JPH1039114A - 光学部材 - Google Patents

光学部材

Info

Publication number
JPH1039114A
JPH1039114A JP8196614A JP19661496A JPH1039114A JP H1039114 A JPH1039114 A JP H1039114A JP 8196614 A JP8196614 A JP 8196614A JP 19661496 A JP19661496 A JP 19661496A JP H1039114 A JPH1039114 A JP H1039114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical member
effective area
mold
shaped surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8196614A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ono
理 小野
Etsuko Shibata
悦子 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP8196614A priority Critical patent/JPH1039114A/ja
Priority to US08/900,985 priority patent/US6504657B1/en
Publication of JPH1039114A publication Critical patent/JPH1039114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/125Details of the optical system between the polygonal mirror and the image plane
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部材で、レンズ又はミラーのトーリック
機能面の基準軸をレンズ又はミラーの機能面以外の部分
の成形による変形に左右されることなく認識し、調整や
位置決めができるようにすることを目的とする。 【解決手段】 トーリック機能面B2を有する光学部材
Bで、機能面B1、B2のうち、少なくとも1面B2の
有効域外B2bに光学部材Bの成形に用いた金型の形状
によって作られた刻印13〜18を設けることにより、
レンズ又はミラーの機能面B2の基準軸を確実に認識で
きるようにして、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型を用いて成形
される主として樹脂製の光学部材に関するものであり、
レーザビームプリンタやデジタル複写機の書き込み光学
系として使用するレーザ走査光学系に用いられる光学部
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走査光学系に用いる光学部材は、トーリ
ックな自由曲面とされる機能面形状の複雑さから、金型
で成形された樹脂製のレンズとされることが多い。この
ような樹脂製の光学部材の分野では、従来、例えば特開
平6−75181号公報に示されるように、成形時の情
報を明示する突起をプラスチックレンズ自体に設ける技
術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のプラスチックレンズに設けた突起は、どのレンズが
どの成形機により成形されたか管理するためのロット情
報を読み取るためのコード記号で、位置的情報をもつも
のでなく、レンズの機能面と連続しない別の面に施され
ている。このため、以下の点で問題がある。
【0004】レンズに設けられた突起の情報によって
も、成形機で型成形されたレンズ面の形状誤差、基準軸
の誤差は見れないし、これをレンズ形状面と関連した位
置基準を持たないレンズそのものからは検出しにくい。
【0005】従って、 ・突起はロットの管理をするだけの位置情報であり、同
じ成形機で成形した同一ロット内のレンズ間でのバラツ
キ測定には寄与していない。
【0006】・突起に基づいた調整も、ロット(成形
機)間の差は補正できても同一ロット内のレンズ間での
バラツキは補正できない。
【0007】・突起はレンズ面の精度向上、基準位置と
の相対位置の精度向上に寄与していない。
【0008】仮に、前記のような誤差を検知するため
の位置情報を、先行技術の突起のようにレンズ面と連続
していない別の面(例.リブ、上面、底面、側面)に設
けても、突起を設けた面はレンズの機能面と収縮率が異
なるため、情報位置に成形誤差の影響を受けやすく、こ
のような情報に基づいて必要な形状や位置を検出しても
検出誤差が出る。
【0009】このような事情から、トーリック機能面が
特に自由曲面のような軸非対称な形をしたレンズ形状、
またはこのようなレンズ形状面を成形する金型におい
て、以下のような点がさらに望まれる。
【0010】・レンズの機能面を成形する金型であるコ
アの加工において、設計的には金型は左右対称でも成形
されたレンズの機能面は型面に加工上沿い切れなかった
り、収縮時の変形によって非対称になる可能性があるの
で、レンズ評価時にコアが使用された左右の向きを明確
にしたい。
【0011】・レンズ判定時に、レンズの機能面と連続
しない外周にある位置基準を正としてレンズの機能面を
測定するのではなく、レンズ自身の形状を正確に測定し
たい。外周の位置基準とレンズの光軸が通る中心軸の距
離を正確につかみたい。
【0012】・ハウジングへの光学部材の組込み調整時
に、レンズ面に対して光路が長手、短手方向の設計上の
位置にあるかどうかを確認したい(調整したい)。
【0013】・レンズの入射側、射出側各機能面の成形
型であるコアの組み込み時の偏心を取り除きたい。
【0014】そこで本発明の目的は、このような要求に
応え得る光学部材を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の光学部材は、トーリック機能面を
有する光学部材において、機能面のうち、少なくとも1
面の有効域外に光学部材の成形に用いた金型の形状によ
って作られた刻印を有することを特徴とするものであ
る。
【0016】このような構成では、刻印が、トーリック
機能面を有する光学部材の少なくとも1つの機能面の有
効域外、従って、同じ収縮率を示す同一機能面の一部分
に位置して、機能面と同じ金型によって同時に成形され
ているので、対応する機能面との位置関係が、成形時の
光学部材の各部での収縮率の違いや、金型の型組み時の
金型間の位置ずれの影響なくほぼ一義的に定まって誤差
がほとんどない。このため、前記刻印は光学部材の刻印
に対応する機能面の面形状に対する、金型の型面の刻印
用形状部を基準にした型面との比較を含む各種測定、お
よび光学部材のハウジングへの組込み時の光路位置の確
認、調整等を行うための、正確な位置基準となり、前記
測定や組み込み状態の判定、およびこれらに基づく光学
部材成形条件や組み込み状態の調整が容易かつ正確に達
成されるようにする。しかも、刻印は機能面の一部であ
りながら有効域外に位置しているので、対応する機能面
の光学的機能を損なうことはない。
【0017】請求項2の発明の光学部材は、走査光学系
に用いられるトーリック面を有する光学部材において、
光学部材の機能面のうち、少なくとも1面の有効域外に
光学部材の成形に用いた金型の形状によって作られた刻
印を有することを特徴とするものであり、この場合の光
学部材のトーリック機能面は、走査方向にfθ特性を持
った自由曲面をなして長く、走査方向と直角な方向には
収束特性を持った曲面をなして短い、スリット型の有効
域を有した三次元形状のものとなり、有効域の面形状お
よび組み込み位置の精度が特に重要であるが、この面形
状に対応して設けた前記特徴ある刻印を測定基準とし
て、走査光学系に用いる光学部材のトーリック機能面の
複雑な三次元形状およびその組み込み位置をも前記同様
に容易かつ正確に判定し、また調整することができる。
【0018】請求項3の発明の光学部材は、請求項2の
発明の光学部材において、さらに、上記刻印は、前記1
面の母線の基準位置を示す第1の刻印と、この母線と直
交する線の基準位置を示す第2の刻印とを有するので、
請求項2の発明に加え、さらに、走査光学系に用いられ
る光学部材のトーリック機能面の機能上特に重要となる
走査方向の母線は、第1の刻印の位置から直接的に容易
かつ正確に得られるし、同様に重要な光軸が通る面頂点
の位置も、第2の刻印から直接的に容易かつ正確に得た
線と、前記母線との直交位置から容易にかつ正確に得ら
れるので、走査光学系に用いられるトーリック機能面の
複雑な三次元形状およびその組み込み位置の判定および
調整がさらに容易にかつ正確に行える。
【0019】請求項4の発明の光学部材は、請求項3の
発明において、さらに、上記第1、第2の各刻印が、前
記1面の有効域外の有効域を跨がる両側に一対ずつ設け
られている。
【0020】このような構成では、第1、第2の各刻印
のいずれも、有効域外の有効域を跨がる両側に一対ずつ
設けられた対応する刻印どうしを適宜結ぶことによっ
て、第1の刻印による母線と、第2の刻印による前記母
線に直交する線とを、機能面に影響なく機能面上に直接
正確に設定して、各種判定および位置決めに供すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しなが
ら、本発明の幾つかの実施の形態について具体的に説明
する。
【0022】(実施の形態1)本実施の形態1は図1〜
図4に示してあり、図3に示すようなレーザビームプリ
ンタの走査光学系Aに適用されるトーリック機能面を有
してfθ特性を発揮する光学部材Bの場合を示してい
る。本実施の形態1では複数の光学部材Bを配してい
る。しかし、これの組み合わせ数は自由に設定でき、場
合によっては1つでもよいし、トーリック機能面を有し
ない他の光学部材と組み合わせ使用される構成とするこ
ともできる。
【0023】図3に示すレーザビームプリンタは、ハウ
ジングH内でレーザ光源1から発せられる画像信号によ
って変調されたレーザ光束2をポリゴンミラー3によっ
て図3に示す所定の範囲αで偏向し、この偏向されるレ
ーザ光束2をミラー4を介してハウジングH外にある記
録媒体としての感光体5に向けて、この感光体5上を図
3の矢印aで示す主走査方向に走査する。このとき光学
部材Bは、前記偏向されるレーザ光束2を感光体5上の
各走査位置に順次に結像させていくレンズ特性を発揮
し、前記したfθ特性によって前記偏向されたレーザ光
束2は感光体5上を等速で走査される。
【0024】感光体5は主走査方向と直角な向きとなる
副走査方向に移動されながら、前記主走査を繰り返し受
けることによって画像露光され、前記画像信号に対応す
る静電潜像を形成する。感光体5上の静電潜像はトナー
現像され、現像後のトナー像は搬送されてくる図示しな
い記録紙上に転写される。転写後の記録紙につき定着処
理を行い画像形成が終了する。
【0025】光学部材Bは樹脂製であり、図1に示すよ
うに、レーザ光束2の入射側の機能面としてのレンズ形
状面B1と射出側のトーリック機能面としてのレンズ形
状面B2とを有している。レンズ形状面B1、B2のい
ずれもその全体が図4の(a)に示すような平面視形状
を持った金型C1、C2の型面C1a、C2aによって
成形される。このような成形を行うに図4の(b)に示
すような組み合わせ金型Cは、前記金型C1、C2と、
これらをコアとして左右から挿入できるようにした上下
に開閉する金型C3、C4を有し、金型C1〜C4が形
成するキャビティC5内に溶融した樹脂材料を流し込ん
で、図1に示すような光学部材Bをインジェクション成
形する。もっとも、光学部材Bを形成する金型としては
このような構成に限定されることはない。また光学部材
Bも合成樹脂製に限られるものではなく、これに代わり
得る他のどのような材料を用いたものにも本発明は適用
できる。
【0026】レンズ形状面B1、B2のレーザ光束2が
通過する有効域B1aおよびB2aは、図1の(a)、
(b)に斜線を施して示した部分のスリット状の範囲に
あり、これから外れた周辺の部分は有効域外B1b、B
2bとなる。本実施の形態1では、トーリック機能面と
しての自由湾曲面となる射出側のレンズ形状面B2であ
るが、これの特に有効域外B2bに、光学部材Bのレン
ズ形状面B2を成形した前記金型C2の型面C2aの形
状、具体的には図2に示すような繊細なケガキ線13
a、14a、15a、16a、18aにより形成した、
図1の(a)、(b)に示すような線状の刻印13、1
4、15、16、17、18が設けられている。もっと
も、刻印13〜18は必ずしもケガキ線により形成され
るものでなくてもよい。
【0027】刻印13、14、15は光学部材Bの主走
査方向と一致する長手方向の位置基準となる刻印であ
り、刻印14は有効域B2aの走査方向中央位置にあっ
て、有効域B2aを挟む上下の刻印14どうしを結んだ
線L1が、光学部材Bの走査方向断面でのレンズ形状面
B2の面頂点の軌跡となり、刻印16、17は有効域B
2aの副走査方向中央位置にあって、有効域B2aを挟
む左右の刻印16、17を結んだ線L2が、光学部材B
の副走査方向断面でのレンズ形状面B2の面頂点の軌跡
となる。そしてこの線L2がレンズ形状面B2の母線で
あり、線L1は母線L2に直交する走査方向中央位置を
示す基準線となる。これら基準線L1と母線L2との交
点がレンズ形状面B2の面頂点Pであり光軸が通る位置
となる。
【0028】このように、刻印13〜17は利用上、あ
るいは位置表現上、特定の向きとなる繊細な線状に設け
られていると、必要位置をより狂いなく設定するのに好
都合である。本実施の形態1のように、上下の刻印1
4、14、および左右の刻印16、17のように、レン
ズ形状面B2の有効域外B2bの有効域B2aを跨がる
両側に一対ずつ設けられていると、有効域外B2bの有
効域B2aを跨がる両側に一対ずつ設けられた対応する
刻印14、14どうし、および刻印16、17どうしを
適宜結ぶことによって、母線L2と、基準線L1とを、
トーリック機能面のうちの有効域B2aに影響なく機能
面上に直接正確に設定して、各種判定および位置決めに
供することができる。
【0029】なお、上下の刻印14、14の一方、およ
び左右の刻印16、17の一方はそれぞれ省略されて
も、残った側の刻印を通る所定の向きの線を引いて、基
準線L1や母線L2を得てもよい。
【0030】刻印18はレンズ形状面2を成形した金型
C2の左右の使用向きを確認するための刻印であり、こ
れの利用上、あるいは位置表現上、他の刻印13〜17
のような方向性は不要であるので、特に線状に設ける必
要はない。
【0031】レンズ形状面B2を測定する場合、外周の
レンズ位置決め部19、20を基準とせず、前述のレン
ズ形状面B2の有効域外B2bに設けられた刻印13〜
17により求められた基準線L1、母線L2を基準とし
た測定をすることにより図2に示す金型C2のコア形
状、つまり、型面C2aとの比較が正確にでき、金型C
2の型面C2aの面形状修正等を適正に行うことができ
る。
【0032】また、光学部材BのハウジングHへの組込
み調整においても光束走査高さが刻印16、17上を通
過するように位置調整することにより、光学部材Bのレ
ンズ位置ズレの性能劣化を抑えることができる。この場
合の位置調整は、光学部材Bに働かせた図示しない位置
決めねじを手動操作するなどして、あるいはレンズを保
持する図示しない位置調節できるホルダーを手動で位置
調節するなどして行うことができる。これらには既に知
られる各種の位置調節機構を採用することができる。
【0033】ところで、走査光学系に用いる光学部材B
の自由曲面であるトーリック機能面を有するレンズで求
められる性能は、前記したfθ特性(歪曲収差)、面倒
れ補正特性等レーザ光束2の走査面上の位置に関する補
正能と、像面湾曲、倍率、ビーム強度等のビームスポッ
ト径に関する特性である。
【0034】これらの、特性に関するパラメータとし
て、レンズにおいては、面形状、芯厚、屈折率があげら
れるが、本実施の形態1では、特にレンズ形状面および
これの位置の誤差を問題にして述べる。
【0035】光学部材Bの成形加工において、型面C2
aに形状誤差がなくても、これによって形成されるレン
ズ形状面B2が、型面C2aと全く同じ形状にならない
ことがある。
【0036】極端な例では、型面C2aが、前記基準線
L1、母線L2を中心とした軸対称自由曲面であって
も、成形した光学部材Bのレンズ形状面2aは、非対称
な面になってしまうことがある。これは、溶融樹脂のゲ
ート位置、流し込み量(速度)、金型C2の抜き方向、
金型C2の位置、出入り、樹脂の冷却状態(温度分布、
冷却時間、冷却速度)等が複雑にからんだ結果である。
【0037】本実施の形態1でのトーリック機能面であ
るレンズ形状面B2の自由曲面は、主走査方向画角が大
になるに従って副走査方向の曲率半径が大きくなるよう
に変化する面である。このようなレンズ形状面B2の基
準になるものは、光軸(面頂点P)であり(偏心レンズ
は別)、副走査方向断面での面頂点の軌跡となる母線L
2であり、主走査方向のレンズ断面での面頂点の軌跡と
なる基準線L1である。
【0038】そこで、光軸位置と、各刻印13〜17間
の3次元方向の距離と、前述の基準線L1、母線L2の
形状について、光学部材Bのレンズ形状面B2のもの
と、金型C2の型面C2aのものとを比較して、その誤
差量を検出測定し型面C2aの面形状、面の位置(3次
元方向、3軸回りの回転方向)、他の成形条件をコント
ロールすることで、金型C2で成形する光学部材Bのレ
ンズ形状面2aを理想面形状に近づけていくことができ
る。
【0039】そして、この理想面形状にレンズ形状面B
2が近づくと、母線L2上にある刻印16、17を利用
して、この刻印16、17をビームが通るようにプリン
タのハウジングHに光学部材Bを組みつけ、面頂点Pが
走査光学系Aの図3に示す光軸30と一致するようにす
ればよい。
【0040】特に、本実施の形態1では、レンズ形状面
B2と同一面の範囲である有効域外B2bに刻印13〜
18を設けてあるため、他の面に設ける場合よりも、溶
融樹脂の流しこみ状態、冷却状態、レンズ形状面B2の
有効域B2aおよび有効域外B2bを成形する金型、の
それぞれが同一であるため、レンズ形状面B2の有効域
B2aにより近く、レンズ形状面B2の有効域B2aの
成形条件により近くなる位置に刻印13〜18を成形す
ることになり、レンズ形状面B2の有効域B2aとの成
形ずれがほとんどなく、レンズ形状面2aの基準線L
1、母線L2、面頂点P等の重要な各種基準位置を正確
に検出し、またこれを基に対応する型面C2aとの間
の、基準位置や形状の違いをズレなく正確に検知し、調
整することができる。また、これら位置基準をもとに光
学部材BのハウジングHへの組み込みの位置の判定や調
整も容易にかつ正確に行える。
【0041】そして、本実施の形態1の光学部材Bのレ
ンズ形状面B2が基準線L1や母線L2を中心とした軸
非対称な面であって、型面C2aとの比較の際に金型C
2が光学部材Bの長手方向左右のどちら向きに用いられ
たかは、前記刻印18とこれを形成した金型C2のケガ
キ線18aとの位置の比較によって簡単に判別できるの
で、成形されたレンズ形状面B2とこれを成形した型面
C2aとの形状比較等を誤ることはない。
【0042】(実施の形態2)本実施の形態2は図5の
(a)に示すように、実施の形態1の線状の刻印18に
代えて、点状の刻印28を光学部材Bのレンズ形状面B
2に設けてある。他の構成は実施の形態1の場合と同様
であるので、同一部材および部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。点状の刻印28は例え
ば、レンズ形状面B2を形成する図5の(b)に示すよ
うな金型C2の型面C2aにポンチ等によって形成した
点状の圧痕28aによって、レンズ形状面B2の成形と
同時に形成される。
【0043】なお、上記の各本実施の形態1、2はいず
れも、光学部材Bのレンズ形状面B2を成形するとき
の、精度向上を図ったものであるが、これを光学部材B
のトーリック機能面を有するミラー面に適用しても同様
の作用効果を発揮することができ、これも本発明の範疇
に属する。
【0044】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は金型形状に
よって作られた刻印をレンズ又はミラー面の有効域外に
設けるという簡単な構造でありながら、レンズ面以外の
部分の成形による変形やばらつきに左右されずに面の基
準軸を正確に認識できることによって金型の転写性の測
定、組み込み時の調整、確認等が正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1としての光学部材を示す
斜視図。
【図2】図1の光学部材のレンズ形状面を成形する金型
の斜視図。
【図3】図1の光学部材を用いた走査光学系ユニットの
斜視図。
【図4】図1の光学部材の入射側および射出側の各機能
面を成形する金型であるコア部分の平面図と、これらコ
アを有して光学部材の全体を成形する組み合わせ金型を
示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2としての光学部材の正面
図、および機能面を成形する金型一部の斜視図である。
【符号の説明】
A 走査光学系 B 光学部材 B1、B2 機能面 B2a 有効域 B2b 有効域外 C、C1〜C4 金型 C2a 型面 L1 基準線 L2 母線 P 面頂点 13〜18、28 刻印 13a〜18a ケガキ線 28a 圧痕

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーリック機能面を有する光学部材にお
    いて、機能面のうち、少なくとも1面の有効域外に光学
    部材の成形に用いた金型の形状によって作られた刻印を
    有することを特徴とする光学部材。
  2. 【請求項2】 走査光学系に用いられるトーリック機能
    面を有する光学部材において、光学部材の機能面のう
    ち、少なくとも1面の有効域外に光学部材の成形に用い
    た金型の形状によって作られた刻印を有することを特徴
    とする光学部材。
  3. 【請求項3】 上記刻印は、前記1面の母線の基準位置
    を示す第1の刻印と、この母線と直交する線の基準位置
    を示す第2の刻印とを有する請求項2に記載の光学部
    材。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2の各刻印は、前記1面の
    有効域外の有効域を跨がる両側に一対ずつ設けられてい
    る請求項3に記載の光学部材。
JP8196614A 1996-07-25 1996-07-25 光学部材 Pending JPH1039114A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196614A JPH1039114A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 光学部材
US08/900,985 US6504657B1 (en) 1996-07-25 1997-07-25 Optical member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196614A JPH1039114A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 光学部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1039114A true JPH1039114A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16360693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8196614A Pending JPH1039114A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 光学部材

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6504657B1 (ja)
JP (1) JPH1039114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1124143A2 (en) * 2000-02-10 2001-08-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lens, manufacturing method thereof, and optical device using the same lens
JP2007133179A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Ricoh Co Ltd プラスチック光学素子、入れ子、金型、光走査装置及びこの光走査装置を搭載した画像形成装置
JP2022113082A (ja) * 2021-01-22 2022-08-03 揚明光學股▲ふん▼有限公司 自由曲面を有する金型コアの製造方法及び金型コアを使用してレンズを製造する方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150145107A (ko) * 2014-06-18 2015-12-29 삼성전자주식회사 렌즈, 이의 편심 측정방법, 광주사장치, 및 전자사진방식의 화상형성장치

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1416947A (en) * 1920-01-03 1922-05-23 American Optical Corp Lens-forming process
JPH0675181A (ja) 1992-08-27 1994-03-18 Canon Inc 走査光学装置および該走査光学装置に用いられる光学部材
JP3664522B2 (ja) * 1995-07-18 2005-06-29 松下電器産業株式会社 光学素子成形型、光学素子成形方法及び光学素子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1124143A2 (en) * 2000-02-10 2001-08-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lens, manufacturing method thereof, and optical device using the same lens
EP1124143A3 (en) * 2000-02-10 2005-04-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lens, manufacturing method thereof, and optical device using the same lens
US7014316B2 (en) 2000-02-10 2006-03-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical lens with marking and manufacturing method thereof
JP2007133179A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Ricoh Co Ltd プラスチック光学素子、入れ子、金型、光走査装置及びこの光走査装置を搭載した画像形成装置
JP4751184B2 (ja) * 2005-11-10 2011-08-17 株式会社リコー プラスチック光学素子、光走査装置及びこの光走査装置を搭載した画像形成装置
JP2022113082A (ja) * 2021-01-22 2022-08-03 揚明光學股▲ふん▼有限公司 自由曲面を有する金型コアの製造方法及び金型コアを使用してレンズを製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6504657B1 (en) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940005967B1 (ko) fθ렌즈 및 이 렌즈를 사용한 영상형성장치
US5699190A (en) Lenticular media having spatially encoded portions
CN102289070B (zh) 制造成像光学元件的方法和光扫描设备
CN109975976B (zh) 光学扫描单元及电子照相成像装置
JPS63307730A (ja) 走査投射アライナ用焦点面測定方法
JPH1039114A (ja) 光学部材
JP3492175B2 (ja) 光学素子、該光学素子の成形型、該光学素子の成形方法及び該光学素子を有する光学装置
NL1010886C2 (nl) Stelsel voor stereofotografie.
JP3221813B2 (ja) プラスチックレンズ
JPH0554688B2 (ja)
JPH11231235A (ja) 光走査装置
JP3226753B2 (ja) レンズ及びその成形型
JP2006038589A (ja) 光学素子、その偏心量測定方法及びその製造方法
JP3930311B2 (ja) 成型用型の製造方法、fθレンズの製造方法、成型用型、fθレンズ、光学機器、画像形成装置
US6198581B1 (en) Finder prism
JP3197972B2 (ja) 成形品構造
JPS6250111A (ja) レ−ザ走査装置
JP2542877Y2 (ja) 成形型および成形型により成形された光学素子
JP2006337679A (ja) 光走査装置、および画像形成装置
JP5503139B2 (ja) 光学素子の製造方法
JPH0675181A (ja) 走査光学装置および該走査光学装置に用いられる光学部材
JPH09226170A (ja) Ledプリンターヘッド及びその製造方法
EP3561555A2 (en) Manufacturing method of polygonal mirror, polygonal mirror, deflector, optical scanning apparatus and image forming apparatus
JPH04215611A (ja) 光走査装置
JPH1062127A (ja) 画像測定方法及び画像測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309