JPH1042175A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH1042175A
JPH1042175A JP8193313A JP19331396A JPH1042175A JP H1042175 A JPH1042175 A JP H1042175A JP 8193313 A JP8193313 A JP 8193313A JP 19331396 A JP19331396 A JP 19331396A JP H1042175 A JPH1042175 A JP H1042175A
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time
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JP8193313A
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Katahide Hirasawa
方秀 平沢
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源遮断の度に各種機能の設定がリセットさ
れてしまう煩わしさと、電源遮断後も各種機能の設定を
保持するようにした場合に生じる問題点を、ともに解決
し、操作性の良好な電子機器を提供することにある。 【解決手段】 電源遮断状態でも各種機能の設定状態を
保持可能な記憶手段を備えるとともに、電源遮断から所
定時間経過するまでは、前記記憶手段の内容を保持し
て、設定を有効とし、所定時間を経過した後は、設定状
態をリセットして初期状態に戻すように構成した電子機
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置を操作中に操
作者によって設定された動作条件を、装置の電源が遮断
された後も記憶する機能を備えた電子機器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の向上により、ワンチ
ップマイコンの大容量化や処理の高速化が急速に進んで
いる。そしてこれに伴い、大規模集積回路が民生用機器
にも続々と搭載されるようになり、様々な機能を併せ持
つ製品が店頭を賑わすようになってきている。
【0003】たとえばビデオ一体型カメラはその代表的
な製品例である。かつては単に映像を撮影して記録/再
生するだけの機能しかなかったが、現在では撮影条件を
撮影者の好みによって変更したり、日時やタイトルを映
像と同時に記録したりするといった、動作条件の設定が
撮影者によって自在に行えるようになってきている。
【0004】装置の多機能化が進むと操作する為のスイ
ッチ類が多くなりがちである。しかし民生用機器の分野
ではスイッチ類を極力削減して操作の簡易化を目指す傾
向にあり、又、装置の小型化が進むにつれてスイッチを
設ける場所そのものがなくなってきており、多機能化と
スイッチ数の削減とのジレンマに陥りやすいのが現状で
ある。
【0005】図8はビデオ一体型カメラのスイッチ配置
の一例を示す図面である。工場を出荷する際には、装置
の複数の動作条件が標準状態に設定されている。そして
図8の各種スイッチを操作することによって撮影者は動
作条件を様々に変更することが出来る。
【0006】動作条件を変更する場合、今どのような動
作条件になっているのかを操作者に知らせる必要があ
る。最も簡単な方法は全てのスイッチをスライド式や回
転式とし、ツマミ上の指標を絶対的な動作条件表示位置
に合わせることにより、動作条件の変更と現状の動作条
件表示を行うものであるが、ツマミ可動部を比較的広く
設ける必要があるので、小型化された装置には不向きで
ある。
【0007】図8の例においても、この方式を用いてい
るのはスイッチを3つの位置にスライドさせてデジタル
ズーム,デジタルエフェクト(ワイプ,モザイク等),
デジタルフェーダ等のデジタル動作条件を変更するデジ
タル機能切替スイッチ801、スイッチを回転させてA
E(自動絞り調節)動作条件を変更させるプログラムA
E選択ダイヤル802、同様にスイッチを回転させて電
源のON/OFFを行うメインスイッチ805のみであ
る。
【0008】図8の例で最も多く用いられているのはタ
クト式スイッチである。AF入/切ボタン803もタク
ト式スイッチであって、803を押す度にAF(オート
フォーカス)機能の動作/非動作を切り換えることが出
来る。そのほかにも露出ロック/ロック解除ボタン80
4、露出補正用の露出+/−ボタン806、日付を設定
するDATEボタン807、TITLEボタン808、
フレームロックボタン809、デジタルエフェクト/デ
ジタルフェーダ入/切ボタン810、デジタルエフェク
ト/デジタルフェーダ選択ボタン811に用いられてい
る。
【0009】更に頻繁に変更する可能性の低い動作条件
については、「メニュー方式」と称される図9に示す手
段で変更を行うようにしている。メニュー方式では、た
とえば図9(a)に示すように4つのタクト式スイッチ
901〜904を操作することによって7つの動作条件
を変更することが出来るようになっている。変更方法に
ついては、図9(b)に示すとおりであり、メニューボ
タン901でメニューを表示し、送りボタン902で指
【0010】
【外1】 を移動してモード設定を選択し、選択ボタン903,9
04によってその状態の設定を行う。尚、設定後メニュ
ーボタン901を再度押圧すれば、メニューを消すこと
ができる。またメニュー設定を工場出荷時の初期状態に
戻すには、同図(c)に示すようにメニューを表示させ
た状態でリセットボタンを押す。これらの手順は図より
明らかであるためこれ以上の説明は省略するが、変更の
手順が複雑であることは確かで、かなり面倒である。
【0011】そこでメニュー方式で変更する動作条件に
ついては、図10に示すように予めバックアップ用のリ
チウム電池を装置に内蔵しておき、この電源を用いて主
電源が切り離された状態であってもその内容を記憶して
おくことが出来るようになっている。
【0012】タクト式スイッチは、その面積を極力抑え
ることができるのでこのように多用されているが、この
スイッチの場合、動作条件を切り換えたときにどの状態
になったのかを装置外部からでは確認できないので、ビ
デオ一体型カメラでは、撮影画像を確認するファインダ
812内に動作条件を表示するようにしている。その電
子ビューファインダ上の表示の様子を図11に示す。更
に複数の動作条件について電源OFF/ONの度に変更
し直すのは煩わしいので、メニュー方式による動作条件
と同様、記憶しておいた方が良いと思われるものについ
ては、リチウム電池の電源を用いて主電源の脱着に関係
なく、記憶する様にしてある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たビデオ一体型ビデオによれば、リチウム電池を電源と
して動作条件を記憶する場合、実際には数年間の情報保
持が可能である。ビデオ一体型カメラ等では、毎日使う
というよりは数週間ないし数か月間間隔での使用の方が
多いと考えられ、事実上上記の如き長期間に亘る動作条
件の記憶によって以下の弊害が発生している。 装置の動作条件をどのように変更したかを忘れてしま
う。 装置の動作条件を標準状態に戻す方法が判らない。 特定のシーンに適した動作条件に変更したままそのこ
とを忘れてしまい、次に使ったときに上手く撮影でき
ず、使用者が故障してしまったと勘違いすることが考え
られる。 ファインダ内に表示されていても、何の警告であるか
解らない場合や、警告表示そのものを見落とす場合があ
る。
【0014】上記問題を回避する為、上記従来例で説明
した動作条件の記憶機能を装置から取り除いてしまう
と、撮影中の主電源バッテリ交換の度に全て設定をやり
直す必要が発生したり、設定を保持する為に電源を遮断
できず、主電源バッテリを早く消耗させてしまったりす
ることになる。
【0015】つまり、動作条件の記憶機能は必要である
が弊害も多いということになる。
【0016】そこで、本出願に係る発明の課題は、動作
条件の記憶機能は維持しながら、従来動作条件を記憶す
ることの弊害として残されていた上記諸問題を解決する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明における請求項1に記載の発明によれば、所
定の機能に対して第1の動作条件を設定する第1の設定
手段と、前記第1の設定手段によって設定された前記第
1の動作条件を変更して第2の動作条件を設定する第2
の設定手段と、前記第2の動作条件を記憶する記憶手段
と、装置が動作可能な電源供給状態であるときに第1の
識別信号を出力する第1の識別手段と、装置が動作不可
能な電源供給状態であるときに第2の識別信号を出力す
る第2の識別手段と、前記第2の識別信号が出力されて
から所定時間経過前に前記第1の識別信号が出力された
場合には、前記第2の動作条件で装置を動作させ、所定
時間以上経過後に第1の識別信号が出力された場合に
は、前記第1の動作条件で装置を動作させる制御手段と
を備える構成とした。
【0018】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、請求項1において、前記第1の動作条件を、前
記所定の機能の予め決められた初期設定条件とした。
【0019】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、請求項2において、前記第2の動作条件を、操
作者が前記第2の設定手段を操作することによって任意
に設定可能とした。
【0020】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、前記第1の識別手段は、電源投入に応じて前記
第1の識別信号を出力し、前記第2の識別手段は、電源
オフに応じて前記第2の識別信号を出力し、前記制御手
段は、前記第2の識別信号が出力されてから所定時間経
過前に前記第1の識別信号が出力された場合には、前記
記憶手段に記憶されている前記第2の動作条件を有効と
し、前記第2の識別信号が出力されてから所定時間経過
後に前記第1の識別信号が出力された場合には、前記記
録手段に記憶されている前記第2の動作条件をリセット
し、前記機能を前記第1の動作条件に設定するように構
成した。
【0021】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項1において、前記第1の動作条件を、前
記機能の製造時の初期設定条件とした。
【0022】また本願における請求項6に記載の発明に
よれば、装置の複数の機能を初期設定する第1の設定手
段と、前記複数の機能の動作条件を変更する第2の設定
手段と、前記第2の設定手段によって設定された動作条
件を記憶する記憶手段と、電源遮断後、所定時間経過前
に電源が再投入された場合には、前記記憶手段に記憶さ
れた前記動作条件に前記機能を設定する制御手段とを備
えた構成とした。
【0023】また本願における請求項7に記載の発明に
よれば、請求項6において、前記動作条件を、操作者が
前記第2の設定手段を操作することによって任意に設定
可能とした。
【0024】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、請求項7において、前記制御手段を、前記電源
遮断後、前記所定時間が経過した後に電源が投入された
場合には、前記初期設定状態となすように構成した。
【0025】また本願における請求項9に記載に発明に
よれば、請求項1乃至6において、前記所定時間を選択
可能とした。
【0026】また本願における請求項10に記載の発明
におよれば、請求項1において、前記初期設定条件を、
前記機能の製造時における設定条件とした。
【0027】すなわち動作条件の記憶に一定の期間を設
け、電源OFF後から該期間を経過した後に装置を使用
する場合には、動作条件を標準状態とすることにより、
撮影途中のバッテリ交換等によっては動作条件変更内容
を保持し、長期間未使用状態後の再使用に際しては撮影
者が動作条件を変更したことを忘れても標準的な撮影を
行える様にするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は本発明における動作条件記憶
システムの基本構成図である。工場出荷時の標準的な動
作条件はマイクロコンピュータ(以下マイコンと称す)
102内のROMに記憶されている。電源端子114か
ら電源の供給を受けられず、動作条件がRAM内に記憶
されていない場合、CPUは電源投入後、ROMから予
め格納されている標準的な動作条件を読み出してこれを
RAMに格納する。これ以後、装置はRAM内の動作条
件に従って動作する。動作条件の変更はスイッチ列10
1を操作者が操作し、上記RAMの内容を書き換えるこ
とによって為される。
【0029】マイコン102内には、時計機能も備わっ
ており、電源供給用のライン114から電源の供給を得
られる限り、振動子113に於ける発振周期をクロック
信号として時計カウンタを計数する。
【0030】又、このマイコンは本発明の装置を組み込
んだ装置全体のシステムコントロールを行っており、図
示しない装置内の各素子への電源供給/遮断等の命令も
出力している。
【0031】112は主電源であって、ビデオ一体型カ
メラに於てはここにバッテリが装着される。103は主
電源112の電圧を所定電圧に変換するレギュレータで
ある。108はレギュレータ103の出力電圧を基準と
し、比較電圧生成回路109を介して得られる主電源1
12の電圧低下状態を常に監視し、主電源112の出力
が電圧以下まで降下したと判断される場合にはLOW
を、そうでない場合にはHIGHの論理電圧を出力する
比較回路である。
【0032】比較回路108の出力電圧がHIGHの場
合、その状態がFET等からなるスイッチング素子10
5へはインバータ107を介して反転して伝えられ、F
ET等からなるスイッチング素子104が導通、スイッ
チング素子105が遮断の状態となり、電源端子114
にはレギュレータ103の出力電圧が供給される。
【0033】108の出力電圧がLOWの場合、スイッ
チング素子105へはHIGH状態が、スイッチング素
子104へはLOW状態が伝えられ、スイッチング素子
104が遮断、スイッチング素子105が導通の状態と
なって電源端子114には例えば従来例で説明したよう
なリチウム電池等のバックアップ電源110のバックア
ップ電圧が供給される。
【0034】106、111はそれぞれプルダウン抵抗
である。このようにして、主電源112の電源供給能力
の低下もしくは削減に対応してバックアップ電源110
から電源が供給される。
【0035】図2はマイコン102内の動作条件記憶管
理手順を示す流れ図である。ステップS201で処理の
実行が開始されると、S202でスイッチ列101内の
電源スイッチが操作者によって投入されたかどうかを確
認し、該スイッチが投入されるまでここで待機する。
【0036】S202で電源スイッチの投入が確認され
ると、S203で図示しない装置内の各素子への電源供
給命令を出力し、S204で前回電源がOFFされた日
時をRAMから読み出す。RAMの内容は図1のシステ
ムにおいて、主電源112の電源供給能力がなくなって
もバックアップ電源110で保持されている。
【0037】又、この日時はマイコン102内の時計機
能から得られるものである。次にS205で現在の時計
の値と204で読み出した日時とを比較し、所定以上の
時間が経過している場合には、S206でRAM内に記
憶している動作条件をROMの内容、即ち標準状態に設
定する。この場合標準状態としてROMに記憶されてい
る設定内容は、たとえばS206内に記載したように、
風雑音カットを行うウインドカットが自動、録画中表示
を行うタリーをON、リモコンセンサをON、ホワイト
バランス,シャッター,フォーカス,絞り調節が自動、
日付表示がON、タイトル表示がOFFである。
【0038】S205で所定時間経過していないと判断
される場合にはRAMの内容を変更せずにS207の処
理に移行する。
【0039】S207以降は電源投入後の通常操作であ
り、この通常操作中に操作者がスイッチ列101のスイ
ッチを操作して動作条件を変更すれば、S208でその
とおりにRAMの内容を書き換える。
【0040】そしてS209でスイッチ列101の電源
スイッチが遮断されたかどうかを確認し、該スイッチの
遮断が確認されなければS207の処理に戻る。
【0041】また、電源スイッチが遮断された場合には
S210でその時点に於ける時計の値をRAMに記憶
し、S211で図示しない装置の各素子への電源供給を
遮断し、S202の処理に戻る。この時、前述のとおり
S210で記憶された時計の値は主電源112の電源供
給能力がなくなってもバックアップ電源110によって
保持され続ける。
【0042】S205で比較する所定時間を例えば半日
とか3日間と設定することにより、該設定期間内は動作
条件を保持するが、それ以上の時間経過があった後の再
使用の際には装置が標準状態に戻るので、本発明の目的
を達成することが出来る。
【0043】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態を説明する為のマイコン102内の処理の流れ
図であって、システムのハード構成は図1の通りであ
る。
【0044】ステップS301で処理の実行が開始され
ると、S302でスイッチ列101内の電源スイッチ1
12が操作者によって投入されたかどうかを確認し、電
源スイッチが投入されていない場合には主電源112の
電源供給能力がない場合であってもバックアップ電源1
10によってS303以降の処理を実行する。
【0045】S303で初期化フラグがONかどうかを
確認し、ONの場合には既に動作条件が標準状態に初期
化されているのでS302の処理に戻る。
【0046】初期化フラグがOFFの場合、S304で
前回電源がOFFされた日時をRAMから読み出す。R
AMの内容は図1のシステムにおいて、バックアップ電
源110で保持されている。又、この日時はマイコン内
の時計機能から得られるものである。
【0047】次にS205で現在の時計の値とS304
で読み出した日時とを比較し、所定以上の時間が経過し
ている場合には、S306でRAM内に記憶している動
作条件を図示のROMの内容、即ち標準状態に設定し、
S307で初期化フラグをONしてS302の処理に戻
る。またS305で所定時間経過していないと判断され
る場合にはRAMの内容を変更せずにS302の処理に
戻る。
【0048】S302でスイッチの投入が確認される
と、S308で初期化フラグをOFFとし、S309で
図示しない装置内の各回路及び素子への電源供給命令を
出力する。S310以降は電源投入後の通常操作であ
り、この通常操作中に操作者がスイッチ列101のスイ
ッチを操作して動作条件を変更すれば、S311でその
とおりにRAMの内容を書き換える。
【0049】そしてS312でスイッチ列101の電源
スイッチが遮断されたかどうかを確認し、該スイッチの
遮断が確認されなければS310の処理に戻る。
【0050】また、電源スイッチが遮断された場合には
S313でその時点に於ける時計の値をRAMに記憶
し、S314で図示しない装置の各回路及び素子への主
電源112からの電源供給を遮断し、S302の処理に
戻る。この時、前述のとおりS313で記憶された時計
の値はバックアップ電源110によって保持され続け
る。
【0051】第1の実施形態と同様、S305で比較す
る所定時間を例えば半日とか3日間と設定することによ
り、該設定期間内は動作条件を保持するが、それ以上の
時間経過があった後の再使用の際には装置が標準状態に
戻るので、本発明の目的を達成することが出来る。
【0052】(第3の実施形態)図4は本発明の第3の
実施形態を説明する為のマイコン102内の処理の流れ
図であって、システムのハード構成は図1の通りであ
る。
【0053】ステップS401で処理の実行が開始され
ると、S402でスイッチ列101内の電源スイッチが
操作者によって投入されたかどうかを確認し、該スイッ
チが投入されるまでここで待機する。S402でスイッ
チの投入が確認されると、S403で主電源112から
の図示しない装置内の各素子への電源供給命令を出力
し、S404で前回電源がOFFされた日時をRAMか
ら読み出す。RAMの内容は図1のシステムによって主
電源112の電源供給能力がなくなってもバックアップ
電源で保持されている。
【0054】又、この日時はマイコン内の時計機能から
得られるものである。次にS405で現在の時計の値と
S404で読み出した日時とを比較し、所定時間A以上
の時間が経過している場合には、S406でRAM内に
記憶している動作条件の内、比較的長時間標準状態に戻
す必要のない動作条件も、ROMの内容すなわち標準状
態に設定する。
【0055】そしてS407でRAM内に記憶している
その他の動作条件も、ROMの内容すなわち標準状態に
設定する。
【0056】S405で所定時間A以上の時間が経過し
ていないと判断される場合には、S408で現在の時計
の値とS404で読み出した日時とを比較し、所定時間
B以上の時間が経過している場合には、S406でRA
M内に記憶している動作条件を、ROMの内容、すなわ
ち標準状態に設定する。
【0057】S408で所定時間B以上の時間が経過し
ていないと判断される場合には、RAMの内容を変更せ
ずに、S409の処理に移行する。
【0058】S409以降の処理は電源投入後の通常操
作であり、この通常操作中に操作者がスイッチ列101
のスイッチを操作して動作条件を変更すれば、S410
でそのとおりにRAMの内容を書き換える。
【0059】そしてS411でスイッチ列101の電源
スイッチが遮断されたかどうかを確認し、該スイッチの
遮断が確認されなければS409の処理に戻る。
【0060】また、電源スイッチが遮断された場合に
は、S412でその時点に於ける時計の値をRAMに記
憶し、S413で図示しない装置の各素子への電源供給
を遮断し、S402の処理に戻る。この時、前述のとお
りS412で記憶された時計の値は、主電源112の電
源供給能力がなくなってもバックアップ電源110によ
って保持され続ける。
【0061】S405で比較する所定時間Aを例えば1
か月と長めに設定し、S408で比較する所定時間を例
えば半日とか3日間と設定することにより、海外旅行等
で使用する世界時計のエリア設定やサマータイム処理は
旅行期間中初期化されず、撮影に直接寄与する動作条件
のみが設定期間Bの間だけ保持され、それ以上の時間経
過があった後の再使用の際には装置が標準状態に戻るの
で、本発明の目的をより効果的に達成することが出来
る。
【0062】(第4の実施形態)上記3つの実施例では
動作条件が変更された場合に、これを記憶する期間を固
定してある場合について説明を行った。第4の実施形態
は、上記記憶期間を操作者が選択できるようにする方法
について説明する。
【0063】図5は本実施例を説明する為の図面であっ
て、図5のメニュー項目に、記憶期間選択の為の項目5
01(本実施形態中では便宜上モードメモリタイマと仮
に称することにする)を追加する。そして図7に説明さ
れている通りの手法を用いて指標503を「モードメモ
リタイマ」に移動させ、+/−キーでモードメモリタイ
マ内の項目502の中から記憶期間を選択する。
【0064】この選択手段を用いることにより、旅行期
間等目的に応じて操作者が記憶期間を選択することが出
来るようになる。
【0065】(第5の実施形態)上記4つの実施例は操
作者は操作完了後、スイッチ列101中の「電源スイッ
チを遮断する」という、言わば正常な操作手順を踏んだ
場合について説明した。しかしながらビデオ一体型カメ
ラ等の場合、上記電源スイッチを遮断せずに主電源であ
るバッテリ等を取り外す場合も考えられる。本実施例で
はこのような場合にも対応させる手段を説明する。
【0066】図6は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。基本構成は図1と同様であるため、同一構成部分
については、同一符号を付し、その説明を省略するが、
主電源がダウンしたことを示す比較回路108からの出
力信号が端子1001からマイコン102に供給されて
いる。
【0067】図6の様に構成される装置のマイコン10
2で、前述の各実施形態において説明したように、図
2、図3又は図4の流れ図に示す処理を行うが、ここで
各流れ図中の処理S209,S312,S411の前
に、図7に示すように、S1101で示す主電源がダウ
ンしたか否かの判別処理を設ける。S1101の処理に
おける主電源がダウンしたかどうかの判断は、端子10
01から入力される信号によって為される。
【0068】このようにすることにより、操作完了後に
電源スイッチを遮断するという正常な操作手順を踏んだ
場合に加え、電源スイッチを遮断せずに主電源を取り外
すことがあっても本発明の目的を達成することが出来る
ようになる。
【0069】尚、各請求項において、第1の設定手段
は、たとえばマイコン102により、図201のフロー
チャートのステップS206(他のフローでは、S30
6,S407)に示すように、各機能の設定を初期設定
状態に戻す手段に相当し、第2の設定手段は、マイコン
102により、スイッチ列101の操作で、あるいは図
9に示す方法にしたがって、各機能の設定を行う手段に
相当し、記憶手段はマイコン102内のRAMに相当
し、第1の識別手段は、電源供給ライン114の信号に
基づいてマイコン102による電源ON状態(電源供給
可能状態)の判別処理に相当し、第2の識別手段は、電
源供給ライン114の信号に基づいてマイコン102に
よる電源OFF状態(減電圧状態)の判別処理に相当
し、制御手段は、マイコン102による、たとえば図2
のフローチャートにおけるステップS204,S20
5,S206(他のフローでは、S304,S305,
S306)の処理に相当する。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本願における請求項
1乃至4に記載の発明によれば、設定した動作条件を記
憶するとともに、電源を遮断した後も、一定の期間は設
定を保持し、一定時間経過後は、装置使用時に動作条件
を標準状態に戻すことにより、動作条件の記憶機能を維
持しながら、動作条件を記憶することによる弊害を除去
し得、操作者の意志に則した極めて操作性の良好な電子
機器を実現することができる。
【0071】これによって、装置の使用途中のバッテリ
ー交換等によって動作条件がリセットされることなく、
これを保持することが可能となり、バッテリー交換後に
設定をやり直す手間を省くことができる。
【0072】また長期間未使用状態であった場合の再使
用に際しては、操作者が動作条件を変更しなかったとし
ても、標準状態に復帰させることができ、誤動作を防止
することができる。
【0073】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、前記第1の動作条件を、前記機能の製造時の初
期設定条件としたので、長時間未使用の場合にも、装置
製造時の初期設定状態で用いることができ、以前の設定
条件を忘れても、装置の設定を誤認することがなく、信
頼性の高い装置を実現することができる。
【0074】また本願における請求項6乃至8の記載の
発明によれば、動作条件の記憶機能を維持しながら、動
作条件を記憶することによる弊害を除去し得、操作者の
意志に則した極めて操作性の良好な電子機器を実現する
ことができ、これによって、装置の使用途中のバッテリ
ー交換等によって動作条件がリセットされることなく、
これを保持することが可能となり、バッテリー交換後に
設定をやり直す手間を省くことができる。また長期間未
使用状態であった場合の再使用に際しては、操作者が動
作条件を変更しなかったとしても、標準状態に復帰させ
ることができ、誤動作を防止することができる。
【0075】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、記憶手段のリセットを行う判断基準となる所定
時間を選択可能としたので、操作者の使用状態、あるい
は本発明を適用する装置、用途に応じて自由に設定を変
更することができ、操作性、及びあらゆる用途への対応
性の向上に顕著な効果がある。
【0076】また本願における請求項10に記載の発明
におよれば、初期設定条件を、前記機能の製造時におけ
る設定条件としたので、長時間未使用状態が続いた場合
でも、容易に装置の状態を標準設定状態にすることがで
き、誤操作防止に効果があり、信頼向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施形態を示すブロック
図である。
【図2】本発明における第1の実施形態における動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明における第2の実施形態における動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明における第3の実施形態における動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明における各実施形態において、動作条件
を設定する対象となる各種機能のメニュー項目を示す図
である。
【図6】本発明における第5の実施形態を示すブロック
図である。
【図7】本発明における第5の実施形態における動作を
説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明を適用するに好適な、一般的なビデオ一
体型カメラの一例を示す図である。
【図9】図8のビデオ一体型カメラにおける各機能をメ
ニュー項目で設定する方法の一例を示す図である。
【図10】記憶手段のバックアップを行う電池の収納動
作を示す図である。
【図11】各機能の設定に関わる表示を示す図である。
【符号の説明】
101 スイッチ列 102 マイコン 108 比較回路 110 バックアップ電源 112 主電源 114 電源供給ライン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能に対して第1の動作条件を設
    定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段によって設定された前記第1の動作
    条件を変更して第2の動作条件を設定する第2の設定手
    段と、 前記第2の動作条件を記憶する記憶手段と、 装置が動作可能な電源供給状態であるときに第1の識別
    信号を出力する第1の識別手段と、 装置が動作不可能な電源供給状態であるときに第2の識
    別信号を出力する第2の識別手段と、 前記第2の識別信号が出力されてから所定時間経過前に
    前記第1の識別信号が出力された場合には、前記第2の
    動作条件で装置を動作させ、所定時間以上経過後に第1
    の識別信号が出力された場合には、前記第1の動作条件
    で装置を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    る電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の動作条件は、前記所定の機能の予め決められ
    た初期設定条件であることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第2の動作条件は、操作者が前記第2の設定手段を
    操作することによって任意に設定可能であることを特徴
    とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1の識別手段は、電源投入に応じて前記第1の識
    別信号を出力し、前記第2の識別手段は、電源オフに応
    じて前記第2の識別信号を出力し、前記制御手段は、前
    記第2の識別信号が出力されてから所定時間経過前に前
    記第1の識別信号が出力された場合には、前記記憶手段
    に記憶されている前記第2の動作条件を有効とし、前記
    第2の識別信号が出力されてから所定時間経過後に前記
    第1の識別信号が出力された場合には、前記記憶手段に
    記憶されている前記第2の動作条件をリセットし、前記
    機能を前記第1の動作条件に設定するように構成されて
    いることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記第1の動作条件
    は、前記機能の製造時の初期設定条件であることを特徴
    とする電子機器。
  6. 【請求項6】 装置の複数の機能を初期設定する第1の
    設定手段と、 前記複数の機能の動作条件を変更する第2の設定手段
    と、 前記第2の設定手段によって設定された動作条件を記憶
    する記憶手段と、 電源遮断後、所定時間経過前に電源が再投入された場合
    には、前記記憶手段に記憶された前記動作条件に前記機
    能を設定する制御手段と、を備えたことを特徴とする電
    子機器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記動作条件は、操作者が前記第2の設定手段を操作す
    ることによって任意に設定可能であることを特徴とする
    電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記制御手段は、前記電源遮断後、前記所定時間が経過
    した後に電源が投入された場合には、前記初期設定状態
    となすように構成されていることを特徴とする電子機
    器。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6において、 前記所定時間は選択可能であることを特徴とする電子機
    器。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記初期設定条件
    は、前記機能の製造時における設定条件であることを特
    徴とする電子機器。
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