JPH1041620A - 電子回路の分解方法 - Google Patents
電子回路の分解方法Info
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- JPH1041620A JPH1041620A JP20880896A JP20880896A JPH1041620A JP H1041620 A JPH1041620 A JP H1041620A JP 20880896 A JP20880896 A JP 20880896A JP 20880896 A JP20880896 A JP 20880896A JP H1041620 A JPH1041620 A JP H1041620A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3447—Lead-in-hole components
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回路基板と部品とをより完全に分離することに
よって有価物の回収率を改善し、リサイクル率を大幅に
向上することを目的とする。 【解決手段】面実装型リードレス部品18を溶融半田噴
流23によって分離した後に、リード付き部品16を有
する回路基板15を氷で固め、リード付き部品16のリ
ード17の根元部分のところで切断することによって回
路基板15とリード付き部品16とを分離するようにし
たものである。
よって有価物の回収率を改善し、リサイクル率を大幅に
向上することを目的とする。 【解決手段】面実装型リードレス部品18を溶融半田噴
流23によって分離した後に、リード付き部品16を有
する回路基板15を氷で固め、リード付き部品16のリ
ード17の根元部分のところで切断することによって回
路基板15とリード付き部品16とを分離するようにし
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路の分解方法
に係り、とくに回路基板上に少なくともリード付き部品
をマウントして成る電子回路の分解方法に関する。
に係り、とくに回路基板上に少なくともリード付き部品
をマウントして成る電子回路の分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路は絶縁材料から成る回路基板上
に各種の電子部品をマウントし、これらの電子部品のリ
ードあるいは電極を回路基板上に設けられている銅箔か
ら成る配線パターンによって互いに接続し、これによっ
て所定の電子回路を形成するようにしている。電子回路
は所定の用途に用いられるとともに、最終的には廃棄物
になる。従来のこのような電子回路から成る廃棄物は焼
却したり埋立て処分が行なわれていた。しかし近年の廃
棄物処理場の地域的、あるいは容積的限界から、廃棄物
を削減する努力が企業の社会的責任として避けて通れな
い状況になりつつある。
に各種の電子部品をマウントし、これらの電子部品のリ
ードあるいは電極を回路基板上に設けられている銅箔か
ら成る配線パターンによって互いに接続し、これによっ
て所定の電子回路を形成するようにしている。電子回路
は所定の用途に用いられるとともに、最終的には廃棄物
になる。従来のこのような電子回路から成る廃棄物は焼
却したり埋立て処分が行なわれていた。しかし近年の廃
棄物処理場の地域的、あるいは容積的限界から、廃棄物
を削減する努力が企業の社会的責任として避けて通れな
い状況になりつつある。
【0003】また有限な自然の保護の観点から、種々の
廃棄物の回収再資源化が要求されている。さらには人体
に有害な影響を与える鉛を含有する半田を大量に使用し
ている電子回路の廃棄処分を行なうと、環境破壊が進行
することになる。このようなことから、とくに先進国に
おいては、鉛および鉛を含有する製品を供給する場合に
は、供給者に対して課税を行なうことによって鉛の利用
を規制したり、あるいは回収して再利用することを義務
づけることが検討されるようになっている。
廃棄物の回収再資源化が要求されている。さらには人体
に有害な影響を与える鉛を含有する半田を大量に使用し
ている電子回路の廃棄処分を行なうと、環境破壊が進行
することになる。このようなことから、とくに先進国に
おいては、鉛および鉛を含有する製品を供給する場合に
は、供給者に対して課税を行なうことによって鉛の利用
を規制したり、あるいは回収して再利用することを義務
づけることが検討されるようになっている。
【0004】このような状況の下で、電子回路を構成す
る回路基板と電子部品とを互いに分解して分離すること
が試みられている。図15および図16はその一例を示
しており、ここでは半田槽1が用いられる。半田槽1は
加熱溶融した半田噴流2を形成するようにしており、そ
の上にコンベア3を配し、このコンベア3によって回路
基板4を移動させるようにしている。
る回路基板と電子部品とを互いに分解して分離すること
が試みられている。図15および図16はその一例を示
しており、ここでは半田槽1が用いられる。半田槽1は
加熱溶融した半田噴流2を形成するようにしており、そ
の上にコンベア3を配し、このコンベア3によって回路
基板4を移動させるようにしている。
【0005】回路基板4上にはその両面あるいは片面に
面実装型のリードレス部品5がマウントされており、こ
のような回路基板4を図16に示すように半田槽1の半
田噴流2の上を通過させると、リードレス部品5の電極
を回路基板4の接続用ランドに半田付けしている半田が
半田噴流2の熱によって溶融し、これによってリードレ
ス部品5が回路基板4から分離される。なお回路基板4
の両面にリードレス部品5がマウントされている場合に
は、図15に示す半田槽1の上を2回通すことによっ
て、回路基板4の両面のリードレス部品5を分解できる
ようになる。
面実装型のリードレス部品5がマウントされており、こ
のような回路基板4を図16に示すように半田槽1の半
田噴流2の上を通過させると、リードレス部品5の電極
を回路基板4の接続用ランドに半田付けしている半田が
半田噴流2の熱によって溶融し、これによってリードレ
ス部品5が回路基板4から分離される。なお回路基板4
の両面にリードレス部品5がマウントされている場合に
は、図15に示す半田槽1の上を2回通すことによっ
て、回路基板4の両面のリードレス部品5を分解できる
ようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子回路には図16に
示すような面実装型のリードレス部品5のみならず、図
17に示すアキシャルリード部品6や、図18に示すラ
ジアルリード部品9が存在する。このような部品はテー
プ11によってリード10を介して互いに連結された状
態で供給される。そしてアキシャルリード部品6やラジ
アルリード部品9は回路基板4のリード挿通孔8にリー
ド7、10が挿通された状態で、リード7、10をそれ
ぞれ折曲げてクリンチするようにしており、このような
状態において、リード部品6、9のマウント面とは反対
側の面からリード7、10を半田付けして回路基板4上
の接続用ランドと接続するようにしている。
示すような面実装型のリードレス部品5のみならず、図
17に示すアキシャルリード部品6や、図18に示すラ
ジアルリード部品9が存在する。このような部品はテー
プ11によってリード10を介して互いに連結された状
態で供給される。そしてアキシャルリード部品6やラジ
アルリード部品9は回路基板4のリード挿通孔8にリー
ド7、10が挿通された状態で、リード7、10をそれ
ぞれ折曲げてクリンチするようにしており、このような
状態において、リード部品6、9のマウント面とは反対
側の面からリード7、10を半田付けして回路基板4上
の接続用ランドと接続するようにしている。
【0007】このようにリード7、10がそれぞれクリ
ンチされて回路基板4上にマウントされたアキシャルリ
ード部品6やラジアルリード部品9を含む電子回路にお
いては、図16に示す表面実装部品5のように加熱した
だけではリード部品6、9を回路基板4から取外すこと
ができず、このために従来はリード部品6、9が回路基
板4上にマウントされたままの状態で一括して粉砕処理
を行なうようにしていた。
ンチされて回路基板4上にマウントされたアキシャルリ
ード部品6やラジアルリード部品9を含む電子回路にお
いては、図16に示す表面実装部品5のように加熱した
だけではリード部品6、9を回路基板4から取外すこと
ができず、このために従来はリード部品6、9が回路基
板4上にマウントされたままの状態で一括して粉砕処理
を行なうようにしていた。
【0008】しかしながら上述のように回路基板4をリ
ード部品6、9と一緒に一括して粉砕処理を行なうと、
粉砕物中には様々な材料が混在しているので、有価物の
回収率が低いという問題があった。すなわち回路基板4
には銅やガラス繊維、あるいは合成樹脂が含有されてお
り、さらには端子の一部に金を使用した回路基板も存在
する。また回路基板4上にマウントされている部品6、
9には、金、鉄、ニッケル、シリカ、合成樹脂等が含有
されている。また回路基板4と部品6、9との間には半
田が介在している。従って回路基板はほとんどが埋立て
処理されており、効率的な再資源化は行なわれていなか
った。
ード部品6、9と一緒に一括して粉砕処理を行なうと、
粉砕物中には様々な材料が混在しているので、有価物の
回収率が低いという問題があった。すなわち回路基板4
には銅やガラス繊維、あるいは合成樹脂が含有されてお
り、さらには端子の一部に金を使用した回路基板も存在
する。また回路基板4上にマウントされている部品6、
9には、金、鉄、ニッケル、シリカ、合成樹脂等が含有
されている。また回路基板4と部品6、9との間には半
田が介在している。従って回路基板はほとんどが埋立て
処理されており、効率的な再資源化は行なわれていなか
った。
【0009】このような問題点に鑑みて、有価物の遍在
性を最大限に利用し、リサイクル率を大幅に向上させ、
しかも付加価値の高い再利用を達成でき、とくに回路基
板の再資源化が可能な方法が確立されなければならな
い。
性を最大限に利用し、リサイクル率を大幅に向上させ、
しかも付加価値の高い再利用を達成でき、とくに回路基
板の再資源化が可能な方法が確立されなければならな
い。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、とくにリードがクリンチされた状態で
半田付けされているリード付き部品を含む電子回路をよ
り確実にかつ完全に回路基板と部品とに分離して分解す
るようにした電子回路の分解方法を提供することを目的
とする。
たものであって、とくにリードがクリンチされた状態で
半田付けされているリード付き部品を含む電子回路をよ
り確実にかつ完全に回路基板と部品とに分離して分解す
るようにした電子回路の分解方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、リード付き部
品が回路基板のリード挿通孔を挿通して反対側の面で半
田付けされて成る電子回路の分解方法において、前記回
路基板上のリード付き部品を破損防止剤で埋設固定した
状態で前記リード付き部品をそのリードの根元部分で切
断して回路基板と分離することを特徴とする電子回路の
分解方法に関するものである。
品が回路基板のリード挿通孔を挿通して反対側の面で半
田付けされて成る電子回路の分解方法において、前記回
路基板上のリード付き部品を破損防止剤で埋設固定した
状態で前記リード付き部品をそのリードの根元部分で切
断して回路基板と分離することを特徴とする電子回路の
分解方法に関するものである。
【0012】前記破損防止剤が水であって、水を冷却さ
せて凍らせた状態で前記回路基板上のリード付き部品を
埋設固定させてよい。
せて凍らせた状態で前記回路基板上のリード付き部品を
埋設固定させてよい。
【0013】また別の発明は、リード付き部品が回路基
板のリード挿通孔を挿通して反対側の面で半田付けされ
るとともに、面実装型のリードレス部品が回路基板上に
マウントされかつその電極がマウント面において半田付
けされて成る電子回路の分解方法において、面実装部品
の電極を接続している半田を溶融して回路基板上から面
実装部品を取除き、次いでリード付き部品を回路基板と
ともに氷で固め、前記リード付き部品のリードの根元部
分を切断して回路基板から前記リード付き部品を分離す
るようにしたことを特徴とする電子回路の分解方法に関
するものである。
板のリード挿通孔を挿通して反対側の面で半田付けされ
るとともに、面実装型のリードレス部品が回路基板上に
マウントされかつその電極がマウント面において半田付
けされて成る電子回路の分解方法において、面実装部品
の電極を接続している半田を溶融して回路基板上から面
実装部品を取除き、次いでリード付き部品を回路基板と
ともに氷で固め、前記リード付き部品のリードの根元部
分を切断して回路基板から前記リード付き部品を分離す
るようにしたことを特徴とする電子回路の分解方法に関
するものである。
【0014】根元部分が切断されたときに回路基板上に
残っている前記リード付き部品のリードの先端側の部分
を加熱して半田を溶融することにより除去するようにし
てよい。
残っている前記リード付き部品のリードの先端側の部分
を加熱して半田を溶融することにより除去するようにし
てよい。
【0015】
【発明の実施の形態】電子回路は絶縁材料から成る回路
基板上に各種の電子部品をマウントするとともに、これ
らの電子部品を回路基板上に予め設けられている銅箔か
ら成る配線パターンによって互いに接続し、これによっ
て所定の電子回路を形成するようにしている。
基板上に各種の電子部品をマウントするとともに、これ
らの電子部品を回路基板上に予め設けられている銅箔か
ら成る配線パターンによって互いに接続し、これによっ
て所定の電子回路を形成するようにしている。
【0016】回路基板上にマウントされる電子部品は図
1に示すように、各種の形態のものが存在する。すなわ
ちアキシャルリード部品、ラジアルリード部品、異形リ
ード部品、SIP、DIP、PGA等のリード付き部品
と、角型チップ部品、円筒チップ部品、異形チップ部
品、ミニモールド、SOP、QFP、リードレスチップ
キャリア等の表面実装型のリードレス部品が存在する。
1に示すように、各種の形態のものが存在する。すなわ
ちアキシャルリード部品、ラジアルリード部品、異形リ
ード部品、SIP、DIP、PGA等のリード付き部品
と、角型チップ部品、円筒チップ部品、異形チップ部
品、ミニモールド、SOP、QFP、リードレスチップ
キャリア等の表面実装型のリードレス部品が存在する。
【0017】リード付き部品は複数本のリードを備え、
このようなリードを回路基板に予め形成されているリー
ド挿通孔を挿通させるとともに、この部品がマウントさ
れているマウント面とは反対側においてリードの先端側
の部分が接続用ランドに半田付けされて接続されるよう
になっている。これに対してリードレス部品は一般に電
極から成る端子を備え、このような電極をこの部品がマ
ウントされているマウント面上に設けられている接続用
ランドに半田付けすることによって接続が行なわれるよ
うになっている。
このようなリードを回路基板に予め形成されているリー
ド挿通孔を挿通させるとともに、この部品がマウントさ
れているマウント面とは反対側においてリードの先端側
の部分が接続用ランドに半田付けされて接続されるよう
になっている。これに対してリードレス部品は一般に電
極から成る端子を備え、このような電極をこの部品がマ
ウントされているマウント面上に設けられている接続用
ランドに半田付けすることによって接続が行なわれるよ
うになっている。
【0018】図2に示すように、このように各種の部品
をマウントした回路基板から成る部品実装基板はまず部
品の解体除去が行なわれる。すなわち回路基板から熱あ
るいは衝撃、切断力等によって部品を除去し、このよう
な部品を金属資源として再利用を図る。部品が除去され
た回路基板は半田分離を行なった後に粉砕し、さらには
比重と静電気とによって分離し、銅を主に含む粉末と補
強用のガラス繊維と合成樹脂の粉末とに分離する。銅を
含む粉末は金属資源として再利用する。またガラス繊維
や樹脂の粉末については建材や塗装材への利用を図る。
をマウントした回路基板から成る部品実装基板はまず部
品の解体除去が行なわれる。すなわち回路基板から熱あ
るいは衝撃、切断力等によって部品を除去し、このよう
な部品を金属資源として再利用を図る。部品が除去され
た回路基板は半田分離を行なった後に粉砕し、さらには
比重と静電気とによって分離し、銅を主に含む粉末と補
強用のガラス繊維と合成樹脂の粉末とに分離する。銅を
含む粉末は金属資源として再利用する。またガラス繊維
や樹脂の粉末については建材や塗装材への利用を図る。
【0019】図3はこのような処理プロセスをより具体
化して示しており、ここではとくに廃棄されたプリント
基板から成る回路基板上に表面実装部品があるかないか
によって分類し、表面実装部品、すなわちリードレス部
品が存在するものについてはまず表面実装部品の除去解
体を行なう。そしてこの後に挿入部品、すなわちリード
付き部品が存在する場合には、このようなリード付き部
品を氷で固めるとともに、この後に部品と回路基板との
間をカッタによってカットし、氷を溶融することによっ
て回路基板とリード付き部品とに分離する。そして部品
類については、これを半田と分離することによって金属
資源としての再生を図る。また回路基板については、半
田と分離した後に銅を含む金属粉末とガラス繊維および
樹脂の粉末とに分離するようにしている。
化して示しており、ここではとくに廃棄されたプリント
基板から成る回路基板上に表面実装部品があるかないか
によって分類し、表面実装部品、すなわちリードレス部
品が存在するものについてはまず表面実装部品の除去解
体を行なう。そしてこの後に挿入部品、すなわちリード
付き部品が存在する場合には、このようなリード付き部
品を氷で固めるとともに、この後に部品と回路基板との
間をカッタによってカットし、氷を溶融することによっ
て回路基板とリード付き部品とに分離する。そして部品
類については、これを半田と分離することによって金属
資源としての再生を図る。また回路基板については、半
田と分離した後に銅を含む金属粉末とガラス繊維および
樹脂の粉末とに分離するようにしている。
【0020】分解に供される回路基板15を分解作業の
観点から分類すると図4に示すように4種類に分けられ
る。図4Aは回路基板15上にリード付き部品16のみ
がマウントされた電子回路であって、このようなリード
付き部品16のリード17は回路基板15のリード挿通
孔を挿通するとともに、反対側の面においてクリンチさ
れ、しかもリード17の先端側の部分は回路基板15の
部品のマウント面とは反対側の下面において接続用ラン
ドに半田付けされている。
観点から分類すると図4に示すように4種類に分けられ
る。図4Aは回路基板15上にリード付き部品16のみ
がマウントされた電子回路であって、このようなリード
付き部品16のリード17は回路基板15のリード挿通
孔を挿通するとともに、反対側の面においてクリンチさ
れ、しかもリード17の先端側の部分は回路基板15の
部品のマウント面とは反対側の下面において接続用ラン
ドに半田付けされている。
【0021】図4Bに示す回路基板15は、そのリード
付き部品16がマウントされている面にさらに面実装型
リードレス部品18がマウントされるようになってい
る。リードレス部品18の電極19は回路基板15のマ
ウント面、すなわち上面において接続用ランドに半田付
けされている。
付き部品16がマウントされている面にさらに面実装型
リードレス部品18がマウントされるようになってい
る。リードレス部品18の電極19は回路基板15のマ
ウント面、すなわち上面において接続用ランドに半田付
けされている。
【0022】図4Cに示す回路基板15は、その上面に
リード付き部品16がマウントされるとともに、回路基
板15の両面にそれぞれリードレス部品18がマウント
されるようになっている。
リード付き部品16がマウントされるとともに、回路基
板15の両面にそれぞれリードレス部品18がマウント
されるようになっている。
【0023】図4Dに示す回路基板15は、その上面に
リード付き部品16がマウントされるとともに、この回
路基板15の下面には面実装型のリードレス部品18が
マウントされるようになっている。
リード付き部品16がマウントされるとともに、この回
路基板15の下面には面実装型のリードレス部品18が
マウントされるようになっている。
【0024】本実施の形態においては、少なくとも一方
の面にリード付き部品16がマウントされている回路基
板15から成る電子回路装置を部品16、18と回路基
板15とに分離し、再資源化を図るものである。
の面にリード付き部品16がマウントされている回路基
板15から成る電子回路装置を部品16、18と回路基
板15とに分離し、再資源化を図るものである。
【0025】図4に示すような各種の回路基板15の
内、図4Aに示すように面実装型リードレス部品18が
マウントされていない回路基板15を除いて、まず面実
装型リードレス部品18の分離を行なう。このような動
作は図5に示すようにして行なわれる。
内、図4Aに示すように面実装型リードレス部品18が
マウントされていない回路基板15を除いて、まず面実
装型リードレス部品18の分離を行なう。このような動
作は図5に示すようにして行なわれる。
【0026】すなわちリード付き部品16とともにリー
ドレス部品18をマウントした回路基板15は図5Aに
示すような半田槽の溶融半田噴流23上に供給される。
なおここで溶融半田噴流23の内部には受けかご24を
配しておく。このような状態において図外のコンベアに
よって回路基板15を静かに移動させると、この回路基
板15の下面にマウントされている面実装型リードレス
部品18はその電極と回路基板15とを接続している半
田が半田噴流23の熱によって溶融するために、回路基
板15から脱落し、受けかご24に受けられるようにな
る。
ドレス部品18をマウントした回路基板15は図5Aに
示すような半田槽の溶融半田噴流23上に供給される。
なおここで溶融半田噴流23の内部には受けかご24を
配しておく。このような状態において図外のコンベアに
よって回路基板15を静かに移動させると、この回路基
板15の下面にマウントされている面実装型リードレス
部品18はその電極と回路基板15とを接続している半
田が半田噴流23の熱によって溶融するために、回路基
板15から脱落し、受けかご24に受けられるようにな
る。
【0027】図5Aはリード付き部品16と面実装型リ
ードレス部品18とがマウントされている回路基板15
において、リード付き部品16のマウント面とは反対側
の面マウントされているリードレス部品18の分離を示
している。これに対して図5Bはリード付き部品16と
同一の面に実装されているリードレス部品18の分離を
示している。
ードレス部品18とがマウントされている回路基板15
において、リード付き部品16のマウント面とは反対側
の面マウントされているリードレス部品18の分離を示
している。これに対して図5Bはリード付き部品16と
同一の面に実装されているリードレス部品18の分離を
示している。
【0028】このようにして回路基板15上から面実装
型リードレス部品18を分離除去したならば、このよう
な回路基板15を図6に示す容器28内に配列する。容
器28はラックを兼ねるようになっており、回路基板1
5を所定の間隔で配列するようにしている。そしてこの
ような容器28内に注水管29を通して水を注入し、冷
却することによって水を冷却させて氷30によって図7
に示すように回路基板15を封入する。すなわちリード
付き部品16がマウントされたままの状態で回路基板1
5が氷中に封入されるようになる。
型リードレス部品18を分離除去したならば、このよう
な回路基板15を図6に示す容器28内に配列する。容
器28はラックを兼ねるようになっており、回路基板1
5を所定の間隔で配列するようにしている。そしてこの
ような容器28内に注水管29を通して水を注入し、冷
却することによって水を冷却させて氷30によって図7
に示すように回路基板15を封入する。すなわちリード
付き部品16がマウントされたままの状態で回路基板1
5が氷中に封入されるようになる。
【0029】この後に氷によって封入された回路基板1
5を図8に示すように容器28から氷30とともに取出
す。そしてこの後に図9に示すように、ベース31上に
配し、カッタ32に対して相対的に氷30を移動させる
ことによって、図10に示すように回路基板15上のリ
ード付き部品16をそのリード17の根元部分で切断す
る。このような切断動作を各回路基板15についてそれ
ぞれ行なうことにより、図11に示すようになる。すな
わちそれぞれの回路基板15は氷30に封入されたまま
の状態でリード付き部品16が分離されることになる。
なおこのときにリード17の先端側の部分は回路基板1
5のリード挿通孔を挿通したままの状態で残存するよう
になる。
5を図8に示すように容器28から氷30とともに取出
す。そしてこの後に図9に示すように、ベース31上に
配し、カッタ32に対して相対的に氷30を移動させる
ことによって、図10に示すように回路基板15上のリ
ード付き部品16をそのリード17の根元部分で切断す
る。このような切断動作を各回路基板15についてそれ
ぞれ行なうことにより、図11に示すようになる。すな
わちそれぞれの回路基板15は氷30に封入されたまま
の状態でリード付き部品16が分離されることになる。
なおこのときにリード17の先端側の部分は回路基板1
5のリード挿通孔を挿通したままの状態で残存するよう
になる。
【0030】この後に回路基板15とリード付き部品1
6とを封入している氷を溶解することによって、図12
に示すようにリード付き部品16と回路基板15とが互
いに分離される。
6とを封入している氷を溶解することによって、図12
に示すようにリード付き部品16と回路基板15とが互
いに分離される。
【0031】次に回路基板15上に残存するリード17
を図13に示すようにして除去する。すなわち半田槽の
半田噴流23の上を回路基板17を移動させ、これによ
ってリード17と接続用ランドとの接続を行なっている
半田を溶融する。これによって回路基板15に対するリ
ード17の接続が解除されるために、リード17が回路
基板15から分離されることになる。
を図13に示すようにして除去する。すなわち半田槽の
半田噴流23の上を回路基板17を移動させ、これによ
ってリード17と接続用ランドとの接続を行なっている
半田を溶融する。これによって回路基板15に対するリ
ード17の接続が解除されるために、リード17が回路
基板15から分離されることになる。
【0032】図14はこのようにしてリード付き部品1
6と面実装型リードレス部品18とが分離された回路基
板15の破砕処理の工程を示しており、ここでは回路基
板15がまず粗粉砕機41に供給され、ここで粗粉砕、
すなわち切断と剪断とが行なわれる。そしてこの後に微
粉砕機42に供給されて微粉砕が行なわれる。微粉砕は
回路基板を圧縮しながら剪断を行なうものである。そし
てこの後に遠心分離機43によって微粉砕された回路基
板の気流による遠心分離を行なうようにしており、これ
によってガラス繊維や樹脂分等の比較的比重の軽い粉末
を分離する。そして残った金属を主とする粉末は静電分
離機44に供給され、ここで静電分離されて銅を主とし
て含有する金属粉末を分離するようにしている。
6と面実装型リードレス部品18とが分離された回路基
板15の破砕処理の工程を示しており、ここでは回路基
板15がまず粗粉砕機41に供給され、ここで粗粉砕、
すなわち切断と剪断とが行なわれる。そしてこの後に微
粉砕機42に供給されて微粉砕が行なわれる。微粉砕は
回路基板を圧縮しながら剪断を行なうものである。そし
てこの後に遠心分離機43によって微粉砕された回路基
板の気流による遠心分離を行なうようにしており、これ
によってガラス繊維や樹脂分等の比較的比重の軽い粉末
を分離する。そして残った金属を主とする粉末は静電分
離機44に供給され、ここで静電分離されて銅を主とし
て含有する金属粉末を分離するようにしている。
【0033】このように本実施の形態においては、まず
図5に示すように、回路基板15から面実装型リードレ
ス部品18を分離する。すなわち回路基板15を半田の
融点以上に加熱した半田槽を用いてリードレス部品18
の分離解体を行なう。分離されたリードレス部品18は
受けかご24を持上げることによって回収される。図5
Aに示すように、両面に表面実装部品18がマウントさ
れている場合には表裏の2回の分離を行なう。また図5
Bに示すように片面のみに表面実装部品が実装されてい
る場合には1回の分離でよい。
図5に示すように、回路基板15から面実装型リードレ
ス部品18を分離する。すなわち回路基板15を半田の
融点以上に加熱した半田槽を用いてリードレス部品18
の分離解体を行なう。分離されたリードレス部品18は
受けかご24を持上げることによって回収される。図5
Aに示すように、両面に表面実装部品18がマウントさ
れている場合には表裏の2回の分離を行なう。また図5
Bに示すように片面のみに表面実装部品が実装されてい
る場合には1回の分離でよい。
【0034】次にこのようにしてリードレス部品18を
除去した回路基板を図6に示すようにラックを兼用する
容器28内に配列し、回路基板15が水に完全に浸かる
まで浸漬する。このような状態において水が凍るような
雰囲気に移動させて完全に凍らせる。
除去した回路基板を図6に示すようにラックを兼用する
容器28内に配列し、回路基板15が水に完全に浸かる
まで浸漬する。このような状態において水が凍るような
雰囲気に移動させて完全に凍らせる。
【0035】回路基板15が完全に氷に閉込められた状
態になった後に容器28から取出し(図8参照)、氷が
溶け出さないような雰囲気に設定されたカッタ32によ
って図9および図10に示すように、氷に封入された回
路基板15上の挿入型リード付き部品16と回路基板1
5との切断を行なう。このような動作を総ての回路基板
15について実施する。
態になった後に容器28から取出し(図8参照)、氷が
溶け出さないような雰囲気に設定されたカッタ32によ
って図9および図10に示すように、氷に封入された回
路基板15上の挿入型リード付き部品16と回路基板1
5との切断を行なう。このような動作を総ての回路基板
15について実施する。
【0036】切断が終了したあとに氷を溶かすことによ
って、リード付部品16と回路基板15とを分離できる
ようになる。なお封入するための氷として用いた水は次
の部品分離用に再利用する。水に溶け出した鉛は沈殿回
収によって除去することができるので、金属資源として
回収される。また回路基板15上に残されたリード付き
部品16のリード17は図13に示すように再度加熱す
ることによって分離できる。
って、リード付部品16と回路基板15とを分離できる
ようになる。なお封入するための氷として用いた水は次
の部品分離用に再利用する。水に溶け出した鉛は沈殿回
収によって除去することができるので、金属資源として
回収される。また回路基板15上に残されたリード付き
部品16のリード17は図13に示すように再度加熱す
ることによって分離できる。
【0037】なお半田の融点以上に回路基板を加熱する
方法として、図5に示すような半田槽を用いる代りに、
熱風、赤外線、紫外線等を利用するようにしてもよい。
また表面実装部品を取外す際にバキュームを利用しても
よい。また氷に閉込められた回路基板15からリード付
き部品16をカットして分離する手段として、カッタ3
2に代えてウオータジェットを使用することも可能であ
る。
方法として、図5に示すような半田槽を用いる代りに、
熱風、赤外線、紫外線等を利用するようにしてもよい。
また表面実装部品を取外す際にバキュームを利用しても
よい。また氷に閉込められた回路基板15からリード付
き部品16をカットして分離する手段として、カッタ3
2に代えてウオータジェットを使用することも可能であ
る。
【0038】このように本実施の形態においては、回路
基板15からリード付き部品16を分離するために、廃
棄された回路基板15をリード付き部品16とともに氷
で埋設固定し、この状態においてリード付き部品16の
リード17の根元部分と回路基板15とを分離切断する
ようにしている。
基板15からリード付き部品16を分離するために、廃
棄された回路基板15をリード付き部品16とともに氷
で埋設固定し、この状態においてリード付き部品16の
リード17の根元部分と回路基板15とを分離切断する
ようにしている。
【0039】従って回路基板15を氷で固めることによ
ってリード付き部品16の取出しを行なう際に、カッタ
32の歯のバタツキを抑えることが可能になるために、
リード付き部品16および回路基板15の破損を防止す
ることが可能になる。このことから有価物の回収率が改
善され、リサイクル率が大幅に向上する。また電子部品
16および回路基板15の破損防止剤として氷を使用し
ていることから、これ自身をリサイクルすることができ
るばかりでなく、コスト的にも安く分離を行なうことが
可能になる。
ってリード付き部品16の取出しを行なう際に、カッタ
32の歯のバタツキを抑えることが可能になるために、
リード付き部品16および回路基板15の破損を防止す
ることが可能になる。このことから有価物の回収率が改
善され、リサイクル率が大幅に向上する。また電子部品
16および回路基板15の破損防止剤として氷を使用し
ていることから、これ自身をリサイクルすることができ
るばかりでなく、コスト的にも安く分離を行なうことが
可能になる。
【0040】このようにして回路基板15とリード付部
品16およびリードレス部品18を分離解体することに
よって、廃品の大部分の成分を高品位または高付加価値
の有価物として回収し、再利用を図ることが可能にな
る。具体的には電子部品類は金等の高品位な金属資源と
して再利用できる。また回路基板15は半田を表面研磨
と熱衝撃とによって分離し、残った回路基板15を粉砕
および分解して銅含有物(銅リッチ粉)と、ガラス繊維
と樹脂との混合粉(ガラス繊維+樹脂粉)とに分離でき
るようになる。また鉛をほぼ回収できるために、自然界
への流出がなくなって地球環境保全に役立つ。また水を
破損防止剤として使用するために、リサイクル可能であ
ってしかも低コストで分解を行なうことが可能になる。
品16およびリードレス部品18を分離解体することに
よって、廃品の大部分の成分を高品位または高付加価値
の有価物として回収し、再利用を図ることが可能にな
る。具体的には電子部品類は金等の高品位な金属資源と
して再利用できる。また回路基板15は半田を表面研磨
と熱衝撃とによって分離し、残った回路基板15を粉砕
および分解して銅含有物(銅リッチ粉)と、ガラス繊維
と樹脂との混合粉(ガラス繊維+樹脂粉)とに分離でき
るようになる。また鉛をほぼ回収できるために、自然界
への流出がなくなって地球環境保全に役立つ。また水を
破損防止剤として使用するために、リサイクル可能であ
ってしかも低コストで分解を行なうことが可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、回路基板上のリ
ード付き部品を破損防止剤で埋設固定した状態でリード
付き部品をそのリードの根元部分で切断して回路基板と
分離するようにしたものである。
ード付き部品を破損防止剤で埋設固定した状態でリード
付き部品をそのリードの根元部分で切断して回路基板と
分離するようにしたものである。
【0042】従ってリード付き部品を回路基板から分離
することが可能になり、リード付き部品と回路基板とを
互いに別々にして回収再利用を図ることが可能になる。
することが可能になり、リード付き部品と回路基板とを
互いに別々にして回収再利用を図ることが可能になる。
【0043】破損防止剤が水であって、水を冷却させて
凍らせた状態で回路基板上のリード付き部品を埋設固定
するようにした方法によれば、リサイクル可能な水を利
用して低コストで電子回路の分解を行なうことが可能に
なる。
凍らせた状態で回路基板上のリード付き部品を埋設固定
するようにした方法によれば、リサイクル可能な水を利
用して低コストで電子回路の分解を行なうことが可能に
なる。
【0044】別の発明によれば、面実装部品の電極を接
続している半田を溶融して回路基板上から面実装部品を
取除き、次いでリード付き部品を回路基板とともに氷で
固め、リード付き部品のリードの根元部分を切断して回
路基板からリード付き部品を分離するようにした方法に
よれば、リード付き部品と面実装型のリードレス部品と
をそれぞれ回路基板から分離することができ、これによ
ってより高い回収率でのリサイクルを行なうことが可能
になる。
続している半田を溶融して回路基板上から面実装部品を
取除き、次いでリード付き部品を回路基板とともに氷で
固め、リード付き部品のリードの根元部分を切断して回
路基板からリード付き部品を分離するようにした方法に
よれば、リード付き部品と面実装型のリードレス部品と
をそれぞれ回路基板から分離することができ、これによ
ってより高い回収率でのリサイクルを行なうことが可能
になる。
【0045】根元部分が切断されたときに回路基板上に
残っているリード付き部品のリードの先端側の部分を加
熱して半田を溶融することにより除去するようにした構
成によれば、リード付き部品を除去した後に残存するリ
ードをも回路基板から確実に除去することが可能にな
る。
残っているリード付き部品のリードの先端側の部分を加
熱して半田を溶融することにより除去するようにした構
成によれば、リード付き部品を除去した後に残存するリ
ードをも回路基板から確実に除去することが可能にな
る。
【図1】電子回路を構成する部品を分類して示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】電子回路の分解方法の全体の流れを示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】回路基板と部品との分離の工程を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】部品がマウントされた回路基板の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図5】面実装型リードレス部品の分離を示す工程図で
ある。
ある。
【図6】回路基板を配列した容器の断面図である。
【図7】容器内において氷で回路基板を封入した状態の
断面図である。
断面図である。
【図8】氷によって封入固定された回路基板を示す縦断
面図である。
面図である。
【図9】部品と回路基板とを分離するカッタを示す正面
図である。
図である。
【図10】カッタによる切断の動作を示す縦断面図であ
る。
る。
【図11】切断された回路基板とリード付き部品とを示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図12】氷を溶解した状態の回路基板とリード付き部
品との関係を示す正面図である。
品との関係を示す正面図である。
【図13】溶融半田によるリードの除去を示す工程図で
ある。
ある。
【図14】分離された回路基板の粉砕処理を示す工程図
である。
である。
【図15】従来の回路基板とリードレス部品との分離を
示す半田槽の縦断面図である。
示す半田槽の縦断面図である。
【図16】半田槽による回路基板とリードレス部品との
分離の動作を示す工程図である。
分離の動作を示す工程図である。
【図17】アキシャルリード部品の回路基板に対する仮
固定の動作を示す工程図である。
固定の動作を示す工程図である。
【図18】ラジアルリード部品の回路基板に対する仮固
定の動作を示す工程図である。
定の動作を示す工程図である。
1‥‥半田槽、2‥‥半田噴流、3‥‥コンベア、4‥
‥回路基板、5‥‥面実装型リードレス部品、6‥‥ア
キシャルリード部品、7‥‥リード、8‥‥リード挿通
孔、9‥‥ラジアルリード部品、10‥‥リード、11
‥‥テープ、15‥‥回路基板、16‥‥リード付き部
品、17‥‥リード、18‥‥面実装型リードレス部
品、19‥‥電極、23‥‥溶融半田噴流、24‥‥受
けかご、28‥‥容器、29‥‥注水管、30‥‥氷、
31‥‥ベース、32‥‥カッタ、41‥‥組粉砕機、
42‥‥微粉砕機、43‥‥遠心分離機、44‥‥静電
分離機
‥回路基板、5‥‥面実装型リードレス部品、6‥‥ア
キシャルリード部品、7‥‥リード、8‥‥リード挿通
孔、9‥‥ラジアルリード部品、10‥‥リード、11
‥‥テープ、15‥‥回路基板、16‥‥リード付き部
品、17‥‥リード、18‥‥面実装型リードレス部
品、19‥‥電極、23‥‥溶融半田噴流、24‥‥受
けかご、28‥‥容器、29‥‥注水管、30‥‥氷、
31‥‥ベース、32‥‥カッタ、41‥‥組粉砕機、
42‥‥微粉砕機、43‥‥遠心分離機、44‥‥静電
分離機
Claims (4)
- 【請求項1】リード付き部品が回路基板のリード挿通孔
を挿通して反対側の面で半田付けされて成る電子回路の
分解方法において、 前記回路基板上のリード付き部品を破損防止剤で埋設固
定した状態で前記リード付き部品をそのリードの根元部
分で切断して回路基板と分離することを特徴とする電子
回路の分解方法。 - 【請求項2】前記破損防止剤が水であって、水を冷却さ
せて凍らせた状態で前記回路基板上のリード付き部品を
埋設固定することを特徴とする請求項1に記載の電子回
路の分解方法。 - 【請求項3】リード付き部品が回路基板のリード挿通孔
を挿通して反対側の面で半田付けされるとともに、面実
装型のリードレス部品が回路基板上にマウントされかつ
その電極がマウント面において半田付けされて成る電子
回路の分解方法において、 面実装部品の電極を接続している半田を溶融して回路基
板上から面実装部品を取除き、 次いでリード付き部品を回路基板とともに氷で固め、 前記リード付き部品のリードの根元部分を切断して回路
基板から前記リード付き部品を分離するようにしたこと
を特徴とする電子回路の分解方法。 - 【請求項4】根元部分が切断されたときに回路基板上に
残っている前記リード付き部品のリードの先端側の部分
を加熱して半田を溶融することにより除去するようにし
たことを特徴とする請求項3に記載の電子回路の分解方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20880896A JPH1041620A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 電子回路の分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20880896A JPH1041620A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 電子回路の分解方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1041620A true JPH1041620A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16562471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20880896A Pending JPH1041620A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 電子回路の分解方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1041620A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102120222A (zh) * | 2010-12-17 | 2011-07-13 | 清华大学 | 一种废旧印刷线路板插装式元器件拆解装置及方法 |
CN107949166A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-20 | 广州兴森快捷电路科技有限公司 | 埋置元件电路板的制作方法及埋置元件电路板 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20880896A patent/JPH1041620A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102120222A (zh) * | 2010-12-17 | 2011-07-13 | 清华大学 | 一种废旧印刷线路板插装式元器件拆解装置及方法 |
CN107949166A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-20 | 广州兴森快捷电路科技有限公司 | 埋置元件电路板的制作方法及埋置元件电路板 |
CN107949166B (zh) * | 2017-11-30 | 2020-04-14 | 广州兴森快捷电路科技有限公司 | 埋置元件电路板的制作方法及埋置元件电路板 |
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