JPH1041724A - 表面実装型アンテナ及びそれを用いた通信機 - Google Patents

表面実装型アンテナ及びそれを用いた通信機

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JPH1041724A
JPH1041724A JP19624496A JP19624496A JPH1041724A JP H1041724 A JPH1041724 A JP H1041724A JP 19624496 A JP19624496 A JP 19624496A JP 19624496 A JP19624496 A JP 19624496A JP H1041724 A JPH1041724 A JP H1041724A
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electrode
mount antenna
surface mount
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main surface
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Kazuya Kawabata
一也 川端
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数を決定する容量及びインダクタン
スのバラツキを小さくすることができる小形の表面実装
型アンテナ及びそれを用いた通信機を提供する。 【解決手段】 1は誘電材料からなる直方体状の基体で
あり、相対する主面の一方主面2aの一端部近傍から一
方主面2aと隣り合う側面2bに跨がって給電電極3が
形成され、一方主面2aの給電電極3を除く箇所に、接
地電極4が形成される。また、一方主面2a及び他方主
面2cに開口し、内周に電極が形成された貫通孔5が形
成される。この際、貫通孔5の内周に形成された電極
は、一方主面2aにおいて、接地電極4に接続される。
さらに、6は放射電極であり、基体1の側面2bから他
方主面2cに沿って螺旋状に巻回される。そして、放射
電極6の一端は、側面2bにおいて、給電電極3とギャ
ップgを形成し、他端は、他方主面1cにおいて、貫通
孔5の内周に形成された電極と接続される。以上のよう
な構成で表面実装型アンテナ10は形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の移
動体通信機器、無線LAN(Local Area Network)に用い
られる表面実装型アンテナ及びそれを用いた通信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリカル状の導体を備えたアンテ
ナ50を図4に示す。51はヘリカル状の導体であり、
一端がコネクタ52の給電端子53に、他端がコンデン
サ54を介してコネクタ52の接地端子55に接続され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のアンテナにおいては、ヘリカル状の導体の他端とコネ
クタの接地端子との間に、共振周波数を調整するため
に、コンデンサを接続する必要があるが、コンデンサの
容量やヘリカル状の導体のインダクタンスのばらつきに
より共振周波数が変化するという問題点があった。ま
た、コネクタを使用しているため、表面実装ができない
という問題点もあった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、共振周波数を決定する容量及
びインダクタンスのばらつきを抑えることができる小形
の表面実装型アンテナ及びそれを用いた通信機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、誘電材料あるいは磁性材料からなり、
相対する主面と該主面間を連結する側面を備えた基体
と、前記基体の一方主面に設けられた接地電極と、前記
基体の一方主面から該一方主面と隣り合う側面に跨がっ
て設けられた給電電極と、前記相対する主面に開口し、
内周に電極が形成された貫通孔と、前記基体の側面から
他方主面に沿って螺旋状に巻回され、一端がギャップを
介して前記給電用端子に、他端が前記接地電極にそれぞ
れ接続された放射電極と、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、前記基体を直方体状としたことを特
徴とする。
【0007】また、請求項1あるいは請求項2に記載の
表面実装型アンテナを実装してなることを特徴とする。
【0008】本発明の表面実装型アンテナによれば、放
射電極を基体の表面に螺旋状に巻回しているため、放射
電極の実効長を長くすることができる。
【0009】本発明の通信機によれば、実装容積が小さ
い表面実装型アンテナを搭載しているため、一層の小形
化を図ることできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明に係る表面実装型アン
テナの第1の実施例の斜視図である。1は誘電材料から
なる直方体状の基体であり、相対する主面の一方主面2
aの一端部から一方主面2aと隣り合う側面2bに跨が
って給電電極3が形成され、一方主面2aの給電電極3
を除く箇所に、接地電極4が形成される。また、一方主
面2a及び他方主面2cに開口し、内周に電極が形成さ
れた貫通孔5が形成される。この際、貫通孔5の内周に
形成された電極は、一方主面2aにおいて、接地電極4
に接続される。
【0011】さらに、6は放射電極であり、基体1の側
面2bから他方主面2cに沿って螺旋状に巻回される。
そして、放射電極6の一端は、側面2bにおいて、給電
電極3とギャップgを形成し、他端は、他方主面2cに
おいて、貫通孔5の内周に形成された電極と接続され
る。以上のような構成で表面実装型アンテナ10は形成
される。
【0012】そして、給電電極3に印加された高周波信
号は、給電電極3及びギャップgを介して放射電極6か
ら電波となって送信される。また、放射電極6から受信
された電波は、給電電極3を介して高周波増幅部(図示
せず)へと送られる。
【0013】図2は、本発明に係る表面実装型アンテナ
の第2の実施例の斜視図である。この表面実装型アンテ
ナ20は、第1の実施例の表面実装型アンテナ10と比
較して、基体7が円柱状になっている点で異なる。その
他は、第1の実施例の表面実装型アンテナ10と同様な
ため、同一番号を付してその説明を省略する。
【0014】この際、表面実装型アンテナ10、20の
共振周波数を決定する容量及びインダクタンスは、給電
電極3と放射電極6との間のギャップgの間隔、及び貫
通孔5と放射電極6の長さに依存している。
【0015】上記のように、第1及び第2の実施例の表
面実装型アンテナによれば、放射電極を基体の側面から
他方主面に沿って螺旋状に巻回することにより、放射電
極の実効長を長くすることができるため、放射電極のイ
ンダクタンス値を大きくでき、共振周波数を下げること
ができる。従って、共振周波数が同一の場合には、従来
の表面実装型アンテナより小形化することができる。
【0016】また、容量を決定する給電電極と放射電極
との間のギャップの間隔のばらつき、及びインダクタン
スを決定する貫通孔と放射電極の長さのばらつきが小さ
いため、小形化が可能となる。さらに、それらの容量及
びインダクタンスで決定される共振周波数のばらつきも
小さくなる。
【0017】また、基体の形状に関しては、円柱状に比
べ、直方体状の方が外周が長くなり、放射電極の実効長
を長くすることができるため、放射電極のインダクタン
ス値を大きくでき、共振周波数を下げることができる。
従って、共振周波数が同一の場合には、直方体状の方が
より小形化することができる。
【0018】なお、上記の実施例においては、基体の形
状が直方体状及び円柱状の場合について説明したが、基
体は相対する主面とその主面間を連結する側面を備えて
いればよく、例えば立方体、三角柱等の多角柱がある。
【0019】また、基体が誘電材料で形成される場合に
ついて説明したが、磁性材料で形成されていてもよい。
【0020】図3(a)及び図3(b)は、本発明に係
る通信機の第1及び第2の実施例の一部拡大斜視図であ
る。表面実装型アンテナ10a、10bは、通信機30
のセット基板(あるいはそのサブ基板)31に給電電極
及び接地電極を半田付けして実装される。この際、図3
(a)の表面実装型アンテナ10aは、貫通孔5aがセ
ット基板31に対してほぼ平行になるように配置され、
図3(b)の表面実装型アンテナ10bは、貫通孔5b
がセット基板31対して、ほぼ垂直になるように配置さ
れる。
【0021】上記のように、本発明の実施例の通信機に
よれば、搭載する表面実装型アンテナの実装容積が小さ
くなるため、小形化を図ることができる。特に、図3
(b)の表面実装型アンテナのように、貫通孔がセット
基板に対してほぼ垂直になるように配置される場合に
は、表面実装型アンテナをセット基板のグランド電極に
直接実装することができ、グランド電極の位置が限定さ
れないため、設計の自由度を高めることができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の表面実装型アンテナによれ
ば、放射電極を基体の側面から他方主面に沿って螺旋状
に巻回しているため、放射電極の実効長を長くすること
ができる。従って、共振周波数が同一の場合には、従来
の表面実装型アンテナに比べ、小形化することができ
る。
【0023】また、容量を決定する給電電極と放射電極
との間のギャップの間隔、及びインダクタンスを決定す
る貫通孔と放射電極の長さのばらつきが小さいため、小
形化が可能となる。さらに、それらの容量及びインダク
タンスで決定される共振周波数のばらつきも小さくな
る。
【0024】請求項2の表面実装型アンテナによれば、
基体が直方体であるため、基体の外周を長くすることが
できる。従って、放射電極の実効長をより長くすること
ができ、より小形化することができる。
【0025】請求項3の通信機によれば、搭載する表面
実装型アンテナの実装容積が小さくなるため、小形化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型アンテナの第1の実施
例の斜視図である。
【図2】本発明に係る表面実装型アンテナの第2の実施
例の斜視図である。
【図3】本発明に係る通信機の(a)第1及び(b)第
2の実施例の一部拡大斜視図である。
【図4】従来の表面実装型アンテナを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、7 基体 2a 一方主面 2b 他方主面 3 給電電極 4 接地電極 5、5a、5b 貫通孔 6 放射電極 10、10a、10b、20 表面実装型アンテナ 30a、30b 通信機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電材料あるいは磁性材料からなり、相
    対する主面と該主面間を連結する側面を備えた基体と、
    前記基体の一方主面に設けられた接地電極と、前記基体
    の一方主面から該一方主面と隣り合う側面に跨がって設
    けられた給電電極と、前記相対する主面に開口し、内周
    に電極が形成された貫通孔と、前記基体の側面から他方
    主面に沿って螺旋状に巻回され、一端がギャップを介し
    て前記給電用端子に、他端が前記接地電極にそれぞれ接
    続された放射電極と、を備えたことを特徴とする表面実
    装型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記基体を直方体状としたことを特徴と
    する請求項1に記載の表面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の表面
    実装型アンテナを実装してなることを特徴とする通信
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1471601A1 (en) * 2003-04-22 2004-10-27 Alps Electric Co., Ltd. Antenna device
JP2009278591A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Nippon Soken Inc ヘリカルアンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1471601A1 (en) * 2003-04-22 2004-10-27 Alps Electric Co., Ltd. Antenna device
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