JPH1039198A - 自動焦点調節装置および方法 - Google Patents

自動焦点調節装置および方法

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JPH1039198A
JPH1039198A JP8209367A JP20936796A JPH1039198A JP H1039198 A JPH1039198 A JP H1039198A JP 8209367 A JP8209367 A JP 8209367A JP 20936796 A JP20936796 A JP 20936796A JP H1039198 A JPH1039198 A JP H1039198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体や撮影条件によって誤判断することな
く安定して合焦する自動焦点調節装置および方法を提供
する。 【解決手段】 被写体周波数認識回路118は、フレー
ムメモリ201、2次元DCTユニット202、グルー
ピング回路203、重み付け回路204、パターン抽出
回路205、パターンメモリ206、比較回路207、
周波数限定回路208、1フレーム遅延回路209、演
算回路210および比較回路211から構成される。被
写体画像を周波数成分に変換して認識した結果、全てが
低コントラスト被写体であると判別され、かつ変動検出
結果が小さい場合、低コントラスト被写体であると推定
できるので、BPF110の特性を全域に設定し、モー
タ速度を標準より遅めに設定する。一方、変動検出結果
が大きい場合、低照度被写体であると推定できるので、
AF評価値のアベレージングを行い、フィルタを全域よ
り高域をややカットした帯域に設定し、アベレージング
したAF評価値でも十分に山登り制御を行えるようにモ
ータ速度を低速に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラや電
子スチルカメラなどに用いられる自動焦点調節装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラなどの映像機器に用
いられる自動焦点調節方式として、CCDなどの撮像素
子から得られる映像信号中の高周波成分を抽出し、この
高周波成分が最大となるように撮影レンズを駆動して焦
点調節を行う、いわゆる山登り方式が知られている。
【0003】このような自動焦点調節方式では、焦点調
節用の特殊な光学部材が不要であり、遠方でも近くでも
距離によらず正確にピントを合わせることができる等の
長所がある。図9は従来の自動焦点調節装置の構成を示
すブロック図である。
【0004】被写体からの光は、固定された第1レンズ
群101a、変倍を行う第2レンズ群102a、絞り1
03a、固定された第3レンズ群104a、および変倍
による焦点面の移動を補正するコンペンセーション機能
と焦点調節機能とを兼ね備えた第4レンズ群(以下、フ
ォーカスレンズという)105aを通って、撮像素子1
06aの上に結像する。
【0005】フォーカスレンズ105aは、フォーカス
モータ115aによって光軸方向に移動して焦点合わせ
を行い、変倍レンズ102aは、ズームモータ117a
によって光軸方向に移動して変倍動作を行い、焦点距離
を可変する。撮像素子106aの撮像面上に結像した被
写体像は、電気信号に光電変換され、映像信号として出
力される。
【0006】この映像信号は、相関二重サンプリング回
路(CDS)107aでサンプルホールドされ、自動利
得制御回路(AGC)108aで所定のレベルに増幅さ
れ、A/D変換器109aでディジタル映像データに変
換され、この後、カメラ信号処理回路に入力して標準テ
レビジョン信号に変換されると共に、バンドパスフィル
タ(BPF)110aに入力する。
【0007】BPF110aは映像信号中の高周波数成
分を抽出する。抽出された高周波成分は絶対値化回路
(ABS回路)111aで全て正極性の信号に変換され
る。さらに、ゲート信号発生器119aの出力で示され
た画面内の焦点検出領域に設定された部分に相当する信
号のみを、検波回路112aでピークホールドや積分な
どに整流化することで、垂直同期信号の整数倍に同期し
た間隔でAF評価値を生成する。
【0008】このAF評価値はマイクロコンピュータ
(マイコン)901に取り込まれ、マイコン901内で
合焦度に応じたフォーカシング速度およびAF評価値が
増加するようにモータ駆動方向を決定し、フォーカスモ
ータ115aの速度および方向をフォーカスモータドラ
イバ114aに指示することで、フォーカスモータ11
5aを介してフォーカスレンズ105aを光軸方向に動
かし、焦点調節を行う。
【0009】図10はマイコン901によって実行され
る自動焦点調節動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。マイコン901は、垂直同期信号の整数倍に同期
した間隔でAF評価値を取り込み、以下に示す各動作を
完了すると次の動作に移行するAF制御ループを形成す
る。
【0010】まず、電源投入時などにより起動し(ステ
ップS1001)、AF評価値のレベルなどで速度制御
と方向制御を行うことで、常にAF評価値が大きくなる
ようにフォーカスレンズ105aを駆動し、山登り制御
を行う(ステップS1002)。山登り制御を完了する
と、山の頂上を一度オーバーシュートしてから戻すこと
で山の頂点を判定し(ステップS1002)、最もレベ
ルの高い点で停止し、再起動待機に入る(ステップS1
004)。
【0011】再起動待機では、AF評価値のレベルが停
止したときのレベルより下がったことが検出されると、
再起動が行われ(ステップS1005)、ステップS1
002の処理に戻る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動焦点調節装置では、被写体により合焦や非合焦
のレベルが異なるにもかかわらず、自動焦点調節動作は
単なるAF評価値信号の増減だけに頼っている。このた
め、被写体によっては非合焦のまま誤って停止したり、
合焦点を大きくオーバーシュートしたり、モータ速度が
遅くて合焦までに時間がかかってしまうなど、マイコン
の誤判断による不具合が発生することがあった。特に、
低コントラスト被写体と低照度被写体は、いずれも出力
が小さいので、識別が困難であり、それぞれの特性に合
わせた制御を行うことが難しかった。
【0013】そこで、本発明は、被写体や撮影条件によ
って誤判断することなく安定して合焦する自動焦点調節
装置および方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る自動焦点調節装置は、撮像
手段で撮像される画面内の焦点検出領域の高域成分を焦
点信号として抽出する抽出手段と、該抽出される焦点信
号に基づき、フォーカスレンズを駆動して前記撮像手段
で撮像される画像の焦点を調節する駆動手段とを備えた
自動焦点調節装置において、前記撮像手段で撮像される
被写体の2次元画像を周波数成分に変換する2次元変換
手段と、該変換された各周波数成分の時間変動の大きさ
が所定値以上であるか否かを判別する判別手段と、該判
別結果に基づき、前記抽出手段および前記駆動手段の特
性を変更する可変手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項2に係る自動焦点調節装置では、請
求項2に係る自動焦点調節装置において前記2次元変換
手段は、前記2次元画像を一時的に記憶する記憶手段
と、該記憶された2次元画像を直交変換する2次元直交
変換手段と、該直交変換された結果得られる前記周波数
成分を帯域毎にグループ分けするグルーピング手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】請求項3に係る自動焦点調節装置では、請
求項2に係る自動焦点調節装置において前記2次元直交
変換手段は、2次元ディスクリートコサイン変換を行う
ことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る自動焦点調節装置では、請
求項2に係る自動焦点調節装置において前記2次元直交
変換手段は、前記2次元画像を水平8画素×垂直8画素
の画素ブロックに分割し、該分割された画素ブロック毎
に2次元ディスクリートコサイン変換を行うことを特徴
とする。
【0018】請求項5に係る自動焦点調節装置では、請
求項1に係る自動焦点調節装置において前記可変手段
は、前記抽出手段の周波数特性を変更することを特徴と
する。
【0019】請求項6に係る自動焦点調節装置では、請
求項1に係る自動焦点調節装置において前記可変手段
は、前記駆動手段の駆動速度を変更することを特徴とす
る。
【0020】請求項7に係る自動焦点調節装置は、請求
項1に係る自動焦点調節装置において前記抽出手段で抽
出される焦点信号を平均化する平均化手段を備え、前記
可変手段は前記平均化手段の特性を変更することを特徴
とする。
【0021】請求項8に係る自動焦点調節装置は、撮像
手段で撮像される画面内の焦点検出領域の高域成分を焦
点信号として抽出する抽出手段と、該抽出される焦点信
号に基づき、フォーカスレンズを駆動して前記撮像手段
で撮像される画像の焦点を調節する駆動手段とを備えた
自動焦点調節装置において、前記撮像手段で撮像される
被写体画像をライン毎に周波数成分に変換する変換手段
と、該変換された各周波数成分の時間変動の大きさが所
定値以上であるか否かを判別する判別手段と、該判別結
果に基づき、前記抽出手段および前記駆動手段の特性を
変更する可変手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項9に係る自動焦点調節装置では、請
求項8に係る自動焦点調節装置において前記変換手段
は、1次元画像を一時的に記憶するラインメモリ手段
と、該ラインメモリ手段に記憶された1次元画像を周波
数成分に直交変換する直交変換手段とを備えたことを特
徴とする。
【0023】請求項10に係る自動焦点調節装置では、
請求項9に係る自動焦点調節装置において前記直交変換
手段は、ディスクリートコサイン変換を行うことを特徴
とする。
【0024】請求項11に係る自動焦点調節装置では、
請求項8に係る自動焦点調節装置において前記可変手段
は、前記抽出手段の周波数特性を変更することを特徴と
する。
【0025】請求項12に係る自動焦点調節装置では、
請求項8に係る自動焦点調節装置において前記可変手段
は、前記駆動手段の駆動速度を変更することを特徴とす
る。
【0026】請求項13に係る自動焦点調節装置は、請
求項8に係る自動焦点調節装置において前記抽出手段で
抽出される焦点信号を平均化する平均化手段を備え、前
記可変手段は前記平均化手段の特性を変更することを特
徴とする。
【0027】請求項14に係る自動焦点調節方法は、撮
像装置で撮像される画面内の焦点検出領域の高域成分を
焦点信号として抽出する抽出ステップと、該抽出される
焦点信号に基づき、フォーカスレンズを駆動して前記撮
像装置で撮像される画像の焦点を調節する駆動ステップ
とを備えた自動焦点調節方法において、前記撮像装置で
撮像される被写体の2次元画像を周波数成分に変換する
2次元変換ステップと、該変換された各周波数成分の時
間変動の大きさが所定値以上であるか否かを判別する判
別ステップと、該判別結果に基づき、前記抽出ステップ
の抽出特性および前記駆動ステップの駆動特性を変更す
る可変ステップとを備えたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の自動焦点調節装置および
方法の実施の形態について説明する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は第1の実施の
形態における自動焦点調節装置の構成を示すブロック図
である。被写体からの光は、固定された第1レンズ群1
01、変倍を行う第2レンズ群102、絞り103、固
定された第3レンズ群104、および変倍による焦点面
の移動を補正するコンペンセーション機能と焦点調節機
能とを兼ね備えた第4レンズ群105(以下、フォーカ
スレンズという)を通って、撮像素子106の上に結像
する。
【0030】フォーカスレンズ105は、フォーカスモ
ータ115によって光軸方向に移動して焦点合わせを行
い、変倍レンズ102は、ズームモータ117によって
光軸方向に移動して変倍動作を行い、焦点距離を可変す
る。撮像素子106の撮像面上に結像した被写体像は、
電気信号に光電変換され、映像信号として出力される。
【0031】この映像信号は、CDS107でサンプル
ホールドされ、自動利得制御回路(AGC)108で所
定のレベルに増幅され、A/D変換器109でディジタ
ル映像データに変換される。この後、カメラ信号処理回
路に入力して標準テレビジョン信号に変換されると共
に、バンドパスフィルタ(BPF)110に入力する。
【0032】BPF110は映像信号中の高周波数成分
を抽出する。抽出された高周波成分は絶対値化回路(A
BS回路)111で全て正極性の信号に変換される。さ
らに、ゲート信号発生器119の出力で示された画面内
の焦点検出領域に設定された部分に相当する信号のみ
を、検波回路112でピークホールドや積分などに整流
化することにより垂直同期信号の整数倍に同期した間隔
でAF評価値を生成する。
【0033】このAF評価値はマイコン113に取り込
まれ、マイコン113内で合焦度に応じたフォーカシン
グ速度およびAF評価値が増加するようにモータ駆動方
向を決定し、フォーカスモータ115の速度および方向
をフォーカスモータドライバ114に指示し、フォーカ
スモータ115を介してフォーカスレンズ105を光軸
方向に動かし、焦点調節を行う。
【0034】118は被写体周波数認識および変動検出
回路であり、A/D変換器109で変換されたディジタ
ル映像データを入力し、認識結果および変動検出結果を
マイコン113に出力する。
【0035】図2は被写体周波数認識および変動検出回
路118の構成を示すブロック図である。被写体周波数
認識および変動検出回路118は、フレームメモリ20
1、2次元DCTユニット202、グルーピング回路2
03、重み付け回路204、パターン抽出回路205、
パターンメモリ206、比較回路207、周波数限定回
路208、1フレーム遅延回路209、演算回路210
および比較回路211から構成される。
【0036】ディジタル映像データは、フレームメモリ
201で1フレーム単位で記憶され、そのうち水平と垂
直のそれぞれ8×8画素ずつを2次元DCTユニット2
02で順次2次元ディスクリートコサイン変換(以下、
2次元DCTという)して周波数領域データに変換す
る。
【0037】グルーピング回路203では、この周波数
領域データをほぼ同じ帯域が1つのグループになるよう
にa〜hまでにグループ分けし、グループの中の最大デ
ータをグループの代表値A〜Hとする。
【0038】重み付け回路204は、各グループの代表
値A〜Hが最適になるように定数Ka〜Khを乗算する
ことで重み付けする。この重み付け定数は、低域〜高域
まで一様に存在する一定のレベル信号を入力したとき
に、全てのグループの代表値がほぼ同じレベルになるよ
うに決定される。
【0039】パターン抽出回路205は、重み付けされ
たKa・A〜Kh・Hのレベルの変わり方や大小関係の
パターンを抽出し、比較回路207は抽出したパターン
を予めパターンメモリ206に記憶されたパターンデー
タと比較することで、8×8画素の画像がどのような被
写体であるのか、合焦か非合焦かなどを認識し、マイコ
ン113に被写体認識結果を出力する。
【0040】これと同時に、重み付け回路204の出力
は周波数限定回路208に入力する。周波数限定回路2
08は特定の成分のみを抽出し(ここでは、直流成分を
除く全ての高域成分、Kb・B〜Kh・Hを抽出す
る)、1フレーム遅延回路209で遅延された1フレー
ム前の信号Kb・B’〜Kh・H’と現在の信号Kb・
B〜Kh・Hとを演算回路210に入力する。
【0041】演算回路210は、各成分の差の絶対値の
総和(Kb・|B−B’|+ ……+Kh・|H−H’
|)を求めて出力する。演算の結果、比較回路211で
閾値THと比較され、閾値TH以上のときは変動大とし
てマイコン113に変動検出結果が出力される。
【0042】図3は1フレームの画素の分割を示す図で
ある。303は画面の1フレームである。301は1画
素であり、302は8×8画素ずつに分割されたブロッ
クである。304はゲート信号発生器119の出力で示
される画面内の焦点検出領域である。
【0043】図4は2次元DCTユニット202で2次
元DCTが行われた周波数領域データを示す図である。
同図(a)では、左右が水平成分で、上下が垂直成分
で、右や下に行くほど周波数が高くなる。値11はほぼ
直流成分を表す。同図(b)はグルーピングの様子を示
す。a1、b1〜b3、c1〜c5、d1〜d7、e1
〜e9、f1〜f11、g1〜g13、h1〜h15は
それぞれほぼ同じ周波数帯のデータであるので、同じグ
ループとして分類し、それら各グループ内のデータのう
ち最も大きい値のデータを代表データとし、A、B、
C、D、E、F、G、Hとする。
【0044】重み付け回路204は周波数領域データA
〜Hにそれぞれ各周波数に最適なKa〜Khの係数を乗
算することで重み付けする。図5はパターンメモリに予
め記憶されたパターンデータを示す図である。同図
(a)は通常の被写体(被写体1)の合焦状態を表し、
低域成分から高域成分までまんべんなく存在する。
【0045】同図(b)は通常の被写体(被写体1)で
非合焦の状態を表す。同図(b)は同図(a)の周波数
特性にレンズ光学系のローパス特性を掛け合わせたよう
な特性を示し、低域成分は同図(a)の合焦状態と同じ
であるが、高域成分はなくなっている。
【0046】同図(c)は低コントラスト被写体(被写
体2)の合焦状態を表し、これも低域成分から高域成分
までまんべんなく存在するが、全体的にレベルが低い。
【0047】同図(d)は低コントラスト被写体(被写
体2)の非合焦状態を表し、同図(c)の高域成分がな
くなった周波数分布をしている。
【0048】同図(e)は細かい被写体(被写体3)の
合焦状態を表し、低域成分が少なく、高域成分が多くな
っている。
【0049】同図(f)は細かい被写体(被写体3)の
非合焦状態を表し、同図(e)の高域成分がなくなった
周波数分布をしている。
【0050】同図(g)および(h)は予めパターンメ
モリ206に記憶された同図(c)および(d)の低コ
ントラスト被写体と比べて周波数分布は似ているが、各
成分の時間変動が大きい。ここで、白丸「○」は同一被
写体を撮影し続けたときの数フィールド前のデータを表
し、現在のデータを表す黒丸「●」との間にレベル差が
あることがわかる。このように、周波数領域データの時
間変動が大きい、言い換えるとノイズ成分が多い被写体
は、実は低コントラスト被写体ではなく低照度被写体で
あることを意味している。
【0051】図6は被写体周波数認識結果および変動検
出結果に基づき、マイコン113によって実行される焦
点調節処理手順を示すフローチャートである。電源投入
時やAFオン時に初期化して起動する(ステップS60
1)。焦点検出領域(AFゲート)内の全ての8×8画
素のブロックの認識結果および変動検出結果を全てマイ
コン113内のメモリに取り込む(ステップS60
2)。取り込まれた認識結果から合焦や非合焦にかかわ
らず、全て低コントラスト被写体であるか否かを判別す
る(ステップS603)。
【0052】低コントラスト被写体でないと判別された
場合、通常被写体に設定するため、BPF110の特性
を中高域に設定し(ステップS612)、モータ速度を
速めに設定し(ステップS613)、合焦点でのオーバ
ーシュート閾値を通常に設定する(ステップS61
4)。
【0053】ステップS603ですべてが低コントラス
ト被写体であると判別された場合、まず、合焦点でのオ
ーバーシュート閾値を大きめに設定する(ステップS6
06)。変動検出結果が大きいか否かを判別し(ステッ
プS618)、変動検出結果が小さい場合、低コントラ
スト被写体であると推定できるので、BPF110の特
性を全域に設定し(ステップS604)、モータ速度を
標準より遅めに設定する(ステップS605)。
【0054】一方、ステップS618で変動検出結果が
大きいと判別された場合、低コントラスト被写体ではな
く、低照度被写体であると推定できるので、最適な低照
度被写体に設定するため、ノイズ成分を除去するためA
F評価値の平均化処理(アベレージング)を行い(ステ
ップS619)、フィルタを全域より高域をややカット
した帯域に設定し(ステップS620)、アベレージン
グしたAF評価値でも十分に山登り制御を行えるように
モータ速度を低速に設定する(ステップS621)。
【0055】取り込まれた認識結果から全てが非合焦で
かつ再起動待機中であるか否かを判別し(ステップS6
15)、非合焦でかつ再起動待機中の場合、誤って非合
焦のまま停止していると推論できるので、強制的に再起
動をかける(ステップS616)。
【0056】通常の山登り自動焦点調節動作を行い(ス
テップS617)、再びステップS602に戻ってルー
プを繰り返す。通常、このループは垂直同期信号の整数
倍に同期して行われる。
【0057】ここで、AF評価値のアベレージングにつ
いて説明する。所定のnフィールドまたはnフレームの
AF評価値をVn、それよりmフィールド前またはmフ
レーム前のAF評価値をVn−m、nフィールドのアベ
レージング評価値をVanとすると、数式1を用いてA
F評価値のアベレージングを行うことができる。
【0058】
【数1】Van=(Vn+Vn−1+Vn−2)/3 信号変動量が大きい場合、さらに多くの過去の情報を用
いた数式2により、さらに大幅なノイズの除去を行うこ
とができる。
【0059】
【数2】 Van=(Vn+Vn−1+Vn−2+Vn−3)/4 また、数式3を用いてフィールド毎またはフレーム毎に
計算してもよい。
【0060】
【数3】Van=K・Vn+(1−K)・Van−1
ただし、0<K<1 尚、本実施の形態では、被写体周波数認識を焦点検出領
域内だけで行ったが、フレーム全域で行ってもよい。ま
た、8×8の画素ブロックより大きい画素ブロック単位
で認識を行ってもよいし、小さい画素ブロック単位で認
識を行ってもよい。さらに、グルーピング回路203で
グループの最大値を代表値にしたが、グループ内の全て
の値を加算したものを代表値にしてもかまわない。
【0061】また、予め記憶しておく被写体のパターン
データをさらに増やし、マイコン113内でもそれに合
わせて条件分岐を増やすことで、さらに高性能な自動焦
点調節を実現するようにしてもよい。
【0062】さらに、被写体周波数認識回路118内で
はフレームメモリ201で1フレーム分の画像を記憶し
た後、被写体周波数認識を行ったが、自動焦点調節動作
には高速性が要求されるので、インターレースのカメラ
の場合、フィールドメモリで1フィールド分だけを記憶
し、フィールド画像に対して被写体周波数認識を行うよ
うにしてもよい。
【0063】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
おける自動焦点調節装置について説明する。本実施の形
態における自動焦点調節装置では、前記第1の実施の形
態と比べて被写体周波数認識回路の構成が異なるだけな
ので、その他の構成要素については説明を省略する。
【0064】図7は第2の実施の形態における被写体周
波数認識回路の構成を示すブロック図である。被写体周
波数認識および変動検出回路218は、ラインメモリ7
01、DCTユニット702、重み付け回路703、パ
ターン抽出回路704、パターンメモリ706、比較回
路705、周波数限定回路708、1フレーム遅延回路
709、演算回路710および比較回路711から構成
される。
【0065】全体のブロックは前記第1の実施の形態と
同じであるが、第2の実施の形態では被写体周波数認識
および変動検出を8×8画素の正方ブロック毎でなく水
平ライン毎に認識する。図8は水平ライン方向データを
示す図である。
【0066】本実施の形態における被写体周波数認識お
よび変動検出回路218では、被写体周波数認識および
変動検出に1次元の水平ライン方向データ802を用い
ることにより比較的低価格な回路で構成することが可能
になる。ディジタル映像データはラインメモリ701で
ライン単位に記憶され、そのうち焦点検出領域の画素は
DCTユニット702で順次DCTにより周波数領域デ
ータ(a0〜an)に変換される。
【0067】重み付け回路703で各変換データが最適
になるように、定数K0〜Knを乗算することで重み付
けする。この重み付け定数は、低域から高域まで一様に
存在する一定レベルの信号を入力したときに、全ての周
波数領域データの値がほぼ同じレベルになるように決定
される。
【0068】パターン抽出回路704では、重み付けさ
れたK0・a0〜Kn・anのレベルの変わり方や大小
関係のパターンを抽出し、比較回路705で予めパター
ンメモリ706に記憶しておいたパターンと比較するこ
とで、ライン画像がどのような被写体であるのか、合焦
か非合焦かなどを認識し、その認識結果をマイコン11
3に出力する。
【0069】また、これと同時に、重み付け回路703
の出力は周波数限定回路708に入力し、周波数限定回
路708は特定の成分のみを抽出し(ここでは、直流成
分を除く全ての高域成分、K1・a1〜Kn・anを抽
出する)、1フレーム遅延回路709で遅延された1フ
レーム前の信号K1・a1’〜Kn・an’と現在の信
号K1・a1〜Kn・anが演算回路710に入力す
る。演算回路710では、各成分の差の絶対値の総和
(K1・|a1−a1’|+ …… +Kn・|an−
an’|)を求めて出力する。
【0070】この演算結果は、比較回路711で閾値T
Hと比較され、閾値TH以上のときは変動大としてマイ
コン113に変動検出結果が出力される。マイコン11
3では、前記第1の実施の形態と同じようなアルゴリズ
ムで、自動焦点調節の制御を行う。
【0071】尚、前記第1の実施の形態および第2の実
施の形態では、周波数領域の変換に直交変換の1つであ
るDCTを用いたが、他の直交変換手段でも構わない
し、ティスクリートフーリエ変換(DFT)や高速フー
リエ変換(FFT)を用いても構わない。
【0072】また、本発明は複数の機器から構成される
システムに適用してもよいし、1つの機器からなる装置
に適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは装
置にプログラムを供給することによって達成される場合
にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発
明を達成するためのソフトウェアによって表されるプロ
グラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読
み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発明
の効果を享受することが可能となる。
【0073】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る自動焦点調節装
置によれば、抽出手段により撮像手段で撮像される画面
内の焦点検出領域の高域成分を焦点信号として抽出し、
該抽出される焦点信号に基づき、駆動手段によりフォー
カスレンズを駆動して前記撮像手段で撮像される画像の
焦点を調節する際、2次元変換手段により前記撮像手段
で撮像される被写体の2次元画像を周波数成分に変換
し、判別手段により該変換された各周波数成分の時間変
動の大きさが所定値以上であるか否かを判別し、該判別
結果に基づき、可変手段により前記抽出手段および前記
駆動手段の特性を変更するので、焦点検出領域の高域成
分を抽出した焦点信号と、被写体の周波数成分を調べあ
る周波数成分の時間変動成分とを検出することにより撮
影条件を特定して自動焦点動作を行うことができる。特
に、低照度被写体や低コントラスト被写体など従来から
苦手であった被写体を大幅に減少することが可能であ
る。したがって、被写体や撮影条件によって誤判断する
ことなく安定して合焦を行うことができる。
【0074】請求項2に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記2次元変換手段は、前記2次元画像を一時的に
記憶する記憶手段と、該記憶された2次元画像を直交変
換する2次元直交変換手段と、該直交変換された結果得
られる前記周波数成分を帯域毎にグループ分けするグル
ーピング手段とを備えたので、グループ分けされた帯域
毎の結果を用いることにより処理を簡単にできる。
【0075】請求項3に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記2次元直交変換手段は、2次元ディスクリート
コサイン変換を行うので、マイクロコンピュータを用い
て容易に変換することができる。
【0076】請求項4に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記2次元直交変換手段は、前記2次元画像を水平
8画素×垂直8画素の画素ブロックに分割し、該分割さ
れた画素ブロック毎に2次元ディスクリートコサイン変
換を行うので、適当な大きさの画素ブロックにすること
により変換時間を短くできる。
【0077】請求項5に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記可変手段は、前記抽出手段の周波数特性を変更
するので、被写体や撮影条件にかかわらず安定して合焦
することができる。
【0078】請求項6に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記可変手段は、前記駆動手段の駆動速度を変更す
るので、被写体や撮影条件にかかわらず安定して合焦す
ることができる。
【0079】請求項7に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記抽出手段で抽出される焦点信号を平均化する平
均化手段を備え、前記可変手段は前記平均化手段の特性
を変更するので、被写体や撮影条件にかかわらず安定し
て合焦することができる。
【0080】請求項8に係る自動焦点調節装置によれ
ば、抽出手段により撮像手段で撮像される画面内の焦点
検出領域の高域成分を焦点信号として抽出し、該抽出さ
れる焦点信号に基づき、駆動手段によりフォーカスレン
ズを駆動して前記撮像手段で撮像される画像の焦点を調
節する際、変換手段により前記撮像手段で撮像される被
写体画像をライン毎に周波数成分に変換し、判別手段に
より該変換された各周波数成分の時間変動の大きさが所
定値以上であるか否かを判別し、可変手段により該判別
結果に基づき、前記抽出手段および前記駆動手段の特性
を変更するので、水平ライン毎に判別することで低価格
な回路構成を実現できる。
【0081】請求項9に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記変換手段は、1次元画像を一時的に記憶するラ
インメモリ手段と、該ラインメモリ手段に記憶された1
次元画像を周波数成分に直交変換する直交変換手段とを
備えたので、処理を簡単に行うことができる。
【0082】請求項10に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記直交変換手段は、ディスクリートコサイン変換
を行うので、マイクロコンピュータを用いて容易に変換
することができる。
【0083】請求項11に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記可変手段は、前記抽出手段の周波数特性を変更
するので、被写体や撮影条件にかかわらず安定して合焦
することができる。
【0084】請求項12に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記可変手段は、前記駆動手段の駆動速度を変更す
るので、被写体や撮影条件にかかわらず安定して合焦す
ることができる。
【0085】請求項13に係る自動焦点調節装置によれ
ば、前記抽出手段で抽出される焦点信号を平均化する平
均化手段を備え、前記可変手段は前記平均化手段の特性
を変更するので、被写体や撮影条件にかかわらず安定し
て合焦することができる。
【0086】請求項14に係る自動焦点調節方法によれ
ば、撮像装置で撮像される画面内の焦点検出領域の高域
成分を焦点信号として抽出する抽出ステップと、該抽出
される焦点信号に基づき、フォーカスレンズを駆動して
前記撮像装置で撮像される画像の焦点を調節する駆動ス
テップとを備えた自動焦点調節方法において、前記撮像
装置で撮像される被写体の2次元画像を周波数成分に変
換する2次元変換ステップと、該変換された各周波数成
分の時間変動の大きさが所定値以上であるか否かを判別
する判別ステップと、該判別結果に基づき、前記抽出ス
テップの抽出特性および前記駆動ステップの駆動特性を
変更する可変ステップとを備えたので、低照度被写体や
低コントラスト被写体など従来から苦手被写体を大幅に
減少することが可能であり、被写体な撮影条件によって
誤判断することなく安定して合焦することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における自動焦点調節装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】被写体周波数認識および変動検出回路118の
構成を示すブロック図である。
【図3】1フレームの画素の分割を示す図である。
【図4】2次元DCTユニット202で2次元DCTが
行われた周波数領域データを示す図である。
【図5】パターンメモリに予め記憶されたパターンデー
タを示す図である。
【図6】被写体周波数認識結果および変動検出結果に基
づき、マイコン113によって実行される焦点調節処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における被写体周波数認識回
路の構成を示すブロック図である。
【図8】水平ライン方向データを示す図である。
【図9】従来の自動焦点調節装置の構成を示すブロック
図である。
【図10】マイコン901によって実行される自動焦点
調節動作の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 バンドパスフィルタ(BPF) 113 マイクロコンピュータ 115 フォーカスモータ 118 被写体周波数認識および変動検出回路 119 ゲート信号発生器 201 フレームメモリ 202 2次元DCTユニット 203 グルーピング回路 204、703 重み付け回路 205、704 パターン抽出回路 207、705 比較回路 701 ラインメモリ 702 DCTユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段で撮像される画面内の焦点検出
    領域の高域成分を焦点信号として抽出する抽出手段と、 該抽出される焦点信号に基づき、フォーカスレンズを駆
    動して前記撮像手段で撮像される画像の焦点を調節する
    駆動手段とを備えた自動焦点調節装置において、 前記撮像手段で撮像される被写体の2次元画像を周波数
    成分に変換する2次元変換手段と、 該変換された各周波数成分の時間変動の大きさが所定値
    以上であるか否かを判別する判別手段と、 該判別結果に基づき、前記抽出手段および前記駆動手段
    の特性を変更する可変手段とを備えたことを特徴とする
    自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 前記2次元変換手段は、 前記2次元画像を一時的に記憶する記憶手段と、 該記憶された2次元画像を直交変換する2次元直交変換
    手段と、 該直交変換された結果得られる前記周波数成分を帯域毎
    にグループ分けするグルーピング手段とを備えたことを
    特徴とする請求項2記載の自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 前記2次元直交変換手段は、2次元ディ
    スクリートコサイン変換を行うことを特徴とする請求項
    2記載の自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 前記2次元直交変換手段は、前記2次元
    画像を水平8画素×垂直8画素の画素ブロックに分割
    し、 該分割された画素ブロック毎に2次元ディスクリートコ
    サイン変換を行うことを特徴とする請求項2記載の自動
    焦点調節装置。
  5. 【請求項5】 前記可変手段は、前記抽出手段の周波数
    特性を変更することを特徴とする請求項1記載の自動焦
    点調節装置。
  6. 【請求項6】 前記可変手段は、前記駆動手段の駆動速
    度を変更することを特徴とする請求項1記載の自動焦点
    調節装置。
  7. 【請求項7】 前記抽出手段で抽出される焦点信号を平
    均化する平均化手段を備え、 前記可変手段は前記平均化手段の特性を変更することを
    特徴とする請求項1記載の自動焦点調節装置。
  8. 【請求項8】 撮像手段で撮像される画面内の焦点検出
    領域の高域成分を焦点信号として抽出する抽出手段と、 該抽出される焦点信号に基づき、フォーカスレンズを駆
    動して前記撮像手段で撮像される画像の焦点を調節する
    駆動手段とを備えた自動焦点調節装置において、 前記撮像手段で撮像される被写体画像をライン毎に周波
    数成分に変換する変換手段と、 該変換された各周波数成分の時間変動の大きさが所定値
    以上であるか否かを判別する判別手段と、 該判別結果に基づき、前記抽出手段および前記駆動手段
    の特性を変更する可変手段とを備えたことを特徴とする
    自動焦点調節装置。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は、 1次元画像を一時的に記憶するラインメモリ手段と、 該ラインメモリ手段に記憶された1次元画像を周波数成
    分に直交変換する直交変換手段とを備えたことを特徴と
    する請求項8記載の自動焦点調節装置。
  10. 【請求項10】 前記直交変換手段は、ディスクリート
    コサイン変換を行うことを特徴とする請求項9記載の自
    動焦点調節装置。
  11. 【請求項11】 前記可変手段は、前記抽出手段の周波
    数特性を変更することを特徴とする請求項8記載の自動
    焦点調節装置。
  12. 【請求項12】 前記可変手段は、前記駆動手段の駆動
    速度を変更することを特徴とする請求項8記載の自動焦
    点調節装置。
  13. 【請求項13】 前記抽出手段で抽出される焦点信号を
    平均化する平均化手段を備え、 前記可変手段は前記平均化手段の特性を変更することを
    特徴とする請求項8記載の自動焦点調節装置。
  14. 【請求項14】 撮像装置で撮像される画面内の焦点検
    出領域の高域成分を焦点信号として抽出する抽出ステッ
    プと、 該抽出される焦点信号に基づき、フォーカスレンズを駆
    動して前記撮像装置で撮像される画像の焦点を調節する
    駆動ステップとを備えた自動焦点調節方法において、 前記撮像装置で撮像される被写体の2次元画像を周波数
    成分に変換する2次元変換ステップと、 該変換された各周波数成分の時間変動の大きさが所定値
    以上であるか否かを判別する判別ステップと、 該判別結果に基づき、前記抽出ステップの抽出特性およ
    び前記駆動ステップの駆動特性を変更する可変ステップ
    とを備えたことを特徴とする自動焦点調節方法。
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