JPH1035079A - ビデオプリンター用リボンの印刷方法 - Google Patents

ビデオプリンター用リボンの印刷方法

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JPH1035079A
JPH1035079A JP19217696A JP19217696A JPH1035079A JP H1035079 A JPH1035079 A JP H1035079A JP 19217696 A JP19217696 A JP 19217696A JP 19217696 A JP19217696 A JP 19217696A JP H1035079 A JPH1035079 A JP H1035079A
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JP
Japan
Prior art keywords
printing
width
base film
ink
plate cylinder
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP19217696A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sato
仁 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオプリンター用リボンのベースフィルム
への、グラビア印刷機によるバックコート印刷におい
て、版胴の彫刻面端部におけるインク詰まりに起因する
印刷ムラ等の問題を解決する。 【解決手段】 版胴23の彫刻幅D2 を印刷幅D1 より
広くし、かつ、印刷幅D1 と圧胴の幅D4 を等しくす
る。彫刻幅D2 >印刷幅D1 に設定することにより、イ
ンクが滞留して詰まりやすい彫刻面23aの端部23b
を印刷に使用しなくなるので、端部23bにおけるイン
ク詰まりに起因する印刷ムラが抑えられる。実施例1で
は、印刷幅D1 =740mm、版胴彫刻幅D2 =780
mm、ベースフィルム幅=760mm、圧胴幅D4 =7
40mmとした結果、ベースフィルム長が少なくとも2
000kmまで、印刷ムラが発生しなかった。これに対
し比較例1では、ベースフィルム長が500kmの時点
で印刷ムラが発生した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグラビア印刷方法に
関し、詳しくは、グラビア印刷機によるビデオプリンタ
ー用リボンのバックコート印刷方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオプリンター用リボン、すなわちイ
ンクリボン61は、断面構造が図5に示されるもので、
後記するようにグラビア印刷によりベースフィルム11
の片面にバックコート12aを施した後、反対面に同じ
くグラビア印刷によりシアンC、イエローY、マゼンタ
Mからなる三色のインク層51〜53を形成して製造さ
れる。ビデオプリンター用リボンは、これをビデオプリ
ンターにセットし、ビデオテープに記録された映像信号
を特殊な紙にカラープリントするためのものであり、こ
れによれば、テレビ画面に映る画像をそのまま紙にプリ
ントすることができる。このプリントは、ビデオプリン
ター用リボンの映像信号がシアン、イエロー、マゼンタ
の三色に電気的に分解され、サーマルヘッドが印画紙を
走査することにより行われる。
【0003】図2は、バックコート12a印刷後のベー
スフィルム11を芯体32に巻き取った印刷済ベース
(ロール状フィルム)42の斜視図であり、ベースフィ
ルム11の片面にバックコート12aが施されて印刷面
12となっている。なお、バックコート12aの印刷幅
1 は、ベースフィルムの幅D3 より小さく設定されて
いる。
【0004】従来、上記バックコートの印刷は、例えば
図3、図4に示すグラビア印刷機により行われている。
図4は、図3の印刷部21の拡大図である。図3におい
て生ベース41(ベースフィルム11を芯体31に巻い
たロール状フィルム)からベースフィルム11を巻き出
し、印刷部21によりバックコートを施した後、巻取部
においてベースフィルム11を芯体32に巻き取って印
刷済ベース42とする。
【0005】図3,4において、走行するベースフィル
ム11が圧胴22・版胴23間で挟圧される。この際、
インク供給ローラ24のインクが版胴23に供給され、
版胴23上の余分なインクがドクター25で掻き取られ
た後、版胴23に残るインクがベースフィルム11に移
る。
【0006】上記バックコートの印刷後、印刷済ベース
42のベースフィルム11の印刷面12(図2を参照)
の裏面には、図示されない別の印刷機により、図5に示
すように上記三色のインク層51,52および53が印
刷され、これによって上記ビデオプリンター用のインク
リボン61が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記印刷部21におけ
る印刷方法(印刷条件)は図6に示すとおりで、圧胴2
2の幅D4 を印刷幅D1 よりも広くし、かつ、版胴23
の彫刻幅(彫刻面23aの幅、すなわち凹部によるイン
ク保持部の幅)D2 を印刷幅D1 と等しくしていた。つ
まり、圧胴幅D4 >印刷幅D1 =彫刻幅D2 であった。
【0008】ところが上記従来方法では、インクが滞留
して詰まりやすい彫刻面23aの端部23bまでを印刷
に使用していたため、図7に示すような印刷ムラ71が
発生しやすい問題があった。このため短時間に、または
ベースフィルムの印刷長さが比較的短いうちに版胴23
を清浄なものに交換したり、印刷ムラ71防止のために
熟練作業員が印刷時の調整を行う必要があり、印刷を効
率良く行って生産性を上げるのが難しいという問題があ
った。また、未熟な作業員では、上記調整に費やす時間
が長くなるという問題もあった。
【0009】したがって本発明の目的は、版胴の彫刻面
端部におけるインク詰まりに起因する印刷ムラ等の問題
を簡単な構成で解決し、もってベースフィルムへのバッ
クコート印刷の生産性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオプリ
ンター用リボンの印刷方法は、図1に示すように、ビデ
オプリンター用リボンのバックコートをグラビア印刷機
により印刷する方法において、版胴23の彫刻幅D2
印刷幅D1 より広くし、かつ、印刷幅D1 と圧胴の幅D
4 を等しくすること、つまり、彫刻幅D2 >印刷幅D1
=圧胴の幅D4 とすることを特徴とする。
【0011】本発明の印刷方法においては、彫刻幅D2
>印刷幅D1 に設定することにより、インクが滞留して
詰まりやすい彫刻面23aの端部23bを印刷に使用し
なくなる(端部23bが印刷領域から外される)ので、
端部23bにおけるインク詰まりに起因する印刷ムラが
抑えられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例および、従来方法によ
る比較例について説明する。 実施例1 図3の印刷機において、印刷部21として図1に示す印
刷部を設けた。印刷条件は以下のとおりに設定した。 印刷幅D1 :740mm 版胴彫刻幅D2 :780mm ベースフィルム幅:760mm 圧胴幅D4 :740mm その結果、ベースフィルム長が少なくとも2000km
まで、印刷ムラが発生しなかった。
【0013】比較例1 図3の印刷機に図6の印刷部を設けて印刷を行った。印
刷条件は以下のとおりに設定した。 印刷幅D1 :740mm 版胴彫刻幅D2 :740mm ベースフィルム幅:760mm 圧胴幅D4 :780mm その結果、ベースフィルム長が500kmの時点で印刷
ムラが発生した。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明で
は、ビデオプリンター用リボンのバックコートをグラビ
ア印刷機により印刷する方法において、版胴の彫刻幅を
印刷幅より広くし、かつ、印刷幅と圧胴の幅を等しくし
たことにより、印刷ムラが発生することなく印刷できる
ベースフィルムの長さが著しく長くなり、版胴を清浄な
ものに交換する頻度が低下するうえ、印刷ムラ防止のた
めに熟練作業員が印刷条件を微調整する必要がなくなっ
て設備の稼動率が向上し、熟練度の低い作業者によって
も生産性良くバックコートをグラビア印刷することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るグラビア印刷方法を説明
するためのもので、印刷機における印刷部の正面図であ
る。
【図2】バックコート印刷後のベースフィルムおよび、
これを芯体に巻き取ったロール状フィルムの斜視図であ
る。
【図3】ベースフィルムにバックコートを印刷するグラ
ビア印刷機、すなわち印刷工程の概念図である。
【図4】図2の印刷部拡大図である。
【図5】完成したインクリボンの断面図である。
【図6】従来のグラビア印刷方法を説明するためのもの
で、印刷機における印刷部の正面図である。
【図7】図6の印刷方法による印刷ムラ発生状況を説明
する斜視図である。
【符号の説明】
11……ベースフィルム、12……印刷面、12a……
バックコート、21……印刷部、22……圧胴、23…
…版胴、23a……彫刻面、23b……端部、24……
インク供給ローラ、25……ドクター、31,32……
芯体、41……生ベース(ロール状フィルム)、42…
…印刷済ベース(ロール状フィルム)、51〜53……
インク層、61……インクリボン、71……印刷ムラ、
1 ……印刷幅、D2 ……版胴の彫刻幅、D3 ……ベー
スフィルムの幅、D4 ……圧胴の幅。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオプリンター用リボンのバックコー
    トをグラビア印刷機により印刷する方法において、版胴
    の彫刻幅(D2 )を印刷幅(D1 )より広くし、かつ、
    印刷幅(D1 )と圧胴の幅(D4 )を等しくすることを
    特徴とするビデオプリンター用リボンの印刷方法。
JP19217696A 1996-07-22 1996-07-22 ビデオプリンター用リボンの印刷方法 Abandoned JPH1035079A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19217696A JPH1035079A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 ビデオプリンター用リボンの印刷方法

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JP19217696A JPH1035079A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 ビデオプリンター用リボンの印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1035079A true JPH1035079A (ja) 1998-02-10

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ID=16286952

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19217696A Abandoned JPH1035079A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 ビデオプリンター用リボンの印刷方法

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JP (1) JPH1035079A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061624A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Dainippon Printing Co Ltd グラビア印刷用版胴

Cited By (1)

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Effective date: 20050208

A762 Written abandonment of application

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