JPH1041922A - 符号化方法、復号方法、符号化装置及び復号装置 - Google Patents

符号化方法、復号方法、符号化装置及び復号装置

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JPH1041922A
JPH1041922A JP19592296A JP19592296A JPH1041922A JP H1041922 A JPH1041922 A JP H1041922A JP 19592296 A JP19592296 A JP 19592296A JP 19592296 A JP19592296 A JP 19592296A JP H1041922 A JPH1041922 A JP H1041922A
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code
error
bits
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JP19592296A
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Inventor
Yasuko Matsumura
靖子 松村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを所定長さごと区切って符号化するた
め、所定長に満たないデータについては無意味なデータ
を付加しなければならず、符号化効率が低下していた。 【解決手段】 2つの同期符号で挟まれた区間のデータ
を、冗長符号の情報記号数ごと区切って符号化すること
とし、(1)当該区間のビット数が冗長符号の情報記号数
以上である場合には、情報記号数分ずつ切り出したデー
タを単位として符号化し、その剰余部分については短縮
符号化する。また、(2)当該区間のビット数が冗長符号
の情報記号数未満の場合には、当該区間のデータを短縮
符号化する。このように、符号化対象となるデータの長
さが短くても、無意味なデータを付加することなく、そ
のままの状態で短縮符号化するので、符号化効率が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、画像信号
を誤り訂正符号化又は誤り検出符号化する符号化装置及
びその復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、ディジタル通信の分野では、通信
路上でデータに雑音が重畳しデータ誤りが生じても受信
側でこれを復元することができるようにするため、誤り
訂正符号(例えば、BCH符号やRead-Solomon符号等)
を付する技術が用いられている。
【0003】動画像データのように情報量が特に膨大な
データを送信する場合には、情報圧縮されるが、この圧
縮のために、わずか1ビットの誤りでも復元画像の広範
囲に誤りが広がってしまっていた。このことを防ぐため
に動画像圧縮データには前述のような誤り訂正符号化さ
れることが多い。
【0004】以下、この点を、TTC標準(高位レイヤ
プロトコル符号化方式)JT-H.261勧告に準拠した動画像
符号化方式を例に説明する。なお、この符号化方式で
は、BCH(511,493 )符号が用いられる。
【0005】この誤り訂正符号化方法による符号化デー
タを図示したのが図2である。この符号化方法では、符
号化された動画像データを固定長の長さに区切り、その
区切られたデータに検査ビットと同期をとるためのビッ
トを付加する。このとき、符号化されたデータが固定長
の長さの倍数にならないときは、ダミービット(スタッ
フビット)を付加し、常にデータ長が固定長になるよう
に調整する。
【0006】図3(a)及び(b)に、かかる動画像符
号化に用いられる誤り訂正符号化器及び復号器の構成を
示す。
【0007】まず、誤り訂正符号化器の構成を示す。な
お、この誤り訂正符号化器への入力は、誤り訂正しよう
とするディジタルデータであり、出力は誤り訂正符号化
された系列である。
【0008】スイッチ101は、スタッフビットを付加
するためのスイッチである。スイッチ101は、データ
が入力されている間は端子aに接続され、データが終わ
りであることを示すデータ終了信号が入力されると端子
bに接続される。端子bに接続されたとき、スイッチ1
01は「0」を出力する。
【0009】スイッチ102は、生成多項式g(X)の
割算部103やスイッチ106に入力されるデータ量を
制御するために設けられている。これは、誤り訂正符号
化器に入力されたデータと比べると、誤り訂正符号化さ
れた後のデータは、検査ビットの分だけ符号量が増加す
るからである。なお、スイッチ102は、スイッチ10
6が端子c又は端子eに接続されている間はオフになっ
ており、端子dに接続されている間はオンになる。
【0010】生成多項式g(X)の割算部103は、検
査ビット数と等しいビット数のLFSR(Linear Feedb
ack Shift Registers )より構成されており、スイッチ
102を通ってくるデータを誤り訂正符号の生成多項式
g(X)で割り算し、その結果をスイッチ106の端子
cに出力する。その出力するタイミングは制御部105
より指示を受ける。
【0011】同期ビット発生部104は、ある同期パタ
ーンを出力する部分であり、その出力をスイッチ106
の端子eに出力する。
【0012】制御部105は、スイッチ102、生成多
項式g(X)の割算部103及びスイッチ106に制御
信号を出力する。
【0013】次に、誤り訂正復号器の構成を説明する。
誤り訂正復号器への入力は、図3(a)の誤り訂正符号
化器によって誤り訂正符号化されて通信路を通ってきた
ディジタルデータであり、これを受信系列と呼ぶ。一
方、出力は、誤り訂正復号されて得られるディジタルデ
ータである。
【0014】受信系列は、同期検出部201及びスイッ
チ202に入力される。
【0015】同期検出部201は、誤り訂正符号化にお
いて等間隔に挿入された同期ビットを検出し、それらの
同期ビットが周期的に、予め決められた同期ビットパタ
ーンになるかどうかを観測する。観測される同期ビット
が同期ビットパターンとなることが確認された場合に同
期がとれたことになる。同期がとれた場合には、制御部
204に対して検出信号を出力する。
【0016】スイッチ202は、同期検出部201にお
いて同期がとれたか否かの情報を制御部204からの制
御信号より得ることができる。スイッチ202では、同
期がとれていない間は、その受信系列を捨てるように働
く。
【0017】同期ビット除去部203は、誤り訂正符号
化器で挿入された同期ビットを除去する部分であり、ス
イッチ202の端子aから入力を受け取り、シンドロー
ム計算部207及びバッファメモリ205に対して、同
期ビットを除去した系列を出力する。
【0018】バッファメモリ205は、スイッチ206
に対してその出力を行う。
【0019】スイッチ206は、バッファメモリ205
及び誤り訂正部209に接続されている。スイッチ20
6は、シンドローム計算部207及び誤り位置算出部2
08で誤り位置を計算している間はオフとなり、計算し
終わるとオンになる。誤り位置が計算し終わったか否か
の情報は、制御部204より得られる。
【0020】シンドローム計算部207は、同期ビット
除去部203の出力を受け取り、その出力を用いてシン
ドロームを計算し、その計算結果を誤り位置算出部20
8に出力する。出力タイミングは、制御部204より指
示を受ける。なお、シンドローム計算部207は、誤り
訂正符号化器の生成多項式g(X)の割算部103と同
じく、LFSRから構成されている。
【0021】誤り検出部208は、シンドローム計算部
207の出力であるシンドロームを受け取り、誤り位置
を算出して、算出された誤り位置を誤り訂正部209に
出力する。
【0022】誤り訂正部209は、誤り位置算出部20
8の出力である誤り位置を見て、スイッチ206の出力
のうち、誤り位置に対応するビットを訂正する。その訂
正結果を検査ビット除去部210に出力する。
【0023】検査ビット除去部210は、誤り訂正部2
09より誤り訂正された系列を受け取り、検査ビット部
分を除去して誤り訂正復号出力として出力する。
【0024】制御部204は、スイッチ202、スイッ
チ206及びシンドローム計算部207に対して制御信
号を出力する。
【0025】以上が、誤り訂正符号化器及び誤り訂正復
号器の構成及び各部の動作内容の説明である。次に、か
かる符号化器及び復号器の動作を図4及び図5のフロー
チャートを用いて説明する。
【0026】誤り訂正符号化器は、図4に示すように、
ステップSP1でCLK=0とする。CLKはクロック
カウンタで、図3(a)には図示していないが、制御部
105に備わっており、入力のビット数をカウントする
役割をもっている。クロックカウンタの設定が終了する
と、次はステップSP2に移り、データ終了信号を受け
取ったか否かを判定する。
【0027】ここで、肯定結果が得られた場合には(す
なわち、データが終わりなので)、ステップSP3に移
り、データにスタッフビット”0”をスタッフする。こ
れに対して、否定結果が得られた場合には、ステップS
P4に移り、CLKがKであるか否かを判定する。ここ
で、Kは誤り訂正符号の情報記号数とする。
【0028】ステップSP4で否定結果が得られると、
誤り訂正符号化器はステップSP5に進み、入力される
データを生成多項式g(X)で割算を続ける。また、ス
イッチ106の端子dに入力されるデータを、そのまま
誤り訂正符号化出力として出力する。この後、次のステ
ップSP6において、CLKのカウント値を1加算す
る。
【0029】これに対して、ステップSP4で肯定結果
が得られると、誤り訂正符号化器はステップSP7に進
み、スイッチ106の端子cに生成多項式g(X)の割
算部103から入力されるLFSRの内容を、誤り訂正
符号化出力として出力する。そして、次のステップSP
8において、同期ビット発生部104からスイッチ10
6の端子eに入力した1ビット出力を誤り訂正符号化出
力として出力する。
【0030】この後、ステップSP9でクロックカウン
タの値を再び0に戻し(すなわち、CLK=0とし)、
ステップSP10で、先のステップSP2で肯定結果と
判定されていたか否かを判定する。ここで、肯定結果が
得られれば動作を終了し、否定結果であればステップS
P2に戻る。
【0031】次に、誤り訂正復号器の動作を説明する。
誤り訂正復号器は、図5に示すように、ステップSP1
1でCLK=0とする。このCLKも、先の誤り訂正符
号化器で説明したのと同じ役割をもつものであり、図3
(b)では図示していないが、制御部204に備わって
おり、入力のビット数をカウントする役割をもってい
る。
【0032】ステップSP12では、同期検出部201
で同期がとれたか否かを判定する。ここで、否定結果が
得られている間は、当該ステップSP12の処理を繰り
返し、肯定結果が得られた時点で繰り返しループを抜け
る。繰り返しループを抜けた誤り訂正復号器は、ステッ
プSP13において同期ビット1ビットを除去し、CL
Kを1増やす。
【0033】次のステップSP14では、CLKがN+
1であるか否かを判定し、その判定結果が否定結果なら
ば、ステップSP15においてシンドロームの計算を続
け、同時にバッファメモリ205に同期ビットを取り除
いた受信系列を蓄える。そして、ステップSP16でC
LKを1増やす。
【0034】これに対して、ステップSP14での肯定
結果が得られれば、ステップSP17の処理に進み、計
算されたシンドロームから誤り位置を算出し、バッファ
メモリ205に蓄えられたデータの誤りを訂正する。そ
して、ステップSP18において、訂正されたデータ系
列から検査ビットを除去し、誤り訂正復号出力とする。
【0035】かかる後、誤り訂正復号器は、ステップS
P19において、クロックカウンタのカウント値を0に
戻し、ステップSP20で受信系列の入力が終了したか
否かを判定する。ここで、肯定結果が得られれば動作を
終了し、否定結果が得られればステップSP13に戻
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる方式
の誤り訂正符号化方法及び復号方法においては、特にデ
ータを圧縮しなければ送信不可能な狭帯域の通信路にお
いて、次の(1) 〜(3) に示すような問題点があった。
【0037】(1) 一つは、誤り訂正しようとするデータ
を固定長に区切るので、圧縮された動画像データを誤り
訂正符号化する場合、画像の意味的な区切り(例えば、
画像フレーム)と誤り訂正符号の区切りが必ずしも一致
しないという点である。
【0038】このように区切りが一致しない場合、最後
のデータは0スタッフが必要で、余分なデータを送信し
なければならなくなるので、符号化効率が低下してしま
う。
【0039】また、一つの誤り訂正符号語の途中に画像
フレームの区切りがあって、その誤り訂正符号語に訂正
しきれない誤りが生じた場合には、画像フレームの区切
りよりも前の画像フレームだけでなく、後ろの画像フレ
ームも復号することができなくなるおそれがある。すな
わち、連続する画像フレームに誤りが伝搬するおそれが
あった。
【0040】(2) また、誤り訂正符号の同期をとるため
に、さらに余分なビット(1つの誤り訂正符号語に対し
て1ビット)を付加しなければならず、符号化効率が低
下する点である。
【0041】(3) さらに、同期ビットパターンは、検出
するまでに少なくとも数十から数百程度の誤り訂正符号
語を観測する必要があり、同期を獲得し、誤り訂正復号
するまでに遅延が大きくなる欠点があった。
【0042】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、上記3つの問題点を解決することができる誤り訂正
符号化装置及び誤り訂正復号装置を提案しようとするも
のである。
【0043】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、同期符号を含むデータを冗長符号化するのに用いら
れる本発明の符号化方法及び符号化装置においては、以
下のようにしたことを特徴とする。
【0044】すなわち、2つの同期符号で挟まれた区間
のデータを、冗長符号の情報記号数ごと区切って符号化
することとし、(1) 当該区間のビット数が冗長符号の情
報記号数以上である場合には、情報記号数分ずつ切り出
せたデータを順に符号化する一方、その剰余部分を短縮
化符号として符号化し、(2)当該区間のビット数が冗長
符号の情報記号数未満の場合には、当該区間のデータを
短縮化符号としてそのまま符号化することを特徴とす
る。
【0045】本発明の符号化方法及び符号化装置におい
ては、2つの同期符号で挟まれた区間のデータ長が冗長
符号の情報記号数に満たない場合や当該情報記号数で区
切った際に剰余が現れる場合も、当該通常の長さより短
いデータ長のデータのまま短縮符号化するので、従来の
符号化方法や符号化装置のように符号長を揃えるための
スタッフビットを無くし得、符号化効率を無駄に低下さ
せずに済ませることができる。
【0046】また、同期符号を含む冗長符号化データを
復号するのに用いられる本発明の復号方法及び復号装置
においては、以下のようにしたことを特徴とする。
【0047】すなわち、2つの同期符号で挟まれた区間
のデータを所定の長さごと区切って復号することとし、
(1)当該区間のビット数が所定の長さ以上である場合に
は、当該長さずつ切り出したデータを単位として復号す
ると共に、その剰余部分については短縮符号化されたデ
ータであるとみなして復号し、(2)当該区間のビット数
が所定の長さ未満の場合には、当該区間のデータを短縮
符号化されたデータであるとみなして復号することを特
徴とする。
【0048】本発明の復号方法及び復号装置において
は、従来の復号方法や装置のように、同期符号とは別に
用意された復号単位ごとの同期ビットパターンを検出し
て復号動作を行わなくても良いので、その分、復号回路
系を簡略化することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】 (A)第1の実施形態 以下、本発明による誤り訂正符号化装置及び復号装置の
第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0050】(A−1)第1の実施形態の特徴 まず、第1の実施形態で利用する誤り訂正符号の特徴に
ついて説明する。
【0051】(N,K) 誤り訂正符号とは、情報Kビット
に、(N-K) ビットの検査ビットを付加してNビットのデ
ータに符号化する誤り訂正符号のことである。
【0052】この実施形態では、情報Kビットをより少
ないビット数のK’(K≧K’)ビットに変更すること
により、誤り訂正能力(何ビット訂正することができる
かという能力)としてはKビットのときと同じ能力を有
する(N-(K-K'),K') の短縮符号を構成し使用することに
する点が特徴である。
【0053】なお、この短縮符号は、図9(a)及び
(b)に示すように、短縮前においては有意情報が存在
していた高次(図中では左側)の部分に0をスタッフす
ることに相当する。
【0054】ところで、この短縮符号は、実際の符号化
や復号過程で明示的に0をスタッフしなくても良く、
(N,K) 誤り訂正符号化器や復号器の構成を変更しなくて
も良いという利点を有している。これを説明する。
【0055】すなわち、(N,K) 誤り訂正符号器の生成多
項式g(X)の割算部の場合、入力されるビット数がK
ビットであるのに対し、(N-(K-K'),K') 短縮符号器の場
合には入力されるビット数がK’ビットとなる点だけが
異なる。従って、生成多項式g(X)の割算部への入力
を制御信号により制御すれば、かかる短縮符号の符号化
器を容易に構成することができる。
【0056】(A−2)第1の実施形態の構成 (A−2−1)誤り訂正符号化器の構成 図6(a)に、第1の実施形態に係る誤り訂正符号化器
の構成を示す。入力されるデータは、同期符号が付加さ
れているディジタル系列とする。ただし、この同期符号
は、従来方式で説明した同期ビットや同期ビットパター
ンとは異なり、TTC標準(高位レイヤプロトコル符号
化方式)JT-H.261勧告に規定されているPSC(Pictur
e Start Code)やGBSC(GOB Start Code )が用
いられる。
【0057】ここで、PSCやGBSCは、動画像を符
号化する際に、画像フレームの始まりや処理単位の始ま
りを区別するために使用する開始符号であり、PSCで
は「00000000000000010000」といった符号語が、GBS
Cでは「0000000000000001」といった符号語が挿入され
る。なお、これらの符号系列は、画像符号化されるディ
ジタル系列のうち、PSCやGBSC以外には出現しな
いように設計されている。なお、これらは、ユニークワ
ードと呼ばれ、区切りの検出に用いられる。この区切り
を検出するための符号語を従来の方式の同期ビットと区
別してここでは同期符号と呼ぶ。
【0058】入力データは、まず、同期符号検出部30
1に入力される。同期符号検出部301は、ディジタル
系列の中から前述の同期符号を検出し、その検出信号を
制御部305に出力する一方、入力されたデータをその
まま同期符号分離部302に出力する。
【0059】同期符号分離部302は、同期符号検出部
301より入力されたデータを受け取り、同期符号とそ
の他のデータ部分を分離し、同期符号をスイッチ306
の端子cに、その他のデータ部分をスイッチ303に出
力する。
【0060】スイッチ303は、同期符号分離部302
より、同期符号以外のデータ部分を受け取る。ここで、
スイッチ303は、生成多項式g(X)の割算部304
やスイッチ306に入力されるデータ量を制御するのに
用いられる。これは、誤り訂正符号化後のデータは入力
データに比べ検査ビットの分だけ符号量が増加するため
である。スイッチ303は、スイッチ306が端子a又
は端子cに接続されている間にはオフになっており、端
子bに接続されている間にはオンになっている。
【0061】生成多項式g(X)の割算部304は、検
査ビット数と等しいビット数のLFSR(Linear Feedb
ack Shift Registers )より構成されており、スイッチ
303を通ってくるデータを誤り訂正符号の生成多項式
g(X)で割算し、その結果をスイッチ306の端子a
に出力するようになっている。その出力するタイミング
は、制御部305より指示を受ける。
【0062】制御部305は、データ終了信号及び同期
符号検出部301より同期符号検出信号を受け取り、ス
イッチ303、g(X)の割算部304及びスイッチ3
06に対して制御信号を出力する。
【0063】(A−2−2)誤り訂正復号器の構成 図6(b)に、第1の実施形態に係る誤り訂正復号器の
構成を示す。誤り訂正復号器への入力は、前述の誤り訂
正符号化器で誤り訂正符号化されて通信路を通ってきた
ディジタルデータであり、これを受信系列と呼ぶ。出力
は、誤り訂正復号されて得られるディジタルデータであ
る。受信系列は同期符号検出部401に入力される。
【0064】同期符号検出部401は、受信系列を1ビ
ットずつずらして同期符号とマッチングをとり、系列が
一致した時に検出信号を制御部404に出力する。ま
た、同期符号検出部401は、入力される受信系列をそ
のまま同期符号分離部402に出力する。
【0065】同期符号分離部402は、同期符号検出部
401より受信系列を受け取り、受信系列より同期符号
を分離して同期符号をスイッチ411の端子bに、同期
符号以外の受信系列をスイッチ403に出力する。
【0066】スイッチ403は、同期符号分離部402
より、受信系列から同期符号を除いた系列を受け取り、
制御部404の指示に従って、シンドローム計算部40
7及びバッファメモリ405に出力する。
【0067】バッファメモリ405は、シンドローム計
算部407及び誤り位置算出部408で誤り位置を算出
している間、スイッチ403からの系列を保持するため
のものである。バッファメモリ405は、スイッチ40
6に対してその出力を行う。スイッチ406は、バッフ
ァメモリ405及び誤り訂正部409に接続されてい
て、シンドローム計算部407及び誤り位置算出部40
8で誤り位置を計算している間はオフになっており、計
算し終わるとオンになる。誤り位置が計算し終わったか
否かの情報は、制御部404より得られる。
【0068】シンドローム計算部407は、スイッチ4
03よりの出力を受け取り、その出力を用いてシンドロ
ームを計算して誤り位置算出部408に対して計算結果
を出力する。その出力するタイミングは、制御部404
より指示を受ける。このシンドローム計算部407は、
誤り訂正符号化器の生成多項式g(X)の割算部304
と同様に、LFSRから構成されている。
【0069】誤り位置算出部408は、シンドローム計
算部407からの出力であるシンドロームを受け取り、
誤り位置を算出して、算出された誤り位置を誤り訂正部
409に出力する。誤り訂正部409は、誤り位置算出
部408からの出力である誤り位置を見て、スイッチ4
06からの出力のうち、誤り位置に対応するビットを訂
正する。その訂正結果を検査ビット除去部410に出力
する。
【0070】検査ビット除去部410は、誤り訂正部4
09より誤り訂正された系列を受け取り、検査ビット部
分を除去してスイッチ411の端子aに出力する。スイ
ッチ411は、分離された同期符号と誤り訂正復号され
た系列を合成する部分であり、制御部404の指示に従
って端子a又は端子bに接続するようにする。同期符号
と誤り訂正復号された系列が合成された系列は、誤り訂
正復号出力としてスイッチ411より出力される。
【0071】制御部404は、スイッチ403、スイッ
チ406、スイッチ411及びシンドローム計算部40
7に対して制御信号を出力する。
【0072】(A−3)第1の実施形態の動作 (A−3−1)誤り訂正符号化処理動作 図7に、本実施形態に係る誤り訂正符号化器の動作を示
すフローチャートを示す。
【0073】まず、ステップSP31において、初期設
定としてクロックカウンタCLKを0に設定する。この
クロックカウンタCLKは、図6(a)中は記載されて
いないが、実際には、制御部305の内部に備わってい
る。クロックカウンタCLKは、同期符号以外の入力デ
ータのビット数をカウントする役割をもっている。
【0074】次のステップSP32に進むと、入力デー
タの中から同期符号を検出したか否かを判定する。ここ
で、肯定結果が得られた場合、誤り訂正符号化器はステ
ップSP33に移り、生成多項式g(X)の割算部30
4のLFSRの内容を誤り訂正符号化出力として出力す
る。
【0075】そして、次のステップSP34で、クロッ
クカウンタCLKを0に設定した後、ステップSP35
で、ステップSP32で検出した同期符号を誤り訂正符
号化出力として出力する。かかる後、ステップSP32
に戻る。
【0076】これに対して、ステップSP32で否定結
果が得られると、誤り訂正符号化器はステップSP36
の処理に移り、データ入力が終了したか否かを判定す
る。ここで、否定結果が得られた場合、次のステップS
P37で更に、クロックカウンタCLKがKであるか否
かを判定する。ここで、Kは、誤り訂正符号の情報記号
数とする。このステップSP37で、肯定結果が得ら
れ、カウント値が情報記号数Kに一致するまでカウント
アップされたことが分かった場合には、前述したステッ
プSP33に移行し、前述の処理動作を繰り返す。
【0077】しかし、ステップSP37で否定結果が得
られた場合には、ステップSP38に進んで生成多項式
g(X)の割算部304による割算処理を続行し、生成
多項式g(X)の割算部304に入力されるデータをそ
のまま誤り訂正符号化出力として出力する。そして、次
のステップSP39で、クロックカウンタCLKを1増
やし、ステップSP36に戻る。
【0078】誤り訂正符号化器は、このステップSP3
6で肯定結果が得られるまで上述のループ処理を繰り返
し、ステップSP36で肯定結果が得られた時点で当該
ループ処理を抜け、ステップSP40に進む。そして、
ステップSP40において、生成多項式g(X)の割算
部304のLFSRの内容を誤り訂正符号化出力として
出力し、一連の動作を終了する。
【0079】(A−3−2)誤り訂正復号処理動作 図8に、本実施形態に係る誤り訂正復号器の動作を示す
フローチャートを示す。
【0080】誤り訂正復号器は、まず、ステップSP4
1における初期設定動作によりクロックカウンタCLK
のカウント値を0に設定する。なお、クロックカウンタ
CLKは、制御部404に内蔵されており、同期符号以
外の入力データのビット数をカウントする役割を有して
いる。
【0081】ステップSP42では、受信系列の中から
同期符号を検出したか否かを判定する。このップSP4
2で肯定結果が得られたならば、ステップSP43の処
理に進み、その時点までに入力された受信系列について
シンドロームを計算し、そのシンドロームより誤り位置
を算出する。そして、算出された誤り位置を元に、バッ
ファメモリ405に蓄積されたデータの誤りを訂正す
る。かかる訂正が終了すると、ステップSP44に進
み、誤り訂正された系列より検査ビットを除去し、誤り
訂正復号出力として出力する。この後、ステッブSP4
5でクロックカウンタCLKを0にセットし、ステップ
SP46で、ステップ42で検出された同期符号をその
まま誤り訂正復号出力として出力し、ステップ42に戻
る。
【0082】これに対して、ステップ42で、否定結果
が得られると、ステップSP47に進み、受信系列が終
りであるか否かを判定する。ここで、判定結果が否定結
果であった場合には、更にステップSP48において、
クロックカウンタCLKがNであるか否かを判定する。
そして、ステップ48で肯定結果が得られた場合には、
前述したステップSP43に進み同様の動作を行う。
【0083】これに対して、ステップSP48で否定結
果が得られた場合には、ステップSP49に進んでシン
ドロームの計算を続け、バッファメモリ405に同期符
号以外の受信系列部分を蓄える。そして、次のステップ
SP50に進み、クロックカウンタCLKを1増やし
て、ステップSP42に戻る。
【0084】なお、ステップSP47で肯定結果が得ら
れた場合には、ステップSP51に進み、その時点まで
に入力された受信系列よりシンドロームを計算し、その
シンドロームより誤り位置を算出して、バッファメモリ
405に蓄えられたデータの誤りを訂正する。そして、
ステッブSP52で誤り訂正された系列より検査ビット
を除去し、誤り訂正復号出力として出力することにより
動作を終了する。
【0085】(A−3−3)誤り訂正符号化例 最後に、第1の実施形態による誤り訂正フレームの具体
例を図1を用いて説明する。誤り訂正符号化の対象とな
る元データには同期符号が所々挿入されており、誤り訂
正符号化器は、これを目印として(ステップSP3
2)、同期符号以外の部分を誤り訂正符号化する。
【0086】このとき、誤り訂正符号化器は、同期符号
と次の同期符号との間が誤り訂正符号の情報記号数Kよ
りも大きくなるとKで区切り、足りない部分はそのまま
にする。同様に、同期符号と次の同期符号との間が2K
以上になる場合には、大きさKのブロックに区切り、足
りない部分はそのままにする。なお、同期符号と次の同
期符号との間がKよりも小さい場合には、区切らないで
そのままにする。
【0087】従って、図1のように、一つ目の同期符号
と二つ目の同期符号の間がK+K’(K≧K’)である
場合には、先頭から長さKの部分と次の長さK’の部分
のそれぞれに検査ビットN‐Kが付加されることにな
る。なお、同期符号は図のように元の位置に戻るように
挿入する。
【0088】この結果、長さKの部分は(N,K)誤り訂正
符号となり、長さK’の部分は(N,K)誤り訂正符号
の短縮符号である(N-(K-K'),K') 誤り訂正符号とな
る。スタッフビットは必要としない。
【0089】(A−4)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、(1)スタッ
フ記号が必要でないので、符号化効率を無駄に低下させ
ずに済む誤り訂正符号化装置を実現することができる。
また、画像符号化の意味的な区切り(同期符号は画像の
意味的な区切りに挿入される)と誤り訂正符号の区切り
が同じになるので、誤りが次の同期符号以降のデータに
伝搬しなくなるという効果を得ることができる。
【0090】(2)また、同期ビットパターンが必要な
いので、符号化効率が無駄に低下することのない誤り訂
正符号化装置を実現できる。
【0091】(3)さらにまた、同期ビットバターンで
誤り訂正符号の区切りを検出するのではないので、数十
から数百程度の符号語を観側する必要もなく、ただ同期
符号を検出するだけで、誤り訂正符号の区切りを知るこ
とができる誤り訂正復号装置を実現できる。
【0092】(B)第2の実施形態 以下、本発明による誤り訂正符号化装置及び復号装置の
第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0093】(B−1)第2の実施形態の構成 上述の第1の実施形態では、誤り訂正符号を短縮した短
縮誤り訂正符号の符号化器および復号器は、もとの誤り
訂正符号の符号化器および復号器と全く同様に構成でき
るという特徴を用いて、誤り訂正符号化装置および復号
装置を構成した。しかし、第2の実施形態 で
は、誤り訂正ではなく誤り検出を行なうCRC(Cyc
lic Redundancy check)を適用し
た実施形態を説明する。
【0094】図10は、第2の実施形態の誤り検出復号
器の構成である。第2の実施形態の誤り検出符号化器の
構成は、第1の実施形態の誤り訂正符号化器の構成と全
く同じで、生成多項式g(X)の割算部304で用いた
誤り訂正符号の生成多項式g(X)がCRC用の生成多
項式g(X)に変更するだけである。ここでは、誤り検
出復号器について説明する。
【0095】誤り検出復号器への入力は、第1の実施形
態の場合と同様、同期符号が挿入されているデータを誤
り検出符号化器で誤り検出符号化し、それが通信路を通
ってきて得られるディジタルデータであり、これを受信
系列と呼ぶ。出力は、誤り検出信号と受信系列から検査
ビットを取り除いたディジタルのデータである。受信系
列は同期符号検出部501に入力される。
【0096】同期符号検出部501は、受信系列を1ビ
ットずつずらして同期符号とマッチングをとり、系列が
一致した時に検出信号を制御部508に出力する。ま
た、同期符号検出部501は、入力される受信系列をそ
のまま同期符号分離部502に出力する。
【0097】同期符号分離部502は、同期符号検出部
501より受信系列を受けとり、受信系列より同期符号
を分離して、同期符号をスイッチ507の端子bに、同
期符号以外の受信系列をスイッチ503に出カする。
【0098】スイッチ503は、同期符号分離部502
より、受信系列から同期符号を除いた系列を受けとり、
制御部508の指示にしたがって、シンドローム計算部
504および検査ビット除去部506に出力する。
【0099】シンドローム計算部504は、スイッチ5
03よりの出力を受けとり、その出力を用いてシンドロ
ームを計算して全零検出部505に対して計算結果を出
力する。その出力するタイミングは、制御部508より
指示を受ける。誤り訂正符号化器のg(X)の割算部3
04と同様に、シンドローム計算部504は、LFSR
から構成されている。
【0100】全零検出部505は、シンドローム計算部
504より計算されたシンドロームを受けとり、それが
すべて0であるか否かを検出する部分である。もしすべ
てが0でなかった場合には、誤りがあるとして、誤り検
出信号を出力する。
【0101】検査ビット除去部506は、同期符号を分
離した受信系列から検査ビットを除去するための部分
で、制御部508より検査ビットの位置の指示を受けて
検査ビットを除去した系列を、スイッチ507の端子a
に出力する。
【0102】スイッチ507は分離された同期符号と検
査ビットを取り除いた系列を合成する部分であり、制御
部508の指示にしたがって端子aまたは端子bに接続
するようにする。同期符号と検査ビットを取り除いた系
列が合成された系列は、復号出力としてスイッチ507
より出力される。
【0103】制御部508は、スイッチ503、スイッ
チ507、シンドローム計算部504および検査ビット
除去部506に対して制御信号を出力する。
【0104】(B−2)第2の実施形態の動作 図11は、第2の実施形態の誤り訂正復号器の動作を説
明するフローチャートである。
【0105】まず、ステップSP61の初期設定におい
て、クロックカウンタCLKを0に設定する。クロック
カウンタCLKは、図8の場合と同様に同期符号以外の
入力のビット数をカウントする役割を有するクロックカ
ウンタであり、図10には図示していないが、制御部5
08に備わっている。
【0106】このように初期設定が終了すると、次は、
ステップSP62において、受信系列の中から同期符号
を検出したか否かを判定する。ここで、肯定結果が得ら
れれぱ、ステップSP63に進み、その時点までに入力
された受信系列よりシンドロームを計算し、そのシンド
ロームがすべて0であるか否かを判定する。
【0107】これに対し、ステップSP63で否定結果
が得られたならば、ステップSP64に進み、誤りが検
出されたとして誤り検出信号を出力する。そして、次の
ステップSP65に進む。一方、ステップSP63にお
いて肯定結果が得られたのであれば、直接、ステップS
P65に進み、検査ビットを除去して復号出力として出
力する。その後、ステップSP66でクロックカウンタ
CLKを0にセットし、ステップSP67で、同期符号
をそのまま復号出力として出力し、ステップSP62に
戻る。以上がステップSP62で肯定結果が得られた場
合の動作である。
【0108】なお、ステップSP62で否定結果が得ら
れる場合には、ステップSP68に進み、受信系列が終
りであるか否かを判定する。ステップSP68での判定
結果が否定結果であった場合には、ステップSP69で
クロックカウンタCLKがNであるか否かを判定し、肯
定結果が得られれば、ステップSP63に進む。一方、
ステップSP69で否定結果が得られれば、次のステッ
プSP70で、シンドロームの計算を続ける。そして、
次のステップSP71に進み、クロックカウンタCLK
を1増やして、ステッブSP62に戻る。
【0109】因みに、かかる一連の動作のうち、ステッ
プSP68での判定結果が肯定結果であった場合には、
ステップSP72に進み、その時点までで入力された受
信系列よりシンドロームを計算し、そのシンドロームが
すべて0であるか否かを判定する。このステップSP7
2で否定結果が得られれば、誤りが検出されたとして、
ステップSP73に進み、誤り検出信号を出力し、その
後、ステップSP74に進む。
【0110】なお、ステップSP72での判定結果が肯
定結果である場合には、ステップSP74に進み、検査
ビットを除去して復号出力として出力し、動作を終了す
る。
【0111】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態にかかる誤り検出復号装
置で誤り検出を行なうと、(1)スタッフ記号が必要で
ないので、符号化効率が無駄に低下することはないとい
う効果が得られる。また、画像符号化の意味的な区切り
(同期符号は画像の意味的な区切りに挿入される)と誤
り検出符号の区切りが同じになるので、誤りを検出した
時に不要に次の同期符号以降のデータを捨てる必要がな
くなる。
【0112】(2)また、同期ビットバターンは必要で
ないので、符号化効率が無駄に低下することはない。
【0113】(3)さらに、同期ビットパターンで誤り
検出符号の区切りを検出するのではないので、数十から
数百程度の符号語を観測する必要もなく、ただ同期符号
を検出するだけで、誤り検出符号の区切りを知ることが
できる。
【0114】(4)さらにまた、第1の実施形態では、
誤りの訂正しか行なわなかったが、第2の実施形態で
は、誤り訂正のかわりに誤り検出を行なっているので、
例えば双方向通信ができるような通信路において、受信
側で誤りを検出した時に、送信側に対して、再度その誤
りが生じたデータを送り直してもらうように再送要求を
行なうARQ(Automatic Repeat ReQuest)が可能にな
る。
【0115】(C)第3の実施形態 (C−1)第3の実施形態の構成 一般に、誤り訂正符号は、その誤り訂正能力(誤り訂正
可能なビット数)以上の誤りが生じると誤り訂正はでき
ないが、誤り検出はできる場合がある。また、誤り訂正
能力を下げれば、誤り検出能力を持たせることもでき
る。従って、誤り訂正符号は、誤り検出もすることがで
きる。
【0116】すなわち、第1の実施形態では誤り訂正符
号を用いた誤り訂正符号化装置及び復号装置を説明し、
第2の実施形態では誤り検出符号を用いた誤り検出符号
化装置及び復号装置を説明したが、第3の実施形態で
は、誤り訂正符号を用いて誤り検出/誤り訂正符号化装
置及び復号装置を説明する。
【0117】なお、第3の実施形態の誤り検出/誤り訂
正符号化器は、第1の実施形態の場合と同様に構成でき
るので、ここでは、誤り検出/誤り訂正復号器について
のみ説明する。
【0118】図12は、第3の実施形態にかかる誤り検
出/誤り訂正復号器の構成である。ここで、誤り検出復
号器への入力は、第1の実施形態の場合と同様、同期符
号が挿入されているデータを誤り訂正符号化器で誤り訂
正符号化し、それが通信路を通ってきて得られるディジ
タルデータであり、これを受信系列と呼ぶ。出力は、誤
り検出信号と受信系列をある程度誤り訂正を行ない、検
査ビットを取り除いたディジタルデータである。
【0119】このように構成は第1の実施形態とほぼ同
じであるが、誤り訂正符号の訂正能力一杯に訂正を行な
うのではなく、例えば、訂正能力がTビットである場合
には、T’(T’≦T)ビットまでの誤りは訂正を行な
い、それ以上誤りが生じていると判定された場合には訂
正は行なわず誤り検出信号を出力する。
【0120】受信系列は同期符号検出部601に入力さ
れる。同期符号検出部601は、受信系列を1ビットず
つずらして同期符号とマッチングをとり、系列が一致し
た時に検出信号を制御部604に出力する。また、同期
符号検出部601は、入力される受信系列をそのまま同
期符号分離部602に出力する。
【0121】同期符号分離部602は、同期符号検出部
601より受信系列を受けとり、受信系列より同期符号
を分離して、同期符号をスイッチ611の端子bに、同
期符号以外の受信系列をスイッチ603に出力する。
【0122】スイッチ603は、同期符号分離部602
より、受信系列から同期符号を除いた系列を受けとり、
制御部604の指示にしたがって、シンドローム計算部
607およびバッファメモリ605に出力する。
【0123】バッファメモリ605は、シンドローム計
算部607および誤り位置算出部608で誤り位置を計
算および誤り検出をしている間、スイッチ603からの
系列を保持するためのものである。バッファメモリ60
5は、スイッチ606に対してその出カを行なう。
【0124】スイッチ606は、バッファメモリ605
および誤り訂正部609に接続されていて、シンドロー
ム計算部607および誤り位置算出部608で誤り位置
を計算し誤り検出を行なっている間はオフになってお
り、計算し終るとオンになる。誤り位置が計算し終った
か否かの情報は制御部604より得られる。
【0125】シンドローム計算部607は、スイッチ6
03よりの出力を受けとり、その出力を用いてシンドロ
ームを計算して誤り位置算出部608に対して計算結果
を出力する。その出力するタイミングは、制御部604
より指示を受ける。誤り訂正符号化器の生成多項式g
(X)の割算部304と同様に、シンドローム計算部6
07は、LFSRから構成されている。
【0126】誤り位置算出部608は、シンドローム計
算部607からの出力であるシンドロームを受けとり、
誤り個数を算出する。そして誤り個数がT’(T’≦
T;Tは誤り訂正能力)以下であるならぱ誤り位置を算
出して、算出された誤り位置を誤り訂正部609に出力
する。誤りの個数がT’よりも大きい場合には、誤りを
検出したとして誤り検出信号を出力する。
【0127】誤り訂正部609は、誤り位置算出部60
8からの出力である誤り位置を見て、スイッチ606か
らの出力のうち、誤り位置に対応するビットを訂正す
る。その訂正結果を検査ビット除去部610に出力す
る。
【0128】検査ビット除去部610は、誤り訂正部6
09より誤り訂正された系列を受けとり、検査ビット部
分を除去してスイッチ611の端子aに出力する。
【0129】スイッチ611は、分離された同期符号と
誤り訂正復号された系列を合成する部分であり、制御部
604の指示にしたがって端子aまたは端子bに接続す
るようにする。同期符号と誤り訂正復号された系列が合
成された系列は、誤り訂正復号出力としてスイッチ61
1より出力される。
【0130】なお、制御部604は、スイッチ603、
スイッチ606、スイッチ611およぴシンドローム計
算部607のそれぞれに対して制御信号を出力してい
る。
【0131】(C−3)第3の実施形態の動作 図13は、第3の実施形態の誤り検出/誤り訂正復号器
の動作を説明するフローチャートである。
【0132】この場合も、まず初期設定としてステップ
SP81において、クロックカウンタCLKを0に設定
する。クロックカウンタCLKは、図7の場合と同様、
同期符号以外の入力ビット数をカウントする役割を持っ
ているクロックカウンタであり、図12の制御部604
中に設けられている。
【0133】初期設定が終了すると、ステッブSP82
に進み、受信系列の中から同期符号を検出したか否かを
判定する。ステッブSP82で肯定結果が得られたなら
ぱ、ステッブSP83に進み、その時点までに入力され
た受信系列よりシンドロームを計算し、そのシンドロー
ムより誤りの個数を算出する。
【0134】そして、次のステップSP84でその誤り
の個数が、T’よりも大きいか否かを判定する。この判
定結果が肯定結果ならば、ステップSP86に進んで誤
り検出信号を出力した後、ステップSP87へ進む。一
方、ステップSP84での判定結果が否定結果である場
合には、ステップSP85に進み、バッファメモリに蓄
えられたデータの誤りを訂正する。
【0135】この後、ステップSP87で、誤り訂正さ
れた系列より検査ビットの除去が行われ、除去後のデー
タを誤り訂正復号出力として出力する。かかる後、次の
ステップSP88で、クロックカウンタCLKのリセッ
ト(CLK=0)が行われ、さらに次のステップSP8
9で、ステップSP2で検出された同期符号をそのまま
誤り訂正復号出力として出力する。
【0136】かかる後、ステップSP82に戻る。以上
が、ステップSP82で肯定結果が得られた場合の動作
である。
【0137】なお、ステップSP82で否定結果が得ら
れた場合には、ステップSP90で、受信系列が終りで
あるか否かの判定が行われる。なお、ステップSP90
で否定結果が得られた場合には、さらに次のステップS
P91で、クロックカウンタCLKがNであるか否かの
判定が行われ、肯定結果が得られた場合には、上述のス
テップSP83に進む。
【0138】これに対し、ステップSP91で否定結果
が得られた場合には、シンドロームの計算を続け、ステ
ップSP92に示すように、バッファメモリに同期符号
以外の受信系列部分を蓄える。かかる後、ステップSP
93に進み、クロックカウンタCLKを1増やして、ス
テップSP82に戻る。
【0139】なお、ステップSP90での判定結果が肯
定結果ならば、一連の繰り返しループ処理を抜け、ステ
ップSP94に進み、その時点までに入力された受信系
列よりシンドロームを計算する処理に移る。この処理
で、そのシンドロームより誤り個数を算出する。
【0140】このように、誤り個数が算出されると、次
は、ステップSP95に移り、その誤り訂正個数がT’
よりも大きいか否かの判定をする。なお、ステップSP
95で肯定結果が得られたのであれば、誤り検出信号を
出力し、ステップSP98へ進む。
【0141】一方、ステップSP95で否定結果が得ら
れた場合には、ステップSP96において、その誤り位
置を算出し、バッファメモリに蓄えられたデータの誤り
訂正を行なう。そして、ステップSP98で、検査ビッ
トを除去して誤り訂正復号出力として出力し、動作を終
了する。
【0142】(C−4)第3の実施形態の効果 以上のように、第3の実施形態にかかる誤り検出/誤り
訂正符号化装置および復号装置で誤り訂正を行なえば、
第1及び第2の実施形態を組み合わせた効果を得ること
ができる。
【0143】(1)すなわち、スタッフ記号が必要でな
いので、符号化効率が無駄に低下することはない。ま
た、画像符号化の意味的な区切り(同期符号は画像の意
味的な区切りに挿入される)と誤り訂正符号の区切りが
同じになるので、誤りが次の同期符号以降のデータに伝
搬しなくなる。
【0144】(2)また、同期ビットパターンは必要で
ないので、符号化効率が無駄に低下することはない。
【0145】(3)さらに、同期ビットバターンで誤り
訂正符号の区切りを検出するのではないので、数十から
数百程度の符号語を観測する必要もなく、ただ同期符号
を検出するだけで、誤り訂正符号の区切りを知ることが
できるといった効果がある。
【0146】(4)さらにまた、誤り検出を行なうこと
ができるので、第2の実施形態の場合のようにARQに
適用することができ、さらに誤り訂正も行なっているの
で、無駄に再送要求を繰り返すことなく、効率良く通信
を行なうことができる通信システムを実現することがで
きる。
【0147】(D)他の実施形態 (D-1) なお、上述の第1、第2及び第3の実施形態にお
いては、誤り訂正符号化又は誤り検出符号化されるデー
タを動画像圧縮データとして説明したが、これに限るも
のではなく、同期符号が存在するデータならば、音声デ
ータや静止画データの他、通信データ等でも構わない。
【0148】(D-2) また、上述の第1、第2及び第3の
実施形態においては、同期符号は、TTC標準(高位レ
イヤプロトコル符号化方式)JT-H.261勧告で使われてい
るユニークワード、すなわち動画像符号化されるデータ
系列の中に同期符号以外には出現しないように構成して
いたが、ユニークワードに限らず、自己相関性の高い系
列を同期符号とすることもできる。
【0149】例えば、M系列(最大長シフトレジスタ系
列)を使うこともできる。このように、同期符号として
自己相関性の高い系列を用いる場合には、受信系列中よ
り同期符号と一致する系列を検出する時だけでなく、数
ビット異なる系列を検出した時も、同期がとれたとする
ことができる。
【0150】従って、同期符号として自己相関性の高い
系列を用いることの効果は、同期符号自身に誤りが生じ
ても、それが数ビット程度の誤りであるならば、同期符
号として検出が可能になる。
【0151】
【発明の効果】以上のように、本発明の符号化方法及び
符号化装置によれば、2つの同期符号で挟まれた区間の
データを、冗長符号の情報記号数ごと区切って符号化す
ることとし、(1)当該区間のビット数が冗長符号の情報
記号数以上である場合には、情報記号数分ずつ切り出し
たデータを単位として符号化すると共に、その剰余部分
については短縮符号化し、(2)当該区間のビット数が冗
長符号の情報記号数未満の場合には、当該区間のデータ
を短縮符号化するようにしたことにより、従来のように
スタッフビットを挿入して符号長を揃える必要をなくし
得、符号化効率に優れた符号化方法及び符号化装置を実
現することができた。
【0152】また、本発明の復号方法及び復号装置によ
れば、2つの同期符号で挟まれた区間のデータを所定の
長さごと区切って復号することとし、(1)当該区間のビ
ット数が所定の長さ以上である場合には、当該長さずつ
切り出したデータを単位として復号すると共に、その剰
余部分については短縮符号化されたデータであるとみな
して復号し、(2)当該区間のビット数が所定の長さ未満
の場合には、当該区間のデータを短縮符号化されたデー
タであるとみなして復号するようにしたことにより、従
来のように、同期符号とは別に用意された復号単位ごと
の同期ビットパターンを検出して復号動作を行わなくて
も良くなり、その分、復号回路系を簡略化することがで
きる復号方法及び復号装置を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の符号化処理を用いる場合のフレーム構成
と、短縮符号化処理を用いる場合のフレーム構成を示す
説明図である。
【図2】従来の符号化方法によるフレーム構成を示す説
明図である。
【図3】従来用いられている符号化装置及び復号装置を
示す機能ブロック図である。
【図4】従来装置での符号化処理手順の説明に供するフ
ローチャートである。
【図5】従来装置での復号処理手順の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図6】第1の実施形態の符号化装置及び復号装置を示
す機能ブロック図である。
【図7】第1の実施形態にかかる符号化装置での符号化
処理手順の説明に供するフローチャートである。
【図8】第1の実施形態にかかる復号装置での復号処理
手順の説明に供するフローチャートである。
【図9】第1の実施形態による符号化例を示す説明図で
ある。
【図10】第2の実施形態の復号装置を示す機能ブロッ
ク図である。
【図11】第2の実施形態にかかる復号装置での復号処
理手順の説明に供するフローチャートである。
【図12】第3の実施形態の復号装置を示す機能ブロッ
ク図である。
【図13】第3の実施形態にかかる復号装置での復号処
理手順の説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
301、401、501、601…同期符号検出部、3
02、402、502、602…同期符号分離部、30
4…生成多項式g(X)の割算部、305、404、5
08、604…制御部、405、605…バッファメモ
リ、407、504、607…シンドローム計算部、4
08、608…誤り位置算出部、409、609…誤り
訂正部、410、506、610…検査ビット除去部、
505…全零検出部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期符号を含むデータの冗長符号化に用
    いられる符号化方法において、 2つの同期符号で挟まれた区間のデータを、冗長符号の
    情報記号数ごと区切って符号化することとし、当該区間
    のビット数が上記冗長符号の情報記号数以上である場合
    には、情報記号数分ずつ切り出せたデータを順に符号化
    する一方、その剰余部分を短縮化符号として符号化し、
    当該区間のビット数が上記冗長符号の情報記号数未満の
    場合には、当該区間のデータを短縮化符号としてそのま
    ま符号化することを特徴とする符号化方法。
  2. 【請求項2】 同期符号を含むデータを誤り訂正符号化
    して出力する符号化装置において、 上記データより同期符号を検出する同期符号検出手段
    と、 検出された同期符号を上記データより分離する同期符号
    分離手段と、 分離後のデータを、誤り訂正符号の生成多項式で除算
    し、検査ビットを生成する割算手段と、 上記検査ビットを、上記同期符号分離手段で分離された
    データと合成し、誤り訂正符号化した系列を生成する第
    1の合成手段と、 上記誤り訂正符号化した系列に、上記同期符号分離手段
    で分離した同期符号を合成する第2の合成手段と、 同期符号を含む上記データのうち同期符号を除いた部分
    のビット数をカウントするカウンタ手段と、 2つの同期符号で挟まれた区間のビット数に応じて誤り
    訂正符号化動作を制御し、カウント値から検出された当
    該区間のビット数が上記誤り訂正符号の情報記号数以上
    である場合には、情報記号数分ずつ切り出したデータを
    単位として誤り訂正符号化し、かつ、その剰余部分につ
    いては短縮符号化し、当該区間のビット数が上記誤り訂
    正符号の情報記号数未満の場合には、そのデータをその
    まま短縮符号化するよう制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする符号化装置。
  3. 【請求項3】 同期符号を含むデータを誤り検出符号化
    して出力する符号化装置において、 上記データより同期符号を検出する同期符号検出手段
    と、 検出された同期符号を上記データより分離する同期符号
    分離手段と、 分離後のデータを、誤り検出符号の生成多項式で除算
    し、検査ビットを生成する割算手段と、 上記検査ビットを、上記同期符号分離手段で分離された
    データと合成し、誤り検出符号化した系列を生成する第
    1の合成手段と、 上記誤り検出符号化した系列に、上記同期符号分離手段
    で分離した同期符号を合成する第2の合成手段と、 同期符号を含む上記データのうち同期符号を除いた部分
    のビット数をカウントするカウンタ手段と、 2つの同期符号で挟まれた区間のビット数に応じて誤り
    検出符号化動作を制御し、カウント値から検出された当
    該区間のビット数が上記誤り検出符号の情報記号数以上
    である場合には、情報記号数分ずつ切り出したデータを
    単位として誤り検出符号化し、かつ、その剰余部分につ
    いては短縮符号化し、当該区間のビット数が上記誤り検
    出符号の情報記号数未満の場合には、そのデータをその
    まま短縮符号化するよう制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする符号化装置。
  4. 【請求項4】 同期符号は、ユニークワードであること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の符号化装
    置。
  5. 【請求項5】 上記同期符号は、M系列で構成された符
    号であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載
    の符号化装置。
  6. 【請求項6】 同期符号を含む冗長符号化データの復号
    に用いられる復号方法において、 2つの同期符号で挟まれた区間のデータを所定の長さご
    と区切って復号することとし、当該区間のビット数が上
    記所定の長さ以上である場合には、当該長さずつ切り出
    したデータを単位として復号すると共に、その剰余部分
    については短縮符号化されたデータであるとみなして復
    号し、当該区間のビット数が上記所定の長さ未満の場合
    には、当該区間のデータを短縮符号化されたデータであ
    るとみなして復号することを特徴とする復号化方法。
  7. 【請求項7】 同期信号を含む冗長符号化データの復号
    に用いられる復号装置において、 上記冗長符号化データより同期符号を検出する同期符号
    検出手段と、 検出された同期符号を上記冗長符号化データより分離す
    る同期符号分離手段と、 分離後のデータよりシンドロームを計算するシンドロー
    ム計算手段と、 計算結果より上記冗長符号化データに含まれる誤り位置
    を求める誤り位置算出手段と、 求められた誤り位置の誤りを訂正する誤り訂正手段と、 誤り訂正後のデータより検査ビットを除去する検査ビッ
    ト除去手段と、 上記検査ビット除去後のデータ系列に、上記同期符号分
    離手段で分離した同期符号を合成する合成手段と、 同期符号を含む上記冗長符号化データのうち同期符号を
    除いた部分のビット数をカウントするカウンタ手段と、
    2つの同期符号で挟まれた区間のデータを所定の長さご
    と区切って復号することとし、カウント値から検出され
    た当該区間のビット数が上記所定の長さ以上である場合
    には、当該長さずつ切り出したデータを単位として復号
    すると共に、その剰余部分については短縮符号化された
    データであるとみなして復号し、当該区間のビット数が
    上記所定の長さ未満の場合には、当該区間のデータを短
    縮符号化されたデータであるとみなして復号する制御手
    段とを備えることを特徴とする復号装置。
  8. 【請求項8】 上記シンドローム計算手段の計算結果に
    基づいて、誤りの個数を求める誤り個数算出手段を備
    え、当該検出された誤りの個数が所定値以上含まれる場
    合には誤り検出信号を出力することを特徴とする請求項
    7に記載の復号装置。
  9. 【請求項9】 同期信号を含む冗長符号化データに含ま
    れる誤りを検出するのに用いられる復号装置において、 上記冗長符号化データより同期符号を検出する同期符号
    検出手段と、 検出された同期符号を上記冗長符号化データより分離す
    る同期符号分離手段と、 分離後のデータよりシンドロームを計算するシンドロー
    ム計算手段と、 計算結果よりすべてのシンドロームが零か否かを判定す
    る全零検出手段と、 上記同期符号分離後のデータより検査ビットを除去する
    検査ビット除去手段と、 上記検査ビット除去後のデータ系列に、上記同期符号分
    離手段で分離した同期符号を合成する合成手段と、 同期符号を含む上記冗長符号化データのうち同期符号を
    除いた部分のビット数をカウントするカウンタ手段と、 2つの同期符号で挟まれた区間のデータを所定の長さご
    と区切って復号することとし、カウント値から検出され
    た当該区間のビット数が上記所定の長さ以上であって剰
    余部分が現れる場合には、当該長さずつ切り出したデー
    タを単位として検査ビットを取り除くよう指示を出すと
    共に、その剰余部分については短縮符号化されたデータ
    であるとみなして所定の長さに達する前の段階で検査ビ
    ットを取り除くよう指示を出し、当該区間のビット数が
    上記所定の長さ未満の場合には、当該区間のデータのま
    まで検査ビットを取り除くよう指示を出す制御手段とを
    備えることを特徴とする復号装置
  10. 【請求項10】 上記同期符号は、ユニークワードであ
    ることを特徴とする請求項7、請求項8又は請求項9に
    記載の復号装置。
  11. 【請求項11】 上記同期符号は、M系列で構成された
    符号であることを特徴とする請求項7、請求項8又は請
    求項9に記載の復号装置。
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JP2009225343A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd 無線通信装置
WO2019064815A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 ソニー株式会社 無線lan通信装置、無線lan通信方法および無線lan通信プログラム

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