JPH1042410A - 引出形回路遮断器の二次断路部シャッタ装置 - Google Patents
引出形回路遮断器の二次断路部シャッタ装置Info
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- JPH1042410A JPH1042410A JP19645796A JP19645796A JPH1042410A JP H1042410 A JPH1042410 A JP H1042410A JP 19645796 A JP19645796 A JP 19645796A JP 19645796 A JP19645796 A JP 19645796A JP H1042410 A JPH1042410 A JP H1042410A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、遮断器本体を接続位置にしても
シャッタ操作板が引出枠方向に突出してデッドスペース
を形成することのない引出形回路遮断器の二次断路部シ
ャッタ装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 断路位置から接続位置へと遮断器本体を
移動させると、シャッタ操作板18の傾斜辺18aがロ
ーラ17と係合してシャッタ板15を開き、さらに遮断
器本体を移動させるとシャッタ操作板18の先端がアン
グル6に当接し、さらに遮断器本体の挿入操作を行う
と、押しばね20の付勢力に抗してシャッタ操作板18
がアングルの長孔7a及びガイド金具の溝を摺動する。
シャッタ板15が開いた後は、シャッタ操作板18はア
ングル6の背部側に突き出ることなく遮断器本体側のス
ペース内で留まる。
シャッタ操作板が引出枠方向に突出してデッドスペース
を形成することのない引出形回路遮断器の二次断路部シ
ャッタ装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 断路位置から接続位置へと遮断器本体を
移動させると、シャッタ操作板18の傾斜辺18aがロ
ーラ17と係合してシャッタ板15を開き、さらに遮断
器本体を移動させるとシャッタ操作板18の先端がアン
グル6に当接し、さらに遮断器本体の挿入操作を行う
と、押しばね20の付勢力に抗してシャッタ操作板18
がアングルの長孔7a及びガイド金具の溝を摺動する。
シャッタ板15が開いた後は、シャッタ操作板18はア
ングル6の背部側に突き出ることなく遮断器本体側のス
ペース内で留まる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断器本体と引出
枠とからなる引出形回路遮断器の制御回路を接続及び断
路する二次断路部のシャッタ装置に関する。
枠とからなる引出形回路遮断器の制御回路を接続及び断
路する二次断路部のシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配電盤等に固定された引出枠と、この引
出枠内を挿入方向又は引出方向に移動することによって
電源や負荷と接続又は断路される遮断器本体とからなる
引出形回路遮断器は、遮断器本体の接点を開閉するため
の電気的な開閉操作装置を遮断器本体に備えている。こ
のため、主回路の電源や電気的開閉操作装置の電源が外
部から引出枠側の端子に接続され、遮断器本体側にはこ
れらの端子と接触/断路自在の接触子が備えられてい
る。
出枠内を挿入方向又は引出方向に移動することによって
電源や負荷と接続又は断路される遮断器本体とからなる
引出形回路遮断器は、遮断器本体の接点を開閉するため
の電気的な開閉操作装置を遮断器本体に備えている。こ
のため、主回路の電源や電気的開閉操作装置の電源が外
部から引出枠側の端子に接続され、遮断器本体側にはこ
れらの端子と接触/断路自在の接触子が備えられてい
る。
【0003】このような引出形回路遮断器の概略側面図
が図8に示される。図8において、主回路の電源及び負
荷が引出枠1の枠側主回路端子2に接続され、遮断器本
体3には本体側主回路接触子4が備えられる。同様に、
電気的開閉操作装置の電源等の外部の制御用回路が接続
される接触子を内蔵する枠側二次断路ブロック5が引出
枠1のアングル6に備えられ、遮断器本体3の開閉操作
装置の電気回路が接続される接触子を内蔵する本体側二
次断路ブロック8が遮断器本体3のアングル7に備えら
れる。そして、遮断器本体3が図8に示される接続位置
にあるときは、本体側主回路接触子4が枠側主回路端子
2と接触し、本体側二次断路ブロック8の接触子が枠側
二次断路ブロック5の接触子と接触している。遮断器本
体3が図8に示される位置から引出枠1に対して左方向
の断路位置に移動するとそれぞれが互いに断路した状態
となる。
が図8に示される。図8において、主回路の電源及び負
荷が引出枠1の枠側主回路端子2に接続され、遮断器本
体3には本体側主回路接触子4が備えられる。同様に、
電気的開閉操作装置の電源等の外部の制御用回路が接続
される接触子を内蔵する枠側二次断路ブロック5が引出
枠1のアングル6に備えられ、遮断器本体3の開閉操作
装置の電気回路が接続される接触子を内蔵する本体側二
次断路ブロック8が遮断器本体3のアングル7に備えら
れる。そして、遮断器本体3が図8に示される接続位置
にあるときは、本体側主回路接触子4が枠側主回路端子
2と接触し、本体側二次断路ブロック8の接触子が枠側
二次断路ブロック5の接触子と接触している。遮断器本
体3が図8に示される位置から引出枠1に対して左方向
の断路位置に移動するとそれぞれが互いに断路した状態
となる。
【0004】図9及び図10は、二次断路接触子がそれ
ぞれ断路及び接触状態の枠側二次断路ブロック5と本体
側二次断路ブロック8の側面断面図である。枠側二次断
路ブロック5には成型絶縁物製の枠側接触子モールド9
の内部に導電性のばね材からなる一対の枠側接触子10
が取り付けられ、枠側接触子10の一端の接続端10a
には開閉操作電源が外部より差し込み端子により接続さ
れ、他端の接触片l0bは折り返すように曲げられてい
る。本体側二次断路ブロック8には成型絶縁物製の本体
側接触子モールド11に導電材からなる一対の本体側接
触子12が取り付けられ、その一端の接続端12aには
遮断器本体内部の開閉操作装置(図示しない)につなが
る差し込み端子が接続される。双方の接触子が接触して
いない図9の状態から、遮断器本体3を右方向に移動さ
せると枠側接触子モールドの開口部9aから本体側接触
子モールド11が枠側接触子ブロック5に入り込む。さ
らに移動させると、接触片10bが本体側接触子12の
直線状の接触辺12bと接触し、双方の接触点が接触辺
12b上を移動して図10の状態となる。このとき、接
触片10bが変形してその弾性により双方の接触点には
所定の接触圧力が発生する。このような枠側接触子10
と本体側接触子12の組み合わせが、枠側二次断路ブロ
ック5と本体側二次断路ブロック8の内部に複数平行し
て備えられている。
ぞれ断路及び接触状態の枠側二次断路ブロック5と本体
側二次断路ブロック8の側面断面図である。枠側二次断
路ブロック5には成型絶縁物製の枠側接触子モールド9
の内部に導電性のばね材からなる一対の枠側接触子10
が取り付けられ、枠側接触子10の一端の接続端10a
には開閉操作電源が外部より差し込み端子により接続さ
れ、他端の接触片l0bは折り返すように曲げられてい
る。本体側二次断路ブロック8には成型絶縁物製の本体
側接触子モールド11に導電材からなる一対の本体側接
触子12が取り付けられ、その一端の接続端12aには
遮断器本体内部の開閉操作装置(図示しない)につなが
る差し込み端子が接続される。双方の接触子が接触して
いない図9の状態から、遮断器本体3を右方向に移動さ
せると枠側接触子モールドの開口部9aから本体側接触
子モールド11が枠側接触子ブロック5に入り込む。さ
らに移動させると、接触片10bが本体側接触子12の
直線状の接触辺12bと接触し、双方の接触点が接触辺
12b上を移動して図10の状態となる。このとき、接
触片10bが変形してその弾性により双方の接触点には
所定の接触圧力が発生する。このような枠側接触子10
と本体側接触子12の組み合わせが、枠側二次断路ブロ
ック5と本体側二次断路ブロック8の内部に複数平行し
て備えられている。
【0005】なお、引出形回路遮断器の遮断器本体3
は、断路位置と接続位置の間の試験位置で保持されるこ
とがある。この試験位置においては、主回路接触子が接
触せず二次断路接触子のみが接触するため、主回路を閉
路することなく遮断器本体の操作確認ができる。この試
験位置から主回路及び二次断路接触子の双方が接触する
断路位置まで遮断器本体が移動する間、接触片10bと
接触辺12bとの接触点が接触辺12b上を移動する。
は、断路位置と接続位置の間の試験位置で保持されるこ
とがある。この試験位置においては、主回路接触子が接
触せず二次断路接触子のみが接触するため、主回路を閉
路することなく遮断器本体の操作確認ができる。この試
験位置から主回路及び二次断路接触子の双方が接触する
断路位置まで遮断器本体が移動する間、接触片10bと
接触辺12bとの接触点が接触辺12b上を移動する。
【0006】この引出形回路遮断器は、遮断器本体3を
断路位置からさらに左方向へ移動させて引出枠1から取
り出したとき、常時電源に接続されている枠側の端子2
や二次断路接触子10は露出した状態となる。すなわ
ち、例えば枠側接触子モールド9の開口部9aから枠側
接触子10に接近することが可能となる。このような主
回路端子2や二次断路部の枠側接触子10の露出が安全
上問題になる場合は、遮断器本体3が接続位置から断路
位置に移動するとき、枠側主回路端子2や枠側接触子1
0を自動的に覆うシャッタ装置が備えられることがあ
る。
断路位置からさらに左方向へ移動させて引出枠1から取
り出したとき、常時電源に接続されている枠側の端子2
や二次断路接触子10は露出した状態となる。すなわ
ち、例えば枠側接触子モールド9の開口部9aから枠側
接触子10に接近することが可能となる。このような主
回路端子2や二次断路部の枠側接触子10の露出が安全
上問題になる場合は、遮断器本体3が接続位置から断路
位置に移動するとき、枠側主回路端子2や枠側接触子1
0を自動的に覆うシャッタ装置が備えられることがあ
る。
【0007】このようなシャッタ装置のうち、二次断路
接触子部分に関する従来の技術が図11〜図16に示さ
れる。図11はこのシャッタ装置の枠側部分の一部を示
す斜視図、図12及び図13はそれぞれ遮断器本体が断
路位置にある状態の平面図及び側面図、図14〜図16
は遮断器本体が移動中のこのシャッタ装置の動作状態を
示す側面図である。
接触子部分に関する従来の技術が図11〜図16に示さ
れる。図11はこのシャッタ装置の枠側部分の一部を示
す斜視図、図12及び図13はそれぞれ遮断器本体が断
路位置にある状態の平面図及び側面図、図14〜図16
は遮断器本体が移動中のこのシャッタ装置の動作状態を
示す側面図である。
【0008】このシャッタ装置は、枠側接触子モールド
9と共にアングル6に取り付けられる断面がL字状の取
付金具13に設けられた軸14に回転自在に保持される
シャッタ板15を有する。このシャッタ板15はねじり
ばね16によって枠側接触子モールド9の開口部9aを
覆う方向に付勢されている。一方、遮断器本体のアング
ル7には先端部に傾斜辺21aが形成されたシャッタ操
作板21が固定されている。
9と共にアングル6に取り付けられる断面がL字状の取
付金具13に設けられた軸14に回転自在に保持される
シャッタ板15を有する。このシャッタ板15はねじり
ばね16によって枠側接触子モールド9の開口部9aを
覆う方向に付勢されている。一方、遮断器本体のアング
ル7には先端部に傾斜辺21aが形成されたシャッタ操
作板21が固定されている。
【0009】このシャッタ装置の動作について以下に説
明する。図12及び図13に示される断路位置において
シャッタ板15は開口部9aを覆っており、この位置か
ら遮断器本体を右方向に移動させると、図14のごとく
シャッタ操作板21の傾斜辺21aがシャッタ板15の
腕の部分に取り付けられたローラ17と係合する。さら
に遮断器本体を右方向に移動させると、ローラ17が傾
斜辺21aの傾斜に沿うようシャッタ板15を時計方向
に回転させ、接続位置に達する前に図15のごとくシャ
ッタ板15は枠側接触子モールドの開口部9aを開放し
た状態となる。さらに、遮断器本体が右方向に移動する
とローラ17はシャッタ操作板21の上辺を転がるだけ
でシャッタ板15は回転しない。一方、接触片10bと
接触辺12bは接触し、制御回路は接続される。
明する。図12及び図13に示される断路位置において
シャッタ板15は開口部9aを覆っており、この位置か
ら遮断器本体を右方向に移動させると、図14のごとく
シャッタ操作板21の傾斜辺21aがシャッタ板15の
腕の部分に取り付けられたローラ17と係合する。さら
に遮断器本体を右方向に移動させると、ローラ17が傾
斜辺21aの傾斜に沿うようシャッタ板15を時計方向
に回転させ、接続位置に達する前に図15のごとくシャ
ッタ板15は枠側接触子モールドの開口部9aを開放し
た状態となる。さらに、遮断器本体が右方向に移動する
とローラ17はシャッタ操作板21の上辺を転がるだけ
でシャッタ板15は回転しない。一方、接触片10bと
接触辺12bは接触し、制御回路は接続される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このシャッタ装置が図
15の状態から図16の状態に移行するとき、シャッタ
操作板21の先端はアングル6に形成された長孔6aを
貫通し、遮断器本体が接続位置になった図16の状態で
はシャッタ操作板21がアングル6の右側に突き出た状
態となり、アングル6より右側は利用することができな
い実質的にデッドスペースとなっていた。このため、従
来のシャツタ装置には、引出枠側に取り付ける必要のあ
る回路遮断器の付属品のために特別なスペースを設けな
くてはならず、また、そのような付属品を取り付けない
場合であっても、アングル6の右側を回路遮断器以外の
配電盤部品の取付スペースとして利用できないこととな
り、配電盤の構成に制約を加えてしまうという問題があ
った。
15の状態から図16の状態に移行するとき、シャッタ
操作板21の先端はアングル6に形成された長孔6aを
貫通し、遮断器本体が接続位置になった図16の状態で
はシャッタ操作板21がアングル6の右側に突き出た状
態となり、アングル6より右側は利用することができな
い実質的にデッドスペースとなっていた。このため、従
来のシャツタ装置には、引出枠側に取り付ける必要のあ
る回路遮断器の付属品のために特別なスペースを設けな
くてはならず、また、そのような付属品を取り付けない
場合であっても、アングル6の右側を回路遮断器以外の
配電盤部品の取付スペースとして利用できないこととな
り、配電盤の構成に制約を加えてしまうという問題があ
った。
【0011】なお、シャッタ装置は、遮断器本体を接続
位置から断路位置方向に移動させると前述の動作とは逆
に、シャッタ板15がねじりばね16の作用により自動
的に開口部9aを覆い、安全性を確保できることは明か
である。
位置から断路位置方向に移動させると前述の動作とは逆
に、シャッタ板15がねじりばね16の作用により自動
的に開口部9aを覆い、安全性を確保できることは明か
である。
【0012】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、遮断器本体を接続位置にしてもシ
ャッタ操作板が引出枠方向に突出してデッドスペースを
形成することのない引出形回路遮断器の二次断路部シャ
ッタ装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、遮断器本体を接続位置にしてもシ
ャッタ操作板が引出枠方向に突出してデッドスペースを
形成することのない引出形回路遮断器の二次断路部シャ
ッタ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引出形回路
遮断器の二次断路部シャッタ装置は、シャッタ操作板を
遮断器本体の挿入方向に付勢するようにして遮断器本体
側に備え、遮断器本体が断路位置から接続位置へ移動す
る途中において枠側接触子を覆っていたシャッタ板を開
け、開いた後にシャッタ操作板の移動を阻止するストッ
パ手段を引出枠側に備えるものである。
遮断器の二次断路部シャッタ装置は、シャッタ操作板を
遮断器本体の挿入方向に付勢するようにして遮断器本体
側に備え、遮断器本体が断路位置から接続位置へ移動す
る途中において枠側接触子を覆っていたシャッタ板を開
け、開いた後にシャッタ操作板の移動を阻止するストッ
パ手段を引出枠側に備えるものである。
【0014】このようなストッパ手段によって、シャッ
タ板が開いた後に本体側接触子と枠側接触子が互いに接
触する接続位置まで遮断器本体が移動しても、シャッタ
操作板は配電盤側へは移動しない。
タ板が開いた後に本体側接触子と枠側接触子が互いに接
触する接続位置まで遮断器本体が移動しても、シャッタ
操作板は配電盤側へは移動しない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を、図
1〜図7に基づいて以下に説明する。なお、この例と従
来のシャッタ装置の主要な相違点は、シャッタ操作板の
保持の方法とこのシャッタ操作板が対向するアングル6
の部分の状態であって、本説明において従来のシャッタ
装置と本質的に同じ部品には従来技術と同一の符号を付
し、その詳細説明を省略する。
1〜図7に基づいて以下に説明する。なお、この例と従
来のシャッタ装置の主要な相違点は、シャッタ操作板の
保持の方法とこのシャッタ操作板が対向するアングル6
の部分の状態であって、本説明において従来のシャッタ
装置と本質的に同じ部品には従来技術と同一の符号を付
し、その詳細説明を省略する。
【0016】図1は本発明によるシャッタ装置のシャッ
タ操作板18をアングル7に設けた状態を示す部分的な
斜視図、図2及び図3はそれぞれ遮断器本体が断路位置
にある状態を示す平面図及び側面図、図4〜図7は遮断
器本体が移動中の本発明のシャッタ装置の動作状態を示
す側面図である。アングル7の本体側二次断路ブロック
8の取付面であって本体側二次断路ブロック8の両側に
は長孔7aが形成され、この長孔7aを挿通して遮断器
本体の移動方向に摺動自在な一対のシャッタ操作板18
が備えられている。アングル7の底部には開口部を上に
向けた断面がコ字状のガイド金具19が取り付けられい
る。このガイド金具19の対向する面の対向する位置に
シャッタ操作板18をその移動方向にガイドする溝19
a、溝19bが形成されている。
タ操作板18をアングル7に設けた状態を示す部分的な
斜視図、図2及び図3はそれぞれ遮断器本体が断路位置
にある状態を示す平面図及び側面図、図4〜図7は遮断
器本体が移動中の本発明のシャッタ装置の動作状態を示
す側面図である。アングル7の本体側二次断路ブロック
8の取付面であって本体側二次断路ブロック8の両側に
は長孔7aが形成され、この長孔7aを挿通して遮断器
本体の移動方向に摺動自在な一対のシャッタ操作板18
が備えられている。アングル7の底部には開口部を上に
向けた断面がコ字状のガイド金具19が取り付けられい
る。このガイド金具19の対向する面の対向する位置に
シャッタ操作板18をその移動方向にガイドする溝19
a、溝19bが形成されている。
【0017】図3に示されるように、シャッタ操作板1
8の下辺の先端から後端方向に切欠き18bが形成され
ており、シャッタ操作板18の遮断器本体の接続位置方
向、すなわち右方向への移動は、切欠き18bの端部と
溝19aの端部が係合して制限されている。なお、溝1
9bは溝19aより深い溝となっているためシャッタ操
作板の左方向への移動を制限しない。シャッタ操作板1
8には、さらに先端に傾斜辺18aが形成されるととも
に、遮断器本体の移動方向に沿って短い中央の脚18c
を有する三つ又形状が形成されている。この三つ又の両
側の脚18dがアングル7の長孔7aを挿通し、中央の
脚18cとアングル7との間には押しばね20が装着さ
れている。
8の下辺の先端から後端方向に切欠き18bが形成され
ており、シャッタ操作板18の遮断器本体の接続位置方
向、すなわち右方向への移動は、切欠き18bの端部と
溝19aの端部が係合して制限されている。なお、溝1
9bは溝19aより深い溝となっているためシャッタ操
作板の左方向への移動を制限しない。シャッタ操作板1
8には、さらに先端に傾斜辺18aが形成されるととも
に、遮断器本体の移動方向に沿って短い中央の脚18c
を有する三つ又形状が形成されている。この三つ又の両
側の脚18dがアングル7の長孔7aを挿通し、中央の
脚18cとアングル7との間には押しばね20が装着さ
れている。
【0018】このように構成された二次断路部シャッタ
装置の動作について以下に説明する。図2及び図3に示
される断路位置から遮断器本体を右方向に移動させる
と、図4のごとくシャッタ操作板18の傾斜辺18a
が、引出枠のアングル6に回転自在に軸支されたシャッ
タ板15のローラ17と係合し、ローラ17が傾斜辺1
8aの傾斜に沿うようにシャッタ板15を時計方向に回
転させ、接続位置に達する前に図5のごとくシャッタ板
15は枠側接触子モールド9の開口部9aを開放した状
態となる。さらに遮断器本体を右方向に移動させると、
従来のシャッタ装置と異なりアングル6には長孔6aが
形成されていないため、図6のごとくシャッタ操作板1
8の先端がアングル6に当接する。
装置の動作について以下に説明する。図2及び図3に示
される断路位置から遮断器本体を右方向に移動させる
と、図4のごとくシャッタ操作板18の傾斜辺18a
が、引出枠のアングル6に回転自在に軸支されたシャッ
タ板15のローラ17と係合し、ローラ17が傾斜辺1
8aの傾斜に沿うようにシャッタ板15を時計方向に回
転させ、接続位置に達する前に図5のごとくシャッタ板
15は枠側接触子モールド9の開口部9aを開放した状
態となる。さらに遮断器本体を右方向に移動させると、
従来のシャッタ装置と異なりアングル6には長孔6aが
形成されていないため、図6のごとくシャッタ操作板1
8の先端がアングル6に当接する。
【0019】なお、図4から図6の動作中、押しばね2
0の付勢力が、シャッタ板15に作用するねじりばね1
6の付勢力に打ち勝ち、遮断器本体内でシャッタ操作板
18が動くことはない。
0の付勢力が、シャッタ板15に作用するねじりばね1
6の付勢力に打ち勝ち、遮断器本体内でシャッタ操作板
18が動くことはない。
【0020】図6の状態からさらに遮断器本体の挿入操
作を行うと、図7に示されるように押しばね20の付勢
力に抗して遮断器本体が右方向に移動するため、遮断器
本体を基準にすると相対的にシャッタ操作板18がアン
グルの長孔7a及びガイド金具の溝19a、19bを摺
動する。すなわち、シャッタ板15が開いた後は、シャ
ッタ操作板18はアングル6背部の配電盤側に突き出る
ことなく遮断器本体側のスペース内で留まる。ここで、
従来のような長孔6aを有せずにシャッタ操作板18の
先端が当接するアングル6によりこの発明のストッパ手
段が形成されている。
作を行うと、図7に示されるように押しばね20の付勢
力に抗して遮断器本体が右方向に移動するため、遮断器
本体を基準にすると相対的にシャッタ操作板18がアン
グルの長孔7a及びガイド金具の溝19a、19bを摺
動する。すなわち、シャッタ板15が開いた後は、シャ
ッタ操作板18はアングル6背部の配電盤側に突き出る
ことなく遮断器本体側のスペース内で留まる。ここで、
従来のような長孔6aを有せずにシャッタ操作板18の
先端が当接するアングル6によりこの発明のストッパ手
段が形成されている。
【0021】なお、本実施例ではシャッタ操作板18に
傾斜辺18aを形成すると共にシャッタ板15の腕にロ
ーラ17を備えたが、逆にシャッタ操作板にローラを備
えシャッタ板の腕に傾斜辺を形成してもよい。
傾斜辺18aを形成すると共にシャッタ板15の腕にロ
ーラ17を備えたが、逆にシャッタ操作板にローラを備
えシャッタ板の腕に傾斜辺を形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、シャッタ操作板が引出枠方向に突き出ないため、
デッドスペースがなくなり、遮断器の付属品の取付や配
電盤の構成が容易になるという効果を奏する。
され、シャッタ操作板が引出枠方向に突き出ないため、
デッドスペースがなくなり、遮断器の付属品の取付や配
電盤の構成が容易になるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施の形態に係る二次断路部シャッタ
装置の一部を示す斜視図である。
装置の一部を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る二次断路部シャッタ
装置が断路位置にある状態を示す一部平面図である。
装置が断路位置にある状態を示す一部平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の位置から遮断器本体が接続位置方向へ移
動した状態を示す図である。
動した状態を示す図である。
【図5】図4の位置から遮断器本体がさらに接続位置方
向へ移動した状態を示す図である。
向へ移動した状態を示す図である。
【図6】図5の位置から遮断器本体がさらに接続位置方
向へ移動した状態を示す図である。
向へ移動した状態を示す図である。
【図7】遮断器本体が接続位置にあるときの図2の二次
断路部シャッタ装置の側面図である。
断路部シャッタ装置の側面図である。
【図8】一般的な引出形回路遮断器の概略側面図であ
る。
る。
【図9】図8の回路遮断器に備えられる二次断路接触子
の断路状態における側面断面図である。
の断路状態における側面断面図である。
【図10】図9の二次断路接触子の接触状態における側
面断面図である。
面断面図である。
【図11】従来の二次断路部シャッタ装置の一部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図12】従来の二次断路部シャッタ装置の断路位置に
おける状態を示す平面図である。
おける状態を示す平面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】図13の位置から遮断器本体が接続位置方向
へ移動した状態を示す図である。
へ移動した状態を示す図である。
【図15】図14の位置から遮断器本体が接続位置方向
へ移動した状態を示す図である。
へ移動した状態を示す図である。
【図16】遮断器本体が接続位置にあるときの図12の
二次断路部シャッタ装置の側面図である。
二次断路部シャッタ装置の側面図である。
1 引出枠 3 遮断器本体 5 枠側二次断路ブロック 6,7 アングル 7a 長孔 8 本体側二次断路ブロック 9 枠側接触子モールド 9a 開口部 10 枠側接触子 10b 接触片 11 本体側接触子モールド 12 本体側接触子 12b 接触辺 15 シャッタ板 16 ねじりばね 17 ローラ 18 シャッタ操作板 18a 傾斜辺 18b 切欠き 18c 中央の脚 18d 両側の脚 19 ガイド金具 20 押しばね
Claims (1)
- 【請求項1】 引出枠に備えられる枠側接触子と、前記
引出枠に対して移動自在に設けられた遮断器本体に前記
枠側接触子と対向して備えられる本体側接触子とを有す
る引出形回路遮断器の二次断路部のシャッタ装置であっ
て、 前記引出枠に回転自在に軸支され且つ前記枠側接触子の
接触部を覆う方向に付勢されるシャッタ板と、 前記遮断器本体に前記遮断器本体の挿入方向に付勢され
つつ前記遮断器本体の移動方向に摺動自在に保持される
と共に前記遮断器本体が挿入方向に移動するときに前記
シャッタ板と係合して前記シャッタ板を開けるシャッタ
操作板と、 前記引出枠に設けられると共に前記シャッタ板が開いた
ときに前記シャッタ操作板の移動を制限するストッパ手
段とを備えたことを特徴とする引出形回路遮断器の二次
断路部シャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19645796A JPH1042410A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 引出形回路遮断器の二次断路部シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19645796A JPH1042410A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 引出形回路遮断器の二次断路部シャッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1042410A true JPH1042410A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16358134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19645796A Pending JPH1042410A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 引出形回路遮断器の二次断路部シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1042410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9583920B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-02-28 | General Electric Company | Interlock system for a shutter separating a bus bar portion from an electrical component portion of an electrical enclosure |
CN110310858A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-08 | 江苏省如高高压电器有限公司 | 一种隔离负荷开关用灭弧室执行机构 |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19645796A patent/JPH1042410A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9583920B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-02-28 | General Electric Company | Interlock system for a shutter separating a bus bar portion from an electrical component portion of an electrical enclosure |
CN110310858A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-08 | 江苏省如高高压电器有限公司 | 一种隔离负荷开关用灭弧室执行机构 |
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