JPH1038018A - 液体封入式防振装置 - Google Patents

液体封入式防振装置

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JPH1038018A
JPH1038018A JP28752496A JP28752496A JPH1038018A JP H1038018 A JPH1038018 A JP H1038018A JP 28752496 A JP28752496 A JP 28752496A JP 28752496 A JP28752496 A JP 28752496A JP H1038018 A JPH1038018 A JP H1038018A
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liquid
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insulator
diaphragm
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茂樹 竹尾
Takashi Maeno
隆 前野
Hiroshi Yokoi
宏 横井
Takeshi Naito
剛 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドリング振動等の低周波数の振動及びこ
もり音の原因となる高周波数の振動の遮断を図るように
する。 【解決手段】 振動体側に取付けられる内筒77と、車
体側にブラケット9を介して取付けられる外筒66との
間に、防振ゴム材からなるインシュレータ2を設ける。
インシュレータ2の周りに、液室等からなる防振機構部
1を設ける。防振機構部1は、インシュレータ2からの
振動が直接伝播される主室11と、当該主室11とオリ
フィス16を介して液体が流動するように連結される副
室12と、主室11と副室12との間を仕切る仕切板1
4と、主室11内にダイヤフラム15を介して形成され
る平衡室13とからなる。平衡室13に、負圧または大
気圧のうち、いずれか一方のものを導入するように切換
作動をする切換手段3と、切換手段3の切換作動を制御
する制御手段5とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に封入された
流体(液体)の流動に基づいて防振効果の得られるよう
にした液体封入式防振装置に関するものであり、特に、
液体の流動に伴って発揮される防振特性を、簡単な構造
をもって複数段に切換えることができるようにするとと
もに、高周波数域においても低動バネ特性の得られるよ
うにした、液体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防振装置のうち、特に、自動車用のエン
ジンマウント等にあっては、動力源であるところのエン
ジンが、アイドリング運転の状態から最大回転速度まで
の間、種々の状況下で使用されるものであるため、広い
範囲の周波数に対応できるものでなければならない。そ
のため、内部に二つの液室を設け、その間をオリフィス
をもって連結するようにした、いわゆる液体封入式のエ
ンジンマウント(防振装置)が、すでに案出されてお
り、例えば、特開平4−60231号公報等により公知
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公知の
ものは、低周波数域における2種類の入力振動に対処す
るため、二つのオリフィスを有するようになっており、
これらのオリフィスを作動させることによって、2種類
の振動、例えば、エンジンアイドリング振動と、エンジ
ンシェークとに対応(振動遮断)することができるよう
になっているものである。しかしながら、これらの振動
は、その周波数が10Hzないし30Hz前後のもので
ある。ところで、自動車用エンジンは種々の状況下にお
いて使用されるものであり、当該エンジン及び当該エン
ジンを支持するエンジンマウントを介して車室内に伝播
される振動・騒音の周波数域も広範囲のものとなってい
る。特に、最近においては、上記アイドリング振動やエ
ンジンシェークの外に、これらよりも高周波数域の振動
であるこもり音等のエンジンノイズに関する振動・騒音
が問題とされている。これらの比較的高周波数域の振動
の遮断を図るために、これら高周波数域においても低動
バネ定数を形成することのできるようにした液体封入式
の防振装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課
題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、振動体
に取付けられる連結金具と、車体側に取付けられるホル
ダと、これら連結金具とホルダとの間にあって上記振動
体からの振動を吸収及び遮断するインシュレータと、当
該インシュレータに連続して設けられるものであって、
非圧縮性流体である液体の封入される液室等にて形成さ
れる防振機構部と、からなる液体封入式の防振装置にお
いて、上記防振機構部を、インシュレータの一部にてそ
の室壁が形成されるものであって液体の封入される主室
と、当該主室にオリフィスを介して上記液体が流動する
ように連結される副室と、上記主室内の一部にダイヤフ
ラムを介して設けられるものであって、その室内容積が
変化するように形成された平衡室と、上記副室の周りに
別のダイヤフラムを介して設けられるものであって常時
空気の導入される空気室と、からなるようにするととも
に、このような構成からなる上記平衡室に、負圧または
大気圧のうち、いずれか一方のものを、連続的に、ある
いはエンジン振動に同期させた状態で交互に導入させる
ように切換作動をする切換手段を設け、更に、当該切換
手段の切換作動を制御する制御手段を設けるようにした
構成を採ることとした。
【0005】上記構成を採ることにより、本発明におい
ては次のような作用を呈することとなる。すなわち、本
発明においては、主室の内部にダイヤフラムを介して平
衡室が設けられるようになっているとともに、当該平衡
室内には負圧または大気圧が適宜導入されるようになっ
ているものである。そして、この負圧または大気圧の導
入に関しては、制御手段にて制御される切換手段を介し
て行なわれるようになっているものである。すなわち、
この切換手段の作動によって、上記平衡室内へは、負圧
が特定の周波数をもって周期的に導入されたり、あるい
は一定の負圧が連続的に導入されたりするようになって
いる。また、場合によっては、平衡室は大気開放の状態
に保持されるようになっている。従って、例えば、振動
体を形成するエンジンのアイドリング振動に対しては、
上記切換手段のON/OFF作動によって、上記平衡室
の圧力(容積)を変化させ、これによって、上記インシ
ュレータを介して入力されるアイドリング振動によって
生ずる上記主室内の液圧変動を吸収するようにしてい
る。その結果、上記インシュレータ及び本防振機構部に
て形成されるバネ系の動バネ定数が低下することとな
る。これらによって、アイドリング振動の吸収及び遮断
を図ることとしている。
【0006】一方、車両の走行中に問題とされるこもり
音の原因となる100Hzないし600Hz程度の高周
波数の振動に対しては、上記切換手段を作動させて、上
記平衡室を大気開放の状態にする。これによって、上記
平衡室は、上記インシュレータ及び液室内の液体を介し
て入力される上記高周波数の振動に対して、その室内容
積が自由に変化をすることとなる。その結果、上記イン
シュレータ及び液室内の液体は自由に振動をすることが
できるようになり、本防振機構部が形成するバネ系の動
バネ定数は低く抑えられることとなる。従って、高周波
数域の振動に対する、その遮断効果が高められることと
なる。このように、本発明のものにおいては、切換バル
ブ等からなる切換手段、及び一個のオリフィス、更には
一個の平衡室を設けることによって、複数種類の振動を
吸収及び遮断することができるようになる。
【0007】また、上記アイドリング振動よりも更に低
周波数の振動であるエンジンシェークに対しては、上記
主室と副室との間を連結するオリフィス内を、上記液体
が流動するようにし、これによって、本エンジンシェー
クの吸収及び遮断を行なうこととしている。すなわち、
このエンジンシェークに関する振動は、約10Hz前後
の周波数を有するものであるので、これに対して、動バ
ネ定数を低くすることによって振動遮断を図ることは困
難である。そこで、本発明においては、上記防振機構部
を形成する上記平衡室に一定の負圧を導入し、当該平衡
室の容積をゼロの状態にするようにしている。これによ
って、上記主室と副室との間に形成されるオリフィス内
を上記液体が流動するようにし、この液体の流動に伴な
う粘性抵抗によって、所定の減衰力を生じさせるように
している。そして、この減衰力によって、上記エンジン
シェークの減衰を図ることとしている。
【0008】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、防振機
構部を円筒型の形態からなるようにしたことである。す
なわち、振動体に取付けられる連結金具を形成するもの
であって円筒状の形態からなる内筒と、車体側に取付け
られるホルダを形成するものであって円筒状の形態から
なる外筒と、これら内筒と外筒との間であって上記内筒
の周りに設けられるインシュレータと、当該インシュレ
ータの周りに設けられるものであって非圧縮性流体であ
る液体の封入される液室等にて形成される防振機構部
と、からなる円筒型の液体封入式防振装置に関して、上
記防振機構部を、インシュレータの一部にてその室壁が
形成されるものであって液体の封入される主室と、当該
主室にオリフィスを介して上記液体が流動するように連
結されるものであって上記主室との間が剛体からなる仕
切板にて隔てられた副室と、上記主室内の一部にダイヤ
フラムを介して設けられるものであって、その室内容積
が変化するように形成された平衡室と、上記副室の外側
に、別のダイヤフラムを介して設けられるものであって
常時空気の導入される空気室と、からなるようにすると
ともに、このような構成からなる上記平衡室に、負圧ま
たは大気圧のうち、いずれか一方のものを、連続的に、
あるいはエンジン振動に同期させた状態で交互に導入さ
せるように切換作動をする切換手段を設け、更に、当該
切換手段の切換作動を制御する制御手段を設けるように
した構成を採ることとした。このような構成を採ること
により、本発明のものにおいては、上記請求項1記載の
ものに加えて、更に、小形化及び軽量化を図ることがで
きるようになる。また、振動体の支持に当っては、省ス
ペース化を図ることができるようになる。
【0009】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものは、液室等からなる防振機構部を、インシ
ュレータに対して直列に設けるようにしたものである。
すなわち、液体封入式防振装置において、防振機構部
を、インシュレータに対して直列に設けられる液室から
なるものであって、上記インシュレータの一部にて、そ
の室壁が形成される主室と、当該主室にオリフィスを介
して上記液体が流動するように連結されるとともに、上
記主室との間が、剛体からなる仕切板にて隔てられた構
成からなる副室と、上記主室と仕切板との間にダイヤフ
ラムを介して形成されるものであって、大気圧及び負圧
のうち、いずれか一方のものが導入されるように形成さ
れた平衡室と、上記副室の下方部に別のダイヤフラムを
介して設けられるものであって常時空気の導入される空
気室と、からなるようにした構成を採ることとした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、上記請求項1記載のものに加えて、上記振動体から
の振動が、インシュレータ及び主室内の液体へと直接伝
播されるようになり、振動の遮断効果がより高められる
こととなる。また、従来の縦型の液体封入式防振装置を
基礎に、上記主室内に平衡室を有する防振装置が形成さ
れることとなり、防振装置全体の組立性(組付性)の向
上等が図られることとなる。
【0010】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項3記載
のものと同じである。その特徴とするところは、平衡室
を形成する仕切板のところに、同じく平衡室を形成する
ダイヤフラムが吸着等することの無いようにしたことで
ある。すなわち、インシュレータに対して直列に設けら
れる液室等からなる液体封入式の防振装置において、上
記防振機構部における平衡室の一部を形成する仕切板の
ところであって、同じく平衡室を形成するダイヤフラム
と接触するところに、上記仕切板側接触面の表面部と上
記ダイヤフラム側接触面の表面部との間において空気の
流通が可能なように形成された無数の凹凸部を有する構
成を採ることとした。
【0011】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記請求項3記載のものに加えて、
更に、次のような作用を呈することとなる。すなわち、
上記平衡室内に、負圧または大気圧が導入され、これに
よって、当該平衡室の一部を形成するダイヤフラムが振
動(変形)をするに際して、本ダイヤフラムが上記負圧
によって上記仕切板側に吸引されて上記仕切板と接触す
るようになったときに、当該仕切板と密着するようなこ
とが無くなる。具体的には、上記仕切板の表面部である
上記ダイヤフラムと接触する側に、微視的に見て、無数
の微細な凹凸部が設けられるようになっているものであ
る。そして、これら微細凹凸部の間に形成される谷の部
分(溝部)は、全体的に連続した形態となっているもの
である。従って、このような形態からなる微細凹凸部を
有する仕切板の表面上に上記ダイヤフラムが負圧にて吸
引されて接触したとしても、両者の間には多くの隙間が
形成されることとなる。そして、これら隙間にて形成さ
れる溝部は、ダイヤフラムの存在するところ以外の空間
部に連通するようになっている。従って、上記ダイヤフ
ラムは上記仕切板の表面に密着あるいは吸着するような
ことが無くなる。その結果、上記ダイヤフラムは、切換
手段からの負圧または大気圧の導入に応じて円滑に作動
(変形)をすることとなり、当該ダイヤフラムによって
形成される平衡室の容積変化も円滑に進められることと
なる。
【0012】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、その防
振機構部の構成を、一つの液室と、一つの空気室兼用の
平衡室と、からなるようにしたことである。すなわち、
振動体側に取付けられる連結金具と、車体側に取付けら
れるホルダと、これら連結金具とホルダとの間にあって
上記振動体からの振動を吸収及び遮断するインシュレー
タと、当該インシュレータに対して直列に設けられるも
のであって、非圧縮性流体である液体の封入される液室
及び当該液室の下方部にダイヤフラムを介して設けられ
る空気室等にて形成される防振機構部と、からなる液体
封入式の防振装置に関して、上記防振機構部を、上記イ
ンシュレータの一部にて、その室壁が形成されるもので
あって、上記インシュレータからの振動が直接伝播され
る液体をその内部に有する液室と、当該液室に対して直
列に、ダイヤフラムを介して設けられるものであって負
圧及び大気圧のうち、いずれか一方のものが導入される
空気室兼用の平衡室と、からなるようにするとともに、
このような構成からなる上記平衡室に、負圧または大気
圧のうち、いずれか一方のものを、エンジン振動に同期
させた状態で交互に導入させるように切換作動をする切
換手段を設け、更に、当該切換手段の切換作動を制御す
る制御手段を設けるようにした構成を採ることとした。
このような構成を採ることにより、本発明のものにおい
ては、簡単な構造にて、アイドリング振動の遮断と、走
行中に問題となるものであって、こもり音の原因となる
100Hzないし600Hz程度の高周波数域の振動の
遮断を図ることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。まず、本発明の第一の実
施の形態について説明する。本第一の実施の形態に関す
るものの、その構成は、図1に示す如く、振動体側に取
付けられる連結金具を形成する内筒77と、車体側に取
付けられるホルダの役目を果たすものであってブラケッ
ト9に取付けられる外筒66と、これら内筒77と外筒
66との間に設けられるものであって振動体に連結され
る上記内筒77の周りの設けられるインシュレータ2
と、当該インシュレータ2の周りに設けられるものであ
って、非圧縮性流体である液体の封入される主室11及
び副室12等の液室にて形成される防振機構部1と、当
該防振機構部1の上記主室11内に設けられるものであ
って、負圧または大気圧の導入される平衡室13と、当
該平衡室13に導入される上記負圧または大気圧の切換
作動を行なう切換手段3と、当該切換手段3の切換作動
を制御する制御手段5と、からなることを基本とするも
のである。
【0014】このような基本構成において、上記インシ
ュレータ2は、防振ゴム材からなるものであり、上記内
筒77に加硫接着手段等により一体的に結合されるよう
になっているものである。そして、このような構成から
なるインシュレータ2の周りには、主室11等からなる
防振機構部1が設けられるようになっているものであ
る。この防振機構部1は、図1に示す如く、上記インシ
ュレータ2に連続して、かつ、当該インシュレータ2の
一部にて、その室壁の形成される主室11と、当該主室
11の反対側であってリング状の仕切板14にて隔てら
れたところに設けられる副室12と、これら主室11と
副室12との間を連結するものであって上記外筒66の
内側に沿って設けられるオリフィス16と、上記副室1
2の外側に、別のダイヤフラム17を介して設けられる
ものであって常時空気の導入される空気室18と、上記
主室11内であって上記主室11を形成する空間内にダ
イヤフラム15を介して形成される平衡室13と、から
なることを基本とするものである。
【0015】このような基本構成において、上記主室1
1と副室12との間には、オリフィス16が設けられる
ようになっており、上記主室11と副室12との間の液
体を流動させるようになっているものである。また、上
記主室11内には、ゴム状弾性体からなるストッパ8が
設置されるようになっているとともに、当該ストッパ8
の下方部には剛体状のプロテクタ88が設けられるよう
になっているものである。そして、これらストッパ8及
びプロテクタ88によって、上記振動体からの大振幅の
振動が入力した場合に、上記平衡室13を形成するダイ
ヤフラム15が保護されるようになっているものであ
る。このような構成からなるインシュレータ2及び当該
インシュレータ2を中心に形成される防振機構部1が外
筒66内に設置されるとともに、当該外筒66が車体側
のメンバ等に連結されるブラケット9に取付けられるよ
うになっているものである。
【0016】また、これら構成からなる防振機構部1を
形成する上記平衡室13のところには、連通路19が設
けられており、この連通路19の一端は、切換手段3を
形成する切換バルブ31に連結されるようになっている
ものである。そして、この切換バルブ31は、三方弁か
らなるものであり、適宜切換えられることによって上記
平衡室13を負圧源または大気中に連通させるようにな
っているものである。なお、これら切換手段3の切換作
動は、一体的に設けられたソレノイド32によって行な
われるようになっているものである。すなわち、本切換
手段3はソレノイドバルブにて形成されるようになって
いるものである。また、このような構成からなる切換バ
ルブ31の大気圧導入ポート側には、大気圧の導入速度
と負圧の導入速度とをバランスさせるための絞り弁33
が設けられるようになっている。
【0017】このような切換手段3の切換作動を制御す
る制御手段5は、マイクロプロセッサユニットを基礎と
して形成されるマイクロコンピュータ(CPU)等から
なるものである。これら構成からなる制御手段5の制御
作用により、上記切換手段3が駆動され、これによっ
て、エンジンの吸入負圧等にて形成される負圧、あるい
は大気開放によって形成される大気圧が、上記平衡室1
3に導入されるようになっているものである。そして、
このような切換手段3を介しての負圧または大気圧の導
入によって、上記平衡室13の一部を形成するダイヤフ
ラム15が駆動され(変形をし)、上記主室11内に生
じる液圧変動を吸収するようになっているものである。
【0018】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。すなわち、振動体側からの振動は、図1に示す如
く、内筒66を介して、ゴム材等からなるインシュレー
タ2へと伝播される。これによって、当該インシュレー
タ2は振動あるいは変形をして、上記入力振動の大部分
を吸収あるいは遮断する。従って、大半の振動は、この
インシュレータ2の部分で遮断されることとなるが、一
部のものは、当該インシュレータ2のところでは遮断さ
れず、次の防振機構部1のところで遮断されることとな
る。次に、この防振機構部1における具体的な作用につ
いて説明する。まず、アイドリング振動に対しては、上
記切換手段3を作動させることによって、上記主室11
内であって、その下方部のところに設けられた平衡室1
3内へ、負圧または大気圧を特定の周波数をもって交互
に導入させるようにする。すなわち、上記切換手段3を
特定の周波数にて作動させることによって、上記平衡室
13内の圧力(容積)を変化させ、これによって、上記
インシュレータ2を介して入力されるアイドリング振動
によって生ずる上記主室11内の液圧変動を吸収するよ
うにする。その結果、上記インシュレータ2及び本防振
機構部1にて形成されるバネ系の動バネ定数が低下する
こととなり、アイドリング振動の吸収及び遮断が行なわ
れることとなる。
【0019】次に、上記アイドリング振動よりも更に低
周波数の振動であるエンジンシェークに対しては、当該
振動が約10Hz前後の低周波数を有するものであるの
で、これに対して、動バネ定数を低くすることによって
振動遮断を図ることは困難である。そこで、本実施の形
態のものにおいては、上記防振機構部1における減衰特
性の向上によって、上記エンジンシェークに関する振動
を抑え込む(減衰させる)こととしている。すなわち、
上記防振機構部1を形成する上記平衡室13に、一定の
負圧を導入し、当該平衡室13内の容積をゼロの状態に
する。これによって、上記主室11と副室12との間に
形成されるオリフィス16内を上記液体が流動するよう
になる。そして、この液体の流動に伴なう粘性抵抗によ
って、所定の減衰力を生じさせるようにしている。この
減衰力によって、エンジンシェークの減衰が図られるこ
ととなる。
【0020】一方、車両の走行中に問題とされるこもり
音の原因となる100Hzないし600Hz程度の高周
波数域の振動に対しては、上記切換手段3を作動させ、
上記平衡室13を大気開放の状態に保持する。これによ
って、上記平衡室13は、上記インシュレータ2及び主
室11内の液体を介して入力される上記高周波数の振動
に対して、その室内容積が自由に変化をすることとな
る。その結果、上記インシュレータ2及び主室11内の
液体は、自由に振動をすることができるようになり、本
防振機構部1にて形成されるバネ系の動バネ定数は低く
抑えられることとなる。従って、高周波数域の振動に対
する、その遮断効果が高められることとなる。
【0021】次に、本発明の第二の実施の形態につい
て、図2ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関
するものの、その構成は、図2に示す如く、振動体側に
取付けられる連結金具7と、車体側に取付けられるホル
ダ6と、これら連結金具7とホルダ6との間にあって上
記振動体からの振動を吸収及び遮断するインシュレータ
2と、当該インシュレータ2に対して直列に設けられる
ものであって、非圧縮性流体である液体の封入される液
室等からなる防振機構部1と、当該防振機構部1を形成
する主室11内に設けられるものであって、容積変化の
する平衡室13に、負圧または大気圧を交互に導入させ
るするように切換作動をする切換手段3と、当該切換手
段3の切換作動を制御する制御手段5と、からなること
を基本とするものである。
【0022】このような基本構成において、上記インシ
ュレータ2は、防振ゴム材からなるものであり、上記連
結金具7に加硫接着手段等により一体的に結合されるよ
うになっているものである。そして、このような構成か
らなるインシュレータ2の下方部に、当該インシュレー
タ2に対して直列に設けられる防振機構部1は、図2及
び図3に示す如く、主室11及び副室12からなる液室
と、これら液室を形成する副室12の下方部に、別のダ
イヤフラム17を介して形成される空気室18と、上記
主室11と副室12との間を仕切る仕切板14の、その
上方部であって上記主室11を形成する空間内にダイヤ
フラム15を介して形成される平衡室13と、からなる
ことを基本とするものである。
【0023】このような基本構成において、上記主室1
1と副室12との間には、図1及び図2に示す如く、オ
リフィス16が設けられるようになっており、上記主室
11と副室12との間の液体を流動させるようになって
いるものである。また、上記平衡室13には、連通路1
9が設けられており、この連通路19の一端は、切換手
段3を形成する切換バルブ31に連結されるようになっ
ているものである。なお、これら構成からなる切換手段
3は上記第一の実施の形態のところで説明したものと同
じものであり、従って、当該切換手段3の切換作動を制
御する制御手段5も、上記第一の実施の形態のところで
説明したものと同じマイクロプロセッサユニットを基礎
として形成されるマイクロコンピュータ(CPU)等か
らなるものである。
【0024】なお、このような構成からなる本実施の形
態のものにおいて、その平衡室13を形成する仕切板1
4のところの表面構造を変えたもの(変形例)につい
て、図4を基に説明する。このものは、上記仕切板14
の表面部のところに、空気の流通が可能なように形成さ
れた微細な凹凸部145を有する構成からなるものであ
る。そして、この微細凹凸部145は、ショットブラス
ト手段あるいは表面シボ加工手段等により、その表面部
の粗度が粗くなるように表面処理されることによって形
成されるようになっているものである。また、これら仕
切板14の表面部と接触する上記ダイヤフラム15の接
触面側には、ウレタン系塗料またはシリコン系塗料の塗
布等によって形成される滑性層が形成されるようになっ
ているものである。
【0025】このような構成を採ることにより、本実施
の形態のものにおいては、上記平衡室13内に負圧また
は大気圧が導入されて、上記ダイヤフラム15が振動を
して、上記仕切板14と接触するようになったときに、
当該仕切板14と上記ダイヤフラム15とは密着するよ
うなことが無くなる。すなわち、上記仕切板14の表面
部である上記ダイヤフラム15と接触する側には、微視
的に見て、無数の微細な凹凸部145が設けられるよう
になっているものであり、そして、これら微細凹凸部1
45の間には連続した溝部が形成されるようになってい
るものである。従って、このような形態からなる微細凹
凸部145を有する仕切板14の表面上に上記ダイヤフ
ラム15が負圧にて吸引されて接触したとしても、両者
の間には多くの隙間が形成されることとなる。そして、
これら隙間にて形成される溝部は、上記ダイヤフラム1
5の存在するところ以外の空間部に連通するようになっ
ているものであるので、上記ダイヤフラム15は上記仕
切板14の表面に密着あるいは吸着するようなことが無
い。その結果、上記ダイヤフラム15は、切換手段3か
らの負圧または大気圧の導入に応じて円滑に作動(変
形)をするようになり、当該ダイヤフラム15によって
形成される平衡室13の容積変化も円滑に進められるこ
ととなる。
【0026】次に、本発明の第三の実施の形態について
図5を基に説明する。このものは、上記防振機構部1
が、一つの液室111と一つの平衡室(空気室兼用)1
3とを基礎にして形成されるようになっているものであ
り、その構造が簡略化されているものである。すなわ
ち、本実施の形態に関するものの、その防振機構部1の
構成は、図5に示す如く、上記インシュレータ2の下方
部に設けられるものであって当該インシュレータ2から
の振動が直接伝播される液室111と、当該液室111
とダイヤフラム15を介して設けられるものであって、
負圧及び大気圧のうち、いずれか一方のものが導入され
る空気室兼用の平衡室13と、からなるものである。そ
して、当該空気室兼用の平衡室13内に上記負圧または
大気圧のうち、いずれか一方のものが周期的に導入され
るように切換作動をする切換手段3と、当該切換手段3
の切換作動を制御する制御手段5と、が設けられるよう
になっているものである。このような構成からなる本防
振機構部1の上方部にインシュレータ2が設けられ、更
には、これら防振機構部1及びインシュレータ2を保持
するように、その上下に連結金具7及びホルダ6が設け
られることによって、簡易型の液体封入式防振装置が形
成されるようになっているものである。このような構成
を採ることにより、本実施の形態のものにおいては、上
記ソレノイドバルブからなる切換手段3の切換作動によ
って、アイドリング振動及び走行中に問題となる比較的
高周波数域の振動の両方の振動に対して、低動バネ定数
を形成させることができるようになる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、振動体側に取付けられ
る連結金具と、車体側に取付けられるホルダと、これら
連結金具とホルダとの間にあって上記振動体からの振動
を吸収及び遮断するインシュレータと、当該インシュレ
ータに対して連続して設けられるものであって、非圧縮
性流体である液体の封入される液室等にて形成される防
振機構部と、当該防振機構部に負圧または大気圧を導入
させるように切換作動する切換手段と、当該切換手段の
切換作動を制御する制御手段と、からなる液体封入式の
防振装置に関して、上記防振機構部を、上記インシュレ
ータの一部にて、その室壁が形成されるものであって上
記インシュレータからの振動が直接伝播される液体を、
その内部に有する液室と、当該液室に連続して、かつ、
ダイヤフラムを介して設けられるものであって、負圧及
び大気圧のうち、いずれか一方のものが導入される平衡
室と、からなるようにした構成を採ることとしたので、
上記切換手段をON/OFF作動させることによって、
上記平衡室の容積を変化させ、これによって、上記イン
シュレータを介して入力されるアイドリング振動によっ
て生ずる上記液室内の液圧変動を吸収することができる
ようになり、その結果、アイドリング振動の吸収及び遮
断を図ることができるようになった。
【0028】また、一方、車両の走行中に問題とされる
こもり音の原因となる100Hzないし600Hz程度
の高周波数域の振動に対しては、上記切換手段を作動さ
せて、上記平衡室を大気開放の状態にし、これによっ
て、上記平衡室を、上記インシュレータ及び液室内の液
体を介して入力される上記高周波数の振動に対して、そ
の室内容積を自由に変化させるようにし、本防振機構部
が形成するバネ系の動バネ定数を低く抑えることができ
るようになった。その結果、高周波数域の振動に対す
る、その遮断効果を高めることができるようになった。
【0029】また、エンジンシェークに対しては、上記
液室を形成する主室と副室との間にオリフィスを設ける
ようにするとともに、この間を液体が流動するように
し、この液体の流動に伴なう粘性抵抗によって、所定の
減衰力を生じさせるようにし、この減衰力の作用によっ
て、上記エンジンシェークの抑制を図ることができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態にかかるものであっ
て円筒型の液体封入式防振装置の全体構成を示す断面図
である。
【図2】本発明の第二の実施の形態にかかるものであっ
て縦型式液体封入式防振装置の全体構成を示す縦断面図
である。
【図3】本発明の第二の実施の形態に関するものの、そ
の作動態様を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態にかかるものの、そ
の平衡室の構造を変えた変形例の全体構成を示す縦断面
図である。
【図5】本発明の第三の実施形態に関するものの、その
全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 防振機構部 11 主室 111 液室 12 副室 13 平衡室 14 仕切板 145 凹凸部 15 ダイヤフラム 16 オリフィス 17 ダイヤフラム(別のダイヤフラム) 18 空気室 19 連通路 2 インシュレータ 3 切換手段 31 切換バルブ 32 ソレノイド 33 絞り弁 5 制御手段 6 ホルダ 66 外筒 7 連結金具 77 内筒 8 ストッパ 88 プロテクタ 9 ブラケット
フロントページの続き (72)発明者 横井 宏 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 内藤 剛 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体に取付けられる連結金具と、車体
    側に取付けられるホルダと、これら連結金具とホルダと
    の間にあって上記振動体からの振動を吸収及び遮断する
    インシュレータと、当該インシュレータに連続して設け
    られるものであって、非圧縮性流体である液体の封入さ
    れる液室等にて形成される防振機構部と、からなる液体
    封入式の防振装置において、上記防振機構部を、インシ
    ュレータの一部にてその室壁が形成されるものであって
    液体の封入される主室と、当該主室に、オリフィスを介
    して上記液体が流動するように連結される副室と、上記
    主室内の一部にダイヤフラムを介して設けられるもので
    あって、その室内容積が変化するように形成された平衡
    室と、上記副室の周りに別のダイヤフラムを介して設け
    られるものであって常時空気の導入される空気室と、か
    らなるようにするとともに、このような構成からなる上
    記平衡室に、負圧または大気圧のうち、いずれか一方の
    ものを、連続的に、あるいはエンジン振動に同期させた
    状態で交互に導入させるように切換作動をする切換手段
    を設け、更に、当該切換手段の切換作動を制御する制御
    手段を設けるようにしたことを特徴とする液体封入式防
    振装置。
  2. 【請求項2】 振動体に取付けられる連結金具を形成す
    るものであって円筒状の形態からなる内筒と、車体側に
    取付けられるホルダを形成するものであって円筒状の形
    態からなる外筒と、これら内筒と外筒との間であって、
    上記内筒の周りに設けられるインシュレータと、当該イ
    ンシュレータの周りに設けられるものであって非圧縮性
    流体である液体の封入される液室等にて形成される防振
    機構部と、からなる円筒型の液体封入式防振装置におい
    て、上記防振機構部を、インシュレータの一部にてその
    室壁が形成されるものであって液体の封入される主室
    と、当該主室にオリフィスを介して上記液体が流動する
    ように連結されるものであって、上記主室との間が剛体
    からなる仕切板にて隔てられた構成からなる副室と、上
    記主室内の一部にダイヤフラムを介して設けられるもの
    であって、その室内容積が変化するように形成された平
    衡室と、上記副室の外側に、別のダイヤフラムを介して
    設けられるものであって常時空気の導入される空気室
    と、からなるようにするとともに、このような構成から
    なる上記平衡室に、負圧または大気圧のうち、いずれか
    一方のものを、連続的に、あるいはエンジン振動に同期
    させた状態で交互に導入させるように切換作動をする切
    換手段を設け、更に、当該切換手段の切換作動を制御す
    る制御手段を設けるようにしたことを特徴とする円筒型
    の液体封入式防振装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記防振機構部を、上記インシュレータに対して
    直列に設けられる液室からなるものであって、上記イン
    シュレータの一部にて、その室壁が形成される主室と、
    当該主室にオリフィスを介して上記液体が流動するよう
    に連結されるとともに、上記主室との間が、剛体からな
    る仕切板にて隔てられた構成からなる副室と、上記主室
    と仕切板との間にダイヤフラムを介して形成されるもの
    であって、大気圧及び負圧のうち、いずれか一方のもの
    が導入されるように形成された平衡室と、上記副室の下
    方部に別のダイヤフラムを介して設けられるものであっ
    て常時空気の導入される空気室と、からなるようにした
    ことを特徴とする液体封入式防振装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記平衡室の一部を形成する仕切板のところであ
    って、上記平衡室を形成するダイヤフラムと接触すると
    ころに、上記仕切板側接触面の表面部と上記ダイヤフラ
    ム側接触面の表面部との間において空気の流通が可能な
    ように形成された無数の凹凸部を設けるようにしたこと
    を特徴とする液体封入式防振装置。
  5. 【請求項5】 振動体側に取付けられる連結金具と、車
    体側に取付けられるホルダと、これら連結金具とホルダ
    との間にあって上記振動体からの振動を吸収及び遮断す
    るインシュレータと、当該インシュレータに対して直列
    に設けられるものであって、非圧縮性流体である液体の
    封入される液室及び当該液室の下方部にダイヤフラムを
    介して設けられる空気室等にて形成される防振機構部
    と、からなる液体封入式の防振装置において、上記防振
    機構部を、上記インシュレータの一部にて、その室壁が
    形成されるものであって、上記インシュレータからの振
    動が直接伝播される液体を、その内部に有する液室と、
    当該液室に対して直列に、ダイヤフラムを介して設けら
    れるものであって負圧及び大気圧のうち、いずれか一方
    のものが導入される空気室兼用の平衡室と、からなるよ
    うにするとともに、このような構成からなる上記平衡室
    に、負圧または大気圧のうち、いずれか一方のものを、
    エンジン振動に同期させた状態で交互に導入させるよう
    に切換作動をする切換手段を設け、更に、当該切換手段
    の切換作動を制御する制御手段を設けるようにしたこと
    を特徴とする液体封入式防振装置。
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US10/126,517 US6712344B2 (en) 1996-05-21 2002-04-22 Liquid-sealing type variation isolating apparatus
US10/747,172 US20040150146A1 (en) 1996-05-21 2003-12-31 Liquid-sealing type variation isolating apparatus

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JP2004036895A (ja) * 1996-12-26 2004-02-05 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
JP2010084790A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Tokai Rubber Ind Ltd 液体封入式筒型防振装置
JP2013204610A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Polymatech Co Ltd ダンパー

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