,サウス フォーティフォース ストリート 14418

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴断層撮影の測定用の電磁的身体
    用コイルであって、該身体用コイルが、三次元のコイル
    形状を有し、少なくとも2つの部分コイルから組み立て
    られており、その部分コイルが電気的な差込み接続装置
    によって互いに取り外しできるように接続可能であっ
    て、そのうちの第1の部分コイルが横たわり補助として
    用いられるクッションの内部に、そして第2の部分コイ
    ルがその外部に配置されており、前記クッションが測定
    されるべき身体の形状に適合している、磁気共鳴断層撮
    影の測定用の電磁的身体用コイル。
  2. 【請求項2】 クッションが真空クッションとして形成
    されており、かつ気密の外被を有し、 その外被に弁が設けられており、その弁によって真空ク
    ッションを膨らませることまたは排気することが可能で
    あって、 前記外被はその収容能力の小部分に至るまでばらばらの
    小粒子で充填され、その小粒子は外被が十分に膨らまさ
    れた場合に外被の内部で砂のように移動することがで
    き、外被が十分に排気されたとき外被により収縮箔状で
    移動しないように保持され、 その場合にクッションには外被の気密性を損なわない部
    分コイル収容装置が設けられている、請求項1に記載の
    コイル。
  3. 【請求項3】 外被が部分コイル収容装置として用いら
    れる少なくとも1つの貫通管によって貫通されており、
    その貫通管によって第1の部分コイルの外被の内部に位
    置する部分が、外被の気密性を損なわない方法で外被を
    挿通して案内されている、請求項2に記載のコイル。
  4. 【請求項4】 外被に部分コイル収容装置として用いら
    れる少なくとも1つの織物ポケット状部が設けられてお
    り、その織物ポケット状部が第1のコイル部分のクッシ
    ョンの内部に位置する部分を収容する、請求項2に記載
    のコイル。
  5. 【請求項5】 外被が少なくとも1つの気体を透過する
    分離用橋絡体により少なくとも2つの互いに分離された
    クッションの室に分割されており、そのクッションの室
    がそれぞれ小粒子の一部を収容する、請求項2から4ま
    でのいずれか1項に記載のコイル。
  6. 【請求項6】 クッションの外側が水密の、水蒸気を透
    過する材料によって形成されている、請求項1から5ま
    でのいずれか1項に記載のコイル。
  7. 【請求項7】 外被が気密および水密の、水蒸気を透過
    する材料から形成されている、請求項6に記載のコイ
    ル。
  8. 【請求項8】 水蒸気を透過する材料として、延伸され
    た微細多孔性のポリテトラフルオロエチレンが使用され
    る、請求項6または7に記載のコイル。
  9. 【請求項9】 身体用コイルが形状を保持するプラスチ
    ック体内に埋め込まれており、そのプラスチック体が部
    分コイルの数に相当する数の部分的プラスチック体から
    組み立てられており、その場合に各部分プラスチック体
    内にそれぞれ部分コイルの1つが、差込み接続装置に属
    する差込み接続部材が部分的プラスチック体から突出す
    るように、埋め込まれている、請求項1から8までのい
    ずれか1項に記載のコイル。
  10. 【請求項10】 身体用コイルが、部分コイル形状に予
    め成形された、付加的な形状を保持する手段なしで自己
    支持する幾つかの電気的なケーブルの小片を有し、その
    ケーブルの小片が電気的な接続部材によって身体用コイ
    ルに組み立てられている、請求項1から8までのいずれ
    か1項に記載のコイル。
  11. 【請求項11】 ケーブルの小片がそれぞれ1つまたは
    多数の電気的導体を有する、請求項10に記載のコイ
    ル。
  12. 【請求項12】 接続部材が、差込み接続部材として形
    成されている、請求項10または11に記載のコイル。
  13. 【請求項13】 各接続部材が接続部材ハウジングを有
    し、その接続部材ハウジングが少なくとも2つのケーブ
    ルの小片の絶縁除去された導体端部と接続されている電
    気的な接続素子を有し、かつ前記接続部材ハウジングの
    内部空間内に電気的な結合回路網が配置されており、そ
    の結合回路網によって接続部材の接続素子が選択可能に
    予め定められた結合の形態で互いに電気的に接続されて
    いる、請求項11または12に記載のコイル。
  14. 【請求項14】 接続部材の少なくとも一部が差込み接
    続部材として、接続素子が差込み接続素子として形成さ
    れており、前記差込み接続素子がケーブルの小片のケー
    ブル端部の相手側差込み接続素子と差込み接続されてい
    る、請求項13に記載のコイル。
  15. 【請求項15】 部分コイル体の差込み接続のための差
    込み接続装置に、ケーブルの小片を接続する差込み接続
    部材が関与している、請求項13に記載のコイル。
  16. 【請求項16】 ケーブルの小片が、曲げとそれに続く
    焼き戻しによって所望の形状にすることのできる少なく
    とも1つのプラスチック組成を有する、請求項10から
    15までのいずれか1項に記載のコイル。
  17. 【請求項17】 前記プラスチック組成が、記憶効果を
    有する材料からなる、請求項16に記載のコイル。
  18. 【請求項18】 ケーブルの小片がリボンケーブルの小
    片として構成されている、請求項10から17までのい
    ずれか1項に記載のコイル。
  19. 【請求項19】 リボンケーブルの小片は平坦な導体に
    よって構成されている、請求項18に記載のコイル。
  20. 【請求項20】 身体用コイルとクッションが消毒可能
    な、好ましくは滅菌可能な材料で構成される、請求項1
    から19までのいずれか1項に記載のコイル。
  21. 【請求項21】 滅菌可能な材料が、ポリオキシメチレ
    ン、ポリカーボネート、およびオートクレーブ処理が可
    能なポリウレタンの群から選択される、請求項20に記
    載のコイル。
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