JPH1034914A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH1034914A
JPH1034914A JP8196098A JP19609896A JPH1034914A JP H1034914 A JPH1034914 A JP H1034914A JP 8196098 A JP8196098 A JP 8196098A JP 19609896 A JP19609896 A JP 19609896A JP H1034914 A JPH1034914 A JP H1034914A
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JP
Japan
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ink
diameter
jet recording
recording head
nozzle
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JP8196098A
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Inventor
Nan Touno
楠 東野
Kenji Masaki
賢治 正木
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2121Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
    • B41J2/2128Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of energy modulation

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドに幅広い階調性を
持たせる。 【解決手段】 複数のインク吐出用ノズル28を有する
インクジェット記録ヘッド10において、それらのノズ
ルから異なる物性(例えば粘度、表面張力)のインク2
4を吐出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを用いて高画
質でかつ高速印字を行うには、印字ドット径を変えるこ
とにより階調性を表現することが有効である。そのため
には、ノズルから吐出するインク量を階調段階に応じて
変化させることが必要であり、従来より、インクに与え
る加圧力を変えることによりノズルから吐出するインク
量を変化させる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インクの加
圧力を調節するだけでは同一ノズルから安定して吐出で
きるインク量及び吐出したインクにより形成されるドッ
トの大きさの可変幅には限りがあり、充分に階調性に富
んだ画像を得ることは困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、幅広い階調表現の可能な新規
なインクジェット記録ヘッドを提供するものである。そ
のために、本発明の第1のインクジェット記録ヘッド
は、複数のインク吐出用ノズルから異なる物性のインク
を吐出するようにしてある。この記録ヘッドにおいて、
インクの物性はそれが吐出する時点で他のノズルから吐
出するインクの物性と違っていればよい。具体的には、
上記複数のインク吐出用ノズルをそれぞれ別々のインク
収容室に連通し、これらのインク収容室にそれぞれ異な
る物性のインクを供給するようにしてもよいし、これら
のインク収容室には同じ物性のインクを供給し、インク
収容室内でインクの上記物性を他のインク収容室内のイ
ンクの物性と異ならしめるようにしてもよい。
【0005】また、第2のインクジェット記録ヘッド
は、インク吐出用ノズルと、このノズルから吐出するイ
ンクの物性を変更する手段とを備えており、この変更手
段によりノズルから吐出するインクの物性を例えば階調
性等に応じて変更できるようにしてある。
【0006】なお、変更するインクの物性としては、そ
れを変えることにより同一のノズルから吐出するインク
滴の大きさが変化するもの、例えば粘度、表面張力が挙
げられる。
【0007】さらに、第3のインクジェット記録ヘッド
は、大径インク滴吐出用ノズルと小径インク滴吐出用ノ
ズルとを有し、上記大径用インク滴吐出用ノズルから吐
出するインクの粘度は小径用インク滴吐出用ノズルから
吐出するインクの粘度よりも高くしてある。
【0008】さらにまた、第4のインクジェット記録ヘ
ッドは、大径インク滴吐出用ノズルと小径インク滴吐出
用ノズルとを有し、上記大径用インク滴吐出用ノズルか
ら吐出するインクの表面張力は小径用インク滴吐出用ノ
ズルから吐出するインクの表面張力よりも高くしてあ
る。
【0009】
【発明の効果】上述の第1のインクジェット記録ヘッド
では、複数のノズルから吐出するインクの物性が異な
る。ここで、インク物性の違いは、一定の吐出力をイン
クに与えた場合でもその吐出量の違いとなって現れる。
また、吐出力を変えると、それぞれの物性に応じた大き
さのインク滴が吐出する。したがって、複数のノズルか
らそれぞれ吐出するインクの物性を違えると、安定して
吐出できるインクの大きさ範囲が広がり、幅広い階調性
を得ることができる。
【0010】また、第2のインクジェット記録ヘッドで
は、ノズルから吐出するインクの物性、例えば粘度や表
面張力を変更する手段を備えており、この物性変更手段
によりインクの物性を変化させることによりインク滴の
大きさを調節できる。したがって、一つのノズルから適
宜異なる大きさのインク滴を吐出することにより階調性
に富んだ画像を作成できる。
【0011】さらに、第3のインクジェット記録ヘッド
では大径インク滴吐出用ノズルから吐出するインクの粘
度は小径インク滴吐出用ノズルから吐出するインクの粘
度よりも高くしてあり、また、第4のインクジェットヘ
ッドでは大径インク滴吐出用ノズルから吐出するインク
の表面張力は小径インク滴吐出用ノズルから吐出するイ
ンクの表面張力よりも高くしてある。これにより第3お
よび第4のインクジェットヘッドにおいては、大径イン
ク滴吐出用ノズルからは小径インク滴吐出用ノズルより
も大径のインクが吐出するようにしてある。したがっ
て、これら2種類のノズルを用いれば幅広い階調性の画
像を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。図1から図3は
本発明に係るインクジェット記録装置用ヘッドを示す。
このヘッド10は大径インク滴吐出用ヘッド部12(以
下「大径ヘッド部12」という。)と小径インク滴吐出
用ヘッド部14(以下「小径ヘッド部14」という。)
からなり、これら大径ヘッド部12と小径ヘッド部14
は、天板16、隔壁18、振動板20、基板22を重ね
て一体的に構成されている。
【0013】天板16は金属又は合成樹脂などからな
り、隔壁18との対向部(対向面)を電鋳又はフォトリ
ソグラフィ等により微細加工して、大径ヘッド部12と
小径ヘッド部14とにそれぞれインク24を収容する複
数のインクキャビティ26と、各インクキャビティ26
のインク24を吐出するノズル28と、補給用インク2
4を収容するインク供給室30と、各インクキャビティ
26をインク供給室30に連結するインクインレット3
2が形成されている。図1に示すように、大径ヘッド部
12と小径ヘッド部14の各インクキャビティ26は、
これらヘッド部12、14が対向する方向に向かって延
びる長溝状にかつ平行に形成されている。また、各イン
ク供給室30は、インクキャビティ26を挟んで中央線
34の反対側に形成されており、図示しないインクタン
クに接続してある。なお、本実施形態では、大径ヘッド
部12のノズル28と小径ヘッド部14のそれは同一の
径としてある。
【0014】隔壁18は金属又は合成樹脂の薄肉フィル
ムが使用されており、天板16と振動板20との間に固
定されている。なお、隔壁18はこれに所定の張力が加
わった状態で固定するのが望ましい。
【0015】振動板20は周知の圧電材料からなり、そ
の上面と下面にはそれぞれ共通電極、個別電極として利
用される導電性金属層(図示せず)が設けてあり、隔壁
18と基板22との間に固定されている。各共通電極お
よび個別電極は図示しない印字信号制御回路に接続され
ており、共通電極と個別電極との間に所定の電圧が印加
されるようになっている。なお、各電極の引き出し方法
は特に限定されず各種の方法を採用可能であるが、例え
ば、導電性を隔壁18を共通電極として使用し、基板2
2表面に個別電極をパターニングするなどの方法により
電極の引き出しを行うことができる。また、振動板20
は、ダイシング加工により縦方向溝58と横方向溝60
を形成して分断し、各インクキャビティ26に対応する
圧電部材42と、隣接する圧電部材42の間に位置する
仕切壁44と、互いに対向する圧電部材42の間に位置
する仕切壁45と、これらを囲む壁46とに分離されて
いる。そして、圧電部材42は高温下で上下の共通電極
と個別電極との間に高電圧を印加して分極処理されてい
る。圧電部材42は単層型のものであってもよいし、圧
電材料と電極とをそれぞれ複数重ね合わせた積層型のも
のでもよい。
【0016】基板22はセラミック、金属、又は合成樹
脂等からなり、振動板20に接着剤で固定されている。
【0017】上記構成のヘッド10では、図示しないイ
ンクタンクからインク供給室30にインク24が供給さ
れる。ここで、大径ヘッド部12のインク供給室30に
供給されるインク24は、小径ヘッド部14のインク供
給室30に供給されるそれよりも、粘度又は表面張力若
しくはそれらの両方が高い。インク供給室30のインク
24は、インクインレット32を介して各インクキャビ
ティ26に分配される。そして、印字信号制御回路(図
示せず)から共通電極と個別電極との間に所定の電圧
(印字信号)が印加されると圧電部材42がインクキャ
ビティ26に向かって変形する。また、圧電部材42の
変形は隔壁18に伝えられ、これによりインクキャビテ
ィ26内のインク24が加圧されて、インクノズル28
を介してインク滴が飛翔する。このとき、上述のように
大径ヘッド部12のインク24は小径ヘッド部14のそ
れよりも粘度又は表面張力若しくはそれらの両方が高い
ので、大径ヘッド部12からは大径インク滴、小径ヘッ
ド部14からは小径インク滴が吐出する。また、共通電
極と個別電極との間に印加する信号電圧の電圧値や印加
時間を画像信号に応じて変更することにより大径ヘッド
部12と小径ヘッド部14から吐出するインク滴の大き
さを変更できる。したがって、作成すべき出力画像の条
件に応じて、大径ヘッド部12と小径ヘッド部14を適
宜選択すると共に、共通電極と個別電極との間に印加す
る電圧を変えることで、幅広く階調性を変化させること
ができる。なお、本実施形態では、大径ヘッド部12の
ノズル28と小径ヘッド部14のそれは同一径とした
が、大径ヘッド部12のノズル28を小径ヘッド部14
のそれよりも大きくすれば、さらに階調幅が広くなる。
【0018】上記ヘッド10に用いるインクとしては、
従来公知の各種のインクジェット記録用インクを用いる
ことができる。例えば、水、水溶性染料、水溶性有機溶
媒、界面活性剤等よりなる水性インクを用いることがで
きる。
【0019】水溶性染料としては、従来公知の酸性染
料、直接染料、塩基性染料、反応性染料等を用いること
ができる。
【0020】水溶性有機溶媒としては、乾燥性、保湿
性、粘度、表面張力などを調整する目的で各種のものが
使用される。例えば、メタノール、エタノール等の一価
アルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コール、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アル
コールエーテル、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピ
ロリドン等の環式アミド等を用いることができる。特
に、粘度や表面張力を調整するためには、上記ポリアル
キレングリコール、多価アルコール、多価アルコールエ
ーテル等を用いることが好ましい。
【0021】界面活性剤は、記録液のにじみ防止、吐出
性の向上等の目的で添加され、非イオン系、アニオン
系、カチオン系等の各種の界面活性剤を用いることがで
きる。
【0022】その他、必要に応じて、pH調整剤、両親
媒剤、キレート剤、防錆剤、防カビ剤、消光剤、酸素吸
収剤、その他の粘度調整剤や表面張力調整剤等を添加す
ることができる。
【0023】インクの粘度調整は、添加する水溶性有機
溶媒や粘度調整剤の種類、添加量等を調整することによ
り行えばよい。また、インクの表面張力調整は、水溶性
有機溶媒、表面張力調整剤、界面活性剤の種類、添加量
等を調整することにより行えばよい。一般的に、水の添
加は表面張力を増大させ、界面活性剤の添加は表面張力
を低下させる。以下の本実施形態の具体的な実験例につ
いて説明する。
【0024】(1)実験1:インクの表面張力とドット
径との関係を実験により調べた。実験1に用いたインク
ジェット記録ヘッドのノズルの径は35μmである。ま
た、図6の表3に示す組成で表面張力の異なる4種類
(σ=30、40、50、60dyn/cm)の水性イ
ンク(試料符号E、B、F、G)を調製した。インクの
粘度は一定(η=2.0cp)とした。圧電部材は、厚
さ30μmの圧電シートを28層重ねた積層型圧電部材
を使用した。そして、上記4種類のインクについて、共
通電極と個別電極との間に3種類の電圧(V=20、3
0、40V)のパルス(立ち上がり時間及び立ち下がり
時間:5μsec、パルス幅:20μm)を印加し、記
録媒体に付着したインクドットの大きさを計測した。結
果を図4の表1に示す。
【0025】この表1より、印加電圧、表面張力が高く
なるに従ってドット径(すなわちインク滴)が大きくな
ることが分かる。また、表面張力σ=40dyn/cm
のインクだけを使用した場合には、電圧を変化させても
72〜115μmまでしかドット径が変化しないが、小
径ヘッド部に表面張力σ=30dyn/cmのインクを
使用し、大径ヘッド部にσ=60dyn/cmのインク
を使用すれば、インクジェット記録ヘッドとしては61
〜138μmまでのインク滴を吐出することができ、幅
広いドット径変調が可能である。
【0026】(2)実験2:インクの粘度とドット径と
の関係を実験により調べた。実験2に用いたインクジェ
ット記録ヘッドのノズルの径は35μmである。また、
図6の表3に示す組成で粘度の異なる4種類(η=1.
5、2.0、3.0、5.0cp)の水性インク(試料
符号A、B、C、D)を作った。インクの表面張力は一
定(σ=40dyn/cm)とした。圧電部材は、厚さ
30μmの圧電シートを28層重ねた積層型圧電部材を
使用した。そして、上記4種類のインクについて、共通
電極と個別電極との間に3種類の電圧(V=20、3
0、40V)のパルス(立ち上がり時間及び立ち下がり
時間:5μsec、パルス幅:20μm)を印加し、記
録媒体に付着したインクドットの大きさを計測した。結
果を図5の表2に示す。
【0027】この表2より、印加電圧、表面張力が高く
なるに従ってドット径(すなわちインク滴)が大きくな
ることが分かる。また、粘度η=2.0cpのインクだ
けを使用した場合には、電圧を変化させても72〜11
5μmまでしかドット径が変化しないが、小径ヘッド部
に粘度η=1.5cpのインクを使用し、大径ヘッド部
にη=5.0cpのインクを使用すれば、インクジェッ
ト記録ヘッドとしては66〜136μmまでのインク滴
を吐出することができ、幅広いドット径変調が可能であ
る。
【0028】上記実験1、2で使用した試料A〜Gの組
成を図6の表3に示す。
【0029】以上の説明では、大径ヘッド部では粘度、
表面張力の高いインクを使用するものとしたが、ノズル
の径を小さくすると流路抵抗が大きくなり、インク吐出
力に対する表面張力の抗力が大きくなるので、粘度と表
面張力が高くなると損失係数が大きくなる。したがっ
て、大径ヘッド部には小径ヘッド部よりも粘度と表面張
力の低いインクを使用する場合も考えられる。
【0030】大径ヘッド部と小径ヘッド部に物性の異な
るインクを供給することに代えて、両ヘッドのインクキ
ャビティに同一物性のインクを供給し、インク供給室又
はインクキャビティでインクの物性を変更するようにし
てもよい。
【0031】具体的には、粘度調整剤又は表面張力調整
剤を収容した容器及びこの容器から収容液を供給するポ
ンプを設け、インクをインクタンクからインク供給室に
供給する過程で、それら粘度調整剤又は表面張力調整剤
をインクに添加する方法が挙げられる。もちろん、粘度
調整作用あるいは表面張力調整作用を有する水溶性有機
溶媒、水、界面活性剤を添加するようにしてもよい。
【0032】また、各インク供給室又は各インクキャビ
ティ若しくはノズルにヒータなどの温度調整手段を設
け、これにより吐出するインクの温度を変更することで
その粘度や表面張力を調整するようにしてもよい。例え
ば、実験により確認したところ、25℃で粘度5cpの
インク(上記試料D)について温度40℃まで上げる
と、粘度は2.1cpまで低下した。
【0033】さらに、圧電部材に高電圧かつ高周波数の
電圧を印加すると、圧電部材の温度が上昇してインクの
物性が変化する性質を利用し、インク吐出前に圧電部材
を予備駆動することにより発熱させてインクを物性を変
えるようにしてもよい。本発明者らが実験したところ、
通常駆動(30V、5kHz)では圧電部材の表面温度
は+3℃程度しか上昇しなかったが、50V、10kH
zで立ち上がり時間が1μsec以下のパルスを印加す
ると、圧電部材の表面温度は約50℃まで上昇し、+2
5℃程度上昇させることができた。
【0034】さらにまた、上記実施形態のインクジェッ
ト記録ヘッドには2つのヘッド部を設けたが、以上のよ
うにして吐出するインクの物性を変更するようにすれ
ば、一つのヘッド部だけで必要に応じて適宜吐出するイ
ンク滴及びそれにより作成されるドットの大きさを変更
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの一
部平面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図、及び部分拡大断
面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 インク粘度一定で圧電部材の印加電圧とイン
ク表面張力とを変化させたときのドット径の変化を示す
図表である。
【図5】 インク表面張力一定で圧電部材の印加電圧と
インク粘度とを変化させたときのドット径の変化を示す
図表である。
【図6】 実験に使用したインクの組成を表した図表で
ある。
【符号の説明】
10…ヘッド、12…大径ヘッド部、14…小径ヘッド
部、16…天板、18…隔壁、20…振動板、22…基
板、24…インク、26…インクキャビティ、28…ノ
ズル、30…インク供給室、42…圧電部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク吐出用ノズルから異なる物
    性のインクを吐出するようにしたインクジェット記録ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 上記複数のインク吐出用ノズルはそれぞ
    れ別々のインク収容室に連通しており、これらのインク
    収容室にそれぞれ異なる物性のインクを供給するように
    した請求項1のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記複数のインク吐出用ノズルはぞれぞ
    れ別々のインク収容室に連通しており、これらのインク
    収容室には同じ物性のインクを供給し、インク収容室内
    でインクの上記物性を他のインク収容室内のインクと異
    ならしめるようにした請求項1のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 インク吐出用ノズルと、このノズルから
    吐出するインクの物性を変更する手段を備えているイン
    クジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記物性が粘度、表面張力の少なくとも
    いずれか一つである請求項1から4のいずれかのインク
    ジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 大径インク滴吐出用ノズルと小径インク
    滴吐出用ノズルとを有し、上記大径用インク滴吐出用ノ
    ズルから吐出するインクの粘度を小径用インク滴吐出用
    ノズルから吐出するインクの粘度よりも高くしたインク
    ジェット記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 大径インク滴吐出用ノズルと小径インク
    滴吐出用ノズルとを有し、上記大径用インク滴吐出用ノ
    ズルから吐出するインクの表面張力を小径用インク滴吐
    出用ノズルから吐出するインクの表面張力よりも高くし
    たインクジェット記録ヘッド。
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