JPH1036224A - ネイルトリートメント料 - Google Patents

ネイルトリートメント料

Info

Publication number
JPH1036224A
JPH1036224A JP20899496A JP20899496A JPH1036224A JP H1036224 A JPH1036224 A JP H1036224A JP 20899496 A JP20899496 A JP 20899496A JP 20899496 A JP20899496 A JP 20899496A JP H1036224 A JPH1036224 A JP H1036224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
agent
nail treatment
oil
treatment agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20899496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Matsuo
力 松尾
Yoshio Hagiwara
良雄 萩原
Shigesada Momose
重禎 百瀬
Masaki Okuyama
雅樹 奥山
Tomonori Mizutani
友紀 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP20899496A priority Critical patent/JPH1036224A/ja
Publication of JPH1036224A publication Critical patent/JPH1036224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】爪へのダメージが少なく安全性に優れ、且つ効
果的に甘皮の除去ができるネイルトリートメント料を提
供する。 【解決手段】スクラブ剤とアルカリ剤とを配合すること
を特徴とするネイルトリートメント料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクラブ剤とアル
カリ剤とを配合することを特徴とするネイルトリートメ
ント料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、爪周りの手入れをする化粧料
は美爪料を利用する人を中心に広く汎用されているが、
特に爪の余分な甘皮を除去し美爪料をきれいに塗布する
ことを目的としたネイルトリートメント料は、強塩基剤
を配合し、爪表面のタンパクを分解し、甘皮を除去する
ものが主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の製品はpHが非常に高く13〜14程度のものである
ために取り扱いに注意を払う必要があり、甘皮の除去に
は優れているものの爪へのダメージも大きい。従って、
爪へのダメージが少なく安全性に優れ、且つ効果的に甘
皮の除去ができるネイルトリートメント料の開発が望ま
れていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究の結果、ネイルトリートメント料にスク
ラブ剤とアルカリ剤とを配合すると、従来の製品のよう
にpHを高くしなくてもマッサージするだけで甘皮の除
去が容易となり、且つ爪の表面を滑らかにすることがで
き、爪へのダメージを抑え、安全性に優れ、効果的な爪
周りの手入れができることを見出した。すなわち本発明
は、スクラブ剤とアルカリ剤とを配合することにより、
爪へのダメージを抑え、且つ効果的に甘皮の除去がでる
ネイルトリートメント料を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるスクラブ剤と
しては、種類や大きさに特に限定されるものでなく、具
体的には酸化チタンやゼオライト、食塩等の無機物類、
胡桃殻粒等の植物由来物類、ポリエチレンやポリウレタ
ン、ポリメタクリル酸アルキル等の有機物類、水溶性高
分子をバインダーとして粉体を造粒した造粒物類を挙げ
ることができ、これらの1種もしくは2種以上を組み合
わせて使用することができる。その中でもポリメタクリ
ル酸メチルは、マッサージしたときに容易に崩壊するの
でザラザラ感をあまり感じさせず爪を傷めることなくき
れいに甘皮を除去することができ、特に好ましい。
【0006】本発明に使用されるポリメタクリル酸アル
キルに油剤を内包すれば、マッサージすることにより崩
壊したポリメタクリル酸アルキル内の油剤が爪の表面に
浸透し、美爪料や洗剤等の使用で痛んだ爪の手入れする
ことができ、特に効果の発現が高い。ポリメタクリル酸
アルキルに内包される油剤としては、通常化粧料に使用
でき常温で液状のものであれば良く、具体的には、流動
パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ヒマシ油、マカ
デミアンナッツ油、オリーブ油、アボカド油、サフラワ
ー油、サンフラワー油、ホホバ油、ミンク油、液体ラノ
リン等の油脂、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン
酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−
エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸イソセチル、ペ
ンタエリトリット脂肪酸エステル等のエステル類、2−
エチルヘキサン酸トリグリセライド等のグリセリン脂肪
酸エステル類、オレイルアルコール、ヘキサデシルアル
コール等の高級アルコール、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、パー
フルオロデカン等のフッ素系油等、ビタミン誘導体等の
ビタミン油等の美容性油剤を挙げることができ、これら
の1種もしくは2種以上を組み合わせて使用することが
できる。これらの油剤内包物の市販品としてはマツモト
マイクロスフェアSQ−L(松本油脂製薬(株)製)、
マツモトマイクロスフェアM311(松本油脂製薬
(株)製)等が挙げられる。内包される油剤のうち特に
スクワランは皮脂成分に近く、効果の発現が高い。
【0007】本発明におけるスクラブ剤の配合量は特に
限定されるものではないが好ましくは0.01〜20重
量%、より好ましくは2〜10重量%である。配合量が
0.01重量%未満でも効果の発現を見出すことはでき
るが、その場合はpHを高くする必要があり、爪へのダ
メージが大きい。20重量%を超えると使用感が悪い。
【0008】本発明に使用されるアルカリ剤としては、
通常化粧料に使用できるのもであれば特に限定されるも
のでなく、具体的には水酸化ナトリウムや水酸化カリウ
ム等の無機塩基類、トリエタノールアミンやアルギン酸
等のアミノ酸等の有機塩基類等を挙げることができ、こ
れらの1種もしくは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0009】本発明におけるアルカリ剤の配合量は特に
限定するものではないが、ネイルトリートメントのpH
を8.5以上、好ましくは9〜11に調整できる配合量
であることが望ましい。pHが8.5未満の場合はアル
カリ剤による効果の発現がなく、スクラブ剤による力学
的な甘皮の除去のみになり、好ましい効果が得られな
い。
【0010】本発明のネイルトリートメント料には、上
記必須成分以外に必要に応じて通常の化粧料に配合され
る成分、例えば、固体油、半固体油、液体油、水溶性高
分子、界面活性剤、美容成分、保湿剤、防腐剤、紫外線
吸収剤、着色剤、香料、精製水等を本発明の効果を損な
わない範囲で配合することができる。本発明のネイルト
リートメント料は通常の化粧料の製法に従って製造する
ことができ、クリーム状、乳液状、液状、ジェル状等と
して適用することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例によって本発明の効果をさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0012】実施例1〜5及び比較例1〜3 下記表1に示すクリーム状ネイルトリートメント料を製
造し、下記の方法で評価を行い、結果を表2に示した。
実施例及び比較例中の%は重量%を示す。
【0013】
【表1】
【0014】(製造方法) A.成分1〜4を混合溶解する。 B.成分5〜13を混合溶解する。 C.AにBを加えて乳化する。 D.Cに成分14及び15を加え均一に混合し、最後に
脱気し、容器に充填して製品とする。
【0015】(評価方法及び判定基準)各試料につい
て、専門パネル20名による使用テストを行ない、
(1)甘皮の除去性、(2)使い易さ等の使用性、
(3)使用中の刺激、(4)使用後の爪の状態を各評価
の基準に従って評価を行い、5段階評価の平均点に基づ
いて下記基準で判定した。
【0016】(評価基準) (1)甘皮の除去性及び(2)使用性 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良
【0017】(3)使用中の刺激 5点:刺激を全く感じない 3点:刺激を多少感じる 1点:刺激を感じる
【0018】(4)使用後の爪の状態 5点:爪の表面に傷がなく、ツヤがある 3点:爪の表面に多少傷がつくもしくはツヤがない 1点:爪の表面に傷がつき、ツヤがない
【0019】(判定基準) ◎:平均点が4.0点を超えるもの ○:平均点が3.0を超え4.0点以下のもの △:平均点が2.0点を超え3.0点以下のもの ×:平均点が2.0点以下のもの
【0020】
【表2】
【0021】上記結果から明らかなように、本発明品に
係わる実施例1〜5のクリーム状ネイルトリートメント
料は、甘皮の除去性に優れ、しかも使い易く爪へのダメ
ージがない。これに対し、比較例1〜3のクリーム状ネ
イルトリートメント料は、評価項目の全てを満足するも
のは得られなかった。
【0022】 実施例6 ジェル状ネイルトリートメント料 (成分) (%) 1.ジプロピレングリコール 7.0 2.ポリエチレングリコール 8.0 3.カルボキシビニルポリマー 0.4 4.メチルセルロース 0.2 5.ポリオキシエチレンオレイル アルコールエーテル(15E.O.) 1.0 6.水酸化カリウム 0.1 7.防腐剤 適量 8.香料 適量 9.精製水 残量 10.スクワラン内包ポリメタクリル酸メチル 4.0 (マツモトマイクロスフェアーSQ−L)
【0023】(製造方法) A.成分1〜9を均一に混合溶解する。 B.Aに成分10を加え均一に混合し、最後に脱気し、
容器に充填して製品とする。
【0024】本発明のジェル状ネイルトリートメント料
は、甘皮の除去性に優れ、しかも使い易く爪へのダメー
ジがない。
【0025】
【発明の効果】スクラブ剤とアルカリ剤を配合した本発
明のネイルトリートメント料は、爪を傷つけたり、爪の
表面のツヤが消失する等のダメージを与えることなく甘
皮の除去ができ、爪の表面を滑らかにし、効果的な爪周
りの手入れができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 雅樹 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 水谷 友紀 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクラブ剤とアルカリ剤とを配合するこ
    とを特徴とするネイルトリートメント料。
  2. 【請求項2】 スクラブ剤の配合量が0.01〜20重
    量%である請求項1記載のネイルトリートメント料。
  3. 【請求項3】 pHが8.5以上である請求項1又は2
    に記載のネイルトリートメント料。
  4. 【請求項4】 スクラブ剤が有機物である請求項1〜3
    のいずれか1項に記載のネイルトリートメント料。
  5. 【請求項5】 スクラブ剤がポリメタクリル酸アルキル
    である請求項1〜4のいずれか1項に記載のネイルトリ
    ートメント料。
  6. 【請求項6】 ポリメタクリル酸アルキルに油剤を内包
    したものである請求項1〜5のいずれか1項に記載のネ
    イルトリートメント料。
JP20899496A 1996-07-19 1996-07-19 ネイルトリートメント料 Pending JPH1036224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20899496A JPH1036224A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ネイルトリートメント料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20899496A JPH1036224A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ネイルトリートメント料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1036224A true JPH1036224A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16565568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20899496A Pending JPH1036224A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 ネイルトリートメント料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1036224A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132623A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Pola Chem Ind Inc 油剤内包粉体及びそれを含有する化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132623A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Pola Chem Ind Inc 油剤内包粉体及びそれを含有する化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4048120B2 (ja) ゲル化二相化粧用組成物
JP3112436B2 (ja) 特に、皮膚の顔貌の明るさを改良し、皺を処置するための角質溶解剤としての蜂蜜の使用
JP3037145B2 (ja) 水反応性活性剤を含むシリコーン組成物
JPS60248608A (ja) 化粧料組成物
US5993857A (en) Cosmetic skin cleanser based on natural active substances
KR101347727B1 (ko) 클렌징과 마사지가 가능한 고형 화장료 조성물
US5489429A (en) Water-in-oil emulsion containing polyols and its use in cosmetology
CN114010538A (zh) 一种卸妆乳霜及其制备方法
KR102063179B1 (ko) 클렌징 화장료 조성물
JP2001072548A (ja) クレンジング用の化粧料
JPH1036224A (ja) ネイルトリートメント料
JP2004143064A (ja) 美白用組成物
JP2004224726A (ja) 洗浄用の化粧料用組成物
JP4136246B2 (ja) 頭部用の化粧料
JPH07258020A (ja) 水性ピーリング化粧料
JP2000191438A (ja) クレンジング化粧料
JP4574873B2 (ja) 毛髪用の化粧料
JP3563980B2 (ja) シワ改善用の皮膚化粧料
JP2005187338A (ja) 洗浄用化粧料
JP4129204B2 (ja) 油中水型乳化化粧料
JP3669476B2 (ja) クレンジング用組成物
JP3468627B2 (ja) ピールオフ型パック化粧料
JP2002338448A (ja) 油中水型セルフタンニング化粧料
JPH10139620A (ja) 香粧品組成物
JPS6310710A (ja) 化粧料除去剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040319

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02