JPH1035161A - Icカードおよびicカードの製造方法 - Google Patents

Icカードおよびicカードの製造方法

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JPH1035161A
JPH1035161A JP8194323A JP19432396A JPH1035161A JP H1035161 A JPH1035161 A JP H1035161A JP 8194323 A JP8194323 A JP 8194323A JP 19432396 A JP19432396 A JP 19432396A JP H1035161 A JPH1035161 A JP H1035161A
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Japan
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card
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JP8194323A
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Kazuo Kobayashi
一雄 小林
Harumoto Ota
晴基 太田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14647Making flat card-like articles with an incorporated IC or chip module, e.g. IC or chip cards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナ形状の大きな非接触型ICカードを射
出成形で製造する際、ICチップが割れない様にしたI
Cカード及びICカードの製造方法を提供する。 【解決手段】 表面側及び裏面側に等間隔をおいてラベ
ルを対向配置し、該両ラベル間に樹脂を充填したカード
基体が形成されて成るICカードの製造方法において、
ICモジュールを幅広の基板に搭載し、該ICモジュー
ルを被覆する保護枠を少なくとも該基板の上側又は下側
の一方に搭載し、該ICモジュール及び該保護枠を前記
表面側及び裏面側ラベルのうちどちらか一方のラベルに
搭載後、該両ラベルを金型内に挿入し、該両ラベルを金
型の所定位置に位置決めし、金型を閉じた後、樹脂を射
出したことを特徴とするICカードの製造方法およびそ
れにより製造されたICカード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード内部に電子
部品からなり、マイクロコンピュータ、半導体メモリを
含むICモジュールを搭載してなるICカードおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リーダ・ライタにおいてICカー
ドへの電力の供給や情報の読み書きを行う場合、カード
表面に入出力用の端子を設け、この端子を介して行って
いた。しかし、この方法によるとカードの繰り返し使用
による端子の破損や、使用者が指で保持した際の汗、油
脂、塵等の付着、またカード自体の帯電による短絡とい
った不都合が生じていた。そこで、近年非接触型ICカ
ードとしてカード内部に電線をコイル状に巻いたアンテ
ナを組み込み、このアンテナに発生する電磁誘導を利用
して、情報の読み書きやそのための電力の供給を行うI
Cカードが開発されてきている。
【0003】電力の供給や情報の読み書きやそのための
電磁波等を利用したICカードは、一般にICモジュー
ルとしてアンテナ部とIC部とに分けられることが多
い。このアンテナにより電磁波等をICが駆動するため
のエネルギーとして得る場合、アンテナを形成するコイ
ルの巻数及び面積が大きいほど多くのエネルギーを得る
ことができる。したがって、通信距離を長くしたり、あ
るいはICの消費電力が多い場合はアンテナの形状を大
きくする必要があり、これに伴ってICモジュールも大
きくなる。
【0004】このICモジュールを組み込んだカードの
製造方法として図10に示すラミネート方式および図1
1に示す射出成形方式が検討されている。ラミネート方
式は、ICモジュールを搭載したセンターコアの両面に
文字や絵柄等の印刷が施されたオーバーシートを積層
し、加熱プレスによりカードを一体化する方法である。
しかし、このラミネート方式だと、特に形状の大きいI
Cモジュール35は、被覆する際オーバーシート36の
破れや歪み、或いはICモジュール35に集中的に荷重
がかかって破損が生じ、生産効率を低下させている。そ
こで、生産効率の向上が図れる方法として射出成形方式
が有望視されている。
【0005】ところで、射出成形によりカードを製造し
生産効率の向上を図るには、如何にして工程数を減らす
かということが課題になっている。即ち、ICモジュー
ル31をカード内に収めるために、如何に少ない工程で
ラベルにICモジュール31を搭載し、同時に絵付けを
行うかである。これは、特開平2−160594号公報
に、ICモジュール31を搭載したラベル33aを金型
内に挿入し、このラベル33aの上に別のラベル33b
を挿入し、ラベル33a,33b間に樹脂を射出するい
わゆるインサートインジェクション法による製造方法が
提案されており、これにより略1回の成形によりカード
を製造することが可能になった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICカード
は、より高度な機能を付加する傾向にあり、その為に記
憶情報量の増加やCPUの搭載により、チップサイズは
1mm角程度から5mm角以上へと大きくなりつつあ
る。上記ICカードを射出成形により製造すると、IC
チップ部にかかる成形時の負荷は、チップサイズが大き
くなるにつれて大きくなり、チップ割れの発生する可能
性が高くなる。従って、ICチップのサイズ大型化に伴
い、ICチップ割れの発生が増加する傾向にあった。
【0007】本発明は以上の点を鑑みてなされたもの
で、チップサイズの大きいICモジュールを用いた非接
触型ICカードにおいて、射出成形時にICモジュール
に成形樹脂の樹脂圧が負荷されるのを防ぐことにより、
チップ割れの発生を防止したICカード及びICカード
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明のICカードは、表面側及び裏面側に等
間隔をおいてラベルを対向配置し、該両ラベル間に樹脂
を充填したカード基体が形成されて成るICカードにお
いて、ICモジュールを幅広の基板に搭載し、該ICモ
ジュールを被覆する保護枠を少なくとも該基板の上側又
は下側の一方に搭載し、該ICモジュール及び該保護枠
を前記表面側及び裏面側ラベルのうちどちらか一方のラ
ベルに搭載したことを特徴とする。
【0009】また第2の発明のICカードの製造方法
は、表面側及び裏面側に等間隔をおいてラベルを対向配
置し、該両ラベル間に樹脂を充填したカード基体が形成
されて成るICカードの製造方法において、ICモジュ
ールを幅広の基板に搭載し、該ICモジュールを被覆す
る保護枠を少なくとも該基板の上側又は下側の一方に搭
載し、該ICモジュール及び該保護枠を前記表面側及び
裏面側ラベルのうちどちらか一方のラベルに搭載後、該
両ラベルを金型内に挿入し、該両ラベルを金型の所定位
置に位置決めし、金型を閉じた後、樹脂を射出したこと
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳述する。
【0011】図3に示す様にラベル3a,3bは、カー
ド10への絵柄、文字等の印刷を施すと同時にICモジ
ュール1を金型内20a,20bで固定するための支持
体としてのシートである。ラベル3a,3bは、ラベル
基体4上に、順次印刷層5、必要に応じて保護層6が形
成されて成る。
【0012】ラベル基体4の材料としては印刷適性を有
する任意の紙、合成紙、プラスチックフィルム、もしく
はそれらの材料を組み合わせた複合体によるシート等が
適用できる。紙、合成紙としては、上質紙、コート紙、
アート紙、カード紙等印刷適性を有するものが使用でき
る。また、プラスチックフィルム、シートとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等ポリオレフィン樹脂やポ
リエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ABS樹脂等の材料を押し出し成形法、カレン
ダーロール成形法等により製造されたもの、或いはこれ
らの材料による複合シート等が挙げられる。厚さは印刷
適性およびエンボス適性を考慮し、10μm〜200μ
m程度のものが使用できる。
【0013】前記ラベル基体4には装飾効果を付与する
ために、文字、絵柄等から成る印刷層5が設けられてい
る。印刷層5の形成方法は、オフセット印刷、グラビア
印刷法、スクリーン印刷法等公知の印刷方法が用いられ
る。また、印刷層5の材料は、オフセット印刷法の場
合、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンア
クリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、アルキッ
ド樹脂等が用いられる。同様にグラビア印刷法の場合、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、
セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩ビ/酢ビ
共重合体、飽和ポリエステル樹脂系、アクリルポリオー
ル系樹脂等が用いられる。スクリーン印刷法の場合、ポ
リエステル系樹脂、塩ビ/酢ビ共重合樹脂、アクリルポ
リオール系樹脂等のインキを用いることができる。
【0014】印刷層5の摩耗耐性を向上させる目的で印
刷層5の上に保護層6を設けることができる。保護層6
の材料は、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂、ニトロセ
ルロース、ヒドロキシセルロース、カルボキシルメチル
セルロース、ポリビニールアルコール、スチレン−マレ
イン酸共重合体、ポリエステル樹脂、ABS樹脂等の樹
脂が使用でき、これらをトルエン、キシレン等の溶剤に
溶解または分散してグラビア印刷法、ロールコート法等
により塗布乾燥して耐熱性保護層を形成する事ができ
る。また、熱硬化樹脂、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹
脂などの硬化型樹脂を使用しても良い。
【0015】ICモジュール1は、図2に示す通り一般
にアンテナ部1bとIC部1aに分けられる。アンテナ
部1bは電線をコイル状に巻いたものが最も多く使用さ
れ、電磁誘導を利用して電力の供給を受け、またデータ
の読み書きを行う。コイルの形状は10mmΦ程度の円
形タイプから、プリント配線板を利用してスパイラル形
状にしたもの、クレジットカードサイズ大のものまで多
種多様である。また、静電プレートを用いても良い。
【0016】IC部1aはデータ通信と電力制御等の機
能を持ち、シリコンのベアチップか、エポキシ樹脂等で
封入される場合もある。また、メモリを備えており、普
通は1チップ以上のICで構成される。また、周辺部品
として、ダイオードや抵抗、コンデンサ等が用いられる
ことがある。それらは、プリント配線板上に実装されて
いる場合もあるが、ICのシリコンウエハ上に形成され
る場合もある。
【0017】また、ICモジュール1は、底部が平板状
の基板1cに貼着される。この基板1cは、ICモジュ
ール1に射出成形時の樹脂圧が負荷されることにより発
生するICチップ割れを防ぐために、ICモジュール1
を保護する保護枠2を搭載するためのものである。該基
板1cに保護枠2を搭載した後、ICモジュール1を保
護すめために、保護枠2内にIC封止用の樹脂7が充填
される。IC封止用の樹脂7としては、エポキシ樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂等を用いることが
できる。また、保護枠2内にIC封止用の樹脂7を充填
する以外に、基板1c上に接着剤等により固定、若しく
は固定すると同時に封止する方法も挙げられる。これら
の封止兼基板1c上への固定用樹脂としても、上記と同
じ樹脂が用いられる。ICの封止方法としては、トラン
スファーモールド、ポッテング等が可能である。さらに
基板1cには、基板1cの下側にも封止用樹脂が供給さ
れる様に樹脂供給用の穴を設けても良い。基板1cの大
きさは、保護枠2と略同等か、円形であればその直径よ
りも大きくする必要が有る。基板2の材質は、ガラスエ
ポキシ製が一般的であるが、耐熱性を向上させるために
ポリイミドなどを用いても良い。基板2とICモジュー
ル1の取り付けは接着剤、或いは接着シートを用いて接
着できる。
【0018】保護枠2は、カードを成形する際、ICモ
ジュール1に付加した樹脂の圧力で、該ICモジュール
1に割れが発生していたのを、射出樹脂が直接ICモジ
ュール1に衝突するのを防ぎ、該ICモジュール1を保
護するための部材である。保護枠2の断面形状は、円形
でも、四角形でも良い。大きさは、アンテナ部1bも被
覆できることが好ましい。保護枠2の厚みは、ICモジ
ュール1の基板1cを挟んだ状態で、完成カードの総厚
みから表裏のラベルの厚みを除いた厚みに設定すれば良
い。また、保護枠2の材質は、ICの封止剤に用いられ
るエポキシ樹脂が電気特性に優れており適しているが、
カード成形時の射出樹脂の圧力に耐えられればABS等
の熱可塑性樹脂でも良く、そうすれば低価格化に繋が
る。さらに、金属性であっても良い。保護枠2は、基板
1cの両側に設けても、また片側だけであっても構わな
い。
【0019】上記により得られた絵柄、文字印刷が施さ
れ、更に保護枠2が固定されているラベル3aを、保護
枠2が固定されていないラベル3bと共に金型20a,
20b内にインサートし、金型20a,20bの所定位
置に吸着させる。吸着はエアーの吸引等の方法で行えば
よい。
【0020】カード基体8は、カード本体を形成し、ま
たカードに機械的な強度を付与し、ICモジュール1の
部品を格納するための格納庫の役割も担っている。カー
ド基体8の成形用樹脂としては、一般用ポリスチレン樹
脂、耐衝撃用ポリスチレン樹脂、アクリロニトリルスチ
レン樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、変
性PPO樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファ
ルド樹脂等の熱可塑性樹脂、若しくはそれらの材料の複
合によるアロイ系樹脂、さらにはガラス繊維の添加によ
る強化樹脂等を用いることができる。上記樹脂を、温度
200℃〜300℃に加熱し、樹脂圧2000kg/c
2 で射出し、カード基体8を形成する。
【0021】次に、本発明のICカードの製造方法につ
いて説明する。図5〜図8にICカードの製造工程を示
す。まず、予め、ICモジュール1を基板1c上に接着
し(図5)、これを印刷により絵柄等が形成されている
ラベル3aに搭載する。その後保護枠2内がIC封止用
の樹脂でポッテング法により充填されたら(図6)、該
ラベル3aを別のラベル3bと共に金型20a、20b
内の所定位置に位置決めし、その後金型20a,20b
を閉じ(図7)、ラベル3a,3bの間に成形用樹脂を
充填し(図8)、成形用樹脂が冷却固化したら、金型2
0a,20bを開き、カード10を取り出す。得られた
カード10は図1に示す通り、ICモジュール1の割れ
の発生がない高品質なカードが得られた。
【0022】ここで、金型20a,20bの開閉は、金
型20a,20bの一方のみ又は両方を前進後退させて
行うものであって構わない。また、成形用樹脂の充填
は、通常の射出成形であっても、また薄肉部への樹脂の
充填性を向上させる目的で、射出圧縮成形法であっても
構わない。
【0023】
【作用】本発明に係るICカード10によれば、モジュ
ールサイズおよび形状を選ばない上、成形時の樹脂圧力
によりICチップ1a部の割れの発生を生じることなく
ICカード10を効率的に得ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について説明す
る。 〔実施例1〕厚さ50μmの白色塩化ビニルシート上
に、オフセット印刷法により絵柄印刷層を膜厚1μで設
け、その上に保護層をオフセット印刷法により膜厚2μ
でシート全面に設けて表面ラベルを得た。次に厚み50
μの白色塩化ビニルシート上にオフセット印刷法により
文字印刷層を膜厚1μで設け、その上に保護層をオフセ
ット印刷法により膜厚2μでシート全面に設け裏面ラベ
ルを得た。エポキシ樹脂性の保護枠をICモジュールに
エポキシ系の接着剤を用いて接着した。ICモジュール
をシリコン系接着剤を用いて固定し表面ラベルを得た。
エポキシ樹脂性の保護枠をつけたICモジュールにエポ
キシ系の接着剤を用いて接着した。ラベル上にウレタン
系接着層を設けたのちにICモジュールに保護枠をつけ
たものを固定させた。2枚のラベルを、射出成形用金型
の表裏面にあたる位置にそれぞれ印刷面側が金型と接触
するようインサート、吸着させ、移動側金型を閉じた後
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂を射出
し、冷却固化し、カード化した。インサートしたカード
表裏ラベルには既に文字、画像等の印刷が施されてお
り、一回の射出工程で良好なカードを得ることが出来
た。
【0025】
【発明の効果】本発明のICカードの製造方法によれ
ば、ICモジュールを保護枠で保護しているので、射出
成形時の樹脂の圧力によりICモジュールが破壊される
ことがない。また、カード成形後、ICモジュールは保
護枠によりその周辺で支えられているため、カードを曲
げた時、保護枠外のICモジュール基板部分のみ変形
し、ICチップに直接ストレスがかからないため、曲げ
等のストレスに強い。また、保護枠は予め別工程で製造
し、これをICモジュール共々搭載したラベルを金型内
に移送し位置決めした後、1回の射出成形工程によりI
Cモジュールが収められ、カードを得ることができるた
め、ICモジュールをエポキシ樹脂等で封入してから製
造するよりも製造工程が短縮できる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの断面図である。
【図2】保護枠が取り付けられるように基板部分を大き
くしたICモジュールを示す平面図(a)、及び断面図
(b)である。
【図3】本発明のICカードに用いるICモジュールに
保護枠を取り付けた状態を示す平面図(a)、及び断面
図(b)である。
【図4】本発明のICカードの外観を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明のICカードに用いるICモジュールを
基板に搭載した状態を示す平面図(a)、及び断面図
(b)である。
【図6】本発明のICカードに用いる保護枠をラベルに
固定し、保護枠内に樹脂を充填した状態を示す平面図
(a)、及び断面図(b)である。
【図7】本発明のICカードに用いる保護枠をラベルに
固定し、保護枠内に樹脂を充填後、もう一方のラベルを
搭載し、金型内に配置した状態を示す平面図(a)、及
び断面図(b)である。
【図8】金型内に樹脂を射出している状態を示す断面図
である。
【図9】従来のICモジュールの平面図(a)、及び断
面図(b)である。
【図10】ラミネート方式で製造したICカードの断面
図である。
【図11】従来の射出成形方式で製造したICカードの
断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ICモジュール 1a‥‥ICチップ 1b‥‥
アンテナ部 1c‥‥基板 1d‥‥穴 2‥‥保護枠 3a,3b
‥‥ラベル 4‥‥ラベル基体 5‥‥印刷層 6‥‥保護層 7‥‥IC封止用樹脂 8‥‥カード基体 10‥‥I
Cカード 20a,20b‥‥金型 31‥‥ICモジュール 32‥‥カード基体 33
a,33b‥‥ラベル 34‥‥ラベル基体 35‥‥印刷層 36‥‥保護層 37‥‥オーバーシート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】カードへの絵柄、文字等の印刷を施すと同時に
ICモジュールを金型内で固定するための支持体として
のラベルを両側に施した本発明のICカードの斜視図で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】本発明のICカードに用いる保護枠をラベルに
固定し、保護枠内に樹脂を充填後、もう一方のラベルを
搭載し、金型内に配置した状体を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面側及び裏面側に等間隔をおいてラベル
    を対向配置し、該両ラベル間に樹脂を充填したカード基
    体が形成されて成るICカードにおいて、ICモジュー
    ルを幅広の基板に搭載し、該ICモジュールを被覆する
    保護枠を少なくとも該基板の上側又は下側の一方に搭載
    し、該ICモジュール及び該保護枠を前記表面側及び裏
    面側ラベルのうちどちらか一方のラベルに搭載したこと
    を特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】表面側及び裏面側に等間隔をおいてラベル
    を対向配置し、該両ラベル間に樹脂を充填したカード基
    体が形成されて成るICカードの製造方法において、I
    Cモジュールを幅広の基板に搭載し、該ICモジュール
    を被覆する保護枠を少なくとも該基板の上側又は下側の
    一方に搭載し、該ICモジュール及び該保護枠を前記表
    面側及び裏面側ラベルのうちどちらか一方のラベルに搭
    載後、該両ラベルを金型内に挿入し、該両ラベルを金型
    の所定位置に位置決めし、金型を閉じた後、樹脂を射出
    したことを特徴とするICカードの製造方法。
JP8194323A 1996-07-24 1996-07-24 Icカードおよびicカードの製造方法 Pending JPH1035161A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1001367A1 (de) * 1998-11-11 2000-05-17 ESEC Management SA Verfahren zur Herstellung eines eine Leiterstruktur enthaltenden Kunststoffobjektes
FR2882680A1 (fr) * 2005-03-03 2006-09-08 Seropa Technology Sa Procede et dispositif de fabrication d'un objet mince par moulage d'une matiere thermoplastique
KR100720077B1 (ko) 2005-09-09 2007-05-18 (주)티이에스 메모리 카드 제조 방법
JP2013103360A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Tsuchiya Kogyo Co Ltd 樹脂成形品の内部に固体、袋入りの液体又は気体等の物体を封入する方法及びその方法により製造した樹脂成形品。

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