JPH1038047A - 回転運動機構およびエンジン - Google Patents

回転運動機構およびエンジン

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JPH1038047A
JPH1038047A JP19719696A JP19719696A JPH1038047A JP H1038047 A JPH1038047 A JP H1038047A JP 19719696 A JP19719696 A JP 19719696A JP 19719696 A JP19719696 A JP 19719696A JP H1038047 A JPH1038047 A JP H1038047A
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shaft
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rod
output shaft
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Takeshi Yanagisawa
健 柳沢
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SOZOAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転運動機構自身の駆動力を利用し、導入バ
ルブおよび排出バルブの駆動および制御を好適に行う。 【解決手段】 1対のXピストンロッド16a、16b
と、1対のYピストンロッド18a、18bと、X移動
ロッド20と、Y移動ロッド22と、X移動ロット20
とY移動ロッド22上を移動可能な移動体24と、給気
バルブ70と排気バルブ72を有するシリンダ装置4
1、42、45、46を備え、Y移動ロッド22を移動
させる第1の駆動機構と、給気バルブ70と排気バルブ
72を有するシリンダ装置43、44、47、48を備
え、X移動ロッド20を移動させる第2の駆動機構と、
一方部が移動体24へ軸着され、出力軸36を回転させ
るレバー部38と、一方部が移動体24へ軸着され、自
転する出力かさ歯車50、51と、出力かさ歯車50、
51の動力を伝達し、各シリンダ装置の給気バルブ70
と排気バルブ72とを駆動させるバルブ駆動機構52と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転運動機構およびエン
ジンに関し、一層詳細には直線運動を回転運動に変換し
て取り出す回転運動機構およびエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】直線運動を回転運動に変換して取り出す
回転運動機構としては、例えばレシプロ式内燃機関や油
圧モータ等が知られている。いずれもシリンダ内で直線
運動するピストンの出力をクランク軸の回転運動に変換
する機構である。上記従来のレシプロ式内燃機関や油圧
モータには次のような課題がある。ピストンとクランク
との間は、コンロッドによって連結されている。ピスト
ンとコンロッドの一方部は軸着され、両者は相対的に傾
動可能になっている。また、コンロッドとクランクとの
間も軸着され、両者は相対的に傾動可能になっている。
従って、コンロッドがピストンに対して傾斜し、コンロ
ッドがクランクに対して傾斜した状態でピストンの推進
力を受けてもクランク軸へは100パーセント当該推進
力が伝達されない。その結果、クランク軸へ伝達される
のはコンロッド方向への分力をさらにクランク周方向へ
分解した分力に相当する推進力でありロスが大きい。そ
のため、クランク軸から取り出せる回転トルクはピスト
ンの推進力と比較して小さいものになってしまい、直線
推進力を回転トルクへ変換する効率が低いという課題が
ある。
【0003】そこで、本願発明者は、先に図9および1
0に示す回転運動機構を提案している(特開平7−12
199号)。図9および10の回転運動機構は以下の構
成を備える。すなわち、第1の方向へ平行に配設された
1対の第1軸ガイド16a、16bと、前記第1の方向
に対して直角な第2の方向へ平行に配設された1対の第
2軸ガイド18a、18bと、前記第1軸ガイド16
a、16bと平行に配され、第1軸ガイド16a、16
bと平行な状態で前記第2の方向へ移動可能な第1軸ロ
ッド20と、前記第2軸ガイド18a、18bと平行に
配され、第2軸ガイド18a、18bと平行な状態で前
記第1の方向へ移動可能な第2軸ロッド22と、前記第
1軸ガイド16a、16bと第2軸ガイド18a、18
bに囲繞されて成る矩形平面28内において、前記第1
軸ロッド20と第2軸ロッド22上を前記第1の方向お
よび第2の方向へ移動可能な移動体24と、前記第2軸
ロッド22を前記第1の方向へ移動させるための第1の
駆動機構26a〜dと、前記第1軸ロッド20を前記第
2の方向へ移動させるための第2の駆動機構34a〜d
と、軸線を中心として回転可能な出力軸36a、36b
と、一方部が前記移動体24へ軸着され、他方部は前記
出力軸36a、36bの一方部へ固定され、移動体24
が出力軸36a、36bの周囲を旋回した際には出力軸
36a、36bを回転させるレバー片38a、38bと
を具備することを特徴とする。以上の回転運動機構によ
れば、レバー片38a、38bは、一方部が移動体24
へ軸着され、他方部は軸線を中心として回転可能な出力
軸36a、36bの一方部へ固定されている。そこで、
移動体24が出力軸36a、36bの周囲を旋回した際
には出力軸36a、36bは軸線を中心として回転可能
になっている。これにより、従来のようなコンロッドを
要せず、直線推進力を回転トルクへ好適に変換できるた
め、エネルギの変換効率を向上できる。
【0004】また、本願発明者は、先に上記の回転運動
機構に類似する構成を用いて複数の出力軸を同時に回転
させる回転運動機構(特開平7−51972号)を提案
している。この回転運動機構によれば、前記第1軸ロッ
ドと第2軸ロッドを移動させることで、移動体を前記矩
形平面内で自転させずに旋回させる駆動機構部と、前記
矩形平面に対して直角に配設されると共に、所定位置に
おいて軸線を中心として回転可能な複数の出力軸と、一
方部が各前記出力軸へ固定されると共に、他方部が前記
移動体に軸着され、前記一方部と他方部との間の距離が
等しく形成された複数の出力レバーとを具備し、多軸の
回転運動を得ることができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記本
願発明者の提案した回転運動機構においては、第1の駆
動機構および第2の駆動機構が、流体を導入する導入部
を開閉する導入バルブ、および流体を排出する排出部を
開閉する排出バルブが設けられたシリンダ装置を備える
場合、その導入バルブおよび排出バルブを駆動する駆動
手段についての詳細は提案されていなかった。それらの
バルブを、前記回転運動機構とは別の駆動装置を用い、
コンピュータ内蔵の制御装置で制御して作動させること
は可能であるが、構成が複雑化するともに、好適なタイ
ミングを取るための信頼性に欠ける面がある。特に給
気、排気および点火等のタイミングを高い精度で行う必
要のある内燃機関(エンジン)において重要課題であ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、回転運動機構自
身の駆動力を利用し、導入バルブおよび排出バルブの駆
動および制御を好適に行うことができる回転運動機構お
よびエンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明の回
転運動機構は、第1の方向へ平行に配設された1対の第
1軸ガイドと、前記第1の方向に対して直角な第2の方
向へ平行に配設された1対の第2軸ガイドと、前記第1
軸ガイドと平行に配され、第1軸ガイドと平行な状態で
前記第2の方向へ移動可能な第1軸ロッドと、前記第2
軸ガイドと平行に配され、第2軸ガイドと平行な状態で
前記第1の方向へ移動可能な第2軸ロッドと、前記第1
軸ガイドと第2軸ガイドに囲繞されて成る矩形平面内に
おいて、前記第1軸ロッドと第2軸ロッド上を前記第1
の方向および第2の方向へ移動可能な移動体と、流体を
導入する導入部を開閉する導入バルブ、および流体を排
出する排出部を開閉する排出バルブが設けられたシリン
ダ装置を備え、前記第2軸ロッドを前記第1の方向へ移
動させるための第1の駆動機構と、流体を導入する導入
部を開閉する導入バルブ、および流体を排出する排出部
を開閉する排出バルブが設けられたシリンダ装置を備
え、前記第1軸ロッドを前記第2の方向へ移動させるた
めの第2の駆動機構と、前記矩形平面に直交する軸線を
中心として回転可能な出力軸と、一方部が前記移動体へ
軸着され、他方部は前記出力軸の一方部へ固定され、移
動体が旋回運動することで出力軸を回転させるレバー部
と、前記出力軸と平行に配され、回転可能な補助出力軸
と、一方部が前記移動体へ軸着され、他方部は前記補助
出力軸の一方部へ固定され、移動体が旋回運動すること
で補助出力軸を回転させる補助レバー部と、前記補助出
力軸の動力を伝達し、導入バルブと排出バルブとを駆動
させるバルブ駆動機構とを具備する。
【0008】また、前記補助出力軸の動力が伝達される
ことで駆動され、潤滑油を循環させるオイルポンプを具
備することで、回転運動機構の潤滑を好適に行うことが
できる。
【0009】また、本発明は、前記一対の第1軸ガイド
および前記一対の第2軸ガイドが各々ロッド状に形成さ
れ、前記シリンダ装置のシリンダが内燃機関装置の燃焼
室を構成し、該シリンダ装置が前記1対の第1軸ガイド
および1対の第2軸ガイドの各両端部に配設され、一対
の第1軸ガイドを介して前記第2軸ロッドを駆動させる
と共に、一対の第2軸ガイドを介して前記第1軸ロッド
を駆動させることを特徴とする前記の回転運動機構を用
いたエンジンにもある。
【0010】また、1対の第1軸ガイドの一方部側のシ
リンダを第1シリンダおよび第2シリンダ、1対の第2
軸ガイドの一方部側のシリンダを第3シリンダおよび第
4シリンダ、1対の第1軸ガイドの他方部側のシリンダ
を第5シリンダおよび第6シリンダ、1対の第2軸ガイ
ドの他方部側のシリンダを第7シリンダおよび第8シリ
ンダとし、第1シリンダ、第3シリンダ、第5シリン
ダ、第7シリンダ、第2シリンダ、第4シリンダ、第6
シリンダ、第8シリンダの順に点火することで、バラン
スの取れた好適な回転運動を得ることができる。
【0011】また、1対の第1軸ガイドの一方部側のシ
リンダを第1シリンダおよび第2シリンダ、1対の第2
軸ガイドの一方部側のシリンダを第3シリンダおよび第
4シリンダ、1対の第1軸ガイドの他方部側のシリンダ
を第5シリンダおよび第6シリンダ、1対の第2軸ガイ
ドの他方部側のシリンダを第7シリンダおよび第8シリ
ンダとし、第1シリンダおよび第2シリンダ、第3シリ
ンダおよび第4シリンダ、第5シリンダおよび第6シリ
ンダ、第7シリンダおよび第8シリンダの順に点火する
ことで、より高い出力を得ることができる。
【0012】また、請求項1記載の回転運動機構の出力
軸を入力軸とし、他の駆動装置による駆動力によって、
移動体を旋回させて、前記各シリンダ装置から吐出流体
を発生させることで、油圧ポンプ或いはコンプレッサ装
置等として好適に利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について添付図面と共に詳述する。図1は本実施
例の回転運動機構(エンジン)の内部構造を示した平面
断面図である。16a、16bは一対のXピストンロッ
ドであり、第1の方向(X軸方向)へ平行に配設された
一対の第1軸ガイドとして作用する。また、18a、1
8bは一対のYピストンロッドであり、第1の方向(X
軸方向)に対して直角な第2の方向(Y軸方向)へ平行
に配設された1対の第2軸ガイドとして作用する。
【0014】20はX移動ロッドであり、前記Xピスト
ンロッド16a、16bと平行に配され、Xピストンロ
ッド16a、16bと平行な状態で前記第2の方向(Y
軸方向)へ移動可能な第1軸ロッドとして作用する。ま
た、22はY移動ロッドであり、前記Yピストンロッド
18a、18bと平行に配され、Yピストンロッド18
a、18bと平行な状態で前記第1の方向(X軸方向)
へ移動可能な第2軸ロッドとして作用する。24は移動
体であり、一対のXピストンロッド16a、16bとY
ピストンロッド18a、18bに囲繞されて成る矩形平
面28内において、X移動ロッド20とY移動ロッド2
2上をX軸方向およびY軸方向へ移動可能に設けられて
いる。
【0015】41、42、45、46は内燃機関のシリ
ンダ装置であり、流体を導入する導入部を開閉する導入
バルブ、および流体を排出する排出部を開閉する排出バ
ルブが設けられている。これらのシリンダ装置41、4
2、45、46は、Y移動ロッド22を前記X軸方向へ
移動させるための第1の駆動機構を構成する。43、4
4、47、48は内燃機関のシリンダ装置であり、流体
を導入する導入部を開閉する導入バルブ、および流体を
排出する排出部を開閉する排出バルブが設けられてい
る。これらのシリンダ装置43、44、47、48は、
X移動ロッド20を前記Y軸方向へ移動させるための第
2の駆動機構を構成する。
【0016】36は出力軸であり、矩形平面28に直交
する軸線を中心として回転可能に、本体ケース10に軸
受けされている。38はレバー部であり、一方部38c
が移動体24へ軸着され、他方部38dは出力軸36へ
固定され、移動体24が旋回運動することで出力軸36
を回転させる。なお、一方部38cと他方部38dとの
間隔は、移動体24の旋回半径と同一となる。
【0017】50(51)は出力かさ歯車であり、出力
軸36と平行に配された軸線50a、(51a)を中心
にして回転可能に設けられており、一方部50b(51
b)で移動体24へ軸着されている。これにより、出力
かさ歯車50は、補助出力軸および補助レバー部を一体
とした部材とて作用し、移動体24が旋回運動すること
で回転(自転)できる。なお、前記軸線50aと一方部
50bとの間隔は、移動体24の旋回半径と同一に設け
られている。52はバルブ駆動機構であり、出力かさ歯
車50の回転動力を伝達し、前記各シリンダ装置41、
42、43、44、45、46、47、48の導入バル
ブ(給気バルブ70、図3参照)と排出バルブ(排気バ
ルブ72、図3参照)とを駆動させるように、駆動伝達
用かさ歯車54、タイミングプーリ56またはタイミン
グスプロケット、タイミングベルト58またはタイミン
グチェーン、カム機構60(図3参照)等から構成する
ことができる。具体的な実施例は後述する。また、80
はオイルポンプであり、補助出力軸(出力かさ歯車5
0)の動力が伝達されることで駆動され、潤滑油を循環
させる。
【0018】以上では、8個のシリンダ装置を備えるエ
ンジンの実施例によって実施の形態の説明をしたが、本
発明は、これに限らず、4本のピストンロッド(一対の
第1軸ガイドおよび一対の第2軸ガイド)に対応して4
個のシリンダ装置を備え、高圧流体の給排によって作動
する流体圧利用モータ(例えば油圧モータ)等に適用で
きるのは勿論である。さらに、一対の第1軸ガイドに第
2軸ロッドをスライド可能に設けると共に、一対の第2
軸ガイドに第1軸ロッドをスライド可能に設け、第1軸
ロッドおよび第2軸ロッドにそれぞれ対応して2個のシ
リンダ装置を備える油圧モータ等に適用することも可能
である。また、本発明にかかる回転運動機構の出力軸を
入力軸とし、他の駆動装置による駆動力によって、移動
体を旋回させて、前記各シリンダ装置から吐出流体を発
生させることで、導入バルブおよび排出バルブを好適に
作動させ、油圧ポンプ或いはコンプレッサ装置等として
も利用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1は前述したとおりであり、図2
は図1の中央縦断面図である。また、図3はシリンダの
ヘッド部を部分的に示す斜視断面図であり、図4は潤滑
油の通路の一例を説明する説明図である。10は本体ケ
ースであり、側壁部10aと上下のカバー12a、12
bとによって構成されている。出力軸36が回転自在に
軸受けられている。詳しい機構は後述するが、Xピスト
ンロッド16a、16bはX軸方向へ移動可能に設けら
れ、Yピストンロッド18a、18bはY軸方向へ移動
可能に設けられている。
【0020】X移動ロッド20は、Xピストンロッド1
6a、16bと平行に配され、各端部がYピストンロッ
ド18a、18bへそれぞれ固定されている。従って、
X移動ロッド20は、Yピストンロッド18a、18b
のY軸方向への移動に伴い、Xピストンロッド16a、
16bと平行な状態でY軸方向へ移動する。Y移動ロッ
ド22は、Yピストンロッド18a、18bと平行に配
され、各端部がXピストンロッド16a、16bへそれ
ぞれ固定されている。従って、Y移動ロッド22は、X
ピストンロッド16a、16bのX軸方向への移動に伴
い、Yピストンロッド18a、18bと平行な状態でX
軸方向へ移動する。
【0021】移動体24は、上側にX移動ロッド20が
挿通され、下側にY移動ロッド22が挿通されている。
移動体24は、スライド軸受を介してX移動ロッド20
およびY移動ロッド22上をX軸方向およびY軸方向へ
スライド可能になっている。従って、X移動ロッド20
およびY移動ロッド22のX軸方向およびY軸方向への
移動に伴い、移動体24は、Xピストンロッド16a、
16bとYピストンロッド18a、18bに囲繞されて
成る矩形平面28内において、2次元運動可能になって
いる。
【0022】41a、42a、43a、44a、45
a、46a、47a、48aはシリンダであり、内燃機
関装置の燃焼室を構成し、1対のXピストンロッド16
a、16bおよび1対のYピストンロッド18a、18
bの両端部に配設されている。1対のXピストンロッド
16a、16bの一方部側のシリンダを第1シリンダ4
1aおよび第2シリンダ42a、1対のYピストンロッ
ド18a、18bの一方部側のシリンダを第3シリンダ
43aおよび第4シリンダ44a、1対のXピストンロ
ッド16a、16bの他方部側のシリンダを第5シリン
ダ45aおよび第6シリンダ46a、1対のYピストン
ロッド18a、18bの他方部側のシリンダを第7シリ
ンダ47aおよび第8シリンダ48aとする。
【0023】各Xピストンロッド16a、16bおよび
Yピストンロッド18a、18bの各端部は、ピストン
41b、42b、43b、44b、45b、46b、4
7b、48bへそれぞれ連結されており、各シリンダ4
1a、42a、43a、44a、45a、46a、47
a、48a内で往復動できる。従って、各シリンダ内で
の燃料の点火・爆発によって、各Xピストンロッド16
a、16bはX軸方向へ、各Yピストンロッド18a、
18bはY軸方向へ往復動する。このようにして、シリ
ンダ41a、42a、45a、46aによって第1の駆
動機構が構成され、シリンダ43a、44a、47a、
48aによって第2の駆動機構が構成され、一対のXピ
ストンロッド16a、16bを介してY移動ロッド22
を駆動させると共に、一対のYピストンロッド18a、
18bを介してX移動ロッド20を駆動させることがで
きる。
【0024】36は出力軸であり、ボールベアリング
(上下の軸受部13a、13b)を介し、本体ケース1
0に対して軸線を中心として回転可能になっている。出
力軸36の先端は、上部カバー12aから突出してお
り、他の被駆動回転体(不図示)へ連結可能になってい
る。38はレバー部であり、移動体24が出力軸36に
対して旋回した際に出力軸36を回転させる。本実施例
においてレバー部38は、出力軸36と一体に形成され
ており、一方部38cが移動体24の中心部に設けられ
た貫通孔25に挿通されることで軸着され、他方部38
dは出力軸36へ固定されている。前記一方部38c
は、出力軸からピストン41b、42b・・・のストロ
ークの半分偏心して設けられた軸状に形成されている。
また、出力軸36は、上の軸受部13aに軸受けされる
上部36aと、レバー部38を介して連結されていると
共に下の軸受部13bに軸受けされている下部36bと
を備えている。このように出力軸36は、移動体24か
らの動力伝達手段となっているレバー部38を挟んで2
ヶ所で軸受けされているため、バランスよく安定的に回
転できる。なお、本実施例における出力軸36とレバー
部38が一体に形成された形態は、クランク軸の形態と
なっている。
【0025】補助出力軸と補助レバー部の一形態である
出力かさ歯車50、51は、各シリンダ41a、42a
・・・に対応してそれぞれ設けられている。図1におい
て、実線で記載した出力かさ歯車50が下のカバー12
bに支持されて回転可能に軸着されたものであり、仮想
線(二点鎖線)で記載した出力かさ歯車51が上のカバ
ー12aに支持されて回転可能に軸着されたものであ
る。上下の出力かさ歯車50、51は、各軸線50a、
51aを中心にして回転可能に設けられており、各出力
かさ歯車の一方部50b、51bが、移動体24から延
設されたアーム部24aの先端部と相対的に軸着されて
いる。すなわち、上下の出力かさ歯車50、51で一組
になって、一つのアーム部24aの先端部に軸着されて
おり、軸線50aと一方部50bとの間隔および軸線5
1aと一方部51bとの間隔は、移動体24の旋回半径
と同一に設けられている。なお、アーム部24aは移動
体24と一体的に設けられているから、移動体24と全
く同一の旋回運動をする。これにより、上下の出力かさ
歯車50、51は、移動体24が旋回運動すれば、出力
軸36と同期して回転(自転)できる。
【0026】次に、出力かさ歯車50、51の動力を伝
達して給気バルブ70および排気バルブ72を駆動させ
るバルブ駆動機構52について説明する。駆動伝達用か
さ歯車54は、本体ケース10に回転可能に軸受けさ
れ、出力かさ歯車50、51に歯合しており、出力かさ
歯車50、51の駆動によって回転駆動する。この駆動
伝達用かさ歯車54には、かさ歯車部の反対側に同軸且
つ一体にタイミングプーリ56が固定されている。ま
た、図3に示すように各シリンダ装置41、42・・・
のヘッド部には、カムシャフト74の端部に従動側のタ
イミングプーリ75が固定されている。この従動側のタ
イミングプーリ75と、前記タイミングプーリ56にタ
イミングベルト58が掛け回されている。これによって
出力かさ歯車50、51の動力を、給気バルブ70およ
び排気バルブ72を駆動させるように伝達できる。な
お、カムシャフト74には給気用および排気用のカムが
設けられ、ロッカアーム、バルブスプリング等を介して
給気バルブ70および排気バルブ72が駆動されるが、
この構造は従来のレシプロ型エンジンと同一の構成であ
り、説明を省略する。
【0027】以上の構成によって、給気バルブ70およ
び排気バルブ72の駆動力を、自らの出力から好適に取
り出すことができるのである。また、本実施例では、動
力伝達手段としてタイミングベルト58を用いたが、こ
れに限らず、タイミングチェーン等を利用できるのは勿
論である。また、オイルポンプ80は、4つの出力かさ
歯車50のうちの一つの動力が伝達されることで駆動さ
れるようになっている。動力伝達手段としては、バルブ
駆動機構52と同様にタイミングベルトまたはタイミン
グチェーン等を用いればよい。
【0028】次に潤滑機構について、図1、図2および
図4に基づいて説明する。オイルポンプ80から排出す
る潤滑油は、パイプ81を通って出力軸36およびレバ
ー部38内に設けられた通路へ供給され、出力軸36と
レバー部38および移動体24の摺動に係る潤滑をす
る。また、オイルポンプ80から排出する潤滑油は、一
対のXピストンロッド16a、16bと、一対のYピス
トンロッド18a、18bとが交錯する部分に設けられ
たブロック82(4ヶ所)へ供給され、そのブロック8
2から各シリンダに分配される。図4は、ブロック82
に、Xピストンロッド16bとYピストンロッド18b
が挿通された状態を説明しており、Xピストンロッド1
6bはX軸方向に往復動可能に挿通されているが、ブロ
ック82のY軸方向の移動を規制し、Yピストンロッド
18bはY軸方向に往復動可能に挿通されているが、ブ
ロック82のX軸方向の移動を規制している。このた
め、ブロック82は各ピストンロッドの運動には障害と
ならず、移動することを要せず、定位置に保持される。
【0029】ブロック82には、オイルポンプ80から
潤滑油が供給されるように、オイルポンプ80に管路を
介して連通したX方向の長孔溝84と、Y方向の長孔溝
86が設けられている。Xピストンロッド16bには、
その軸芯に設けられピストン45bに向かって設けられ
た孔17と、Xピストンロッド16bが往復運動しても
前記X方向の長孔溝84に常時孔17が連通するように
設けられた開口17aが形成されている。また、Yピス
トンロッド18bには、その軸芯に設けられピストン4
4bに向かって設けられた孔19と、Yピストンロッド
18bが往復運動しても前記Y方向の長孔溝86に常時
孔19が連通するように設けられた開口19aが形成さ
れている。このようにして、潤滑油がブロック82の長
孔溝84、86を介すると共に、Xピストンロッド16
bの孔17およびYピストンロッド18bの孔19を介
して各シリンダ内に好適に供給されるのである。また、
ブロック82は、Xピストンロッド16bとYピストン
ロッド18bとを交差した状態で支持するため、Xピス
トンロッド16bおよびYピストンロッド18bがたわ
むことを防止し、装置の剛性を向上させる。これによ
り、振動の発生を抑制し、騒音の発生を防止する共に、
それらによって生ずるエネルギの変換効率の低下を抑制
することができる。なお、ここでは1コーナーのブロッ
ク82について説明したが、他の3ヶ所のブロックも同
様に設けられ、同一の作用をする。
【0030】次に、図5の原理図に基づいて、動作の実
施例について説明する。先ず、4サイクルエンジンの場
合は、出力軸が2回転する際に、吸入、圧縮、爆発、排
気の4行程がなされる。このため、図5の矢印の回転方
向に出力軸36を回転させるには、第1シリンダ41a
(CYL1)、第3シリンダ43a(CYL3)、第5
シリンダ45a(CYL5)、第7シリンダ47a(C
YL7)、第2シリンダ42a(CYL2)、第4シリ
ンダ44a(CYL4)、第6シリンダ46a(CYL
6)、第8シリンダ48a(CYL8)順に、90度ず
つ位相をずらして点火爆発すること(クランク回転角9
0°ごとの点火爆発)で、バランスの取れた好適な回転
運動を得ることができる。
【0031】2サイクルエンジンの場合は、CYL1、
CYL3、CYL5、CYL7の順、またはCYL2、
CYL4、CYL6、CYL8の順に、90度ずつ位相
をずらして爆発させ、8個のシリンダのうち4個のシリ
ンダのみを利用して爆発行程を行う。対になっている一
方のシリンダのみで爆発させるから、低出力(低トル
ク、アイドリング時等)の際に好適である。なお、爆発
行程の際に、爆発させないようにするには、燃焼室内に
燃料を供給しなければよい。
【0032】また、2サイクルエンジンの場合、CYL
1およびCYL2、CYL3およびCYL4、CYL5
およびCYL6、CYL7およびCYL8の順に、90
度ずつ位相をずらして点火爆発すること(クランク回転
角90°ごとの点火爆発)で、対になった二つのシリン
ダ内で同時爆発させ、より高い出力(高トルク)を得る
ことができる。
【0033】以下に、本発明の回転運動を解析する。先
ず、速度とトルクに関して、図5に示した本発明に係る
回転運動機構の原理図と、図6に示した本発明に係る回
転運動機構の回転速度等のベクトルを示す分析図に基づ
いて分析する。図6の各記号は、それぞれ「V:回転速
度、 Vx :X方向シリンダのピストン速度、 Vy :
Y方向シリンダのピストン速度、 θ:クランク回転
角、 F:回転力、 Fx :X方向シリンダのピストン
駆動力、 Fy :Y方向シリンダのピストン駆動力、
T:回転トルク(T=F×R)、 R:クランク回転半
径」を示す。
【0034】図6により、X方向の速度はVx = V sin
θ、Y方向の速度はVy = V cosθとなり、その両者の
運動を合成した結果得られる回転速度は、「数1」に示
す数式で表すことができる。
【数1】 これから明かなように、回転速度Vは一定となる。すな
わち、等速度回転になる。また、その回転力も、同様に
その分力がFx = F sinθ、Fy = F cosθと表せるか
ら、「数2」の数式で表すことができる。
【数2】 これから明かように、回転力Fは一定となる、すなわ
ち、等力回転になる。また、回転トルクTは、F×R
(一定)であり、結局、等トルク回転となる。この関
係、すなわち、出力回転角(X座標)と、ピストン速度
およびピストン駆動力(Y座標)との関係をグラフに表
すと、図7のようになり、出力軸36回転速度(移動体
24の旋回速度)は、Y移動ロッド22の正弦波運動の
位相に対し、X移動ロッド20の正弦波運動の位相は9
0度ずれたものとなり、発生するY移動ロッド22と、
X移動ロッド20の運動は、最も自然な運動法則にのっ
とったものとなる。
【0035】次に、ピストン速度の変化について分析す
る。ピストン速度の変化とはピストンの加減速を意味
し、ピストン速度の微分値である。これを、Vax、Vay
とすると、「数3」および「数4」に示す数式になる。
【数3】
【数4】 この関係、すなわち、出力回転角(X座標)と、ピスト
ンの加速度(Y座標)との関係をグラフに表すと、図8
のようになる。
【0036】本発明にかかる回転運動機構(スクエア回
転メカニズムと称する)は、X軸とY軸の対称性メカニ
ズムである。この対称性は、回転メカニズムを理想的な
合理性へと導く。すなわち、先ず、回転速度と回転トル
クを一定にする回転を得ようとする場合、X方向ピスト
ンとY方向ピストンの運動が90度位相のずれた正弦波
(サインカーブ)であればよく、そのX方向ピストンと
Y方向ピストンを合成した運動が等速度回転(等力回
転、等トルク回転)になる。また、等速、定トルクの回
転を得ようとする場合、X方向ピストンの加減速、Y方
向ピストンの加減速もサインカーブの増減となり、CY
L1〜8の爆発ポイント(図8に示したP1 〜P8 )は
サインカーブの頂点と一致する。この結果、回転のバラ
ンスも最良に保たれ、メカニズムの振動等も抑制できる
という特別顕著な効果を奏するのである。
【0037】なお、出力軸36を反対方向へ回転させる
場合は、CYL1〜8の点火爆発の順序を逆にすればよ
い。また、慣性力等の要因から、点火時期、吸入バル
ブ、排気バルブの開閉のタイミングは適宜調整すればよ
い。例えば、図2に示した90は点火のタイミングをと
るためのセンサであり、マイクロコンピュータと連動し
てエンジンの動作条件に対応して点火時期を自動的に調
整できる。
【0038】また、以上の実施例では、2本のXピスト
ンロッド16a、16bおよび2本のYピストンロッド
18a、18bで、移動体24を4辺でバランス良く支
持して旋回運動させ、出力軸から動力を発生させるもの
であり、装置全体の振動や騒音の発生を抑制でき、さら
には安定した高速運転も可能になっている。また、本実
施例では、Xピストンロッド16a、16bおよびYピ
ストンロッド18a、18bのX軸方向およびY軸方向
への直線移動推進力を移動体24の旋回に変え、一つの
レバー部38を介して出力軸36の回転に変換する。従
って、効率ロスの発生は、本実施例のような8気筒のエ
ンジンであっても移動体24とレバー部38の軸着箇所
のみとなり、Xピストンロッド16a、16bおよびY
ピストンロッド18a、18bの直線推進力を出力軸3
6の回転トルクへ変換する効率を向上できる。
【0039】以上説明してきたエンジンは、8気筒エン
ジンであるが、本発明はこれに限らず、図1の実施例の
回転運動機構を複数積み重ねることも可能である。この
場合2個の回転運動機構を平面的に取付角度をずらした
配置としてもよく、重なり合う回転運動機構の移動体同
士は連結され、一体に移動する。例えば、図1の実施例
の回転運動機構を45度ずらして2段に配設した場合、
16個のシリンダが配されることになり、各シリンダを
45度ずつ位相をずらして順次点火爆発させれば、移動
体をよりスムースに旋回させることが可能である。すな
わち、トルク変動を安定させることができ、バランス良
く移動体を旋回させることができる。その結果、振動等
を可及的に抑制可能となり、大きな出力を好適に得るこ
とができる。以上、本発明の好適な実施例について種々
述べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、直線運動するシリンダ装置を備える回転運動機
構であれば、高圧流体を利用したモータ或いはシリンダ
装置から流体を吐出するポンプ装置等にも好適に適用で
き、発明の精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る回転運動機構を用いると、
補助出力軸、補助レバー部およびバルブ駆動機構を介し
て、回転運動機構自身の駆動力を利用し、シリンダ装置
の導入バルブおよび排出バルブの駆動および制御を好適
に行うことができる。従って、導入バルブおよび排出バ
ルブを駆動させる別の駆動装置および制御装置を要せ
ず、構成が複雑化することなくコンパクト化できる。ま
た、機械駆動であるため好適にタイミングを取れ、ノイ
ズ等に影響されず、その信頼性が高いという著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転運動機構の一実施例の内部構
造を示す平面断面図。
【図2】図1の中央縦断面図。
【図3】図1の回転運動機構のシリンダヘッドの構造を
示す斜視断面図。
【図4】図1の回転運動機構のオイルの潤滑流路の一例
を示す平面説明図。
【図5】本願発明に係る回転運動機構の原理図。
【図6】本願発明に係る回転運動機構による回転速度等
のベクトルを示す分析図。
【図7】クランク回転角とピストン速度の関係を示すグ
ラフ。
【図8】クランク回転角とピストン加速度の関係を示す
グラフ。
【図9】背景技術の平面断面図。
【図10】背景技術の側断面図。
【符号の説明】
10 本体ケース 16a、16b Xピストンロッド 18a、18b Yピストンロッド 20 X移動ロッド 22 Y移動ロッド 24 移動体 28 矩形平面 36 出力軸 38 レバー部 41a 第1シリンダ 42a 第2シリンダ 43a 第3シリンダ 44a 第4シリンダ 45a 第5シリンダ 46a 第6シリンダ 47a 第7シリンダ 48a 第8シリンダ 50 出力かさ歯車 52 バルブ駆動機構 80 オイルポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向へ平行に配設された1対の第
    1軸ガイドと、 前記第1の方向に対して直角な第2の方向へ平行に配設
    された1対の第2軸ガイドと、 前記第1軸ガイドと平行に配され、第1軸ガイドと平行
    な状態で前記第2の方向へ移動可能な第1軸ロッドと、 前記第2軸ガイドと平行に配され、第2軸ガイドと平行
    な状態で前記第1の方向へ移動可能な第2軸ロッドと、 前記第1軸ガイドと第2軸ガイドに囲繞されて成る矩形
    平面内において、前記第1軸ロッドと第2軸ロッド上を
    前記第1の方向および第2の方向へ移動可能な移動体
    と、 流体を導入する導入部を開閉する導入バルブ、および流
    体を排出する排出部を開閉する排出バルブが設けられた
    シリンダ装置を備え、前記第2軸ロッドを前記第1の方
    向へ移動させるための第1の駆動機構と、 流体を導入する導入部を開閉する導入バルブ、および流
    体を排出する排出部を開閉する排出バルブが設けられた
    シリンダ装置を備え、前記第1軸ロッドを前記第2の方
    向へ移動させるための第2の駆動機構と、 前記矩形平面に直交する軸線を中心として回転可能な出
    力軸と、 一方部が前記移動体へ軸着され、他方部は前記出力軸の
    一方部へ固定され、移動体が旋回運動することで出力軸
    を回転させるレバー部と、 前記出力軸と平行に配され、回転可能な補助出力軸と、 一方部が前記移動体へ軸着され、他方部は前記補助出力
    軸の一方部へ固定され、移動体が旋回運動することで補
    助出力軸を回転させる補助レバー部と、 前記補助出力軸の動力を伝達し、前記各シリンダ装置の
    導入バルブと排出バルブとを駆動させるバルブ駆動機構
    とを具備することを特徴とする回転運動機構。
  2. 【請求項2】 前記補助出力軸の動力が伝達されること
    で駆動され、潤滑油を循環させるオイルポンプを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の回転運動機構。
  3. 【請求項3】 前記一対の第1軸ガイドおよび前記一対
    の第2軸ガイドが各々ロッド状に形成され、前記シリン
    ダ装置のシリンダが内燃機関装置の燃焼室を構成し、該
    シリンダ装置が前記1対の第1軸ガイドおよび1対の第
    2軸ガイドの各両端部に配設され、一対の第1軸ガイド
    を介して前記第2軸ロッドを駆動させると共に、一対の
    第2軸ガイドを介して前記第1軸ロッドを駆動させるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の回転運動機構を
    用いたエンジン。
  4. 【請求項4】 1対の第1軸ガイドの一方部側のシリン
    ダを第1シリンダおよび第2シリンダ、1対の第2軸ガ
    イドの一方部側のシリンダを第3シリンダおよび第4シ
    リンダ、1対の第1軸ガイドの他方部側のシリンダを第
    5シリンダおよび第6シリンダ、1対の第2軸ガイドの
    他方部側のシリンダを第7シリンダおよび第8シリンダ
    とし、第1シリンダ、第3シリンダ、第5シリンダ、第
    7シリンダ、第2シリンダ、第4シリンダ、第6シリン
    ダ、第8シリンダの順に点火することを特徴とする請求
    項3記載のエンジン。
  5. 【請求項5】 1対の第1軸ガイドの一方部側のシリン
    ダを第1シリンダおよび第2シリンダ、1対の第2軸ガ
    イドの一方部側のシリンダを第3シリンダおよび第4シ
    リンダ、1対の第1軸ガイドの他方部側のシリンダを第
    5シリンダおよび第6シリンダ、1対の第2軸ガイドの
    他方部側のシリンダを第7シリンダおよび第8シリンダ
    とし、第1シリンダおよび第2シリンダ、第3シリンダ
    および第4シリンダ、第5シリンダおよび第6シリン
    ダ、第7シリンダおよび第8シリンダの順に点火するこ
    とを特徴とする請求項3記載のエンジン。
  6. 【請求項6】 前記出力軸を入力軸とし、他の駆動装置
    による駆動力によって、移動体を旋回させて、前記各シ
    リンダ装置から吐出流体を発生することを特徴とする請
    求項1記載の回転運動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010150307A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 Namikoshi Hiromichi 内燃機関

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