JPH1036353A - アゼピン類の製造方法及び中間体 - Google Patents

アゼピン類の製造方法及び中間体

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JPH1036353A
JPH1036353A JP9100101A JP10010197A JPH1036353A JP H1036353 A JPH1036353 A JP H1036353A JP 9100101 A JP9100101 A JP 9100101A JP 10010197 A JP10010197 A JP 10010197A JP H1036353 A JPH1036353 A JP H1036353A
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bis
tert
diyl
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JP9100101A
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English (en)
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Peter Karl Matzinger
ペーター・カール・マッツィンガー
Michelangelo Scalone
ミケランジェロ・スカローン
Ulrich Zutter
ウルリッヒ・ツッター
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F Hoffmann La Roche AG
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F Hoffmann La Roche AG
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Publication date
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    • C07D223/06Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • C07D223/02Heterocyclic compounds containing seven-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式(I)の化合物を、従来法より簡潔か
つ経済的に製造する方法を提供する。 【解決手段】 式(I): 【化29】 〔式中、R1 及びR2 は、各々独立に、芳香族カルボン
酸のアシル残基を表す〕で示される化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アゼピン類の新規
な製造方法及びこの方法に使用される中間体に関する。
【0002】1つの面で、本発明は、一般式(I):
【0003】
【化15】
【0004】〔式中、R1 及びR2 は、各々独立に、芳
香族カルボン酸のアシル残基を表す〕で示されるアゼピ
ン類の製造方法に関する。
【0005】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上記一
般式(I)の化合物は、既知の、薬理学的に活性な化合
物、例えば、バラノール(balanol)(国際特許公開WO
93/03730号を参照のこと)及び他のホスホキナ
ーゼ阻害剤(例えば、ヨーロッパ特許公開−0 663
393号に記載されている化合物など)を包含する。
本発明の方法により、従前の既知の方法に比べて、より
簡潔でより経済的な方法でこのような化合物を製造する
ことができるようになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により、一般式
(I)の化合物は、 a)式(II):
【0007】
【化16】
【0008】〔式中、R3 は、低級アルキルを表し;そ
してHXは、酸を表す〕で示される化合物を水素化し
て、 a1)式(IV):
【0009】
【化17】
【0010】で示される化合物とし、 a2)式(IV)の化合物のNH基を保護した後、エステ
ル基R3 を加水分解して式(V):
【0011】
【化18】
【0012】〔式中、R4 は、保護基を表す〕で示され
る化合物に変換し、 a3)式(V)の化合物のカルボキシル基を酸アジド又
はアミドに変換することによって式(VI):
【0013】
【化19】
【0014】で示される化合物に変換し、 a4)式(VI)の化合物を加水分解して式(VII):
【0015】
【化20】
【0016】で示される化合物に変換し、 a5)式(VII)の化合物を、式R1 OH及び/又はR2
OHで示される芳香族カルボン酸、あるいはその反応性
誘導体により、各々N−及びO−アシル化するか;ある
いは b)式(III):
【0017】
【化21】
【0018】〔式中、R3 及びR4 は、上記と同義であ
る〕で示される化合物を b1)微生物又は酵素により還元して、式(VIII):
【0019】
【化22】
【0020】で示される化合物とし、 b2)式(VIII)の化合物を加水分解して式(VIIIa)
の化合物:
【0021】
【化23】
【0022】とし、そしてこれをa3)工程と同様にし
て式(IX):
【0023】
【化24】
【0024】で示される化合物に変換し、 b3)式(IX)の化合物を加水分解して式(X):
【0025】
【化25】
【0026】で示される化合物に変換し、 b4)式(X)の化合物を、式R1 OHで示される芳香
族カルボン酸又はその反応性誘導体によりアシル化して
式(XI):
【0027】
【化26】
【0028】で示される化合物とし、 b5)式(XI)の化合物を、R2 OHで示される芳香族
カルボン酸又はその反応性誘導体によりアシル化し、そ
して、a5)又はb5)により得られる式(XII):
【0029】
【化27】
【0030】で示される化合物から保護基R4 を脱離さ
せ、並びに必要であればR1 及び/又はR2 に存在する
他の保護基を脱離させることにより製造することができ
る。
【0031】アシル残基R1 及びR2 の例は、安息香酸
のアシル残基、並びに、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン
(特にフッ素)、低級アルキル及び/又は低級アルコキ
シで置換されている安息香酸のアシル残基、又はベンゾ
イルで置換されている安息香酸のアシル残基、あるいは
フッ素、低級アルキル及び/又は低級アルコキシで置換
されているベンゾイルで置換されている安息香酸のアシ
ル残基である。「低級」という用語は、1〜6個のC原
子を有する基を意味する。R2 が、p−ヒドロキシベン
ゾイル又はp−(2−フルオロ−6−ヒドロキシ−3−
メトキシベンゾイル)ベンゾイルを意味し、そしてR1
が、p−ヒドロキシベンゾイル又は4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルベンゾイルを意味する、式(I)の化
合物は、特に重要である。通常使用されるアミノ保護
基、特にtert−ブトキシカルボニルが、保護基R4 とし
て考慮される。
【0032】本発明の1つの実施態様において、式(I
I)の化合物が使用され、工程(a1)により式(IV)
の化合物に不斉的に水素化される。式(II)の酸付加塩
のための酸の例は、鉱酸(例えばHCl)などの無機
酸、及びスルホン酸(例えばp−トルエンスルホン酸及
びメタンスルホン酸)などの有機酸である。この不斉水
素化は、触媒として、例えばヨーロッパ特許公開−0
643 052号に記載されている、周期律のVIII族の
金属(特にルテニウム)を有する、光学活性な、好適に
はアトロプ異性の、ジホスフィンリガンドを使用して行
うことができる。
【0033】このような触媒の例は、ジ(η2 −アセタ
ート)(η4 −シクロオクタ−1,5−ジエン)−ルテ
ニウム(II)(R)−(6,6′−ジメトキシビフェニ
ル−2,2′−ジイル)−ビス(ジフェニルホスフィ
ン)、あるいは下記式: 〔RuL〕2+(X)2 (III−a) 〔RuLX22+(X)2 (III−b) 〔RuLX12+3 (III−c)、又は RuL(X4)2 (III−d) 〔式中、Xは、BF4 -、ClO4 -、B(フェニル)4 -
SbF6 -、PF6 -、Z1 −SO3 -を表し;X1 は、ハロ
ゲンを表し;X2 は、ベンゼン、ヘキサメチルベンゼン
又はp−シメンを表し;X3 は、ハロゲン、ClO4 -
B(フェニル)4 - 、SbF6 -、PF6 -、Z1 −SO3 -
はBF4 -を表し;X4 は、アニオンZ2 −COO- 若し
くはZ3 −SO3 -、アリル又はアセチルアセトナート残
基(CH3 COCH=C(CH3)O−)を表し;Z1
は、ハロゲン化低級アルキル又はハロゲン化フェニルを
表し;Z2 は、低級アルキル、フェニル、ハロゲン化低
級アルキル又はハロゲン化フェニルを表し;Z3 は、低
級アルキル又はフェニルを表し;そしてLは、光学活性
な、好適にはアトロプ異性の、ジホスフィンリガンドを
表す〕で示される化合物である。
【0034】リガンドLの例は、MeOBIPHEP
(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)−ビス(ジフェニルホスフィン)、BIPHEMP
(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)−ビス(ジフェニルホスフィン)、BINAP
〔(1,1′−ビナフチル)−2,2′−ジイル〕−ビ
ス(ジフェニルホスフィン)、pTol−BIPHEM
P (6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)−ビス〔ジ(p−トリル)ホスフィン〕、pAn−
MeOBIPHEP 6,6′−ジメトキシ−P,P,
P′,P′−テトラキス−(4−メトキシ−フェニル)
−ビフェニル−2,2′−ビス−ホスフィン、pDMA
−MeOBIPHEP 6,6′−ジメトキシ−P,
P,P′,P′−テトラキス−(4−ジメチルアミノ−
フェニル)−ビフェニル−2,2′−ビス−ホスフィ
ン、pフェニル−MeOBIPHEP (6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)−ビス〔ビス
(ビフェニル)−ホスフィン〕、mTol−BIPHE
MP (6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジ
イル)−ビス〔ジ(m−トリル)−ホスフィン〕、Cy
2 −MeOBIPHEP P2,P2−ジシクロヘキシ
ル−6,6′−ジメトキシ−P2′,P2′−ジフェニ
ル−ビフェニル−2,2′−ビスホスフィン、2−フリ
2 −BIPHEMP P,P−ジフェニル−P′,
P′−ジ(2−フリル)−(6,6′−ジメチル−ビフ
ェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン、(3,5−
Me,4−MeO)−MeOBIPHEP 6,6′−
ジメトキシ−P,P,P′,P′−テトラキス−(ジメ
チル−4−メトキシ−フェニル)−ビフェニル−2,
2′−ビスホスフィン、ジMeOBIPHEP (5,
5′,6,6′−テトラメトキシビフェニル−2,2′
−ジイル)−ビス(ジフェニルホスフィン)、トリMe
OBIPHEP (4,4′,5,5′,6,6′−ヘ
キサメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)−ビス
(ジフェニルホスフィン)及び2−フリル−MeOBI
PHEP (6,6′−ジメトキシビフェニル−2,
2′−ジイル)−ビス〔ジ(2−フリル)ホスフィン〕
である。
【0035】これらのリガンドは、EP特許643 0
52、647 648、582 692、580 33
6、690 065、643 065、特開昭5239
076に記載されている。
【0036】式(III−a)〜(III−d)の錯体中のリガ
ンドLに対するルテニウムの比は、便利にはリガンド1
mol 当たり約0.5〜約2mol の間、好適には約1mol
である。基質/触媒比(S/C;mol/mol)は、通常約2
0〜約30,000の間、好適には約100〜約5,0
00の間である。
【0037】ジアセトキシ−ルテニウム−〔(R)−
6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル〕
−ビス(ジフェニルホスフィン)〔Ru(OAc)
2(R)−MeOBIPHEP〕は、特に好適な触媒で
ある。通常、水素化は、高圧(例えば1〜100bar 、
好適には5〜70bar の圧力)下で、0〜80℃、好適
には20〜50℃の温度で、エタノール中で酸素を排除
して行われる。工程(a2)において、こうして得られ
た式(IV)の化合物中のNH基は、例えばtert−ブトキ
シカルボニル基により保護される。通常アルカリ水溶液
(例えば水酸化ナトリウム溶液)を使用して室温で行わ
れるエステル基R3 の加水分解後、酸性化して得られる
式(V)のカルボン酸は、式(VI)のオキサゾリドンに
変換(a3)される。この反応は、式(V)の化合物中
のカルボキシ基を式(Va):
【0038】
【化28】
【0039】〔式中、Aは、アジド又はアミノを表す〕
で示される酸アジド又は酸アミドに変換し、続いてクル
チウス又はホフマン分解を行うが、それ自体既知の方法
で行うことができる。式(VI)のオキサゾリドンは、そ
れ自体既知の方法で、例えば水性アルコール性アルカリ
により、通常は70〜90℃に加熱しながら、加水分解
(a4)して化合物(VII)にすることができる。工程
(a5)において、式(VII)の化合物中のヒドロキシ基
及びアミノ基は、それ自体既知の方法で、カルボン酸R
1 OH又はR2 OH(R1 及びR2 は前述のアシル基を
表す)の反応性誘導体(例えば混合無水物)との反応に
より、アシル化することができる。これらのカルボン酸
が、OH基のようなアシル化可能な基を有するとき、こ
れらの基は通常は中間において保護される。R1 及びR
2 が、相互に異なる式(I)の化合物は、例えば、1当
量のR1 OHにより選択的に式(VII)の化合物中のアミ
ノ基をN−アシル化し、続いて1当量のR2 OHにより
O−アシル化することにより、得ることができる。
【0040】本発明による方法の別の実施態様におい
て、一般式(III)の化合物が使用され、工程(b1)に
おいて微生物により式(VIII)の化合物に還元される。
原則として、この還元は特異的な微生物に限定されな
い。微生物として通常、真菌株(真菌(fungi))、酵母
が使用される。特に好適な微生物は、Hanseniaspora uv
arum R1052、特にDeutschen Sammlung von Mikro
organismen und Zellkulturen (DSMZ)にDSM10
496 番の下で1996年1月16日に寄託された株であ
る。式(VIII)の化合物への化合物(III)の還元は、細
胞培養物全体を使用するか、又はこの微生物から得られ
る酵素を使用して行うことができる。好適な微生物であ
るHanseniaspora uvarum R1052は、炭素及び窒素
源(例えば、グルコース又はデンプン、及びダイズ粉、
酵母抽出物又はペプトン)、更には、硫酸アンモニウ
ム、塩化ナトリウム又は硝酸ナトリウムのような無機塩
を含有する通常の栄養基質で好気性水性液内培地で培養
することができる。培養は、約20〜35℃、好適には
27℃の温度で、約3〜9のpH範囲、好適には約pH5〜
7で行うことができる。式(III)の化合物は、有機溶媒
(例えば酢酸エチル)中の微生物培養物に添加する。還
元の経過は、反応媒体の試料の薄層クロマトグラフィー
により追跡することができる。一般に、この反応は約8
〜12時間かかる。反応生成物である式(VIII)の化合
物は、適切な有機溶媒(例えば酢酸エチル)での抽出に
より培養液から分離することができる。次の反応工程
(b2)において、式(VIII)の化合物を対応するカル
ボン酸にケン化して、これを式(IX)のオキサゾリドン
に変換する。化合物(VIII)から得られたカルボン酸の
オキサゾリドン(IX)への変換は、(a3)の場合に記
載された方法と同様にして行うことができる。(a4)
の場合に記載された方法と同様のオキサゾリドン(IX)
(b3)のアルカリ加水分解により、一般式(X)の化
合物が得られ、これを(a5)の場合に記載された方法
と同様にN−アシル化(工程(b4))して一般式(X
I)の化合物にする。一般式(XI)の化合物は、トリフ
ェニルホスフィン及びアゾ−ジカルボン酸ジエチルの存
在下で、一般式R2 OHのカルボン酸でのアシル化によ
り、一般式(XII)の化合物に変換(工程(b5))する
ことができる。保護基R4 は、(a5)又は(b5)に
より得られた一般式(XII)の化合物から、tert−ブトキ
シカルボニル基の場合には、例えば酢酸エチルのような
溶媒中で、2N HClのような酸での処理により、それ
自体既知の方法で脱離することができる。
【0041】本発明の方法で生じる一般式(IV)、
(V)、(VI)、(VIII)、(VIIIa)、(IX)、
(X)及び(XI)の化合物、並びに実施例7a及び12
において調製される化合物は、いずれも新規であり、ま
た本発明の目的物である。
【0042】
【実施例】下記実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、実施例1は、出発物質として使用される式(II)
及び(III)の化合物の調製を記載している。
【0043】実施例1 a) ジクロロメタン250ml中のジ−tert−ブチルジ
カーボネート218.3gの溶液を、20〜25℃で撹
拌しながら1時間内に、ジクロロメタン750ml中のピ
ペリジン−3−オール101.2gに添加した。この反
応混合物を室温で更に2時間撹拌した。次に脱イオン水
1,000ml中の重炭酸ナトリウム33.6g及び臭化
カリウム11.9gの溶液を添加し、反応混合物を−2
℃に冷却した。2,2,6,6−テトラメチル−ピペリ
ジン−1−オキシド0.39gの添加後、13.3%次
亜塩素酸ナトリウム水溶液560gを、0〜5℃で80
分内に添加した。−2℃で更に30分間撹拌後、過剰の
次亜塩素酸ナトリウム溶液を0〜5℃で80分内に添加
した。−2℃で更に30分間撹拌後、38%重亜硫酸ナ
トリウム水溶液約10mlの添加により、過剰の次亜塩素
酸ナトリウムを分解した。次に反応混合物を20℃に加
温し、水層を分離してジクロロメタン500mlで抽出し
た。両方の有機相を10%塩化ナトリウム溶液500ml
で洗浄し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過及
び減圧下での溶媒除去後、減圧下の蒸留により油状残渣
を精製した。無色の油状物として3−オキソ−ピペリジ
ン−1−カルボン酸tert−ブチル191.2gを得た
(沸点80〜82℃/0.01mbar)。
【0044】b) a)項で得られた化合物99.6g
をジエチルエーテル600mlに溶解した。この溶液を−
70℃に冷却し、この白色の懸濁液に、ジエチルエーテ
ル125ml中のジアゾ酢酸エチル62.0mlの溶液及び
ジエチルエーテル125ml中の三フッ化ホウ素エーテル
錯体69.0mlを、同時に1時間内に滴下して、内部温
度を−70℃に保持しながら処理した。−70℃で更に
1時間撹拌後、冷却浴を取り去り、反応混合物を0℃に
加温し、10%炭酸ナトリウム溶液375mlで処理し
た。水相を分離し、ジエチルエーテル250mlで抽出し
た。有機相を10%塩化ナトリウム溶液250mlで洗浄
し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下30℃
で溶媒を除去後、黄色の油状物の形で粗生成物として1
−(tert−ブトキシカルボニル)−4−オキソ−アゼパ
ン−3−カルボン酸エチルを得て、これを更に精製する
ことなく次の工程に使用した。
【0045】c) b)項で得られた生成物147.2
gをジオキサン1,250mlに溶解して、4−オキソ−
アゼパン−3−カルボン酸エチル臭化水素酸塩0.1g
を種晶として加えた。次に5.7M MHBr/酢酸エチ
ル175mlを室温で撹拌しながら25分内に添加した。
更に4−オキソ−アゼパン−3−カルボン酸エチル臭化
水素酸塩0.1gを種晶として加えた後、この懸濁液を
室温で5時間撹拌した。結晶を濾過し、酢酸エチルで洗
浄して、50℃で25mbarで乾燥した。粗生成4−オキ
ソ−アゼパン−3−カルボン酸エチル臭化水素酸塩9
1.0gを得て、これを還流下で撹拌及び加熱しながら
2−ブタノン1,250mlに溶解した。この溶液を65
℃に冷却して、純粋な4−オキソ−アゼパン−3−カル
ボン酸エチル塩酸塩0.1gを種晶として加えた。室温
に冷却後、この懸濁液を室温で1時間、及び0℃で3時
間撹拌した。結晶を濾過し、2−ブタノン(−10℃に
冷却)200mlで洗浄して、50℃で25mbarで乾燥し
た。融点127〜130℃(分解)の白色の4−オキソ
−アゼパン−3−カルボン酸エチル臭化水素酸塩68.
2gを得た。
【0046】d) b)項で得られた化合物59.4g
をジオキサン中の1M HCl 1,000mlに溶解し
て、室温で24時間撹拌した。1.5時間反応後、この
溶液に4−オキソ−アゼパン−3−カルボン酸エチル塩
酸塩約25mgを種晶として加えた。この白色の懸濁液を
濾過し、ジオキサンで洗浄して、50℃で25mbarで乾
燥した。白色の結晶の形で4−オキソ−アゼパン−3−
カルボン酸エチル塩酸塩31.3gを得たが、これは、
NMRスペクトルによると塩酸塩1mol 当たりジオキサ
ン約0.4mol を含有していた。この塩酸塩を更に精製
するため、及びジオキサンを除去するために再結晶し
た。4−オキソ−アゼパン−3−カルボン酸エチル塩酸
塩31.3gを80℃で2−ブタノール600mlに溶解
し、2時間内にこの溶液を−20℃に冷却し、−20℃
で3時間撹拌した。この白色懸濁液を濾過し、2−ブタ
ノール(−20℃に冷却)で洗浄して、50℃で25mb
arで乾燥した。白色結晶の形で4−オキソ−アゼパン−
3−カルボン酸エチル塩酸塩22.9gを得た(融点1
45〜148℃(分解))。
【0047】実施例2 4−オキソ−アゼパン−3−カルボン酸エチル塩酸塩7
5.0g及びエタノール800mlをオートクレーブに導
入した。オートクレーブを閉めて、約0.1bar まで繰
り返し排気し、撹拌しながらアルゴン(7bar)及び水素
(40bar)で加圧することによりここから空気を除去し
た。次に、エタノール20ml中のジアセトキシ−ルテニ
ウム(R)−6,6′−ジメトキシ−ビフェニル−2,
2−ジイル)−ビス(ジフェニルホスフィン)226mg
の溶液を、酸素を排除しながら2bar の水素圧でオート
クレーブに供給した。次いで水素圧を40bar に上昇さ
せて、反応混合物を30℃で19時間及び50℃で3時
間撹拌しながら水素化した。次に、オートクレーブの中
身をエタノール200mlで洗いだし、合わせた溶液から
50℃/100mbarで溶媒を留去して、得られた褐色の
残渣を2時間乾燥した。残渣(75.9g、3R,4R
異性体約80%及び3S,4R異性体20%よりなる)
をテトラヒドロフラン450mlと共に、24℃で19時
間及び16℃で1時間磨砕した。この結晶を吸引濾過
し、テトラヒドロフランで洗浄して、50℃/20mbar
で一定重量になるまで3.5時間乾燥した。淡黄褐色の
結晶56.3gを得て、これを再度前述のようにテトラ
ヒドロフラン225mlと共に磨砕した。吸引濾過及び乾
燥により結晶を取り出して、白色結晶の形で(3R,4
R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3−カルボン酸エチ
ル臭化水素酸塩55.1gを得たが、これはHPLCに
よるとエナンチオマーとして純粋であった。
【0048】実施例3 実施例2のように、エタノール90ml中の4−オキソ−
アゼパン−3−カルボン酸エチル塩酸塩23.2gを、
エタノール10ml中のルテニウム触媒36.1mgの溶液
で、40bar の水素圧下で30℃で21時間及び50℃
で3時間水素化した。3R,4R異性体約80%及び3
S,4R異性体20%よりなる残渣を、テトラヒドロフ
ラン及びエタノールと共に、50℃で30分間及び室温
で4時間磨砕し、結晶を吸引濾過し、テトラヒドロフラ
ン/エタノール少量で洗浄して、50℃/20mbarで一
定重量になるまで乾燥した。白色結晶の形でエナンチオ
マーとして純粋な(3R,4R)−4−ヒドロキシ−ア
ゼパン−3−カルボン酸エチル塩酸塩13.3gを得
た。
【0049】実施例4 実施例2のように、エタノール9ml中の4−オキソ−ア
ゼパン−3−カルボン酸エチル塩酸塩0.44gを、ジ
エチルエーテル/THF(3/1)1ml中のジ(η2
アセタト)(η4 −シクロオクタ−1,5−ジエン)−
ルテニウム(II)3.2mg及び(R)−MeOBIPH
EP5.8mgの溶液で、40bar の水素圧下、25℃で
23.5時間水素化した。黄色の水素化溶液からロータ
リーエバポレーターで40℃/20mbarで溶媒を留去し
た。HPLC分析によると、転換率83%で、残渣は6
5%の(3R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3
−カルボン酸エチル塩酸塩よりなっていた(ee>99
%)。
【0050】実施例5 実施例2〜4と同様の方法で表1に記載される水素化を
行った。
【0051】
【表1】
【0052】実施例6 実施例3のように、4−オキソ−アゼパン−3−カルボ
ン酸エチル塩酸塩3.32gを、〔RuCl((R)−
MeOBIPHEP)(C66)〕Cl 6.3mgの存
在下で、40bar の水素圧下、30℃で19時間及び5
0℃で3時間水素化した。黄色の水素化溶液からロータ
リーエバポレーターで40℃/20mbarで溶媒を留去し
た。HPLC分析によると、転換率は95%で、残渣は
79%の(3R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−
3−カルボン酸エチルよりなっていた(ee>99
%)。
【0053】実施例7 触媒溶液は、グローブボックス(O2 含量<1ppm)中で
0.03mol HBrエタノール溶液1.3ml及びRu
(OAc)2((R)−MeOBIPHEP)16.1mg
をエタノール10mlに溶解して0.5時間撹拌すること
により調製した。次に4−オキソ−アゼパン−3−カル
ボン酸エチル臭化水素酸塩0.53g及び上記で調製し
た触媒溶液2mlを、オートクレーブ中でエタノール4ml
に加えて、20℃、100bar の水素圧下で21時間水
素化した。黄色の水素化溶液からロータリーエバポレー
ターで40℃/20mbarで溶媒を留去した。HPLC分
析によると、転換率は76%で、残渣は58%の(3
R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3−カルボン
酸エチル臭化水素酸塩よりなっていた(ee>99
%)。
【0054】実施例8 触媒溶液は、グローブボックス(O2 含量<1ppm)中で
0.04mol HBF4エタノール溶液1.0ml及びRu
(OAc)2((R)−MeOBIPHEP)32.1mg
をエタノール10mlに溶解して0.5時間撹拌すること
により調製した。次に4−オキソ−アゼパン−3−カル
ボン酸エチル臭化水素酸塩0.53g及び上記で調製し
た触媒溶液1mlを、オートクレーブ中でエタノール9ml
に加えて、20℃、100bar の水素圧下で21時間水
素化した。黄色の水素化溶液からロータリーエバポレー
ターで40℃/20mbarで溶媒を留去した。HPLC分
析によると、転換率は44%で、残渣は37%の(3
R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3−カルボン
酸エチル臭化水素酸塩よりなっていた(ee>99
%)。
【0055】実施例9 (3R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3−カル
ボン酸エチル臭化水素酸塩67.0gをtert−ブチルメ
チルエーテル500mlに懸濁して、トリエチルアミン3
0.4gで処理した。次に、tert−ブチルメチルエーテ
ル25ml中のジ−tert−ブチルジカーボネート54.6
gの溶液を室温で20分内に添加した。次いでこの混合
物を室温で更に2時間撹拌した。
【0056】この白色懸濁液に2N NaOH500mlを
添加して、反応混合物を室温で2時間激しく撹拌した。
次に反応混合物を6N HCl 175mlで酸性にし、相
分離後、水相をtert−ブチルメチルエーテル100mlで
2回抽出した。全有機相を10%塩化ナトリウム溶液1
50mlで洗浄し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧下40℃で溶媒を除去後、粗生成ヒドロキシ−酸を
酢酸ブチル260mlに約85℃で溶解した。純粋な生成
物を種晶として加えた後、2時間内にこの懸濁液を−2
0℃に冷却し、この温度で一晩撹拌した。懸濁液を濾過
し、ヘキサン100mlで洗浄して、50℃で25mbarで
乾燥した。(3R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼパン
−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル5
5.9gを得た(融点121.5〜122.5℃)。
【0057】実施例10 酢酸エチル300ml及びトリエチルアミン20.9ml
を、実施例9で調製した化合物38.9gに添加した。
この溶液を還流するまで加熱し、次にアジ化ジフェニル
ホスホリル32.4mlを30分内に添加し、還流下の加
熱を更に2時間続けた。室温に冷却後、反応混合物を酢
酸エチル300mlで処理して、5%炭酸水素ナトリウム
溶液150mlで1回及び水150mlで2回洗浄した。水
相を酢酸エチル300mlで2回抽出した。合わせた有機
相を硫酸ナトリウムで乾燥して、45℃で減圧下で溶媒
を留去した。粗生成結晶性残渣を酢酸ブチル300mlに
溶解し、純粋な生成物を種晶として加え、約3時間内に
−20℃に冷却して一晩撹拌した。この懸濁液を濾過
し、酢酸ブチル(前もって−20℃に冷却)で洗浄し、
60℃で25mbarで乾燥して、融点152.5〜15
3.5℃の(3aR,8aR)−5−tert−ブトキシカ
ルボニル−2−オキソ−オクタヒドロ−オキサゾロ
〔4,5−c〕アゼピン29.9gを得た。
【0058】実施例11 実施例10で調製した化合物25.6gを、メタノール
250ml及び2N NaOH250mlに添加した。反応混
合物を還流するまで加熱し、この温度で3時間保持し
た。冷却後、溶媒265mlを50℃で150mbarで留去
し、残渣を各回酢酸エチル200mlで3回抽出した。3
つの有機相を10%塩化ナトリウム溶液50mlで洗浄
し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去
後、残渣として得られた粘性の油状物をシクロヘキサン
100mlに60℃で溶解し、純粋な生成物を種晶として
加え、2時間内に室温に冷却して一晩撹拌した。この懸
濁液を濾過し、シクロヘキサン40mlで洗浄し、50
℃、25mbarで乾燥して、(3R,4R)−3−アミノ
−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブ
チル21.5gを得た(融点99〜100.5℃)。
【0059】実施例12 a) ジクロロメタン24mlに溶解したp−トルエンス
ルホニルクロリド4.58gを室温で10分内に、ジク
ロロメタン30ml中の4−tert−ブトキシ安息香酸4.
66g及び4−ジメチルアミノピリジン6.11gに添
加した。室温で2時間撹拌後、ジクロロメタン6ml中の
実施例6で調製した化合物2.30gを10分内に添加
した。次にこの混合物を室温で16時間撹拌した。反応
混合物を各回1N NaOH20mlで2回洗浄し、次いで
1N HCl 40ml及び水40mlで洗浄した。全水相を
ジクロロメタン20mlで抽出した。合わせた有機相を硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。残渣
の白色の泡状物をヘキサン−酢酸エチル(2:1)6.
5リットルによりシリカゲル300gのクロマトグラフ
ィーに付した。250mlの画分を集めた。画分8〜25
を合わせて、溶媒を減圧下で留去して、白色の泡状物
5.91gを得て、これを60℃でヘプタン80mlに溶
解した。−20℃で一晩撹拌後、結晶を濾過し、冷ヘプ
タンで洗浄し、50℃、25mbarで乾燥した。融点12
5.5〜127.5℃の(3R,4R)−3−(4−te
rt−ブトキシ−ベンゾイル−アミノ)−4−(4−tert
−ブトキシ−ベンゾイルオキシ)−アゼパン−1−カル
ボン酸tert−ブチル5.34gを得た。
【0060】b) 酢酸エチル中の5M HCl 20.
0mlを室温で撹拌しながら、酢酸エチル30mlに溶解し
たa)項で得られた化合物5.83gに添加した。反応
混合物を室温で一晩撹拌し、白色の沈殿物を濾過し、各
回酢酸エチル5mlで3回洗浄し、50℃/25mbarで1
6時間乾燥した。得られた白色の粉末を水50mlに溶解
して50℃で1時間撹拌した。次にこの溶液を凍結乾燥
して、純粋な3−(4−ヒドロキシ−ベンゾイル−アミ
ノ)−4−(4−ヒドロキシ−ベンゾイルオキシ)−ヘ
キサヒドロアゼピン塩酸塩3.97gを得た。
【0061】実施例13 Hanseniaspora uvarum R1052を、固体栄養基質を
含有するシャーレで27℃で3日間培養した。3日後、
500ml振盪フラスコ中の液体栄養培地100mlに、こ
の培養物1かきを接種した。この前培養物を27℃で1
8時間振盪した。細胞が5×108 細胞/ml の密度まで
増殖した(安定期)。前培養物全体を使用して栄養培地
(脱イオン水中、1%酵母抽出物Difco :Bacto Yeast
Extract#0127−17−9、1%Pepton Difco:Bac
to Peptone #0118−17−0及び2%グルコース
を含有する)7,500mlを含有する反応器に接種し
た。18時間後、50%グルコース溶液750mlとその
直後に酢酸エチル20mlに溶解した実施例1bで調製し
た化合物29gを25分内に添加した。12時間後、培
養液を各回酢酸エチル2,000mlで2回抽出した。合
わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下30
℃で溶媒を除去後、粘性の橙色油状物として(3R,4
S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ヒドロ
キシ−アゼパン−3−カルボン酸エチル30.1gを得
た。
【0062】実施例14 a) tert−ブチルメチルエーテル200ml中の実施例
13で調製した化合物28.7g及び2N NaOH20
0mlの混合物を室温で4時間、次いで50℃で20時間
激しく撹拌した。冷却後、水相を各回tert−ブチルメチ
ルエーテル100mlで2回抽出した。有機相を廃棄し
た。水相を6N HCl約70mlで注意深く酸性にして、
tert−ブチルメチルエーテル200mlで1回及び各回te
rt−ブチルメチルエーテル100mlで2回抽出した。3
つの有機相全てを、10%塩化ナトリウム溶液50mlで
1回洗浄し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下で溶媒を除去(40℃/25mbar)した後、得られた
褐色粘性の油状物を60℃でイソプロピルエーテル60
mlに溶解し、−20℃で16時間放置して結晶化させ
た。結晶を濾過し、イソプロピルエーテル少量で洗浄
し、−20℃に冷却して、40℃で5時間25mbarで乾
燥した。融点98.5〜101.5℃の(3R,4S)
−4−ヒドロキシ−アゼパン−1,3−ジカルボン酸1
−tert−ブチルエステル12.0gを得た。
【0063】b) 酢酸エチル140ml、トリエチルア
ミン9.8ml及びアジ化ジフェニルホスホリル15.9
mlを、a)項で得られた化合物18.1gに添加した。
この溶液を還流下に2時間加熱し、冷却し、酢酸エチル
140mlで希釈して5%炭酸水素ナトリウム溶液70ml
で1回及び各回水70mlで2回洗浄した。3つの水相を
分離して、酢酸エチル140mlで3回洗浄した。合わせ
た有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を45℃/2
5mbarで除去した。粗生成結晶性残渣を酢酸ブチル14
0mlに約80℃で溶解し、純粋な生成物を種晶として加
え、冷却して−20℃で6時間撹拌した。この懸濁液を
濾過し、酢酸ブチル(−20℃に冷却)で洗浄し、60
℃で25mbarで一晩乾燥して、融点158〜159℃の
(3aR,8aS)−2−オキソ−オクタヒドロ−オキ
サゾロ〔4,5−c〕アゼピン−5−カルボン酸tert−
ブチル13.3gを得た。
【0064】実施例15 メタノール200ml及び2N NaOH200mlを、実施
例14b)で調製した化合物20.5gに添加した。こ
の反応混合物を還流するまで加熱し、この温度で4時間
放置した。冷却後、メタノール200mlを50℃で15
0mbarで留去し、残渣を各回酢酸エチル160mlで3回
抽出した。有機相を10%塩化ナトリウム溶液40mlで
洗浄し、合わせて硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除
去後、残渣として得られた粘性の油状物を50℃でメチ
ルシクロヘキサン80mlに溶解し、純粋な生成物を種晶
として加え、冷却して0℃で4時間撹拌した。結晶を濾
過し、メチルシクロヘキサン20mlで洗浄して50℃、
25mbarで一晩乾燥した。(3R,4S)−3−アミノ
−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブ
チル17.4gを得た(融点64〜67℃)。
【0065】実施例16 ジクロロメタン75ml中のp−トルエンスルホニルクロ
リド9.06gを、室温でジクロロメタン100ml中の
4−(tert−ブトキシ)−安息香酸11.5g及び4−
ジメチルアミノピリジン13.1gに添加した。この反
応混合物を更に2時間撹拌した。次に溶液を、ジクロロ
メタン50mlに溶解した実施例10で調製した化合物1
1.5gに1時間内に添加した。室温で1時間撹拌後、
反応混合物を1N NaOH100ml、1N HCl 10
0ml及び水100mlで洗浄した。全ての水相をジクロロ
メタン50mlで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧下で分離した。泡状の残渣を
熱ヘプタン400mlに溶解して、室温で一晩結晶化させ
た。結晶をヘプタン25mlで洗浄し、50℃/25mbar
で乾燥した。融点131.5〜132.5℃の(3R,
4S)−3−(4−tert−ブトキシ−ベンゾイルアミ
ノ)−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カルボン酸tert
−ブチル17.3gを得た。
【0066】実施例17 テトラヒドロフラン2ml中のアザジカルボン酸ジエチル
262mgを、撹拌しながら、テトラヒドロフラン8ml中
の実施例16で調製した化合物407mg、4−(tert−
ブトキシ)−安息香酸253mg及びトリフェニルホスフ
ィン394gに添加した。50℃で4時間撹拌後、溶媒
を減圧下で除去して、残渣をシクロヘキサン20mlにと
り、水20mlで1回及び各回70%メタノール/水10
mlで2回洗浄した。水−アルコール相を各回シクロヘキ
サン10mlで2回抽出した。合わせたシクロヘキサン相
を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。
残渣の粘性油状物を熱ヘプタン10mlに溶解し、純粋な
最終生成物を種晶として加え、室温で18時間結晶化さ
せた。融点126〜128℃の(3R,4R)−3−
(4−tert−ブトキシ−ベンゾイルアミノ)−4−(4
−tert−ブトキシ−ベンゾイルオキシ)−アゼパン−1
−カルボン酸tert−ブチル241mgを得た。この化合物
は、実施例7bのように更に反応させることができた。
【0067】実施例18 ジクロロメタン15mlに溶解したp−トルエンスルホニ
ルクロリド12.91gを、室温で15分内に、ジクロ
ロメタン20ml中の4−(tert−ブトキシ)−安息香酸
1.94g及び4−ジメチルアミノピリジン2.63g
に添加した。この反応混合物を2時間撹拌し、1時間内
に、ジクロロメタン10mlに溶解した(3R,4R)−
3−アミノ−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カルボン
酸tert−ブチル2.30gに添加した。1時間撹拌後、
反応混合物を1N NaOH20ml、1N HCl 20ml
及び水20mlで洗浄した。全ての水相を連続してジクロ
ロメタン10mlで洗浄した。合わせた有機相を硫酸ナト
リウムで乾燥し、濾過して、溶媒を留去した。得られた
泡状の残渣を熱ヘプタン80mlに溶解して室温で一晩結
晶化させた。結晶をヘプタン10mlで洗浄して乾燥し
た。(3R,4R)−3−(4−tert−ブトキシ−ベン
ゾイルアミノ)−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カル
ボン酸tert−ブチル3.23gを得た(融点134〜1
35℃)。
【0068】実施例19 ジクロロメタン3.5ml中のp−トルエンスルホニルク
ロリド572mgを室温で10分内に、ジクロロメタン5
ml中の4−ベンゾイル−安息香酸679mg及び4−ジメ
チルアミノピリジン764mgに添加した。室温で更に2
時間撹拌後、ジクロロメタン2.5ml中の(3R,4
R)−3−(4−tert−ブトキシ−ベンゾイルアミノ)
−4−ヒドロキシ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブ
チル1016mgを10分内に撹拌しながら添加した。次
に、この反応混合物を室温で更に2.5時間撹拌し、1
N NaOH6ml、1N HCl 6ml及び水6mlで洗浄し
た。全ての水相を連続してジクロロメタン6mlで抽出し
た。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥して、溶媒
を留去した。粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(2:
1)1.4リットルによりシリカゲル100gのクロマ
トグラフィーに付した。100mlの画分を集めた。画分
5〜9を合わせて溶媒を留去した。白色泡状物1.48
gを得て、これを熱ヘプタン50mlから結晶化させた。
白色の粉末として(3R,4R)−3−(4−tert−ブ
トキシ−ベンゾイルアミノ)−4−(4−ベンゾイル−
ベンゾイルオキシ)−アゼパン−1−カルボン酸tert−
ブチル(融点145〜148℃)1.24gを得た。
【0069】実施例20 酢酸エチル中の5N HCl 3.0mlを室温で撹拌しな
がら、酢酸エチル4.0ml中の実施例19で調製したア
ゼピン922mgに添加した。反応混合物を室温で一晩撹
拌し、沈殿物を濾過し、酢酸エチル2mlで3回洗浄して
50℃/25mbarで16時間乾燥した。3−(4−ヒド
ロキシ−ベンゾイルアミノ)−4−(4−ベンゾイル−
ベンゾイルオキシ)−ヘキサヒドロアゼピン塩酸塩0.
70gを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミケランジェロ・スカローン スイス国、ツェーハー−4127 ビルスフェ ルデン、バーゼラーシュトラーセ 14 (72)発明者 ウルリッヒ・ツッター スイス国、ツェーハー−4051 バーゼル、 ゾツィンシュトラーセ 33

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、各々独立に、芳香族カルボン
    酸のアシル残基を表す〕で示される化合物の製造方法で
    あって、 a)式(II): 【化2】 〔式中、R3 は、低級アルキルを表し;そしてHXは、
    酸を表す〕で示される化合物を水素化して、 a1)式(IV): 【化3】 で示される化合物とし、 a2)式(IV)の化合物のNH基を保護した後、エステ
    ル基R3 を加水分解して式(V): 【化4】 〔式中、R4 は、保護基を表す〕で示される化合物に変
    換し、 a3)式(V)の化合物のカルボキシル基を酸アジド又
    は酸アミドに変換することによって式(VI): 【化5】 で示される化合物に変換し、 a4)式(VI)の化合物を加水分解して式(VII): 【化6】 で示される化合物に変換し、 a5)式(VII)の化合物を、式R1 OH及び/又はR2
    OHで示される芳香族カルボン酸、あるいはその反応性
    誘導体により、各々N−及びO−アシル化するか;ある
    いは b)式(III): 【化7】 〔式中、R3 及びR4 は、上記と同義である〕で示され
    る化合物を、 b1)微生物又は酵素により還元して式(VIII): 【化8】 で示される化合物とし、 b2)式(VIII)の化合物を加水分解して式(VIII
    a): 【化9】 の化合物とし、そしてこれをa3)工程と同様にして式
    (IX): 【化10】 で示される化合物に変換し、 b3)式(IX)の化合物を加水分解して式(X): 【化11】 で示される化合物に変換し、 b4)式(X)の化合物を、式R1 OHで示される芳香
    族カルボン酸又はその反応性誘導体によりアシル化して
    式(XI): 【化12】 で示される化合物とし、 b5)式(XI)の化合物を、R2 OHで示される芳香族
    カルボン酸又はその反応性誘導体によりアシル化し、そ
    して、a5)又はb5)により得られる式(XII): 【化13】 で示される化合物から保護基R4 を脱離させ、並びに必
    要であれば、R1 及び/又はR2 に存在する他の保護基
    を脱離させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 式(II)の化合物を、触媒としての、ジ
    (η2 −アセタート)(η4 −シクロオクタ−1,5−
    ジエン)−ルテニウム(II)(R)−(6,6′−ジメ
    トキシビフェニル−2,2′−ジイル)−ビス(ジフェ
    ニルホスフィン)、あるいは下記式: 〔RuL〕2+(X)2 (III−a) 〔RuLX22+(X)2 (III−b) 〔RuLX12+3 (III−c)、又は RuL(X4)2 (III−d) 〔式中、 Xは、BF4 -、ClO4 -、B(フェニル)4 -、Sb
    6 -、PF6 -、Z1 −SO3 -を表し;X1 は、ハロゲン
    を表し;X2 は、ベンゼン、ヘキサメチルベンゼン又は
    p−シメンを表し;X3 は、ハロゲン、ClO4 -、B
    (フェニル)4 - 、SbF6 -、PF6 -、Z1 −SO3 -又は
    BF4 -を表し;X4 は、アニオンZ2 −COO- 若しく
    はZ3 −SO3 -、アリル又はアセチルアセトナート残基
    (CH3 COCH=C(CH3)O−)を表し;Z1 は、
    ハロゲン化低級アルキル又はハロゲン化フェニルを表
    し;Z2 は、低級アルキル、フェニル、ハロゲン化低級
    アルキル又はハロゲン化フェニルを表し;Z3 は、低級
    アルキル又はフェニルを表し;そしてLは、光学活性
    な、好ましくはアトロプ異性の、ジホスフィンリガンド
    を表す〕で示される化合物の存在下で水素化する、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Lが、 MeOBIPHEP (6,6′−ジメトキシビフェニ
    ル−2,2′−ジイル)−ビス(ジフェニルホスフィ
    ン)、 BIPHEMP (6,6′−ジメチルビフェニル−
    2,2′−ジイル)−ビス(ジフェニルホスフィン)、 BINAP 〔(1,1′−ビナフチル)−2,2′−
    ジイル〕−ビス(ジフェニルホスフィン)、 pTol−BIPHEMP (6,6′−ジメチルビフ
    ェニル−2,2′−ジイル)−ビス〔ジ(p−トリル)
    ホスフィン〕、 pAn−MeOBIPHEP 6,6′−ジメトキシ−
    P,P,P′,P′−テトラキス−(4−メトキシ−フ
    ェニル)−ビフェニル−2,2′−ビス−ホスフィン、 pDMA−MeOBIPHEP 6,6′−ジメトキシ
    −P,P,P′,P′−テトラキス−(4−ジメチルア
    ミノ−フェニル)−ビフェニル−2,2′−ビス−ホス
    フィン、 pフェニル−MeOBIPHEP (6,6′−ジメト
    キシビフェニル−2,2′−ジイル)−ビス〔ビス(ビ
    フェニル)−ホスフィン〕、 mTol−BIPHEMP (6,6′−ジメチルビフ
    ェニル−2,2′−ジイル)−ビス〔ジ(m−トリル)
    −ホスフィン〕、 Cy2 −MeOBIPHEP P2,P2−ジシクロヘ
    キシル−6,6′−ジメトキシ−P2′,P2′−ジフ
    ェニル−ビフェニル−2,2′−ビスホスフィン、 2−フリル2 −BIPHEMP P,P−ジフェニル−
    P′,P′−ジ(2−フリル)−(6,6′−ジメチル
    −ビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン、 (3,5−Me,4−MeO)−MeOBIPHEP
    6,6′−ジメトキシ−P,P,P′,P′−テトラキ
    ス−(ジメチル−4−メトキシ−フェニル)−ビフェニ
    ル−2,2′−ビスホスフィン、 ジMeOBIPHEP (5,5′,6,6′−テトラ
    メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)−ビス(ジフ
    ェニルホスフィン)、 トリMeOBIPHEP (4,4′,5,5′,6,
    6′−ヘキサメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
    −ビス(ジフェニルホスフィン)又は2−フリル−Me
    OBIPHEP (6,6′−ジメトキシビフェニル−
    2,2′−ジイル)−ビス〔ジ(2−フリル)−ホスフ
    ィン〕である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 式(II)の化合物を、触媒であるRu
    (OAc)2(R)−MeOBIPHEPの存在下で水素
    化する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(III)の化合物を、Hanseniaspora uv
    arum R1052の培養物を使用して還元する、請求項
    1記載の方法。
  6. 【請求項6】 R1 及びR2 が、p−ヒドロキシベンゾ
    イルを表す、請求項1〜5記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に定義した式(IV)の化合物。
  8. 【請求項8】 (3R,4R)−4−ヒドロキシ−アゼ
    パン−3−カルボン酸エチル塩酸塩。
  9. 【請求項9】 請求項1に定義した式(V)の化合物。
  10. 【請求項10】 (3R,4R)−4−ヒドロキシ−ア
    ゼパン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステ
    ル。
  11. 【請求項11】 式(Va): 【化14】 〔式中、Aは、アジド又はアミノを表し;そしてR4
    は、保護基を表す〕で示される化合物。
  12. 【請求項12】 請求項1に定義した式(VI)の化合
    物。
  13. 【請求項13】 (3aR,8aR)−5−tert−ブト
    キシカルボニル−2−オキソ−オクタヒドロ−オキサゾ
    ロ〔4,5−c〕アゼピン。
  14. 【請求項14】 請求項1に定義した式(VIII)の化合
    物。
  15. 【請求項15】 (3R,4S)−1−(tert−ブトキ
    シカルボニル)−4−ヒドロキシ−アゼパン−3−カル
    ボン酸エチル。
  16. 【請求項16】 請求項1に定義した式(VIIIa)の化
    合物。
  17. 【請求項17】 (3R,4S)−4−ヒドロキシ−ア
    ゼパン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステ
    ル。
  18. 【請求項18】 請求項1に定義した式(IX)の化合
    物。
  19. 【請求項19】 (3aR,8aS)−2−オキソ−オ
    クタヒドロ−オキサゾロ〔4,5−c〕アゼピン−5−
    カルボン酸tert−ブチル。
  20. 【請求項20】 請求項1に定義した式(X)の化合
    物。
  21. 【請求項21】 (3R,4S)−3−アミノ−4−ヒ
    ドロキシ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル。
  22. 【請求項22】 請求項1に定義した式(XI)の化合
    物。
  23. 【請求項23】 (3R,4S)−3−(4−tert−ブ
    トキシ−ベンゾイルアミノ)−4−ヒドロキシ−アゼパ
    ン−1−カルボン酸tert−ブチル。
  24. 【請求項24】 (3R,4R)−3−(4−tert−ブ
    トキシ−ベンゾイルアミノ)−4−(4−tert−ブトキ
    シ−ベンゾイルオキシ)−アゼパン−1−カルボン酸te
    rt−ブチル。
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