JPH1039233A - カセグレイン、ニュートン兼用望遠鏡 - Google Patents

カセグレイン、ニュートン兼用望遠鏡

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Publication number
JPH1039233A
JPH1039233A JP21310096A JP21310096A JPH1039233A JP H1039233 A JPH1039233 A JP H1039233A JP 21310096 A JP21310096 A JP 21310096A JP 21310096 A JP21310096 A JP 21310096A JP H1039233 A JPH1039233 A JP H1039233A
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JP
Japan
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mirror
newton
telescope
newtonian
cassegrain
Prior art date
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Pending
Application number
JP21310096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Maeda
明男 前田
Takamasa Sekiguchi
隆正 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goto Optical Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Goto Optical Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Goto Optical Manufacturing Co Ltd filed Critical Goto Optical Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り換え時に光軸の狂いが生じないカセグレ
イン、ニュートン兼用望遠鏡とする。 【解決手段】 主鏡筒1の主鏡2の光軸上に副鏡12を
配すると共に、主鏡筒の側面にニュートン用鏡筒4を突
設し、斜鏡21と接眼部25を一体のユニットとしたニ
ュートン用接眼ユニット20をこのニュートン用鏡筒に
着脱自在に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は反射望遠鏡に関
し、特にカセグレイン式とニュートン式を兼用する望遠
鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】主鏡筒の主鏡の光軸上に副鏡を配し、こ
の副鏡で反射させた主鏡よりの反射光を主鏡中央の穴を
通って主鏡の裏側で結像させるカセグレイン望遠鏡の構
造を備えると共に、主鏡の光軸上に斜鏡を配し、この斜
鏡で反射させた主鏡よりの反射光を鏡筒の側面方向に結
像させるニュートン望遠鏡の構造を備えた望遠鏡が従来
公知である。
【0003】この場合、カセグレイン式とニュートン式
を切り換える構造としては、カセグレイン用の副鏡とニ
ュートン用の斜鏡を背中合わせにした部材を回動自在と
し、副鏡及び斜鏡の反射面を主鏡に対し選択的に位置さ
せていたものの他、鏡筒の開口に望ませたスパイダーに
より支持される筒体にカセグレイン用の副鏡とニュート
ン用の斜鏡を着脱自在に設け、副鏡及び斜鏡を選択的に
取り付けていたもの(例えば、実用新案登録第3016
723号公報)が公知であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち、前者のものについては副鏡及び斜鏡から
なる部材の回動精度及び位置決め精度は非常に高度のも
のが要求され、精度に僅かでも誤差があると反射光の光
軸が狂い、接眼部で正確に結像せず、結局その調整に時
間を要するという問題を生じた。
【0005】又、後者のものについても、カセグレイン
用の副鏡とニュートン用の斜鏡は、それぞれを選択的に
使用するに際しては筒体より一旦外して再度装着する作
業が不可避となるので、やはり高度な装着精度が要求さ
れ、精度に僅かでも誤差があると反射光の光軸が狂い、
接眼部で正確に結像せず、結局その調整に時間を要する
という問題を生じた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の如き従
来技術の問題点に鑑みて創作されたものであり、カセグ
レイン式からニュートン式に、或いはニュートン式から
カセグレイン式に切り換えても光軸の狂いが生じないカ
セグレイン、ニュートン兼用望遠鏡を提供することを目
的とする。即ち、この発明は主鏡筒の主鏡の光軸上に副
鏡を配し、この副鏡で反射させた主鏡よりの反射光を主
鏡中央の穴を通って主鏡の裏側で結像させるカセグレイ
ン望遠鏡の構造を備えると共に、主鏡の光軸上に斜鏡を
配し、この斜鏡で反射させた主鏡よりの反射光を鏡筒の
側面方向に結像させるニュートン望遠鏡の構造を備える
望遠鏡において、斜鏡と接眼部を一体のユニットとした
ニュートン用接眼ユニットを主鏡筒の側面に突設したニ
ュートン用鏡筒に着脱自在に挿入し、この場合、斜鏡が
副鏡と主鏡間に位置するようにしたことを特徴とする。
【0007】よって、この発明の望遠鏡によれば、ニュ
ートン用接眼ユニットを主鏡筒の側面に突設したニュー
トン用鏡筒に挿入すれば、主鏡よりの反射光が斜鏡によ
り反射されて鏡筒の側面方向に位置する接眼部に結像す
るニュートン望遠鏡の機能を得られることとなる。
【0008】又、ニュートン用接眼ユニットを取り外し
た状態では、主鏡よりの反射光が副鏡により反射されて
主鏡中央の穴を通って主鏡の裏側で結像するカセグレイ
ン望遠鏡の機能を得られることとなる。
【0009】そして、以上の場合において、ニュートン
用接眼ユニットの斜鏡はカセグレイン用の副鏡と主鏡間
に位置するので、カセグレイン式からニュートン式に、
或いはニュートン式からカセグレイン式に切り換えるに
際し、カセグレイン用の副鏡を移動したり着脱する作業
は一切不要となる作用が生じる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例を
添付図面に基づいて説明する。図5はこの発明の望遠鏡
をカセグレイン式に使用した場合の図である。図中符号
1は主鏡筒であり、この主鏡筒の一端には凹面の主鏡2
が鏡面を他端の開口側に向けて設けられ、他端の開口側
にはスパイダー11に支持されてカセグレイン用の凸面
の副鏡12が鏡面を主鏡と対向させて設けられる。尚、
図中符号4は後記するニュートン式の場合に使用される
ニュートン用鏡筒であり、主鏡筒1の側面に突設され
る。
【0011】この場合において、主鏡筒1の開口より入
射して主鏡2で反射された光は光軸Aを共通にする副鏡
12で反射され、主鏡2の中央に設けた穴3を通って接
眼部13において結像することとなる。
【0012】次に、図1乃至図4はこの発明の望遠鏡を
ニュートン式に使用した場合の図である。図中符号20
はニュートン用接眼ユニットを指す。このニュートン用
接眼ユニット20は、ニュートン用の斜鏡21と接眼部
25を一体のユニットとしたものであり、ここでは接眼
部25のケース23と斜鏡21間を一対の連結板22、
22により連結することにより一体化している。
【0013】上記のニュートン用接眼ユニット20は望
遠鏡をニュートン式に使用するに際し、ニュートン用鏡
筒4に挿入・固定されるが、ここでは接眼部25のケー
ス23の斜鏡21側の端部をフランジ状の段部24に構
成し、これをニュートン用鏡筒4の端部に構成した受け
段部5に嵌入し、更に止めネジ26をもって両者を固定
する構成としている(図4参照)。
【0014】この場合において、主鏡筒1の開口より入
射して主鏡2で反射された光(光軸A)は斜鏡21で反
射され(光軸B)、ニュートン用鏡筒4端に位置する接
眼部25において結像することとなる。
【0015】尚、この実施例においては、斜鏡21の光
軸Bが主鏡2の光軸Aに対し鋭角(ここでは55°)と
なるように、ニュートン用鏡筒4を主鏡筒1に対し傾斜
させて配している。この発明においては、カセグレイン
式からニュートン式に、或いはニュートン式からカセグ
レイン式に切り換えるに際し、カセグレイン用の副鏡1
2を移動したり着脱する作業を不要とするために、ニュ
ートン用接眼ユニット20の斜鏡21をカセグレイン用
の副鏡12の前面、即ち主鏡2との間に位置させること
を特徴の一つとしている。しかしながら、この構成とし
た場合にはニュートン用の斜鏡は当然のことながら主鏡
に近づくこととなり、焦点距離の関係でその分斜鏡より
接眼部への距離は長くなる。よって、通常のニュートン
式望遠鏡のように斜鏡の光軸を主鏡の光軸に対し直角に
設定した場合には、主鏡よりニュートン用鏡筒が著しく
突出して、望遠鏡の取回しに支障を来したり、重量バラ
ンスを崩す問題が予想される。この問題点を解消するた
めに、ニュートン用鏡筒4を主鏡筒1に対し傾斜させる
構成としたものであり、ニュートン用鏡筒4は傾斜させ
ることにより主鏡1の側面方向への突出量が減少するこ
ととなる。
【0016】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明は次の特有
の効果を奏する。 ニュートン用接眼ユニットを主鏡筒に設けたニュート
ン用鏡筒に着脱するだけで、望遠鏡をカセグレイン式か
らニュートン式に、或いはニュートン式からカセグレイ
ン式にワンタッチで切り換えることが可能となる。
【0017】上記の場合において、ニュートン用の斜
鏡と接眼部は予め一体化したユニットとなっているの
で、精度が要求されるのはこのユニットのニュートン用
鏡筒に対する取り付け精度だけで済み、しかもその構造
上精度がとりやすいので、精度が要求される箇所が複数
に及び、しかもその構造上精度がとり難い従来技術のカ
セグレイン、ニュートン兼用望遠鏡に比し、ニュートン
式に使用する場合の光軸調整に要する時間を大幅に短縮
することができる。
【0018】一方、ニュートン用接眼ユニットの斜鏡
はカセグレイン用の副鏡と主鏡間に位置するので、カセ
グレイン式からニュートン式に、或いはニュートン式か
らカセグレイン式に切り換えるに際し、カセグレイン用
の副鏡を移動したり着脱する作業が一切不要となる。即
ち、いかなる場合においてもカセグレイン用の副鏡は固
定したままになっているので、カセグレイン式に使用す
る場合に光軸調整を要した従来技術のカセグレイン、ニ
ュートン兼用望遠鏡と異なり、光軸調整が不要となるの
でニュートン式からカセグレイン式に切り換えるときは
直ちに使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の望遠鏡のニュートン式に使用した場
合の一部切り欠き側面図。
【図2】同上、ニュートン用接眼ユニットの平面図。
【図3】この発明の望遠鏡のニュートン式に使用した場
合の要部の一部切り欠き側面図。
【図4】この発明の望遠鏡のニュートン式に使用する場
合の切り換え方法を示す要部の一部切り欠き側面図。
【図5】この発明の望遠鏡のカセグレイン式に使用した
場合の一部切り欠き側面図。
【符号の説明】
1 主鏡筒 2 主鏡 4 ニュートン用鏡筒 12 (カセグレイン用の)副鏡 13 (カセグレイン用の)接眼部 20 ニュートン用接眼ユニット 21 (ニュートン用の)斜鏡 25 (ニュートン用の)接眼部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主鏡筒の主鏡の光軸上に副鏡を配し、こ
    の副鏡で反射させた主鏡よりの反射光を主鏡中央の穴を
    通って主鏡の裏側で結像させるカセグレイン望遠鏡の構
    造を備えると共に、主鏡の光軸上に斜鏡を配し、この斜
    鏡で反射させた主鏡よりの反射光を鏡筒の側面方向に結
    像させるニュートン望遠鏡の構造を備える望遠鏡におい
    て、斜鏡と接眼部を一体のユニットとしたニュートン用
    接眼ユニットを主鏡筒の側面に突設したニュートン用鏡
    筒に着脱自在に挿入し、この場合、斜鏡が副鏡と主鏡間
    に位置するようにしたことを特徴とするカセグレイン、
    ニュートン兼用望遠鏡。
  2. 【請求項2】 斜鏡の光軸が主鏡の光軸に対し鋭角とな
    るように、ニュートン用鏡筒を主鏡筒に対し傾斜させて
    配した請求項1記載のカセグレイン、ニュートン兼用望
    遠鏡。
JP21310096A 1996-07-24 1996-07-24 カセグレイン、ニュートン兼用望遠鏡 Pending JPH1039233A (ja)

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JP21310096A JPH1039233A (ja) 1996-07-24 1996-07-24 カセグレイン、ニュートン兼用望遠鏡

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JP21310096A JPH1039233A (ja) 1996-07-24 1996-07-24 カセグレイン、ニュートン兼用望遠鏡

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2883076A1 (fr) * 2005-03-14 2006-09-15 Antoine Sarayotis Telescope astronomique convertible
FR2923303A1 (fr) * 2006-10-31 2009-05-08 Antoine Sarayotis Telescope astronomique a lame de fermeture rotative
CN107065163A (zh) * 2017-03-20 2017-08-18 中国科学院国家天文台南京天文光学技术研究所 一种适用于日夜两用望远镜的双通道光路切换装置

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