JPH1038877A - 連続通水分析装置 - Google Patents

連続通水分析装置

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JPH1038877A
JPH1038877A JP8218997A JP21899796A JPH1038877A JP H1038877 A JPH1038877 A JP H1038877A JP 8218997 A JP8218997 A JP 8218997A JP 21899796 A JP21899796 A JP 21899796A JP H1038877 A JPH1038877 A JP H1038877A
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JP
Japan
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line
sample water
control valve
analysis
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8218997A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kurashina
雅彦 倉品
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発電プラント等のボイラー等に付設されている
分析装置の通水ラインに発生しエアロックの要因となる
エアを自動的に排除できるようにする。 【構成】試料水が連続に流通する分析ラインに制御弁を
設け、該制御弁を起動信号の印加により全開し、試料水
を大量に通水して、通水ライン中のエアを排除し、所定
時間経過後、あらかじめ設定した開度に自動的に調節す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は連続通水分析装置
に関し、特に発電プラントのボイラー循環水やIC製造
ラインの純水等を採取した後、分析する連続通水分析装
置に関する
【0002】
【従来の技術】従来、発電プラント等のボイラー装置に
おいては、高純水が装置内を循環すると共に消失した相
当分の純水を補給するように管理している。この循環回
路には加熱工程、高圧蒸気化工程、タービン回転工程、
冷却工程、イオン物質除去工程、脱気工程等の工程があ
る。ここで循環して戻ってくる純水即ち復水と、上記の
補給する純水の各々の水質を管理することはボイラーを
良好に運転する上できわめて重要である。そのためにボ
イラーのプロセス母管から循環水を採取し、分析ライン
へ供給して試料水(純水)を連続に分析する装置がボイ
ラー装置に付設されている。
【0003】なお、循環水は母管に設けた支管から取り
出され、所定の温度、圧力以下に調整され後各分析装置
へ供給されるようになっている。上記分析ラインでの分
析項目はPH、導電率、溶存酸素濃度、ヒドラジン濃
度、溶存水素濃度、全鉄濃度、塩素イオン濃度、ナトリ
ウムイオン濃度等である。従って分析装置としては分析
項目毎に、多種類のものが使用されている。
【0004】なお、循環水の採取及び分析ラインへ供給
するための弁操作等は自動または手動で行なわれてお
り、プラント起動時の弁開閉も最近はほとんど自動で行
っているところで分析ラインには、例えばφ6.35,
φ9.53のステンレスチューブ、またはナイロンチュ
ーブ等が使用されているが、このような細管ではエアロ
ックや鉄の懸濁物の付着などが発生し易く、起動時に水
が流れないことがある。従って分析ラインを2〜3系統
に分岐したケースでは、1系統には試料水が流れ、隣の
系統には流れないか、または流量不足となることがあ
り、適正な水質測定ができないことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みて発案したもので、分析ラインの配管における
エアロックや懸濁物の付着等を自動的に排除して起動時
および稼働中における試料水が適正に流れるようにした
連続通水分析装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料水が連続
に流通する分析ラインに制御弁を設け、該制御弁を、起
動信号の送信により全開し、所定時間経過後、あらかじ
め設定した開度に自動的に調整するように構成する。こ
れにより起動時から所定時間分析ラインに大流量の試料
水が流通するため分析ライン内にエアが発生し滞留して
いたとしてもこのエアは試料水に押し流され排除され
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の例を
示し、1はプラント母管を示し、該母管1から試料液
(循環水)を採取するための支管2が分岐している。3
は配管で元弁4を介して支管2に接続されている。該配
管3には第1手動弁5、自動弁6、冷却装置7、自動減
圧装置8、第2手動弁9が順次配備されている。自動減
圧装置8と第2手動弁9との間の配管3aはコンスタン
トヘッドベッセル10に接続されている配管11が接続
されている。なお、12はコンスタントヘッドベッセル
10のオーバーフロードレン管である。
【0008】配管3の先端部3bは各分析装置数に対応
する数に分岐した分岐管12を設け、その各枝管12
a、12b...に各分析ラインを各々に接続する。本
例では、枝管12aに導電率測定ライン13を、枝管1
2bにpH測定ライン14を、枝管12cに溶存酸素分
析ライン15を各々接続する。
【0009】各分析ライン13、14、15には各々に
同様の機器類を直列状態に順次接続する。即ち、分岐管
12から下流方向に向って、分析ライン入口弁16A、
16B...、流量計17A、17B、制御弁(パルス
モータ弁)18A、18B...、および分析装置とし
ての導電計19A、pH計19B、溶存酸素分析装置1
9Cを各々接続する。なお、20A,20B...はド
レンである。
【0010】制御弁21は本体22と本体22の弁作動
軸22aを駆動するギア23と該ギア23を駆動するパ
ルスモータ24から構成されている。各パルスモータ2
4A,24B...はコントローラボックス25内の専
用コントローラ26A,26B...に接続し、該専用
コントローラ26A,26Bの操作によって遠隔操作で
きるように構成する。
【0011】なお、制御弁21は開・閉動作を遠隔で操
作でき、中間開度は手動にてあらかじめ設定できるもの
であればよく、必ずしもPIDなどの制御機構を付属さ
せる必要はなく、簡易型のもので十分である。コントロ
ーラボックス25内にはプラント起動信号を発信する発
信部(図示しない)を装備する。
【0012】次に上記の作用について述べる。本装置が
作動状態(分析中)にある時は、プラント母管1を流通
する高温、高圧の循環水の一部が支管2から試料水とし
て採取され、元弁4、配管3等を流通して、冷却装置7
へ流入し、所定の温度以下に冷却される。続いて自動減
圧装置8に流入して所定の圧力まで減圧される。
【0013】自動減圧装置8の下流側はコンスタントヘ
ッドベッセル10により、安定した適正な圧力に制御さ
れる。コンスタントヘッドベッセル10のオーバーフロ
ードレン管12からは常時試料水の一部がオーバーフロ
ーして流出する。以上により調整された試料水は分岐管
12において分流され各分析ラインへ各々流通する。以
下の説明では主として導電率測定ライン13を代表させ
て分祈ラインを説明する。
【0014】分岐管12で分流した試料水は枝管12a
から流量計17A、制御弁18A、導率計19Aを流通
してドレン20Aから放出される。流量計17Aでは導
電率測定ライン13を流通する流量が測定される。その
流量が所定の許容範囲内にないときは分析ライン入口弁
16Aを調整して適正な流量に調整する。導電率計19
Aでは流通する試料水の導電率が連続に測定される。制
御弁18Aは本願発明の要部であり、次のように作動す
る。まず資料採取装置及び分析装置が起動すると同時
に、専用コントローラ26Aからパルスモータ24へ起
動信号を印加する。これによりパルスモータ24は作動
して弁本体22が全開する。
【0015】弁本体22の全開により導電率測定ライン
13の試料水の流量が最大となる。この結果、ライン中
に滞留している気泡は試料水の流れと共に押出され、外
部へ排除され、ライン中のエアロックは解消される。制
御弁18Aは、起動時から一定時間は全開状態を維持
し、その後あらかじめ設定しておいた開度に調整され
る。ラインの作動中(分析中)は、断続的に制御弁18
Aへ全開の信号を印加して制御弁18Aを一定時間全開
するようにする。この時間的間隔はライン中の気泡の発
生頻度が高い場合は短く、低い場合は長く設定する。
【0016】簡易制御弁18Aの上記の各作動はタイマ
ー等で設定され、自動的に行なわれるようになってい
る。他の分析ライン制御弁についても制御弁18Aと全
く同じように作動する。
【0017】第3図は他の実施形態の部分図を示し、前
記の気泡排除がより確実に行なわれるようにしたもので
ある。即ち振動管30は耐圧ゴムチューブ等からなり、
外側面に振動子31が取付けてある。この振動子31の
リード線32に通電することにより、振動子31は振動
管30を振動させる。この振動により、震度管30内の
試料水も振動し、ライン全体の試料水へ振動が伝達す
る。これによりライン中の気泡は配管等の内面から分離
され易い状態となる。よって制御弁18Aの全開時に振
動管30を振動させればライン中の気泡はより確実にか
つ効果的に外部へ排除できる。
【0018】
【実施例】 装置条件 試料採取ライン配管3内径 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.53m/m 自動減圧装置8吐出側圧力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0〜0.3kg/cm 温度 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25℃ コンスタントヘッドベッセル10液面高 ‥‥‥‥‥‥2〜3m (ドレン20Aとの)
【0019】エアロック発生実験 上記の実施条件の装置において分析ライン13の流量を
停止させ約10時間放置させた。この結果、ラインの全
体にエアが発生した。この状態で装置を起動させた。た
だし通常の起動ではない。すなわち制御弁18Aを全開
(起動時)することなく標準設定流量の開度で通水を試
みた。しかしエアロックが発生し流量計17Aの指示は
0を示し、分析ライン13への通水はできなかった。
【0020】エアロック解消実験 上記で発生したエアロックを解消すべく制御弁18A
を全開した。この結果、流量計17Aの指示は1〜2l
/minとなり、10秒後制御弁18Aは自動的に設定
開度に調整され、流量は300l/minの標準値とな
りエアロックが解消されたことが確認できた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は分析ライ
ンの起動時あるいは分析中に一時的に開度を自動的に全
開させて流量を増大をして分析ライン中に発生して滞留
するエアを排除する制御弁を設けたので、繁雑な手作業
をすることなくエアロックを解除し常時分析ラインに適
正流量の試料水を通水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続通水分析装置およびその周辺の概
要を示すブロック図。
【図2】制御弁の説明図
【図3】振動管を分析ラインへ取付けた状態を示す説明
【符号の説明】
13,14,15 分析ライン 17A,17B,17C 制御弁 26A,26B,26C 専用コントローラ 30 振動管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料水が連続に流通する分析ラインに制
    御弁を設け、該制御弁を起動信号の印加により全開し、
    所定時間経過後、あらかじめ設定した開度に自動的に調
    整するようにしたことを特徴とする連続通水分析装置。
  2. 【請求項2】 上記分析ラインに、上記制御弁と並列に
    振動管を設け、該振動管の振動により、分析ラインに流
    通または滞留する試料水が振動するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の連続通水分析装
    置。
  3. 【請求項3】 上記起動信号は分析ラインの起動時また
    は分析ラインの稼働中に間欠的に印加するようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第2項記載の
    連続通水分析装置。
JP8218997A 1996-07-18 1996-07-18 連続通水分析装置 Pending JPH1038877A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086041A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Shimadzu Corp 水質分析計
JP2012047633A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Toshiba Plant Systems & Services Corp オンライン型サンプル分析装置の前処理装置及びオンライン型サンプル分析装置の前処理装置の制御方法
WO2016146970A1 (en) * 2015-03-17 2016-09-22 Keith Perkins Wastewater analyser assembly
CN115575459A (zh) * 2022-12-08 2023-01-06 中国核动力研究设计院 小型化模块化水质在线监测系统

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