JPH1038153A - ホースの結合金具 - Google Patents

ホースの結合金具

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JPH1038153A
JPH1038153A JP8196131A JP19613196A JPH1038153A JP H1038153 A JPH1038153 A JP H1038153A JP 8196131 A JP8196131 A JP 8196131A JP 19613196 A JP19613196 A JP 19613196A JP H1038153 A JPH1038153 A JP H1038153A
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Japan
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fitting
bodies
hose
hoses
pressure
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JP8196131A
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Inventor
Akira Horimoto
章 堀本
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Sakura Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sakura Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/24Couplings of the quick-acting type in which the connection is made by inserting one member axially into the other and rotating it to a limited extent, e.g. with bayonet action
    • F16L37/244Couplings of the quick-acting type in which the connection is made by inserting one member axially into the other and rotating it to a limited extent, e.g. with bayonet action the coupling being co-axial with the pipe
    • F16L37/252Couplings of the quick-acting type in which the connection is made by inserting one member axially into the other and rotating it to a limited extent, e.g. with bayonet action the coupling being co-axial with the pipe the male part having lugs on its periphery penetrating in the corresponding slots provided in the female part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L17/00Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure
    • F16L17/06Joints with packing adapted to sealing by fluid pressure with sealing rings arranged between the end surfaces of the pipes or flanges or arranged in recesses in the pipe ends or flanges
    • F16L17/067Plastics sealing rings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部の圧力が所定の圧力以下になった場合に内
部と外部とを連通させ、結合金具を接続したままホース
2a,2b内の水を排水可能とし、これらホースの巻き
取り、収納等を容易とする。 【解決手段】結合金具本体1a,1bの間のシールをな
すシール部材6に、内部の圧により弾性変形可能なリッ
プ部20を形成し、圧の低い状態ではこれらリップ部2
0の間に連通隙間Gを形成して内部と外部を連通させて
排水をなし、また送水の際にはその圧力によりこれらリ
ップ部20が変形して互いに密接し、上記の連通隙間G
を閉塞してシール作用をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防ホース、送水
ホース等のホースを相互に接続、またはこのホースとポ
ンプその他の機器とを接続するための結合金具に関す
る。さらに特定すれば、本発明は上記のホース等を巻き
取って収納する場合等の取り扱いの際において、この結
合金具の結合を解除することなくホース内部の水等を排
出または外部の空気を吸入させることができる結合金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、消防ホース、または送水ホー
ス等のホースは、所定の長さのホースの端部に結合金具
が設けられており、これらの結合金具を結合することに
より、これらホース相互、またはポンプ、ノズル等に接
続されるように構成されている。これらの結合金具は、
一対の結合金具本体を備え、またこれらの結合金具本体
を相互に着脱自在に結合する結合機構、およびこれらの
結合金具本体の間のシール性を維持するためのシール部
材が設けられている。
【0003】従来、たとえば消防ホースを使用した後に
これらを巻き取って収納する際には、各消防ホースの間
の結合金具を分離してから、これら消防ホースを1本ず
つ巻き取っていた。しかし、多数本の消防ホースを長い
距離にわたって接続した場合には、これら消防ホースを
1本ずつ巻き取って収納するのは多くの人員と労力を必
要とし、非能率的であった。
【0004】このような不具合を解消するため、このよ
うに長い距離にわたって接続延長された多数の消防ホー
スを自動的に巻き取って収納することが検討されてい
る。このような装置としては、たとえば自走する車両に
大型の巻き取りリールを設け、この巻き取りリールで延
長されている消防ホースを自動的に巻き取る方式が考え
られる。
【0005】しかし、このような装置を使用する場合
に、接続された多数の消防ホースの結合金具を先に分離
してしまうと、消防ホースの端部を1本ずつその都度巻
き取りリールにその装着する必要があり、作業能率が低
下する。このような問題を解消するためには、接続され
た消防ホースを分離することなく、接続されたまま巻き
取ることを可能とすることが好ましい。
【0006】しかしながら、このような場合には、これ
ら接続された消防ホースの内部の水の排出が困難とな
る。すなわち、消防ホースは巻き取りの際にはその断面
が偏平に潰されて巻き取られるので、内部に残留してい
る水を排水する必要がある。上述のように、これら消防
ホースの結合金具を先に分離する場合には、この消防ホ
ースの端部から内部の水が容易に排水される。しかし、
多数本の消防ホースを接続したまま巻き取る場合には、
内部に残留している水が容易には排水されず、巻き取り
速度が遅くなり、また巻き取りの際の抵抗が増大すると
いう不具合を生じる。特に、この消防ホースが登り傾斜
面に延長されている場合には、水頭圧により内部の水が
排水され難く、上記の不具合が一層顕著になる。
【0007】また、浚渫現場や土木、建設現場等では、
排水や給水のために、多数本の送水ホースを長い距離に
わたって接続して敷設することがある。このような送水
ホースは、径が大きく、また剛性が大きく断面が潰れな
いので、内部に水が充満している状態では重量が大き
く、取扱が困難である。このため、これら送水ホースを
接続している結合金具を分離してこれらの送水ホースを
撤去、収納する作業の前には、これらの送水ホース内の
水を排水する必要がある。
【0008】しかし、途中に大きな高低差のある場所に
これらの送水ホースが長い距離にわたって敷設されてい
るような場合には、これら接続された送水ホースの一端
部から内部の水を排水しようとしても、内部が負圧にな
って完全に排水できないことがある。このような場合に
は、これらの送水ホースの途中の結合金具を分離するこ
とも困難となり、これら送水ホースの撤去、収納作業が
きわめて困難となる不具合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、結合金具本体を結合したまま
ホース内部の排水または空気の吸入ができ、これらの消
防ホースの巻き取り、その他の取扱が容易となるととも
に、構造が簡単で信頼性が高いホースの結合金具を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、一対の結合金具本体と、これらの結合金具本体を互
いに着脱自在に係合する係合機構とを備え、これらの結
合金具本体に設けらこれら結合金具本体の前端部の間を
液密にシールするシール部材とを備えており、このシー
ル部材は弾性材料から形成され自由状態では相手側のシ
ール部材またはシール面から離間してこれらの間に上記
の結合金具本体の内部と外部とを連通する連通隙間を形
成し、また上記の結合金具本体内に作用する所定の圧力
により弾性変形して上記の相手側のシール部材またはシ
ール面に密着して上記の連通隙間を密閉するものであ
る。
【0011】したがって、ホースおよびこの結合金具本
体の内部に水圧が作用している場合には、上記のシール
部材はこの水圧によって変形して相互またはシール面と
密着し、シール作用をなす。そして、内部に水圧が作用
しなくなった場合、または水圧が所定の圧力より低くな
った場合には、上記のシール部材は弾性力により自由状
態に復帰し、これらシール部材相互、またはシール面と
の間に連通隙間が形成され、この連通隙間を通ってホー
スの内部に残留している水が排水され、また外部の空気
が吸入される。
【0012】よって、たとえばこの結合金具を接続した
まま消防ホースを巻き取る場合にも、内部の排水が容易
に行われ、結合金具を分離することなくこれらのホース
を巻き取ることができる。また、高低差のある場所に敷
設されている送水ホースの場合には、高い位置にある結
合金具の連通隙間から空気が吸入され、低い位置にある
結合金具の連通隙間から内部の水が排水され、内部の水
を簡単かつ完全に排水でき、撤去、収納作業が容易とな
る。
【0013】また、このものは、シール部材の自由状態
の形状、寸法を上記のような連通隙間を形成するような
形状、寸法に設定するだけでよく、その他の部材等を追
加する必要がなく、構造が簡単で信頼性が高く、また製
造コストも低い。
【0014】また、請求項2に記載の本発明は、一対の
結合金具本体と、これらの結合金具本体を互いに着脱自
在に係合する係合機構とを備え、これらの結合金具本体
に設けらこれら結合金具本体の前端部の間を液密にシー
ルするシール部材とを備えており、また上記の少なくと
も一方の結合金具本体には、この結合金具本体の内部と
外部とを連通する連通路が形成され、またこの連通路に
はこの結合金具本体内の圧力が所定の圧力以下の場合に
開弁するとともに所定の圧力以上では閉弁する弁機構が
設けられているものである。
【0015】したがって、上述と同様に内部の排水が容
易に行われ、これらのホースの巻き取り収納、撤去、収
納等の作業が容易となる。また、このものは、シール部
材とは別に弁機構が設けられているので、この弁機構が
開弁してこのホース内と外部との連通がなされる圧力を
任意に設定することができ、設計が容易であるとともに
信頼性も高い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1ないし図4には本発明の第1の
実施形態を示し、このものは消防ホースの結合金具に本
発明を適用したものである。この結合金具は、同一の構
造の一対の結合金具本体1a,1bから構成されてお
り、これら結合金具本体1a,1bにはそれぞれ消防ホ
ース2a,2bが接続されている。
【0017】これらの結合金具本体1a,1bは、それ
ぞれ筒本体3を備えており、これら筒本体3は略円筒形
をなし、その内周面には鋸歯状の凹凸を有するホース取
り付け部4が形成されている。そして、このホース取り
付け部4に消防ホース2a,2bの端部が挿入され、こ
れらホースの内周面からかしめリング(図示せず)によ
ってこのホースの外周面をこのホース取り付け部4に押
圧してこの消防ホースを取り付ける。
【0018】また、この筒本体3の前端部の内周面に
は、円筒状のシール面部材5が螺装され、このシール面
部材5の前端面はシール面として形成され、このシール
面にはゴムパッキン等のシール部材6が取り付けられて
いる。したがって、これらの結合金具本体1a,1bが
互いに軸方向に嵌合して結合された場合には、これらの
シール部材6が互いに衝合され、これらの筒本体3の内
部を連通するとともにシール性を維持する。なお、この
シール面部材5およびシール部材6の構成は、後に詳述
する。
【0019】そして、上記の筒本体3の前端部には、そ
れぞれ複数、たとえば6個の嵌合突部8が一体に突設さ
れている。これらの嵌合突部8は、周方向に等間隔に配
列され、上記のシール面部材5のシール面から軸方向に
突出している。また、これらの嵌合突部8の間は、嵌合
凹部7として形成されており、これらの結合金具本体1
a,1bが軸方向に衝合された場合には、一方の結合金
具本体1aの嵌合突部8が他方の結合金具本体1bの嵌
合凹部7内に嵌合し、また他方の結合金具本体1bの嵌
合突部8が一方の結合金具本体1aの嵌合凹部7内に嵌
合し、互いに相補形に嵌合する。
【0020】なお、この第1の実施形態のものでは、上
記の嵌合凹部7の幅は上記の嵌合突部8の幅よりやや広
く形成されている。したがって、これら嵌合突部8はこ
れらの嵌合凹部7内に軸方向に嵌合するとともに、周方
向にも所定の量だけ回動自在である。
【0021】そして、上記の嵌合突部8の一方の側面に
は段形鉤状の係止鉤部9がそれぞれ形成されており、こ
れらは互いに相手側の嵌合突部の係止鉤部と周方向に係
合するように構成されている。したがって、これらの嵌
合突部8が相手側の嵌合凹部7内に軸方向に嵌合した状
態で、これら結合金具本体1a,1bを互いに回動させ
てこれら嵌合突部8の一方の側面が互いに近接すると、
これらの係止鉤部9が図3に示すように互いに係合して
軸方向の係止をなし、これら結合金具本体1a,1bが
互いに結合される。
【0022】また、これらの係合突部8の他方の側面に
は、それぞれ付勢機構10が設けられている。これらの
付勢機構10は、円筒形のケース部材内に突没自在に収
容された付勢部材たとえば鋼球と、この鋼球を突出方向
に付勢するスプリングとから構成されており、これらの
付勢機構10はこれら嵌合突部8の他方の側面に埋め込
まれている。したがって、これらの嵌合突部8が図3に
示すように相手側の嵌合凹部7内に嵌合されると、上記
の鋼球が互いに当接して互いに押圧付勢し、これら嵌合
突部8の他方の側面を互いに離反するように付勢し、こ
の結果これら嵌合突部8の一方の側面は互いに近接する
ように付勢され、上述のようにこれらの一方の側面の係
止鉤部9が互いに係合するように付勢される。
【0023】このような結合金具の結合金具本体1a,
1bを結合する際には、図1に示すようにこれら結合金
具本体1a,1bを略同心状に対向させ、これらを軸方
向に衝合し、上記の嵌合突部8を相手側の嵌合凹部7内
に嵌合する。この場合、上記の嵌合突部8はいずれも同
一の形状であるとともに、6個が等間隔で配列されてい
るので、これら嵌合突部8は相手側の任意の嵌合凹部7
と嵌合することができる。
【0024】また、結合状態にある結合金具本体1a,
1bを結合解除する場合には、これら結合金具本体1
a,1bを両手で把持し、互いに反対方向にねじる。こ
れにより、これら結合金具本体1a,1bは、上記の付
勢機構10の付勢力に抗して回動し、上記の係止状態に
ある係止鉤部9の係合が解除される。そして、これとと
もにこれら結合金具本体1a,1bを互いに軸方向に引
き離せば、これらは結合解除される。
【0025】この第1の実施形態のものは、上記のよう
に一対の結合金具本体1a,1bは全く同一の形状、寸
法であるので、消防ホースの両端部およびポンプの送水
口等にこれらの結合金具本体を取り付けておけば、雌雄
の別なく任意に結合することができ、雄雌の種類を間違
えて結合不能となるような可能性は排除することができ
る。また、これらの結合金具本体1a,1bは全く同一
の構造のものを1種類だけ製造すれば良いので、製造コ
ストも低くてすむ。
【0026】次に、上述したシール面部材5、シール部
材6等の部分の構成を図3および図4を参照して説明す
る。上記のシール面部材5は、アルミニウム合金等の金
属材料で形成され、全体として環状をなしており、上記
の結合金具本体1a,1bの全端部の内周縁部に螺装さ
れている。そして、これらの結合金具本体1a,1bが
互いに係合して結合された状態では、これらのシール面
部材5の前端面は互いに同心状に対向する。なお、これ
ら結合金具本体1a,1bが係合して結合された状態に
おいて、上記のシール面部材5の先端面は互いに離間し
ており、これらの間に環状の連通路21が形成されてい
る。
【0027】また、これらのシール面部材5の前端面部
分には、シール部材取付溝23がそれぞれ形成されてお
り、これらのシール部材取付溝23内には上記のシール
部材6が装着されている。これらのシール部材6は、合
成ゴム等の弾性材料で形成されており、全体として環状
をなしている。また、このシール部材6の奥側縁部に
は、突条部22が形成され、このシール部材取付溝23
内からの抜出しを防止している。
【0028】そして、上記のシール部材6の先端縁部
は、この結合金具本体の内側に向けて略テーパ状に突出
したリップ部20がそれぞれ一体に形成されている。そ
して、上記の結合金具本体1a,1bが互いに嵌合して
結合された状態において、上記のシール部材6は自由状
態の場合には上記のリップ部20の先端は互いに離間
し、これらの間に環状の連通隙間Gが形成されている。
また、上記の結合金具本体1a,1b内が所定の圧力で
加圧されている場合には、上記のリップ部20はその圧
力で弾性変形して外側および前方側に湾曲し、図4に示
すようにこれらリップ部20の先端部が互いに当接し、
上記の連通隙間Gを閉塞するように構成されている。
【0029】なお、上記のリップ部20の形状、その弾
性力、連通隙間Gは、この結合金具の使用条件等に対応
して適宜設定され、結合金具本体1a,1b内の圧力が
所定の圧力以上、たとえば消防ホースの送水圧力の最低
水圧以上の場合には上記のリップ部20が湾曲して図4
に示すように互いに接触し、またこの圧力が所定の圧力
未満の場合には、これらのリップ部20の弾性力により
これらの先端部が離間し、これらの間に図3に示すよう
に連通隙間Gが形成されるように設計されているもので
ある。
【0030】上記のように構成された消防ホースの結合
金具は、これら結合金具本体1a,1bを結合し、複数
の消防ホースを接続延長した状態において、消防ホース
に内圧が作用していない場合には、上記のシール部材6
のリップ部20の間に連通隙間Gが形成されている。し
かし、この消防ホースに所定の圧力で送水が開始される
と、上記のシール部材6のリップ部20はその圧力で弾
性変形し、図4に示すように互いに密着し、この連通隙
間Gが閉塞される。したがって、この場合には従来と同
様に、これらのシール部材6によりこれら結合金具本体
1a,1bの間のシールがなされ、漏れを生じることな
く送水ができる。
【0031】次に、消火作業等が終了すると、この消防
ホースの送水が停止され、内圧が低下する。この場合に
は、上記のシール部材6のリップ部20が弾性力により
復帰し、これらリップ部20の間に連通隙間Gが形成さ
れる。そして、この連通隙間Gおよび前述の連通路21
を介して、この結合金具の内部と外部とが連通される。
そして、この結合金具の結合を解除しない状態で、これ
らの消防ホースを巻き取って収納する場合に、消防ホー
スの内部に残留していた水は、上記の連通隙間Gを通っ
て外部に排水され、この結合金具を結合したままの消防
ホースの巻き取り収納を可能とする。
【0032】なお、このような巻き取り収納の際には、
消防ホースの内の水は、巻き取り速度その他の要因によ
ってある程度は加圧される。この場合に、このような圧
力では上記のリップ部20は図3に示すような離間状態
を維持するようにその弾性力等が設定されていることは
上述の通りである。
【0033】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば上記のシール部材の構成は上記のもの
の他に各種のものが適用できる。また、結合金具本体の
係合機構は、上記のような雄、雌の区別のない係合形の
ものに限らず、ラッチ部材とラッチ受部とが係合する形
式、雄螺子と雌螺子とが螺合する形式等任意の係合機構
でも適用可能である。
【0034】また、図5には本発明の第2の実施形態の
シール部材の部分を示す。このものは、シール部材の形
状が相違する他は、上記の第1の実施形態のものと同様
の構成である。
【0035】この実施形態のものは、シール面部材5a
のシール部材取り付け溝23aおよびシール部材6aの
突条部22aの断面形状を二股状としてその嵌合をより
確実なものとしている。また、このシール部材6aのリ
ップ部20aは、その突出長さが大きく形成され、これ
らのリップ部20aの背面側には受圧凹部25が形成さ
れている。そして、これらのリップ部20aの先端部の
間には、所定の連通隙間Gが形成されている。
【0036】この第2の実施形態のものは、上記のよう
にリップ部20aの突出長さが長く、かつその背面側に
受圧凹部25が形成されているので、内部の圧によるこ
のリップ部20aの変形量が大きく、内部の圧の変化に
より敏感に対応して上記の連通隙間Gの開閉がなされ
る。
【0037】また、図6には本発明の第3の実施形態の
結合金具のシール部材の部分を示す。このものは、結合
金具本体の係合機構が螺子形のものである。すなわち、
図6中の31a,31bは結合金具本体であって、一方
の結合金具本体31aには螺子リング34が回転自在に
取付けられている。なお、35はこの螺子リング34を
回転自在に取付けるサークリップリングである。そし
て、この螺子リング34の内周面には雌螺条32が、ま
た他方の結合金具本体31bの外周面には雄螺条33が
形成され、これらが螺合することによりこれら結合金具
本体31a,31bが結合される。
【0038】そして、上記の結合金具本体31a,31
bの前端面には、それぞれシール面38が形成されてい
る。これらのシール面38は、いずれも内側に向けて径
が拡大したテーパ面である。そして、これらのシール面
38の間には、リング状のシール部材37が介装されて
いる。このシール部材37は、合成ゴム等の弾性材料で
形成され、その断面は外側に向けて幅の狭くなった楔状
をなしている。そして、このシール部材37は、その自
由状態ではこの両側面が上記のシール面38と離間し、
これら間に連通隙間Gが形成されている。また、この実
施形態では、上記の螺子リング34の周壁部を径方向に
貫通した複数の連通孔36が形成されており、これらが
連通路を形成している。
【0039】上記の第3の実施形態のものは、結合金具
本体31a,31b内の圧力が所定の圧力以上になる
と、その圧力によって上記のシール部材37が拡径し、
その両側面がシール面38に密着して連通隙間Gが閉塞
されて水の漏洩を防止する。また、内部の圧力が所定の
圧力未満となると、シール部材37は自身の弾性力によ
り縮径し、連通隙間Gが形成され、内部の水が排水可能
となる。
【0040】また、図7には本発明の第4の実施形態を
示す。この実施形態のものは、結合金具本体を係止する
係合機構として、ラッチ係合形のものを採用したもので
ある。すなわち、このものは、一方の結合金具本体41
aの外周部にはラッチ受段部45が形成され、また他方
の結合金具本体41bには、この一方の結合金具本体4
1aの外周に嵌合するラッチ機構42が形成されてい
る。そして、このラッチ機構42にはラッチ部材43が
設けられ、このラッチ部材43は板バネ44により付勢
されている。そして、上記のラッチ部材43は、上記の
ラッチ受段部45に係合し、これら結合金具本体41
a,41bを結合する。なお、上記のラッチ部材43
は、図示しない係合解除機構により、上記のラッチ受部
材45との係合を解除されるように構成されている。
【0041】そして、上記の他方の結合金具本41bの
外周部には、一方の結合金具本体41aの外周面を囲む
シール部材収容溝46が形成され、このシール部材収容
溝46内にはシール部材47が収容されている。このシ
ール部材47は、合成ゴム等の弾性材料で形成され、全
体はリング状に形成され、また断面はコ字状をなし、一
対の脚部48,49が形成されている。そして、このシ
ール部材47の自由状態の場合には、一方の脚部48は
一方の結合金具本体41aの外周面に密着するととも
に、他方の脚部49は、他方の結合金具本体41bのシ
ール部材収容溝46の内周のシール面とは離間し、これ
らの間に連通隙間Gが形成されている。また、このシー
ル部材収容溝46の内周のシール面に開口して外部と連
通する複数の連通孔50が形成され、連通路を形成して
いる。
【0042】上記のような第4の実施形態のものは、結
合金具本体内が所定の圧力以上の場合には、この圧力に
よって上記のシール部材47の脚部49が弾性的に変形
し、シール部材収容溝46のシール面に密着して連通隙
間Gを閉塞し、またこの圧力が所定の圧力未満となる
と、上記の脚部49がその弾性力により復帰してシール
面から離れて連通隙間Gが形成され、この連通隙間G、
連通孔50を介してこの結合金具内と外部とが連通され
る。
【0043】なお、上記の第2ないし第4の実施形態の
ものは、上述した点を除いては前述の第1の実施形態の
ものと同様のものである。また、図8には、本発明の別
の第5の実施形態を示す。この実施形態のものは、シー
ル部材とは別に内部と外部を連通させる弁機構を設けた
もので、その他の構成は上記の第4の実施形態のものと
同様である。
【0044】すなわち、この実施形態のものは、上記の
シール部材47には一対の脚部48aが形成され、これ
らの脚部48aは一方の結合金具本体41aの外周面、
およびシール部材収容溝46のシール面の両方に密着し
て通常のシール部材として作用する。
【0045】そして、たとえば一方の結合金具本体41
bの周壁部には、上記のシール部材の部分とは別に、内
部の圧を放出する弁機構52が設けられている。すなわ
ち、この他方の結合金具本体41bの内周面には、周方
向に連続する凹溝部53が形成され、この凹溝部53の
底部は複数の放圧孔51によって外部に連通され、これ
らの連通孔51が連通路を構成している。また、この凹
溝部53内には合成ゴム等の弾性材料からなるリング状
の弁部材55が設けられている、この弁部材55の一端
部は止めリング54により固定され、この弁部材55は
自由状態ではその他端部はこの凹溝部53の底壁から離
間し、連通隙間Gが形成されている。
【0046】この実施形態のものは、結合金具本体41
a,41bが結合された状態では、上記のシール部材4
7は通常のシール部材と同様にこれらの間のシール作用
をなす。また、上記の弁機構52の弁部材55は、内部
の圧力が所定の圧力以上の場合には、その圧力によって
凹溝部53の底壁に密着して連通隙間Gを閉塞し、また
内部の圧力が所定の圧力未満の場合には、この弁部材5
5は自身の弾性力により凹溝部53の底面から離れて連
通隙間Gが形成され、この連通隙間Gおよび連通孔51
を介してこの結合金具の内部と外部が連通する。
【0047】なお、この実施形態のものは、上記の点以
外は前述の第4の実施形態のものと同様の構成で、その
作用も同様である。この実施形態のものは、内部の圧を
放圧する弁機構が、シール部材とは別に設けられている
ので、これらシール部材と弁機構をそれぞれの目的に対
応するように別々に設計することができ、設計が容易で
上記の弁機構の開弁の圧力設定等が容易かつ確実とな
る。
【0048】なお、上記の実施形態のものは、消防ホー
スの結合金具について説明したが、本発明はこれに限定
されず、その他のホースの結合金具一般に適用すること
が可能である。
【0049】たとえば、前述した送水ホースの結合金具
にも、上述したものと同様な構成のものを使用すること
ができる。この場合には、これらの送水ホースの撤去、
収納に先だって、これら送水ホース内の圧を低下させる
ことにより、たとえば高い位置の結合金具の連通隙間か
ら空気が吸入され、これらの送水ホースの端部または低
い位置にある結合金具の連通隙間から内部の水を完全に
排水し、これら送水ホースの撤去、収納作業を容易とす
ることができる。
【0050】さらに本発明は上記の実施形態にも限定さ
れず、各種の変更ができる。たとえば、一対の結合金具
本体を着脱自在に係合する係合機構は、上記のもの以外
にも各種の構成のものが採用できる。また、内部と外部
とを連通させる機構は、上記のものには限定されず、そ
の他の各種のものが採用できる。
【0051】
【発明の効果】上述の如く本発明は、ホースおよびこの
結合金具本体の内部に水圧が作用している場合には、上
記のシール部材または弁機構がシール性を維持し、この
結合金具での漏洩は生じない。そして、ホースおよびこ
の結合金具内部の水圧が所定の圧力より低くなった場合
には、上記のシール部材または弁機構により、この結合
金具内部と外部が連通され、ホースの内部に残留してい
る水が排水され、また外部から空気が吸入される。よっ
て、この結合金具を接続したままこれらホースを巻き取
る場合にも、内部の排水が容易に行われ、結合金具を分
離することなくこれらのホースを巻き取ることができ
る。また、高低差のある場所にこれらホースが敷設され
ている場合でも、高い位置の結合金具から空気が吸入さ
れ、内部の水を完全に排水することができる。また、こ
のものは、構造が簡単で信頼性が高く、また製造コスト
も低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の斜視図。
【図2】第1の実施形態の側面図および縦断面図。
【図3】第1の実施形態のシール部材の部分の縦断面
図。
【図4】第1の実施形態のシール部材の部分の縦断面
図。
【図5】第2の実施形態のシール部材の部分の縦断面
図。
【図6】第3の実施形態のシール部材の部分の縦断面
図。
【図7】第4の実施形態のシール部材の部分の縦断面
図。
【図8】第5の実施形態のシール部材および弁機構の部
分の縦断面図。
【符号の説明】
1a,1b 結合金具本体 2a,2b 消防ホース 5,5a シール面部材 6,6a シール部材 20,20a リップ部 37 シール部材 38 シール面 47 シール部材 48a,49 脚部 52 弁機構 G 連通隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース相互またはホースと他の機器とを
    結合する結合金具であって、一対の結合金具本体と、こ
    れらの結合金具本体を互いに着脱自在に係合する係合機
    構と、これらの結合金具本体に設けらこれら結合金具本
    体の前端部の間を液密にシールするシール部材とを備え
    ており、このシール部材は弾性材料から形成され自由状
    態では相手側のシール部材またはシール面から離間して
    これらの間に上記の結合金具本体の内部と外部とを連通
    する連通隙間を形成し、また上記の結合金具本体内に作
    用する所定の圧力により弾性変形して上記の相手側のシ
    ール部材またはシール面に密着して上記の連通隙間を密
    閉するものであることを特徴とするホースの結合金具。
  2. 【請求項2】 ホース相互またはホースと他の機器とを
    結合する結合金具であって、一対の結合金具本体と、こ
    れらの結合金具本体を互いに着脱自在に係合する係合機
    構と、これらの結合金具本体に設けらこれら結合金具本
    体の前端部の間を液密にシールするシール部材とを備え
    ており、また上記の少なくとも一方の結合金具本体に
    は、この結合金具本体の内部と外部とを連通する連通路
    が形成され、またこの連通路にはこの結合金具本体内の
    圧力が所定の圧力以下の場合に開弁するとともに所定の
    圧力以上では閉弁する弁機構が設けられていることを特
    徴とするホースの結合金具。
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